JP2000231151A - 音声制御カメラ - Google Patents

音声制御カメラ

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JP2000231151A
JP2000231151A JP11033061A JP3306199A JP2000231151A JP 2000231151 A JP2000231151 A JP 2000231151A JP 11033061 A JP11033061 A JP 11033061A JP 3306199 A JP3306199 A JP 3306199A JP 2000231151 A JP2000231151 A JP 2000231151A
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JP
Japan
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voice
optical system
driving
command
circuit
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Withdrawn
Application number
JP11033061A
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English (en)
Inventor
Yoji Watanabe
洋二 渡辺
立男 ▲高▼梨
Tatsuo Takanashi
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 より撮影意図に沿った撮影を行うことができ
る使い勝手の良い音声制御カメラを提供する。 【解決手段】 フォーカスレンズ21,ズームレンズ3
7を各駆動するフォーカスモータ22,ズームモータ3
8と、これらのモータ22,38による駆動を各制御す
るフォーカスモータ駆動回路20,ズームモータ駆動回
路36と、音声を入力して音声信号に変換するマイクロ
フォン41と、このマイクロフォン41から出力される
音声信号に基づいて上記レンズ21,37を各駆動する
ためのコマンドコードを出力する音声入力回路42と、
この音声入力回路42から出力されるコマンドコードに
基づいて、上記各駆動回路20,36を介して上記各モ
ータ22,38により上記レンズ21,37を夫々所定
量または所定時間だけ駆動させる制御回路1とを備えた
音声制御カメラ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、音声制御カメラ、
より詳しくは、音声を入力して所定のカメラ動作を実行
する音声制御カメラに関する。
【0002】
【従来の技術】モータ等の電気的な駆動手段を用いて、
フォーカス動作やズーム動作を行う電動ズームカメラ
は、従来より製品化されており、例えばズーム動作につ
いては、テレ側とワイド側のズーム方向に各対応した2
つの操作スイッチの何れかを操作することにより、ズー
ム位置の移動が行われるようになっている。
【0003】また、フォーカス動作についても同様に、
近距離側と遠距離側のフォーカス方向に各対応した2つ
の操作スイッチを設けて、これらの何れかを操作するこ
とにより、フォーカス位置の移動を行うように構成する
ことが可能である。
【0004】こうした操作スイッチによりカメラの機能
を動作させる構成は、被写体の構図等をじっくりと吟味
しながら撮影する場合には比較的適しているが、撮影者
は、これらの操作スイッチに常に指を触れているわけで
はないために、とっさのズーム駆動やフォーカス駆動に
対応するのは困難であった。
【0005】上述したような操作スイッチにより制御を
行うカメラに対して、音声によりカメラの制御を行う音
声制御カメラが従来より提案されていて、こうしたカメ
ラは、カメラの特定の機能、例えばズーミング動作等を
実行させるために、その機能に割り付けられた音声制御
命令を撮影者が発声するようになっている。
【0006】このような技術手段の一例として、特開昭
64−56428号公報には、カメラの機能を制御する
制御機構において、音声を入力する音声入力手段と、入
力された音声を認識する音声認識手段と、認識結果に対
応する制御内容に基づいてカメラの機能を制御する制御
手段とを有し、カメラを操作する際に、上記音声入力手
段を介して所望の操作に対応する音声を入力し、入力さ
れた音声を上記音声認識手段により認識し、制御部は認
識結果に対応する制御内容に基づいてカメラの機能を制
御する音声によるカメラの制御方式が記載されている。
【0007】このような制御方式を適用したカメラにお
いては、例えば「ズーム35」と発声すると、その音声
を認識して、焦点距離35mmの位置へ自動的にズーミ
ングするようになっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
開昭64−56428号公報に記載されたような技術を
適用した音声制御カメラは、音声によりズーム位置を直
接指示する場合に、所定の焦点距離の何れかを選択しな
ければならず、所望のズーム位置に調整することができ
るものとはなっていない。従って、撮影者は、任意のズ
ーム位置を指定することができないために、ファインダ
を観察しながら最適な画角を選択するという撮影の自由
度をフルに活用することができなかった。
【0009】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、より撮影意図に沿った撮影を行うことができる使
い勝手の良い音声制御カメラを提供することを目的とし
ている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、第1の発明による音声制御カメラは、撮影光学系
を駆動する駆動源と、この駆動源による駆動を制御する
駆動制御手段と、音声を入力して音声信号に変換する音
声入力手段と、この音声入力手段から出力される音声信
号に基づいて上記撮影光学系を駆動するためのコマンド
コードを出力するコマンド出力手段と、このコマンド出
力手段から出力されるコマンドコードに基づいて上記駆
動制御手段を介して上記駆動源により上記撮影光学系を
所定量または所定時間だけ駆動させる制御手段とを備え
たものである。
【0011】また、第2の発明による音声制御カメラ
は、上記第1の発明による音声制御カメラにおいて、操
作することにより上記撮影光学系の駆動に係る指示入力
を行うための光学系駆動操作部材をさらに備え、上記制
御手段は、この光学系駆動操作部材が操作された場合に
も、その操作状態に応じて上記撮影光学系を駆動させる
ものである。
【0012】さらに、第3の発明による音声制御カメラ
は、上記第2の発明による音声制御カメラにおいて、上
記制御手段が、上記光学系駆動操作部材の操作がなされ
ている間は、上記撮影光学系を継続的に駆動させること
により、操作状態に応じた駆動を行わせるものである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1から図11は本発明の一実施
形態を示したものであり、図1は音声制御カメラの全体
的な構成を示すブロック図、図2は音声制御カメラの外
観を背面側から示す斜視図、図3は撮影予備動作検知回
路の構成を示す回路図、図4は音声入力回路の構成を示
すブロック図、図5は電池装填後の音声制御カメラの動
作の一部を示すフローチャート、図6は電池装填後の音
声制御カメラの動作の他の一部を示すフローチャート、
図7は音声ズームの動作を示すフローチャート、図8は
ズーム動作を示すフローチャート、図9はデジタル信号
処理回路による音声処理の動作を示すフローチャート、
図10は上記図6のステップS22におけるオートフォ
ーカスの代わりに行われる音声による合焦の動作を示す
フローチャート、図11は音声合焦動作の詳細を示すフ
ローチャートである。
【0014】音声制御カメラは、撮影者が発声する音声
制御命令(音声コマンド)に従って所定の動作を実行す
るカメラであり、本実施形態においては、音声制御命令
によってズーミング動作とストロボ発光モードの設定動
作とを行うことができるようになっており、さらに本実
施形態の後段では、フォーカス動作も行うことができる
例を示している。
【0015】この音声制御カメラは、図1に示すよう
に、カメラ全体の動作シーケンスを司るものであって例
えばCPU等でなる制御手段たる制御回路1と、指など
で操作することによりカメラを動作状態または非動作状
態に設定するためのメイン操作部材45と、このメイン
操作部材45の位置に応じてオン/オフしその状態に応
じた信号を上記制御回路1に出力するメイン操作部材検
知スイッチ(以下、メインスイッチと省略する)46
と、ロールフィルム(以下、フィルムと省略する)5が
収納されるフィルムパトローネ3の周面に印刷されたD
Xコード情報を読み取るためのDXコード入力回路2
と、上記フィルムパトローネ3から送出されたフィルム
5を給送するためのフィルム給送機構7と、このフィル
ム給送機構7の駆動源となるフィルム給送モータ6と、
上記制御回路1の指令の下にこのフィルム給送モータ6
を制御することによりフィルム5の給送を行わせるフィ
ルム給送回路4と、上記フィルム5の給送状態(移動
量)を該フィルム5に設けられたフィルムパーフォレー
ション等により検知するためのフィルム給送状態検知回
路24と、指などで押圧することによりテレ方向または
ワイド方向に各ズーミングさせるための光学系駆動操作
部材たるズーム操作ボタン28,29と、このズーム操
作ボタン28,29の操作に応じて各オンするテレスイ
ッチおよびワイドスイッチを含んでなるズーム検知スイ
ッチ35と、撮影光学系の一部であるズーム光学系たる
ズームレンズ37と、ズーミング動作を行うためにこの
ズームレンズ37を移動させるズーム機構39と、この
ズーム機構39の駆動源となるズームモータ38と、上
記ズーム検知スイッチ35の状態に応じて上記制御回路
1が出力する駆動制御信号に基づいてこのズームモータ
38を制御することによりズーミング動作を行わせる駆
動制御手段たるズームモータ駆動回路36と、上記ズー
ムレンズ37の移動位置(つまり、焦点距離情報)を検
知するためのズームレンズ位置検知回路40と、押圧式
の操作ボタンでなる光学系駆動操作部材たるレリーズボ
タン32と、このレリーズボタン32を半押しすること
により動作する1stレリーズ検知スイッチ33と、上
記レリーズボタン32を全押し(深押し)することによ
り動作する2ndレリーズ検知スイッチ34と、撮影光
束の通過時間を制御するシャッタとしての機能と撮影光
束の通過範囲を規定する露光開口を開閉する絞りとして
の機能とを兼用するセクタシャッタ17と、このセクタ
シャッタ17の駆動源となるプランジャ18と、上記制
御回路1から出力される駆動制御信号に基づいてこのプ
ランジャ18の動作を制御するシャッタ制御回路16
と、上記セクタシャッタ17の位置が例えば初期位置に
あるか開放位置にあるか等を検知するためのセクタ位置
検知スイッチ19と、撮影者が例えばグリップ部を把持
しているまたはファインダを観察している等の撮影予備
動作を行っているか否かを検知する撮影予備動作検知回
路43と、音声を入力して電気信号に変換して出力する
音声入力手段たるマイクロフォン41と、このマイクロ
フォン41から出力される音声信号を後述するように処
理してカメラの動作を行わせるためのコマンドコードを
上記制御回路1に出力するコマンド出力手段であり音声
解析手段たる音声入力回路42と、発光することにより
被写体に対して光を照射するストロボ発光部27と、こ
のストロボ発光部27の発光を制御するとともに発光用
の電荷を蓄積(充電)するためのストロボメインコンデ
ンサを備えたストロボ回路26と、被写体輝度を測定す
るために被写体光を受光して電気信号に変換して出力す
る測光センサ15と、この測光センサ15の出力信号に
基づき被写体輝度情報を出力する周囲光測定回路14
と、被写体までの距離を測定するための測光用光束の発
光を行う例えば発光ダイオード(LED)等でなる投光
素子10と、この投光素子10から発せられた光束を被
写体9に向けて投射する投光レンズ11と、該被写体9
からの反射光束を集光する受光レンズ12と、この受光
レンズ12によって集光された光束を受光して受光位置
に応じた電気信号に変換して出力する例えば半導体位置
検出装置(PSD)等でなる受光素子13と、この受光
素子13の出力に基づいて上記被写体9までの距離を検
知する測距回路8と、フィルム5に結像される被写体像
のピントを調節するための撮影光学系の一部をなすフォ
ーカス光学系たるフォーカスレンズ21と、このフォー
カスレンズ21を駆動するためのフォーカスレンズ駆動
機構23と、このフォーカスレンズ駆動機構23の駆動
源となるフォーカスモータ22と、上記測距回路8が検
出した被写体距離に応じて上記制御回路1が出力する駆
動制御信号に基づいてこのフォーカスモータ22を制御
することにより上記フォーカスレンズ21を合焦位置へ
移動させるための駆動制御手段たるフォーカスモータ駆
動回路20と、上記フォーカスレンズ21の現在位置を
検知するためのフォーカスレンズ位置検知回路25と、
を有して構成されている。
【0016】なお、この図1には、電源としての電池は
図示されていないが、上述したような各種の回路,素
子,アクチュエータ等の電気要素への電力は、この電池
から供給されるようになっている。また、各電気要素へ
の給電制御は、上記制御回路1が制御するようになって
いる。
【0017】次に、図2を参照してこの音声制御カメラ
の外観について説明する。
【0018】カメラ本体50の背面部の左上側には集音
用の孔57が穿設されていて、この集音用の孔57の内
部に撮影者の音声制御命令を集音するための上記マイク
ロフォン41が配置されている。
【0019】また、カメラ本体50の背面部上方にはフ
ァインダの接眼レンズ54が設けられており、この接眼
レンズ54の左側には、上記撮影予備動作検知回路43
の一部をなす顔面センサ55が配置されている。
【0020】この顔面センサ55は、撮影者が接眼レン
ズ54を介して被写体を観察しているか否かを検知する
ためのセンサであり、例えばLED55aとフォトトラ
ンジスタ55bとでなる一対の投受光装置を有して構成
されている。
【0021】この構成により、撮影者が上記接眼レンズ
54を介して観察している状態のときには、LED55
aから投射された光が撮影者の顔面で反射されてフォト
トランジスタ55bに入射し、該フォトトランジスタ5
5bの出力が変化する。この出力変化を後述する電気回
路によって検出することにより、撮影者が接眼レンズ5
4を介しての観察を行っているか否かを判断するように
なっている。
【0022】また、カメラ本体50の右側部には撮影者
が把持するためのグリップ部51が設けられており、こ
のグリップ部51には、上記撮影予備動作検知回路43
の一部をなすグリップセンサ56が配置されていて、一
対の電極56a,56bを有して構成されている。
【0023】このグリップセンサ56は、撮影者が上記
グリップ部51を把持していることを検知するためのも
のであり、撮影者が該グリップ部51を把持していない
場合には2つの電極56a,56bは絶縁状態となり、
一方、把持している場合には撮影者の手のひらを介して
2つの電極56a,56bが導通状態となるように構成
されている。
【0024】こうして、一対の電極56a,56bが絶
縁状態であるかまたは導通状態であるかを後述する電気
回路で検出することにより、撮影者がグリップ部51を
把持しているか否かを判断することができるようになっ
ている。
【0025】さらに、カメラ本体50の上面部の上記グ
リップ部51側には、例えばスライド式の操作部材でな
る上記メイン操作部材45が配設されていて、このメイ
ン操作部材45をオン(ON)側の位置に操作するとカ
メラが動作状態となり、オフ(OFF)側の位置に操作
すると非動作状態となるように構成されている。
【0026】また、このカメラ本体50の上面部の右側
には、撮影動作の開始を指示するための押圧式の操作部
材であるレリーズボタン32が配設されている。
【0027】一方、上記カメラ本体50の前面部には上
記フォーカスレンズ21やズームレンズ37を含む撮影
光学系を内部に保持するズームレンズ鏡胴52が配置さ
れている。
【0028】そして、上記カメラ本体50の背面部の上
記接眼レンズ54の右側には、このズームレンズ鏡胴5
2内のズームレンズ37による撮影光学系の焦点距離の
変更(ズーミング)を指示するための上記ズーム操作ボ
タン28,29が配設されている。なお、一方のズーム
操作ボタン28は焦点距離をテレ側に変更する指示を行
うためのものであり、他方のズーム操作ボタン29は焦
点距離をワイド側に変更する指示を行うためのものであ
る。
【0029】続いて、図3を参照して上記撮影予備動作
検知回路43の詳細な回路構成について説明する。
【0030】上述したように、上記撮影予備動作検知回
路43の一部をなす顔面センサ55は、LED55aと
フォトトランジスタ55bとを有して構成されている。
【0031】上記LED55aは、制御回路1のポート
P1に接続されており、上記フォトトランジスタ55b
は、該制御回路1のポートP2に接続されている。
【0032】そして、制御回路1のポートP1からLE
D55aの制御信号(ロー(Low)信号)が出力され
ると、LED55aが発光するようになっている。
【0033】このLED55aから投射された光は、撮
影者が接眼レンズ54を介して観察している場合には、
該撮影者の顔面で反射して、上記フォトトランジスタ5
5bに入射する。
【0034】すると、ポートP2の電圧レベルがロー
(Low)からハイ(High)に変化するために、制
御回路1はこれによって撮影者が接眼レンズ54を介し
て観察しているか否かを判断することができるようにな
っている。
【0035】また、この撮影予備動作検知回路43の一
部をなすグリップセンサ56は、一方の電極56aが抵
抗58によりプルアップされた状態で上記制御回路1の
ポートP3に接続されていて、他方の電極56bはグラ
ンドに接続されている。
【0036】従って、撮影者がグリップ部51を把持し
ていなければポートP3の状態はハイ(High)とな
る。一方、撮影者がグリップ部51を把持すると、撮影
者の手のひらを介して2つの電極が導通状態となるため
に、ポートP3は電極56a→手のひら→電極56bを
介してグランドに接続され、その電圧レベルはロー(L
ow)となる。制御回路1は、このポートP3の電圧レ
ベルの変化を検出することにより、撮影者がグリップ部
51を把持しているか否かを判断するようになってい
る。
【0037】次に、図4を参照して上記音声入力回路4
2の詳細な回路構成について説明する。
【0038】この音声入力回路42は、上記マイクロフ
ォン41から出力されるアナログの音声信号に増幅処理
等を施すアナログ処理回路61と、このアナログ処理回
路61の出力をデジタル音声信号に変換するA/D変換
回路62と、このA/D変換回路62からのデジタル音
声信号に基づき音声コマンド信号を生成して出力するデ
ジタル信号処理回路63と、このデジタル信号処理回路
63がデジタル音声信号から音声コマンド信号を生成す
る際に参照するデータが記憶されている記憶手段たる記
憶回路64と、を有して構成されていて、この音声入力
回路42内の各回路には、電源制御回路65から電源ラ
インを介して電源が供給されるようになっている。
【0039】なお、この電源制御回路65は、上記制御
回路1から出力される電源制御信号に基づいて制御され
るようになっている。
【0040】このような構成において、上記マイクロフ
ォン41により集音された音声制御命令は、該マイクロ
フォン41においてアナログの電気信号に変換された後
に、上記音声入力回路42に入力される。
【0041】すると、まずアナログ処理回路61におい
て増幅処理が行われた後に、A/D変換回路62でデジ
タル音声情報に変換され、その後にデジタル信号処理回
路63に入力される。
【0042】このデジタル信号処理回路63は、A/D
変換されたデジタル音声情報を音声解析して音声制御命
令として解釈し(表1参照)、それを記憶回路64内の
情報を参照することにより音声制御コード(つまり、制
御回路1が判別可能なコマンドコード)に変換して(表
2参照)、上記制御回路1に送信する機能を有してい
る。
【0043】具体的には、上記記憶回路64には検索用
見出し情報とそれに対応するコマンドコードが記憶され
ており、後で詳しく説明するように、1つのコマンドコ
ードについて、1つ以上の音声制御命令が対応して記憶
されている。そして、上記デジタル信号処理回路63
は、取得したデジタル音声情報を検索キーとして記憶回
路64内の検索用見出し情報を検索し、合致するものが
見つかれば、それに対応するコマンドコードを読み出す
動作を行う。
【0044】また、制御回路1から電源制御信号により
電源をオンさせる指示が送られれば、上記電源制御回路
65は、音声入力回路42内の各回路に電源を供給し、
一方、電源をオフさせる指示が送られれば、各回路への
電源供給を停止するように動作する。
【0045】こうして電源供給が停止された状態では、
音声入力回路42内の各回路における電源消費をゼロに
抑制することができるために、カメラシーケンス上で音
声制御が不要となる場合には、消費電力の削減(省エ
ネ)を図るべく、該音声入力回路42への電源供給をオ
フするようにしておくと良い。
【0046】次に、図5から図8を参照して、この音声
制御カメラの動作について説明する。なお、これらの各
図は、主として上記制御回路1の制御の流れを示したも
のである。
【0047】まず、図5および図6は、この音声制御カ
メラに電池を装填してからの一連の動作を示すフローチ
ャートであり、これらは本来一つの図面とするものであ
るが、記載の都合上、2つの図面に分割したものであ
る。
【0048】電源となる電池がこの音声制御カメラに装
填されると、上記制御回路1に電源が供給されることに
より、該制御回路1がパワーオンリセットされて、この
一連の動作を開始する。
【0049】するとまず、上記メイン操作部材45がオ
ン位置とオフ位置の何れに設定されているかを、上記メ
インスイッチ46の状態をチェックすることにより判定
する(ステップS1)。
【0050】ここでメインスイッチ46がオフであれ
ば、サブルーチン「イニシャライズ」を実行する(ステ
ップS2)。このサブルーチンは、主に、レンズ鏡胴5
2を収納時の位置(例えば、沈胴位置)へ駆動する処理
を行うものである。
【0051】その後、カメラ内の回路の動作状態を低消
費電力状態(省エネ状態)に設定して、上記メインスイ
ッチ46がオンされるのを待機する(ステップS3)。
この低消費電力状態は、上記制御回路1の動作クロック
を停止させ、また、他の回路への電源供給も遮断するこ
とにより実現する。
【0052】この低消費電力状態においては、制御回路
1は動作を停止しているが上記メインスイッチ46の状
態変化だけは検出することが可能となっており、もし撮
影者がメイン操作部材45をオン位置に操作してメイン
スイッチ46がオフからオンに変化すれば、この低消費
電力状態を解除して通常動作を開始するようになってい
る。
【0053】上記ステップS1またはステップS3にお
いて、メインスイッチ46がオンになったことが検出さ
れたら、上記フィルム給送状態検知回路24からの情報
に基づいて、フィルム5の初期巻き上げ(空送り)が完
了した状態となっているか否かをチェックする(ステッ
プS4)。
【0054】空送りがまだ完了していない(つまり、フ
ィルムパトローネ3を装填してカメラの裏蓋等を閉じた
だけの状態)場合には、フィルム5の初期巻き上げを行
うためのサブルーチン「空送り」を実行する(ステップ
S5)。
【0055】このステップS5が終了するか、または上
記ステップS4においてすでに空送りが完了していると
判断された場合には、ストロボ回路26からの情報に基
づいて、該ストロボ回路26内のストロボメインコンデ
ンサの充電が完了しているか否かを判定する(ステップ
S6)。
【0056】そして、充電が完了していない場合には、
サブルーチン「ストロボ充電」を実行することにより、
ストロボメインコンデンサへの発光用電荷の蓄積を行う
(ステップS7)。
【0057】このステップS7が終了するか、または上
記ステップS6においてすでにストロボメインコンデン
サの充電が完了していると判断された場合には、上記フ
ォトトランジスタ55bが接続されている上記ポートP
2の状態をチェックすることにより、撮影者が上記接眼
レンズ54を介して観察しているか否かを判断する(ス
テップS8)。
【0058】ここで、ポートP2がハイ(High)と
なっている場合には、撮影者がファインダの接眼レンズ
54を介して観察している(つまり、撮影予備動作を行
っている)と判断することができるために、後述するス
テップS13へ進む。
【0059】一方、ポートP2がロー(Low)となっ
ている場合には、撮影者は接眼レンズ54を介して観察
していないと判断して、次に、グリップセンサ56の電
極56aが接続されているポートP3の状態をチェック
する(ステップS9)。
【0060】ここで、ポートP3がハイ(High)と
なっている場合には、撮影者がグリップ部51を把持し
ていないと判断して、後述するステップS10へ進む。
【0061】一方、ポートP3がロー(Low)となっ
ている場合には、撮影者がグリップ部51を把持してい
る(つまり、撮影予備動作を行っている)と判断するこ
とができるために、後述するステップS13へ進む。
【0062】そして、撮影者がファインダの接眼レンズ
54を介して観察しているか、あるいは、グリップ部5
1を把持していると判断された場合には、上記電源制御
回路65に対して音声入力回路42内の各回路へ給電を
行うように指示する(ステップS13)。
【0063】その後、サブルーチン「音声コマンド入
力」を実行する(ステップS14)。このサブルーチン
は、音声入力回路42内のデジタル信号処理回路63か
ら音声コマンド信号を取り込む処理を行うものである。
【0064】こうして上記ステップS14のサブルーチ
ン「音声コマンド入力」を実行した結果、音声コマンド
が入力されたか否かを判定し(ステップS15)、音声
コマンドが入力されなかった場合(例えば、所定時間経
過しても撮影者が音声を発しなかった場合であるとか、
あるいは発声したにもかかわらず、雑音に紛れるなどし
て音声識別を行うことができなかった場合など)には、
後述するステップS11に進む。
【0065】一方、このステップS15において、予め
用意されている音声コマンドの一つが入力されたと判断
された場合には、入力された音声コマンドがストロボモ
ードを変更するためのものであるか否かをチェックする
(ステップS16)。
【0066】ここでストロボモードを変更するためのコ
マンドであると判定された場合には、サブルーチン「ス
トロボモード設定」を実行し(ステップS17)、一
方、ストロボモードを変更するためのコマンドでないと
判定された場合には、サブルーチン「音声ズーム」を実
行する(ステップS18)。
【0067】ここに、上記ステップS17のサブルーチ
ン「ストロボモード設定」は、ストロボオート(低輝度
時自動発光)モードとストロボオフ(発光禁止)モード
の何れかを設定するためのサブルーチンであって、音声
入力回路42内のデジタル信号処理回路63から制御回
路1に出力された音声コマンドに従って設定する。
【0068】また、上記ステップS18のサブルーチン
「音声ズーム」は、音声コマンドに従って上記ズームレ
ンズ37を駆動し、撮影光学系の焦点距離を長くするズ
ームアップ動作、または焦点距離を短くするズームダウ
ン動作を実行するサブルーチンである。
【0069】このステップS18のサブルーチン「音声
ズーム」の詳細について、図7を参照して説明する。
【0070】まず、入力された音声コマンドがズームア
ップコマンドであるか否かを判断して(ステップS4
1)、ズームアップコマンドであると判断された場合に
は、上記ズームレンズ位置検知回路40によって現在の
ズーム位置がテレ端(望遠側の終端)であるか否かをチ
ェックする(ステップS45)。
【0071】ここで、テレ端でない場合には、上記ズー
ムレンズ37をテレ方向(望遠方向)に所定量だけ駆動
してから(ステップS46)、一方、テレ端である場合
には、それ以上のテレ側への駆動は不可能となるために
何も動作を行うことなくそのまま、リターンする。
【0072】また、上記ステップS41において、ズー
ムアップコマンドでないと判断された場合には、入力さ
れた音声コマンドがズームダウンコマンドであるか否か
を判断し(ステップS42)、ズームダウンコマンドで
ある場合には、ズームアップ時と同様にまず現在のズー
ム位置がワイド端であるか否かをチェックする(ステッ
プS43)。
【0073】そして、ワイド端でない場合には、上記ズ
ームレンズ37をワイド方向(広角方向)に所定量だけ
駆動してから(ステップS44)、一方、ワイド端であ
る場合には、何も動作を行うことなくそのまま、リター
ンする。
【0074】また、上記ステップS41においてズーム
アップコマンドではないと判定され、かつ上記ステップ
S42においてズームダウンコマンドでないと判定され
た場合には、ノイズであると判断して、ズーミング動作
を実行することなくそのままリターンする。
【0075】ここで上記ステップS44またはステップ
S46において、ズーミング動作時の駆動を所定量だけ
にする理由について説明する。
【0076】音声コマンドによってズーミング動作を実
行する場合には、撮影者がズーミング動作に対応する音
声コマンドを発声すると、音声制御カメラはそれを検知
してズーミング動作を開始する。
【0077】このとき仮に、ズーミング動作の終了も音
声コマンドによって行うように構成したとすると、撮影
者は開始の発声と終了の発声とを行わなければならない
ことになるために、非常に煩わしくなる。さらに終了の
音声コマンドは、ズーミング動作中に発声することにな
るために、該ズーミング音がノイズとなって停止コマン
ドの認識率を低下させる可能性もある。
【0078】このような観点から、本実施形態の音声制
御カメラにおいては、ズーミングに対応する音声コマン
ドが入力された場合に、所定量だけズーミング動作を行
うように構成して、終了の発声を行わなくても済むよう
にしている。
【0079】ところで上記従来の技術においても説明し
たように、ズーム操作ボタンを操作するとズーミング動
作が行われる電動ズーム付きカメラが製品化されている
が、こうしたカメラでは、ズーム動作時のスピードを優
先すると狙いのズーム位置に停止させるのが困難とな
り、これに対して停止精度を優先するとズーム移動に要
する時間が長くなってしまうという難点があった。
【0080】さらに上述したように、ズーム操作ボタン
によるズーミングの場合には、撮影者の指が常にズーム
操作ボタン上に位置しているわけではないために、とっ
さのズーム駆動に対応するのは困難であった。
【0081】そこで、本実施形態の音声制御カメラは、
音声コマンドによるズーミング動作とともにズーム操作
ボタンを手動操作することによってもズーミング動作が
可能である特徴を生かして、大幅かつ迅速なズーミング
を所望する場合にはズーム操作ボタンを手動操作して従
来と同様のズーミング動作を行い、その後に音声コマン
ドによるズーミングで微調整するという使い分けをする
ことができるように構成されている。
【0082】従って、音声コマンドによるズーミング動
作時の所定の駆動量は、微調整を行うのに適した駆動量
となっている。これにより、上述したような従来技術の
難点を解消することができる使い易い電動ズームカメラ
とすることができる。
【0083】なお、ここでは所定量だけ駆動するように
したが、この代わりに所定時間だけ駆動させるようにし
ても、ほぼ同様の効果を奏することができる。
【0084】図5に戻って、上記ステップS8およびス
テップS9のチェックによって、撮影者がファインダを
観察していないし、グリップ部51も把持していないと
判明した場合には、撮影予備動作に入っていないと判断
して、節電を図るべく、上記電源制御回路65に対して
音声入力回路42内の各回路への給電を遮断するように
指示する(ステップS10)。従って、この状態で音声
コマンドを発声しても、カメラは該音声コマンドに応答
した動作は行わない。
【0085】そして、上記ステップS10,S17,S
18の何れかが終了するか、あるいは上記ステップS1
5において音声コマンドが入力されていないと判断され
た場合には、ズーム検知スイッチ35の状態をチェック
して、撮影者がズーム操作ボタン28,29を操作して
いるか否かを判断する(ステップS11)。
【0086】ここで、ズーム操作ボタン28,29が操
作されている場合には、サブルーチン「ズーム」を実行
する(ステップS12)。
【0087】このステップS12のサブルーチン「ズー
ム」について、図8を参照して説明する。
【0088】まず、ズーム検知スイッチ35内のテレス
イッチがオンしているか否かをチェックし(ステップS
51)、オンしている場合には、上記ズームモータ駆動
回路36にテレ方向への駆動信号を出力することにより
ズームレンズ37をテレ方向に駆動させ(ステップS5
2)、その後に上記ステップS51へ戻る。
【0089】一方、上記ステップS51において、テレ
スイッチがオンしていないと判断された場合には、次
に、ズーム検知スイッチ35内のワイドスイッチがオン
しているか否かをチェックする(ステップS53)。
【0090】ここでワイドスイッチがオンしている場合
には、上記ズームモータ駆動回路36にワイド方向への
駆動信号を出力することによりズームレンズ37をワイ
ド方向に駆動させ(ステップS54)、その後に上記ス
テップS51に戻る。
【0091】また、上記ステップS51,S53の両方
でスイッチがオンしていないと判断された場合には、撮
影者がズーミング動作を終了させようとしてズーム操作
ボタン28,29の操作を取り止めたと考えられるため
に、ズームモータ駆動回路36へ駆動停止信号を出力す
ることによりズームモータ38の駆動を停止させてから
(ステップS55)、リターンする。
【0092】こうしてステップS12のサブルーチン
「ズーム」が終了するか、あるいは、上記ステップS1
1において、ズーム操作ボタン28,29が操作されて
いないと判断された場合には、図6に行って、1stレ
リーズ検知スイッチ33の状態をチェックして、レリー
ズボタン32が半押しされているか否かを判断する(ス
テップS20)。
【0093】ここで、1stレリーズ検知スイッチ33
がオンしていない場合には、撮影者には撮影を行う意志
がないために、上記ステップS1へ戻る。
【0094】一方、1stレリーズ検知スイッチ33が
オンしている場合には、サブルーチン「DXコード読
込」を実行して、上記DXコード入力回路2から、装填
されているフィルム5のISO感度情報等を読み込む
(ステップS21)。
【0095】次に、測距回路8を動作させて被写体距離
を検出するとともに、その情報に基づいてフォーカスレ
ンズ21を合焦位置へ駆動するためのサブルーチン「測
距」を実行する(ステップS22)。
【0096】上記フォーカスレンズ21の合焦位置への
停止は、フォーカスレンズ位置検知回路25からの検出
信号に応じて制御回路1が駆動制御信号を出力し、上記
フォーカスモータ駆動回路20によってフォーカスモー
タ22を制御させることにより行う。
【0097】続いて、周囲光測定回路14を動作させ
て、被写体輝度を検出するためのサブルーチン「測光」
を実行する(ステップS23)。
【0098】そして、2ndレリーズ検知スイッチ34
の状態をチェックし、レリーズボタン32が全押しされ
ているか否かを判断する(ステップS24)。
【0099】ここで2ndレリーズ検知スイッチ34が
オンしていない場合には、再度、1stレリーズ検知ス
イッチ33がオンしているか否かを判断し(ステップS
31)、1stレリーズ検知スイッチ33もオンしてい
ないと判断された場合には、撮影者がレリーズボタン3
2から指を離したことになるために、そのまま上記ステ
ップS1に戻る。
【0100】一方、ステップS31において、1stレ
リーズ検知スイッチ33がオンのままである場合には、
撮影者はレリーズボタン32の半押しを継続しているこ
とになるために、再び上記ステップS24に戻って、2
ndレリーズ検知スイッチ34がオンされるのを待機す
る。
【0101】こうして、上記ステップS24において、
2ndレリーズ検知スイッチ34がオンしたことが検出
された場合には、サブルーチン「露光」を実行する(ス
テップS25)。
【0102】このサブルーチン「露光」においては、セ
クタ位置検知スイッチ19の状態を確認しながら、上記
ステップS23の測光結果に基づいて上記制御回路1が
シャッタ制御回路16に駆動制御信号を出力することに
より、該シャッタ制御回路16がプランジャ18を駆動
して、上記セクタシャッタ17の開閉動作(つまり、露
光動作)を行わせる。
【0103】こうしてフィルム5への露光動作が終了し
た後は、サブルーチン「1駒巻上」を実行して、フィル
ム給送モータ6を駆動させてフィルム5を1駒分巻き上
げるための駆動制御信号をフィルム給送回路4に出力す
る(ステップS26)。このとき、フィルム5が1駒分
巻き上げられたか否かは、上記フィルム給送状態検知回
路24の出力信号に基づいて判断するようになってい
る。
【0104】次に、フィルムエンドになったか否かを判
定し(ステップS27)、フィルムエンドでない場合に
は上記ステップS1に戻り、一方、フィルムエンドとな
った場合には、サブルーチン「巻戻」を実行して、フィ
ルム5をフィルムパトローネ3内に収納する(ステップ
S28)。
【0105】このステップS28のサブルーチン「巻
戻」が終了した後は、上記ステップS2と同様のサブル
ーチン「イニシャライズ」を再び実行してカメラを初期
状態に戻してから(ステップS29)、フィルムパトロ
ーネ3が再装填されるのを待機する(ステップS3
0)。
【0106】なお、フィルムパトローネ3が再装填され
ない限り、このステップS30の状態からは復帰しな
い。そして、再装填が行われた後は、上記ステップS1
に戻るようになっている。
【0107】次に、音声入力回路42内のデジタル信号
処理回路63の動作について詳細に説明する。
【0108】上述したように、デジタル信号処理回路6
3の機能は、A/D変換回路62でA/D変換されたデ
ジタル音声情報に対応するコマンドコードを制御回路1
に出力することである。
【0109】具体例を挙げると、撮影者が「ストロボオ
フ」と発声したときに、その音声制御命令を検索キーと
して記憶回路64内のデータを検索し、合致するものが
あればそれに対応して記憶されるコマンドコード「00
101」を該記憶回路64から読み出して制御回路1に
送信するというものである。
【0110】このときの特徴としては、「ストロボオ
フ」,「ストロボ禁止」,「フラッシュオフ」,「フラ
ッシュ禁止」など、同じ機能を意味する異なる呼称や表
現を用いても、「撮影時にストロボの発光を禁止する」
という機能を実現することができるようにしたことであ
り、つまり、1つの機能に対して複数の音声制御命令を
受け付け可能としている。
【0111】こうした入力される音声とそれに対応する
コマンドコードとの関係を示す例について、表1および
表2を参照して具体的に説明する。
【0112】
【表1】
【表2】
【0113】ここに、表1は入力音声に対応するA/D
変換後のデータを示すもの、表2はA/D変換された音
声データに対応するコマンドコードを示すものである。
【0114】この表1の左欄に示すような音声入力が行
われると、該音声がマイクロフォン41により電気信号
に変換され、その後に処理されてデジタル信号に変換さ
れた後に、音素の解析等の音声解析を行うことにより、
表1の右欄に示すようなA/D変換データになる。ここ
に、A/D変換データの末尾の「H」は、16進数であ
ることを示している。
【0115】そして、このA/D変換データを、記憶回
路64内のデータテーブルを参照して、コマンドコード
に変換する。このときのデータテーブルの内容を示すの
が表2である。なお、このデータテーブルの右欄に示す
コマンドコードは、2進数により表されている。
【0116】これらの表を参照すれば分かるように、
「ストロボキンシ」,「ストロボオフ」,「フラッシュ
キンシ」,「フラッシュオフ」の何れもが、同一のコマ
ンドコード「00101」に変換されるようになってい
る。
【0117】また、「ストロボオート」,「フラッシュ
オート」は、何れもコマンドコード「00110」に変
換される。
【0118】同様に、「ズームアップ」,「テレ」,
「ボウエン」は、何れもコマンドコード「01010」
に変換される。
【0119】そして、「ズームダウン」,「ワイド」,
「コウカク」は、何れもコマンドコード「01100」
に変換される。
【0120】このような例において、今、撮影者が「フ
ラッシュキンシ」と発声したとする。すると、このアナ
ログ音声をA/D変換して得られたデジタルデータは、
表1から「13A4178BH」であることが分かる。
【0121】このデジタルデータを検索キーとして表2
を参照すると、コマンドコードは「00101」とな
る。つまり、「フラッシュキンシ」という音声には「0
0101」というコードが対応することになる。
【0122】この「フラッシュキンシ」と同意語となる
「ストロボキンシ」,「ストロボオフ」,「フラッシュ
オフ」を発声した場合にも、最終的に得られるコマンド
コードは「00101」となって、同じ機能については
音声制御命令が異なっても、同一のコマンドコードが制
御回路1に対して出力されることになる。
【0123】なお、これら表1および表2の各下側5段
の欄は、音声によるフォーカシングに関するものであ
り、これらについては後で詳しく説明する。
【0124】このようなデジタル信号処理回路63の動
作の流れについて、図9を参照して説明する。
【0125】このデジタル信号処理回路63による音声
処理が開始されると、まず、上記A/D変換回路62か
らデジタル化された音声データが入力されるのを待機し
て(ステップS61)、入力があった場合には、その音
声データを一時的に記憶しておく(ステップS62)。
【0126】次に、サブルーチン「メモリ検索」を実行
して、上記記憶回路64内に記憶されているコマンドコ
ードの検索を実行する(ステップS63)。
【0127】そして、音声データと一致するものが発見
されたか否かを判断し(ステップS64)、一致するデ
ータが発見されない場合には、音声情報の誤認識と考え
られるために、上記ステップS61へ戻る。
【0128】また、上記ステップS64において、音声
データと一致するものが発見された場合には、サブルー
チン「コマンドコード参照」を実行して、該音声データ
に対応するコマンドコードを記憶回路64から読み出す
(ステップS65)。
【0129】続いて、サブルーチン「コマンドコード送
信」を実行して、読み出したコマンドコードを制御回路
1に送信し(ステップS66)、その後は、再び上記ス
テップS61に戻る。
【0130】上記デジタル信号処理回路63は、電源制
御回路65から電源が供給されている間は、この図9に
示したような動作を継続して行うようになっている。
【0131】次に、上述では撮影光学系の合焦駆動は、
オートフォーカスを前提としたものであったが、これを
音声によって駆動するようにしても良い。その具体的な
例について、図10および図11を参照して説明する。
【0132】まず、上記図6のステップS22における
オートフォーカスの代わりに行われる音声による合焦の
動作は、図10に示すようになる。
【0133】上記ステップS21においてDXコード読
み込みが行われた後に、音声合焦コマンド(フォーカス
動作を行わせるための音声制御命令)が入力されたか否
かを判断し(ステップS71)、入力された場合には、
後述するような音声合焦のサブルーチンを行い(ステッ
プS72)、その後に上記図6のステップS23へ行っ
て測光のサブルーチンを行う。
【0134】また、上記ステップS71において、音声
コマンドが入力されていない場合には、1stレリーズ
検知スイッチ33が依然としてオンのままであるか否か
を判断し、オンのままである場合には上記ステップS7
1に戻って合焦コマンドが入力されるのを待機し、一
方、1stレリーズ検知スイッチ33がオフになってい
る場合には、撮影者が撮影動作を一旦取り止めにしたと
して、図5の上記ステップS1に戻る。
【0135】次に、音声合焦動作のサブルーチンは図1
1に示すように行われる。
【0136】フォーカス動作に係る音声制御命令が上記
マイクロフォン41から入力されると、上記音声入力回
路42において上述したようにコマンドコードに変換さ
れ、制御回路1に入力される。
【0137】制御回路1は、入力されたコマンドコード
に基づいて、撮影光学系のフォーカスレンズ21を至近
側へ駆動するか否かを判断する(ステップS81)。
【0138】ここで、例えば入力された音声が「テマエ
(手前)」というものであった場合には、フォーカス位
置を至近側へ駆動する命令であることになる。このよう
に至近方向への音声コマンドであると判断された場合に
は、まず、フォーカス位置が至近端であるか否かを判断
し(ステップS82)、至近端である場合にはそれ以上
至近側に駆動することはできないために、何も行うこと
なく後述するステップS87へ行く。
【0139】一方、ステップS82において、至近端で
ない場合には、撮影光学系のフォーカスレンズ21を至
近側へ所定量だけ駆動して(ステップS83)から後述
するステップS87へ行く。
【0140】また、上記ステップS81において、音声
コマンドが至近方向へのものでないと判断された場合に
は、今度は無限方向への音声コマンドであるか否かを判
断し(ステップS84)、無限方向への音声コマンドで
ない場合には、そのまま後述するステップS87へ行
く。
【0141】このステップS84において、例えば入力
された音声が「アッチ(あっち)」というものであった
場合には、フォーカス位置を無限側へ駆動する命令であ
ることになる。このように無限方向への音声コマンドで
あると判断された場合には、まず、フォーカス位置が無
限端であるか否かを判断し(ステップS85)、無限端
である場合にはそれ以上無限側に駆動することはできな
いために、何も行うことなく後述するステップS87へ
行く。
【0142】一方、ステップS85において、無限端で
ない場合には、撮影光学系のフォーカスレンズ21を無
限側へ所定量だけ駆動して(ステップS86)から次の
動作を行う。
【0143】そして、入力された音声が了解を意味する
「オーケー(OK)」であるか否かを判断し(ステップ
S87)、「OK」でない場合には、音声入力があるか
否かを判定する(ステップS88)。
【0144】音声入力がある場合には、上記ステップS
81へ戻って上述したような動作を繰り返す。また、音
声入力がない場合には、1stレリーズ検知スイッチ3
3が依然としてオンのままであるか否かを判断し(ステ
ップS89)、オンのままである場合には、上記ステッ
プS88に戻って動作を継続し、1stレリーズ検知ス
イッチ33がオフになった場合には、撮影者が撮影動作
を取り止めたとして、図5の上記ステップS1に戻る。
【0145】そして、上記ステップS87において、
「OK」の発声が行われたと判断された場合には、この
音声合焦の処理を抜けて、上記図6のステップS23へ
行って測光の動作を行う。
【0146】また、この音声合焦コマンドと制御回路1
へ出力されるコマンドコードとの対応関係は、上記表
1,表2の各下側5段の欄に示したようになっている。
【0147】すなわち、フォーカス位置を至近方向に駆
動するための音声制御命令である「テマエ(手前)」,
「コッチ(こっち)」は、何れも同一のコマンドコード
「01101」に変換される。
【0148】同様に、フォーカス位置を無限方向に駆動
するための音声制御命令である「アッチ(あっち)」,
「トオク(遠く)」は、何れも同一のコマンドコード
「01111」に変換される。
【0149】こうして、同一の機能を示す複数の音声制
御命令は、1つのコマンドコードに変換されるために、
撮影者が発声する際の自由度が高まる。
【0150】また、了解を示す「オーケー(OK)」
は、コマンドコード「01110」に変換されるように
なっている。
【0151】なお、上述では音声制御命令に応じて、所
定量だけフォーカスレンズを駆動するようにしたが、こ
の代わりに所定時間だけ駆動させるようにしても、ほぼ
同様の効果を奏することができる。
【0152】また、上述したような音声による合焦動作
も、オートフォーカスによる合焦動作と併せて行うよう
にすることが可能である。すなわち、オートフォーカス
により大まかに合焦を行わせ、その後に、音声による所
定量だけの駆動により、該焦点位置を微調整するように
しても構わない。このようにすれば、オートフォーカス
による焦点位置が撮影者の意図に沿わない場合でも、必
要に応じて所望の位置に調節することが可能となる。
【0153】さらに、上述した実施形態では、音声制御
を行う対象となるカメラの機能として「ストロボモー
ド」,「ズーム動作」,「フォーカス動作」を例に挙げ
たが、これらに限定されるものではなく、操作部材の操
作により動作する全てのカメラ動作(例えば、露出補
正,シャッタ秒時調整,絞り調整,露出モード変更な
ど)に広く適用することが可能である。
【0154】そして、上述では、音声制御を行うカメラ
として、フィルムを用いる銀塩カメラを例に挙げたが、
本発明はもちろんこれに限定されるものではなく、CC
D等の撮像素子を用いる電子カメラや、動画を記録する
ビデオカメラ等に広く適用可能であることはいうまでも
ない。
【0155】このような実施形態によれば、ズーム動作
やフォーカス動作などの撮影光学系を駆動させるカメラ
機能を、音声制御命令を用いて作動させることができ
る。
【0156】そして、音声制御命令によりズーム動作や
フォーカス動作を行わせる際には、所定量だけ駆動する
ようにしたために、ズーム動作やフォーカス動作を終了
させる音声制御命令を発声する必要がなくなり、使い勝
手が良くなる。
【0157】さらに、電動によるズーム動作を、操作さ
れることにより継続的にズーム動作を行うズーム操作ボ
タンによる迅速なものと、音声による微調整とに使い分
けて行うことができるために、素早い正確な電動ズーム
を、より操作性良く行うことができる。
【0158】同様に、フォーカス動作を、オートフォー
カスによる迅速なものと、音声制御命令による微調整と
に使い分けて行うことができるために、所望の位置への
合焦動作を、素早くかつ使い勝手良く行うことができ
る。
【0159】また、ズーム動作やフォーカス動作を行わ
せるのに必要な音声制御命令が予め複数設定されている
ために、メーカーや撮影者により異なる場合がある音声
制御命令に広く対応することができ、撮影者は慣れた音
声制御命令の変更を強いられることなくそのまま使用可
能となって、使い易い音声制御カメラとなる。
【0160】そして、撮影者が撮影予備動作を行ってい
ない場合には、音声入力回路への電源供給を遮断するよ
うにしたために、効果的な節電を図ることができる。
【0161】なお、本発明は上述した実施形態に限定さ
れるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲内にお
いて種々の変形や応用が可能であることは勿論である。
【0162】[付記]以上詳述したような本発明の上記
実施形態によれば、以下のごとき構成を得ることができ
る。
【0163】(1) 撮影光学系を駆動する駆動源と、
この駆動源による駆動を制御する駆動制御手段と、音声
を入力して音声信号に変換する音声入力手段と、この音
声入力手段から出力される音声信号に基づいて上記撮影
光学系を駆動するためのコマンドコードを出力するコマ
ンド出力手段と、このコマンド出力手段から出力される
コマンドコードに基づいて、上記駆動制御手段を介して
上記駆動源により上記撮影光学系を所定量または所定時
間だけ駆動させる制御手段と、を具備したことを特徴と
する音声制御カメラ。
【0164】(2) 操作することにより、上記撮影光
学系の駆動に係る指示入力を行うための光学系駆動操作
部材をさらに具備し、上記制御手段は、この光学系駆動
操作部材が操作された場合にも、その操作状態に応じて
上記撮影光学系を駆動させるものであることを特徴とす
る付記(1)に記載の音声制御カメラ。
【0165】(3) 上記制御手段は、上記光学系駆動
操作部材の操作がなされている間は、上記撮影光学系を
継続的に駆動させることにより、操作状態に応じた駆動
を行わせるものであることを特徴とする付記(2)に記
載の音声制御カメラ。
【0166】(4) 上記撮影光学系はズーム光学系を
含んでなり、上記制御手段は、該ズーム光学系を駆動さ
せるものであることを特徴とする付記(1)、付記
(2)、または付記(3)に記載の音声制御カメラ。
【0167】(5) 上記撮影光学系はフォーカス光学
系を含んでなり、上記制御手段は、該フォーカス光学系
を駆動させるものであることを特徴とする付記(1)ま
たは付記(2)に記載の音声制御カメラ。
【0168】(6) 撮影光学系を駆動する駆動源と、
この駆動源による駆動を制御する駆動制御手段と、音声
を入力して音声信号に変換する音声入力手段と、この音
声入力手段から出力される音声信号を音声制御命令とし
て解釈する音声解析手段と、この音声解析手段により解
釈された音声制御命令に対応するコマンドコードを出力
するコマンド出力手段と、このコマンド出力手段から出
力されるコマンドコードに基づいて、上記駆動制御手段
を介して上記駆動源により上記撮影光学系を所定量また
は所定時間だけ駆動させる制御手段と、を具備したこと
を特徴とする音声制御カメラ。
【0169】(7) 撮影光学系を駆動する駆動源と、
この駆動源による駆動を制御する駆動制御手段と、音声
を入力して音声信号に変換する音声入力手段と、この音
声入力手段から出力される音声信号を音声制御命令とし
て解釈する音声解析手段と、一のコマンドコードについ
て、複数の音声制御命令が対応して記憶されている記憶
手段と、上記音声解析手段により解釈された音声制御命
令に基づき上記記憶手段を参照して対応するコマンドコ
ードを出力するコマンド出力手段と、このコマンド出力
手段から出力されるコマンドコードに基づいて、上記駆
動制御手段を介して上記駆動源により上記撮影光学系を
所定量または所定時間だけ駆動させる制御手段と、を具
備したことを特徴とする音声制御カメラ。
【0170】(8) 撮影光学系を駆動する駆動源と、
この駆動源による駆動を制御する駆動制御手段と、音声
を入力して音声信号に変換する音声入力手段と、この音
声入力手段から出力される音声信号に基づいて上記駆動
制御手段を介して上記駆動源により上記撮影光学系を所
定量または所定時間だけ駆動させる制御手段と、を具備
したことを特徴とする音声制御カメラ。
【0171】従って、付記(1)に記載の発明によれ
ば、音声に応じて撮影光学系が所定量または所定時間だ
け駆動されるために、操作スイッチ等を操作することな
く撮影光学系を所望の位置に移動させることが可能とな
り、より撮影意図に沿った撮影を行うことができて使い
勝手が向上する。
【0172】また、付記(2)に記載の発明によれば、
付記(1)に記載の発明と同様の効果を奏するととも
に、光学系駆動操作部材による操作も可能となるため
に、必要に応じて使い分けをすることにより、より一層
使い勝手が向上する。
【0173】さらに、付記(3)に記載の発明によれ
ば、付記(2)に記載の発明と同様の効果を奏するとと
もに、光学系駆動操作部材による継続的な駆動と、音声
による所定量または所定時間の駆動とを使い分けること
が可能となる。
【0174】付記(4)に記載の発明によれば、付記
(1)から付記(3)に記載の発明と同様の効果を、ズ
ーム光学系の駆動に関して奏することができる。
【0175】付記(5)に記載の発明によれば、付記
(1)または付記(2)に記載の発明と同様の効果を、
フォーカス光学系の駆動に関して奏することができる。
【0176】付記(6)に記載の発明によれば、音声制
御命令に応じて撮影光学系が所定量または所定時間だけ
駆動されるために、操作スイッチ等を操作することなく
撮影光学系を所望の位置に移動させることが可能とな
り、より撮影意図に沿った撮影を行うことができて使い
勝手が向上する。
【0177】付記(7)に記載の発明によれば、音声制
御命令に応じて撮影光学系が所定量または所定時間だけ
駆動されるために、操作スイッチ等を操作することなく
撮影光学系を所望の位置に移動させることが可能とな
り、より撮影意図に沿った撮影を行うことができて使い
勝手が向上する。さらに、複数の音声制御命令が記憶さ
れているために、撮影者は所望の音声制御命令を用いる
ことができて、より一層使い勝手が向上する。
【0178】付記(8)に記載の発明によれば、音声に
応じて撮影光学系が所定量または所定時間だけ駆動され
るために、操作スイッチ等を操作することなく撮影光学
系を所望の位置に移動させることが可能となり、より撮
影意図に沿った撮影を行うことができて使い勝手が向上
する。
【0179】
【発明の効果】以上説明したように請求項1による本発
明の音声制御カメラによれば、音声に応じて撮影光学系
が所定量または所定時間だけ駆動されるために、操作ス
イッチ等を操作することなく撮影光学系を所望の位置に
移動させることが可能となり、より撮影意図に沿った撮
影を行うことができて使い勝手が向上する。
【0180】また、請求項2による本発明の音声制御カ
メラによれば、請求項1に記載の発明と同様の効果を奏
するとともに、光学系駆動操作部材による操作も可能と
なるために、必要に応じて使い分けをすることにより、
より一層使い勝手が向上する。
【0181】さらに、請求項3による本発明の音声制御
カメラによれば、請求項2に記載の発明と同様の効果を
奏するとともに、光学系駆動操作部材による継続的な駆
動と、音声による所定量または所定時間の駆動とを使い
分けることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の音声制御カメラの全体的
な構成を示すブロック図。
【図2】上記実施形態の音声制御カメラの外観を背面側
から示す斜視図。
【図3】上記実施形態の撮影予備動作検知回路の構成を
示す回路図。
【図4】上記実施形態の音声入力回路の構成を示すブロ
ック図。
【図5】上記実施形態における音声制御カメラの、電池
装填後の動作の一部を示すフローチャート。
【図6】上記実施形態における音声制御カメラの、電池
装填後の動作の他の一部を示すフローチャート。
【図7】上記実施形態における音声制御カメラの音声ズ
ーム動作を示すフローチャート。
【図8】上記実施形態における音声制御カメラのズーム
動作を示すフローチャート。
【図9】上記実施形態のデジタル信号処理回路による音
声処理の動作を示すフローチャート。
【図10】上記図6のステップS22におけるオートフ
ォーカスの代わりに行われる音声による合焦の動作を示
すフローチャート。
【図11】上記図10における音声合焦動作の詳細を示
すフローチャート。
【符号の説明】
1…制御回路(制御手段) 20…フォーカスモータ駆動回路(駆動制御手段) 21…フォーカスレンズ(撮影光学系の一部、フォーカ
ス光学系) 22…フォーカスモータ(駆動源) 28,29…ズーム操作ボタン(光学系駆動操作部材) 32…レリーズボタン(光学系駆動操作部材) 36…ズームモータ駆動回路(駆動制御手段) 37…ズームレンズ(撮影光学系の一部、ズーム光学
系) 38…ズームモータ(駆動源) 41…マイクロフォン(音声入力手段) 42…音声入力回路(コマンド出力手段,音声解析手段) 63…デジタル信号処理回路 64…記憶回路(記憶手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H020 FB05 5C022 AA13 AB01 AB15 AB21 AB65 AB66 AB68 AC22 AC31 AC52 AC69 AC72 AC74 5D015 KK01

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮影光学系を駆動する駆動源と、 この駆動源による駆動を制御する駆動制御手段と、 音声を入力して音声信号に変換する音声入力手段と、 この音声入力手段から出力される音声信号に基づいて上
    記撮影光学系を駆動するためのコマンドコードを出力す
    るコマンド出力手段と、 このコマンド出力手段から出力されるコマンドコードに
    基づいて、上記駆動制御手段を介して上記駆動源により
    上記撮影光学系を所定量または所定時間だけ駆動させる
    制御手段と、 を具備したことを特徴とする音声制御カメラ。
  2. 【請求項2】 操作することにより、上記撮影光学系の
    駆動に係る指示入力を行うための光学系駆動操作部材を
    さらに具備し、 上記制御手段は、この光学系駆動操作部材が操作された
    場合にも、その操作状態に応じて上記撮影光学系を駆動
    させるものであることを特徴とする請求項1に記載の音
    声制御カメラ。
  3. 【請求項3】 上記制御手段は、上記光学系駆動操作部
    材の操作がなされている間は、上記撮影光学系を継続的
    に駆動させることにより、操作状態に応じた駆動を行わ
    せるものであることを特徴とする請求項2に記載の音声
    制御カメラ。
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