JP2000237050A - 炊飯釜 - Google Patents

炊飯釜

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JP2000237050A
JP2000237050A JP11044562A JP4456299A JP2000237050A JP 2000237050 A JP2000237050 A JP 2000237050A JP 11044562 A JP11044562 A JP 11044562A JP 4456299 A JP4456299 A JP 4456299A JP 2000237050 A JP2000237050 A JP 2000237050A
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rice
lid
rice cooker
cooking
lid body
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JP11044562A
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Minoru Aoki
稔 青木
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Fuji Seiki KK
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Fuji Seiki KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】炊飯釜の強度を向上するとともに、炊飯時に吹
きこぼれを防止する構造とすること。 【解決手段】釜本体(26)の上部開口縁に形成される蓋体
載置部(26b) を、上方へ漸次拡開状に形成して勾配を設
けるとともに、炊飯釜(26)の蓋体(20)の縁部を、前記蓋
体載置部(26b) の勾配に対応するように折り返してフラ
ンジ状に形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、吹きこぼれがな
く、かつ把手のガタつきのない炊飯釜に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の炊飯釜は、図16に示すように、
釜本体100 の上部開口縁に水平な蓋体載置部110 が形成
されており、閉蓋時には、かかる蓋体載置部110 に蓋体
200 の縁部210 が載ることになる。なお、120 は蓋体載
置部110 に連設した垂直周壁である。
【0003】また、把手300 を設ける場合は、図示する
ように、前記垂直周壁120 にリベット400 等により連結
固定しているのが一般的であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記した従
来の炊飯釜は、蓋体200 の縁部210 が水平な蓋体載置部
110 に載置されているだけなので炊飯時に吹きこぼれや
すく、また、蓋体200 そのものの縁部210 の強度も弱
く、落下させたりするとすぐに変形することが多かっ
た。
【0005】また、把手300 の取付構造についても、単
にリベット400 等で連結しているだけではガタつきやす
いものであり、把手300 がガタついていると持ち運びが
不安定となる。
【0006】特に、業務用に用いる炊飯釜であれば大型
となるので、蓋体200 や把手300 の強度が耐久性に大き
く影響する。
【0007】本発明は、上記課題を解決することのでき
る炊飯釜を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の本発明では、釜本体の上部開口縁に
形成される蓋体載置部を、上方へ漸次拡開状に形成して
勾配を設けるとともに、炊飯釜の蓋体の縁部を、前記蓋
体載置部の勾配に対応するように折り返してフランジ状
に形成した。
【0009】また、請求項2記載の本発明では、蓋体載
置部の先端部分に環状の垂直周壁を設けるとともに、同
垂直周壁の下端と前記蓋体載置部の裏面との間に鋭角の
係止部を設ける一方、釜本体に取付ける把手の取付基端
部に、前記係合部に係合するフック部を形成し、同フッ
ク部を前記係合部に係合させた状態で把手を釜本体に取
付けた。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明に係る炊飯釜は、釜本体の
上部開口縁に形成される蓋体載置部を、上方へ漸次拡開
状に形成して勾配を設けるとともに、炊飯釜の蓋体の縁
部を、前記蓋体載置部の勾配に対応するように折り返し
てフランジ状に形成したものである。
【0011】すなわち、蓋体載置部に勾配を設け、これ
に対応するように蓋体の縁部を形成したことで接触面積
が増大して密閉性が高まり、炊飯時の吹きこぼれを防止
することができる。
【0012】さらに、蓋体の縁部の強度が向上するので
変形しにくくなり、耐久性が向上する。
【0013】ところで、かかる炊飯釜は、直火で炊飯す
るものに使用することもできるし、例えば、洗米から炊
飯まで自動炊飯する炊飯装置の炊飯釜として用いること
もできる。
【0014】また、炊飯釜には把手を設けることが多い
が、その場合、蓋体載置部の先端部分に環状の垂直周壁
を設けるとともに、同垂直周壁の下端と前記蓋体載置部
の裏面との間に鋭角の係止部を設ける一方、釜本体に取
付ける把手の取付基端部に、前記係合部に係合するフッ
ク部を形成し、同フック部を前記係合部に係合させた状
態で把手を釜本体に取付けることができる。
【0015】かかる構成とすれば、把手のフック部が釜
本体の係合部と係合しているのでガタつきがなくなり、
しっかりと連結固定された状態を永く維持できるので、
耐久性のよい炊飯釜となる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しながら
説明する。
【0017】(第1実施例)図1は本発明に係る炊飯釜
の断面図、図2は同炊飯釜の要部の拡大図である。図1
に示すように、炊飯釜2は、釜本体26と蓋体20とからな
り、釜本体26には一対の把手29を取付けている。20b は
蓋体20の把手部20c を取付ける取付孔であり、把手部20
c は任意形状のものを取り付けることができる。なお、
26a は、炊飯釜2を後述する自動炊飯装置Aに配設する
場合に、釜底用温度センサ9を取付けるためのセンサ取
付用凹部であり、ガス等の直火で炊飯するための炊飯釜
であれば特に必要ではない。
【0018】本発明の特徴となるのは、図2に示すよう
に、釜本体26の上部開口縁に形成される蓋体載置部26b
を、上方へ漸次拡開状に形成して勾配を設けるととも
に、炊飯釜2の蓋体20の縁部を、前記蓋体載置部26b の
勾配に対応するように折り返してフランジ部20a を形成
したことにある。
【0019】このように、蓋体載置部26b に勾配を設
け、これに対応するように蓋体20の縁部にフランジ部20
a 形成することにより、両者の接触面積を増大させて密
閉性を高め、炊飯時の吹きこぼれを防止可能としてい
る。
【0020】さらに、蓋体20の縁部の強度が向上するの
で変形しにくくなり、耐久性が向上する。
【0021】また、本実施例に係る炊飯釜2には把手29
を設けているが、同把手29の取付構造にも特徴がある。
【0022】すなわち、図1及び図2に示すように、蓋
体載置部26b の先端部分に環状の垂直周壁26c を設け、
同垂直周壁26c の下端と前記蓋体載置部26b の裏面との
間に鋭角の係止部Cを設ける一方、釜本体26に取付ける
把手29の取付基端部に、前記係合部Cに係合するフック
部C1を形成し、同フック部C1を前記係合部Cに係合させ
た状態で把手29を釜本体26に取付けている。なお、29a
は把手取付用リベットである。
【0023】かかる構成とすることにより、把手29のフ
ック部C1が釜本体26の係合部Cと係合してガタつきがな
くなり、しっかりと連結固定された状態を永く維持で
き、耐久性が著しく向上する。
【0024】(第2実施例)次に、上記した炊飯釜2
を、洗米から炊飯まで自動的に行うようにした炊飯装置
Aに用いた場合について説明する。
【0025】図3に示すように、炊飯装置Aは、機枠1
の下部に本発明に係る炊飯釜2を配設し、その上方に洗
米器3を、さらにその上方に精米ホッパ4を配設してい
る。なお、Hは機枠1の最下部に設けたIH加熱インバ
ータ、H1はインバータ冷却用ファンである。
【0026】精米ホッパ4の底部には計量器5を付設し
ており、所定量の米Rを洗米器3に落とし込むことがで
きる。
【0027】機枠1の前面パネル10には操作用タッチパ
ネル6を配設しており、同タッチパネル6により例えば
自動炊飯を選択すれば、予め設定された米の量が自動計
量されて洗米器3に収容され、設定条件に従って洗米→
炊飯と作動する。
【0028】図5に示すように、本実施例では、洗米器
3へ給水するために、洗米器3に図示しない水源と接続
した給水管30を連通連結し、同給水管30の中途に電磁弁
からなる流路切換弁Vを取付け、同流路切換弁Vの下流
側を、主流路31a とオリフィス32を設けた副流路31b と
に分岐し、いずれかの流路を選択できるようにして、選
択した流路31a,31b から再び給水管30に合流させて洗米
器3内の下部から給水可能としている。なお、33は排水
管であり、洗米後の水をサイホンの原理により系外へ排
出するものである。
【0029】なお、図5中、Sは本実施例に係る炊飯器
Aの動作を制御する制御部であり、機枠1の上部に収納
配設されている(図4参照)。そして、前記タッチパネ
ル6と電気的に接続して、同タッチパネル6からの入力
条件により、流路切換弁Vの切換え信号や、前記した計
量器5等のその他の機器へ作動信号を出力する。
【0030】34は洗米器3の下部に設けた米排出口であ
り、同排出口34には前記給水管30と連通して洗米器3内
に給水する弁体35を昇降自在に取り付け、米排出口34を
開閉自在としている。
【0031】また、36は弁体35に設けた給水口であり、
給水管30と連通しており、洗米器3の下部から給水が可
能となっている。
【0032】さらに、洗米器3の上部略中央位置に、洗
米器3内の水面の上昇を監視する水位監視手段として超
音波センサ7を設けている。
【0033】そして、超音波センサ7により水位を監視
しながら、設定水位の近傍まで主流路31a から比較的に
大流量で給水し、その後は設定水位に達するまで副流路
31bから徐々に給水するように構成している。
【0034】したがって、簡単な構成でありながら、水
源から送られる水の圧力や流量の変動があっても正確な
量で給水可能となる。
【0035】すなわち、洗米終了後は、タッチパネル6
で入力された炊飯条件に見合った量で正確に給水する必
要があり、しかも短時間で給水できることが望ましいこ
とから、給水当初は、主流路31a から給水して、設定水
位の直前に定めた流路切換水位まで一気に給水し、その
後は、流路切換弁Vの流路を切換え、流量を絞った副流
路31b で超音波センサ7で水位を監視しながら設定水位
まで徐々に給水するようにしている。水は、洗米器3の
下部から徐々に給水されるので水面の波打ちも殆どな
く、超音波センサ7により確実に水位の検出がなされ
る。
【0036】所定水位まで給水されると、洗米器3の弁
体35が下降し、水と米Rが炊飯釜2に落下して収容され
る。当然ながら、このときには、炊飯釜2に開閉自在に
取付けた蓋体20は自動的に開いた状態となる(図4参
照)。
【0037】そして、炊飯釜2で所定時間加熱炊飯され
た後に蒸らされて炊飯が完了する。なお、本実施例で
は、炊飯が完了すると、機枠1の下部に設けたモータM
を駆動させて、炊飯釜傾動用リンクM1を介して炊飯釜2
を前方へ傾動できるように構成し、飯の取り出しを行い
やすくしている。
【0038】また、本炊飯装置Aでは、図6に示すよう
に、炊飯釜2内の蒸気温度を検出する蒸気用温度センサ
8を設けており、同蒸気用温度センサ8により蒸気温度
を検出し、炊飯釜2内が沸騰したことを認識した後に、
炊飯終了までの加熱時間を設定するようにしている。
【0039】さらに、炊飯釜2の底部には釜底の温度を
検出する釜底用温度センサ9を設けており、前記温度セ
ンサ8により蒸気温度を検出して炊飯釜2内が沸騰した
ことを認識した後に、釜底温度の目標値を設定し、釜底
用温度センサ9が目標温度を検出するまで加熱するよう
に制御している。90は釜底用温度センサ9と制御部Sと
を接続する電気信号線である。
【0040】かかる制御をより具体的に説明すると、蒸
気用温度センサ8により蒸気温度を検出し、制御部Sが
炊飯釜2内が沸騰したことを認識し、次いで、その後の
加熱予定時間と釜底目標温度とを設定し、加熱予定時間
が経過するか、若しくは釜底の目標温度が検出される
か、いずれか一方の条件が満たされるまで加熱するよう
にしているものである。
【0041】このように、蒸気用温度センサ8を設けた
ことにより、炊飯釜2内部において米の澱粉質が沈殿し
て熱伝達の低下する部分が発生していたり、あるいは、
いわゆる混ぜご飯を炊くときなどに、油や調味料等を添
加した場合にやはり熱の伝わりが悪い状態となっていて
も、炊飯釜2内が沸騰したことを確実に検出することが
できる。したがって、この沸騰状態となったときを基準
として、最良の炊き上がりとなることが経験的に分かっ
ている加熱時間や釜底温度になるまで加熱することで最
適の炊き上がりが実現できる。
【0042】ところで、蒸気用温度センサ8は、図6に
示すように、炊飯釜2の蓋体20の略中央位置に設けた蒸
気排出孔21内に配設されている。
【0043】本実施例では、同蒸気排出孔21に略L字状
としたセンサ配設用パイプ22を取り付け、同パイプ22内
にセンサ先端が臨むように配設しており、前記制御部S
と電気信号線23により接続している。なお、電気信号線
23は、蓋体20の上部に架設され、蓋体20を開閉するアー
ム24に枢支連結したバー25内を通るように配線し、外部
からは見えないようにしている。
【0044】また、蒸気排出口21を設けたことから、蒸
らし時には不要な水分を飛ばすことができるので、炊き
上がりが良好となる。
【0045】なお、蒸気排気口21は、必ずしも蓋体20の
中心位置に設ける必要はなく、図7に示すように、炊飯
釜2の中心から若干オフセットした位置に設けることも
できる。
【0046】上記構成の炊飯装置Aにおいて、本実施例
においても、第1実施例で説明したように、釜本体26の
上部開口縁に形成される蓋体載置部26b を上方へ漸次拡
開状に形成して勾配を設けるとともに、炊飯釜2の蓋体
20の縁部を、前記蓋体載置部26b の勾配に対応するよう
に折り返してフランジ部20a を形成して、蓋体20の強度
を向上させるとともに、釜本体26の内側上縁に密着する
ようにして吹きこぼれを防止している。
【0047】また、本実施例における炊飯装置Aの他の
構成について説明すると、炊飯終了後に炊飯釜2から飯
を移し替える容器Bを載置する載置台11を、機枠1内に
収納・引き出し自在に配設している。
【0048】すなわち、図8に示すように、炊飯釜2を
釜枠27により支持するとともに、同釜枠27に炊飯釜傾動
用リンクM1を連結し、さらに、前記釜枠27を、機枠1に
収納・引出し自在に配設した釜用機枠28に回動自在に取
付けている。
【0049】そして、機枠1の下部両側に水平レール12
を配設し(図4参照)、同水平レール12を介して前記釜
用機枠28を引き出し自在に配設し、さらに、釜用機枠28
の下部両側面に斜め上方に傾斜させた引上用レール13を
設け、同引上用レール13に載置台11を収納・引出し自在
に取付けて載置台11を前方斜め上方に引上げ可能として
いる。
【0050】さらに、載置台11を引上げた後に前方へ傾
倒可能とし、傾倒させた載置台11を水平状態に支持する
水平支持杆14を機枠1の下部に横架している。
【0051】なお、本実施例に係る載置台11は、図9に
示すように、前記引上用レール13を略上下方向にスライ
ドする左右枠11a,11a と、両左右枠11a,11a 間に適宜の
間隔をあけて複数本架設した桟体11b とから構成してい
る。したがって、簡単な構成で、載置台11を機枠1内に
コンパクトに収容することができる。
【0052】このように、載置台11を機枠1内に収納・
引き出し自在に配設したことにより、炊き上げた飯を炊
飯釜2から他の容器Bへ即座に移すことができ、作業の
能率化が図れるとともに、容器Bを載置する載置台が別
途には不要となるので、かかる載置台を保管する場所も
不要となって厨房等を広く使うことができる。
【0053】次に、本実施例に係る炊飯装置Aで実際に
炊飯する場合について説明する。
【0054】本炊飯装置Aは、洗米から蒸らしまで自動
炊飯可能となっており、使用者は図1で示したタッチパ
ネル6で自動炊飯を選択するだけでよい(図10参
照)。
【0055】自動炊飯を選択すれば、予め設定された条
件に基づいて標準的な炊飯が行えるもので、設定された
所定量の米Rが精米ホッパ4から洗米器3内に供給さ
れ、米Rの量に見合った所定量の水が供給され、設定ど
おりの標準な炊き方で炊飯がなされる。
【0056】給水に際しては、前述したように、超音波
センサ7により水位を監視しながら設定水位の近傍まで
主流路31a から比較的に大流量で給水し、その後は設定
水位に達するまで副流路31b から徐々に給水するように
しているので、正確な水量が得られ、いつでも安定した
標準な炊き上がりとなる。
【0057】本実施例に係る炊飯装置Aにおいては、さ
らに、好みに応じた炊飯状態を実現できるように、詳細
なお好み設定を可能としている。
【0058】すなわち、図10(a)に示すように、初
期状態においては、タッチパネル6には「メニュー1」
の画面が表示されており、通常であれば「自動炊飯」を
選択して、確認画面に切り替わったところで「確認ボタ
ン」を押し、次いで、「炊飯スタートスイッチ」を押し
て標準的な自動炊飯を行えばよいが、「メニュー1」の
「次へ」のボタンを押すと、図10(b)に示すよう
に、「メニュー2」の画面が表示され同「メニュー2」
の画面の「詳細設定」を選択すれば、好みに応じた炊き
加減で自動炊飯するお好み炊飯を行うことができる。
【0059】以下、お好みの炊飯を行うための詳細設定
について説明する。
【0060】図11(a)に示すように、「詳細設定」
を選択すると、詳細設定の内容を選択する画面が表示さ
れる(図11(b))。
【0061】(イ)水加減を詳細に設定する 画面上で「水加減」を選択し(図11(b))、次い
で、米Rの量を指定する。例えば3升であればそのボタ
ンを押す(図11(c))。そして、炊き上がりを「や
わらかめ」「ふつう」「かため」の中から好みに応じて
選択するが、必要に応じ、増減ボタンでその選択した中
でさらに水量の微調整をおこなうことができる(図11
(d))。
【0062】このとき、前述したように、洗米器2内の
水面の上昇を監視する超音波センサ7が設けられている
ので、確実な微調整が可能となる。
【0063】そして、設定を終えると「戻る」を押して
「メニュー2」の画面に戻る。そして、必要に応じてこ
の 「メニュー2」の画面から再度「詳細設定」を選択
し、詳細設定の内容から他の項目についての詳細設定が
できる。
【0064】(ロ)火加減を詳細に設定する 例えば「火加減」を選択すると(図12(a))、ここ
では炊飯を複数の段階に分けて個別に調整することがで
きるようにしてあり、「前炊き調整」「炊き上げ調整
1」「炊き上げ調整2」「蒸らし調整」の中から選択す
るようにしている。そして、「前炊き調整」を選択する
と(図12(b))、前炊きの調整画面に変わり(図1
2(c))、ここで、「前炊き温度」「前炊き出力」
「前炊き時間」を予めメモリーされている基本設定から
それぞれ「増減スイッチ」によって変更する。ここで
「戻る」を押すと再度「白飯調整」の画面に戻り、他の
「炊き上げ調整1」「炊き上げ調整2」「蒸らし調整」
を新たに設定することができる。
【0065】「炊き上げ調整1」を選択すると(図13
(a))、炊き上げ1の調整画面に変わり(図13
(b))、ここで、「炊上1温度」「炊上1出力」「炊
上1時間」を予めメモリーされている基本設定からそれ
ぞれ「増減スイッチ」によって変更する。ここで「戻
る」を押すと再度「白飯調整」の画面に戻り、「炊き上
げ調整2」「蒸らし調整」を新たに設定することができ
る。
【0066】「炊き上げ調整2」を選択すると(図14
(a))、炊き上げ2の調整画面に変わり、(図14
(b))、ここで、「炊上2温度」「炊上2出力」「炊
上2時間」を予めメモリーされている基本設定からそれ
ぞれ「増減スイッチ」によって変更する。ここで「戻
る」を押すと再度「白飯調整」の画面に戻り、さらに
「蒸らし調整」を新たに設定することができる。
【0067】「蒸らし調整」を選択すると(図15
(a))、蒸らし炊きの調整画面に変わり、(図15
(b))、ここで、「蒸らし温度」「蒸らし炊き出力」
を予めメモリーされている基本設定からそれぞれ「増減
スイッチ」によって変更する。
【0068】ここで「戻る」を押すと、今度は、「メニ
ュー2」の画面に戻るので、必要に応じて他の詳細設定
を行う。必要がなければ、画面に表示されている「戻
る」ボタンを押して「メニュー1」の画面に戻って「自
動炊飯」を選択すればよい。
【0069】(ハ)洗米加減を詳細に設定する 次に「洗米加減」を詳細に設定しようとすれば、「詳細
設定」を選択して詳細設定の内容を選択する画面を表示
し(図15(c))、「洗米加減」を選択すると、ここ
では省略しているが、先ず、図11(c)で示したよう
に米の量を指定する画面が表示され、そこで例えば「3
升」を選択すると、「洗米時間」「研ぎ回数」「すすぎ
時間」の設定ができる画面へと移る(図15(d))。
【0070】ここで、予めメモリーされている基本設定
からそれぞれ「増減スイッチ」によって適宜好みに応じ
た内容に変更する。
【0071】なお、設定操作中、各画面上には常時「戻
る」が表示されているので、いつでも順に前画面に戻
り、最後には「メニュー1」の画面まで戻ることができ
る。
【0072】上記してきた他、「メニュー1」の画面で
は、炊飯開始時間を設定できる「予約炊飯」、直接炊飯
から開始する「強制炊飯」、洗米のみを行う「洗米の
み」の選択や、また、「メニュー2」画面では、上記し
てきた「詳細設定」の他、メンテナンスに係る内容やト
ラブルシューティング的な内容等の選択が可能となって
いる。
【0073】このように、本実施例に係る炊飯装置Aで
は、炊飯釜2内の蒸気温度を検出する蒸気用温度センサ
8を設けて正確な温度を検出できるようにしたことによ
り、操作用タッチパネル6によってより詳細な炊飯条件
を任意に選択設定することが可能となり、好みに応じた
炊き上がりの米飯をいつでも得ることができる。
【0074】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明は上記
した形態で実施されるものであり、以下の効果を奏す
る。
【0075】請求項1記載の本発明では、釜本体の上
部開口縁に形成される蓋体載置部を、上方へ漸次拡開状
に形成して勾配を設けるとともに、炊飯釜の蓋体の縁部
を、前記蓋体載置部の勾配に対応するように折り返して
フランジ状に形成したことにより、炊飯釜と蓋体との接
触面積が増大して密閉性が高まり、炊飯時の吹きこぼれ
を防止することができ、さらに、蓋体の縁部の強度が向
上するので変形しにくくなり、耐久性が向上する。
【0076】請求項2記載の本発明では、蓋体載置部
の先端部分に環状の垂直周壁を設けるとともに、同垂直
周壁の下端と前記蓋体載置部の裏面との間に鋭角の係止
部を設ける一方、釜本体に取付ける把手の取付基端部
に、前記係合部に係合するフック部を形成し、同フック
部を前記係合部に係合させた状態で把手を釜本体に取付
けたことにより、把手のフック部が釜本体の係合部と係
合しているのでガタつきがなくなり、しっかりと連結固
定された状態を永く維持できるので、耐久性が著しく向
上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例に係る炊飯釜の説明図である。
【図2】同炊飯釜の要部の拡大説明図である。
【図3】第2実施例る炊飯釜を具備する自動炊飯装置の
正面図である。
【図4】同炊飯装置の側面図である。
【図5】同炊飯装置の洗米器の模式的説明図である。
【図6】同炊飯装置の炊飯釜の説明図である。
【図7】同炊飯釜の他の形態を示す説明図である。
【図8】炊飯器を支持する枠体の説明図である。
【図9】載置台の説明図である。
【図10】タッチパネルの説明図である。
【図11】同タッチパネルの操作説明図である。
【図12】同タッチパネルの操作説明図である。
【図13】同タッチパネルの操作説明図である。
【図14】同タッチパネルの操作説明図である。
【図15】同タッチパネルの操作説明図である。
【図16】従来の炊飯釜の説明図である。
【符号の説明】
A 炊飯装置 C 係止部 C1 フック部 1 機枠 2 炊飯釜 3 洗米器 4 精米ホッパ 20 蓋体 20a フランジ部 26 釜本体 26b 蓋体載置部 26c 垂直周壁 29 把手

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】釜本体の上部開口縁に形成される蓋体載置
    部を、上方へ漸次拡開状に形成して勾配を設けるととも
    に、炊飯釜の蓋体の縁部を、前記蓋体載置部の勾配に対
    応するように折り返してフランジ状に形成したことを特
    徴とする炊飯釜。
  2. 【請求項2】蓋体載置部の先端部分に環状の垂直周壁を
    設けるとともに、同垂直周壁の下端と前記蓋体載置部の
    裏面との間に鋭角の係止部を設ける一方、釜本体に取付
    ける把手の取付基端部に、前記係合部に係合するフック
    部を形成し、同フック部を前記係合部に係合させた状態
    で把手を釜本体に取付けたことを特徴とする請求項1記
    載の炊飯釜。
JP11044562A 1999-02-23 1999-02-23 炊飯釜 Pending JP2000237050A (ja)

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