JP2000237488A - 洗濯機 - Google Patents

洗濯機

Info

Publication number
JP2000237488A
JP2000237488A JP11039542A JP3954299A JP2000237488A JP 2000237488 A JP2000237488 A JP 2000237488A JP 11039542 A JP11039542 A JP 11039542A JP 3954299 A JP3954299 A JP 3954299A JP 2000237488 A JP2000237488 A JP 2000237488A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
washing
tub
rinsing
dewatering tub
driving
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP11039542A
Other languages
English (en)
Inventor
武人 ▲高▼橋
Taketo Takahashi
Wataru Uchiyama
亘 内山
Shoichi Matsui
正一 松井
Takeru Kawasaki
長 川崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP11039542A priority Critical patent/JP2000237488A/ja
Publication of JP2000237488A publication Critical patent/JP2000237488A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Washing Machine And Dryer (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 洗濯水を循環して洗い、すすぎを行う洗濯機
において、電源電圧、気温、設定水位などに関係なく、
洗い、すすぎなどの基本性能を確保するとともに、運転
時間を短縮させる。 【解決手段】 洗濯物を収容する洗濯兼脱水槽を受け槽
に回転自在に内包してモータ9により回転駆動し、制御
手段14により、洗い、すすぎ、脱水などの一連の行程
を制御する。制御手段14は、洗い行程、すすぎ行程の
少なくとも1つの行程において洗濯兼脱水槽を回転駆動
させる槽回転行程を有し、槽回転行程で、電源電圧を検
知する電圧検知手段21の信号、気温を検知する温度検
知手段20の信号、または設定水位によりモータ9の回
転周期を変更させるように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、洗濯水を循環して
洗い、すすぎを行う洗濯機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の洗濯機においては、衣類
を洗濯兼脱水槽内に投入し、一様な回転力のモータ(駆
動手段)、給水弁、排水弁などのオン、オフ時間を制御
することにより、給水後に洗濯兼脱水槽を一定の周期で
回転させ、洗い行程では洗剤を含む洗濯液が遠心力で衣
類を通過し、すすぎ行程では水が遠心力で衣類を通過
し、洗濯兼脱水槽外に移動しつつ受け槽と洗濯兼脱水槽
の間を上昇し、洗濯兼脱水槽上部より衣類に直接注水し
循環しながら洗いあるいはすすぎを行っていた。
【0003】また、脱水行程では洗濯兼脱水槽内の水を
排水弁より排水するとともに、洗濯兼脱水槽を回転さ
せ、遠心力で衣類の水は洗濯兼脱水槽から受け槽、排水
弁を通して機外へ排出するよう構成していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来の構成では、電圧の変動や布量の大小で洗濯兼脱水槽
の回転数が変動してしまい、気温の低い時には、洗剤の
溶けにくくなり洗濯物の動きが悪くなり、洗い、すすぎ
等の基本性能の確保ができなくなったり、基本性能を確
保するために、洗い、すすぎ等の運転時間を長くする必
要がある問題を有していた。
【0005】本発明は上記課題を解決するもので、電源
電圧、気温、設定水位などに関係なく、洗い、すすぎな
どの基本性能を確保するとともに、運転時間を短縮させ
ることを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、洗濯物を収容する洗濯兼脱水槽を受け槽に
回転自在に内包して駆動手段により回転駆動し、制御手
段により、洗い、すすぎ、脱水などの一連の行程を制御
するよう構成し、制御手段は、洗い行程、すすぎ行程の
少なくとも1つの行程において洗濯兼脱水槽を回転駆動
させる槽回転行程を有し、槽回転行程で、電源電圧を検
知する電圧検知手段の信号、気温を検知する温度検知手
段の信号、または設定水位により駆動手段の回転周期を
変更させるように構成したものである。
【0007】これにより、電源電圧、気温、設定水位な
どに関係なく、洗い、すすぎなどの基本性能を確保する
ことができるとともに、運転時間を短縮させることがで
きる。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、洗濯物を収容する洗濯兼脱水槽と、この洗濯兼脱水
槽を回転自在に内包した受け槽と、前記洗濯兼脱水槽を
回転駆動する駆動手段と、電源電圧を検知する電圧検知
手段と、洗い、すすぎ、脱水等の一連の行程を制御する
制御手段とを備え、前記制御手段は、洗い行程、すすぎ
行程の少なくとも1つの行程において前記洗濯兼脱水槽
を回転駆動させる槽回転行程を有し、前記槽回転行程
で、前記電圧検知手段の信号により駆動手段の回転周期
を変更させるように構成したものであり、電源電圧に関
係なく、洗い、すすぎなどの基本性能を確保することが
できるとともに、電源電圧が高いときに、モータ(駆動
手段)の異常な温度上昇を防止することができ、洗い行
程、すすぎ行程の時間を短縮させ、トータルの運転時間
を短縮することができる。
【0009】請求項2に記載の発明は、洗濯物を収容す
る洗濯兼脱水槽と、この洗濯兼脱水槽を回転自在に内包
した受け槽と、前記洗濯兼脱水槽を回転駆動する駆動手
段と、気温を検知する温度検知手段と、洗い、すすぎ、
脱水等の一連の行程を制御する制御手段とを備え、前記
制御手段は、洗い行程、すすぎ行程の少なくとも1つの
行程において前記洗濯兼脱水槽を回転駆動させる槽回転
行程を有し、前記槽回転行程で、前記温度検知手段の信
号により駆動手段の回転周期を変更させるように構成し
たものであり、気温に関係なく、洗い、すすぎなどの基
本性能を確保することができるとともに、低温時の基本
性能を確保するために必要であった洗い行程、すすぎ行
程の時間を短縮させ、トータルの運転時間を短縮するこ
とができる。
【0010】請求項3に記載の発明は、洗濯物を収容す
る洗濯兼脱水槽と、この洗濯兼脱水槽を回転自在に内包
した受け槽と、前記洗濯兼脱水槽を回転駆動する駆動手
段と、水位を検知する水位検知手段と、洗い、すすぎ、
脱水等の一連の行程を制御する制御手段とを備え、前記
制御手段は、洗い行程、すすぎ行程の少なくとも1つの
行程において前記洗濯兼脱水槽を回転駆動させる槽回転
行程を有し、前記槽回転行程で、設定水位により駆動手
段の回転周期を変更させるように構成したものであり、
設定水位に関係なく、洗い、すすぎなどの基本性能を確
保することができるとともに、水位が高い時の基本性能
を確保するために必要であった洗い行程、すすぎ行程の
時間を短縮させ、トータルの運転時間を短縮することが
できる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照
しながら説明する。
【0012】(実施例1)図2に示すように、外装体1
は支持板2に支持された受け槽3をサスペンション4で
弾性支持している。受け槽3は中央に回転自在に洗濯兼
脱水槽5を内包している。洗濯兼脱水槽5は内周面に複
数の貫通した穴5aを形設している。回転機構部6は、
支持板2の外底部に装着しており、洗濯兼脱水槽5に連
結している軸7を支持し、Vベルト8で伝達されるモー
タ(駆動手段)9の動力を軸7に伝達する。
【0013】電磁弁10は電磁排水コック11を開閉す
るもので、無励磁(オフ)により電磁排水コック11を
閉止して、洗い、すすぎが行えるようにするものであ
り、電磁弁10を励磁(オン)して電磁排水コック11
を開放させると、排水可能な状態であって洗濯兼脱水槽
5を回転して脱水が行える状態にする。給水弁12は洗
濯兼脱水槽5に給水する。
【0014】制御装置13は、図1に示すように、制御
手段14、パワースイッチング手段15、布量検知手段
16、水位検知手段17、操作表示手段18、記憶手段
19、気温を検知する温度検知手段20、電源電圧を検
知する電圧検知手段21などで構成し、制御手段14の
指令により、パワースイッチング手段15を制御するこ
とで、モータ9、電磁弁10、給水弁12を制御して、
洗い、すすぎ、脱水の一連の行程を逐次制御するよう構
成している。なお、22、23は誘導電動機で構成した
モータ9の進相用コンデンサである。
【0015】制御手段14は、洗い行程およびすすぎ行
程において、洗濯兼脱水槽5を回転駆動させる槽回転行
程を有し、槽回転行程では、モータ9の出力を槽回転行
程以外の行程における出力より大きくして洗濯兼脱水槽
5を回転させるように構成している。また、槽回転行程
で、電圧検知手段21の信号によりモータ9の回転周期
を変更させるように構成している。
【0016】上記構成において図3および図5を参照し
ながら動作を説明すると、まず、電源を入れた後に衣類
を洗濯兼脱水槽5内に投入し、図5のステップ101で
ユーザーの好みに応じて、操作表示手段18により、自
動コースか、個別運転かをキー入力して運転をスタート
させると、その直後、ステップ102〜106で、電源
電圧を電圧検知手段21にて検知し、記憶手段19に記
憶する。
【0017】つぎに、ステップ107で、洗い行程か否
か判定し、洗い行程ではステップ108で、進相用のコ
ンデンサ22、23を併用して高容量に設定し、ステッ
プ109で先行してモータ9を所定時間オン、オフさ
せ、洗濯兼脱水槽5を回転駆動させる。
【0018】ステップ110で洗濯兼脱水槽5に加わる
摩擦抵抗によるモータ9がオフ時のコンデンサ22の端
子間に生じる逆起電力を布量検知手段16によりパルス
換算して布量を検知し、布量判定を行うとともに、ステ
ップ111で操作表示手段18にて判定した布量に対す
る洗剤量と水位を表示し、ステップ112で布量に応じ
て給水弁12をオンさせて自動給水し、所定水位に達す
ると給水弁12をオフさせる。
【0019】ステップ113〜114で、記憶手段19
で記憶した電圧を判断し、電源電圧が95V以下(X=
0)であれば、ステップ115で、モータ9の通常オン
期間(t1)の+2秒、通常オフ期間(t2)の−2秒
に回転制御し、高トルクで洗濯兼脱水槽5を駆動させて
洗い行程を実行する。洗濯兼脱水槽5の回転によって生
じる遠心力により、受け槽3内の洗濯水の水面は、図3
に示すように、略放物状の自由表面をなし、中央部が下
降し壁面に行くに従い上昇する。
【0020】ここで、高トルクが得られて攪拌力が高ま
るため、回転の立ち上がりも早まり、回転数も増大し、
これに伴って洗濯兼脱水槽5の外側と受け槽3との間の
水面はますます上昇する。そして、遂には洗濯水の水面
は、洗濯兼脱水槽5の上端部の高さを越えて洗濯兼脱水
槽5内に散水される。
【0021】電源電圧が95V以上で105V以下(X
=1)であれば、ステップ116で、モータ9の通常の
オン(t1)・オフ(t2)期間(図4に記載)で回転
制御し、洗濯兼脱水槽5を回転させる。電源電圧が10
5V以上(X=2)であれば、ステップ117で、モー
タ9の通常オン期間(t1)の−2秒、通常オフ期間
(t2)の+2秒に回転制御し、洗濯兼脱水槽5を回転
させる。
【0022】このように、洗濯兼脱水槽5を回転周期を
変えることにより、電源電圧による回転数変動をカバー
し洗濯水を循環させることができ、投入した洗剤の溶解
促進を加速させ、洗剤成分を洗濯物の汚れに対して早く
効果的に作用させることができるため、電源電圧に関係
なく、洗浄性能を確保することができ、かつ、電源電圧
の高いときは、時間短縮ができる。
【0023】洗いまたはすすぎ行程の終了とほぼ同時
に、つぎのステップ121またはステップ131ですす
ぎ行程かまたは脱水行程か否かを判別し、すすぎまたは
脱水行程の開始でコンデンサ23をオフ(ステップ12
2、ステップ132)するとともに電磁弁10をオン
(ステップ123、ステップ133)し、電磁排水コッ
ク11の開放動作を行い、洗濯兼脱水槽5および受け槽
3内の水が機外へと排出される。
【0024】排水終了時にはステップ124、ステップ
134でモータ9のオン、オフ制御を行いつつ、洗濯兼
脱水槽5を回転させて、遠心力により洗濯兼脱水槽5の
内壁に衣類を押しつけて絞り、水は洗濯兼脱水槽5に設
けた穴5aより洗濯兼脱水槽5外に放出され、電磁排水
コック11を通って機外へと排出される。
【0025】この後、すすぎ行程では、ステップ125
で一度電磁弁10をオフし、電磁排水コック11を閉止
させ、ステップ126でコンデンサ22、23を併用し
て高容量に設定し、ステップ127で再度給水弁12を
オンさせて自動給水し、所定水位に達すると給水弁12
をオフさせ、ステップ128で、洗い行程のステップ1
13〜117(ブロック1と図示)と同じように、電源
電圧によりモータ9のオン、オフの回転制御により洗濯
兼脱水槽5を駆動させ、遠心力により衣類を介して水を
循環させてすすぐ。
【0026】ここで、洗い行程と同じように、洗濯兼脱
水槽5を回転周期を変えることにより、電源電圧による
回転数変動をカバーし、すすぎ水を循環させることがで
き、衣類へのに散水量と通過水量を確保できるため、す
すぎ性能が確保できる。また電源電圧の高いときのすす
ぎ行程の時間も短縮することができる。
【0027】なお、本実施例では、制御手段14は、ス
タート時に電圧を検知、電源電圧を3分割し、洗い行程
およびすすぎ行程の両方の行程において、洗濯兼脱水槽
5を回転駆動させる槽回転行程で実施しているが、槽回
転行程の前で電源電圧を検知してもよいし、かつ、多分
割してもよいし、洗い行程またはすすぎ行程のいずれか
1つの行程において洗濯兼脱水槽5を回転駆動させる槽
回転行程を有するようにしてもよい。
【0028】(実施例2)図1に示す制御手段14は、
洗い行程およびすすぎ行程において、洗濯兼脱水槽5を
回転駆動させる槽回転行程を有し、槽回転行程では、モ
ータ9の出力を槽回転行程以外の行程における出力より
大きくして洗濯兼脱水槽5を回転させるように構成して
いる。また、槽回転行程で、温度検知手段20の信号に
よりモータ9の回転周期を変更させるように構成してい
る。
【0029】上記構成において図6を参照しながら動作
を説明すると、まず、電源を入れた後に衣類を洗濯兼脱
水槽5内に投入し、ステップ101でユーザーの好みに
応じて、操作表示手段18により、自動コースか、個別
運転かをキー入力して運転をスタートさせると、その直
後、ステップ202〜206で、温度検知手段20で気
温を検知して記憶手段19に記憶する。
【0030】つぎに、ステップ207で、洗い行程か否
か判定し、洗い行程ではステップ208で、進相用のコ
ンデンサ22、23を併用して高容量に設定し、ステッ
プ209で先行してモータ9を所定時間オン、オフさ
せ、洗濯兼脱水槽5を回転駆動させる。
【0031】ステップ210で洗濯兼脱水槽5に加わる
摩擦抵抗によるモータ9がオフ時のコンデンサ22の端
子間に生じる逆起電力を布量検知手段16によりパルス
換算して布量を検知し、布量判定を行うとともに、ステ
ップ211で操作表示手段18にて判定した布量に対す
る洗剤量と水位を表示し、ステップ212で布量に応じ
て給水弁12をオンさせて自動給水し、所定水位に達す
ると給水弁12をオフさせる。
【0032】ステップ213〜214で、記憶手段19
で記憶した温度を判断し、温度が5℃以下(Y=0)で
有れば、ステップ215で、モータ9の通常オン期間
(t1)の+2秒、通常オフ期間(t2)の−2秒に回
転制御し、高トルクで洗濯兼脱水槽5を駆動させて洗い
行程を実行する。
【0033】温度が5℃以上で25℃以下(Y=1)で
あれば、ステップ216で、モータ9の通常のオン(t
1)・オフ(t2)期間で回転制御し、洗濯兼脱水槽5
を回転させる。温度が25℃以上(Y=2)であれば、
ステップ217で、モータ9の通常オン期間(t1)の
−2秒、通常オフ期間(t2)の+2秒に回転制御し、
洗濯兼脱水槽5を回転させる。
【0034】このように、洗濯兼脱水槽5を回転周期を
変えることにより、低温による布の動きにくさや洗剤の
溶解度の低下をカバーし、洗剤成分を洗濯物の汚れに対
して早く効果的に作用させることができるため、洗浄性
能を確保することができ、かつ、温度が高いときには、
時間短縮もできる。
【0035】洗いまたはすすぎ行程の終了とほぼ同時
に、つぎのステップ221またはステップ231ですす
ぎ行程かまたは脱水行程か否かを判別し、すすぎまたは
脱水行程の開始でコンデンサ23をオフ(ステップ22
2、ステップ232)するとともに電磁弁10をオン
(ステップ223、ステップ233)し、電磁排水コッ
ク11の開放動作を行い、洗濯兼脱水槽5および受け槽
3内の水が機外へと排出される。
【0036】排水終了時にはステップ224、ステップ
234でモータ9のオン、オフ制御を行いつつ、洗濯兼
脱水槽5を回転させて、遠心力により洗濯兼脱水槽5内
壁に衣類を押しつけ、絞り、水は洗濯兼脱水槽5に設け
た穴5aより洗濯兼脱水槽5外に放出され電磁排水コッ
ク11を通って機外へと排出される。
【0037】この後、すすぎ行程では、ステップ225
で一度電磁弁10をオフし、電磁排水コック11を閉止
させ、ステップ126でコンデンサ22、23を併用し
て高容量に設定し、ステップ227で再度給水弁12を
オンさせて自動給水し、所定水位に達すると給水弁12
をオフさせ、ステップ228で、洗い行程のステップ2
13〜217(ブロック2と図示)と同じように、モー
タ9のオン、オフの回転制御をにより洗濯兼脱水槽5を
駆動させ、遠心力により衣類を介して水を循環させてす
すぐ。
【0038】ここで、洗い行程と同じように、洗濯兼脱
水槽5を回転周期を変えることにより、低温による布の
動きにくさや洗剤の溶解度の低下をカバーし、すすぎ水
を循環させることができ、衣類へのに散水量と通過水量
を確保できるため、すすぎ性能が確保でき、温度の高い
ときに、すすぎ行程の時間も短縮することができる。
【0039】なお、本実施例では、制御手段14は、ス
タート時に温度を検知、温度を3分割し、洗い行程およ
びすすぎ行程の両方の行程において洗濯兼脱水槽5を回
転駆動させる槽回転行程で、実施しているが、槽回転行
程の前で温度を検知してもよいし、かつ、多分割しても
よいし、洗い行程またはすすぎ行程のいずれか1つの行
程において、洗濯兼脱水槽5を回転駆動させる槽回転行
程を有するようにしてもよい。
【0040】(実施例3)図1に示す制御手段14は、
洗い行程およびすすぎ行程において、洗濯兼脱水槽5を
回転駆動させる槽回転行程を有し、槽回転行程では、モ
ータ9の出力を槽回転行程以外の行程における出力より
大きくして洗濯兼脱水槽5を回転させるように構成して
いる。また、槽回転行程で、設定水位によりモータ9の
回転周期を変更させるように構成している。
【0041】上記構成において図7を参照しながら動作
を説明すると、まず、電源を入れた後に衣類を洗濯兼脱
水槽5内に投入し、ステップ101でユーザーの好みに
応じて、操作表示手段18により、自動コースか、個別
運転かを設定し、水位を設定するかをキー入力して運転
をスタートさせると、ステップ301〜306で、設定
水位を記憶する。
【0042】つぎに、ステップ307で、洗い行程か否
か判定し、洗い行程ではステップ308で、進相用のコ
ンデンサ22、23を併用して高容量に設定し、ステッ
プ309で先行してモータ9を所定時間オン、オフさ
せ、洗濯兼脱水槽5を回転駆動させる。
【0043】ステップ310で、キー入力時に水位を設
定していなければ、ステップ311で、洗濯兼脱水槽5
に加わる摩擦抵抗によるモータ9がオフ時のコンデンサ
22の端子間に生じる逆起電力を布量検知手段16によ
りパルス換算して布量を検知し布量判定を行い、ステッ
プ312とステップ316で、布量判定した結果の水位
をを記憶手段19に記憶して、ステップ317で操作表
示手段18にて、キー入力した水位または布量判定した
布量に対する洗剤量と水位とを表示し、ステップ318
で布量に応じて給水弁12をオンさせて自動給水し、所
定水位に達すると給水弁12をオフさせる。
【0044】ステップ319〜320で、記憶手段19
で記憶した水位から、高水位(Z=2)で有れば、ステ
ップ321で、モータ9の通常オン期間(t1)の+2
秒、通常オフ期間(t2)の−2秒に回転制御し、高ト
ルクで洗濯兼脱水槽5を駆動させて洗い行程を実行す
る。
【0045】中水位(Z=1)あれば、ステップ322
で、モータ9の通常のオン(t1)・オフ(t2)期間
で回転制御し洗濯兼脱水槽5を回転させる。低水位(Z
=0)であれば、ステップ323で、モータ9の通常オ
ン期間(t1)の−2秒、通常オフ期間(t2)の+2
秒に回転制御し、洗濯兼脱水槽5を回転させる。
【0046】このように、洗濯兼脱水槽5を回転周期を
変えることにより、水位による布の動きにくさや洗剤の
溶解度の低下をカバーし、洗剤成分を洗濯物の汚れに対
して早く効果的に作用させることができるため、洗浄性
能を確保することができ、かつ、水位が低いときには、
時間短縮もできる。
【0047】洗いまたはすすぎ行程の終了とほぼ同時
に、つぎのステップ331またはステップ341ですす
ぎ行程かまたは脱水行程か否かを判別し、すすぎまたは
脱水行程の開始でコンデンサ23をオフ(ステップ33
2、ステップ342)するとともに電磁弁10をオン
(ステップ333、ステップ343)し、電磁排水コッ
ク11の開放動作を行い、洗濯兼脱水槽5および受け槽
3内の水が機外へと排出される。
【0048】排水終了時にはステップ334、ステップ
344でモータ9のオン、オフ制御を行いつつ、洗濯兼
脱水槽5を回転させて、遠心力により洗濯兼脱水槽5内
壁に衣類を押しつけ、絞り、水は洗濯兼脱水槽5に設け
た穴5aより洗濯兼脱水槽5外に放出され電磁排水コッ
ク11を通って機外へと排出される。
【0049】この後、すすぎ行程では、ステップ335
で一度電磁弁10をオフし、電磁排水コック11を閉止
させ、ステップ336でコンデンサ22、23を併用し
高容量に設定し、ステップ337で再度給水弁12をオ
ンさせて自動給水し、所定水位に達すると給水弁12を
オフさせ、ステップ338で、洗い行程のステップ31
9〜323(ブロック3と図示)と同じように、モータ
9のオン、オフの回転制御をにより洗濯兼脱水槽5を駆
動させ、遠心力により衣類を介して水を循環させてすす
ぐ。
【0050】ここで、洗い行程と同じように、洗濯兼脱
水槽5を回転周期を変えることにより、水位による布の
動きにくさや洗剤の溶解度の低下をカバーし、すすぎ水
を循環させることができ、衣類へのに散水量と通過水量
を確保できるため、すすぎ性能が向上する。水位の高い
ときには、すすぎ行程の時間も短縮もすることができ
る。
【0051】なお、本実施例では、制御手段14は、洗
い行程およびすすぎ行程の両方の行程において洗濯兼脱
水槽5を回転駆動させる槽回転行程を実施しているが、
洗い行程またはすすぎ行程のいずれか1つの行程におい
て洗濯兼脱水槽5を回転駆動させる槽回転行程を有する
ようにしてもよい。
【0052】また、上記各実施例では、電源電圧、気
温、設定水位などに応じて、モータ9の回転周期を変更
させるように構成しているが、これらを組み合わせで実
施してもよい。
【0053】
【発明の効果】以上のように本発明の請求項1に記載の
発明によれば、洗濯物を収容する洗濯兼脱水槽と、この
洗濯兼脱水槽を回転自在に内包した受け槽と、前記洗濯
兼脱水槽を回転駆動する駆動手段と、電源電圧を検知す
る電圧検知手段と、洗い、すすぎ、脱水等の一連の行程
を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、洗い行
程、すすぎ行程の少なくとも1つの行程において前記洗
濯兼脱水槽を回転駆動させる槽回転行程を有し、前記槽
回転行程で、前記電圧検知手段の信号により駆動手段の
回転周期を変更させるように構成したから、電源電圧に
関係なく、洗い、すすぎなどの基本性能を確保すること
ができるとともに、電源電圧が高いときに、モータ(駆
動手段)の異常な温度上昇を防止することができ、洗い
行程、すすぎ行程の時間を短縮させ、トータルの運転時
間を短縮することができる。
【0054】また、請求項2に記載の発明によれば、洗
濯物を収容する洗濯兼脱水槽と、この洗濯兼脱水槽を回
転自在に内包した受け槽と、前記洗濯兼脱水槽を回転駆
動する駆動手段と、気温を検知する温度検知手段と、洗
い、すすぎ、脱水等の一連の行程を制御する制御手段と
を備え、前記制御手段は、洗い行程、すすぎ行程の少な
くとも1つの行程において前記洗濯兼脱水槽を回転駆動
させる槽回転行程を有し、前記槽回転行程で、前記温度
検知手段の信号により駆動手段の回転周期を変更させる
ように構成したから、気温に関係なく、洗い、すすぎな
どの基本性能を確保することができるとともに、低温時
の基本性能を確保するために必要であった洗い行程、す
すぎ行程の時間を短縮させ、トータルの運転時間を短縮
することができる。
【0055】また、請求項3に記載の発明によれば、洗
濯物を収容する洗濯兼脱水槽と、この洗濯兼脱水槽を回
転自在に内包した受け槽と、前記洗濯兼脱水槽を回転駆
動する駆動手段と、水位を検知する水位検知手段と、洗
い、すすぎ、脱水等の一連の行程を制御する制御手段と
を備え、前記制御手段は、洗い行程、すすぎ行程の少な
くとも1つの行程において前記洗濯兼脱水槽を回転駆動
させる槽回転行程を有し、前記槽回転行程で、設定水位
により駆動手段の回転周期を変更させるように構成した
から、設定水位に関係なく、洗い、すすぎなどの基本性
能を確保することができるとともに、水位が高い時の基
本性能を確保するために必要であった洗い行程、すすぎ
行程の時間を短縮させ、トータルの運転時間を短縮する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の洗濯機のブロック回路
【図2】同洗濯機の縦断面図
【図3】同洗濯機の洗濯兼脱水槽を回転させたときの動
作を示す縦断面図
【図4】同洗濯機の要部動作タイムチャート
【図5】同洗濯機の動作フローチャート
【図6】本発明の第2の実施例の同洗濯機の動作フロー
チャート
【図7】本発明の第3の実施例の同洗濯機の動作フロー
チャート
【符号の説明】
3 受け槽 5 洗濯兼脱水槽 9 モータ(駆動手段) 14 制御手段 20 温度検知手段 21 電圧検知手段
フロントページの続き (72)発明者 松井 正一 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 川崎 長 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 3B155 AA01 AA03 BB08 BB09 BB16 CB06 KA19 KA27 LA02 LB16 LB17 LB18 LB28 LB31 LC13 MA01 MA02 MA06 MA07 MA08

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗濯物を収容する洗濯兼脱水槽と、この
    洗濯兼脱水槽を回転自在に内包した受け槽と、前記洗濯
    兼脱水槽を回転駆動する駆動手段と、電源電圧を検知す
    る電圧検知手段と、洗い、すすぎ、脱水等の一連の行程
    を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、洗い行
    程、すすぎ行程の少なくとも1つの行程において前記洗
    濯兼脱水槽を回転駆動させる槽回転行程を有し、前記槽
    回転行程で、前記電圧検知手段の信号により駆動手段の
    回転周期を変更させるように構成した洗濯機。
  2. 【請求項2】 洗濯物を収容する洗濯兼脱水槽と、この
    洗濯兼脱水槽を回転自在に内包した受け槽と、前記洗濯
    兼脱水槽を回転駆動する駆動手段と、気温を検知する温
    度検知手段と、洗い、すすぎ、脱水等の一連の行程を制
    御する制御手段とを備え、前記制御手段は、洗い行程、
    すすぎ行程の少なくとも1つの行程において前記洗濯兼
    脱水槽を回転駆動させる槽回転行程を有し、前記槽回転
    行程で、前記温度検知手段の信号により駆動手段の回転
    周期を変更させるように構成した洗濯機。
  3. 【請求項3】 洗濯物を収容する洗濯兼脱水槽と、この
    洗濯兼脱水槽を回転自在に内包した受け槽と、前記洗濯
    兼脱水槽を回転駆動する駆動手段と、水位を検知する水
    位検知手段と、洗い、すすぎ、脱水等の一連の行程を制
    御する制御手段とを備え、前記制御手段は、洗い行程、
    すすぎ行程の少なくとも1つの行程において前記洗濯兼
    脱水槽を回転駆動させる槽回転行程を有し、前記槽回転
    行程で、設定水位により駆動手段の回転周期を変更させ
    るように構成した洗濯機。
JP11039542A 1999-02-18 1999-02-18 洗濯機 Withdrawn JP2000237488A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11039542A JP2000237488A (ja) 1999-02-18 1999-02-18 洗濯機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11039542A JP2000237488A (ja) 1999-02-18 1999-02-18 洗濯機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000237488A true JP2000237488A (ja) 2000-09-05

Family

ID=12555951

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11039542A Withdrawn JP2000237488A (ja) 1999-02-18 1999-02-18 洗濯機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000237488A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100617236B1 (ko) * 2000-07-29 2006-08-31 엘지전자 주식회사 투과세탁기의 세탁제어방법
CN110004646A (zh) * 2018-01-04 2019-07-12 青岛海尔洗衣机有限公司 用于衣物处理设备的加急控制方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100617236B1 (ko) * 2000-07-29 2006-08-31 엘지전자 주식회사 투과세탁기의 세탁제어방법
CN110004646A (zh) * 2018-01-04 2019-07-12 青岛海尔洗衣机有限公司 用于衣物处理设备的加急控制方法
CN110004646B (zh) * 2018-01-04 2022-11-04 重庆海尔洗衣机有限公司 用于衣物处理设备的加急控制方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100220275B1 (ko) 드럼식 세탁기
JP2005328873A (ja) ドラム式洗濯機
JP2005230315A (ja) ドラム式洗濯機
JPH05212189A (ja) 洗濯機
JP2000237488A (ja) 洗濯機
JPH10235069A (ja) 洗濯機
JPH10272284A (ja) 洗濯機
JP4300928B2 (ja) 洗濯機
JP4103249B2 (ja) 洗濯機
JPH11244570A (ja) 洗濯機
JP4419833B2 (ja) ドラム式洗濯機
JP3536565B2 (ja) 洗濯機
JPH11319364A (ja) 洗濯機
US11840791B2 (en) Washing method
KR100262898B1 (ko) 탈수겸용 세탁기
JPH10201995A (ja) 電気洗濯機の脱水方法
JPH10201990A (ja) 洗濯機
JPH07308485A (ja) 洗濯機
JP2000197792A (ja) 洗濯機
JP4134443B2 (ja) 洗濯機
JP3099466B2 (ja) 全自動洗濯機
JP2003326076A (ja) 洗濯機
JP4013379B2 (ja) 洗濯機
JP2000296288A (ja) 洗濯機
JP2000350887A (ja) 洗濯機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041214

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20050629

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20061101