JP2000233443A - 二軸延伸フィルムの製造方法 - Google Patents

二軸延伸フィルムの製造方法

Info

Publication number
JP2000233443A
JP2000233443A JP11038534A JP3853499A JP2000233443A JP 2000233443 A JP2000233443 A JP 2000233443A JP 11038534 A JP11038534 A JP 11038534A JP 3853499 A JP3853499 A JP 3853499A JP 2000233443 A JP2000233443 A JP 2000233443A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
cooling drum
die
sheet
biaxially stretched
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11038534A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuo Matsumoto
哲夫 松本
Wasaburo Masuda
和三郎 増田
Tsuneo Ueda
常雄 上田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Unitika Ltd
Original Assignee
Unitika Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Unitika Ltd filed Critical Unitika Ltd
Priority to JP11038534A priority Critical patent/JP2000233443A/ja
Publication of JP2000233443A publication Critical patent/JP2000233443A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C48/00Extrusion moulding, i.e. expressing the moulding material through a die or nozzle which imparts the desired form; Apparatus therefor
    • B29C48/03Extrusion moulding, i.e. expressing the moulding material through a die or nozzle which imparts the desired form; Apparatus therefor characterised by the shape of the extruded material at extrusion
    • B29C48/07Flat, e.g. panels
    • B29C48/08Flat, e.g. panels flexible, e.g. films

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Shaping By String And By Release Of Stress In Plastics And The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 フラット式同時二軸延伸法を用いた場合の、
熱可塑性樹脂フィルムの延伸工程におけるフィルム切断
の発生を防止し、生産性を改善する製造方法を提供す
る。 【解決手段】 熱可塑性樹脂を押出機を用いて、Tダイ
のリップ間隙よりシート状に溶融押出した後、冷却ドラ
ム上に密着させて急冷して得られた未延伸シートを、縦
および横方向に同時二軸延伸することにより、二軸延伸
熱可塑性樹脂フィルムを製造する方法において、Tダイ
のリップ先端と溶融シートが冷却ドラムと接する接点と
の間隔を7〜30mmとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、延伸時の切断の発
生がなく、均一な厚みを有する二軸延伸熱可塑性樹脂フ
ィルムを安定して製造する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】食品、医薬品、雑貨等の包装には、フラ
ット式同時二軸延伸法、フラット式逐次二軸延伸法、チ
ューブラ延伸法等を用いて製造した二軸延伸熱可塑性樹
脂フィルムとヒートシール可能なフィルムをラミネート
した積層フィルムからなる包装袋が大量に使用されてい
る。特に、二軸延伸熱可塑性樹脂フィルムとしては、透
明性、引張強度、耐ピンホール性、寸法安定性などの性
能に優れたナイロンフィルムやポリエチレンテレフタレ
ート(PET)フィルムが幅広く用いられている。
【0003】フラット式同時二軸延伸法は、フラット式
逐次二軸延伸法に比べて、二軸延伸フィルムの縦方向お
よび横方向の熱収縮率の均一性が優れており、また、フ
ィルムの厚みの均一性の点でチューブラ延伸法よりも優
れている。
【0004】しかし、フラット式同時二軸延伸法は、特
にフラット式逐次二軸延伸法と比べて延伸工程の機構が
複雑なため、延伸工程におけるフィルムの切断が発生し
やすく、操業性が低下するという問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記のよう
なフラット式同時二軸延伸法を用いた場合の、熱可塑性
樹脂フィルムの延伸工程におけるフィルムの切断の発生
を防止し、生産性を改善する方法を提供しようとするも
のである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、鋭意検討
した結果、Tダイのリップ先端と熱可塑性樹脂の溶融シ
ートが冷却ドラムと接する接点との間隔を一定の範囲に
保つことにより、フィルムの切断の発生を防止すること
ができることを見出し、本発明に到達した。
【0007】すなわち、本発明の要旨は、熱可塑性樹脂
を押出機を用いて、Tダイのリップ間隙よりシート状に
溶融押出した後、冷却ドラム上に密着させて急冷して得
られた未延伸シートを、縦および横方向に同時二軸延伸
することにより、二軸延伸熱可塑性樹脂フィルムを製造
する方法において、Tダイのリップ先端と溶融シートが
冷却ドラムと接する接点との間隔を7〜30mmとする
ことを特徴とする二軸延伸フィルムの製造方法にある。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明について詳細に説明
する。本発明において用いられる熱可塑性樹脂として
は、たとえば、ナイロン6、ナイロン610、ナイロン
11、ナイロン12、ポリメタキシリレンアジパミド
(MXD6)などのポリアミド樹脂や、PET、ポリブ
チレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポ
リブチレンナフタレートなどのポリエステル、あるい
は、ポリオレフィン樹脂、ポリビニルアルコール、エチ
レン・ビニルアルコール共重合体などが挙げられる。
【0009】本発明においては、Tダイのリップ先端と
熱可塑性樹脂の溶融シートが冷却ドラムと接する接点と
の間隔を7〜30mmとすることが必要である。上記の
間隔が小さすぎても大きすぎても延伸工程における切断
が発生しやすく、また、得られる延伸フィルムの厚みの
均一性が低下する。特に、このような傾向はエアーノズ
ル製膜法を用いた場合には、エアーナイフ製膜法やピニ
ング製膜法を用いた場合よりも顕著となる。
【0010】また、本発明において、Tダイのリップ先
端と溶融シートが冷却ドラムと接する接点との間隔を調
整する方法としては、Tダイを固定し、冷却ドラムを上
下に移動させることにより行うことが装置上容易であ
り、より好ましい。冷却ドラムを上下に動作させるに
は、動力源としてのモータと減速機構を有したスクリュ
ージャッキを装備した装置を設ければよい。
【0011】また、本発明の方法を用いる場合には、T
ダイと冷却ドラムの水平度を確保することが、フィルム
の幅の調整、吐出ムラによる長さ方向の厚み変動の防
止、あるいはフィルムの結晶化を制御しフィルムの透明
性を均一化する上において重要である。
【0012】本発明の方法を用いることにより複層構成
の積層フィルムを製造することもできる。その場合に
は、各層を構成する樹脂を別々の押出機を用いて溶融
し、フィードブロック法により重ね合わせた後、Tダイ
より押し出す方法や、溶融した数種の樹脂をマルチマニ
ホールドダイス中で重ね合わせた後、押し出す方法、お
よびその組み合わせによる方法などを用いることができ
る。
【0013】本発明の方法を用いて製造した二軸延伸フ
ィルムを包装袋用として使用する場合には、通常、ヒー
トシール性のフィルムとラミネートしたり、用途により
さらにガスバリアー性や機械的強度を高めるために、ポ
リプロピレン、ポリエチレン、エチレン・酢酸ビニル共
重合体や、紙、アルミニウムなどの金属箔と積層して用
いることができる。
【0014】本発明における二軸延伸フィルムの厚みは
特に制限されないが、通常9〜25μm程度である。
【0015】次に、本発明の方法を用いて、二軸延伸ポ
リアミドフィルムを製造する方法を工程順に説明する。
まず、押出機にて、ポリアミド樹脂を溶融したのち、未
延伸シートとしてTダイより押し出し、表面温度0〜2
5℃に温調した冷却ドラム上に密着させて急冷し、未延
伸シートを得る。冷却ドラムの表面温度が0℃より低い
と冷却ドラム上への露結水が発生し、25℃より高いと
冷却不十分となる。この工程においては、溶融した未延
伸シートをできるだけ短時間に冷却することが必要であ
り、冷却ドラム上に密着させる方法としては、エアーノ
ズル製膜法(ANC法)、エアーナイフ製膜法(AKC
法)、ピニング製膜法(PNC法)などが知られてい
る。
【0016】ここで、ANC法は、フィルムの端部をエ
アーノズルからのエアーで冷却ドラム上に密着させる方
法であり、設備が簡易で操業管理も平易であるが、冷却
速度はやや遅い。AKC法は、フィルムの全幅にわた
り、スリットノズル(エアーナイフ)からのエアーで冷
却ドラム上に密着させる方法であり、適用できる熱可塑
性樹脂の種類に制約がなく、冷却速度が速く高速製膜が
可能であるが、操業管理がやや難しい。PNC法は、ワ
イヤーをフィルム上に張り、これに数千ボルトの高電圧
を印加し、アースされた冷却ドラム上に密着させる方法
であり、冷却速度は最も速いが、適用できる熱可塑性樹
脂の種類に制約があり、操業管理の難度もやや高い。
【0017】得られた未延伸シートを20〜80℃に温
調した温水槽に送り、10分間以下の調湿処理を施す。
この処理は、延伸工程での切断を防止するための処理で
あり、調湿によりポリアミド樹脂を適度に可塑化し結晶
化を抑制することができる。温水槽の温度が20℃より
低いと調湿処理が不十分となり、80℃より高いと調湿
効果が飽和するばかりか、かえって経済性を損ねる。な
お、水蒸気による調湿処理も可能であるが、作業環境と
経済性から得策ではない。
【0018】次に、未延伸シートの端部を、フラット式
同時二軸延伸機のクリップに把持させ、ガラス転位点
(Tg)〜〔融点(Tm)−15〕℃の温度で、延伸倍
率として縦横それぞれ2.0〜4.0倍に同時二軸延伸
した後、横方向の弛緩率を2〜8%として、(Tg+5
0)〜(Tm−10)℃で1〜10秒間の熱処理を施
し、二軸延伸フィルムとする。
【0019】その後、延伸フィルムを冷却して巻取機で
60〜200m/minの速度で巻取り、ついで、得ら
れた原反ロールをスリットし、製品ロールとする。
【0020】延伸後の熱処理方法は、公知の方法を用い
ることができる。すなわち、熱風をフィルムに吹き付け
る方法、赤外線をフィルムに照射する方法、マイクロ波
をフィルムに照射する方法、および、これらの組合せが
挙げられるが、均一に精度良く加熱できることから熱風
をフィルムに吹き付ける方法が最適である。
【0021】本発明における二軸延伸フィルムには、フ
ィルム製造時や印刷、製袋、内容物の充填時などの工程
通過性をよくするため、シリカ、アルミナ、カオリン、
炭酸カルシウムなどの無機滑剤を添加してフィルム表面
にスリップ性を付与することができる。また、外観の向
上、印刷性、隠蔽性を付与するために、硫酸バリウム、
シリコーン化合物、酸化チタンなどを添加することもで
きる。また、エチレンビスステアリルアミドなどの有機
滑材や顔料、染料を添加してもよい。
【0022】
【実施例】次に、実施例により本発明を具体的に説明す
る。なお、測定法および評価法は次の方法によった。 (1)ナイロン樹脂の相対粘度 96%濃硫酸溶媒中、濃度1.0g/dl、25℃で測
定した溶液粘度から求めた。 (2)操業性 1週間の連続生産を行い、その間に、未延伸フィルムの
厚みムラに起因する切断回数を数え、5回以下を合格と
した。 (3)引張強伸度 ASTM D882の測定法に準じて試料幅10mm、
試料長10cmの試料を用いて測定した。 (4)乾熱収縮率 試料幅10mm、試料長10cmの試料を160℃雰囲
気下に15分間処理した。処理前後の寸法変化を測定
し、原長に対する百分率で求めた。 (5)ヘーズ JIS K7105に準拠し、東京電色社製全自動ヘー
ズメータ(TC−HDPK)を使用してフィルムのヘー
ズを測定した。 ヘーズ(%)=(拡散透過率/全光線透過率)×100 (6)耐ピンホール性 MIL−B131Fに示されるFed.Test Me
thod Std.101CのMethod2017に
従い、12インチ×8インチのサンプルを直径3.5イ
ンチの円筒状とし、両端を把持し、初期把持間隔7イン
チ、最大屈曲時の把持間隔を1インチ、40回/分の速
さで、いわゆるゲルボテスター(理学工業社製)によ
り、5℃下での1000回屈曲を加えた後のフィルムに
生じるピンホール個数を測定した。
【0023】実施例1 Tダイを用いて、押出機よりユニチカ社製ナイロン6
(A1030BRF)を温度235℃で溶融し、未延伸
シートとして押し出し、表面温度15℃に温調した冷却
ドラム上にANC方式で密着させて冷却し、厚み150
μmの未延伸シートを得た。このとき、Tダイのリップ
先端と溶融シートが冷却ドラムと接する接点との間隔を
冷却ドラムの位置を移動させて18mmに調整した。得
られたシートを70℃に温調した温水槽に送り、1分間
の調湿処理を施し、次に、このシートの端部を85℃に
制御したフラット式同時二軸延伸機のクリップに把持さ
せ、温度195℃で、延伸倍率として縦3.0倍、横
3.3倍に同時二軸延伸した後、横方向の弛緩率を5%
として、200℃で3秒間の熱処理を施した後、フィル
ムを冷却して165m/minの速度で巻取機で巻取
り、厚み15μmの延伸フィルムを得た。1週間の連続
生産において、延伸切断はなく、操業性は極めて良好で
あった。得られた延伸フィルムの原反ロールをスリット
し、各種性能を評価した結果を表1に示した。表1に示
したように、優れた性能を有していた。
【0024】実施例2 3種5層共押出Tダイを用いて、押出機1より、ユニチ
カ社製ナイロン6(A1030BRF)98重量%に、
変性ポリオレフィン(日本ポリオレフィン社製アドテッ
クスET183B)を2重量%混合したものを温度25
0℃で溶融押出し(層A)、押出機2より、MXD6
(三菱ガス化学社製、MXナイロン6007、相対粘度
2.64)98.5重量%に、上記変性ポリオレフィン
を1.3重量%、タルク(林化成社製UPNHS−T
0.5)を0.2重量%を混合したものを温度265℃
で溶融押出し(層B)、押出機3より、上記ナイロン6
を30重量%とアモルファスナイロン(EMS社製グリ
ボリーXE3038)を70重量%混合したものを温度
280℃で溶融押出し(層C)、A/C/B/C/Aの
順に積層した多層未延伸シートをTダイより押し出し、
表面温度18℃に温調した冷却ドラム上に、AKC方式
により密着させて急冷し、A/C/B/C/A=45/
5/50/5/45(μm)の構成の厚み150μmの
未延伸多層シートを得た。このとき、Tダイのリップ先
端と溶融シートが冷却ドラムと接する接点との間隔を冷
却ドラムの位置を移動させて24mmに調整した。得ら
れたシートを50℃に温調した温水槽に送り、1分間の
調湿処理を施し、次に、このシートの端部を85℃に制
御したフラット式同時二軸延伸機のクリップに把持さ
せ、温度180℃で、延伸倍率として縦3.0倍、横
3.3倍に同時二軸延伸した後、横方向の弛緩率を5%
として、210℃で4秒間の熱処理を施した後、フィル
ムを冷却して110m/minの速度で巻取機で巻取
り、各層の厚さが、それぞれ、A/C/B/C/A=
4.5/0.5/5.0/0.5/4.5(μm)、総
厚み15μmの多層延伸フィルムを得た。1週間の連続
生産において、延伸切断は2回であり、操業性は良好で
あった。得られた多層延伸フィルムの原反ロールをスリ
ットし、各種性能を評価した結果を表1に示した。表1
に示したように、優れた性能を有していた。なお、得ら
れた多層延伸フィルムの層間剥離強力は340kgf/
15mm、酸素透過率は7cc/m2 /atm/日であ
り共に良好であった。
【0025】実施例3 公知の方法で得たエステル化反応率が95%のビス(β
−ヒドロキシエトキシ)テレフタレートおよびその低重
合体を重合缶に移送し、三酸化アンチモン触媒を、全酸
成分1モルに対し2×10-4モルとなる量を添加したの
ち、1.3hPa以下の減圧下に温度280℃で所望の
粘度まで重合し、PETを合成した。得られたPETを
押出機より280℃でTダイを用いて溶融押出し、PN
C方式により、ピニングワイヤーに7kvの電圧を印加
し、溶融シートを表面温度18℃に温調したキャストロ
ール上に密着させて急冷することにより、放電やピニン
グ泡が発生することなく、操業性よく高品質の厚み12
0μmの未延伸シートを得た。このとき、Tダイのリッ
プ先端と溶融シートが冷却ドラムと接する接点との間隔
を冷却ドラムの位置を移動させて10mmに調整した。
得られたシートを、85℃に制御したフラット式同時二
軸延伸機のクリップに把持させ、温度80℃で、延伸倍
率として縦3.0倍、横3.3倍に同時二軸延伸した
後、横方向の弛弛率を5%として、240℃で4秒間の
熱処理を施した後、フィルムを冷却して130m/mi
nの速度で巻取機で巻き取り、厚さが12μmの延伸フ
ィルムを得た。1週間の連続生産において延伸切断は3
回であり、操業性は良好であった。得られたPETフィ
ルムの原反ロールをスリットし、各種性能を評価した結
果を表1に示した。表1に示したように、優れた性能を
有していた。
【0026】実施例4〜7 Tダイのリップ先端と溶融シートが冷却ドラムと接する
接点との間隔を冷却ドラムの位置を移動させて、14、
16、20、22mmとした以外は、実施例1と同様の
方法で二軸延伸ナイロン6フィルムを製造した。操業性
および各種性能を評価した結果を表1に示した。
【0027】比較例1〜4 Tダイのリップ先端と溶融シートが冷却ドラムと接する
接点との間隔を冷却ドラムの位置を移動させて、2、
5、33、40mmとした以外は、実施例1と同様の方
法で二軸延伸ナイロンフィルムを製造した。操業性およ
び各種性能を評価した結果を表1に示した。延伸切断が
多発して、操業性は不良であった。
【0028】
【表1】
【0029】
【発明の効果】本発明の方法を用いることにより、フラ
ット式同時二軸延伸法を用いた場合の熱可塑性樹脂フィ
ルムの延伸工程におけるフィルム切断の発生が防止さ
れ、生産性を著しく改善することができ、また得られる
二軸延伸フィルムは、厚みの均一性等の性能が優れてお
り、産業上の利用価値は極めて高い。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4F207 AA00 AA03 AA29K AB16 AE01 AG01 AG03 AR12 KA01 KK64 4F210 AA00 AA03 AA29K AB16 AE01 AG01 AG03 AR12 QA02 QC07 QG01 QG15 QG18 QW12

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱可塑性樹脂を押出機を用いて、Tダイ
    のリップ間隙よりシート状に溶融押出した後、冷却ドラ
    ム上に密着させて急冷して得られた未延伸シートを、縦
    および横方向に同時二軸延伸することにより、二軸延伸
    熱可塑性樹脂フィルムを製造する方法において、Tダイ
    のリップ先端と溶融シートが冷却ドラムと接する接点と
    の間隔を7〜30mmとすることを特徴とする二軸延伸
    フィルムの製造方法。
  2. 【請求項2】 Tダイのリップ先端と溶融シートが冷却
    ドラムと接する接点との間隔の調整を、Tダイを固定
    し、冷却ドラムを上下に移動させることにより行うこと
    を特徴とする請求項1記載の二軸延伸フィルムの製造方
    法。
JP11038534A 1999-02-17 1999-02-17 二軸延伸フィルムの製造方法 Pending JP2000233443A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11038534A JP2000233443A (ja) 1999-02-17 1999-02-17 二軸延伸フィルムの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11038534A JP2000233443A (ja) 1999-02-17 1999-02-17 二軸延伸フィルムの製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000233443A true JP2000233443A (ja) 2000-08-29

Family

ID=12527957

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11038534A Pending JP2000233443A (ja) 1999-02-17 1999-02-17 二軸延伸フィルムの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000233443A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002067142A (ja) * 2000-08-31 2002-03-05 Unitika Ltd 同時二軸延伸ポリアミドフィルム及びその製造方法
JP2005297544A (ja) * 2004-03-18 2005-10-27 Toyobo Co Ltd ポリプロピレン系積層フィルム及びそれを用いた包装体
JP2007015273A (ja) * 2005-07-08 2007-01-25 Mitsubishi Plastics Ind Ltd ポリアミド系樹脂積層フィルム
JP2008114606A (ja) * 2004-03-18 2008-05-22 Toyobo Co Ltd ポリプロピレン系積層フィルム及びそれを用いた包装体
JP2011173658A (ja) * 2004-03-18 2011-09-08 Toyobo Co Ltd ポリプロピレン系積層フィルム及びそれを用いた包装体
WO2013125665A1 (ja) * 2012-02-24 2013-08-29 ユニチカ株式会社 隠蔽性フィルム、積層体、および包装材料
JP2014162825A (ja) * 2013-02-22 2014-09-08 Unitika Ltd 白色ポリアミドフィルム

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4535583B2 (ja) * 2000-08-31 2010-09-01 ユニチカ株式会社 同時二軸延伸ポリアミドフィルムの製造方法
JP2002067142A (ja) * 2000-08-31 2002-03-05 Unitika Ltd 同時二軸延伸ポリアミドフィルム及びその製造方法
JP4650019B2 (ja) * 2004-03-18 2011-03-16 東洋紡績株式会社 ポリプロピレン系積層フィルム及びそれを用いた包装体
JP2008114606A (ja) * 2004-03-18 2008-05-22 Toyobo Co Ltd ポリプロピレン系積層フィルム及びそれを用いた包装体
JP2005297544A (ja) * 2004-03-18 2005-10-27 Toyobo Co Ltd ポリプロピレン系積層フィルム及びそれを用いた包装体
JP2011173658A (ja) * 2004-03-18 2011-09-08 Toyobo Co Ltd ポリプロピレン系積層フィルム及びそれを用いた包装体
KR101127323B1 (ko) * 2004-03-18 2012-03-29 토요 보세키 가부시기가이샤 폴리프로필렌계 적층 필름 및 이를 이용한 포장체
JP2007015273A (ja) * 2005-07-08 2007-01-25 Mitsubishi Plastics Ind Ltd ポリアミド系樹脂積層フィルム
JP4644548B2 (ja) * 2005-07-08 2011-03-02 三菱樹脂株式会社 ポリアミド系樹脂積層フィルム
WO2013125665A1 (ja) * 2012-02-24 2013-08-29 ユニチカ株式会社 隠蔽性フィルム、積層体、および包装材料
CN104080857A (zh) * 2012-02-24 2014-10-01 尤尼吉可株式会社 隐蔽性膜、层叠体以及包装材料
JPWO2013125665A1 (ja) * 2012-02-24 2015-07-30 ユニチカ株式会社 隠蔽性フィルム、積層体、および包装材料
US10479060B2 (en) 2012-02-24 2019-11-19 Unitika Ltd. Concealable film, laminate, and packaging material
JP2014162825A (ja) * 2013-02-22 2014-09-08 Unitika Ltd 白色ポリアミドフィルム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPWO2016171172A1 (ja) 二軸延伸ポリエステルフィルムおよびその製造方法
JP6032780B2 (ja) 二軸延伸ポリブチレンテレフタレートフィルム
TW584592B (en) A method for producing biaxially stretched film made of ethylene-vinyl alcohol copolymer
JP5546349B2 (ja) 半芳香族ポリアミド延伸フィルムの製造方法およびその方法で製造された半芳香族ポリアミド延伸フィルム
EP2437924A2 (en) Process of manufacturing film containing evoh
JP6724448B2 (ja) 積層フィルム、積層体及び包装体
JPWO2020170714A1 (ja) 二軸延伸ポリアミドフィルム及び積層フィルム
JP2000233443A (ja) 二軸延伸フィルムの製造方法
JP2018095863A (ja) 二軸延伸ポリアミド樹脂フィルム及びそれを用いた積層体。
JP4351168B2 (ja) ポリブチレンテレフタレートフィルムの製造方法
JP2003170498A (ja) 熱収縮性ポリエステル系フィルムロールおよびその製造方法
JP2014124947A (ja) 二軸延伸ナイロンフィルム、ラミネートフィルム、ラミネート包材および二軸延伸ナイロンフィルムの製造方法
JP2014054797A (ja) 二軸延伸ナイロンフィルム、ラミネートフィルム、ラミネート包材、および二軸延伸ナイロンフィルムの製造方法
JP2000233442A (ja) 二軸延伸フィルムの製造方法
JPH09157410A (ja) 2軸配向ポリアミドフィルムおよびその製造方法
JP2013056509A (ja) オリゴマー付着異物を低減した引裂直線性二軸延伸ポリエステルフィルム
JPH10278202A (ja) 多層延伸ポリアミドフィルム及びその製造方法
JP4604329B2 (ja) 2軸配向ポリエステルフィルムの製造方法
JPH11320673A (ja) 同時2軸延伸フィルムの製造方法
JP2017077623A (ja) 二軸延伸ポリアミドフィルムおよびその製造方法
JPH03222719A (ja) 積層二軸延伸フィルムの製造方法
JP2007069569A (ja) 延伸ナイロンフィルム、及びその製造方法
JP2004216824A (ja) 手切れ性に優れた積層二軸延伸ポリエステルフィルム
JP2004330476A (ja) 二軸延伸積層ポリエステルフィルム
WO2013137153A1 (ja) 二軸延伸ナイロンフィルム、ラミネートフィルム、ラミネート包材および二軸延伸ナイロンフィルムの製造方法