JP2000237425A - パチンコ遊技機の窓枠 - Google Patents

パチンコ遊技機の窓枠

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JP2000237425A
JP2000237425A JP11046334A JP4633499A JP2000237425A JP 2000237425 A JP2000237425 A JP 2000237425A JP 11046334 A JP11046334 A JP 11046334A JP 4633499 A JP4633499 A JP 4633499A JP 2000237425 A JP2000237425 A JP 2000237425A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】遊技領域を透視保護する窓枠における板ガラス
のガタつきやズレ等を簡便かつ好適に抑止し得るパチン
コ遊技機の窓枠を提供する。 【解決手段】ガラス枠とされる支持枠の枠杆49は前後
2列の挿入溝48を有するレール枠状に形成され、その
外面には両挿入溝48のほぼ中央に位置する1列の凹溝
52が形成されている。凹溝52には前後一対の係合口
53が形成され、同係合口53には弾性素材等からなる
平面形状が略Eリング形の振れ止め部材54が外側から
付設される。即ち、板ガラス26が挿入溝48内に挿入
された後、係合口53に振れ止め部材54を取着する
と、振れ止め部材54の両側弾性片55の外側に設けら
れた当接部56が挿入溝48内に適宜突出し、板ガラス
26の表面に弾性的に当接係合する。従って、板ガラス
26は挿入溝48内において、ガタつきやズレ等が防止
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、遊技者から透視
できる機内の遊技領域内にパチンコ球を打込んでゲーム
を行うことができるパチンコ遊技機における窓枠に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】パチンコ機やアレンジボール機に代表さ
れるこの種の遊技機では、外枠の開口前面に、遊技領域
を構成した遊技盤、窓枠(ガラス窓ともいう。)、上下
の球受け皿、打球発射装置、裏側の機構セット盤等の多
くの遊技用構成部材を設置した前枠が開閉及び着脱可能
に組付けられて1台単位とされている。このような遊技
機にあって、遊技盤の透視保護窓ともされる窓枠につい
ては、最も一般的な形態のものとして、前枠の窓枠口内
周囲に合せてビス止めセットされる金属製縦長方形の枠
本体(金枠ともいう。)の内側に、金属製正方形のガラ
ス枠(支持枠ともいう。)が、その一側縁において蝶番
の縦支軸を介して横開き形態で組付けられており、この
ガラス枠内に前後2枚の板ガラスが挿入されて構成され
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前述した従
来の遊技機において、前枠に装備される窓枠は、ガラス
枠に装備された板ガラスが前記挿入溝内においてガタつ
いたりズレたりするおそれがあった。そのため、従来
は、ガラス枠内への板ガラス挿入後にガタつき等を防止
するべく、ガラス枠のフレームと板ガラスとの間に樹脂
製コンパウンドを振れ止め材として施したりすることも
あったが、その作業には煩雑さが伴い、また製造コスト
を押し上げる一因ともなっていた。
【0004】本発明は、前述した課題を好適に解決する
べく提案されたものであって、遊技領域(遊技盤)を透
視保護し得る板ガラスのガタつきやズレ等を簡便かつ好
適に抑止し得るパチンコ遊技機の窓枠を提供することを
目的とするものである
【0005】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ため、本願請求項1の発明に係るパチンコ遊技機は、外
枠に組付け整合される前枠の内側にパチンコゲームを展
開し得る遊技盤がセットされる一方、前枠の前側に遊技
盤のゲーム領域を透視保護し得る開閉式の窓枠がセット
された遊技機において、前記窓枠では、前記前枠の枠体
前面に整合し得る方形サイズに樹脂成形されて中央に前
記ゲーム領域を透視し得る窓口を形成した枠本体が、前
記枠体に対して開閉及び着脱可能に組付けられると共
に、この枠本体の裏側に、前記窓口を覆い前記ゲーム領
域を透視保護し得る板ガラスを挿入支持する方形状の支
持枠が開閉可能に組付けられ、この支持枠の所要とする
枠杆に、板ガラスと当接してガタ付き等を抑制するため
の弾性素材で成形された振れ止め部材を付設したことを
特徴としている。従って、本願請求項1の発明において
は、支持枠の挿入溝に板ガラスを挿入支持する際におい
て支持枠の枠杆の外側から振れ止め部材を付設すると、
同振れ止め部材により板ガラスのガタつきやズレ等が防
止される。
【0006】また本願請求項2の発明は、前記請求項1
の発明において、前記支持枠は、前後に板ガラス用の2
列の挿入溝を形成した前記枠杆を少なくとも2つの辺部
に連結した方形枠であり、この支持枠に付設される前記
振れ止め部材は、軟質の弾性素材で成形されて両側に板
ガラスに対する弾性当接部を形成し、前記枠杆の外側か
ら取着保持されて、弾性当接部を枠杆の各列の挿入溝内
に適宜突出させて各列の板ガラスと当接し得るようにし
たことを特徴とする。従って、本願請求項2の発明にお
いては、前記請求項1の発明の作用に加え、支持枠に外
側から付設された振れ止め部材は両側の弾性当接部が挿
入溝内に適宜突出して板ガラスに弾性的に当接係合す
る。
【0007】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係るパチンコ遊技
機につき、好適な実施形態を挙げて添付図面を参照しな
がら以下詳細に説明する。なお、以下において「左」又
は「右」は、遊技機の表側から見た場合の「左」又は
「右」を示すものとする。
【0008】本実施形態のパチンコ機は、その基本的構
成の概要として、図1に略示するように、機体の外郭を
なす縦長方形の外枠Aの開口前面側に、各種の遊技用構
成部材をセットする縦長方形の前枠Bが開閉及び着脱可
能に組付けられている。そして、この前枠Bの前面側
に、遊技領域となる遊技盤Cの透視保護窓である窓枠D
と、上の球受け皿Eとが個々の連結支持手段等を利用し
て共に横開き形態で開閉可能に組み付け整合される一
方、前枠Bの下部に下の球受け皿F及び打球発射装置G
等が装着セットされ、また前枠Bの裏側に各種の球経路
及び球処理・払出部等を備えた機構セット盤(図示しな
い)がセットされている。なお、図中Hは球貸しシステ
ムに利用されるカードユニットを示す。
【0009】本実施形態のパチンコ機の搭載枠とされる
前記前枠Bは、全体が合成樹脂成形されたもので、基本
的には図1,図2に示すように、外枠Aの開口前面域に
適合する外形サイズに成形されて内側に正面縦長方形の
窓枠口1を開口した枠体2と、この枠体2の裏側に一体
成形されて窓枠口1の正面内部に臨むセット口3を開口
した遊技盤セット保持用の保持枠4とが前後に連設され
た内外二重枠形態とされている。そして枠体2において
は、窓枠口1の下部に下の球受け皿Fや打球発射装置G
の打球部G2等を設置するための設置盤5が成形され
て、その中央部に賞球用の給出口6が開口されている。
また窓枠口1の右縁部には施錠装置7が設けられると共
に、右縁部と上縁部との隅角部には窓枠Dの開閉状態を
検出するための検出スイッチ8が設けられている。一
方、保持枠4においては、図2に示すごとく、窓枠口1
の下部内側に位置する遊技補助盤9が一体成形されてお
り、この補助盤9の上端縁を基準にして前記セット口3
が開口されている。そして遊技補助盤9には、賞球用の
給出口10等が成形されると共に、スピーカ11を内蔵
した球受けケース12及び発射レール13等がセットさ
れている。なお、前枠Bの枠体2前面(上縁部、右側縁
部、及び左側縁部)には、図2に例示するようにリブ3
0が延設され、これらのリブ30が窓枠D及び上球皿E
の裏側に対向形成された溝(図示しない)と組付け整合
時にラビリンス構造でかみ合うことで機台前面側からの
異物(針金等)侵入による不正遊技を防止している。ま
た同様に、窓枠Bにおける設置盤5と遊技補助盤9との
境界部には水平方向へ溝31が延設され、この溝31に
上の球皿Eの下縁が組付け整合時にはかみ合うようにな
っている。
【0010】前述した前枠Bにおいて、窓枠口1は、前
面側から出入れ(着脱)される遊技盤Cのセット面域及
び出入れ口ともされ、その下部開口面域に合せて上の球
受け皿Eを組付けセットし得るようになっている。そし
て図2に示すように、窓枠口1の開口前面側の3周縁
(上縁及び左右の側縁)の前面全体が後述する窓枠Dを
整合収容し得るセット面域14とされている。一方、前
記保持枠4のセット口3の内周4箇所の隅部に成形され
た遊技盤用の係合部15には、図示しないが回動式の施
錠具(特願平3−157875号参照)がセットされて
いる。なお外枠Aに対する前枠Bの組付けについては、
正面左側縁の上、下部にそれぞれ配設された従来より公
知の開閉着脱用支持手段と、右側縁に装着された前記施
錠装置7を利用して、左右方向の開閉及び上下方向の着
脱が可能に組付けられている。ちなみに施錠装置7につ
いては、基本的には図8,9に略示するように、前枠B
の枠体2の右側に設置されて共通の合鍵(図示せず)で
解錠操作される錠機構部16と、外枠Aに対する前枠B
の施錠具としての第1施錠機構部17と、前枠Bに対す
る窓枠Dの施錠具としての第2施錠機構部18とを備え
て、夫々の機構部17,18には錠機構部16の時計方
向、反時計方向への回動操作により解錠される昇降施錠
杆19,20が組付けられている。そして、外枠Aに対
する前枠Bの閉鎖整合状態において、第1施錠機構部1
7の昇降施錠杆19の上下の掛止片21と、外枠Aの右
枠杆(図示しない)の上下に配設された受け片22が係
合するようになっている。
【0011】前述した前枠Bに組付けられる前記窓枠D
は、従来の金属製窓枠とは異なる合成樹脂製の横開き形
態のものであって、その基本的な構成は、図3,5に示
すように、前記セット面域14に整合する外形サイズの
方形状に構成されて中央部に窓口23を有する扉枠用の
枠本体24と、この枠本体24の内側(窓口23の裏
側)に着脱及び傾動開放可能に組付けセットされるガラ
ス支持用の支持枠25とが主体とされている。そして枠
本体24に遊技稼動状態を表示する後述の電飾表示部8
0を配設すると共に、前記支持枠25に方形の透明板で
ある板ガラス26(2枚)を挿入して、全体が1つに取
扱い可能なのフレームレス透視窓として構成されると共
に、1つの窓部材として容易に取扱い、保管、移送がで
きるようになっている。そして、窓枠Dは後述する支持
・施錠技術を利用して、前枠Bに開閉及び着脱が可能に
組付けセットされるようになっている。
【0012】そこで、この窓枠Dの具体的な構成を図1
〜図13を参照して説明する。まず枠本体24は、外郭
全体がほぼ方形箱蓋状に合成樹脂成形されて外周囲及び
内部各位にリブ状の補助部を有して、適正な強度を有す
る軽量な扉枠状部材に構成されている。そしてこの枠本
体24では、図1,3に示すように、正面右側縁中央に
凹部27を形成し、また中央部に前記窓口23を成形し
ている。この窓口23については、前記遊技盤Cのゲー
ム(遊技)領域に適した広さのほぼ円形状とされてお
り、その内周囲のリブ28を奥向き方向に斜状(勾配)
に形成して、ゲーム領域全体を好適に見通し得るように
なっている。なお、この枠本体24の表面には装飾効果
を図るために、所要の色彩や図柄等を印刷した樹脂フィ
ルム状の装飾膜(図示しない)を利用して、熱転写加工
又はインモールド加工に基づいて貼付することも可能と
される。また、前記凹部27については、前記施錠装置
7の前面側を覆うように前枠Bの右側縁に取着された鍵
飾り29が枠本体24の閉鎖時に嵌合係止する形態とさ
れ、その嵌合係止状態において前記鍵飾り29が枠本体
24を施錠前において仮支えし得るようになっている。
【0013】また、図1,3,4に示すように、前記枠
本体24の窓口23の周囲前面側の各部には窓枠Dの装
飾模様を構成し得る前記電飾表示部80が装備されてい
る。この電飾表示部80は、パチンコ機の稼動状態(球
払出し、発射作動等)や遊技状態(入賞、図柄変動、大
当たり、V入賞等)を表示するものであり、本実施形態
では第1電飾表示部81、第2電飾表示部82、第3電
飾表示部83、及び、第4電飾表示部84により構成さ
れている。まず、図中左側の第1電飾表示部81と図中
右側の第2電飾表示部82について説明すると、これら
両電飾表示部81,82は、例えば大当たり用又は権利
発生用の表示に使用されるものであり、ガラス管に不活
性ガス(キセノンガス)を注入してなる光源としてのキ
セノン管85,86が照明用基板としてのランプ基板8
7,88上に実装され、各ランプ基板87,88が窓口
23の上周囲の左右両側に形成された各設置部89,9
0にそれぞれ取着されている。
【0014】また図中中央の第3電飾表示部83は、例
えば球貸し用の前記カードユニットHとの接続不良を報
知表示するものであり、光源としてのLED91が照明
用基板としてのランプ基板92上に実装され、同ランプ
基板92が窓口23の上周囲のほぼ中央に形成された設
置部93に取着されている。さらに図1等に示すよう
に、前記左側の設置部89には第4電飾表示部84が前
記第1電飾表示部81の下方に設けられて、例えば稼動
状態の表示等をし得るようになっている。この第4電飾
表示部84は、賞球検知を例とした発射停止表示をなす
LED(光源)94aが図中一番上の第1ランプ基板9
5a上に実装され、10個〜15個例の賞球払出し表示
をなすLED(光源)94bと1個〜9個例の賞球払出
し表示をなすLED(光源)94cが図中真ん中の第2
ランプ基板95b上に実装され、払出し不良(エラー)
時には点滅又は点灯の切換えをするようになっている。
また図中一番下の第3ランプ基板95c上には窓枠Dの
開放表示を前記検出スイッチ8の検出結果に基づき表示
するLED(光源)94cが実装されている。
【0015】そして、前記第1〜第4の各電飾表示部8
1〜84においては、第1,第2,第4の三つの電飾表
示部が配設された左右両設置部89,90の前面に亘っ
て、左右対称形態をなす1つの大型ランプレンズ(照明
用透光部材)96が着脱交換可能に取着されている。こ
のランプレンズ96は前記左右両設置部89,90と対
応する部位において前方への膨出部96aを含む2連山
形状に有色(例えば赤色)樹脂成形されたものであり、
その組付け時には裏面側縁に形成された複数のフック9
6bが図5に示すように枠本体24に形成された各係止
穴97と弾性的に係合するようになっている。また第3
電飾表示部83にあっては、その設置部93の前面に亘
り前方への膨出部98aを含むように有色(例えば黄
色)樹脂成形された小型ランプレンズ(照明用透孔部
材)98が各フック98bを枠本体24側の各係止穴9
9に弾性係合させて着脱交換可能に取着されている。
【0016】前記前枠Bに対する窓枠Dの枠本体24の
組付けについては、正面左側縁の上下部に配設された開
閉着脱用の支持手段32,33と、右側縁に装設された
施錠部が利用される。すなわち、図4,図6,図11に
示すように、上の支持手段32では、前枠Bの枠体2の
左上端部に設けられた支持片34の軸孔34aと、窓枠
Dの枠本体24の左上隅部に設けられた上の開閉連結支
持具35の支軸36とが嵌挿連結され、また下の支持手
段33では、前記枠体2の左中段部に設けられた支持片
37から突出する支軸37aと、前記枠本体24の左下
隅部に設けられた下の開閉連結支持具38の軸孔39と
が嵌挿連結されて、枠本体24が枠体2に対して左右へ
の回動及び着脱が可能に支持されている。また、施錠部
では、図5,8,13に例示するように、枠本体24の
右縁裏側の上下に固定された施錠受け具40の係合部4
0bが前記施錠装置7における第2施錠機構部18の昇
降施錠杆20と係脱可能に係合して、窓枠Dの枠本体2
4を閉鎖状態で施錠するようになっている。なお、前記
施錠受け具40は、図5,10,11,13に例示する
ように所定形状をなす金属板から成形された受け具本体
40aの一側に前記係合部40bが形成されると共に、
他側に補強部40cが縦方向に延設されて、受け具本体
40aが枠本体24の右側縁部における補強部材を兼用
している。
【0017】このような枠本体24の組付け技術におい
て、前記上の開閉連結支持具35は、図7に例示するよ
うに、金属板から成形された支持具本体41が、枠本体
24の裏側左上隅部にネジ止めされている。そして図1
2に示すように支持具本体41の上部には前記支軸36
を嵌挿支持するための軸筒部42が形成されると共に、
支持具本体41の下部には、後述する支持枠25におけ
る支持片59の軸孔59aと対応する支軸(ピン)43
が、受け部として、枠本体24の内方側に位置して前記
支軸36とは異なる縦中心線上に設けられている。即
ち、前記上の開閉連結支持具35は枠本体24に対する
支持手段と支持枠25に対する支持手段を兼用してお
り、又、枠本体24の左側縁部における補強部材を兼用
している。なお前記軸筒部42に嵌挿支持される支軸3
6は、軸筒部42から下方に突出する基端部が内方に曲
折されており、その基端部に前記裏板24bに上端がネ
ジ止めされたバネ44の下端が係着されている。これに
より、前記支軸36は前記バネ44の付勢力により常に
は先端部が前記軸筒部42から上方へ突出するように構
成されている。
【0018】一方、前記下の開閉連結支持具38は、図
7に例示するように、金属板から成形された支持具本体
45が枠本体24の裏側左下隅部にネジ止めされてい
る。そして図12に示すように支持具本体45の下部に
は前記軸孔39を穿設した支持片46が折曲形成される
と共に、支持具本体45の上部には、後述する支持枠2
5における支持片60の軸孔60aと対応する支軸(ピ
ン)47が、受け部として、枠本体24の内方側に位置
して前記軸孔39とは異なる縦中心線上に設けられてい
る。即ち、前記下の開閉連結支持具38は枠本体24に
対する支持手段と支持枠25に対する支持手段を兼用し
ており、又、枠本体24の左側縁部における補強部材を
兼用している。このような組付け構成にあって、本実施
形態では、前記軸孔34aと支軸37aにより前枠B側
の連結部が構成され、同連結部と対応する窓枠D側の連
結支点部が前記支軸36と軸孔39により構成されてい
る。また同様に前記軸孔59aと軸孔60aにより支持
枠25側の連結部が構成され、同連結部と対応する窓枠
D側の連結支点部が前記支軸43と支軸47により構成
されている。
【0019】また前記窓枠Dにおいて枠本体24の裏側
に組付けセットされる前記支持枠25では、軽量金属材
により組立構成された例を示し、図8,9に例示するガ
ラス横入れ形態にあって、前後2列の挿入溝48を有す
るレール枠状に成形された上下及び左の枠杆49,50
と、右側の補強支杆51とを直角に枠組み連結して方形
のガラス枠に構成されており、そして補強支杆51側、
つまり、2列の挿入溝48の右端を開放して挿入部48
aを形成し、この挿入部48aから前記板ガラス26を
挿入セットし得るようになっている。また前記各枠杆4
9,50及び支杆51がなす開口面(ガラスの透視面)
は前記枠本体24の窓口23より適宜広く形成されてい
る。
【0020】このような支持枠25において前記上下の
各枠杆49の外面側には、図12〜図16から理解され
るように、前後2列の挿入溝48のほぼ中央に位置する
ように1列の凹溝52が形成されており、この凹溝52
の内底面の所定部位に軸孔52aが形成されると共に、
凹溝52内と前記挿入溝48内とを連通する前後一対の
係合口53が設けられている。そして、この係合口53
に対して比較的軟質の弾性素材や樹脂材からなる振れ止
め部材54が、各枠杆49の外側から取着可能になって
いる。即ち、図14〜図16に一例として示される振れ
止め部材54は、平面形状が略Eリング形に合成樹脂成
形されたものであり、その中央部下面に前記軸孔52a
に対応する位置決め軸54aが突設されると共に、左右
両側に外側へ湾曲するように一体成形された弾性片55
の外側面が、内外の板ガラス26に対する当接部56と
されている。これにより、前記振れ止め部材54の係合
口53に対する取着状態では、前記位置決め軸54aが
軸孔52aに挿入支持されて振れ止め部材54の移動を
規制する一方、前記弾性片55の各当接部56が、係合
口53から各挿入溝48内に適宜突出して各板ガラス2
6の表面に弾性変形しながら当接し、挿入溝48内にお
いて板ガラス26がガタ付いたりズレたりしないように
している。なお、図14,15において、54bは前記
弾性片55が内側へ弾性変形するときの逃がし用切欠凹
部である。
【0021】そして、枠本体24に対する支持枠25の
組付けについては、左側の上下部に配設された開閉着脱
用の支持手段57と、右側上部に設置された開閉保持機
構58が利用される。即ち、支持手段57では、図12
に示されるように、左の枠杆50の外面における長手方
向のほぼ中間位置に上下一対の支持片59,60が水平
方向へ突設され、各支持片59,60に前記上下の支持
具本体41,45の各支軸43,47に対応する軸孔5
9a,60aが形成されている。このため、図7及び図
12から理解されるように、支持枠25は前記各支持片
59,60の軸孔59a,60aを前記各支軸43,4
7に嵌挿連結することにより、前枠Bに対して窓枠Dの
枠本体24を開閉連結支持する前記開閉連結支持具3
5,38を組付け時における開閉連結機構として兼用
し、同開閉連結支持具35,38を介して前記枠本体2
4の裏側に前後への横開き傾動及び上下への着脱が可能
に支持される。
【0022】また前記開閉保持機構58では、支持枠2
5の傾動案内及び開放規制を許容する形態として、図
5,11,13に例示するように、枠本体24の右裏側
上部と支持枠25の右端部との間に傾動規制手段61を
配置している。即ち、枠本体24の裏側右上部に固定さ
れた支持部材62に金属材より成形された可動規制部材
63の基端部を水平回動自在に支持し、この可動規制部
材63の先端部に前方から切欠形成された規制案内部と
しての長溝64内に支持枠25における上枠扞49の右
端に突設された係合子及び第1ロック部材としてのピン
65を嵌挿している。そして、前記可動規制部材63の
先端部に上方へ折曲形成した操作片63aを指先で摘ん
で可動規制部材63を前後方向へ揺動させると、前記ピ
ン65が長溝64に沿って摺動案内され、これにより枠
本体24の裏側において支持枠25は、前記挿入溝48
への板ガラス26の挿脱が可能とされる開放支持位置
(図9参照)と枠本体24に重合された状態で板ガラス
26の挿脱が不能とされる閉鎖セット位置(図8参照)
との間で傾動案内されるようになっている。
【0023】また前記開閉保持機構58では、支持枠2
5を前記閉鎖セット位置に保持する形態として、図5,
9,11,13に示すように、枠本体24の右裏側と支
持枠25の右側との間にロック手段66を配置してい
る。即ち、前記支持部材62の右端部に合成樹脂等の弾
性素材からなるフック67が第2ロック部材として設け
られ、前記ピン65と弾性的に係止することにより前記
支持枠25を閉鎖セット位置に保持し得るようになって
いる。また同様に、枠本体24の裏側右下部には前記フ
ック67と同形状のフック68が第2ロック部材として
設けられ、同フック68に対応して前記支持枠25の補
強支扞51の下端部にはピン69が第1ロック部材とし
て設けられている。即ち、支持枠25では、前記開放支
持位置側から閉鎖セット位置側への回動変位に伴い、第
1ロック部材としての各ピン65,69が、枠本体24
側に設けられた第2ロック部材としての各フック67,
68に干渉し、これら各フック67,68を弾性変形さ
せ、その変形後の弾性復帰により両者65,69,6
7,68が互いに係止することにより、枠本体24に重
合した閉鎖セット位置に閉鎖保持される。
【0024】このような支持枠25の組付け技術におい
て、前記開閉連結支持具35,38を利用した支持手段
57は、2枚の板ガラス26を含む支持枠25全体の重
量に充分耐えうる連結支持構造とされている。また開閉
保持機構58では、支持枠25全体を安定した姿勢でガ
ラスの横入れに必要な角度を開放し得るように支持して
いる。しかも、図5,6,7,9に示すように、枠本体
24の下端部には金属板により成形されて支持枠25の
下枠扞49の下面と摺接する受け部70が水平方向へ延
びるように設けられており、支持枠25が閉鎖セット位
置と開放支持位置との間で傾動する際には、前記受け部
70により支持枠25を下方から安定支持し得るように
なっている。そして、図5,6に例示するように、前記
枠本体24の裏面側下縁部には金属板から成形した補強
杆70aが前記受け部70よりも下側で前記下側の施錠
受け具40の補強部40cと当接する位置まで延設さ
れ、これにより枠本体24の縁部を補強すると共に、図
6に示すように補強杆40cは上の球皿Eの開閉支板E
1の上縁部とラビリンス構造でかみ合うことにより、針
金等の不正侵入を防止し得るようになっている。そし
て、前記板ガラス26の挿入については、適宜開放され
た枠本体24に対する支持枠25の開放支持位置(図9
参照)にあって、挿入部48aから2列の挿入溝48に
手早く楽に横入れし得る。
【0025】次に、本実施形態のパチンコ機における作
用について説明する。さて、前述のように構成されたパ
チンコ機では外枠Aに対する前枠Bに、前述した窓枠
D、上下の球受け皿E,F、打球発射装置G、遊技盤C
及び各種の付属部品等の遊技用構成部材がセットされて
1台単位に構成される。そしてゲームホール内の設置枠
台に所定の傾き起立姿勢で配置された外枠Aに、前述の
前枠B全体が組付けられることにより、在来のパチンコ
機と同様な縦型弾球遊技機として遊技に供し得る。この
もとで通常の打球発射操作を行うことにより、上の球受
け皿E内の遊技球を1球ずつ発射レール13に送り込
み、打球発射装置Gから適宜に打出して遊技盤C内でパ
チンコゲームを展開することができる。
【0026】そこでこのようなパチンコ機にあって、前
枠Bに対する窓枠Dの組付け並びに実施状況について、
以下に説明する。先ず、窓枠Dにおいては、枠本体24
を図7に示すような前枠Bに対する開放状態の向きにし
て、その左上隅部の上の開閉連結支持具35の支軸36
をバネ44の付勢力に抗して軸筒部42内に没入させ、
その状態において前記支軸36と左下隅部の下の開閉連
結支持具38の軸孔39を、前枠Bにおける枠体2の左
上端部に固定された支持片34の軸孔34a及び左中段
部に位置する支持片37の支軸37aにそれぞれ整合さ
せる。そして図7に示すように、左上隅部の前記支軸3
6を軸筒部42内の没入状態からバネ44の付勢力によ
り上昇変位させて前記軸孔34aへ嵌挿する一方、左下
隅部の軸孔39に前記支軸37aを嵌挿する。これによ
り、窓枠Dの枠本体24は、前枠Bのセット面域14よ
りも前方域において外枠Aに対する前枠Bの開閉連結支
点と同一縦中心線上に整一されて横開き可能に組付けさ
れる。
【0027】次に、前述のように組付けた枠本体24を
前枠Bに対し開放状態としたもとで、支持枠25におけ
る上下の支持片59,60の各軸孔59a,60aを、
前記上下の開閉連結支持具35,38の各支軸43,4
7に上方側からそれぞれ整合させる。そして、図7に示
すように、前記各支軸43,47に各軸孔59a,60
aを嵌挿することにより、支持枠25は枠本体24の裏
側において受け部70上に載置支持されて前後への横開
き傾動可能に組付けされる。その後、前記支持枠25を
図9,11に示すように、枠本体24の裏側において支
軸43,47を支点として後方側へ傾動開放し、支持枠
25における右上のピン65を可動規制部材63におけ
る長溝64内に係入させる。これにより支持枠25は、
枠本体24に対してガラス挿入に必要な適宜の傾動開放
角度をもって横開き状態に規制保持される。
【0028】このもとで支持枠25の挿入部48aから
板ガラス26を挿入溝48に挿入セットし、その後、図
14〜図16に示すように、振れ止め部材54をその位
置決め軸54aが凹溝52内の軸孔52aに挿入される
と共に、弾性片55の当接部56が、係合口53から挿
入溝48内に適宜突出するようにして外側から付設する
と、挿入溝48内の板ガラス26に前記当接部56が弾
性的に係合し、板ガラス26は、挿入溝48内において
ガタつき及びズレが防止された状態で保持される。そし
て前記支持枠25を枠本体24に重合するように復帰回
動させると、支持枠25における各ピン65,69が枠
本体24側の各フック67,68に弾性係合して、支持
枠25は枠本体24の裏側に重合した閉鎖セット位置に
保持される。その後、枠本体24を後方側へ復帰回動さ
せると、窓枠Dは前枠Bのセット面域14に整合収容さ
れ、施錠装置7における第2施錠機構部18の昇降施錠
杆20に枠本体24の施錠受け具40が係合することに
より、窓枠Dは前枠Bのセット面域14に整合収容状態
で閉鎖セットされる。なお、支持枠25の挿入溝48に
対する板ガラス26の挿入セット作業は、支持枠25を
枠本体24に組付けセットする前に行ってもよい。
【0029】なお、前述のように組付けられた窓枠Dに
おいては、枠本体24と支持枠25とを予め組付けたも
とで取扱い得ると共に前枠B側に設置できる。また窓枠
Dの取外しにあたっては、前枠Bに対する開放状態の位
置において、前枠Bにおける支持片34の軸孔34a及
び支持片37の支軸37aに対してそれぞれ嵌挿された
枠本体24における上の開閉連結支持具35の支軸36
及び下の開閉連結支持具38の軸孔39を、それぞれの
連結支持位置から分解開放位置へ昇降変位させる。これ
により、前枠Bに対する枠本体24の連結が解除されて
窓枠Dは簡単に取外しが可能とされる。
【0030】前述したように本実施形態のパチンコ機に
おいては、窓枠Dを構成する枠本体24と支持枠25と
が共に合成樹脂成形されているので、窓枠D全体の軽量
化を図ることができると共に、フレームレス(窓枠な
し)形態の前提にあって枠本体24が前枠Bの枠体2全
体と等しい大きさのセット面域14に整合する大型サイ
ズに成形されているので、遊技盤C透視用の窓口23を
大きく確保できる。また合成樹脂からなる枠本体24の
表面には装飾膜(図示しない)の貼付等により簡単に装
飾加工を施すことが可能となるので、前枠Bや遊技盤C
との色彩や図柄を含む装飾的な調和を取って遊技機全体
のグレードアップを図ることができる。
【0031】しかも、第1〜第4の各電飾表示部81〜
84にて構成される電飾表示部80の設置面域について
も、大型サイズとされた窓枠D前面において広く確保す
ることができるため、枠体2前面の幅狭領域に限定され
た従来とは異なり、その設計自由度を拡げることができ
る。また電飾表示部80が窓枠Dの前面において非電光
装飾部である装飾膜と窓口23を包囲する連続模様又は
関連模様を形成することにより、パチンコ機前面におけ
るトータル的な装飾効果を向上することができる。そし
て、電飾表示部80における第1〜第4の各電飾表示部
81〜84のうち、特に第1,第2及び第3の電飾表示
部81,82,84については、膨出部96aを含む2
連の山形状をなすランプレンズ96の外形状により装飾
的効果が一層高められると共に、同ランプレンズ96内
に収容する各光源(キセノン管85,86、LED94
a〜94c)の形状・大きさ等の選択幅を拡大すること
ができる。さらに、前記ランプレンズ96については窓
口23の前面側周辺において離間配置された一群(複
数)の光源(キセノン管85,86、LED94a〜9
4c)を全て一括して被覆可能な一部材として取扱でき
るので、組付け及び保管時等における利便性を向上する
ことができるばかりでなく、窓枠Dへの組付け時にもラ
ンプレンズ96裏側のフック96bを枠本体24側の係
止穴97に対して弾性力に抗して押し込むというワンタ
ッチ操作だけで組付けることができる。
【0032】また前枠Bに対する窓枠Dの組付けについ
ては、開閉着脱用の支持手段32,33が上下の開閉連
結支持具35,38の支軸36及び軸孔39を利用し
て、前枠B側の支持片34の軸孔34a及び支持片37
の支軸37aにそれぞれ所定の位置、条件で連結するだ
けで、枠本体24を前枠Bに対して手早く簡単に組付け
得るので、パチンコ機の製造ライン部以外の別部所にお
いても、ビス締め機など特別な道具を必要とせずに手早
く簡単に組付け、組外すことができる。さらに枠本体2
4に対する支持枠25の組付けについても、その支持手
段57は前記上下の開閉連結支持具35,38の支軸4
3,47を利用して、前記支持枠25側の支持片59,
60の各軸孔59a,60aに嵌挿連結するだけで、枠
本体24に対する支持枠25の組付け、組外しを簡単に
行うことができる。即ち、前枠Bに対する枠本体24の
開閉連結支持と、枠本体24に対する支持枠25の開閉
連結支持とを、前記開閉連結支持具35,38という共
通の一部材を兼用して行うことができ、部品点数の減少
を図ることができる。
【0033】しかも、前記上下の開閉連結支持具35,
38においては、前枠Bに対する枠本体24の連結支点
部となる支軸36及び軸孔39と、支持枠24に対する
枠本体24の連結支点部となる支軸43,47とが、そ
れらの支持具本体41,45に一体形成されているの
で、組付け作業時には面倒な開閉支点の調整作業を不要
にすることができる。また前枠B側の連結部(軸孔34
a,支軸37a)に対する連結支点部(支軸36,軸孔
39)と支持枠24側の連結部(軸孔59a,60a)
に対する連結支点部(支軸43,47)とは異なる縦中
心線上に設けられているので、前枠Bに組付けられた枠
本体24に支持枠25を組付けする際にも作業がし易い
空間を確保することができる。
【0034】その上、支持枠25に対する板ガラス26
の挿入セットに際しては、枠本体24を横開き開放状態
にしたもとで、傾動規制手段61における可動規制部材
63を先端部の指先操作片63aを介して指先だけで開
閉操作することができ、これにより支持枠25を後向き
に傾動開放することにより挿入部48aをガラス挿入作
業をし易い位置に変位させられるので、挿入溝48に対
する板ガラス26の挿入作業を簡単に行うことができ
る。しかも、可動規制部材63の長溝64と支持枠25
におけるピン65との係合により支持枠25全体がガラ
ス挿入に適した傾動開放角度(開放支持位置)に安定保
持されるので、ガラス挿入セット作業をより確実に手早
く行うことができる。
【0035】一方、前述した支持枠25を枠本体24に
重合した閉鎖セット位置に保持する際には、第2ロック
部材として機能する各フック67,68が第1ロック部
材として機能する各ピン65,69との閉鎖時の干渉に
より弾性変形して係止するので、従来から用いられてい
た回動式の施錠具による施錠動作等を不要にして支持枠
25を閉鎖セット位置に対し迅速に保持することができ
る。また閉鎖セット位置においては、枠本体24におけ
る裏側下部の受け部70により支持枠25の下枠扞49
を下方から支持し、支持枠25の開閉動作時には前記受
け部70が摺接案内するので、枠本体24に対して支持
枠25を安定支持することができる。
【0036】そして、支持枠25の挿入溝48内に挿入
された板ガラス26については、振れ止め部材54の弾
性片55が当接部56を介して弾性的に圧接係合するの
で、挿入溝48内での板ガラス26のガタつき及びズレ
を確実に防止できる。また、振れ止め部材54自体につ
いても、位置決め軸54aが凹溝52内の軸孔52aに
挿入係止されるので、前記板ガラス26に対するガタつ
き防止機能等を良好に維持できる。しかも、振れ止め部
材54は上枠杆49の上方(外側)から凹溝52内の係
合口53へ、板ガラス26の挿入された後に付設し得る
構成であるため、作業をし易いという利点がある。
【0037】なお、本発明における前記実施形態は、以
下のように変更して実施することも可能である。すなわ
ち、本発明の対象とするパチンコ遊技機は、パチンコ機
の他に、アレンジボール機(パチンコ球使用式の図柄組
合せ遊技機)も含み、支持枠25の係合口53に付設さ
れる振れ止め部材54については、前述した形式以外も
推奨される。例えば、図17〜図19に略示するよう
に、平面形状が略Vリング形に合成樹脂成形された振れ
止め部材71を使用し、その下面に位置決め軸71aを
突設すると共に、左右両側へ拡開された斜状の弾性片7
2の外側面を各板ガラス26に対する当接部73として
もよい。そして、この振れ止め部材71の係合口53に
対する取着状態では、前記位置決め軸71aを凹溝52
内の軸孔52aに挿入すると共に、前記弾性片72の両
当接部73が係合口53から各挿入溝48内に適宜突出
して各板ガラス26の表面に弾性変形しながら当接する
ようにすればよい。
【0038】また例えば、図20〜図22に略示するよ
うに、断面形状が略逆チャンネル形状に合成樹脂成形さ
れた振れ止め部材74を用いてもよい。この振れ止め部
材74では、天井部75の前後両端から弾性片76が垂
設され、両弾性片76の外側面に当接部77がそれぞれ
膨出形成されている。また当接部77の下部はテーパ状
の斜面77aとされ、天井部75の下面には位置決め軸
78が下方に向けて突設されている。従って、この振れ
止め部材74では、前記支持枠25の上枠扞49の凹溝
52内に軸孔79が両係合口53間に位置するように形
成された前提において、前記軸孔79に位置決め軸78
が挿入されるように上方から振れ止め部材74を凹溝5
2内へ押し込むと、前記斜面77aが凹溝52の縁部と
当接して各弾性片76が内側へ弾性変形する。そして、
さらに下方へ押し込むと各弾性片76の当接部77が、
係合口53から挿入溝48内に適宜突出して板ガラス2
6に弾性的に係合すると共に、前記位置決め軸78が、
軸孔79に挿入係止されて振れ止め部材74の位置ずれ
防止が図られる。なお、前記各振れ止め部材54,7
1,74については、係合口53から弾性片55,7
2,76の当接部56,73,77が挿入溝48内に突
出して板ガラス26に弾性係合する構成ならば、平面略
U字状やC字状等にして構成することも可能である。
【0039】また窓枠Dにおける電飾表示部80は、枠
本体24の表面と連続する模様を形成する場合の他、同
表面の色彩、図柄との相対関係により所定の装飾模様を
形成するような表示形態であってもよく、さらには枠本
体24の表面とは特に装飾的調和をとらない形態も許容
される。また第3電飾表示部83を省略して第1,第2
及び第4の各電飾表示部81,82,84だけで電飾表
示部80を構成してもよく、これら各電飾表示部81,
82,84のランプレンズ96については前記実施形態
に示す左右対称形態の2連山形状に限らず、3連以上あ
るいは装飾目的に応じて任意の形状にしてもよい。また
ランプレンズ96の表面に所定図柄のフィルムを貼り付
けてもよい。
【0040】さらに電飾表示部80の応用例案として
は、第1〜第4の各電飾表示部81〜84において、電
波・磁石等の不正使用に対する不正報知表示、大当たり
・権利発生に対する予告表示、遊技機の稼動報知表示
(トラブル発生報知を含む)、球抜き報知表示、発射不
良報知表示、電圧異常報知表示、図柄変動表示確率の変
動報知表示、ホール内の異常(静電気発生)報知表示等
の手段として利用することも可能である。
【0041】また開閉保持機構58では、傾動規制手段
61における可動規制部材63を支持枠25側に設ける
一方、可動規制部材63の長溝64に係合するピン65
を枠本体24側に設けてもよい。またロック手段66に
おける第1ロック部材(ピン65,69)を枠本体24
側に設ける一方、第2ロック部材(フック68,69)
を支持枠25側に設けてもよい。さらに開閉連結支持具
35,38においては前枠B側の連結部(軸孔34a,
支軸37a)に対する連結支点部(支軸36,軸孔3
9)と支持枠25側の連結部(軸孔59a,60a)に
対する連結支点部(支軸43,47)とが同一縦中心線
上に位置して設けられていてもよい。さらに枠本体24
に対する支持枠25の連結支点部となる開閉連結支持具
35,38における受け部を軸孔により構成し、これら
の軸孔に対応する支持枠25側の連結部を支軸(ピン)
により構成してもよい。
【0042】
【発明の効果】本願請求項1の発明によれば、遊技領域
(遊技盤)を透視保護し得る開閉式の窓枠において、支
持枠に挿入支持された板ガラスのガタつきやズレ等を支
持枠に対して振れ止め部材を付設するという簡単な作業
により簡便かつ好適に防止することができる。
【0043】また本願請求項2の発明によれば、前記請
求項1の発明の効果に加えて、支持枠に対して振れ止め
部材を付設すると同時に振れ止め部材における弾性当接
部が板ガラスに弾性的に当接係合するので、板ガラスの
ガタつきやズレ等の防止を迅速かつ容易に図ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係るパチンコ機を略示
する正面図。
【図2】 前枠及び保持枠を略示する正面図。
【図3】 窓枠の枠本体を略示する一部破断正面図。
【図4】 ランプレンズを取外した電飾表示部の概要を
示す正面図。
【図5】 窓枠の概要を略示する背面図。
【図6】 図1中のVI−VI線に基づく一部省略側断面
図。
【図7】 前枠に対する窓枠の開放状態及び開閉連結支
持部等を示す一部省略側断面図。
【図8】 図1中のVIII−VIII線に基づく一部省略平断
面図。
【図9】 前枠に対する窓枠の開放状態及び開閉連結支
持部等を示す一部省略平断面図。
【図10】 窓枠の電飾表示部を主に示す平断面図。
【図11】開閉保持機構の概要を示す一部省略平断面
図。
【図12】支持枠の連結部及び開閉連結支持具を分解し
て例示する斜視図。
【図13】支持枠のガラス挿入部、傾動規制手段及びロ
ック手段を分解して例示する斜視図。
【図14】振れ止め部材の付設状態を分解して例示する
斜視図。
【図15】振れ止め部材の付設状態を示す一部省略平断
面図。
【図16】振れ止め部材の付設状態を示す一部省略縦断
面図。
【図17】他の振れ止め部材の付設状態を分解して例示
する斜視図。
【図18】他の振れ止め部材の付設状態を示す一部省略
平断面図。
【図19】他の振れ止め部材の付設状態を示す一部省略
縦断面図。
【図20】その他の振れ止め部材の付設状態を分解して
例示する斜視図。
【図21】その他の振れ止め部材の付設状態を示す一部
省略平断面図。
【図22】その他の振れ止め部材の付設状態を示す一部
省略縦断面図。
【符号の説明】
2…枠体、17,18…施錠具としての第1施錠機構部
及び第2施錠機構部、23…窓口、24…枠本体、25
…支持枠、26…透明板としての板ガラス、34a…連
結部としての軸孔、35…上の開閉連結支持具、36…
連結支点部としての支軸、37a…連結部としての軸
孔、38…下の開閉連結支持具、39…連結支点部とし
ての軸孔、41…上の支持具本体、43…連結支点部と
しての支軸、45…下の支持具本体、47…連結支点部
としての支軸、48…挿入溝、48a…挿入部、49…
枠扞、53…係合口、54…振れ止め部材、55…弾性
片、56…当接部、58…開閉保持機構、59a…連結
部としての軸孔、60a…連結部としての軸孔、61…
傾動規制手段、63…可動規制部材、64…規制案内部
としての長溝、65,69…ロック部材としてのピン、
66…ロック手段、67,68…ロック部材としてのフ
ック、70…受け部、71…振れ止め部材、72…弾性
片、73…当接部、74…振れ止め部材、76…弾性
片、77…当接部、80…電飾表示部、81〜84…第
1〜第4電飾表示部、85,86…光源としてのキセノ
ン管、87,88,92,95a〜95c…照明用基板
としてのランプ基板、89,90,93…設置部、9
1,94a〜94c…光源としてのLED、96,98
…照明用透光部材としてのランプレンズ、96a,98
a…膨出部、96b,98b…フック、97,99…係
止穴、A…外枠、B…前枠、C…遊技盤、 D…窓枠。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外枠(A)に組付け整合される前枠
    (B)の内側にパチンコゲームを展開し得る遊技盤
    (C)がセットされる一方、前枠(B)の前側に遊技盤
    (C)のゲーム領域を透視保護し得る開閉式の窓枠
    (D)がセットされた遊技機において、 前記窓枠(D)では、前記前枠(B)の枠体(2)前面
    に整合し得る方形サイズに樹脂成形されて中央に前記ゲ
    ーム領域を透視し得る窓口(23)を形成した枠本体
    (24)が、前記枠体(2)に対して開閉及び着脱可能
    に組付けられると共に、この枠本体(24)の裏側に、
    前記窓口(23)を覆い前記ゲーム領域を透視保護し得
    る板ガラス(26)を挿入支持する方形状の支持枠(2
    5)が開閉可能に組付けられ、この支持枠(25)の所
    要とする枠杆(49)に、板ガラス(26)と当接して
    ガタ付き等を抑制するための弾性素材で成形された振れ
    止め部材(54,71,74)を付設したことを特徴と
    するパチンコ遊技機の窓枠。
  2. 【請求項2】 前記支持枠(25)は、前後に板ガラス
    用の2列の挿入溝(48)を形成した前記枠杆(49)
    を少なくとも2つの辺部に連結した方形枠であり、この
    支持枠(25)に付設される前記振れ止め部材(54,
    71,74)は、軟質の弾性素材で成形されて両側に板
    ガラス(26)に対する弾性当接部(56,73,7
    7)を形成し、前記枠杆(49)の外側から取着保持さ
    れて、弾性当接部(56,73,77)を枠杆(49)
    の各列の挿入溝(49)内に適宜突出させて各列の板ガ
    ラス(26)と当接し得るようにした請求項1に記載の
    パチンコ遊技機の窓枠。
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JP2010227506A (ja) * 2009-03-30 2010-10-14 Sanyo Product Co Ltd 遊技機
JP2013188586A (ja) * 2013-06-27 2013-09-26 Sanyo Product Co Ltd 遊技機
JP2015071113A (ja) * 2015-01-21 2015-04-16 株式会社三洋物産 遊技機

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