JP2000232642A - 画像処理装置および方法、撮像システム、並びに提供媒体 - Google Patents

画像処理装置および方法、撮像システム、並びに提供媒体

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JP2000232642A
JP2000232642A JP11032545A JP3254599A JP2000232642A JP 2000232642 A JP2000232642 A JP 2000232642A JP 11032545 A JP11032545 A JP 11032545A JP 3254599 A JP3254599 A JP 3254599A JP 2000232642 A JP2000232642 A JP 2000232642A
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Japan
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imaging
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JP11032545A
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Shigeru Tajima
茂 田島
Masami Toritsuka
正巳 鳥塚
Yukio Takahashi
行雄 高橋
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 照明の状態または画像内の対象物の見え方が
変化しても、対象物を追従できるようにする。 【解決手段】 対象物を追従して撮像するビデオカメラ
を制御するパーソナルコンピュータは、所定の枠132
内の、入力された画像の画素の画素値を基に、対象物の
画像131の位置を検出し、検出された対象物の画像1
31の位置を基に、枠132の位置を修正する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像処理装置およ
び方法、撮像システム、並びに提供媒体に関し、特に、
所定の対象物を追尾して撮像し、または撮像させる画像
処理装置および方法、撮像システム、並びに提供媒体に
関する。
【0002】
【従来の技術】遠隔施設の警備またはプラントの保守な
どを目的とし、選択した人物または設備などの所定の対
象物を追尾して撮像するビデオカメラが利用されてい
る。このビデオカメラは、選択した対象物の画像の画素
の画素値と撮像した画像内の画素の画素値のマッチング
により、画像内の対象物の位置を算出し、対象物が撮像
した画像の中央に位置するように、撮像の視点を変更す
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】日射若しくは照明の状
態の変化、または対象物の移動により、ビデオカメラが
撮像する画像内の対象物の見え方が変化し、ビデオカメ
ラが設定した対象物を追従できなくなることがあった。
【0004】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
ものであり、日射若しくは照明の状態、または画像内の
対象物の見え方が変化しても、設定した対象物を追従で
きるようにすることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の画像処
理装置は、所定の検出範囲の、入力された画像の画素の
画素値を基に、対象物の画像の位置を検出する検出手段
と、検出された対象物の画像の位置を基に、検出手段の
検出範囲を修正する検出範囲修正手段とを含むことを特
徴とする。
【0006】請求項4に記載の画像処理方法は、所定の
検出範囲の、入力された画像の画素の画素値を基に、対
象物の画像の位置を検出する検出ステップと、検出され
た対象物の画像の位置を基に、検出ステップでの検出範
囲を修正する検出範囲修正ステップとを含むことを特徴
とする。
【0007】請求項5に記載の提供媒体は、画像処理装
置に、所定の検出範囲の、入力された画像の画素の画素
値を基に、対象物の画像の位置を検出する検出ステップ
と、検出された対象物の画像の位置を基に、検出ステッ
プでの検出範囲を修正する検出範囲修正ステップとを含
む処理を実行させるコンピュータが読み取り可能なプロ
グラムを提供することを特徴とする。
【0008】請求項6に記載の撮像システムは、撮像手
段が、対象物を撮像する撮像手段と、撮像手段を所定の
方向に指向させる指向手段とを含み、画像処理装置が、
所定の検出範囲の、入力された画像の画素の画素値を基
に、対象物の画像の位置を検出する検出手段と、検出さ
れた対象物の画像の位置を基に、検出手段の検出範囲を
修正する検出範囲修正手段と、検出手段が検出した対象
物の画像の位置を基に、撮像装置に撮像する位置を指示
する指示手段とを含むことを特徴とする。
【0009】請求項7に記載の撮像システムは、撮像手
段が、対象物を撮像する撮像手段と、撮像手段を所定の
方向に指向させる指向手段とを含み、第1の情報処理装
置が、所定の検出範囲の、入力された画像の画素の画素
値を基に、対象物の画像の位置を検出する検出手段と、
検出された対象物の画像の位置を基に、検出手段の検出
範囲を修正する検出範囲修正手段と、検出手段が検出し
た対象物の画像の位置を基に、撮像装置に撮像する位置
を指示する指示手段と、第2の情報処理装置に対象物の
画像を送信し、第2の情報処理装置から検出範囲を受信
する第1の通信手段とを含み、第2の情報処理装置が、
第1の情報処理装置から対象物の画像を受信し、第1の
情報処理装置に検出範囲を送信する第2の通信手段を含
むことを特徴とする。
【0010】請求項1に記載の画像処理装置、請求項4
に記載の画像処理方法、および請求項5に記載の提供媒
体においては、所定の検出範囲の、入力された画像の画
素の画素値を基に、対象物の画像の位置が検出され、検
出された対象物の画像の位置を基に、検出範囲が修正さ
れる。
【0011】請求項6に記載の撮像システムにおいて
は、対象物が撮像され、撮像手段が所定の方向に指向さ
れ、所定の検出範囲の、入力された画像の画素の画素値
を基に、対象物の画像の位置が検出され、検出された対
象物の画像の位置を基に、検出範囲が修正され、検出し
た対象物の画像の位置を基に、撮像する位置が指示され
る。
【0012】請求項7に記載の撮像システムにおいて
は、対象物が撮像され、撮像手段が所定の方向に指向さ
れ、所定の検出範囲の、入力された画像の画素の画素値
を基に、対象物の画像の位置が検出され、検出された対
象物の画像の位置を基に、検出範囲が修正され、検出し
た対象物の画像の位置を基に、撮像する位置が指示さ
れ、第2の情報処理装置に対象物の画像が送信され、第
2の情報処理装置から検出範囲が受信され、第1の情報
処理装置から対象物の画像が受信され、第1の情報処理
装置に検出範囲が送信される。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係る自動追尾撮
像システムの一実施の形態を示す図である。ビデオカメ
ラ1は、所定の対象物の画像を常にモニタ3の中央に表
示させるように、パーソナルコンピュータ2から供給さ
れる制御信号により制御され、ビデオカメラ1の状態を
示す制御信号およびビデオカメラ1が撮像した画像に対
応するビデオ信号をパーソナルコンピュータ2に供給す
る。
【0014】パーソナルコンピュータ2は、ビデオカメ
ラ1から供給されたビデオ信号を基に、撮像の対象とし
て選択されている人物または機械などの対象物の位置を
算出し、ビデオカメラ1に撮像する位置を指示する制御
信号を供給する。また、パーソナルコンピュータ2は、
ビデオカメラ1が撮像した画像を含む画像をモニタ3に
表示させるビデオ信号を供給する。
【0015】モニタ3は、パーソナルコンピュータ2か
ら供給されたビデオ信号を基に、ビデオカメラ1が撮像
した、追従する対象物の画像を含む画像を表示する。
【0016】図2は、ビデオカメラ1の構成を説明する
ブロック図である。ビデオカメラ1は、被写体(対象物
を含む)の画像を撮像し、撮像した被写体の画像に対応
するビデオ信号を出力するカメラ部11、並びにカメラ
部11の画角、およびカメラ部11の光軸とビデオカメ
ラ1の据え付けられている位置を基準とする基準線との
角度を変化させ、カメラ部11の光軸を被写体に追従さ
せるパンチルタ部12から構成されている。
【0017】カメラ部11は、レンズブロック21、C
CD(Charge Coupled Device)22、信号分離/自動利
得調整回路(SH/AGC)23、A/D(Analog/digi
tal)変換回路24、および信号処理回路25から構成さ
れ、被写体からの光を撮像し、入射した光に対応するビ
デオ信号を出力する。
【0018】レンズブロック21は、ズームレンズ3
1、アイリス32、およびズーム用モータ33などから
構成されている。ズームレンズ31は、ズーム用モータ
33に駆動され、図中の左右方向の位置が変化し、カメ
ラ部11の画角を変更させる。アイリス32は、いわゆ
るオートアイリス(AE)機構を構成し、CCD22が
受光する光量を適切な値に調整する。ズーム用モータ3
3は、パンチルタ部12のカメラコントローラ44から
供給される信号に基づき、ズームレンズ31を図中の左
右方向に駆動する。
【0019】CCD22は、レンズブロック21を介し
て、CCD22上に結像した被写体からの光に対応した
画像信号を信号分離/自動利得調整回路23に供給す
る。信号分離/自動利得調整回路23は、CCD22か
ら供給された画像信号を、サンプルホールドし、レンズ
ブロック21のオートアイリス機構からの信号によっ
て、所定の利得ゲインを持つように利得制御し、A/D
変換回路24に出力する。
【0020】A/D変換回路24は、信号分離/自動利
得調整回路23から供給されたアナログの画像信号を、
所定のクロック信号に従って、A/D変換し、入力され
たアナログの画像信号に対応するデジタルビデオデータ
を出力する。なお、A/D変換回路24がA/D変換を
行うために用いる基準電圧は、図示せぬオートホワイト
バランス機構から供給され、これにより、ホワイトバラ
ンスが適正に調整される。
【0021】信号処理回路25は、A/D変換回路24
から供給されたデジタルビデオデータを基に、そのデジ
タルビデオデータに対応する輝度信号Y、およびクロマ
信号Cから構成される、所定の方式のビデオ信号を生成
し、パーソナルコンピュータ2に出力する。
【0022】パンチルタ部12は、パンチルタ41、パ
ン用モータ42、チルト用モータ43、カメラコントロ
ーラ44、パンチルタコントローラ45、およびモード
コントローラ46から構成され、カメラ部11を、所定
の角度の範囲で、ビデオカメラ1の所定の位置を軸に、
カメラ部11が出力するビデオ信号に対応する画像に対
し左右の方向に回動させ(いわゆる、パンさせ)、若し
くはカメラ部11が出力するビデオ信号に対応する画像
に対し上下の方向に回動させ(いわゆる、チルトさ
せ)、またはカメラ部11の画角を制御する。
【0023】パンチルタ41は、カメラ部11が固定さ
れ、パン用モータ42の回転に対応し、カメラ部11を
パンする。また、パンチルタ41は、チルト用モータ4
3の回転に対応し、カメラ部11をチルトする。
【0024】パン用モータ42は、ステッピングモータ
またはサーボモータなどで構成され、パンチルタコント
ローラ45から供給される信号に基づき、所定の回転数
および角度で、正転または逆転し、パンチルタ41をパ
ンさせる。チルト用モータ43は、ステッピングモータ
またはサーボモータなどで構成され、パンチルタコント
ローラ45から供給される信号に基づき、所定の回転数
および角度で、正転または逆転し、パンチルタ41をチ
ルトさせる。
【0025】カメラコントローラ44は、モードコント
ローラ46から供給される制御信号に基づき、レンズブ
ロック21に、ズームおよびオートアイリス機構を制御
する信号を供給し、レンズブロック21の状態を示す信
号をモードコントローラ46に供給する。パンチルタコ
ントローラ45は、モードコントローラから供給される
制御信号に基づき、パン用モータ42およびチルト用モ
ータ43に駆動用の信号を供給し、パンチルタ41の状
態を示す信号をモードコントローラ46に供給する。
【0026】モードコントローラ46は、パーソナルコ
ンピュータ2から供給された制御信号を基に、カメラコ
ントローラ44に、レンズブロック21を制御するため
の制御信号を供給し、パンチルタコントローラ45に、
パンチルタ41のパンまたはチルトを制御するための制
御信号を供給する。また、モードコントローラ46は、
カメラコントローラ44から供給された、レンズブロッ
ク21の状態を示す状態を示す信号、およびパンチルタ
コントローラ45から供給された、パンチルタ41のパ
ンまたはチルトの状態を示す信号を基に、ビデオカメラ
1の状態を示す信号をパーソナルコンピュータ2に供給
する。
【0027】図3は、パーソナルコンピュータ2の構成
を示すブロック図である。CPU(central processing
unit)61は、各種アプリケーションプログラムや、
基本的なOS(operating system)を実際に実行する。
ROM(read-only memory)62は、一般的には、CP
U61が使用するプログラムや演算用のパラメータのう
ちの基本的に固定のデータを格納する。RAM(random
-access memory)63は、CPU61の実行において使
用するプログラムや、その実行において適宜変化するパ
ラメータを格納する。これらはバス64により相互に接
続されている。
【0028】キーボード66は、CPU61に各種の指
令を入力するとき、ユーザにより操作される。マウス6
7は、モニタ3の画面上のポイントの指示や選択を行う
とき、ユーザにより操作される。HDD(hard disk dr
ive)68とFDD(floppydisk drive)69は、それ
ぞれハードディスクまたはフロッピーディスクを駆動
し、それらにCPU61によって実行するプログラムや
情報を記録または再生させる。
【0029】ビデオキャプチャボード70は、ビデオカ
メラ1から供給されたビデオ信号に対応する所定の静止
画像のデジタルデータを生成し、RAM63に供給す
る。RAM63は、所定の領域に、画素単位で静止画像
のデジタルデータを記憶する。
【0030】これらのキーボード66乃至RS232C
ポート71は、インターフェース65に接続されてお
り、インターフェース65はバス64を介してCPU6
1に接続されている。インターフェース65は、モニタ
3に所定の画像を表示させるビデオ信号を供給する。
【0031】図4は、モニタ3の画面の表示例を示す図
である。ウィンドウ101は、人物または機械などの対
象物の画像を含んだ、ビデオカメラ1が撮像した画像を
表示する。チルトバー102のボタンが図中の上にドラ
ッグされると、ビデオカメラ1のパンチルタ41が上に
チルトされ、ビデオカメラ1は、より上方の画像を撮像
し、チルトバー102のボタンが図中の下にドラッグさ
れると、ビデオカメラ1のパンチルタ41が下にチルト
され、ビデオカメラ1は、より下方の画像を撮像する。
【0032】パンバー103のボタンが図中の右にドラ
ッグされると、ビデオカメラ1のパンチルタ41が所定
の方向にパンされ、例えば、ビデオカメラ1は、ウィン
ドウ101に表示される画像に対し、より右側の画像を
撮像し、パンバー103のボタンが図中の左にドラッグ
されると、ビデオカメラ1のパンチルタ41が他の方向
にパンされ、ビデオカメラ1は、ウィンドウ101に表
示される画像に対し、より左側の画像を撮像する。
【0033】ズームバー104のボタンが図中の上にド
ラッグされると、ビデオカメラ1のズームレンズ31が
所定の方向に駆動され、ビデオカメラ1は、より画角の
狭い画像を撮像し(いわゆる望遠になる)、ズームバー
104のボタンが図中の下にドラッグされると、ビデオ
カメラ1のズームレンズ31が他の方向に駆動され、ビ
デオカメラ1は、より画角の広い画像を撮像する(いわ
ゆる広角になる)。
【0034】方向ボタン105または方向ボタン106
をクリックすると、ビデオカメラ1は、チルトバー10
2のボタンを上または下にドラッグさせたときと、同じ
動作を実行する。方向ボタン107または方向ボタン1
08をクリックすると、ビデオカメラ1は、パンバー1
03のボタンを左または右にドラッグさせたときと、同
じ動作を実行する。ホームボタン109をクリックする
と、ビデオカメラ1のパンチルタ41は、予め設定され
た角度(ホームポジション)に設定される。
【0035】フレームレートバー110のボタンが図中
の右または左にドラッグされると、パーソナルコンピュ
ータ2のビデオキャプチャボード70が所定の時間に生
成する静止画像の枚数の設定が変更され、ウィンドウ1
01に表示されるビデオカメラ1が撮像した画像を更新
するタイミングが変化する。フレームレートバー110
に代えて、ビデオキャプチャボード70が所定の時間に
生成する静止画像の所定の枚数に、それぞれ対応する所
定の数のボタンを表示するようにしてもよい。
【0036】自動追尾ONボタン111がクリックされ
ると、パーソナルコンピュータ2は、ビデオカメラ1に
パンチルタ41の移動量を示すデータおよび自動追尾コ
マンドを送信する。自動追尾OFFボタン112がクリ
ックされると、パーソナルコンピュータ2は、自動追尾
コマンドの送信を停止する。
【0037】図5は、自動追尾する人物または機械など
の対象物を設定するときの、モニタ3が表示するウィン
ドウ101の画面の例を説明する図である。対象物の画
像131をクリックして、自動追尾する対象物を選択す
ると、対象物の画像131を囲む枠132(予め、幅お
よび高さが設定されている)がモニタ3に表示される。
パーソナルコンピュータ2は、枠132内部の対象物の
画像131の輪郭を抽出し、対象物の画像131の重心
を算出する。
【0038】図6は、自動追尾する人物または機械など
の対象物を設定したときの、モニタ3が表示するウィン
ドウ101の画面の例を説明する図である。パーソナル
コンピュータ2が、枠132内部の対象物の画像131
の輪郭を抽出したとき、対象物の画像131の輪郭を指
示する輪郭線151がモニタ3に表示される。
【0039】対象物の画像131の輪郭を指示する輪郭
線151がモニタ3に表示されている場合、自動追尾O
Nボタン111がクリックされたとき、パーソナルコン
ピュータ2は、ビデオカメラ1から供給されたビデオ信
号を基に、所定の数の静止画像(所定の数のフレームま
たはフィールドに対応している)を生成し、それぞれの
静止画像内の対象物の画像131の重心の位置を示す追
尾データを算出する。パーソナルコンピュータ2は、画
像内の対象物の画像131の重心の位置から、ビデオカ
メラ1をパンまたはチルトさせる量を示すデータを演算
し、自動追尾コマンドと共にビデオカメラ1に送信す
る。
【0040】ビデオカメラ1は、パーソナルコンピュー
タ2から供給されたパンまたはチルトさせる量を示すデ
ータを基に、パンまたはチルトすることにより、対象物
を追尾し、対象物の画像131が中央に位置する画像を
表示させるビデオ信号をパーソナルコンピュータ2に供
給する。
【0041】次に、パーソナルコンピュータ2の自動追
尾の処理を図7のフローチャートを参照に説明する。ス
テップS11において、パーソナルコンピュータ2のC
PU61は、HDD68に記憶されているカメラ制御プ
ログラムを起動し、初期化する。ステップS12におい
て、パーソナルコンピュータ2のCPU61は、HDD
68に記憶されている輪郭抽出プログラムを起動し、初
期化する。
【0042】ステップS13において、パーソナルコン
ピュータ2のCPU61は、ビデオキャプチャボード7
0に、ビデオカメラ1から供給されたビデオ信号に対応
する静止画像のデジタルデータを生成させ、インターフ
ェース65を介して、所定のビデオ信号をモニタ3に供
給し、モニタ3の画像のウィンドウ101にデジタルデ
ータに対応する画像を表示させる。
【0043】ステップS14において、パーソナルコン
ピュータ2のCPU61は、マウス67から供給された
データを基に、モニタ3の画像のウィンドウ101に表
示されている画像に含まれる所定の対象物の画像131
が選択されたか否かを判定し、ウィンドウ101に表示
されている画像に含まれる所定の対象物の画像131が
選択されたと判定された場合、ステップS15に進み、
RAM63の所定の記憶領域に記憶されている、ビデオ
キャプチャボード70に生成させた静止画像のフレーム
番号をクリアする。
【0044】ステップS16において、パーソナルコン
ピュータ2のCPU61は、マウス67に指定された所
定の位置を中心とした、予め設定された大きさを有する
枠132を設定する。
【0045】ステップS17において、パーソナルコン
ピュータ2のCPU61は、ステップS16で設定した
枠132の内部の対象物の画像131の画素値に、平滑
化および2値化などの前処理を実行した後、画像131
の輪郭を抽出し、モニタ3に輪郭線151を表示させ
る。
【0046】ステップS18において、パーソナルコン
ピュータ2のCPU61は、RAM63の所定の記憶領
域に記憶されている、ビデオキャプチャボード70に生
成させた静止画像のフレーム番号をインクリメントす
る。ステップS19において、パーソナルコンピュータ
2のCPU61は、枠132内部の対象物の画像131
の重心の位置を示すデータである追尾データを算出す
る。
【0047】ステップS20において、パーソナルコン
ピュータ2のCPU61は、RAM63の所定の記憶領
域に、ステップS19で算出された追尾データおよびス
テップS19でインクリメントされたフレーム番号を記
憶させる。
【0048】ステップS21において、パーソナルコン
ピュータ2のCPU61は、RAM63の所定の記憶領
域に記憶されているフレーム番号と予め記憶されている
設定値が等しいか否かを判定し、RAM63の所定の記
憶領域に記憶されているフレーム番号と予め記憶されて
いる設定値が等しいと判定された場合、所定の数のフレ
ームに対して、追尾データが算出されたので、ステップ
S22に進み、追尾データの平均値を求める。
【0049】ステップS21において、RAM63の所
定の記憶領域に記憶されているフレーム番号と予め記憶
されている設定値が等しくないと判定された場合、所定
の数のフレームに対して、追尾データが算出されていな
いので、ステップS16に戻り、新たな静止画像を基に
した追尾データを作成する処理が繰り返される。このと
き、ステップS16における、CPU61の枠132を
設定する処理は、ステップS19で算出された枠132
内部の対象物の画像131の重心が基準とされる。
【0050】ステップS23において、パーソナルコン
ピュータ2のCPU61は、ステップS22で算出され
た追尾データの平均値を基に、パンチルタ41の移動量
を算出する。ステップS24において、パーソナルコン
ピュータ2のCPU61は、RS232Cポート71を
介して、ステップS23で算出されたパンチルタ41の
移動量をビデオカメラ1に送信する。
【0051】ステップS25において、パーソナルコン
ピュータ2のCPU61は、図4で説明した自動追尾O
Nボタン111がクリックされたかを基に、ビデオカメ
ラ1に追尾を実行させるか否かを判定し、ビデオカメラ
1に追尾を実行させると判定された場合、ステップS2
6に進み、RS232Cポート71を介して、ビデオカ
メラ1に、自動追尾コマンドを送信する。
【0052】ステップS27において、パーソナルコン
ピュータ2のCPU61は、図4で説明した自動追尾O
FFボタン112がクリックされたかを基に、ビデオカ
メラ1の追尾を終了させるか否かを判定し、ビデオカメ
ラ1の追尾を終了させると判定された場合、ステップS
28に進み、枠132をクリアする。ステップS29に
おいて、パーソナルコンピュータ2のCPU61は、対
象物の画像131の輪郭151をクリアする。
【0053】ステップS30において、パーソナルコン
ピュータ2のCPU61は、マウス67またはキーボー
ド66からの入力を基に、アプリケーションを終了する
か否かを判定し、アプリケーションを終了すると判定さ
れた場合、処理は終了する。
【0054】ステップS25において、ビデオカメラ1
に追尾を実行させないと判定された場合、ステップS3
1に進み、パーソナルコンピュータ2のCPU61は、
マウス67からのデータを基に、ウィンドウ101に表
示されている新たな対象物が選択されたか否かを判定
し、新たな対象物が選択されたされたと判定された場
合、ステップS32に進み、枠132をクリアする。ス
テップS33において、パーソナルコンピュータ2のC
PU61は、対象物の画像131の輪郭151をクリア
し、ステップS15に戻り、新たな対象物を追尾する処
理を実行する。
【0055】ステップS31において、新たな対象物が
選択されたされてないと判定された場合、ステップS1
5に戻り、対象物の追尾の処理を繰り返す。
【0056】ステップS27において、ビデオカメラ1
の追尾を終了させないと判定された場合、および、ステ
ップS30において、アプリケーションを終了しないと
判定された場合、対象物の追尾の処理を繰り返すので、
ステップS13に戻り、ビデオカメラ1が撮像した画像
をモニタ3に表示させる処理から、対象物を追従する処
理を繰り返す。
【0057】以上のように、パーソナルコンピュータ2
は、対象物の画像131を検出する枠132の位置を、
新たに生成された静止画像を基に、随時更新するので、
対象物を照らす照明が発する光が変化し、または、ビデ
オカメラ1に対する対象物の角度が変化しても、ビデオ
カメラ1は、安定して対象物を追従することができる。
【0058】また、パーソナルコンピュータ2は、静止
画像内の対象物の画像131の位置を、時間の経過に対
応させ、記録することができる。
【0059】図8は、本発明に係る自動追尾撮像システ
ムの他の実施の形態を説明する図である。ビデオカメラ
1は、パーソナルコンピュータ2から供給される制御信
号により制御され、ビデオカメラ1の状態を示す制御信
号およびビデオカメラ1が撮像した画像に対応するビデ
オ信号をパーソナルコンピュータ2に供給する。
【0060】パーソナルコンピュータ2およびパーソナ
ルコンピュータ201は、ネットワーク202で接続さ
れている。パーソナルコンピュータ2は、パーソナルコ
ンピュータ201にビデオカメラ1が撮像した画像を提
供するサーバとして動作し、パーソナルコンピュータ2
01は、パーソナルコンピュータ2から画像を受信する
クライアントとして動作する。
【0061】パーソナルコンピュータ201は、図4に
示した画像をモニタ3−2に表示させ、利用者の操作に
より、撮像の対象となる人物または機械などの対象物を
指定し、パーソナルコンピュータ2に送信する。パーソ
ナルコンピュータ2は、ビデオカメラ1から供給された
ビデオ信号を基に、パーソナルコンピュータ201で選
択された人物または機械などの対象物の位置を算出し、
ビデオカメラ1に撮像する位置を指示する制御信号を供
給する。また、パーソナルコンピュータ2は、モニタ3
−1にビデオカメラ1が撮像した画像を含むビデオ信号
を供給し、パーソナルコンピュータ201は、モニタ3
−2にビデオカメラ1が撮像した画像を含むビデオ信号
を供給する。
【0062】モニタ3−1は、パーソナルコンピュータ
2から供給されたビデオ信号を基に、ビデオカメラ1が
撮像した、所定の対象物の画像を含む画像を表示する。
モニタ3−2は、パーソナルコンピュータ201から供
給されたビデオ信号を基に、ビデオカメラ1が撮像し
た、所定の対象物の画像を含む画像を表示する。
【0063】図9は、図8に示す自動追尾撮像システム
のパーソナルコンピュータ2の構成を説明するブロック
図である。図3の場合と同様な部分には、同一の番号を
付してあり、その説明は省略する。ネットワークボード
211は、ネットワーク202と接続するための装置で
あり、具体的にはイーサネット(Ethernet)ボード等で
構成される。
【0064】図10は、パーソナルコンピュータ201
の構成を説明するブロック図である。CPU221乃至
FDD229は、図3に示すCPU61乃至FDD69
に、それぞれの番号の下一桁が同一であるものとそれぞ
れ対応するので、その説明は省略する。ネットワークボ
ード230は、ネットワーク202と接続するための装
置であり、具体的にはイーサネットボード等で構成され
る。
【0065】図8に示す自動追尾撮像システムにおける
パーソナルコンピュータ2の処理を、図11のフローチ
ャートを参照して説明する。ステップS51において、
パーソナルコンピュータ2のCPU61は、ネットワー
クボード211から供給された信号を基に、パーソナル
コンピュータ201からアクセスがあるか否かを判定
し、パーソナルコンピュータ201からアクセスがない
と判定された場合、パーソナルコンピュータ201から
アクセスされるまで、ステップS51の処理を繰り返
す。
【0066】ステップS51において、パーソナルコン
ピュータ201からアクセスがあると判定された場合、
ステップS52に進み、パーソナルコンピュータ2のC
PU61は、ネットワークボード211に、ネットワー
クボード211を介して、カメラ制御アプレットをパー
ソナルコンピュータ201へ送信させる。
【0067】ステップS53において、パーソナルコン
ピュータ2のCPU61は、ビデオキャプチャボード7
0に、ビデオカメラ1から供給されたビデオ信号に基づ
く、静止画像のデータを生成させ、ネットワークボード
211を介して、パーソナルコンピュータ201に送信
する。ステップS54において、パーソナルコンピュー
タ2のCPU61は、キーボード66若しくはマウス6
7から供給された信号、またはパーソナルコンピュータ
201から供給されたコマンドを基に、クライアントで
あるパーソナルコンピュータ201へのサービスを終了
するか否かを判定し、パーソナルコンピュータ201へ
のサービスを終了しないと判定された場合、ステップS
55に進み、ネットワークボード211から供給される
信号を基に、パーソナルコンピュータ201から対象物
を囲む枠132のデータを受信したか否かを判定する。
【0068】ステップS55において、パーソナルコン
ピュータ201から対象物を囲む枠132のデータを受
信したと判定された場合、ステップS56に進み、パー
ソナルコンピュータ2のCPU61は、RAM63の所
定の記憶領域に記憶されている、ビデオキャプチャボー
ド70に生成させた静止画像のフレーム番号をクリアす
る。
【0069】ステップS55において、パーソナルコン
ピュータ201から対象物を囲む枠132のデータを受
信していないと判定された場合、追尾する対象物が選択
されていないので、ステップS53に戻り、静止画像の
データの送信から処理を繰り返す。
【0070】ステップS57において、パーソナルコン
ピュータ2のCPU61は、RAM63の所定の記憶領
域に記憶されている、ビデオキャプチャボード70に生
成された静止画像のフレーム番号をインクリメントす
る。ステップS58において、パーソナルコンピュータ
2のCPU61は、枠132内部の対象物の画像131
の輪郭を求め、対象物の画像131の重心の位置を示す
追尾データを算出する。ステップS59において、パー
ソナルコンピュータ2のCPU61は、RAM63の所
定の記憶領域に、ステップS58で算出された追尾デー
タおよびステップS57でインクリメントされたフレー
ム番号を記憶させる。
【0071】ステップS60において、パーソナルコン
ピュータ2のCPU61は、RAM63の所定の記憶領
域に記憶されているフレーム番号と予め記憶されている
設定値とが等しいか否かを判定し、RAM63の所定の
記憶領域に記憶されているフレーム番号と予め記憶され
ている設定値とが等しいと判定された場合、所定の数の
フレームに対して、追尾データが算出されたので、ステ
ップS61に進み、追尾データの平均値を求める。ステ
ップS62において、パーソナルコンピュータ2のCP
U61は、追尾データの平均値を基に、パンチルタ41
の移動量を算出する。
【0072】ステップS60において、RAM63の所
定の記憶領域に記憶されているフレーム番号と予め記憶
されている設定値が等しくないと判定された場合、所定
の数のフレームに対して、追尾データが算出されていな
いので、ステップS57に戻り、新たな静止画像を基に
した追尾データを作成する処理が繰り返される。このと
き、ステップS57における、CPU61の枠132を
設定する処理は、ステップS58で算出された対象物の
画像131の重心の位置を基準とする。
【0073】ステップS63において、パーソナルコン
ピュータ2のCPU61は、RS232Cポート71を
介して、ステップS62で算出されたパンチルタ41の
移動量をビデオカメラ1に送信する。
【0074】ステップS64において、パーソナルコン
ピュータ2のCPU61は、ネットワークボード211
から供給されるデータを基に、ネットワーク202を介
して、パーソナルコンピュータ201から追尾命令を受
信したか否かを判定し、パーソナルコンピュータ201
から追尾命令を受信したと判定された場合、ステップS
65に進み、RS232Cポート71を介して、ビデオ
カメラ1に、自動追尾コマンドを送信し、対象物を追尾
する処理を繰り返す為、ステップS53からの処理を繰
り返す。
【0075】ステップS64において、パーソナルコン
ピュータ201から追尾命令を受信していないと判定さ
れた場合、ステップS66に進み、パーソナルコンピュ
ータ2のCPU61は、ネットワークボード211から
供給されるデータを基に、ネットワーク202を介し
て、パーソナルコンピュータ201から追尾ストップの
命令を受信したか否かを判定する。ステップS66にお
いて、パーソナルコンピュータ201から追尾ストップ
の命令を受信したと判定された場合、パーソナルコンピ
ュータ2のCPU61は、ステップS67に進み、RS
232Cポート71を介して、ビデオカメラ1に、自動
追尾コマンドを送信し、ステップS53からの処理を繰
り返す。
【0076】ステップS66において、パーソナルコン
ピュータ201から追尾ストップの命令を受信していな
いと判定された場合、パーソナルコンピュータ2のCP
U61は、ビデオカメラ1に、コマンドを送信しない
で、ステップS53からの処理を繰り返す。
【0077】ステップS54において、パーソナルコン
ピュータ201へのサービスを終了すると判定された場
合、ステップS67に進み、パーソナルコンピュータ2
のCPU61は、所定のアプリケーションプログラムを
停止するなどの終了処理を実行し、処理は終了する。
【0078】次に、図8に示す自動追尾撮像システムに
おけるパーソナルコンピュータ201の処理を、図12
のフローチャートを参照に説明する。ステップS81に
おいて、パーソナルコンピュータ201のCPU221
は、HDD228に記録されている所定のブラウザのプ
ログラムを起動させる。ステップS82において、パー
ソナルコンピュータ201のCPU221は、ネットワ
ーク202を介して、パーソナルコンピュータ2にアク
セスする。
【0079】ステップS83において、パーソナルコン
ピュータ201のCPU221は、ネットワーク202
を介して、パーソナルコンピュータ2から送信されたア
プレットを、ネットワークボード230に受信させ、ア
プレットを起動させる。ステップS84において、パー
ソナルコンピュータ201のCPU221は、ネットワ
ーク202を介してパーソナルコンピュータ2から送信
された、ビデオカメラ1が撮像した静止画像を、ネット
ワークボード230に受信させ、モニタ3−2に表示さ
せる。
【0080】ステップS85において、パーソナルコン
ピュータ201のCPU221は、キーボード226ま
たはマウス227から供給された信号を基に、アプリケ
ーションを終了するか否かを判定し、アプリケーション
を終了しないと判定された場合、ステップS86に進
み、マウス227から供給された、ウィンドウ101内
の特定の位置を指定する信号を基に、モニタ3−2の画
像のウィンドウ101に表示されている画像に含まれる
所定の対象物の画像131がクリックされ、選択された
か否かを判定する。
【0081】ステップS86において、モニタ3−2の
画像のウィンドウ101に表示されている画像に含まれ
る所定の対象物の画像131が選択されたと判定された
場合、ステップS87に進み、ステップS87に進み、
パーソナルコンピュータ201のCPU221は、マウ
ス227に指定された所定の位置を中心とした、予め設
定された大きさを有する枠132を設定する。
【0082】ステップS88において、パーソナルコン
ピュータ201のCPU221は、ステップS87で設
定した枠132内部の対象物の画像131の画素値に、
平滑化および2値化などの前処理を実行した後、画像1
31の輪郭を抽出し、モニタ3−2に輪郭線151を表
示させる。ステップS89において、パーソナルコンピ
ュータ201のCPU221は、ネットワーク202を
介して、パーソナルコンピュータ2に、ステップ87で
設定した枠132を送信する。
【0083】ステップS90において、パーソナルコン
ピュータ201のCPU221は、図4で説明した自動
追尾ONボタン111がクリックされたかを基に、ビデ
オカメラ1に追尾を実行させるか否かを判定し、ビデオ
カメラ1に追尾を実行させると判定された場合、ステッ
プS91に進み、ネットワーク202を介して、追尾命
令をパーソナルコンピュータ2に送信し、ステップS8
4に戻り、ビデオカメラ1が撮像した画像を受信する処
理から繰り返す。
【0084】ステップS90において、ビデオカメラ1
に追尾を実行させないと判定された場合、ステップS9
2に進み、パーソナルコンピュータ201のCPU61
は、図4で説明した自動追尾OFFボタン112がクリ
ックされたかを基に、ビデオカメラ1の追尾を終了させ
るか否かを判定する。ステップS92において、ビデオ
カメラ1の追尾を終了させると判定された場合、ステッ
プS93に進み、パーソナルコンピュータ201のCP
U61は、ネットワーク202を介して、追尾ストップ
の命令をパーソナルコンピュータ2に送信し、ステップ
S84に戻り、ビデオカメラ1が撮像した画像を受信す
る処理から繰り返す。
【0085】ステップS92において、ビデオカメラ1
の追尾を終了させないと判定された場合、ステップS8
4に戻り、ビデオカメラ1が撮像した画像を受信する処
理から繰り返す。
【0086】ステップS85において、アプリケーショ
ンを終了すると判定された場合、ステップS94に進
み、パーソナルコンピュータ201のCPU221は、
所定のアプリケーションプログラムを停止するなどの終
了処理を実行し、処理は終了する。
【0087】以上のように、パーソナルコンピュータ2
は、パーソナルコンピュータ201に指定された枠13
2の位置を、新たに生成された静止画像を基に、随時更
新するので、対象物を照らす照明が発する光が変化し、
または、ビデオカメラ1に対する対象物の角度が変化し
ても、ビデオカメラ1は、安定して対象物を追従でき、
パーソナルコンピュータ201は、モニタ3−2に対象
物の画像131を表示させることができる。
【0088】なお、モニタ3に対象物の画像131を囲
む枠132が表示されると説明したが、枠132は、モ
ニタ3に表示されないようにしてもよい。
【0089】また、図7のステップS17において、C
PU61は、対象物の画像131の輪郭を、対象物の画
像131を構成する画素の輝度または色が近似であるこ
とを利用して求めるようにしてもよい。あるいは、CP
U61は、複数の静止画像のデジタルデータを参照し、
所定の以上の動きのある画素が、対象物の画像131を
構成するとしてもよい。
【0090】なお、図7に示すフローチャートおよび図
11に示すフローチャートにおいて、パーソナルコンピ
ュータ2が、パンチルタ41の移動量を算出するとして
説明したが、パーソナルコンピュータ2は、ビデオカメ
ラ1に、追尾データを送信し、ビデオカメラ1のモード
コントローラ46が、受信した追尾データを基に、パン
チルタ41の移動量を算出するようにしてもよい。図8
に示す自動追尾撮像システムにおいても、同様である。
【0091】また、本明細書において、システムとは、
複数の装置により構成される装置全体を表すものとす
る。
【0092】なお、上記したような処理を行うコンピュ
ータプログラムをユーザに提供する提供媒体としては、
磁気ディスク、CD-ROM、固体メモリなどの記録媒体の
他、ネットワーク、衛星などの通信媒体を利用すること
ができる。
【0093】
【発明の効果】請求項1に記載の画像処理装置、請求項
4に記載の画像処理方法、および請求項5に記載の提供
媒体によれば、所定の検出範囲の、入力された画像の画
素の画素値を基に、対象物の画像の位置が検出され、検
出された対象物の画像の位置を基に、検出範囲が修正さ
れるようにしたので、日射若しくは照明の状態、または
画像内の対象物の見え方が変化しても、設定した対象物
を追従できるようになる。
【0094】請求項6に記載の撮像システムによれば、
対象物が撮像され、撮像手段が所定の方向に指向され、
所定の検出範囲の、入力された画像の画素の画素値を基
に、対象物の画像の位置が検出され、検出された対象物
の画像の位置を基に、検出範囲が修正され、検出した対
象物の画像の位置を基に、撮像する位置が指示されるよ
うにしたので、日射若しくは照明の状態、または画像内
の対象物の見え方が変化しても、設定した対象物を追従
できるようになる。
【0095】請求項7に記載の撮像システムによれば、
対象物が撮像され、撮像手段が所定の方向に指向され、
所定の検出範囲の、入力された画像の画素の画素値を基
に、対象物の画像の位置が検出され、検出された対象物
の画像の位置を基に、検出範囲が修正され、検出した対
象物の画像の位置を基に、撮像する位置が指示され、第
2の情報処理装置に対象物の画像が送信され、第2の情
報処理装置から検出範囲が受信され、第1の情報処理装
置から対象物の画像が受信され、第1の情報処理装置に
検出範囲が送信されるようにしたので、日射若しくは照
明の状態、または画像内の対象物の見え方が変化して
も、設定した対象物を追従できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る自動追尾撮像システムの一実施の
形態を示す図である。
【図2】ビデオカメラ1の構成を説明するブロック図で
ある。
【図3】パーソナルコンピュータ2の構成を説明するブ
ロック図である。
【図4】モニタ3の画面の表示例を示す図である。
【図5】モニタ3が表示するウィンドウ101の画面の
例を説明する図である。
【図6】モニタ3が表示するウィンドウ101の画面の
例を説明する図である。
【図7】パーソナルコンピュータ2の自動追尾の処理を
説明するフローチャートである。
【図8】本発明に係る自動追尾撮像システムの他の実施
の形態を説明する図である。
【図9】パーソナルコンピュータ2の他の構成を説明す
るブロック図である。
【図10】パーソナルコンピュータ201の構成を説明
するブロック図である。
【図11】図8に示す自動追尾撮像システムにおけるパ
ーソナルコンピュータ2の処理を説明するフローチャー
トである。
【図12】パーソナルコンピュータ201の処理を説明
するフローチャートである。
【符号の説明】
1 ビデオカメラ, 2 パーソナルコンピュータ,
3,3−1,3−2モニタ, 11 カメラ部, 12
パンチルタ部, 61 CPU, 63RAM, 7
0 ビデオキャプチャボード, 71 RS232Cポ
ート, 211 ネットワークボード, 221 CP
U, 223 RAM, 230ネットワークボード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高橋 行雄 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 Fターム(参考) 5B057 AA20 DA07 DB08 DC06 DC16 5C022 AA03 AB02 AB20 AB62 AB63 AB65 AB66 AC01 AC27 AC42 AC74 5C054 AA02 AA05 CA04 CC05 CF06 CG03 CG06 DA09 EA01 EA03 EA07 EE04 EJ01 FA09 FB03 FC14 FF02 GB02 GC03 HA02 HA18

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力された画像の中の所定の対象物の画
    像の位置を検出する画像処理装置において、 所定の検出範囲の、前記入力された画像の画素の画素値
    を基に、前記対象物の画像の位置を検出する検出手段
    と、 検出された前記対象物の画像の位置を基に、前記検出手
    段の前記検出範囲を修正する検出範囲修正手段とを含む
    ことを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記画像処理装置は、撮像装置が接続さ
    れ、 前記検出手段が検出した前記対象物の画像の位置を基
    に、前記撮像装置に撮像する位置を指示する指示手段を
    更に含むことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装
    置。
  3. 【請求項3】 所定の機器に前記対象物の画像を送信
    し、前記所定の機器から前記検出範囲を受信する通信手
    段を更に含むことを特徴とする請求項1に記載の画像処
    理装置。
  4. 【請求項4】 入力された画像の中の所定の対象物の画
    像の位置を検出する画像処理装置の画像処理方法におい
    て、 所定の検出範囲の、前記入力された画像の画素の画素値
    を基に、前記対象物の画像の位置を検出する検出ステッ
    プと、 検出された前記対象物の画像の位置を基に、前記検出ス
    テップでの前記検出範囲を修正する検出範囲修正ステッ
    プとを含むことを特徴とする画像処理方法。
  5. 【請求項5】 入力された画像の中の所定の対象物の画
    像の位置を検出する画像処理装置に、 所定の検出範囲の、前記入力された画像の画素の画素値
    を基に、前記対象物の画像の位置を検出する検出ステッ
    プと、 検出された前記対象物の画像の位置を基に、前記検出ス
    テップでの前記検出範囲を修正する検出範囲修正ステッ
    プとを含む処理を実行させるコンピュータが読み取り可
    能なプログラムを提供することを特徴とする提供媒体。
  6. 【請求項6】 所定の対象物を追尾して撮像する撮像装
    置、および前記撮像装置から供給された画像を基に、前
    記撮像装置の撮像の位置を指示する画像処理装置からな
    る撮像システムにおいて、 前記撮像手段は、 前記対象物を撮像する撮像手段と、 前記撮像手段を所定の方向に指向させる指向手段とを含
    み、 前記画像処理装置は、 所定の検出範囲の、前記入力された画像の画素の画素値
    を基に、前記対象物の画像の位置を検出する検出手段
    と、 検出された前記対象物の画像の位置を基に、前記検出手
    段の前記検出範囲を修正する検出範囲修正手段と、 前記検出手段が検出した前記対象物の画像の位置を基
    に、前記撮像装置に撮像する位置を指示する指示手段と
    を含むことを特徴とする撮像システム。
  7. 【請求項7】 所定の対象物を追尾して撮像する撮像装
    置、前記撮像装置から供給された画像を基に、前記撮像
    装置の撮像の位置を指示する第1の情報処理装置、およ
    び前記撮像装置が追尾する前記対象物を指定する第2の
    情報処理装置からなる撮像システムにおいて、 前記撮像手段は、 前記対象物を撮像する撮像手段と、 前記撮像手段を所定の方向に指向させる指向手段とを含
    み、 前記第1の情報処理装置は、 所定の検出範囲の、前記入力された画像の画素の画素値
    を基に、前記対象物の画像の位置を検出する検出手段
    と、 検出された前記対象物の画像の位置を基に、前記検出手
    段の前記検出範囲を修正する検出範囲修正手段と、 前記検出手段が検出した前記対象物の画像の位置を基
    に、前記撮像装置に撮像する位置を指示する指示手段
    と、 前記第2の情報処理装置に前記対象物の画像を送信し、
    前記第2の情報処理装置から前記検出範囲を受信する第
    1の通信手段とを含み、 前記第2の情報処理装置は、 前記第1の情報処理装置から前記対象物の画像を受信
    し、前記第1の情報処理装置に前記検出範囲を送信する
    第2の通信手段を含むことを特徴とする撮像システム。
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