JP2000233866A - 搬送処理手段およびこれを用いた写真処理装置 - Google Patents

搬送処理手段およびこれを用いた写真処理装置

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JP2000233866A
JP2000233866A JP11235964A JP23596499A JP2000233866A JP 2000233866 A JP2000233866 A JP 2000233866A JP 11235964 A JP11235964 A JP 11235964A JP 23596499 A JP23596499 A JP 23596499A JP 2000233866 A JP2000233866 A JP 2000233866A
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JP11235964A
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Kenji Todoki
健二 藤々木
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Noritsu Koki Co Ltd
Original Assignee
Noritsu Koki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ある程度(少なくとも従来程度)のオーダ別
集積と機械の小型化とを実現することが可能である搬送
処理手段を提供し、また、この搬送処理手段を用いて、
小型化された写真処理装置を提供することを課題とす
る。 【解決手段】 所定の処理を受けた被搬送物を搬送する
搬送部11と、該搬送部11を用いて搬送された前記被
搬送物を集積する集積部14とを備え、該集積部14
が、略垂直方向に可動する垂直可動集積部12と、略水
平方向に可動する水平可動集積部13とを用いて構成さ
れており、搬送された被搬送物が、前記垂直可動集積部
12に集積された後に、前記垂直可動集積部12から前
記水平可動集積部13に移送される構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、所定の処理を受け
た被搬送物を搬送する搬送処理手段に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来技術に係る写真処理装置において
は、感光材料(印画紙)がカッタ等により所定の大きさ
に切断され、その感光材料にネガフィルム上の画像が露
光された後に、現像処理ユニットに搬送され、感光材料
に対して、現像、漂白、定着、および安定化の各処理
(以下、これらの処理を総称して「現像処理」とい
う。)が施される。そして、現像処理された感光材料
は、乾燥ユニットに搬送されて、乾燥された後に、感光
材料を集積するトレイ等の集積部に適当に保持・集積さ
れる。
【0003】上記集積部に集積される際には、通常、感
光材料のサイズ毎、あるいはオーダ毎等の必要に応じ
て、適宜振り分けられて集積部上に積み重ねられる。一
般に、オーダの種類としては、フィルムの現像と同時
に、フィルムに写されている全てのコマの画像について
1枚〜数枚ずつサービスサイズ等にプリントする同時プ
リントや、フィルム上の特定のコマの画像のみを数枚プ
リントする焼き増し等がある。また、近年、135サイ
ズフィルム(35mmロールフィルム)やAPSフィル
ムを用いたカメラでは、1本のフィルムに標準サイズで
撮影したコマの他、パノラマサイズやハイビジョンサイ
ズで撮影したコマが含まれている。
【0004】集積部上に感光材料(被搬送物)をサイズ
毎あるいはオーダ毎に整列させるためには、何らかの搬
送部を有した搬送処理手段を用いて、被搬送物(乾燥処
理後の感光材料)を集積部にまで搬送させる必要があ
る。
【0005】図5は、従来技術に係る搬送処理手段を用
いて構成された写真処理装置の概略斜視図を示したもの
である。また、図6は、図5の写真処理装置における搬
送処理手段およびその近傍の概略斜視図を示したもので
ある。図5および図6に示された従来技術に係る搬送処
理手段は、搬送部101と、第一の集積部102と、第
二の集積部103とを用いて構成されている。ここで、
搬送部101は、一定方向に回転しているベルトコンベ
ア101a等を用いて構成されている。また、第一の集
積部102は、複数のトレイ102a等を用いて構成さ
れている。この複数のトレイ102aは、例えばオーダ
毎に矢印c方向に回転するように構成されている。
【0006】図5および6によれば、乾燥処理が終了し
た感光材料(被搬送物)は、そのサイズに応じて、小判
(例えば、その幅が102mm(4インチ)以下)であ
れば第一の排出口111から、また、大判(例えば、そ
の幅が127mm(5インチ)以上)であれば第二の排
出口113から排出されるように構成されている。第一
の排出口111から矢印a方向に排出された被搬送物
(小判の被搬送物)は、ベルトコンベア101a等から
成る搬送部101を介して第一の集積部102に搬送さ
れ(搬送部101上を矢印b方向に搬送され)、第一の
集積部102を構成するトレイ102a上に集積され
る。この際、基本的には、一つのトレイ102a上には
一つのオーダの被搬送物が集積される。そして、次のオ
ーダの被搬送物の集積を行う場合には、第一の集積部1
02(を構成するトレイ102a)を矢印c方向に回転
させ、他のトレイ102a上に被搬送物の集積が行われ
る。また、第二の排出口113から矢印d方向に排出さ
れた被搬送物(大判の被搬送物)は、この第二の排出口
113の直下に設けられている第二の集積部103上に
集積される。
【0007】以上のように構成された搬送処理手段を有
する写真処理装置であれば、必要に応じて(サイズ毎あ
るいはオーダ毎に)、被搬送物を振り分けつつ、集積部
に適当に集積することが可能となる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術に係る搬送処理手段においては、上述したよう
に、小判サイズの被搬送物は、複数のトレイ102aが
垂直方向に配置された「縦方向回転トレイ」から成る第
一の集積部102に集積されるので、オーダ数を多くと
るためには搬送処理手段全体の高さを高くする必要があ
る。すなわち、複数のトレイ102aを垂直方向に配置
するために高さ方向のスペースが必要になると共に、
「縦方向回転トレイ」から成る第一の集積部102を構
成するためには、トレイ102aを回転させるために、
上部回転領域102bと下部回転領域102cとが必要
になる。
【0009】よって、これらの複数のトレイ102aと
上部回転領域102bと下部回転領域102cとを足し
合わせるとかなりの高さが必要となり、機械(搬送処理
手段あるいはこれを用いた写真処理装置等)の小型化を
図ろうとすれば、自ずと集積可能なオーダ数が限定され
(第一の集積部の構成スペースが制限され)、ある程度
のオーダ別集積を可能とすることと、機械の小型化(主
に、機械の高さ方向の小型化)とは、相容れないという
問題があった。
【0010】また、搬送処理手段における第一の集積部
の他の構成として、ベルトコンベア101a等から成る
搬送部101の搬送方向(b方向)の略延長線上に、複
数のトレイを設ける構成(いわゆる「横方向回転トレ
イ」から成る搬送部)も考えられるが、係る構成におい
ては機械幅が広くなりすぎるため、ある程度のオーダ別
集積を可能とすることと、機械の小型化(主に、機械の
幅方向の小型化)とは、相容れないという問題があっ
た。
【0011】そこで、本発明は、上記従来技術の問題点
を解決するためになされたものであって、ある程度(少
なくとも従来程度)のオーダ別集積と機械の小型化とを
実現することが可能である搬送処理手段を提供し、ま
た、この搬送処理手段を用いて、小型化された写真処理
装置を提供することを課題とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】すなわち、上記課題を解
決するための本発明の第一の構成に係る搬送処理手段
は、所定の処理を受けた被搬送物を搬送する搬送部11
と、該搬送部11を用いて搬送された前記被搬送物を集
積する集積部14とを備え、該集積部14が、略垂直方
向に可動する垂直可動集積部12と、略水平方向に可動
する水平可動集積部13とを用いて構成されており、搬
送された被搬送物が、前記垂直可動集積部12に集積さ
れた後に、前記垂直可動集積部12から前記水平可動集
積部13に移送されることを特徴としている。
【0013】本発明の第一の構成に係る搬送処理手段に
よれば、前記垂直可動集積部12と前記水平可動集積部
13とを効果的に組み合わせることによって、ある程度
(少なくとも従来程度)のオーダ別集積と機械の小型化
とを実現することが可能である搬送処理手段を得ること
が可能となる。
【0014】また、上記課題を解決するための本発明の
第二の構成に係る搬送処理手段は、所定の処理を受けた
被搬送物を搬送する搬送部11と、該搬送部11を用い
て搬送された前記被搬送物を集積する集積部14とを備
え、必要に応じて前記搬送部11上の前記被搬送物の搬
送方向が切り替え可能であって、前記各搬送方向の少な
くとも一方に設けられている集積部14が、略垂直方向
に可動する垂直可動集積部12と、略水平方向に可動す
る水平可動集積部13とを用いて構成されており、搬送
された被搬送物が、前記垂直可動集積部12に集積され
た後に、前記垂直可動集積部12から前記水平可動集積
部13に移送されることを特徴としている。
【0015】本発明の第二の構成に係る搬送処理手段に
よれば、前記垂直可動集積部12と前記水平可動集積部
13とを効果的に組み合わせることによって、ある程度
(少なくとも従来程度)のオーダ別集積と機械の小型化
とを実現することが可能である搬送処理手段を得ること
が可能となる。また、前記搬送部11の搬送方向を切り
替えることによって、前記被搬送物を所定の方向(所定
の集積部)に搬送・集積することが可能となるので、振
り分けに必要となる排出口、およびそれに関する振り分
け機構等の構成を従来よりも削減することが可能となる
ので、比較的簡単な構成を有する搬送処理手段を得るこ
とができる。
【0016】また、本発明の第二の構成に係る搬送処理
手段においては、前記搬送部11が、ベルトコンベア1
1aと該ベルトコンベアを駆動させる駆動部とを用いて
構成されており、前記駆動部を制御して前記ベルトコン
ベア11aの回転方向を変化させることによって、前記
搬送部11上の前記被搬送物の搬送方向を切り替える構
成であることが好ましい。
【0017】この好ましい例によれば、上述した第二の
構成に係る搬送処理手段を効果的に構成することが可能
となる。具体的には、前記搬送物の大きさ等を認識する
ために従来から設けられているセンサ等からの信号を用
いて(被搬送物の大きさ等を判断して)、前記ベルトコ
ンベア11aを駆動させる駆動手段に供給される電源の
プラス/マイナスを反転させることによって、前記ベル
トコンベア11aを制御し前記搬送部11上の被搬送物
の搬送方向を切り替えている。すなわち、特に新たな振
り分け機構等を用いることなく、前記被搬送物の振り分
けを可能としている。したがって、比較的簡単な構成要
素(基本的には従来からの構成要素)を用いて、必要に
応じて(例えば、そのサイズに応じて)、前記被搬送物
の振り分けが可能である搬送処理手段を得ることができ
る。
【0018】また、本発明の第一および第二の構成に係
る搬送処理手段においては、前記被搬送物を排出する排
出口16と、該排出口16の直下に位置する前記搬送部
11と、前記搬送部11の側方に位置する前記垂直可動
集積部12と、前記搬送部11の上部あるいは下部に位
置する前記水平可動集積部13とを有する構成であるこ
とが好ましい。
【0019】この好ましい例においては、前記水平可動
集積部13が、前記搬送部11および前記排出口(第一
の排出口)16の上部あるいは下部に位置している。す
なわち、従来技術に係る写真処理装置において有効利用
されていなかった領域に、水平可動集積部13を設けて
いる。また、前記搬送部11の側方に比較的小型の(広
いスペースを必要としない)垂直可動集積部12を設け
ている。そして、前記垂直可動集積部12から被搬送物
を水平可動集積部13に対して前記被搬送物を移送して
いる。したがって、この好ましい例によれば、前記搬送
部11の側方に、簡易で且つ高さ方向および幅方向のス
ペースを特に必要としない前記垂直可動集積部12を設
け、前記搬送部11等の上部あるいは下部領域に、(例
えば、オーダ毎の集積が可能である)前記水平可動集積
部13を設けているので、写真処理装置のスペース(従
来利用されていなかったスペース)を効果的に利用し
て、ある程度のオーダ別集積を可能とする共に、搬送処
理手段の小型化(高さ方向および幅方向の小型化)を実
現することができる。
【0020】また、本発明の第一および第二の構成に係
る搬送処理手段においては、前記垂直可動集積部12と
前記水平可動集積部13とが、櫛歯状に形成されたスト
ッカーを用いて構成されており、前記垂直可動集積部1
2から前記水平可動集積部13に対して前記被搬送物が
移送される際に、前記垂直可動集積部12と前記水平可
動集積部13とを構成するそれぞれのストッカーが接触
しないように、それぞれの櫛歯が互い違いになるように
形成されていることが好ましい。
【0021】さらに、前記水平可動集積部13が、櫛歯
状に形成されたストッカー13aを複数用いて構成され
ており、前記垂直可動集積部12に対して所定量の被搬
送物が集積された後に、前記所定量の被搬送物が前記垂
直可動集積部12から前記水平可動集積部13を構成す
る一つのストッカー13aに移送される構成であること
が好ましい。
【0022】また、以上に述べたいずれかの搬送処理手
段を用いて、乾燥後の感光材料の搬送および集積を行う
写真処理装置を構成することが好ましい。
【0023】この好ましい例によれば、上述した種々の
効果を得ることが可能となり、延いては、ある程度のオ
ーダ別集積を可能とすると共に、その小型化(高さ方向
および幅方向の小型化)を実現することができる写真処
理装置を得ることが可能となる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて、本発明の
実施の形態を説明する。
【0025】〈第一の実施形態〉図1は、本発明の第一
の実施形態に係る写真処理装置を構成している搬送処理
手段およびその近傍の概略斜視図を示したものである。
【0026】図1において、搬送処理手段は、搬送部1
1と、第一の集積部14と、第二の集積部15とを用い
て構成されている。搬送部11は、ベルトコンベア11
aと、このベルトコンベア11aを駆動させる駆動手段
(図示省略)とを用いて構成され、第一の集積部14
は、略垂直方向(上下方向)に可動可能であるストッカ
ー等から成る垂直可動集積部12と、略水平方向に回転
駆動可能に構成された複数のストッカー13a,…等か
ら成る水平可動集積部13とを用いて構成され、第二の
集積部15は、大型のトレイ等を用いて構成されてい
る。
【0027】ここで、第一の集積部14を構成する垂直
可動集積部(ストッカー)12およびストッカー13a
は、その幅が102mm(4インチ)以下の小判サイズ
の被搬送物を集積可能である大きさに形成されている。
また、第二の集積部15は、その幅が127mm(5イ
ンチ)以上、210mm(8.25インチ)以下の大判
サイズの被搬送物を集積可能である大きさに形成されて
いる。また、垂直可動集積部12を構成するストッカー
も、水平可動集積部13を構成するストッカー13a
も、櫛歯状に形成されている。そして、垂直可動集積部
(のストッカー)12と、水平可動集積部(のストッカ
ー13a)13とは、その櫛歯部分が、互い違いに(そ
れぞれの歯の部分が接触しないように)形成されてい
る。
【0028】次に、以上のように構成された搬送処理手
段等の作動状態について説明する。
【0029】図1に示された搬送処理手段を有する写真
処理装置によれば、被搬送物(写真)は、乾燥された後
に、そのサイズに応じて、小判であれば第一の排出口1
6から、また、大判であれば第二の排出口17から排出
される。写真処理装置内においては、被搬送物が排出口
16,17に至るまでの間に、写真処理装置内の各箇所
に設けられた複数のセンサ(図示省略)によって、被搬
送物の大きさが検知されており、その大きさに応じて各
排出口16,17に対して、被搬送物が振り分けられ
る。
【0030】すなわち、大判サイズの被搬送物は、第二
の排出口17から矢印Cの方向に排出され、この第二の
排出口17の直下に設けられた第二の集積部15上に集
積されることとなる。
【0031】一方、小判サイズの被搬送物は、第一の排
出口16から矢印Aの方向に(搬送部11上に)排出さ
れた後、ベルトコンベア11aを矢印Bの方向に回転
(移動)させることによって、搬送部11上を垂直可動
集積部12に向かって搬送される。この際、垂直可動集
積部(ストッカー)12は、搬送部11からの被搬送物
を集積可能である位置(以下、「集積待機位置」ともい
う。)に待機している。そして、通常、垂直可動集積部
12上には、1オーダ分の被搬送物が集積される。
【0032】次に、1オーダ分の被搬送物が集積された
垂直可動集積部12は、矢印Y1の方向に移動させられ
る。この際、垂直可動集積部12は、垂直可動集積部1
2の直下に位置しているストッカー13aのさらに下方
に位置するまで、矢印Y1の方向に移動させられる。こ
うすることにより、垂直可動集積部12上の1オーダ分
の被搬送物が、垂直可動集積部12の直下に位置してい
るストッカー13aに受け渡される。すなわち、先述し
たように、本実施形態に係る垂直可動集積部12の櫛歯
部分と、ストッカー13aの櫛歯部分とは、互い違いに
形成されているので、垂直可動集積部12を矢印Y1
方向に移動させて、その直下のストッカー13aよりも
下方に位置させれば、垂直可動集積部12から水平可動
集積部13(ストッカー13a)に対して1オーダ分の
被搬送物が移送されることとなる。
【0033】次に、水平可動集積部13を矢印Xの方向
に移動させる。具体的には、ストッカー13aの一つ
(一列)分だけ、水平可動集積部13を矢印Xの方向に
移動させる。そうすると、垂直可動集積部12の下方か
ら新たなストッカー13aが回転して表出し、1オーダ
分の被搬送物は矢印X方向に移動することとなる。
【0034】次に、垂直可動集積部12を矢印Y2の方
向に移動させる。上述したように、被搬送物が集積され
たストッカー13aは矢印X方向に移動し、垂直可動集
積部12の上方には新たな(被搬送物が集積されていな
い)ストッカー13aが位置しているので、垂直可動集
積部12は、何の障害もなく矢印Y2方向への移動が可
能である。そして、矢印Y2方向に移動させられた垂直
可動集積部12は、次のオーダの被搬送物の集積に備え
て、集積待機位置に戻る。
【0035】集積待機位置に戻った垂直可動集積部12
には、その後、また1オーダ分の被搬送物が集積され、
上述した工程を繰り返すことによって、次々に、1オー
ダ分毎の被搬送物が水平可動集積部13に集積されるこ
ととなる。
【0036】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、オーダ毎の集積を行う第一の集積部14を構成する
水平可動集積部13が、搬送部11、第一の排出口1
6、第二の排出口17、および第二の集積部15の下部
に位置している。すなわち、従来技術に係る写真処理装
置において有効利用されていなかった領域(搬送部11
等の下部領域)に、オーダ毎の集積を行う水平可動集積
部13を設けている。また、比較的小型の(広いスペー
スを必要としない)垂直可動集積部12を用いて、1オ
ーダ分の被搬送物を水平可動集積部13に移送してい
る。
【0037】したがって、本実施形態によれば、搬送部
11の側方部に、簡易で且つ高さ方向および幅方向のス
ペースを特に必要としない垂直可動集積部12を設け、
搬送部11等の下部領域に、オーダ毎の集積が可能であ
る水平可動集積部13を設けているので、写真処理装置
のスペース(従来利用されていなかったスペース)を効
果的に利用して、ある程度のオーダ別集積を可能とする
共に、写真処理装置の小型化(高さ方向および幅方向の
小型化)を実現することができる写真処理装置を得るこ
とが可能となる。
【0038】〈第二の実施形態〉図2は、本発明の第二
の実施形態に係る写真処理装置を構成している搬送処理
手段およびその近傍の概略斜視図を示したものである。
【0039】図2において、搬送処理手段は、搬送部1
1と、第一の集積部14とを用いて構成されている。搬
送部11は、ベルトコンベア11aと、このベルトコン
ベア11aを駆動させる駆動手段(図示省略)とを用い
て構成され、第一の集積部14は、略垂直方向(上下方
向)に可動可能であるストッカー等から成る垂直可動集
積部12と、略水平方向に回転駆動可能に構成された複
数のストッカー13a,…等から成る水平可動集積部1
3とを用いて構成されている。
【0040】ここで、第一の集積部14を構成する垂直
可動集積部(ストッカー)12およびストッカー13a
は、その幅が102mm(4インチ)以下の小判サイズ
の被搬送物を集積可能であると共に、127mm(5イ
ンチ)以上、210mm(8.25インチ)以下の大判
サイズをも集積可能である大きさに形成されている。ま
た、垂直可動集積部12を構成するストッカーも、水平
可動集積部13を構成するストッカー13aも、第一の
実施形態と同様に櫛歯状に形成され、垂直可動集積部
(のストッカー)12と、水平可動集積部(のストッカ
ー13a)13とは、その櫛歯部分が、互い違いに(そ
れぞれの歯の部分が接触しないように)形成されてい
る。
【0041】次に、以上のように構成された搬送処理手
段等の作動状態について説明する。
【0042】図2に示された搬送処理手段を有する写真
処理装置によれば、被搬送物(写真)は、乾燥された後
に、第一の排出口16から排出される。写真処理装置内
においては、被搬送物が排出口16に至るまでの間に、
写真処理装置内の各箇所に写真処理装置内の各箇所に設
けられた複数のセンサ(図示省略)によって、被搬送物
の大きさが検知されており、被搬送物が第一の排出口1
6から排出される際には、その大きさが明確に判断され
ている。また、その被搬送物のオーダについても、明確
に判断されている。
【0043】被搬送物は、第一の排出口16から矢印A
の方向に(搬送部11上に)排出された後、ベルトコン
ベア11aを矢印Bの方向に回転(移動)させることに
よって、搬送部11上を垂直可動集積部12に向かって
搬送される。この際、垂直可動集積部(ストッカー)1
2は、搬送部11からの被搬送物を集積可能である集積
待機位置に待機している。そして、通常、垂直可動集積
部12上には、1オーダ分の被搬送物が集積される。
【0044】次に、1オーダ分の被搬送物が集積された
垂直可動集積部12は、矢印Y1の方向に移動させられ
る。この際、垂直可動集積部12は、垂直可動集積部1
2の直下に位置しているストッカー13aのさらに下方
に位置するまで、矢印Y1の方向に移動させられる。こ
うすることにより、垂直可動集積部12上の1オーダ分
の被搬送物が、垂直可動集積部12の直下に位置してい
るストッカー13aに受け渡される。すなわち、垂直可
動集積部12の櫛歯部分と、ストッカー13aの櫛歯部
分とは、互い違いに形成されているので、垂直可動集積
部12を矢印Y 1の方向に移動させて、その直下のスト
ッカー13aよりも下方に位置させれば、垂直可動集積
部12から水平可動集積部13(ストッカー13a)に
対して1オーダ分の被搬送物が移送されることとなる。
【0045】次に、水平可動集積部13を矢印Xの方向
に移動させる。具体的には、ストッカー13aの一つ
(一列)分だけ、水平可動集積部13を矢印Xの方向に
移動させる。そうすると、垂直可動集積部12の下方か
ら新たなストッカー13aが回転して表出し、1オーダ
分の被搬送物は矢印X方向に移動することとなる。
【0046】次に、垂直可動集積部12を矢印Y2の方
向に移動させる。そうすれば、被搬送物が集積されたス
トッカー13aは矢印X方向に移動し、垂直可動集積部
12の上方には新たな(被搬送物が集積されていない)
ストッカー13aが位置することとなるので、垂直可動
集積部12は、何の障害もなく矢印Y2方向への移動が
可能である。そして、矢印Y2方向に移動させられた垂
直可動集積部12は、次のオーダの被搬送物の集積に備
えて、集積待機位置に戻る。
【0047】集積待機位置に戻った垂直可動集積部12
には、その後、また1オーダ分の被搬送物が集積され、
上述した工程を繰り返すことによって、次々に、1オー
ダ分毎の被搬送物が水平可動集積部13に集積されるこ
ととなる。
【0048】なお、本実施形態においては、1オーダ毎
に、垂直可動集積部12から水平可動集積部13に対し
て、被搬送物が移送される場合について説明したが、本
実施形態はこの構成に限定されるものではなく、例え
ば、被搬送物のサイズが異なる毎に、垂直可動集積部1
2から水平可動集積部13に対して被搬送物が移送され
るように構成してもよい。すなわち、本実施形態におい
ては、被搬送物が第一の排出口16から排出される際
に、その被搬送物が小判サイズであるか、または大判サ
イズであるか等の判断も行われているので、そのサイズ
に応じて垂直可動集積部12を昇降させて(その昇降に
対応するように水平可動集積部13をも可動させて)、
水平可動集積部13の一つのストッカー13a毎に、サ
イズに応じた集積を行うように構成してもよい。
【0049】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、オーダ毎(あるいはサイズ毎等)の集積を行う第一
の集積部14を構成する水平可動集積部13が、搬送部
11および第一の排出口16の下部に位置している。す
なわち、従来技術に係る写真処理装置において有効利用
されていなかった領域(搬送部11等の下部領域)に、
水平可動集積部13を設けている。また、比較的小型の
(広いスペースを必要としない)垂直可動集積部12を
用いて、被搬送物を水平可動集積部13に移送してい
る。
【0050】したがって、本実施形態によれば、第一の
実施形態と同様に、搬送部11の側方部に、簡易で且つ
高さ方向および幅方向のスペースを特に必要としない垂
直可動集積部12を設け、搬送部11等の下部領域に、
オーダ毎等の集積が可能である水平可動集積部13を設
けているので、写真処理装置のスペース(従来利用され
ていなかったスペース)を効果的に利用して、ある程度
のオーダ別等の集積を可能とすると共に、写真処理装置
の小型化(高さ方向および幅方向の小型化)を実現する
ことができる写真処理装置を得ることが可能となる。ま
た、本実施形態によれば、必要に応じて、第一の実施形
態を構成していた第二の排出口および第二の集積部を用
いることなく、大判サイズの被搬送物の集積も可能であ
るので、写真処理装置のさらなる小型化を実現すること
が可能となる。
【0051】〈第三の実施形態〉図3は、本発明の第三
の実施形態に係る写真処理装置を構成している搬送処理
手段およびその近傍の概略斜視図を示したものである。
【0052】図3において、搬送処理手段は、搬送部1
1と、第一の集積部14と、第二の集積部25とを用い
て構成されている。搬送部11は、ベルトコンベア11
aと、このベルトコンベア11aを駆動させる駆動手段
(図示省略)とを用いて構成され、第一の集積部14
は、略垂直方向(上下方向)に可動可能であるストッカ
ー等から成る垂直可動集積部12と、略水平方向に回転
駆動可能に構成された複数のストッカー13a,…等か
ら成る水平可動集積部13とを用いて構成され、第二の
集積部25は、大型のトレイ等を用いて構成されてい
る。
【0053】ここで、第一の集積部14を構成する垂直
可動集積部(ストッカー)12およびストッカー13a
は、その幅が102mm(4インチ)以下の小判サイズ
の被搬送物を集積可能である大きさに形成されている。
また、第二の集積部25は、その幅が127mm(5イ
ンチ)以上、210mm(8.25インチ)以下の大判
サイズの被搬送物を集積可能である大きさに形成されて
いる。また、垂直可動集積部12を構成するストッカー
も、水平可動集積部13を構成するストッカー13a
も、櫛歯状に形成されている。そして、垂直可動集積部
(のストッカー)12と、水平可動集積部(のストッカ
ー13a)13とは、その櫛歯部分が、互い違いに(そ
れぞれの歯の部分が接触しないように)形成されてい
る。
【0054】次に、以上のように構成された搬送処理手
段等の作動状態について説明する。
【0055】図3に示された搬送処理手段を有する写真
処理装置によれば、乾燥された被搬送物(写真)は、そ
のサイズに応じて、小判であれば、集積待機位置にある
垂直可動集積部12にまで搬送され、また、大判であれ
ば、第二の集積部25にまで搬送される。具体的には、
第一の排出口16から被搬送物が排出される際には、写
真処理装置内の各箇所に設けられた複数のセンサ(図示
省略)によって、第一の排出口16から排出される被搬
送物の大きさが検知され、この被搬送物に関する信号が
ベルトコンベア11aを駆動させる駆動手段(図示省
略)に送られる。そして、被搬送物が小判サイズである
場合には、ベルトコンベア11aを矢印Bの方向に回転
させるように駆動手段を駆動させ、搬送部11上の被搬
送物を垂直可動集積部12に搬送させ、被搬送物が大判
サイズである場合には、ベルトコンベア11aを矢印D
の方向に回転させるように駆動手段を駆動させ、搬送部
11上の被搬送物を第二の集積部25に搬送させる。な
お、ベルトコンベア11aの回転方向を切り替える際に
は、装置内のセンサ等からの信号を用いて(被搬送物の
大きさ等を判断して)、ベルトコンベア11aを駆動さ
せる駆動手段に供給される電源のプラス/マイナスを反
転させればよい。
【0056】すなわち、大判サイズの被搬送物は、搬送
部11上を矢印Dの方向に搬送され、図3における搬送
部11の右側方に設けられた第二の集積部25上に集積
されることとなる。
【0057】一方、小判サイズの被搬送物は、上述した
ように、第一の排出口16から矢印Aの方向に(搬送部
11上に)排出された後、ベルトコンベア11aを矢印
Bの方向に回転(移動)させることによって、搬送部1
1上を垂直可動集積部12に向かって搬送される。この
際、垂直可動集積部(ストッカー)12は、搬送部11
からの被搬送物を集積可能である集積待機位置に存在し
ている。そして、通常、垂直可動集積部12上には、1
オーダ分の被搬送物が集積される。
【0058】次に、1オーダ分の被搬送物が集積された
垂直可動集積部12は、矢印Y1の方向に移動させられ
る。具体的には、垂直可動集積部12は、垂直可動集積
部12の直下に位置しているストッカー13aのさらに
下方に位置するまで、矢印Y 1の方向に移動させられ
る。こうすることにより、垂直可動集積部12上の1オ
ーダ分の被搬送物が、垂直可動集積部12の直下に位置
しているストッカー13aに受け渡される。つまり、先
述したように、本実施形態に係る垂直可動集積部12の
櫛歯部分と、ストッカー13aの櫛歯部分とは、互い違
いに形成されているので、垂直可動集積部12を矢印Y
1の方向に移動させて、その直下のストッカー13aよ
りも下方に位置させれば、垂直可動集積部12から水平
可動集積部13(ストッカー13a)に対して1オーダ
分の被搬送物が移送されることとなる。
【0059】次に、水平可動集積部13を矢印Xの方向
に移動させる。具体的には、ストッカー13aの一つ
(一列)分だけ、水平可動集積部13を矢印Xの方向に
移動させる。そうすると、垂直可動集積部12の下方か
ら新たなストッカー13aが回転して表出し、1オーダ
分の被搬送物は矢印X方向に移動することとなる。
【0060】次に、垂直可動集積部12を矢印Y2の方
向に移動させる。そうすれば、被搬送物が集積されたス
トッカー13aは矢印X方向に移動し、垂直可動集積部
12の上方には新たな(被搬送物が集積されていない)
ストッカー13aが位置することとなるので、垂直可動
集積部12は、何の障害もなく矢印Y2方向への移動が
可能となる。そして、矢印Y2方向に移動させられた垂
直可動集積部12は、次のオーダの被搬送物の集積に備
えて、集積待機位置に戻る。
【0061】集積待機位置に戻った垂直可動集積部12
には、その後、また1オーダ分の被搬送物が集積され
る。そして、上述した各工程を繰り返すことによって、
次々に、1オーダ分毎の被搬送物が水平可動集積部13
に集積されることとなる。
【0062】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、オーダ毎の集積を行う第一の集積部14を構成する
水平可動集積部13が、搬送部11および第一の排出口
16の下部に位置している。すなわち、従来技術に係る
写真処理装置において有効利用されていなかった領域
(搬送部11等の下部領域)に、オーダ毎の集積を行う
水平可動集積部13を設けている。また、比較的小型の
(広いスペースを必要としない)垂直可動集積部12を
用いて、1オーダ分の被搬送物を水平可動集積部13に
移送している。
【0063】したがって、本実施形態によれば、搬送部
11の側方部に、簡易で且つ高さ方向および幅方向のス
ペースを特に必要としない垂直可動集積部12を設け、
搬送部11等の下部領域に、オーダ毎の集積が可能であ
る水平可動集積部13を設けているので、写真処理装置
のスペース(従来利用されていなかったスペース)を効
果的に利用して、ある程度のオーダ別集積を可能とする
共に、写真処理装置の小型化(高さ方向および幅方向の
小型化)を実現することができる写真処理装置を得るこ
とが可能となる。
【0064】また、本実施形態においては、必要に応じ
て(本実施形態によればサイズに応じて)、搬送部11
のベルトコンベア11aの回転方向を切り替えることに
よって、被搬送物を二方向(矢印Bの方向あるいは矢印
Dの方向)に搬送することが可能である。
【0065】すなわち、本実施形態においては、被搬送
物を二方向(二つの集積部14,25)に振り分ける場
合であっても、被搬送物を排出する排出口を二つ設けず
に、排出口を一つだけ設けて(第一の排出口16のみ設
けて)従来から設けられているベルトコンベア11aの
回転方向を切り替えるのみで、被搬送物の振り分けを実
現可能としている。したがって、本実施形態によれば、
上述した効果(ある程度のオーダ別集積を可能とし、搬
送処理手段(延いては写真処理装置)の小型化を実現す
る)と共に、比較的簡単な構成要素(基本的には従来か
らの構成要素)を用いて、必要に応じて被搬送物の振り
分けが可能である搬送処理手段(延いては写真処理装
置)を得ることができる。よって、被搬送物の振り分け
を行う場合であっても、構造の複雑化等を抑え、コスト
ダウン等をも図ることが可能となる。
【0066】〈第四の実施形態〉なお、第一から第三の
実施形態においては、搬送部11の下部領域に水平可動
集積部13を設ける構成について説明したが、本発明は
この構成に限定されるものではない。したがって、例え
ば、図4に示すような構成であってもよい。
【0067】図4は、本発明の第四の実施形態に係る写
真処理装置を構成している搬送処理手段およびその近傍
の概略斜視図を示したものである。
【0068】図4において、搬送処理手段は、搬送部1
1と、第一の集積部14と、第二の集積部25とを用い
て構成されている。搬送部11は、ベルトコンベア11
aと、このベルトコンベア11aを駆動させる駆動手段
(図示省略)とを用いて構成され、第一の集積部14
は、略垂直方向(上下方向)に可動可能であるストッカ
ー等から成る垂直可動集積部12と、略水平方向に回転
駆動可能に構成された複数のストッカー13a,…等か
ら成る水平可動集積部13とを用いて構成され、第二の
集積部25は、大型のトレイ等を用いて構成されてい
る。また、本実施形態においては、搬送部11の上部領
域に水平可動集積部13が設けられている。
【0069】ここで、第一の集積部14を構成する垂直
可動集積部(ストッカー)12およびストッカー13a
は、その幅が102mm(4インチ)以下の小判サイズ
の被搬送物を集積可能である大きさに形成されている。
また、第二の集積部25は、その幅が127mm(5イ
ンチ)以上、210mm(8.25インチ)以下の大判
サイズの被搬送物を集積可能である大きさに形成されて
いる。また、垂直可動集積部12を構成するストッカー
も、水平可動集積部13を構成するストッカー13a
も、櫛歯状に形成されている。そして、垂直可動集積部
(のストッカー)12と、水平可動集積部(のストッカ
ー13a)13とは、その櫛歯部分が、互い違いに(そ
れぞれの歯の部分が接触しないように)形成されてい
る。
【0070】次に、以上のように構成された搬送処理手
段等の作動状態について説明する。
【0071】図4に示された搬送処理手段を有する写真
処理装置によれば、乾燥された被搬送物(写真)は、そ
のサイズに応じて、小判であれば、集積待機位置(図4
の仮想線(二点鎖線)で示した位置)にある垂直可動集
積部12にまで搬送され、また、大判であれば、第二の
集積部25にまで搬送される。具体的には、第一の排出
口16から被搬送物が排出される際には、写真処理装置
内の各箇所に設けられた複数のセンサ(図示省略)によ
って、第一の排出口16から排出される被搬送物の大き
さが検知され、この被搬送物に関する信号がベルトコン
ベア11aを駆動させる駆動手段(図示省略)に送られ
る。そして、被搬送物が小判サイズである場合には、ベ
ルトコンベア11aを矢印Bの方向に回転させるように
駆動手段を駆動させ、搬送部11上の被搬送物を垂直可
動集積部12に搬送させ、被搬送物が大判サイズである
場合には、ベルトコンベア11aを矢印Dの方向に回転
させるように駆動手段を駆動させ、搬送部11上の被搬
送物を第二の集積部25に搬送させる。なお、ベルトコ
ンベア11aの回転方向を切り替える際には、装置内の
センサ等からの信号を用いて(被搬送物の大きさ等を判
断して)、ベルトコンベア11aを駆動させる駆動手段
に供給される電源のプラス/マイナスを反転させればよ
い。
【0072】すなわち、大判サイズの被搬送物は、搬送
部11上を矢印Dの方向に搬送され、図4における搬送
部11の右側方に設けられた第二の集積部25上に集積
されることとなる。
【0073】一方、小判サイズの被搬送物は、上述した
ように、第一の排出口16から搬送部11上に排出され
た後、ベルトコンベア11aを矢印Bの方向に回転(移
動)させることによって、搬送部11上を(二点鎖線で
示した)垂直可動集積部12に向かって搬送される。こ
の際、垂直可動集積部(ストッカー)12は、搬送部1
1からの被搬送物を集積可能である集積待機位置に存在
している。そして、通常、垂直可動集積部12上には、
1オーダ分の被搬送物が集積される。
【0074】次に、1オーダ分の被搬送物が集積された
垂直可動集積部12は、矢印Y2の方向に移動させられ
る。具体的には、垂直可動集積部12を矢印Y2の方向
に移動させる場合には、垂直可動集積部12の上部部分
には、水平可動集積部13を構成するストッカー13a
のいずれもが、垂直可動集積部12およびこれに集積さ
れた被搬送物と干渉しない位置に存在した状態となって
いる。
【0075】次に、水平可動集積部13を矢印Xの方向
に移動させる。具体的には、ストッカー13aの一つ
(一列)分だけ、水平可動集積部13を矢印Xの方向に
移動させる。そうすると、垂直可動集積部12の下方か
ら新たなストッカー13aが回転して表出し、1オーダ
分の被搬送物が垂直可動集積部12から水平可動集積部
13に移送されることとなる。
【0076】次に、垂直可動集積部12を矢印Y1の方
向に移動させる。そして、矢印Y1方向に移動させられ
た垂直可動集積部12は、次のオーダの被搬送物の集積
に備えて、集積待機位置(図4に示された仮想線(二点
差線)の位置)に戻る。
【0077】集積待機位置に戻った垂直可動集積部12
には、その後、また1オーダ分の被搬送物が集積され
る。そして、上述した各工程を繰り返すことによって、
次々に、1オーダ分毎の被搬送物が水平可動集積部13
に集積されることとなる。
【0078】以上に説明した本実施形態は、その構成は
略第三の実施形態と同様であるため、基本的には、第三
の実施形態と同様の効果を得ることができる。
【0079】また、本実施形態によれば、水平可動集積
部13の上部に他の構成要素を有していないという独特
の構成をも有しているので、オーダ毎に集積された被搬
送物の取り出しが容易であるという、本実施形態に特有
の効果を得ることも可能である。
【0080】〈他の実施形態〉なお、以上の第一から第
四の実施形態においては、水平可動集積部13を構成す
るストッカー13aには、基本的に、小判サイズの被搬
送物(写真)が1オーダ分集積される場合について説明
したが、本発明はこの構成に限定されるものではない。
したがって、例えば、1オーダ分の被搬送物の集積枚数
が所定値(例えば50枚)を超える場合等においては、
1オーダ分の被搬送物を二つ以上のストッカー13aに
分けて集積するような構成としてもよい。
【0081】また、第一から第四の実施形態において
は、被搬送物の幅が102mm(4インチ)以下の場合
を小判サイズとし、被搬送物の幅が127mm(5イン
チ)以上の場合を大判サイズとして、適宜振り分け搬送
する構成等について説明したが、本発明は、この構成に
限定されるものではなく、小判、大判のしきい値を別の
値としてもよい。したがって、例えば、被搬送物の幅が
127mm(5インチ)以下のサイズを小判サイズと
し、そのサイズより大きいものを大判サイズとして、適
宜振り分け搬送してもよい。
【0082】また、第三および第四の実施形態(図3お
よび図4参照)においては、大判サイズの被搬送物を大
型のトレイを用いて構成された第二の集積部25に集積
する構成について説明したが、本発明はこの構成に限定
されるものではない。したがって、例えば、図3におけ
る搬送部の右側方部に、大型のトレイ(第二の集積部2
5)の代わりに他の垂直可動集積部を設け、搬送部11
の上下方向のいずれかの箇所(例えば、搬送部11と水
平可動集積部13との間の領域、あるいは水平可動集積
部13の下方の領域)に他の水平可動集積部を設けても
よい。すなわち、搬送部11の両側にそれぞれ垂直可動
集積部を設けると共に、それぞれの垂直可動集積部に対
応した水平可動集積部を設けて、小判サイズと大判サイ
ズとを振り分けつつ、集積するように構成してもよい。
【0083】また、以上の説明においては、各実施形態
に係る搬送処理手段を、乾燥後の感光材料(写真)を搬
送するために用いる場合、すなわち、本発明に係る搬送
処理手段を写真処理装置に適用する場合について説明し
たが、本発明は、この構成に限定されるものではない。
したがって、例えば、本発明(各実施形態)に係る搬送
処理手段を、複写機等の他の処理装置に適用してもよ
い。
【0084】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ある程度(少なくとも従来程度)のオーダ別集積と機械
の小型化とを実現することが可能である搬送処理手段を
得ることが可能であり、また、この搬送処理手段を用い
て、小型化された写真処理装置等を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施形態に係る写真処理装置を
構成している搬送処理手段およびその近傍の概略斜視図
【図2】本発明の第二の実施形態に係る写真処理装置を
構成している搬送処理手段およびその近傍の概略斜視図
【図3】本発明の第三の実施形態に係る写真処理装置を
構成している搬送処理手段およびその近傍の概略斜視図
【図4】本発明の第四の実施形態に係る写真処理装置を
構成している搬送処理手段およびその近傍の概略斜視図
【図5】従来技術に係る搬送処理手段を用いて構成され
た写真処理装置の概略斜視図
【図6】図5に示された搬送処理手段およびその近傍の
概略斜視図
【符号の説明】 11 搬送部 11a ベルトコンベア 12 垂直可動集積部 13 水平可動集積部 13a ストッカー 14 第一の集積部 15,25 第二の集積部 16 第一の排出口 17 第二の排出口

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の処理を受けた被搬送物を搬送する
    搬送部(11)と、該搬送部(11)を用いて搬送され
    た前記被搬送物を集積する集積部(14)とを備え、該
    集積部(14)が、略垂直方向に可動する垂直可動集積
    部(12)と、略水平方向に可動する水平可動集積部
    (13)とを用いて構成されており、搬送された被搬送
    物が、前記垂直可動集積部(12)に集積された後に、
    前記垂直可動集積部(12)から前記水平可動集積部
    (13)に移送される搬送処理手段。
  2. 【請求項2】 所定の処理を受けた被搬送物を搬送する
    搬送部(11)と、該搬送部(11)を用いて搬送され
    た前記被搬送物を集積する集積部(14)とを備え、必
    要に応じて前記搬送部(11)上の前記被搬送物の搬送
    方向が切り替え可能であって、前記各搬送方向の少なく
    とも一方に設けられている集積部(14)が、略垂直方
    向に可動する垂直可動集積部(12)と、略水平方向に
    可動する水平可動集積部(13)とを用いて構成されて
    おり、搬送された被搬送物が、前記垂直可動集積部(1
    2)に集積された後に、前記垂直可動集積部(12)か
    ら前記水平可動集積部(13)に移送される搬送処理手
    段。
  3. 【請求項3】 前記搬送部(11)が、ベルトコンベア
    (11a)と該ベルトコンベアを駆動させる駆動部とを
    用いて構成されており、前記駆動部を制御して前記ベル
    トコンベア(11a)の回転方向を変化させることによ
    って、前記搬送部(11)上の前記被搬送物の搬送方向
    を切り替える請求項2に記載の搬送処理手段。
  4. 【請求項4】 前記被搬送物を排出する排出口(16)
    と、該排出口(16)の直下に位置する前記搬送部(1
    1)と、前記搬送部(11)の側方に位置する前記垂直
    可動集積部(12)と、前記搬送部(11)の上部ある
    いは下部に位置する前記水平可動集積部(13)とを有
    する請求項1から3のいずれか1項に記載の搬送処理手
    段。
  5. 【請求項5】 前記垂直可動集積部(12)と前記水平
    可動集積部(13)とが、櫛歯状に形成されたストッカ
    ーを用いて構成されており、前記垂直可動集積部(1
    2)から前記水平可動集積部(13)に対して前記被搬
    送物が移送される際に、前記垂直可動集積部(12)と
    前記水平可動集積部(13)とを構成するそれぞれのス
    トッカーが接触しないように、それぞれの櫛歯が互い違
    いになるように形成されている請求項1から4のいずれ
    か1項に記載の搬送処理手段。
  6. 【請求項6】 前記水平可動集積部(13)が、櫛歯状
    に形成されたストッカー(13a)を複数用いて構成さ
    れており、前記垂直可動集積部(12)に対して所定量
    の被搬送物が集積された後に、前記所定量の被搬送物が
    前記垂直可動集積部(12)から前記水平可動集積部
    (13)を構成する一つのストッカー(13a)に移送
    される請求項1から5のいずれか1項に記載の搬送処理
    手段。
  7. 【請求項7】 請求項1から6のいずれか1項に記載の
    搬送処理手段を用いて、乾燥後の感光材料の搬送および
    集積が行われることを特徴とする写真処理装置。
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