JP2000238312A - 粉体現像剤噴射式画像形成装置 - Google Patents

粉体現像剤噴射式画像形成装置

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JP2000238312A
JP2000238312A JP4808699A JP4808699A JP2000238312A JP 2000238312 A JP2000238312 A JP 2000238312A JP 4808699 A JP4808699 A JP 4808699A JP 4808699 A JP4808699 A JP 4808699A JP 2000238312 A JP2000238312 A JP 2000238312A
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JP4808699A
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English (en)
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Akihito Ikegawa
彰仁 池側
Koji Uno
浩二 宇野
Tokifumi Shibata
兆史 芝田
Osamu Morita
修 森田
Tadaaki Masuyama
忠昭 増山
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Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 むらのない画像を長時間安定して形成できる
粉体現像剤噴射式画像形成装置を提供する 【解決手段】 コントローラ44から個別電極40に対
して、現像剤担持体12に担持されている現像剤16を
背面電極26に向けて付勢するパルス46を印加し、現
像剤担持体12に保持されている現像剤16を隔壁32
の貫通孔38を介して飛翔させ、隔壁32と背面電極2
6との間にある記録媒体34に付着させる粉体現像剤噴
射式画像形成装置において、さらに、スペーサ50を個
別電極40の現像剤搬送方向18上流側に且つ現像剤担
持体12と接触して配置させ、現像剤16として非磁性
のものを用い、現像剤担持体12を挟んでスペーサ50
の反対側に磁界発生手段24を設けるとともに、隔壁3
2の表面又は内部であって少なくとも上記磁界発生手段
24に近接する領域に磁性部材52を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、現像剤担持体に担
持されている粉体現像剤を電気的な力により飛翔させて
記録媒体に付着させる、粉体現像剤噴射式画像形成装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】粉体現像剤噴射式画像形成装置として、
米国特許第5,477,250号に開示されているもの
がある。この画像形成装置は、荷電性の粉体現像剤を担
持する現像剤担持体と、現像剤担持体に所定の間隔を置
いて対向する背面電極と、現像剤担持体上の現像剤を背
面電極に向けて付勢する電界を形成するための電源を有
する。現像剤担持体と背面電極との間には隔壁が配置さ
れ、この隔壁と背面電極との間に記録媒体の通過できる
空間が形成されている。隔壁は、現像剤担持体と背面電
極との対向する領域に位置する部分に、複数の貫通孔が
形成されている。また、隔壁は、各貫通孔の周囲に個別
電極を有し、各個別電極が駆動電源に接続されている。
【0003】この画像形成装置によれば、作成すべき画
像に対応した画像信号電圧が駆動電源から個別電極に印
加される。このとき、印加電圧は、現像剤担持体に保持
されている現像剤を背面電極に向けて電気的に付勢する
極性を有する。従って、印加電圧により生じる付勢力
と、現像剤担持体と背面電極との間に形成されている電
界の付勢力との協力により、印加された個別電極に対向
する位置にある一群の現像剤が現像剤担持体から分離
し、対応する貫通孔を介して、隔壁と背面電極との間に
ある記録媒体に到達し、この記録媒体上に現像剤のドッ
トが形成される。そして、ドットの集合により記録媒体
上に目的の画像が作成される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】こうした画像形成装置
の一つとして、隔壁の貫通孔と現像剤担持体との距離を
一定に保つように、隔壁の現像剤担持体側表面に現像剤
担持体と接触するようなスペーサを配置する形態のもの
が知られている。しかしながら、実際には、スペーサを
現像剤担持体に物理的に押し当てており、スペーサと強
く接触する現像剤担持体部分と弱く接触する現像剤担持
体部分とが生じ、その結果、現像剤担持体と貫通孔との
距離を均一に保ちにくかった。
【0005】そこで、本発明は、隔壁と現像剤担持体と
のギャップをより安定して供給することによって、むら
のない画像を長時間安定して形成できる画像形成装置を
提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、請求項1に係る粉体現像剤噴射式画像形成装置は、
非磁性で且つ荷電性の粉体現像剤を担持し、この現像剤
を所定の方向に搬送する現像剤担持体と、非導電性材料
からなり、現像剤担持体と所定の間隔を置いて対向し、
現像剤担持体に近接する領域に複数の貫通孔を有する隔
壁と、貫通孔の近傍に配置された個別電極と、現像剤搬
送方向に関して個別電極の上流側に且つ現像剤を介して
現像剤担持体と接触して配置されたスペーサと、画像信
号に基づいて個別電極に電圧を印加し、現像剤担持体か
ら貫通孔を介して隔壁を通過する方向に現像剤を付勢す
る電界の強度を変えることにより、貫通孔に対向した現
像剤担持部分に保持されている現像剤を貫通孔を介して
飛翔させ、隔壁を挟んで現像剤担持体の反対側にある記
録媒体に付着させる出力部と、を有する粉体現像剤噴射
式画像形成装置においてさらに、現像剤担持体を挟んで
スペーサの反対側に磁界発生手段を設けるとともに、隔
壁の表面又は内部であって少なくとも上記磁界発生手段
に近接する領域に磁性部材を設けたことを特徴とするも
のである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
の好適な実施の形態を説明する。図1は、本発明に係る
粉体現像剤噴射式画像形成装置における画像作成部10
の概略構成を示す。画像形成部10は、紙面表裏方向に
伸びた、アルミニウムなどの非磁性且つ導電性の材料か
らなる薄膜状のスリーブ(現像剤担持体)12とスリー
ブ12に近接した現像剤供給ローラ14とを有し、現像
剤供給ローラ14からスリーブ12に粉末の非磁性現像
剤16が供給されるようになっている。スリーブ12は
矢印18で示す方向に回転自在に支持されている。ま
た、スリーブ12は、第1のバイアス電源20に接続さ
れ、所定の電圧(本実施形態では負極性のバイアス電圧
B1)が印加できるようにしてある。
【0008】さらに、スリーブ12の図面上側部分に対
向して、ステンレスなどの導電性材料からなるブレード
22が取り付けられている。このブレード22は、上記
スリーブ部分と所定の圧力で接触するようになってお
り、スリーブ12の回転に伴ってブレード先端部を通過
する現像剤16は、スリーブ12外周に均一な薄膜を形
成するとともに所定の極性(本実施形態では負極性)に
摩擦帯電する。さらに、ブレード22は所定のバイアス
電圧が印加されており、このバイアス電圧とスリーブ1
2のバイアス電圧VB1との電位差により現像剤16の帯
電量を変えることができる。
【0009】スリーブ12の内側には、図面左側に、ス
リーブ12の中心軸に平行に伸びた永久磁石24が、一
方の磁極(例えばN極)を外側に向けて固定されてい
る。
【0010】スリーブ12の図面左側には、このスリー
ブ12と所定の間隔をあけて背面電極ローラ(背面電
極)26が、スリーブ12と平行に設けてある。背面電
極ローラ26は矢印28で示す方向に回転自在に支持さ
れている。また、背面電極ローラ26は第2のバイアス
電源30に接続され、所定の電圧(本実施形態では正極
性のバイアス電圧VB2)が印加できるようにしてある。
バイアス電圧VB1、VB2の値は、スリーブ12と背面電
極ローラ26との電位差によってそれらの間に形成され
る電界により、スリーブ12に担持されている負極帯電
現像剤16が背面電極ローラ26に向けて吸引される
が、その吸引力だけでは現像剤16がスリーブ12から
分離しないように調節されている。
【0011】スリーブ12と背面電極ローラ26との間
には、非導電性材料からなるフレキシブルな薄膜(例え
ば厚さ100μm程度)状の隔壁32が配置されてお
り、固定部材33a、33bによってその両端部が固定
されている。背面電極ローラ26と隔壁32の間隔は、
これらの間を記録媒体34(例えば、紙、樹脂フィル
ム)が通過できるとともに、後に説明するように、この
記録媒体34に付着した現像剤16が隔壁32と接触し
ない程度の空間が形成されるように設定する。
【0012】図1、2に示すように、隔壁32の一部、
すなわちスリーブ12と背面電極ローラ26とが対向す
る領域(印刷領域36)に含まれる部分には、この隔壁
32を貫通する複数の孔38が、スリーブ12の中心軸
と平行な線上に、所定の間隔をあけて形成されている。
隔壁32の内部または表面には、各孔38を囲むよう
に、リング状の個別電極40が設けてある。個別電極4
0は電源回路42を介してコントローラ(画像制御部)
44に接続されている。このコントローラ44は、画像
形成装置で作成する画像に対応した信号を受け、電源回
路42に信号を送り、この信号に基づいて電源回路42
が各個別電極40にパルス電圧46を印加するようにし
てある。
【0013】現像剤の搬送方向18に関して孔38の上
流側であって且つスリーブ12に対向する隔壁表面に
は、スリーブ12の中心軸に平行に伸びた、非導電性材
料からなる板状のスペーサ50が配置されており、一端
が後述の磁気力によってスリーブ12の軸方向に関して
均一にスリーブ12上の現像剤16に接触し、その結
果、孔38周辺の隔壁部分とスリーブ12とのギャップ
がスリーブ12の軸方向に関して均一になるようになっ
ている。また、他端が固定部材33aに固定されてい
る。
【0014】隔壁32を挟んでスペーサ50の反対側に
は、スリーブ12の中心軸に平行に伸びた、磁性材料か
らなる薄板(例えば厚さが80μm程度のSUS)52
が取り付けられており、この薄板52に裏打ちされた隔
壁32(したがってスペーサ50)が、スリーブ12内
に設けた永久磁石24によって、スリーブ12の軸方向
に関し均一な磁気吸引力を受けるようになっている。こ
の吸引力の大きさは、スペーサ50がスリーブの軸方向
に関し均一な力でスリーブ12上の現像剤16に僅かに
接触するように調整されている。
【0015】上記のように構成された画像作成部10の
画像作成動作時、記録媒体34が印刷領域36に運ばれ
ると、この記録媒体34と同期を取ったコントローラ4
4からの信号を受けて、電源回路42が個別電極40に
パルス46(ここでは正極性)を印加する。
【0016】その結果、個別電極40とこれに対向する
スリーブ部分との間には、このスリーブ部分に保持され
ている負極性現像剤16を背面電極ローラ26に向けて
付勢する新たな電界が形成される。この新たに形成され
た電界は、すでに第1と第2のバイアス電源20、30
によりスリーブ12と背面電極ローラ26との間に形成
されている電界と相俟って、スリーブ部分に担持されて
いる一群の現像剤16をスリーブ12から飛翔させる。
【0017】飛翔した現像剤は、対応する孔38を通
り、この孔38に対向する記録媒体部分に付着してドッ
トを形成する。そして、このようにして形成された多数
のドットの集合により目的の画像が作成される。なお、
記録媒体34に付着した現像剤は記録媒体34と共に図
外の定着ローラに運ばれ、そこで加熱溶融されて記録媒
体34に固定される。
【0018】従来のスペーサはスリーブに対し物理的に
押し当てているのに対し、本発明では、磁気力によりス
ペーサ50をスリーブ12に接触させているので、孔3
8周辺の隔壁部分とスリーブ12とのギャップを、スリ
ーブ12の軸方向に関してより安定して均一に保つこと
ができ、これにより、各孔38に対応して形成されるド
ットをどれもほぼ同じ濃度にできる。
【0019】また、本発明では、スペーサ50をスリー
ブ12に対し磁気的に軽く接触させているので、画像形
成装置を長時間使用することによってスペーサ50がス
リーブ12との接触領域で削られることが起きにくい。
【0020】以上の説明は本発明の一実施形態に関する
ものであって、本発明は種々改変可能である。例えば、
磁性部材52は、スリーブ12の軸に平行な方向に関し
て均一に磁気力を受けるならば、上記実施形態の配置に
限らず、永久磁石24に近接する部分のみに設けてもよ
いし、また隔壁32内部に設けてもよい。さらに、隔壁
32に対し磁性材料を例えば蒸着などの方法によりコー
ティングする構成も可能である。
【0021】また、隔壁としてシリコン、セラミック、
ガラスなどの薄い板を用いてもよい。この場合、図3の
ように、隔壁32’の一端のみを固定部材33aで支持
してやれば十分である。
【0022】さらに、磁性部材52を引き付けるものと
して永久磁石24を用いたが、電磁石など磁界を発生さ
せるものであればよい。こうした磁界発生手段は、スリ
ーブ12を挟んでスペーサ50に近接するのであればど
の位置に配置されてもよい。
【0023】加えて、スリーブ12と背面電極ローラ2
6に印加するバイアス電圧VB1、V B2の極性及び大き
さ、現像剤16の極性は、以上に説明した現像剤の飛翔
に悪影響を与えない範囲で変更できる。
【0024】さらに、現像剤担持体、背面電極はローラ
に限るものでなく、ベルト、剛性の板であってもよい。
要するに、現像剤担持体は現像剤16を担持できる部材
であればよく、背面電極は、現像剤担持体と協働して、
現像剤担持体に保持されている現像剤16を背面電極に
向けて吸引できることができるものであればよい。
【0025】さらにまた、隔壁32に形成する孔38は
複数列設けてもよいし、その配置形態は千鳥状態であっ
てもよい。
【0026】
【発明の効果】本発明に係る画像形成装置では、スペー
サ50をスリーブ12上の現像剤16に対し磁気的に軽
く接触させているので、画像形成装置を長時間使用して
もスペーサ50が過度に削られることなく、孔38周辺
の隔壁部分とスリーブ12とのギャップを安定して得る
ことができ、その結果、記録媒体34上にむらのない画
像を形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る画像形成装置の画像作成部を模
式的に表した断面図。
【図2】 隔壁に形成した孔の配置を示す平面図。
【図3】 本発明に係る画像形成装置の画像作成部にお
いて別の隔壁を用いたときの断面図。
【符号の説明】
10:画像形成部、12:スリーブ(現像剤担持体)、
14:供給ローラ、16:現像剤、20:第1のバイア
ス電源、22:ブレード、24:永久磁石、26:背面
電極ローラ(背面電極)、30:第2のバイアス電源、
32:隔壁、33:固定部材、34:記録媒体、38:
孔、40:個別電極、46:パルス、50:スペーサ、
52:磁性部材。
フロントページの続き (72)発明者 芝田 兆史 大阪府大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪国際ビル ミノルタ株式会社内 (72)発明者 森田 修 大阪府大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪国際ビル ミノルタ株式会社内 (72)発明者 増山 忠昭 大阪府大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪国際ビル ミノルタ株式会社内 Fターム(参考) 2C162 AE25 AE31 AE56 AE74 AE82 AE84 AH14 CA02 CA12 CA24 2H029 AC02

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非磁性で且つ荷電性の粉体現像剤を担持
    し、この現像剤を所定の方向に搬送する現像剤担持体
    と、 非導電性材料からなり、現像剤担持体と所定の間隔を置
    いて対向し、現像剤担持体に近接する領域に複数の貫通
    孔を有する隔壁と、 貫通孔の近傍に配置された個別電極と、 現像剤搬送方向に関して個別電極の上流側に且つ現像剤
    を介して現像剤担持体と接触して配置されたスペーサ
    と、 画像信号に基づいて個別電極に電圧を印加し、現像剤担
    持体から貫通孔を介して隔壁を通過する方向に現像剤を
    付勢する電界の強度を変えることにより、貫通孔に対向
    した現像剤担持部分に保持されている現像剤を貫通孔を
    介して飛翔させ、隔壁を挟んで現像剤担持体の反対側に
    ある記録媒体に付着させる出力部と、を有する粉体現像
    剤噴射式画像形成装置においてさらに、 現像剤担持体を挟んでスペーサの反対側に磁界発生手段
    を設けるとともに、隔壁の表面又は内部であって少なく
    とも上記磁界発生手段に近接する領域に磁性部材を設け
    たことを特徴とする画像形成装置。
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