JP2016217087A - 建設機械 - Google Patents

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Katsumasa UJI
克将 宇治
守田 雄一朗
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柴田 浩一
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Abstract

【課題】エンジンを始動させることなく圧抜きを可能とした新規な建設機械の提供。
【解決手段】圧抜き指示があっときは、電動機23を駆動すると共にその回転数を、制御弁47が駆動可能であり、かつ油圧アクチュエータ32…が稼働不可能である範囲の回転数に制御する。これにより、電動機23のみを駆動させて圧抜きのための制御弁47を駆動させる程度の油圧を発生できため、エンジン22を始動させることなく圧抜きを実施することができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、油圧ショベルなどのように圧油によって作動する油圧アクチュエータを備えた建設機械に関するものである。
従来、油圧ショベルのような建設機械においては、ガソリンや軽油などの化石燃料を用いたエンジンを動力源として油圧ポンプを駆動して油圧を発生させることにより、油圧モータや油圧シリンダなどの油圧アクチュエータを駆動する。油圧アクチュエータは小型軽量で大出力が可能であり、建設機械のアクチュエータとして広く用いられている。
一方、例えば以下の特許文献1のように近年、電動モータと蓄電デバイス(リチウムイオンバッテリや電気二重層キャパシタなど)を用いることにより、油圧回路および油圧アクチュエータのみを用いた従来の建設機械よりエネルギ効率を高め、省エネルギ化を図った建設機械が提案されている。電動アクチュエータは油圧アクチュエータに比べてエネルギ効率が良く、制動時の運動エネルギを電気エネルギとして回生できる(油圧アクチュエータの場合は熱にして放出)といった優れた特徴がある。
例えば特許文献1では、エンジンを駆動源とし、蓄電装置、発電電動機、油圧ポンプを備え、発電電動機、油圧ポンプを共にエンジンの出力軸に取り付けたハイブリッド型の油圧ショベルが開示されている。蓄電装置は、発電電動機の電動機作用によって充電され、適時、この蓄電装置の放電力により発電電動機が電動機作用を行ってエンジンをアシストする。例えば、エンジンスピード・センシング(ESS)制御を行う機械では、エンジンの回転速度の低下に応じてポンプの減馬力制御に加えてアシスト力を制御するアシスト制御を行う。また、このESS制御とは無関係に高負荷時、すなわちエンジンのみでは負荷を賄いきれなくなったときにその不足分をアシスト作動で補う場合もある。
ところで、油圧ショベルのような油圧アクチュエータを備える建設機械においては、アタッチメントの交換やメンテナンス時には、配管内に閉じこもった圧力を開放する必要がある。例えばアタッチメントであるバケットをオプションとしてのブレーカに交換する場合、アタッチメントが油圧管路から取り外される。このとき油圧配管内には圧力が閉じ込められているため、アタッチメントを取り外すと圧力が一気に外部に開放され、作動油が噴出してしまう。
そこで、油圧管路内に閉じこもった圧力を抜くため、油圧ポンプから吐出される作動油をタンク内に戻し、圧力を開放する必要がある。具体的にはコントロールバルブのスプールを動かして圧抜き制御可能な油圧管路に切り換えるという作業が行われる。
ところが、コントロールバルブのスプールがパイロット圧で操作される、いわゆる油圧式コントロールバルブでは、そのパイロット圧の発生源であるパイロットポンプを駆動させるために、エンジンを始動させなければならないが、そうするとパイロットポンプと連動してメインポンプが駆動するため、アタッチメントに繋がっている油圧配管に作動油が流れてしまうことになる。
そのため、コントロールバルブのみを動作したい場合、すなわちスプールのみタンク連動位置に切り換えて圧力開放を行いたい場合であっても、メインポンプから吐出される作動油によって回路圧が立ってしまい、圧力を開放させることができないという不都合がある。
そこで、コントロールバルブを操作するパイロット圧ラインに補助油圧源としてアキュムレータを付加し、エンジン停止後であってもそのアキュムレータに蓄積された油圧を用いてコントロールバルブのスプールをタンク連通位置に切り換えるように構成することもできるが、そうすると回路の構成が複雑になり、アキュムレータを付加することによるコストアップが避けられない。
このような問題の対処方法として、以下の特許文献2のように圧抜きが指示された際に、メインポンプから吐出される作動油の供給路をコントロールバルブの手前側でタンクと連通させて作動油の圧力を低下させ、パイロットポンプから吐出されるパイロット圧で油圧式方向制御弁を操作し、閉じ込め圧が発生している油圧管路をタンクと連通させて圧力を開放する方法が提案されている。
特許第3647319号公報 特開2000−65003号公報
しかしながら、前記特許文献2に開示されているような手段では圧抜きのたびにエンジンを始動させなければならないため、燃料を消費してしまう上に余分な排気ガスを排出してしまい、環境負荷が高まる。
そこで、本発明はこれらの課題を解決するために案出されたものであり、その目的は、エンジンを始動させることなく圧抜きを可能とした新規な建設機械を提供するものである。
前記課題を解決するために第1の発明は、エンジンと、前記エンジンをアシストする電動機と、前記電動機で駆動される油圧ポンプと、前記油圧ポンプから吐出される圧油により駆動する油圧アクチュエータと、前記油圧アクチュエータへの圧油の流れを制御する制御弁と、前記油圧アクチュエータの圧抜きを指示する圧抜き指示手段と、前記電動機の回転数を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記圧抜き指示手段から圧抜き指示があっときは、前記電動機を駆動すると共にその回転数を、前記制御弁が駆動可能であり、かつ前記油圧アクチュエータが稼働不可能である範囲の回転数に制御することを特徴とする建設機械である。
このような構成によれば、電動機のみを駆動させて圧抜きのための制御弁を駆動させる程度の油圧を発生させることができる。これによってエンジンを始動させることなく圧抜きを実施することができる。
第2の発明は、第1の発明において、前記油圧アクチュエータの駆動指令を出力する操作レバー装置と、前記操作レバー装置からの駆動指令の有効・無効を切り換えるゲートロックレバー装置とを備え、前記制御手段は、前記駆動指令が有効であるときに、前記電動機の制御を行うことを特徴とする建設機械である。このような構成によれば、ゲートロックレバー装置の操作によって駆動指令が無効になっているときに圧抜きが行われるのを防止することができる。
第3の発明は、第1または第2の発明において、前記電動機に給電する蓄電装置と、前記蓄電装置の電力残量を検知する電力残量検知手段とを備え、前記制御手段は、前記圧抜き指示手段から圧抜き指示があっときは、前記電力残量検知手段により検知された前記蓄電装置の電力残量が予め設定された残量以上であるときのみ、前記電動機を駆動することを特徴とする建設機械である。
第4の発明は、第1乃至第3のいずれかの発明において、前記圧抜き指示手段により圧抜き指示が行われていることを周囲に警告する警告手段を備えたことを特徴とする建設機械である。このような構成によれば、圧抜き処理が行われることを周囲や関係各所に確実に知らしめることができる。
第5の発明は、第1乃至第4のいずれかの発明において、前記ブームシリンダのボトム圧を検知するボトム圧検出手段を備え、前記制御手段は、前記ボトム圧検出手段によるボトム圧が所定の圧力以上であるときは、前記圧抜き指示手段から圧抜き指示があっても前記電動機を駆動しないことを特徴とする建設機械である。このような構成によれば、ブーム先端のバケットなどが宙に浮いた状態のときに誤って圧抜き処理が行われてこれらが落下するのを確実に防止することができる。
本発明によれば、電動機のみを駆動させて圧抜きのための制御弁を駆動させる程度の油圧を発生させることができるため、エンジンを始動させることなく圧抜き処理を実施することができる。この結果、無駄な燃料消費や余分な排気ガスの排出を抑制することができる。
本発明に係る建設機械(油圧ショベル)100の実施の一形態を示す構成図である。 本発明に係る建設機械(油圧ショベル)100の油圧・電動システムの実施の一形態を示す構成図である。 本発明に係る建設機械(油圧ショベル)100の圧抜き指示の実施の一形態を示すフローチャート図である。 本発明に係る建設機械(油圧ショベル)100の他の実施形態を示す構成図である。 本発明に係る建設機械(油圧ショベル)100の油圧・電動システムの他の実施形態を示す構成図である。 本発明に係る建設機械(油圧ショベル)100の圧抜き指示の他の実施形態を示すフローチャート図である。
次に、本発明の実施の形態を添付図面を参照しながら説明する。図1は、本発明に係る建設機械100の1つである油圧ショベルの実施の一形態を示したものである。図示するようにこの油圧ショベル100は、走行自在な下部走行体10と、この下部走行体10上に旋回自在に設けられた上部旋回体20と、この上部旋回体20に設けられたショベル機構30とから主に構成されている。
下部走行体10は、一対のクローラ11およびクローラフレーム12(図では片側のみを示す)、各クローラ11を独立して駆動制御する一対の走行油圧モータ13(図では片側のみを示す)およびその減速機構などで構成されている。
上部旋回体20は、旋回フレーム21と、旋回フレーム21上に設けられた原動機としてのエンジン22と、このエンジン22に直結されたアシスト発電モータ(電動機)23と、旋回電動モータ25と、アシスト発電モータ23および旋回電動モータ25に接続される蓄電装置24と、旋回油圧モータ27と、旋回電動モータ25および旋回油圧モータ27の駆動力により下部走行体10に対して上部旋回体20を旋回駆動させるための旋回機構26などで構成されている。なお、図1では旋回油圧モータ27と旋回電動モータ25の両方を搭載しているが、旋回油圧モータ27のみ、あるいは旋回電動モータ25のみを搭載した構成でも良い。
ショベル機構30は、ブーム31と、このブーム31を駆動するためのブームシリンダ32と、ブーム31の先端部近傍に回転自在に軸支されたアーム33と、このアーム33を駆動するためのアームシリンダ34と、このアーム33の先端に回転可能に軸支されたバケット35と、このバケット35を駆動するためのバケットシリンダ36などから構成されている。
さらに上部旋回体20の旋回フレーム21上には、走行油圧モータ13,旋回油圧モータ27,ブームシリンダ32,アームシリンダ34,バケットシリンダ36などの油圧アクチュエータを駆動するための油圧を発生する油圧ポンプ(図示せず)や作動油タンク(図示せず)および各アクチュエータを駆動制御するための図示しないコントロールバルブを含む油圧システム40が搭載されている。油圧源となる油圧ポンプ41はエンジン22およびアシスト発電モータ23によって駆動される。
図2は、この油圧ショベル100の電動・油圧機器のシステム構成の一例を示したものである。図示するようにエンジン22およびアシスト発電モータ23の駆動力は油圧ポンプ41、パイロットポンプ42に伝達されている。パイロットポンプ42から吐出される圧油(パイロット圧)は、操作レバー装置45により操作される流量制御弁装置46で流量と方向を制御され、コントロールバルブ47に入力される。コントロールバルブ47は流量制御弁装置46で制御されたパイロット圧に応じて旋回油圧モータ27、ブームシリンダ32、アームシリンダ34、バケットシリンダ36および走行油圧モータ13に供給される油圧ポンプ41からの圧油の流量と方向を制御する。作動油タンク48は油圧ポンプ41に作動油を供給すると共に各油圧アクチュエータからの戻り油をコントロールバルブ47を介して回収する。
ゲートロックレバー43は、操作レバー装置45による操作の有効・無効を切り換えるために設けられており、ゲートロックレバー43がオン/オフ(ON/OFF)されると、流量制御弁スイッチ44がパイロットポンプ42からの圧油を遮断/連通する。これによって操作レバー装置45による操作が無効/有効のいずれかに切り換えられる。また、ゲートロックレバー43がオフのときは図示しないスタータカットリレーがオンとなり、エンジン22が始動されないようになっている。なお、図2においても旋回油圧モータ27と、旋回電動モータ25の両方を搭載しているが、旋回油圧モータ27のみ、あるいは旋回電動モータ25のみを搭載した構成でも良い。
電動システムは、アシスト発電モータ23、蓄電装置24、旋回電動モータ25、コントローラ80、パワーコントロールユニット50などから構成されている。パワーコントロールユニット50は、チョッパ51、インバータ52,53、インバータ制御コントローラ54を具備している。
蓄電装置24からの直流電力は、チョッパ51によって所定の母線電圧に昇圧され、旋回電動モータ25を駆動するためのインバータ52、アシスト発電モータ23を駆動するためのインバータ53に入力される。アシスト発電モータ23および旋回電動モータ25の駆動状態(力行しているか回生しているか)によって蓄電装置24は充放電されることになる。
コントローラ80は、異常監視・異常処理制御ブロック81、エネルギマネジメント制御ブロック82などからなり、パワーコントロールユニット50に対する制御指令を生成し、電動ステムの異常監視、エネルギマネジメントなどの制御を行う。
蓄電装置24の蓄電量は、旋回電動モータ25が加速時に消費するエネルギと減速時に回生するエネルギの差によって増減することになる。これを制御するのがエネルギマネジメント制御ブロック82であり、アシスト発電モータ23に発電またはアシスト指令を出すことにより、蓄電装置24の蓄電量を所定の範囲に保つ制御を行う。
パワーコントロールユニット50内のインバータ制御コントローラ54は、コントローラ80からのトルク指令や充電またはアシスト指令を受け取り、PWM信号を出力する。インバータ52,53は、三相PWM信号を基に内部の図示しないスイッチング素子を開閉させることにより、三相交流電流を生成し、旋回用電動モータ25、アシスト発電モータ23を指令されたトルクで駆動する。コントローラ80内の異常監視・異常処理制御ブロック81は、電動システムの異常監視を行っており、異常が検知されると電動システムを停止する処理を行う。
図3は、このコントローラ80の圧抜き指示の処理フローを示したものであり、この図に基づいてその処理の流れを説明する。最初のステップS1で圧抜き指示スイッチ60からの圧抜き指示があるか否かを判断する。圧抜き指示があったと判断したとき(YES)は、エンジン制御部からエンジン22の回転数を読み込み、エンジン22が停止中か否かを判断する(ステップS2)。このときエンジン22が停止中と判断するための閾値を、圧抜き時の低速回転数以下と設定すると良い。
ステップS2において、エンジン22が停止中と判断したとき(YES)は、ゲートロックレバー43がオフであるか否かを判断する(ステップS3)。ステップS3において、ゲートロックレバー43がオフであると判断したとき(YES)は、コントローラ80内のエネルギマネジメント制御部82で蓄電装置24の残量を読み込み、圧抜きを実施するのに十分な残量があるか否かを判断する(ステップS4)。
このステップS4で蓄電装置24の残量が圧抜きを実施するのに十分であると判断したとき(YES)は、コントローラ80からパワーコントロールユニット50内のインバータ制御コントローラ54に圧抜き開始の信号が送られる。圧抜き開始後は再びステップS1から順次同様の判断を行う。
一方、これらステップS1乃至S4において、それぞれ否定的な判断(NO)がされたときは、コントローラ80からのパワーコントロールユニット50内のインバータ制御コントローラ54に圧抜き終了の信号が送られ、圧抜きは停止される。
このフローによってエンジン22の稼働中にアシスト電動モータ23が圧抜き時と同様の低速回転となってエンジン22に大きな負荷をかけることやアシスト電動モータ23やアシスト電動モータ用インバータ53が故障することを避けることができる。また、圧抜き中にエンジン22が始動されて車体が誤動作する可能性をなくすことができる。さらに蓄電装置24の残量が不足している場合には圧抜きは停止されるため、蓄電装置24の過放電による劣化を防ぐことができる。
コントローラ80からパワーコントロールユニット50内のインバータ制御コントローラ54に圧抜き信号が送られると、インバータ制御コントローラ54内に記憶されている圧抜き時のアシスト電動モータ23の回転数に応じた三相PWM信号がアシスト電動モータ用インバータ53に送られ、ここで三相交流電流を生成し、アシスト電動モータ23が駆動される。このアシスト電動モータ23が駆動されることにより、直結されている油圧ポンプ41とパイロットポンプ42が駆動される。
このときアシスト電動モータ23の回転数はエンジン22のクランキング回転数程度の低速回転としているため、油圧ポンプ41によって吐出されるメイン圧はほぼ立たず、パイロットポンプ42によって吐出されるパイロット圧は、コントロールバルブ47のスプールを動かすのに十分な圧力を立てることができる。
この状態で操作レバー装置45を動かすと、コントロールバルブ47の対応するスプールが動作し、閉じ込め圧が発生している油圧管路を作動油タンク48と連通させて圧力を開放することができる。ここでは、圧抜き指示手段を圧抜き指示スイッチ60としたが、エンジン回転数などを表示するモニタ内に表示される項目として設け、選択するように構成しても良い。また、外部よりパソコン(PC)を接続し、PCから圧抜き指示を行うように構成しても良い。
圧抜き指示を行うと、油圧管路に閉じ込められた圧油が開放されるため、ショベル機構30が空中で停止している状態で圧抜きを行うと、そのままショベル機構30が自重落下してしまう。そこで、ショベル機構30が空中で停止している状態では圧抜きを実施できないように構成する方法が考えられる。例えばブームシリンダ32のボトム側の圧力を検知するブームボトム圧センサを設け、一定の圧力が立っている場合は圧抜き不可とする。
ショベル圧機構30の重量がそのままブームシリンダ32にかかった場合の圧力以上のときに圧抜き不可となるように設定すれば、ショベル機構30の重量が一部でも地面や設置物にかかっている場合は圧抜きを行ってもショベル機構30が自重で落下するおそれがないと判断して圧抜きを行うことができる。さらに、オペレータへの注意喚起のために圧抜き時にモニタなどの表示装置での警告表示や周囲への注意喚起のためにホーンを鳴らすなどをすれば良い。
以上のように本実施の形態では蓄電装置24に蓄えられた電力を用いてアシスト発電モータ23を低速回転で駆動することにより、エンジン22を始動させることなく圧抜きを実施することができる。
次に、図4乃至図6は本発明の他の実施の形態を示したものである。図4乃至図6は前述した図1乃至図3に対応するものであり、同一の構成および同一の処理はそれぞれ同一の符号を付している。本実施の形態ではエンジン22を搭載せず、蓄電装置24の電力を用いて電動モータ28を駆動し、電動モータ28の駆動力が油圧ポンプ41とパイロットポンプ42に伝達される構成となっている。図4および図5では蓄電装置24により電動モータ28を駆動する構成としたが、蓄電装置24のみでなくケーブルを用いて外部電源直接接続して電動モータ28を駆動するようにしても良い。
また、ここでは旋回用油圧モータ27で旋回する場合の構成を示したが、前記実施の形態の旋回用電動モータ25を併用、あるいは旋回用電動モータ25のみの構成とし、旋回加速・減速に応じて蓄電装置24の電力を放電・充電するようにしても良い。
次に図6のフローチャートに基づき前記実施の形態との相違点について説明する。本実施の形態ではエンジン22の代わりに電動モータ28を備えているため、図3におけるエンジン22が停止中か否かを判断(ステップS2)する代わりに電動モータ28が停止中か否かを判断(ステップS5)する。このとき、電動モータ28が停止中と判断するための回転数の閾値を、圧抜き時の低速回転数以下と設定すると良い。
このステップS5で電動モータ28が停止中と判断したとき(YES)、次のステップS3へ進む。ステップS5で停止中でないと判断したとき(NO)は、コントローラ80からパワーコントロールユニット50内のインバータ制御コントローラ54に圧抜き終了の信号が送られ、圧抜きは停止される。その他のフローは図3に基づいて説明した前記実施の形態と同様である。
このように本実施の形態においても蓄電装置24に蓄えられた電力、あるいは外部電源から供給される電力を用いて電動モータ23を低速回転で駆動することにより、エンジン22を始動させることなく圧抜きを実施することができる。
100…油圧ショベル(建設機械)
10…下部走行体
11…クローラ
12…クローラフレーム
13、14…走行用油圧モータ(油圧アクチュエータ)
20…上部旋回体
21…旋回フレーム
22…エンジン
23…アシスト発電モータ(電動機)
24…蓄電装置
25…旋回電動モータ
26…減速機
27…旋回油圧モータ(油圧アクチュエータ)
28…電動モータ
30…ショベル機構
31…ブーム
32…ブームシリンダ(油圧アクチュエータ)
33…アーム
34…アームシリンダ(油圧アクチュエータ)
35…バケット
36…バケットシリンダ(油圧アクチュエータ)
40…油圧システム
41…油圧ポンプ
42…パイロットポンプ
43…ゲートロックレバー
44…パイロットカット弁
45…操作レバー装置
46…流量制御弁装置
47…コントロールバルブ(制御弁)
48…作動油タンク
50…パワーコントロールユニット
51…チョッパ
52…旋回電動モータ用インバータ
53…アシスト発電モータ用インバータ
54…インバータ制御コントローラ
60…圧抜き指示スイッチ(圧抜き指示手段)
80…コントローラ(制御手段)
81…異常監視・異常処理制御ブロック
82…エネルギマネジメント制御ブロック

Claims (5)

  1. エンジンと、
    前記エンジンをアシストする電動機と、
    前記電動機で駆動される油圧ポンプと、
    前記油圧ポンプから吐出される圧油により駆動する油圧アクチュエータと、
    前記油圧アクチュエータへの圧油の流れを制御する制御弁と、
    前記油圧アクチュエータの圧抜きを指示する圧抜き指示手段と、
    前記電動機の回転数を制御する制御手段とを備え、
    前記制御手段は、前記圧抜き指示手段から圧抜き指示があっときは、前記電動機を駆動すると共にその回転数を、前記制御弁が駆動可能であり、かつ前記油圧アクチュエータが稼働不可能である範囲の回転数に制御することを特徴とする建設機械。
  2. 請求項1に記載の建設機械において、
    前記油圧アクチュエータの駆動指令を出力する操作レバー装置と、
    前記操作レバー装置からの駆動指令の有効・無効を切り換えるゲートロックレバー装置とを備え、
    前記制御手段は、前記駆動指令が有効であるときに、前記電動機の制御を行うことを特徴とする建設機械。
  3. 請求項1または2に記載の建設機械において、
    前記電動機に給電する蓄電装置と、
    前記蓄電装置の電力残量を検知する電力残量検知手段とを備え、
    前記制御手段は、前記圧抜き指示手段から圧抜き指示があっときは、前記電力残量検知手段により検知された前記蓄電装置の電力残量が予め設定された残量以上であるときのみ、前記電動機を駆動することを特徴とする建設機械。
  4. 請求項1乃至3のいずれかに記載の建設機械において、
    前記圧抜き指示手段により圧抜き指示が行われていることを周囲に警告する警告手段を備えたことを特徴とする建設機械。
  5. 請求項1乃至4のいずれかに記載の建設機械において、
    前記ブームシリンダのボトム圧を検知するボトム圧検出手段を備え、
    前記制御手段は、前記ボトム圧検出手段によるボトム圧が所定の圧力以上であるときは、
    前記圧抜き指示手段から圧抜き指示があっても前記電動機を駆動しないことを特徴とする建設機械。
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