JP2000231131A - レンズ付きフィルムユニット - Google Patents

レンズ付きフィルムユニット

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JP2000231131A
JP2000231131A JP11031368A JP3136899A JP2000231131A JP 2000231131 A JP2000231131 A JP 2000231131A JP 11031368 A JP11031368 A JP 11031368A JP 3136899 A JP3136899 A JP 3136899A JP 2000231131 A JP2000231131 A JP 2000231131A
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Japan
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strobe
lens
film
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light
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JP11031368A
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English (en)
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Nagamasa Mizoguchi
修理 溝口
Kiyoaki Hazama
清昭 硲
Takao Hosaka
隆男 保坂
Yuichi Shin
勇一 新
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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  • Exposure Control For Cameras (AREA)
  • Stroboscope Apparatuses (AREA)
  • Structure And Mechanism Of Cameras (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 特に広い室内や照明の少ない屋外におけるス
トロボ撮影において、従来のレンズ付きフィルムユニッ
トよりも背景が暗く写ることがないようにしたレンズ付
きフィルムユニット。 【解決手段】 予めフィルムを内蔵し、ストロボ装置を
備えたレンズ付きフィルムユニットにおいて、背景がE
V値で9以下で主要被写体が撮影レンズの被写界深度内
におけるストロボ撮影において、ストロボ光により照射
される主要被写体と背景の輝度差が内蔵するフィルム上
においてEV値で4.5以下となるようにストロボ光を
照射するストロボ装置を有すること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ストロボを内蔵し
たレンズ付きフィルムユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、レンズ付きフィルムユニット
においては簡便であることと安価であることを旨として
いるので、露光調節の機構を有しておらず、絞りは撮影
レンズの開放口径のみであり、シャッタ速度は1/12
5程度の一速である。撮影レンズは1枚若しくは2枚構
成のプラスチックレンズからなり、開放口径のF値は1
0程度と暗い。従って、ISO100のフィルムを用い
ると、日中晴天のときの撮影に限られてしまうため、少
しでも低輝度で撮影可能なようにISO400のフィル
ムが装填されている。
【0003】例えば、シャッタ速度を1/125とし、
絞りをレンズの透過率を加味したTナンバーで11とす
ると、ISO100における露光量はEV14となる。
従って、ISO400のフィルムを用いるとEV値は1
2となって、フィルムや印画紙のラチチュードに頼るこ
とによって、晴天の日中から薄暗い朝夕まで撮影可能と
なる。
【0004】しかし、これでも室内や夜間での撮影は不
可能であるので、ストロボを内蔵して低輝度の撮影を可
能としたレンズ付きフィルムユニットもある。しかし、
レンズ付きフィルムユニットにおいて、大容量のストロ
ボを内蔵するのは小型化を阻害したり原価高になって実
現は困難であるので、ISO100におけるガイドナン
バーは10程度が普通である。このため、ISO400
のフィルムを用い、Tナンバーを11としたとき、適正
露出の撮影距離は1.8mと比較的近距離であり、仮に
EV1.5までの露光量不足をフィルム等のラチチュー
ドで補うことができるとしても、3.0m程度迄が限界
である。
【0005】このストロボ使用時の撮影距離を伸ばすた
めに、ISO800のフィルムを装填したレンズ付きフ
ィルムユニットが市販されている。この結果、上記と同
一条件ならば、適正露出の撮影距離は2.5mとなり、
EV1.5の露光量不足まで許容すると撮影距離は4.
3mと延長する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ストロボ撮影において
は、適正露出の撮影距離は1点であるので、人物等の主
要被写体をその距離に設定すると、その被写体より近距
離の被写体は露出過多になり、遠距離にある背景の被写
体は露出不足になる。レンズ付きフィルムユニットに装
填されているフィルムはネガフィルムであるので、露出
過多の方向にラチチュードが広く、近距離の被写体に対
してはあまり問題にならない。一方、背景の被写体につ
いては家庭等の狭い室内における撮影においてはあまり
遠距離でない上に、ストロボ光が種々の物体にバウンス
して背景に照射され、計算上の露出よりも露出不足には
ならない。また、家庭等の室内ではストロボ光以外の照
明もあるので、これによっても背景の露出不足は低減さ
れている。
【0007】しかしながら、ストロボ撮影は家庭等の室
内のみとは限らず、ホテルのロビー等の広い室内や照明
が少ない屋外でも行われる。この場合、適正な撮影距離
に人物等の主要被写体を配置すれば主要被写体は適正露
出となるが、背景の距離が数十メートルもあるとすると
背景にはストロボ光が全く届かない。
【0008】従来のレンズ付きフィルムユニットにはI
SO800のフィルムを内蔵したものがあるが、開放F
値が10.3、シャッタ速度が1/110、ストロボの
ガイドナンバーがISO100にて11.6である。従
って、外光による撮影はEV10.5にて適正露出とな
り、ストロボ光による撮影は3.2mの距離にて適正露
出となる。
【0009】このレンズ付きフィルムユニットを用いて
ホテルのロビー等の広い室内や照明が少ない屋外で3.
2mの距離に主要被写体を置いてストロボ撮影をする
と、主要被写体は適正露出となる。また、ストロボ光が
届かない遠方の背景は外光のみによって露光されるが、
フィルムのラチチュードは露出不足側にEV値で1.5
位であるので、遠方の背景がEV9位の明るさであれ
ば、出来上がった写真の上でも背景を視認できる。しか
し、例えば遠方の背景の明るさがEV8.5以下でスト
ロボ撮影し、ストロボ撮影した主要被写体が適正露出に
なるようにプリントすると、写真の上では背景は暗くつ
ぶれてしまう。即ち、人の目ではそれなりに視認できた
遠方の背景が、出来上がった写真の上では全く視認でき
ないようになってしまう。
【0010】本発明はかかる問題に鑑みてなされたもの
であり、特に広い室内や照明の少ない屋外におけるスト
ロボ撮影において、従来のレンズ付きフィルムユニット
よりも背景が暗く写ることがないようにしたレンズ付き
フィルムユニットを提案することを課題とするものであ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題は、下記の手段
により解決される。
【0012】予めフィルムを内蔵し、ストロボ装置を備
えたレンズ付きフィルムユニットにおいて、背景がEV
値で9以下で主要被写体が撮影レンズの被写界深度内に
おけるストロボ撮影において、ストロボ光により照射さ
れる主要被写体と背景の輝度差が内蔵するフィルム上に
おいてEV値で4.5以下となるようにストロボ光を照
射するストロボ装置を有することを特徴とするレンズ付
きフィルムユニット。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明におけるレンズ付きフィル
ムユニットの実施の形態を図1乃至図2により詳細に説
明する。
【0014】図1はレンズ付きフィルムユニットの外観
斜視図である。前面には撮影レンズ1、ファインダ窓
2、ストロボ発光パネル3、ストロボスイッチレバー4
が配置され、上面にはレリーズ釦5、指数器窓6、充電
表示窓7が配置され、背面には巻上げノブ8が配置され
ている。ここで、ストロボ撮影を行うときは、ストロボ
スイッチレバー4を図の右方向に摺動させると、内部の
メインスイッチがオンとなり、ストロボの充電が開始す
る。内部のメインコンデンサが所定の電圧に充電される
と、充電表示窓7の点灯により充電状態を視認すること
ができる。撮影にはレリーズ釦5を押せばよい。なお、
ストロボスイッチレバー4を図の如く右方向に摺動させ
ると、先端部4aが右方に突出し、メインスイッチをオ
ンにしたことを容易に判断できる。
【0015】次に、日中にてストロボを用いない通常撮
影状態と、ストロボ撮影状態とにおいて、絞り及びシャ
ッタ速度を切り替える構成を図2乃至図4を参照して説
明する。
【0016】図2は絞り切り替えを行う構成の斜視図で
ある。11は絞り板であり、略中央には二つの貫通孔か
らなる大絞り11aと小絞り11bが設けられ、図1に
おいては大絞り11aが撮影レンズ1の後方に位置し
て、例えばTナンバーにて7.3になる開放絞りを形成
している。
【0017】絞り板11の右腕11cには図1に示した
ストロボスイッチレバー4が固着されると共に、絞り板
11の横方向に穿設された二つの長孔11dに、ユニッ
ト本体等の固定物から立設したガイドピン12が嵌合し
ている。従って、ストロボスイッチレバー4の摺動操作
により絞り板11は左右方向に摺動する。また、絞り板
11の下部には逆V字形の切り欠き11e,11fが設
けられ、これらに板バネ13の逆V字形の先端部が圧接
しているのでクリックストップとなり、絞り板11は2
カ所の位置で位置決めされる。
【0018】15はストロボユニットであり、151は
ストロボ回路を実装したプリント基板、152はストロ
ボ光を発光し図1のストロボ発光パネル3からストロボ
光を照射するストロボ発光部である。絞り板11の腕部
11cの裏面には、先端が二股に分岐してストロボのメ
インスイッチとして作動する接片16が設けられ、接片
16の先端部がプリント基板151の表面に圧接してい
る。ここで、図2においては、接片16の先端部はプリ
ント基板151においてメインスイッチを形成する導電
性パターン151a,151bの双方に当接しているの
で、導電性パターン151a,151bは導通し、メイ
ンスイッチはオンとなっている。従って、ストロボの充
電が行われてストロボ撮影が可能となると共に、絞りは
開放絞りの大絞り11aであるので、充分なストロボ撮
影距離が得られる。
【0019】次に、ストロボスイッチレバー4を摺動操
作して絞り板11を左方向に摺動する。すると、板バネ
13の逆V字形の先端部が切り欠き11fに圧接した状
態で停止すると共に、撮影レンズ1の後方に小絞り11
b(例えば、Tナンバーで13.4)が位置する。ま
た、接片16の先端部はプリント基板151における導
電性パターン151a,151bより離れるので、導電
性パターン151a,151bは非導通となり、メイン
スイッチはオフとなる。従って、日中等の高輝度撮影に
好適な撮影状態となる。
【0020】なお、上述の絞り板11の形態に関して
は、撮影レンズLの光路内に固定絞りを設け、大絞り1
1aを固定絞りより大きな径に形成するか、大絞り11
aの部分を切り欠いてもよい。
【0021】次に、ストロボスイッチレバー4の摺動に
よりシャッタ速度を切り換える構成を図3及び図4を参
照して説明する。図3はシャッタチャージが完了した状
態の正面図、図4はセクタが開口部を開口させた正面図
である。
【0022】図3において、セクタ21は支軸22を中
心に回動し、引っ張りバネ23により時計方向に付勢さ
れている。従って、静止時にはセクタ21の端末部21
aがストッパー24に当接していると共に、セクタ21
はフィルムへの被写体光を通過させる開口部26を閉鎖
している。なお、セクタ21は図2に示した絞り板11
の後方に配置されている。
【0023】シャッタチャージのときは、フィルム巻上
げに連動してチャージレバー25が図3の左方向から右
方向に移動し、セクタ21の先端部21bを乗り越え
る。このとき支軸22と嵌合しているセクタ21の孔2
1cは長孔に形成されているので、チャージレバー25
により先端部21bが押され、セクタ21は僅かに下方
に移動するが、開口部26を開放させることは全くな
い。
【0024】図3の如くシャッタチャージされた後、ユ
ーザーが図1に示したレリーズ釦5を押すと、チャージ
レバー25は図示していないチャージバネにより急速に
左方に移動して、セクタ21の先端部21bの右側部を
叩くので、図4の如くセクタ21は反時計方向に回動し
て開口部26を開放させる。セクタ21は引っ張りバネ
23の付勢力に抗して慣性力により所定の角度の回動を
した後、絞り板11に立設したストッパー27に当接し
て停止し、次に引っ張りバネ23の付勢力により時計方
向に回動して開口部26を閉鎖する。
【0025】ここで、絞り板11が左方に摺動してスト
ロボのメインスイッチがオフのときは、ストッパー27
は図4の実線で示す位置27aにあってセクタ21と当
接し、シャッタ速度は高速(例えば、1/125)であ
るが、絞り板11が図2の状態の如く右方に摺動して、
ストロボのメインスイッチがオンのときは、ストッパー
27は図4の二点鎖線で示す位置27bに移動し、セク
タ21と当接しないので、シャッタ速度は低速(例え
ば、1/80)になる。
【0026】以上により、ストロボ撮影を行わない通常
撮影状態のときは、絞りが小絞り(13.4)になっ
て、シャッタ速度は高速(1/125)になり、ストロ
ボ撮影を行うときは、絞りは大絞り(7.3)になっ
て、シャッタ速度は低速(1/80)になる。
【0027】ここで、本実施の形態のレンズ付きフィル
ムユニットにおいては、予め製造工程にて装填するフィ
ルムはISO800のネガフィルムである。撮影レンズ
1は2枚玉のプラスチックレンズにしては大口径である
Tナンバーにて7.3の開放口径を実現しており、スト
ロボのガイドナンバーはISO100にて7である。
【0028】また、ISO100のフィルムを用いたと
きのEV値は下記の式で表せる。
【0029】EV=log(F2/T)/log2 但し、F:撮影時における撮影レンズのTナンバー、
T:シャッタ速度である。
【0030】更に、予め装填したフィルムのISO感度
(S)を考慮し、ISO100のフィルムを用いたとき
のEV値に換算したEV値は下記の式となる。
【0031】EV=〔log102+log10(1/
T)−log10(S/100)〕/log102 従って、本明細書においては、ISO100のフィルム
を使用したときのEV値に換算したEV値を基準露光量
のEV値とする。
【0032】本実施の形態において、ストロボを用いな
い日中での外光による撮影においては、絞りは13.
4、シャッタ速度は1/125であるので、ISO10
0のフィルムを用いたときのEV値はEV14.5とな
るが、フィルムの感度はISO800であるので、実質
的に基準露光量のEV値はEV11.5となる。
【0033】また、ストロボ撮影において、絞りはTナ
ンバーで7.3であり、ISO100において7である
ガイドナンバーをISO800に換算すると19.8と
なる。従って、適正露出となる撮影距離は、19.8/
7.3=2.7mとなる。即ち、一般的に標準反射板と
呼ばれ平均的な人物の肌の反射率を基に設定した18パ
ーセントの反射率を有する18パーセント反射板を2.
7mに置くと、この反射板が適正露出状態で露光され
る。
【0034】なお、EV1.5まで露光不足になること
を許容するならば、最大撮影距離は4.6mとなる。従
って、従来よりガイドナンバーの小さい小型なストロ
ボ、即ち光量の小さいストロボを用いているにも拘わら
ず、充分な撮影距離が得られる。
【0035】一方、ストロボ撮影において、ストロボ光
が届かない背景についての露光量は、Tナンバーで7.
3の絞りと1/80のシャッタ速度のみにより決定され
るので、ISO100のフィルムを用いたときのEV値
は上記式よりEV12.1となるが、フィルムはISO
800であるので、実質的に基準露光量のEV値はEV
9.0となる。
【0036】従って、ストロボ撮影における最大撮影距
離よりも遠方の背景についてはEV9.0の基準露光量
で露光され、フィルムのラチチュードは露出不足側にE
V値で1.5位あるので、従来より暗いEV7.5迄で
は出来上がった写真の上で背景が暗くつぶれることがな
い。
【0037】また、レンズ付きフィルムユニットにおい
ては撮影レンズの被写界深度により至近距離から無限距
離までの撮影を可能としており、通常撮影最至近距離が
1mに設定されているが、1mの18パーセント反射板
の被写体についてストロボ撮影を行った場合におけるス
トロボ光による被写体露光量はEV12相当で、背景と
の輝度差が通常の印画紙が有するラチチュードEV4.
5以内であり、EV7.5の背景と1mの被写体の両方
をプリント上で再現することができる。
【0038】すなわちストロボ撮影状態でEV値で9以
下であるEV7.5の輝度の背景と、被写界深度内にお
けるストロボにより照射される主要被写体とがフィルム
上に潜像として形成された際、前記主要被写体と背景と
の輝度差が、該フィルムの情報に基づき最終の可視画像
を形成する像担持体のラチチュードの範囲内となるの
で、出来上がった写真の上で背景が暗くつぶれることが
ない。
【0039】このように、撮影距離で2〜3mの間の所
定距離例えば2.7mにある標準反射板と、EV値で9
以下の輝度でフィルム上に潜像として形成される背景と
の輝度差が内蔵するフィルム上において印画紙のラチチ
ュードに相当するEV値で4.5以下相当となるような
ガイドナンバーのストロボを使用することにより主要被
写体と背景とを出来上がった写真の上で良好に再現する
ことができる。
【0040】また、朝夕の薄暗い景色のみを撮る場合に
は、ストロボが発光しても全く関係ないが、ストロボ撮
影状態にして絞りを開放にすると、EV9.0で撮影さ
れるので、充分に適正露出の写真を得ることが出来る。
【0041】このように、ストロボ撮影状態と通常撮影
状態の切り換えを行えるようにレンズ付きフィルムユニ
ットを構成する場合には、ストロボ撮影状態での絞り値
とシャッタ速度と装填したフィルムの感度とにより決定
されるISO100のフィルム感度に換算した基準露光
量のEV値をAとしたとき、Aは、 A≦10 を満足するように構成する。
【0042】なお、前述したように基準露光量のEV値
は下記の式で求めることができる。
【0043】EV=〔log102+log10(1/
T)−log10(S/100)〕/log102 ここで、Fは撮影レンズのTナンバー、Tはシャッタ速
度(秒)、SはフィルムのISO感度である。
【0044】なお、撮影レンズのTナンバーF、シャッ
タ速度T(秒)、フィルムのISO感度Sはそれぞれ、
F≧5.6,T=1/100〜1/30,S≧640の
範囲の中から設定するのが望ましい。
【0045】また、ストロボ撮影時における撮影レンズ
のTナンバーは、ストロボのコンデンサ容量をなるべく
小さくできるように9以下に設定するのが望ましい。
【0046】更に、装填されるフィルムのISO感度と
ストロボ撮影状態の絞り値に応じて2〜3mの範囲内に
ある所定距離の被写体が適正露光となるような光量のス
トロボを選択する。
【0047】このように2〜3mの間にある所定距離の
18パーセント反射板よりなる被写体が適正露光となる
光量のストロボとすることで、至近距離の撮影距離であ
る1.1mの距離の被写体の光量がEV値でA+3以下
となり、1.1mの距離の被写体とEV値でA−1.5
の低輝度の被写体とを、印画紙のラチチュードであるE
V値で4.5の輝度範囲内とすることができ、1.1m
以上のストロボ撮影可能距離範囲にある被写体と低輝度
の背景の被写体とをプリント上で同時に再現することが
可能となる。
【0048】なお、ストロボは具体的には、コンデンサ
の容量をなるべく小さくできるようにISO100のフ
ィルムに換算したガイドナンバーで2〜9のガイドナン
バーのストロボを選択するのが望ましい。
【0049】上記ストロボ撮影状態のEV値がAの条件
において、EV値Aが10を越えると、ストロボ撮影状
態における夜間の照明下での撮影において、2〜3mの
主要被写体とEV8.5以下の明るさの広い室内の背景
が良好な露出状態となっているプリントを得ることが難
しくなる。なお、EV値Aの上限は9.5とすることが
望ましい。
【0050】また、EV値Aの下限は4とするのが望ま
しい。基準露光量を低輝度に設定するためには、より大
口径の撮影レンズを用いる必要があるが、原価的に制限
のあるレンズ付きフィルムユニットにおいては困難であ
るので、高感度のフィルムを用いてシャッタ速度を低速
にすることが考えられる。しかし、シャッタ速度を低速
にすると手ブレが発生し、一般的に手ブレを抑えられる
シャッタ速度の限界は撮影レンズの焦点距離を30mm
と想定すれば1/30である。従って、フィルムの感度
としてISO6400のものを装填したとしても、シャ
ッタ速度を1/30に、絞りをTナンバーにて5.6と
すればEV3.9となるので、基準露光量としてはEV
値で4が限界となる。
【0051】これらの条件を整理すると、EV値Aは望
ましくは、 4≦A≦10 より望ましくは、4≦A≦9.5である。
【0052】また、通常撮影状態での絞り値とシャッタ
速度と装填したフィルムの感度とにより決定されるIS
O100のフィルム感度に換算したEV値をBとしたと
き、Bは、 A+1≦B かつ 9≦B を満足するように構成することが望ましい。
【0053】また、上記EV値Bの上限は、上記EV値
Aとの関係を満たし、且つ13以下に設定するのが望ま
しい。
【0054】以上の説明においては、ストロボの発光光
量がガイドナンバーにより決まる一つの光量であるもの
について説明したが、ストロボとして光量が可変のもの
を使用することもできる。
【0055】ストロボとして光量が可変のものとして
は、ストロボとして自動調光ストロボを使用する方法が
ある。この例を図5に基づき説明する。
【0056】図5において、ストロボ回路は、バッテリ
Bからの電源電圧を、ストロボ発光管51の発光に必要
な所定の電圧に昇圧する昇圧回路41と、昇圧回路41
からの高電圧をメインコンデンサ52に充電してストロ
ボ発光管51を発光させるストロボ発光回路42と、反
射光受光部を用いてストロボ発光管51の発光量をスト
ロボ撮影時に、被写体からの反射光を取り込んでストロ
ボ発光管51の発光量を自動的に制御するストロボ発光
停止回路43とを備えている。
【0057】ストロボ発光回路42は、さらに前述のメ
インコンデンサ52、ストロボ発光管51、及びレリー
ズ釦5の押し操作に同調して、ストロボ発光管51の発
光を励起するトリガ回路44との組合わせでなってい
る。昇圧回路41とトリガ回路44は、この種のストロ
ボ内蔵レンズ付きフィルムユニットに用いられる公知の
プリント配線とストロボ用電気部品との組合わせでなっ
ており、トランスが昇圧回路41に組み込まれ、トリガ
コイルとトリガスイッチがトリガ回路44に組み込まれ
ている。
【0058】ストロボ発光停止回路43には、ストロボ
発光管51の発光を制御するサイリスタ53と、反射光
受光部の受光素子54が所定値以上の反射光を受光した
場合に、出力信号を発する測光回路45とが設けられて
いる。この測光回路45は、受光素子54、受光素子5
4と直列に接続した積分用コンデンサ55と、受光素子
54に並列に接続した小容量用コンデンサ56、及びト
ランジスタ57とから構成されており、受光素子54に
入射した被写体からの反射光を受光信号に変えて積分用
コンデンサ55で積分し、その値が所定値に達した場
合、トランジスタ57を動作して測光回路45から出力
信号を発するようにしている。
【0059】測光回路45への電力供給は、ストロボ発
光管51、サイリスタ53と並列に接続した抵抗58、
コンデンサ59及びツェナーダイオード60によって行
なわれ、ストロボ発光管51の発光によってツェナーダ
イオード60に電圧が生じると、小容量用コンデンサ5
6から積分用コンデンサ55に若干の充電がされるよう
になっており、その後のストロボ発光管51による積分
の立ち上がりを改善するようになっている。
【0060】トランジスタ57は、前述の如く積分値が
所定値に達した場合に動作して、測光回路45から出力
信号を発する。測光回路45の出力信号は、サイリスタ
53をターンオフするためのサイリスタ61のゲートへ
入ってこれを動作し、転流用コンデンサ62を放電させ
てサイリスタ53に逆電圧を与える。この結果、メイン
コンデンサ52からストロボ発光管51への電流の供給
が遮断され、ストロボ発光管51の発光が停止する。
【0061】このような自動調光ストロボを使用するこ
とにより、被写体からのストロボ光の反射光の量に応じ
たストロボ制御が行われるので、撮影レンズの被写界深
度内である至近距離から自動調光ストロボがフル発光し
た際のガイドナンバーにより決まる距離まで被写体の潜
像をほぼ同じ条件でフィルム上に記録することが可能と
なり、前記ガイドナンバーにより決まる距離にありスト
ロボ光により照射された標準反射板と、EV値で9以下
の輝度でかつフィルム上にプリント可能な潜像として形
成できる最低輝度の背景との輝度差が、内蔵するフィル
ム上において印画紙のラチチュードに相当するEV値で
4.5以下相当となるようにストロボ撮影時の絞り値お
よび基準露光量を決定することにより主要被写体と背景
とを出来上がった写真の上で良好に再現することができ
る。
【0062】このような自動調光ストロボを使用する場
合においては、自動調光ストロボがフル発光した場合の
ガイドナンバーは、上述した2〜9のガイドナンバーよ
りも大きなガイドナンバーのものが使用可能である。な
お、レンズ付きフィルムユニットの大きさを考慮すると
ガイドナンバーの上限は20とするのが望ましい。
【0063】以上は自動調光ストロボを使用して光量を
可変とした例を示したが、自動調光ストロボを使用しな
いで光量を可変とするようにしてもよい。例えば、スト
ロボ発光窓にNDフィルタを挿脱可能に設けて、被写体
がストロボのガイドナンバーと撮影レンズの絞りにより
決まる最適撮影距離よりも近距離にある場合にNDフィ
ルタによりストロボ光を減光するようにしてもよい。こ
のようにすることでより良好な画質の写真を得ることが
可能となる。
【0064】次に、使用する撮影レンズの望ましい条件
について説明する。なお、以下の説明においては、撮影
レンズの絞り値をFナンバーで説明するが、Fナンバー
とTナンバーの関係は後述する撮影レンズを2枚のプラ
スチックレンズで構成した実施例の場合に下記の如くな
る。
【0065】Tナンバー 1.085×Fナンバー 使用する撮影レンズは2つのレンズ成分と絞りよりな
り、且つ、撮影レンズの開放FナンバーをFOとしたと
き、以下の条件式を満足する構成にするのが望ましい。
【0066】 5.6<FO<8 (1) 更に望ましくは、(1)の条件を満たし、撮影レンズの
半画角をωとし、焦点距離をfとしたとき、以下の条件
式を満足する構成にする。
【0067】 5<f/(FO・tanω)<7 (2) 更に望ましくは、(1)の条件を満たし、撮影レンズの
Fナンバーが、Fのマージナル光線の球面収差をSA
(F)とし、撮影画面の長辺方向の長さの半分をyL
したとき、以下の条件式を満足する構成にする。
【0068】 −0.072yL<SA(FO/0.7)<−0.024yL (3) 更に望ましくは、(1)の条件を満たし、ストロボ撮影
時における撮影レンズのFナンバーをFOとし、通常撮
影状態におけるFナンバーをFOffとしたとき、以下の
条件式を満足するように構成する。
【0069】 0.4<FO/FOff<0.7 (4) 更に望ましくは、(1),(4)の条件を満たし、撮影
レンズのFナンバーがFのマージナル光線の球面収差を
SA(F)とし、撮影画面の長辺方向の長さの半分をy
Lとしたとき、以下の条件式を満足する構成にする。
【0070】 −0.008FOff・yL<SA(FO)<−0.003FOff・yL (5) 且つ −0.072yL<SA(FO/0.7)<−0.024yL (6) 以上の構成において、各条件式について説明する。先
ず、条件式(1)の上限を超えると、低輝度被写体に対
する露光が十分に得られない。即ち、木陰や夕暮時、あ
るいは屋内においてストロボ撮影したとき、遠距離の被
写体である背景にストロボ光の照射が少なくなるので、
露光が不十分となり良好な画質の写真を得ることができ
ない。これに対し、条件式(1)の下限を下まわると、
2枚のレンズでは球面収差を始めとする諸収差を十分に
補正できず、また焦点深度が浅くなりすぎ、像面湾曲や
製造時のバックフォーカスの誤差、レンズ組み込み時の
取付誤差の影響が大きすぎてピントの悪い写真となるこ
とが多くなってしまう。
【0071】また、レンズ3枚を用いて撮影レンズを構
成する場合、各レンズに反射防止コートを施さないと透
過光がレンズへの入射光の内の約79%となり、また屈
折面での2回以上反射して画面に到達するフレア光の割
合が上記透過光の2.2%に達し好ましくなく、これを
防ぐために少なくとも1つのレンズに反射防止コートを
する必要があり、コストアップは避けられない。一方、
レンズ2枚の場合は、反射防止コートを施さなくても、
透過光は約85%であり、フレア光は透過光に対し、
0.86%程度と少なく十分である。従ってレンズを2
枚で構成することは、コスト、レンズ性能を総合して、
レンズ付きフィルムユニットの撮影レンズとしては最適
である。
【0072】条件式(2)は、条件式(1)の開放Fナ
ンバーを有する撮影レンズで固定焦点式カメラとして十
分な被写界深度を得るための条件である。条件式(2)
の上限を越えると、被写界深度が浅くなりすぎ、これに
対し、下限を下まわると、レンズが広角になりすぎ、コ
サイン4乗則の影響で周辺光量が不足したり、パースペ
クティブの効果が大きくなりすぎ、違和感のある写真と
なりがちで好ましくない。
【0073】また、撮影レンズは球面収差が補正不足で
条件式(3)を満足するようにすると良い。条件式
(3)の上限を越えると、球面収差が補正されすぎ、中
心のフォーカス位置が理想像面位置に近づき、軸外光束
のフォーカス位置との差、すなわち像面湾曲による影響
が大きくなり好ましくない。条件式(3)の下限を下ま
わると、球面収差が大きすぎ好ましくない。
【0074】また、条件式(4)を満足するようにレン
ズのFナンバーを変化させると、被写体輝度の大きい晴
天の屋外でも露光オーバーとならず、被写体輝度が不足
する屋内などではFナンバーが小さくなり、ストロボの
ガイドナンバーが比較的小さくてもストロボ光が届き、
背景などより遠距離の被写体の露光も十分得ることがで
きるようになる。条件式(4)の上限を越えるとFO
Offの差が小さすぎ十分な効果を得ることができな
い。逆に下限を下まわるとTナンバーの差がありすぎ輝
度が中間の被写体の露光がどちらを選択しても不適切と
なりやすく好ましくない。
【0075】また、(4)の条件を満たして、上記の撮
影レンズを条件式(3)を満足するようにすると、前述
したように開放時の諸収差を良好に補正することができ
る。
【0076】更に、(1),(4)の条件を満たして、
条件式(5)を満足するようにすると、ストロボの使用
時、不使用時ともに適切な被写界深度を得ることができ
る。条件式(5)の上限を越えると、開放FナンバーF
Oにおける球面収差量が少なく、FOffに絞ったとき最良
ピント位置の変位量が少なく、開放時にストロボ光によ
る補助光が十分に届く範囲に被写界深度が入るようにす
ると、FOffに絞ったとき遠距離被写体の解像度が十分
に向上しないため好ましくない。逆に条件式(5)の下
限を下まわるとFOffに絞ったとき最良ピント位置の変
位が大きすぎ、FOffに絞ったときの近距離被写体の解
像度が十分得られなくなる。
【0077】
【実施例】以下に撮影レンズの実施例について説明す
る。各実施例における記号は以下の通りである。
【0078】FO:撮影レンズの開放Fナンバーであ
り、ストロボ使用時のFナンバー FOff:通常撮影状態でのFナンバー f:撮影レンズの焦点距離 ω:半画角 r:屈折面の曲率半径 d:屈折面の間隔 Nd:d線での屈折率 νd:アッベ数 yL:撮影画面の長辺方向の長さの半分 U:物像間距離 また、本願発明で用いた非球面の形状は座標を光軸方向
にx軸をとり、光軸と垂直方向の高さをhとすると、数
1の式で表される。
【0079】
【数1】
【0080】数1において、Kは非球面の円錐定数、A
2iは非球面係数(i=2,3,4,5,6)を示す。
【0081】なお、図中ΔSはサジタル、ΔMはメリジ
オナルを表す。
【0082】(実施例1)図6にレンズ光軸断面図を、
図7にレンズ収差図を示す。また、レンズデータを表1
に示す。
【0083】
【表1】
【0084】但し、 f/(FO・tanω)=6.0 SA(FO/0.7)/yL=−0.044 FO/FOff=0.42〜0.67 SA(FO)/(FOff・yL)=−0.0042〜−
0.0067 図8と図9は、第2レンズL2のフィルム側に配置され
ている絞り2(AP2)を可変絞りとしてFOffを13、
撮影レンズの最終面と撮像画面との距離を25.8mm
とし、撮像面を曲率半径が110mmのシリンドリカル
面とし、更に絞りをFOとしたときの画面の長辺方向に
ついての各被写体距離でのMTFの図を示す。また、同
様にして、図10と図11は、FOffに絞ったときの画
面の長辺方向についての各被写体距離でのMTFの図を
示す。
【0085】図8乃至図11のMTFの図に示す如く、
開放ではストロボの到達距離に相当する1mから4mの
被写体についてピントが良好になっており、フラッシュ
を使用しないときは絞りF13となり、1mから無限遠
方までピント良好となる。またMTFの値自体も十分で
あり、良好な画質の写真を得ることが出来る。
【0086】(実施例2)図12にレンズ光軸断面図
を、図13にレンズ収差図を示す。また、レンズデータ
を表2に示す。
【0087】
【表2】
【0088】但し、 f/(FO・tanω)=6.16 SA(FO/0.7)/yL=−0.044 FO/FOff=0.42〜0.67 SA(FO)/(FOff・yL)=−0.0040〜−
0.0064 (実施例3)図14にレンズ光軸断面図を、図15にレ
ンズ収差図を示す。また、レンズデータを表3に示す。
【0089】
【表3】
【0090】但し、 f/(FO・tanω)=6.12 SA(FO/0.7)/yL=−0.044 FO/FOff=0.42〜0.67 SA(FO)/(FOff・yL)=−0.0040〜−
0.0064
【0091】
【発明の効果】請求項1〜3に記載のレンズ付きフィル
ムユニットによれば、特に広い室内や照明の少ない屋外
におけるストロボ撮影において、背景が暗く写ってつぶ
れた写真ができることが従来のレンズ付きフィルムユニ
ットよりも少なくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】レンズ付きフィルムユニットの外観斜視図であ
る。
【図2】絞り板を切り替える構成の斜視図である。
【図3】シャッタチャージが完了した状態の正面図であ
る。
【図4】セクタが開口部を開口させた正面図である。
【図5】自動調光ストロボの回路図である。
【図6】実施例1のレンズ光軸断面図である。
【図7】実施例1のレンズ収差図である。
【図8】実施例1のFOにおけるMTFの図である。
【図9】実施例1のFOにおけるMTFの図である。
【図10】実施例1のFOffにおけるMTFの図であ
る。
【図11】実施例1のFOffにおけるMTFの図であ
る。
【図12】実施例2のレンズ光軸断面図である。
【図13】実施例2のレンズ収差図である。
【図14】実施例3のレンズ光軸断面図である。
【図15】実施例3のレンズ収差図である。
【符号の説明】
1 撮影レンズ 3 ストロボ発光パネル 4 ストロボスイッチレバー 11 絞り板 11a 大絞り 11b 小絞り 15 ストロボユニット 151 プリント基板 21 セクタ 27 ストッパー 42 ストロボ発光回路 43 ストロボ発光停止回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 新 勇一 東京都日野市さくら町1番地コニカ株式会 社内 Fターム(参考) 2H002 AB05 BC12 CD08 CD09 JA05 2H053 AB04 AC22 AD00 AD13 AD14 BA64 CA41 2H101 AA01

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予めフィルムを内蔵し、ストロボ装置を
    備えたレンズ付きフィルムユニットにおいて、 背景がEV値で9以下で主要被写体が撮影レンズの被写
    界深度内におけるストロボ撮影において、ストロボ光に
    より照射される主要被写体と背景の輝度差が内蔵するフ
    ィルム上においてEV値で4.5以下となるようにスト
    ロボ光を照射するストロボ装置を有することを特徴とす
    るレンズ付きフィルムユニット。
  2. 【請求項2】 前記ストロボ装置は、撮影距離で2〜3
    mの間の所定距離にある標準反射板と背景の輝度差が内
    蔵するフィルム上においてEV値で4.5以下となるよ
    うにストロボ光を照射することを特徴とする請求項1に
    記載のレンズ付きフィルムユニット。
  3. 【請求項3】 前記ストロボ装置はストロボ光を調光す
    る手段を備え、該手段は、撮影レンズの被写界深度内に
    ある標準反射板と背景の輝度差が内蔵するフィルム上に
    おいてEV値で4.5以下となるように調光することを
    特徴とする請求項1に記載のレンズ付きフィルムユニッ
    ト。
JP11031368A 1998-11-04 1999-02-09 レンズ付きフィルムユニット Pending JP2000231131A (ja)

Priority Applications (4)

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JP11031368A JP2000231131A (ja) 1999-02-09 1999-02-09 レンズ付きフィルムユニット
US09/430,962 US6233403B1 (en) 1998-11-04 1999-11-01 Lens-fitted film unit with a built-in electronic flash unit and image forming method based on a photographic film exposed by the lens-fitted film unit with a built-in electronic flash unit
EP99308715A EP0999467A3 (en) 1998-11-04 1999-11-03 Lens-fitted film unit with a built-in electronic flash unit
EP04021178A EP1486821A3 (en) 1998-11-04 1999-11-03 Lens-fitted film unit with a built-in electronic flash unit

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