JP2000231976A - 端子圧着状態検査装置およびそれを備えた端子圧着装置 - Google Patents

端子圧着状態検査装置およびそれを備えた端子圧着装置

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JP2000231976A
JP2000231976A JP11032773A JP3277399A JP2000231976A JP 2000231976 A JP2000231976 A JP 2000231976A JP 11032773 A JP11032773 A JP 11032773A JP 3277399 A JP3277399 A JP 3277399A JP 2000231976 A JP2000231976 A JP 2000231976A
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crimping
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crimp
electric wire
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Tadashi Sugino
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 撮像カメラの撮像画像に基づいて圧着状態の
良否の検査を自動的に行うことができ、検査効率の向上
が図れる端子圧着検査装置およびそれを備えた端子圧着
装置を提供する。 【解決手段】 この端子圧着検査装置は、搬送装置によ
って搬送される雄端子3が圧着された電線1の搬送経路
上に設けられたセット位置に、雄端子3を上下左右から
挟み込んで位置決め保持する第1および第2の保持機構
51,53と、その位置決め保持された雄端子3を前方
から撮像する撮像カメラ57と、照明ユニット55と、
検査制御部とを備えている。検査制御部は、撮像カメラ
57が撮像した撮像画像に基づき、電線圧着部23の圧
着状態の良否、雄端子3自体の変形の有無、雄端子部2
1の外径サイズの良否、電線当接片25と電線1と間の
隙間83の有無、芯線5およびガラス編組9の飛び出し
の有無、および電線1の入り込み過ぎの有無を判定する
ようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、所定形状を有する
圧着端子(特に、ディストリビュータ接続用の雄端子)
と電線との圧着状態を検査する端子圧着状態検査装置お
よび端子圧着状態検査装置を備えた端子圧着装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来では、ディストリビュータ接続用の
雄端子と電線との圧着状態の検査は、専ら作業者による
目視検査によって行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、目視検
査では、作業者が目視により全品をいちいち検査しなけ
ればならず、検査工程に手間と時間がかかり、効率が悪
いという問題がある。
【0004】そこで、本発明は前記問題点に鑑み、撮像
カメラの撮像画像に基づいて圧着状態の良否の検査を自
動的に行うことができ、検査効率の向上が図れる端子圧
着検査装置および端子圧着状態検査装置を備えた端子圧
着装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の技術的手段は、検査対象となる圧着端子は、雄端子部
と、前記雄端子部の後端から後方側に延設される電線圧
着部と、前記雄端子部と前記電線圧着部との間に形成さ
れた電線当接片とを備えており、前記雄端子部は、前後
に開口する断面略C字形の略筒状の形状を有し、その長
手方向に延びる間隙部が上方に開口するように設けられ
ており、前記電線圧着部は、圧着状態において下側から
C字状に抱え込むようにして所定の電線を圧着保持する
左右一対の圧着バレルを有しており、前記電線当接片
は、圧着状態において露出された内部の芯線が前記電線
の外周側に折り込まれた状態で前記電線の端面の一部が
当接されるようになっており、前記電線は、所定の長さ
に切断されてその軸心回りに回転されることなく所定の
搬送方向に所定の搬送手段によって間欠的に順次搬送さ
れ、その搬送経路上において所定の圧着機により、前記
雄端子部の前記間隙部が上方を向くように前記圧着端子
と順次圧着されるようになっている前記圧着端子と前記
電線との圧着状態を検査する端子圧着状態検査装置であ
って、前記搬送経路上における前記圧着機の下流側の所
定位置に、前記電線と圧着された前記圧着端子の前記雄
端子部の前方側の開口部に対向するように配置され、前
方から前記圧着端子を撮像する撮像カメラと、前記撮像
カメラが撮像した撮像画像に基づき、前記雄端子部の前
記間隙部が真上に向いた状態で前記電線と圧着されてい
る場合に、前記圧着端子の前記雄端子部の略C字形の前
端面における前記間隙部を挟んで対向する両周端部をそ
れぞれ内包する位置に第1および第2の検出領域を前記
撮像画像中に設定し、前記撮像画像中から前記両周端部
を認識し、前記両周端部がそれぞれ前記第1おより前記
第2の検出領域内に位置し、かつ、前記両周端部間の幅
の大きさが所定の許容誤差範囲内にあるか否かを判定す
ることにより、前記圧着状態の良否を判定する判定手段
と、を備えることを特徴とする。
【0006】また、前記目的を達成するための技術的手
段は、検査対象となる圧着端子は、雄端子部と、前記雄
端子部の後端から後方側に延設される電線圧着部と、前
記雄端子部と前記電線圧着部との間に形成された電線当
接片とを備えており、前記雄端子部は、前後に開口する
断面略C字形の略筒状の形状を有し、その長手方向に延
びる間隙部が上方に開口するように設けられており、前
記電線圧着部は、その前方側の各端部が前記電線当接片
から後方に所定距離だけ離間された位置に位置するよう
に設けられ、圧着状態において下側からC字状に抱え込
むようにして所定の電線を圧着保持する左右一対の圧着
バレルを有しており、前記電線当接片は、圧着状態にお
いて露出された内部の芯線が前記電線の外周側に折り込
まれた状態で前記電線の端面の一部が当接されるように
なっており、前記圧着端子は、圧着状態において前記雄
端子部の前方から前記圧着端子を見ると、前記雄端子部
の内側に前記電線の端面の少なくとも上側の外周を視認
でき、前記両圧着バレルの少なくともいずれか一方が前
記電線の前記端面の後方に隠れるようになっている前記
圧着端子と前記電線との圧着状態を検査する端子圧着状
態検査装置であって、所定のセット位置にセットされた
圧着完了後の前記圧着端子の前記雄端子部の前方側の開
口部に対向配置され、前方から前記圧着端子を撮像する
撮像カメラと、前記撮像カメラが撮像した撮像画像に基
づき、前記両圧着バレルの先端部付近の前方に位置して
いる前記電線の前記端面の頂部の左右両側をそれぞれ内
包するように第3および第4の検出領域を前記撮像画像
中に設定し、前記第3および前記第4の各検出領域内に
前記各圧着バレルが映っているか否かを判定し、前記第
3および前記第4の両方またはいずれか一方の検出領域
内に前記各圧着バレルが映っていない場合には、前記圧
着状態が良好であると判定する一方、前記第3および前
記第4の両方またはいずれか一方の検出領域内に前記各
圧着バレルが映っている場合には、前記圧着状態が不良
であると判定する判定手段と、を備えることを特徴とす
る。
【0007】さらに、前記目的を達成するための技術的
手段は、検査対象となる圧着端子は、雄端子部と、前記
雄端子部の後端から後方側に延設され、所定の電線と圧
着される電線圧着部と、前記雄端子部と前記電線圧着部
との間に形成された電線当接片とを備えており、前記雄
端子部は、前後に開口する断面略C字形の略筒状の形状
を有し、その長手方向に延びる間隙部が上方に開口する
ように設けられており、前記電線は、皮剥ぎされて露出
されたその芯線が、その電線の外周側に折り込まれた状
態で前記電線当接片に当接されて前記電線圧着部と圧着
されるようになっている前記圧着端子と前記電線との圧
着状態を検査する端子圧着状態検査装置であって、所定
のセット位置にセットされた圧着完了後の前記圧着端子
の前記雄端子部の前方側の開口部に対向配置され、前方
から前記圧着端子を撮像する撮像カメラと、前記撮像カ
メラが撮像した撮像画像に基づき、その撮像画像中にお
いて前記電線当接片の外周を囲むように第5の検査領域
を設定し、その第5の検査領域内に前記電線の前記芯線
が映っているか否かを判定し、前記芯線が映っていない
場合には前記圧着状態が良好であると判定する一方、前
記芯線が映っている場合には前記圧着状態が不良である
と判定する判定手段と、を備えることを特徴とする。
【0008】また、好ましくは、前記電線は、前記芯線
と、前記芯線の外周に設けらる絶縁性の略黒色の絶縁層
と、その絶縁層の外周に設けられる略白色のガラス編組
と、そのガラス編組の外周に設けられる略黒色の最外被
覆とを備えており、前記電線当接片は、圧着状態におい
て前記電線の端面の一部を覆うようにその端面に当接し
ており、前記判定手段は、前記第5の検査領域内に前記
電線の前記ガラス編組が映っているか否かを判定し、前
記ガラス編組が映っていない場合には前記圧着状態が良
好であると判定する一方、前記ガラス編組が映っている
場合には前記圧着状態が不良であると判定するのがよ
い。
【0009】さらに、前記目的を達成するための技術的
手段は、検査対象となる圧着端子は、雄端子部と、前記
雄端子部の後端から後方側に延設され、所定の電線と圧
着される電線圧着部と、前記雄端子部と前記電線圧着部
との間に形成された電線当接片とを備えており、前記雄
端子部は、前後に開口する断面略C字形の略筒状の形状
を有し、その長手方向に延びる間隙部が上方に開口する
ように設けられており、前記電線当接片は、前記圧着端
子の軸心方向と垂直に交わるように前記圧着端子の底壁
部から立設され、圧着状態において、露出された内部の
芯線が前記電線の外周側に折り込まれた状態で前記電線
の端面が当接されるようになっている前記圧着端子と前
記電線との圧着状態を検査する端子圧着状態検査装置で
あって、前記セット位置にセットされた圧着完了後の前
記圧着端子の前記雄端子部の前方側の開口部に対向配置
され、前方から前記圧着端子を撮像する撮像カメラと、
前記撮像カメラが撮像する前記圧着端子に向けて、前方
から所定の照明光を照射する照明手段と、前記撮像カメ
ラが撮像した撮像画像に基づき、前記撮像画像中におい
て前記圧着状態が適切である場合に前記電線当接片が位
置する位置に、その電線当接片の外縁からはみ出さない
ように第6の検査領域を設定するとともに、前記撮像画
像上における前記第6の検査領域内の画像の明るさを検
出し、検出した前記明るさが所定の基準値以上である場
合には、前記圧着状態が良好であると判定する一方、検
出した前記明るさが前記基準値未満である場合には、前
記圧着状態が不良であると判定する判定手段と、を備え
ることを特徴とする。
【0010】また、前記目的を達成するための技術的手
段は、検査対象となる圧着端子は、雄端子部と、前記雄
端子部の後端から後方側に延設される電線圧着部と、前
記雄端子部と前記電線圧着部との間に形成された電線当
接片とを備えており、前記雄端子部は、前後に開口する
断面略C字形の略筒状の形状を有し、その長手方向に延
びる間隙部が上方に開口するように設けられており、前
記電線圧着部は、その前方側の各端部が前記電線当接片
から後方に所定距離だけ離間された位置に位置するよう
に設けられ、圧着状態において下側からC字状に抱え込
むようにして所定の電線を圧着保持する左右一対の圧着
バレルを有しており、前記電線当接片は、前記圧着端子
の軸心方向と垂直に交わるように前記圧着端子の底壁部
から立設されており、圧着状態において電線の端面の一
部が当接されるようになっており、前記電線は、皮剥ぎ
されて露出されたその芯線が、その電線の外周側に折り
込まれた状態で前記電線当接片に当接されて前記電線圧
着部に圧着されるようになっており、さらに前記電線
は、所定の長さに切断されてその軸心回りに回転される
ことなく所定の搬送方向に所定の搬送手段によって間欠
的に順次搬送され、その搬送経路上において所定の圧着
機により、前記雄端子部の前記間隙部が上方を向くよう
に前記圧着端子と順次圧着されるようになっており、前
記圧着端子は、圧着状態において前記雄端子部の前方か
ら前記圧着端子を見ると、前記雄端子部の内側に前記電
線の端面の少なくとも上側の外周を視認でき、前記両圧
着バレルの少なくともいずれか一方が前記電線の前記端
面の後方に隠れるようになっている前記圧着端子と前記
電線との圧着状態を検査する端子圧着状態検査装置であ
って、前記搬送経路上における前記圧着機の下流側の前
記所定位置に、前記電線と圧着された前記圧着端子の前
記雄端子部の前方側の開口部に対向するように配置さ
れ、前方から前記圧着端子を撮像する撮像カメラと、前
記撮像カメラが撮像する前記圧着端子に向けて、前方か
ら所定の照明光を照射する照明手段と、前記撮像カメラ
が撮像した撮像画像に基づき、前記撮像カメラが撮像し
た前記圧着端子と前記電線との前記圧着状態の良否を判
定する判定手段と、を備え、前記判定手段は、前記撮像
画像に基づき、前記雄端子部の前記間隙部が真上に向い
た状態で前記電線と圧着されている場合に、前記圧着端
子の前記雄端子部の略C字形の前端面における前記間隙
部を挟んで対向する両周端部をそれぞれ内包する位置に
第1および第2の検出領域を前記撮像画像中に設定し、
前記撮像画像中から前記両周端部を認識し、前記両周端
部がそれぞれ前記第1おより前記第2の検出領域内に位
置し、かつ、前記両周端部間の幅の大きさが所定の許容
誤差範囲内にあるか否かを判定する第1の判定部と、前
記撮像画像に基づき、前記両圧着バレルの先端部付近の
前方に位置している前記電線の前記端面の頂部の左右両
側をそれぞれ内包するように第3および第4の検出領域
を前記撮像画像中に設定し、前記第3および前記第4の
両方またはいずれか一方の検出領域内に前記各圧着バレ
ルが映っていないか否かを判定する第2の判定部と、前
記撮像画像に基づき、その撮像画像中において前記電線
当接片の外周を囲むように第5の検査領域を設定し、そ
の第5の検査領域内に前記電線の前記芯線が映っている
か否かを判定する第3の判定部と、前記撮像カメラが撮
像した撮像画像に基づき、前記撮像画像中において前記
圧着状態が適切である場合に前記電線当接片が位置する
位置に、その電線当接片の外縁からはみ出さないように
第6の検査領域を設定するとともに、前記撮像画像上に
おける前記第6の検査領域内の画像の明るさを検出し、
検出した前記明るさが所定の基準値以上であるか否かを
判定する第4の判定部と、のうちの少なくとも2以上の
前記判定部を備え、その具備するすべての前記判定部の
判定結果が肯定的である場合にのみ前記圧着状態が良好
であると判定することを特徴とする。
【0011】さらに、好ましくは、前記圧着端子は、デ
ィストリビュータ接続用の雄端子であるのがよい。
【0012】また、前記目的を達成するための技術的手
段は、請求項6に記載の端子圧着状態検査装置を備えた
端子圧着装置であって、所定長さに切断された前記電線
を、前記電線の軸心回りに回転させることなく所定の搬
送方向に間欠的に順次搬送する前記搬送装置と、前記電
線の搬送経路上に設けられ、搬送前記搬送手段の搬送動
作に連動して、前記電線の末端部に前記圧着端子を、前
記雄端子部の前記間隙部が上方を向くように順次圧着す
る圧着機と、請求項6に記載の前記端子圧着状態検査装
置と、前記端子圧着状態検査装置の前記搬送方向下流側
に設けられ、前記搬送手段によって搬送されてくる端子
圧着が完了した前記電線を、前記端子圧着状態検査装置
の前記判定手段の判定結果に基づき、前記圧着状態の良
否により順次仕分けする仕分け装置と、を備えることを
特徴とする。
【0013】<原理説明>まず、請求項1に記載の発明
の原理を説明する。本発明は、圧着端子の電線圧着部の
圧着状態、圧着端子自体の変形の有無、および圧着端子
の雄端子部の間隙部の幅の大きさ(すなわち、雄端子部
の外径サイズ)の良否に関する圧着状態の良否を検査す
るためのものである。
【0014】まず、電線圧着部の圧着状態の良否および
圧着端子自体の変形に関して、圧着機において正しく端
子圧着が行われるためには、圧着時に圧着端子は上下方
向からプレスされるため、雄端子部の間隙部および電線
圧着部の上方開口部が真上に向くようにして圧着端子が
電線に装着された状態で圧着が行われる必要があり、圧
着端子が軸心回りに傾いた状態で電線に装着されて圧着
された場合には、圧着端子の電線圧着部の両圧着バレル
のうちの一方または両方の圧着バレルがうまく圧着され
なかったり、圧着端子自体が変形してしまったりという
圧着不良が生じることとなる。このことは、圧着端子の
電線圧着部の圧着状態の良否、および圧着端子自体の変
形の有無は、圧着後における圧着端子の軸心回りの傾き
の有無に基づき判定可能であることを意味しており、本
発明は、この点に着目してなされたものである。
【0015】すなわち、圧着端子がその軸心回りに傾い
た状態で圧着されている場合には、撮像画像上において
圧着端子の雄端子部の両周端部の少なくともいずれか一
方が第1および第2の検査領域外に外れることとなり、
これによって、雄端子部の端面の両周端部がそれぞれ第
1おより第2の検出領域内に位置しているか否かを判定
することにより、圧着端子の電線圧着部の圧着状態の良
否、および圧着端子自体の変形の有無が検査できる。
【0016】次に、雄端子部の外径サイズの良否に関し
て、圧着端子の雄端子部は、例えば円筒形の雌端子内に
押し込まれて接続されるため、雄端子部の外径は、雌端
子の内径に対応した適切な大きさである必要があるので
あるが、本発明によれば、雄端子部の前端面の両周端部
間の幅の大きさが所定の許容誤差範囲内にあるか否かを
判定することにより、雄端子部の外径サイズの検査が適
切に検査できる。
【0017】請求項1に記載の発明によれば、撮像カメ
ラが撮像した撮像画像に基づき、前記雄端子部の前記間
隙部が真上に向いた状態で前記電線と圧着されている場
合に、圧着端子の雄端子部の略C字形の前端面における
間隙部を挟んで対向する両周端部をそれぞれ内包する位
置に第1および第2の検出領域が撮像画像中に設定さ
れ、撮像画像中から両周端部が認識され、両周端部がそ
れぞれ第1おより第2の検出領域内に位置し、かつ、両
周端部間の幅の大きさが所定の許容誤差範囲内にあるか
否かが判定されることにより、圧着端子の電線圧着部の
圧着状態の良否、圧着端子自体の変形の有無、および雄
端子部の外径サイズの良否が自動的に検査され、検査工
程の効率化が図られる。
【0018】次に、請求項2に記載の発明の原理を説明
する。本発明は、圧着端子の電線当接部と電線との間の
隙間の有無に関する圧着状態の良否を検査するためのも
のである。圧着端子の電線圧着部の両圧着バレルは、そ
の前方側の各端部が前記電線当接片から後方に所定距離
だけ離間された位置に位置するように設けられているた
め、電線の端面が電線当接片に当接された適切な状態で
圧着が行われた場合には、両圧着バレルは、電線の端面
から所定距離だけ後方に離間した部分(圧着部分)を外
周側から圧縮するようにして圧着保持している。
【0019】このため、前方から圧着端子を見ると、適
切に圧着が行われ場合には、圧着部分よりも末端側の電
線の部分(非圧着部分)の長さが所定距離だけ確保され
て、その非圧着部分が圧着部分の前端側から大きく外方
に拡径しつつ前方に延びているため、両圧着バレルのう
ちの少なくともいずれか一方の先端部付近が、電線の端
面の後方に隠れて見えないようになっている一方、電線
と電線当接片との間に隙間がある不適切な状態で圧着が
行われている場合には、非圧着部分の長さが小さくなり
あるいはゼロになるため、両圧着バレルのうちの少なく
ともいずれか一方の先端部付近が、電線の端面の外周に
見えるようになっている。
【0020】そこで、本発明では、撮像画像中の第3お
よび第4の両方またはいずれか一方の検出領域内に各圧
着バレルが映っていない場合には、電線当接片と電線と
の間に隙間が無く圧着状態が良好であると判定する一
方、記第3および第4の両方またはいずれか一方の検出
領域内に各圧着バレルが映っている場合には、電線当接
片と電線との間に隙間があり圧着状態が不良であると判
定するようにしている。
【0021】なお、第3および第4の両方の検査領域内
に各圧着バレルが映っている場合に、圧着不良と判定す
るか、それとも、第3および第4の少なくともいずれか
一方の検査領域内に各圧着バレルが映っている場合に、
圧着不良と判定するかは、製品の種類や製品の品質に対
する要求水準によって決定される。
【0022】次に、請求項5に記載の発明の原理を説明
する。本発明は、圧着状態における電線の圧着端子内へ
の入り込みすぎの有無に関する圧着状態の良否を検査す
るためのものである。適切に圧着を行うためには、電線
の端面が圧着端子の電線当接片に適度な押圧力で押し付
けられた状態で圧着が行われる必要があり、このような
状態で圧着が行われた場合には、圧着後も電線当接片の
直立姿勢が保持されるようになっている。しかし、電線
が圧着端子内に入り込み過ぎて、電線当接片に過度の押
圧力で押し付けられた状態で圧着が行われてしまった場
合には、圧着によって生じる電線端部の膨張により、電
線により電線当接片が前方側に押され、傾いてしまう。
これにより、電線の圧着端子内への入り込みすぎの有無
は、電線当接片の傾きの有無を検知することにより判定
することができる。
【0023】そこで、本発明では、照明手段によって前
方から所定の照明光を前記圧着端子に向けて照射すると
同時に、撮像カメラによって前方から圧着端子を撮像
し、撮像画像中における電線当接片の部分の画像の明る
さに基づいて、電線当接片の前方への傾きの有無を検知
することにより、電線の圧着端子内への入り込み過ぎの
有無を検査している。
【0024】すなわち、照明手段による照明光は前方か
ら電線当接片に照射されるため、電線当接片が直立して
いるときには、電線当接片に入射した照明光の多くが前
方に反射されて撮像カメラに入射し、撮像画像中におい
て電線当接片の部分は明るく映る。一方、電線当接片の
前方への傾きが大きくなるにつれて、電線当接片によっ
て前方に反射される照明光の割合が減るとともに、電線
当接片によって斜め下方に反射される照明光の割合が増
え、撮像カメラに入射する電線当接片からの反射光の光
量が減り、撮像画像中の電線当接片の部分が暗くなる。
これにより、撮像画像中の電線当接片の部分の明るさ
が、所定の基準値未満である場合には、圧着状態が不良
であると判定することとしている。
【0025】
【発明の実施の形態】図1は本発明の一実施形態に係る
端子圧着状態検査装置(以下「検査装置」という)が適
用された端子圧着装置の構成を概略的に示す図であり、
図2はその端子圧着装置に備えられる検査装置の構成を
示す側面図であり、図3および図4はその検査装置の部
分的構成を示す正面図および平面図であり、図5はその
検査装置のブロック図である。
【0026】まず、図6ないし図12を参照して、本実
施形態に用いられる検査装置の検査対象となる電線1お
よびディストリビュータ接続用の雄端子(圧着端子)3
の構成を説明する。
【0027】電線1は、高圧電線であり、図6に示すよ
うに、芯線5と、芯線5の外周に設けれる絶縁性の絶縁
層7と、その絶縁層7の外周に設けられるガラス編組9
と、そのガラス編組9の外周に設けられる最外被覆11
とを備えて構成されている。芯線5には、所定の磁性材
料が混入された巻芯の上層に高電圧を伝達する導体線
(ニクロム線等)が横巻きされてなる巻線型のものと、
導電性の材料が付着された多数の繊維状の紐部材からな
る紐型のものとがある。
【0028】ここで、絶縁層7および最外被覆11は、
艶消し状の黒色の外観色を有しており、ガラス編組9
は、略白色の外観色を有している。また、巻線型の芯線
5は、外周に導体線が密に横巻きされているため、導体
線の外観色(ここでは略銀色)に近いやや金属光沢を有
する外観色を有しており、紐形の芯線5は、やや光沢を
有する略黒色の外観色を有している。ここで、芯線5に
は、絶縁層7および最外被覆11と外観色が大きく異な
り、後述する画像認識により識別が容易な巻線型のもの
が使用されている。
【0029】雄端子3は、図7ないし図12に示すよう
に、所定の金属片から折曲げ成形によって一体に形成さ
れた表面が金属光沢を有するストレート形の圧着端子で
あり、前方側に設けられる雄端子部21と、雄端子部2
1の後端から後方側に延設される電線圧着部23と、雄
端子部21と電線圧着部23との間に設けられた電線当
接片25とを備えている。
【0030】雄端子部21は、前後に開口する断面略C
字形の略筒状の形状を有し、その長手方向に延びる間隙
部21aが上方に開口するように設けられている。この
雄端子部21は、図示しないディストリビュータの円筒
形を有する雌端子内に押し込まれることによりその雌端
子と接続されるようになっている。
【0031】電線圧着部23は、左右一対の圧着バレル
23a,23bを有している。各圧着バレル23a,2
3bは、その前方側の各端部が電線当接片25から後方
に所定距離だけ離間された位置に位置するように設けら
れており、圧着状態において下側からC字状に抱え込む
ようにして電線1を最外被覆11の上から圧着保持する
ようになっている。
【0032】電線当接片25は、雄端子3の軸心方向と
垂直に交わるように雄端子3の底壁部から抜き起こし成
形されており、圧着状態において電線1の端面の一部が
当接されるようになっている。
【0033】このような雄端子3と電線1との圧着は、
後述する圧着装置の圧着機39(図1参照)によって行
われるのであるが、先に、どのような状態で圧着が行わ
れるのかを説明しておく。
【0034】電線1は、図9に示すように、所定の長さ
に切断されて、その両端部の最外被覆11、ガラス編組
9および絶縁層7が皮剥ぎされて芯線5が露出され、そ
の露出された芯線5が電線1の下方側の外周側に折り込
まれた状態で、その両端部に雄端子3が装着されて雄端
子3と圧着されるようになっている。
【0035】雄端子3の電線当接片25は、圧着された
電線1の端面の芯線5が位置する中央部を覆うように下
方から延びており、圧着状態において電線当接片25に
は、外周側に折曲げられた芯線5およびその芯線5の周
囲の電線1の端面の部分が当接するようになっている。
【0036】また、電線1は、雄端子3の雄端子部21
の内径以下の外径を有しているため、圧着状態において
雄端子部21の前方から雄端子3を見ると、図11に示
すように、雄端子部21の内側に電線1の端面の少なく
とも上側の外周を視認できるようになっている。
【0037】電線1と雄端子3との圧着状態が適切なも
のであるためには、図10ないし図12に示すように、
雄端子3が変形していないこと、両圧着バレル23a,
23bが適切に電線1と圧着されていること、雄端子部
21の間隙部21aの幅W(図11参照)、すなわち雄
端子部21aの外径サイズが適正な値であること、電線
当接片25と電線1との間に隙間がないこと、電線1の
端面から切断不良によるガラス編組9が飛び出していな
いこと、電線当接片25と電線1の端面との間から芯線
5が飛び出していないこと、電線1が雄端子3内に入り
込み過ぎていないことが必要である。
【0038】雄端子部21の外径サイズを検査項目とし
たのは、雄端子部21はディストリビュータの円筒形の
雌端子内に押し込まれて接続されるため、雄端子部21
の外径は、雌端子の内径に対応した適切なサイズに設定
しておく必要があるからである。
【0039】次に、端子圧着装置の構成について説明す
る。端子圧着装置は、図1に示すように、大略的に、電
線1が巻回されたドラム31、供給装置33、切断装置
35、搬送装置37、圧着機39、検査装置41、仕分
け装置43および制御部44(図5参照)を備えて構成
されており、電線1の切断、圧着、検査および仕分けの
各工程を自動的に行うようになっている。
【0040】供給装置33は、ドラム31に巻回された
電線1を引き出してターンローラ45を介して切断装置
35に供給する。切断装置35は、供給装置33によっ
て供給される電線1を所定長さに順次切断し、その両端
部の皮剥ぎを行って搬送装置37に受け渡す。搬送装置
37は、受け渡された所定長さの各電線1の両端部を所
定の移動チャック(図4参照)47によって保持し、所
定の搬送方向Aに所定の搬送ピッチで間欠的に搬送し、
その搬送経路の末端部まで電線1を搬送すると、保持し
ている電線1を開放するようになっている。搬送装置3
7による搬送過程において、電線3は、搬送方向Aと垂
直な水平方向に張り渡された状態で、電線1の軸心回り
に回転されることなく搬送されるようになっている。
【0041】圧着機39は、電線1の搬送経路上の左右
両側に左右一対備えられており、搬送装置37の搬送動
作に連動し、送り込まれる電線1の両端部に雄端子3を
それぞれ圧着するようになっている。さらに詳細には、
各圧着機39は、送り込まれた電線1の末端部に、雄端
子部21の間隙部21aおよび電線圧着部23の上方開
口部が真上を向くようにして、かつ露出された芯線5を
電線1の外周側に折り込むようにして雄端子3を装着
し、電線1の端面が電線当接片25に適度な押圧力で押
し付けられた状態で、両圧着バレル23a,23bを上
下方向からプレスして圧着を行うようになっている。
【0042】検査装置41は、詳細な構成は後述する
が、電線1の搬送経路上に左右両側において両圧着機3
9の下流側に左右一対備えられており、搬送装置37の
搬送動作に連動して、各圧着機で圧着された左右の各雄
端子3と電線1との圧着状態を順次検査して、検査結果
を制御部44に出力するようになっている。
【0043】仕分け装置43は、電線1の搬送経路の終
端部に設けられており、制御部44から与えらえる指示
に基づいて、搬送装置37が開放した圧着が完了した電
線1を、両端の圧着状態が良好なものと不良なものとに
仕分けして所定の排出箇所に排出するようになってい
る。
【0044】制御部44は、供給装置33、切断装置3
5、搬送装置37、圧着機39、検査装置41および仕
分け装置43の制御を司っている。
【0045】次に、各検査装置41の説明を行うのであ
るが、ここでは、まず、各検査装置41の構成を説明
し、その後に、検査装置41によって行われる各検査項
目の検査の原理を説明する。
【0046】各検査装置41は、図2ないし図5に示す
ように、第1および第2の保持機構(保持手段)51,
53と、照明ユニット(照明手段)55と、撮像カメラ
57と、検査制御部(判定手段)59とを備えて構成さ
れている。
【0047】第1の保持機構51は、図2および図3に
示すように、所定位置に固定された固定部材61と、上
下方向に移動可能に備えられ、固定部材61との間で電
線1と圧着された雄端子3を上下方向から挟み込んで位
置決め保持する可動部材63と、検査制御部59の制御
により可動部材63を昇降駆動するためのエアシリンダ
を含む駆動機構65とを備えている。固定部材61は、
搬送装置37によって搬送される電線1の搬送経路上に
おける所定のセット位置に設置されており、電線1と圧
着された雄端子3が固定部材61を順次通過するように
なっている。
【0048】第2の保持機構53は、図3にて矢印Bで
示すように所定の軸回りに互いに反対方向に回転動作を
行うことにより開閉するように備えられた左右一対の保
持部材71,73と、検査制御部59の制御により両保
持部材71,73を開閉駆動するためのエアシリンダを
含む駆動機構75とを備えて構成されており、セット位
置に送り込まれてきた電線1の雄端子3を両保持部材7
1,73によって左右両側から挟込んで位置決め保持す
るようになっている。
【0049】撮像カメラ57は、図2に示すように、セ
ット位置に位置決め保持された雄端子3の雄端子部21
の前方側の開口部に対向配置され、前方から圧着端子3
を撮像するようになっている。ここで、撮像カメラ57
の撮像方向Cは、雄端子3の中心軸に対して上方に所定
角度θ(ここでは、0〜15°)をなすように設定され
ている。そして、撮像した撮像画像81(図13参照)
を所定の白黒基準に基づいて二値化処理して検査制御部
59に出力するようになっている。ここで、図13に示
す撮像画像81は、二値化処理された白黒画像である。
なお、ここでは、撮像画像の二値化処理を行う画像処理
ユニットを、撮像カメラ57側に設けたが、検査制御部
59側に設けてもよい。
【0050】照明ユニット55は、図2に示すように、
撮像カメラ57の前面部に設置されており、所定の照明
光55aを前方から雄端子3に向けて照射するようにな
っている。ここでは、照明ユニット55には、光源とし
て赤色LEDが使用されている。
【0051】検査制御部59は、撮像カメラ57が撮像
した撮像画像81に基づいて各判定項目に対する良否判
定を行う第1ないし第4の判定部59a〜59dと、そ
の第1ないし第4の判定部59a〜59dを統括すると
ともに、第1および第2の保持機構51,53の駆動機
構65,75、照明ユニット55および撮像カメラ57
を駆動制御する中央制御部59eとを有している。
【0052】中央制御部59eは、制御部44から指示
されるタイミングで、第1および第2の保持機構51,
53を駆動し、所定のセット位置に送り込まれた電線1
の各雄端子3を位置決め保持し、各判定部59a〜59
dに、撮像カメラ57が撮像した撮像画像81に基づ
き、各判定項目に関する良否判断を行わせ、その良否判
断が終了すると、位置決め保持していた電線1の雄端子
3を開放するという検査動作を繰り返すようになってい
る。
【0053】中央制御部59eは、すべての判定部59
a〜59dが圧着状態が良好と判定した場合にのみ、電
線1と各雄端子3との圧着状態が良好であると判定する
ようになっており、それ以外の場合は、圧着状態が不良
であると判定するようになっている。
【0054】中央制御部59eの判定結果(検査結果)
は、制御部44に順次与えられ、その判定結果に基づ
き、仕分け装置43での仕分け処理が行われるようにな
っている。
【0055】ここで、各判定部59a〜59dが行う判
定項目およびその判定原理の説明を行う。
【0056】撮像カメラ57から各判定部59a〜59
dに与えられる撮像画像81は、白黒の二値化画像であ
るため、撮像画像81中では、適正に圧着が行われてい
る場合には、照明ユニット55の照明光55aを反射す
る雄端子3の部分のみが白色領域となっており、それ以
下の部分は、略黒色の外観色を有する電線1の絶縁層7
および最外被覆11の部分を含めてすべて黒色領域とな
っている。また、撮像の際には、雄端子3は所定のセッ
ト位置に位置決め保持されているため、圧着状態が適正
なものである場合には、雄端子3の部分は、同一の位置
および角度で撮像画像81内に位置している。
【0057】そして、各判定部59a〜59dは、撮像
画像81中の所定位置に第1ないし第6の検査領域81
a〜81fを設定し、その各検査領域81a〜81f内
の画像の状態等に基づいて後述する各判定項目の判定を
行うようになっている。ここで、撮像画像81上の各検
査領域81a〜81fの位置は、圧着状態が適正なもの
である場合を基準として設定されたものである。
【0058】ここで、第1および第2の検査領域81
a,81bは、第1の判定部59aによって、雄端子3
の雄端子部21の略C字形の前端面21bにおける間隙
部21aを挟んで対向する両周端部21c,21dをそ
れぞれ内包する位置に設けられている。
【0059】第3および第4の検査領域81c,81d
は、第2の判定部59bによって、雄端子3の両圧着バ
レル23a,23bの先端部付近の前方に位置している
電線1の端面の頂部の左右両側をそれぞれ内包する位置
に設けられている。
【0060】第5の検査領域81eは、第3の判定部5
9cによって、電線1の端面上において、その端面の外
縁からはみ出さないように、かつ電線当接片25の外周
を逆U字形に囲むように設けられている。第6の検査領
域81fは、第4の判定部59dによって、電線当接片
25上においてその電線当接片25の外縁からはみ出さ
ないように設けられている。
【0061】第1の判定部59aは、撮像画像81に基
づき、雄端子3の電線圧着部23の圧着状態、雄端子3
自体の変形の有無および雄端子3の雄端子部21の間隙
部21aの幅Wの大きさ(すなわち、雄端子部21の外
径サイズ)の良否に関する圧着状態の良否を判定するた
めのものである。
【0062】その判定原理を説明すると、まず、電線圧
着部23の圧着状態の良否および雄端子3自体の変形に
関して、各圧着機39において正しく端子圧着が行われ
るためには、圧着時に雄端子3は上下方向からプレスさ
れるため、雄端子部21の間隙部21aおよび電線圧着
部23の上方開口部が真上に向くようにして雄端子3が
電線1に装着された状態で圧着が行われる必要があり、
雄端子3が軸心回りに傾いた状態で電線1に装着されて
圧着された場合には、雄端子3の電線圧着部23の両圧
着バレル23a,23bのうち一方または両方の圧着バ
レル23a,23bがうまく圧着されなかったり、雄端
子3自体が変形してしまったりという圧着不良が生じる
こととなる。このことは、雄端子3の電線圧着部23の
圧着状態の良否、および雄端子3自体の変形の有無は、
圧着後における雄端子3の軸心回りの傾きの有無に基づ
き判定可能であることを意味している。
【0063】すなわち、雄端子3が、図14に示すよう
にその軸心回りに傾いた状態で圧着されている場合に
は、撮像画像81上において雄端子3の雄端子部21の
両周端部21c,21dの少なくともいずれか一方が第
1および第2の検査領域外81a,81b外に外れるこ
ととなる。
【0064】これに対応して、第1の判定部59aは、
撮像画像81上において雄端子部21の前端面21bの
両周端部21c,21dを認識し、その両周端部21
c,21dがそれぞれ第1おより第2の検出領域81
a,81b内に位置している場合には、雄端子3の電線
圧着部23の圧着状態が良好で、かつ雄端子3自体の変
形が無いと判定する一方、その両周端部21c,21d
の少なくともいずれか一方が、第1おより第2の検出領
域81a,81b内に位置していない場合には、雄端子
3の電線圧着部23の圧着不良または雄端子3自体の変
形が生じていると判定するようになっている。
【0065】次に、雄端子部21の外径サイズの良否に
関しては、撮像画像81上における雄端子部21の端面
21bの両周端部21c,21d間の幅Wの大きさが所
定の許容誤差範囲内にあるか否かを判定することによ
り、判定できるようになっている。
【0066】これに対応して、第1の判定部59aは、
撮像画像81上における雄端子部21の端面21bの両
周端部21c,21d間の幅Wの大きさが所定の許容誤
差範囲内にある場合には、雄端子部21の外径サイズが
良好あると判定する一方、幅Wの大きさが所定の許容誤
差範囲内にない場合には、雄端子部21の外径サイズが
不良であると判定するようになっている。
【0067】そして、第1の判定部59は、雄端子3の
電線圧着部23圧着不良の有無、雄端子3自体の変形の
有無、および雄端子部21の外径サイズの良否のすべて
に関して、良好であると判定された場合にのみ圧着状態
が良好であるという判定を行い、それ以外の場合は圧着
状態が不良であるという判定を行うようになっている。
【0068】次に、第2の判定部59bについて説明す
ると、第2の判定部59bは、雄端子3の電線当接片2
5と電線1との間の隙間83(図15参照)の有無に関
する圧着状態の良否を判定するためのものである。
【0069】その判定原理について説明すると、雄端子
3の電線圧着部23の両圧着バレル23a,23bは、
その前方側の各端部が電線当接片25から後方に所定距
離だけ離間された位置に位置するように設けられている
ため、電線1の端面が電線当接片25に当接された適切
な状態で圧着が行われた場合には、両圧着バレル23
a,23bは、電線1の端面から所定距離だけ後方に離
間した部分(圧着部分)1a(図12参照)を外周側か
ら圧縮するようにして圧着保持している。
【0070】このため、前方から雄端子3を見ると、適
切に圧着が行われ場合には、圧着部分1aよりも末端側
の電線1の部分(非圧着部分)1b(図12参照)の長
さLが所定距離だけ確保されて、その非圧着部分1bが
圧着部分1aの前端側から大きく外方に拡径しつつ前方
に延びているため、両圧着バレル23a,23bのうち
の少なくともいずれか一方の先端部付近が、図11に示
すように、電線1の端面の後方に隠れて見えないように
なっている一方、図15に示すように、電線1と電線当
接片25との間に隙間83がある不適切な状態で圧着が
行われている場合には、非圧着部分1bの長さLが小さ
くなりあるいはゼロになるため、両圧着バレル23a,
23bのうちの少なくともいずれか一方の先端部付近
が、図16に示すように、電線1の端面の外周に見える
ようになっている。
【0071】すなわち、圧着バレル23a,23bは、
撮像画像81中において白く映るため、電線1と電線当
接片25との間に隙間83がある場合には、撮像画像8
1中の第3および第4の両方またはいずれか一方の検出
領域81c,81d内には、黒い領域中に白い領域が生
じるようになっている。
【0072】そこで、第2の判定部59bでは、撮像画
像81中の第3および第4の両方またはいずれか一方の
検出領域内81c,81dに所定面積以上の白い領域が
ない場合には、電線当接片25と電線1との間に隙間8
3が無く圧着状態が良好であると判定する一方、第3お
よび第4の両方またはいずれか一方の検出領域81c,
81d内に所定面積以上の白い領域がある場合には、電
線当接片25と電線1との間に隙間83があり圧着状態
が不良であると判定するようにしている。
【0073】なお、第3および第4の両方の検査領域8
1c,81d内に所定面積以上の白い領域がある場合
に、圧着不良と判定するか、それとも、第3および第4
の少なくともいずれか一方の検査領域81c,81d内
に所定面積以上の白い領域がある場合に、圧着不良と判
定するかは、製品の種類や製品の品質に対する要求水準
によって決定される。なお、ここでは、両方の検査領域
81c,81d内に所定面積以上の白い領域がある場合
にのみ圧着不良と判定し、いずれか一方の検査領域81
c,81d内にのみ所定面積以上の白い領域がある場合
には、圧着不良と判定しないように設定している。
【0074】次に、第3の判定部59cについて説明す
ると、第3の判定部59cは、電線1の端面と雄端子3
の電線当接片25との間からの芯線5の飛び出しの有
無、および電線1の端面からのガラス編組9の飛び出し
の有無に関する圧着状態の良否の判定を行うためのもの
である。
【0075】その判定原理を説明すると、巻線型の芯線
5は、やや金属光沢を有する外観色を有しており、照明
ユニット55からの照明光55aを反射するため、図1
7に示すように、電線1と電線当接片25との間から飛
び出した場合には、撮像画像81中では白色に映るよう
になっている。また、ガラス編組9も略白色の外観色を
有しているため、図18に示すように、電線1の端面か
ら飛び出した場合には、撮像画像81中では白色に映る
ようになっている。これより、芯線5およびガラス編組
9の飛び出しの有無は、撮像画像81中に設定された第
5の検査領域81e中に、所定面積以上の白色領域があ
るか否かを判定することにより判定できるようになって
いる。
【0076】そこで、第3の判定部59cでは、撮像画
像81中の第5の検査領域81e中に所定面積以上の白
色領域がある場合には、芯線5およびガラス編組9の飛
び出しはなく圧着状態が良好であると判定される一方、
第5の検査領域81e中に所定面積以上の白色領域があ
る場合には、芯線5およびガラス編組9の少なくともい
ずれか一方の飛び出しがあり圧着状態が不良であると判
定されるようになっている。
【0077】なお、ここでは、電線1の芯線5が巻線型
である場合について説明したが、紐型の芯線5について
も、巻線型の芯線5ほどは判定精度は高くはないが、飛
び出しの有無を検知できるようになっている。これは、
紐型の芯線5もやや光沢を有しており、電線1の絶縁層
7および最外被覆11よりも照明光55aをよく反射す
るため、飛び出しがあると、撮像画像81中において白
く映るからである。
【0078】次に、第4の判定部59dについて説明す
ると、第4の判定部59dは、電線1の雄端子3内への
入り込みすぎの有無に関する圧着状態の良否を判定する
ためのものである。
【0079】その判定原理について説明すると、適切に
圧着を行うためには、電線1の端面が雄端子3の電線当
接片25に適度な押圧力で押し付けられた状態で圧着が
行われる必要があり、このような状態で圧着が行われた
場合には、圧着後も電線当接片25の直立姿勢が保持さ
れるようになっている。しかし、電線1が雄端子3内に
入り込み過ぎて、電線当接片25に過度の押圧力で押し
付けられた状態で圧着が行われてしまった場合には、圧
着によって生じる電線1端部の膨張により、電線1によ
り電線当接片25が前方側に押され、傾いてしまう。こ
れにより、電線1の雄端子3内への入り込み過ぎの有無
は、電線当接片25の傾きの有無を検知することにより
判定することができる。
【0080】そこで、本実施形態では、照明ユニット5
5によって前方から所定の照明光55aを雄端子3に向
けて照射すると同時に、撮像カメラ57によって前方か
ら雄端子3を撮像し、撮像画像81中の電線当接片25
上に設けられた第6の検査領域81f内の画像の明るさ
(ここでは、検査領域81f内の画像が白か黒か)に基
づいて、電線当接片25の前方への傾きの有無を検知す
ることにより、電線1の雄端子3内への入り込み過ぎの
有無を検査している。
【0081】より詳細には、照明ユニット55による照
明光55aは前方から電線当接片25に照射されるた
め、図12に示すように、電線当接片25が直立してい
るときには、電線当接片25に入射した照明光55aの
多くが前方に反射されて撮像カメラ57に入射し、撮像
画像81中の第6の検査領域81f内の全域が白くな
る。一方、電線1の入り込み過ぎにより、図19に示す
ように、電線当接片25の前方への傾きが大きくなるに
つれて、電線当接片25によって前方に反射される照明
光55aの割合が減るとともに、電線当接片25によっ
て斜め下方に反射される照明光55aの割合が増え、撮
像カメラ57に入射する照明光55aの割合が減り、こ
れによって、撮像カメラ57が撮像した電線当接片25
の部分の明るさが所定の白黒基準を下回ると、撮像画像
81中の第6の検査領域81f内の全域が黒くなるよう
になっている。ここで、撮像カメラ57の二値化処理の
際の白黒基準は、良否判定の基準となる電線当接片25
の傾き角の大きさに対応させて決定される。
【0082】そこで、第4の判定部59dでは、撮像画
像81中の第6の検査領域81f内が白色画像である場
合には、電線1の入り込み過ぎがなく圧着状態は良好で
あると判定され、第6の検査領域81f内が黒色画像で
ある場合には、電線1の入り込み過ぎがあり圧着状態が
不良であると判定されるようになっている。
【0083】このような構成により、本実施形態に係る
端子圧着装置では、切断装置35によって所定長さに切
断された電線1は、搬送装置37によって搬送される過
程において、左右両側の圧着機39によって両端部に雄
端子3が圧着された後、左右両側の検査装置41によっ
て、両端部の雄端子3の圧着状態の検査が行われる。
【0084】各検査装置41では、上述したように、電
線圧着部23の圧着状態の良否、雄端子3自体の変形の
有無、雄端子部21の外径サイズの良否、電線当接片2
5と電線1と間の隙間83の有無、芯線5およびガラス
編組9の飛び出しの有無、および電線1の入り込み過ぎ
の有無に関する圧着状態の良否の判定が行われる。
【0085】そして、各検査装置41から制御部44に
は、これらすべての判定項目において肯定的な判定結果
が得られた場合に圧着状態が良好であるという検査結果
が与えられ、いずれか一つの判定項目でも否定的なもの
がある場合には、圧着状態が不良であるという検査結果
が与えられる。
【0086】両端部の圧着状態の検査が行われた電線1
は、搬送装置37によって搬送経路の終端部まで搬送さ
れてゆき、仕分け装置43の仕分け処理によって、圧着
状態の良否に基づいて仕分けされて排出される。
【0087】仕分け装置43では、制御部44の制御に
より、左右両側の検査装置41の判定結果がともに肯定
的であるか否かに基づき仕分けが行われるようになって
おり、両端のいずれか一方でも圧着状態が不良である場
合には、圧着状態が不良なものとして仕分けされるよう
になっている。
【0088】以上のように、本実施形態によれば、電線
1と雄端子3との圧着状態が自動的に検査され、検査工
程の効率化が図られる。
【0089】また、雄端子3の前方から撮像した撮像画
像81に基づいて圧着状態の有無を検査するようになっ
ているため、電線圧着部23の圧着状態の良否、雄端子
3自体の変形の有無、雄端子部21の外径サイズの良
否、電線当接片25と電線1と間の隙間83の有無、芯
線5およびガラス編組9の飛び出しの有無、および電線
1の入り込み過ぎの有無という複数の判定項目を、単一
の撮像カメラ57が撮像した撮像画像81に基づいて判
定することができ、複数の撮像カメラを必要とすること
なく、検査装置41の設備の簡略化および低コスト化が
図れる。
【0090】なお、電線当接片25と電線1との間の隙
間83の有無、および電線1の入り込み過ぎの有無を撮
像画像に基づき判定する方法としては、比較的容易に考
えられる方法として、雄端子3の側方から雄端子3を撮
像して隙間83および入り込み過ぎの有無を判定する方
法が考えられる。しかし、この方法を採用した場合に
は、雄端子部21の間隙部21aの幅Wの大きさ(雄端
子部21の外径サイズ)の良否等の他の判定項目の判定
を同時に行おうとした場合、複数方向から雄端子3を撮
像する必要があり、複数の撮像カメラを設置する必要が
生じる。
【0091】これに対し、本実施形態では、前方から撮
像した撮像画像81中の第3、第4および第6の検査領
域81c,81d,81f内の画像の状態に基づいて、
隙間83および入り込み過ぎの有無を判定するようにな
っているため、雄端子3を前方から撮像した撮像画像8
1のみに基づいて前述の複数の判定項目の判定が行える
ようになっている。
【0092】また、本実施形態によれば、検査対象とな
る雄端子3が第1および第2の保持機構51,53によ
って上下左右から挟み込まれて位置決め保持されるよう
になっているため、撮像画像81中における雄端子3の
位置決めを確実に行うことができ、撮像画像81に基づ
き、的確に圧着状態の良否判定を行うことができる。
【0093】さらに、本実施形態によれば、搬送装置3
7の搬送経路上に、切断装置35、圧着機39、検査装
置41および仕分け装置43を備えることにより、切
断、端子圧着、圧着状態の検査、仕分けを一連の工程に
より自動的に行うことができ、製造工程の効率化が図れ
る。
【0094】なお、本実施形態では、検査装置41の検
査制御部59の第1ないし第4の判定部59a〜59d
が行う各判定項目のすべてについて検査するようにした
が、第1ないし第4の判定部59a〜59dのうちの一
部の判定部59a〜59dが行う各判定項目についての
み検査するようにしてもよい。
【0095】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、撮像カ
メラが撮像した撮像画像に基づき、前記雄端子部の前記
間隙部が真上に向いた状態で前記電線と圧着されている
場合に、圧着端子の雄端子部の略C字形の前端面におけ
る間隙部を挟んで対向する両周端部をそれぞれ内包する
位置に第1および第2の検出領域が撮像画像中に設定さ
れ、撮像画像中から両周端部が認識され、両周端部がそ
れぞれ第1おより第2の検出領域内に位置し、かつ、両
周端部間の幅の大きさが所定の許容誤差範囲内にあるか
否かが判定されることにより、圧着端子の電線圧着部の
圧着状態の良否、圧着端子自体の変形の有無、および雄
端子部の外径サイズの良否が自動的に検査され、検査工
程の効率化が図られる。
【0096】請求項2に記載の発明によれば、撮像カメ
ラが撮像した撮像画像に基づき、圧着端子の電線圧着部
における両圧着バレルの先端部付近が当接している電線
の端面の頂部の左右両側をそれぞれ内包するように第3
および第4の検出領域が撮像画像中に設定され、第3お
よび第4の各検出領域内に各圧着バレルが映っているか
否かが判定されることにより、圧着端子の電線当接片と
電線との間の隙間の有無に関する圧着状態の良否が自動
的に検査され、検査工程の効率化が図られる。
【0097】請求項3に記載の発明によれば、撮像カメ
ラが撮像した撮像画像に基づき、その撮像画像中におい
て圧着端子の電線当接片の外周を囲むように第5の検査
領域が設定され、その第5の検査領域内に前記電線の前
記芯線が映っているか否かが判定されることにより、電
線の芯線の飛び出しの有無に関する圧着状態の良否が自
動的に検査され、検査工程の効率化が図られる。
【0098】請求項4に記載の発明によれば、電線の端
面からのガラス編組の飛び出しに関する圧着状態の良否
が自動的に検査され、検査工程の効率化が図られる。
【0099】請求項5に記載の発明によれば、撮像カメ
ラが撮像した撮像画像に基づき、撮像画像中において圧
着状態が適切である場合に電線当接片が位置する位置
に、その電線当接片の外縁からはみ出さないように第6
の検査領域が設定されるとともに、撮像画像上における
第6の検査領域内の画像の明るさが検出され、その検出
された明るさに基づき、電線当接片の前方への傾きの有
無を判定することにより、電線の圧着端子内への入り込
み過ぎの有無に関する圧着状態の良否が自動的に検査さ
れ、検査工程の効率化が図られる。
【0100】請求項6に記載の発明によれば、請求項1
ないし請求項3、および請求項5に記載された発明が行
う複数の検査項目のうちの少なくとも2以上の検査項目
を自動的に行うことができる。
【0101】請求項8に記載の発明によれば、搬送装置
によって搬送される電線の搬送経路上に、圧着機、端子
圧着状態検査装置および仕分け装置を備えることによ
り、端子圧着、圧着状態の検査、仕分けを一連の工程に
より自動的に行うことができ、製造工程の効率化が図れ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の一実施形態に係る端子圧着状態
検査装置が適用された端子圧着装置の構成を概略的に示
す図である。
【図2】図1の端子圧着装置に備えられる検査装置の構
成を示す側面図である。
【図3】図2の検査装置の部分的構成を示す正面図であ
る。
【図4】図2の検査装置の部分的構成を示す平面図であ
る。
【図5】図2の検査装置のブロック図である。
【図6】検査対象である電線の一部破断側面図である。
【図7】検査対象であるディストリビュータ接続用の雄
端子の圧着前の平面図である。
【図8】図7の雄端子の圧着前の正面図である。
【図9】図7の雄端子の圧着前の断面図である。
【図10】図7の雄端子の圧着後の平面図である。
【図11】図7の雄端子の圧着後の正面図である。
【図12】図7の雄端子の圧着後の断面図である。
【図13】図2の検査装置に備えられる撮像カメラの撮
像画像を示す図である。
【図14】雄端子が軸心回りに傾いて電線と圧着されて
いる端子圧着部の正面図である。
【図15】電線当接片と電線との間に隙間が生じている
端子圧着部の側面図である。
【図16】図15の端子圧着部の正面図である。
【図17】芯線の飛び出しが生じている端子圧着部の正
面図である。
【図18】ガラス編組の飛び出しが生じている端子圧着
部の正面図である。
【図19】電線の雄端子内への入り込み過ぎが生じてい
る端子圧着部の断面図である。
【符号の説明】
1 電線 3 雄端子 5 芯線 7 絶縁層 9 ガラス編組 11 最外被覆 21 雄端子部 21 間隙部 23 電線圧着部 23a,23b 圧着バレル 25 電線当接片 31 ドラム 33 供給装置 35 切断装置 37 搬送装置 39 圧着機 41 検査装置 43 仕分け装置 51,53 第1および第2の保持機構 55 照明ユニット 57 撮像カメラ 59 検査制御部 59a〜59d 第1ないし第4の判定部 59e 中央制御部 81 撮像画像 81a〜81f 第1ないし第6の検査領域

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 検査対象となる圧着端子は、雄端子部
    と、前記雄端子部の後端から後方側に延設される電線圧
    着部と、前記雄端子部と前記電線圧着部との間に形成さ
    れた電線当接片とを備えており、前記雄端子部は、前後
    に開口する断面略C字形の略筒状の形状を有し、その長
    手方向に延びる間隙部が上方に開口するように設けられ
    ており、前記電線圧着部は、圧着状態において下側から
    C字状に抱え込むようにして所定の電線を圧着保持する
    左右一対の圧着バレルを有しており、前記電線当接片
    は、圧着状態において露出された内部の芯線が前記電線
    の外周側に折り込まれた状態で前記電線の端面の一部が
    当接されるようになっており、前記電線は、所定の長さ
    に切断されてその軸心回りに回転されることなく所定の
    搬送方向に所定の搬送手段によって間欠的に順次搬送さ
    れ、その搬送経路上において所定の圧着機により、前記
    雄端子部の前記間隙部が上方を向くように前記圧着端子
    と順次圧着されるようになっている前記圧着端子と前記
    電線との圧着状態を検査する端子圧着状態検査装置であ
    って、 前記搬送経路上における前記圧着機の下流側の所定位置
    に、前記電線と圧着された前記圧着端子の前記雄端子部
    の前方側の開口部に対向するように配置され、前方から
    前記圧着端子を撮像する撮像カメラと、 前記撮像カメラが撮像した撮像画像に基づき、前記雄端
    子部の前記間隙部が真上に向いた状態で前記電線と圧着
    されている場合に、前記圧着端子の前記雄端子部の略C
    字形の前端面における前記間隙部を挟んで対向する両周
    端部をそれぞれ内包する位置に第1および第2の検出領
    域を前記撮像画像中に設定し、前記撮像画像中から前記
    両周端部を認識し、前記両周端部がそれぞれ前記第1お
    より前記第2の検出領域内に位置し、かつ、前記両周端
    部間の幅の大きさが所定の許容誤差範囲内にあるか否か
    を判定することにより、前記圧着状態の良否を判定する
    判定手段と、を備えることを特徴とする端子圧着状態検
    査装置。
  2. 【請求項2】 検査対象となる圧着端子は、雄端子部
    と、前記雄端子部の後端から後方側に延設される電線圧
    着部と、前記雄端子部と前記電線圧着部との間に形成さ
    れた電線当接片とを備えており、前記雄端子部は、前後
    に開口する断面略C字形の略筒状の形状を有し、その長
    手方向に延びる間隙部が上方に開口するように設けられ
    ており、前記電線圧着部は、その前方側の各端部が前記
    電線当接片から後方に所定距離だけ離間された位置に位
    置するように設けられ、圧着状態において下側からC字
    状に抱え込むようにして所定の電線を圧着保持する左右
    一対の圧着バレルを有しており、前記電線当接片は、圧
    着状態において露出された内部の芯線が前記電線の外周
    側に折り込まれた状態で前記電線の端面の一部が当接さ
    れるようになっており、前記圧着端子は、圧着状態にお
    いて前記雄端子部の前方から前記圧着端子を見ると、前
    記雄端子部の内側に前記電線の端面の少なくとも上側の
    外周を視認でき、前記両圧着バレルの少なくともいずれ
    か一方が前記電線の前記端面の後方に隠れるようになっ
    ている前記圧着端子と前記電線との圧着状態を検査する
    端子圧着状態検査装置であって、 所定のセット位置にセットされた圧着完了後の前記圧着
    端子の前記雄端子部の前方側の開口部に対向配置され、
    前方から前記圧着端子を撮像する撮像カメラと、 前記撮像カメラが撮像した撮像画像に基づき、前記両圧
    着バレルの先端部付近の前方に位置している前記電線の
    前記端面の頂部の左右両側をそれぞれ内包するように第
    3および第4の検出領域を前記撮像画像中に設定し、前
    記第3および前記第4の各検出領域内に前記各圧着バレ
    ルが映っているか否かを判定し、前記第3および前記第
    4の両方またはいずれか一方の検出領域内に前記各圧着
    バレルが映っていない場合には、前記圧着状態が良好で
    あると判定する一方、前記第3および前記第4の両方ま
    たはいずれか一方の検出領域内に前記各圧着バレルが映
    っている場合には、前記圧着状態が不良であると判定す
    る判定手段と、を備えることを特徴とする端子圧着状態
    検査装置。
  3. 【請求項3】 検査対象となる圧着端子は、雄端子部
    と、前記雄端子部の後端から後方側に延設され、所定の
    電線と圧着される電線圧着部と、前記雄端子部と前記電
    線圧着部との間に形成された電線当接片とを備えてお
    り、前記雄端子部は、前後に開口する断面略C字形の略
    筒状の形状を有し、その長手方向に延びる間隙部が上方
    に開口するように設けられており、前記電線は、皮剥ぎ
    されて露出されたその芯線が、その電線の外周側に折り
    込まれた状態で前記電線当接片に当接されて前記電線圧
    着部と圧着されるようになっている前記圧着端子と前記
    電線との圧着状態を検査する端子圧着状態検査装置であ
    って、 所定のセット位置にセットされた圧着完了後の前記圧着
    端子の前記雄端子部の前方側の開口部に対向配置され、
    前方から前記圧着端子を撮像する撮像カメラと、 前記撮像カメラが撮像した撮像画像に基づき、その撮像
    画像中において前記電線当接片の外周を囲むように第5
    の検査領域を設定し、その第5の検査領域内に前記電線
    の前記芯線が映っているか否かを判定し、前記芯線が映
    っていない場合には前記圧着状態が良好であると判定す
    る一方、前記芯線が映っている場合には前記圧着状態が
    不良であると判定する判定手段と、を備えることを特徴
    とする端子圧着状態検査装置。
  4. 【請求項4】 前記電線は、前記芯線と、前記芯線の外
    周に設けらる絶縁性の略黒色の絶縁層と、その絶縁層の
    外周に設けられる略白色のガラス編組と、そのガラス編
    組の外周に設けられる略黒色の最外被覆とを備えてお
    り、 前記電線当接片は、圧着状態において前記電線の端面の
    一部を覆うようにその端面に当接しており、 前記判定手段は、前記第5の検査領域内に前記電線の前
    記ガラス編組が映っているか否かを判定し、前記ガラス
    編組が映っていない場合には前記圧着状態が良好である
    と判定する一方、前記ガラス編組が映っている場合には
    前記圧着状態が不良であると判定することを特徴とする
    請求項3に記載の端子圧着状態検査装置。
  5. 【請求項5】 検査対象となる圧着端子は、雄端子部
    と、前記雄端子部の後端から後方側に延設され、所定の
    電線と圧着される電線圧着部と、前記雄端子部と前記電
    線圧着部との間に形成された電線当接片とを備えてお
    り、前記雄端子部は、前後に開口する断面略C字形の略
    筒状の形状を有し、その長手方向に延びる間隙部が上方
    に開口するように設けられており、前記電線当接片は、
    前記圧着端子の軸心方向と垂直に交わるように前記圧着
    端子の底壁部から立設され、圧着状態において、露出さ
    れた内部の芯線が前記電線の外周側に折り込まれた状態
    で前記電線の端面が当接されるようになっている前記圧
    着端子と前記電線との圧着状態を検査する端子圧着状態
    検査装置であって、 前記セット位置にセットされた圧着完了後の前記圧着端
    子の前記雄端子部の前方側の開口部に対向配置され、前
    方から前記圧着端子を撮像する撮像カメラと、 前記撮像カメラが撮像する前記圧着端子に向けて、前方
    から所定の照明光を照射する照明手段と、 前記撮像カメラが撮像した撮像画像に基づき、前記撮像
    画像中において前記圧着状態が適切である場合に前記電
    線当接片が位置する位置に、その電線当接片の外縁から
    はみ出さないように第6の検査領域を設定するととも
    に、前記撮像画像上における前記第6の検査領域内の画
    像の明るさを検出し、検出した前記明るさが所定の基準
    値以上である場合には、前記圧着状態が良好であると判
    定する一方、検出した前記明るさが前記基準値未満であ
    る場合には、前記圧着状態が不良であると判定する判定
    手段と、を備えることを特徴とする端子圧着状態検査装
    置。
  6. 【請求項6】 検査対象となる圧着端子は、雄端子部
    と、前記雄端子部の後端から後方側に延設される電線圧
    着部と、前記雄端子部と前記電線圧着部との間に形成さ
    れた電線当接片とを備えており、前記雄端子部は、前後
    に開口する断面略C字形の略筒状の形状を有し、その長
    手方向に延びる間隙部が上方に開口するように設けられ
    ており、前記電線圧着部は、その前方側の各端部が前記
    電線当接片から後方に所定距離だけ離間された位置に位
    置するように設けられ、圧着状態において下側からC字
    状に抱え込むようにして所定の電線を圧着保持する左右
    一対の圧着バレルを有しており、前記電線当接片は、前
    記圧着端子の軸心方向と垂直に交わるように前記圧着端
    子の底壁部から立設されており、圧着状態において電線
    の端面の一部が当接されるようになっており、前記電線
    は、皮剥ぎされて露出されたその芯線が、その電線の外
    周側に折り込まれた状態で前記電線当接片に当接されて
    前記電線圧着部に圧着されるようになっており、さらに
    前記電線は、所定の長さに切断されてその軸心回りに回
    転されることなく所定の搬送方向に所定の搬送手段によ
    って間欠的に順次搬送され、その搬送経路上において所
    定の圧着機により、前記雄端子部の前記間隙部が上方を
    向くように前記圧着端子と順次圧着されるようになって
    おり、前記圧着端子は、圧着状態において前記雄端子部
    の前方から前記圧着端子を見ると、前記雄端子部の内側
    に前記電線の端面の少なくとも上側の外周を視認でき、
    前記両圧着バレルの少なくともいずれか一方が前記電線
    の前記端面の後方に隠れるようになっている前記圧着端
    子と前記電線との圧着状態を検査する端子圧着状態検査
    装置であって、 前記搬送経路上における前記圧着機の下流側の前記所定
    位置に、前記電線と圧着された前記圧着端子の前記雄端
    子部の前方側の開口部に対向するように配置され、前方
    から前記圧着端子を撮像する撮像カメラと、 前記撮像カメラが撮像する前記圧着端子に向けて、前方
    から所定の照明光を照射する照明手段と、 前記撮像カメラが撮像した撮像画像に基づき、前記撮像
    カメラが撮像した前記圧着端子と前記電線との前記圧着
    状態の良否を判定する判定手段と、を備え、 前記判定手段は、 前記撮像画像に基づき、前記雄端子部の前記間隙部が真
    上に向いた状態で前記電線と圧着されている場合に、前
    記圧着端子の前記雄端子部の略C字形の前端面における
    前記間隙部を挟んで対向する両周端部をそれぞれ内包す
    る位置に第1および第2の検出領域を前記撮像画像中に
    設定し、前記撮像画像中から前記両周端部を認識し、前
    記両周端部がそれぞれ前記第1おより前記第2の検出領
    域内に位置し、かつ、前記両周端部間の幅の大きさが所
    定の許容誤差範囲内にあるか否かを判定する第1の判定
    部と、 前記撮像画像に基づき、前記両圧着バレルの先端部付近
    の前方に位置している前記電線の前記端面の頂部の左右
    両側をそれぞれ内包するように第3および第4の検出領
    域を前記撮像画像中に設定し、前記第3および前記第4
    の両方またはいずれか一方の検出領域内に前記各圧着バ
    レルが映っていないか否かを判定する第2の判定部と、 前記撮像画像に基づき、その撮像画像中において前記電
    線当接片の外周を囲むように第5の検査領域を設定し、
    その第5の検査領域内に前記電線の前記芯線が映ってい
    るか否かを判定する第3の判定部と、 前記撮像カメラが撮像した撮像画像に基づき、前記撮像
    画像中において前記圧着状態が適切である場合に前記電
    線当接片が位置する位置に、その電線当接片の外縁から
    はみ出さないように第6の検査領域を設定するととも
    に、前記撮像画像上における前記第6の検査領域内の画
    像の明るさを検出し、検出した前記明るさが所定の基準
    値以上であるか否かを判定する第4の判定部と、のうち
    の少なくとも2以上の前記判定部を備え、その具備する
    すべての前記判定部の判定結果が肯定的である場合にの
    み前記圧着状態が良好であると判定することを特徴とす
    る端子圧着状態検査装置。
  7. 【請求項7】 前記圧着端子は、ディストリビュータ接
    続用の雄端子であることを特徴とする請求項1ないし6
    のいずれかに記載の端子圧着状態検査装置。
  8. 【請求項8】 請求項6に記載の端子圧着状態検査装置
    を備えた端子圧着装置であって、 所定長さに切断された前記電線を、前記電線の軸心回り
    に回転させることなく所定の搬送方向に間欠的に順次搬
    送する前記搬送装置と、 前記電線の搬送経路上に設けられ、搬送前記搬送手段の
    搬送動作に連動して、前記電線の末端部に前記圧着端子
    を、前記雄端子部の前記間隙部が上方を向くように順次
    圧着する圧着機と、 請求項6に記載の前記端子圧着状態検査装置と、 前記端子圧着状態検査装置の前記搬送方向下流側に設け
    られ、前記搬送手段によって搬送されてくる端子圧着が
    完了した前記電線を、前記端子圧着状態検査装置の前記
    判定手段の判定結果に基づき、前記圧着状態の良否によ
    り順次仕分けする仕分け装置と、を備えることを特徴と
    する端正圧着状態検査装置を備えた端子圧着装置。
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