JP2000233505A - 荷電制御型インクジェットプリンタ - Google Patents

荷電制御型インクジェットプリンタ

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JP2000233505A
JP2000233505A JP7825599A JP7825599A JP2000233505A JP 2000233505 A JP2000233505 A JP 2000233505A JP 7825599 A JP7825599 A JP 7825599A JP 7825599 A JP7825599 A JP 7825599A JP 2000233505 A JP2000233505 A JP 2000233505A
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  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 縦何ドットで印刷するかをユーザが指定する
必要がなく、任意の縦ドット数の文字及び/または記号
をきれいに印刷できる荷電制御型インクジェットプリン
タを提供する。 【解決手段】 印字する文字列の各文字における総縦ド
ット数c(文字自体の縦ドット数aとオフセットドット
数bとの和)の最大値Xを求め(S2〜S9)、その最
大値Xに基づいて、連続的に噴射されたインク粒子を帯
電させる際の最適な帯電条件(帯電電圧の大きさ及び/
または印刷に関与する隣合ったインク粒子間の印刷に関
与しない間引くべきインク粒子の数)を自動的に設定す
る(S10)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、荷電制御型インク
ジェットプリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】圧力(印刷圧)を加えることなく印刷を
行うプリンタの一種としてインクジェットプリンタがあ
る。このインクジェットプリンタでは、インクの微細な
粒子をノズルから噴射させて被印刷物に打ちつけてドッ
トパターンを形成することにより、印刷処理を行う。こ
のインク粒子の制御方法によって、荷電制御方式とオン
デマンド方式とがある。
【0003】前者の荷電制御方式では、インク粒子を連
続的に噴射させながらパルス電位で帯電させ、偏向電極
の間を通過させることにより帯電量に応じて偏向させて
被印刷物の所定位置に打ちつけ、ドットパターンを被印
刷物に形成して印刷処理を行い、不用なインク粒子はガ
ターと称する回収器で回収し再利用する。なお、この方
式を採用する荷電制御型インクジェットプリンタは、イ
ンク粒子を連続的に噴射させるので、コンティニュアス
インクジェットプリンタとも呼ばれている。これに対し
て、後者のオンデマンド方式では、複数の電歪振動子を
用いて複数のノズルのインク粒子の噴射を制御してドッ
トパターンを被印刷物に形成して印刷処理を行う。
【0004】荷電制御型インクジェットプリンタでは、
1つの文字または記号を印刷する場合に、インク粒子へ
の帯電量を調節して偏向電極間の電界によって曲がり方
向を制御して所定の位置にインク粒子を打ちつけ、ドッ
トパターンを形成する。従って、印刷する文字または記
号の縦のドット数が増えるほど、インク粒子を帯電させ
る際の帯電条件の補正が難しくなり、高速な印刷処理を
行えない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従って、従来では、縦
のドット数が少ない文字または記号を高速に印刷するた
めに、印刷する文字または記号の縦のドット数に応じ
て、それぞれに固有の帯電条件を用いていた。ところ
が、保有できる帯電条件のデータには限界があるので、
すべての縦のドット数に対して帯電条件のデータを備え
ておくことは無理であり、例えば、縦ドット数7ドット
用の帯電条件のデータと縦ドット数16ドット用の帯電
条件のデータとしか保有していない。
【0006】よって、従来の荷電制御型インクジェット
プリンタにあっては、縦何ドットで印刷するかをユーザ
が指定しなければならないという問題がある。また、上
記の例で言えば、縦ドット数7ドットと16ドットとの
文字または記号しか印刷できず、印刷できる文字または
記号の縦のドット数が限定されているという問題があ
る。
【0007】本発明は斯かる事情に鑑みてなされたもの
であり、印刷列の縦ドット数を自動的に求めて最適な帯
電電圧の大きさ及び/または印刷に関与する隣合ったイ
ンク粒子間の印刷に関与しない間引くべきインク粒子の
数を設定するようにしたことにより、縦何ドットで印刷
するかをユーザが指定する必要がなくなり、任意の縦ド
ット数の文字及び/または記号をきれいに印刷すること
ができる荷電制御型インクジェットプリンタを提供する
ことを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る荷電制御
型インクジェットプリンタは、連続的に噴射したインク
粒子を帯電電圧の印加により帯電させ、帯電させたイン
ク粒子を被印刷物に打ちつけて、複数の文字及び/また
は記号を含む印刷列を印刷する荷電制御型インクジェッ
トプリンタにおいて、前記印刷列の各文字及び/または
記号における縦ドット数の最大値を求める手段と、求め
た最大値に基づいて前記帯電電圧の大きさ及び/または
印刷に関与する隣合ったインク粒子間の印刷に関与しな
い間引くべきインク粒子の数を設定する設定手段とを備
えることを特徴とする。
【0009】請求項2に係る荷電制御型インクジェット
プリンタは、連続的に噴射したインク粒子を帯電電圧の
印加により帯電させ、帯電させたインク粒子を被印刷物
に打ちつけて、それぞれが複数の文字及び/または記号
を含む複数の印刷列を印刷する荷電制御型インクジェッ
トプリンタにおいて、前記複数の印刷列の縦方向に並ぶ
複数の文字及び/または記号における縦ドット数の合計
と前記縦方向の印刷列間のドット数との加算値の最大値
を求める手段と、求めた最大値に基づいて前記帯電電圧
の大きさ及び/または印刷に関与する隣合ったインク粒
子間の印刷に関与しない間引くべきインク粒子の数を設
定する設定手段とを備えることを特徴とする。
【0010】第1発明の荷電制御型インクジェットプリ
ンタでは、印刷する印刷列の各文字及び/または記号に
おける縦ドット数を比較してその最大値を自動的に求め
る。そして、求めた最大値に基づいて、連続的に噴射さ
れたインク粒子を帯電させる際の帯電電圧の大きさ及び
/または印刷に関与する隣合ったインク粒子間の印刷に
関与しない間引くべきインク粒子の数を自動的に設定す
る。
【0011】第2発明の荷電制御型インクジェットプリ
ンタでは、印刷する複数の印刷列の縦方向に並ぶ複数の
文字及び/または記号における縦ドット数の合計と印刷
列間のドット数との加算値の最大値を自動的に求める。
そして、求めた最大値に基づいて、連続的に噴射された
インク粒子を帯電させる際の帯電電圧の大きさ及び/ま
たは印刷に関与する隣合ったインク粒子間の印刷に関与
しない間引くべきインク粒子の数を自動的に設定する。
【0012】第1発明,第2発明の何れにあっても、ユ
ーザが縦ドット数を指定することなく、自動的に最適な
帯電電圧の大きさ及び/または印刷に関与する隣合った
インク粒子間の印刷に関与しない間引くべきインク粒子
の数を設定できる。また、縦ドット数を任意に設定した
文字または記号を印刷できると共に、縦方向の開始ドッ
ト位置及びオフセットドット数などの縦方向の微調整も
可能となる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明をその実施の形態を
示す図面を参照して具体的に説明する。
【0014】図1は本発明の荷電制御型インクジェット
プリンタの機能ブロック図である。図において、1はM
PUであり、MPU1は、入力部2,表示部3,印刷部
4,ROM5,RAM6と接続されていて、それらの各
ハードウェアの動作を制御する。
【0015】入力部2は、ユーザによる印刷内容の編
集、印刷開始などの外部入力を受け付ける。表示部3
は、編集された印刷内容,設定されている帯電電圧デー
タなどを表示する。印刷部4は、インクの微細な粒子を
ノズルから噴射させ、そのインク粒子を後述するように
設定された最適な帯電電圧の大きさ,印刷に関与する隣
合ったインク粒子間の印刷に関与しない間引くべきイン
ク粒子の数(以下、間引きインク粒子数という)に従っ
て帯電させ、偏向電極の間を通過させて被印刷物の所定
位置に打ちつけ、ドットパターンを被印刷物に形成する
ことにより、複数の文字及び/または記号を含む1また
は複数の印刷列を印刷する。
【0016】ROM5は、このような印刷部4による印
刷処理の手順、後述する最大総縦ドット数を求める手
順、複数種類の帯電電圧の大きさ,間引きインク粒子数
などを格納している。RAM6は、後述する最大総縦ド
ット数を求める際の中間データ、設定した帯電電圧の大
きさ,間引きインク粒子数、ユーザにより編集された印
刷内容などを記憶する。
【0017】以下、1つの印刷列を印刷する場合(第1
発明)を第1実施の形態、複数の印刷列を印刷する場合
(第2発明)を第2実施の形態として、印刷列として複
数の文字を並べた文字列を例にして、それぞれ具体的に
説明する。
【0018】(第1実施の形態)図2は、第1実施の形
態による本発明の荷電制御型インクジェットプリンタに
おける動作の手順を示すフローチャートである。まず、
ユーザが入力部2を介して印字すべき内容(文字列にお
ける各文字の種類,各文字自体の縦ドット数,各文字に
おけるオフセットドット数など)を編集する(ステップ
S1)。編集された文字列の印字内容はRAM6に格納
される。
【0019】そして、このように編集された印字する文
字列の最初の文字のデータ(文字自体の縦ドット数a,
オフセットドット数b)をRAM6から読み出す(ステ
ップS2)。読み出した文字自体の縦ドット数aとオフ
セットドット数bとを加算して、その文字の総縦ドット
数cを算出する(ステップS3)。算出したcを仮の最
大総縦ドット数XとしてRAM6に記憶する(ステップ
S4)。
【0020】そして、文字列の次の文字のデータ(文字
自体の縦ドット数a,オフセットドット数b)をRAM
6から読み出し(ステップS5)、読み出した文字自体
の縦ドット数aとオフセットドット数bとを加算して、
その文字の総縦ドット数cを算出する(ステップS
6)。算出したcとRAM6に記憶されているXとを比
較する(ステップS7)。cがXより大きい場合には
(S7:YES)、RAM6でのXをそのcに更新する
(ステップS8)。
【0021】印字する文字列のすべての文字について処
理が終了したか否かを判断し(ステップS9)、終了し
ていない場合には(S9:NO)、同様に、次の文字の
総縦ドット数cを算出し(S5,S6)、RAM6に記
憶されているXと比較し(S7)、cがXより大きけれ
ば(S7:YES)RAM6のXを更新し(S8)、c
がX以下であれば(S7:NO)、何もしないで次の文
字の処理に移る。以上のような処理を、印字する文字列
の最後の文字まで終了した場合(S9:YES)、印字
する文字列における総縦ドット数の最大値がXとしてR
AM6に記憶されることになる。
【0022】そのXの値に応じて、最適な帯電電圧の大
きさ,間引きインク粒子数を設定する(ステップS1
0)。本例では、3種の帯電電圧の大きさ及び間引きイ
ンク粒子数を規定するデータ(第1データD1,第2デ
ータD2,第3データD3)がROM5に準備されてお
り、1≦X≦5である場合には第1データD1、5<X
≦7である場合には第2データD2、7<X≦10であ
る場合には第3データD3をROM5から読み出して、
RAM6に格納するものとする。
【0023】そして、入力部2から印字指示が入力され
たか否かを判断する(ステップS11)。印字指示が入
力された場合(S11:YES)、印字部4を動作さ
せ、編集された文字列を、設定されたデータ(最適な帯
電電圧の大きさ,間引きインク粒子数)に従って印字す
る(ステップS12)。
【0024】以下、この第1実施の形態の具体例につい
て説明する。図3は、印字すべき文字列の一例を示して
いる。この文字列はA〜Eの5文字にて構成され、各文
字においてそれ自体の縦ドット数aとオフセットドット
数bとが設定されている。これらの5文字についての文
字自体の縦ドット数a,オフセットドット数b,総縦ド
ット数cの関係は、下記表1のようになる。
【0025】
【表1】
【0026】このような5文字について、図2のフロー
チャートに従って、最適なデータを設定し、印字処理を
行う。まず、最初の文字Aの文字自体の縦ドット数a
(=5)及びオフセットドット数b(=1)をチェック
し(S2)、その総縦ドット数c(=6)を求めて(S
3)Xへ格納する(S4)。次の文字Bの文字自体の縦
ドット数a(=5)及びオフセットドット数b(=1)
をチェックし(S5)、その総縦ドット数c(=6)を
求め(S6)、そのcとXとを比較する(S7)。この
cはXより大きくないので、Xは更新しない。
【0027】以下同様に、各文字C,D,Eについて、
文字自体の縦ドット数a及びオフセットドット数bをチ
ェックし(S5)、その総縦ドット数cを求め(S
6)、そのcとXとを比較する(S7)。そして、Xよ
りcが大きい場合にはXをそのcに更新する(S8)。
このようにすると、文字A〜Eにおける総縦ドット数c
の最大値は文字D,Eの8ドットであるので、最終的に
は、X=8が格納される。そしてこのX=8に応じて、
最適なデータ(最適な帯電電圧の大きさ,間引きインク
粒子数)として、第3データD3を設定する(S1
0)。
【0028】そして、この第3データD3に従って、5
個の文字A〜Eから構成される文字列を印字する(S1
2)。その印字例を図4に示す。図4では、●が印字す
るドット、○が印字しないドットを示す。
【0029】このように、文字列の中に文字自体の縦ド
ット数及び/またはオフセットドット数が異なる文字が
混在していても、それらの文字における最も大きい総縦
ドット数を自動的に求め、求めた最大総縦ドット数に応
じて帯電電圧の大きさ,間引きインク粒子数を自動設定
するので、ユーザが縦ドット数を指定する必要がなく、
任意の縦ドット数の文字を印字することが可能である。
また、文字の印字開始縦ドット位置を変更でき、縦方向
の微調整も可能である。例えば、上記例では、総縦ドッ
ト数が8ドットに応じた帯電電圧の大きさ,間引きイン
ク粒子数が設定されるので、総縦ドット数が6ドットで
ある文字A,Bについては、その開始縦ドット位置を2
ドットの範囲内で微調整できる。
【0030】ところで、文字列においては、同じ印字条
件の文字が複数個続くことが多いと考えられる。よっ
て、このような場合には、印字する文字列を同じ印字条
件を有する1または複数の文字にブロック化し、各ブロ
ックの総縦ドット数を比較し、それらの総縦ドット数の
最大値に基づいて、帯電電圧の大きさ,間引きインク粒
を設定するようにしても良い。例えば、上記例で
は、下記表2に示すように、同じ印字条件の文字毎に3
つのブロックに分けて処理を行うことができる。
【0031】
【表2】
【0032】(第2実施の形態)次に、複数の文字列を
印字する場合の第2実施の形態について説明する。な
お、以下では、2行の文字列を印字する場合を例とす
る。図5は、第2実施の形態による本発明の荷電制御型
インクジェットプリンタにおける動作の手順を示すフロ
ーチャートである。まず、ユーザが入力部2を介して印
字すべき内容(各文字列における各文字の種類,各文字
自体の縦ドット数,各文字におけるオフセットドット
数、2つの文字列の行間ドット数など)を編集する(ス
テップS21)。編集された各文字列の印字内容はRA
M6に格納される。
【0033】そして、最初の文字位置における2つの文
字列の文字のデータ(一方の文字列の文字自体の縦ドッ
ト数d及びオフセットドット数e,他方の文字列の
文字自体の縦ドット数d及びオフセットドット数
)と2つの文字列の行間のデータ(行間ドット数
f)とをRAM6から読み出す(ステップS22)。読
み出したこれらの文字自体の縦ドット数d,d、オ
フセットドット数e,e及び行間ドット数fを加算
して、最初の文字位置における総縦ドット数gを算出す
る(ステップS23)。算出したgを仮の最大総縦ドッ
ト数XとしてRAM6に記憶する(ステップS24)。
【0034】そして、次の文字位置における各文字列の
次の文字のデータ(文字自体の縦ドット数d及びオフ
セットドット数e,文字自体の縦ドット数d及びオ
フセットドット数e)と2つの文字列の行間のデータ
(行間ドット数f)とをRAM6から読み出し(ステッ
プS25)、これらの各値を加算してその文字位置にお
ける総縦ドット数gを算出する(ステップS26)。算
出したgとRAM6に記憶されているXとを比較する
(ステップS27)。gがXより大きい場合には(S2
7:YES)、RAM6でのXをそのgに更新する(ス
テップS28)。
【0035】印字するすべての文字位置について処理が
終了したか否かを判断し(ステップS29)、終了して
いない場合には(S29:NO)、同様に、次の文字位
置における総縦ドット数gを算出し(S25,S2
6)、RAM6に記憶されているXと比較し(S2
7)、gがXより大きければ(S27:YES)RAM
6のXを更新し(S28)、gがX以下であれば(S2
7:NO)、何もしないで次の文字位置における処理に
移る。以上のような処理を、印字する文字列の最後の文
字位置まで終了した場合(S29:YES)、各文字位
置における総縦ドット数の最大値がXとしてRAM6に
記憶されることになる。
【0036】そのXの値に応じて、最適な帯電電圧の大
きさ,間引きインク粒子数を設定する(ステップS3
0)。本例では、3種の帯電電圧の大きさ及び間引きイ
ンク粒子数を規定するデータ(第1データD4,第2デ
ータD5,第3データD6)がROM5に準備されてお
り、1≦X≦12である場合には第1データD4、12
<X≦20である場合には第2データD5、20<X≦
32である場合には第3データD6をROM5から読み
出して、RAM6に格納するものとする。
【0037】そして、入力部2から印字指示が入力され
たか否かを判断する(ステップS31)。印字指示が入
力された場合(S31:YES)、印字部4を動作さ
せ、編集された2つの文字列を設定されたデータ(帯電
電圧の大きさ,間引きインク粒子数)に従って印字する
(ステップS32)。
【0038】以下、この第2実施の形熊の具体例につい
て説明する。図6は、印字すべき2つの文字列の一例を
示している。一方の文字列はA〜Eのアルファベット5
文字にて構成されて各文字においてその文字自体の縦ド
ット数dとオフセットドット数eとが設定されてお
り、他方の文字列はア〜オの片仮名5文字にて構成され
て各文字においてその文字自体の縦ドット数dとオフ
セットドット数eとが設定されている。更に、2つの
文字列の行間ドット数fも設定されている。また、これ
らの2つの文字列についての各文字位置における文字自
体の縦ドット数d,d、オフセットドット数e
、行間ドット数f、総縦ドット数gの関係は、下記
表3のようになる。
【0039】
【表3】
【0040】このような2文字列10文字について、図
5のフローチャートに従って、最適なデータ(帯電電圧
の大きさ,間引きインク粒子数)を設定し、印字処理を
行う。まず、最初の文字位置における文字A,アの文字
自体の縦ドット数d(=5),d(=6)及びオフ
セットドット数e(=1),e(=1)と、2つの
文字列の行間ドット数f(=2)とをチェックし(S2
2)、その総縦ドット数g(=15)を求めて(S2
3)Xへ格納する(S24)。次の文字位置における文
字B,イの文字自体の縦ドット数d(=5),d
(=6)及びオフセットドット数e(=1),e
(=1)と、2つの文字列の行間ドット数f(=2)と
をチェックし(S25)、その総縦ドット数g(=1
5)を求め(S26)、そのgとXとを比較する(S2
7)。このgはXより大きくないので、Xは更新しな
い。
【0041】以下同様に、各文字位置におけるC,ウ、
D,エ、E,オについて、文字自体の縦ドット数d
及びオフセットドット数e,eと、行間ドット
数fとをチェックし(S25)、その総縦ドット数gを
求め(S26)、そのgとXとを比較する(S27)。
そして、Xよりgが大きい場合にはXをそのgに更新す
る(S28)。このようにすると、すべての文字位置に
おける総縦ドット数gの最大値は文字E,オの19ドッ
トであるので、最終的には、X=19が格納される。そ
してこのX=19に応じて、最適なデータ(帯電電圧の
大きさ,間引きインク粒子数)として、第2データD5
を設定する(S30)。そして、この第2データD5に
従って、10個の文字A〜E,ア〜オから構成される2
つの文字列を印字する(S32)。
【0042】このように、複数の文字列についても、更
に行間ドット数fを考慮することにより、1つの文字列
を印字する第1実施の形態と同様に、ユーザが縦ドット
数を指定することなく、任意の縦ドット数の文字を印字
することができる。この複数の文字列を印字する第2実
施の形態では、行間を変化させると、自動的に設定され
るデータ(帯電電圧の大きさ,間引きインク粒子数)が
変更になることがある。例えば、上記例において、行間
ドット数fを2から5に変化させると、最大総縦ドット
数X=22ドットに応じたデータ(帯電電圧の大きさ,
間引きインク粒子数)が設定されるので、設定されるデ
ータが第3データD6に変更となる。
【0043】なお、第2実施の形態では、2つの文字列
を印字する場合について説明したが、3つ以上の文字列
を印字する場合についても全く同様に行えることは言う
までもない。
【0044】なお、上記例では、ソフトウェア的に総縦
ドット数c,gの最大値を求めるようにしたが、ハード
ウェア的にこれらの総縦ドット数c,gの最大値を求め
ることも可能である。図7は、このような場合の本発明
の荷電制御型インクジェットプリンタの機能ブロック図
である。図7において、図1と同一番号を付した部分は
同一または同様な部分を示す。
【0045】図1に示す例では、MPU1内にてソフト
ウェア的に、総縦ドット数c,gの最大値を求めたが、
この図7に示す例では、これらの総縦ドット数c,gの
最大値を求めるために、加算器7,比較器8及び最大値
格納器9とを備えている。加算器7は、データ(第1実
施の形態ではデータa,b、第2実施の形態ではデータ
,e,d,e,f)の加算処理を行い、比較
器8は、加算器7の加算結果とそれまでの最大値とを比
較し、最大値より小さい加算結果は捨て、最大値より大
きい加算結果を新しい最大値とし、最大値格納器9は、
最終的に決定された総縦ドット数c,gの最大値を格納
する。
【0046】なお、上述した例では、複数の文字を含む
1または複数の文字列を印字する場合について説明した
が、複数の記号を含む1または複数の記号列、または、
複数の文字及び記号が混在する1または複数の印刷列を
印刷する場合についても、全く同様に行えることは勿論
である。
【0047】また、上述した例では、文字(または記
号)自体の縦ドット数とその文字(または記号)におけ
るオフセットドット数との和、つまり、オフセットドッ
トも含めた各文字(または記号)の縦ドット数の最大値
を求めるようにしたが、オフセットドットは含まずに文
字(または記号)自体の縦ドット数の最大値を求めるよ
うにしても同様に行えることは言うまでもない。
【0048】
【発明の効果】以上のように本発明では、1または複数
の印刷列における総縦ドット数の最大値を求め、求めた
最大値に基づいて、連続的に噴射されたインク粒子を帯
電させる際の帯電電圧の大きさ及び/または間引きイン
ク粒子数を自動的に設定するようにしたので、縦何ドッ
トで印刷するかをユーザが指定する手間がいらず、任意
の縦ドット数の文字及び/または記号をきれいに印刷す
ることができ、また、縦方向の開始ドット位置及びオフ
セットドット数などの縦方向の微調整も可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の荷電制御型インクジェットプリンタの
機能ブロック図である。
【図2】第1実施の形態による本発明の荷電制御型イン
クジェットプリンタにおける動作の手順を示すフローチ
ャートである。
【図3】第1実施の形態における印字すべき文字列の一
例を示す図である。
【図4】第1実施の形態における文字列の印字例を示す
図である。
【図5】第2実施の形態による本発明の荷電制御型イン
クジェットプリンタにおける動作の手順を示すフローチ
ャートである。
【図6】第2実施の形態における印字すべき文字列の一
例を示す図である。
【図7】本発明の荷電制御型インクジェットプリンタの
機能ブロック図である。
【符号の説明】
1 MPU 2 入力部 4 印刷部 5 ROM 6 RAM 7 加算器 8 比較器 9 最大値格納器

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 連続的に噴射したインク粒子を帯電電圧
    の印加により帯電させ、帯電させたインク粒子を被印刷
    物に打ちつけて、複数の文字及び/または記号を含む印
    刷列を印刷する荷電制御型インクジェットプリンタにお
    いて、前記印刷列の各文字及び/または記号における縦
    ドット数の最大値を求める手段と、求めた最大値に基づ
    いて前記帯電電圧の大きさ及び/または印刷に関与する
    隣合ったインク粒子間の印刷に関与しない間引くべきイ
    ンク粒子の数を設定する設定手段とを備えることを特徴
    とする荷電制御型インクジェットプリンタ。
  2. 【請求項2】 連続的に噴射したインク粒子を帯電電圧
    の印加により帯電させ、帯電させたインク粒子を被印刷
    物に打ちつけて、それぞれが複数の文字及び/または記
    号を含む複数の印刷列を印刷する荷電制御型インクジェ
    ットプリンタにおいて、前記複数の印刷列の縦方向に並
    ぶ複数の文字及び/または記号における縦ドット数の合
    計と前記縦方向の印刷列間のドット数との加算値の最大
    値を求める手段と、求めた最大値に基づいて前記帯電電
    圧の大きさ及び/または印刷に関与する隣合ったインク
    粒子間の印刷に関与しない間引くべきインク粒子の数を
    設定する設定手段とを備えることを特徴とする荷電制御
    型インクジェットプリンタ。
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