JP2000231013A - ホログラフィックカラーフィルタおよびそれを用いた液晶表示装置 - Google Patents
ホログラフィックカラーフィルタおよびそれを用いた液晶表示装置Info
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- JP2000231013A JP2000231013A JP11034345A JP3434599A JP2000231013A JP 2000231013 A JP2000231013 A JP 2000231013A JP 11034345 A JP11034345 A JP 11034345A JP 3434599 A JP3434599 A JP 3434599A JP 2000231013 A JP2000231013 A JP 2000231013A
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Abstract
の利用効率を向上させ、画像をより明るく見易く表示す
ると共に、バックライトの消費電力を低減させること。 【解決手段】拡散白色光1aを発生するバックライト1
と、1画素が3色成分の3つの液晶セル2B,2R,2Gから構
成されバックライト1からの拡散白色光1aが入射される
カラー液晶パネル2との間に配置して用いられるホログ
ラフィックカラーフィルタ3において、回折波長の選択
性を有し、角度選択性がないかまたは少ない反射型ホロ
グラフィック拡散板3a,3b からなり、バックライト1か
らの拡散白色光1aを反射回折して3原色のうちの特定の
色の補色成分のみを透過させてカラー液晶パネル2に入
射させる。
Description
カラーフィルタおよびそれを用いた液晶表示装置に係
り、特に良好な効率を有するバックライトを実現して光
の利用効率を向上させ、画像を明るく見易く表示すると
共に、バックライトの消費電力を低減できるようにした
ホログラフィックカラーフィルタおよびそれを用いた液
晶表示装置に関するものである。
の中で広く使用され、その一つとして、カラーフィルタ
を用いた液晶表示装置が多く用いられてきている。
ためにバックライトが必要不可欠なものとなっており、
この背光照明型の液晶表示装置は、多くの場所で見るこ
とができる。
晶パネルの背後から、白色光をそのまま照射しただけで
は、光の利用効率が低い。
ものにとって、バックライトの電力消費は重要な問題で
ある。
ことから、照明電力が制限されるか、バッテリーの寿命
が短くなる。
の色素カラー・マスクの使用は十分に効率的とは言えな
いため、事態はますます悪くなる傾向にあり、他のカラ
ーフィルタ法による照明光の十分な利用が必要である。
リングとして、最もよく使用される手段には、色素フィ
ルタと、干渉カラーフィルタの2つがある。
て均一性を有するカラー分散色素フィルタによって形成
される。
次のような2つの問題を生じる。
る。
が、色素フィルタによって吸収される。
うに、照明光の大きな割合が透過されないと、それは色
素フィルタによって吸収され、システムに熱を生じる。
題である。
空蒸着の多層を有し、ある波長帯域幅内のある照明角度
でのみ透過を生じるように製造することができる。
る技術のために、その製造コストが高い。さらに、パタ
ーン化された干渉カラーフィルタが所望される場合、そ
の製造はさらに複雑になり、時間がかかる。
され、通常のカラーフィルタデバイスとしては使用され
ない。
としては、反射ホログラムによって達成することができ
る。
従って、透過波長帯域幅およびその効率を制御すること
ができる。2つのホログラムをカップリングすることに
よって、所望のカラーを中心とする波長帯域幅を透過さ
せ、パターン化されたカラーフィルタを得ることができ
る。
“ミラー・タイプの反射ホログラムによって形成された
カラーフィルタシステム(「光源への順次露光によって
形成される反射ホログラムマルチカラーフィルタ・アレ
イ」(Reflection hologram multiple-color filter ar
ray formed by sequential exposure to a light sourc
e )、米国特許第5,537,232号、1996年7
月16日)”を提案している。
ムの記録手順を提案し、ホログラムがカラーフィルタと
して働く方法を説明している。
esによって提案されたものでは、その特性のために損
失を避けることができず、またその全ての範囲に亘って
拡散照明光を使用することができず、その結果、液晶表
示装置の明るさの点で問題がある。
クライトを実現して光の利用効率を向上させ、画像をよ
り明るく見易く表示すると共に、バックライトの消費電
力を低減させることが可能なホログラフィックカラーフ
ィルタおよびそれを用いた液晶表示装置を提供すること
にある。
めに、拡散白色光を発生するバックライトと、1画素が
3色成分の3つの液晶セルから構成されバックライトか
らの拡散白色光が入射されるカラー液晶パネルとの間に
配置して用いられるホログラフィックカラーフィルタに
おいて、請求項1の発明では、回折波長の選択性を有
し、角度選択性がないかまたは少ない反射型ホログラフ
ィック拡散板からなり、バックライトからの拡散白色光
を反射回折して3原色のうちの特定の色の補色成分のみ
を透過させてカラー液晶パネルに入射させるようにして
いる。
クカラーフィルタにおいては、バックライトからの拡散
白色光を反射回折して3原色のうちの特定の色の補色成
分のみを透過させてカラー液晶パネルに入射させること
により、ホログラフィック・カラー・フィルタへ入射さ
れる白色光の全ては、最少の損失で3つの光成分に分離
することができる、すなわち殆ど無駄になる光は無いた
め、光の利用効率を向上させることができる。また、光
は3つの成分へ効率的に分離されるため、画像を単色光
でより明るく見易く表示することができる。さらに、バ
ックライトの消費電力を低減できるため、その低減によ
ってバックライトのバッテリー寿命を増大することがで
きる。
択性を有し、角度選択性がないかまたは少ない反射型ホ
ログラフィック拡散板からなり、カラー液晶パネルの各
画素(ピクセル)毎にパターニングしてバックライトか
らの拡散白色光を反射回折して3原色のうちの特定の色
の補色成分のみを透過させてカラー液晶パネルに入射さ
せるようにしている。
クカラーフィルタにおいては、カラー液晶パネルの各画
素毎にパターニングしてバックライトからの拡散白色光
を反射回折して3原色のうちの特定の色の補色成分のみ
を透過させてカラー液晶パネルに入射させることによ
り、ホログラフィック・カラー・フィルタへ入射される
白色光の全ては、最少の損失で3つの光成分に分離する
ことができる、すなわち殆ど無駄になる光は無いため、
光の利用効率を向上させることができる。また、光は3
つの成分へ効率的に分離されるため、画像をカラーでよ
り明るく見易く表示することができる。さらに、バック
ライトの消費電力を低減できるため、その低減によって
バックライトのバッテリー寿命を増大することができ
る。
または請求項2の発明のホログラフィックカラーフィル
タにおいて、赤,緑,青の3原色のうちの特定の色の補
色成分のみを透過させるようにしている。
クカラーフィルタにおいては、赤,緑,青の3原色のう
ちの特定の色の補色成分のみを透過させることにより、
赤,緑,青の3色表示装置を実現することができる。
または請求項2の発明のホログラフィックカラーフィル
タにおいて、シアン,マゼンタ,イエローの3原色のう
ちの特定の色の補色成分のみを透過させるようにしてい
る。
クカラーフィルタにおいては、シアン,マゼンタ,イエ
ローの3原色のうちの特定の色の補色成分のみを透過さ
せることにより、シアン,マゼンタ,イエローの3色表
示装置を実現することができる。
発生するバックライトと、1画素が3色成分の3つの液
晶セルから構成されバックライトからの拡散白色光が入
射されるカラー液晶パネルとから構成される液晶表示装
置において、バックライトとカラー液晶パネルとの間
に、上記請求項1乃至請求項4のいずれか1項の発明の
ホログラフィックカラーフィルタを配置している。
おいては、バックライトとカラー液晶パネルとの間に、
上記請求項1乃至請求項4のいずれか1項の発明のホロ
グラフィックカラーフィルタを配置することにより、ホ
ログラフィックカラーフィルタの特性のために、光の損
失を避けることができ、またその全ての範囲に亘ってバ
ックライトの拡散白色光を使用することができ、その結
果表示装置の明るさを改善することができる。
する。
は、反射型ホログラムのアレイによって形成された透過
型液晶表示装置用のホログラフィックカラーフィルタで
あり、ホログラムの特徴は、それ自体が拡散光照明の利
用を可能にするホログラフィック拡散板であることであ
る。
ることにより、従来よりもより明るい液晶表示装置を達
成することができる。
ーフィルタは、透過型液晶表示装置(例えばバックライ
ト(背光)カラー液晶表示装置における)で使用され
る。
液晶表示装置のカラー・ピクセル・アレイに適したパタ
ーンを形成する反射型ホログラムのアレイによって形成
され、赤(R)、緑(G)、青(B)の3色液晶表示装
置を提供するが、何らこれに限られない。
ログラフィックカラーフィルタ(HCF)が存在し、こ
のホログラフィックカラーフィルタは、照明されると適
切な波長帯域幅を透過することができる。赤(R)、緑
(G)、または青(B)成分の選択は、例えば3つの基
本的ホログラム(赤、緑、青の反射型ホログラム)の中
から、2つのホログラムの組み合わせによって得られ
る。
カラーフィルタは、2つの基本的ホログラムから構成さ
れる。
的ホログラムから形成され、G−HCFはBおよびGの
基本的ホログラムから形成され、B−HCFはRおよび
Gの基本的ホログラムから形成される。
グラムは、反射型ホログラフィック拡散板である。この
ようなホログラフィック拡散板は、ホログラフィック用
感材上の拡散物体光のホログラフィック記録によって得
られる。記録されるべき拡散物体は、すりガラス、また
は同様な板を通る光から得られる。
びそのような拡散光を得る方法としては数多くある。2
ステップ・ホログラムが記録される場合のように、拡散
光は他のホログラムから来るものであってもよい。この
拡散反射型ホログラムの特徴は、その角度選択性がない
か、または少ないことであり、これによってバックライ
ト照明液晶表示装置で使用されるように、拡散照明下で
の利用が可能となる。
(例えばR光)は、基本的ホログラムによって反射さ
れ、補色(GおよびB)のみが透過する。拡散白色光が
ミラー状の板、およびホログラフィックカラーフィルタ
の内部に閉じ込められる場合(バックライト照明ユニッ
トのように)、拡散ホログラムによって反射された全て
の光ビームは失われない。
て、最終的には適切な単一のホログラフィックカラーフ
ィルタに達し、光の囲いの外へ透過される。
る物質は数多くある。
ゼラチン、フォトポリマー物質、フォトレジスト等であ
る。当業者にとっては、ホログラフィック拡散板を製造
する物質、および記録方法の双方について、多様な選択
の可能性があることが分かる。
の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明す
る。
態によるホログラフィックカラーフィルタを用いたカラ
ー液晶表示装置の構成例を示す断面図である。
は、図1に示すように、バックライト1と、カラー液晶
パネル2と、バックライト1とカラー液晶パネル2との
間に配置されたホログラフィックカラーフィルタ3とか
ら構成している。
する。
(B),赤(R),緑(G)の3原色の3色成分の3つ
の液晶セル2B,2R,2Gを図示のように配置して構
成され、バックライト1からの拡散白色光1aが入射さ
れる。
折波長の選択性を有し、角度選択性がないかまたは少な
い反射型ホログラフィック拡散板からなり、カラー液晶
パネル2の各画素毎に図示のようにカラー・マトリクス
・パターンをパターニングしてバックライト1からの拡
散白色光1aを反射回折し、赤(R),緑(G),青
(B)の3原色のうちの特定の色の補色成分のみを透過
させて、透過光4をカラー液晶パネル2に入射させる。
ィルタ3は、単一のカラー成分を得るために、基本的ホ
ログラムである2つの反射型ホログラフィック拡散板3
a,3bから構成している。
(R),緑(G),青(B)のホログラムを順次パター
ニング形成した反射型ホログラフィック拡散板3aと、
緑(G),青(B),赤(R)のホログラムを順次パタ
ーニング形成した反射型ホログラフィック拡散板3bと
から構成している。
画素のパターンに合わせて記録される。このようなパタ
ーンを得る記録方法は周知である。また、ホログラムの
ある領域のみを記録するためにマスクを使用すること
は、非常によく行なわれる手法である。
には、3つのレーザ波長を使用する、乳剤を膨張させ
る、記録後にフォトポリマーの膜厚を調整する、等の方
法によって必要な効果を達成することができる。
a,3bの記録方法の一例を示す概要図である。
取り付けたホログラフィック感材7の一方の側から来る
光によって示される。また、物体ビームは、参照ビーム
5が、基板6、ホログラフィック感材7を透過して、図
2で示されるようなセットアップの背面に置かれた反射
拡散板8で反射された後に、参照ビーム5によって形成
される。
アップは、非常に簡単である。前述したように、反射型
ホログラフィック拡散板を得ることのできる方法は数多
くある。記録すべき拡散物体は、すりガラス、または同
様な板を通る光から得られるか、前もって記録されたホ
ログラムから得ることができる。後者の場合、ホログラ
フィック拡散板は、2ステップ型ホログラムと呼ばれ
る。多様なホログラム記録方法、記録感材、および反射
帯域幅を増加させ、スペクトルを通してこの帯域幅をシ
フトし、単一ホログラムから青、緑、または赤のホログ
ラムを得る感材処理が公知である。その1つの例として
は、フォトポリマー、およびカラー調節フィルムであ
り、これらを使用してホログラムの回折効率特性を所望
の値へ変更することができる。
散板によって実行される機能の一例を示す模式図であ
る。
グラム9上に入射した時、単一の色の成分だけがホログ
ラム9によって反射され、他の2つの色の成分はホログ
ラム9を通過する。
9が青ホログラムの場合は、青色の成分だけがホログラ
ム9によって反射され、他の2つの色である赤色、およ
び緑色の成分はホログラム9を通過する。
のホログラフィックカラーフィルタを用いたカラー液晶
表示装置においては、ホログラフィックカラーフィルタ
3として、2つの反射型ホログラフィック拡散板3a,
3bの重ね合わせ、赤(R),緑(G),青(B)の3
原色のうちの特定の色の補色成分のみを透過させるよう
にしていることにより、バックライト1からの拡散白色
光1aが、ホログラフィックカラーフィルタ3に入射さ
れると、赤(R)の成分は、2つの反射型ホログラフィ
ック拡散板3a,3bの緑(G),青(B)のホログラ
ムを使用して得られ、緑(G)の成分は、2つの反射型
ホログラフィック拡散板3a,3bの青(B),赤
(R)のホログラムを使用して得られ、青(B)の成分
は、2つの反射型ホログラフィック拡散板3a,3bの
赤(R),緑(G)のホログラムを使用して得られる。
それはホログラムと背面反射器との間で反射され、適切
なホログラフィックカラーフィルタ3へ達して透過され
る。赤色、緑色、および青色の光は、それらが適切なホ
ログラフィックカラーフィルタ3の位置に達した時だけ
囲いから出ることができる。
ルタ3を透過した赤色、緑色、および青色の透過光4
は、カラー液晶パネル2に入射される。
リングに使用される特性があるので、拡散光の照明を使
用することができる。
にもカラーフィルタとして作用することができる。
される白色光の全ては、最少の損失で3つの光成分
(赤、緑、青)に分離することができる。すなわち、ほ
とんど無駄になる光は無い。
ルタ3が適用されるシステムの重要な属性の起源であ
る。光は、3つの成分へ効率的に分離されるので、より
明るいカラー表示装置が利用できる。その表示装置は効
率的であるから、背光ユニットであるバックライト1の
消費電力は十分に低減され、その低減によって、バック
ライト1のバッテリー寿命は増大し、システムの全体的
電力効率は増大する。
実は、ホログラムの製造コストが高くなく、その適正な
製造が可能であることを示す。拡散型のホログラフィッ
クカラーフィルタの記録は、比較的容易である。
フィックカラーフィルタを用いたカラー液晶表示装置で
は、カラー液晶パネル2の各画素毎にパターニングして
バックライト1からの拡散白色光1aを反射回折して
赤,緑,青の3原色のうちの特定の色の補色成分のみを
透過させてカラー液晶パネル2に入射させるようにして
いるので、赤,緑,青の3色表示装置を実現することが
可能となる。
タ3へ入射される白色光の全ては、最少の損失で3つの
光成分に分離することができる、すなわち殆ど無駄にな
る光は無いため、光の利用効率を向上させることが可能
となる。
率的に分離されるため、画像をカラーでより明るく見易
く表示することが可能となる。
きるため、その低減によってバックライト1のバッテリ
ー寿命を増大することができる。
りも良好な効率を有するバックライトユニットを実現
し、低コストであり、製作が極めて容易となる。
2との間に、ホログラフィックカラーフィルタ3を配置
するようにしているので、ホログラフィックカラーフィ
ルタ3の特性のために、光の損失を避けることができ、
またその全ての範囲に亘ってバックライト1の拡散白色
光1aを使用することができ、その結果表示装置の明る
さを改善することが可能となる。
カラーフィルタ3は、表示装置の照明に必要な特性を妨
害しないという利点を有しており、これは任意タイプの
液晶表示装置(DSTN、TFT等)に極めて適してい
る。
イト1を実現して光の利用効率を向上させ、画像をより
明るく見易く表示すると共に、バックライト1の消費電
力を低減させることができる。
態によるホログラフィックカラーフィルタを用いたカラ
ー液晶表示装置の構成例を示す断面図である。
は、図4に示すように、バックライト11と、カラー液
晶パネル12と、バックライト11とカラー液晶パネル
12との間に配置されたホログラフィックカラーフィル
タ13とから構成している。
発生する。
(C),マゼンタ(M),イエロー(Y)の3原色の3
色成分の3つの液晶セル12C,12M,12Yを図示
のように配置して構成され、バックライト11からの拡
散白色光11aが入射される。
回折波長の選択性を有し、角度選択性がないかまたは少
ない反射型ホログラフィック拡散板からなり、カラー液
晶パネル2の各画素毎に図示のようにカラー・マトリク
ス・パターンをパターニングしてバックライト11から
の拡散白色光11aを反射回折し、シアン(C),マゼ
ンタ(M),イエロー(Y)の3原色のうちの特定の色
の補色成分のみを透過させて、透過光14をカラー液晶
パネル12に入射させる。
ィルタ13は、単一のカラー成分を得るために、基本的
ホログラムである1つの反射型ホログラフィック拡散板
13aから構成している。
(R),緑(G),青(B)のホログラムを順次パター
ニング形成した反射型ホログラフィック拡散板13aか
ら構成している。
aの記録方法については、前述した第1の実施の形態の
場合と同様であるので、ここではその説明を省略する。
のホログラフィックカラーフィルタを用いたカラー液晶
表示装置においては、バックライト11からの拡散白色
光11aが、ホログラフィックカラーフィルタ13に入
射されると、シアン(C)の成分は、反射型ホログラフ
ィック拡散板13aの赤(R)のホログラムを使用して
得られ、マゼンタ(M)の成分は、反射型ホログラフィ
ック拡散板13aの緑(G)のホログラムを使用して得
られ、イエロー(Y)の成分は、反射型ホログラフィッ
ク拡散板13a青(B)のホログラムを使用して得られ
る。
それはホログラムと背面反射器との間で反射され、適切
なホログラフィックカラーフィルタ13へ達して透過さ
れる。シアン,マゼンタ,イエローの光は、それらが適
切なホログラフィックカラーフィルタ13の位置に達し
た時だけ囲いから出ることができる。
ルタ13を透過したシアン色,マゼンタ色,およびイエ
ロー色の透過光14は、カラー液晶パネル12に入射さ
れる。
リングに使用される特性があるので、拡散光の照明を使
用することができる。
にもカラーフィルタとして作用することができる。
射される白色光の全ては、最少の損失で3つの光成分
(シアン、マゼンタ、イエロー)に分離することができ
る。すなわち、ほとんど無駄になる光は無い。
ルタ13が適用されるシステムの重要な属性の起源であ
る。光は、3つの成分へ効率的に分離されるので、より
明るいカラー表示装置が利用できる。その表示装置は効
率的であるから、背光ユニットであるバックライト11
の消費電力は十分に低減され、その低減によって、バッ
クライト11のバッテリー寿命は増大し、システムの全
体的電力効率は増大する。
実は、ホログラムの製造コストが高くなく、その適正な
製造が可能であることを示す。拡散型のホログラフィッ
クカラーフィルタの記録は、比較的容易である。
フィックカラーフィルタを用いたカラー液晶表示装置で
は、カラー液晶パネル12の各画素毎にパターニングし
てバックライト11からの拡散白色光11aを反射回折
してシアン,マゼンタ,イエローの3原色のうちの特定
の色の補色成分のみを透過させてカラー液晶パネル12
に入射させるようにしているので、シアン,マゼンタ,
イエローの3色表示装置を実現することが可能となる。
タ3へ入射される白色光の全ては、最少の損失で3つの
光成分に分離することができる、すなわち殆ど無駄にな
る光は無いため、光の利用効率を向上させることが可能
となる。
の3つの成分へ効率的に分離されるため、画像をカラー
でより明るく見易く表示することが可能となる。
できるため、その低減によってバックライト11のバッ
テリー寿命を増大することができる。
りも良好な効率を有するバックライトユニットを実現
し、低コストであり、製作が極めて容易となる。
ル12との間に、ホログラフィックカラーフィルタ13
を配置するようにしているので、ホログラフィックカラ
ーフィルタ13の特性のために、光の損失を避けること
ができ、またその全ての範囲に亘ってバックライト11
の拡散白色光11aを使用することができ、その結果表
示装置の明るさを改善することが可能となる。
カラーフィルタ13は、表示装置の照明に必要な特性を
妨害しないという利点を有しており、これは任意タイプ
の液晶表示装置(DSTN、TFT等)に極めて適して
いる。
イト11を実現して光の利用効率を向上させ、画像をよ
り明るく見易く表示すると共に、バックライト11の消
費電力を低減させることができる。
は、本発明のホログラフィックカラーフィルタを液晶表
示装置に適用した場合について説明したが、これに限ら
ず、例えば顕微鏡、プロジェクタ等についても、前述の
場合と同様に適用することが可能である。
フィックカラーフィルタおよびそれを用いた液晶表示装
置によれば、良好な効率を有するバックライトを実現し
て光の利用効率を向上させ、画像をより明るく見易く表
示すると共に、バックライトの消費電力を低減させるこ
とが可能となる。
を用いたカラー液晶表示装置の第1の実施の形態を示す
断面図。
a,3bの記録方法の一例を示す概要図。
散板によって実行される機能の一例を示す模式図。
を用いたカラー液晶表示装置の第2の実施の形態を示す
断面図。
Claims (5)
- 【請求項1】 拡散白色光を発生するバックライトと、
1画素が3色成分の3つの液晶セルから構成され前記バ
ックライトからの拡散白色光が入射されるカラー液晶パ
ネルとの間に配置して用いられるホログラフィックカラ
ーフィルタにおいて、 回折波長の選択性を有し、角度選択性がないかまたは少
ない反射型ホログラフィック拡散板からなり、前記バッ
クライトからの拡散白色光を反射回折して3原色のうち
の特定の色の補色成分のみを透過させて前記カラー液晶
パネルに入射させるようにしたことを特徴とするホログ
ラフィックカラーフィルタ。 - 【請求項2】 拡散白色光を発生するバックライトと、
1画素が3色成分の3つの液晶セルから構成され前記バ
ックライトからの拡散白色光が入射されるカラー液晶パ
ネルとの間に配置して用いられるホログラフィックカラ
ーフィルタにおいて、 回折波長の選択性を有し、角度選択性がないかまたは少
ない反射型ホログラフィック拡散板からなり、前記カラ
ー液晶パネルの各画素毎にパターニングして前記バック
ライトからの拡散白色光を反射回折して3原色のうちの
特定の色の補色成分のみを透過させて前記カラー液晶パ
ネルに入射させるようにしたことを特徴とするホログラ
フィックカラーフィルタ。 - 【請求項3】 前記請求項1または請求項2に記載のホ
ログラフィックカラーフィルタにおいて、 赤,緑,青の3原色のうちの特定の色の補色成分のみを
透過させるようにしたことを特徴とするホログラフィッ
クカラーフィルタ。 - 【請求項4】 前記請求項1または請求項2に記載のホ
ログラフィックカラーフィルタにおいて、 シアン,マゼンタ,イエローの3原色のうちの特定の色
の補色成分のみを透過させるようにしたことを特徴とす
るホログラフィックカラーフィルタ。 - 【請求項5】 拡散白色光を発生するバックライトと、
1画素が3色成分の3つの液晶セルから構成され前記バ
ックライトからの拡散白色光が入射されるカラー液晶パ
ネルとから構成される液晶表示装置において、 前記バックライトとカラー液晶パネルとの間に、 前記請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載のホロ
グラフィックカラーフィルタを配置して成ることを特徴
とする液晶表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03434599A JP4524807B2 (ja) | 1999-02-12 | 1999-02-12 | ホログラフィックカラーフィルタおよびそれを用いた液晶表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03434599A JP4524807B2 (ja) | 1999-02-12 | 1999-02-12 | ホログラフィックカラーフィルタおよびそれを用いた液晶表示装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000231013A true JP2000231013A (ja) | 2000-08-22 |
JP4524807B2 JP4524807B2 (ja) | 2010-08-18 |
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ID=12411559
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP03434599A Expired - Fee Related JP4524807B2 (ja) | 1999-02-12 | 1999-02-12 | ホログラフィックカラーフィルタおよびそれを用いた液晶表示装置 |
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---|---|
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