JP2000236356A - 音声ゲートウェイ装置、通信回線確立中信号の通知方法、および通信回線確立中信号通知プログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

音声ゲートウェイ装置、通信回線確立中信号の通知方法、および通信回線確立中信号通知プログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

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JP2000236356A
JP2000236356A JP35824199A JP35824199A JP2000236356A JP 2000236356 A JP2000236356 A JP 2000236356A JP 35824199 A JP35824199 A JP 35824199A JP 35824199 A JP35824199 A JP 35824199A JP 2000236356 A JP2000236356 A JP 2000236356A
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Kazuyuki Otsu
和之 大津
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 音声ゲートウェイを介して通信相手との間に
通信回線を確立する場合に受話器からの出力が無音状態
となることを防止する。 【解決手段】 自己側の音声端末装置1が遠方の音声端
末装置5に対して発呼を行うと、音声ゲートウェイ2は相
手側の音声ゲートウェイ4を経由して、相手側の音声端
末装置5との間の通信回線をIPネットワーク3上に確立
する処理を実行する。リングバックトーン供給停止手段
2aは、相手側からコネクト信号を受信すると音声端末装
置1に対するリングバックトーン信号供給を停止する。
同時に通知信号供給手段2cは、通信回線が確立されるま
での所定の期間中、自己側の音声端末装置1に対して音
声メッセージなどの通知信号を発して、通信回線確立処
理中であることをユーザに通知する。更に、通知信号供
給手段2cは、遠方の音声端末装置5から着信があった場
合、自己側の音声端末装置1がオフフック状態になって
から通信回線が確立されるまでの所定の期間中、自己側
の音声端末装置1に対して通知信号を供給して、通信回
線確立処理中であることをユーザに通知する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はゲートウェイ装置、
及びこれを制御する方法、並びにこれを制御するプログ
ラムを記録した記録媒体に関し、特に、通信相手の音声
端末装置と自己側の音声端末装置との間で通信回線を確
立し、これらの間で音声情報を伝送する音声ゲートウェ
イ、通信回線を確立中であることを示す通知信号を供給
する通知方法、およびそのような音声ゲートウェイにお
いて実行すべき処理を記録したコンピュータ読み取り可
能な記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、通話料金が安い等の理由から、イ
ンターネットやイントラネット等のIP(Internet Pro
tocol)ネットワークを介して音声データを送受信する
いわゆるインターネット電話が注目されている。
【0003】このようなインターネット電話を実現する
技術の一つとして、例えば、SCN(Switched Circuit
Network)上の端末装置(以下、SCN端末装置と略記
する)から入力された音声データを、ITU−Tが定め
る「H.323」規格に準拠したアルゴリズムによって
IPネットワークに対応したパケットデータに変換し、
通信相手の端末装置に伝送する方法がある。
【0004】図11は、従来のインターネット電話シス
テムの構成例を示す図である。図11(A)において、
電話機1は音声ゲートウェイ2に接続されており、ユー
ザの音声を対応する音声信号に変換して音声ゲートウェ
イ2に供給するとともに、音声ゲートウェイ2から供給
された音声信号を音声に変換して出力する。
【0005】音声ゲートウェイ2は、電話機1から供給
された音声信号に対して、「H.323」規格に準拠し
た処理を施した後、IPネットワーク3に送出するとと
もに、通信相手から送信されてきた音声信号に対して復
号処理等を施して、得られた音声信号を電話機1に対し
て供給する。 音声ゲートウェイ4は、音声ゲートウェ
イ2と同様に、IPネットワーク3を介して伝送されて
きた音声信号を受信して電話機5に供給するとともに、
電話機5から供給されたユーザの音声信号に対して所定
の処理を施してIPネットワーク3に送出する。
【0006】電話機5は、電話機1と同様に、ユーザの
音声を対応する音声信号に変換して音声ゲートウェイ4
に供給するとともに、音声ゲートウェイ4から供給され
た音声信号を音声に変換して出力する。
【0007】一方、図11(B)では、音声ゲートウェ
イ4および電話機5の代わりに、パーソナルコンピュー
タ6が接続されている。パーソナルコンピュータ6は、
電話機5の機能と音声ゲートウェイ4の機能とを統合し
たものであり、ユーザが音声を入出力するための受話器
6aが具備されている。
【0008】本発明における「ゲートウェイ」とは、図
11(A)の独立したゲートウェイと、図11(B)の
ように電話機の機能をコンピュータに統合したゲートウ
ェイの両方を包含するものである。
【0009】次に、図12を参照して、従来のシステム
の回線確立時の動作について説明する。図12は、図1
1に示す従来のインターネット電話において授受される
信号の一例を示すシグナルフローチャートである。な
お、この時、図11(A)に示す電話機1が発呼側であ
り、また、電話機5が着呼側であるとする。
【0010】ここで、電話機1の受話器がオフフックの
状態とされたとすると、その旨が音声ゲートウェイ2に
通知される(S1)。なお図12において、電話機1は
向かって左側の「SCN端末」、音声ゲートウェイ2は
「発呼側ゲートウェイ」として示されている。ステップ
S1の結果、音声ゲートウェイ2は、電話機1に対して
DT(ダイアルトーン)の供給を開始する(S2)。
【0011】電話機1のプッシュボタンが操作されて第
1数字が入力されると、その第1数字は音声ゲートウェ
イ2に通知される(S3)。第1数字の通知を受けた音
声ゲートウェイ2は、DTを停止して無音接続状態とす
る(S4)。
【0012】同様の操作が繰り返されることにより、第
2数字〜第n数字が電話機1から入力され、音声ゲート
ウェイ2に通知される(S5)。電話機1から通信相手
の電話番号の入力を受けた音声ゲートウェイ2は、着呼
側である音声ゲートウェイ4に対して、ITU−T規格
「H.225」に規定されているセットアップ(SET
UP)メッセージを送信する(S6)。なお図12にお
いて、電話機5は向かって右側の「SCN端末」、音声
ゲートウェイ4は「着呼側ゲートウェイ」として示され
ている。
【0013】セットアップメッセージを受信した音声ゲ
ートウェイ4は、「H.225」規格規定されているコ
ールプロシージャ(CALL PROC)メッセージを
音声ゲートウェイ2に対して返送する(S7)。また、
音声ゲートウェイ4は、電話機5を制御して呼び出し音
(リンガ)を発生させた後(S8)、アラート(ALE
RT)メッセージを音声ゲートウェイ2に対して送信す
る(S9)。
【0014】アラートメッセージを受信した音声ゲート
ウェイ2は、電話機1に対してリングバックトーン(R
BT:Ring Back Tone)を供給する(S
10)。
【0015】電話機5の呼び出し音に気づいた着呼側の
ユーザが電話機5の受話器をオフフック状態にすると、
その旨が音声ゲートウェイ4に通知される(S11)。
そして、しばらくすると、音声ゲートウェイ4は音声ゲ
ートウェイ2に対してコネクト(CONNECT)メッ
セージを送信する(S12)。
【0016】コネクトメッセージを受信した音声ゲート
ウェイ2は、リングバックトーン(RBT)信号の供給
を停止する(S13)。その結果、電話機1の受話器か
らは音声が出力されなくなるので、無音接続状態とな
る。
【0017】その後、音声ゲートウェイ2と音声ゲート
ウェイ4との間で、ITU−T規格「H.245」に規
定されている能力交換が実施され(S14)、RTP
(Real Time Protocol)インチャネ
ルパスが確立される(S15)。
【0018】音声ゲートウェイ2と音声ゲートウェイ4
との間で、RTPインチャネルパスが確立されると、電
話機1と音声ゲートウェイ2との間でインチャネルパス
接続が確立される(S16)。また同様にして、電話機
5と音声ゲートウェイ4との間でインチャネルパス接続
が確立される(S17)。その結果、電話機1と電話機
5との間で通信回線が確立され、これらのユーザ同士の
間で通話が可能となる。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】ところで、発呼側の電
話機1では、ステップS13においてリングバックトー
ンが停止された後は、無音接続状態、すなわち受話器か
ら音が聞こえない状態となるため、ユーザは通信回線を
確立する処理が正常に実行されているか否かを知ること
ができず、不安を感じる場合があるという問題点があっ
た。
【0020】また、着呼側においても、S11において
受話器をオフフックしてから、S17においてインチャ
ネルパス接続が確立されるまで無音接続状態となるた
め、着呼側のユーザも不安を感じる場合があるという問
題点があった。
【0021】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、インチャネルパス接続を確立する際に無音接
続状態となることを防止することを目的とする。また本
発明は、通信回線を確立する処理を実行中であることを
双方の端末に通知する通知信号を供給することを目的と
する。
【0022】さらに本発明は、通信回線を確立する処理
を実行中であることを双方の端末に通知する通知信号の
供給を、通信回線の状態や各端末の要求に応じて制御す
ることを目的とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明では、図1に示すように、通信相手の音声端
末装置5と、自己側の音声端末装置1との間でインター
ネットプロトコルによる通信回線を確立する音声ゲート
ウェイ2が提供される。この音声ゲートウェイ2は、自
己側の音声端末装置1が発呼を行う場合、通信回線が確
立されるまでの所定の期間中、自己側の音声端末装置1
に対して通信回線の確立処理中であることを示す通知信
号を供給する通知信号供給手段2cを有する。
【0024】ここで、自己側の音声端末装置1が発呼を
行うと、音声ゲートウェイ2は相手側の音声ゲートウェ
イ4を経由して、相手側の音声端末装置5との間の通信
回線をIPネットワーク3上に確立しようとする。通知
信号供給手段2cは、相手側の音声端末装置5との間の
通信回線が確立されるまでの所定の期間中、自己側の音
声端末装置1に対して通知信号を発し、通信回線の確立
処理中であることをそのユーザに通知する。これによ
り、ユーザは発信時において通信回線確立処理中である
ことを認識することができる。
【0025】また本発明の構成によれば、音声ゲートウ
ェイ2は、通信相手からコネクト信号を受信した時に
は、通信相手の端末装置5を呼び出し中であることを示
すリングバックトーン信号の自己側の端末装置1への供
給を停止するリングバックトーン供給停止手段2aを更
に有し、通知信号供給手段2cは、リングバックトーン
供給停止手段2aによってリングバックトーンの供給が
停止されてから、通信回線が確立されるまでの所定の期
間中、自己側の端末装置1に対して通信回線の確立処理
中であることを示す通知信号を供給する。
【0026】また本発明の構成によれば、音声ゲートウ
ェイ2は、通信回線の状態に応じて、通知信号供給手段
2cの動作を停止させる通知信号供給停止手段2dを更
に有する。
【0027】また本発明の構成によれば、通知信号供給
停止手段2dは、通信回線が確立されるまでに通信相手
の端末装置5との間で授受される所定の情報の伝送に要
する時間が所定の時間を下回っている場合には、通知信
号供給手段2cの動作を停止させる。
【0028】また本発明の構成によれば、音声ゲートウ
ェイ2は、通信回線確立までに一定以上の時間を要する
通信相手のリストを記憶する通信相手リスト記憶手段
(図示せず)を更に有し、通知信号供給停止手段2d
は、通信相手が通信相手リスト記憶手段に記憶されてな
い場合には、通知信号供給手段2cの動作を停止させ
る。
【0029】また本発明の構成によれば、音声ゲートウ
ェイ2は、通信を行う度に、その時の通信相手と通信回
線の状態とを関連付けて記憶する通信回線状態記憶手段
(図示せず)を更に有し、通知信号供給停止手段2d
は、通信相手に対応する通信回線の状態が通信回線状態
記憶手段に記憶されている場合にはその情報を参照し、
通信相手との間に通信回線を確立するまでに一定以上の
時間を要する場合には、通知信号供給手段2cの動作を
停止させる。
【0030】また本発明の構成によれば、通知信号供給
手段2cは、相手側の端末装置5との間の通信回線を確
立するまでに一定以上の時間を要するような第1の状況
の下では、自己側の端末装置1に対して所定のメッセー
ジを含む音声信号を供給する。
【0031】また本発明の構成によれば、通知信号供給
手段2cは、第1の状況以外の状況においてはトーン信
号を供給する。また本発明の構成によれば、音声ゲート
ウェイ2は、通知信号供給手段2cによる通知信号の供
給を保留し、自己側の端末装置1の所定の状態変化を示
す信号が検出された場合には保留動作を解除する通知信
号供給保留手段(図示せず)を更に有する。
【0032】また、上記課題を解決するために本発明で
は、図1に示すように、通信相手の音声端末装置5と、
自己側の音声端末装置1との間でインターネットプロト
コルによる通信回線を確立する音声ゲートウェイ2が提
供される。この音声ゲートウェイ2は、通信相手の端末
装置5から着信があった場合、自己側の端末装置1がオ
フフック状態にされてから通信回線が確立されるまでの
所定の期間中、自己側の端末装置1に対して通信回線の
確立処理中であることを示す通知信号を供給する通知信
号供給手段2cを有する。
【0033】ここで、音声端末装置5が音声端末装置1
に対して発呼を行うと、音声ゲートウェイ4は音声ゲー
トウェイ2を経由して、着信側の音声端末装置1との間
の通信回線をIPネットワーク3上に確立しようとす
る。その結果、着信側の音声端末装置1は呼び出し音を
発し、ユーザは受話器を取り上げてオフフック状態にす
る。着信側の通知信号供給手段2cは、自己側の音声端
末装置1がオフフック状態にされてから通信回線が確立
されるまでの所定の期間中、自己側の音声端末装置1に
対して通信回線の確立処理中であることを示す通知信号
を供給する。これにより、ユーザは着信時において通信
回線確立処理中であることを認識することができる。
【0034】また本発明の構成によれば、音声ゲートウ
ェイ2は、通信回線の状態に応じて通知信号供給手段2
cの動作を停止させる通知信号供給停止手段2dを更に
有する。
【0035】また本発明の構成によれば、通知信号供給
停止手段2dは、通信回線が確立されるまでに通信相手
の端末装置5との間で授受される所定の情報の伝送に要
する時間が所定の時間を下回っている場合には、通知信
号供給手段2cの動作を停止させる。
【0036】また本発明の構成によれば、通知信号供給
手段2cは、相手側の端末装置5との間の通信回線を確
立するまでに一定以上の時間を要するような第1の状況
の下では、自己側の端末装置1に対して所定のメッセー
ジを含む音声信号を供給する。
【0037】また本発明の構成によれば、通知信号供給
手段2cは、第1の状況以外の状況においてはトーン信
号を供給する。また本発明の構成によれば、音声ゲート
ウェイ2は、通知信号供給手段2cによる通知信号の供
給を保留し、自己側の端末装置1の所定の状態変化を示
す信号が検出された場合には保留動作を解除する通知信
号供給保留手段(図示せず)を更に有する。
【0038】また、上記課題を解決するために本発明で
は、通信相手の端末装置5と、自己側の端末装置1との
間でインターネットプロトコルによる通信回線を確立す
る際に使用される通知方法が提供される。この通知方法
は、自己側の端末装置1が発呼を行う場合、通信回線が
確立されるまでの所定の期間中、自己側の端末装置1に
対して通信回線の確立処理中であることを示す通知信号
を供給するステップを有する。
【0039】また、上記課題を解決するために本発明で
は、通信相手の端末装置5と、自己側の端末装置1との
間でインターネットプロトコルによる通信回線を確立す
る際に使用される通知方法が供給される。この通知方法
は、通信相手の端末装置5から着信があった場合、自己
側の端末装置1がオフフック状態にされてから通信回線
が確立されるまでの所定の期間中、自己側の端末装置1
に対して通信回線の確立処理中であることを示す通知信
号を供給するステップを有する。
【0040】また、上記課題を解決するために本発明で
は、コンピュータを制御するプログラムを記録したコン
ピュータ読み取り可能な記録媒体が供給される。このプ
ログラムにより、発呼側の端末装置1が発したコールに
対して着呼側の端末装置5が応答した後、発呼側の端末
装置1と着呼側の端末装置5との間でインターネットプ
ロトコルによる通信回線が確立されるまでの所定の期間
中、発呼側の端末装置1に対して通信回線の確立処理中
であることを示す通知信号が供給される。
【0041】また、上記課題を解決するために本発明で
は、コンピュータを制御するプログラムを記録したコン
ピュータ読み取り可能な記録媒体が供給される。このプ
ログラムにより、発呼側の端末装置5が発したコールに
対して着呼側の端末装置1が応答した後、発呼側の端末
装置5と着呼側の端末装置1との間でインターネットプ
ロトコルによる通信回線が確立されるまでの所定の期間
中、着呼側の端末装置1に対して通信回線の確立処理中
であることを示す通知信号が供給される。
【0042】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。なお各図面においては、同様の機
能を有する構成要素については同様の参照番号を付加す
るものとする。
【0043】図1は、本発明の第1の実施の形態に係る
音声ゲートウェイの動作原理を説明するためのブロック
図である。この図1において、電話機1は、ユーザの音
声を受話器に内蔵されたマイクによって対応する音声信
号に変換して出力するとともに、音声ゲートウェイ2か
ら供給される音声信号を受話器に内蔵されたスピーカに
よって対応する音声に変換して出力する。
【0044】音声ゲートウェイ2は、リングバックトー
ン供給停止手段2a、制御部2b、通知信号供給手段2
c、および、通知信号供給停止手段2dを有する。電話
機1から発呼がなされた場合には、IPネットワーク3
を介して通信相手の音声ゲートウェイとの間で音声デー
タを格納したパケットの授受を開始する。そして通話が
終了した場合にはパケットの授受を停止する。
【0045】ここで、リングバックトーン供給停止手段
2aは、自己側の電話機1が発呼を行い、それに対して
通信相手からコネクト信号を受信した時に、電話機1に
対するリングバックトーン信号の供給を停止する。
【0046】制御部2bは、音声ゲートウェイ2の各部
を制御する。また制御部2bは、電話機1から出力され
た音声信号に対して所定の処理を施した後、パケット化
してIPネットワーク3に送出するとともに、IPネッ
トワーク3を介して伝送されてきたパケットを受信して
対応する音声信号に変換した後、電話機1に供給する。
【0047】通知信号供給手段2cは、リングバックト
ーン供給停止手段2aによってリングバックトーンの供
給が停止されてから、通信相手との間にインチャネルパ
スが確立されるまでの所定の期間中、自己側の電話機1
に対して通信回線の確立処理中であることを通知する通
知信号を供給する。
【0048】通知信号供給停止手段2dは、通信相手と
の間の通信回線の状態に応じて、通知信号供給手段2c
の動作を停止させる。IPネットワーク3は、インター
ネットまたはイントラネット等のネットワークであり、
インターネットプロトコルを使用してパケット化された
データを伝送する。
【0049】音声ゲートウェイ4は、リングバックトー
ン供給停止手段4a、制御部4b、通知信号供給手段4
c、および、通知信号供給停止手段4dを有する。これ
らの構成要素を含む音声ゲートウェイ4および電話機5
は、音声ゲートウェイ2および電話機1とそれぞれ同様
の構成であるので、その説明はここでは省略する。
【0050】次に、本発明の音声ゲートウェイおよびそ
れに関連するシステムの基本動作について説明する。図
2は、本発明の音声ゲートウェイおよび図1に示すシス
テムにおける信号の送受信動作を示すシグナルフローチ
ャートである。以下では、図2に示すシグナルフローチ
ャートを参照しながら、図1に示す音声ゲートウェイの
動作について説明する。
【0051】ここで、図2の左側に示すSCN端末であ
る電話機1の受話器がオフフック状態にされたとする
と、音声ゲートウェイ2に対してオフフックにされたこ
とが通知される(S1)。すると、音声ゲートウェイ2
は電話機1に対してダイアルトーン(DT)信号を供給
する(S2)。その結果、受話器に内蔵されているスピ
ーカからはダイアルトーンが出力されることになる。
続いて、ユーザが電話機1のプッシュボタンを操作し、
通信相手の電話番号の第1数字を入力したとする。この
操作に対応する選択信号が音声ゲートウェイ2に対して
通知される(S3)。その結果、音声ゲートウェイ2
は、電話機1に対するダイアルトーンの供給を停止する
(S4)。 さらに続いて、相手先電話番号の第2〜第
n数字が入力されると、前述の場合と同様の処理が繰り
返され、通信相手の電話番号が音声ゲートウェイ2に通
知される(S5)。
【0052】電話番号の供給を受けた音声ゲートウェイ
2の制御部2bは、「H.225」規格に規定されたセ
ットアップメッセージ(SETUP)をIPネットワー
ク3を介して音声ゲートウェイ4に送信する(S6)。
【0053】セットアップメッセージを受信した音声ゲ
ートウェイ4は、同じく「H.225」規格に規定され
ているコールプロシージャメッセージ(CALL PR
OC)を音声ゲートウェイ2に対して返送(S7)した
後、電話機5のリンガを鳴動させる(S8)。
【0054】続いて、音声ゲートウェイ4は、アラート
メッセージ(ALERT)をIPネットワーク3に対し
て送出する(S9)。このアラートメッセージ(ALE
RT)を受信した音声ゲートウェイ2は、リングバック
トーン(RBT)を電話機1に対して供給する(S1
0)。
【0055】この時、着呼側の電話機5のリンガの鳴動
によって着呼が生じたことを認知したユーザが受話器を
オフフックした場合には、音声ゲートウェイ4に対して
その旨が通知される(S11)。音声ゲートウェイ4の
通知信号供給手段4cは、制御部4bを介して電話機5
に通知信号を供給する(S40)。その結果、電話機5
の受話器に内蔵されているスピーカからは、ある音声メ
ッセージが出力される。これは人の声によるメッセー
ジ、例えば「発呼側との間に通信回線を確立中です。し
ばらくお待ちください」といった種類のメッセージでも
よいし、その他の聴覚的な信号・メッセージでもよい。
着呼側のユーザはこのメッセージを聞くことにより、現
在、着呼に対する通信回線の確立中であることを知る。
【0056】続いて、音声ゲートウェイ4から音声ゲー
トウェイ2に対してコネクトメッセージが送信されると
(S12)、音声ゲートウェイ2のリングバックトーン
供給停止手段2aは、制御部2bを制御してリングバッ
クトーン(RBT)の供給を停止させる(S13)。そ
して、通知信号供給手段2cは、電話機1に対して「着
呼側との間に通信回線を確立中です。しばらくお待ちく
ださい」等のメッセージを供給する(S30)。その結
果、発呼側のユーザは、発呼が正常になされるととも
に、着呼側との間に通信回線を確立中であることを知
る。
【0057】そして、音声ゲートウェイ2と音声ゲート
ウェイ4との間で、「H.245」規格に規定された能
力交換処理(例えば、相互の通信速度等の通信能力に関
する情報の交換処理)が実行され(S14)、RTPイ
ンチャネルパスが確立される直前になると、通知信号供
給手段2cおよび通知信号供給手段4cは、それぞれ電
話機1および電話機5に対する通知信号の供給を停止す
る。
【0058】音声ゲートウェイ2および音声ゲートウェ
イ4との間にRTPインチャネルパスが確立されると
(S15)、音声ゲートウェイ2と電話機1との間にイ
ンチャンネルパス接続が確立されるとともに(S1
6)、音声ゲートウェイ4と電話機5との間にインチャ
ンネルパス接続が確立される(S17)。その結果、発
呼側と着呼側のユーザの間で通話が可能となる。
【0059】なお、上述の通知信号供給手段による通知
信号の供給は、常に実行するのではなく、発呼側と着呼
側の間に通信回線を確立するまでに時間がかかることが
予想される場合のみ実行するようにすれば、音声ゲート
ウェイ2,4にかかる負担を軽減することができる。例
えば、まず発呼側がセットアップメッセージ(SETU
P)を送信する場合に、そのメッセージに対してタイム
スタンプを付与して送信する。着呼側ではそのメッセー
ジを受信した時刻からタイムスタンプに記述されている
時刻との差分を算出する。その差分が所定の値よりも小
さい場合には、通信回線を確立するまでに必要な時間が
短いことが予想される。そこで音声ゲートウェイ4の通
知信号供給停止手段4dは、通知信号供給手段4cの動
作を停止させる。
【0060】また、この際に制御部4bは、コールプロ
シージャメッセージ(CALL PROC)を送信する
際に、通知信号の発生を停止することを示すメッセージ
を併せて送信し、そのメッセージを受信した発呼側の音
声ゲートウェイ2は通知信号供給停止手段2dにより、
通知信号供給手段2cの動作を停止させるようにする。
【0061】このように、通信回線を確立するまでに要
する時間が短いと予想される場合には通知信号の発生を
行わないようにすることにより、音声ゲートウェイにか
かる負担を軽減させることができる。
【0062】次に、本発明の実施の形態の第2の構成例
について説明する。図3は、本発明の第2の実施の形態
に係わる音声ゲートウェイの構成例を示すブロック図で
ある。なお、この図3において、図1の場合と対応する
部分には同一の符号を付してあるのでその説明は省略す
る。
【0063】図3において、SCN通話路1aは、電話
機1等のSCN端末装置が接続され、これらの間で音声
情報等を授受する。なお、この例では電話機1のみが接
続されているが、複数の端末装置を接続してもよい。
【0064】音声ゲートウェイ20は、SCN制御部2
0a、SCN交換部20b、シグナリング制御部20
c、トーン制御部20d、音声メッセージ制御部20
e、記憶装置20f、VoIP制御部20g、IPネッ
トワークインタフェース20h、H.245制御部20
i、RTP/RTCP制御部20j、および、H.22
5シグナリング制御部20kによって構成されている。
なお、VoIPは「VoiceOver IP」の略語、RTPは
「Real-time Transport Protocol」の略語、RTCPは
「RTP Control Protocol」の略語である。
【0065】ここで、SCN制御部20aは、SCN交
換部20b、シグナリング制御部20c、トーン制御部
20d、音声メッセージ制御部20e等を制御するとと
もに、VoIP制御部20gと連携して、両プロトコル
の変換接続を実現する。
【0066】SCN交換部20bは、SCN通話路1a
の交換制御を行う。シグナリング制御部20cは、電話
機1の発呼や切断等の状態変化を検出し、これらの状態
変化を示す信号や選択信号の送受信を行う。
【0067】トーン制御部20dは、各種トーン信号を
SCN通話路1aを介して電話機1に供給する。音声メ
ッセージ制御部20eは、各種音声メッセージ信号をS
CN通話路1aを介して電話機1に供給する。
【0068】記憶装置20fは、装置の各部から供給さ
れるデータを記憶するとともに、記憶したデータに対す
る読み出し要求が発生した場合には該当するデータを読
み出して要求先に供給する。
【0069】VoIP制御部20gは、IPネットワー
クインタフェース20h、H.245制御部20i、R
TP/RTCP制御部20j、および、H.225シグ
ナリング制御部20kを制御するとともに、H.323
に係る呼の状態管理を行う。また、SCN制御部20a
と連携して、両プロトコルの変換接続を実現する。
【0070】IPネットワークインタフェース20h
は、IPネットワーク3を介して、制御パケットや音声
情報パケットを送受信する。H.245制御部20i
は、「H.245」規格に規定された能力交換等に関す
る処理を行う。
【0071】RTP/RTCP制御部20jは、伝送レ
ートが常に変動するIPネットワーク3によって音声情
報をリアルタイムで伝送するために必要な各種処理を実
行する。
【0072】H.225シグナリング制御部20kは、
H.323エンドポイントとの間で、呼制御シグナリン
グ処理を実行する。音声ゲートウェイ40も音声ゲート
ウェイ20と同様の構成であるので、その詳細な構成に
ついての説明は省略する。なお、以下において、音声ゲ
ートウェイ40の内部構造について言及する場合には、
音声ゲートウェイ20と同様の名称および対応する符号
(40から始まる符号)を用いて説明することにする。
例えば、音声ゲートウェイ40のSCN制御部は、「S
CN制御部40a」と記述する。
【0073】次に、本発明の第2の実施の形態の動作に
ついて図2に示すシグナルフローチャートを参照して説
明する。いま、電話機1の受話器がオフフックされたと
すると、音声ゲートウェイ20のシグナリング制御部2
0cに対してその旨が通知される(S1)。すると、音
声ゲートウェイ20のトーン制御部20dは電話機1に
対してダイアルトーン(DT)信号を供給する(S
2)。その結果、受話器に内蔵されているスピーカから
はダイアルトーンが出力されることになる。
【0074】続いて、ユーザが電話機1のプッシュボタ
ンを操作することにより、通信相手の電話番号の第1数
字を入力したとすると、この操作に対応する選択信号が
音声ゲートウェイ20に対して通知される(S3)。そ
の結果、音声ゲートウェイ20のシグナリング制御部2
0cは、電話機1に対するダイアルトーンの供給を停止
する(S4)。続いて、第2〜第n数字が入力される
と、前と同様の処理が繰り返され、通信相手の電話番号
が音声ゲートウェイ20に通知される(S5)。
【0075】電話番号の供給を受けたシグナリング制御
部20cは、その電話番号をSCN制御部20aを介し
てVoIP制御部20gに供給する。VoIP制御部2
0gは、供給された電話番号に対応するIPアドレスを
記憶装置20fから取得し、H.225シグナリング制
御部20kに供給する。
【0076】H.225シグナリング制御部20kは、
その時の時刻(送信時刻)を図示せぬタイマ等から取得
し、「H.225」規格に規定されたセットアップ(S
ETUP)メッセージにタイムスタンプとして付加し、
IPネットワーク3を介して音声ゲートウェイ40に送
信する(S6)。
【0077】図4は、タイムスタンプが付加されたセッ
トアップメッセージの一例を示す図である。この図6に
示すように、タイムスタンプである「SETUP発信時
刻」50aaは、セットアップメッセージ50のフィー
ルドであるUUIE(User-to-User Information Eleme
nt)50aの一部に付加されている。このフィールド
は、「H.225.0」メッセージ規格に規定されたセ
ットアップUUIE50aである。セットアップUUI
E50aの内容を以下に示す。
【0078】・プロトコル識別子(PROTOCOL IDENTIFIE
R):準拠するH.225.0規格の版数である。 ・H.245アドレス(H.245 ADDRESS): 発呼側エン
ドポイントあるいはコールを扱うゲートキーパーが、
H.245シグナリングを確立しようとしている特定の
トランスポートアドレスである。通常これはコールシグ
ナリング・チャネルを通じてコネクトメッセージを受信
する前に、H.245手順を実行可能な発信側によって
のみ提供される。
【0079】・発側アドレス(SOURCE ADDRESS):発呼
側のエリアスアドレスである。発呼側のE.164番号
は、Q.931の「Calling Party Number IE」内にあ
る。通常プライマリアドレスが優先する。
【0080】・呼制御信号発側アドレス(SOURCE CALL
SIGNAL ADDRESS):発呼側のトランスポートアドレスで
ある。セットアップメッセージの受信側が、ARQメッ
セージで使用する。セットアップメッセージの発信側が
その情報を持っている場合は常にこのフィールドに挿入
される。呼制御信号発側アドレス値は、セットアップメ
ッセージの発信側がARQで使用した値と同じであり、
このセットアップメッセージを受信したエンドポイント
によってARQ時に返送される。
【0081】・発側情報(SOURCE INFORMATION):ゲー
トウェイ経由のコールであるかどうかを着呼側で判断す
るための「EndpointType」情報を含む。 ・着側アドレス(DESTINATION ADDRESS):エンドポイン
トが接続を希望する相手先アドレスである。プライマリ
アドレスが優先する。あるエンドポイントをE.164
アドレスのみを使って呼び出す場合、この着側アドレス
はQ.931の「Called Party Number IE」に置かれ
る。着側アドレスが存在する場合、バージョン2の端末
装置はセットアップメッセージにこれを含める。
【0082】・呼制御信号着側アドレス(DESTINATION
CALL SIGNAL ADDRESS):着信側端末装置の呼制御用ト
ランスポートアドレスをゲートキーパーに通知する際に
使用するアドレスである。端末間を直接接続する場合は
使用されない。セットアップメッセージの発信側がその
情報を持っている場合は常にこのフィールドに挿入され
る。
【0083】・着側付加呼情報(DESTINATION EXTRA CA
LL INFORMATION):付加チャネルコール、すなわちWA
N側での2*64kbit/sのコールを可能にする。
E.164アドレスのみを含み、イニシャルチャネル番
号は含まない。
【0084】・着側付加CRV(DESTINATION EXTRA CA
LL REFERENCE VALUE "CRV"):着側付加呼情報で指定さ
れる付加SCNコールに使用されるCRV。例えば、R
ASシグナリングと改定Q.931シグナリングとを対
応付けるのに使用できる。
【0085】・アクティブMC(ACTIVE MULTIPOINT CO
NTROLLER "MC"):発呼側エンドポイントがアクティブ
MCの管理下にあることを示す。 ・会議識別子(CONFERENCE/ID):会議に対してユニー
クに与えられる識別子。
【0086】・会議ゴール(CONFERENCE GOAL): −会議生成(Create):会議を新規に始める。 −参加要請(Invite):既設の会議への参加を促す。
【0087】−会議参加(Join):既設の会議に参加す
る。 −能力調整(Capability negotiation):その後の疎結
合型の会議のために能力を調整する。
【0088】・コールサービス(CALL SERVICES):付
加機能としてQシリーズのプロトコルをサポートしてい
るかどうかを示す情報をゲートキーパーおよび着呼側の
端末装置に提供する。
【0089】・コールタイプ(CALL TYPE):着呼側の
ゲートキーパーは、実際の帯域消費を判断するのにこの
値を使用する。デフォルト値は、全てのコールについて
「Point-To-Point」である。コールタイプはコール中に
動的に変化するので、最終的なコールタイプはセットア
ップの時点ではわからないことに注意。
【0090】さて、図2に戻り、セットアップメッセー
ジを受信した音声ゲートウェイ40のH.225シグナ
リング制御部40kは、その時の時刻(受信時刻)を図
示せぬタイマ等から取得し、受信したメッセージととも
にVoIP制御部40gに供給する。
【0091】VoIP制御部40gは、メッセージに付
加されているタイムスタンプとしての送信時刻を抽出
し、受信時刻から送信時刻を減算してメッセージ伝送に
要した時間dtを算出する。VoIP制御部40gは、
この伝送時間dtに基づいて、回線を確立するまでに必
要な時間を推定する。その時間が非常に長い場合には発
呼側および着呼側の電話機1,5に対して音声メッセー
ジを供給する。中程度である場合にはトーン信号を供給
する。短い場合にはトーン信号および音声メッセージの
供給を行わないようにする。
【0092】なお、伝送時間dtに基づく回線確立まで
に必要な時間の推定方法としては、例えば、伝送時間d
tが所定の閾値t1よりも小さい場合には、トーン信号
または音声メッセージ信号の供給を行わないこととす
る。また、送信時間dtが閾値t1よりも大きくかつ閾
値t2(t2>t1)よりも小さい場合には、トーン信
号を供給する。更に、伝送時間dtが閾値t2よりも大
きい場合には、音声メッセージを供給する。以上の判定
結果は、次に述べるコールプロシージャ信号に付加され
て発呼側に伝送される。
【0093】続いて、音声ゲートウェイ40のH.22
5シグナリング制御部40kは、前述の判定結果をトー
ン/音声メッセージ接続指示子としてコールプロシージ
ャメッセージに付加して発呼側の音声ゲートウェイ20
に返送する(S7)。
【0094】図5は、トーン/音声メッセージ接続指示
子が付加されたコールプロシージャメッセージのデータ
構造の一例を示す図である。この図5に示すように、ト
ーン/音声メッセージ接続指示子60aaは、コールプ
ロシージャメッセージ60のUUIE60aに付加され
て発呼側に伝送される。このコールプロシージャメッセ
ージを受信した音声ゲートウェイ20は、トーン/音声
メッセージ接続指示子を抽出して、例えば、記憶装置2
0fに格納する。
【0095】再び図2に戻る。音声ゲートウェイ40の
SCN制御部40aは、シグナリング制御部40cを制
御することにより、電話機5のリンガを鳴動させる(S
8)。そして、音声ゲートウェイ40のH.225シグ
ナリング制御部40kは、アラート(ALERT)メッ
セージをIPネットワーク3に対して送出する(S
9)。このアラートメッセージを受信した結果、音声ゲ
ートウェイ20のトーン制御部20dは、リングバック
トーン(RBT)を電話機1に対して供給する(S1
0)。
【0096】この時、着呼側の電話機5のリンガの鳴動
によって着呼が生じたことを認知したユーザが受話器を
オフフックした場合には、音声ゲートウェイ40に対し
てその旨が通知される(S11)。すると、音声ゲート
ウェイ40のシグナリング制御部40cは、これを検知
し、SCN制御部40aに通知する。SCN制御部40
aは、前述した判定により、トーン信号もしくは音声メ
ッセージ信号の何れを出力するか、または、無出力状態
とするかに応じて対応する部分を制御する。例えば、音
声メッセージ信号を出力する場合には、音声メッセージ
制御部40eを制御することにより、電話機5に対して
音声メッセージ信号を供給させる(S40)。
【0097】次に、音声ゲートウェイ40のH.225
シグナリング制御部40kは、音声ゲートウェイ20に
対してコネクトメッセージを送信する(S12)。コネ
クトメッセージを受信した音声ゲートウェイ20は、先
ほど記憶したトーン/音声メッセージ接続指示子を記憶
装置20fから読み出し、その内容をSCN制御部20
aに供給する。SCN制御部20aは、先ず、トーン制
御部20dを制御してRBTを停止するとともに(S1
3)、トーン/音声メッセージ接続指示子を参照して、
トーン制御部20dまたは音声メッセージ制御部20e
を制御することにより、トーン信号または音声メッセー
ジ信号を電話機1に対して出力させる。その結果、電話
機1の受話器からはトーン信号または音声メッセージ信
号が出力されることになる。なお、トーン/音声メッセ
ージ接続指示子がトーン信号および音声メッセージ信号
の何れも出力しないことを示している場合には、RBT
の出力を停止せずに、従来の場合と同様の処理を行う。
【0098】そして、RTPインチャネルパスの確立が
間近となると、音声ゲートウェイ20のSCN制御部2
0aは、トーン制御部20dまたは音声メッセージ制御
部20eを制御してトーン信号または音声メッセージ信
号の出力を停止させる(S31)。同様に、音声ゲート
ウェイ40のSCN制御部40aは、トーン制御部40
dまたは音声メッセージ制御部40eを制御してトーン
信号または音声メッセージ信号の出力を停止させる(S
41)。
【0099】音声ゲートウェイ20と音声ゲートウェイ
40との間にRTPインチャネルパスが確立される(S
15)。そこで音声ゲートウェイ20は電話機1との間
にインチャネルパス接続を確立する(S16)。一方、
音声ゲートウェイ40も同様に電話機5との間にインチ
ャネルパス接続を確立する(S17)。その結果、電話
機1と電話機5との間に通信回線が確立され、通話が可
能となる。
【0100】次に、図6および図7を参照して、以上に
示す機能を実現するために音声ゲートウェイ20,40
において実行される処理の一例について説明する。図6
は、図3に示す電話機1がオフフックされた場合に、音
声ゲートウェイ20において実行される処理の一例を説
明するフローチャートである。このフローチャートが開
始されると、以下の処理が実行されることになる。
【0101】[S100]シグナリング制御部20c
は、電話機1から出力された第1〜第n数字を入力す
る。 [S101]H.225シグナリング制御部20kは、
その時点における時刻を取得し、セットアップメッセー
ジにタイムスタンプとして付加する。
【0102】[S102]H.225シグナリング制御
部20kは、IPネットワークインタフェース20hを
介して音声ゲートウェイ40にセットアップメッセージ
を送信する。
【0103】[S103]H.225シグナリング制御
部20kは、コールプロシージャメッセージを受信した
か否かを判定する。受信した場合にはステップS104
に進み、それ以外の場合にはステップS103に戻り、
同様の処理を繰り返す。
【0104】[S104]H.225シグナリング制御
部20kは、コールプロシージャメッセージからトーン
/音声メッセージ接続指示子を抽出し、VoIP制御部
20gに供給する。
【0105】[S105]VoIP制御部20gは、ト
ーン/音声メッセージ接続指示子を参照し、無出力(ト
ーン信号および音声メッセージ信号の何れも出力しない
こと)が指示されている場合にはステップS110に進
み、それ以外の場合にはステップS106に進む。
【0106】[S106]トーン制御部20dは、電話
機1に対するRBTの供給を停止する。 [S107]SCN制御部20aは、トーン/音声メッ
セージ接続指示子の指示内容に従って、トーン制御部2
0dまたは音声メッセージ制御部20eを制御し、トー
ン信号または音声メッセージ信号を電話機1に対して供
給させる。
【0107】[S108]VoIP制御部20gは、R
TPインチャネルパスが確立されたか否かを判定し、確
立された場合にはステップS109に進み、それ以外の
場合にはステップS108に戻って同様の処理を繰り返
す。
【0108】[S109]SCN制御部20aは、トー
ン制御部20dまたは音声メッセージ制御部20eを制
御することにより、トーン信号または音声メッセージ信
号の出力を停止させる。
【0109】[S110]SCN制御部20aおよびV
oIP制御部20gは、電話機1との間にインチャネル
パス接続を確立する。次に、図7を参照して図3に示す
音声ゲートウェイ40において実行される処理の一例に
ついて説明する。このフローチャートは、セットアップ
メッセージを受信した場合に開始される。このフローチ
ャートが開始されると、以下の処理が実行される。
【0110】[S120]H.225シグナリング制御
部40kは、現在時刻を取得する。 [S121]H.225シグナリング制御部40kは、
セットアップメッセージからタイムスタンプを抽出し、
現在時刻とともにVoIP制御部40gに供給する。
【0111】[S122]VoIP制御部40gは、現
在時刻からタイムスタンプの時刻を減算した値を変数d
tに格納する。 [S123]VoIP制御部40gは、dtの値が所定
の閾値t1よりも小さいか否かを判定する。小さい場合
にはステップS124に進み、それ以外の場合にはステ
ップS125に進む。
【0112】[S124]VoIP制御部40gは、変
数idに対して無出力であることを示す情報(例えば
“00”)を格納する。 [S125]VoIP制御部40gは、変数dtの値が
閾値t1以上であり、かつ、閾値t2以下である場合に
はステップS126に進む。それ以外の場合(dt>t
2の場合)にはステップS128に進む。
【0113】[S126]VoIP制御部40gは、変
数idに対してトーン信号を出力することを示す情報
(例えば“01”)を格納する。 [S127]トーン制御部40dは、トーン信号を電話
機5に対して出力する。
【0114】[S128]VoIP制御部40gは、変
数idに対して音声メッセージ信号を出力することを示
す情報(例えば“11”)を格納する。 [S129]音声メッセージ制御部40eは、音声メッ
セージ信号を電話機5に対して出力する。
【0115】[S130]H.225シグナリング制御
部40kは、コールプロシージャメッセージのトーン/
音声メッセージ接続指示子に対して変数idの内容を付
加する。
【0116】[S131]H.225シグナリング制御
部40kは、IPネットワークインタフェース40hを
介してコールプロシージャメッセージを音声ゲートウェ
イ20に対して送信する。
【0117】[S132]VoIP制御部40gは、R
TPインチャネルパスが確立されたか否かを判定し、確
立された場合にはステップS133に進み、それ以外の
場合にはステップS132に戻って同様の処理を繰り返
す。
【0118】[S133]SCN制御部40aは、トー
ン制御部40dまたは音声メッセージ制御部40eを制
御することにより、トーン信号または音声メッセージ信
号の出力を停止させる。
【0119】[S134]SCN制御部40aおよびV
oIP制御部40gは、電話機5との間にインチャネル
パス接続を確立する。以上の実施の形態によれば、発呼
側においては、RBTの出力が停止された後は、トーン
信号または音声メッセージ信号が受話器から出力され
る。従ってユーザは音声ゲートウェイ20が回線の確立
処理を実行中であることを知ることができ、安心して通
話開始を待つことができる。また、着呼側では、受話器
をオフフックした後には、トーン信号または音声メッセ
ージ信号が受話器から出力されるので、この場合もユー
ザは安心して通話開始を待つことができる。
【0120】更に、セットアップメッセージを伝送する
時間に応じて、無出力、トーン信号出力、または、音声
メッセージ信号出力を選択するようにしたので、例え
ば、回線の確立までに時間を要しない場合には無出力状
態とすることにより、音声ゲートウェイの負担を軽減す
ることができる。また、回線確立までに要する時間が長
い場合には、音声信号によるメッセージを出力し、短い
場合にはトーン信号を出力するようにしたので、回線確
立までにかかる時間に応じて最適なメッセージを出力す
ることが可能となる。
【0121】なお、以上の実施の形態においては、セッ
トアップメッセージの伝送に要する時間を回線確立まで
に要する時間の判断の基準とし、判断の結果をコールプ
ロシージャメッセージに付加して返送するようにした
が、これ以外のメッセージを利用することも可能であ
る。
【0122】また、回線確立までに時間を要することが
推定される通信相手の電話番号を、記憶装置20fに予
めリストとして登録しておき、リストに登録されている
通信相手に対して発呼を行う場合には、発呼側が、トー
ン信号出力、または、音声メッセージ信号出力の何れか
を指定する情報をメッセージに付加して着呼側に送信す
るようにしてもよい。
【0123】また、通信を行う度に、通信相手を特定す
るための情報(例えば、電話番号)と、その通信相手と
の間に回線を確立するまでに要した時間とを関連付けて
記憶装置20fに記憶しておき、電話機1から電話番号
が入力された場合には、記憶装置20fに記憶されてい
る情報を参照して以上の判定を行うようにしてもよい。
【0124】次に、図8を参照して、本発明の第3の実
施の形態について説明する。図8は、本発明の第3の実
施の形態の動作を説明するシグナルフローチャートであ
る。なお、音声ゲートウェイの内部構成は、図3の場合
と同様であるのでその説明は省略する。また、図8に示
すシグナルフローチャートにおいて、図2に示す音声ゲ
ートウェイと関連システムに関する対応部分や動作ステ
ップにはそれと同一の符号を付してあるので説明は適宜
省略する。
【0125】本発明の第3の実施の形態においては、発
呼側または着呼側において、フッキング(受話器を瞬間
的にオンフックすること)が行われた場合には、トーン
信号または音声メッセージ信号が電話機1,5に供給さ
れ、音声ゲートウェイ20,40が回線の確立処理中で
あることを知ることができる構成となっている。
【0126】以下では、図2の場合と異なる部分を中心
にして説明を行う。電話機1の受話器がオフフックされ
てから(S1)、第2〜第n数字が入力されるまで(S
5)の処理は、図2の場合と同様であるので省略する。
【0127】電話番号が入力されると、発呼側の音声ゲ
ートウェイ20のH.225シグナリング制御部20k
は、着呼側の音声ゲートウェイ40に対してセットアッ
プメッセージを送信する(S6)。この時、このセット
アップメッセージによる伝送時間dtの取得は行わな
い。
【0128】セットアップメッセージを受信した音声ゲ
ートウェイ40のH.225シグナリング制御部40k
は、コールプロシージャメッセージを音声ゲートウェイ
20に対して返送する(S7)。次に、シグナリング制
御部40cは、電話機5のリンガを鳴動させる(S
8)。続いて、H.225シグナリング制御部40k
は、音声ゲートウェイ20に対してアラートメッセージ
を送信する(S9)。
【0129】アラートメッセージを受信した音声ゲート
ウェイ20では、トーン制御部20dが電話機1に対し
てリングバックトーン(RBT)を供給する(S1
0)。その結果、電話機1の受話器からはRBTが出力
されることになる。
【0130】この時、発呼側のユーザが現在の状況を知
るために、電話機1の受話器をフッキングしたとする
と、その旨が音声ゲートウェイ20に通知される(S5
0)。すると、トーン制御部20dは、RBTの出力を
停止するとともに(S13)、トーン信号または音声メ
ッセージ信号を電話機1に対して供給する。その結果、
電話機1ではRBTの出力が停止されるとともに、回線
確立処理中であることを示すトーン信号または音声メッ
セージ信号が出力されるので、ユーザは回線の確立処理
中であることを知ることができる。
【0131】一方、着呼側の音声ゲートウェイ40にお
いて、ユーザがリンガの鳴動によって着呼があったこと
を知り、電話機5の受話器をオフフックしたとすると、
その旨が音声ゲートウェイ40に通知される(S1
1)。そして、着呼側のユーザが現在の状況を知るため
に、受話器をフッキングしたとすると、その旨が音声ゲ
ートウェイ40に通知され(S60)、音声ゲートウェ
イ40のトーン制御部40dまたは音声メッセージ制御
部40eは電話機5に対してトーン信号または音声メッ
セージ信号を出力する(S40)。その結果、着呼側の
ユーザは、現在、回線の確立処理中であることを知るこ
とができる。
【0132】そして、音声ゲートウェイ20,40の間
で、RTPインチャネルパスが確立される間際になる
と、音声ゲートウェイ20および音声ゲートウェイ40
のトーン制御部20d,40dまたは音声メッセージ制
御部20e,40eは、トーン信号または音声メッセー
ジ信号の出力を停止する(S31,S41)。
【0133】そして、RTPインチャネルパスが確立さ
れると(S15)、続いて、電話機1と音声ゲートウェ
イ20との間にインチャネルパス接続が確立され(S1
6)、また、電話機5と音声ゲートウェイ40との間に
インチャネルパス接続が確立され(S17)、電話機1
と電話機5との間で通話が可能となる。
【0134】次に、図9および図10を参照して、以上
に示す機能を実現するために、音声ゲートウェイ20,
40において実行される処理の一例について説明する。
図9は、図3に示す電話機1がオフフックされた場合
に、音声ゲートウェイ20において実行される処理の一
例を説明するフローチャートである。このフローチャー
トが開始されると、以下の処理が実行されることにな
る。
【0135】[S140]シグナリング制御部20c
は、電話機1から出力された第1〜第n数字を入力す
る。 [S141]H.225シグナリング制御部20kは、
セットアップメッセージを着呼側の音声ゲートウェイ4
0に対して送信する。
【0136】[S142]H.225シグナリング制御
部20kは、音声ゲートウェイ40からアラートメッセ
ージを受信したか否かを判定し、受信した場合にはステ
ップS143に進み、それ以外の場合にはステップS1
42に戻って同様の処理を繰り返す。
【0137】[S143]トーン制御部20dは、電話
機1に対してリングバックトーンを出力する。 [S144]VoIP制御部20gは、RTPインチャ
ネルパスが確立されたか否かを判定し、確立された場合
にはステップS150に進む。それ以外の場合にはステ
ップS145に進む。
【0138】[S145]シグナリング制御部20c
は、電話機1の状態変化を検出する。ここでは受話器が
フッキングされたか否かを判定し、フッキングされた場
合にはステップS146に進む。それ以外の場合にはス
テップS144に戻って同様の処理を繰り返す。
【0139】[S146]トーン制御部20dは、電話
機1に対するリングバックトーンの出力を停止する。 [S147]SCN制御部20aは、トーン制御部20
dまたは音声メッセージ制御部20eを制御することに
より、トーン信号または音声メッセージ信号を電話機1
に対して出力させる。
【0140】[S148]VoIP制御部20gは、R
TPインチャネルパスが確立されたか否かを判定し、確
立された場合にはステップS149に進む。それ以外の
場合にはステップS148に戻って同様の処理を繰り返
す。
【0141】[S149]SCN制御部20aは、トー
ン制御部20dまたは音声メッセージ制御部20eを制
御することにより、トーン信号または音声メッセージ信
号の出力を停止させる。
【0142】[S150]SCN制御部20aおよびV
oIP制御部20gは、電話機1との間にインチャネル
パス接続を確立する。次に、図10を参照して、図3に
示す音声ゲートウェイ40がセットアップメッセージを
受信した場合に実行される処理の一例について説明す
る。このフローチャートが開始されると、以下の処理が
実行されることになる。
【0143】[S160]音声ゲートウェイ40のシグ
ナリング制御部40cは、電話機5のリンガを鳴動させ
る。 [S161]シグナリング制御部40cは、電話機5の
受話器がオフフックされたか否かを判定し、オフフック
された場合にはステップS162に進む。それ以外の場
合にはステップS160に戻って同様の処理を繰り返
す。
【0144】[S162]VoIP制御部40gは、音
声ゲートウェイ20との間にRTPインチャネルパスが
確立されたか否かを判定し、確立された場合にはステッ
プS167に進む。それ以外の場合にはステップS16
3に進む。
【0145】[S163]シグナリング制御部40c
は、電話機5の状態変化を検出する。ここでは電話機5
の受話器がフッキングされたか否かを判定し、フッキン
グされた場合にはステップS164に進む。それ以外の
場合にはステップS162に戻って同様の処理を繰り返
す。
【0146】[S164]SCN制御部40aは、トー
ン制御部40dまたは音声メッセージ制御部40eを制
御し、トーン信号または音声メッセージ信号を出力させ
る。 [S165]VoIP制御部40gは、音声ゲートウェ
イ20との間にRTPインチャネルパスが確立されたか
否かを判定し、確立された場合にはステップS166に
進み、それ以外の場合にはステップS165に戻って同
様の処理を繰り返す。
【0147】[S166]SCN制御部40aは、トー
ン制御部40dまたは音声メッセージ制御部40eを制
御し、トーン信号または音声メッセージ信号の出力を停
止させる。
【0148】[S167]SCN制御部40aおよびV
oIP制御部40gは、電話機5との間にインチャネル
パス接続を確立する。以上の処理によれば、発呼側で
は、RBTが受話器から出力されてから(または、RB
Tの出力が停止されてから)所定の時間が経過し、現在
の状況を確認するために発呼側のユーザが電話機1をフ
ッキングした場合には、回線の確立処理中を示すトーン
信号または音声メッセージ信号が受話器から出力される
ので、音声ゲートウェイの状況を知ることができる。
【0149】また、着呼側では、オフフックがなされて
から所定の時間が経過し、現在の状況を確認するために
着呼側のユーザが電話機5をフッキングした場合には、
前述の場合と同様に、回線の確立処理中を示すトーン信
号または音声メッセージ信号が受話器から出力されるの
で、音声ゲートウェイの状況を知ることができる。
【0150】また、フッキングをすることにより、トー
ン信号または音声メッセージ信号を出力するようにする
ことにより、発呼側または着呼側双方の音声ゲートウェ
イにかかる負担を軽減させることが可能となる。
【0151】なお、以上述べてきた本発明の実施の形態
の処理機能は、コンピュータによって実現することがで
きる。その場合、音声ゲートウェイが有すべき機能の処
理内容は、コンピュータで読み取り可能な記録媒体ある
いは記憶装置に記録されたプログラムに記述されてお
り、このプログラムをコンピュータで実行することによ
り、上記処理がコンピュータで実現される。コンピュー
タで読み取り可能な記録媒体および記憶装置としては、
磁気記憶装置や光学的記憶装置や半導体メモリ等があ
る。
【0152】市場に流通させる場合には、CD−ROM
(Compact Disk Read Only Memory)やフロッピーディス
ク等の可搬型記録媒体にプログラムを格納して流通させ
たり、ネットワークを介して接続されたコンピュータの
記憶装置に格納しておき、ネットワークを通じて他のコ
ンピュータに転送することもできる。コンピュータで実
行する際には、コンピュータ内のハードディスク装置等
にプログラムを格納しておき、メインメモリにロードし
て実行するようにすればよい。なお便宜上、本発明にお
ける「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、上
述の機能・目的に合致するすべての記録媒体や記憶装置
およびこれに関連する利用方法を包含するものとする。
【0153】以上説明したように本発明の実施の形態で
は、音声ゲートウェイは、通信相手の音声端末装置と、
自己側の音声端末装置との間で通信回線を確立し、これ
らの間で音声情報を伝送する。本発明の音声ゲートウェ
イは、自己側の音声端末装置が発呼を行う場合に、通信
相手からコネクト信号を受信した時には、自己側の音声
端末装置に対するリングバックトーン信号の供給を停止
するリングバックトーン供給停止手段と、リングバック
トーン供給停止手段によってリングバックトーンの供給
が停止されてから、通信相手との間にインチャネルパス
が確立されるまでの所定の期間中、自己側の音声端末装
置に対して回線の確立処理中であることを通知する通知
信号を供給する通知信号供給手段とをそなえている。こ
れによって、着呼側との間で回線の確立処理が実行され
ている時には、着呼側の音声端末装置から通知信号が出
力されることになるので、ユーザは回線の確立処理が現
在実行されていることを知ることができる。
【0154】
【発明の効果】以上説明したように本発明の音声ゲート
ウェイは、通信相手の音声端末装置と、自己側の音声端
末装置との間で通信回線を確立し、これらの間で音声情
報を伝送する。そして、自己側の音声端末装置が発呼を
行う場合に、通信相手との間にインチャネルパスが確立
されるまでの所定の期間中、回線の確立処理中であるこ
とを通知する通知信号を供給する。その結果出力される
音声メッセージによりユーザは通信回線の確立処理が現
在実行されていることを知ることができる。従来のよう
に無音状態が続くことがないため、ユーザは不安を感じ
ることなく回線が確立するのを待つことができる。
【0155】また、着呼側のユーザも、オフフック後に
着呼側の音声ゲートウェイから同様の通知信号を得るこ
とができるので、不安を感じることなく回線が確立する
のを待つことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における音声ゲート
ウェイの構成例を示すブロック図である。
【図2】図1に示す音声ゲートウェイの各部において授
受される信号の一例を示すシグナルフローチャートであ
る。
【図3】本発明の第2の実施の形態における音声ゲート
ウェイの構成例を示すブロック図である。
【図4】図3に示す発呼側の音声ゲートウェイから着呼
側の音声ゲートウェイに対して送信されるセットアップ
メッセージのデータ構造の一例を示す図である。
【図5】図3に示す着呼側の音声ゲートウェイから発呼
側の音声ゲートウェイに対して送信されるコールプロシ
ージャメッセージのデータ構造の一例を示す図である。
【図6】図3に示す発呼側の音声ゲートウェイにおいて
実行される処理の一例を説明するフローチャートであ
る。
【図7】図3に示す着呼側の音声ゲートウェイにおいて
実行される処理の一例を説明するフローチャートであ
る。
【図8】本発明の第3の実施の形態において実行される
処理の一例について説明するシグナルフローチャートで
ある。
【図9】図8に示す機能を実現するために、図3に示す
発呼側の音声ゲートウェイにおいて実行される処理の一
例を説明するフローチャートである。
【図10】図8に示す機能を実現するために、図3に示
す着呼側の音声ゲートウェイにおいて実行される処理の
一例を説明するフローチャートである。
【図11】図11は、従来のインターネット電話システ
ムの構成例を示す図である。
【図12】図11に示す従来例の各部において授受され
る信号の一例を示すシグナルフローチャートである。
【符号の説明】
1,5 電話機(音声端末装置) 1a SCN通話路 2,4 音声ゲートウェイ 2a,4a リングバックトーン供給停止手段 2b,4b 制御部 2c,4c 通知信号供給手段 2d,4d 通知信号供給停止手段 3 IPネットワーク 20 音声ゲートウェイ 20a SCN制御部 20b SCN交換部 20c シグナリング制御部 20d トーン制御部 20e 音声メッセージ制御部 20f 記憶装置 20g VoIP制御部 20h IPネットワークインタフェース 20i H.245制御部 20j RTP/RTCP制御部 20k H.225シグナリング制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04M 3/06 H04L 11/20 102A 11/00 303

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信相手の端末装置と、自己側の端末装
    置との間でインターネットプロトコルによる通信回線を
    確立するゲートウェイ装置において、 前記自己側の端末装置が発呼を行う場合、前記通信回線
    が確立されるまでの所定の期間中、前記自己側の端末装
    置に対して前記通信回線の確立処理中であることを示す
    通知信号を供給する通知信号供給手段を有することを特
    徴とするゲートウェイ装置。
  2. 【請求項2】 前記通信相手からコネクト信号を受信し
    た時には、前記通信相手の端末装置を呼び出し中である
    ことを示すリングバックトーン信号の前記自己側の端末
    装置への供給を停止するリングバックトーン供給停止手
    段を更に有し、 前記通知信号供給手段は、前記リングバックトーン供給
    停止手段によって前記リングバックトーンの供給が停止
    されてから、前記通信回線が確立されるまでの所定の期
    間中、前記自己側の端末装置に対して前記通信回線の確
    立処理中であることを示す通知信号を供給することを特
    徴とする請求項1記載のゲートウェイ装置。
  3. 【請求項3】 前記通信回線の状態に応じて、前記通知
    信号供給手段の動作を停止させる通知信号供給停止手段
    を更に有することを特徴とする請求項1記載のゲートウ
    ェイ装置。
  4. 【請求項4】 前記通知信号供給停止手段は、前記通信
    回線が確立されるまでに前記通信相手の端末装置との間
    で授受される所定の情報の伝送に要する時間が所定の時
    間を下回っている場合には、前記通知信号供給手段の動
    作を停止させることを特徴とする請求項3記載のゲート
    ウェイ装置。
  5. 【請求項5】 通信回線確立までに一定以上の時間を要
    する通信相手のリストを記憶する通信相手リスト記憶手
    段を更に有し、 前記通知信号供給停止手段は、前記通信相手が前記通信
    相手リスト記憶手段に記憶されてない場合には、前記通
    知信号供給手段の動作を停止させることを特徴とする請
    求項3記載のゲートウェイ装置。
  6. 【請求項6】 通信を行う度に、その時の通信相手と通
    信回線の状態とを関連付けて記憶する通信回線状態記憶
    手段を更に有し、 前記通知信号供給停止手段は、前記通信相手に対応する
    通信回線の状態が前記通信回線状態記憶手段に記憶され
    ている場合にはその情報を参照し、前記通信相手との間
    に通信回線を確立するまでに一定以上の時間を要する場
    合には、前記通知信号供給手段の動作を停止させること
    を特徴とする請求項3記載のゲートウェイ装置。
  7. 【請求項7】 前記通知信号供給手段は、前記相手側の
    端末装置との間の通信回線を確立するまでに一定以上の
    時間を要するような第1の状況の下では、前記自己側の
    端末装置に対して所定のメッセージを含む音声信号を供
    給することを特徴とする請求項3記載のゲートウェイ装
    置。
  8. 【請求項8】 前記通知信号供給手段は、前記第1の状
    況以外の状況においてはトーン信号を供給することを特
    徴とする請求項7記載のゲートウェイ装置。
  9. 【請求項9】 前記通知信号供給手段による通知信号の
    供給を保留し、前記自己側の端末装置の所定の状態変化
    を示す信号が検出された場合には前記保留動作を解除す
    る通知信号供給保留手段を更に有することを特徴とする
    請求項1記載のゲートウェイ装置。
  10. 【請求項10】 通信相手の端末装置と、自己側の端末
    装置との間でインターネットプロトコルによる通信回線
    を確立するゲートウェイ装置において、 前記通信相手の端末装置から着信があった場合、前記自
    己側の端末装置がオフフック状態にされてから前記通信
    回線が確立されるまでの所定の期間中、前記自己側の端
    末装置に対して前記通信回線の確立処理中であることを
    示す通知信号を供給する通知信号供給手段を有すること
    を特徴とするゲートウェイ装置。
  11. 【請求項11】 前記通信回線の状態に応じて、前記通
    知信号供給手段の動作を停止させる通知信号供給停止手
    段を更に有することを特徴とする請求項10記載のゲー
    トウェイ装置。
  12. 【請求項12】 前記通知信号供給停止手段は、前記通
    信回線が確立されるまでに前記通信相手の端末装置との
    間で授受される所定の情報の伝送に要する時間が所定の
    時間を下回っている場合には、前記通知信号供給手段の
    動作を停止させることを特徴とする請求項11記載のゲ
    ートウェイ装置。
  13. 【請求項13】 前記通知信号供給手段は、前記相手側
    の端末装置との間の通信回線を確立するまでに一定以上
    の時間を要するような第1の状況の下では、前記自己側
    の端末装置に対して所定のメッセージを含む音声信号を
    供給することを特徴とする請求項11記載のゲートウェ
    イ装置。
  14. 【請求項14】 前記通知信号供給手段は、前記第1の
    状況以外の状況においてはトーン信号を供給することを
    特徴とする請求項13記載のゲートウェイ装置。
  15. 【請求項15】 前記通知信号供給手段による通知信号
    の供給を保留し、前記自己側の端末装置の所定の状態変
    化を示す信号が検出された場合には前記保留動作を解除
    する通知信号供給保留手段を更に有することを特徴とす
    る請求項10記載のゲートウェイ装置。
  16. 【請求項16】 通信相手の端末装置と、自己側の端末
    装置との間でインターネットプロトコルによる通信回線
    を確立する際に使用される通知方法において、 前記自己側の端末装置が発呼を行う場合、前記通信回線
    が確立されるまでの所定の期間中、前記自己側の端末装
    置に対して前記通信回線の確立処理中であることを示す
    通知信号を供給するステップを有することを特徴とする
    ゲートウェイ装置。
  17. 【請求項17】 通信相手の端末装置と、自己側の端末
    装置との間でインターネットプロトコルによる通信回線
    を確立する際に使用される通知方法において、 前記通信相手の端末装置から着信があった場合、前記自
    己側の端末装置がオフフック状態にされてから前記通信
    回線が確立されるまでの所定の期間中、前記自己側の端
    末装置に対して前記通信回線の確立処理中であることを
    示す通知信号を供給するステップを有することを特徴と
    するゲートウェイ装置。
  18. 【請求項18】 コンピュータを制御するプログラムを
    記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体におい
    て、前記コンピュータを、 発呼側の端末装置が発したコールに対して着呼側の端末
    装置が応答した後、前記発呼側の端末装置と前記着呼側
    の端末装置との間でインターネットプロトコルによる通
    信回線が確立されるまでの所定の期間中、前記発呼側の
    端末装置に対して前記通信回線の確立処理中であること
    を示す通知信号を供給する手段として機能させることを
    特徴とするプログラムを記録したコンピュータ読み取り
    可能な記録媒体。
  19. 【請求項19】 コンピュータを制御するプログラムを
    記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体におい
    て、前記コンピュータを、 発呼側の端末装置が発したコールに対して着呼側の端末
    装置が応答した後、前記発呼側の端末装置と前記着呼側
    の端末装置との間でインターネットプロトコルによる通
    信回線が確立されるまでの所定の期間中、前記着呼側の
    端末装置に対して前記通信回線の確立処理中であること
    を示す通知信号を供給する手段として機能させることを
    特徴とするプログラムを記録したコンピュータ読み取り
    可能な記録媒体。
JP35824199A 1998-12-18 1999-12-17 音声ゲートウェイ装置、通信回線確立中信号の通知方法、および通信回線確立中信号通知プログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 Withdrawn JP2000236356A (ja)

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