JP2000235940A - 素子巻機 - Google Patents

素子巻機

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JP2000235940A
JP2000235940A JP11037064A JP3706499A JP2000235940A JP 2000235940 A JP2000235940 A JP 2000235940A JP 11037064 A JP11037064 A JP 11037064A JP 3706499 A JP3706499 A JP 3706499A JP 2000235940 A JP2000235940 A JP 2000235940A
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JP
Japan
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wound
air
core
dehumidified
heated
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Pending
Application number
JP11037064A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Fujita
弘幸 藤田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takaoka Toko Co Ltd
Original Assignee
Takaoka Electric Mfg Co Ltd
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Publication date
Application filed by Takaoka Electric Mfg Co Ltd filed Critical Takaoka Electric Mfg Co Ltd
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Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 巻き取られた状態の材料に吸着・吸収された
水分を除去することは困難であり、巻回素子の乾燥には
長時間を要することとなっている点に鑑み、巻回素子の
乾燥工程を短縮することを目的とする。 【解決手段】 プラスチックフィルムが巻かれた4本の
材料ロール1、電極箔が巻かれた2本の材料ロール2か
ら、計6枚の材料3(プラスチックフィルム4枚と電極
箔2枚)を引き出し、送りローラ4を介して巻芯5で巻
き取る。周囲の空気を除湿装置6により加熱・除湿し、
材料3に直接空気が当たるように設けられた送風口7か
ら吹き流す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本技術はシート状の材料を巻
き取り、巻回形電気素子を形成する素子巻機に関し、特
にプラスチックフィルムを巻回する場合に好適な素子巻
機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、シート状の材料を巻き取った材料
ロールと、材料ロールから引き出された材料を破れ・し
わなどの無いように安定して送るため材料と接触するよ
うに配された送りローラーと、材料を巻き取り巻回素子
を形成する巻芯とを有する素子巻機により、巻回素子を
製作している。製作された巻回素子は、乾燥工程により
水分を除去した後に樹脂含浸、あるいはケースに収納さ
れ乾燥工程を経て絶縁流体中に浸される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】水分の存在は巻回素子
の特性を低下させるため、樹脂含浸や絶縁流体含浸によ
って外界と隔絶される前に、巻回素子の水分を除去する
ことは必要不可欠の要素であるが、巻き取られた材料に
吸着・吸収された水分を除去することは困難であり、と
りわけ透湿性の無いプラスチックフィルムを用いた場
合、その傾向は更に顕著になる。そのため、巻回素子の
乾燥工程を短縮する試みは各種なされているものの、巻
回素子の乾燥には長時間を要することとなっている。そ
こで、本発明はこの点に鑑み、巻回素子の乾燥工程を短
縮することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明においては、材料ロールと、前
記材料ロールから引き出されて巻回されていない状態の
材料を巻き取る巻芯とを有する素子巻機において、前記
材料を前記巻芯が巻き取る前に除湿する除湿手段を設け
る。請求項2記載の発明においては、前記除湿手段とし
て、前記材料に除湿されたガスを吹き付ける除湿装置を
設ける。請求項3記載の発明においては、前記除湿手段
として、内側の雰囲気が除湿された空調ブースを設け
る。請求項4記載の発明においては、前記除湿手段とし
て、前記材料と接触して前記材料を前記巻芯に送る加熱
された送りローラーを設ける。
【0005】乾燥工程を短縮するためには、取りも直さ
ず巻回素子に含まれる水分を事前に除去することが望ま
しいが、材料ロール、巻回素子いずれの状態においても
材料は巻かれた状態にあり、水分の除去は困難である。
しかしながら、材料ロールから巻芯へと向かう間は、唯
一材料が巻かれていない状態となるため、水分除去を行
うのに好適である。本発明はこの点に着目し、材料ロー
ルから巻芯に材料を巻き取り巻回素子を製造するにあた
り、材料ロールから引き出され巻芯に巻き取られる間
に、材料に除湿されたガスを吹き付けたり、材料を加熱
・除湿された空調ブース内を通したり、送りローラを加
熱したりする等の、材料の水分を除去する手段を素子巻
機に付加する事により、上記課題を解決するものであ
る。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態の一例を図1
に示す。プラスチックフィルムが巻かれた4本の材料ロ
ール1、電極箔が巻かれた2本の材料ロール2から計6
枚の材料3(プラスチックフィルム4枚と電極箔2枚)
を引き出し、送りローラ4を介して巻芯5で巻き取る。
周囲の空気を除湿装置6により加熱・除湿し、材料3に
直接空気が当たるように設けられた送風口7から吹き流
す。送風口7から絶えず新たな加熱・除湿された空気が
材料3に吹き付けているため、材料3の表面に吸着した
水分が空気中に放出される事により材料3は除湿され
る。送風口7から他の除湿されたガス、例えば工業用窒
素などを加熱して吹き流す事によっても同様の効果を得
ることができるが、窒息などの不慮の事故を招く可能性
があるため、空気の使用が好適である。
【0007】本発明の実施の形態の他の例を図2に示
す。プラスチックフィルムが巻かれた4本の材料ロール
1、電極箔が巻かれた2本の材料ロール2から計6枚の
材料3(プラスチックフィルム4枚と電極箔2枚)を引
き出し、送りローラ4を介して巻芯5で巻き取る。空調
ブース8内は外界と半密閉状態になっており、除湿装置
6により60度程度に加熱・除湿された雰囲気となって
いる。材料3は、空調ブース8内の加熱・除湿され相対
湿度が低くなっている空気と接触することにより、その
表面に吸着している水分を空気中に放出する。素子巻作
業者の作業環境を考えると、外部への放熱と除湿効率の
観点から、空調ブース8内の空気を循環させる方法を取
ることが好ましい。エアタンクやエアボンベに乾燥空気
を蓄えておき、吹き流す方法も除湿効率の面では好適で
ある。
【0008】本発明の実施の形態の他の例を図3に示
す。プラスチックフィルムが巻かれた4本の材料ロール
1、電極箔が巻かれた2本の材料ロール2から、計6枚
の材料3(プラスチックフィルム4枚と電極箔2枚)を
引き出し、複数の60度程度に加熱された送りローラ9
を介して巻芯5で巻き取る。材料ロール1、材料ロール
2から繰り出された材料3は、加熱された送りローラ9
と密着接触し、加熱される。一般に材料3は比較的薄く
(10マイクロメータ程度)熱容量が小さいため、巻き
取り速度が速い場合においても比較的容易に加熱され
る。加熱された材料3は、その表面に吸着している水分
を容易に空気中に放出する。
【0009】上記の実施の形態の例は、いずれの場合に
おいても材料3は熱を持った状態で巻芯5に巻き取られ
て巻回素子をなすため、水分の再吸着は巻回素子の最外
表層部分のみとなる。加熱された送りローラ9、空調ブ
ース8内を60度よりも更に高温にすると、水分の除去
が更に容易になる事が考えられるが、経験上、過剰に加
熱すると巻回素子に皺が寄りやすくなるほか、材料ロー
ル1、材料ロール2の交換作業時に火傷などの危険が増
加する。また、素子巻機の使用材料を高温仕様に見直す
必要も出てくるため、60度程度で行うことが好まし
い。
【0010】これらの技術は単独で用いるだけでなく、
組み合わせて用いても良い。例えば、空調ブース8内で
は空気を加熱・除湿しているが、加熱・除湿処理後の空
気の吹き出し口を、材料3に直接空気が吹き付けるよう
に設ける事により、更に効率よく除湿することが期待で
きる。また、例に示したプラスチックフィルムでは、水
分はプラスチックフィルム表面に吸着しているが、プラ
スチックフィルムの代わりに薄紙を用いた場合、内部に
も水分が吸収されているため、除湿するためプラスチッ
クフィルムより大きな熱量を与える必要がある。これを
行うために、加熱された送りローラ9によって材料3を
加熱しつつ空調ブース8内を加熱・除湿する方法などが
考えられる。
【0011】
【発明の効果】本発明によれば、巻回素子中の吸着水分
量を極小にできるため、その後の乾燥工程を短縮する事
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による素子巻機の一例を示す概要図。
【図2】本発明による素子巻機の別の一例を示す概要
図。
【図3】本発明による素子巻機の別の一例を示す概要
図。
【符号の説明】
1 材料ロール 2 材料ロール 3 材料(プラスチックフィルム4枚と電極箔2枚) 4 送りローラ 5 巻芯 6 除湿装置 7 送風口 8 空調ブース 9 加熱された送りローラ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】材料ロールと、前記材料ロールから引き出
    されて巻回されていない状態の材料を巻き取る巻芯とを
    有する素子巻機において、前記材料を前記巻芯が巻き取
    る前に除湿する除湿手段を備えた素子巻機。
  2. 【請求項2】前記除湿手段が、前記材料に除湿されたガ
    スを吹き付ける除湿装置である請求項1記載の素子巻
    機。
  3. 【請求項3】前記除湿手段が、内側の雰囲気が除湿され
    た空調ブースである請求項1記載の素子巻機。
  4. 【請求項4】前記除湿手段が、前記材料と接触して前記
    材料を前記巻き芯に送る加熱された送りローラーである
    請求項1記載の素子巻機。
JP11037064A 1999-02-16 1999-02-16 素子巻機 Pending JP2000235940A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009277826A (ja) * 2008-05-14 2009-11-26 Panasonic Corp 金属化フィルムコンデンサ
JP2010105758A (ja) * 2008-10-28 2010-05-13 Oriental:Kk ペーパーウェブ巻き取り機構
CN107934606A (zh) * 2017-12-01 2018-04-20 芜湖荣基实业有限公司 一种纺织布匹可调节收放装置

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