JP2000238718A - 物品箱詰め装置 - Google Patents

物品箱詰め装置

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JP2000238718A
JP2000238718A JP11047819A JP4781999A JP2000238718A JP 2000238718 A JP2000238718 A JP 2000238718A JP 11047819 A JP11047819 A JP 11047819A JP 4781999 A JP4781999 A JP 4781999A JP 2000238718 A JP2000238718 A JP 2000238718A
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conveyor
box packing
box
article
vegetables
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JP11047819A
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English (en)
Inventor
Toru Ishii
徹 石井
Hirotsuna Fujiwara
広綱 藤原
Eiichi Takahashi
栄一 高橋
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Yanmar Co Ltd
Ishii Corp
Original Assignee
Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd
Ishii Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】停滞させること無く、略全ての物品を箱詰めす
ることができ、稼働率の向上及び能率アップを図ること
ができる物品箱詰め装置を提供する。 【解決手段】振分け機の振分け部材を、第1箱詰め部の
貯留コンベア側に向けた状態で首振り動作させ、所定数
の果菜物を整列位置に整列した後、箱詰め機を駆動し
て、整列位置に整列した果菜物を吸着子で吸着保持して
箱詰めする。一方、貯留コンベア上が果菜物で略満杯と
なり、果菜物を載置するスペースがなくなったとき、振
分け機の振分け部材を、第2箱詰め機の供給コンベア側
に向けて、余剰分の果菜物を第2箱詰め部に待機する作
業者の手で箱詰めするので、果菜物を停滞させることな
く、効率的に箱詰めすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば果菜物、
包装物、容器、製品、機械部品、電子部品等の物品を箱
詰めする作業に用いられる物品箱詰め装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上述例のような果菜物を箱詰めす
る装置としては、例えば図5に示すように、多数の果菜
物A…を、仕分けコンベア42上に設定した仕分け部a
…に搬送し、仕分け部a側部に配設した供給コンベア4
3に対して等階級別に放出する。供給コンベア43側部
に待機する作業者44の手で果菜物A…を箱体Bに箱詰
めすると共に、作業者43が取り残した果菜物A…を、
供給コンベア43の終端部に配設した箱詰め機45で箱
詰めする装置がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した装置
は、作業者44の手で果菜物A…を箱詰めする構成であ
るが、作業者44の箱詰め能力及び箱詰め速度には限界
があるため、特定の仕分け部aに、多数の果菜物A…が
集中して放出されると、手作業により箱詰めすることが
困難であり、取り残し分が多くなる。
【0004】作業者44が取り残した果菜物A…は、箱
詰め機45で箱詰めするが、手詰めした箱体Bを交換す
る間、作業者44による箱詰め作業が休止するので、箱
詰め機45に供給される果菜物A…の供給量が一時的に
増大する。
【0005】且つ、所定数の果菜物A…を箱詰め機45
で箱詰めするときにも、取り残し分の果菜物A…が続い
て搬送されるので、詰りや停滞等が起きやすく、全ての
果菜物Aを機械的に箱詰めすることが困難である。余剰
分の果菜物A…が供給コンベア43上に常時貯留される
ため、貯留時間が長くなるほど、果菜物Aの周面が傷付
きやすく、商品価値が損なわれてしまうという問題点を
有している。
【0006】上述の問題を解決するため、仕分けコンベ
ア42及び供給コンベア43を一旦停止して、供給コン
ベア43上に貯留された果菜物A…を、作業者44の手
又は箱詰め機45で箱詰めするが、その間、仕分け作業
を中断しなければならず、装置全体の稼働率が悪くな
り、処理能力が低下するという問題点を有している。
【0007】また、作業者44の人数を増やすと、供給
コンベア43上に貯留される果菜物Aの数量が少なくな
るが、箱詰め機45の稼働時間が短くなるため、機械の
能力を有効に活用することができず、コストアップとな
る問題点を有している。
【0008】この発明は上記問題に鑑み、多数の物品
を、第1箱詰め部に設置した箱詰め機を主にして箱詰め
するので、箱詰め機の箱詰め能力をフルに活用すること
ができると共に、余剰分の物品を、第2箱詰め部に待機
する作業者の手で箱詰めするので、停滞させること無
く、略全ての物品を確実に箱詰めすることができる物品
箱詰め装置の提供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
搬送コンベアにより搬送される多数の物品を箱詰めする
物品箱詰め装置であって、上記搬送コンベアの搬送路上
に、上記物品を箱詰め機で箱詰めする第1箱詰め部と、
該物品を作業者の手で箱詰めする第2箱詰め部とを設け
ると共に、上記物品を、上記第1箱詰め部と第2箱詰め
部とに振分け供給する振分け手段を設けた物品箱詰め装
置であることを特徴とする。
【0010】請求項2記載の発明は、上記請求項1記載
の構成と併せて、上記第1箱詰め部に、該第1箱詰め部
に供給される物品の供給量を検知する供給量検知手段を
設けると共に、上記供給検知手段による検知に基づい
て、上記振分け手段を第1箱詰め部と第2箱詰め部とに
振分け動作可能に設けた物品箱詰め装置であることを特
徴とする。
【0011】請求項3記載の発明は、上記請求項1記載
の構成と併せて、上記搬送路上に、上記作業者が取り残
した物品を振分け手段の前段にリターン供給する物品戻
し手段を設けた物品箱詰め装置であることを特徴とす
る。
【0012】請求項4記載の発明は、上記請求項1記載
の構成と併せて、上記第1箱詰め部の前段に、上記物品
が箱詰め機により箱詰め可能な向きであるか検知する向
き検知手段と、上記向き検知手段による検知に基づい
て、上記箱詰め不可となる向きの物品を搬送コンベア上
から取除くための取除き手段とを設けた物品箱詰め装置
であることを特徴とする。
【0013】請求項5記載の発明は、上記請求項4記載
の構成と併せて、上記取除き手段により取除かれる物品
を、上記向き検知手段の前段にリターン供給する物品戻
し手段を設けた物品箱詰め装置であることを特徴とす
る。
【0014】
【作用】請求項1記載の物品箱詰め装置は、搬送コンベ
アにより搬送される多数の物品を、振分け手段により第
1箱詰め部に対して振分け供給し、第1箱詰め部に設置
した箱詰め機を主にして箱詰めする。第1箱詰め部が物
品で略満杯となった場合、余剰分及び後続の物品を、振
分け手段により第2箱詰め部に対して振分け供給し、第
2箱詰め部に待機する作業者の手で箱詰めするので、箱
詰め機の箱詰め能力をフルに活用することができ、第2
箱詰め部に供給される物品の数量が少なく、手作業によ
り箱詰めすることができるので、停滞させること無く、
略全ての物品を確実に箱詰めすることができる。
【0015】請求項2記載の物品箱詰め装置は、上記請
求項1記載の作用と併せて、第1箱詰め部が物品で略満
杯となり、物品を供給するスペースが無いことを供給量
検知手段が検知したとき、その検知に基づいて、振分け
手段を駆動し、余剰分の物品を、第2箱詰め部に対して
振分け供給するので、物品を停滞させること無く、スム
ースに箱詰めすることができる。
【0016】請求項3記載の物品箱詰め装置は、上記請
求項1記載の作用と併せて、第2箱詰め部の作業者が取
り残した物品を、物品戻し手段により第1又は第2箱詰
め部にリターン供給するので、搬送コンベアにより搬送
される略全ての物品を確実に箱詰めすることができる。
【0017】請求項4記載の物品箱詰め装置は、上記請
求項1記載の作用と併せて、向き検知手段による検知に
基づいて、箱詰め機により箱詰め不可となる向きの物品
を、取除き手段により搬送コンベア上から取除くので、
箱詰め機により箱詰め可能な向きの物品のみを供給する
ことができる。
【0018】請求項5記載の物品箱詰め装置は、上記請
求項4記載の作用と併せて、取除き手段により取除かれ
る物品を、物品戻し手段により向き検知手段の前段側に
リターン供給すると共に、そのリターン動作を繰り返し
て、物品を表裏反転するので、箱詰め機により箱詰め可
能な向きに揃えることができる。
【0019】
【発明の効果】この発明によれば、多数の物品を、第1
箱詰め部に設置した箱詰め機を主にして箱詰めするの
で、従来例のように手作業を主として箱詰めするより
も、箱詰め機の箱詰め能力をフルに活用することがで
き、箱詰め機を連続して稼働するため、稼働率の向上及
び箱詰め作業の能率アップを図ることができる。
【0020】しかも、機械的に箱詰めするので、手作業
を主して箱詰めするよりも取り残し分が少なく、第2箱
詰め部に待機する作業者により箱詰め可能な数量に減少
するため、余剰分の物品を手作業で確実に箱詰めするこ
とができる。
【0021】さらに、供給量検知手段による検知に基づ
いて、多数の物品を、第1箱詰め部と第2箱詰め部とに
振分け供給するので、物品を停滞させること無く、スム
ースに箱詰めすることができると共に、物品の貯留時間
が短く、物品が傷付いたり、商品価値が損なわれたりす
るのを確実に防止することができる。
【0022】さらにまた、第2箱詰め部の作業者が物品
を取り残しても、その取り残し分の物品を、物品戻し手
段により第1又は第2箱詰め部にリターン供給して箱詰
するので、略全ての物品を確実に箱詰めすることができ
る。
【0023】さらにまた、箱詰め不可となる向きの物品
を取除き手段により取除いて、箱詰め可能な向きの物品
のみを供給するので、箱詰ミスが生じるのを防止するこ
とができ、所定数の物品を箱詰する作業が確実に行え
る。
【0024】さらにまた、搬送コンベア上から取除かれ
た物品を、物品戻し手段により向き検知手段の前段側に
リターン供給すると共に、そのリターン動作を繰り返し
て、物品を表裏反転させ、箱詰め機により箱詰め可能な
向きに揃えて供給するので、物品を機械的に箱詰めする
ことができ、作業の省力化及び能率アップを図ることが
できる。
【0025】
【実施例】この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳
述する。図面は物品の一例として、果菜物を箱詰めする
作業に用いられる物品箱詰め装置を示し、図1、図2に
於いて、この物品箱詰め装置1は、仕分けコンベア2上
に設定した仕分け部a…の側部に設置され、仕分けコン
ベア2により搬送される果菜物A…を、仕分け部a側部
に配設した供給コンベア3に対して等階級別に放出する
と共に、供給コンベア3に接続した整列コンベア4を介
して、整列コンベア4の後段に配設した第1箱詰め部1
6と第2箱詰め部21とに供給する。
【0026】整列コンベア4は、供給コンベア3の終端
部に対して乗移り可能な間隔に近接して直線状態(又は
交差状態)に配設され、減速機付きモータ(図示省略)
により搬送方向に回転して、整列コンベア4により搬送
される果菜物Aを1列に整列して、分配コンベア11に
供給する。
【0027】整列コンベア4上の両側部には、複数の幅
寄せ部材5(例えば板、棒等)を、搬送方向に対して所
定間隔に隔てて互い違いに配列すると共に、果菜物Aが
搬送路の片側に対して幅寄せガイドされる方向及び角度
に傾斜して配列している。
【0028】整列コンベア4に載置された果菜物Aは、
片側又は両側部の幅寄せ部材5…に当接し、搬送路の片
側(後述する取除き機6側)に向けて幅寄せガイドされ
る。なお、果菜物Aの種類に応じて、幅寄せ部材5の大
きさ、間隔、角度、枚数を変更してもよい。
【0029】整列コンベア4上の取除き位置bに配設し
た取除き機6は、整列コンベア4により幅寄せされる果
菜物Aと対向して設けられ、取除き位置bに設けた検知
器7(例えば撮像カメラ、光電センサ等)で果菜物Aの
向きを検知し、その検知に基づいて、取除き位置bに設
けた取除き部材8(例えば板、棒等)を、例えばソレノ
イド、エアーシリンダ、モータ或いはカム機構等の駆動
手段で水平回動する。
【0030】検知器7が、後述する箱詰め機17により
吸着不可となる姿勢(例えば蔕部が上向き)の果菜物A
を検知したとき、取除き部材8を、取除き位置bに搬送
される果菜物Aの側面に当接して、その果菜物Aを、整
列コンベア4側部に配設したリターンコンベア9に放出
する。
【0031】リターンコンベア9は、整列コンベア4の
側縁部に対して乗移り可能な間隔に近接して平行に配設
され、減速機付きモータ(図示省略)によりリターン方
向(逆方向)に回転して、整列コンベア4から放出され
る果菜物Aをリターン方向に搬送する。
【0032】その果菜物Aを、終端部に設けたガイド部
材10のガイド面(例えば曲面又は斜面)に当接して、
整列コンベア4の始端側(又は供給コンベア3)にリタ
ーン供給する。
【0033】分配コンベア11は、整列コンベア4の終
端部に対して乗移り可能な間隔に近接して直線状態(又
は交差状態)に配設され、減速機付きモータ(図示省
略)により搬送方向に回転して、整列コンベア4により
搬送される果菜物Aを、並列に配置した貯留コンベア1
4と供給コンベア15とに供給する。
【0034】分配コンベア11上の振分け位置cに配設
した振分け機12は、整列コンベア4上の片側に整列さ
れる果菜物Aと対向して設けられ、後述する第1箱詰め
部16に配設した箱詰め機17の動作状況に合わせて、
振分け位置cに設けた振分け部材13(例えば板、棒
等)を、その基端側を中心として、例えばモータ、ソレ
ノイド、流体圧シリンダ又はカム機構、リンク機構等の
駆動手段で水平方向に首振り動作する。
【0035】貯留コンベア14上に配設した検知センサ
Sは、貯留コンベア14の始端部まで果菜物A…が多数
整列されたとき、略満杯であることを検知すると共に、
その検知に基づいて、振分け部材13を首振り動作す
る。
【0036】つまり、振分け部材13を、貯留コンベア
14側に向けた状態で左右方向に首振り動作させ、貯留
コンベア14上の整列位置dに対して果菜物Aを1個ず
つ各列毎に供給して、所定数(例えば1段分=20個)
の果菜物A…を、箱体Bのサイズに略対応して任意の箱
詰め状態に整列する。
【0037】一方、貯留コンベア14上が果菜物A…で
略満杯となったり、予め設定した個数の果菜物A…を整
列載置する等して、果菜物Aを載置するスペースがなく
なった時点から、整列位置dに整列された果菜物A…を
後述する吸着子20で吸着保持して持ち上げ、果菜物A
を載置するスペースができるまでの間、検知センサSに
よる検知に基づいて、振分け部材13を、供給コンベア
15側に向けた状態に待機させ、後続の果菜物Aを、貯
留コンベア14側部に配設した供給コンベア15に振分
け供給する。
【0038】整列位置dに整列された果菜物A…を吸着
子20で吸着保持して所定高さに持ち上げ、貯留コンベ
ア14上に果菜物Aを載置するスペースができた直後、
振分け部材13を、貯留コンベア14側に向けた状態に
回動復帰させ、果菜物Aの供給動作を再開する。
【0039】振分け部材13は、一対のガイド部材13
a,13aを、平面から見て略ハ字状に架設すると共
に、基端側から先端側に向けて徐々に幅狭となる間隔に
設定している。なお、振分け部材13を、所定個数毎又
は所定時間毎に首振り動作してもよい。
【0040】ガイド部材13a,13aの基端側対向面
は、相互の略中央部に向けて果菜物Aが搬送ガイドされ
る角度及び間隔に開放し、先端側対向面は、果菜物Aが
首振り方向に対して搬送ガイドされる間隔に開放してい
る。なお、果菜物Aの大きさに応じて、ガイド部材13
a,13aの間を任意間隔に可変調節してもよい。
【0041】アキューム式の貯留コンベア14は、分配
コンベア11に対して略半分又は半分以上となる搬送幅
に架設され、減速機付きモータ(図示省略)によりチェ
ーン14a,14a間に軸架したフリーローラ14b…
を搬送方向に周回すると共に、果菜物Aが載置されたフ
リーローラ14bを自由回転して、所定数(例えば20
個、25個)の果菜物A…を整列位置dに整列した状態
に一時貯留する。
【0042】供給コンベア15は、分配コンベア11に
対して略半分又は半分以下となる搬送幅に架設され、分
配コンベア11の終端部に対して乗移り可能な間隔に近
接して直線状態(又は交差状態)に配設すると共に、減
速機付きモータ(図示省略)により搬送方向に回転し
て、供給コンベア15により搬送される果菜物Aを、後
述する第2箱詰め部21に配設した貯留コンベア22に
供給する。
【0043】第1箱詰め部16は、後述する第2箱詰め
部21の前段であって、貯留コンベア14上に設定した
整列位置dと、同位置側部に設定した箱詰め位置eとの
間に設けられ、該位置d,eの間には、所定箱詰め数の
果菜物A…を箱体B内部に箱詰めする箱詰め機17を配
設している。
【0044】箱詰め機17は、図3にも示すように、支
持枠18を、貯留コンベア14上に設定した整列位置d
上方と、該貯留コンベア14側部に設定した箱詰め位置
e上方とに水平移動可能に設け、例えばエアーシリン
ダ、モータ等の駆動手段により整列位置d上方と箱詰め
位置e上方とに往復移動すると共に、支持枠18下部に
架設した保持ユニット19を、垂直方向に対して昇降可
能に設け、上述の駆動手段で整列位置d上方と箱詰め位
置e上方とで垂直昇降する。
【0045】保持ユニット19の下面側には、整列位置
dに整列される果菜物A…の上面側(吸着可能な滑らか
な面)と対向して、例えば吸気ブロワ、真空ポンプ等の
負圧発生装置(図示省略)に接続された合成ゴム製の吸
着子20…を複数垂設(例えば20個、25個)してい
る。
【0046】吸着子20…は、整列位置dに整列された
果菜物A…を吸着保持する離間位置と、該果菜物A…を
箱体B内部に対して箱詰め可能な状態に集合する集合位
置とに拡縮可能に設けている。
【0047】つまり、整列位置dに整列された果菜物A
に吸着子20を密着したとき、負圧発生手段により発生
される負圧で果菜物Aを吸着保持する。一方、吸着子2
0で吸着保持した果菜物Aを箱体B内部に収納したと
き、負圧を遮断又は停止して吸着子20による吸着保持
を解除する。
【0048】第2箱詰め部21は、第1箱詰め部16の
後段であって、供給コンベア15側部に設定した手詰め
位置fに設けられ、該位置fに配設した貯留コンベア2
2の側部には、一人又は複数人の作業者23を常時待機
させている。
【0049】箱詰め時に於いて、貯留コンベア22上に
供給される果菜物A…を作業者23の手で保持して、作
業者23側部に配置した箱体Bに箱詰めする。なお、箱
詰め済みの箱体Bは、後述する搬出コンベア30に供給
する。
【0050】貯留コンベア22は、図4にも示すよう
に、供給コンベア15の終端側側縁部に対して乗移り可
能な間隔に近接して平行に配設され、減速機付きモータ
(図示省略)により搬送方向に回転して、作業者23が
取り残した果菜物Aを貯留コンベア22により搬送し、
終端側に配設したシュータ24を介して、リターンコン
ベア25に供給する。
【0051】リターンコンベア25は、供給コンベア1
5の終端側下部と分配コンベア11の始端側下部との間
に略水平架設したコンベア25aと、分配コンベア11
の始端側下部から供給コンベア3の終端側下部に向けて
高くなるように斜設したコンベア25bとを、減速機付
きモータ(図示省略)によりリターン方向に回転して、
貯留コンベア22から放出される作業者23が取り残し
た果菜物Aを、供給コンベア3の終端側(又は整列コン
ベア4の始端側)に設けたシュータ26を介して、供給
コンベア3(又は整列コンベア4)にリターン供給す
る。
【0052】一方、箱詰め機17,17の間に配設した
箱供給機27は、製函工程(例えば自動製函機、製函作
業場)から供給される製函済みの箱体B(例えば段ボー
ル箱、樹脂製ケース)を、空の状態のまま箱供給コンベ
ア28上に順次供給する。
【0053】箱詰め機17後部に配設した箱装填機29
は、箱供給コンベア28上に供給される箱体Bを箱詰め
機17に対して1個ずつ供給すると共に、箱詰め位置e
直前に1個又は複数の箱体Bを常時ストックする。
【0054】一方、第2箱詰め部21,21の間に位置
する箱供給コンベア28の終端側には、複数の箱体B…
を常時ストックする。
【0055】箱詰め機17下部に配設した搬出コンベア
30は、所定数の果菜物Aが箱詰めされた箱体Bを搬出
して、搬出コンベア30と直交して配設した出荷コンベ
ア31に移載する。出荷コンベア31は、箱詰め済みの
箱体Bを封函工程(例えば自動封函機、封函作業場)に
搬送して封函処理後、その封函済みの箱体Bを、出荷工
程又は保管工程に搬送する。
【0056】なお、上述の箱体B内部に、例えば合成樹
脂製又は紙製の包装袋(図示省略)を予め敷設しておい
てもよい。
【0057】図示実施例は上記の如く構成するものにし
て、以下、物品箱詰め装置1により果菜物Aを箱詰めす
るときの動作を説明する。先ず、図1、図2に示すよう
に、仕分けコンベア2により搬送される果菜物A…を、
仕分け部a…に配設した供給コンベア3に対して等階級
別に放出する。供給コンベア3により搬送される果菜物
A…を、整列コンベア4に乗移らせると共に、果菜物A
…を幅寄せ部材5…に当接して、搬送路の片側に幅寄せ
しながら1列に整列して、分配コンベア11に供給す
る。
【0058】次に、取除き機6の検知器7で果菜物Aの
向きを検知し、例えば蔕部が上向きの果菜物Aを検知し
たとき、取除き部材8を水平回動して、果菜物Aをリタ
ーンコンベア9に放出する。この後、取除き部材8を初
期位置に回動復帰する。
【0059】リターンコンベア9に放出された果菜物A
は、整列コンベア4の始端側にリターン供給すると共
に、上述のリターン動作を繰り返して、果菜物Aを表裏
反転させ、蔕部が下向きとなる姿勢(吸着子20により
吸着可能な滑らかな面が上向きとなる姿勢)に揃える。
【0060】次に、振分け機12の振分け部材13を首
振り動作して、整列コンベア4により搬送される果菜物
Aを、貯留コンベア14と供給コンベア15とに振分け
供給する。
【0061】つまり、箱詰め機17を主にして箱詰めす
る場合、振分け部材13を、貯留コンベア14側に向け
た状態で左右方向に首振り動作させ、所定数(1段分)
の果菜物A…を整列位置dに整列する。
【0062】整列直後、図3にも示すように、箱詰め機
17を駆動して、整列位置dに整列した果菜物A…を吸
着子20…で吸着保持し、箱詰め位置eに供給した箱体
B内部に収納する。また、保持ユニット19を整列位置
dと箱詰め位置eとに往復移動して、果菜物A…を箱体
B内部に対して複数段収納してもよい。この時、収納段
数に応じて、吸着子20…で吸着保持した果菜物A…
と、箱体Bとを上下方向に相対移動させ、所定箱詰め数
の果菜物A…を箱詰めしてもよい。
【0063】所定個数を箱詰めした箱体Bは、搬出コン
ベア30により搬送して、出荷コンベア31に供給す
る。搬出直後、箱装填機29を駆動して、空の箱体Bを
箱詰め位置eに供給し、箱詰め機17による箱詰め作業
を継続して行う。
【0064】一方、貯留コンベア14上が果菜物A…で
略満杯となったり、予め設定した個数の果菜物A…を載
置する等して、果菜物Aを載置するスペースがなくなっ
たとき、検知センサSによる検知に基づいて、振分け部
材13を首振り動作して、供給コンベア15側に向けた
状態に待機させ、後続の果菜物A…を、供給コンベア1
5に対して振分け供給する。
【0065】次に、整列位置dに整列された果菜物A…
を、吸着子20…で吸着保持して持ち上げ、貯留コンベ
ア14上に果菜物Aを載置するスペースができたことを
検知センサSが検知したとき、その検知に基づいて、振
分け部材13を、貯留コンベア14側に向けた状態に回
動復帰させ、箱詰め機17による箱詰め作業を再開及び
継続する。
【0066】一方、第2箱詰め部21の貯留コンベア2
2に供給される果菜物Aは、手詰め位置fに待機する作
業者23の手で箱体B内部に手詰めする。手詰め済みの
箱体Bは、搬出コンベア30を介して、出荷コンベア3
1に供給する。また、箱体Bを、作業者又は運搬機等の
運搬手段で運搬してもよい。
【0067】作業者23が取り残した果菜物Aは、図4
にも示すように、貯留コンベア22からリターンコンベ
ア25に放出して、供給コンベア3の終端側にリターン
供給すると共に、整列コンベア4及び分配コンベア11
を介して、箱詰め機17に再度供給する。
【0068】以上のように、多数の果菜物Aを、第1箱
詰め部16に設置した箱詰め機17を主にして箱詰めす
るので、従来例のように手作業を主として箱詰めするよ
りも、箱詰め機17の箱詰め能力をフルに活用すること
ができ、箱詰め機17を連続して稼働するため、稼働率
の向上及び作業の能率アップを図ることができる。
【0069】しかも、機械的に箱詰めするので、従来例
のように手作業を主にして箱詰めするよりも取り残し分
が少なく、第2箱詰め部21に待機する作業者23の手
で箱詰め可能な数量に減少するため、余剰分の果菜物A
を手作業で確実に箱詰めすることができる。且つ、多数
の果菜物A…を、第1箱詰め部16と第2箱詰め部21
とに振分け供給するので、果菜物Aの貯留時間が短く、
果菜物Aが傷付いたり、商品価値が損なわれたりするの
を確実に防止することができる。
【0070】さらに、第2箱詰め部21の作業者23が
取り残しても、その取り残し分の果菜物Aを、リターン
コンベア25により搬送して、第1箱詰め部16又は第
2箱詰め部21にリターン供給すると共に、そのリター
ン動作を何回も繰り返して箱詰めするので、略全ての果
菜物Aを確実に箱詰めすることができる。
【0071】さらにまた、箱詰め機17により箱詰め不
可となる向きの果菜物Aを、取除き機6により整列コン
ベア4上から取除いて、箱詰め可能な向きの果菜物Aの
みを供給するので、箱詰ミスが生じるのを防止すること
ができ、所定数の果菜物Aを箱詰する作業が確実に行え
る。
【0072】さらにまた、整列コンベア4上から取除か
れた果菜物Aを、リターンコンベア9により搬送して取
除き機6の前段側にリターン供給すると共に、そのリタ
ーン動作を何回も繰り返して、果菜物Aを表裏反転さ
せ、機械的に箱詰め可能な姿勢に揃えるので、果菜物A
を機械的に箱詰めすることができ、作業の省力化及び能
率アップを図ることができる。
【0073】この発明の構成と、上述の実施例との対応
において、この発明の物品は、実施例の果菜物Aに対応
し、以下同様に、搬送コンベアは、整列コンベア4と、
分配コンベア11と、貯留コンベア14と、供給コンベ
ア15と、貯留コンベア22とに対応し、振分け手段
は、振分け機21に対応し、供給量検知手段は、検知セ
ンサSに対応し、向き検知手段は、検知器7に対応し、
取除き手段は、取除き機6に対応し、物品戻し手段は、
リターンコンベア9,25に対応するも、この発明は、
上述の実施例の構成のみに限定されるものではない。
【0074】例えば箱詰め機17を、第2箱詰め部21
に複数配設してもよい。
【0075】また、果菜物Aを、例えばバケット、受け
皿、コンテナ等の載置部に載置してリターン供給しても
よい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 物品箱詰め装置による箱詰め動作を示す全体
平面図。
【図2】 振分け機による振分け動作を示す平面図。
【図3】 箱詰め機による箱詰め動作を示す側面図。
【図4】 作業者が取り残した果菜物のリターン動作を
示す側面図。
【図5】 従来例の物品箱詰め装置による箱詰め動作を
示す全体平面図。
【符号の説明】
A…果菜物 B…箱体 S…検知センサ 1…物品箱詰め装置 2…仕分けコンベア 3…供給コンベア 4…整列コンベア 5…幅寄せ部材 6…取除き機 7…検知器 9…リターンコンベア 11…分配コンベア 12…振分け機 13…振分け部材 14…貯留コンベア 15…供給コンベア 16…第1箱詰め部 17…箱詰め機 19…保持ユニット 20…吸着子 21…第2箱詰め部 22…貯留コンベア 23…作業者 25…リターンコンベア
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤原 広綱 愛媛県松山市高岡町66番地 石井工業株式 会社内 (72)発明者 高橋 栄一 大阪府大阪市北区茶屋町1番32号 ヤンマ ー農機株式会社内 Fターム(参考) 3E054 AA10 CA08 DE01 DE05 DE06 EA02 FA04 FA07 FC02 FC08 FC19 FE03 GA01 GB02 GC02 HA04 HA07

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】搬送コンベアにより搬送される多数の物品
    を箱詰めする物品箱詰め装置であって、上記搬送コンベ
    アの搬送路上に、上記物品を箱詰め機で箱詰めする第1
    箱詰め部と、該物品を作業者の手で箱詰めする第2箱詰
    め部とを設けると共に、上記物品を、上記第1箱詰め部
    と第2箱詰め部とに振分け供給する振分け手段を設けた
    物品箱詰め装置。
  2. 【請求項2】上記第1箱詰め部に、該第1箱詰め部に供
    給される物品の供給量を検知する供給量検知手段を設け
    ると共に、上記供給検知手段による検知に基づいて、上
    記振分け手段を第1箱詰め部と第2箱詰め部とに振分け
    動作可能に設けた請求項1記載の物品箱詰め装置。
  3. 【請求項3】上記搬送路上に、上記作業者が取り残した
    物品を振分け手段の前段にリターン供給する物品戻し手
    段を設けた請求項1記載の物品箱詰め装置。
  4. 【請求項4】上記第1箱詰め部の前段に、上記物品が箱
    詰め機により箱詰め可能な向きであるか検知する向き検
    知手段と、上記向き検知手段による検知に基づいて、上
    記箱詰め不可となる向きの物品を搬送コンベア上から取
    除くための取除き手段とを設けた請求項1記載の物品箱
    詰め装置。
  5. 【請求項5】上記取除き手段により取除かれる物品を、
    上記向き検知手段の前段にリターン供給する物品戻し手
    段を設けた請求項4記載の物品箱詰め装置。
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