JP2000238699A - フライホイールマウント機構 - Google Patents

フライホイールマウント機構

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JP2000238699A JP11043125A JP4312599A JP2000238699A JP 2000238699 A JP2000238699 A JP 2000238699A JP 11043125 A JP11043125 A JP 11043125A JP 4312599 A JP4312599 A JP 4312599A JP 2000238699 A JP2000238699 A JP 2000238699A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 装置が複雑かつ大型であり、潤滑を必要とす
る摺動部が多く、宇宙空間での長時間の連続運転に耐え
るフライホイールマウント機構としては不向きであり、
また、コスト高であった。 【解決手段】 人工衛星構体に接続される固定部と、フ
ライホイールに接続される可動部と、固定部に対する可
動部の相対角度を変化させることができるように、固定
部に可動部を可動自在に連結する連結手段と、一方が固
定部側に固着され、他方が可動部側に接続されてなり、
これら一対の磁性体間に電磁吸引力を発生させることに
より、固定部に対する可動部の相対角度を制御する電磁
アクチュエータとを備えることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、人工衛星の姿勢
を安定化するホイールを衛星構体に対して傾斜させるこ
とによって、この衛星の姿勢誤差を修正するトルクを発
生するための装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、衛星の姿勢を制御するためのフラ
イホイールマウント機構では、電動機を使ってその駆動
力を発生させていた。図15は、従来のフライホイール
マウント機構の構造を示す図である。図15において、
11はフライホイールマウント機構を衛星構体に取り付
けるためのベース、フライホイールを取り付け、ベース
11に対して、その面の法線軸がベース11の法線軸に
対して角度をなすことが可能に支持された可動部、25
a、25bおよび25cは、ベース11に取り付けられ
たステップモータ、24a、24bおよび24cは、ス
テップモータ25a、25bおよび25cにより回転力
を受け、可動部12を図中のz軸方向(ベース11に対
して鉛直方向)へ駆動するスクリュージャッキである。
【0003】次に、従来のフライホイールマウント機構
の動作について説明する。人工衛星の姿勢をあらかじめ
定められた方位へ指向させるために、衛星に搭載された
ホイールの回転軸を傾け、その際に発生する反作用トル
クで衛星の向きを修正することができる。図15に示す
フライホイールマウント機構を用い、まず、ステップモ
ータ25aを回転させて、これに接続されたスクリュー
ジャッキ24aがz軸方向へ上昇したとすると、この
時、フライホイールの搭載される可動部12はx軸まわ
りに回転することになる。このx軸まわりの回転角度の
ことをx軸まわりのマウント角度と呼ぶことにする。ス
テップモータ25aを駆動するかわりに、ステップモー
タ25bおよび25cを同じ角度だけ回転させ、スクリ
ュージャッキ24bおよび24cを同じ距離だけ図中の
−z軸方向へ移動させても全く同じx軸周りのマウント
角度を得ることができる。
【0004】次に、ステップモータ25aを固定し、ス
テップモータ25bを駆動してスクリュージャッキ24
bを図中のz軸方向へ移動させるか、または、ステップ
モータ25cを駆動してスクリュージャッキ24cを図
中の−z軸方向へ移動させると、ホイールの搭載される
可動部12はz軸まわりに回転することになる。この回
転角度のことをz軸まわりのマウント角度と呼ぶことに
する。このようにして、3つのステップモータ25を用
いて3つのスクリュージャッキ24を図中の±z軸方向
へ駆動させることにより、可動部12をx軸およびy軸
周りに任意に傾斜させることが可能であるから、この可
動部12の上にホイールを搭載することにより、人工衛
星の姿勢を修正するための制御トルクを発生させること
ができる。以上のようにして、x軸、y軸及びz軸のそ
れぞれの周りのマウント角度を得ることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような方式の従来
のフライホイールマウント機構は、軸受、回転子、導体
の巻かれた固定部等から構成されるモータ、モータを駆
動する電子回路、スクリュージャッキ、ユニバーサルジ
ョイント等、多くの部品や機構要素を必要とするため
に、装置が複雑かつ大型となり、また、モーターやスク
リュージャッキでは潤滑を必要とする摺動部が多く、こ
れらを用いて高い真空度や非常に大きい温度差のある宇
宙空間での長時間の連続運転に耐えるフライホイールマ
ウント機構とするためには、種々の配慮や試験が行われ
ねばならず、コスト高になるという問題があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明のフライホイー
ルマウント機構は、上記問題を解決するもので、人工衛
星構体に接続される固定部と、フライホイールに接続さ
れる可動部と、固定部に対する可動部の相対角度を変化
させることができるように、固定部に可動部を可動自在
に連結する連結手段と、一方が固定部側に固着され、他
方が可動部側に接続されてなり、これら一対の磁性体間
に電磁吸引力を発生させることにより、固定部に対する
可動部の相対角度を制御する電磁アクチュエータとを備
えることを特徴とする。
【0007】また、前記連結手段は、電磁アクチュエー
タによって発生される電磁吸引力を相殺する方向の弾性
力を発生する弾性体を備えることを特徴とする。
【0008】また、前記フライホイールと人工衛星構体
との相対角度を検出するための相対角度検出手段をさら
に備えてなり、相対角度検出手段によって検出される相
対角度に基づき、位相補償手段を用いてフィードバック
制御を行うことにより、相対角度と目標相対角度との角
度差を減少させる方向に、電磁アクチュエータに磁気吸
引力を発生させることを特徴とする。
【0009】また、前記相対角度検出手段は、固定部お
よび可動部に配設された発光素子および受光素子で構成
されてなり、受光素子が発光素子から受光する光量に基
づいて、固定部と可動部との相対角度を検出することを
特徴とする。
【0010】また、前記電磁アクチュエータに供給する
電流値と、固定部と可動部との相対角度とに基づき、電
磁アクチュエータが発生する駆動トルクを推定する駆動
力推定手段をさらに備えてなり、駆動力推定手段によっ
て推定される駆動トルクの推定値と、目標駆動トルクと
の差を減少させる方向に、電磁アクチュエータを作動さ
せることを特徴とする。
【0011】また、前記相対角度検出手段によって検出
される現在の相対角度と、目標相対角度との角度差に基
づき、該誤差を減少させるように前記電磁アクチュエー
タを制御することを特徴とする請求項4に記載のフライ
ホイールマウント機構。
【0012】さらに、前記人工衛生構体の姿勢運動を検
出する姿勢運動検出手段を備える人工衛星構体におい
て、位相補償手段を補完するためのサブ位相補償手段を
さらに備えてなり、サブ位相補償手段のゲインおよび時
定数は、衛生の姿勢運動量を減衰させるように設定され
ていることを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1は、この発明
の実施の形態1に係るフライホイールマウント機構の構
成を示す図である。図1において、11はフライホイー
ルマウント機構を衛星構体に取り付けるための固定部と
してのベースである。可動部12は、図示しないフライ
ホイールを取り付け、ベース11に対して、その法線軸
がベース11の法線軸に対してなす角度を変化させるこ
とができるように配設されている。13a、13b、1
3cおよび13dは、この固定部11に取り付けられた
磁性体を主材とする4つの磁極部、また、14a、14
b、14cおよび14dは、可動部12に取り付けら
れ、磁極部13aないし13dに対向し、これらの磁極
部13aないし13dを吸引する吸引力を発生する電磁
石である。電磁石14aないし14dは、磁性体からな
るコアに巻線15を備えたものである。なお、磁極部1
3aないし13dと、電磁石14aないし14dとはそ
れぞれ対をなし、電磁アクチュエータ20a、20b、
20cおよび20dを構成する。
【0014】次に、このフライホイールマウント機構の
動作について説明する。図2は、図1に示すフライホイ
ールマウント機構をy軸方向から見た側面図である。図
3は、図1に示すフライホイールマウント機構をx軸方
向から見た側面図である。図2及び図3において、16
は中間枠、17aおよび17bは、ベース11に対し、
中間枠16を図中x軸まわりに回動可能に軸止する弾性
軸受、18a、18bは、可動部12に対し、図中y軸
まわりに中間枠16を回動可能に軸止する弾性軸受、1
9はベース11に固定された支柱である。なお、中間枠
16、弾性軸受17、弾性軸受18および支柱19は、
固定部たるベース11に対して、可動部12を可動自在
に連結する連結部として機能するものである。このよう
な弾性軸受17および18により、可動部12は、ベー
ス11に対して、回転中心33を中心として、z軸方向
にある法線軸の角度を自在に変化させることができるよ
うに変位可能となっている。なお、弾性軸受17a、1
7b、18aおよび18bは、中間枠16の回動を制限
するために、ばね等の弾性体(図示せず)を内蔵してい
る。従って、例えば、固定部11に固定された電磁石1
4a〜14dの巻線15に電流が供給されると、固定部
11と弾性軸受18a、18bで連結された可動部12
に固定された磁局部13a〜13dが電磁石14a〜1
4dに近づく方向に力が働く。例えば、図1において、
電磁石14aの巻線15に電流が供給されると、磁局部
13aが電磁石14aに近づく方向(x軸の正、かつ、
z軸の負の方向)に力が働く。その結果、可動部12
は、固定部11に対してy軸を中心として時計回りに回
転する。
【0015】図4は、このフライホイールマウント機構
を駆動する電磁アクチュエータの構成と駆動力の発生原
理を概略的に示す図である。図4において、30は磁極
部13と電磁石14のコア材(磁性体)の内部を流れる
磁束である。この磁束30は、電磁石14と磁極部13
の間の空隙34a、34bにおいて湾曲するために、磁
極部13を電磁石14に対して図中の下方へ駆動する力
を生じる。この駆動力はレラクタンスの変化によって生
じる力であり、その向きと大きさをベクトル31a、3
1bで表す。
【0016】これらの力ベクトル31a、31bは、機
械的な回転中心33を通らないので、磁極部13を反時
計まわりに駆動するトルクとして利用できる。一方、空
隙34a、34bでは磁束密度が周囲よりも高くなるの
で、電磁石14が磁極部13を吸着する電磁吸引力32
aおよび32bが発生する。これらの電磁吸引力ベクト
ル32a、32bもベクトル31a、31bと同様に磁
極部13を図中における下方向に駆動する力成分を備え
るため、可動部12をベース11に対して、回転中心3
3を中心とした反時計まわりの方向に回転させようとす
る駆動トルクとなる。
【0017】図5および図6は、この発明のフライホイ
ールマウント機構の断面を示す図である。図5および図
6に示すように、電磁アクチュエータ20によって、z
軸まわりの任意の方位へホイールマウント機構を傾ける
ことが可能であることが分かる。図5は、電磁石14b
の巻線15にのみ電流を供給している状態を示してお
り、磁極部13bは、図中右下方向の吸引力を受けるこ
とになる。従って、可動部12は、時計回りの方向のト
ルクを受ける。
【0018】図6は、電磁石14aの巻線15にのみ電
流を供給している状態を示しており、磁極部13aは、
図中左下方向の力を受けることになる。従って、可動部
12は反時計回りの方向のトルクを受ける。このように
電磁石14aおよび14bの巻き線15に供給する電流
をそれぞれ調節すれば、可動部12をy軸まわりに駆動
制御することが可能である。このような原理は、x軸ま
わりのトルクを発生させる際にも全く同様である。
【0019】ところで、このような電磁アクチュエータ
20を用いる場合には、その磁気吸引力は、電磁石14
と磁極部13の位置関係に大きく依存する。即ち、電磁
石14と磁極部13との間の空隙距離が大きければ、同
一の駆動電流であっても磁気吸引力は小さく、逆に電磁
石14と磁極部13との間の空隙距離が小さければ同一
の駆動電流であっても磁気吸引力は大きい。従って、こ
の磁極部13と電磁石14との間に働く力はその相対距
離に反比例し、近似的に負の剛性を有するバネにより結
合されていることと等価である。一般に負の剛性を有す
るバネで結合された物体の動作は不安定であり、何らか
の人為的な操作によって、その動作を安定化する必要が
ある。また、空隙長が大きい場合には電磁アクチュエー
タ20が発生する磁気吸引力が低下し、そのままでは過
大な駆動電流を要することになる。
【0020】そこで、この発明では、x軸、y軸まわり
の運動を支える軸受として、一般的な正の剛性を示す機
械的な弾性体を内蔵する弾性軸受17および18を採用
しており、さらに、電磁アクチュエータ20の有する負
の剛性が相殺されるように、弾性軸受17および18の
有する正の剛性を選定している。このように電磁アクチ
ュエータ20の有する負の剛性と、弾性軸受17および
18が有する正の剛性とが相殺するので、ベース11に
対する可動部12の動作を安定化させることができ、さ
らに、ベース11に対して可動部12のなす角度が大き
い場合における電力消費量を低減することができる。
【0021】以上、この発明の実施の形態1に係るフラ
イホイールマウント機構では、電磁アクチュエータ20
を用いつつ、ベース11に対する可動部12の動作を安
定化することができると共に、大きい角度の変位に対し
ても、必要な電力の削減を図ることができる。また、フ
ライホイールマウント機構の駆動アクチュエータとし
て、磁気吸引力を利用した方式を用いることによって、
歯車やジャッキ等の伝達機構を使用しない構造とできる
ために、フライホイールを傾斜させる角度の精度が向上
し、また、装置の構成要素が削減されるために、装置が
安価にできるとともに、長期にわたる使用においても、
故障する可能性の極めて小さい、信頼性の高い装置を得
ることができる。また、回転の支持方法として弾性変形
を利用した軸受を採用することにより、制御の安定度を
高め、姿勢センサが故障した場合に、衛星の姿勢を安定
化させる機能まで付与することが可能で、衛星システム
としての信頼性をも向上させることができる。
【0022】実施の形態2.この発明の実施の形態2
は、フライホイールマウント機構の傾き角度を計測する
手段に関するものである。図7は、フライホイールマウ
ント機構をy軸方向から見た断面図である。図7におい
て、41はホイールマウント部に固定され、電流の供給
を受けて光線を発するLEDなどの発光素子、42はこ
の発光素子41の放つ光束を受光し、そのスポットの位
置を電圧として出力する受光素子としてのフォトダイオ
ードである。なお、LED41およびフォトダイオード
42は、相対角度検出手段として機能するものである。
【0023】図8は、図7の発光素子と受光素子の関係
を示す斜視図である。図8には、例示的に、受光素子と
して、4つのエリア42a、42b、42c、42dに
分割されたフォトダイオード42を用いた構成を示す。
図8において、43はその表面に発光素子41が照射す
る光のスポットである。いま、ホイールマウントの傾き
がない状態において、この光のスポットがフォトダイオ
ード42の中央にあるように設定されているとすると、
マウンド部の傾きによって、フォトダイオード42上の
スポットがフォトダイオード42上を移動し、その結
果、フォトダイオード42の4つのエリアの発生する光
電電流のバランスが崩れるので、その大きさによって、
発光素子41の取り付けられたホイールマウント機構可
動部のマウント角度を計測することができる。
【0024】図9は、フォトダイオード42の発生する
信号をホイールマウント機構可動部のマウント角度とし
て抽出するための回路の一例を示す図である。図9にお
いて、44は電流/電圧変換器、45は加減算演算器、
46は加算器、47は除算器である。受光素子43の4
つのエリアに発生した電流は、それぞれに接続された4
つの電流/電圧変換器44a、44b、44c、44d
により、その電流に比例した電圧信号となる。これら4
つの信号の和および差をとることによって、フライホイ
ールマウントの傾きに比例した電圧を得ることができ
る。
【0025】例えば、加減算部45aは、44aと44
dの出力から44bと44cの出力との差を演算するの
で、その出力は受光素子44上でスポット43のx軸方
向の動き、即ちフライホイールマウントのy軸まわりの
マウント角度に比例した電圧を出力する。また、加減算
部45bは、44aと44bの出力から44cと44d
の出力との差を演算するので、その出力は受光素子44
上でスポット43のy軸方向の動き、即ちフライホイー
ルマウントのx軸まわりのマウント角度に比例した電圧
を出力することになる。さらに、加算器46は、44
a、44b、44c、44dの出力の総和、即ち総入射
光量を算出する。これは加減算器45a、45bの出力
をこの総入射光量に比例した電圧で除算することによっ
て、発光素子41の経年変化等による総入射光量の増減
が、検出信号へ影響しないようにするためである。この
ようにして、この発明の実施の形態2に係るホイールマ
ウント機構によれば、簡単な構成で、受光素子に入射し
た光線の方位だけに感度を有する角度センサを構成する
ことができ、さらに、フライホイールを傾斜させる角度
の精度が向上させることができると共に、安価に装置を
提供することができる。
【0026】実施の形態3.この発明の実施の形態3
は、このように構成されたフライホイールマウント機構
を制御する手段に関するものである。図10は、図7に
示すフライホイールマウント機構と図9に示す角度検出
回路とを用いたフライホイールマウント機構の制御系の
ブロック図である。図10において、50は相対角度検
出手段としての角度検出回路、51cおよび51dは、
駆動電磁石14cおよび14dへ電力を供給する電力増
幅器、52cおよび52dはこれらの電磁石14cおよ
び14dに流れる電流を計測するための固定抵抗器、5
4は制御系の安定度を高めるための位相補償器である。
【0027】いま、図10の左端からホイールマウント
機構への角度指令信号(電圧値)が入力されたとする。
この角度指令信号は、ベース11(人工衛星構体側)に
対する可動部12(フライホイール側)の相対角度の目
標値(目標相対角度)に基づくものであり、角度検出回
路50の出力電圧(角度信号)と比較され、その角度誤
差(目標相対角度と実際の相対角度の差)に相当する角
度誤差信号は、位相補償器54を通じた後に、電力増幅
器51cおよび51dへ入力される。
【0028】具体的には、電力増幅器51cおよび51
dに角度誤差信号を入力する際に、電力増幅器51cへ
の指令信号と電力増幅器51dへの指令信号とを互いに
逆符号にして入力する。電磁アクチュエータ20cおよ
び20dに供給される電流は、電流検出抵抗器52cお
よび52dにおいて、電圧値として検出され、これらの
電圧値は、それぞれ、フィードバック信号として、電力
増幅器51cおよび51dに入力される。このように、
電力増幅器51cおよび51dには、電磁アクチュエー
タの電流指令信号が入力される。
【0029】以上より、角度誤差信号が正である場合に
は、電磁石14cに負の電流指令が送信されると共に、
電磁石14dに正の電流指令が送信されることになる。
一方、電力増幅器51cおよび51dには負の電流を供
給しないように設計されているので、電磁石14dに大
きい電流出力が得られ、結果的に、ベース11の角度を
反時計方向に回転させて、誤差を減らすように角度を修
正することができ、マウント角度の制御性の高いフライ
ホイールマウント機構を提供することができる。
【0030】実施の形態4.図11は、この発明実施の
形態4に係るフライホイールマウント機構制御装置の構
成を示すブロック図である。図11において、53cお
よび53dは、電磁石14cおよび14dに供給される
電流値と、その時のマウント角度とから、電磁アクチュ
エータ20cおよび20dの発生している駆動トルクの
推定値を、それぞれ算出する駆動力推定手段である。
【0031】実施の形態3では、図10に示したよう
に、位相補償器54の出力信号を、各電磁石14cおよ
び14dへの電流指令として使用したが、この発明の実
施の形態4では、図11に示すように、位相補償器54
の出力信号を、各電磁石14cおよび14dへのトルク
指令として使用する。このために、この発明の実施の形
態4では駆動力推定手段53cおよび53dを設け、電
磁アクチュエータ20に供給する電流と、その時のマウ
ント角度とから、電磁アクチュエータ20が発生してい
るトルク(電磁石14が発生する磁気吸引力)を推定す
る。駆動力推定手段53cおよび53dで演算された電
磁石14cおよび14dが発生する磁気吸引力の推定値
は、位相補償器54の出力信号と比較され、誤差がある
場合には、これを修正するように電力増幅器41cおよ
び41dが動作する。
【0032】以上より、この発明の実施の形態4に係る
フライホイールマウント機構によれば、電磁アクチュエ
ータに供給する電流と、その時のマウント角度とに基づ
き、電磁アクチュエータ20が現在発生しているトルク
を推定し、さらに誤差がある場合には修正を行うので、
電磁アクチュエータ20に供給する電流や、空隙長変動
による非線形性の影響を緩和することができ、動作の安
定化および正確化を図ったフライホイールマウント機構
を提供することができる。
【0033】実施の形態5.図12は、本発明の実施の
形態5に係る人工衛星の姿勢制御系のブロック図であ
る。図12において、63は衛星の相対角度誤差からフ
ライホイールマウント機構の傾き角度指令信号を生成す
る姿勢制御装置、64は図10または図11に示したよ
うなフライホイールマウント機構とその制御装置、65
は衛星の姿勢運動特性、66は衛星の相対角度を検出す
るセンサである。
【0034】図12に示す人工衛星の姿勢制御について
説明する。まず、姿勢角センサ66により検出された衛
星の姿勢を表す信号値は、電磁アクチュエータ20に供
給される指令値と比較され、これらの差である誤差信号
を姿勢制御装置63への入力とする。姿勢制御装置63
は、この姿勢誤差を最小とするために、電磁アクチュエ
ータ20に送信する指令信号を生成する。このようし
て、姿勢誤差を最小にするために、マウント角度を変化
させるための指令信号は、電磁アクチュエータ20に送
信され、マウント角度はこの指令値に一致するように、
電磁アクチュエータ20が動作する。
【0035】ところで、人工衛星の姿勢運動とフライホ
イールマウント機構のマウント角度の運動とは力学的な
相互作用がある。即ち、フライホイールマウント機構を
駆動することによって、その駆動力の反作用によって衛
星の相対角度は影響を受ける。また、逆に、衛星の姿勢
が変動すると、フライホイールマウント機構の固定部
(ベース)は、衛星とともに運動するのに対して、可動
部は、衛星の動きに対して遅れが生じる。その結果、可
動部と固定部の相対角度、即ちマウント角度が変化する
ということが生じる。従って、マウント角度を制御する
ことによって人工衛星の姿勢を制御することが可能であ
り、またマウント角度を計測することによって、衛星姿
勢の角速度を推定することも可能である。
【0036】また、マウント角度の指令信号は、相対角
度検出手段である角度検出回路50(図12にaは図示
せず)によって検出される現在の相対角度と、目標相対
角度との角度差である相対角度誤差(マウント角度誤
差)から生成され、この指令信号に追随してフライホイ
ールマウント機構が制御されてマウント角度が変化する
ので、姿勢制御装置63において、姿勢誤差信号に基づ
いて、この姿勢誤差を相殺するような指令を電磁アクチ
ュエータ20に送信すれば、姿勢誤差を追従するように
ホイールマウント機構におけるマウント角度の制御を行
うことができる。従って、マウント角度の変化の結果と
して生ずる反作用トルクが衛星の相対角度を姿勢角度指
令に追従させるように働かせることが可能である。以上
より、この発明の実施の形態5では、図12のように構
成された制御系によって、人工衛星構体の姿勢を制御す
ることができ、制御性を向上させたフライホイールマウ
ント機構を提供することができる。
【0037】実施の形態6.フライホイールマウント機
構と衛星姿勢の相互干渉を利用すると、マウント角の変
化から人工衛星の姿勢角速度を知ることができる。この
性質を利用すると、姿勢運動検出手段である姿勢センサ
(図示せず)に故障等が発生してフライホイールマウン
ト機構が使えなくなった場合でも、少なくともシステム
の安定性を確保する目的のために、このフライホイール
マウント機構を利用することができる。
【0038】図13は、この発明の実施の形態6に係る
フライホイールマウント機構の制御ブロックを示す図で
ある。図13において、54aは通常の状態(故障の発
生していない状態)でのフライホイールマウント機構を
制御するための制御のメイン位相補償器であり、54b
は上述した姿勢センサが故障などにより使えない場合に
おいてメイン位相補償器54aを補完するためのサブ位
相補償器、70はこれらの補償器の出力を切り替えるた
めの切換器である。
【0039】また、図14は、サブ位相補償器54bの
内部構造を詳しく表す図である。図14において、71
aはx軸のマウント角に復元力を与えるための時定数と
ゲインを含むフィルタ、71bはy軸のマウント角に復
元力を与えるための時定数とゲインを含むフィルタ、7
2aおよび72bは衛星の姿勢運動の周波数における駆
動トルクを調整するための時定数とゲインとを含むフィ
ルタであり、フィルタ72aはx軸まわりのマウント角
を入力としてz軸まわりのトルクを生成し、逆にフィル
タ72aはz軸まわりのマウント角を入力としてx軸ま
わりのトルクを生成するように構成されている。このよ
うにx軸とy軸とで信号を交差させている理由は、衛星
の姿勢運動の周波数におけるx軸まわりの姿勢角とy軸
まわりの姿勢角との位相関係を調整する自由度を増すた
めに有効だからである。
【0040】図13および図14のように構成されたフ
ライホイールマウント機構の制御装置は、衛星の姿勢セ
ンサが有効に機能している正常な状態では、切換器70
はメイン位相補償器54aの信号を用いるように機能し
てマウント角度を制御するが、何らかの事情で姿勢セン
サ66が使えなくなった場合には、切換器70はサブ位
相補償器54bの信号を用いるように機能してマウント
角度を制御する。図14に示すように、サブ位相補償器
54bのゲインや時定数は、衛星の姿勢運動の周波数に
おいて、その姿勢運動に大きく減衰させるように設定さ
れているため、姿勢センサの信号が使えない状態におい
ても、姿勢そのものの制御はできないにしても、姿勢の
変動速度が最小となるように機能させることができる。
【0041】以上のように、この発明の実施の形態6に
係るフライホイールマウント機構によれば、故障等によ
り姿勢センサの信号が使えない状態においても、姿勢そ
のものの制御はできないにしても、姿勢の変動速度が最
小となるように機能させることができ、非常時における
制御性をも確保したフライホイールマウント機構を提供
することができる。
【0042】
【発明の効果】この発明のフライホイールマウント機構
は、人工衛星構体に接続される固定部と、フライホイー
ルに接続される可動部と、固定部に対する可動部の相対
角度を変化させることができるように、固定部に可動部
を可動自在に連結する連結手段と、一方が固定部側に固
着され、他方が可動部側に接続されてなり、これら一対
の磁性体間に電磁吸引力を発生させることにより、固定
部に対する可動部の相対角度を制御する電磁アクチュエ
ータとを備えることを特徴とするので、フライホイール
マウント機構の駆動アクチュエータとして、磁気吸引力
を利用した方式を用いることによって、歯車やジャッキ
等の伝達機構を使用しない構造とできるために、フライ
ホイールを傾斜させる角度の精度が向上し、また、装置
の構成要素が削減されるために、装置が安価にできると
ともに、長期にわたる使用においても、故障する可能性
の極めて小さい、信頼性の高い装置を得ることができ
る。また、電磁アクチュエータを用いつつ、ベースに対
する可動部の動作を安定化することができると共に、大
きい角度の変位に対しても、必要な電力の削減を図るこ
とができる。
【0043】また、前記連結手段は、電磁アクチュエー
タによって発生される電磁吸引力を相殺する方向の弾性
力を発生する弾性体を備えることを特徴とするので、回
転の支持方法として弾性変形を利用した軸受を採用する
ことにより、制御の安定度を高め、姿勢センサが故障し
た場合に、衛星の姿勢を安定化させる機能まで付与する
ことが可能で、衛星システムとしての信頼性をも向上さ
せることができる。また、電磁アクチュエータを用いつ
つ、ベースに対する可動部の動作を安定化することがで
きると共に、大きい角度の変位に対しても、必要な電力
の削減を図ることができる。
【0044】また、前記フライホイールと人工衛星構体
との相対角度を検出するための相対角度検出手段をさら
に備えてなり、相対角度検出手段によって検出される相
対角度に基づき、位相補償手段を用いてフィードバック
制御を行うことにより、相対角度と目標相対角度との角
度差を減少させる方向に、電磁アクチュエータに磁気吸
引力を発生させることを特徴とするので、マウント角度
の制御性の高いフライホイールマウント機構を提供する
ことができる。
【0045】また、前記相対角度検出手段は、固定部お
よび可動部に配設された発光素子および受光素子で構成
されてなり、受光素子が発光素子から受光する光量に基
づいて、固定部と可動部との相対角度を検出することを
特徴とするので、簡単な構成で高精度なフライホイール
マウント機構を提供することができる。
【0046】また、前記電磁アクチュエータに供給する
電流値と、固定部と可動部との相対角度とに基づき、電
磁アクチュエータが発生する駆動トルクを推定する駆動
力推定手段をさらに備えてなり、駆動力推定手段によっ
て推定される駆動トルクの推定値と、目標駆動トルクと
の差を減少させる方向に、電磁アクチュエータを作動さ
せることを特徴とするので、電磁アクチュエータに供給
する電流や、空隙長変動による非線形性の影響を緩和す
ることができ、動作の安定化および正確化を図ったフラ
イホイールマウント機構を提供することができる。
【0047】また、また、前記相対角度検出手段によっ
て検出される現在の相対角度と、目標相対角度との角度
差に基づき、該誤差を減少させるように前記電磁アクチ
ュエータを制御することを特徴とするので、制御性を向
上させたフライホイールマウント機構を提供することが
できる。
【0048】さらに、前記人工衛生構体の姿勢運動を検
出する姿勢運動検出手段を備える人工衛星構体におい
て、位相補償手段を補完するためのサブ位相補償手段を
さらに備えてなり、サブ位相補償手段のゲインおよび時
定数は、衛生の姿勢運動量を減衰させるように設定され
ていることを特徴とするので、故障等により姿勢センサ
の信号が使えない状態においても、姿勢そのものの制御
はできないにしても、姿勢の変動速度が最小となるよう
に機能させることができ、非常時における制御性をも確
保したフライホイールマウント機構を提供することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1に係るフライホイー
ルマウント機構の構成を示す図である。
【図2】 図1に示すフライホイールマウント機構をy
軸方向から見た側面図である。
【図3】 図1に示すフライホイールマウント機構をx
軸方向から見た側面図である。
【図4】 このフライホイールマウント機構を駆動する
電磁アクチュエータの構成と駆動力の発生原理を概略的
に示す図である。
【図5】 この発明のフライホイールマウント機構の断
面を示す図である。
【図6】 この発明のフライホイールマウント機構の断
面を示す図である。
【図7】 フライホイールマウント機構をy軸方向から
見た断面図である。
【図8】 図7の発光素子と受光素子の関係を示す斜視
図である。
【図9】 フォトダイオード42の発生する信号をホイ
ールマウント機構可動部のマウント角度として抽出する
ための回路の一例を示す図である。
【図10】 図7に示すフライホイールマウント機構と
図9に示す角度検出回路とを用いたフライホイールマウ
ント機構の制御系のブロック図である。
【図11】 この発明実施の形態4に係るフライホイー
ルマウント機構制御装置の構成を示すブロック図であ
る。
【図12】 本発明の実施の形態5に係る人工衛星の姿
勢制御系のブロック図である。
【図13】 この発明の実施の形態6に係るフライホイ
ールマウント機構の制御ブロックを示す図である。
【図14】 サブ位相補償器54bの内部構造を詳しく
表す図である。
【図15】 従来のフライホイールマウント機構の構造
を示す図である。
【符号の説明】
11 ベース(固定部)、12 可動部、13a、13
b、13c、13d磁極部、14a、14b、14c、
14d 電磁石、16 中間枠(連結手段)、17a、
17b、18a、18b 弾性軸受(連結手段)、19
支柱(連結手段)、20 電磁アクチュエータ、41
LED(発光素子:相対角度検出手段)、42 フォ
トダイオード(受光素子:相対角度検出手段)、50
角度検出回路(相対角度検出手段)、54a メイン位
相補償器(位相補償手段)、54b サブ位相補償器
(サブ位相補償手段)。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 人工衛星構体に接続される固定部と、 フライホイールに接続される可動部と、 前記固定部に対する前記可動部の相対角度を変化させる
    ことができるように、前記固定部に前記可動部を可動自
    在に連結する連結手段と、 一方が前記固定部側に固着され、他方が前記可動部側に
    接続されてなり、これら一対の磁性体間に電磁吸引力を
    発生させることにより、前記固定部に対する前記可動部
    の相対角度を制御する電磁アクチュエータとを備えるこ
    とを特徴とするフライホイールマウント機構。
  2. 【請求項2】 前記連結手段は、前記電磁アクチュエー
    タによって発生される電磁吸引力を相殺する方向の弾性
    力を発生する弾性体を備えることを特徴とする請求項1
    に記載のフライホイールマウント機構。
  3. 【請求項3】 前記フライホイールと前記人工衛星構体
    との相対角度を検出するための相対角度検出手段をさら
    に備えてなり、 前記相対角度検出手段によって検出される相対角度に基
    づき、位相補償手段を用いてフィードバック制御を行う
    ことにより、該相対角度と目標相対角度との角度差を減
    少させる方向に、前記電磁アクチュエータに磁気吸引力
    を発生させることを特徴とする請求項1または請求項2
    に記載のフライホイールマウント機構。
  4. 【請求項4】 前記相対角度検出手段は、前記固定部お
    よび可動部に配設された発光素子および受光素子で構成
    されてなり、前記受光素子が前記発光素子から受光する
    光量に基づいて、前記固定部と前記可動部との相対角度
    を検出することを特徴とする請求項1または請求項2に
    記載のフライホイールマウント機構。
  5. 【請求項5】 前記電磁アクチュエータに供給する電流
    値と、前記固定部と前記可動部との相対角度とに基づ
    き、前記電磁アクチュエータが発生する駆動トルクを推
    定する駆動力推定手段をさらに備えてなり、 前記駆動力推定手段によって推定される駆動トルクの推
    定値と、目標駆動トルクとの差を減少させる方向に、前
    記電磁アクチュエータを作動させることを特徴とする請
    求項4に記載のフライホイールマウント機構。
  6. 【請求項6】 前記相対角度検出手段によって検出され
    る現在の相対角度と、目標相対角度との角度差に基づ
    き、該誤差を減少させるように前記電磁アクチュエータ
    を制御することを特徴とする請求項4に記載のフライホ
    イールマウント機構。
  7. 【請求項7】 前記人工衛生構体の姿勢運動を検出する
    姿勢運動検出手段を備える人工衛星構体において、前記
    位相補償手段を補完するためのサブ位相補償手段をさら
    に備えてなり、 前記サブ位相補償手段のゲインおよび時定数は、衛生の
    姿勢運動量を減衰させるように設定されていることを特
    徴とする請求項4に記載のフライホイールマウント機
    構。
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