JP2000239272A - 亜鉛蛍光プローブ - Google Patents

亜鉛蛍光プローブ

Info

Publication number
JP2000239272A
JP2000239272A JP4032599A JP4032599A JP2000239272A JP 2000239272 A JP2000239272 A JP 2000239272A JP 4032599 A JP4032599 A JP 4032599A JP 4032599 A JP4032599 A JP 4032599A JP 2000239272 A JP2000239272 A JP 2000239272A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lower alkyl
formula
group
alkyl group
compound
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP4032599A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4402191B2 (ja
Inventor
Tetsuo Nagano
哲雄 長野
Tomoya Hirano
智也 平野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daiichi Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Daiichi Pharmaceutical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daiichi Pharmaceutical Co Ltd filed Critical Daiichi Pharmaceutical Co Ltd
Priority to JP4032599A priority Critical patent/JP4402191B2/ja
Publication of JP2000239272A publication Critical patent/JP2000239272A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4402191B2 publication Critical patent/JP4402191B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09BORGANIC DYES OR CLOSELY-RELATED COMPOUNDS FOR PRODUCING DYES, e.g. PIGMENTS; MORDANTS; LAKES
    • C09B11/00Diaryl- or thriarylmethane dyes
    • C09B11/04Diaryl- or thriarylmethane dyes derived from triarylmethanes, i.e. central C-atom is substituted by amino, cyano, alkyl
    • C09B11/10Amino derivatives of triarylmethanes
    • C09B11/24Phthaleins containing amino groups ; Phthalanes; Fluoranes; Phthalides; Rhodamine dyes; Phthaleins having heterocyclic aryl rings; Lactone or lactame forms of triarylmethane dyes
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09BORGANIC DYES OR CLOSELY-RELATED COMPOUNDS FOR PRODUCING DYES, e.g. PIGMENTS; MORDANTS; LAKES
    • C09B11/00Diaryl- or thriarylmethane dyes
    • C09B11/28Pyronines ; Xanthon, thioxanthon, selenoxanthan, telluroxanthon dyes

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Investigating Or Analyzing Non-Biological Materials By The Use Of Chemical Means (AREA)
  • Investigating Or Analysing Biological Materials (AREA)
  • Investigating Or Analysing Materials By The Use Of Chemical Reactions (AREA)
  • Plural Heterocyclic Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 生細胞や生組織中の亜鉛イオンを生理条件下
で高感度に測定するための亜鉛蛍光プローブを提供す
る。 【解決手段】 式(I)又は(II):〔R1〜R6、R11
〜R16は水素原子、ハロゲン原子、又は低級アルキル基
等を示し;R7、R8、R17、R18は水素原子、ハロゲン
原子、又は低級アルキル基を示し;R21〜R24は水素原
子又は低級アルキル基を示し;Yは式(III)〜(V)
[Z1、Z2、Z3、及びZ4は−N(R51)−等を示し、
51は水素原子又は低級アルキル基等を示し、m〜rは
2又は3を示す]で表される基等を示す〕で表される化
合物又はその塩、及び該化合物又はその塩を含む亜鉛蛍
光プローブ。 【化1】

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、亜鉛イオンを特異
的に捕捉して蛍光を発する亜鉛蛍光プローブに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】亜鉛はヒトの体内において鉄に次いで含
量の多い必須金属元素であり、細胞内のほとんどの亜鉛
イオンは蛋白質と強固に結合して、蛋白質の構造保持や
機能発現に関与している。また、細胞内にごく微量存在
するフリーの亜鉛イオン(通常はμMレベル以下であ
る)の生理的役割についても、種々の報告がある。特
に、細胞死の一つであるアポトーシスには亜鉛イオンが
深く関わっていると考えられており、アルツハイマー病
の老人斑の形成を促進しているなどの報告もある。
【0003】従来、組織内の亜鉛イオンを測定するため
に、亜鉛イオンを特異的に捕捉して錯体を形成し、錯体
形成に伴って蛍光を発する化合物(亜鉛蛍光プローブ)
が用いられている。亜鉛蛍光プローブとして、例えば、
TSQ (Reyes, J.G., et al.,Biol. Res., 27, 49, 19
94)、Zinquin ethyl ester (Tsuda, M. et al., Neuro
sci., 17, 6678, 1997)、Dansylaminoethylcyclen (Koi
ke, T. et al., J. Am.Chem. Soc., 118, 12686, 199
6)、Newport Green (Molecular Probe社のカタログであ
る"Handbook of Fluorescent Probes and Research Che
micals" 6th Edition by Richard P. Haugland pp.531-
540)などが実用化されている。
【0004】
【化4】
【0005】しかしながら、TSQ、Zinquin、又はDan
sylaminoethylcyclenを用いた測定では、短波長領域の
励起光を用いる必要があるために(それぞれ、励起波長
が367nm、368nm、及び323nmである。)、これらの亜鉛
蛍光ブローブを生体系の測定に用いた場合には、短波長
による励起が細胞傷害を引き起こす可能性があり(細胞
工学, 17, pp.584-595, 1998)、また、測定の際に細胞
系自身が有する自家蛍光(NADHやフラビン類が発する蛍
光)による影響を受けやすいという問題がある。さら
に、Dansylaminoethylcyclenは測定時に試薬が存在する
環境の違い、すなわち溶媒の種類、あるいは細胞外、細
胞内もしくは細胞膜などにおける水溶性、脂溶性などの
環境の違いにより蛍光強度が大きく変化するという欠点
を有しており(蛋白質・核酸・酵素、増刊号, 42, pp.1
71-176, 1997)、TSQは脂溶性が高いために細胞全体
に均一に分布させることが困難であるという問題も有し
ている。Newport Greenは長波長の励起光で測定を行な
えるものの、亜鉛イオンとのアフィニティーが低く、実
用的な測定感度を有していないという問題がある。従っ
て、細胞障害を引き起こすことなく、高感度に亜鉛イオ
ンを測定できる亜鉛蛍光プローブの開発が求められてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、高感
度な亜鉛蛍光プローブとして利用可能な化合物又はその
塩を提供することにある。より具体的には、亜鉛イオン
を特異的に捕捉することができ、捕捉後の錯体の蛍光強
度に優れ、長波長の励起光で蛍光測定を行なうことがで
きる亜鉛蛍光プローブとして利用可能な化合物を提供す
ることが本発明の課題である。また、本発明の別な課題
は、上記の特徴を有する化合物を含む亜鉛蛍光プロー
ブ、及び該亜鉛蛍光プローブを用いた亜鉛イオンの測定
方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記の課題
を解決すべく鋭意研究を行った結果、下記の一般式
(I)又は(II)で表される化合物が亜鉛イオンに対し
て高い特異性を有しており、亜鉛イオンを捕捉して、長
波長領域の励起光で強い蛍光を発する錯体を形成するこ
とを見出した。また、この化合物を亜鉛蛍光プローブと
して用いると、細胞障害を引き起こすことなく、また、
溶媒の種類や組織内外などの試薬が存在する環境の違い
による蛍光強度の変化が小さく、生体内の亜鉛イオンを
極めて正確かつ高感度に測定できることを見出した。本
発明はこれらの知見を基にして完成されたものである。
【0008】すなわち、本発明は、下記の一般式(I)
又は(II):
【化5】 〔式(I)中、R1、R2、R3、R4、R5、及びR6はそ
れぞれ独立に水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、又は
低級アルキル基を示し;R7及びR8はそれぞれ独立に水
素原子、ハロゲン原子、又は低級アルキル基を示し;式
(II)中、R11、R12、R13、R14、R15、及びR16
それぞれ独立に水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、又
は低級アルキル基を示し;R17及びR18はそれぞれ独立
に水素原子、ハロゲン原子、又は低級アルキル基を示
し;R21、R22、R23、及びR24はそれぞれ独立に水素
原子又は低級アルキル基を示し;式(I)及び式(II)
中、Yは下記の式(III)ないし(V):
【化6】 [式中、Z1、Z2、Z3、及びZ4はそれぞれ独立に−N
(R51)−、−O−、又は−S−を示すが、Z1、Z2
3、及びZ4のうちの少なくとも1つは−N(R 51)−
を示し、R51は水素原子、低級アルキル基、1若しくは
2個以上のアミノ基で置換された低級アルキル基(該ア
ミノ基は低級アルキル基、低級アルキルスルホニル基、
又はアリールスルホニル基で置換されていてもよい)、
又は1若しくは2個以上の水酸基で置換された低級アル
キル基を示し;m、n、p、q、及びrはそれぞれ独立
に2又は3の整数を示す]で表される基を示すか、又は
式(VI):−N(R31)(R32) [式中、R31及びR32はそれぞれ独立に下記の式(VII)
ないし(X):
【化7】 [式中、R41、R42、R43、R44、及びR45はそれぞれ
独立に水素原子、低級アルキル基、1若しくは2個以上
のアミノ基で置換された低級アルキル基(該アミノ基は
低級アルキル基、低級アルキルスルホニル基、又はアリ
ールスルホニル基で置換されていてもよい)、又は1若
しくは2個以上の水酸基で置換された低級アルキル基を
示し;s、t、u、及びvはそれぞれ独立に2又は3の
整数を示す]で表される基及び水素原子からなる群から
選ばれる置換基を示すが、R31及びR32が同時に水素原
子を示すことはない]で表される基を示す〕で表される
化合物又はその塩を提供するものである。
【0009】上記発明の好ましい態様によれば、 (a)R1、R3、R4、及びR6が水素原子であり、R2及び
5がそれぞれ独立に水素原子又はハロゲン原子であ
り、R7及びR8が水素原子であり、Yが上記式(IV)
〔式中、Z1、Z2、及びZ3はそれぞれ独立に−N(R
51)−(R51は低級アルキル基を示す)であり、m、
n、p、及びqが2である〕で表される基である式
(I)で表される化合物又はその塩; (b) R1、R3、R4、及びR6が水素原子であり、R2
びR5がともに水素原子であるか、又はともにハロゲン
原子であり、R7及びR8が水素原子であり、Yが上記式
(IV)(式中、Z1、Z2、及びZ3が共に−N(CH3
−あり、m、n、p、及びqが2である)で表される基
である上記化合物又はその塩; (c)R11、R13、R14、及びR16が水素原子であり、R
12及びR15がそれぞれ独立に水素原子又はハロゲン原子
であり、R17及びR18が水素原子であり、R21、R22
23、及びR24が水素原子であり、Yが上記式(IV)
〔式中、Z1、Z2、及びZ3がそれぞれ独立に−N(R
51)−(R51は低級アルキル基を示す)であり、m、
n、p、及びqが2である〕で表される基である式(I
I)で表される化合物又はその塩;及び (d) R11、R13、R14、及びR16が水素原子であり、R
12及びR15がともに水素原子であるか、又はともにハロ
ゲン原子であり、Yが上記式(IV)(式中、Z1、Z2
及びZ3が共に−N(CH3)−であり、m、n、p、及
びqが2である)で表される基である上記化合物又はそ
の塩が提供される。
【0010】別の観点からは、本発明により、上記式
(I)若しくは式(II)で表される化合物又はそれらの
塩を含む亜鉛蛍光プローブ;及び上記式(I)若しくは
式(II)で表される化合物又はそれらの塩と亜鉛イオン
とから形成される亜鉛錯体が提供される。この亜鉛蛍光
プローブは、組織や細胞内の亜鉛イオンを測定するため
に用いることができる。さらに別の観点からは、本発明
により、亜鉛イオンの測定方法であって、上記式(I)
若しくは式(II)で表される化合物又はそれらの塩を亜
鉛蛍光プローブとして用いる方法;亜鉛イオンの測定方
法であって、下記の工程:(a)上記式(I)若しくは式
(II)で表される化合物又はそれらの塩と亜鉛イオンと
を反応させる工程,及び(b)上記工程で生成した亜鉛錯
体の蛍光強度を測定する工程を含む方法;並びに、上記
式(I)若しくは式(II)で表される化合物又はそれら
の塩の亜鉛蛍光プローブとしての使用が提供される。
【0011】
【発明の実施の形態】本明細書において「低級アルキル
基」という場合には、例えば、炭素数1〜6個、好まし
くは炭素数1〜4個の直鎖、分枝鎖、環状、又はそれら
の組み合わせからなるアルキル基を意味している。より
具体的には、低級アルキル基として、メチル基、エチル
基、n−プロピル基、イソプロピル基、シクロプロピル
基、n−ブチル基、sec−ブチル基、イソブチル基、
tert−ブチル基、シクロプロピルメチル基、n−ペ
ンチル基、n−ヘキシル基などを用いることができる。
また、本明細書においてハロゲン原子という場合には、
フッ素原子、塩素原子、臭素原子、又はヨウ素原子のい
ずれであってもよい。
【0012】式(I)の化合物において、R1、R3、R
4、及びR6が水素原子であり、R7及びR8が水素原子で
あり、R2及びR5がそれぞれ独立に水素原子又はハロゲ
ン原子であることが好ましいが、R2及びR5がともに水
素原子であるか、又はR2及びR5がともにハロゲン原子
であることがより好ましい。
【0013】式(II)の化合物において、R11、R13
14、及びR16が水素原子であり、R 17及びR18が水素
原子であり、R21、R22、R23、及びR24が水素原子で
あり、R12及びR15がそれぞれ独立に水素原子又はハロ
ゲン原子であることが好ましいが、R12及びR15がとも
に水素原子であるか、又はR12及びR15がともにハロゲ
ン原子であることがより好ましい。
【0014】Yが示す基としては、上記の式(III)な
いし(V)のいずれかの式で表される環状のクラウン残
基のほか、式(VI)で表される基を用いることができ
る。Z1、Z2、Z3、及びZ4はそれぞれ独立に−N(R
51)−、−O−、又は−S−を示すが、R51は水素原
子、低級アルキル基、1若しくは2個以上のアミノ基で
置換された低級アルキル基(該アミノ基は低級アルキル
基、低級アルキルスルホニル基、又はアリールスルホニ
ル基で置換されていてもよい)、又は1若しくは2個以
上の水酸基で置換された低級アルキル基を示す。Z1
2、Z3、及びZ4のうちの少なくとも1つは−N(R
51)−を示す。Z1、Z2、Z3、及びZ4のうちの2以上
が−N(R51)−である場合には、R51は同一でも異な
っていてもよい。これらのうち、Z1、Z2、Z3、及び
4が独立に−N(R51)−(R51がアルキル基であ
る)である場合が好ましい。R51は低級アルキル基で
あることが好ましく、該アルキル基は同一でも異なって
いてもよく、メチル基であることがさらに好ましい。
【0015】R51が示すアミノ基で置換された低級アル
キル基は、上記に説明した低級アルキル基の任意の位置
に1個又は2個以上のアミノ基を有していてもよいが、
アルキル基の末端に1個のアミノ基を有しているほうが
好ましい。該アミノ基は、1個の低級アルキル基、又は
同一若しくは異なる2個のアルキル基で置換されていて
もよい。また、低級アルキルスルホニル基又はアリール
スルホニル基で置換されていてもよい。アリールスルホ
ニル基としては、置換又は無置換のベンゼンスルホニル
基、置換又は無置換のナフタレンスルホニル基などを挙
げることができる。アリール基上の置換基の個数、種
類、及び置換位置は特に限定されないが、置換基として
は、例えば、低級アルキル基、ハロゲン原子、C1〜C6
のアルコキシル基、水酸基などを挙げることができる。
窒素原子上に存在することがある水酸基で置換された低
級アルキル基は、炭素数が2個以上の低級アルキル基の
任意の位置に1個又は2個以上の水酸基を有していても
よいが、アルキル基の末端に1個の水酸基を有している
ことが好ましい。
【0016】R41、R42、R43、R44、及びR45が示す
アミノ基で置換された低級アルキル基、又は水酸基で置
換された低級アルキル基は上記に説明したものを用いる
ことができる。Yとしては、上記の式(IV)で表される基
であることが好ましく、Z1、Z2、及びZ3が共に−N
(CH3)−であることがさらに好ましい。
【0017】式(I)又は式(II)で表される本発明の
化合物は酸付加塩又は塩基付加塩として存在することが
できる。酸付加塩としては、例えば、塩酸塩、硫酸塩、
硝酸塩などの鉱酸塩、又はメタンスルホン酸塩、p-トル
エンスルホン酸塩、シュウ酸塩、クエン酸塩、酒石酸塩
などの有機酸塩などを挙げることができ、塩基付加塩と
しては、ナトリウム塩、カリウム塩、カルシウム塩、マ
グネシウム塩などの金属塩、アンモニウム塩、又はトリ
エチルアミン塩などの有機アミン塩などを挙げることが
できる。これらのほか、グリシンなどのアミノ酸との塩
を形成する場合もある。本発明の化合物又はその塩は水
和物又は溶媒和物として存在する場合もあるが、これら
の物質はいずれも本発明の範囲に包含される。
【0018】式(I)又は式(II)で表される本発明の
化合物は、置換基の種類により、1個又は2個以上の不
斉炭素を有する場合があるが、1個又は2個以上の不斉
炭素に基づく光学活性体や2個以上の不斉炭素に基づく
ジアステレオ異性体などの立体異性体のほか、立体異性
体の任意の混合物、ラセミ体などは、いずれも本発明の
範囲に包含される。また、互変異性体が存在する場合が
あるが、互変異性体がいずれも本発明の範囲に包含され
ることはいうまでもない。
【0019】本発明の化合物の代表的化合物の製造方法
を、下記のスキームに示す。また、本明細書の実施例に
は、このスキームに記載した製造方法がより詳細かつ具
体的に示されている。従って、当業者は、これらの説明
を基にして反応原料、反応条件、及び反応試薬などを適
宜選択し、必要に応じてこれらの方法に修飾や改変を加
えることによって、式(I)又は式(II)で表される本
発明の化合物をいずれも製造することができる。なお、
下記のスキーム中に記載された化合物2及び3はOrg. S
ynth., 58, 86, 1979に記載されており、化合物11、1
2、及び13はJ. Chem. Soc. (Lond.), 3982, 1955に記載
されている。また、化合物16、17、及び18はProc. Indi
an Acad. Sci. Sect. A, 57, 280, 1963に記載されてお
り、化合物14及び19はJ. Biol. Chem., 264, 8171, 198
9に記載されており、化合物22はBer.Dtsch. Chem. Ge
s., 46. 1931-1943, 1913に記載されている。
【0020】
【化8】
【0021】
【化9】
【0022】
【化10】
【0023】
【化11】
【0024】式(I)又は式(II)で表される本発明の
化合物又はそれらの塩は、亜鉛蛍光プローブとして有用
である。本発明の化合物は、それ自体は強い蛍光を発す
る性質を有していないが、亜鉛イオンを捕捉して亜鉛錯
体を形成すると、強い蛍光を発するようになる。本発明
の化合物は亜鉛イオンを特異的に捕捉することができ、
生体組織や細胞に障害を生じない長波長領域の励起光に
よって強い蛍光を発するので、生細胞や生組織中の亜鉛
イオンを生理条件下で測定するための亜鉛蛍光プローブ
として極めて有用である。なお、本明細書において用い
られる「測定」という用語については、定量及び定性を
含めて最も広義に解釈すべきものである。
【0025】本発明の亜鉛蛍光プローブの使用方法は特
に限定されず、従来公知の亜鉛プローブと同様に用いる
ことが可能である。通常は、生理食塩水や緩衝液などの
水性媒体、又はエタノール、アセトン、エチレングリコ
ール、ジメチルスルホキシド、ジメチルホルムアミドな
どの水混合性の有機溶媒と水性媒体との混合物などに式
(I)及び式(II)で表される化合物並びにそれらの塩
からなる群から選ばれる一の物質を溶解し、細胞や組織
を含む適切な緩衝液中にこの溶液を添加して、蛍光スペ
クトルを測定すればよい。例えば、上記スキーム中の化
合物20及び21は、それぞれ励起波長が495nm及び505nm、
蛍光波長が515nm及び525nmであり、1〜10μM程度の濃
度で用いた場合に10μM以下の濃度の亜鉛イオンを測定
することが可能である。なお、本発明の亜鉛蛍光プロー
ブを適切な添加物と組み合わせて組成物の形態で用いて
もよい。例えば、緩衝剤、溶解補助剤、pH調節剤などの
添加物と組み合わせることができる。
【0026】
【実施例】以下、本発明を実施例によりさらに具体的に
説明するが、本発明の範囲は下記の実施例に限定される
ことはない。実施例中の化合物番号は、上記のスキーム
中の化合物番号に対応している。 例1:本発明の化合物の製造 N-フェニルジエタノールアミン(4) 15.3 g (84.4 mmol)
を100 mlのピリジンに溶解した溶液に、70 mlのピリジ
ンに溶解したp-トルエンスルホニルクロリド 33.9g (17
8 mmol)を、氷冷下で30分間かけて滴下した。滴下後、
氷冷下で2時間撹拌し、その後、反応液に200 mlの水を
加え、終夜撹拌した。析出した固体を濾取して塩化メチ
レンに溶解し、この溶液を水、飽和食塩水で洗浄後、硫
酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を減圧留去し、化合物
(5) 37.5 gを得た。淡黄色固体。収率90.8%。1 H-NMR (300MHz, CDCl3) :δ2.42 (s, 6H), 3.56 (t, 4
H, J=6.0Hz), 4.10 (t,4H, J=6.0Hz), 6.49 (d, 2H, J=
8.1Hz), 6.74 (t, 1H, J=7.3Hz), 7.15 (m, 2H), 7.27
(d, 4H, J=8.2Hz), 7.70 (d, 4H, J=8.2Hz)MS(FAB): 49
0(M++1) m.p.:89℃ (ジエチルエーテル)
【0027】化合物(3) 41.3 g (67.8 mmol)を 300 ml
の無水ジメチルホルムアミドに溶解した溶液を、アルゴ
ン下で100℃まで加熱し、120 mlの無水ジメチルホルム
アミドに溶解した化合物(5) 36.5 g (74.6 mmol)を1.5
時間かけて滴下した。滴下後、100℃で1時間撹拌し、
反応液を室温まで冷却した後、500 mlの水を加え、氷冷
下に4時間撹拌した。析出した固体を濾取して塩化メチ
レンに溶解し、この溶液を、水、飽和食塩水で洗浄後、
硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を減圧留去し、粗化合
物(6)を得た。シリカゲルカラムにより精製し、化合物
(6) 29.9gを得た。白色固体。収率 62.1%。1 H-NMR (300MHz, CDCl3):δ 2.44 (s, 9H), 3.22 (m, 4
H), 3.31 (m, 4H), 3.39(t,4H,J=5.0Hz), 3.75 (t, 4H,
J=5.0Hz), 6.79-6.74 (m, 3H), 7.23 (m, 1H),7.32
(d, 2H, J=8.4Hz), 7.33 (d, 4H, J=8.1Hz), 7.68 (d,
4H, J=8.1Hz), 7.69 (d, 2H, J=8.4Hz) MS(FAB): 711(M++1) Anal. Calcd for C35H42N4O6S3 : C, 59.13; H, 5.95;
N, 7.88. Found : C, 58.57; H, 5.84; N, 7.88. m.p.178℃ (メタノール)
【0028】細かく砕いた化合物(6) 28.3 g (39.8 mmo
l)を無水n-ブタノール900 mlに加え、続いてナトリウム
40 g (1.74 mol)を加え、ナトリウム片が消えるまで還
流した。室温まで冷却後、更に 40 g (1.74 mol)のナト
リウムを加え、再びナトリウム片が消えるまで還流し
た。室温まで冷却後、氷冷下1リットルの水を少しずつ
加えた。n-ブタノール層を、0.5N水酸化ナトリウムで洗
浄した後に、2N塩酸で抽出した。2N塩酸層をジエチルエ
ーテルで洗浄した後に、水酸化ナトリウムを加えてアル
カリ性にして、塩化メチレンで抽出した。有機層を飽和
食塩水で洗浄した後、炭酸カリウムで乾燥した。溶媒を
減圧留去し、化合物(7) 6.60gを得た。褐色オイル。収
率66.8%。1 H-NMR (300MHz, CDCl3):δ 2.63 (t, 4H, J=4.8Hz),
2.77-2.84 (m, 8H), 3.38(t, 4H, J=5.0Hz), 6.82 (t,
1H, J=7.3Hz), 6.98 (d, 2H, J=8.1Hz), 7.23 (m, 2H) MS(FAB): 249(M++1)
【0029】化合物(7) 5.00 g (20.2 mmol)をメタノー
ル 300 mlに溶かし、37% ホルムアルデヒド溶液 50 ml
を加え、続いてシアノ水素化ほう素ナトリウム 13.4 g
(213 mmol)を少しずつ加えた。室温で2時間撹拌した
後、酢酸を加えて溶液のpHを中性にして、さらに室温で
3時間撹拌した。メタノールを減圧留去して、残渣を2N
水酸化ナトリウム水溶液に懸濁し、塩化メチレンで抽出
した。塩化メチレン層を0.5N水酸化ナトリウムで洗浄し
た後、2N塩酸で抽出した。2N塩酸層に水酸化ナトリウム
を加えてアルカリ性にし、塩化メチレンで抽出した。塩
化メチレン層を飽和食塩水で洗浄後、炭酸カリウムで乾
燥した。塩化メチレンを減圧下留去し、粗化合物(8)を
得た。アルミナカラムにより精製し、化合物(8) 1.53g
を得た。褐色オイル。収率26.1%。1 H-NMR (300MHz, CDCl3):δ 2.25 (s, 3H), 2.31 (s, 6
H), 2.53 (m, 8H), 2.80(t, 4H, J=5.9Hz), 3.51 (t, 4
H, J=5.9Hz), 6.63 (m, 3H), 7.19 (dd, 2H, J=7.2, 8.
8Hz) MS(EI): 290(M+)
【0030】化合物(8) 501 mg (1.73 mmol)をジオキサ
ン 20 mlと水 10 mlに溶解した溶液に、5N水酸化カリウ
ム水溶液を0.38 ml加えた。氷冷下、臭素 105 ml (2.04
mmol)をジオキサン 8 ml に溶解した溶液を2時間かけ
て滴下し、滴下後、反応液を氷冷下で1時間撹拌した。
溶媒を減圧留去し、残渣を塩化メチレンに懸濁した。塩
化メチレン層を0.5N水酸化ナトリウムで洗浄した後、2N
塩酸で抽出した。2N塩酸層をジエチルエーテルで洗浄し
た後、水酸化ナトリウムを加えてアルカリ性にし、塩化
メチレンで抽出した。塩化メチレン層を飽和食塩水で洗
浄した後、炭酸カリウムで乾燥した。塩化メチレンを減
圧留去し、化合物(9) 572mgを得た。褐色オイル。収率8
9.6%。1 H-NMR (300MHz, CDCl3):δ2.17-2.23 (m, 8H), 2.43
(s, 3H), 2.44 (s, 6H),2.69 (t, 4H, J=6.0Hz), 3.39
(t, 4H, J=6.0Hz), 6.44 (d, 2H, J=9.2Hz), 7.17 (d,
2H, J=9.2Hz) MS(EI+): 368, 370 (1:1)(M+)
【0031】化合物(9) 299 mg (0.81 mmol)を無水2-メ
チルテトラヒドロフラン 20 mlに加え、アルゴン下液体
窒素-イソペンタン浴中で-150℃まで冷やし、1.64N ter
t-ブチルリチウムn-ペンタン溶液2.85 ml を加えた。TL
Cで原料の消失を確認した後、化合物(14) 719 mg (1.58
mmol) を25 mlのテトラヒドロフランに溶解した溶液を
少しずつ加えた。-150℃で1時間撹拌した後、反応液を
室温まで戻した。反応液に水20 mlとテトラヒドロフラ
ン10 mlの混合液を加えた後に、溶媒を減圧留去した。
残渣に2N塩酸 10 mlを加え、遮光して室温で1時間撹拌
した。塩酸溶液をジエチルエーテルで洗浄した後、水酸
化ナトリウムを加えてアルカリ性にし、再び水層をジエ
チルエーテルで洗浄した。2N塩酸、2N水酸化ナトリウム
を用いてpHを7〜8に調節し、析出してきた固体を濾取し
て粗化合物(20)を得た。オクタデシルカラムにより精製
し、化合物(20) 90.7 mgを得た。茶色固体。収率22.4
%。1 H-NMR (300MHz, DMSO-d6+D2O):δ 2.16 (s, 3H), 2.61
(m, 10H), 2.85 (m, 4H), 2.99 (m, 4H), 3.72 (m, 4
H), 6.28 (d, 2H, J=2.0Hz), 6.37 (dd, 2H, J=2.0,9.3
Hz), 6.87 (d, 2H, J=8.8Hz), 7.04 (d, 2H, J=9.3Hz),
7.27 (d, 2H, J=8.6Hz) MS(FAB): 501(M++1) m.p.:189℃
【0032】化合物(9) 300 mg (0.81 mmol)を無水2-メ
チルテトラヒドロフラン 30 mlに加え、アルゴン下液体
窒素-イソペンタン浴中で-150℃まで冷やし、1.54N t-
ブチルリチウムn-ペンタン溶液 2.50 mlを加えた。TLC
で原料の消失を確認した後、化合物(19) 500 mg (0.95
mmol) を10 mlのテトラヒドロフランに溶解した溶液を
少しずつ加えた。-150℃で1時間撹拌後、反応液を室温
まで戻した。反応液に水20 mlとテトラヒドロフラン 10
mlの混合液を加えた後に、溶媒を減圧留去した。残査
に2N塩酸 10 mlを加え、遮光して室温下1時間撹拌し
た。塩酸溶液をジエチルエーテルで洗浄した後、水酸化
ナトリウムを加えてアルカリ性にし、塩化メチレン-メ
タノール(5:1)で抽出した。有機層を飽和食塩水で洗
浄後、硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧留去し、粗
化合物(21)を得た。オクタデシルカラムにより精製し、
化合物(21)を得た。褐色固体。収率1.2%。1 H-NMR (300MHz, CD3OD):δ 2.26 (s, 3H), 2.66-2.69
(m, 4H), 2.68 (s, 6H),2.89-2.93 (m, 4H), 3.09 (m,
4H), 3.79 (m, 4H), 6.54 (s, 2H), 6.96 (d, 2H, J=8.
8Hz), 7.29 (s, 2H), 7.31 (d, 2H, J=8.8Hz) MS(FAB) 569, 571, 573 (M++1) m.p.:230℃
【0033】例2:亜鉛イオンに対する選択性 上記例1で得た化合物20及び化合物21を用いて、亜鉛イ
オンに対する選択性を評価した。種々の金属イオン(5
μM又は5 mM)を含む100 mM HEPES (pH 7.5)中に5μMの
化合物20又は21を加え、蛍光強度を測定した。化合物20
については励起波長 495 nm、蛍光波長 515 nmとし、化
合物21については励起波長 505 nm、蛍光波長 525 nmと
して蛍光スペクトルを測定した。結果を図1及び図2に
示す。図中、縦軸の蛍光強度は、金属イオンを加えてい
ないときの蛍光強度を1として、各金属イオンを加えた
ときの蛍光強度を数値で示したものである。これらの結
果から、本発明の化合物が亜鉛イオンに対して極めて高
い選択性を有しており、生体内に多量に存在するナトリ
ウムイオン、カリウムイオン、カルシウムイオンなどの
存在下では、全く蛍光強度が増加しないことが明らかで
ある。
【0034】例3:亜鉛蛍光プローブの検出感度 亜鉛蛍光プローブとして使われているNewport Green (H
andbook of FluorescentProbes and Research Chemical
s, 6th Edition by Richard P. Haugland, pp.531-540)
と本発明の亜鉛蛍光プローブの測定感度を比較した。種
々の濃度の亜鉛イオン(10μMまで)を含む100 mM HEPE
S (pH 7.5)中に5μMの化合物20、化合物21、又はNewpor
t Greenを加え、蛍光強度を測定した。化合物20につい
ては励起波長 495 nm、蛍光波長 515 nmとし、化合物21
については励起波長 505 nm、蛍光波長 525 nmとし、Ne
wport Greenについては励起波長 505 nm、蛍光波長 530
nmとして蛍光スペクトルを測定した。結果を図3に示
す。図中、縦軸の蛍光強度は、金属イオンを加えていな
いときの蛍光強度を1として、各金属イオンを加えたと
きの蛍光強度を数値で示したものである。この結果から
明らかなように、本発明の化合物は、従来亜鉛蛍光プロ
ーブとして用いられているNewport Greenに比べて、は
るかに高い検出感度を有している。
【0035】例4:亜鉛蛍光プローブの蛍光強度 化合物20及び21について、亜鉛イオン濃度と蛍光強度と
の相関関係を調べた。種々の濃度の亜鉛イオン(10μM
まで)を含む100 mM CAPS (pH 10.0)中に5μMの化合物2
0又は化合物21を加え、蛍光強度を測定した。化合物20
については励起波長495 nm、蛍光波長 515 nmとし、化
合物21については励起波長 505 nm、蛍光波長 525 nmと
して蛍光スペクトルを測定した。結果を図4及び5に示
す。両化合物とも亜鉛イオンの濃度に依存して蛍光強度
が上昇し、化合物に対して1当量以上の亜鉛イオンの存
在下では、蛍光強度が一定になることが認められた。こ
の結果は、本発明の化合物が亜鉛と1:1の錯体を形成
していることを示している。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の亜鉛蛍光プローブ(化合物20)が亜
鉛イオンに対して優れた選択性を有していることを示し
た図である。
【図2】 本発明の亜鉛蛍光プローブ(化合物21)が亜
鉛イオンに対して優れた選択性を有していることを示し
た図である。
【図3】 本発明の亜鉛蛍光プローブ(化合物20及び2
1)の蛍光強度を従来公知の亜鉛蛍光プローブ(Newport
Green)と比較した結果を示す図である。
【図4】 本発明の亜鉛蛍光プローブ(化合物20)の蛍
光強度と亜鉛イオン濃度との関係を示した図である。
【図5】 本発明の亜鉛蛍光プローブ(化合物21)の蛍
光強度と亜鉛イオン濃度との関係を示した図である。
フロントページの続き Fターム(参考) 2G042 AA01 BC11 CA10 CB10 DA06 DA08 FA06 FA11 2G045 AA24 AA25 BB25 BB60 CB01 DB12 FA11 FB07 FB12 GC15 2G054 AA08 AB07 CA10 EA03 EA06 GA04 GB04 GB05 4C063 AA01 BB06 CC59 CC67 CC79 DD47 DD79 EE10 4H048 AA01 AA03 AB92 VA67 VB10

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記の一般式(I)又は(II): 【化1】 〔式(I)中、R1、R2、R3、R4、R5、及びR6はそ
    れぞれ独立に水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、又は
    低級アルキル基を示し;R7及びR8はそれぞれ独立に水
    素原子、ハロゲン原子、又は低級アルキル基を示し;式
    (II)中、R11、R12、R13、R14、R15、及びR16
    それぞれ独立に水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、又
    は低級アルキル基を示し;R17及びR18はそれぞれ独立
    に水素原子、ハロゲン原子、又は低級アルキル基を示
    し;R21、R22、R23、及びR24はそれぞれ独立に水素
    原子又は低級アルキル基を示し;式(I)及び式(II)
    中、Yは下記の式(III)ないし(V): 【化2】 [式中、Z1、Z2、Z3、及びZ4はそれぞれ独立に−N
    (R51)−、−O−、又は−S−を示すが、Z1、Z2
    3、及びZ4のうちの少なくとも1つは−N(R 51)−
    を示し、R51は水素原子、低級アルキル基、1若しくは
    2個以上のアミノ基で置換された低級アルキル基(該ア
    ミノ基は低級アルキル基、低級アルキルスルホニル基、
    又はアリールスルホニル基で置換されていてもよい)、
    又は1若しくは2個以上の水酸基で置換された低級アル
    キル基を示し;m、n、p、q、及びrはそれぞれ独立
    に2又は3の整数を示す]で表される基を示すか、又は
    式(VI):−N(R31)(R32) [式中、R31及びR32はそれぞれ独立に下記の式(VII)
    ないし(X): 【化3】 [式中、R41、R42、R43、R44、及びR45はそれぞれ
    独立に水素原子、低級アルキル基、1若しくは2個以上
    のアミノ基で置換された低級アルキル基(該アミノ基は
    低級アルキル基、低級アルキルスルホニル基、又はアリ
    ールスルホニル基で置換されていてもよい)、又は1若
    しくは2個以上の水酸基で置換された低級アルキル基を
    示し;s、t、u、及びvはそれぞれ独立に2又は3の
    整数を示す]で表される基及び水素原子からなる群から
    選ばれる置換基を示すが、R31及びR32が同時に水素原
    子を示すことはない]で表される基を示す〕で表される
    化合物又はその塩。
  2. 【請求項2】 R1、R3、R4、及びR6が水素原子であ
    り、R2及びR5がそれぞれ独立に水素原子又はハロゲン
    原子であり、R7及びR8が水素原子であり、Yが上記式
    (IV)〔式中、Z1、Z2、及びZ3がそれぞれ独立に−
    N(R51)−(R5 1は低級アルキル基を示す)であり、
    m、n、p、及びqが2である〕で表される基である請
    求項1に記載の式(I)で表される化合物又はその塩。
  3. 【請求項3】 R2及びR5がともに水素原子であるか、
    又はともにハロゲン原子であり、Yが上記式(IV)(式
    中、Z1、Z2、及びZ3が共に−N(CH3)−である)
    である請求項2に記載の化合物又はその塩。
  4. 【請求項4】 R11、R13、R14、及びR16が水素原子
    であり、R12及びR15がそれぞれ独立に水素原子又はハ
    ロゲン原子であり、R17及びR18が水素原子であり、R
    21、R22、R23、及びR24が水素原子であり、Yが上記
    式(IV)〔式中、Z1、Z2、及びZ3がそれぞれ独立に
    −N(R51)−(R51は低級アルキル基を示す)であ
    り、m、n、p、及びqが2である〕で表される基であ
    る請求項1に記載の式(II)で表される化合物又はその
    塩。
  5. 【請求項5】 R12及びR15がともに水素原子である
    か、又はともにハロゲン原子であり、Yが上記式(IV)
    (式中、Z1、Z2、及びZ3が共に−N(CH3)−であ
    る)である請求項4に記載の化合物又はその塩。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし5のいずれか1項に記載
    の化合物又はその塩を含む亜鉛蛍光プローブ。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし5のいずれか1項に記載
    の化合物又はその塩と亜鉛イオンとにより形成された亜
    鉛錯体。
  8. 【請求項8】 亜鉛イオンの測定方法であって、下記の
    工程: (a)請求項1ないし5のいずれか1項に記載の化合物又
    はその塩と亜鉛イオンとを反応させる工程;及び (b)上記工程(a)で生成した請求項7に記載の亜鉛錯体の
    蛍光強度を測定する工程を含む方法。
JP4032599A 1999-02-18 1999-02-18 亜鉛蛍光プローブ Expired - Fee Related JP4402191B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4032599A JP4402191B2 (ja) 1999-02-18 1999-02-18 亜鉛蛍光プローブ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4032599A JP4402191B2 (ja) 1999-02-18 1999-02-18 亜鉛蛍光プローブ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000239272A true JP2000239272A (ja) 2000-09-05
JP4402191B2 JP4402191B2 (ja) 2010-01-20

Family

ID=12577467

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4032599A Expired - Fee Related JP4402191B2 (ja) 1999-02-18 1999-02-18 亜鉛蛍光プローブ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4402191B2 (ja)

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002102795A1 (en) * 2001-06-14 2002-12-27 Daiichi Pure Chemicals Co., Ltd. Fluorescent probes for zinc
US6903226B2 (en) 2000-02-28 2005-06-07 Daiichi Pure Chemicals Co., Ltd. Fluorescent probe for the quantitation of zinc
WO2005080331A1 (ja) * 2004-02-23 2005-09-01 Tetsuo Nagano 蛍光プローブ
JP2005325074A (ja) * 2004-05-14 2005-11-24 Tokyo Univ Of Science 化合物、化合物の製造方法及びアポトーシス細胞の検出方法
WO2005121109A3 (en) * 2004-06-10 2006-03-09 Univ Hull Novel antiviral macrocycle derivatives and metal complexes, incorporating bridged macrocycles
JP2006213615A (ja) * 2005-02-02 2006-08-17 Tokyo Univ Of Science 紫外線分解化合物
WO2007100082A1 (ja) * 2006-03-03 2007-09-07 The University Of Tokyo 蛍光プローブ
US7432298B2 (en) 2003-05-09 2008-10-07 Applied Biosystems Inc. Fluorescent polymeric materials containing lipid soluble rhodamine dyes
US7491830B2 (en) 2003-05-09 2009-02-17 Applied Biosystems Inc. Phenyl xanthene dyes
US7524974B2 (en) 2002-07-08 2009-04-28 Tetsuo Nagano Fluorescent probe
US7541467B2 (en) 2004-01-09 2009-06-02 Shigenobu Yano Fluorescent zinc ion sensor
US7696245B2 (en) 2003-03-28 2010-04-13 Sekisui Medical Co., Ltd. Fluorescent probe for zinc
JP2011013102A (ja) * 2009-07-02 2011-01-20 Nara Institute Of Science & Technology 亜鉛発光プローブ及び発光体
US8465985B2 (en) 2007-03-01 2013-06-18 The University Of Tokyo Fluorescent probe
WO2016130086A1 (en) * 2015-02-11 2016-08-18 National University Of Singapore Development of abcg2-sensitive fluorescent probe for isolation of abcg2 low neural stem/progenitor cells

Cited By (24)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6903226B2 (en) 2000-02-28 2005-06-07 Daiichi Pure Chemicals Co., Ltd. Fluorescent probe for the quantitation of zinc
US7074823B2 (en) 2000-02-28 2006-07-11 Daiichi Pure Chemical Co., Ltd. Fluorescent probe for zinc
USRE40572E1 (en) 2000-02-28 2008-11-11 Sekisui Medical Co., Ltd. Fluorescent probe for the quantitation of zinc
WO2002102795A1 (en) * 2001-06-14 2002-12-27 Daiichi Pure Chemicals Co., Ltd. Fluorescent probes for zinc
US7524974B2 (en) 2002-07-08 2009-04-28 Tetsuo Nagano Fluorescent probe
US7696245B2 (en) 2003-03-28 2010-04-13 Sekisui Medical Co., Ltd. Fluorescent probe for zinc
US8618161B2 (en) 2003-05-09 2013-12-31 Applied Biosystems, Llc Fluorescent polymeric materials containing lipid soluble rhodamine dyes
US9034920B2 (en) 2003-05-09 2015-05-19 Applied Biosystems, Llc Fluorescent polymeric materials containing lipid soluble rhodamine dyes
US9090775B2 (en) 2003-05-09 2015-07-28 Applied Biosystems, Llc Phenyl xanthene dyes
US9493656B2 (en) 2003-05-09 2016-11-15 Life Technologies Corporation Phenyl xanthene dyes
US7432298B2 (en) 2003-05-09 2008-10-07 Applied Biosystems Inc. Fluorescent polymeric materials containing lipid soluble rhodamine dyes
US7491830B2 (en) 2003-05-09 2009-02-17 Applied Biosystems Inc. Phenyl xanthene dyes
US7541467B2 (en) 2004-01-09 2009-06-02 Shigenobu Yano Fluorescent zinc ion sensor
US7939330B2 (en) 2004-02-23 2011-05-10 Tetsuo Nagano Fluorescent probe
WO2005080331A1 (ja) * 2004-02-23 2005-09-01 Tetsuo Nagano 蛍光プローブ
JP2005325074A (ja) * 2004-05-14 2005-11-24 Tokyo Univ Of Science 化合物、化合物の製造方法及びアポトーシス細胞の検出方法
WO2005121109A3 (en) * 2004-06-10 2006-03-09 Univ Hull Novel antiviral macrocycle derivatives and metal complexes, incorporating bridged macrocycles
US8034800B2 (en) 2004-06-10 2011-10-11 University Of Hull Antiviral macrocycle derivatives and metal complexes, incorporating bridged macrocycles
JP2006213615A (ja) * 2005-02-02 2006-08-17 Tokyo Univ Of Science 紫外線分解化合物
JP5261718B2 (ja) * 2006-03-03 2013-08-14 国立大学法人 東京大学 蛍光プローブ
WO2007100082A1 (ja) * 2006-03-03 2007-09-07 The University Of Tokyo 蛍光プローブ
US8465985B2 (en) 2007-03-01 2013-06-18 The University Of Tokyo Fluorescent probe
JP2011013102A (ja) * 2009-07-02 2011-01-20 Nara Institute Of Science & Technology 亜鉛発光プローブ及び発光体
WO2016130086A1 (en) * 2015-02-11 2016-08-18 National University Of Singapore Development of abcg2-sensitive fluorescent probe for isolation of abcg2 low neural stem/progenitor cells

Also Published As

Publication number Publication date
JP4402191B2 (ja) 2010-01-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4759200B2 (ja) 活性酸素測定用試薬
JP4695811B2 (ja) 亜鉛蛍光プローブ
US9714260B2 (en) Asymmetrical Si rhodamine and rhodol synthesis
JP4713343B2 (ja) 蛍光プローブ
JPWO2001064664A1 (ja) 活性酸素測定用試薬
JP4402191B2 (ja) 亜鉛蛍光プローブ
JPWO2001062755A1 (ja) 亜鉛蛍光プローブ
US7939330B2 (en) Fluorescent probe
JPWO2007100061A1 (ja) 蛍光プローブ
US8178669B2 (en) Fluorescent probe for peroxynitrite
WO1999051586A1 (en) Reagent for singlet oxygen determination
EP1314730B1 (en) Reagent for determining singlet oxygen
WO2005085811A1 (ja) 蛍光プローブ
JPWO2002018362A1 (ja) 一重項酸素測定用試薬
JP5261718B2 (ja) 蛍光プローブ
JP4279065B2 (ja) 亜鉛蛍光プローブ
JP4309253B2 (ja) 亜鉛蛍光プローブ
JP2018145126A (ja) カルボキシペプチダーゼ活性検出用蛍光プローブ
JPWO2019168199A1 (ja) カルボキシペプチダーゼ活性検出用蛍光プローブ
US7109043B2 (en) Fluorescent probe for magnesium ion determination
JP2004101389A (ja) アルミニウムイオン及び/又は第二鉄イオン測定用プローブ
JPWO2002012867A1 (ja) マグネシウムイオン測定用蛍光プローブ
JP2004315501A (ja) 亜鉛蛍光プローブ
JPWO2007013201A1 (ja) 亜鉛蛍光プローブ
JPWO2010126075A1 (ja) Npp検出用蛍光プローブ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Effective date: 20060120

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20060120

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20060120

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20060512

A521 Written amendment

Effective date: 20060512

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090617

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20090623

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090818

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20091006

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20091029

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 3

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121106

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131106

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees