JP2000235271A - 電子写真感光体 - Google Patents
電子写真感光体Info
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Abstract
に、滑り性に優れ、長期の繰り返し使用において、磨耗
が少なく、クリーニング特性及び傷に対する耐久性に優
れた電子写真感光体の提供。 【解決手段】 導電性支持体上に感光層を形成してなる
電子写真感光体において、感光層の最外層にエステル基
を有するワックスを含有し、且つ電荷輸送剤がスチルベ
ン骨格を有する化合物であることを特徴とする電子写真
感光体。
Description
関する。詳しくは、感光層表面にエステル基を有するワ
ックスを含有する電子写真感光体の改良に関する。本発
明の電子写真感光体は、機械物性、耐久性に優れている
ので、電子写真プロセスを用いた複写機、プリンター等
に有用である。
電荷を発生する機能と、発生した電荷を輸送する機能を
分離した電荷発生層及び、電荷移動層からなる積層型の
有機系感光体が主流となっている。これらの感光体は、
複写機、レーザープリンター等の分野に広く用いられて
いる。特に、近年、電子写真方式の複写機、プリンター
においては、大量の画像を迅速に形成できること、メイ
ンテナンスに手間がかからないこと等が要請されてお
り、これに対応するためには、感光体の高耐刷化が不可
欠であるが、有機系の感光体には、無機系の感光体に比
べて機械的特性が弱く、繰り返し使用すると磨耗しやす
い、傷つきやすいという欠点がある。このような欠点を
改善するため、種々の検討が行われている。電荷輸送物
質の量を減らすと、磨耗量は減少するが、感光特性は劣
化する。別の手段として、電荷輸送層のバインダーの分
子量を増加すると磨耗量は減少するが、塗布液の粘度が
上昇するため、塗布の段階でタレやムラ等の欠陥が生じ
やすくなる。また、最近では無機フィラーや潤滑性粒子
を電荷輸送層に分散させる方法が考案されている(特開
平5−181299号公報等)が、粒子によって入射光
が散乱されるため、感度が大きく劣化したり、塗布液中
の分散粒子が放置しておくと沈降する等の欠点がある。
特性、塗布性等の特性を損わずに機械特性が改善された
ところの電子写真感光体はこれ迄に得られていない。本
発明の目的は、繰り返し使用において、耐刷性、耐磨耗
性、耐傷性、滑り性等の機械的性質が優れ、オゾン等の
活性種に対する耐性、露光時の紫外線等の光に対する耐
性が優れ、しかも、電気特性、塗布性等の他の特性を損
なわない電子写真感光体を提供することにある。
情に鑑み鋭意検討した結果、感光層の表面に特定のワッ
クスを含有し、且つ電荷輸送剤として特定の化合物を用
いることによって、感度、残留電位等の電気特性を悪化
させることなく上記課題を解決し得ることを見出し、本
発明を完成するに至った。
感光層を形成してなる電子写真感光体において、感光層
の最外層にエステル基を有するワックスを含有し、且つ
電荷輸送剤がスチルベン骨格を有する化合物であること
を特徴とする電子写真感光体にある。
本発明の感光体における感光層の最外層に用いられるワ
ックスは、エステル基を有するワックスである。エステ
ル基を有するワックスについては、特に限定はされない
が、カルボン酸及びアルコールを原料成分とするワック
スであって、カルボン酸及びアルコールの少なくとも一
方が炭素数12以上、好ましくは12以上、40以下の
ものが好ましい。炭素数が大きいほど、融点は高くな
り、機械特性は良好になるが、逆に塗布液中で析出しや
すくなるため上記の範囲の炭素数が好ましい。このよう
なワックスの中、エステル基を一ケ有するワックスとし
て、次式
す)
1 及びR2 は、炭素数1〜60、好ましくは11〜40
の脂肪族炭化水素基、芳香族炭化水素基又は脂環式炭化
水素基を表す。これらの中、R1 としては炭素数11〜
40の直鎖飽和脂肪族炭化水素基が好ましく、R2 とし
ては炭素数12〜40の直鎖飽和脂肪族炭化水素基が好
ましい。そして、このようなワックスの具体例として、
例えばセチルパルミテート、ステアリルステアレート、
ベヘニルベヘニレート、セチルミリステート、パルミチ
ンヘキサデシレート等が挙げられる。
させるためには、エステル基を二ケ以上有するワックス
が好ましい。このようなワックスとしては、ジアルコー
ル(又はポリアルコール)及びジカルボン酸(又はポリ
カルボン酸)並びにモノカルボン酸又はモノアルコール
から縮合反応により得られるところのエステル基を二ケ
以上有するワックスが好ましい。この場合、原料のジ
(ポリ)アルコール及びジ(ポリ)カルボン酸並びにモ
ノカルボン酸又はモノアルコールの中の少なくとも一種
は、炭素数12〜40の成分であることが好ましい。な
お、ポリアルコールとしては、グリセリン、エリトリッ
ト、ペンタエリトリット、ネオペンチルグリコール等が
用いられる。
ては、例えばペンタエリスリトールステアリン酸テトラ
エステル、ペンタエリスリトールベヘニン酸テトラエス
テル、ペンタエリスリトールベヘニン酸ジエステル、ペ
ンタエリスリトールベヘニン酸トリエステル、ネオペン
チルグリコールベヘニン酸ジエステル、ノナンジオール
とセバシン酸とステアリルアルコールの縮合物、デカン
ジオールとアゼライン酸とステアリルアルコールの縮合
物等が挙げられる。残留電位、感度等の電気物性を改善
するために、該ワックスに不純物として存在する無機元
素の各元素当りの含有量が20ppm以下であるワック
スを用いるのが好ましい。無機元素としては、Ag,A
l,B,Be,Ca,Co,Cr,Cu,Fe,K,M
g,Mn,Mo,Na,Ni,P,Pb,Sb,Si,
Sn,Ti,V,Zn,Zrが挙げられ、無機元素の検
出方法としては、発光分光分析法、蛍光X線法等が挙げ
られる。無機元素の含有量を減少させるためには、ワッ
クスの合成段階での触媒量を減らす等、合成法の工夫以
外に、再沈法、吸着法、再結晶法、昇華法、カラム精製
法、蒸留法、晶析法等の一般に有機合成により用いられ
る精製法を用いることができる。
おいて40〜130℃の範囲に吸熱ピークを有するワッ
クスがよい。ワックスの添加量は、少なすぎると機械特
性に効果が無く、多すぎると電気特性を悪化させたり、
塗膜の表面が凹凸になる。そこで、添加量は表面層の全
固形分重量に対し、0.01〜30%の範囲が好まし
く、0.1〜10%がより好ましい。ワックスは異なっ
たものを二種類以上用いることも可能である。本発明の
表面積の形成する場合は、ワックスを表面層の塗布液に
溶解させ、これを塗工手段により塗布し、感光体を形成
する。
て用いられるのは、スチルベン骨格を有する化合物であ
る。このスチルベン骨格を有する化合物については、特
に限定されないが、その具体例としては、例えば、後記
の式(1)〜(127)で表される化合物が挙げられ
る。
合わせ、極性等を考慮し一種、又は二種以上を組み合わ
せて用いられる。次に本発明に用いられる電子写真感光
体の構成を説明する。本感光体の層構成には図1〜3に
示す既存の有機電子写真感光体として提案されているも
のが使用できる。本発明の電子写真感光体の最外層とし
ては、電荷発生剤と電荷輸送剤を含有する単層構造の場
合には感光層全体が相当する。感光層が電荷発生剤を含
有する電荷発生層上に電荷輸送剤を含有する電荷輸送層
を設けた機能分離型積層感光体の場合には最外層として
は電荷輸送層が相当する。また電荷輸送層上に電荷発生
層を設けた機能逆転型感光体の場合には電荷発生層が最
外層となる。更に感光層上に保護層を設けることも可能
であり、この場合は、保護層が最外層に相当する。図4
に二層型の例を示す。
導電性支持体は、例えばアルミニウム、ステンレス鋼、
銅、ニッケル、亜鉛、インジウム、金、銀等の金属材
料、表面にアルミニウム、銅、パラジウム、酸化錫、酸
化インジウム、導電性高分子等の導電性層を設けたポリ
エステル等のポリマー、紙、ガラス、等の絶縁性基体が
挙げられる。導電性支持体の表面は、画質に影響のない
範囲で各種の処理を行うことができる。例えば、表面の
酸化処理や薬品処理を行うことができる。電極酸化等に
より、金属酸化処理した金属ドラム等が該当する。形状
はドラム、シート、ベルト、シームレスベルト等の任意
の形状を取ることができる。感光層に含有される電荷発
生剤としては、セレン及びその合金、ヒ素−セレン、硫
化カドミウム、酸化亜鉛、硫化カドミウム、硫化亜鉛、
硫化アンチモン、CdS−Se等の合金、酸化チタン等
の酸化物系半導体、アモルファスシリコン等のシリコン
系材料、その他の無機光導電物質、フタロシアニン、ア
ゾ色素、キナクリドン、多環キノン、ピリリウム塩、ペ
リレン、インジゴ、チオインジゴ、アントアントロン、
ピラントロン、シアニン等の各種有機顔料、色素が使用
できる。中でも無金属フタロシアニン、銅、塩化インジ
ウム、塩化ガリウム、シリコン、錫、オキシチタニウ
ム、亜鉛、バナジウム等の金属、又は酸化物、塩化物、
水酸化物の配位したフタロシアニン類、モノアゾ、ビス
アゾ、トリスアゾ、ポリアゾ類等のアゾ顔料が望まし
い。これらの電荷発生剤は、単独で又は二種類以上を組
み合わせて用いることができる。
剤が膜形成能が乏しい場合にはバインダーポリマーを用
いて形成されても良い。この場合、電荷発生層はこれら
の物質とバインダーポリマーを溶剤に溶解或いは分散し
て得られる塗布液を塗布乾燥して得ることができる。バ
インダーとしては、例えばブタジエン、スチレン、酢酸
ビニル、塩化ビニル、アクリル酸エステル、メタクリル
酸エステル、ビニルアルコール、エチルビニルエーテル
等のビニル化合物の重合体及び共重合体、ポリビニルア
セタール、ポリカーボネート、ポリエステル、ポリアミ
ド、ポリウレタン、セルロースエーテル、フェノキシ樹
脂、ケイ素樹脂、エポキシ樹脂等が挙げられる。これら
は適当な硬化剤等を用いて熱、光等により架橋させて用
いることもできる。これらのバインダーは単独で、又は
二種類以上を組み合わせて用いることができる。機能分
離型積層感光体の場合、電荷発生層における電荷発生剤
とバインダーポリマーの割合は、特に制限はないが、一
般には電荷発生剤100重量部に対し、5〜500重量
部、好ましくは20〜300重量部のバインダーポリマ
ーを使用する。
器、ペイントシェイカー、アトライター、サンドグライ
ンダー等により適当な分散媒に分散、溶解し、必要に応
じてバインダー樹脂を添加して塗布液を調整し、この塗
布液をディッピング法、スプレー法、バーコーター法、
ブレード法、ロールコーター法、ワイヤーバー塗工法、
ナイフコーター塗工法、等の塗布法により塗布後、乾燥
する。また、電荷発生層は上記電荷発生剤を蒸着、スパ
ッタリング等の気相製膜法で製膜したものであってもよ
い。電荷発生層の膜厚は、0.01〜5μm、好ましく
は0.05〜2μmになるようにする。また、電荷輸送
層において電荷輸送剤とバインダーポリマーの割合は、
特に制限はないが、一般には電荷輸送剤100重量部に
対し、10〜500重量部、好ましくは30〜300重
量部のバインダーポリマーを使用する。電荷輸送層は、
バインダーとして優れた性能を有する上記のポリマーと
混合して電荷輸送剤と共に適当な溶剤中に溶解し、得ら
れた塗布液を電荷発生層と同様の方法により塗布するこ
とにより、製造することができる。電荷輸送層の膜厚は
通常10〜50μm、好ましくは13〜35μmの範囲
で使用される。
生剤、電荷輸送剤、バインダーポリマーの他に添加剤等
を溶剤に溶解、分散した塗布液を同様の方法により基板
上に塗布することにより感光層が得られる。塗布の際に
使用される溶媒、分散媒としては、ブチルアミン、ジエ
チルアミン、エチレンジアミン、イソプロパノールアミ
ン、トリエタノールアミン、トリエチレンジアミン、
N,N−ジメチルホルムアミド、アセトン、メチルエチ
ルケトン、シクロヘキサノン、ベンゼン、トルエン、キ
シレン、クロロホルム、1,2−ジクロルエタン、1,
2−ジクロルプロパン、1,1,2−トリクロルエタ
ン、1,1,1−トリクロルエタン、トリクロルエチレ
ン、テトラクロルエタン、ジクロメタン、テトラヒドロ
フラン、ジオキサン、メチルアルコール、エチルアルコ
ール、イソプロピルアルコール、酢酸エチル、酢酸ブチ
ル、ジメチルスルホキシド、メチルセルソルブ、等が挙
げられる。これらの溶媒は、一種単独で使用してもよ
く、或いは二種以上を混合溶媒として用いてもよい。必
要に応じて電子吸引性化合物、或いは、可塑剤、顔料そ
の他の添加剤を添加してもよい。
キノジメタン、ジシアノキノメタン、ジシアノキノビニ
ル基を有する芳香族エステル類等のシアノ化合物;2,
4,6−トリニトロフルオレノン等のニトロ化合物;ペ
リレン等の縮合多環芳香族化合物;ジフェノキノン誘導
体;キノン類;アルデヒド類;ケトン類;エステル類;
酸無水物;フタリド類;置換及び無置換サリチル酸の金
属錯体;置換及び無置換サリチル酸の金属塩;芳香族カ
ルボン酸の金属錯体;芳香族カルボン酸の金属塩が挙げ
られる。好ましくは、シアノ化合物、ニトロ化合物、縮
合多環芳香族化合物、ジフェノキノン誘導体、置換及び
無置換サリチル酸の金属錯体、置換及び無置換サリチル
酸の金属塩;芳香族カルボン酸の金属錯体;芳香族カル
ボン酸の金属塩を用いるのがよい。更に、本発明の電子
写真感光体の感光層は成膜性、可撓性、塗布性機械的強
度、製膜性、耐久性等を向上させるために周知の可塑
剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、レベリング剤を含有し
ていてもよい。このようにして形成される感光体は必要
に応じて、下引き層、中間層、透明絶縁層、表面保護層
等を有していてもよいことは言うまでもない。
間に使用され(図5)、通常使用される公知のものが使
用できる。下引き層としては酸化チタン、酸化アルミニ
ウム、ジルコニア、酸化珪素等の無機微粒子、有機微粒
子、ポリアミド樹脂、フェノール樹脂、メラミン樹脂、
カゼイン、ポリウレタン樹脂、エポキシ樹脂、セルロー
ス、ニトロセルロース、ポリビニルアルコール、ポリビ
ニルブチラール等の樹脂等の成分を使用することができ
る。これらの微粒子、樹脂は単独で又は二種以上を混合
して使用できる。厚さは、通常0.01〜50μm、好
ましくは0.01〜10μmである。感光層と導電性支
持体との間に公知のブロッキング層を設けることもでき
る。本感光体に表面保護層を設ける場合保護層の厚みは
0.01〜20μmが可能であり、好ましくは0.1〜
10μmである。保護層には前記のバインダーを用いる
ことができるが、前記の電荷発生剤、電荷輸送剤、添加
剤、金属、金属酸化物、等の導電材料を含有してもよ
い。ワックスの添加量は0.01〜30重量%が可能で
あり、0.1〜10重量%が好ましい。
長期間に亘って優れた耐刷性を維持する感光体であり、
複写機、プリンター、ファックス、製版機等の電子写真
分野に好適である。本発明の電子写真感光体を使用する
のに当って、帯電器はコロトロン、スコロトロン等のコ
ロナ帯電器、帯電ロール、帯電ブラシ等の接触帯電器等
が用いられる。露光はハロゲンランプ、蛍光灯、レーザ
ー(半導体、He−Ne)、LED、感光体内部露光方
式等を用いて行われる。現像工程はカスケード現像、一
成分絶縁トナー現像、一成分導電トナー現像、二成分磁
気ブラシ現像等の乾式現像方式や湿式現像方式等が用い
られる。転写工程はコロナ転写、ローラー転写、ベルト
転写等の静電転写法、圧力転写法、粘着転写法が用いれ
る。定着は熱ローラ定着、フラッシュ定着、オーブン定
着、圧力定着等が用いられる。クリーニングにはブラシ
クリーナー、磁気ブラシクリーナー、静電ブラシクリー
ナー、磁気ローラークリーナー、ブレードクリーナー、
等が用いられる。
詳細に説明するが、本発明は、その要旨を超えない限
り、これらの実施例に限定されるものではない。なお、
実施例中「部」とあるのは、「重量部」を示す。 実施例1 (電荷発生層の作製)図6に示すCuKα線による粉末
X線回折パターンを有するオキシチタニウムフタロシア
ニン10部、ポリビニルブチラール(電気化学工業
(株)製、商品名#6000−C)5部に1,2−ジメ
トキシエタン500部を加え、サンドグラインドミルで
粉砕、分散処理を行い、電荷発生層液を得た。次に、膜
厚75μmのポリエステル上にアルミを蒸着させたもの
を導電性支持体として用い、前記電荷発生層液を乾燥後
の重量が0.4g/m2 (約0.4μm)となるように
ワイヤーバーで塗布して乾燥させ電荷発生層を形成させ
た。
上に次に示す電荷輸送剤(CTM)(T−1)70部と
1) ノナンジオールとセバシン酸とステアリルアルコ
ールの縮合物
H3
(株)製、商品名Z−200)を100部テトラヒドロ
フラン、トルエンの混合溶媒に溶解させた液を電荷発生
層上にアプリケーターで塗布する。その後、室温で30
分、125℃で20分乾燥させ、乾燥後の膜厚が20μ
mになるように電荷移動層を設けた。この電子写真感光
体をAlとする。
て感光体を作成した。この電子写真感光体をA2とす
る。 比較例1 ワックスを用いないこと以外は全く実施例1と同様にし
て感光体を作成した。この電子写真感光体をP1とす
る。 実施例3 電荷輸送剤をT−2にした以外は実施例1と同様にして
感光体を作成した。
て感光体を作成した。この電子写真感光体をA4とす
る。 比較例2 ワックスを用いないこと以外は全く実施例3と同様して
感光体を作成した。この電子写真感光体をP2とする。 比較例3 電荷輸送剤としてT−3を40部
例1と同様にして感光体を作成した。
て感光体を作成した。この電子写真感光体をP4とす
る。 比較例5 ワックスを用いないこと以外は全く比較例3と同様にし
て感光体を作製した。この電子写真感光体をP5とす
る。
性測定『川口電気(株)製モデルEPA8100』に装
着して、アルミニウム面への流れ込み電流を35μAに
なるように帯電させた後、780nmの単色光露光、除
電を行い、その時の帯電性(Vo )、半減露光量(E
1/2 ,基準電位:−450V,単位μJ/cm2 )、残
留電位(Vr )を測定した。更に感光層表面の動摩擦係
数を以下の方法により求めた。感光層表面にトナーを
0.1mg/cm2 になるように均一に振りかけた後、
肉厚2mmのウレタンゴムを1cm幅に切断したものを
感光体表面に対し45度の角度で押し当て、摩擦係数を
測定した。荷重は200g、速度は5mm/秒、ストロ
ーク20mm、繰り返し回数100回の条件で協和界面
科学(株)製全自動摩擦試験機DFPM−SSを使用し
た。結果を表1に示す。
格を有するCTM(T−1,T−2)の場合にはワック
スを添加することにより電気特性(E1/2 ,Vr )を悪
化させることなく摩擦係数が改善される(P1とA1,
A2の対比、P2とA3,A4の対比)。一方、スチル
ベン骨格を有さないCTM(T−3,T−4)の場合に
は、ワックスを添加しても摩擦係数の改善効果が見られ
ない。
他の感光体特性を損なわずに、滑り性に優れ、長期の繰
り返し使用において、磨耗が少なく、クリーニング性及
び傷に対する耐久性に優れた電子写真感光体を得ること
ができる。
図。
ンのCu−Kα線によるX線回折パターン。
Claims (6)
- 【請求項1】 導電性支持体上に感光層を形成してなる
電子写真感光体において、感光層の最外層にエステル基
を有するワックスを含有し、且つ電荷輸送剤がスチルベ
ン骨格を有する化合物であることを特徴とする電子写真
感光体。 - 【請求項2】 該ワックスがカルボン酸及びアルコール
を原料成分とするワックスであり、且つカルボン酸及び
アルコールの少なくとも一方が炭素数12以上の成分で
あることを特徴とする請求項1に記載の電子写真感光
体。 - 【請求項3】 該ワックスがエステル基を二ケ以上有す
るワックスであることを特徴とする請求項1又は2に記
載の電子写真感光体。 - 【請求項4】 該ワックスがジアルコール及びジカルボ
ン酸並びにモノカルボン酸又はモノアルコールから縮合
反応により得られるワックスであることを特徴とする請
求項1ないし3のいずれかに記載の電子写真感光体。 - 【請求項5】 該ワックス中に不純物として存在する無
機元素の各元素当りの含有量が20ppm以下であるこ
とを特徴すると請求項1ないし4のいずれかに記載の電
子写真感光体。 - 【請求項6】 該ワックスがDSC測定において40〜
130℃の範囲に吸熱ピークを有するワックスであるこ
とを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の電
子写真感光体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11036862A JP2000235271A (ja) | 1999-02-16 | 1999-02-16 | 電子写真感光体 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11036862A JP2000235271A (ja) | 1999-02-16 | 1999-02-16 | 電子写真感光体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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ID=12481606
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JP (1) | JP2000235271A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011227302A (ja) * | 2010-04-20 | 2011-11-10 | Mitsubishi Chemicals Corp | 電子写真感光体、電子写真感光体カートリッジ、及び画像形成装置 |
-
1999
- 1999-02-16 JP JP11036862A patent/JP2000235271A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011227302A (ja) * | 2010-04-20 | 2011-11-10 | Mitsubishi Chemicals Corp | 電子写真感光体、電子写真感光体カートリッジ、及び画像形成装置 |
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