JP2000232873A - 培養器に付着する細胞の分離装置および分離方法 - Google Patents

培養器に付着する細胞の分離装置および分離方法

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JP2000232873A JP3825199A JP3825199A JP2000232873A JP 2000232873 A JP2000232873 A JP 2000232873A JP 3825199 A JP3825199 A JP 3825199A JP 3825199 A JP3825199 A JP 3825199A JP 2000232873 A JP2000232873 A JP 2000232873A
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Kanji Yahiro
寛司 八尋
Takayuki Hatase
貴之 畑瀬
Hiroaki Motoyama
裕章 本山
Tatsuya Nishi
達也 西
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Kyowa Hakko Kogyo Co Ltd
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    • C12MAPPARATUS FOR ENZYMOLOGY OR MICROBIOLOGY; APPARATUS FOR CULTURING MICROORGANISMS FOR PRODUCING BIOMASS, FOR GROWING CELLS OR FOR OBTAINING FERMENTATION OR METABOLIC PRODUCTS, i.e. BIOREACTORS OR FERMENTERS
    • C12M33/00Means for introduction, transport, positioning, extraction, harvesting, peeling or sampling of biological material in or from the apparatus
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 目的とする動植物や微生物の細胞を効率よく
分離して捕捉することができる、培養器に付着する細胞
の分離装置および分離方法を提供することを目的とす
る。 【解決手段】 XYZテーブル1に支持された培養器2
に付着する細胞群から所望の細胞を分離して採取するに
際し、培養器2内へキレート剤溶液を加えて細胞の培養
器2への付着力を弱めた後に、所望の細胞に光ピンセッ
ト用レーザ装置16のレーザ光を集光しトラップしてマ
イクロピペット22先端の吸引孔まで移動させ、供給・
吸引・採取装置7に採取する。これにより、培養器に付
着する細胞を破壊することなく効率よく細胞を分離して
採取することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、生化学分野等で行
われる動植物や微生物の細胞の培養実験において、該細
胞を培養器から分離する培養器に付着する細胞の分離装
置および分離方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】生化学分野等で行われる動植物や微生物
の細胞の培養実験においては、培養後に所望の細胞のみ
を分離して採取する必要がある。近年、細胞のような微
細物体を取り扱う実験作業において、レーザ光を培養溶
液中に浮遊している対象となる細胞に照射し光圧により
この細胞をトラップして捕捉する光ピンセットが用いら
れるようになっている。特に、特定波長域のレーザを使
用すると細胞にダメージを与えることなくトラップでき
ることが知られている。
【0003】ところで、動植物や微生物の細胞の種類に
よっては培養溶液中に細胞が浮遊した状態ではなく、培
養器に付着した状態で液体培地を使用して培養が行われ
るものがある。このような細胞は培養器に強く付着して
いるため、上述の光ピンセットの力のみでは培養器から
剥離させることができず、捕捉することができない。こ
のため従来は、培養器にトリプシンなどの酵素溶液を加
えて細胞を培養器から剥離させ浮遊状態にした後に光ピ
ンセットによる操作を行う方法などが用いられていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、トリプ
シンなどの酵素溶液を用いる方法では、処理のために時
間を要する上、酵素の作用によって細胞にダメージを与
えてしまい所望の細胞の採取率が低下するなどの問題が
あった。さらに培養器から剥離した細胞は培養溶液中を
浮遊しているが、この浮遊している複数の細胞の中から
所望の細胞を探し出して光ピンセットで捕捉する作業は
非常に面倒であり、多数の細胞が浮遊していると所望の
細胞のみを選択的に捕捉するということも困難になると
いう問題があった。
【0005】そこで本発明は、培養器に付着する細胞に
ダメージを与えることなく培養器から効率よく分離する
ことができる培養器に付着する細胞の分離装置および分
離方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の培養器に
付着する細胞の分離装置は、細胞が付着した培養器を支
持する支持手段と、前記培養器に付着する細胞を捕捉す
る光ピンセット手段と、この光ピンセット手段からの捕
捉光を前記培養器に対して相対的に移動させる移動手段
とを備えた。
【0007】請求項2記載の培養器に付着する細胞の分
離装置は、請求項1記載の培養器に付着する細胞の分離
装置であって、前記培養器から分離された細胞を採取す
る採取手段を備えた。
【0008】請求項3記載の培養器に付着する細胞の分
離方法は、培養器に付着する細胞の付着力を弱める処理
を行う工程と、光ピンセット手段の光によって前記細胞
を捕捉する工程と、この光ピンセット手段からの捕捉光
を前記培養器に対して相対的に移動させることにより、
前記細胞を培養器から剥離する工程とを含む。
【0009】請求項4記載の培養器に付着する細胞の分
離方法は、請求項3記載の培養器に付着する細胞の分離
方法であって、前記細胞の付着力を弱める工程におい
て、キレート剤処理を行うようにした。
【0010】請求項5記載の培養器に付着する細胞の分
離方法は、請求項4記載の培養器に付着する細胞の分離
方法であって、前記キレート剤として、EDTAおよび
EGTAから選ばれる少なくとも1種を用いるようにし
た。
【0011】
【発明の実施の形態】請求項1記載の培養器に付着する
細胞の分離装置は、細胞が付着した培養器を支持する支
持手段と、前記培養器に付着する細胞を捕捉する光ピン
セット手段と、この光ピンセット手段からの捕捉光を前
記培養器に対して相対的に移動させる移動手段とを備え
たものであり、細胞を培養器から分離し光ピンセット手
段でこの細胞を捕捉するという作用を有する。
【0012】請求項2記載の培養器に付着する細胞の分
離装置は、請求項1記載の培養器に付着する細胞の分離
装置であって、培養器から分離された細胞を採取する採
取手段を備えたものであり、光ピンセット手段で捕捉し
た細胞を採取するといった作用を有する。
【0013】請求項3記載の培養器に付着する細胞の分
離方法は、培養器に付着する細胞の付着力を弱める処理
を行う工程と、光ピンセット手段の光によって前記細胞
を捕捉する工程と、この光ピンセット手段からの捕捉光
を前記培養器に対して相対的に移動させることにより、
前記細胞を培養器から剥離するといった作用を有する。
【0014】請求項4記載の培養器に付着する細胞の分
離方法は、請求項3記載の培養器に付着する細胞を培養
器から分離する分離方法であって、前記細胞の付着力を
弱める工程においてキレート剤処理を行うものであり、
培養器からの細胞の分離を容易にするといった作用を有
する。
【0015】請求項5記載の培養器に付着する細胞の分
離方法は、請求項4記載の培養器に付着する細胞を培養
器から分離する分離方法であって、前記キレート剤とし
て、EDTAおよびEGTAから選ばれる少なくとも1
種を用いるものであり、培養器からの細胞の分離を容易
にするといった作用を有する。
【0016】次に本発明の実施の形態を図面を参照して
説明する。図1は本発明の一実施の形態の培養器に付着
する細胞の分離装置の構成を示すブロック図、図2
(a)は同培養器の平面図、図2(b)、図3(a),
(b)は同培養器の断面図である。
【0017】まず図1を参照して培養器に付着する細胞
の分離装置について説明する。図1において、支持手段
としてのXYZステージ1のアーム1a上には透光性を
有する培養器2が載置されている。XYZステージ1を
駆動することにより、培養器2はX方向、Y方向、Z方
向に移動する。培養器2の内部には図2(b)に示すよ
うに、下層から、培養器2に付着して培養された細胞群
4およびこれらを覆う溶液3が存在する。細胞群4には
各種の細胞が混在しており、これらの中から所望の細胞
23a(図2(a)参照)を分離して採取する必要があ
る。
【0018】培養器2の溶液層3にはマイクロピペット
22の先端が導設されている。マイクロピペット22
は、培養器2中への試料溶液の供給および培養器2から
分離され、溶液内に浮遊する細胞の吸引・採取を行うよ
うになっている。マイクロピペット22は、供給・吸引
・採取装置7に接続されている。すなわちマイクロピペ
ット22および供給・吸引・採取装置7は細胞を採取す
る採取手段となっている。培養器2の上方には照明装置
6が配設されており、培養器2を以下に説明するカメラ
で撮像する際に、上方から照明光を照射する。
【0019】培養器2の下方には、集光レンズを含む光
学系10が配設されており、光学系10のさらに下方に
はハーフミラー12,13およびカメラ11が配設され
ている。光学系10の光軸と直交して光ピンセット用レ
ーザ装置16および加工用レーザ装置17が配設されて
いる。光ピンセット用レーザ装置16を駆動すると、レ
ーザ光(捕捉光)が照射され、走査光学系14を介して
ハーフミラー12によって上方に反射され、光学系10
を経て下方から培養器2に入射する。
【0020】光ピンセット用レーザ装置16から照射さ
れるレーザ光を、走査光学系14によって培養器2内の
溶液中の特定の細胞に導き、また光学系10でレーザ光
を集光することにより、当該細胞はレーザ光の光圧によ
りトラップされる。そして走査光学系14によってレー
ザ光を移動することにより、トラップされた細胞を捕捉
して移動することができる。すなわち、光学系10およ
び光ピンセット用レーザ装置16は、細胞を光圧により
トラップする光ピンセット手段となっている。
【0021】加工用レーザ装置17から照射されるレー
ザ光を、走査光学系15を介してハーフミラー13によ
り上方に反射させ、光学系10を経て培養器2に下方か
ら入射させることにより、所望の細胞23aを周囲の細
胞23から分離もしくは周囲の細胞23を破壊すること
ができる。この加工用レーザ装置17のレーザ光は、光
学系10によって培養器2に付着した細胞23の付近に
集光される。これにより、集光された部分の細胞は局部
的に破壊され、所望の細胞を周囲の細胞から切り離す加
工が行われる。したがって、光学系1および加工用レー
ザ装置17は、加工用レーザ手段となっている。
【0022】カメラ11は画像認識部18と接続されて
おり、画像認識部18はカメラ11によって撮像された
培養器2内の細胞群4の細胞23の画像を認識する。認
識結果は制御部19に送られ、制御部19は認識された
細胞が記憶部20に記憶された探索条件に該当するか否
かを判断することにより、認識された細胞23を特定す
る。探索条件としては、特定細胞を表す基準画像との一
致度に基づくものや、色、形状、寸法など各種の探索条
件が用いられる。
【0023】制御部19は、上記の探索条件との適否の
判断のほか、光ピンセット用レーザ装置16、走査光学
系14、加工用レーザ装置17、走査光学系15を制御
する。したがって、制御部19によって加工用レーザ装
置17、走査光学系15を制御することにより、探索条
件に基づいて探索され識別された細胞の周囲で、加工用
レーザ装置17のレーザ光を走査光学系15によって走
査させることができ、探索対象の特定の細胞23aを該
細胞を取り囲む細胞群から分離させることができる。
【0024】また、制御部19によって画像認識部1
8、光ピンセット用レーザ装置16、走査光学系14を
制御することにより、特定の細胞23aを画像認識部1
8により認識し、この認識結果に基づいて光ピンセット
用レーザ装置16から照射されるレーザ光を走査光学系
14によって走査させて当該細胞23aに照射し、光ピ
ンセットによって捕捉する。そして当該細胞23aを捕
捉した状態でXYZステージ1駆動して培養器2を光ピ
ンセット用レーザ光の集光点に対して相対的に移動させ
ることにより、捕捉した当該細胞を培養器2の表面から
剥離させる作用を及ぼす。XYステージ1は光ピンセッ
ト手段の光を培養器2に対して相対的に移動させる移動
手段となっている。そして、当該細胞23aをトラップ
した光ピンセット用レーザを走査光学系14によって走
査させることにより、当該細胞23aを培養器2内の溶
液中を水平方向へ移動させることができる。表示部21
は撮像された培養器2内の細胞の画像を表示する。
【0025】この培養器に付着した細胞の分離装置は上
記のように構成されており、以下動作について説明す
る。まず溶液3を、細胞が培養された培養器2内の液体
培地から、0.001〜0.5%、好ましくは0.01
〜0.05%、特に好ましくは0.02%のキレート
剤、例えば、EDTA(Ethylenediamin
etetraacetic acid)EGTA(Et
hylene glycol−bis(β−amino
ethyl ether)−N,N,N’N’−tet
raacetic acid)等を含むリン酸緩衝食塩
水PBS(Phosphate buffered s
aline)に入れ換えて5分〜10分間放置する(キ
レート剤処理)。PBSとしては、例えばNaCl 8
g/L、KCl 0.2g/L、Na2HPO4(無水)
1.15g/L、KH2PO4 0.2g/Lの緩衝液を
用いることができる。このキレート剤により、細胞と培
養器2の付着力を、光ピンセットで剥離可能な付着力に
弱める。キレート剤処理は、トリプシンを用いた処理に
比べて細胞に与えるダメージが少ない。
【0026】次にキレート剤処理を行った培養器2を、
図1のアーム1a上に載置する。そしてこの培養器2の
細胞の中から所望の細胞23aの採取が行われる。この
時溶液3はキレート剤を含んだPBSのままである。そ
こで、まずXYZステージ1を駆動して培養器2を光学
系10の光軸に位置合わせし、照明装置6を点灯してカ
メラ11により培養器2を下方から撮像する。得られた
撮像データは画像認識部18によって認識され、認識結
果に基づいて制御部19によって所望の細胞23aの特
定が行われる。画像認識では、培養器2の底に付着する
細胞を2次元的にサーチして所望の細胞23aを特定す
るのであるが、溶液3には浮遊する細胞がほとんどない
ので画像認識の妨げや誤認識を起こす可能性が極めて少
なくなっている。
【0027】画像上で所望の細胞23aが特定されたな
らば、この細胞23aの周囲に加工用レーザ光を照射し
て、図2(a)に示すように細胞23aに付着している
可能性のある細胞23bを破壊もしくは切断する。次い
で図3(a)に示すように光ピンセットによる細胞23
aの捕捉が行われる。光ピンセット用レーザ光16aを
細胞23a付近に集光させることにより、細胞23aは
レーザ光によりトラップされる。そしてXYZステージ
1を駆動して、光ピンセット用レーザ光の集光点を培養
器2に対して上下方向へ相対的に移動させることによ
り、図3(b)に示すようにトラップされた細胞23a
は培養器2から剥離する。このとき、キレート剤処理に
よって細胞23aの培養器2に対する付着力は弱められ
ているので、所望の細胞23aにダメージを与えること
なく培養器2の表面から剥離させることができる。
【0028】この後、細胞23aをトラップした光ピン
セット用レーザ光を培養器2に対して相対的に移動させ
ることにより、分離された細胞23aはマイクロピペッ
ト22の吸入口付近まで移動し(図3(b)参照)、マ
イクロピペット22に吸入されて供給・吸引・採取装置
7に採取される。この間、溶液3には光ピンセット用レ
ーザ光による細胞の操作や捕捉を妨害するような細胞が
ほとんど存在しないので、光ピンセット用レーザ光によ
る各種操作を効率よく行うことが出来る。
【0029】なお本発明は上記実施の形態には限定され
ず、例えば本実施の形態では記憶部20に記憶された探
索条件に従って自動的に探索・採取を行う例を示してい
るが、カメラで撮像した細胞の画像を表示部に表示さ
せ、この画像中からオペレータが目視により探索対象の
細胞を識別し、識別された細胞を手動操作によって採取
する態様であってもよい。さらに、本実施の形態では、
XYステージ1が光ピンセット手段の光を培養器2に対
して相対的に移動させる移動手段となっているが、光ピ
ンセット用のレーザ光の走査を行う走査光学系14を移
動手段としてもよい。要は移動手段としては、光ピンセ
ット手段のレーザ光の集光点を培養器2に対して相対的
に移動させるものであればよく、本実施の形態に限定さ
れるものではない。
【0030】
【発明の効果】本発明によれば、細胞を捕捉する光ピン
セット手段と、この光ピンセット手段からの光を培養器
に対して相対的に移動させる移動手段とを備えるように
したので、培養器に付着する所望の細胞を破壊すること
なく、効率よく細胞を分離することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の培養器に付着する細胞
の分離装置の構成を示すブロック図
【図2】(a)本発明の一実施の形態の培養器の平面図 (b)本発明の一実施の形態の培養器の断面図
【図3】(a)本発明の一実施の形態の培養器の断面図 (b)本発明の一実施の形態の培養器の断面図
【符号の説明】
1 XYZステージ(移動手段) 2 培養器 3 溶液層 4 細胞群 7 供給・吸引・採取装置 11 カメラ 14,15 走査光学系 16 光ピンセット用レーザ装置 17 加工用レーザ装置 18 画像認識部 19 制御部 22 マイクロピペット 23,23a 細胞
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 畑瀬 貴之 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 本山 裕章 東京都町田市旭町3丁目6番6号 協和醗 酵工業株式会社東京研究所内 (72)発明者 西 達也 東京都町田市旭町3丁目6番6号 協和醗 酵工業株式会社東京研究所内 Fターム(参考) 2G045 AA28 BB03 BB20 BB60 CB01 CB17 CB20 CB21 JA07 3F060 AA10 BA10 4B029 AA09 AA27 BB11 CC02 CC08 HA10

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】細胞が付着した培養器を支持する支持手段
    と、前記培養器に付着する細胞を捕捉する光ピンセット
    手段と、この光ピンセット手段からの捕捉光を前記培養
    器に対して相対的に移動させる移動手段とを備えたこと
    を特徴とする培養器に付着する細胞の分離装置。
  2. 【請求項2】前記培養器から分離された細胞を採取する
    採取手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の培養
    器に付着する細胞の分離装置。
  3. 【請求項3】培養器に付着する細胞の付着力を弱める処
    理を行う工程と、光ピンセット手段の光によって前記細
    胞を捕捉する工程と、この光ピンセット手段からの捕捉
    光を前記培養器に対して相対的に移動させることによ
    り、前記細胞を培養器から剥離する工程とを含むことを
    特徴とする培養器に付着する細胞の分離方法。
  4. 【請求項4】前記細胞の付着力を弱める工程において、
    キレート剤処理を行うことを特徴とする請求項3記載の
    培養器に付着する細胞の分離方法。
  5. 【請求項5】キレート剤がEDTA(Ethylene
    diaminetetraacetic acid)お
    よびEGTA(Ethylene glycol−bi
    s(β−aminoethyl ether)−N,
    N,N’N’−tetraacetic acid)か
    ら選ばれる少なくとも1種であることを特徴とする請求
    項4記載の培養器に付着する細胞の分離方法。
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