JP2000231145A - カメラのストロボ制御装置 - Google Patents

カメラのストロボ制御装置

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JP2000231145A
JP2000231145A JP11033221A JP3322199A JP2000231145A JP 2000231145 A JP2000231145 A JP 2000231145A JP 11033221 A JP11033221 A JP 11033221A JP 3322199 A JP3322199 A JP 3322199A JP 2000231145 A JP2000231145 A JP 2000231145A
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strobe
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light emission
camera
external
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Norikazu Yokonuma
則一 横沼
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 内蔵ストロボと外部ストロボとを最適に発光
させる。 【解決手段】 発光開始信号および発光停止信号を出力
する制御端子を介してカメラの外部に設置されるストロ
ボと、カメラに内蔵されたストロボとを制御する場合
に、内蔵ストロボの発光開始を外部ストロボの発光開始
よりも遅らせる。また、連写時は内蔵ストロボの発光を
禁止する。これにより、内蔵ストロボと外部ストロボと
を最適に発光させることができ、特に人物のバウンス撮
影においては人物に影ができるのを防止しながら、人物
にキャッチライトを当てることができ、生き生きとした
人物の写真を撮ることができる。また、フラッシュ撮影
による連写を確実に行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はカメラのストロボ制
御装置に関し、特に、内蔵ストロボと外部ストロボとを
最適に制御するものである。
【0002】
【従来の技術とその問題点】カメラに内蔵されるストロ
ボは、ガイドナンバーが例えば10程度の発光の強さが
小さいものが一般的であり、発光開始から発光の強さが
ピーク値の1/2まで低下するまでの時間、すなわち閃
光時間は0.3msec程度である。これに対しカメラに外
付けされる外部ストロボは、ガイドナンバーが例えば3
0程度の発光の強さが大きなものがあり、その閃光時間
はだいたい1msecである。
【0003】ところで、フラッシュ撮影による連続写真
撮影(連写)を行うためには、発光の強さが大きなスト
ロボが必要となり、そのために内蔵ストロボと外部スト
ロボとを同時に発光させることが考えられる。また、外
部ストロボを天井に向けて発光させて被写体を間接照明
するとともに、内蔵ストロボを被写体に向けて発光させ
て直接照明し、被写体に影ができるのを防止しながら、
被写体にキャッチライトを当てて人物の表情を生き生き
とさせることがある。その場合にも内蔵ストロボと外部
ストロボとを同時に発光させる必要がある。
【0004】しかしながら、単純に内蔵ストロボと外部
ストロボとを同時に発光させると、上述した両者の閃光
時間の違いによって内蔵ストロボの方が早く発光するた
め、内蔵ストロボの発光量が大きくなって小さな容量の
内蔵ストロボの負担が大きくなる。その結果、連写がで
きなくなり、また、直接照明が強くなり過ぎて間接照明
の効果が得られなくなるという問題がある。
【0005】本発明の目的は、内蔵ストロボと外部スト
ロボとを最適に発光させることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】一実施の形態の構成を示
す図1および図4に対応づけて本発明を説明すると、 (1) 請求項1の発明は、発光開始信号Xおよび発光
停止信号STPを出力する制御端子14を介してカメラ
の外部に設置されるストロボ20と、カメラに内蔵され
たストロボ10とを制御するカメラのストロボ制御装置
であって、内蔵ストロボ10の発光開始を外部ストロボ
20の発光開始よりも遅らせる制御手段11を備える。 (2) 請求項2の発明は、発光開始信号Xおよび発光
停止信号STPを出力する制御端子14を介してカメラ
の外部に設置されるストロボ20と、カメラに内蔵され
たストロボ10とを制御するカメラのストロボ制御装置
であって、外部ストロボ20の制御端子14への接続を
検出する接続検出手段14,11と、接続検出手段1
4,11により外部ストロボ20の接続が検出された時
に、内蔵ストロボ10の発光開始を外部ストロボ20の
発光開始よりも遅らせる制御手段11とを備える。 (3) 請求項3のカメラのストロボ制御装置は、制御
手段11によって、制御端子14を介して外部ストロボ
20からバウンス情報を入力し、外部ストロボ20がバ
ウンス状態にある時は、外部ストロボ20の発光により
調光した後、内蔵ストロボ10を小光量で発光させるよ
うにしたものである。 (4) 請求項4のカメラのストロボ制御装置は、制御
手段11によって、制御端子14を介して外部ストロボ
20からバウンス情報を入力し、外部ストロボ20がバ
ウンス状態にある時は、外部ストロボ20の発光終了後
に内蔵ストロボ10を小光量で発光させるようにしたも
のである。 (5) 請求項5のカメラのストロボ制御装置は、制御
手段11によって、連写時には内蔵ストロボの発光を禁
止するようにしたものである。 (6) 請求項6の発明は、発光開始信号Xおよび発光
停止信号STPを出力する制御端子14を介してカメラ
の外部に設置されるストロボ20と、カメラに内蔵され
たストロボ10とを制御するカメラのストロボ制御装置
であって、連写時には内蔵ストロボ10の発光を禁止す
る制御手段11を備える。
【0007】上述した課題を解決するための手段の項で
は、説明を分かりやすくするために一実施の形態の図を
用いたが、これにより本発明が一実施の形態に限定され
るものではない。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明を電子スチルカメラに適用
した一実施の形態を説明する。なお、本発明は電子スチ
ルカメラに限定されず、例えば銀塩フィルムを用いたカ
メラにも適用することができる。
【0009】図1は、一実施の形態の構成を示す図であ
る。CCD1は撮影光学系(不図示)により結像された
被写体像を撮影する撮像素子であり、被写体像の明るさ
に応じたアナログ信号を画素ごとに出力する。入力回路
2は、CCD1からのアナログ画像信号に対して利得調
整などの処理を行った後、A/D変換してホワイトバラ
ンス調整、輪郭補償、ガンマ補正などの画像処理を行
い、原画像データとして出力する。圧縮/伸長回路3
は、原画像データをJPEGなどの所定の圧縮率で圧縮
するとともに、圧縮画像データをもとの原画像データに
伸長する。
【0010】バッファーメモリ4は撮影後の原画像デー
タおよび圧縮後の圧縮画像データを一時的に記憶するメ
モリであり、SRAM、VRAM、SDRAMなどを用
いることができる。メモリカード5は取り外し可能な記
録媒体であり、フラッシュメモリなどを用いることがで
きる。LCD6は、連写モード、画質モード、バッテリ
ー残量、撮影枚数などの撮影に必要な情報を表示するた
めの表示パネルである。モニター7は撮影した画像を表
示する液晶表示器であり、撮影モード設定時にはCCD
1により撮影した原画像データからモニタ画像生成回路
8により表示用画像データを生成して表示するととも
に、再生モード設定時にはメモリカード5から読み出し
た圧縮画像データを圧縮/伸長回路3により伸長し、モ
ニタ画像生成回路8により表示用画像データを生成して
表示する。
【0011】バッテリー9は、コントローラー11や内
蔵ストロボ10などのカメラの各種回路および機器に電
力を供給する電源であり、所定の形式のものが所定個数
装填される。このバッテリー9にはアルカリ乾電池、ニ
カド電池、ニッケル水素電池、リチウム乾電池などを用
いることができる。
【0012】コントローラー11はマイクロコンピュー
ターとその周辺部品から構成され、カメラの各種演算と
シーケンス制御を実行する。コントローラー11には、
上述した入力回路2、圧縮/伸長回路3、バッファーメ
モリ4、メモリカード5、LCD6、モニター画像生成
回路8、ストロボ10の他に、電源スイッチ12、レリ
ーズ半押しスイッチ13a、レリーズスイッチ13bな
どが接続される。
【0013】このカメラは外部ストロボ20が接続可能
であり、内蔵ストロボ10と外部ストロボ20により被
写体を照明することができる。外部ストロボ20のコネ
クターケーブル21はカメラ側のレセプタクル14に接
続され、カメラ側から外部ストロボ20へ発光開始信号
Xと発光停止信号STPが送られる。
【0014】外部ストロボ20のコネクターケーブル2
1のS端子とGND端子は、ジャンパー22により接続
されている。したがって、外部ストロボ20のコネクタ
ーケーブル21がカメラ側のレセプタクル14に接続さ
れていない時は、カメラ側のレセプタクル14のS端子
が解放されており、コントローラー11のS入力はハイ
レベルに保たれる。一方、外部ストロボ20のコネクタ
ーケーブル21がカメラのレセプタクル14に接続され
ると、レセプタクル14のS端子が外部ストロボ20の
ジャンパー22によりGNDと接続され、コントローラ
ー11のS入力がローレベルとなる。つまり、コントロ
ーラー11はS入力のレベルによって外部ストロボ20
の接続、非接続を認識することができる。
【0015】図2は、カメラに内蔵されるストロボ10
のブロック図である。昇圧回路31は、バッテリー9の
端子電圧を昇圧してメインコンデンサー33を充電す
る。充電制御回路32は昇圧回路31によるメインコン
デンサー33の充電を制御する。メインコンデンサー3
3は発光電力を蓄電し、発光時にキセノン放電管34へ
蓄電電力を供給する。キセノン放電管34はトランジス
ター(IGBT)35と直列に接続されており、このトラン
ジスター35をオンすることによってキセノン放電管3
4がメインコンデンサー33と接続され、発光準備が整
う。また、キセノン放電管34の発光中にトランジスタ
ー35をオフすると、キセノン放電管34の放電が停止
し、発光が終了する。トリガー回路36は、キセノン放
電管34のトリガー電極34aにメインコンデンサー3
3の高圧を印加し、キセノン放電管34の放電を開始さ
せる回路である。
【0016】測光調光回路37は、閃光撮影時に被写体
からの反射光を測光し、測光値が所定のレベルに達する
と内蔵ストロボ10と外部ストロボ20の各発光停止回
路38,39へ発光停止信号を出力する。内蔵ストロボ
発光停止回路38はトランジスター35をオフし、キセ
ノン放電管34の放電を停止する。一方、外部ストロボ
発光停止回路39はレセプタクル14のSTP端子へ発
光停止信号を出力し、外部ストロボ20の発光を停止さ
せる。内蔵ストロボ発光準備回路40は、コントローラ
ー11から発光準備信号XEが入力するとトランジスタ
ー35をオンし、キセノン放電管34を発光準備状態と
する。外部ストロボ発光開始回路41は、コントローラ
ー11から発光準備信号XEまたは発光開始信号TGが
入力するとレセプタクル14のX端子へ発光開始信号を
出力し、外部ストロボ20の発光を開始させる。コント
ローラー11からの発光開始信号TGは内蔵ストロボ1
0のトリガー回路36へも送られ、この信号によってト
リガー回路36がキセノン放電管34の放電発光を開始
させる。
【0017】なお、外部ストロボ20の基本的な構成は
内蔵ストロボ10とほぼ同様であり、その詳細な説明を
省略するが、外部ストロボ20には調光機能がなく、カ
メラ側からの発光開始信号Xにより発光を開始し、発光
停止信号STPにより発光を停止する。
【0018】図3は、ストロボの発光開始タイミングを
示すタイムチャートである。CCD1による撮像開始直
後に、コントローラー11から発光準備信号XEが出力
される。それにより、外部ストロボ発光開始回路41か
ら外部ストロボ20へ発光開始信号Xが出力され、外部
ストロボ20が発光を開始する。同時に、内蔵ストロボ
発光準備回路40により内蔵ストロボ10の発光準備が
完了する。発光準備信号XEの出力からTd時間後に、
コントローラー11から発光開始信号TGが出力され、
トリガー回路36により内蔵ストロボ10が発光を開始
する。つまり、発光準備信号XEが出力された時点で外
部ストロボ20が発光を開始し、それからTd時間後の
発光開始信号TGが出力された時点で内蔵ストロボ10
が発光を開始する。したがって、外部ストロボ20が先
に発光し、Td時間後に内蔵ストロボ10が発光する。
【0019】図4は、外部ストロボ20の発光の強さ
(a)と内蔵ストロボ10の発光の強さ(b)を示す。
上述したように、外部ストロボ(外付けストロボ)20
はガイドナンバーが30程度あり、発光の強さも大き
い。一方、内蔵ストロボ10はガイドナンバーが10程
度と小さく、外部ストロボ20に比べて発光の強さが小
さい。しかし、一般にいずれもキセノン放電管が用いら
れているので、発光の強さの波形はほぼ同じである。こ
の実施の形態では、外部ストロボ20の発光開始からT
d時間後に内蔵ストロボ10を発光開始させているの
で、この遅延時間Tdを適切に選ぶことによって、ほぼ
同一時点に両ストロボ10,20の発光の強さがピーク
に達するように調節することができる。
【0020】なお、図4(b)に破線で示すように、単
純に内蔵ストロボ10と外部ストロボ20とを同時に発
光させると、外部ストロボ20が発光のピークに達する
前に、内蔵ストロボ10が発光のピークに達する。とこ
ろが、発光開始直後は発光量自体が少ないので、調光制
御によりさらに強い発光が要求され、先に発光のピーク
を迎える内蔵ストロボ10は常にフル発光することにな
って、内蔵ストロボ10の負担が重くなる。
【0021】この実施の形態では、外部ストロボ20の
発光開始からTd時間後に内蔵ストロボ10の発光を開
始させるようにしたので、内蔵ストロボ10と外部スト
ロボ20を使用し、内蔵ストロボ10で被写体を直接照
明するとともに、外部ストロボ20をバウンスさせて被
写体を間接照明するような場合でも、直接照明が強くな
り過ぎるようなことがなく、被写体に影が写り込むのを
防止することができる。特に、人物撮影の場合には、人
物にキャッチライトが当たって表情が生き生きとした写
真を撮ることができる。
【0022】また、内蔵ストロボ10は、カメラの共通
のバッテリー9から給電されているので、メインコンデ
ンサー33を充電して発光電力を蓄える時に、大電流で
充電するとカメラの他の回路および機器への給電に支障
を来す。したがって、充電電流が抑制されており、その
ために充電時間がかかる。一方、外部ストロボ20は、
一般にバッテリー自体が大容量であり、また、さらに別
電源を付加することも可能であるから、大電流により短
時間で次の発光電力を蓄えることができる。この実施の
形態では、内蔵ストロボ10と外部ストロボ20の発光
のピークをほぼ同時刻とすることができ、それにより内
蔵ストロボ10の負担が軽減されて、内蔵ストロボ10
のフル発光が避けられ、内蔵ストロボ10が小電流でも
短時間で次の発光電力を蓄えることができる。
【0023】図5は、カメラに外部ストロボを装着する
場合の一例を示す。ブラケット15を用いてカメラ本体
16に外部ストロボ20を装着し、外部ストロボ20の
コネクターケーブル21をカメラ本体16のレセプタク
ル14に接続して、内蔵ストロボ10と外部ストロボ2
0とにより上述した増灯フラッシュ撮影を行う。なお、
外部ストロボ20をカメラ本体16に装着せずに別置き
としてもよい。
【0024】上述した実施の形態ではカメラ16と外部
ストロボ20とを接続するコネクター14,21に、外
部ストロボ接続認識用の専用端子Sを設けた例を示した
が、外部ストロボ接続の認識方法は上記実施の形態に限
定されず、例えば、カメラが外部ストロボから準備完了
信号を受信して撮像動作を開始するシステムでは、外部
ストロボから準備完了信号を受信したら外部ストロボの
接続を認識するようにしてもよい。また、カメラ側のレ
セプタクル14にコネクターケーブル21の接続検出用
スイッチを設け、外部ストロボ20の接続を認識するよ
うにしてもよい。
【0025】なお、外部ストロボの接続を認識せずに、
外部ストロボの接続、非接続に拘わらず内蔵ストロボ1
0の発光開始を遅らせるようにしてもよい。この場合に
は、外部ストロボ20が接続されていない時に内蔵スト
ロボ10による発光が遅延時間Tdだけ遅れるが、撮影
にはほとんど支障がないので問題はない。
【0026】また、外部ストロボにより被写体を間接照
明し、内蔵ストロボにより被写体を直接照明してバウン
ス撮影を行う場合に、外部ストロボのバウンス情報をカ
メラと外部ストロボを結ぶコネクターケーブルを介して
入力し、バウンス時には外部ストロボの発光により調光
した後、内蔵ストロボを小光量発光させるようにしても
よいし、あるいは、バウンス時には外部ストロボの発光
終了後に内蔵ストロボを小光量発光させるようにしても
よい。これらの方法によっても、間接照明と直接照明と
が適切に行われて、上述した実施の形態と同様なバウン
ス撮影の効果が得られる。
【0027】次に、ストロボにより被写体を照明しなが
ら連写する場合について考える。上述したように、内蔵
ストロボ10は充電に時間がかかる上に、発光量が少な
いので連写には不向きである。これに対し外部ストロボ
20は充電時間が短く、また発光量が多いので、内蔵ス
トロボ10に比べて連写時の使用に適している。したが
って、連写時は内蔵ストロボ10を発光させず、外部ス
トロボ20のみ発光させる。
【0028】図6は、連写時のストロボの発光タイミン
グを示すタイムチャートである。連写モードが設定され
ると、コントローラー11は発光準備信号XEを出力せ
ず、ローレベルを保つ。図2に示すように、内蔵ストロ
ボ発光準備回路40は、コントローラー11から発光準
備信号XEが送られないのでトランジスター35をオン
せず、したがってキセノン放電管34の陰極34bがメ
インコンデンサー33から解放されたままになって放電
できない。
【0029】連写モードでは、CCD1による撮像開始
直後にコントローラー11から発光開始信号TGが外部
ストロボ発光開始回路41と内蔵ストロボ10のトリガ
ー回路36へ出力される。これにより、外部ストロボ発
光開始回路41から発光開始信号Xが出力され、外部ス
トロボ20が発光を開始する。一方、内蔵ストロボ10
のトリガー回路36へ発光開始信号TGが入力され、ト
リガー回路36からキセノン放電管34のトリガー電極
34aへ高圧が印加されるが、キセノン放電管34の陰
極34bが解放されているので放電を開始せず、内蔵ス
トロボ10は発光しない。
【0030】このように、連写時は内蔵ストロボ10の
発光を禁止し、外部ストロボ20のみ発光させるように
したので、フラッシュ撮影による連写を確実に行うこと
ができ、連写の信頼性を向上させることができる。
【0031】
【発明の効果】(1) 以上説明したように請求項1の
発明によれば、内蔵ストロボの発光開始を外部ストロボ
の発光開始よりも遅らせるようにしたので、内蔵ストロ
ボと外部ストロボを使用し、内蔵ストロボで被写体を直
接照明するとともに、外部ストロボをバウンスさせて被
写体を間接照明するような場合でも、直接照明が強くな
り過ぎるようなことがなく、被写体に影が写り込むのを
防止することができる。特に、人物撮影の場合には、人
物にキャッチライトが当たって表情が生き生きとした写
真を撮ることができる。また、内蔵ストロボは、カメラ
の共通のバッテリーから給電されているので、メインコ
ンデンサーを充電して発光電力を蓄える時に、大電流で
充電するとカメラの他の回路および機器への給電に支障
を来す。したがって、充電電流が抑制されており、その
ために充電時間がかかる。一方、外部ストロボは、一般
にバッテリー自体が大容量であり、また、さらに別電源
を付加することも可能であるから、大電流により短時間
で次の発光電力を蓄えることができる。請求項1の発明
によれば、内蔵ストロボと外部ストロボの発光のピーク
をほぼ同時刻とすることができ、それにより内蔵ストロ
ボの負担が軽減されて、内蔵ストロボのフル発光が避け
られ、内蔵ストロボが小電流でも短時間で次の発光電力
を蓄えることができる。 (2) 請求項2の発明によれば、外部ストロボの接続
が検出された時に、内蔵ストロボの発光開始を外部スト
ロボの発光開始よりも遅らせるようにしたので、請求項
1の上記効果に加え、外部ストロボを使用しない時は内
蔵ストロボの発光の遅延が行われず、内蔵ストロボのみ
によるフラッシュ撮影がスムーズに行える。 (3) 請求項3の発明によれば、外部ストロボからバ
ウンス情報を入力し、外部ストロボがバウンス状態にあ
る時は、外部ストロボの発光により調光した後、内蔵ス
トロボを小光量で発光させるようにしたので、請求項2
の上記効果と同様なバウンス撮影効果が得られる。 (4) 請求項4の発明によれば、外部ストロボがバウ
ンス状態にある時は、外部ストロボの発光終了後に内蔵
ストロボを小光量で発光させるようにしたので、請求項
21の上記効果と同様なバウンス撮影効果が得られる。 (5) 請求項5および請求項6の発明によれば、連写
時には内蔵ストロボの発光を禁止するようにしたので、
フラッシュ撮影による連写を確実に行うことができ、連
写の信頼性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 一実施の形態の構成を示す図である。
【図2】 内蔵ストロボの詳細なブロック図である。
【図3】 内蔵ストロボと外部ストロボの発光開始タイ
ミングを示すタイムチャートである。
【図4】 内蔵ストロボと外部ストロボの発光の強さを
示す図である。
【図5】 カメラへの外部ストロボの装着例を示す図で
ある。
【図6】 連写時のストロボの発光開始タイミングを示
すタイムチャートである。
【符号の説明】
1 CCD 2 入力回路 3 圧縮/伸長回路 4 バッファーメモリ 5 メモリカード 6 LCD 7 モニター 8 モニター画像生成回路 9 バッテリー 10 内蔵ストロボ 11 コントローラー 12 電源スイッチ 13a レリーズ半押しスイッチ 13b レリーズスイッチ 14 レセプタクル 15 ブラケット 16 カメラ本体 20 外部ストロボ(外付けストロボ) 21 コネクターケーブル 22 ジャンパー 31 昇圧回路 32 充電制御回路 33 メインコンデンサー 34 キセノン放電管 34a トリガー電極 34b 陰極 35 トランジスター 36 トリガー回路 37 測光調光回路 38 内蔵ストロボ発光停止回路 39 外部ストロボ発光停止回路 40 内蔵ストロボ発光準備回路 41 外部ストロボ発光開始回路

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】発光開始信号および発光停止信号を出力す
    る制御端子を介してカメラの外部に設置されるストロボ
    と、カメラに内蔵されたストロボとを制御するカメラの
    ストロボ制御装置であって、 前記内蔵ストロボの発光開始を前記外部ストロボの発光
    開始よりも遅らせる制御手段を備えることを特徴とする
    カメラのストロボ制御装置。
  2. 【請求項2】発光開始信号および発光停止信号を出力す
    る制御端子を介してカメラの外部に設置されるストロボ
    と、カメラに内蔵されたストロボとを制御するカメラの
    ストロボ制御装置であって、 前記外部ストロボの前記制御端子への接続を検出する接
    続検出手段と、 前記接続検出手段により前記外部ストロボの接続が検出
    された時に、前記内蔵ストロボの発光開始を前記外部ス
    トロボの発光開始よりも遅らせる制御手段とを備えるこ
    とを特徴とするカメラのストロボ制御装置。
  3. 【請求項3】請求項2に記載のカメラのストロボ制御装
    置において、 前記制御手段は、前記制御端子を介して前記外部ストロ
    ボからバウンス情報を入力し、前記外部ストロボがバウ
    ンス状態にある時は、前記外部ストロボの発光により調
    光した後、前記内蔵ストロボを小光量で発光させること
    を特徴とするカメラのストロボ制御装置。
  4. 【請求項4】請求項2に記載のカメラのストロボ制御装
    置において、 前記制御手段は、前記制御端子を介して前記外部ストロ
    ボからバウンス情報を入力し、前記外部ストロボがバウ
    ンス状態にある時は、前記外部ストロボの発光終了後に
    前記内蔵ストロボを小光量で発光させることを特徴とす
    るカメラのストロボ制御装置。
  5. 【請求項5】請求項1〜4のいずれかの項に記載のカメ
    ラのストロボ制御装置において、 前記制御手段は、連写時には前記内蔵ストロボの発光を
    禁止することを特徴とするカメラのストロボ制御装置。
  6. 【請求項6】発光開始信号および発光停止信号を出力す
    る制御端子を介してカメラの外部に設置されるストロボ
    と、カメラに内蔵されたストロボとを制御するカメラの
    ストロボ制御装置であって、 連写時には前記内蔵ストロボの発光を禁止する制御手段
    を備えることを特徴とするカメラのストロボ制御装置。
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