JP2000238728A - 食品加工装置 - Google Patents

食品加工装置

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JP2000238728A
JP2000238728A JP11047520A JP4752099A JP2000238728A JP 2000238728 A JP2000238728 A JP 2000238728A JP 11047520 A JP11047520 A JP 11047520A JP 4752099 A JP4752099 A JP 4752099A JP 2000238728 A JP2000238728 A JP 2000238728A
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food processing
product container
steam
heat treatment
chamber
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Takaaki Shimizu
孝晃 清水
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House Foods Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構造で食品素材を調理及び又は殺菌等
の加工を行うことができる食品加工装置を提供する。 【解決手段】 食品加工装置100は加熱処理室102
を備える。容器供給部104が加熱処理室102の上流
側に配置される。加熱処理室102は加熱処理部106
を含む。固形食品素材充填部108が加熱処理部106
の上流側に配置される。液体食品充填部110が加熱処
理部106の下流側に配置される。製品用容器を密封す
るための包装処理部112が液体食品充填部110の下
流側に配置される。加熱処理室102の内部の一部分を
冷却するための冷却部114が加熱処理室102の下方
の部分に配置される。ドレン水回収部116が冷却部1
14の下方の側に配置される。水蒸気管122が、加熱
処理室102の内部の上方の部分に配置される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、食品加工装置に関
するもので、特に、容器に充填した食品素材を常圧水蒸
気雰囲気下で殺菌及び又は調理するための加熱処理部を
備え、及び又は、加熱処理部で加熱処理した食品素材を
充填した製品用容器を常圧水蒸気雰囲気下で密封するた
めの無菌包装部を備えた食品加工装置に関する。
【0002】
【従来の技術】コーヒー抽出液を供給した容器を100
°Cの水蒸気雰囲気のもとで密封し、その後、殺菌タン
ク内で加熱殺菌を行う装置が、特開昭59−11521
6号公報に開示されている。また、複数種類の食品素材
を、予め、各食品素材毎にその食品素材に適応した条件
で調理殺菌を行い、調理殺菌を行った食品素材を容器に
充填し、容器に充填された状態の食品素材を低熱負荷殺
菌する食品の製造方法が、例えば、特開平8−2428
28号公報に開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】通常、従来の食品の加
熱殺菌装置において、殺菌あるいは調理された食品素材
を収容した製品用容器の包装室は、無菌空気を導入して
包装室内を陽圧にし、包装室内の空気を外部に排出して
無菌状態を保持している。しかしながら、万一、包装室
内に雑菌が混入した場合には、このような雑菌を含む製
品が生産されるおそれがあった。そこで、包装室内の無
菌性を高めるための有効な方法を検討し、万一、包装室
内に雑菌が混入した場合においても、このような雑菌を
殺菌することができるように、包装室内を常圧水蒸気雰
囲気とした。さらに、包装室内の無菌状態を一層向上さ
せるために、水蒸気を包装室内に吹き込んで、包装室内
に水蒸気の流れを形成させた。ところが、このような包
装室の構造においては、包装室内から外部に排出された
多量の水蒸気により、加熱殺菌装置の周辺部においてド
レン水が発生し、このドレン水が菌の繁殖の原因とな
り、加熱殺菌装置の外部から内部に菌が混入するおそれ
が高まるという課題があった。
【0004】また、上記のドレン水の発生を防止するた
めに、包装室内から外部に排出される水蒸気を処理する
ためのダクト等を設けた場合には、加熱殺菌装置が大型
になるという課題があった。一方、容器に収容されてい
る食品素材を、常圧水蒸気雰囲気下において殺菌あるい
は調理する加熱殺菌装置においても、無菌状態を一層向
上させるために、水蒸気を包装室内に吹き込んで、包装
室内に水蒸気の流れを形成させた場合には、上記のよう
な課題があった。
【0005】
【発明の目的】本発明の目的は、従来のこのような課題
を解決するために、極めて簡単な構造を用いることによ
り、食品素材を確実に調理及び又は殺菌等の加工を行う
ことができる食品加工装置を提供することにある。本発
明の他の目的は、容器に充填した食品素材を常圧水蒸気
雰囲気下で殺菌及び又は調理するための加熱処理室を備
え、及び又は、加熱処理室で加熱処理した食品素材を充
填した製品用容器を常圧水蒸気雰囲気下で密封するため
の無菌包装室を備え、食品加工装置内部の無菌状態を高
く維持することができるように構成した食品加工装置を
提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、食品加工装置
において、容器に充填した食品素材を常圧水蒸気雰囲気
下で殺菌及び又は調理するための加熱処理部と、加熱処
理部で加熱処理した食品素材を充填した製品用容器を水
蒸気雰囲気下で密封するための無菌包装部とを備え、加
熱処理部と無菌包装部は単一の食品処理室内に設けられ
ており、食品処理室内の上方部分に水蒸気を導入するた
めの水蒸気導入手段と、食品処理室内の下方部分を冷却
するための冷却手段とを備えていることを特徴とする。
本発明の食品加工装置では、加熱処理部において食品素
材を収容して殺菌及び又は調理するための容器は、リテ
ーナ等の処理用容器であってもよいし、製品用容器であ
ってもよい。
【0007】また、本発明は、食品加工装置において、
容器に充填した食品素材を常圧水蒸気雰囲気下で殺菌及
び又は調理するための加熱処理室を備え、加熱処理室内
の上方部分に水蒸気を導入するための水蒸気導入手段
と、加熱処理室内の下方部分を冷却するための冷却手段
とを備えていることを特徴とする。本発明の食品加工装
置では、加熱処理室において食品素材を収容して殺菌及
び又は調理するための容器は、リテーナ等の処理用容器
であってもよいし、製品用容器であってもよい。
【0008】さらに、本発明は、食品加工装置におい
て、殺菌及び又は調理した食品素材を充填した製品用容
器を水蒸気雰囲気下で密封するための無菌包装室を備
え、無菌包装室内の上方部分に水蒸気を導入するための
水蒸気導入手段と、無菌包装室内の下方部分を冷却する
ための冷却手段とを備えていることを特徴とする。この
ような構成により、極めて簡単な構造で、食品素材を確
実に調理及び又は殺菌等の加工を行うことができ、食品
加工装置の内部の無菌状態を高く維持することができ
る。
【0009】本発明の食品加工装置では、冷却手段が、
容器を食品処理室の内部に配置する高さより低い位置で
食品処理室の壁部に対して設けられるのが好ましい。ま
た、本発明の食品加工装置では、冷却手段が、容器を加
熱処理室の内部に配置する高さより低い位置で加熱処理
室の壁部に対して設けられるのが好ましい。また、本発
明の食品加工装置では、冷却手段が、製品用容器を無菌
包装室の内部に配置する高さより低い位置で無菌包装室
の壁部に対して設けられるのが好ましい。このように構
成することにより、食品加工装置の食品処理室、加熱処
理室、無菌包装室の内部に水蒸気の流れを形成すること
ができ、この水蒸気の流れの上流側において、無菌のレ
ベルを高く保持することができる。
【0010】また、本発明の食品加工装置では、冷却手
段を設けた壁部が傾斜部を含むのが好ましい。更に、本
発明の食品加工装置では、ドレン水回収部を傾斜部の下
方部分に設けるのが好ましい。このように構成すること
により、万一、包装部内に雑菌が混入した場合において
も、このような雑菌を殺菌することができ、あるいは、
このような雑菌を水蒸気の流れと結露水の流れととも
に、直ちに食品処理室の外部に排出することができる。
また、このように構成することにより、食品処理室の周
辺部において不要なドレン水の発生を押さえ、食品処理
室の周辺部での菌の繁殖原因をなくすことができるた
め、食品処理室の外部から食品処理室の内部への菌の混
入を防止することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の食品加工装置の
実施の形態について説明する。 (1)第1の実施の形態 最初に、本発明の食品加工装置の第1の実施の形態の構
造について説明する。図1及び図2を参照すると、本発
明の食品加工装置100は、水蒸気雰囲気下で固形食品
素材を加熱調理し、及び又は、固形食品素材を加熱殺菌
し、この加熱処理した固形食品素材を充填した製品用容
器を水蒸気雰囲気下で密封するための食品処理室102
を備える。食品処理室102の横断面形状(長手方向に
直角な断面の形状)は、図2に示すように、実質的に円
形である。食品処理室102の横断面形状(長手方向に
直角な断面の形状)は、例えば、実質的に四角形であっ
てもよいし、実質的に六角形又は八角形等の多角形であ
ってもよい。製品用容器を供給するための容器供給部1
04が食品処理室102の上流側に配置されている。図
1及び図2に示す本発明の実施の形態では、食品処理室
102は、固形食品素材を加熱調理し、及び/又は、固
形食品素材を加熱殺菌するための加熱処理部106と、
食品素材を充填した製品用容器を密封するための無菌包
装部112とを、単一の室(加熱処理室)内に含む構造
である。固形食品素材を供給するための固形食品素材充
填部108が加熱処理部106の上流側に配置される。
液体食品素材を供給するための液体食品充填部110が
加熱処理部106の下流側に配置される。無菌包装部1
12は、液体食品充填部110の下流側に配置されてい
る。
【0012】食品処理室102の内部の一部分を冷却す
るための冷却部114が食品処理室102の下方部分に
配置される。食品処理室102の内部のドレン水を回収
するためのドレン水回収部116が冷却部114の下方
の側に配置される。水蒸気管122が、食品処理室10
2の内部の上方部分に配置される。例えば、図2に示す
ように、食品処理室102の内部の上方部分に水蒸気管
122を複数配置するのが好ましい。水蒸気供給装置
(図示せず)から水蒸気を水蒸気管122に供給するた
めの水蒸気供給配管120が、水蒸気管122に連結さ
れている。本発明の食品加工装置100を用いて固形食
品素材を加熱調理する場合には、水蒸気供給装置(図示
せず)から水蒸気供給配管120を介して水蒸気を水蒸
気管122に供給する。水蒸気の供給圧力は、0.2〜
0.3MPa(ゲージ圧)であるのが好ましい。食品処
理室102の内部の温度は、100°Cに保持されてい
るのが好ましい。水蒸気管122から食品処理室102
の中に導入された水蒸気により、固形食品素材を加熱調
理し、及び/又は、固形食品素材を加熱殺菌することが
できる。
【0013】製品用容器130を載せて移動させるため
の製品用容器移動装置132が設けられる。製品用容器
移動装置132は、ネットコンベヤで構成されている。
製品用容器移動装置132は上流側端部132aと、下
流側端部132bとを有する。製品用容器移動装置13
2の上コンベヤ部分132cは、上流側端部132aに
隣接した部分と、下流側端部132bに隣接した部分と
が食品処理室102の外部に配置され、中間の大部分が
食品処理室102の内部に配置されている。製品用容器
移動装置132の下コンベヤ部分132dは、食品処理
室102の外部に配置される。製品用容器移動装置13
2の上コンベヤ部分132cは、図2に示すように、食
品処理室102の内部の中間の高さの部分に配置される
のが好ましい。
【0014】以上の構成により、食品加工装置100の
食品処理室102の内部に、食品処理室102の上方か
ら上コンベヤ部分132cを通って食品処理室102の
下方に向かうような水蒸気の流れを形成することができ
る。したがって、この水蒸気の流れにより、製品用容器
移動装置132の上コンベヤ部分132cに配置した製
品用容器130の中の固形食品素材を確実に加熱調理
し、及び又は、固形食品素材を加熱殺菌することができ
る。
【0015】製品用容器130を製品用容器移動装置1
32に供給するための製品用容器供給装置134が、製
品用容器移動装置132の上流側端部132aの付近に
配置される。製品用容器供給装置134は、製品用容器
移動装置132の上流側端部132aに近い箇所に製品
用容器130を整列させて供給することができる。製品
用容器130は、円筒形状を有し、底部と開口部をもっ
ている。製品用容器130は、ポリプロピレン、ポリエ
チレンテレフタレート(PET)などの合成樹脂等によ
り形成される。製品用容器130の開口部に蓋を取りつ
けることによって製品用容器130を密閉することがで
きる。製品用容器130として、例えば、パウチ形状の
ものを用いてもよい。製品用容器移動装置132は、そ
の上コンベヤ部分132cに、互いに間隔を詰めた状態
で配置された複数の製品用容器130を上流側から下流
側に向かって移動させるように構成される。製品用容器
移動装置132のネットベルトは無端ベルトで構成さ
れ、上コンベヤ部分132cは上流側端部132aから
下流側端部132bに向かって移動し、下コンベヤ部分
132dは下流側端部132bから上流側端部132a
に向かって移動するように作動することができる。ここ
で説明した製品用容器130は、食品素材を収容するた
めの容器である。
【0016】食品処理室102の内部の水蒸気を逃がさ
ないための上流側水蒸気遮断部材136が食品処理室1
02の上流側端部102aに設けられる。食品処理室1
02の内部の水蒸気を逃がさないための下流側水蒸気遮
断部材138が食品処理室102の下流側端部102b
に設けられる。製品用容器移動装置132の上コンベヤ
部分132cは水蒸気遮断部材136、138を通るよ
うに配置されている。このような水蒸気遮断部材13
6、138は、開閉可能なドア又はシャッタで構成する
のがよい。1つ以上の固形食品素材140を供給するた
めの固形食品素材供給装置142が、製品用容器移動装
置132の上流側端部132aに近い方の位置に配置さ
れる。固形食品素材供給装置142は固形食品素材充填
部材144を有する。固形食品素材140は固形食品素
材充填部材144から製品用容器移動装置132の上コ
ンベヤ部分132c上に配置された製品用容器130に
順々に供給されるように構成されている。すなわち、固
形食品素材供給装置142は、食品処理室102の内部
にある製品用容器130に固形食品素材140を供給す
ることができる。
【0017】複数の種類の固形食品素材を製品用容器1
30に供給する場合には、複数の固形食品素材供給装置
を設けることができる。また、固形食品素材を供給する
ためにリテーナを用い、あらかじめ、1つ以上の固形食
品素材をこのリテーナに供給し、次に、このリテーナに
収容された固形食品素材を製品用容器130に供給する
こともできる。液体食品充填装置146が、固形食品素
材供給装置142の下流側に設けられる。液体食品充填
装置146は液体食品充填部材148を有する。調理及
び又は殺菌された液体食品が液体食品充填部材148か
ら製品用容器移動装置132の上の製品用容器130に
充填される。
【0018】従って、1つの製品用容器130の中に、
加熱処理を施された固形食品素材140と、調理及び又
は殺菌された液体食品とが一緒に収容される。なお、上
記の液体食品充填装置146は、加工すべき製品の種類
に応じて設置すればよく、固形食品素材140のみを含
む製品のための食品加工装置においては、液体食品充填
装置146を設けなくてよい。蓋材供給装置150が製
品用容器移動装置132の下流側端部132bに近い方
の位置に配置される。蓋材供給装置150は蓋材152
を食品処理室102の内部の製品用容器移動装置132
の上の製品用容器130の上に供給する。 蓋材シール
装置154が製品用容器移動装置132の下流側端部1
32bに近い方の位置で食品処理室102の内部に配置
される。蓋材シール装置154は蓋材152を製品用容
器130に取付け、蓋材シール装置154に設けたカッ
ター機構によりトリミング処理を行う。製品用容器移動
装置132の作動により、蓋を取付けられた製品用容器
130は、食品処理室102の外部に出ることができ
る。
【0019】冷却手段を構成するジャケット160が食
品処理室102の下方の壁部102dに対して設けられ
る。ジャケット160は、食品処理室102の内部を冷
却するために設けられている。ジャケット160は、製
品用容器130を食品処理室102の内部に配置する高
さより低い位置に配置された部分を含むのが好ましい。
冷媒が冷媒用管路162を介してジャケット160の中
に導入される。冷媒は、例えば、水である。冷媒の温度
は水蒸気の温度より低くなるように決める。冷媒の温度
は、0°C〜80°Cの範囲にあるのが好ましい。冷媒
の温度は、10°C〜50°Cの範囲にあるのが更に好
ましい。冷媒の温度は、15°C〜35°Cの範囲にあ
るのがなお一層好ましい。
【0020】傾斜部160eが、食品処理室102の下
方の壁部に設けられている。傾斜部160eの水平面に
対してなす角度は、3°〜70°であるのが好ましい。
傾斜部160eの水平面に対してなす角度は、10°〜
30°であるのが更に好ましい。この構成により、小型
で簡潔な構造の食品処理室102を形成することがで
き、食品処理室102の内部に生じたドレン水を効率的
に食品処理室102の下方に導くことができる。
【0021】ドレン水回収部116が傾斜部160eの
下方部分に設けられている。ドレン水回収部116は、
食品処理室102の長さに対応して任意に設ければよ
く、例えば、図1に示す食品加工装置100において
は、2箇所設けられている。ドレン水排出用管路166
が、ドレン水回収部116に連結されている。ドレン水
回収部116に収集されたドレン水は、ドレン水排出用
管路166を通って排出されるように構成されている。
製品冷却部170が、製品用容器移動装置132の下流
側端部132bの更に下流側に設けられる。蓋を取付け
た製品用容器130は製品冷却部170で冷却される。
【0022】本発明の食品加工装置100の一例とし
て、製品用容器移動装置132のネットコンベヤの全長
を約30メートルとする。そして、製品用容器移動装置
132のネットコンベヤは、移動速度が約0.1メート
ル/秒であり、移動時間が1秒間であり、停止時間が1
秒間である間欠運転をするように制御される。従って、
製品用容器移動装置132のネットコンベヤの平均移動
速度は、約3メートル/分である。
【0023】製品用容器130としては、直径が約10
センチメートルの円筒形の容器を用いる。このような製
品用容器を、図1に示すように、互いに間隔を詰めた状
態で、製品用容器移動装置132の上コンベヤ部分13
2c上に配置する。上述したように、図1に示す本発明
の食品加工装置100では、加熱処理部106において
食品素材140を収容して殺菌及び又は調理するための
容器は製品用容器130である。
【0024】変形例として、この食品素材140を収容
して殺菌及び又は調理するための容器はリテーナ等の処
理用容器であってもよい。リテーナを使用する場合に
は、液体食品充填部110の直ぐ上流側に、食品素材1
40をリテーナから製品用容器130の中に移し替える
ための食品素材移し替え装置(図示せず)を設けるのが
よい。このような食品素材移し替え装置を用いることに
より、液体食品充填部110に送られる前に、食品素材
140は製品用容器130の中に充填された状態で、製
品用容器移動装置132の作動により、液体食品充填部
110に送ることができる。
【0025】次に、本発明の食品加工装置100の作用
について説明する。固形食品素材140として、例え
ば、一定量の約10ミリメートル角のポテト片と、一定
量の約20ミリメートル平方で約3ミリメートル厚の牛
肉片と、約4ミリメートル角の人参とを用意する。固形
食品素材供給装置142は、これらのポテト片、牛肉
片、人参をそれぞれ必要量だけ計量して、上コンベヤ部
分132c上の製品用容器130の中に供給する。
【0026】固形食品素材供給部材144のバルブは、
1秒経過すると開き、更に1秒経過すると閉じるように
制御されている。従って、固形食品素材140を製品用
容器130の中に投入する投入間隔は約2秒であるよう
に制御されている。この例においては、食品加工装置1
00が行う処理は殺菌である。液体食品充填装置146
が、一定量のポテト及び牛肉及び人参を収容した製品用
容器130に液体食品を充填する。この液体食品の充填
時間は約1秒間である。水蒸気が水蒸気供給装置(図示
せず)から水蒸気供給配管120を介して食品処理室1
02の内部に配置された水蒸気管122に供給される。
この水蒸気は、食品処理室102の中に導入され、それ
によって、製品用容器130の中の固形食品素材140
を加熱処理することができる。ジャケット160が食品
処理室102の下方の壁部102dに対して設けられて
いるので、食品処理室102の内部のジャケット160
に隣接した部分が冷却され、食品処理室102の内部で
水蒸気は凝縮される。これにより、食品処理室102の
内部のジャケット160に隣接した部分の圧力が下が
り、水蒸気が水蒸気管122から食品処理室102の内
部のジャケット160に隣接した部分に向かって流れ
る。
【0027】そして、食品処理室102の内部のジャケ
ット160に隣接した部分において、水蒸気は結露して
結露水になり、ドレン水回収部116に流入する。次
に、ドレン水回収部116に収集されたドレン水は、ド
レン水排出用管路166を通って食品処理室102の外
部に排出される。この構成により、結露水が確実に食品
処理室102の外部に排出されるので、食品処理室10
2の内部に常に新しい水蒸気を流入させることができ
る。本発明の食品加工装置では、液体食品充填装置14
6が供給する液体食品は、例えば、シチュー用ソース又
はカレー用ソースである。
【0028】蓋材供給装置150により供給された蓋材
152は、食品処理室102の内部の製品用容器移動装
置132の上の製品用容器130の上に供給される。蓋
材シール装置154により、蓋材152を製品用容器1
30にヒートシール処理、トリミング処理する。このヒ
ートシール処理及びトリミング処理する時間は約1秒間
である。製品用容器移動装置132の作動により、蓋を
取付けられた製品用容器130は、食品処理室102の
外部に出される。蓋を取付けられた製品用容器130は
製品冷却部170で冷却される。本発明の食品加工装置
100では、製品用容器130の中の固形食品素材を約
20分間にわたって加熱調理し、及び/又は、固形食品
素材を加熱殺菌することができる。
【0029】(2)第2の実施の形態 次に、本発明の食品加工装置の第2の実施の形態の構造
について説明する。図3を参照すると、食品加工装置2
00は、水蒸気雰囲気下で固形食品素材140を加熱調
理し、及び又は、固形食品素材140を加熱殺菌するた
めの加熱処理室206を備える。加熱処理室206の横
断面形状(長手方向に直角な断面の形状)は、本発明の
食品加工装置の第1の実施の形態における食品処理室1
02の横断面形状と同様である。加熱処理室206の横
断面形状(長手方向に直角な断面の形状)は、例えば、
実質的に四角形であってもよいし、実質的に六角形又は
八角形等の多角形であってもよい。
【0030】加熱処理した固形食品素材140を充填し
た製品用容器130を無菌環境で密封するためのクリー
ンルーム212が、加熱処理室206の下流側に配置さ
れている。クリーンルーム212と加熱処理室206
は、互いに隣接して設けられている。したがって、図3
に示す配置では、固形食品素材140を充填した製品用
容器130は、加熱処理室206からクリーンルーム2
12の中に導入され、クリーンルーム212の中におい
て、製品用容器130を無菌環境で密封することができ
る。変形例として、本発明の食品加工装置を、加熱処理
室206及びクリーンルーム212の両方を備えるよう
に構成してもよい。
【0031】製品用容器130を供給するための容器供
給部104が加熱処理室206の上流側に配置されてい
る。固形食品素材140を供給するための固形食品素材
充填部108が加熱処理室206の上流側に配置され
る。液体食品素材を供給するための液体食品充填部11
0が加熱処理室206の下流側に配置される。クリーン
ルーム212は、加熱処理室206の下流側に配置され
ている。加熱処理室206の内部の一部分を冷却するた
めの加熱処理室冷却部214が加熱処理室206の下方
部分に配置される。加熱処理室206の内部のドレン水
を回収するための加熱処理室ドレン水回収部264が加
熱処理室冷却部214の下方の側に配置される。
【0032】冷却手段を構成するジャケット260が加
熱処理室206の下方の壁部206dに対して設けられ
る。ジャケット260は、加熱処理室206の内部を冷
却するために設けられている。ジャケット260は、製
品用容器130を加熱処理室206の内部に配置する高
さより低い位置に配置された部分を含むのが好ましい。
冷媒が冷媒用管路262を介してジャケット260の中
に導入される。冷媒の種類及び温度は、本発明の第1の
実施の形態について前述したものと同様である。傾斜部
260eが、加熱処理室206の下方の壁部206eに
設けられている。傾斜部260eの水平面に対してなす
角度は、3°〜70°であるのが好ましい。傾斜部26
0eの水平面に対してなす角度は、10°〜30°であ
るのが更に好ましい。この構成により、小型で簡潔な構
造の加熱処理室206を形成することができ、加熱処理
室206の内部に生じたドレン水を効率的に加熱処理室
206の下方に導くことができる。
【0033】加熱処理室ドレン水回収部264が傾斜部
206eの下方部分に設けられている。加熱処理室ドレ
ン水回収部264は、加熱処理室206の長さに対応し
て任意に設ければよく、例えば、食品加工装置200に
おいては、1箇所設けられている。加熱処理室ドレン水
排出用管路266が、加熱処理室ドレン水回収部264
に連結されている。加熱処理室ドレン水回収部264に
収集されたドレン水は、加熱処理室ドレン水排出用管路
266を通って排出されるように構成されている。加熱
処理室水蒸気管222が、加熱処理室206の内部の上
方部分に配置される。例えば、加熱処理室206の内部
の上方部分に水蒸気管を複数配置するのが好ましい。水
蒸気供給装置(図示せず)から水蒸気を水蒸気管222
に供給するための水蒸気供給配管220が、加熱処理室
206の内部に配置された水蒸気管222に連結されて
いる。水蒸気の供給方法及び水蒸気の供給圧力は、本発
明の第1の実施の形態について前述したものと同様であ
る。加熱処理室水蒸気管222から加熱処理室206の
中に導入された水蒸気により、固形食品素材を加熱調理
し、及び/又は、固形食品素材を加熱殺菌することがで
きる。
【0034】製品用容器130を載せて移動させるため
の製品用容器移動装置132が設けられる。製品用容器
移動装置132の構造及び作用は、本発明の第1の実施
の形態について前述したものと同様である。製品用容器
移動装置132の上コンベヤ部分132cは、上流側端
部132aに隣接した部分が加熱処理室206の外部に
配置され、下流側端部132bに隣接した部分がクリー
ンルーム212の外部に配置され、中間の部分のうちで
上流側の一部が加熱処理室206の内部に配置され、中
間の部分のうちで下流側の一部がクリーンルーム212
の内部に配置されている。製品用容器移動装置132の
下コンベヤ部分132dは、加熱処理室206及びクリ
ーンルーム212の外部に配置される。製品用容器移動
装置132の上コンベヤ部分132cは、加熱処理室2
06の内部の中間の高さの部分に配置されるのが好まし
い。
【0035】以上の構成により、加熱処理室206の内
部に、その上方から上コンベヤ部分132cを通って下
方に向かうような水蒸気の流れを形成することができ
る。したがって、この水蒸気の流れにより、製品用容器
移動装置132の上コンベヤ部分132cに配置した製
品用容器130の中の固形食品素材140を確実に加熱
調理し、及び又は、固形食品素材を加熱殺菌することが
できる。
【0036】製品用容器供給装置134の構造及び作用
は、本発明の第1の実施の形態について前述したものと
同様である。製品用容器130の構造は、本発明の第1
の実施の形態について前述したものと同様である。製品
用容器移動装置132は、その上コンベヤ部分132c
に、互いに間隔を詰めた状態で配置された複数の製品用
容器130を上流側から下流側に向かって移動させるよ
うに構成される。
【0037】加熱処理室206の内部の水蒸気を逃がさ
ないための加熱処理室上流側水蒸気遮断部材236aが
加熱処理室206の上流側端部206aに設けられる。
食品処理室102の内部の水蒸気を逃がさないための加
熱処理室下流側水蒸気遮断部材236bが加熱処理室2
06の下流側端部206bに設けられる。製品用容器移
動装置132の上コンベヤ部分132cは水蒸気遮断部
材236a、236bを通るように配置されている。こ
のような水蒸気遮断部材236a、236bは、開閉可
能なドア又はシャッタで構成するのがよい。固形食品素
材供給装置142の構造及び作用は、本発明の第1の実
施の形態について前述したものと同様である。すなわ
ち、固形食品素材供給装置142は、加熱処理室206
の内部にある製品用容器130の中に固形食品素材14
0を供給することができる。
【0038】液体食品充填装置146が、固形食品素材
供給装置142の下流側に設けられる。液体食品充填装
置146の構造及び作用は、本発明の第1の実施の形態
について前述したものと同様である。従って、加熱処理
室206において、それぞれの製品用容器130の中
に、加熱処理を施された固形食品素材140と、調理及
び又は殺菌された液体食品とが一緒に収容される。製品
用容器移動装置132の作動により、固形食品素材14
0と液体食品とを収容した製品用容器130は、加熱処
理室206の外部に出ることができる。上述したよう
に、図3に示す本発明の食品加工装置200では、加熱
処理室206において食品素材140を収容して殺菌及
び又は調理するための容器は製品用容器130である。
【0039】変形例として、この食品素材140を収容
して殺菌及び又は調理するための容器はリテーナ等の処
理用容器であってもよい。リテーナを使用する場合に
は、液体食品充填部110の直ぐ上流側に、食品素材1
40をリテーナから製品用容器130の中に移し替える
ための食品素材移し替え装置(図示せず)を設けるのが
よい。このような食品素材移し替え装置を用いることに
より、液体食品充填部110に送られる前に、食品素材
140は製品用容器130の中に充填された状態で、製
品用容器移動装置132の作動により、液体食品充填部
110に送ることができる。
【0040】前述したように、クリーンルーム212
は、加熱処理室206の下流側に隣接して配置されてい
る。無菌フィルタ280が、クリーンルーム212の上
方部分に配置される。空気を空気供給装置(図示せず)
から無菌フィルタ280を通してクリーンルーム212
の内部に供給するための空気供給管282がクリーンル
ーム212の上部に配置されている。空気が無菌フィル
タ280を通してクリーンルーム212の中に導入され
て、クリーンルーム212内部の無菌状態を維持する。
【0041】無菌空気吸引口286が、クリーンルーム
212の下方に設置されている。複数のメッシュ開口部
を有するメッシュプレート288がクリーンルーム21
2と無菌空気吸引口286との間に配置される。空気排
出管290が無菌空気吸引口286の下部に配置されて
いる。空気はメッシュプレート288のメッシュ開口部
を通してクリーンルーム212から空気排出管290の
中に導入される。空気排出管290は空気供給管282
と接続されている。したがって、空気供給管282から
クリーンルーム212の中に導入された空気が、空気排
出管290を通って空気供給管282に循環するような
空気の流れが形成される。製品用容器移動装置132の
上コンベヤ部分132cは、クリーンルーム212の内
部の中間部分、あるいは、下方部分に配置されている。
【0042】以上の構成により、クリーンルーム212
の内部で、その上方から上コンベヤ部分132cの配置
されている部分を通って、クリーンルーム212の下方
に向かうような無菌空気の流れを形成して、この無菌空
気の流れにより、製品用容器130を無菌状態下で密封
包装することができる。
【0043】クリーンルーム212の内部の無菌空気を
逃がさないためのクリーンルーム上流側無菌空気遮断部
材238aがクリーンルーム212の上流側端部212
aに設けられる。製品用容器移動装置132の上コンベ
ヤ部分132cを通すためのベルト貫通用開口部238
bが、クリーンルーム212の下流側端部212bに設
けられる。製品用容器移動装置132の上コンベヤ部分
132cは無菌空気遮断部材238aと、ベルト貫通用
開口部238bとを通るように配置されている。このよ
うな無菌空気遮断部材238aを、開閉可能なドア又は
シャッタで構成するのがよい。
【0044】蓋材供給装置150が製品用容器移動装置
132の下流側端部132bに近い方の位置に配置され
る。蓋材供給装置150は蓋材152をクリーンルーム
212の内部の製品用容器移動装置132の上の製品用
容器130の上に供給する。蓋材シール装置154が製
品用容器移動装置132の下流側端部132bに近い方
の位置でクリーンルーム212の内部に配置される。蓋
材シール装置154は蓋材152を製品用容器130に
取付け、蓋材シール装置154に設けたカッター機構に
よりトリミング処理を行う。蓋材供給装置150及び蓋
材シール装置154の構造及び作用は、本発明の第1の
実施の形態について前述したものと同様である。製品用
容器移動装置132の作動により、蓋を取付けられた製
品用容器130は、クリーンルーム212の外部に出る
ことができる。
【0045】製品冷却部170が、製品用容器移動装置
132の下流側端部132bの更に下流側に設けられ
る。蓋を取付けた製品用容器130は製品冷却部170
で冷却される。本発明の食品加工装置200において、
製品用容器移動装置132のネットコンベヤの全長、ネ
ットコンベヤの移動速度、移動時間、停止時間は、本発
明の第1の実施の形態について前述したものと同様であ
る。従って、製品用容器移動装置132のネットコンベ
ヤの平均移動速度は、約3メートル/分である。
【0046】次に、本発明の食品加工装置200の作用
について説明する。食品加工装置200の作用は、以下
で説明する部分を除いて、本発明の第1の実施の形態に
ついて前述したものと、ほぼ同様である。固形食品素材
供給装置142は、ポテト片、牛肉片、人参をそれぞれ
必要量だけ計量して、上コンベヤ部分132c上の製品
用容器130の中に供給する。図3に示す実施の形態に
おいては、食品加工装置200の加熱処理室206が行
う処理は殺菌である。液体食品充填装置146が、一定
量のポテト及び牛肉及び人参を収容した製品用容器13
0に液体食品を充填する。この液体食品の充填時間は約
1秒間である。
【0047】水蒸気が水蒸気供給装置(図示せず)から
水蒸気供給配管220を介して加熱処理室206の内部
に配置された水蒸気管222に供給される。この水蒸気
は、加熱処理室206の中に導入され、それによって、
製品用容器130の中の固形食品素材140を加熱処理
することができる。加熱処理室206の内部のジャケッ
ト260に隣接した部分が冷却され、加熱処理室206
の内部で水蒸気は凝縮される。これにより、加熱処理室
206の内部のジャケット260に隣接した部分の圧力
が下がり、水蒸気が水蒸気管222から加熱処理室20
6の内部のジャケット260に隣接した部分に向かって
流れる。
【0048】そして、加熱処理室206の内部のジャケ
ット260に隣接した部分において、水蒸気は結露して
結露水になり、加熱処理室ドレン水回収部264に流入
する。次に、加熱処理室ドレン水回収部264に収集さ
れたドレン水は、加熱処理室ドレン水排出用管路266
を通って加熱処理室206の外部に排出される。この構
成により、結露水が確実に加熱処理室206の外部に排
出されるので、加熱処理室206の内部に常に新しい水
蒸気を流入させることができる。
【0049】また、空気が空気供給装置(図示せず)か
ら空気供給管282を介してクリーンルーム212の上
部に配置された無菌フィルタ280を通してクリーンル
ーム212の内部に供給される。この無菌空気により、
クリーンルーム212の中の無菌状態を維持することが
できる。製品用容器移動装置132の作動により、蓋を
取付けられた製品用容器130は、クリーンルーム21
2の外部に出ることができる。
【0050】図3では、本発明の食品加工装置の第2の
実施の形態において、クリーンルーム212を加熱処理
室206の下流側に配置した構成について説明した。本
発明の食品加工装置は、クリーンルーム212を加熱処
理室206の下流側に有するような構成であってもよい
し、クリーンルーム212を備えていない構成であって
もよい。クリーンルーム212を備えていない食品加工
装置の構成においては、蓋材供給装置150、及び、蓋
材シール装置154を製品用容器移動装置132の下流
側端部132bに近い方の位置に配置して、蓋材152
を製品用容器130に取付ける。蓋材152を製品用容
器130に取付ける環境は、無菌状態であるのが好まし
い。
【0051】(3)第3の実施の形態 次に、本発明の食品加工装置の第3の実施の形態の構造
について説明する。図4を参照すると、食品加工装置3
00は、固形食品素材140を充填した製品用容器13
0を常圧水蒸気雰囲気下で密封するための無菌包装室3
12を備える。無菌包装室312の横断面形状(長手方
向に直角な断面の形状)は、本発明の食品加工装置の第
1の実施における食品処理室102の横断面形状と同様
である。無菌包装室312の横断面形状(長手方向に直
角な断面の形状)は、例えば、実質的に四角形であって
もよいし、実質的に六角形又は八角形等の多角形であっ
てもよい。
【0052】昇圧室(図示せず)から供給された加熱調
理済みの固形食品素材140を加熱殺菌するための加熱
水蒸気室306と、加熱水蒸気室306の下流側に配置
された減圧室308と、減圧室308の下流側に配置さ
れ、加熱殺菌した固形食品素材140をリテーナ302
から製品用容器130に移し替えるためのリテーナ容器
移し替え部310が、食品加工装置300に対して設け
られる。
【0053】変形例として、本発明の食品加工装置30
0は、無菌包装室312だけでなく、固形食品素材14
0を加熱調理するための加熱調理室を含んでいてもよい
し、固形食品素材140を加熱殺菌するための加熱殺菌
部を含んでいてもよいし、あるいは、加熱調理室及び加
熱殺菌部を含んでいてもよい。固形食品素材を充填した
製品用容器130を常圧水蒸気雰囲気下で密封するため
の無菌包装室312とを備える。固形食品素材140
は、リテーナ302に収容されて、加熱調理室(図示せ
ず)において、加熱調理される。加熱調理された固形食
品素材140は、リテーナ302に収容されたままの状
態で、昇圧室(図示せず)の中に導入される。
【0054】無菌包装室312は、加熱水蒸気室30
6、減圧室308、リテーナ容器移し替え部310の下
方に配置される。製品用容器130を供給するための容
器供給部314が無菌包装室312の上流側に配置され
ている。製品用容器130を容器供給部314に補充す
るときに開閉することができるシャッタが、容器供給部
314の上方に設けられている。固形食品素材140を
製品用容器130に充填するための固形食品素材充填部
318が無菌包装室312の中で、容器供給部314の
下流側に配置される。液体食品素材を供給するための液
体食品充填部110が、無菌包装室312の中で、固形
食品素材充填部318の下流側に配置される。無菌包装
室312の内部の一部分を冷却するための無菌包装室冷
却部334が無菌包装室312の下方部分に配置され
る。無菌包装室312の内部のドレン水を回収するため
の無菌包装室ドレン水回収部364が無菌包装室冷却部
334の下方の側に配置される。
【0055】冷却手段を構成するジャケット360が無
菌包装室312の下方の壁部312dに対して設けられ
る。ジャケット360は、無菌包装室312の内部を冷
却するために設けられている。ジャケット360は、製
品用容器130を無菌包装室312の内部に配置する高
さより低い位置に配置された部分を含むのが好ましい。
冷媒が冷媒用管路362を介してジャケット360の中
に導入される。冷媒の種類及び温度は、本発明の第1の
実施の形態について前述したものと同様である。傾斜部
360eが、無菌包装室312の下方の壁部312eに
設けられている。傾斜部360eの水平面に対してなす
角度は、3°〜70°であるのが好ましい。傾斜部36
0eの水平面に対してなす角度は、10°〜30°であ
るのが更に好ましい。この構成により、小型で簡潔な構
造の無菌包装室312を形成することができ、無菌包装
室312の内部に生じたドレン水を効率的に無菌包装室
312の下方に導くことができる。
【0056】無菌包装室ドレン水回収部364は傾斜部
360eの下方部分に設けられている。無菌包装室ドレ
ン水回収部364は、無菌包装室312の長さに対応し
て任意に設ければよく、例えば、食品加工装置300に
おいては、2箇所設けられている。無菌包装室ドレン水
排出用管路366が、無菌包装室ドレン水回収部364
に連結されている。無菌包装室ドレン水回収部364に
収集されたドレン水は、無菌包装室ドレン水排出用管路
366を通って排出されるように構成されている。無菌
包装室水蒸気管322が、無菌包装室312の内部の上
方部分に配置される。水蒸気供給装置(図示せず)から
水蒸気を水蒸気管322に供給するための水蒸気供給配
管320が、無菌包装室312の内部に配置された水蒸
気管322に連結されている。水蒸気の供給方法及び水
蒸気の供給圧力は、本発明の第1の実施の形態について
前述したものと同様である。無菌包装室水蒸気管322
から無菌包装室312の中に導入された水蒸気により、
無菌包装室312の内部を無菌状態に維持することがで
きる。
【0057】製品用容器130を載せて移動させるため
の製品用容器移動装置132が無菌包装室312に対し
て設けられる。製品用容器移動装置132の構造及び作
用は、本発明の第1の実施の形態について前述したもの
と同様である。製品用容器移動装置132の上コンベヤ
部分132cは、上流側端部132aに隣接した部分が
無菌包装室312の外部に配置され、下流側端部132
bに隣接した部分が無菌包装室312の外部に配置さ
れ、中間の部分は無菌包装室312の内部に配置されて
いる。製品用容器移動装置132の下コンベヤ部分13
2dは、無菌包装室312の外部に配置される。製品用
容器移動装置132の上コンベヤ部分132cは、無菌
包装室312の内部の中間の高さの部分に配置されるの
が好ましい。
【0058】以上の構成により、無菌包装室312の内
部に、その上方から上コンベヤ部分132cを配置した
部分を通って、無菌包装室312の下方に向かうような
水蒸気の流れを形成することができる。したがって、こ
の水蒸気の流れにより、製品用容器移動装置132の上
コンベヤ部分132cに配置した製品用容器130の中
の固形食品素材を無菌状態下に保持したまま、製品用容
器130を密封包装することができる。
【0059】製品用容器供給装置134の構造及び作用
は、本発明の第1の実施の形態について前述したものと
同様である。製品用容器130の構造は、本発明の第1
の実施の形態について前述したものと同様である。製品
用容器移動装置132は、その上コンベヤ部分132c
に、互いに間隔を詰めた状態で配置された複数の製品用
容器130を、無菌包装室312の上流側から下流側に
向かって移動させるように構成される。
【0060】無菌包装室312の内部の水蒸気を逃がさ
ないための無菌包装室上流側水蒸気遮断部材336が無
菌包装室312の上流側端部312aに設けられる。無
菌包装室312の内部の水蒸気を逃がさないための無菌
包装室下流側水蒸気遮断部材338が無菌包装室312
の下流側端部312bに設けられる。製品用容器移動装
置132の上コンベヤ部分132cは、両側の水蒸気遮
断部材336、338を通るように配置されている。こ
のような水蒸気遮断部材336、338は、開閉可能な
ドア又はシャッタで構成するのがよい。リテーナ容器移
し替え部310でリテーナから送られた固形食品素材1
40は、ロータリバルブ318の作動により、固形食品
素材充填部318を介して、無菌包装室312内部にあ
る製品用容器130に供給される。
【0061】液体食品充填装置146が、固形食品素材
充填部318の下流側に設けられる。液体食品充填装置
146の構造及び作用は、本発明の第1の実施の形態に
ついて前述したものと同様である。従って、無菌包装室
312の内部において、それぞれの製品用容器130の
中に、加熱処理を施された固形食品素材140と、調理
及び又は殺菌された液体食品とが一緒に収容される。
【0062】蓋材供給装置150が製品用容器移動装置
132の下流側端部132bに近い方の位置に配置され
る。蓋材供給装置150は蓋材152を無菌包装室31
2の内部の製品用容器移動装置132の上の製品用容器
130の上に供給する。蓋材シール装置154が製品用
容器移動装置132の下流側端部132bに近い方の位
置で無菌包装室312の内部に配置される。蓋材シール
装置154は蓋材152を製品用容器130に取付け、
蓋材シール装置154に設けたカッター機構によりトリ
ミング処理を行う。蓋材供給装置150及び蓋材シール
装置154の構造及び作用は、本発明の第1の実施の形
態について前述したものと同様である。製品用容器移動
装置132の作動により、蓋を取付けられた製品用容器
130は、無菌包装室312の外部に出ることができ
る。無菌包装室312の内部ににおいて、その上方から
上コンベヤ部分132cを通って下方に向かうような水
蒸気の流れが形成されるので、製品用容器130を無菌
状態下で包装することができる。
【0063】製品冷却部170が、製品用容器移動装置
132の下流側端部132bの更に下流側に設けられ
る。蓋を取付けた製品用容器130は製品冷却部170
で冷却される。本発明の食品加工装置300において、
製品用容器移動装置132のネットコンベヤの全長は、
例えば、約20メートルであり、ネットコンベヤの移動
速度、移動時間、停止時間は、本発明の第1の実施の形
態について前述したものと同様である。従って、製品用
容器移動装置132のネットコンベヤの平均移動速度
は、約3メートル/分である。
【0064】次に、本発明の食品加工装置300の作用
について説明する。一定量のポテト及び牛肉及び人参計
量してリテーナ302の中に収容する。このポテト及び
牛肉及び人参を加熱調理する。加熱調理したリテーナ3
02の中のポテト及び牛肉及び人参は、加熱加熱殺菌室
306で殺菌される。容器供給部314において、製品
用容器130は、無菌包装室312の中の上コンベヤ部
分132c上に1つずつ、互いに間隔を隔てて配置され
る。
【0065】リテーナ容器移し替え部310において、
リテーナ302は反転される。リテーナ302の中に収
容されていたポテト及び牛肉及び人参は、ロータリバル
ブ318を通って固形食品素材充填部318に供給され
る。本発明の食品加工装置300では、空になったリテ
ーナ302は、リテーナ排出装置(図示せず)により、
食品加工装置300の外部に排出されるように構成され
ている。固形食品素材充填部318で、ポテト及び牛肉
及び人参は、無菌包装室312の中の上コンベヤ部分1
32c上の製品用容器130の中に充填される。液体食
品充填装置146が、ポテト及び牛肉及び人参を収容し
た製品用容器130に液体食品を充填する。この液体食
品の充填時間は約1秒間である。
【0066】水蒸気が水蒸気供給装置(図示せず)から
水蒸気供給配管320を介して無菌包装室312の内部
に配置された水蒸気管322に供給される。この水蒸気
は、無菌包装室312の中に導入され、それによって、
無菌包装室312の中の無菌状態を維持することができ
る。無菌包装室312の内部のジャケット360に隣接
した部分が冷却され、無菌包装室312の内部で水蒸気
は凝縮される。これにより、無菌包装室312の内部の
ジャケット360に隣接した部分の圧力が下がり、水蒸
気が水蒸気管322から無菌包装室312の内部のジャ
ケット360に隣接した部分に向かって流れる。
【0067】そして、無菌包装室312の内部のジャケ
ット360に隣接した部分において、水蒸気は結露して
結露水になり、無菌包装室ドレン水回収部364に流入
する。次に、無菌包装室ドレン水回収部364に収集さ
れたドレン水は、無菌包装室ドレン水排出用管路366
を通って無菌包装室312の外部に排出される。この構
成により、結露水が確実に無菌包装室312の外部に排
出されるので、無菌包装室312の内部に常に新しい水
蒸気を流入させることができる。
【0068】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように、食品加
工装置において、上述したような構成としたので、極め
て簡単な構造で、食品処理室の内部に水蒸気の流れを形
成することができる。したがって、この水蒸気の流れの
上流側において、無菌のレベルを高く保持することがで
きる。また、万一、食品処理室の内部に雑菌が混入した
としても、水蒸気の流れと結露水の流れとともに、この
ような雑菌を食品処理室の外部に排出することができ
る。
【0069】さらに、本発明の食品加工装置では、水蒸
気が食品処理室の外部に漏れるおそれはなく、食品処理
室の外部において不要なドレン水が発生するおそれはな
く、食品処理室の周辺部での菌の繁殖がおさえられ、し
かも、食品処理室の外部から食品処理室の内部への菌の
混入を防止することができる。したがって、本発明の食
品加工装置を用いることにより、食品素材を確実に調理
及び又は殺菌等の加工処理を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の食品加工装置の第1の実施の形態の構
造を示す概略縦断面図である。
【図2】図1の線2A−2Aにおける、本発明の食品加
工装置の第1の実施の形態の構造を示す概略横断面図で
ある。
【図3】本発明の食品加工装置の第2の実施の形態の構
造を示す概略縦断面図である。
【図4】本発明の食品加工装置の第3の実施の形態の構
造を示す概略縦断面図である。
【符号の説明】
100 食品加工装置 102 食品処理室 104 容器供給部 106 加熱処理部 108 固形食品素材充填部 110 液体食品充填部 112 無菌包装部 114 冷却部 116 ドレン水回収部 120 水蒸気供給配管 122 水蒸気管 130 製品用容器 132 製品用容器移動装置 134 製品用容器供給装置 136 上流側水蒸気遮断部材 138 下流側水蒸気遮断部材 140 固形食品素材 142 固形食品素材供給装置 144 固形食品素材充填部材 146 液体食品充填装置 148 液体食品充填部材 150 蓋材供給装置 152 蓋材 154 蓋材シール装置 160 ジャケット 160e 傾斜部 170 製品冷却部 200 食品加工装置 206 加熱処理室 212 クリーンルーム 214 加熱処理室冷却部 220 水蒸気供給配管 222 加熱処理室水蒸気管 236a 加熱処理室上流側水蒸気遮断部材 236b 加熱処理室下流側水蒸気遮断部材 238a クリーンルーム上流側無菌空気遮断部材 238b ベルト貫通用開口部 280 無菌フィルタ 282 空気供給管 286 無菌空気吸引口 288 メッシュプレート 290 空気排出管 300 食品加工装置 302 リテーナ 306 加熱水蒸気室 308 減圧室 310 リテーナ容器移し替え部 312 無菌包装室 314 容器供給部 316 固形食品素材充填部 318 ロータリバルブ 320 水蒸気供給配管 322 無菌包装室水蒸気管 334 無菌包装室冷却部 336 無菌包装室上流側水蒸気遮断部材 338 無菌包装室下流側水蒸気遮断部材 360 ジャケット 360e 傾斜部 362 冷媒用管路 364 無菌包装室ドレン水回収部 366 無菌包装室ドレン水排出用管路

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器に充填した食品素材を常圧水蒸気
    雰囲気下で殺菌及び又は調理するための加熱処理部と、 前記加熱処理部で加熱処理した食品素材を充填した製品
    用容器を水蒸気雰囲気下で密封するための無菌包装部と
    を備え、 前記加熱処理部と前記無菌包装部は単一の食品処理室内
    に設けられており、 前記食品処理室内の上方部分に水蒸気を導入するための
    水蒸気導入手段と、 前記食品処理室内の下方部分を冷却するための冷却手段
    と、を備えていることを特徴とする食品加工装置。
  2. 【請求項2】 容器に充填した食品素材を常圧水蒸気
    雰囲気下で殺菌及び又は調理するための加熱処理室を備
    え、 前記加熱処理室内の上方部分に水蒸気を導入するための
    水蒸気導入手段と、 前記加熱処理室内の下方部分を冷却するための冷却手段
    と、を備えていることを特徴とする食品加工装置。
  3. 【請求項3】 殺菌又は調理した食品素材を充填した
    製品用容器を水蒸気雰囲気下で密封するための無菌包装
    室を備え、 前記無菌包装室内の上方部分に水蒸気を導入するための
    水蒸気導入手段と、 前記無菌包装室内の下方部分を冷却するための冷却手段
    と、を備えていることを特徴とする食品加工装置。
  4. 【請求項4】 前記冷却手段は、前記容器を前記食品
    処理室の内部に配置する高さより低い位置で前記食品処
    理室の壁部に対して設けられていることを特徴とする請
    求項1に記載の食品加工装置。
  5. 【請求項5】 前記冷却手段は、前記容器を前記加熱
    処理室の内部に配置する高さより低い位置で前記加熱処
    理室の壁部に対して設けられていることを特徴とする請
    求項2に記載の食品加工装置。
  6. 【請求項6】 前記冷却手段は、前記製品用容器を前
    記無菌包装室の内部に配置する高さより低い位置で前記
    無菌包装室の壁部に対して設けられていることを特徴と
    する請求項3に記載の食品加工装置。
  7. 【請求項7】 前記冷却手段を設けた前記壁部が傾斜
    部を含むことを特徴とする請求項4から請求項6のいず
    れか1項に記載の食品加工装置。
  8. 【請求項8】 ドレン水回収部が前記傾斜部の下方部
    分に設けられていることを特徴とする請求項7に記載の
    食品加工装置。
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