JP2000232562A - 原稿読み取り装置、原稿検知方法及び画像処理装置 - Google Patents
原稿読み取り装置、原稿検知方法及び画像処理装置Info
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- JP2000232562A JP2000232562A JP11033329A JP3332999A JP2000232562A JP 2000232562 A JP2000232562 A JP 2000232562A JP 11033329 A JP11033329 A JP 11033329A JP 3332999 A JP3332999 A JP 3332999A JP 2000232562 A JP2000232562 A JP 2000232562A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 簡便な構成により原稿サイズ及び位置を正確
に検出可能な原稿読み取り装置を提供すること 【解決手段】 圧板2等、原稿を原稿台に押圧する手段
に特定のパターン3を形成し、画像読み取りセンサー4
で読み取ったデータから特定パターン3に相当する部分
を検出することによって、任意の原稿サイズ及び原稿台
上の位置を検知する。
に検出可能な原稿読み取り装置を提供すること 【解決手段】 圧板2等、原稿を原稿台に押圧する手段
に特定のパターン3を形成し、画像読み取りセンサー4
で読み取ったデータから特定パターン3に相当する部分
を検出することによって、任意の原稿サイズ及び原稿台
上の位置を検知する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は複写機、ファクシミ
リ、スキャナー、電子ファイルなどに用いられる原稿読
み取り装置に関し、特に任意サイズ、位置の原稿が検出
可能な原稿読み取り装置及びそれを利用した画像処理シ
ステムに関する。
リ、スキャナー、電子ファイルなどに用いられる原稿読
み取り装置に関し、特に任意サイズ、位置の原稿が検出
可能な原稿読み取り装置及びそれを利用した画像処理シ
ステムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、複写機やファクシミリなどで原稿
を読み込ませて何らかの処理を行わせる装置には原稿の
サイズや位置を自動的に検知し、ユーザーの設定ミスの
軽減や位置合わせを簡便化する機能がある。
を読み込ませて何らかの処理を行わせる装置には原稿の
サイズや位置を自動的に検知し、ユーザーの設定ミスの
軽減や位置合わせを簡便化する機能がある。
【0003】図11に従来の原稿読み取り装置を用いた
複写機の外観図を示す。図において、2は圧板、3は原
稿押さえ、6は原稿台である。このような原稿読み取り
装置における原稿のサイズを検知する方法として、原稿
台の内部にガラスを通して原稿押さえの方向を監視する
センサーが定型サイズに応じて幾つか配置されており、
圧板を閉じる時をトリガーにして検知するものがある。
複写機の外観図を示す。図において、2は圧板、3は原
稿押さえ、6は原稿台である。このような原稿読み取り
装置における原稿のサイズを検知する方法として、原稿
台の内部にガラスを通して原稿押さえの方向を監視する
センサーが定型サイズに応じて幾つか配置されており、
圧板を閉じる時をトリガーにして検知するものがある。
【0004】また、図11の構成において、原稿押さえ
3にアルミニウムを蒸着するなどして表面の反射率が高
くなるように加工し、照明用の光を全反射させ、読み取
りセンサー方向では真っ暗になることで原稿の位置とサ
イズを検知する方法も知られている。同じ反射率を利用
した原理で逆に黒色の原稿押さえを用いる例もある。
3にアルミニウムを蒸着するなどして表面の反射率が高
くなるように加工し、照明用の光を全反射させ、読み取
りセンサー方向では真っ暗になることで原稿の位置とサ
イズを検知する方法も知られている。同じ反射率を利用
した原理で逆に黒色の原稿押さえを用いる例もある。
【0005】さらに、複数の原稿を自動的に送りだし、
原稿台の所定の位置にセットする自動原稿送り装置をつ
けて生産性を向上できる装置もある。
原稿台の所定の位置にセットする自動原稿送り装置をつ
けて生産性を向上できる装置もある。
【0006】図12に自動原稿送り装置をつけた複写機
の外観図を示す。1は原稿、3’は原稿押さえを兼ねた
搬送ベルト、5は自動原稿送り装置、6は原稿台、10
は原稿1よりも一回り大きい定型サイズ領域をそれぞれ
示す。このような自動原稿送り装置では原稿を正しく送
り出せるように、セットする時に原稿幅を規制するガイ
ド部品により主走査方向のサイズを検知し、実際に送出
する時の搬送長さ(搬送ローラーの回転量)から副走査
方向のサイズを検知している。
の外観図を示す。1は原稿、3’は原稿押さえを兼ねた
搬送ベルト、5は自動原稿送り装置、6は原稿台、10
は原稿1よりも一回り大きい定型サイズ領域をそれぞれ
示す。このような自動原稿送り装置では原稿を正しく送
り出せるように、セットする時に原稿幅を規制するガイ
ド部品により主走査方向のサイズを検知し、実際に送出
する時の搬送長さ(搬送ローラーの回転量)から副走査
方向のサイズを検知している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の構成におい
ては、以下に挙げる課題を有している。まず、原稿台内
に設けた幾つかのセンサーによってサイズ検出する構成
は 1)定型サイズの原稿しか検知できない。非定型は一回
り小さいサイズの定型サイズと誤検知するため、誤検知
したまま作業を進めると原稿画像の端が切れてしまった
状態になる。 2)所定の位置からずれた所に置かれた原稿は定型サイ
ズであっても誤検知する。 3)原稿の位置情報がわからないので原稿の画像をコピ
ー用紙に対して真ん中に移動させる「センタリング」が
できない。
ては、以下に挙げる課題を有している。まず、原稿台内
に設けた幾つかのセンサーによってサイズ検出する構成
は 1)定型サイズの原稿しか検知できない。非定型は一回
り小さいサイズの定型サイズと誤検知するため、誤検知
したまま作業を進めると原稿画像の端が切れてしまった
状態になる。 2)所定の位置からずれた所に置かれた原稿は定型サイ
ズであっても誤検知する。 3)原稿の位置情報がわからないので原稿の画像をコピ
ー用紙に対して真ん中に移動させる「センタリング」が
できない。
【0008】複数の原稿を自動的に送りだし、原稿台の
所定の位置にセットする自動原稿送り装置をつけて生産
性を向上できる装置では 1)原稿のサイズはわかるが、原稿台に対する原稿の位
置決めは自動原稿送り装置の機械的な搬送精度により決
まってしまい、止まり精度のばらつきなどで所定の位置
からずれたところに原稿が止まってもそれを知る手段が
ない。 2)原稿の位置情報がわからないので原稿の画像をコピ
ー用紙に対して真ん中に移動させる「センタリング」が
できない。
所定の位置にセットする自動原稿送り装置をつけて生産
性を向上できる装置では 1)原稿のサイズはわかるが、原稿台に対する原稿の位
置決めは自動原稿送り装置の機械的な搬送精度により決
まってしまい、止まり精度のばらつきなどで所定の位置
からずれたところに原稿が止まってもそれを知る手段が
ない。 2)原稿の位置情報がわからないので原稿の画像をコピ
ー用紙に対して真ん中に移動させる「センタリング」が
できない。
【0009】さらに、反射率の高い表面とした原稿押さ
え3を用いたものでは非定型な原稿のサイズや原稿の置
かれた位置を検知することができるが、照明ランプの光
が原稿押さえ3で全反射する原理を用いているため原稿
押さえは平板である必要がある。
え3を用いたものでは非定型な原稿のサイズや原稿の置
かれた位置を検知することができるが、照明ランプの光
が原稿押さえ3で全反射する原理を用いているため原稿
押さえは平板である必要がある。
【0010】また、自動原稿送り装置に用いられている
搬送ベルト3’を原稿押さえにする構造では前述の原稿
押さえ表面の全反射を利用することができなくなり、定
型原稿サイズならば自動原稿送り装置5の搬送量や図示
していない幅規制ガイドなどによって知ることができる
が、非定型サイズを手動で原稿台にセットした場合など
は図13(a)に示すように、原稿サイズより大きい用
紙で処理した際、原稿がなかった部分11に搬送ベルト
3’表面のゴミや傷、汚れが写り込んでしまったり、図
13(b)に示すようなセンタリング処理ができなくな
ってしまう。
搬送ベルト3’を原稿押さえにする構造では前述の原稿
押さえ表面の全反射を利用することができなくなり、定
型原稿サイズならば自動原稿送り装置5の搬送量や図示
していない幅規制ガイドなどによって知ることができる
が、非定型サイズを手動で原稿台にセットした場合など
は図13(a)に示すように、原稿サイズより大きい用
紙で処理した際、原稿がなかった部分11に搬送ベルト
3’表面のゴミや傷、汚れが写り込んでしまったり、図
13(b)に示すようなセンタリング処理ができなくな
ってしまう。
【0011】原稿送り装置を設けた図12の構成におい
て、搬送ベルト3’を反射率の高い材質で作り、または
反射率の高いコーティングを施すことも考えられるが、
現実にはベルトのたわみなどで読み取りセンサー方向へ
の光漏れがないようにすることはできないし、表面の平
滑性と原稿の搬送性(表面粗さによる摩擦力)とは両立
しない。さらに搬送ベルトを駆動するローラーによって
繰り返し曲げられるために入る表面の細かいクラックや
こすり傷によって反射率が落ち、初期の性能が得られな
くなるという問題もある。
て、搬送ベルト3’を反射率の高い材質で作り、または
反射率の高いコーティングを施すことも考えられるが、
現実にはベルトのたわみなどで読み取りセンサー方向へ
の光漏れがないようにすることはできないし、表面の平
滑性と原稿の搬送性(表面粗さによる摩擦力)とは両立
しない。さらに搬送ベルトを駆動するローラーによって
繰り返し曲げられるために入る表面の細かいクラックや
こすり傷によって反射率が落ち、初期の性能が得られな
くなるという問題もある。
【0012】また、自動原稿送り装置の搬送ベルトを黒
色にした例もあるが、鏡面反射方式に比べ正反射の割合
は低く、方面粗さによる乱反射の影響で下地が白ではな
い原稿の場合(黒地原稿など)は誤検知する可能性が高
い。
色にした例もあるが、鏡面反射方式に比べ正反射の割合
は低く、方面粗さによる乱反射の影響で下地が白ではな
い原稿の場合(黒地原稿など)は誤検知する可能性が高
い。
【0013】従って、本発明の目的は、簡便な構成によ
り原稿サイズ及び位置を正確に検出可能な原稿読み取り
装置を提供することにある。
り原稿サイズ及び位置を正確に検出可能な原稿読み取り
装置を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明の要旨
は、原稿台と、原稿を原稿台へ押圧する原稿押さえ手段
と、原稿の読み取るべき面に対向する方向に設けられ、
読み取ったデータを出力する画像読み取り手段とを有す
る原稿読み取り装置であって、原稿台或いは原稿押さえ
手段のうち、画像読み取り手段から見て原稿の背面に位
置する一方がその表面に特定のパターンを有し、さらに
画像読み取り手段が読み取ったデータから、特定のパタ
ーンに相当する部分を検出することによって、原稿のサ
イズ情報及び/又は位置情報を得る検知手段を有するこ
とを特徴とする原稿読み取り装置に存する。
は、原稿台と、原稿を原稿台へ押圧する原稿押さえ手段
と、原稿の読み取るべき面に対向する方向に設けられ、
読み取ったデータを出力する画像読み取り手段とを有す
る原稿読み取り装置であって、原稿台或いは原稿押さえ
手段のうち、画像読み取り手段から見て原稿の背面に位
置する一方がその表面に特定のパターンを有し、さらに
画像読み取り手段が読み取ったデータから、特定のパタ
ーンに相当する部分を検出することによって、原稿のサ
イズ情報及び/又は位置情報を得る検知手段を有するこ
とを特徴とする原稿読み取り装置に存する。
【0015】また、本発明の別の要旨は、原稿を読み取
りそのデータを出力する原稿読み取り部と、原稿読み取
り部からデータを受信し、所定の処理を行うデータ処理
部とから構成される画像処理システムにおいて、原稿読
み取り部が、原稿台と、原稿を原稿台へ押圧する原稿押
さえ手段と、原稿の読み取るべき面に対向する方向に設
けられ、読み取ったデータを出力する画像読み取り手段
とを有するとともに、原稿台或いは原稿押さえ手段のう
ち、画像読み取り手段から見て原稿の背面に位置する一
方がその表面に特定のパターンを有し、データ処理部が
データから特定のパターンに相当する部分を検出するパ
ターン検出手段を有することを特徴とする画像処理シス
テムに存する。
りそのデータを出力する原稿読み取り部と、原稿読み取
り部からデータを受信し、所定の処理を行うデータ処理
部とから構成される画像処理システムにおいて、原稿読
み取り部が、原稿台と、原稿を原稿台へ押圧する原稿押
さえ手段と、原稿の読み取るべき面に対向する方向に設
けられ、読み取ったデータを出力する画像読み取り手段
とを有するとともに、原稿台或いは原稿押さえ手段のう
ち、画像読み取り手段から見て原稿の背面に位置する一
方がその表面に特定のパターンを有し、データ処理部が
データから特定のパターンに相当する部分を検出するパ
ターン検出手段を有することを特徴とする画像処理シス
テムに存する。
【0016】また、本発明の別の要旨は、原稿を読み取
りそのデータを出力する原稿読み取り部と、原稿読み取
り部からデータを受信し、画像形成処理を行うデータ処
理部とから構成される画像処理システムにおいて、原稿
読み取り部が、原稿台と、原稿を原稿台へ押圧する原稿
押さえ手段と、原稿の読み取るべき面に対向する方向に
設けられ、読み取ったデータを出力する画像読み取り手
段とを有するとともに、原稿台或いは原稿押さえ手段の
うち、画像読み取り手段から見て原稿の背面に位置する
一方がその表面に特定のパターンを有し、特定のパター
ンが原稿読み取り手段には有意であるが、画像形成処理
においては無意な強度で検出される様に形成されたこと
を特徴とする画像処理システムに存する。
りそのデータを出力する原稿読み取り部と、原稿読み取
り部からデータを受信し、画像形成処理を行うデータ処
理部とから構成される画像処理システムにおいて、原稿
読み取り部が、原稿台と、原稿を原稿台へ押圧する原稿
押さえ手段と、原稿の読み取るべき面に対向する方向に
設けられ、読み取ったデータを出力する画像読み取り手
段とを有するとともに、原稿台或いは原稿押さえ手段の
うち、画像読み取り手段から見て原稿の背面に位置する
一方がその表面に特定のパターンを有し、特定のパター
ンが原稿読み取り手段には有意であるが、画像形成処理
においては無意な強度で検出される様に形成されたこと
を特徴とする画像処理システムに存する。
【0017】また、本発明の別の要旨は、装置が実行可
能なプログラムを格納する記憶媒体であって、プログラ
ムを実行した装置を、原稿台と、原稿を原稿台へ押圧す
る原稿押さえ手段と、原稿の読み取るべき面に対向する
方向に設けられ、読み取ったデータを出力する画像読み
取り手段とを有する原稿読み取り装置であって、原稿台
或いは原稿押さえ手段のうち、画像読み取り手段から見
て原稿の背面に位置する一方がその表面に特定のパター
ンを有し、さらに画像読み取り手段が読み取ったデータ
から、特定のパターンに相当する部分を検出することに
よって、原稿のサイズ情報及び/又は位置情報を得る検
知手段を有する原稿読み取り装置として機能させること
を特徴とする記憶媒体に存する。
能なプログラムを格納する記憶媒体であって、プログラ
ムを実行した装置を、原稿台と、原稿を原稿台へ押圧す
る原稿押さえ手段と、原稿の読み取るべき面に対向する
方向に設けられ、読み取ったデータを出力する画像読み
取り手段とを有する原稿読み取り装置であって、原稿台
或いは原稿押さえ手段のうち、画像読み取り手段から見
て原稿の背面に位置する一方がその表面に特定のパター
ンを有し、さらに画像読み取り手段が読み取ったデータ
から、特定のパターンに相当する部分を検出することに
よって、原稿のサイズ情報及び/又は位置情報を得る検
知手段を有する原稿読み取り装置として機能させること
を特徴とする記憶媒体に存する。
【0018】また、本発明の別の要旨は、装置が実行可
能なプログラムを格納する記憶媒体であって、プログラ
ムを実行した装置を、原稿を読み取りそのデータを出力
する原稿読み取り部と、原稿読み取り部からデータを受
信し、所定の処理を行うデータ処理部とから構成される
画像処理システムであって、原稿読み取り部が、原稿台
と、原稿を原稿台へ押圧する原稿押さえ手段と、原稿の
読み取るべき面に対向する方向に設けられ、読み取った
データを出力する画像読み取り手段とを有するととも
に、原稿台或いは原稿押さえ手段のうち、画像読み取り
手段から見て原稿の背面に位置する一方がその表面に特
定のパターンを有し、データ処理部がデータから特定の
パターンに相当する部分を検出するパターン検出手段を
有する画像処理システムとして機能させることを特徴と
する記憶媒体に存する。
能なプログラムを格納する記憶媒体であって、プログラ
ムを実行した装置を、原稿を読み取りそのデータを出力
する原稿読み取り部と、原稿読み取り部からデータを受
信し、所定の処理を行うデータ処理部とから構成される
画像処理システムであって、原稿読み取り部が、原稿台
と、原稿を原稿台へ押圧する原稿押さえ手段と、原稿の
読み取るべき面に対向する方向に設けられ、読み取った
データを出力する画像読み取り手段とを有するととも
に、原稿台或いは原稿押さえ手段のうち、画像読み取り
手段から見て原稿の背面に位置する一方がその表面に特
定のパターンを有し、データ処理部がデータから特定の
パターンに相当する部分を検出するパターン検出手段を
有する画像処理システムとして機能させることを特徴と
する記憶媒体に存する。
【0019】また、本発明の別の要旨は、装置が実行可
能なプログラムを格納する記憶媒体であって、プログラ
ムを実行した装置を、原稿を読み取りそのデータを出力
する原稿読み取り部と、原稿読み取り部からデータを受
信し、画像形成処理を行うデータ処理部とから構成され
る画像処理システムであって、原稿読み取り部が、原稿
台と、原稿を原稿台へ押圧する原稿押さえ手段と、原稿
の読み取るべき面に対向する方向に設けられ、読み取っ
たデータを出力する画像読み取り手段とを有するととも
に、原稿台或いは原稿押さえ手段のうち、画像読み取り
手段から見て原稿の背面に位置する一方がその表面に特
定のパターンを有し、特定のパターンが原稿読み取り手
段には有意であるが、画像形成処理においては無意な強
度で検出される様に形成された画像処理システムとして
機能させることを特徴とする記憶媒体に存する。
能なプログラムを格納する記憶媒体であって、プログラ
ムを実行した装置を、原稿を読み取りそのデータを出力
する原稿読み取り部と、原稿読み取り部からデータを受
信し、画像形成処理を行うデータ処理部とから構成され
る画像処理システムであって、原稿読み取り部が、原稿
台と、原稿を原稿台へ押圧する原稿押さえ手段と、原稿
の読み取るべき面に対向する方向に設けられ、読み取っ
たデータを出力する画像読み取り手段とを有するととも
に、原稿台或いは原稿押さえ手段のうち、画像読み取り
手段から見て原稿の背面に位置する一方がその表面に特
定のパターンを有し、特定のパターンが原稿読み取り手
段には有意であるが、画像形成処理においては無意な強
度で検出される様に形成された画像処理システムとして
機能させることを特徴とする記憶媒体に存する。
【0020】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
を用いて詳細に説明する。以下の説明においては、原稿
サイズ及び位置の検知に関連する部分のみを説明し、検
知したサイズ情報及び位置情報をどのように利用するか
についての詳細な説明は行わないが、たとえば読み込ん
だ画像データから必要な部分のみを使用してユーザの要
求に応じた加工を行った後に記録媒体上に形成、出力す
るなど、当該技術分野で通常行われる処理を行うことが
できる。
を用いて詳細に説明する。以下の説明においては、原稿
サイズ及び位置の検知に関連する部分のみを説明し、検
知したサイズ情報及び位置情報をどのように利用するか
についての詳細な説明は行わないが、たとえば読み込ん
だ画像データから必要な部分のみを使用してユーザの要
求に応じた加工を行った後に記録媒体上に形成、出力す
るなど、当該技術分野で通常行われる処理を行うことが
できる。
【0021】[実施形態1]図1は、本発明の第1実施
形態である原稿検知システムの構成を示す図である。図
1は原稿台に原稿をセットし、読み取りセンサー側(原
稿台内側)からみた状態を表わしている。1は原稿で文
字文書のなかに一部写真画像1’が含まれている。2は
圧板、3は原稿押さえで表面には斜めの縞模様が描かれ
ている。a,b,cは読み取りセンサーが副走査方向に
移動する際の所定位置を示す。読み取りセンサーが図1
の主走査方向に1ラインずつ読み込みながら副走査方向
に移動することで2次元平面の画像をすべて画素単位で
読み取ることができる。
形態である原稿検知システムの構成を示す図である。図
1は原稿台に原稿をセットし、読み取りセンサー側(原
稿台内側)からみた状態を表わしている。1は原稿で文
字文書のなかに一部写真画像1’が含まれている。2は
圧板、3は原稿押さえで表面には斜めの縞模様が描かれ
ている。a,b,cは読み取りセンサーが副走査方向に
移動する際の所定位置を示す。読み取りセンサーが図1
の主走査方向に1ラインずつ読み込みながら副走査方向
に移動することで2次元平面の画像をすべて画素単位で
読み取ることができる。
【0022】図2のグラフは読み取りセンサーの副走査
方向の位置による出力信号(光量レベル)を表わしたも
のである。図2(a)〜(c)はそれぞれ図1における
位置a〜cにおける出力信号を表す。
方向の位置による出力信号(光量レベル)を表わしたも
のである。図2(a)〜(c)はそれぞれ図1における
位置a〜cにおける出力信号を表す。
【0023】読み取りセンサーの出力信号波形によっ
て、どのような画像を読んでいるかの判断ができる。例
えば、読み取りセンサーがaの位置の出力波形(図12
(a))は、A領域は光量レベルが低いので原稿の下地
部分、B領域では濃淡のコントラストが高いので文字部
分、C領域は原稿押さえ3に描かれた斜めの縞模様のパ
ターンを検出していることを示している。
て、どのような画像を読んでいるかの判断ができる。例
えば、読み取りセンサーがaの位置の出力波形(図12
(a))は、A領域は光量レベルが低いので原稿の下地
部分、B領域では濃淡のコントラストが高いので文字部
分、C領域は原稿押さえ3に描かれた斜めの縞模様のパ
ターンを検出していることを示している。
【0024】また、読み取りセンサーがbの位置(図1
2(b))にくると、なだらかな濃淡を示すD領域が現
れ、写真(ハーフトーン)画像1’が存在している様子
がうかがえる。C領域は主走査方向の同じ位置で原稿押
さえ3に描かれた斜めの縞模様のパターンを検出してい
る。
2(b))にくると、なだらかな濃淡を示すD領域が現
れ、写真(ハーフトーン)画像1’が存在している様子
がうかがえる。C領域は主走査方向の同じ位置で原稿押
さえ3に描かれた斜めの縞模様のパターンを検出してい
る。
【0025】読み取りセンサーがcの位置(図12
(c))、すなわち原稿のない領域にくると、全域規則
正しい濃淡レベルのC領域のみになり、原稿の領域を抜
け原稿押さえだけの斜め縞模様のパターン領域に入った
ことがわかる。このように全面規則正しい既知の濃淡レ
ベルを識別することで原稿サイズと位置を検知すること
ができる。
(c))、すなわち原稿のない領域にくると、全域規則
正しい濃淡レベルのC領域のみになり、原稿の領域を抜
け原稿押さえだけの斜め縞模様のパターン領域に入った
ことがわかる。このように全面規則正しい既知の濃淡レ
ベルを識別することで原稿サイズと位置を検知すること
ができる。
【0026】図3は、本発明の原稿検知システムの構成
例を示すブロック図である。原稿検知システムは、読み
取りセンサ20と、読み取りセンサを走査するためのモ
ータ等を駆動するセンサ駆動部23と、読み取りセンサ
の出力信号から、予め設定されたパターンを検出するパ
ターン検出部21と、全体の制御を行う制御部22とか
ら構成される。制御部22は例えばマイクロコンピュー
タと、実行するプログラムを内蔵したROM、プログラ
ム実行用のRAMなどから構成することができる。
例を示すブロック図である。原稿検知システムは、読み
取りセンサ20と、読み取りセンサを走査するためのモ
ータ等を駆動するセンサ駆動部23と、読み取りセンサ
の出力信号から、予め設定されたパターンを検出するパ
ターン検出部21と、全体の制御を行う制御部22とか
ら構成される。制御部22は例えばマイクロコンピュー
タと、実行するプログラムを内蔵したROM、プログラ
ム実行用のRAMなどから構成することができる。
【0027】制御部22はセンサ駆動部23を制御し、
読み取りセンサ20を読み取り開始位置から順次副走査
方向へ走査させる。読み取りセンサ20は原稿の濃淡に
応じたレベルの出力信号を出力する。出力信号はパター
ン検出部21及び図示しない画像データメモリなどに入
力される。パターン検出部21は例えばA/D変換器と
検出パターンが記憶されたROMなどを有し、予め設定
された、原稿押さえ3に設けられた特定パターンに対応
する出力信号パターンを検出し、検出信号を制御部22
へ出力する。制御部22にはセンサ駆動部23から読み
取りセンサの位置情報(主走査方向の読み取り位置及び
副走査方向位置)が入力されており、この位置情報とパ
ターン検出部21からのパターン検出信号により、原稿
の大きさ及びサイズを得ることができる。
読み取りセンサ20を読み取り開始位置から順次副走査
方向へ走査させる。読み取りセンサ20は原稿の濃淡に
応じたレベルの出力信号を出力する。出力信号はパター
ン検出部21及び図示しない画像データメモリなどに入
力される。パターン検出部21は例えばA/D変換器と
検出パターンが記憶されたROMなどを有し、予め設定
された、原稿押さえ3に設けられた特定パターンに対応
する出力信号パターンを検出し、検出信号を制御部22
へ出力する。制御部22にはセンサ駆動部23から読み
取りセンサの位置情報(主走査方向の読み取り位置及び
副走査方向位置)が入力されており、この位置情報とパ
ターン検出部21からのパターン検出信号により、原稿
の大きさ及びサイズを得ることができる。
【0028】パターン検出は制御部22が行うことも可
能であり、パターン検出部以外の構成要素は画像データ
入力機能を有する装置が通常有するものであるため、従
来の構成に対して特別な装置や部品を追加する必要がな
い。また、従来必要としていた原稿サイズ検出用のセン
サ等の部品が逆に不要となる。
能であり、パターン検出部以外の構成要素は画像データ
入力機能を有する装置が通常有するものであるため、従
来の構成に対して特別な装置や部品を追加する必要がな
い。また、従来必要としていた原稿サイズ検出用のセン
サ等の部品が逆に不要となる。
【0029】[実施形態2]図4は、本発明を原稿自動
送り装置を有する複写機に適用した構成を示す。3は原
稿の搬送ベルトを兼ねた原稿抑え、5は自動原稿送り装
置、6は原稿台ガラスを表わす。上述の実施形態1にお
ける圧板2は単純に原稿を原稿台に押し付けるための扉
状の板であり、原稿を一枚一枚原稿台に乗せるために開
け閉めしなければならないのに対し、自動原稿送り装置
5は原稿をまとめて自動原稿送り装置上のトレイに乗
せ、複写機本体のコピー操作ボタン(図示せず)と連動
し一枚ずつ原稿台へ自動搬送する仕組になっている。そ
のため、実際に原稿と接し、原稿台に押圧する原稿押さ
え3の部分がエンドレスベルト状になっている。そのベ
ルト状原稿押さえ3の表面に特定のコントラストパター
ン、例えば斜め縞模様を描き、上述の圧板の場合と同様
にその縞模様を画像読み取りセンサーの出力信号から検
出することで原稿領域や原稿サイズを識別することがで
きる。
送り装置を有する複写機に適用した構成を示す。3は原
稿の搬送ベルトを兼ねた原稿抑え、5は自動原稿送り装
置、6は原稿台ガラスを表わす。上述の実施形態1にお
ける圧板2は単純に原稿を原稿台に押し付けるための扉
状の板であり、原稿を一枚一枚原稿台に乗せるために開
け閉めしなければならないのに対し、自動原稿送り装置
5は原稿をまとめて自動原稿送り装置上のトレイに乗
せ、複写機本体のコピー操作ボタン(図示せず)と連動
し一枚ずつ原稿台へ自動搬送する仕組になっている。そ
のため、実際に原稿と接し、原稿台に押圧する原稿押さ
え3の部分がエンドレスベルト状になっている。そのベ
ルト状原稿押さえ3の表面に特定のコントラストパター
ン、例えば斜め縞模様を描き、上述の圧板の場合と同様
にその縞模様を画像読み取りセンサーの出力信号から検
出することで原稿領域や原稿サイズを識別することがで
きる。
【0030】[実施形態3]図5は、本発明の別の実施
形態を示す図である。本実施形態は第1実施形態と原稿
押さえ3表面に設けたパターンを格子模様状としたこと
と、原稿サイズ及び位置の検出方法が異なる。
形態を示す図である。本実施形態は第1実施形態と原稿
押さえ3表面に設けたパターンを格子模様状としたこと
と、原稿サイズ及び位置の検出方法が異なる。
【0031】この図は図1と同じく原稿台に原稿をセッ
トし、読み取りセンサー側(原稿台内側)からみた状態
を表わしている。1は原稿、2は圧板、3は原稿押さえ
で表面に特定の格子模様を描いている。図6は本実施形
態における原稿サイズ及び位置の検出原理を模式的に示
した図である。図6において、7は画像読み取りセンサ
ーが読み取ったイメージ画像、8はあらかじめ制御部2
2或いはパターン検出部21内部の記憶部に記憶されて
いる原稿押さえ3の表面に描かれた特定の格子模様のイ
メージ画像(基準データ)である。画像読み取りセンサ
ーが読み取ったイメージ画像(読み取りデータ)7から
あらかじめメモリーされている原稿押さえの特定格子パ
ターンのイメージ画像(基準データ)を差分演算する
と、9で示す様に原稿のない領域はなにもパターンが残
らず、原稿領域のみ特定格子パターンが反転して残り原
稿の位置とサイズが認識できるようになる。
トし、読み取りセンサー側(原稿台内側)からみた状態
を表わしている。1は原稿、2は圧板、3は原稿押さえ
で表面に特定の格子模様を描いている。図6は本実施形
態における原稿サイズ及び位置の検出原理を模式的に示
した図である。図6において、7は画像読み取りセンサ
ーが読み取ったイメージ画像、8はあらかじめ制御部2
2或いはパターン検出部21内部の記憶部に記憶されて
いる原稿押さえ3の表面に描かれた特定の格子模様のイ
メージ画像(基準データ)である。画像読み取りセンサ
ーが読み取ったイメージ画像(読み取りデータ)7から
あらかじめメモリーされている原稿押さえの特定格子パ
ターンのイメージ画像(基準データ)を差分演算する
と、9で示す様に原稿のない領域はなにもパターンが残
らず、原稿領域のみ特定格子パターンが反転して残り原
稿の位置とサイズが認識できるようになる。
【0032】本実施形態では斜め縞でなく格子模様を特
定の認識パターンとして用いたが、特に格子模様に限定
される訳ではなく、あらかじめ記憶しておくことが可能
で、原稿中に現れる可能性が十分低いパターンであれば
よい。当然のことながら、圧板に設けたパターンと記憶
しておくパターンは同一パターンであることが望まし
い。
定の認識パターンとして用いたが、特に格子模様に限定
される訳ではなく、あらかじめ記憶しておくことが可能
で、原稿中に現れる可能性が十分低いパターンであれば
よい。当然のことながら、圧板に設けたパターンと記憶
しておくパターンは同一パターンであることが望まし
い。
【0033】ただし、一枚一枚原稿を手動でセットする
圧板式の原稿押さえであれば識別パターンは任意に設定
可能であるが、自動原稿送り装置のように原稿押さえが
ベルト式でエンドレスに動くものは、識別パターンと絶
対位置との関係が機械精度などによってずれるため、繰
り返しパターンにするほうがベルトの止まり精度(位置
精度)を気にすることなく判断できるので、より適して
いると云える。
圧板式の原稿押さえであれば識別パターンは任意に設定
可能であるが、自動原稿送り装置のように原稿押さえが
ベルト式でエンドレスに動くものは、識別パターンと絶
対位置との関係が機械精度などによってずれるため、繰
り返しパターンにするほうがベルトの止まり精度(位置
精度)を気にすることなく判断できるので、より適して
いると云える。
【0034】[実施形態4]次に、搬送ベルトと原稿押
さえを兼用した原稿自動送り装置を採用した場合の、搬
送ベルトの止まり位置精度の影響を低減する構成を図7
及び図7の要部拡大図である図8を用いて説明する。本
実施形態においては、搬送ベルト3端部に位相検出マー
カー12を設けたことを特徴とする。
さえを兼用した原稿自動送り装置を採用した場合の、搬
送ベルトの止まり位置精度の影響を低減する構成を図7
及び図7の要部拡大図である図8を用いて説明する。本
実施形態においては、搬送ベルト3端部に位相検出マー
カー12を設けたことを特徴とする。
【0035】この実施形態において搬送ベルト表面に設
けられた格子パターンは一辺が読み取りセンサーの14
画素分で一つのブロック(白もしくは黒)を構成してお
り、格子パターンはこの原稿自動送り装置を使用する装
置が対応できる最大原稿サイズ領域をカバーするように
設けられている。搬送ベルト3の、原稿押さえとして使
用する面積は、最大原稿サイズ領域よりもさらにひとま
わり広い面積になっており、また、読み取りセンサーは
搬送ベルトの主走査方向に相当する長さを有するものと
する。
けられた格子パターンは一辺が読み取りセンサーの14
画素分で一つのブロック(白もしくは黒)を構成してお
り、格子パターンはこの原稿自動送り装置を使用する装
置が対応できる最大原稿サイズ領域をカバーするように
設けられている。搬送ベルト3の、原稿押さえとして使
用する面積は、最大原稿サイズ領域よりもさらにひとま
わり広い面積になっており、また、読み取りセンサーは
搬送ベルトの主走査方向に相当する長さを有するものと
する。
【0036】エンドレスな搬送ベルト上に設けた識別パ
ターンを繰り返しパターンとして、止まり位置精度のば
らつきによる位置ずれの影響を少なくするには、識別パ
ターンを構成する白及び黒の1ブロックが読み取りセン
サーの読み取り解像度と同等の大きさ(読み取り解像度
における1画素の大きさ)に近づければよい。しかし、
読み取りセンサーの解像度が高いため、解像度に近い大
きさにすると実際にはベルトの微妙な伸び縮みやねじれ
などによって読み取ったデーターにはモアレ(干渉縞)
が入ってしまうことがある。
ターンを繰り返しパターンとして、止まり位置精度のば
らつきによる位置ずれの影響を少なくするには、識別パ
ターンを構成する白及び黒の1ブロックが読み取りセン
サーの読み取り解像度と同等の大きさ(読み取り解像度
における1画素の大きさ)に近づければよい。しかし、
読み取りセンサーの解像度が高いため、解像度に近い大
きさにすると実際にはベルトの微妙な伸び縮みやねじれ
などによって読み取ったデーターにはモアレ(干渉縞)
が入ってしまうことがある。
【0037】それを避けるためには識別パターンを構成
する各ブロックの大きさを読み取りセンサーの分解能よ
り数倍は大きくしなければならない。
する各ブロックの大きさを読み取りセンサーの分解能よ
り数倍は大きくしなければならない。
【0038】そこで本実施形態においては図8に示すよ
うに、繰り返しパターンの副走査方向の1ブロック長を
1ピッチ(周期)とする斜めのラインを搬送ベルトの非
画像領域(最大原稿サイズ領域外)に設け、読み取りセ
ンサー4が読んだ斜めラインの素子位置により繰り返し
パターン(搬送ベルト)の位相がどれだけずれているか
を検知することができ、搬送ベルトの位置ずれ(位相
差)を補正した状態で図6に示した画像データの演算を
行うことができる。
うに、繰り返しパターンの副走査方向の1ブロック長を
1ピッチ(周期)とする斜めのラインを搬送ベルトの非
画像領域(最大原稿サイズ領域外)に設け、読み取りセ
ンサー4が読んだ斜めラインの素子位置により繰り返し
パターン(搬送ベルト)の位相がどれだけずれているか
を検知することができ、搬送ベルトの位置ずれ(位相
差)を補正した状態で図6に示した画像データの演算を
行うことができる。
【0039】図7及び図8では原稿認識用の特定パター
ンを格子パターンとし、位相ずれ検知用の斜めラインと
区別したものを用いているが、これは原稿認識の確率を
良くするためパターンを構成するブロック長(周期)を
読み取りセンサーの画素に比べ充分大きくしたためであ
り、特に原稿認識用の特定パターンと位相ずれ検知用の
斜めラインを分ける必要はない。つまり、原稿認識用の
特定パターンをモアレがでない充分なピッチ(周期)で
原稿押え面全体に設け、位相ずれ検知用の斜めラインと
兼用してもよい。ずれを検知することができれば位相ず
れ検知用の斜めラインの角度やブロック長に制限はない
が、検知の容易さの点からは特定パターンを正方形で形
成し、位相ずれ検知用の斜めパターンの角度を45°と
することが好ましい。
ンを格子パターンとし、位相ずれ検知用の斜めラインと
区別したものを用いているが、これは原稿認識の確率を
良くするためパターンを構成するブロック長(周期)を
読み取りセンサーの画素に比べ充分大きくしたためであ
り、特に原稿認識用の特定パターンと位相ずれ検知用の
斜めラインを分ける必要はない。つまり、原稿認識用の
特定パターンをモアレがでない充分なピッチ(周期)で
原稿押え面全体に設け、位相ずれ検知用の斜めラインと
兼用してもよい。ずれを検知することができれば位相ず
れ検知用の斜めラインの角度やブロック長に制限はない
が、検知の容易さの点からは特定パターンを正方形で形
成し、位相ずれ検知用の斜めパターンの角度を45°と
することが好ましい。
【0040】[実施形態5]上述の実施形態ではいずれ
もモノカラー(白黒)の特定パターンを原稿押えに設け
ることで原稿サイズ及び位置の検知を行う例を示した
が、色を識別可能な画像読み取りセンサーを用いる原稿
読み取り装置では原稿押さえに特定のカラーパターンを
描くことでより識別能力を高めることができる。
もモノカラー(白黒)の特定パターンを原稿押えに設け
ることで原稿サイズ及び位置の検知を行う例を示した
が、色を識別可能な画像読み取りセンサーを用いる原稿
読み取り装置では原稿押さえに特定のカラーパターンを
描くことでより識別能力を高めることができる。
【0041】上述の実施形態でも通常の原稿には無いと
思われる識別パターンを用いるが、単色のパターンのみ
では万が一にも同じ、もしくは誤認識しやすいパターン
が原稿中にないとも限らない。そこで、本実施形態にお
いては、識別パターンに色情報も加えることでより信頼
性及び精度の高い原稿検知を実現するものである。
思われる識別パターンを用いるが、単色のパターンのみ
では万が一にも同じ、もしくは誤認識しやすいパターン
が原稿中にないとも限らない。そこで、本実施形態にお
いては、識別パターンに色情報も加えることでより信頼
性及び精度の高い原稿検知を実現するものである。
【0042】図9に色情報を加えた識別パターンの一例
を示す。自動原稿送り装置5の原稿押さえを兼ねた搬送
ベルト3の表面にR(赤)G(緑)B(青)の色分けし
た斜め縞模様が設けられている。三色もしくはCMYK
(シアン、マゼンタ、イエロー、黒)に色変換する4色
で判断すればまちがいなく原稿検知可能である。
を示す。自動原稿送り装置5の原稿押さえを兼ねた搬送
ベルト3の表面にR(赤)G(緑)B(青)の色分けし
た斜め縞模様が設けられている。三色もしくはCMYK
(シアン、マゼンタ、イエロー、黒)に色変換する4色
で判断すればまちがいなく原稿検知可能である。
【0043】また、原稿検知に関する判断時間を簡略化
し、生産性を上げるためにRGBのいずれかの色に反応
する単色のパターン模様にするだけでも、白黒のパター
ン認識に比較して高精度かつ信頼性の高い検知が可能に
なる。
し、生産性を上げるためにRGBのいずれかの色に反応
する単色のパターン模様にするだけでも、白黒のパター
ン認識に比較して高精度かつ信頼性の高い検知が可能に
なる。
【0044】[実施形態6]上述の実施形態ではいずれ
も目に見えるパターンを用いて原稿サイズ及び位置の検
知を行う構成であったが、本実施形態では画像読み取り
センサーの順応電磁波長領域で且つプリント再現不可能
な電磁波長を持った特定パターンを原稿押さえに設けた
ことを特徴とする。
も目に見えるパターンを用いて原稿サイズ及び位置の検
知を行う構成であったが、本実施形態では画像読み取り
センサーの順応電磁波長領域で且つプリント再現不可能
な電磁波長を持った特定パターンを原稿押さえに設けた
ことを特徴とする。
【0045】上述の実施形態では任意の原稿サイズを検
知することが可能であるが、複写機等で用いる用紙サイ
ズ種類は限られているため、用紙サイズよりも小さい原
稿の場合は原稿より大きな用紙部分に用紙押さえ又は搬
送ベルトに設けられたパターンがプリントされる可能性
がある。もちろん、読み込んだ画像データから原稿部分
以外のデータをプリント等の後処理に使用しなければこ
のような問題は発生せず、またこのように構成すること
は通常の画像形成装置技術により容易になし得るもので
ある。しかし、ユーザースイッチなどによって原稿検知
機能を使用しないで読み取りおよびプリントを行った場
合には、読み取ったパターンデータを除去することがで
きないため、パターンのプリントを避けることができな
い。
知することが可能であるが、複写機等で用いる用紙サイ
ズ種類は限られているため、用紙サイズよりも小さい原
稿の場合は原稿より大きな用紙部分に用紙押さえ又は搬
送ベルトに設けられたパターンがプリントされる可能性
がある。もちろん、読み込んだ画像データから原稿部分
以外のデータをプリント等の後処理に使用しなければこ
のような問題は発生せず、またこのように構成すること
は通常の画像形成装置技術により容易になし得るもので
ある。しかし、ユーザースイッチなどによって原稿検知
機能を使用しないで読み取りおよびプリントを行った場
合には、読み取ったパターンデータを除去することがで
きないため、パターンのプリントを避けることができな
い。
【0046】図10は電子写真プロセスを用いたある複
写機の波長−感度特性グラフである。縦軸感度の定値で
水平に引いた一点鎖点はこの複写機の現像定着プロセス
におけるしきい値で、感光体そのものは光に対して反応
するものの感度不足で画像としては定着しないレベルを
示している。(この感度分布は各種フィルターを通して
得られたものである。)読み取りセンサーと感光体のそ
れぞれ光の波長に対する感度分布が図10のようになっ
ていた場合、読み取りセンサーの感度が感光体の感度を
上回っている波長領域(この例では430〜490Åと
700〜810Å)の波長領域の色で原稿押さえ或いは
搬送ベルトに特定パターンを形成すれば、読み取りセン
サーでは特定パターンを読み取ることができるが、その
情報は感光体にて現像されない。そのため、上記問題を
解決することができる。
写機の波長−感度特性グラフである。縦軸感度の定値で
水平に引いた一点鎖点はこの複写機の現像定着プロセス
におけるしきい値で、感光体そのものは光に対して反応
するものの感度不足で画像としては定着しないレベルを
示している。(この感度分布は各種フィルターを通して
得られたものである。)読み取りセンサーと感光体のそ
れぞれ光の波長に対する感度分布が図10のようになっ
ていた場合、読み取りセンサーの感度が感光体の感度を
上回っている波長領域(この例では430〜490Åと
700〜810Å)の波長領域の色で原稿押さえ或いは
搬送ベルトに特定パターンを形成すれば、読み取りセン
サーでは特定パターンを読み取ることができるが、その
情報は感光体にて現像されない。そのため、上記問題を
解決することができる。
【0047】
【他の実施形態】上述の実施形態においては線状の読み
取りセンサーを走査する構成を説明したが、センサの形
状や読み取り方法については特に限定されるものではな
く、任意の読み取り素子或いは装置を用いることができ
る。例えばCCDデバイスなどの複数の受光素子を面状
に配置したセンサーを用いて原稿最大領域の画像を同時
に取得するように構成しても良い。
取りセンサーを走査する構成を説明したが、センサの形
状や読み取り方法については特に限定されるものではな
く、任意の読み取り素子或いは装置を用いることができ
る。例えばCCDデバイスなどの複数の受光素子を面状
に配置したセンサーを用いて原稿最大領域の画像を同時
に取得するように構成しても良い。
【0048】また、原稿押さえ又は原稿押さえとして用
いる搬送ベルトに設ける単色パターンに用いる色につい
ても、センサが読み取ることが可能で、原稿のサイズ、
大きさ検出に十分なコントラストが得られれば、任意の
色を用いることができる。
いる搬送ベルトに設ける単色パターンに用いる色につい
ても、センサが読み取ることが可能で、原稿のサイズ、
大きさ検出に十分なコントラストが得られれば、任意の
色を用いることができる。
【0049】さらに、上述の実施形態においては、ガラ
スなどの光透過部材で形成された原稿台上面に原稿を下
向きに置き、原稿台を挟んで対向する方向から原稿を読
み取る構成について説明したが、原稿を上向きに置く構
成、すなわち、原稿台に特定パターンを設け、原稿押さ
えに光透過部材を用い、読み取りセンサを原稿台の上方
に設ける様に構成しても同等の効果が得られることは言
うまでもない。原稿台に特定パターンを設ける場合に
は、原稿の平面性が保たれれば、必ずしも原稿押さえは
必須ではない。
スなどの光透過部材で形成された原稿台上面に原稿を下
向きに置き、原稿台を挟んで対向する方向から原稿を読
み取る構成について説明したが、原稿を上向きに置く構
成、すなわち、原稿台に特定パターンを設け、原稿押さ
えに光透過部材を用い、読み取りセンサを原稿台の上方
に設ける様に構成しても同等の効果が得られることは言
うまでもない。原稿台に特定パターンを設ける場合に
は、原稿の平面性が保たれれば、必ずしも原稿押さえは
必須ではない。
【0050】なお、本発明は、複数の機器(例えばホス
トコンピュータ,インタフェイス機器,リーダ,プリン
タなど)から構成されるシステムに適用しても、一つの
機器からなる装置(例えば、複写機,ファクシミリ装置
など)に適用してもよい。
トコンピュータ,インタフェイス機器,リーダ,プリン
タなど)から構成されるシステムに適用しても、一つの
機器からなる装置(例えば、複写機,ファクシミリ装置
など)に適用してもよい。
【0051】また、本発明の目的は、前述した実施形態
の機能の少なくとも一部を実現するソフトウェアのプロ
グラムコードを記録した記憶媒体を、システムあるいは
装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュー
タ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプ
ログラムコードを読出し実行することによっても、達成
されることは言うまでもない。
の機能の少なくとも一部を実現するソフトウェアのプロ
グラムコードを記録した記憶媒体を、システムあるいは
装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュー
タ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプ
ログラムコードを読出し実行することによっても、達成
されることは言うまでもない。
【0052】この場合、記憶媒体から読出されたプログ
ラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現するこ
とになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は
本発明を構成することになる。
ラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現するこ
とになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は
本発明を構成することになる。
【0053】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピディスク,ハードディス
ク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD
−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROMな
どを用いることができる。
体としては、例えば、フロッピディスク,ハードディス
ク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD
−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROMな
どを用いることができる。
【0054】また、コンピュータが読出したプログラム
コードを実行することにより、前述した実施形態の機能
が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示
に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレ
ーティングシステム)などが実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が
実現される場合も含まれることは言うまでもない。
コードを実行することにより、前述した実施形態の機能
が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示
に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレ
ーティングシステム)などが実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が
実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0055】さらに、記憶媒体から読出されたプログラ
ムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボード
やコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わる
メモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に
基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わ
るCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、そ
の処理によって前述した実施形態の機能が実現される場
合も含まれることは言うまでもない。
ムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボード
やコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わる
メモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に
基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わ
るCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、そ
の処理によって前述した実施形態の機能が実現される場
合も含まれることは言うまでもない。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように、本出願に係る発明
によれば、原稿の読み取り装置において、原稿押さえ表
面に特定のパターンを設け、読み取った画像データから
そのパターン部分を識別することで任意の原稿サイズお
よび原稿位置を正確に検知することができるという効果
を有する。
によれば、原稿の読み取り装置において、原稿押さえ表
面に特定のパターンを設け、読み取った画像データから
そのパターン部分を識別することで任意の原稿サイズお
よび原稿位置を正確に検知することができるという効果
を有する。
【0057】また、平板の原稿押さえはもとより、うね
りや表面の粗さなどの影響は少ないため自動原稿送り装
置のベルトにも利用することができる。
りや表面の粗さなどの影響は少ないため自動原稿送り装
置のベルトにも利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る構成を示す図であ
る。
る。
【図2】図1における各位置の読み取り信号波形例を示
す図である。
す図である。
【図3】本発明の原稿読み取り装置の概略構成を示すブ
ロック図である。
ロック図である。
【図4】本発明の第2実施形態に係る構成を示す図であ
る。
る。
【図5】本発明の第3実施形態に係る構成を示す図であ
る。
る。
【図6】読み取りデータと基準データによる原稿検知の
概念図である。
概念図である。
【図7】本発明の第4実施形態に係る位相ずれ検出パタ
ーンの例を示す図である。
ーンの例を示す図である。
【図8】位相ずれ検出パターンを用いた搬送ベルトの位
相ずれ検知の概念図である。
相ずれ検知の概念図である。
【図9】色別特定パターンを用いた第5実施形態を示す
図である。
図である。
【図10】複写機における光学系の感度分布の例を示す
図である。
図である。
【図11】アルミ蒸着原稿押さえを用いた従来例を示す
図である。
図である。
【図12】自動原稿送り装置を用いる従来例を示す図で
ある。
ある。
【図13】原稿のセンタリング動作を説明する図であ
る。
る。
1 原稿 2 圧板 3 原稿押さえ(搬送ベルト) 4 ラインセンサー読み取り位置 5 自動原稿送り装置 6 原稿台(ガラス) 7 読み取りセンサーが読み取った画像データ 8 基準データ 9 比較演算により検出された原稿サイズと位置データ 10 コピー用紙サイズの領域 11 コピー画像 12 位相検出マーカー
Claims (20)
- 【請求項1】 原稿台と、前記原稿を前記原稿台へ押圧
する原稿押さえ手段と、原稿の読み取るべき面に対向す
る方向に設けられ、読み取ったデータを出力する画像読
み取り手段とを有する原稿読み取り装置であって、 前記原稿台或いは前記原稿押さえ手段のうち、前記画像
読み取り手段から見て前記原稿の背面に位置する一方が
その表面に特定のパターンを有し、 さらに前記画像読み取り手段が読み取ったデータから、
前記特定のパターンに相当する部分を検出することによ
って、前記原稿のサイズ情報及び/又は位置情報を得る
検知手段を有することを特徴とする原稿読み取り装置。 - 【請求項2】 前記特定のパターンが所定周期を有する
繰り返しパターンであることを特徴とする請求項1記載
の原稿読み取り装置。 - 【請求項3】 前記原稿押さえ手段がエンドレスベルト
から構成され、前記特定のパターンが更に前記所定周期
を1周期として連続的に変化する補正用パターンを含む
ことを特徴とする請求項2記載の原稿読み取り装置。 - 【請求項4】 前記検知手段が、原稿のない場合に読み
込まれるべき基準データを予め記憶した記憶手段を有
し、原稿がある場合に読み込まれたデータと前記基準デ
ータとを用いて前記原稿のサイズ情報及び/又は位置情
報を得ることを特徴とする請求項1記載の原稿読み取り
装置。 - 【請求項5】 前記検知手段が、前記画像読み取り手段
が読み取ったデータから前記補正用パターンを検出し、
検出した前記補正用パターンの状態から位置補正情報を
発生する補正情報検出手段と、原稿のない場合に読み込
まれるべき基準データを予め記憶した記憶手段とを更に
有し、原稿がある場合に読み込まれたデータと前記基準
データと前記位置補正情報を用いて前記原稿のサイズ情
報及び/又は位置情報を得ることを特徴とする請求項2
記載の原稿読み取り装置。 - 【請求項6】 前記特定のパターンが光学的に読み取り
可能に設けられており、前記画像読み取り手段が光学セ
ンサーであることを特徴とする請求項1乃至請求項5の
いずれかに記載の原稿読み取り装置。 - 【請求項7】 前記特定のパターンが複数色からなるこ
とを特徴とする請求項6記載の原稿読み取り装置。 - 【請求項8】 原稿を読み取りそのデータを出力する原
稿読み取り部と、前記原稿読み取り部からデータを受信
し、所定の処理を行うデータ処理部とから構成される画
像処理システムにおいて、 前記原稿読み取り部が、原稿台と、前記原稿を前記原稿
台へ押圧する原稿押さえ手段と、原稿の読み取るべき面
に対向する方向に設けられ、読み取ったデータを出力す
る画像読み取り手段とを有するとともに、 前記原稿台或いは前記原稿押さえ手段のうち、前記画像
読み取り手段から見て前記原稿の背面に位置する一方が
その表面に特定のパターンを有し、 前記データ処理部が前記データから前記特定のパターン
に相当する部分を検出するパターン検出手段を有するこ
とを特徴とする画像処理システム。 - 【請求項9】 前記特定のパターンが所定周期を有する
繰り返しパターンであることを特徴とする請求項8記載
の原稿読み取り装置。 - 【請求項10】 前記原稿押さえ手段がエンドレスベル
トから構成され、前記特定のパターンが更に前記所定周
期を1周期として連続的に変化する補正用パターンを含
むことを特徴とする請求項9記載の原稿読み取り装置。 - 【請求項11】 前記検知手段が、原稿のない場合に読
み込まれるべき基準データを予め記憶した記憶手段を有
し、原稿がある場合に読み込まれたデータと前記基準デ
ータとを用いて前記原稿のサイズ情報及び/又は位置情
報を得ることを特徴とする請求項8記載の原稿読み取り
装置。 - 【請求項12】 前記検知手段が、前記画像読み取り手
段が読み取ったデータから前記補正用パターンを検出
し、検出した前記補正用パターンの状態から位置補正情
報を発生する補正情報検出手段と、原稿のない場合に読
み込まれるべき基準データを予め記憶した記憶手段とを
更に有し、原稿がある場合に読み込まれたデータと前記
基準データと前記位置補正情報を用いて前記原稿のサイ
ズ情報及び/又は位置情報を得ることを特徴とする請求
項9記載の原稿読み取り装置。 - 【請求項13】 前記特定のパターンが光学的に読み取
り可能に設けられており、前記画像読み取り手段が光学
センサーであることを特徴とする請求項8乃至請求項1
2のいずれかに記載の原稿読み取り装置。 - 【請求項14】 前記特定のパターンが複数色からなる
ことを特徴とする請求項13記載の原稿読み取り装置。 - 【請求項15】 前記特定のパターンが不可視な材料で
形成されていることを特徴とする請求項8記載の画像処
理システム。 - 【請求項16】 原稿を読み取りそのデータを出力する
原稿読み取り部と、前記原稿読み取り部からデータを受
信し、画像形成処理を行うデータ処理部とから構成され
る画像処理システムにおいて、 前記原稿読み取り部が、原稿台と、前記原稿を前記原稿
台へ押圧する原稿押さえ手段と、原稿の読み取るべき面
に対向する方向に設けられ、読み取ったデータを出力す
る画像読み取り手段とを有するとともに、 前記原稿台或いは前記原稿押さえ手段のうち、前記画像
読み取り手段から見て前記原稿の背面に位置する一方が
その表面に特定のパターンを有し、 前記特定のパターンが前記原稿読み取り手段には有意で
あるが、前記画像形成処理においては無意な強度で検出
される様に形成されたことを特徴とする画像処理システ
ム。 - 【請求項17】 前記所定の処理が電子写真方式による
画像形成処理であり、前記特定のパターンが前記画像読
み取りセンサーの順応電磁波長領域で且つ電子写真感光
体においては有意な感度が得られない電磁波長を発生す
る材料で形成されたことを特徴とする請求項16記載の
画像処理システム。 - 【請求項18】 装置が実行可能なプログラムを格納す
る記憶媒体であって、前記プログラムを実行した装置
を、 原稿台と、前記原稿を前記原稿台へ押圧する原稿押さえ
手段と、原稿の読み取るべき面に対向する方向に設けら
れ、読み取ったデータを出力する画像読み取り手段とを
有する原稿読み取り装置であって、 前記原稿台或いは前記原稿押さえ手段のうち、前記画像
読み取り手段から見て前記原稿の背面に位置する一方が
その表面に特定のパターンを有し、 さらに前記画像読み取り手段が読み取ったデータから、
前記特定のパターンに相当する部分を検出することによ
って、前記原稿のサイズ情報及び/又は位置情報を得る
検知手段を有する原稿読み取り装置として機能させるこ
とを特徴とする記憶媒体。 - 【請求項19】 装置が実行可能なプログラムを格納す
る記憶媒体であって、前記プログラムを実行した装置
を、 原稿を読み取りそのデータを出力する原稿読み取り部
と、前記原稿読み取り部からデータを受信し、所定の処
理を行うデータ処理部とから構成される画像処理システ
ムであって、 前記原稿読み取り部が、原稿台と、前記原稿を前記原稿
台へ押圧する原稿押さえ手段と、原稿の読み取るべき面
に対向する方向に設けられ、読み取ったデータを出力す
る画像読み取り手段とを有するとともに、 前記原稿台或いは前記原稿押さえ手段のうち、前記画像
読み取り手段から見て前記原稿の背面に位置する一方が
その表面に特定のパターンを有し、 前記データ処理部が前記データから前記特定のパターン
に相当する部分を検出するパターン検出手段を有する画
像処理システムとして機能させることを特徴とする記憶
媒体。 - 【請求項20】 装置が実行可能なプログラムを格納す
る記憶媒体であって、前記プログラムを実行した装置
を、 原稿を読み取りそのデータを出力する原稿読み取り部
と、前記原稿読み取り部からデータを受信し、画像形成
処理を行うデータ処理部とから構成される画像処理シス
テムであって、 前記原稿読み取り部が、原稿台と、前記原稿を前記原稿
台へ押圧する原稿押さえ手段と、原稿の読み取るべき面
に対向する方向に設けられ、読み取ったデータを出力す
る画像読み取り手段とを有するとともに、 前記原稿台或いは前記原稿押さえ手段のうち、前記画像
読み取り手段から見て前記原稿の背面に位置する一方が
その表面に特定のパターンを有し、 前記特定のパターンが前記原稿読み取り手段には有意で
あるが、前記画像形成処理においては無意な強度で検出
される様に形成された画像処理システムとして機能させ
ることを特徴とする記憶媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11033329A JP2000232562A (ja) | 1999-02-10 | 1999-02-10 | 原稿読み取り装置、原稿検知方法及び画像処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11033329A JP2000232562A (ja) | 1999-02-10 | 1999-02-10 | 原稿読み取り装置、原稿検知方法及び画像処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000232562A true JP2000232562A (ja) | 2000-08-22 |
Family
ID=12383529
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11033329A Withdrawn JP2000232562A (ja) | 1999-02-10 | 1999-02-10 | 原稿読み取り装置、原稿検知方法及び画像処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000232562A (ja) |
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---|---|---|---|---|
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-
1999
- 1999-02-10 JP JP11033329A patent/JP2000232562A/ja not_active Withdrawn
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