JP2000233141A - 可動ノズル装置及び吹出装置 - Google Patents

可動ノズル装置及び吹出装置

Info

Publication number
JP2000233141A
JP2000233141A JP11032600A JP3260099A JP2000233141A JP 2000233141 A JP2000233141 A JP 2000233141A JP 11032600 A JP11032600 A JP 11032600A JP 3260099 A JP3260099 A JP 3260099A JP 2000233141 A JP2000233141 A JP 2000233141A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
nozzle
movable nozzle
air
movable
nozzle device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11032600A
Other languages
English (en)
Inventor
Shuichi Araki
修一 荒木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NIPPON FLAEKT KK
Original Assignee
NIPPON FLAEKT KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NIPPON FLAEKT KK filed Critical NIPPON FLAEKT KK
Priority to JP11032600A priority Critical patent/JP2000233141A/ja
Publication of JP2000233141A publication Critical patent/JP2000233141A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Details Or Accessories Of Spraying Plant Or Apparatus (AREA)
  • Nozzles (AREA)
  • Duct Arrangements (AREA)
  • Air-Flow Control Members (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ノズルからのエアの吹き出し方向を変える。 【解決手段】 ノズルカバー2内にギアードモータ5が
配置され、回転する出力部6は、ノズルカバー2の軸心
M上に位置している。可動ノズル11の導入開口12の
直径上に、取付ピン15によって回動自在に取り付けら
れたステーが渡されている。このステーは、出力部6と
固定されるメタルジョイント16に固定されている。可
動ノズル11の中心軸Xと軸心Mとが、鋭角θをなすよ
うに可動ノズル11は取り付けられている。出力部6が
回転すると、可動ノズル11が鋭角θ分だけ傾いて旋回
して、吹出口13からのエアの吹き出し方向が変化す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はノズル装置並びに吹
出装置に係り、工場、展示場、ロビー、アトリウム、地
下駐車場等の大空間を空調、換気する際に適した可動ノ
ズル装置、及び当該可動ノズル装置を使用した吹出装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】前記した大空間の空調環境の改善、換気
にあたっては、従来から高速エア流をノズルから吹き出
させて、周囲の空気を撹拌したり、誘引搬送して、温度
分布の改善をはじめとする空調環境の改善や、換気の促
進を図ることが行われている。その際、チャンバ内に送
風機を配置し、チャンバの吹き出し口にノズルを取り付
けて、特定方向にエアを吹き出させるようにした送風装
置や、高速エア流が送られるダクトに直接ノズルを取り
付けた換気システムが用いられることがあるが、最近で
は、吹き出し方向を任意の方向に向けるため、ノズルを
吹出口に対して回転自在に取り付けて、当該ノズルを手
で回して所望の方向へ吹き出させるようにしたり、フレ
キシブルダクトの先端にノズルを取り付けて、該フレキ
シブルダクトを手で持って適宜曲げることにより、所望
の方向へ吹き出させることが提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら前記従来
の技術では、一旦吹き出し方向が定められると、その後
はノズル自体を手で回転させたり、フレキシブルダクト
を曲げない限りは、当該方向にのみ吹き出しているた
め、設置環境が変わったり、例えば地下駐車場の駐車車
両の偏り等に対して迅速に対応できなかった。また通常
この種の送風装置は天井付近に設置されているため、吹
き出し方向を変えるためにノズルを回転させたり、フレ
キシブルダクトを手で曲げるのは面倒な作業であった。
そのうえ位置方向のみ吹き出すのでは撹拌効果に限界が
あった。この点に関し、例えば従来から一般的に使用さ
れているルーバ内の羽根板を上下、左右方向に駆動させ
る技術は、この種の高速エア流を吹き出す小口径のノズ
ルには応用しづらく、また既に稼働している送風装置の
ノズルに代えて適用できない。
【0004】本発明は、かかる点に鑑みてなされたもの
であり、小口径のノズルにも容易に適用でき、しかも既
に稼働しているノズルに代えて装着可能であって、送風
中の任意の方向への吹き出しや刻々と吹き出し方向を変
化させることが可能で、しかも作業員が直接手で方向を
変える必要のない新規な可動ノズル装置を提供して前記
問題の解決を図ることをその目的としている。また本発
明はさらに該可動ノズル装置を使用した吹出装置を提供
して、さらに広範囲に渡ってエアを吹き出させることを
実現させることをもその目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、請求項1によれば、エアを吹き出させる際に用いる
ノズル装置であって、先端に吹出開口部を有し、後端に
エア導入開口部をする略円筒形のノズルカバーと、前記
ノズルカバー内に配置され、かつその回転中心軸がノズ
ルカバーの軸心に沿ている回転部材と前記回転部材を回
転又は正反転させる回転駆動源と、前記ノズルカバー内
に配置されると共に、先端の吹出口が前記吹出開口部側
へ、後端の導入開口が前記エア導入開口部側へ位置する
可動ノズルとを有し、前記可動ノズルの吹出口の中心軸
が、回転部材の前記回転中心軸に対して45゜以下の鋭
角をなすように、前記可動ノズルが前記回転部材に取り
付けられていることを特徴とする、可動ノズル装置が提
供される。
【0006】この請求項1の可動ノズル装置によれば、
ノズルカバーのエア導入開口部からエアを導入すると、
可動ノズル後端の導入開口から該エアが導入されて、吹
出開口から吹き出される。そして可動ノズル自体は、回
転駆動源によって回転又は正反転される回転部材に所定
の鋭角をもって取り付けられているから、可動ノズルの
吹出開口は回転部材の回転軸を中心として、当該鋭角分
だけ傾いた方向で旋回運動を行う。したがって、当該旋
回運動に伴って、吹出開口から吹き出される方向もそれ
に応じて変化させることができる。また所望の位置で回
転部材の回転を停止させることで、当該時点における吹
き出し方向をそのまま維持させることも可能である。さ
らにまたノズルカバーは略円筒形であるため、既存のノ
ズルに代えてそのまま装着したり、既に稼働している装
置に対しても装その着が容易である。なお前記可動ノズ
ルの吹出口の中心軸の、回転部材の前記回転中心軸に対
する角度、いわゆる取り付け角度は、45゜以下の鋭角
であれば、任意でよい。
【0007】かかる構成の可動ノズル装置において使用
する回転駆動源は、可動ノズル装置とは別体とし、例え
ばユニバーサルジョイント等を使用して遠隔にある回転
駆動源からの回転駆動力を得てもよいが、請求項2のよ
うに、回転駆動源をノズルカバー内に設けるようにすれ
ば、可動ノズル装置自体で1つの独立した装置として使
用でき、設置場所の自由度が向上し、設置自体も容易で
ある。
【0008】回転駆動源としては請求項3のように、モ
ータを使用することができ、例えば電動モータ、エアモ
ータを使用できる。電動モータの場合、電源としては通
常のケーブルを介して給電する外部電源を使用できる
が、その他誘導電流によって駆動したり、また可動ノズ
ル装置自体のいわば自己完結性をさらに高めるには、電
池を使用してもよい。さらに電池としては太陽電池を使
用してもよい。
【0009】回転駆動源の他の例は、請求項4に記載し
た、エア導入開口部から導入されるエアで回転する羽根
車である。このような羽根車を使用すれば、叙上のよう
な外部動力源は不要であり、可動ノズル装置に供給する
エアをそのまま用いることができる。
【0010】請求項5に記載したように、回転部材に対
する可動ノズルの取付角度を調整自在とすれば、ノズル
カバーの吹出開口に対する吹き出し角度を変えて、吹き
出し方向の範囲を制御することができる。
【0011】可動ノズル、ノズルカバーの形態として
は、例えば請求項6に記載した形態を提案できる。すな
わち可動ノズルについてはその吹出口に近づくにつれて
径が小さくなる形状とし、他方ノズルカバーについて
は、可動ノズルの回転部材に対する取り付け箇所を囲ん
でいる部分の内周形状を、略球形とすることが提案でき
る。かかる構成、形態とすることにより、可動ノズルが
旋回した場合に、可動ノズルの径大部分の旋回動作を許
容しつつ、ノズルカバーとの間の空隙を最小限に抑える
ことができる。
【0012】この場合、請求項7のように、可動ノズル
の導入開口の外周近傍に、ノズルカバーの内周との間で
エアの漏出を抑えるシール部材、例えばラピリンスシー
ルを設ければ、ノズルカバー内周との間の空隙から漏出
するエアの量をさらに抑えることが可能になる。
【0013】前記各可動ノズル装置を、請求項8のよう
に、エアが供給されるフレキシブルダクトの吹出開口側
取り付ければ、フレキシブルダクト自体を折曲すること
で、さらに広範囲の吹き出し方向を選択できる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の好
ましい実施の形態について説明する。図1は、第1の実
施の形態にかかる可動ノズル装置1の外観を示す斜視
図、図2はこの可動ノズル装置1の内部を示す一部断面
側面図であり、本実施の形態にかかる可動ノズル装置1
のノズルカバー2は、全体として略円筒形をなしている
が、エア導入開口部3側から先端の吹出開口部4側へと
順に、フレキシブルダクト等に装着するための径大の円
筒形の収納部2a、回転駆動源としてのギアードモータ
5を収納する径小の収納部2b、可動ノズル11の導入
開口12の旋回を最小限の隙間にて許容するための球形
部2c、テーパ状に径が小さくなって狭まっていくテー
パ部2dとが、各々連続して形成された形状を有してい
る。
【0015】前記ギアードモータ5は減速機構を備えて
おり、このギアードモータ5を作動させると、図3に示
した回転部材としての先端の出力部6が、例えば20〜
40rpmの速さで回転するようになっている。この場
合、例えばギアードモータ5を制御して所定の回転数ご
とに正反転させるようにして、出力部6もそれに伴って
所定の回転角度の範囲で正反転するように構成してもよ
い。
【0016】前記ギアードモータ5は、上下に配置した
モータブラケット7、7によってノズルカバー2内で支
持されている。すなわち、このモータブラケット7は、
リング状の装着部7aと、装着部7aから中心に向かう
複数のステー部7bとによって構成されており、ギアー
ドモータ5がステー部7bによって支持され、装着部7
aはノズルカバー2の収納部2a内周に固定されること
で、ギアードモータ5はノズルカバー2内に配置され、
かつ出力部6がノズルカバー2の軸心上に位置する。
【0017】可動ノズル11は、後端の導入開口12か
ら先端の吹出口13へと向かうにつれて径小となるテー
パ形状を有しており、導入開口12内の略直径上にはノ
ズルステー14が渡されている。このノズルステー14
の両端部は直角に折曲されており、当該直角に折曲され
た部分において、取り付けピン15によって導入開口1
2の内周壁に対して回動自在となるように取り付けられ
ている。
【0018】ノズルステー14の中央には、ジョイント
メタル16が固着されており、このジョイントメタル1
6が前記ギアードモータ5の出力部6と接続されてい
る。したがって可動ノズル11は、出力部6に支持され
た構成となっており、可動ノズル11全体を適宜傾ける
ことにより、吹出口13の中心軸Xの出力部6の軸心M
に対する角度θを調整することが可能である。本実施の
形態では、θ=12゜となるように設定されている。
【0019】可動ノズル11の導入開口12の外周近傍
には、シール部材としてのラビリンスシール17が装着
されている。このラビリンスシール17は、複数の環状
の凸状部17aを有しており、材質は例えば、硬質ゴ
ム、硬質プラスチックからなっている。前記凸状部17
aの作用により、ノズルカバー2の内周と接触はしない
ものの、エアの漏出はより最小限に抑えられ、エア導入
開口3から導入される風量と殆ど変わらない風量のエア
が、吹出口13から吹き出されるようになっている。
【0020】第1の実施の形態にかかる可動ノズル装置
1は以上の構成を有しており、ギアードモータ5を作動
させると、出力部6が回転し、それに伴って出力部6の
軸心Mに対して12゜傾いて取り付けられている可動ノ
ズル11は、常に軸心Mに対して12゜傾いた状態で旋
回運動を行う。したがってエア導入開口部3からエアを
導入すると、当該エアは可動ノズルの導入開口12から
吹出口13から吹き出されるが、前記したように可動ノ
ズル11自体がノズルカバー2内で傾いた状態で旋回し
ているので、吹出口13からのエアの吹き出し方向も、
図4の(a)〜(d)に示したように変化していく。そ
れゆえ、ノズルカバー2自体を固定したままで、吹出口
13からの吹き出し方向を刻々と変化させることができ
る。
【0021】また他方、所望の位置でギアードモータ5
を停止させることで、その時点での吹き出し方向を維持
できる。すなわち送風中であっても、任意の吹き出し方
向に変更することが可能である。したがって、1つの可
動ノズル装置1によって極めて他方向への吹き出しに対
処できる。そして吹き出し方向の変更は、ギアードモー
タ5の発停によって簡単にこれをなし得るから、遠隔に
てギアードモータ5の発停動作を行うことで、吹き出し
方向の変更の遠隔操作を簡単に実施することができる。
【0022】また本実施の形態では、可動ノズル11の
出力部6に対する取り付け位置を囲んでいるノズルカバ
ー2の内周形状は、球形部2cの内周形状、すなわち略
球形であるから、可動ノズル11の旋回を許容しつつ導
入開口12とノズルカバー2の内周との間の空隙を最小
限にしている。しかも本実施の形態では、導入開口12
の外周にラビリンスシール17が装着されているので、
当該空隙から漏出するエアの量をさらに抑えている。す
なわち、エア導入開口部3から導入されたエアは、極め
て効率よく可動ノズル11の吹出口13から吹き出させ
ることが可能となっている。
【0023】またギアードモータ5自体もノズルカバー
2内に支持されているから、可動ノズル装置1自体で、
いわば自己完結している装置となっている。したがっ
て、ノズルカバー2のエア導入開口部3を既存のダクト
等に取り付けたり、既存のノズルと交換して装着するこ
とが容易である。
【0024】前記第1の実施の形態では、回転駆動源と
してギアードモータ5を採用していたが、これに代えて
図5に示した第2の実施の形態にかかる可動ノズル装置
21のように羽根車22を用いてもよい。この羽根車2
2は、軸心Mを中心として回転するように構成、配置さ
れており、回転駆動は、減速機構23を介して出力部6
へと伝達されるようになっている。なお他の構成は、第
1の実施の形態と同一である。
【0025】かかる構成の第2の実施の形態にかかる可
動ノズル装置23によれば、エア導入開口部3からエア
を導入すると羽根車22回転し、それによって減速機構
23を介して出力部6が所定の回転数で回転する。した
がって、軸心Mに対して所定の角度θをもって斜めに取
り付けられている可動ノズル11も旋回して、前記第1
の実施の形態と同様、図4(a)〜(d)のように吹出
口13からの吹き出し方向が旋回して刻々と変化する。
そしてこれを実現する羽根車22自体は吹き出し用とし
てエア導入開口部3から導入されるエアを用いているか
ら、外部の動力源は不要である。さらにモータを用いて
いないから可動ノズル装置11自体の重量を軽減するこ
とができる。
【0026】なおこの第2の実施の形態においても、例
えば出力部6と減速機構23との間や減速機構23内に
適宜のクラッチ機構(図示せず)を介在させれば、当該
クラッチ機構の解除によって、羽根車22が回転してい
る状態であっても出力部6の回転を停止させて、可動ノ
ズル11の停止位置を任意の時点で選択できる。したが
って、クラッチ機構の接続、解除を遠隔で行えば、この
第2の実施の形態にかかる可動ノズル装置21も、前記
第1の実施の形態と全く同様、遠隔にて所望の吹き出し
方向のへの変更、固定が可能である。さらにこの場合
も、前記クラッチ機構の接続、解除を誘導電流、太陽電
池等で行うことにより、使用用とが広がり、かつ装置と
しての自己完結性が高められる。
【0027】次に本発明の可動ノズル装置を使用した吹
出装置の例について説明する。図6は、フレキシブルダ
クト31の先端に第1の実施の形態にかかる可動ノズル
装置1を装着した吹出装置32を示している。フレキシ
ブルダクト31の後端には、他のダクト接続用の取り付
け部材33が設けられている。
【0028】このような構成にかかる吹出装置32は、
例えば図7に示した空調・換気システム41に使用でき
る。この空調・換気システム41は、例えば工場42内
の空調、換気を実施するために構成されており、ファン
43と、ファン43に接続されたダクト44とを有して
いる。そして吹出装置32は、取り付け部材33によっ
て所定の位置にて、前記ダクト44に接続固定される。
【0029】かかる空調・換気システム41において
は、ファン43を作動させると、ダクト44に流れるエ
ア流は、各吹出装置32の可動ノズル装置1から吹き出
されるが、可動ノズル装置1からは既述のように刻々と
吹き出し方向を変化させてエアを吹き出すことができる
ので、少ない数の吹出装置32によって工場42内の広
範囲に渡って高速エア流を吹き出すことができる。した
がって、撹拌効果が良好であり、換気の促進、温度分布
の改善が図れる。
【0030】しかも可動ノズル装置1自体は、フレキシ
ブルダクト31の先端に装着されているから、フレキシ
ブルダクト31自体を適宜折曲して可動ノズル装置1自
体の方向を変えることができる。したがって、撹拌した
いエリアを任意に変更することができる。もちろん第1
の実施の形態にかかる可動ノズル装置1に代えて、第2
の実施の形態にかかる可動ノズル装置21を使用しても
全く同様の効果が得られる。
【0031】
【発明の効果】請求項1〜7の可動ノズル装置によれ
ば、回転駆動源を作動させることにより、可動ノズルか
らのエアの吹き出し方向を任意に変えることができる。
しかも回転駆動源の発停は、有線、無線を問わず遠隔操
作が可能であるから、これまでのように作業員が手で吹
き出し方向を変えるといった煩雑さもない。可動ノズル
装置が天井付近に設置されていても、容易に吹き出し方
向の変更が可能である。そのうえ送風中であってもその
ような変更が可能であり、しかも常時吹き出し方向を旋
回させたり、正反転による往復移動をさせることも可能
であるから、撹拌効果が良好である。そして従来既存の
装置に対しても適用が容易であり、既に装着しているノ
ズルと交換して使用できる。
【0032】請求項2、3、4の場合には、設置場所の
自由度が向上し、設置自体も容易である。とりわけ請求
項5の可動ノズル装置にあっては、可動ノズル装置に供
給するエアをそのまま動力源として利用できるから外部
の動力源は不要であり、重量も軽減できる。請求項5の
可動ノズル装置によれば、吹き出し方向の範囲を制御す
ることができる。請求項6によれば、可動ノズルとノズ
ルカバーとの間から漏出するエアの量を低減でき、請求
項7の場合には、さらにエアの漏出量を抑えることがで
きる。請求項8の吹出装置によれば、さらに広範囲の吹
き出し方向を選択できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態にかかる可動ノズル
装置の斜視図である。
【図2】図1の可動ノズル装置の一部断面側面図であ
る。
【図3】図1の可動ノズル装置の内部構成を示す分解斜
視図である。
【図4】図1の可動ノズル装置による吹き出し方向の変
化の状態を示す説明図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態にかかる可動ノズル
装置の一部断面側面図である。
【図6】図1の可動ノズル装置を装着した吹出装置の側
面図である。
【図7】図6の吹出装置を使用した空調・換気システム
の説明図である。
【符号の説明】
1 可動ノズル装置 2 ノズルカバー 2a 球形部 3 エア導入開口部 4 吹出開口部 5 ギアードモータ 6 出力部 11 可動ノズル 12 導入開口 13 吹出口 14 ノズルステー 15 取り付けピン 17 ラビリンスシール M 軸心 X 中心軸

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エアを吹き出させる際に用いるノズル装
    置であって、先端に吹出開口部を有し、後端にエア導入
    開口部をする略円筒形のノズルカバーと、前記ノズルカ
    バー内に配置され、かつその回転中心軸がノズルカバー
    の軸心に沿っている回転部材と前記回転部材を回転又は
    正反転させる回転駆動源と、前記ノズルカバー内に配置
    されると共に、先端の吹出口が前記吹出開口部側に、後
    端の導入開口が前記エア導入開口部側に位置する可動ノ
    ズルとを有し、前記可動ノズルの吹出口の中心軸が、回
    転部材の前記回転中心軸に対して45゜以下の鋭角をな
    すように、前記可動ノズルが前記回転部材に取り付けら
    れていることを特徴とする、可動ノズル装置。
  2. 【請求項2】 前記回転駆動源は、ノズルカバー内に設
    けられていることを特徴とする、請求項1に記載の可動
    ノズル装置。
  3. 【請求項3】 前記回転駆動源は、モータであることを
    特徴とする、請求項1又は2に記載の可動ノズル装置。
  4. 【請求項4】 前記回転駆動源は、エア導入開口部から
    導入されるエアで回転する羽根車であることを特徴とす
    る、請求項1又は2に記載の可動ノズル装置。
  5. 【請求項5】 前記回転部材に対する可動ノズルの取付
    角度が調整自在であることを特徴とする、請求項1、
    2、3又は4のいずれかに記載の可動ノズル装置。
  6. 【請求項6】 前記可動ノズルは、吹出口に近づくにつ
    れて径小となる形状であって、前記可動ノズルの前記回
    転部材に対する取り付け箇所を囲んでいる部分のノズル
    カバーの内周形状は、略球形であることを特徴とする、
    請求項1、2、3、4又は5のいずれかに記載の可動ノ
    ズル装置。
  7. 【請求項7】 前記可動ノズルの導入開口の外周近傍に
    は、ノズルカバーの内周との間でエアの漏出を抑えるシ
    ール部材が設けられていることを特徴とする、請求項6
    に記載の可動ノズル装置。
  8. 【請求項8】 エアが供給されるフレキシブルダクトの
    吹出開口端部に、請求項1、2、3、4、5、6又は7
    のいずれかに記載の可動ノズル装置が取り付けられてい
    ることを特徴とする、吹出装置。
JP11032600A 1999-02-10 1999-02-10 可動ノズル装置及び吹出装置 Pending JP2000233141A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11032600A JP2000233141A (ja) 1999-02-10 1999-02-10 可動ノズル装置及び吹出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11032600A JP2000233141A (ja) 1999-02-10 1999-02-10 可動ノズル装置及び吹出装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000233141A true JP2000233141A (ja) 2000-08-29

Family

ID=12363366

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11032600A Pending JP2000233141A (ja) 1999-02-10 1999-02-10 可動ノズル装置及び吹出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000233141A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008212785A (ja) * 2007-03-01 2008-09-18 Matsushita Electric Ind Co Ltd ノズル可動装置
JP2010522637A (ja) * 2007-03-26 2010-07-08 エス.シー. ジョンソン アンド サン、インコーポレイテッド 手動調整可能なノズルを有する自動噴霧装置
JP2012047418A (ja) * 2010-08-27 2012-03-08 Inaba Denki Sangyo Co Ltd 空調用吹出装置
JP2018126111A (ja) * 2017-02-10 2018-08-16 木村工機株式会社 植物栽培用吹出装置
JP2019027780A (ja) * 2018-10-09 2019-02-21 春日電機株式会社 除水または除塵機

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008212785A (ja) * 2007-03-01 2008-09-18 Matsushita Electric Ind Co Ltd ノズル可動装置
JP2010522637A (ja) * 2007-03-26 2010-07-08 エス.シー. ジョンソン アンド サン、インコーポレイテッド 手動調整可能なノズルを有する自動噴霧装置
JP2012047418A (ja) * 2010-08-27 2012-03-08 Inaba Denki Sangyo Co Ltd 空調用吹出装置
JP2018126111A (ja) * 2017-02-10 2018-08-16 木村工機株式会社 植物栽培用吹出装置
JP2019027780A (ja) * 2018-10-09 2019-02-21 春日電機株式会社 除水または除塵機

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1580493A1 (en) Indoor apparatus for air conditioner
US6913443B2 (en) Oscillating means for multi-fan assembly
JP2008101802A (ja) 空調用吹出し口とそれを用いた送風システムおよび空調システム
JPH109657A (ja) 空気調和装置の室内機
WO2010143378A1 (ja) 空気調和機の室内機
JP2000233141A (ja) 可動ノズル装置及び吹出装置
JPH11281137A (ja) 空調用吹出口
CN105444260B (zh) 一种壁挂式空调室内机及壁挂式空调器
JP5277561B2 (ja) 工場用送風システム
JP2016033344A (ja) 送風機
JP5773229B1 (ja) 扇風機
JP2010032062A (ja) 天井埋込型空気調和機
KR101720206B1 (ko) 팬부착 급배기 일체형 디퓨져
JP2007192530A (ja) 大空間用送風ユニット
JP2002243190A (ja) 空気調和装置
CN113915763A (zh) 扫风叶片组件、出风装置及空调器
JP2994627B2 (ja) 空調・換気装置
JP6596484B2 (ja) 送風機
JP2017122539A (ja) 空気調和機
JP7136551B2 (ja) 吹出口装置
CN113932437B (zh) 用于空调导风的装置和空调
JP3240858U (ja) 照明機能付き送風装置
JP4071258B2 (ja) 空気攪拌装置および空気攪拌方法
JP5266840B2 (ja) ミスト噴出機能を備えた浴室空調装置
JPH09126539A (ja) フラップ駆動モータの絶縁構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20051214

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20081203

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081209

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090204

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090310

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20090707