JP2000233106A - バスケット型遠心濾過機の基礎層除去装置及び基礎層除去方法 - Google Patents

バスケット型遠心濾過機の基礎層除去装置及び基礎層除去方法

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JP2000233106A
JP2000233106A JP11036583A JP3658399A JP2000233106A JP 2000233106 A JP2000233106 A JP 2000233106A JP 11036583 A JP11036583 A JP 11036583A JP 3658399 A JP3658399 A JP 3658399A JP 2000233106 A JP2000233106 A JP 2000233106A
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JP
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basket
cake
rotating basket
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gas injection
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JP11036583A
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English (en)
Inventor
Norihiko Ikeda
憲彦 池田
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Mitsubishi Kakoki Kaisha Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Kakoki Kaisha Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】遠心濾過機の回転バスケット内の濾布面に形成
された基礎層を掻取除去するにあたり、基礎層を容易且
つ短時間で確実に剥離して掻取ナイフで掻取り、排出シ
ュ−トから液分の少ないケ−キを回収することができる
装置及び方法を提供する。 【解決手段】バスケット型遠心濾過機にあって、掻取ナ
イフ4で掻取られずに残留するケ−キの基礎層Aを除去
する装置において、一端が閉塞し、他端に圧力ガスの供
給口が設けられ、軸方向に縦列した圧力ガスのガス噴射
口13を設けたガス噴射管7を、回転バスケット2の外
周側の軸方向に沿って延設したことを特徴とするバスケ
ット型遠心濾過機の基礎層除去装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バスケット型遠心
濾過機(以下単に遠心濾過機という)にあって、掻取ナ
イフで掻取られずに残留するケ−キの基礎層除去装置及
び基礎層除去方法に関する。
【0002】
【従来の技術】遠心濾過機においては、原液供給管を経
て高速回転する回転バスケット内に供給された被処理液
は、遠心力の作用で回転バスケット内の半径方向に集液
され、液分は回転バスケット内周面に張設した濾布を通
過してバスケットの外部に排出され、固形分は濾布上に
沈降堆積されてケ−キ層を形成する。濾布面に堆積した
ケ−キの排出は、所定のケ−キ層が形成された段階で回
転速度を低下させ、掻取ナイフによってケ−キ層を掻取
り、排出シュ−トを経てバスケットの外部に排出してい
るが、掻取ナイフによる掻取においては、掻取ナイフで
濾布を損傷しないように、濾布側の薄いケ−キ層を残し
て掻取り排出する。しかし、前記操作が繰り返えされて
長時間運転が継続されるうちに、残留したケ−キ層が遠
心力などで締め固められて固い層(本ケ−キ層を基礎層
という。)を形成し、濾過抵抗が大きくなって濾過効率
の低下をきたすようになる。
【0003】従来は、前記の状態となった時又は所定の
稼動時間毎に回転バスケットの回転を停止又は回転速度
を低下させ、濾布の裏面から給水して基礎層を膨潤した
のち回転バスケット内部から基礎層に高圧水を噴射して
剥離する方法(特公昭64−10266号)、また、圧
力水を基礎層の表面に斜めから噴射して剥離する方法
(特開平4−300664号)などでは、剥離したケ−
キをスラリ−化してスキミング管によるスキミング排出
やオ−バ−フロ−排出でスラリ−をバスケットの外部に
排出している。
【0004】また、掻取ナイフと内周方向に一定の間隔
をおいて圧力ガスのガス噴射管を設け、回転バスケット
の回転速度を低下させ、ガス噴射管から圧力ガスを基礎
層に噴射して基礎層を剥離し、剥離したケ−キを回転バ
スケットの回転で掻取ナイフまで搬送し、掻取ナイフで
掻取って排出する方法も開示されている(特開平5−3
17754号)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記のケ−キをスラリ
−化して基礎層を除去する方法にあっては、確実にケ−
キを除去し濾布面を洗浄できるが、排出されたスラリ−
の排水処理又は固形分の回収などの再処理が必要とな
り、その処理量も比較的多く設備費が嵩むと共に、高圧
水製造用の高圧ポンプなどの付帯設備が必要となり、設
備費が嵩む問題もある。
【0006】また掻取ナイフと一定の間隔をもって圧力
ガスを噴射して基礎層を除去する方法にあっては、乾式
であるため濾過回収ケ−キと同様なケ−キを回収でき再
処理の必要がないため好ましいが、噴射管が回転バスケ
ット内に設けられているため、圧力ガスの噴射時に処理
液や微細ケ−キが飛散して噴射管に付着し、ガス噴射口
を閉塞しやすく、特に横型遠心濾過機の場合には、その
現象が顕著に現われ運転に支障をきたす問題があると共
に、剥離されたケ−キが上方に位置する掻取ナイフ部ま
で到達せずに落下し、掻取ナイフで掻取って排出シュ−
トから排出することが容易ではなく、ケ−キが回転しな
がらバスケット内に滞留してしまうこともある。
【0007】従って、本発明は、前記従来の遠心濾過機
の回転バスケット内周面に張設した濾布面に形成された
基礎層の掻取除去方法及び装置における問題点に鑑み、
基礎層を容易且つ短時間で確実に剥離して掻取ナイフで
掻取り、排出シュ−トから液分の少ないケ−キを回収す
ることができる遠心濾過機の基礎層除去装置及び基礎層
除去方法を提供することを目的として成されたものであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の本発明の要旨は、請求項1に記載した発明において
は、回転バスケットと、回転バスケット内周面に張設し
た濾布面に形成されるケ−キを掻取る掻取ナイフと、掻
取ナイフで掻取られたケ−キを排出する排出シュ−トを
設けた遠心濾過機にあって、掻取ナイフで掻取られずに
残留するケ−キの基礎層を除去する装置において、一端
が閉塞し、他端に圧力ガスの供給口が設けられ、軸方向
に縦列した圧力ガスのガス噴射口を設けたガス噴射管
を、前記回転バスケットの外周側の軸方向に沿って延設
したことを特徴とする遠心濾過機の基礎層除去装置であ
る。
【0009】本構造により、ガス噴射管が軸方向に縦列
した圧力ガスのガス噴射口を設けて延設されるため、ガ
ス噴射口が回転バスケットの軸方向の濾過孔全体に対向
して圧力ガスを噴射できるため、、濾過回収ケ−キと同
様なケ−キを確実に回収できる。また、噴射管が回転バ
スケットの外部に設けられているため、圧力ガスの噴射
時に処理液や微細ケ−キが飛散して噴射管に付着し、ガ
ス噴射口を閉塞することもない。
【0010】また、請求項2に記載した発明において
は、前記ガス噴射管が、圧力ガスの供給口側で旋回可能
に支持されたクランク状の管であり、旋回によりガス噴
射口を回転バスケットの外周部から離間させたり、ま
た、近接させたりする旋回駆動手段を設けたことを特徴
とする請求項1記載の遠心濾過機の基礎層除去装置であ
る。
【0011】本構造により、通常の濾過運転時には、高
速回転する回転バスケットから噴射管を離間させて、回
転バスケットと噴射管との接触による双方の損傷を防止
することができ、また、基礎層の除去時には、回転バス
ケットの外周部に噴射管を近接させて、ガスガス噴射口
からの圧力ガスを確実に回転バスケットの軸方向の濾過
孔全体に噴射することができる。
【0012】また、請求項3に記載した発明において
は、回転バスケットと、回転バスケット内周面に張設し
た濾布面に形成されるケ−キを掻取る掻取ナイフと、掻
取ナイフで掻取られたケ−キを排出する排出シュ−トを
設けた遠心濾過機にあって、掻取ナイフで掻取られずに
残留するケ−キの基礎層を除去する方法において、回転
バスケットの回転速度を減速し、前記回転バスケットの
外周側の軸方向に沿って延設されたガス噴射管のガス噴
射口から圧力ガスを噴射し、圧力ガスを回転バスケット
外周側から濾過孔及び濾布を通過させることにより、回
転バスケット内周面に張設した濾布面に形成されたケ−
キの基礎層を剥離させ、回転バスケット内に落下した剥
離ケ−キを掻取ナイフで掻取り、排出シュ−トから回転
バスケット外に排出することることを特徴とする遠心濾
過機の基礎層除去方法である。
【0013】本方法により、軸方向に縦列した圧力ガス
のガス噴射口を設けて延設されたガス噴射管により、回
転バスケットの軸方向の濾過孔全体から圧力ガスを噴射
できるため、濾過回収ケ−キと同様なケ−キを確実に回
収できる。また、回転バスケットの外部に設けられた噴
射管から圧力ガスを噴射するため、圧力ガスの噴射時に
処理液や微細ケ−キが飛散して噴射管に付着し、ガス噴
射口を閉塞することもない。
【0014】また、請求項4に記載した発明において
は、回転バスケットと、回転バスケット内周面に張設し
た濾布面に形成されるケ−キを掻取る掻取ナイフと、掻
取ナイフで掻取られたケ−キを排出する排出シュ−トを
設けた遠心濾過機にあって、掻取ナイフで掻取られずに
残留するケ−キの基礎層を除去する方法において、回転
バスケットの回転速度を減速し、前記回転バスケットの
外周側の軸方向に沿って延設されたガス噴射管のガス噴
射口と対向する位置に掻取ナイフを移動させ、ガス噴射
口から圧力ガスを噴射し、圧力ガスを回転バスケット外
周側から濾過孔及び濾布を通過させることにより、回転
バスケット内周面に張設した濾布面に形成されたケ−キ
の基礎層を剥離させ、剥離ケ−キを掻取ナイフを経て排
出シュ−トから回転バスケット外に排出することを特徴
とする遠心濾過機の基礎層除去方法である。
【0015】本方法により、軸方向に縦列した圧力ガス
のガス噴射口を設けて延設されたガス噴射管により、回
転バスケットの軸方向の濾過孔全体から圧力ガスを噴射
できるため、濾過回収ケ−キと同様なケ−キを確実に回
収できる。また、回転バスケットの外部に設けられたガ
ス噴射管から圧力ガスを噴射するため、圧力ガスの噴射
時に処理液や微細ケ−キが飛散してガス噴射管に付着
し、ガス噴射口を閉塞することもない。更に、ガス噴射
管のガス噴射口と対向する位置に掻取ナイフを移動させ
るため、ケ−キが回転しながらバスケット内に滞留する
こともなく、剥離されたケ−キを掻取ナイフを経て排出
シュ−トから確実に回収することができる。
【0016】更に、請求項5に記載した発明において
は、回転バスケットと、回転バスケット内周面に張設し
た濾布面に形成されるケ−キを掻取る掻取ナイフと、掻
取ナイフで掻取られたケ−キを排出する排出シュ−トを
設けた遠心濾過機にあって、掻取ナイフで掻取られずに
残留するケ−キの基礎層を除去する方法において、回転
バスケットの回転速度を減速し、圧力ガスの供給口側で
旋回可能に支持されたクランク状の管を旋回駆動手段に
より旋回させてガス噴射口を回転バスケットの外周部に
近接させ、ガス噴射管のガス噴射口と対向する位置に掻
取ナイフを移動させ、ガス噴射口から圧力ガスを噴射
し、圧力ガスを回転バスケット外周側から濾過孔及び濾
布を通過させることにより、回転バスケット内周面に張
設した濾布面に形成されたケ−キの基礎層を剥離させ、
剥離ケ−キを掻取ナイフを経て排出シュ−トから回転バ
スケット外に排出することを特徴とする遠心濾過機の基
礎層除去方法である。
【0017】本方法により、通常の濾過運転時には、高
速回転する回転バスケットからガス噴射管を離間させ
て、回転バスケットと噴射管との接触による双方の損傷
を防止することができ、また、基礎層の除去時には、回
転バスケットの外周部にガス噴射管を近接させて、ガス
噴射口からの圧力ガスを確実に回転バスケットの軸方向
の濾過孔全体に噴射することができる。
【0018】前記において、通常の濾過運転における回
転バスケットの回転速度は、1200〜2200rpm
であるが、基礎層除去運転における減速回転速度は、3
0〜100rpmで行われる。また、ガス噴射管から噴
射される圧力ガスは、主に空気や窒素ガスなどが用いら
れ、またその圧力は、3〜10atmで噴射するのが好
ましい。
【0019】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態につい
て図面に基づいて説明する。図1は本発明の一実施の形
態の横型遠心濾過機における回転バスケット部の縦断面
図、図2は横型遠心濾過機の概略全体断面図である。
【0020】1は回転バスケット2が回転軸9に軸支さ
れ、片持レバ−的に支持して内蔵している遠心濾過機本
体のケ−シングであり、回転バスケット2は回転軸9を
介して回転駆動手段11により高速度で回転される構成
となっている。また、回転バスケット2の形状は、回転
軸9に接続する一端面が閉塞し、対向する他端面が開放
された円筒状のバスケットであり、側周面に濾過孔12
が多数穿孔され、内周面に濾布3が適宜な係止部材で張
設されている。なお、回転バスケット2を内蔵するケ−
シング1の回転駆動手段11側と対向する回転バスケッ
ト2の開放面側は、開閉自在な蓋構造となっている。
【0021】4は回転バスケット2の開放面側から回転
バスケット2内に挿設された掻取ナイフであり、上下が
開放されたボックス部4bの先端にナイフ部4aが固着
され、ボックス部4bに旋回駆動軸10を介して図示し
ない旋回駆動手段に接続され、ナイフ部4aの角度が調
節されて掻取面への離接が行われる構造となっている。
また、掻取ナイフ4のボックス部4bの下方開放部には
掻取ケ−キを排出する排出シュ−ト5が連設されてい
る。なお、6は回転バスケット2の開放面側から回転バ
スケット2内に挿設され、回転バスケット2内の濾過面
に向かって原液を供給する被処理液の供給管である。
【0022】7は回転バスケット2の外周側の軸方向に
沿って延設されたガス噴射管であり、一端が閉塞し、他
端に圧力ガスの供給口が設けられ、軸方向に縦列した圧
力ガスのガス噴射口13が設けられている。なお、ガス
噴射管7はケ−シング1の回転駆動手段側の側面を貫通
して適宜な支持部材で支持され、圧力ガスの供給口を介
して図示しない圧力ガス供給手段に接続している。な
お、ガス噴射口13はノズル形状の部材を軸方向に縦列
付設してもよく、また、ガス噴射管7に穿孔してもよ
い。
【0023】また、ガス噴射管7は、圧力ガスの供給口
側で旋回可能に支持されて旋回駆動手段8に接続され、
旋回によりガス噴射口13を回転バスケット2の外周部
から離間させたり、また、近接させたりできるクランク
状の管が好ましいが、直管を固定して設けてもよく、本
発明におけるガス噴射管7はこれらには限定されない。
【0024】次に前記構成のバスケット型遠心濾過機の
作用について述べる。通常の濾過運転時においては、被
処理液を供給管6から高速回転する回転バスケット2内
の濾過面に向かって供給し、供給された被処理液は、遠
心力の作用で回転バスケット2内の半径方向に集液さ
れ、液分は回転バスケット2内周面に張設した濾布3を
通過して回転バスケット2の外部のケ−シング1内に排
出され、スキミング管によるスキミング排出やオ−バ−
フロ−排出でケ−シング1の外部に排出される。
【0025】固形分は濾布3上に沈降堆積されてケ−キ
層を形成する。ケ−キの排出は、所定のケ−キが堆積し
た段階で回転速度を30〜100rpm程度に低下さ
せ、掻取ナイフ4によってケ−キ層を掻取り、排出シュ
−ト5を経て回転バスケット2の外部に排出するが、掻
取ナイフ4による掻取は、掻取ナイフ4で濾布3を損傷
しないように、濾布側の薄いケ−キ層を残して掻取り排
出される。
【0026】前記運転が繰り返えされて長時間運転が継
続されると、濾布3面に残留したケ−キ層が圧縮されて
固くなって基礎層Aを形成するため、濾過抵抗が大きく
なり、濾過効率の低下をきたす。従って、前記の状態と
なった時又は所定の稼動時間毎に、回転バスケット2の
回転速度を30〜100rpmに減速し、回転バスケッ
ト2の外周側の軸方向に沿って延設されたガス噴射管7
のガス噴射口13から圧力が3〜10atmの圧力ガス
を噴射し、圧力ガスを回転バスケット2の外周側から濾
過孔12及び濾布3を通過させることにより、回転バス
ケット2の内周面に張設した濾布面に形成されたケ−キ
の基礎層Aを剥離させ、回転バスケット2内に落下した
剥離ケ−キを掻取ナイフ4で掻取り、排出シュ−ト5か
ら回転バスケット外に排出する。
【0027】本方法により、軸方向に縦列した圧力ガス
のガス噴射口13を設けて延設されたガス噴射管7によ
り、回転バスケット2の軸方向の濾過孔12全体から圧
力ガスを噴射できるため、濾過回収ケ−キと同様なケ−
キを確実に回収できる。また、回転バスケット2の外部
に設けられたガス噴射管7から圧力ガスを噴射するた
め、圧力ガスの噴射時に処理液や微細ケ−キが飛散して
ガス噴射管7に付着し、ガス噴射口13を閉塞すること
もない。
【0028】また、他の実施形態としては、回転バスケ
ット2の回転速度を減速し、回転バスケット2の外周側
の軸方向に沿って延設されたガス噴射管7のガス噴射口
13と対向する位置に掻取ナイフ4を移動させ、ガス噴
射口13から圧力が3〜10atmの圧力ガスを噴射
し、圧力ガスを回転バスケット2の外周側から濾過孔1
2及び濾布3を通過させることにより、回転バスケット
2の内周面に張設した濾布面に形成されたケ−キの基礎
層Aを剥離させ、剥離ケ−キを掻取ナイフ4を経て排出
シュ−ト5から回転バスケット2の外部に排出すること
ができる。また、軸方向に縦列した圧力ガスのガス噴射
口13を設けて延設されたガス噴射管7により、回転バ
スケット2の軸方向に穿孔された濾過孔12の全体から
圧力ガスを噴射できるため、濾過時の回収ケ−キと同様
なケ−キを確実に回収できる。また、回転バスケットの
2外部に設けられたガス噴射管7から圧力ガスを噴射す
るため、圧力ガスの噴射時に処理液や微細ケ−キが飛散
してガス噴射管7に付着し、ガス噴射口13を閉塞する
こともない。更に、ガス噴射管7のガス噴射口13と対
向する位置に掻取ナイフ4を移動させるため、ケ−キが
回転しながら回転バスケット2内に滞留することもな
く、剥離されたケ−キを掻取ナイフ4を経て排出シュ−
ト5から確実に回収することができる。
【0029】更に、他の実施形態としては、回転バスケ
ット2の回転速度を減速し、圧力ガスの供給口側で旋回
可能に支持されたクランク状のガス噴射管7を旋回駆動
手段8により旋回させてガス噴射口13を回転バスケッ
ト2の外周部に近接させ、ガス噴射管7のガス噴射口1
3と対向する位置に掻取ナイフ4を移動させ、ガス噴射
口13から圧力が5〜10atmの圧力ガスを噴射し、
圧力ガスを回転バスケット2の外周側から濾過孔12及
び濾布3を通過させることにより、回転バスケット2の
内周面に張設した濾布面に形成されたケ−キの基礎層A
を剥離させ、剥離ケ−キを掻取ナイフ4を経て排出シュ
−ト5から回転バスケット2の外部に排出する。また、
通常の濾過運転時には、高速回転する回転バスケット2
からガス噴射管7を離間させて、回転バスケット2とガ
ス噴射管との接触による双方の損傷を防止することがで
き、更に、基礎層Aの除去時には、回転バスケット2の
外周部にガス噴射管7を近接させて、ガス噴射口13か
らの圧力ガスを確実に回転バスケット2の軸方向に穿孔
された濾過孔12の全体に噴射することができる。
【0030】
【発明の効果】本発明は、従来のバスケット型遠心濾過
機の回転バスケット内周面に張設した濾布面に形成され
た基礎層の掻取除去方法に用いられる装置における問題
点に鑑み、基礎層を容易且つ短時間で確実に剥離して掻
取ナイフで掻取り、排出排出シュ−トから液分の少ない
ケ−キを回収することができる遠心濾過機の基礎層除去
装置及び基礎層除去方法である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の横型遠心濾過機におけ
る回転バスケット部の縦断面図
【図2】本発明の一実施の形態の横型遠心濾過機の概略
全体断面図
【符号の説明】
1:ケ−シング 2:回転バスケット 3:濾布 4:掻取ナイフ 4a:ナイフ部 4b:ボックス部 5:排出シュ−ト 6:被処理液の供給管 7:ガス噴射管 8:旋回駆動手段 9:回転軸 10:旋回駆動軸 11:回転駆動手段 12:濾過孔 13:ガス噴射孔 A:ケ−キ基礎層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B04B 15/06 B01D 29/38 520C

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転バスケットと、回転バスケット内周面
    に張設した濾布面に形成されるケ−キを掻取る掻取ナイ
    フと、掻取ナイフで掻取られたケ−キを排出する排出シ
    ュ−トを設けたバスケット型遠心濾過機にあって、掻取
    ナイフで掻取られずに残留するケ−キの基礎層を除去す
    る装置において、一端が閉塞し、他端に圧力ガスの供給
    口が設けられ、軸方向に縦列した圧力ガスのガス噴射口
    を設けたガス噴射管を、前記回転バスケットの外周側の
    軸方向に沿って延設したことを特徴とするバスケット型
    遠心濾過機の基礎層除去装置。
  2. 【請求項2】前記ガス噴射管が、圧力ガスの供給口側で
    旋回可能に支持されたクランク状の管であり、旋回によ
    りガス噴射口を回転バスケットの外周部から離間させた
    り、また、近接させたりする旋回駆動手段を設けたこと
    を特徴とする請求項1記載のバスケット型遠心濾過機の
    基礎層除去装置。
  3. 【請求項3】回転バスケットと、回転バスケット内周面
    に張設した濾布面に形成されるケ−キを掻取る掻取ナイ
    フと、掻取ナイフで掻取られたケ−キを排出する排出シ
    ュ−トを設けたバスケット型遠心濾過機にあって、掻取
    ナイフで掻取られずに残留するケ−キの基礎層を除去す
    る方法において、回転バスケットの回転速度を減速し、
    前記回転バスケットの外周側の軸方向に沿って延設され
    たガス噴射管のガス噴射口から圧力ガスを噴射し、圧力
    ガスを回転バスケット外周側から濾過孔及び濾布を通過
    させることにより、濾布面に形成されたケ−キの基礎層
    を剥離させ、回転バスケット内に落下した剥離ケ−キを
    掻取ナイフで掻取り、排出シュ−トから回転バスケット
    外に排出することを特徴とするバスケット型遠心濾過機
    の基礎層除去方法。
  4. 【請求項4】回転バスケットと、回転バスケット内周面
    に張設した濾布面に形成されるケ−キを掻取る掻取ナイ
    フと、掻取ナイフで掻取られたケ−キを排出する排出シ
    ュ−トを設けたバスケット型遠心濾過機にあって、掻取
    ナイフで掻取られずに残留するケ−キの基礎層を除去す
    る方法において、回転バスケットの回転速度を減速し、
    回転バスケットの外周側の軸方向に沿って延設されたガ
    ス噴射管のガス噴射口と対向する位置に掻取ナイフを移
    動させ、ガス噴射口から圧力ガスを噴射し、圧力ガスを
    回転バスケット外周側から濾過孔及び濾布を通過させる
    ことにより、濾布面に形成されたケ−キの基礎層を剥離
    させ、剥離ケ−キを掻取ナイフを経て排出シュ−トから
    回転バスケット外に排出することを特徴とするバスケッ
    ト型遠心濾過機の基礎層除去方法。
  5. 【請求項5】回転バスケットと、回転バスケット内周面
    に張設した濾布面に形成されるケ−キを掻取る掻取ナイ
    フと、掻取ナイフで掻取られたケ−キを排出する排出シ
    ュ−トを設けたバスケット型遠心濾過機にあって、掻取
    ナイフで掻取られずに残留するケ−キの基礎層を除去す
    る方法において、回転バスケットの回転速度を減速し、
    圧力ガスの供給口側で旋回可能に支持されたクランク状
    の管を旋回駆動手段により旋回させてガス噴射口を回転
    バスケットの外周部に近接させ、ガス噴射管のガス噴射
    口と対向する位置に掻取ナイフを移動させ、ガス噴射口
    から圧力ガスを噴射し、圧力ガスを回転バスケット外周
    側から濾過孔及び濾布を通過させることにより、濾布面
    に形成されたケ−キの基礎層を剥離させ、剥離ケ−キを
    掻取ナイフを経て排出シュ−トから回転バスケット外に
    排出することを特徴とするバスケット型遠心濾過機の基
    礎層除去方法。
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