JP2000235685A - 緊急通報方法及び緊急通報システム端末機器 - Google Patents

緊急通報方法及び緊急通報システム端末機器

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JP2000235685A JP11036104A JP3610499A JP2000235685A JP 2000235685 A JP2000235685 A JP 2000235685A JP 11036104 A JP11036104 A JP 11036104A JP 3610499 A JP3610499 A JP 3610499A JP 2000235685 A JP2000235685 A JP 2000235685A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 緊急通話時におけるハンズフリー通話を、ハ
ンズフリー通話専用のスピーカを使用せずに実現するこ
とができる緊急通報方法及び緊急通報システム端末機器
を提供する。 【解決手段】 警察、緊急通報センター等の緊急通報シ
ステムを管轄するセンターと緊急通報システム端末機器
1を搭載する車両に乗車するユーザとの間でハンズフリ
ー通話を行うためのハンズフリーシステム16と、ハン
ズフリー通話を行う際に、センターからの受信音声信号
を鳴音するスピーカとして車両に既存のオーディオ用ス
ピーカ6を用いるようにし、新たなスピーカの設置を省
略した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車等の車両に
搭載する緊急通報方法及び緊急通報システム端末機器に
関する。さらに、詳述すると、交通事故、急病等の緊急
時に、警察、緊急通報センタ−等の緊急通報システムを
管轄するセンターに、現在の車両の位置情報、登録車両
等のデータを送信する緊急通報方法及びこれに用いる緊
急通報システム端末機器の技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、自動車等の車両に搭載する緊
急通報システムとして、警察、緊急通報センター等の緊
急通報システムを管轄するセンターに通信事業者の基地
局等を経由して電話発信処理を行う緊急通報連絡手段を
具備した緊急通報システムが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
緊急通報システムで使用されている端末機器は、警察、
緊急通報センター等の緊急通報システムを管轄するセン
ターと緊急通報システム端末機器を搭載する車両に乗車
するユーザとの間でハンズフリー通話を行う場合に、発
信音声を鳴音するスピーカとして、専用のスピーカを用
意していた。専用のスピーカの場合、新たなスピーカを
増設する必要があり、経済的にも不利で、また搭載位置
によっては小型スピーカを用いなければならないので、
音質が悪い等の問題点を有していた。さらには、専用の
1スピーカが事故による破損、若しくは故障等を起こし
た場合に、通話ができなくなるという問題点を有してい
た。
【0004】本発明は、上記した問題に鑑みなされたも
ので、緊急通話時におけるハンズフリー通話を、ハンズ
フリー通話専用のスピーカを使用せずに実現することが
できる緊急通報方法及び緊急通報システム端末機器を提
供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、緊急通話時のハンズフリー通話に用いる
スピーカを、車両に既存のオーディオ用スピーカを用い
ることによって、新たなスピーカを設けることなく、ハ
ンズフリー通話を実現することができるようにしたもの
である。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、緊急通報システムを管轄するセンターと緊急通報シ
ステム端末機器を搭載する車両に乗車するユーザとの間
でハンズフリー通話を行う際に、前記センターからの受
信音声信号を鳴音するためのスピーカとして車両に既存
のオーディオ用スピーカを用いることを特徴とする緊急
通報方法であり、ハンズフリー通話に用いるスピーカ
に、車両に既存のオーディオ用スピーカを用いるので、
専用のスピーカを使用することなくハンズフリー通話を
実現することができるという作用を有する。
【0007】本発明の請求項2に記載の発明は、請求項
1に記載の緊急通報方法において、ハンズフリー通話を
行う際に、前記センターからの受信音声信号を鳴音する
スピーカに、車両の前後左右ドアおよび後部座席の左右
後部のうち少なくともいずれか一個所に内蔵するスピー
カを用いて鳴音を行うようにしたものであり、車両の所
定の位置に内蔵された既存のオーディオ用スピーカを用
いることによって、専用のスピーカを使用することな
く、緊急通報システムを管轄するセンターからの発信発
生信号の鳴音を行うことができるという作用を有する。
【0008】本発明の請求項3に記載の発明は、請求項
1記載の緊急通報方法において、ハンズフリー通話を行
う際に、車両に内蔵する1スピーカを用いて鳴音を行う
ことが不可能な場合、他の1スピーカに切り替える機能
を有するようにしたものであり、ハンズフリー通話に用
いる1スピーカが事故による破損、若しくは故障等によ
りセンターからの受信音声信号の鳴音を行うことが不可
能な場合に、他の1スピーカに、受信音声信号の鳴音を
切り替えることによって受信音声信号の鳴音が可能にな
り、受信発生信号がユーザに伝達することができるとい
う作用を有する。
【0009】本発明の請求項4に記載の発明は、請求項
3記載の緊急通報方法において、他の1スピーカに切り
替える際に、ユーザ手動により切り替える機能を有する
ようにしたものであり、ハンズフリー通話に用いる1ス
ピーカが事故による破損、若しくは故障等によりセンタ
ーからの受信音声信号の鳴音を行うことが不可能で、他
の1スピーカに、受信音声信号の鳴音を切り替える場
合、ユーザの操作により手動で受信音声信号の鳴音する
スピーカを切り替えることによって、受信発生信号をユ
ーザに伝達することができるという作用を有する。
【0010】本発明の請求項5に記載の発明は、請求項
3記載の緊急通報方法において、他の1スピーカに切り
替える際に、センターより切り替える機能を有するよう
にしたものであり、ハンズフリー通話に用いる1スピー
カが事故による破損、若しくは故障等によりセンターか
らの受信音声信号の鳴音を行うことが不可能で、他の1
スピーカに、受信音声信号の鳴音を切り替える場合、緊
急通報システムを管轄するセンターのオペレータ等が、
スピーカを切り替えることによって受信発生信号をユー
ザに確実に伝達することができるという作用を有する。
【0011】本発明の請求項6に記載の発明は、請求項
5記載の緊急通報方法において、センターからの切替制
御信号にDTMF信号を用いるようにしたものであり、
ハンズフリー通話に用いる1スピーカが事故による破
損、若しくは故障等によりセンターからの受信音声信号
の鳴音を行うことが不可能で、他の1スピーカに、受信
音声信号の鳴音を切り替える場合、警察、緊急通報セン
ター等の緊急通報システムを管轄するセンターのオペレ
ータ等が、受信音声信号の鳴音するスピーカを切り替え
るとき、音声信号経路を用いて、センターよりDTMF
制御信号を送出し、緊急通報システム端末機器に内蔵す
るDTMFレシーバ等により制御信号を検出することに
よってスピーカ切り替えを行い、受信音声信号をユーザ
に伝達することができるという作用を有する。
【0012】本発明の請求項7に記載の発明は、請求項
3記載の緊急通報方法において、他の1スピーカに切り
替える際に、自動的に切り替える機能に、受信音声レベ
ルを検出して切り替える機能を有するようにしたもので
あり、ハンズフリー通話に用いる1スピーカが事故によ
る破損、若しくは故障等によりセンターからの受信音声
信号等の鳴音を行うことが不可能により、他の1スピー
カに受信音声信号の鳴音を自動的に切り替える場合、受
信音声レベルを検出し、ある一定音量以上にならない等
の、正常に動作していないと判断した場合、スピーカ切
り替えを行い、受信音声信号をユーザに伝達することが
できるという作用を有する。
【0013】本発明の請求項8に記載の発明は、請求項
3記載の緊急通報方法において、他の1スピーカに切り
替える際に、自動的に切り替える機能に、前記スピーカ
のインピーダンス測定により合否を判定して切り替える
機能を有するようにしたものであり、ハンズフリー通話
に用いる1スピーカが事故による破損、若しくは故障等
によりセンターからの受信音声信号等の鳴音を行うこと
が不可能により、他の1スピーカに受信音声信号の鳴音
を自動的に切り替える場合、スピーカのインピーダンス
等を測定し、測定結果により正常に動作していないと判
断した場合、スピーカ切り替えを行い、受信音声信号を
ユーザに伝達することができるという作用を有する。
【0014】本発明の請求項9に記載の発明は、車両に
搭載して緊急通報システムを管轄するセンターとハンズ
フリー通話を行う緊急通報システム端末機器において、
前記車両に既存のオーディオ用スピーカと接続可能な、
前記ハンズフリー通話を行うためのハンズフリーシステ
ム手段を備えたことを特徴とする緊急通報システム端末
機器であり、ハンズフリー通話に用いるスピーカに、車
両に既存のオーディオ用スピーカを用いるので、専用の
スピーカを使用することなくハンズフリー通話を実現す
ることができるという作用を有する。
【0015】本発明の請求項10に記載の発明は、前記
ハンズフリーシステム手段と前記スピーカとの間に、前
記ハンズフリーシステム手段を複数の前記スピーカの中
の任意のスピーカに対して切替接続可能にするスピーカ
切替回路を設けたことを特徴とする請求項9記載の緊急
通報システム端末機器であり、複数のスピーカの中の任
意のスピーカに接続を切り替えて使用できるので、1ス
ピーカが事故による破損、若しくは故障等により使用で
きなくなっても、他のスピーカに切り替えることによっ
て通話が可能になるという作用を有する。
【0016】本発明の請求項11に記載の発明は、前記
スピーカ切替回路と前記スピーカの切替接続を手動で操
作可能にするユーザ操作部を設けたことを特徴とする請
求項10記載の緊急通報システム端末機器であり、1ス
ピーカが事故による破損、若しくは故障等により使用で
きなくなった場合に、ユーザが最も良いと判断される任
意のスピーカに、手動により切り替えて通話を確実に行
うことができるという作用を有する。
【0017】(実施の形態1)以下、本発明の第1の実
施の形態における緊急通報システムについて図面を参照
しながら説明する。図1は、本発明の緊急通報システム
の実施形態の構成を示すブロック図である。この実施の
形態1は、例えば自動車事故、急病等の場合において、
警察若しくは消防の車両要請を行うために用いられるも
のであり、自動車等の車両に搭載する緊急通報システム
の、交通事故、急病等の緊急時に、警察、緊急通報セン
ター等の緊急通報システムを管轄するセンターに、現在
の車両の位置情報、登録車両等のデータを送信する機能
を有する。そして、図1において、1は緊急通報システ
ム端末機器、2は通信アンテナ、3は緊急通報発信釦、
4はGPS(Global Positioning System)アンテナ、
5はマイク、6はスピーカ、11は緊急通報連絡手段、
12は制御部、13はジャイロセンサ、14は位置情報
取得処理部、15は記憶部、16ハンズフリーシステ
ム、17はGPS受信機である。
【0018】さらに詳述すると、通信アンテナ2は、緊
急通報システムを管轄するセンターと通信するためのア
ンテナであり、緊急通報連絡手段11からの発信信号を
通信事業者の基地局に発信する処理を行うとともに、通
信事業者からの信号を受信し、この受信信号を緊急通報
連絡手段11に出力する処理を行う。
【0019】緊急通報発信釦3はユーザが緊急通報を発
信するための釦であり、ユーザが、交通事故、急病等の
緊急時に押下すると、発信処理を開始するための操作信
号を生成する。GPSアンテナ4はGPSからのデータ
を受信するためのアンテナである。マイク5は、ハンズ
フリー通話を行う際に、緊急通報システム端末機器1を
搭載する車両に乗車するユーザの送信音声信号を入力す
るためのものである。スピーカ6は、ハンズフリー通話
を行う際に、緊急通報システムを管轄するセンターから
の受信音声信号の鳴音を行うもので、このスピーカ6は
新たなスピーカを設けることなく、車両に既存のオーデ
ィオ用スピーカを用いており、ハンズフリー通話を既存
のオーディオ用スピーカで行うことを可能にしている。
【0020】緊急通報連絡手段11は、制御部12から
の発信要求信号に対し、制御部12から入力した電話番
号により、通信事業者の基地局等を経由して電話番号に
該当する通話相手に電話発信処理を開始する。また、通
話相手からの発信応答、若しくは通話中信号等の通話中
に移行する信号を受信した場合、通話状態に移行したと
認識し、音声通話制御、若しくはデータ通信制御に移行
するとともに、通話中に移行したことを知らせる信号を
制御部12に出力する。さらに、緊急通報連絡手段11
は、制御部12から入力した車両の進行方向、向き等の
情報及び位置情報等のデータを、通信事業者の基地局等
を経由して電話番号に該当する通話相手である緊急通報
システムを管轄するセンターに発信する処理を行う。
【0021】制御部12はCPU等の処理装置で構成さ
れ、緊急通報システム端末機器1の全体を制御するもの
である。この制御部12は、緊急通報発信釦3からの操
作信号により緊急通報要求があったことを認識し、緊急
通報処理を開始するために、位置情報取得処理部14に
現在の位置情報を要求する信号を出力するとともに、位
置情報取得処理部14より車両の進行方向、向き等の情
報を、及び位置情報等のデータを入力し、記憶部15か
ら緊急通報システムを管轄するセンターの電話番号を取
得して、この取得した電話番号を用いて緊急通報連絡手
段11に電話の発信要求を行う。また、制御部12は、
緊急通報連絡手段11から、電話番号に該当する通話相
手からの発信応答、若しくは通話中信号等の通話中に移
行する信号を受信した場合、通話状態に移行したと認識
し、位置情報取得処理部14から入手した車両の進行方
向、向き等の情報、及び位置情報等のデータを、通信事
業者の基地局等を経由して電話番号に該当する通話相手
である緊急通報システムを管轄するセンターに発信する
ための信号を緊急通報連絡手段11に出力する処理を行
う。
【0022】ジャイロセンサ13は、車両の進行方向、
向き等の情報を生成し、位置情報処理部14に、車両の
進行方向、向き等の情報を出力する。位置情報取得処理
部14は、制御部12からの位置情報要求信号に対し、
車両の進行方向、向き等の情報を生成するジャイロセン
サ13からのデータを入力するとともに、GPS受信機
17がGPSアンテナ4から受信したデータより生成し
た位置情報等のデータを入力し、ジャイロセンサ13か
ら入力した車両の進行方向、向き等のデータと、GPS
受信機17から入力した位置情報等のデータを、制御部
12に出力する。記憶部15は、緊急通報システムを管
轄するセンターの電話番号、及び緊急通報システム端末
機器1を搭載する車両の登録ナンバー、及び登録者等の
情報を格納するとともに、制御部12からの要求信号に
より、該当する緊急通報システムを管轄するセンターの
電話番号、及び緊急通報システム端末機器1を搭載する
車両の登録ナンバー、及び登録者等の情報を出力する処
理を行う。
【0023】ハンズフリーシステム16は、緊急通報シ
ステムを管轄するセンターと、緊急通報システム端末機
器1を搭載する車両に乗車するユーザ間でハンズフリー
通話を行うためのエコーキャンセル、ハウリング制御な
どの処理を行なう。GPS受信機17は、GPSアンテ
ナ4から入力したデータより、位置情報等のデータを位
置情報取得処理部14に出力する処理を行う。
【0024】次に、上記緊急通報システムの動作につい
て説明する。緊急通報システム端末機器1が搭載された
自動車等の車両において、交通事故、急病等が発生した
場合、ユーザ(搭乗者)により緊急通報発信釦3が押下
される。緊急通報発信釦3は、ユーザの押下操作によ
り、押下されたことを示す操作信号を緊急通報システム
端末機器1の内部に有する制御部12に出力する。する
と、制御部12は、緊急通報発信釦3からの操作信号に
より緊急通報要求があったことを認識して緊急通報処理
を開始し、位置情報取得処理部14に現在の位置情報を
要求する信号を出力する。
【0025】位置情報取得処理部14は、制御部12か
らの位置情報要求信号に対し、車両の進行方向、向き等
の情報を生成するジャイロセンサ13からのデータを入
力するとともに、GPS受信機17がGPSアンテナ4
から受信したデータより生成した位置情報等のデータを
入力し、ジャイロセンサ13から入手したデータから車
両の進行方向、向き等のデータを、またGPS受信機1
7から入手したデータから位置情報等のデータを、制御
部12にそれぞれ出力する。
【0026】制御部12は、記憶部15から警察、緊急
通報センター等の緊急通報システムを管轄するセンター
の電話番号を取得するとともに、電話番号を用いて緊急
通報連絡手段11に電話の発信要求を行う。
【0027】緊急通報連絡手段11は、通信アンテナ2
を用いて、通信事業者の基地局等を経由して電話番号に
該当する通話相手に電話発信処理を開始する。そして、
通話相手からの発信応答、若しくは通話中信号等の通話
中に移行する信号を受信した場合、緊急通報連絡手段1
1は通話状態に移行したと認識し、音声通話制御、若し
くはデータ通信制御に移行するとともに、通話中に移行
したことを知らせる信号を制御部12に出力する。
【0028】一方、緊急通報連絡手段11から信号を受
けた制御部12は、通話に成功したと判断し、位置情報
取得処理部14から入手した車両の進行方向、向き等の
情報、及び位置情報等のデータを、通信事業者の基地局
等を経由して電話番号に該当する通話相手である緊急通
報システムを管轄するセンターに発信する処理を行う。
さらに、データの発信が終了した後、音声通話に切り替
え、センターとユーザの間で音声通話を行う。
【0029】音声通話の場合、緊急通報連絡手段11
が、緊急通報システムを管轄するセンターから受信した
受信音声信号を、ハンズフリーシステム16によりエコ
ーキャンセル、ハウジング制御等の処理を行い、さらに
スピーカ出力信号として増幅し、車両に既存のオーディ
オ用スピーカ6より鳴音処理を行う。また、送信音声信
号は、ユーザの音声をマイク5により送信音声信号を生
成し、さらにハンズフリーシステム16によりエコーキ
ャンセル、ハウジング制御等の処理を行い、緊急通報連
絡手段11を用いて、緊急通報システムを管轄するセン
ターへの送信処理を行う。
【0030】このように、本実施の形態1における緊急
通話システムでは、緊急通報システムを管轄するセンタ
ーと、緊急通報システム端末機器1を搭載する車両に乗
車するユーザ間でハンズフリー通話を行うためのハンズ
フリーシステム16と、ハンズフリー通話を行う際に、
センターからの受信音声信号を鳴音するための、車両に
既存のオーディオ用スピーカ6を有する緊急通報システ
ムであり、ハンズフリー通話に用いるスピーカ6に、車
両に既存のオーディオ用スピーカを用いている。したが
って、緊急通話時のハンズフリー通話を行う場合に、新
たなスピーカを設けることなく、また音質の良いハンズ
フリー通話を実現することができる。
【0031】なお、既存のオーディオ用スピーカとして
は、図2に既存のオーディオ用スピーカを内蔵した自動
車と、その設置しているスピーカの位置を示しているよ
うに、この自動車51では、前後左右のドアD1,D
2,D3,D4に、スピーカ6a,6b,6c,6dを
それぞれ内蔵しているとともに、後部座席52の左右に
もスピーカ6e,6fをそれぞれ内蔵させており、実施
の形態1の場合では、上記スピーカ6a〜6fの中の1
つのスピーカが使用される。
【0032】(実施の形態2)次に、本発明の第2の実
施の形態における緊急通話システムについて図1及び図
2を用いて説明する。本実施の形態2における緊急通話
システムの構成は、図1に示した緊急通話システムにお
ける既存のオーディオ用スピーカ6の配設位置を図2に
示す自動車に対応させて明確にするものであり、他の構
成は実施の形態1と同じなので、同じ部材には同じ符号
を付して重複した説明は省略する。
【0033】この実施の形態2は、ハンズフリー通話を
行う際に、緊急通報システムを管轄するセンターから受
信した受信音声信号を、車両の右前ドアD1に内蔵する
既存のオーディオ用スピーカ6aより鳴音処理を行うよ
うにしたもので、他の構成は実施の形態1で説明したと
同じである。
【0034】したがって、本実施の形態2における緊急
通話システムでは、車両に既存のオーディオ用スピーカ
6aを用いているので、緊急通話時のハンズフリー通話
を行う場合に、新たなスピーカを設けることなく、音質
の良いハンズフリー通話を実現することができる。
【0035】(実施の形態3)次に、本発明の第3の実
施の形態における緊急通話システムについて図1及び図
2を用いて説明する。本実施の形態3における緊急通話
システムは、ハンズフリー通話を行う際に、緊急通報シ
ステムを管轄するセンターから受信した受信音声信号を
鳴音処理するスピーカとして、車両の左前ドアD3に内
蔵する既存のオーディオ用スピーカ6cより鳴音処理を
行うようにしたもので、他の構成は実施の形態1で説明
したと同じである。
【0036】したがって、本実施の形態3における緊急
通話システムでは、車両に既存のオーディオ用スピーカ
6cを用いているので、緊急通話時のハンズフリー通話
を行う場合に、新たなスピーカを設けることなく、音質
の良いハンズフリー通話を実現することができる。
【0037】(実施の形態4)次に、本発明の第4の実
施の形態における緊急通話システムについて図1及び図
2を用いて説明する。本実施の形態4における緊急通話
システムは、ハンズフリー通話を行う際に、緊急通報シ
ステムを管轄するセンターから受信した受信音声信号を
鳴音処理するスピーカとして、車両の右後ドアD2に内
蔵する既存のオーディオ用スピーカ6bより鳴音処理を
行うようにしたもので、他の構成は実施の形態1で説明
したと同じである。
【0038】したがって、本実施の形態4における緊急
通話システムでは、車両に既存のオーディオ用スピーカ
6bを用いているので、緊急通話時のハンズフリー通話
を行う場合に、新たなスピーカを設けることなく、音質
の良いハンズフリー通話を実現することができる。
【0039】(実施の形態5)次に、本発明の第5の実
施の形態における緊急通話システムについて図1及び図
2を用いて説明する。本実施の形態5における緊急通話
システムは、ハンズフリー通話を行う際に、緊急通報シ
ステムを管轄するセンターから受信した受信音声信号を
鳴音処理するスピーカとして、車両の左後ドアD4に内
蔵する既存のオーディオ用スピーカ6dより鳴音処理を
行うようにしたもので、他の構成は実施の形態1で説明
したと同じである。
【0040】したがって、本実施の形態5における緊急
通話システムでは、車両に既存のオーディオ用スピーカ
6dを用いているので、緊急通話時のハンズフリー通話
を行う場合に、新たなスピーカを設けることなく、音質
の良いハンズフリー通話を実現することができる。
【0041】(実施の形態6)次に、本発明の第6の実
施の形態における緊急通話システムについて図1及び図
2を用いて説明する。本実施の形態6における緊急通話
システムは、ハンズフリー通話を行う際に、緊急通報シ
ステムを管轄するセンターから受信した受信音声信号を
鳴音処理するスピーカとして、車両後部座席52の右後
部に内蔵する既存のオーディオ用スピーカ6eより鳴音
処理を行うようにしたもので、他の構成は実施の形態1
で説明したと同じである。
【0042】したがって、本実施の形態6における緊急
通話システムでは、車両に既存のオーディオ用スピーカ
6eを用いているので、緊急通話時のハンズフリー通話
を行う場合に、新たなスピーカを設けることなく、音質
の良いハンズフリー通話を実現することができる。
【0043】(実施の形態7)次に、本発明の第7の実
施の形態における緊急通話システムについて図1及び図
2を用いて説明する。本実施の形態7における緊急通話
システムは、ハンズフリー通話を行う際に、緊急通報シ
ステムを管轄するセンターから受信した受信音声信号を
鳴音処理するスピーカとして、車両後部座席52の左後
部に内蔵する既存のオーディオ用スピーカ6fより鳴音
処理を行うようにしたもので、他の構成は実施の形態1
で説明したと同じである。
【0044】したがって、本実施の形態7における緊急
通話システムでは、車両に既存のオーディオ用スピーカ
6fを用いているので、緊急通話時のハンズフリー通話
を行う場合に、新たなスピーカを設けることなく、音質
の良いハンズフリー通話を実現することができる。
【0045】(実施の形態8)図3は、本発明の緊急通
報システムの第8の実施の形態の構成を示すブロック図
である。本実施の形態8における緊急通報システムの構
成は、図1に示した構成にスピーカ切替回路18を加え
たものであり、他の構成は図1と同じで、また図2に示
したように前後左右のドアD1,D2,D3,D4に、
それぞれ既存のオーディオ用スピーカ6a,6b,6
c,6dを内蔵しているとともに、後部座席52の左右
にそれぞれ既存のオーディオ用スピーカ6e,6fを内
蔵させている自動車51に搭載されている点も同じであ
る。したがって、図1及び図2と同じ部材には同じ符号
を付して重複した説明は省略する。
【0046】そして、図3において、本実施の形態8で
は、緊急通報発信処理時に音声通話を行う場合、緊急通
報連絡手段11が、緊急通報システムを管轄するセンタ
ーから受信した受信音声信号を、ハンズフリーシステム
16によりエコーキャンセル、ハウリング制御等の処理
を行い、さらにスピーカ出力信号として増幅し、スピー
カ切替回路18によりスピーカ6(6a〜6fの中の1
つ)の選択後、鳴音処理を行う。また、スピーカ6が事
故による破損、若しくは故障等により緊急通報システム
を管轄するセンターからの受信音声信号の鳴音を行うこ
とが不可能と判断した場合、スピーカ切替回路18は他
のスピーカ6(6a〜6fの中の1つ)を選択し、鳴音
処理を行う。
【0047】したがって、本実施の形態8における緊急
通話システムでは、ハンズフリー通話に用いる1スピー
カが事故による破損、若しくは故障等によりセンターか
らの受信音声信号の鳴音を行うことが不可能な場合に、
他の1スピーカに、受信音声信号の鳴音を切り替えるこ
とによって受信音声信号の鳴音が可能になるので、受信
発生信号をユーザに対して確実に伝達することができ
る。
【0048】(実施の形態9)次に、本発明の第9の実
施の形態における緊急通話システムについて図3及び図
2を用いて説明する。本実施の形態9における緊急通話
システムは、緊急通報発信処理時に音声通話を行う場
合、緊急通報連絡手段11が緊急通報システムを管轄す
るセンターから受信した受信音声信号を、ハンズフリー
システム16によりエコーキャンセル、ハウリング制御
等の処理を行い、さらにスピーカ出力信号として増幅
し、スピーカ切替回路18によりスピーカ6(6a〜6
fの中の1つ)の選択後、鳴音処理を行う。また、スピ
ーカ6が事故による破損、若しくは故障等により緊急通
報システムを管轄するセンターからの受信音声信号の鳴
音を行うことが不可能と判断した場合、制御部12の制
御信号により、スピーカ切替回路18は自動的に他のス
ピーカ6(6a〜6fの中の1つ)を選択し、鳴音処理
を行う。
【0049】したがって、本実施の形態9における緊急
通話システムでは、緊急通報発信処理時に用いる1スピ
ーカが事故による破損、若しくは故障等によりセンター
からの受信音声信号の鳴音を行うことが不可能な場合
に、制御部12の判断により、他の1スピーカに、受信
音声信号の鳴音を自動的に切り替えることによって受信
音声信号の鳴音が可能になるので、受信発生信号をユー
ザに対して確実に伝達することができる。
【0050】(実施の形態10)図4は、本発明の緊急
通報システムの第10の実施の形態の構成を示すブロッ
ク図である。本実施の形態10における緊急通報システ
ムの構成は、図3に示した構成にユーザ操作部7を加え
たものであり、他の構成は図3と同じで、また図2に示
したように前後左右のドアD1,D2,D3,D4に、
それぞれ既存のオーディオ用スピーカ6a,6b,6
c,6dを内蔵しているとともに、後部座席52の左右
にそれぞれ既存のオーディオ用スピーカ6e,6fを内
蔵させている自動車51に搭載されている点も同じなの
で、同じ部材には同じ符号を付して重複した説明は省略
する。そして、本実施の形態10における緊急通話シス
テムは、緊急通報発信処理時に音声通話を行う場合、緊
急通報連絡手段11が緊急通報システムを管轄するセン
ターから受信した受信音声信号を、ハンズフリーシステ
ム16によりエコーキャンセル、ハウリング制御等の処
理を行い、さらにスピーカ出力信号として増幅し、スピ
ーカ切替回路18によりスピーカ6(6a〜6fの中の
1つ)の選択後、鳴音処理を行う。また、スピーカ6が
事故による破損、若しくは故障等により緊急通報システ
ムを管轄するセンターからの受信音声信号の鳴音を行う
ことが不可能な場合、ユーザはユーザ操作部7を用いて
スピーカ切替要求を行う。制御部12は、その切替要求
信号によりスピーカ切替回路18に切替指示を行う。こ
れにより、スピーカ切替回路18は、その切替指示によ
り、他のスピーカ6(6a〜6fの中の1つ)を選択
し、鳴音処理を行うようにしたもので、他の構成は実施
の形態1及び実施の形態9で説明したと同じである。
【0051】したがって、本実施の形態10における緊
急通話システムでは、緊急通報発信処理時に用いる1ス
ピーカが事故による破損、若しくは故障等によりセンタ
ーからの受信音声信号の鳴音を行うことが不可能な場
合、ユーザの操作により手動でスピーカの切替要求を出
すと、他の1スピーカに切り替えられて受信音声信号の
鳴音が可能になるので、受信発生信号をユーザに対して
確実に伝達することができる。
【0052】(実施の形態11)次に、本発明の第11
の実施の形態における緊急通話システムについて図4及
び図2を用いて説明する。本実施の形態11における緊
急通話システムは、緊急通報発信処理時に音声通話を行
う場合、緊急通報連絡手段11が緊急通報システムを管
轄するセンターから受信した受信音声信号を、ハンズフ
リーシステム16によりエコーキャンセル、ハウリング
制御等の処理を行い、さらにスピーカ出力信号として増
幅し、スピーカ切替回路18によりスピーカ6(6a〜
6fの中の1つ)の選択後、鳴音処理を行う。また、ス
ピーカ6が事故による破損、若しくは故障等により緊急
通報システムを管轄するセンターからの受信音声信号の
鳴音を行うことが不可能な場合、緊急通報システムを管
轄するセンターのオペレータは緊急通報連絡手段1を介
して制御部12に、DTMF制御信号等によりスピーカ
切替要求の信号を送る。緊急通報システム端末機器1側
では、これをDTMFレシーバー等により制御信号を検
出することにより、制御部12はスピーカ切替回路18
に切替指示を行う。これにより、スピーカ切替回路18
は、その切替指示により、他のスピーカ6(6a〜6f
の中の1つ)を選択し、鳴音処理を行うようにしたもの
で、他の構成は実施の形態1及び実施の形態10で説明
したと同じである。
【0053】したがって、本実施の形態11における緊
急通話システムでは、緊急通報発信処理時に用いる1ス
ピーカが事故による破損、若しくは故障等によりセンタ
ーからの受信音声信号の鳴音を行うことが不可能な場
合、緊急通報システムを管轄するセンターのオペレータ
がDTMF信号等によりスピーカ切替要求を出すと、他
の1スピーカに切り替えられて受信音声信号の鳴音が可
能になるので、受信発生信号をユーザに対して確実に伝
達することができる。
【0054】(実施の形態12)次に、本発明の第12
の実施の形態における緊急通話システムについて図4及
び図2を用いて説明する。本実施の形態12における緊
急通話システムは、緊急通報システムを管轄するセンタ
ーのオペレータによりスピーカ切替制御を行う場合、D
TMF制御信号を用いたスピーカ切替要求を行う。制御
部12は、その切替要求信号によりスピーカ切替回路1
8に切替指示を行う。これにより、スピーカ切替回路1
8は、その切替指示により、他のスピーカ6(6a〜6
fの中の1つ)を選択し、鳴音処理を行うようにしたも
ので、他の構成は実施の形態1及び形態10で説明した
と同じである。
【0055】したがって、本実施の形態12における緊
急通話システムでは、緊急通報発信処理時に用いる1ス
ピーカが事故による破損、若しくは故障等によりセンタ
ーからの受信音声信号の鳴音を行うことが不可能な場
合、緊急通報システムを管轄するセンターのオペレータ
がDTMF制御信号を用いたスピーカ切替要求を出す
と、他の1スピーカに切り替えられて受信音声信号の鳴
音が可能になるので、受信発生信号をユーザに対して確
実に伝達することができる。
【0056】(実施の形態13)次に、本発明の第13
の実施の形態における緊急通話システムについて図4及
び図2を用いて説明する。本実施の形態13における緊
急通話システムは、実施の形態10に、制御部12の切
替指示により、スピーカ切替回路18が受信音声信号を
鳴音するスピーカ切替制御を行う場合、鳴音するスピー
カ6の音声パスを右前ドアD1に内蔵されているスピー
カ6aより、左前ドアD3に内蔵されているスピーカ6
cに切り替える手段を加えたもので、他の構成は実施の
形態1及び実施の形態10で説明したと同じである。
【0057】したがって、本実施の形態13における緊
急通話システムでは、緊急通報発信処理時に用いる1ス
ピーカが事故による破損、若しくは故障等によりセンタ
ーからの受信音声信号の鳴音を行うことが不可能な場
合、鳴音するスピーカ6の音声パスを右前ドアD1に内
蔵されているスピーカ6aより、左前ドアD3に内蔵さ
れているスピーカ6cに切り替えられて受信音声信号の
鳴音が可能になるので、受信発生信号をユーザに対して
確実に伝達することができる。
【0058】(実施の形態14)次に、本発明の第14
の実施の形態における緊急通話システムについて図4及
び図2を用いて説明する。本実施の形態14における緊
急通話システムは、実施の形態10に、制御部12の切
替指示等により、スピーカ切替回路18が受信音声信号
を鳴音するスピーカ切替制御を行う場合、鳴音するスピ
ーカ6の音声パスを左前ドアD3に内蔵されているスピ
ーカ6cより、右前ドアD1に内蔵されているスピーカ
6aに切り替える手段を加えたもので、他の構成は実施
の形態1及び実施の形態10で説明したと同じである。
【0059】したがって、本実施の形態14における緊
急通話システムでは、緊急通報発信処理時に用いる1ス
ピーカが事故による破損、若しくは故障等によりセンタ
ーからの受信音声信号の鳴音を行うことが不可能な場
合、鳴音するスピーカ6の音声パスを左前ドアD3に内
蔵されているスピーカ6cより、右前ドアD1に内蔵さ
れているスピーカ6aに切り替えられて受信音声信号の
鳴音が可能になるので、受信発生信号をユーザに対して
確実に伝達することができる。
【0060】(実施の形態15)次に、本発明の第15
の実施の形態における緊急通話システムについて図4及
び図2を用いて説明する。本実施の形態15における緊
急通話システムは、実施の形態10に、制御部12の切
替指示等により、スピーカ切替回路18が受信音声信号
を鳴音するスピーカ切替制御を行う場合、鳴音するスピ
ーカ6の音声パスを左後ドアD4に内蔵されているスピ
ーカ6dより、右後ドアD2に内蔵されているスピーカ
6bに切り替える手段を加えたもので、他の構成は実施
の形態1及び実施の形態10で説明したと同じである。
【0061】したがって、本実施の形態15における緊
急通話システムでは、緊急通報発信処理時に用いる1ス
ピーカが事故による破損、若しくは故障等によりセンタ
ーからの受信音声信号の鳴音を行うことが不可能な場
合、鳴音するスピーカ6の音声パスを左後ドアD4に内
蔵されているスピーカ6dより、右後ドアD2内蔵され
ているスピーカ6bに切り替えられて受信音声信号の鳴
音が可能になるので、受信発生信号をユーザに対して確
実に伝達することができる。
【0062】(実施の形態16)次に、本発明の第16
の実施の形態における緊急通話システムについて図4及
び図2を用いて説明する。本実施の形態16における緊
急通話システムは、実施の形態10に、制御部12の切
替指示等により、スピーカ切替回路18が受信音声信号
を鳴音するスピーカ切替制御を行う場合、鳴音するスピ
ーカ6の音声パスを右後ドアD2に内蔵されているスピ
ーカ6bより、右後ドアD4内蔵されているスピーカ6
dに切り替える手段を加えたもので、他の構成は実施の
形態1及び実施の形態10で説明したと同じである。
【0063】したがって、本実施の形態16における緊
急通話システムでは、緊急通報発信処理時に用いる1ス
ピーカが事故による破損、若しくは故障等によりセンタ
ーからの受信音声信号の鳴音を行うことが不可能な場
合、鳴音するスピーカ6の音声パスを右後ドアD2に内
蔵されているスピーカ6bより、左後ドアD4内蔵され
ているスピーカ6dに切り替えられて受信音声信号の鳴
音が可能になるので、受信発生信号をユーザに対して確
実に伝達することができる。
【0064】(実施の形態17)次に、本発明の第17
の実施の形態における緊急通話システムについて図4及
び図2を用いて説明する。本実施の形態17における緊
急通話システムは、実施の形態10に、制御部12の切
替指示等により、スピーカ切替回路18が受信音声信号
を鳴音するスピーカ切替制御を行う場合、鳴音するスピ
ーカ6の音声パスを左前ドアD3に内蔵されているスピ
ーカ6cより、左後ドアD4内蔵されているスピーカ6
dに切り替える手段を加えたもので、他の構成は実施の
形態1及び実施の形態10で説明したと同じである。
【0065】したがって、本実施の形態17における緊
急通話システムでは、緊急通報発信処理時に用いる1ス
ピーカが事故による破損、若しくは故障等によりセンタ
ーからの受信音声信号の鳴音を行うことが不可能な場
合、鳴音するスピーカ6の音声パスを左前ドアD3に内
蔵されているスピーカ6cより、左後ドアD4内蔵され
ているスピーカ6dに切り替えられて受信音声信号の鳴
音が可能になるので、受信発生信号をユーザに対して確
実に伝達することができる。
【0066】(実施の形態18)次に、本発明の第18
の実施の形態における緊急通話システムについて図4及
び図2を用いて説明する。本実施の形態18における緊
急通話システムは、実施の形態10に、制御部12の切
替指示等により、スピーカ切替回路18が受信音声信号
を鳴音するスピーカ切替制御を行う場合、鳴音するスピ
ーカ6の音声パスを左後ドアD4に内蔵されているスピ
ーカ6dより、左前ドアD3に内蔵されているスピーカ
6cに切り替える手段を加えたもので、他の構成は実施
の形態1及び実施の形態10で説明したと同じである。
【0067】したがって、本実施の形態18における緊
急通話システムでは、緊急通報発信処理時に用いる1ス
ピーカが事故による破損、若しくは故障等によりセンタ
ーからの受信音声信号の鳴音を行うことが不可能な場
合、鳴音するスピーカ6の音声パスを左後ドアD4に内
蔵されているスピーカ6dより、左前ドアD3に内蔵さ
れているスピーカ6cに切り替えられて受信音声信号の
鳴音が可能になるので、受信発生信号をユーザに対して
確実に伝達することができる。
【0068】(実施の形態19)次に、本発明の第19
の実施の形態における緊急通話システムについて図4及
び図2を用いて説明する。本実施の形態19における緊
急通話システムは、実施の形態10に、制御部12の切
替指示等により、スピーカ切替回路18が受信音声信号
を鳴音するスピーカ切替制御を行う場合、鳴音するスピ
ーカ6の音声パスを右前ドアD1に内蔵されているスピ
ーカ6aより、右後ドアD2に内蔵されているスピーカ
6bに切り替える手段を追加したものである。
【0069】したがって、本実施の形態19における緊
急通話システムでは、緊急通報発信処理時に用いる1ス
ピーカが事故による破損、若しくは故障等によりセンタ
ーからの受信音声信号の鳴音を行うことが不可能な場
合、鳴音するスピーカ6の音声パスを右前ドアD1に内
蔵されているスピーカ6aより、右後ドアD2に内蔵さ
れているスピーカ6bに切り替えられて受信音声信号の
鳴音が可能になるので、受信発生信号をユーザに対して
確実に伝達することができる。
【0070】(実施の形態20)次に、本発明の第20
の実施の形態における緊急通話システムについて図4及
び図2を用いて説明する。本実施の形態20における緊
急通話システムは、実施の形態10に、制御部12の切
替指示等により、スピーカ切替回路18が受信音声信号
を鳴音するスピーカ切替制御を行う場合、鳴音するスピ
ーカ6の音声パスを右後ドアD2に内蔵されているスピ
ーカ6bより、右前ドアD1に内蔵されているスピーカ
6aに切り替える手段を追加したものである。
【0071】したがって、本実施の形態20における緊
急通話システムでは、緊急通報発信処理時に用いる1ス
ピーカが事故による破損、若しくは故障等によりセンタ
ーからの受信音声信号の鳴音を行うことが不可能な場
合、鳴音するスピーカ6の音声パスを右後ドアD2に内
蔵されているスピーカ6bより、右前ドアD1に内蔵さ
れているスピーカ6aに切り替えられて受信音声信号の
鳴音が可能になるので、受信発生信号をユーザに対して
確実に伝達することができる。
【0072】(実施の形態21)次に、本発明の第21
の実施の形態における緊急通話システムについて図4及
び図2を用いて説明する。本実施の形態21における緊
急通話システムは、実施の形態10に、制御部12の切
替指示等により、スピーカ切替回路18が受信音声信号
を鳴音するスピーカ切替制御を行う場合、鳴音するスピ
ーカ6の音声パスを右前ドアD1に内蔵されているスピ
ーカ6aより、左後ドアD4に内蔵されているスピーカ
6dに切り替える手段を追加したものである。
【0073】したがって、本実施の形態21における緊
急通話システムでは、緊急通報発信処理時に用いる1ス
ピーカが事故による破損、若しくは故障等によりセンタ
ーからの受信音声信号の鳴音を行うことが不可能な場
合、鳴音するスピーカ6の音声パスを右前ドアD1に内
蔵されているスピーカ6aより、左後ドアD4に内蔵さ
れているスピーカ6dに切り替えられて受信音声信号の
鳴音が可能になるので、受信発生信号をユーザに対して
確実に伝達することができる。
【0074】(実施の形態22)次に、本発明の第22
の実施の形態における緊急通話システムについて図4及
び図2を用いて説明する。本実施の形態22における緊
急通話システムは、実施の形態10に、制御部12の切
替指示等により、スピーカ切替回路18が受信音声信号
を鳴音するスピーカ切替制御を行う場合、鳴音するスピ
ーカ6の音声パスを右後ドアD4に内蔵されているスピ
ーカ6dより、右前ドアD1に内蔵されているスピーカ
6aに切り替える手段を追加したものである。
【0075】したがって、本実施の形態22における緊
急通話システムでは、緊急通報発信処理時に用いる1ス
ピーカが事故による破損、若しくは故障等によりセンタ
ーからの受信音声信号の鳴音を行うことが不可能な場
合、鳴音するスピーカ6の音声パスを右前ドアD4に内
蔵されているスピーカ6dより、右前ドアD1に内蔵さ
れているスピーカ6aに切り替えられて受信音声信号の
鳴音が可能になるので、受信発生信号をユーザに対して
確実に伝達することができる。
【0076】(実施の形態23)次に、本発明の第23
の実施の形態における緊急通話システムについて図4及
び図2を用いて説明する。本実施の形態23における緊
急通話システムは、実施の形態10に、制御部12の切
替指示等により、スピーカ切替回路18が受信音声信号
を鳴音するスピーカ切替制御を行う場合、鳴音するスピ
ーカ6の音声パスを左前ドアD3に内蔵されているスピ
ーカ6cより、右後ドアD4に内蔵されているスピーカ
6dに切り替える手段を追加したものである。
【0077】したがって、本実施の形態23における緊
急通話システムでは、緊急通報発信処理時に用いる1ス
ピーカが事故による破損、若しくは故障等によりセンタ
ーからの受信音声信号の鳴音を行うことが不可能な場
合、鳴音するスピーカ6の音声パスを左前ドアD3に内
蔵されているスピーカ6cより、右後ドアD4に内蔵さ
れているスピーカ6dに切り替えられて受信音声信号の
鳴音が可能になるので、受信発生信号をユーザに対して
確実に伝達することができる。
【0078】(実施の形態24)次に、本発明の第24
の実施の形態における緊急通話システムについて図4及
び図2を用いて説明する。本実施の形態24における緊
急通話システムは、実施の形態10に、制御部12の切
替指示等により、スピーカ切替回路18は、受信音声信
号を鳴音するスピーカ切替制御を行う場合、鳴音するス
ピーカ6の音声パスを右後ドアD2に内蔵されているス
ピーカ6bより、左前ドアD3に内蔵されているスピー
カ6cに切り替える手段を追加したものである。
【0079】したがって、本実施の形態24における緊
急通話システムでは、緊急通報発信処理時に用いる1ス
ピーカが事故による破損、若しくは故障等によりセンタ
ーからの受信音声信号の鳴音を行うことが不可能な場
合、鳴音するスピーカ6の音声パスを右後ドアD2に内
蔵されているスピーカ6bより、左前ドアD3に内蔵さ
れているスピーカ6cに切り替えられて受信音声信号の
鳴音が可能になるので、受信発生信号をユーザに対して
確実に伝達することができる。
【0080】(実施の形態25)次に、本発明の第25
の実施の形態における緊急通話システムについて図4及
び図2を用いて説明する。本実施の形態25における緊
急通話システムは、実施の形態10に、緊急通報発信処
理時に音声通話を行う場合、スピーカ6が事故による破
損、若しくは故障等によりセンターからの受信音声信号
の鳴音を行うことが不可能と判断する判断基準に、受信
音声レベルを用い、ハンズフリーシステム16等で、通
話時に受信音声信号が一定レベル以上の音量を検出でき
ない場合、制御部12は、スピーカ切替回路18にスピ
ーカ6の切替指示を行う手段を追加したものである。
【0081】したがって、本実施の形態25における緊
急通話システムでは、車両に内蔵する1スピーカを用い
て鳴音を行うことが不可能な場合、他の1スピーカに切
り替える際に、自動的に切り替える機能に、受信音声レ
ベルを検出して切り替える機能を持たせているので、あ
る一定音量以上のレベルにならないスピーカには切替を
行わないので、受信発生信号をユーザに対して確実に伝
達することができる。
【0082】(実施の形態26)次に、本発明の第26
の実施の形態における緊急通話システムについて図4及
び図2を用いて説明する。本実施の形態26における緊
急通話システムは、実施の形態10に、緊急通報発信処
理時に音声通話を行う場合、スピーカ6が事故による破
損、若しくは故障等によりセンターからの受信音声信号
の鳴音を行うことが不可能と判断する判断基準に、スピ
ーカ6のインピーダンスを用い、ハンズフリーシステム
16等で、通話時に受信音声信号を出力するスピーカ6
のインピーダンスが設定した規格値より逸脱していた場
合、制御部12は、スピーカ切替回路18にスピーカ6
の切替指示を行う手段を追加したものである。
【0083】したがって、本実施の形態26における緊
急通話システムでは、車両に内蔵する1スピーカを用い
て鳴音を行うことが不可能な場合、他の1スピーカに切
り替える際に、自動的に切り替える機能に、スピーカの
インピーダンスを検出して切り替える機能を持たせてい
るので、通話時に受信音声信号を出力するスピーカ6の
インピーダンスが設定した規格値より逸脱しているスピ
ーカには切替を行わないので、受信発生信号をユーザに
対して確実に伝達することができる。
【0084】
【発明の効果】本発明の緊急通話システムは、上記実施
の形態より明らかなように、ハンズフリー通話に用いる
スピーカに、車両に既存のオーディオ用スピーカを用い
るので、新たなスピーカを設け必要がなく、従来、専用
のスピーカを使用していたのに比べて、経済的に有利で
ある。また、既存の大きなスピーカを使用することがで
きるので、音質の良いハンズフリー通話を実現すること
ができる。さらに、スピーカを切り替えて使用できるよ
うにした場合には、事故による破損、若しくは故障をし
た場合に、他の既存のスピーカを使用することができる
ので、ハンズフリー通話を確実に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態の構成を示すブロック
図である。
【図2】既存のオーディオ用スピーカを搭載した自動車
の一例を示す模式図
【図3】本発明の第8の実施の形態の構成を示すブロッ
ク図である。
【図4】本発明の第10の実施の形態の構成を示すブロ
ック図である。
【符号の説明】
1 緊急通報システム端末機器 2 通信アンテナ 3 緊急通報発信釦 4 GPSアンテナ 5 マイク 6 スピーカ 6a〜6f スピーカ 7 ユーザ操作部 11 緊急通報連絡手段 12 制御部 13 ジャイロセンサ 14 位置情報取得処理部 15 記憶部 16 ハンズフリーシステム 17 GPS受信機 18 スピーカ切替回路 51 自動車 52 後部座席 D1 右前ドア D2 右後ドア D3 左前ドア D4 左後ドア
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年6月14日(2000.6.1
4)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正内容】
【0004】本発明は、上記した問題に鑑みなされたも
ので、緊急通話時におけるハンズフリー通話を、ハンズ
フリー通話専用のスピーカを使用せずに実現することが
でき、また所定のスピーカが故障しても鳴音を行うこと
のできる通話装置、緊急通報装置、緊急通報方法及び緊
急通報システム端末機器を提供することを目的とするも
のである。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、通話用の端末機器と、前記端末機器の出力を複数の
音響機器用スピーカから出力させる切替手段とを備え、
前記切替手段は、前記複数の音響機器用スピーカのう
ち、所定の音響機器用スピーカに出力させることが不可
能な時は、他の音響機器用スピーカに切り替えて出力さ
せる機能を有することを特徴とする通話装置であり、所
定の音響機器用スピーカが故障しても他の音響機器用ス
ピーカから鳴音を行うことができるという作用を有す
る。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】本発明の請求項2に記載の発明は、車両に
搭載して緊急通報システムを管轄するセンターとハンズ
フリー通話を行う緊急通報システム端末機器と、前記緊
急通報システム端末機器の出力を複数の音響機器用スピ
ーカから出力させる切替手段とを備え、前記切替手段
は、前記複数の音響機器用スピーカのうち、所定の音響
機器用スピーカに出力させることが不可能な時は、他の
音響機器用スピーカに切り替えて出力させる機能を有す
ることを特徴とする緊急通報装置であり、車両の所定の
位置に内蔵された既存のオーディオ用スピーカを用いる
ことによって、専用のスピーカを使用することなく、緊
急通報システムを管轄するセンターからの発信発生信号
の鳴音を行うことができるという作用を有する。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】本発明の請求項3に記載の発明は、緊急通
報システムを管轄するセンターからの受信音声信号を鳴
音するためのスピーカとして音響機器用スピーカを用い
て通話を行う場合に、前記音響機器用スピーカのうち、
所定の音響機器用スピーカに鳴音させることができない
時は、他の音響機器用スピーカに切り替えて鳴音させる
機能を有することを特徴とする緊急通報方法であり、ハ
ンズフリー通話に用いる1スピーカが事故による破損、
若しくは故障等によりセンターからの受信音声信号の鳴
音を行うことが不可能な場合に、他の1スピーカに、受
信音声信号の鳴音を切り替えることによって受信音声信
号の鳴音が可能になり、受信音声信号がユーザに伝達す
ることができるという作用を有する。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】本発明の請求項4に記載の発明は、請求項
3記載の緊急通報方法において、他の音響機器用スピー
カに切り替える際に、手動により切り替える機能を有す
るようにしたものであり、ハンズフリー通話に用いる1
スピーカが事故による破損、若しくは故障等によりセン
ターからの受信音声信号の鳴音を行うことが不可能で、
他の1スピーカに、受信音声信号の鳴音を切り替える場
合、ユーザの操作により手動で受信音声信号の鳴音する
スピーカを切り替えることによって、受信発生信号をユ
ーザに伝達することができるという作用を有する。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】本発明の請求項5に記載の発明は、請求項
または4記載の緊急通報方法において、他の音響機器
スピーカに切り替える際に、前記センターからの制御
信号により切り替える機能を有するようにしたものであ
り、ハンズフリー通話に用いる1スピーカが事故による
破損、若しくは故障等によりセンターからの受信音声信
号の鳴音を行うことが不可能で、他の1スピーカに、受
信音声信号の鳴音を切り替える場合、緊急通報システム
を管轄するセンターのオペレータ等が、スピーカを切り
替えることによって受信発生信号をユーザに確実に伝達
することができるという作用を有する。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】本発明の請求項6に記載の発明は、請求項
5記載の緊急通報方法において、前記センターからの
御信号としてDTMF信号を用いるようにしたものであ
り、ハンズフリー通話に用いる1スピーカが事故による
破損、若しくは故障等によりセンターからの受信音声信
号の鳴音を行うことが不可能で、他の1スピーカに、受
信音声信号の鳴音を切り替える場合、警察、緊急通報セ
ンター等の緊急通報システムを管轄するセンターのオペ
レータ等が、受信音声信号の鳴音するスピーカを切り替
えるとき、音声信号経路を用いて、センターよりDTM
F制御信号を送出し、緊急通報システム端末機器に内蔵
するDTMFレシーバ等により制御信号を検出すること
によってスピーカ切り替えを行い、受信音声信号をユー
ザに伝達することができるという作用を有する。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】本発明の請求項7に記載の発明は、請求項
から6記載の緊急通報方法において、他の音響機器用
スピーカに切り替える際に、受信音声レベルを検出して
自動的に切り替える機能を有するようにしたものであ
り、ハンズフリー通話に用いる1スピーカが事故による
破損、若しくは故障等によりセンターからの受信音声信
号等の鳴音を行うことが不可能により、他の1スピーカ
に受信音声信号の鳴音を自動的に切り替える場合、受信
音声レベルを検出し、ある一定音量以上にならない等
の、正常に動作していないと判断した場合、スピーカ切
り替えを行い、受信音声信号をユーザに伝達することが
できるという作用を有する。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】本発明の請求項8に記載の発明は、請求項
から7記載の緊急通報方法において、他の音響機器用
スピーカに切り替える際に、前記音響機器用スピーカの
インピーダンス測定した結果に従って、切り替えの可否
を判定する機能を有するようにしたものであり、ハンズ
フリー通話に用いる1スピーカが事故による破損、若し
くは故障等によりセンターからの受信音声信号等の鳴音
を行うことが不可能により、他の1スピーカに受信音声
信号の鳴音を自動的に切り替える場合、スピーカのイン
ピーダンス等を測定し、測定結果により正常に動作して
いないと判断した場合、スピーカ切り替えを行い、受信
音声信号をユーザに伝達することができるという作用を
有する。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0084
【補正方法】変更
【補正内容】
【0084】
【発明の効果】本発明の緊急通話システムは、上記実施
の形態より明らかなように、ハンズフリー通話に用いる
スピーカに、車両に既存のオーディオ用スピーカを用い
るので、新たなスピーカを設け必要がなく、従来、専用
のスピーカを使用していたのに比べて、経済的に有利で
ある。また、既存の大きなスピーカを使用することがで
きるので、音質の良いハンズフリー通話を実現すること
ができる。さらに、スピーカを切り替えて使用するの
、事故による破損、若しくは故障をした場合に、他の
既存のスピーカを使用することができ、ハンズフリー通
話を確実に行うことができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04M 1/60 H04M 11/04 11/04 H04B 7/26 E (72)発明者 山 本 真 嗣 大阪府門真市大字門真1006番地 松下情報 システム株式会社内 Fターム(参考) 5C087 AA02 AA03 AA37 AA44 BB12 BB18 BB58 BB64 BB74 DD01 DD13 EE16 FF30 5H180 BB05 EE08 FF05 FF13 FF25 FF27 5K027 AA16 BB15 DD14 EE14 HH03 HH29 LL03 MM04 5K067 AA34 AA41 BB03 BB12 EE02 EE10 FF38 JJ52 JJ56 5K101 KK14 LL12 NN12 NN36 NN37 RR12 UU03

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 緊急通報システムを管轄するセンターと
    緊急通報システム端末機器を搭載する車両に乗車するユ
    ーザとの間でハンズフリー通話を行う際に、前記センタ
    ーからの受信音声信号を鳴音するためのスピーカとして
    車両に既存のオーディオ用スピーカを用いることを特徴
    とする緊急通報方法。
  2. 【請求項2】 ハンズフリー通話を行う際に、前記セン
    ターからの受信音声信号を鳴音するスピーカに、車両の
    前後左右ドアおよび後部座席の左右後部のうち少なくと
    もいずれか一個所に内蔵するスピーカを用いて鳴音を行
    うことを特徴とする請求項1に記載の緊急通報方法。
  3. 【請求項3】 ハンズフリー通話を行う際に、車両に内
    蔵する1スピーカを用いて鳴音を行うことが不可能な場
    合、他の1スピーカに切り替える機能を有することを特
    徴とする請求項1記載の緊急通報方法。
  4. 【請求項4】 他の1スピーカに切り替える際に、ユー
    ザ手動により切り替える機能を有することを特徴とする
    請求項3記載の緊急通報方法。
  5. 【請求項5】 他の1スピーカに切り替える際に、セン
    ターより切り替える機能を有することを特徴とする請求
    項3記載の緊急通報方法。
  6. 【請求項6】 センターからの切替制御信号にDTMF
    信号を用いることを特徴とする請求項5記載の緊急通報
    方法。
  7. 【請求項7】 他の1スピーカに切り替える際に、自動
    的に切り替える機能に、受信音声レベルを検出して切り
    替える機能を有することを特徴とする請求項3記載の緊
    急通報方法。
  8. 【請求項8】 他の1スピーカに切り替える際に、自動
    的に切り替える機能に、前記スピーカのインピーダンス
    測定により合否を判定して切り替える機能を有すること
    を特徴とする請求項3記載の緊急通報方法。
  9. 【請求項9】 車両に搭載して緊急通報システムを管轄
    するセンターとハンズフリー通話を行う緊急通報システ
    ム端末機器において、前記車両に既存のオーディオ用ス
    ピーカと接続可能な、前記ハンズフリー通話を行うため
    のハンズフリーシステム手段を備えたことを特徴とする
    緊急通報システム端末機器。
  10. 【請求項10】 前記ハンズフリーシステム手段と前記
    スピーカとの間に、前記ハンズフリーシステム手段を複
    数の前記スピーカの中の任意のスピーカに対して切替接
    続可能にするスピーカ切替回路を設けたことを特徴とす
    る請求項9記載の緊急通報システム端末機器。
  11. 【請求項11】 前記スピーカ切替回路と前記スピーカ
    の切替接続を手動で操作可能にするユーザ操作部を設け
    たことを特徴とする請求項10記載の緊急通報システム
    端末機器。
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