JP2001223746A - ネットワークシステムの呼設定方法 - Google Patents

ネットワークシステムの呼設定方法

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JP2001223746A
JP2001223746A JP2000035018A JP2000035018A JP2001223746A JP 2001223746 A JP2001223746 A JP 2001223746A JP 2000035018 A JP2000035018 A JP 2000035018A JP 2000035018 A JP2000035018 A JP 2000035018A JP 2001223746 A JP2001223746 A JP 2001223746A
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message
call
network
packet
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Masanori Akiyama
正則 秋山
Kazuyuki Otsu
和之 大津
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】発呼側の回線交換網からの呼設定メッセージが
繰り返し再送信されることを防止するネットワークシス
テムの呼設定方法を提供する。 【解決手段】第1回線交換網が発呼側となり、第2回線
交換網が着呼側となり、第1回線交換網と第2回線交換
網との間でIPパケット網を通じた呼が設定される場合
には、第1ゲートウェイは、第1回線交換網から呼設定
メッセージを受け取ったときに、着呼可否問い合わせメ
ッセージをゲートウェイ群へ向けて送信する。IPパケ
ット網は、着呼可否問い合わせメッセージをゲートウェ
イ群へマルチキャストする。ゲートウェイ群中の各ゲー
トウェイは、着呼可否問い合わせメッセージを受信した
場合に、呼設定メッセージを第2回線交換網へ伝達可能
であるときには、着呼可否問い合わせ応答メッセージを
送信する。第1ゲートウェイ装置は、着呼可否問い合わ
せ応答メッセージを送信したゲートウェイの中から呼設
定メッセージを送信すべきゲートウェイを選択し、選択
したゲートウェイ装置へ呼設定メッセージを送信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、IPパケット網に
複数の回線交換網が接続されたネットワークシステムの
呼設定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年のネットワーク技術の進歩に伴い、
音声網とデータ網との統合が急速に展開されている。統
合されたネットワークの1つとして、IPパケット網
(例えば、インターネット)を通じた音声通信を実現する
ボイスオーバーIP(VoIP)ネットワークがある。V
oIPネットワークは、IPパケット網と、複数の回線
交換網(例えば、電話網)と、回線交換網とIPパケット
網とを夫々接続する複数の接続装置(ゲートウェイ装置)
とからなる。各回線交換網は、単数又は複数の端末装置
を収容した回線交換機を有しており、回線交換機は、単
数又は複数のゲートウェイ装置を介してIPパケット網
に接続される。
【0003】従来、VoIPネットワークにおいて、回
線交換網間でIPパケット網を通じた呼が設定される場
合には、図13に示す以下の動作が行われる。図13に
示す例では、発呼側の回線交換網は、端末1aを収容し
た回線交換機1bを備えている。回線交換機1bは、ゲ
ートウェイ装置11を通じてIPパケット網に接続され
ている。一方、着呼側の回線交換網は、端末2aを収容
した回線交換機2bを備えている。回線交換機2bは、
各ゲートウェイ装置21,22,23を通じてIPパケッ
ト網に接続されている。
【0004】図13において、端末装置1aが発呼端末
となり、端末装置2aが着呼端末となり、端末装置1a
と端末装置2aとの間で呼が設定される場合には、端末
装置1aが発呼を行い、端末装置2aのダイヤル番号
(相手先番号)を着呼端末番号として回線交換機1bに入
力する。すると、回線交換機1bは、着呼端末番号を含
む呼設定メッセージをゲートウェイ装置21に送信す
る。
【0005】ゲートウェイ装置11は、呼設定メッセー
ジを受信すると、その呼設定メッセージに含まれた着呼
端末番号から宛先のIPアドレスを求め、求めたIPア
ドレス宛に、呼設定メッセージを含むIPパケットを送
信する。この例では、相手先番号に対応するIPアドレ
スとして、ゲートウェイ装置21のIPアドレスが設定
されている。このため、送信されたIPパケットは、I
Pパケット網を通じて宛先に該当するゲートウェイ装置
21まで伝送される。
【0006】ゲートウェイ装置21は、IPパケットを
受信すると、このIPパケットに含まれた呼設定メッセ
ージを回線交換機2bに伝達しようとする。ところが、
ゲートウェイ装置21と回線交換機2bとを結ぶ全ての
回線が使用中であったり、当該回線に障害が発生してい
る場合には、ゲートウェイ装置21は、呼設定メッセー
ジを回線交換機2aに伝達することができない。この場
合には、ゲートウェイ装置21は、呼設定メッセージを
着呼側の回線交換機に着呼させることができない旨の接
続不可通知(図中では、解放完了メッセージ)を、IPパ
ケット網を通じて発呼側のゲートウェイ装置(ゲートウ
ェイ装置11)に通知する。
【0007】ゲートウェイ装置11は、IPパケットを
送信してから所定時間が経過するまでに接続不可通知を
受信した場合には、回線交換機2bと接続された他のゲ
ートウェイ装置(ゲートウェイ装置22,23)のIPア
ドレスを求め、このIPアドレス宛に、呼設定メッセー
ジを含むIPパケットを送信する。図13に示す例で
は、ゲートウェイ装置22へIPパケットが送信され
る。
【0008】ところが、ゲートウェイ装置22も回線交
換機2bに呼設定メッセージを伝達できない場合には、
上記と同様に、接続不可通知がゲートウェイ装置11に
与えられる。ゲートウェイ装置11は、所定時間内に接
続不可通知を受け取った場合には、再び他のゲートウェ
イ装置(ゲートウェイ装置23)のIPアドレスを求め、
ゲートウェイ装置23へ呼設定メッセージを含むIPパ
ケットを送信する。
【0009】ゲートウェイ装置23は、呼設定メッセー
ジを回線交換機2bへ伝達できると判定した場合には、
IPパケットから呼設定メッセージを抽出し、この呼設
定メッセージに含まれた着呼端末番号に基づいて、呼設
定メッセージを回線交換機2bへ送信する。
【0010】回線交換機2bは、呼設定メッセージを受
信すると、端末装置2aに対して呼び出しを行う。その
後、幾つかの手順を経て、端末装置1aと端末装置2a
との間で呼が設定される。
【0011】各ゲートウェイ装置21,22,23は、発
呼側のゲートウェイ装置から受信した呼設定メッセージ
を着呼側の回線交換機へ伝達することができる場合に
は、発呼側のゲートウェイ装置へその旨の通知を伝達し
ない。発呼側のゲートウェイ装置は、IPパケットを送
信してから所定時間内に接続不可通知を受け取らなかっ
た場合には、着呼側のゲートウェイ装置から呼設定メッ
セージが着呼側の回線交換機へ伝達されるものと認識
し、他の着側ゲートウェイ装置のIPアドレスを求める
処理を行わない。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来技術で
は、発呼側のゲートウェイ装置は、必ず最初に着呼端末
番号に対応するIPアドレスを持つゲートウェイ装置へ
呼設定メッセージを含むIPパケットを送信する。
【0013】このように、従来技術では、発呼側のゲー
トウェイ装置は、着呼側のゲートウェイ装置となり得る
複数のゲートウェイ装置が存在する場合でも、これらの
ゲートウェイ装置の中から最適なものを選択して呼設定
メッセージを含むIPパケットを送信することができな
かった。
【0014】また、発呼側のゲートウェイ装置は、IP
パケットを送信したゲートウェイ装置からの応答を待
ち、接続不可通知を受信した場合には、他のゲートウェ
イ装置へ呼設定メッセージを含むIPパケットを再送信
する。このような再送信処理は、呼設定メッセージを着
呼側の回線交換機へ伝達できるゲートウェイ装置が見つ
かるか,或いはIPパケットを再送信すべきゲートウェ
イ装置が無くなるまでゲートウェイ装置毎に繰り返し実
行される。
【0015】従って、発呼側のゲートウェイ装置は、最
初にIPパケットを送信するゲートウェイ装置が呼設定
メッセージを着呼側の回線交換機へ伝達できない場合に
は、同じIPパケットが繰り返し送信される。このた
め、IPパケット網に対する負荷が上昇し、IPパケッ
ト網内を伝送されるメッセージやデータに遅延が生じる
可能性があった。
【0016】本発明の目的は、発呼側の回線交換網から
の呼設定メッセージが繰り返し再送信されることを防止
することによって、IPパケット網の負荷を軽減するこ
とができるネットワークシステムの呼設定方法を提供す
ることである。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために以下のようにした。即ち、本発明は、第1
回線交換網と、IPパケット網と、第1回線交換網とI
Pパケット網とを接続する第1ゲートウェイと、第2回
線交換網と、第2回線交換網とIPパケット網とを夫々
接続するゲートウェイ群とを備えたネットワークシステ
ムの呼設定方法である。
【0018】この呼設定方法では、第1回線交換網が発
呼側となり、第2回線交換網が着呼側となり、第1回線
交換網と第2回線交換網との間でIPパケット網を通じ
た呼が設定される場合には、以下の手順が行われる。
【0019】第1ゲートウェイは、第1回線交換網から
呼設定メッセージを受け取ったときに、この呼設定メッ
セージを第2回線交換網へ伝達可能なゲートウェイを特
定するために、着呼可否問い合わせメッセージをゲート
ウェイ群へ向けてIPパケット網へ送信する。
【0020】IPパケット網は、第1ゲートウェイ装置
から受信した着呼可否問い合わせメッセージをゲートウ
ェイ群へマルチキャストする。ゲートウェイ群中の各ゲ
ートウェイは、着呼可否問い合わせメッセージを受信し
た場合に、呼設定メッセージを第2回線交換網へ伝達可
能な状態であるときには、着呼可否問い合わせ応答メッ
セージを第1ゲートウェイ装置へ送信する。
【0021】第1ゲートウェイ装置は、着呼可否問い合
わせ応答メッセージを送信したゲートウェイの中から呼
設定メッセージを送信すべきゲートウェイを選択し、選
択したゲートウェイ装置へ呼設定メッセージを送信す
る。
【0022】以上の手順によって、発呼側のゲートウェ
イ(第1ゲートウェイ)は、確実に呼設定メッセージを第
2回線交換網へ伝達できるゲートウェイへ呼設定メッセ
ージを送信することができる。このため、従来のよう
に、呼設定メッセージを再送信するケースがなくなる。
【0023】従って、呼設定メッセージの再送信処理が
繰り返し実行されることによってIPパケット網の負荷
が上昇したり、IPパケット網にてデータやメッセージ
の遅延が生じたりすることを防止することができる。
【0024】
〔第1実施形態〕
〈VoIPネットワークシステムの構成〉図1は、本発
明の実施形態によるVoIPネットワークシステム(以
下、「VoIPシステム」という)の例を示す構成図で
ある。図1において、VoIPシステムは、IPパケッ
ト網INに、第1回線交換網,第2回線交換網及び第3
回線交換網が接続されている。
【0025】具体的には、第1回線交換網は、端末装置
1Aを収容した回線交換機10を備えており、回線交換
機10は、各ゲートウェイ装置101,102を介して
IPパケット網INに接続されている。また、第2回線
交換網は、端末装置2Aを収容した回線交換機20を備
えており、回線交換機20は、各ゲートウェイ装置20
1,202,203を介してIPパケット網INに接続さ
れている。
【0026】また、第3回線交換網は、端末装置3Aを
収容した回線交換機30を備えており、回線交換機30
は、各ゲートウェイ装置301,302を介してIPパ
ケット網INに接続されている。さらに、回線交換機2
0と回線交換機30とは、中継線C(ISDN回線での
実施例を示す)を通じて接続されており、第2回線交換
網と第3回線交換網とが接続されている。
【0027】各端末装置1A,2A,3Aは、電話機,パ
ソコン,ワークステーション,モバイルコンピュータ等
である。各回線交換機10,20,30は、例えば、構内
交換機(PBX:Private Branch Exchange)である。I
Pパケット網INは、例えば、インターネットやイント
ラネットであり、複数のルータ等を備えている。図1に
は、各ゲートウェイ装置101,102に接続されたル
ータ110と、各ゲートウェイ装置201,202,20
3に接続されたルータ210と、各ゲートウェイ装置3
01,302に接続されたルータ310とが示されてい
る。
【0028】ルータ110は、各ゲートウェイ装置10
1,102についてのソースノードであり、ルータ21
0は、各ゲートウェイ装置201,202,203につい
てのソースノードであり、ルータ310は、各ゲートウ
ェイ装置301,302についてのソースノードであ
る。各ルータ110,210,310は、IPパケット網
INにおいて、他のルータ等のノードを通じて相互に接
続されている。
【0029】〈ゲートウェイ装置の構成〉次に、実施形
態によるVoIPシステムにおけるゲートウェイ装置の
構成を説明する。図1に例示された各ゲートウェイ装置
は同じ構成を有している。このため、例としてゲートウ
ェイ装置101について説明する。
【0030】図2は、ゲートウェイ装置の構成図であ
る。図2において、ゲートウェイ装置101は、中央制
御装置31と、主記憶装置(メインメモリ:MM)32
と、圧縮符号/伸張復号装置(CODEC)33を備えて
いる。
【0031】中央制御装置31は、CPU(Central Pro
cessing Unit),各種のプログラムを記録した記憶装
置,通信制御装置等からなり、CPUが各プログラムを
実行することによって、呼制御やデータ伝送制御等を実
行する。この中央制御装置31が、本発明の読出部,編
集部,送信部,受信部として機能する。
【0032】MM32は、中央制御装置31の作業領域
として利用される。MM32は、局番−IPアドレス−
ゲートウェイ変換表(以下、「変換表」という)34を保
持する。この変換表が本発明のテーブルに相当する。
【0033】図3は、変換表34の説明図である。図3
に示すように、変換表34は、「局番」,「IPアドレ
ス(マルチキャストアドレス)」及び「ゲートウェイ種
別」の各項目からなる複数のレコードを保持している。
【0034】CODEC33は、回線交換機から受信し
たデータを圧縮符号化することによって、パケットに格
納されるパケットデータを生成する。一方、CODEC
33は、IPパケット網INから受信したIPパケット
に含まれたパケットデータを復号・伸張したデータを生
成する。
【0035】〈マルチキャストルータの機能〉次に、マ
ルチキャストルータとして設定されている各ルータ11
0,210,310の機能を説明する。図4は、各ルータ
110,210,310の構成図である。各ルータ11
0,210,310は同じ構成を有しているので、例とし
てルータ210について説明する。
【0036】ルータ210は、中央制御装置41と、主
記憶装置42とを備えている。中央制御装置41は、C
PU,記憶装置(ROM,RAM等)及び通信制御装置等
からなり、記憶装置に格納された各種の制御プログラム
を実行することによって、IPパケットの伝送に関する
制御を実行する。
【0037】例えば、中央制御装置41は、IPパケッ
トを受信すると、そのパケットの宛先IPアドレスを参
照し、宛先に対応する送出ポートからそのIPパケット
を送出する。このとき、IPパケットの宛先IPアドレ
スがマルチキャストアドレスである場合には、中央制御
装置41は、所定のマルチキャストグループに参加して
いる単数または複数の宛先に該当する送出ポートから当
該IPパケットを夫々送出する。
【0038】本実施形態では、ルータ210に直接接続
されている各ゲートウェイ装置201,202,203
が、ルータ210に対応するマルチキャストグループに
参加し得るゲートウェイ装置として設定されている。
【0039】主記憶装置42は、中央制御装置41によ
るプログラム実行の作業領域として使用される。主記憶
装置42は、中央制御装置41が各ゲートウェイ装置2
01,202,203のマルチキャストグループへの参加
/離脱の状態を管理するためのアドレス管理領域43を
保持している。アドレス管理領域43には、マルチキャ
ストグループへ参加しているゲートウェイ装置のIPア
ドレスが格納される。
【0040】以下、ルータ210の中央制御装置41に
よるマルチキャストグループの管理について説明する。
図5(A)は、ゲートウェイ装置のマルチキャストグルー
プへの参加手順の説明図であり、図5(B)は、ゲートウ
ェイ装置のマルチキャストグループへの離脱手順の説明
図である。
【0041】図5(A)に示すように、ルータ210は、
マルチキャストグループへの参加を尋ねるためのメッセ
ージ(HMQメッセージ)を、グループアドレスとしての
IPアドレス“224.0.0.1(ALL SYSTEMS-GROUP)”
宛で定期的に送信する。これによって、HMQメッセー
ジは、マルチキャストグループに参加し得る各ゲートウ
ェイ装置201,202,203に送信される〈1〉。
【0042】各ゲートウェイ装置201,202,203
(の中央制御装置31)は、HMQメッセージを受信する
と、マルチキャストグループへ参加するか否かを判定す
る。このとき、各ゲートウェイ装置201,202,20
3は、マルチキャストグループに参加しないと判定した
場合には、HMQメッセージを無視する。
【0043】例えば、各ゲートウェイ装置201,20
2,203は、回線交換機20に接続された全ての回線
が使用中であったり、回線障害が発生したりしている場
合等の回線交換機20にデータやメッセージを伝送でき
ない状態であるときには、マルチキャストグループに参
加しないと判定する。
【0044】これに対し、各ゲートウェイ装置201,
202,203は、マルチキャストグループへ参加する
場合には、自身のIPアドレスを含むHMQメッセージ
の応答メッセージ(HMRメッセージ)を、ルータ210
へ送信する〈2〉。なお、図5(A)には、ゲートウェイ
装置203のみがマルチキャストグループに参加する場
合が例示されている。
【0045】ルータ210の中央制御装置41は、HM
Qメッセージを送信すると、HMRメッセージ受信用タ
イマの計時を開始し、各ゲートウェイ装置201,20
2,203からHMRメッセージが送信されてくるのを
待つ。
【0046】その後、中央制御装置41は、上記したタ
イマがタイムアウトになる前にHMRメッセージを受信
した場合には、そのHMRメッセージに含まれたIPア
ドレスをアドレス管理領域43に格納する。その後、中
央制御装置41は、マルチキャストが指定されたIPパ
ケットを受信した場合には、そのIPパケットをアドレ
ス管理領域43に格納されたIPアドレス(ゲートウェ
イ装置203)を宛先として送信する(マルチキャストす
る)。
【0047】図5(B)に示すように、マルチキャストグ
ループに参加しているゲートウェイ装置203がマルチ
キャストグループから離脱する場合には、離脱を決定し
た時点でマルチキャストグループから離脱する旨のメッ
セージ(LEAVEメッセージ)を、IPアドレス“22
4.0.0.2(ALL ROUTERS-GROUP)”宛に送出する。これ
によって、LEAVEメッセージは、ルータ210へ送
信される〈3〉。
【0048】ルータ210の中央制御装置41は、LE
AVEメッセージを受信すると、アドレス管理領域43
に格納されたIPアドレスを全て消去する。これによっ
て、ゲートウェイ装置203がマルチキャストグループ
から離脱した状態になる。
【0049】その後、中央制御装置41は、マルチキャ
ストグループに参加しているゲートウェイが存在してい
ないことを確認するためのメッセージ(GS−Qメッセ
ージ)をグループアドレス“224.0.0.1”宛で送信
する。これによって、GS−Qメッセージが、各ゲート
ウェイ装置201,202,203に送信される〈4〉。
【0050】各ゲートウェイ装置201の中央制御装置
31は、GS−Qメッセージを受信した場合、マルチキ
ャストグループへの参加状態を維持し続けるときには、
HMRメッセージをルータ210に送信する〈5:図6
参照〉。一方、中央制御装置31は、マルチキャストグ
ループからの離脱状態を維持し続けるときには、このG
S−Qメッセージを無視する。
【0051】ルータ210の中央制御装置31は、GS
−Qメッセージに応じたHMRメッセージの受信待ちタ
イマがタイムアウトになる前に受信した場合には、その
HMRメッセージに含まれたIPアドレスをアドレス管
理テーブル43に格納する。これによって、ルータ21
0がLEAVEメッセージを受信する前まではマルチキ
ャストグループに参加しているゲートウェイ装置の参加
状態が維持される。
【0052】〈呼設定時の動作〉次に、上述したVoI
Pシステムにおける呼設定時の動作例を説明する。説明
を簡単にする為、図1に示したVoIPシステムの構成
で、以下の条件を仮定する。 (1)回線交換機10の局番は「711」、回線交換機2
0の局番は「722」、回線交換磯30の局番は「73
3」である。また、端末装置1Aの端末番号は「10
0」,端末装置2Aの端末番号は「200」、端末3A
の端末番号は「300」である。 (2)端末装置1Aから端末装置2Aへ呼を接続する場合
には、端末装置1から相手先番号(着呼端末の端末番号)
=722−200とダイヤルする。すると、呼は、ゲー
トウェイ装置101又はゲートウェイ装置102を経由
してIPパケット網INに接続され、その後、ゲートウ
ェイ装置201,ゲートウェイ装置202,ゲートウェ
イ203の何れかを介して回線交換機20の端末2Aに
接続される。 (3)端末装置1Aから端末装置3Aへ呼が接続される場
合は、端末装置1Aにて相手先番号=733−300と
ダイヤルする(局番+端末番号をダイヤルすると相手先
と接続される)。 (4)回線交換機30と回線交換機20とは中継線Cで接
続されており、端末装置3Aと端末装置2Aとは、IP
パケット網INを経由しなくても接続することができ
る。(端末装置3Aから端末装置2Aへ呼を接続する場
合には、相手先番号=722−200とダイヤルする。
但し、中継線は、IPパケット網を介して端末装置3A
と端末装置2Aとを接続できない場合にのみ使用され
る)。
【0053】なお、以下に説明する動作例において、ゲ
ートウェイ装置101が、本発明の第1ゲートウェイ
(ゲートウェイ)に相当し、ゲートウェイ装置201,2
02,203が本発明のゲートウェイ群に相当し、ゲー
トウェイ装置301,302が本発明の第2ゲートウェ
イ群に相当する。
【0054】(第1の動作例)図6及び図7は、呼設定時
における第1の動作例を示すシーケンス図である。図6
において、IPパケット網INでは、各ルータ110,
210,310が定期的にHMQメッセージをグループ
アドレスに対応するゲートウェイ装置群(着呼側ゲート
ウェイ装置となり得るゲートウェイ装置群)へ送信し、
マルチキャストグループへの参加を尋ねる。
【0055】また、マルチキャストグループに参加して
いるゲートウェイ装置は、回線交換機へデータやメッセ
ージを伝達できない状態となった場合には、自身と直接
接続されているルータに対し、LEAVEメッセージを
送信することで、マルチキャストグループから離脱す
る。
【0056】図6では、上述した動作によって、回線交
換機20に接続されたゲートウェイ装置201,202,
203のうち、ゲートウェイ装置202,203がマル
チキャストグループに参加している。この状態で、端末
装置1Aが発呼端末となり、端末装置2Aが着呼端末と
なり、両者の間で呼が設定され、音声通信が行われると
仮定する。
【0057】この場合、端末装置1Aのユーザが、相手
先番号として端末装置2Aへのダイヤル番号「722−
200」をダイヤルする。この相手先番号は、回線交換
機10に入力される(1)。
【0058】回線交換機10は、相手先番号を受け取る
と、呼設定メッセージの送出方向がIPパケット網IN
側であることを公知の手法で認識し、ISDN(Integra
tedService Digital Network)プロトコルで規定されて
いる呼設定メッセージ(相手先番号:722−200)
を、例えばゲートウェイ装置101へ送信する(2)。
【0059】ゲートウェイ装置101が呼設定メッセー
ジ(相手先番号:722−200)を受信すると、ゲー
トウェイ装置101の中央制御装置31は、図8のフロ
ーチャートに示す処理を実行する(3)。
【0060】即ち、図8に示すように、中央制御装置3
1は、回線交換機10から呼設定メッセージを受信する
と(S01)、呼設定メッセージに含まれた相手先番号
「722−200」に対応するIPアドレス(マルチキ
ャストアドレス)を抽出する(S02)。
【0061】即ち、中央制御装置31は、主記憶装置3
2に保持された変換表34(図3参照)を参照する。続い
て、中央制御装置31は、相手先メッセージ「722−
200」に含まれた回線交換機の局番「722」に対応
し、且つゲートウェイ種別が「主ゲートウェイ」に設定
されたIPアドレス“XXX.XXX.XXX.220”
を抽出する。
【0062】次に、中央制御装置31は、抽出したマル
チキャストアドレスを宛先とする着呼可否問い合わせメ
ッセージを含むIPパケットを編集し、IPパケット網
INへ送出する(S03)。
【0063】着呼可否問い合わせメッセージは、着呼側
のゲートウェイ装置となり得る各ゲートウェイ装置(こ
の例では、各ゲートウェイ装置201,202,203)
に対し、呼設定メッセージを回線交換機20へ伝達でき
るか否かを問い合わせるためのメッセージであり、発明
者は“QUERY”と呼んでいる。
【0064】図9(A)は、着信可否問い合わせメッセー
ジのフォーマット説明図である。図9(A)に示すよう
に、着信可否問い合わせメッセージは、情報サイズ長を
格納するフィールドと、ゲートウェイ種別(0:主ゲー
トウェイ,1:予備ゲートウェイ)を格納するフィール
ドとを備えている。
【0065】中央制御装置31は、上記した着信可否問
い合わせメッセージに、所定のIPヘッダを付与するこ
とによって、IPパケットを編集する。IPヘッダに
は、抽出されたマルチキャストアドレス“XXX.XX
X.XXX.220”が設定される。
【0066】その後、中央制御装置31は、着信可否問
い合わせメッセージを含むIPパケットをIPパケット
網INへ送出すると、着信可否問い合わせメッセージの
応答メッセージ(着呼可否問い合わせ応答メッセージ:
発明者は“QUERY CONNECT”と呼んでい
る)の受信待ちタイマによる計時を開始する(S04)。
【0067】図6に戻って、ゲートウェイ装置101か
ら送信された着呼可否問い合わせメッセージは、ルータ
110を経てIPパケット網IN内を伝送されルータ2
10に受信される。ルータ210の中央制御装置41
は、受信したIPパケットの宛先IPアドレスがマルチ
キャストの指定と認識すると、アドレス管理領域43に
格納されているIPアドレスを取り出し、このIPアド
レスを宛先とするゲートウェイ装置へ着呼可否問い合わ
せメッセージを送信する。
【0068】これによって、マルチキャストグループに
参加している各ゲートウェイ装置202,203に着呼
可否問い合わせメッセージが送信される。即ち、ゲート
ウェイ装置101から各ゲートウェイ装置201,20
2,203宛に着呼可否問い合わせメッセージがマルチ
キャストされ、各ゲートウェイ装置202,203にの
み受信される状態となる(4)。
【0069】すると、各ゲートウェイ装置202,20
3は、自身から回線交換機20へデータやメッセージを
着呼させることができるか否かを判定し、できる場合に
は、着呼可否問い合わせ応答メッセージをゲートウェイ
装置101へ送信し、できない場合には、この着呼可否
問い合わせメッセージを無視する。
【0070】図6では、各ゲートウェイ装置202,2
03は、回線交換機20へメッセージ等を着呼させるこ
とができると判定し、着呼可否問い合わせ応答メッセー
ジを含むIPパケットをゲートウェイ装置101へ送信
している。
【0071】図9(B)は、着信可否問い合わせ応答メッ
セージのフォーマット説明図である。図9(B)に示すよ
うに、着信可否問い合わせ応答メッセージは、情報サイ
ズ長を格納するフィールドと、ゲートウェイ種別(0:
主ゲートウェイ,1:予備ゲートウェイ)を格納するフ
ィールドとを備えている。
【0072】ゲートウェイ装置101の中央制御装置3
1は、受信待ちタイマがタイムアウトになる前に着呼可
否問い合わせ応答メッセージを含むIPパケットを受信
した場合には(S05;Y:図8参照)、そのIPパケッ
トの送信元アドレス(ソースアドレス)を宛先として設定
した呼設定メッセージを含むIPパケットを、宛先に該
当する着呼側のゲートウェイ装置へ送信する(S09:
図8参照)。
【0073】即ち、中央制御装置31は、着呼可否問い
合わせ応答メッセージをゲートウェイ装置101に最初
に到達させた(レスポンスが最も早かった)ゲートウェイ
装置を着呼側のゲートウェイ装置として選択し(7)、当
該ゲートウェイ装置へ呼設定メッセージを送信する
(8)。図7の例では、ゲートウェイ装置202が選択さ
れ、ゲートウェイ装置202へ呼設定メッセージを含む
IPパケットが送信される。
【0074】ゲートウェイ装置202がIPパケットを
受信すると、ゲートウェイ装置202の中央制御装置3
1は、受信したIPパケットから呼設定メッセージを抽
出し、その呼設定メッセージに含まれた着呼端末番号
“200”(端末装置2Aの番号)に基づいて、この呼設
定メッセージを回線交換機20へ送信する。
【0075】回線交換機20は、呼設定メッセージを受
信すると、呼設定メッセージに対応する呼設定受付メッ
セージを編集する。編集された呼設定受付メッセージ
は、ゲートウェイ装置202へ送信される(11)。ま
た、回線交換機20では、対向音声通話回線が捕捉さ
れ、これによってRBT(Ring Back Toon)が接続される
(12)。一方、回線交換機20は、端末装置2Aに対
し、呼び出しを行う(13)。
【0076】ゲートウェイ装置202が回線交換機20
から呼設定受付メッセージを受信すると、ゲートウェイ
装置202の中央制御装置31は、呼設定受付メッセー
ジにIPヘッダを付与することによって、IPパケット
を編集する。その後、呼設定受付メッセージが含まれた
IPパケットは、IPパケット網INを通じてゲートウ
ェイ装置101に送信される(14)。
【0077】ゲートウェイ装置101がIPパケットを
受信すると、ゲートウェイ装置101の中央制御装置3
1は、受信したIPパケットから呼設定受付メッセージ
を抽出し、抽出した呼設定受付メッセージを回線交換機
10へ送信する(15)。
【0078】ところで、対向音声通話回線に接続された
RBTは、ゲートウェイ装置202に渡される(16)。
すると、ゲートウェイ装置202の中央制御装置31
は、RBTをCODEC33によって圧縮符号化し、圧
縮符号化されたRBTを含むIPパケットを編集してゲ
ートウェイ装置101へ送信する(17)。
【0079】ゲートウェイ装置101がRBT音声パケ
ットをIPパケット網INを通じて受信すると、ゲート
ウェイ装置101の中央制御装置31は、受信したRB
T音声パケット内の音声パケットデータをCODEC3
3によってRBTに復号する。 復号されたRBTは、
ゲートウェイ装置101のTDMインターフェースを通
じて回線交換機10に伝送され、回線交換機10のネッ
トワーク回路を介して、端末装置1Aの回線回路に渡さ
れる(18)。
【0080】一方、回線交換機20が端末装置2Aを呼
び出すと(13)、端末装置2Aのリンガが鳴動する(1
9)。これに対し、端末装置2Aのユーザが応答操作を
行うと(20)、応答信号が端末装置2Aから回線交換機
20に入力される(21)。すると、回線交換機20は、
端末装置2Aの応答を検出し、応答メッセージを編集
し、ゲートウェイ装置202へ送信する(22)。
【0081】ゲートウェイ装置202の中央制御装置3
1は、応答メッセージを受信すると、この応答メッセー
ジを含むIPパケットを編集し、IPパケット網INへ
送信する(23)。このIPパケットは、IPパケット網
INを通じてゲートウェイ装置101に受信される。ゲ
ートウェイ装置101の中央制御装置31は、受信した
IPパケットから応答メッセージを抽出し、回線交換機
10へ渡す(24)。
【0082】以上説明した呼設定手順(シグナリング手
順)によって、端末装置1Aと端末装置2Aとの間に呼
が設定され、端末装置1Aと端末装置2Aとが通話中状
態となる。その後、端末装置1Aと端末装置2Aとの間
で相互に音声を送受信することができる。
【0083】(第2の動作例)上述した第1の動作例で
は、ゲートウェイ装置101から着呼可否問い合わせメ
ッセージが送信された場合に、各ゲートウェイ装置20
2,203が着呼可否問い合わせ応答メッセージを返送
した場合について説明した。
【0084】第2の動作例は、ゲートウェイ装置101
が着呼可否問い合わせメッセージを送信した場合に、着
呼可否問い合わせ応答メッセージが返送されなかった場
合の動作について、第1の動作例に則して説明する。図
10は、第2の動作例を示すシーケンス図である。
【0085】図10に示すように、ゲートウェイ装置1
01の中央制御装置31は、着呼可否問い合わせメッセ
ージを各ゲートウェイ装置201,202,203へ向け
て送信する。
【0086】その後、中央制御装置31は、受信待ちタ
イマがタイムアウトになるまでに各ゲートウェイ装置2
01,202,203から着呼可否問い合わせ応答メッセ
ージを受信しなかった場合(図8のS06;N)には、相
手先番号に対応するIPアドレス(マルチキャストアド
レス)を変換表34から抽出する(図8のS07)。
【0087】即ち、中央制御装置31は、相手先番号に
含まれた着呼端末番号に対応し、且つゲートウェイ種別
が「予備ゲートウェイ」であるIPアドレス“XXX.
XXX.XXX.330”を抽出する。
【0088】続いて、中央制御装置31は、抽出したI
Pアドレスを宛先とする着呼可否問い合わせメッセージ
を含むIPパケットを編集し、このIPパケットをIP
パケット網INへ送出する(図8のS08)。
【0089】これによって、主ゲートウェイ装置群(ゲ
ートウェイ装置201,202,203)に対する予備ゲ
ートウェイ群(ゲートウェイ装置301,302)へ着呼
可否問い合わせメッセージを含むIPパケットがマルチ
キャストされる。
【0090】即ち、当該IPパケットは、IPパケット
網INを通じてルータ310まで伝送される。ルータ3
10の中央制御装置41は、当該IPパケットを受信す
ると、アドレス管理テーブル43に格納されているIP
アドレスを抽出し、抽出したIPアドレスを宛先とし
て、この着呼可否問い合わせメッセージを含むIPパケ
ットをマルチキャストする。
【0091】これによって、予備ゲートウェイ装置群の
うち、マルチキャストグループに参加している各ゲート
ウェイ装置のみへIPパケットがマルチキャストされ
る。このとき、例えば、ゲートウェイ装置301のみが
マルチキャストグループに参加している場合には、図1
0に示すように、ゲートウェイ装置301にのみ当該I
Pパケットが送信される。
【0092】その後、ゲートウェイ装置301がIPパ
ケットに含まれた着呼可否問い合わせメッセージに対応
する着呼可否問い合わせ応答メッセージを含むIPパケ
ットを送信した場合には、このIPパケットは、IPパ
ケット網INを通じてゲートウェイ装置101に受信さ
れる。
【0093】すると、ゲートウェイ装置101は、第1
の動作例にて説明したように、呼設定メッセージを含む
IPパケットをゲートウェイ装置301へ送信する。ゲ
ートウェイ装置301は、IPパケットを受信すると、
そのIPパケットに含まれた呼設定メッセージを回線交
換機30に送信する。
【0094】回線交換機30は、呼設定メッセージを受
信すると、その呼設定メッセージに含まれた着呼端末番
号に基づいて、呼設定メッセージを中継線Cを通じて回
線交換機20へ伝送する。
【0095】これによって、端末装置1A−回線交換機
10−ゲートウェイ装置101−ゲートウェイ装置30
1−回線交換機30−回線交換機20−端末装置2Aの
メッセージ及びデータの伝送ルートが確立する。
【0096】回線交換機20は、回線交換機30から呼
設定メッセージを受信すると、第1の動作例と同様に、
呼設定受付メッセージを回線交換機30へ送出するとと
もに、端末装置2Aを呼び出す。
【0097】その後、上述したルートを通じてRBT
(RBT音声パケット),呼設定受付メッセージ,応答
(応答メッセージ)が伝送され(図7参照)、端末装置1A
と端末装置2Aとの間の呼が設定・確立され、音声通信
が行われる。
【0098】なお、ゲートウェイ装置101が各ゲート
ウェイ装置301,302のいずれからも着呼可否問い
合わせ応答メッセージを受信しなかった場合には、呼設
定ができないものとして、VoIPシステムにおいて、
この呼設定処理(シグナリング手順)を終了させるための
処理が実行される。
【0099】〈第1実施形態の作用〉第1実施形態によ
ると、発呼側のゲートウェイ装置は、着呼側のゲートウ
ェイ装置へ呼設定メッセージを送信する前に、着呼側の
ゲートウェイ装置となり得るゲートウェイ装置群へ着呼
可否問い合わせメッセージを送信し、最初に着呼可否問
い合わせ応答メッセージが到達したゲートウェイ装置を
着呼側のゲートウェイ装置として呼設定メッセージを送
信する。
【0100】これによって、発呼側のゲートウェイ装置
は、確実に呼設定メッセージを回線交換機へ送信するこ
とができるゲートウェイ装置へ呼設定メッセージを送信
することができる。即ち、適正なルートで呼設定メッセ
ージを伝達することができる。 このため、従来のよう
に、発呼側のゲートウェイ装置が呼設定メッセージを再
送信しなくて済む。従って、呼設定メッセージが繰り返
しIPパケット網へ再送信されることによるIPパケッ
ト網の負荷上昇や、データ及びメッセージの遅延を防止
することができる。
【0101】また、着呼可否問い合わせ応答メッセージ
が最も早く発呼側のゲートウェイ装置に到達したゲート
ウェイ装置へ呼設定メッセージが送信されるので、メッ
セージを最も短時間で伝送できるルートで呼設定メッセ
ージを伝送することができる。
【0102】なお、本実施形態では、着信可否問い合わ
せ応答メッセージが最も早く到達したゲートウェイ装置
を呼設定メッセージを送信すべきゲートウェイ装置とし
て決定している。これに代えて、発呼側のゲートウェイ
装置の中央制御装置31が、着呼可否問い合わせ応答メ
ッセージを受信したゲートウェイ装置の中から他の手法
によって、呼設定メッセージを送信すべきゲートウェイ
装置を決定しても良い。
【0103】即ち、発呼側のゲートウェイ装置は、着呼
可否問い合わせ応答メッセージが到着した順番をトリガ
ーに、どのゲートウェイを選択するかを決定する事が可
能であるため、生起した呼の緊急性有り/緊急性無し、
又はデータ量が多い/データ量が少ない等で順番を決定
することもできる。
【0104】また、本実施形態では、予備ゲートウェイ
として、ゲートウェイ装置301,302が設定され、
これらのゲートウェイ装置301,302に着信可否問
い合わせメッセージがマルチキャストされるようになっ
ている。これに代えて、ゲートウェイ装置301のみが
予備ゲートウェイ(本発明の第2ゲートウェイ)として設
定され、発呼側のゲートウェイ装置がタイマがタイムア
ウトになる前に着呼可否問い合わせ応答メッセージを受
信しなかった場合には、ゲートウェイ装置301へ呼設
定メッセージが送信されるようにしても良い。
【0105】〔第2実施形態〕次に、本発明の第2実施
形態を説明する。第2実施形態は、第1実施形態と共通
点を有するので、主として第1実施形態との相違点につ
いて説明する。第2実施形態では、図1に示した各ゲー
トウェイ装置101,102,201,202,203,3
01,302に対する設定が異なる。
【0106】例えば、ゲートウェイ装置101を例とし
て説明すると、ゲートウェイ装置101の主記憶装置3
2(図2参照)は、回線交換機10から呼設定メッセージ
を受信した場合に、その呼設定メッセージに含まれた相
手先番号に対応するIPアドレスを保持している。この
IPアドレスは、呼設定メッセージを最初に送信すべき
ゲートウェイ装置のIPアドレス(例えば、ゲートウェ
イ装置201のIPアドレス)である。
【0107】第1実施形態のように、端末装置1Aと端
末装置2Aとの間で呼設定処理(シグナリング手順)が実
行される場合において、ゲートウェイ装置101が呼設
定メッセージを受信すると、ゲートウェイ装置101の
中央制御装置31は、図11のフローチャートに示す処
理を実行する。
【0108】即ち、中央制御装置31は、呼設定メッセ
ージを受信すると(S201)、受信した呼設定メッセー
ジに含まれた相手先番号に対応するIPアドレス(ゲー
トウェイ装置201のIPアドレス)を主記憶装置32
から読み出す(S202)。
【0109】次に、中央制御装置31は、このIPアド
レスを呼設定メッセージを含むIPパケットに宛先IP
アドレスとして設定し(S203)、その後、このIPパ
ケットをIPパケット網INへ送出する(S204)。
【0110】その後、中央制御装置31は、ゲートウェ
イ装置201から呼設定受付メッセージが送信されてく
るのを待ち(S205,S206,S207)、ゲートウェ
イ装置201から呼設定受付メッセージを含むIPパケ
ットを受信した場合(S207;Y)には、その呼設定受
付メッセージを回線交換機10へ送信することで、呼設
定処理を進める(S208)。
【0111】これに対し、中央制御装置31は、呼設定
受付メッセージの代わりに、呼設定メッセージを回線交
換機20へ伝達できない旨のメッセージをゲートウェイ
装置201から受信した場合(S209;Y)には、その
後の処理として、第1実施形態にて説明した図8に示し
たS02〜S09の処理を実行する(S210)。
【0112】以上説明した第2実施形態のように、発呼
側のゲートウェイ装置が、呼設定メッセージを予め定め
られた着呼側のゲートウェイ装置へ送信し、このゲート
ウェイ装置が呼設定メッセージを回線交換機へ伝達でき
ない場合に、着呼可否問い合わせメッセージをマルチキ
ャストするようにしても良い。
【0113】〔第3実施形態〕次に、本発明の第3実施
形態を説明する。第3実施形態は、第2実施形態と共通
点を有するので、主として第2実施形態との相違点につ
いて説明する。第3実施形態では、図1に示した各ゲー
トウェイ装置101,102,201,202,203,3
01,302に対する設定が異なる。
【0114】即ち、第3実施形態では、第2実施形態と
同様に、発呼側のゲートウェイ装置が、呼設定メッセー
ジを所定のゲートウェイ装置に送信する。但し、発呼側
のゲートウェイ装置は、所定のゲートウェイ装置に対す
る呼接続の成功率が所定値を上回っている場合にのみ、
呼設定メッセージを所定のゲートウェイ装置へ送信す
る。
【0115】即ち、発呼側のゲートウェイ装置の中央制
御装置31は、呼設定メッセージを回線交換機から受信
した場合には、図12のフローチャートに示す処理を実
行する。
【0116】発呼側のゲートウェイ装置の中央制御装置
31は、呼設定メッセージを受信すると(S301)、主
記憶装置32に保持されている成功率を参照する(S3
02)。この成功率は、現時点から或る時点まで遡った
時間枠において、相手先番号に対応するIPアドレスへ
呼設定メッセージを送信した場合における呼接続の成功
率を示す。
【0117】例えば、発呼側のゲートウェイ装置がゲー
トウェイ装置101であり、相手先番号に対応するIP
アドレスとしてゲートウェイ装置201のIPアドレス
が設定されている場合には、ゲートウェイ装置201が
ゲートウェイ装置101から受け取った呼設定メッセー
ジを回線交換機20へ伝達できた場合が「成功」,でき
なかった場合が「失敗」とされ、上記成功率がゲートウ
ェイ装置101の主記憶装置32に保持される。
【0118】中央制御装置31は、主記憶装置32に保
持された成功率が所定値を上回っている場合(S30
3;Y)には、相手先番号に対応するIPアドレスを有
するゲートウェイ装置(ゲートウェイ装置202)へ呼設
定メッセージをユニキャストする(S304)。これに対
し、成功率が所定値を上回っていない場合には、相手先
番号に対応するマルチキャストアドレスを有するゲート
ウェイ装置群へ着呼可否問い合わせメッセージをマルチ
キャストする(S305)。
【0119】呼設定メッセージをユニキャストした場合
には、中央制御装置31は、呼設定メッセージに応じた
呼設定受付メッセージを所定時間内に受信したか否かに
よって、ゲートウェイ装置202と回線交換機20との
呼接続の成否を判定する(S306)。
【0120】その後、中央制御装置31は、成否の判定
結果に応じて、主記憶装置32に保持された成功率の値
を更新する(S307)。 〔その他〕なお、本発明による呼設定方法では、IPパ
ケット網は、ゲートウェイ群中の各ゲートウェイについ
て、着呼可否問い合わせメッセージを受信するためのマ
ルチキャストグループへの参加又は離脱の状態を管理
し、第1ゲートウェイから着呼可否問い合わせメッセー
ジを受信した場合に、ゲートウェイ群のうち、マルチキ
ャストグループへ参加しているゲートウェイのみへ着呼
可否問い合わせメッセージをマルチキャストするように
しても良い。
【0121】また、第1ゲートウェイは、着呼可否問い
合わせ応答メッセージを送信したゲートウェイのうち、
着呼可否問い合わせ応答メッセージが最も早く第1ゲー
トウェイに到達したゲートウェイを、呼設定メッセージ
を送信すべきゲートウェイとして選択するようにしても
良い。
【0122】また、ゲートウェイ群中の各ゲートウェイ
は、第1ゲートウェイから送信される呼設定メッセージ
を第2回線交換網へ伝達できない場合に、マルチキャス
トグループから離脱するようにしても良い。
【0123】また、ゲートウェイ群中の各ゲートウェイ
装置は、第1ゲートウェイから送信される呼設定メッセ
ージを第2回線交換網へ伝達可能な場合に、マルチキャ
ストグループに参加するようにしても良い。
【0124】また、第1ゲートウェイは、着呼可否問い
合わせ応答メッセージを前記ゲートウェイ群から受信で
きなかった場合には、第2回線交換網に接続された第3
回線交換網とIPパケット網とを接続する第2ゲートウ
ェイへ呼設定メッセージを送信し、第2ゲートウェイ
は、第1ゲートウェイから送信された呼設定メッセージ
を受信した場合には、その呼設定メッセージを第3回線
交換網へ送信し、第3回線交換網は、第2ゲートウェイ
から呼設定メッセージを受信した場合に、その呼設定メ
ッセージを第2回線交換網へ送信するようにしても良
い。
【0125】また、第1ゲートウェイは、着呼可否問い
合わせ応答メッセージをゲートウェイ群から受信できな
かった場合には、第2回線交換網に接続された第3回線
交換網とIPパケット網とを接続する第2ゲートウェイ
群へ向けて着呼可否問い合わせメッセージを送出し、I
Pパケット網は、第1ゲートウェイから着呼可否問い合
わせメッセージを受信した場合に、その着呼可否問い合
わせメッセージを第2ゲートウェイ群へマルチキャスト
し、第2ゲートウェイ群中の各ゲートウェイは、着呼可
否問い合わせメッセージを受信した場合に、呼設定メッ
セージを第3回線交換網へ伝達可能な状態であるときに
は、着呼可否問い合わせ応答メッセージを第1ゲートウ
ェイ装置へ送信し、第1ゲートウェイ装置は、着呼可否
問い合わせ応答メッセージを送信した第2ゲートウェイ
群中のゲートウェイの中から呼設定メッセージを送信す
べきゲートウェイを選択し、選択したゲートウェイ装置
へ呼設定メッセージを送信し、選択されたゲートウェイ
は、第1ゲートウェイから送信された呼設定メッセージ
を受信した場合には、その呼設定メッセージを第3回線
交換網へ送信し、第3回線交換網は、第2ゲートウェイ
から呼設定メッセージを受信した場合に、その呼設定メ
ッセージを第2回線交換網へ送信するようにしても良
い。
【0126】また、IPパケット網は、第2ゲートウェ
イ群中の各ゲートウェイについて、着呼可否問い合わせ
メッセージを受信するためのマルチキャストグループへ
の参加又は離脱の状態を管理し、第1ゲートウェイから
着呼可否問い合わせメッセージを受信した場合に、第2
ゲートウェイ群のうち、マルチキャストグループへ参加
しているゲートウェイのみへ着呼可否問い合わせメッセ
ージをマルチキャストするようにしても良い。
【0127】また、第1ゲートウェイは、第1回線交換
網から呼設定メッセージを受信してから着呼可否問い合
わせメッセージを送信する前に、ゲートウェイ群中の特
定のゲートウェイへ呼設定メッセージを送信し、この特
定のゲートウェイが呼設定メッセージを第2回線交換網
へ伝達できない場合に、ゲートウェイ群へ着呼可否問い
合わせメッセージを送信するようにしても良い。
【0128】また、第1ゲートウェイは、ゲートウェイ
群中の特定のゲートウェイから第2回線交換網への呼設
定メッセージの伝達に関するデータを保持し、第1回線
交換網から呼設定メッセージを受信した場合に、保持し
たデータに基づいて、特定のゲートウェイへ呼設定メッ
セージを送信するか,またはゲートウェイ群へ向けて着
呼可否問い合わせメッセージを送信するかを選択するよ
うにしても良い。
【0129】また、本発明は、回線交換網とIPパケッ
ト網とを接続するゲートウェイとして構成することもで
きる。本発明によるゲートウェイ装置は、回線交換網と
他の回線交換網との間でIPパケット網を通じた呼が設
定される場合に回線交換網から送信される呼設定メッセ
ージの宛先に対応するマルチキャストアドレスを保持す
るテーブルと、回線交換網から呼設定メッセージを受信
したときに、この呼設定メッセージの宛先に対応するマ
ルチキャストアドレスをテーブルから読み出す読出部
と、着呼可否問い合わせメッセージを含み、且つ読み出
されたマルチキャストアドレスが宛先として設定された
パケットを編集する編集部と、編集されたパケットをI
Pパケット網へ送出する送信部とを備える。マルチキャ
ストアドレスは、他の回線交換網とIPパケット網とを
接続する複数の他のゲートウェイの各アドレスであり、
着呼可否問い合わせメッセージは、他のゲートウェイの
夫々に、呼設定メッセージを受信した場合にその呼設定
メッセージを他の回線交換網へ伝達可能か否かを問い合
わせるためのメッセージである。
【0130】また、本発明によるゲートウェイは、編集
されたIPパケットがIPパケット網へ送出された後、
着呼可否問い合わせメッセージに対応する着呼可否問い
合わせ応答メッセージを受信する受信部をさらに備え、
送信部が受信部によって着呼可否問い合わせ応答メッセ
ージが受信された場合にこの着呼可否問い合わせ応答メ
ッセージを送信した他のゲートウェイ装置へ呼設定メッ
セージを送信するようにしても良い。
【0131】
【発明の効果】本発明によるネットワークシステムの呼
設定方法によれば、発呼側の回線交換網からの呼設定メ
ッセージが繰り返し再送信されることが防止される。こ
のため、再送信の繰り返しによるIPパケット網の負荷
上昇が防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態によるネットワークシステム
の構成図
【図2】図1に示したゲートウェイ装置の構成図
【図3】図2に示した変換表の説明図
【図4】図1に示したマルチキャストルータの構成図
【図5】マルチキャストグループへの参加/離脱手順の
説明図
【図6】図1に示したネットワークシステムにおける第
1の動作例の説明図
【図7】第1の動作例の説明図
【図8】第1の動作例における発呼側のゲートウェイ装
置による処理を示すフローチャート
【図9】着呼可否問い合わせメッセージ及び着呼可否問
い合わせ応答メッセージのフォーマット説明図
【図10】第2の動作例の説明図
【図11】第2実施形態における発呼側のゲートウェイ
装置による処理を示すフローチャート
【図12】第3実施形態における発呼側のゲートウェイ
装置による処理を示すフローチャート
【図13】従来技術の説明図
【符号の説明】
C 中継線 IN IPパケット網 1A,2A,3A 端末装置 10,20,30 回線交換機 31 中央制御装置 32 主記憶装置 33 CODEC 34 変換表 41 中央制御装置 42 主記憶装置 43 アドレス管理領域 101,102,201,202,203,301,302
ゲートウェイ装置 110,210,310 ルータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04M 3/00 H04L 13/00 307A 3/42 Fターム(参考) 5K024 AA01 DD05 GG03 5K030 HA02 HA08 HB11 HC01 HD03 HD05 KX26 KX28 LB02 LB05 5K033 CB01 CB04 CB08 CB13 DA05 DB18 5K034 EE09 FF11 LL01 NN22 5K051 AA03 BB01 CC01 CC02 DD01 FF16 GG03 HH13 HH18 HH27

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1回線交換網と、IPパケット網と、第
    1回線交換網とIPパケット網とを接続する第1ゲート
    ウェイと、第2回線交換網と、第2回線交換網とIPパ
    ケット網とを夫々接続するゲートウェイ群とを備えたネ
    ットワークシステムの呼設定方法であって、 第1回線交換網が発呼側となり、第2回線交換網が着呼
    側となり、第1回線交換網と第2回線交換網との間でI
    Pパケット網を通じた呼が設定される場合に、第1ゲー
    トウェイは、第1回線交換網から呼設定メッセージを受
    け取ったときに、この呼設定メッセージを第2回線交換
    網へ伝達可能なゲートウェイを特定するために、着呼可
    否問い合わせメッセージをIPパケット網へ送信し、 IPパケット網は、第1ゲートウェイ装置から受信した
    着呼可否問い合わせメッセージをゲートウェイ群へマル
    チキャストし、 ゲートウェイ群中の各ゲートウェイは、着呼可否問い合
    わせメッセージを受信した場合に、呼設定メッセージを
    第2回線交換網へ伝達可能な状態であるときには、着呼
    可否問い合わせ応答メッセージを第1ゲートウェイ装置
    へ送信し、 第1ゲートウェイ装置は、着呼可否問い合わせ応答メッ
    セージを送信したゲートウェイの中から呼設定メッセー
    ジを送信すべきゲートウェイを選択し、選択したゲート
    ウェイ装置へ呼設定メッセージを送信するネットワーク
    システムの呼設定方法。
  2. 【請求項2】前記IPパケット網は、前記ゲートウェイ
    群中の各ゲートウェイについて、着呼可否問い合わせメ
    ッセージを受信するためのマルチキャストグループへの
    参加又は離脱の状態を管理し、前記第1ゲートウェイか
    ら着呼可否問い合わせメッセージを受信した場合に、前
    記ゲートウェイ群のうち、マルチキャストグループへ参
    加しているゲートウェイのみへ着呼可否問い合わせメッ
    セージをマルチキャストする請求項1記載のネットワー
    クシステムの呼設定方法。
  3. 【請求項3】前記第1ゲートウェイは、着呼可否問い合
    わせ応答メッセージを送信したゲートウェイのうち、着
    呼可否問い合わせ応答メッセージが最も早く第1ゲート
    ウェイに到達したゲートウェイを、呼設定メッセージを
    送信すべきゲートウェイとして選択する請求項1又は2
    記載のネットワークシステムの呼設定方法。
  4. 【請求項4】前記ゲートウェイ群中の各ゲートウェイ
    は、第1ゲートウェイから送信される呼設定メッセージ
    を第2回線交換網へ伝達できない場合に、前記マルチキ
    ャストグループから離脱する請求項2記載のネットワー
    クシステムの呼設定方法。
  5. 【請求項5】前記ゲートウェイ群中の各ゲートウェイ装
    置は、第1ゲートウェイから送信される呼設定メッセー
    ジを第2回線交換網へ伝達可能な場合に、前記マルチキ
    ャストグループに参加する請求項2記載のネットワーク
    システムの呼設定方法。
  6. 【請求項6】前記第1ゲートウェイは、着呼可否問い合
    わせ応答メッセージを前記ゲートウェイ群から受信でき
    なかった場合には、第2回線交換網に接続された第3回
    線交換網とIPパケット網とを接続する第2ゲートウェ
    イへ呼設定メッセージを送信し、 第2ゲートウェイは、第1ゲートウェイから送信された
    呼設定メッセージを受信した場合には、その呼設定メッ
    セージを第3回線交換網へ送信し、 第3回線交換網は、第2ゲートウェイから呼設定メッセ
    ージを受信した場合に、その呼設定メッセージを第2回
    線交換網へ送信する請求項1記載のネットワークシステ
    ムの呼設定方法。
  7. 【請求項7】前記第1ゲートウェイは、着呼可否問い合
    わせ応答メッセージを前記ゲートウェイ群から受信でき
    なかった場合には、第2回線交換網に接続された第3回
    線交換網とIPパケット網とを接続する第2ゲートウェ
    イ群へ向けて着呼可否問い合わせメッセージを送出し、 IPパケット網は、第1ゲートウェイから着呼可否問い
    合わせメッセージを受信した場合に、その着呼可否問い
    合わせメッセージを第2ゲートウェイ群へマルチキャス
    トし、 第2ゲートウェイ群中の各ゲートウェイは、着呼可否問
    い合わせメッセージを受信した場合に、呼設定メッセー
    ジを第3回線交換網へ伝達可能な状態であるときには、
    着呼可否問い合わせ応答メッセージを第1ゲートウェイ
    装置へ送信し、 第1ゲートウェイ装置は、着呼可否問い合わせ応答メッ
    セージを送信した第2ゲートウェイ群中のゲートウェイ
    の中から呼設定メッセージを送信すべきゲートウェイを
    選択し、選択したゲートウェイ装置へ呼設定メッセージ
    を送信し、 選択されたゲートウェイは、第1ゲートウェイから送信
    された呼設定メッセージを受信した場合には、その呼設
    定メッセージを第3回線交換網へ送信し、 第3回線交換網は、第2ゲートウェイから呼設定メッセ
    ージを受信した場合に、その呼設定メッセージを第2回
    線交換網へ送信する請求項1記載のネットワークシステ
    ムの呼設定方法。
  8. 【請求項8】前記IPパケット網は、前記第2ゲートウ
    ェイ群中の各ゲートウェイについて、着呼可否問い合わ
    せメッセージを受信するためのマルチキャストグループ
    への参加又は離脱の状態を管理し、前記第1ゲートウェ
    イから着呼可否問い合わせメッセージを受信した場合
    に、前記第2ゲートウェイ群のうち、マルチキャストグ
    ループへ参加しているゲートウェイのみへ着呼可否問い
    合わせメッセージをマルチキャストする請求項7記載の
    ネットワークシステムの呼設定方法。
  9. 【請求項9】前記第1ゲートウェイは、第1回線交換網
    から呼設定メッセージを受信してから着呼可否問い合わ
    せメッセージを送信する前に、前記ゲートウェイ群中の
    特定のゲートウェイへ呼設定メッセージを送信し、この
    特定のゲートウェイが呼設定メッセージを第2回線交換
    網へ伝達できない場合に、前記ゲートウェイ群へ着呼可
    否問い合わせメッセージを送信する請求項1記載のネッ
    トワークシステムの呼設定方法。
  10. 【請求項10】前記第1ゲートウェイは、前記ゲートウ
    ェイ群中の特定のゲートウェイから第2回線交換網への
    呼設定メッセージの伝達に関するデータを保持し、前記
    第1回線交換網から呼設定メッセージを受信した場合
    に、前記データに基づいて、前記特定のゲートウェイへ
    呼設定メッセージを送信するか,または前記ゲートウェ
    イ群へ向けて着呼可否問い合わせメッセージを送信する
    かを選択する請求項1記載のネットワークシステムの呼
    設定方法。
  11. 【請求項11】回線交換網とIPパケット網とを接続す
    るゲートウェイであって、 前記回線交換網と他の回線交換網との間でIPパケット
    網を通じた呼が設定される場合に前記回線交換網から送
    信される呼設定メッセージの宛先に対応するマルチキャ
    ストアドレスを保持するテーブルと、 前記回線交換網から呼設定メッセージを受信したとき
    に、この呼設定メッセージの宛先に対応するマルチキャ
    ストアドレスを前記テーブルから読み出す読出部と、 着呼可否問い合わせメッセージを含み、且つ読み出され
    たマルチキャストアドレスが宛先として設定されたパケ
    ットを編集する編集部と、 編集されたパケットをIPパケット網へ送出する送信部
    とを備え、 前記マルチキャストアドレスは、他の回線交換網とIP
    パケット網とを接続する複数の他のゲートウェイの各ア
    ドレスであり、 前記着呼可否問い合わせメッセージは、前記他のゲート
    ウェイの夫々に、呼設定メッセージを受信した場合にそ
    の呼設定メッセージを他の回線交換網へ伝達可能か否か
    を問い合わせるためのメッセージであるゲートウェイ。
  12. 【請求項12】前記編集されたIPパケットがIPパケ
    ット網へ送出された後、前記着呼可否問い合わせメッセ
    ージに対応する着呼可否問い合わせ応答メッセージを受
    信する受信部をさらに備え、 前記送信部は、前記受信部によって着呼可否問い合わせ
    応答メッセージが受信された場合に、この着呼可否問い
    合わせ応答メッセージを送信した他のゲートウェイ装置
    へ呼設定メッセージを送信する請求項11記載のゲート
    ウェイ。
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