JP2000232362A - シグマ−デルタ・アナログ−デジタル変換器、および信号処理方法 - Google Patents

シグマ−デルタ・アナログ−デジタル変換器、および信号処理方法

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JP2000232362A
JP2000232362A JP2000000884A JP2000000884A JP2000232362A JP 2000232362 A JP2000232362 A JP 2000232362A JP 2000000884 A JP2000000884 A JP 2000000884A JP 2000000884 A JP2000000884 A JP 2000000884A JP 2000232362 A JP2000232362 A JP 2000232362A
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ジェイムズ・シィ・モリツィオ
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マイケル・シィ・ホーク
Takaa Scott
スコット・タカー
Dunford Elisabeth
エリザベス・ダンフォード
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高い信号対雑音比を維持しながら電圧入力の
変動する振幅に対応し、変換中に使用される基準電圧レ
ベルを調節し、動作範囲を変化させることのできる、シ
グマ−デルタ・アナログ−デジタル(A/D)変換器を
提供する。 【解決手段】 該変換器は、アナログ変調器と、A/D
変換中にフィードバック経路に沿ってアナログ変調器に
基準電圧を提供する、調節可能な基準電圧回路とを有す
る。基準電圧回路は、ゲインマルチプレクサに複数の正
および負の信号を提供する基準電圧発生器を含む。ゲイ
ンマルチプレクサは、該対の信号を、ゲインレジスタと
マイクロプロセッサインターフェイスバスとによって生
成される選択信号に基づいて、アナログ変調器に選択的
に供給する。該レジスタおよび該バスは合せて、該変換
器の動作範囲と性能の調節を可能にする。該変換器は入
力信号の相対入力パワーの変化に応じて動的に調節され
て、高性能が実現される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の背景】1.技術分野 本発明は、アナログ−デジタル(A/D)変換器に関
し、より特定的には、入力電圧の振幅に合せて変換が可
能な、プログラム可能な入力基準電圧回路を有する、新
規なシグマ−デルタA/D型変換器に関する。
【0002】2.関連技術の説明 アナログ−デジタル(A/D)変換は、アナログ信号の
連続的な範囲をデジタルコードに、または量子化レベル
に変換するプロセスである。デジタルコードの最大数を
増すことにより、分解能およびスケールの粒度が増し、
より正確なデジタルサンプリングが可能となる。
【0003】しかし、(量子化器としても知られる)A
/D変換器の最大サンプリング速度は、それらが連続変
換を行なうことのできるスピードを制限し、したがっ
て、生成されるデジタルコードの数も制限する。このサ
ンプリング速度とは、アナログ信号をサンプリングして
確実にデジタルコードに変換することのできる、1秒あ
たりの回数である。最小サンプリング速度は、ナイキス
トサンプリング基準を満たすように、サンプリングされ
るアナログ信号の最大周波数の少なくとも2倍でなけれ
ばならない(サンプリングされる最大周波数の2倍を
「ナイキスト速度」と呼ぶ)。ナイキスト速度を上回る
サンプリング(オーバサンプリング)は、アナログ信号
のより正確なデジタル表現を生み出す。
【0004】オーバサンプリングA/D変換方法には多
くの種類がある。そのような方法の1つが、いわゆる
「シグマ−デルタ変換」である。この方法は、ナイキス
ト速度をはるかに上回る速度で(たとえば、ナイキスト
速度の16倍から256倍で)アナログ入力信号をオー
バサンプリングして、オーバサンプリングした信号をデ
ジタル信号に変換することによって特徴付けられる。
【0005】図1を参照して、従来技術による、1次シ
グマ−デルタA/D変換器構成100は、ナイキスト速
度よりはるかに高速でサンプリングを行なうオーバサン
プリングされた変調器112を用いる。該変調器112
は、入力端子101に印加される入力アナログ波形と、
D/A変換器105によって生成されるフィードバック
信号との間の、加算器102において生成されるサンプ
リングされた差の、時間領域の積分を行なう、積分器1
03を含む。積分器103の出力は、A/D変換器10
4に印加される。A/D変換器104の出力は、デジタ
ルフィルタ106に印加され、また、D/A変換器10
5を介して加算器102にもフィードバックされる。
【0006】変調器112において用いられるA/D変
換器104およびD/A変換器105は各々、単一ビッ
ト分解能(たとえば、簡単な比較器および、該比較器の
出力を2つの基準電圧にそれぞれ結合する1対のスイッ
チ)であっても、多ビット回路であってもよいが、以下
の説明においては後者であると仮定する。
【0007】入力端子101に印加されるアナログ入力
信号は、(たとえば16:1を超える)高速でオーバサ
ンプリングされ、加算器102においてフィードバック
信号と差動的に加算されて、誤差信号が生成される。こ
の誤差信号は積分器103に印加される。積分器103
は、1ビット分解能の積分された出力信号を生成し、こ
れがA/D変換器104によって多ビットのデジタル信
号に変換される。
【0008】この多ビットデジタル信号は、デジタルフ
ィルタ106に印加される。デジタルフィルタ106
は、量子化ノイズを取除いて、信号対雑音比(SNR)
が高められた出力信号を生成する。この信号対雑音比は
性能の尺度のパラメータであって、以下により詳細に説
明する。フィルタ処理された信号は、フィルタ106か
らデシメータ107に与えられる。デシメータ107
は、フィルタ処理された信号を、ナイキストサンプリン
グ速度(入力帯域幅の最大周波数の2倍)で出力される
多ビット語に変換する。このようにして、適切にサイズ
決めされた出力多ビット語が、デシメータ107によっ
て提供されるが、これは、比較的低いビット分解能の高
いサンプリング速度から、比較的高いビット分解能を有
するより低いサンプリング速度へと減じられている。し
たがって、デジタルフィルタ106およびデシメータ1
07は、アナログ変調器112からのオーバサンプリン
グされたA/D出力信号を、多ビットのナイキスト速度
のデジタル語に変換する。
【0009】A/D変換器104はまた、そのデジタル
出力信号をD/A変換器105の入力に供給する。D/
A変換器105は、A/D変換器104の動作にほぼ相
補的である、アナログ信号への再変換を行なう。再変換
されたアナログ信号は、入力信号と差動的に加算され
て、誤差信号が導出される。この誤差信号が先のデータ
サンプルおよび誤差値と積分されて、更新デジタル値へ
と変換される。
【0010】積分器103に印加される誤差信号は、入
力信号における変化および、A/D変換器104の分解
能の限界によるエイリアシング誤差を反映する(これは
D/A変換される信号に反映される)ばかりでなく、A
/D変換器104とD/A変換器105とによって生成
される出力信号の相補性からのずれに起因する誤差もま
た反映する。積分器103は、このような誤差をすべ
て、誤差源にかかわりなく累積する。したがって、累積
された誤差値における矛盾を避けるために、D/A変換
の分解能および正確さは、最終的なデシメートされたA
/D変換の分解能および正確さと、少なくとも同等でな
ければならない。すなわち、D/A変換器105は、フ
ィルタリングおよびデシメーション後の全体としてのA
/D変換器100と少なくとも同じ数のビットを、フィ
ルタリングおよびデシメーション後の全体としてのA/
D変換器100の最下位ビット(LSB)に対応する増
分値を下回ることのない正確さで、処理することができ
なければならない。
【0011】シグマ−デルタ変換器の性能は、通常、r
ms(実効)入力信号パワーを量子化雑音パワーで除す
ることによって算出される、信号対雑音比(SNR)で
表わされる。たとえば、従来の2次シグマ−デルタ・ア
ナログ区分(1つが2つの加算器および2つの積分器を
有する)については、以下の式(1)のようになる: SNR=M5*(30K2)/(Δ2П4) …式(1) 式中、Mは、ナイキスト速度に対するサンプリング速度
の比で規定される、オーバサンプリング比、Kは、変換
される入力信号のピーク振幅、および、Δは、それにわ
たって変換が行われる量子化器の範囲であって、これ
は、変換プロセスに関連して使用される基準電圧(Vr
ef)に依存する。
【0012】従来の2次シグマ−デルタ変換器の性能を
グラフ102、104および106(破線)として図2
に表わす。グラフ102、104および106はそれぞ
れ、オーバサンプリング比(M)が64、128および
256である場合の、SNRと相対入力信号パワーとの
関係を示す。基準電圧を一定とすると、グラフ102、
104および106の間の差は、オーバサンプリング比
(M)の差に基づく。オーバサンプリング比(M)が増
加すると、SNRレベルが連続的に増加して、ピーク1
08a、108b、および108cによって示されるよ
うに性能が向上する。たとえば、グラフ102(M=6
4)に対するピークSNR振幅108aは、およそ80
dBであり、これに対し、グラフ106(M=256)
の場合はおよそ110dBである。ピークSNR振幅
が、3つすべてのグラフ102、104および106に
ついて、相対入力パワー軸上のおよそ−6dBで生じる
ことに留意されたい。これは、グラフ102、104お
よび106の基となっているシグマ−デルタ変換器が、
同じ一定の基準電圧(Vref)を使用しているためで
ある。
【0013】グラフ102、104および106につい
て、範囲(Δ)は固定されて一定であり、基準電圧(V
ref)も一定である。範囲(Δ)はグラフ102に対
してのみ示されているが、グラフ104および106の
範囲(Δ)はオーバサンプリング速度(M)の増加にと
もなって増加する。なぜなら、範囲(Δ)は、グラフが
相対入力パワー軸と交差する(104、106について
は図示せず)点まで延びるためである。グラフ102の
範囲(Δ)は、相対入力パワー軸上の、およそ−85d
Bからゼロをわずかに上回るまでの範囲にわたる。しか
し、量子化器の飽和、クリッピングおよびひずみが−6
dBレベルより上で起こりやすいため、グラフ102の
動作範囲(Δ)は最高−6dBまでとして示される。そ
の地点を超えるとシグマ−デルタ変換器の性能が大幅に
低下するためである。
【0014】典型的に、範囲(Δ)はまた、入力電源電
圧レベル(Vdd)に依存する。性能を最適化するに
は、入力振幅(K)を量子化器のピークSNRレベルと
一致させることが望ましい。このピークは、グラフ10
2については108aにおいて−6dBで生じる。ピー
ク性能を判定するために、式(1)の範囲(Δ)を置換
することにより、(K≦Vdd/2について)以下の式
(2)が得られる: SNR=M5*(30K2)/((Vdd)2П4) …式(2) 式(2)を分析することによって、量子化器のピークS
NR性能が、入力振幅(K)が量子化器の範囲(Δ)の
1/2に合致するとき、すなわち、入力振幅(K)=V
dd/2であるときに達成される、と判断される。
【0015】しかし、信号が変化したり、シグマ−デル
タ変換器の用途が変わったりすることによって入力振幅
(K)が変動する場合に、問題が生じる。モデム技術等
の応用例においては、入力電圧の振幅、かつしたがって
相対入力パワーレベルは、種々の理由で変動する。変換
を要する入力信号を搬送する電話線の長さが増すと、そ
の線からモデムに印加される入力電圧は低減する傾向に
ある。したがって、シグマ−デルタ変換器の性能は、信
号源までの距離に応じて変化する。さらに、シグマ−デ
ルタ変換器は、セルラー方式の携帯電話、携帯カムコー
ダ、ポータブルコンピュータ、および上置きケーブルT
Vボックス等の、他の様々な応用に使用され得る。これ
らの応用例のいずれもが、変換がその中で実現される環
境または使用時間に応じて、入力信号の変動に直面する
おそれがある。
【0016】従来のシグマ−デルタ変換器の明らかな欠
点の1つは、大きく変動する入力信号に対処すること
も、高性能を維持することもできないことである。また
別の欠点は、飽和、クリッピングおよびひずみを避ける
よう、動作の範囲を移動させることができないことであ
る。
【0017】
【発明の概要】本発明に従えば、シグマ−デルタ・アナ
ログ−デジタル(A/D)変換器は、入力回路を含み、
該入力回路は、オーバサンプリングされたアナログ入力
電圧信号およびアナログ基準電圧信号を受取って加算す
る加算器と、加算器によって供給される加算された信号
を積分する積分器と、積分器の出力を、アナログ基準電
圧信号の振幅に基づいてデジタル信号に変換するアナロ
グ−デジタル変換器と、アナログ−デジタル変換器によ
って供給されるある数のビットによって表わされるデジ
タル信号を受取って、オーバサンプリング速度を下回る
速度でより多くの数のビットを供給するデシメータとを
有し、該変換器はさらに、アナログ−デジタル変換器に
よって供給されるデジタル信号、およびある時間期間に
わたるアナログ入力電圧信号の振幅電圧範囲に基づい
て、複数のアナログ基準電圧信号の中から選択的にアナ
ログ基準電圧信号をアナログ回路に提供する、調節可能
な基準電圧回路を含む。
【0018】本発明の別の局面に従えば、アナログ入力
電圧信号をデジタル出力信号に変換する方法は、アナロ
グ電圧信号を受取るステップと、ある時間期間にわたっ
て受取った入力アナログ電圧信号の入力振幅電圧範囲を
特定するステップと、入力振幅電圧範囲に対応する大き
さのフィードバック基準電圧信号を生成するステップ
と、入力アナログ信号を対応するデジタル信号に変換す
るステップとを含み、該変換するステップは、アナログ
入力電圧信号の相対入力パワーを測定することによって
判定される、アナログ信号がフィードバック基準電圧に
基づいてそれにわたってデジタル信号へと変換される動
作範囲を調節するステップを含む。
【0019】本発明の別の目的、利点および新規な特徴
は、以下の本発明の好ましい実施例の詳細な説明内に示
され、かつそれから明らかとなるであろう。
【0020】なお、添付の図面を参照するが、図中、同
じ参照番号が付された要素は、図面を通じて同様の要素
を表わす。
【0021】
【詳細な説明】図3は、離散的な時間期間202a、2
02b、および202cにわたって振幅が変化する、A
/D変換器に印加されるアナログ入力信号200のグラ
フ図である。時間期間202a、202b、および20
2cは典型的に、シグマ−デルタ変換器等のA/D変換
器が、シグマ−デルタ変換器がモデム内に配置されてい
る例においては電話線から入力信号をその間に受信す
る、時間区分である。時間期間202a、202bおよ
び202cは、ユーザまたはコンピュータが基準電圧範
囲204a、204bおよび204cを調節することが
できるように、また、シグマ−デルタ変換器がその後、
確実かつ正確な変換のために安定化することができるよ
うに、十分な長さを有するように選択される。
【0022】図3は、時間期間202にわたって変動す
る例示の入力電圧信号200、および、それらの時間期
間の間に性能を調節するために必要とされる基準電圧
(VREF)を示す。本発明に従った新規なA/D変換
器の構造および特徴を例示の目的で説明するために、モ
デムの例が与えられる。先に述べたように、長い電話線
にわたるモデム接続のために、アナログ入力信号200
は、時間期間202aの間、時間期間202bの間に入
力される振幅電圧と比較して、より低い振幅電圧となり
得る。図3に示すように、基準電圧レベル(Vref)
を調節することで、SNR(図2のy軸)によって測定
されるシグマ−デルタ変換器の性能レベルが変化する。
したがって、時間期間202aの間に受取った低い入力
電圧は、低い相対入力パワー(図2のx軸)に対応す
る。図2に従って、低い相対入力パワーは低いSNR値
を生み出す。このため、変換器が出力する雑音の量が、
出力信号と比較して増加し、これが、性能の低下につな
がる。ピークSNR値は、変換中に採用される基準電圧
レベルに依存するため、時間期間202b中には、より
受け容れ可能な性能を達成するために、基準電圧204
bに比べてより低い基準電圧204aが求められる。
【0023】図4は、集積回路「チップ」300のブロ
ック図である。これは、シグマ−デルタ変換を、変換中
の基準電圧レベル(Vref)を変動させながら行なっ
て、シグマ−デルタ変換性能を動的に調節する、本発明
に従った集積回路チップである。回路300は、アナロ
グ変調器302と、デジタルアナログ(D/A)変換器
304とを含み、これら2つが合せて、図1に示したの
と同様のシグマ−デルタA/D変換器310を形成す
る。シグマ−デルタ変換では、主基準電圧発生器311
によって基準電圧信号(Vref)をD/A変換器30
4に供給する必要がある。この基準電圧信号は、1対の
電圧入力312と加算されて、アナログ変調器302内
で使用される誤差信号が導出される。アナログ変調器3
02によって行なわれる変換プロセスは、クロック発生
器314によって同期される。アナログ変調器302
は、入力312においてオーバサンプリングされた入力
アナログ電圧信号を受取り、これらの信号を、2進のデ
ジタル出力(単一ビット)に変換する。これはデシメー
タ316に供給される。デシメータ316は、2進のデ
ジタル出力を受取って、それらのビットの各々を多ビッ
トのデジタル語に変換する。このデジタル語は、変調器
302からのデジタル出力よりもより高い分解能(より
多くのビット)を有するが、該デジタル語の2進値が入
力312において受取られたオーバサンプルアナログ入
力信号の振幅を正確に表わすように、オーバサンプリン
グ周波数よりも低い周波数(ナイキスト周波数)で出力
される。
【0024】クロック発生器314は、従来の態様で動
作して、4.4MHzとして示される入力周波数を4な
どの指数で除することによって、4つの1.1MHz出
力クロック(Clk Out)を提供する。これらの出力
クロック(Clk Out)は、種々の切換要素を同期さ
せるタイミング機構を提供する。これについては下に説
明する。
【0025】図5は、プログラム可能な基準電圧を提供
するための、本発明の特定的な実施例を概略的に示す図
である。シグマ−デルタ変換器310は、図4に示した
ものとは異なるD/A変換器304を含むが、図5の残
りの要素は、アナログ変調器302の1部分である。
【0026】回路304は、アナログ信号を、1対のフ
ィードバック経路402に沿って加算器410に出力す
る。回路304は電圧発生器418もまた含むが、電圧
発生器418は、主基準電圧発生器311によって供給
される電圧を受取って、ゲインマルチプレクサ420に
対して複数の基準電圧(±Vref1-8)を供給する。
電圧発生器418およびゲインマルチプレクサ420の
組合せにより、基準電圧回路304が、複数の基準電圧
の中から正および負の極性の電圧の対を選択的に加算器
410に提供することができるようになる。ゲインレジ
スタ430とマイクロプロセッサバスインターフェイス
432との組合せによって、選択信号がゲインマルチプ
レクサ420に供給され、それにより、シグマ−デルタ
変換器310の動作がプログラム可能に、かつしたがっ
て調節可能になる。
【0027】マイクロプロセッサバスインターフェイス
432は、従来のコンピュータバスと接続することがで
き、それにより、ユーザまたはコンピュータが、ゲイン
マルチプレクサ420によって供給される基準電圧の選
択を制御することが可能となる。マイクロプロセッサバ
スインターフェイス432は、選択信号をゲインレジス
タ430に供給し、ゲインレジスタ430は、レジスタ
0〜7のうちの1つに適切なデジタル情報をロードし
て、入力信号の振幅に最も近い基準電圧が選択されるよ
うにする。ゲインレジスタ430のレジスタ0〜7は、
それらレジスタ0〜7の活性化によって、ゲインマルチ
プレクサ420が離散的な基準電圧レベルのどのレベル
で基準電圧信号を電圧発生器418からフィードバック
経路402を介して加算器410に供給するかを特定す
ることができるように、予め定められた態様で複数の基
準電圧レベルに対応する。フィードバック経路402は
各々、正または負の極性の基準電圧の1つを搬送し、そ
の極性は、電圧入力312において受取られるアナログ
入力信号に基づく。
【0028】加算器410は、1対の電圧入力312
(Vin+、Vin−)に接続されて、変換を要する入
力信号および、基準電圧回路304からの正または負の
極性の基準電圧を受取る。加算器410は、2対のスイ
ッチS1およびS2を含む。これらのスイッチは、まず
S1が、その後S2が順次閉じて、(Vin+)プラス
(+Vref)、および、(Vin−)プラス(−Vr
ef)というように、それぞれの入力信号が基準電圧信
号に付加される。
【0029】クロック発生器314は、すべてのスイッ
チS1、S2、S3およびS4の閉じるタイミングを制
御する。クロック発生器314は、図4に示すように、
4.4MHzクロックであり得る入力クロック(clk
in)を受取る。例示の目的で、クロック発生器31
4は、たとえば1MHzまたは100MHzの受入れ可
能な任意の速度で、入力クロック(clk in)のオ
ーバサンプリングを行なって、入力クロック(clk
in)の周波数が4で除された(clkin/4)、4
つのクロックを生成する。
【0030】スイッチS2の開閉を通じるサイクルにお
いて、加算された信号が積分器440に供給される。ま
ず、キャパシタC1が加算器から信号を引いて、スイッ
チS3がクロック発生器314によって閉じられるまで
蓄積する。これにより、キャパシタC1が、スイッチS
3に接続された仮想接地に対して信号を供給することが
可能となる。信号がスイッチS3に供給されたほぼ直後
にスイッチS4が閉じられ、それにより、信号がキャパ
シタC2と演算増幅器(op amp)444との組合
せに供給され、そこで積分が行なわれる。演算増幅器4
44は、積分された信号を、最初の加算器と同様の別の
加算器410に供給する。
【0031】ここに開示される原理は、性能を調節する
ために基準電圧がフィードバック経路に沿って供給され
る、あらゆる種類のシグマ−デルタ変換器に当てはまる
ものと理解されたい。また、加算器410と積分器44
0との組合せが、切換えられるキャパシタのネットワー
クであると考えられるが、本発明がそのような実施例に
限定されるものではないことも理解されたい。
【0032】上述の種類の大半のアナログ変調器の場合
と同様に、比較器450は2つの加算器410と2つの
積分器440とを通じてとられる複数の順方向経路に沿
って供給される、複数の信号を比較する。比較器450
において、入力Vin+およびVin−によって供給さ
れる信号の極性が比較されて、Vin+の極性が正であ
るかどうかが判定される。もしそうであれば、比較器4
50はゲインマルチプレクサ420に「ハイ」の信号を
供給する。これは、所定のしきい値よりも高い電圧レベ
ルであり得る。Vin+上の信号の極性が負である場合
には、比較器は「ロー」の信号をゲインマルチプレクサ
420に供給する。比較器450の重要性は、ゲインマ
ルチプレクサ420に供給されるハイの信号が、ゲイン
マルチプレクサ420がVin+に至るフィードバック
経路に沿って正の基準電圧信号を供給し続けなければな
らないことを示すことである。さもなければ、負の基準
電圧信号がVin+につながるフィードバック経路に沿
って供給されてしまう。この種の判定、およびゲインマ
ルチプレクサ420が自身に供給される出力の極性を調
節する方法は、従来技術による。
【0033】図6は、本発明の1実施例の該略図であっ
て、変換器に種々の基準電圧を提供する方法を示すもの
である。電圧発生器418は、ソース電圧514(Vd
d)と接地516との間に直列に接続される抵抗器51
2を有する、線形の抵抗器のツリー510を含む。抵抗
器512は、ソース電圧514と接地との中間地点であ
る(Vrefで示される)電圧基準点518を中心に、
対称的に重み付けされているので、点518における電
圧はVdd/2である。抵抗器512は、点518を中
心とする対称関係が保たれている限り、どのような構成
に配することも可能である。例示の目的で、指数的に重
み付けされた線形の抵抗器のツリー構成を以下に説明す
る。
【0034】ゲインマルチプレクサ420は、複数のパ
スゲート520を含み、その各々は、PMOSトランジ
スタ522およびNMOSトランジスタ524、ならび
に、PMOSトランジスタのゲートに接続されるインバ
ータ526を含む。各パスゲート520のNMOSトラ
ンジスタ524およびインバータ526は、ゲインレジ
スタ430につながる選択線に接続されている。選択線
50、51、52および53は、ゲインレジスタ430
内のレジスタ0〜3に対応する。選択線50、51、5
2および53のみが図6に示されているが、電圧発生器
418によって与えられるどのような数の電圧からの選
択も可能となるように、対応するどのような数の選択線
が配されてもよい。
【0035】再び図6を参照して、ゲインレジスタ43
0内のレジスタ3(図5)を選択することによって、信
号が選択線53に沿って供給されて、選択線53に接続
されたパスゲートが活性化される。選択線53は、ゲイ
ンレジスタ430に最も近いパスゲート524および、
ゲインレジスタ430から最も遠いパスゲート524を
活性化する。ソース電圧(Vdd)514が正の5ボル
トであると仮定すると、中間点518における電圧は
2.5ボルトであって、抵抗器512の間の点P1H、
P2H、P3H、P4H、およびP1L、P2L、P3
L、P4Lにおける電圧は、抵抗分割によって決定され
る。
【0036】例示の実施例においては、抵抗器512
は、指数的な態様で点518を中心として対称的に重み
付けされている。したがって、たとえば、点518とP
1との間の抵抗器は、100オームの値を有し、点P1
とP2の間の抵抗器は1キロオーム、点P2とP3の間
の抵抗器は10キロオーム、点P3とP4の間の抵抗器
は100キロオーム、そして、P4HとVddの間(お
よび、P4Lと点516の間)の抵抗器は1メガオーム
の値を有し得る。出力線562および564にそれぞれ
ゲインマルチプレクサ420によって供給される、P4
HおよびP4Lにおける電圧を計算すると、選択線53
が選ばれた場合には、以下のようになる: P4=Vdd*(Rtot)/Rsum 変数Rsumは、指数的に重み付けされた線形の抵抗器
ツリー510内のすべての抵抗器512の合計に等し
く、変数Rtotは、点516と、この例においてはP
4HおよびP4Lである、対象となる点との間の抵抗の
総和に等しい。P4Hに対するRtotは、Rsum−
1メガオームに等しく、P4Lに対するRtotは、1
メガオームに等しい。この例においては、Rsumは、
2*(1メガオーム+100キロオーム+10キロオー
ム+1キロオーム+100オーム)、すなわち、2,2
22,200オームとなる。したがって、P4H=5.
0*(0.55)=2.75ボルト、およびP4L=
5.0*(0.45)=2.25ボルトである。言い換
えれば、ソース電圧が5.0ボルト、基準電圧が2.5
ボルトであって、選択線53が選ばれた場合、差動的な
変動は0.5ボルトとなって、点562における電圧は
2.75ボルトに、点564における電圧は2.25ボ
ルトになる。
【0037】選択線52を選ぶと、基準電圧Vrefを
中心とした上下の電圧差が減じられる。特定的には、電
圧P3HおよびP3Lが、選択線52に接続されるパス
ゲートを通される。すると、ゲインマルチプレクサ42
0によって点562および564に供給される電圧はそ
れぞれ、5.0*(Rsum−1メガオーム−100キ
ロオーム)/Rsum=5.0*(0.505)=2.
52ボルト、および、5.0*(0.495)=2.4
7ボルトとなる。差動的な変動は0.05ボルトであ
り、これは、選択線53を選んだ場合と比較して、アナ
ログ変調器302に供給される基準電圧において90%
もの大幅な調節がなされることを意味する。キャパシタ
570は、雑音を低下させる安定化器として、点562
の各々に接続される。ゲインマルチプレクサ420は、
点518、562および564における電圧を、それぞ
れVref、+Vref、および−Vrefとして供給
する。場合によっては、ゲインマルチプレクサ420
が、点518、562および564における電圧を、ド
ライバ580に供給し、ドライバ580がそれら電圧を
バッファリングして、それぞれVref、+Vref、
および−Vrefとしてシグマ−デルタ・アナログ変調
器302に駆動する構成としてもよい。
【0038】ドライバ580は、従来のバイアス発生器
584に各々が接続される、従来のソースフォロア演算
増幅器(op amp)582を含み、それらは、ソー
スフォロア582からの電圧Vref、+Vrefおよ
び−Vrefの供給をオンまたはオフにするよう動作す
る。
【0039】再び図2を参照して、本発明の動作を、上
述のオリジナルの動作と比較する。特定的には、グラフ
102、104および106の説明は、一定の基準電圧
およびオーバサンプリング比(それぞれ、M=64、1
28、256)を有する、シグマ−デルタA/D変換器
の動作に対応している。グラフ602、604、606
は、同じオーバサンプリング比(M)を有する同じシグ
マ−デルタA/D変換器の動作を示すが、それらのグラ
フはグラフ102、104、106に比べて左に移動さ
れている。この左への移動は、シグマ−デルタ変換器の
性能の変化を表わし、ピーク振幅608a、608b、
608cが相対入力パワー軸をおよそ−16dBで横切
るようにされている。SNR値は、それぞれのオーバサ
ンプリング比について変化しないものと理解されたい。
【0040】この左への移動は、スイッチS2(図5)
へとフィードバック経路402を介して入力される基準
電圧を減じることによって行なわれる。この基準電圧の
低減は、1実施例においては、ゲインマルチプレクサ4
20を使用して、基準電圧発生器418によって供給さ
れる1対の基準電圧±Vrefを通すことによって達成
される。このような基準電圧の低減は、マイクロプロセ
ッサバスインターフェイス432と組合せてゲインレジ
スタ430を使用することにより、図6の選択線53に
対応するレジスタ3に代えて選択線52に対応するレジ
スタ2を選択することによって、達成することができ
る。
【0041】図2において、相対入力パワーに対するS
NRのグラフを602、604、608で示されるグラ
フへと左に移動することの主要な利点は、より小さな入
力信号に対して、より高い性能に相当する、より大きな
SNRが得られることである。たとえば、M=256に
関しては、−80dBの入力パワーにおいて、SNRは
40dB(点620)から45dB(点622)に増加
する。このことは、より小さい基準電圧レベル(Vre
f)を使用するシグマ−デルタA/D変換器が、−80
dBの相対入力パワー信号レベルに対して、より好適で
あることを示唆している。しかし、ピーク振幅もまた、
点108cから608cへと、より低いパワーレベル
(それぞれ、−6dBから−16dB)に移動する。
【0042】以上により、上述のシグマ−デルタA/D
変換器の実施例は、信号対雑音比に関して高レベルの性
能を提供しながら電圧入力の変動するピーク振幅に対処
し、変換中に使用される、変換性能のレベルを決定する
基準電圧レベルを調節し、また、飽和、クリッピングお
よびひずみを避けるよう動作の範囲を移動することがで
きる。
【0043】これらの利点は、以下のようなシグマ−デ
ルタ・アナログ−デジタル(A/D)変換器によって達
成される。すなわち、入力回路を含み、該入力回路は、
オーバサンプリングされたアナログ入力電圧信号および
アナログ基準電圧信号を受取って加算する加算器と、加
算器によって供給される加算された信号を積分する積分
器と、積分器の出力をアナログ基準電圧信号の振幅に基
づいてデジタル信号に変換するアナログ−デジタル変換
器と、アナログ−デジタル変換器によって供給されるあ
る数のビットによって表わされるデジタル信号を受取っ
て、オーバサンプリング速度を下回る速度でより多くの
数のビットを供給するデシメータとを有し、該変換器は
さらに、アナログ−デジタル変換器によって供給される
デジタル信号および、ある時間期間にわたるアナログ入
力電圧信号の振幅電圧範囲に基づいて、複数のアナログ
基準電圧信号の中から選択的にアナログ基準電圧信号を
アナログ回路に提供する、調節可能な基準電圧回路を含
む、変換器である。
【0044】該利点はまた、以下のステップを含むアナ
ログ入力電圧信号をデジタル出力信号に変換する方法に
よって達成される。すなわち、アナログ電圧信号を受取
るステップと、ある時間期間にわたって受ける入力アナ
ログ電圧信号の入力振幅電圧範囲を特定するステップ
と、入力振幅電圧範囲に対応する大きさのフィードバッ
ク基準電圧信号を生成するステップと、入力アナログ信
号を対応するデジタル信号に変換するステップとを含
み、該変換するステップは、アナログ入力電圧信号の相
対入力パワーを測定することによって判定される、アナ
ログ信号がフィードバック基準電圧に基づいてそれにわ
たってデジタル信号に変換される動作範囲を調節するス
テップを含む、方法である。
【0045】以上に、本発明を、現時点において最も実
用的でありかつ好ましいと考えられる実施例について説
明したが、本発明が開示の実施例に限定されるものでは
なく、逆に、前掲の請求の範囲および精神内に含まれる
種々の変形例および等価の構成をも網羅するものである
ことを理解されたい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来のシグマ−デルタ変換器を示す図であ
る。
【図2】 従来のシグマ−デルタ変換器の動作を表わす
グラフ図である。
【図3】 変動するアナログ入力信号および、入力電圧
における変動に合せて性能を調節するのに使用される基
準電圧を表わすグラフ図である。
【図4】 本発明に従った調節可能な基準電圧を有する
シグマ−デルタ変換器のブロック図である。
【図5】 本発明の1実施例を表わす概略図であって、
変換器に対してプログラム可能な基準電圧を提供するた
めの好ましい方法を表わす図である。
【図6】 本発明の別の実施例を表わす概略図であっ
て、変換器に対して種々の基準電圧を提供する方法を表
わす図である。
【符号の説明】
300 集積回路チップ、302 アナログ変調器、3
04 デジタルアナログ変換器、310 シグマ−デル
タA/D変換器、311 主基準電圧発生器、312
電圧入力、314 クロック発生器、316 デシメー
タ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジェイムズ・シィ・モリツィオ アメリカ合衆国、27703 ノース・カロラ イナ州、ダーラム、ハクシィ・グレン・コ ート、5114 (72)発明者 マイケル・シィ・ホーク アメリカ合衆国、27613 ノース・カロラ イナ州、ローリー、サルカーク・ドライ ブ、9209 (72)発明者 スコット・タカー アメリカ合衆国、27613 ノース・カロラ イナ州、ローリー、リン・ポイント・レー ン、4200、アパートメント・エフ (72)発明者 エリザベス・ダンフォード アメリカ合衆国、27713 ノース・カロラ イナ州、ダーラム、ウォーターフォード・ バリー・ドライブ、4312−1315

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シグマ−デルタ・アナログ−デジタル
    (A/D)変換器であって、該変換器は入力回路を含
    み、該入力回路はオーバサンプリングされたアナログ入
    力電圧信号およびアナログ基準電圧信号を受取って加算
    する加算器と、 前記加算器によって供給される前記加算された信号を積
    分する積分器と、 前記積分器の出力を前記アナログ基準電圧信号の振幅に
    基づいてデジタル信号に変換するアナログ−デジタル変
    換器と、 前記アナログ−デジタル変換器によって供給されるある
    数のビットによって表わされるデジタル信号を受取り、
    かつオーバサンプリング速度を下回る速度でより多くの
    数のビットを供給するデシメータとを有し、該変換器は
    さらに該アナログ−デジタル変換器によって供給される
    デジタル信号、およびある時間期間にわたる前記アナロ
    グ入力電圧信号の振幅電圧範囲に基づいて、複数のアナ
    ログ基準電圧信号の中から選択的に前記アナログ基準電
    圧信号を前記アナログ回路に提供する、調節可能な基準
    電圧回路を含む、変換器。
  2. 【請求項2】 該調節可能な基準電圧回路は、該アナロ
    グ入力電圧信号の相対入力パワーによって測定される、
    前記入力回路がそれにわたって入力アナログ信号を前記
    デジタル信号へと変換する動作範囲を移動するよう、特
    定の基準電圧を供給するアナログマルチプレクサおよび
    ゲインバッファを含む、請求項1に記載のシグマ−デル
    タA/D変換器。
  3. 【請求項3】 該調節可能な基準電圧回路は、電圧発生
    器、ゲインマルチプレクサおよびバッファをさらに含
    み、該電圧発生器は、前記複数のアナログ基準電圧信号
    を前記ゲインマルチプレクサに供給し、前記ゲインマル
    チプレクサは、変換がそれにわたって行なわれる動作範
    囲を制御する、請求項1に記載のシグマ−デルタA/D
    変換器。
  4. 【請求項4】 前記調節可能な基準電圧回路は、 バスインターフェイスユニットと、 前記バスインターフェイスユニットと前記ゲインマルチ
    プレクサとの間に接続されるゲインレジスタとをさらに
    含み、 前記バスインターフェイスユニットおよび前記ゲインレ
    ジスタは、選択された動作範囲の選択を前記ゲインマル
    チプレクサに提供し、前記動作範囲選択は、前記時間期
    間にわたる前記アナログ入力電圧信号の振幅電圧範囲に
    基づく、請求項3に記載のシグマ−デルタA/D変換
    器。
  5. 【請求項5】 前記ゲインマルチプレクサは、 供給電圧と接地との間に接続される線形の抵抗器のツリ
    ーと、 前記線形の抵抗器のツリーに接続されかつゲインレジス
    タの数に対応する、複数の選択可能な対のパスゲートと
    をさらに含み、前記パスゲートは、前記ゲインレジスタ
    によって提供される動作範囲選択の指示に基づいて前記
    供給電圧の1部分を通す、請求項4に記載のシグマ−デ
    ルタA/D変換器。
  6. 【請求項6】 前記線形の抵抗器のツリーは、指数的に
    重み付けされる、請求項5に記載のシグマ−デルタA/
    D変換器。
  7. 【請求項7】 前記ゲインマルチプレクサから出力され
    る前記供給電圧の前記1部分を、前記入力回路に供給さ
    れる前にバッファ処理するソースフォロア演算増幅器を
    さらに含む、請求項5に記載のシグマ−デルタA/D変
    換器。
  8. 【請求項8】 前記デジタル信号をアナログ信号に変換
    して前記シグマ−デルタ変換器から出力するデシメータ
    をさらに含む、請求項5に記載のシグマ−デルタA/D
    変換器。
  9. 【請求項9】 アナログ電圧信号を受取るステップと、 ある時間期間にわたって受ける前記入力アナログ電圧信
    号の入力振幅電圧範囲を特定するステップと、 前記入力振幅電圧範囲に対応する大きさのフィードバッ
    ク基準電圧信号を生成するステップと、 前記入力アナログ信号を対応するデジタル信号に変換す
    るステップとを含み、該変換するステップは、該アナロ
    グ入力電圧信号の相対入力パワーを測定することによっ
    て判定される、前記アナログ信号が前記フィードバック
    基準電圧に基づいてそれにわたって変換される動作範囲
    を調節するステップを含む、信号処理方法。
  10. 【請求項10】 前記デジタル出力値をデシメートし
    て、前記入力アナログ電圧信号のナイキスト速度を上回
    る速度でサンプリングされるデジタル出力を得るステッ
    プをさらに含む、請求項9に記載の方法。
  11. 【請求項11】 該フィードバックされる基準電圧を変
    化させて、前記変換がそれにわたって行なわれる動作範
    囲を移動させるステップをさらに含む、請求項10に記
    載の方法。
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