JP2000230811A - フィルムロールの形状測定方法 - Google Patents

フィルムロールの形状測定方法

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JP2000230811A
JP2000230811A JP11030240A JP3024099A JP2000230811A JP 2000230811 A JP2000230811 A JP 2000230811A JP 11030240 A JP11030240 A JP 11030240A JP 3024099 A JP3024099 A JP 3024099A JP 2000230811 A JP2000230811 A JP 2000230811A
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JP
Japan
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film roll
roll
film
sensors
optical displacement
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JP11030240A
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English (en)
Inventor
Yutaka Tanabe
豊 田邉
Taichiro Takeuchi
太一郎 竹内
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Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フィルムロールに接触痕を残さないようにし
ながら、高精度の移動機構を使用することなく精度の高
い形状測定を可能にするフィルムロールの形状測定方法
を提供する。 【解決手段】 フィルムロール1の両側にロール軸を挟
む位置に左右一対の光学式変位センサ2,2を一定間隔
を維持するように配置し、該光学式変位センサ2,2と
フィルムロール1とをロール軸方向に沿って相対移動さ
せながら前記光学式変位センサ2,2によりフィルムロ
ール表面までの距離を測定し、該距離と一対の光学式変
位センサ2,2の配置間隔とからフィルムロール外径を
算出するようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はフィルムロールの形
状測定方法に関し、さらに詳しくは、フィルムロールに
接触痕を残さないようにしながら、高精度の移動機構を
使用することなく高精度の形状測定を可能にするフィル
ムロールの形状測定方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】プラスチックフィルムの製造は、樹脂材
料を押出機でフィルム状に押出し、延伸処理などを施し
たのちロール状に巻き上げられたフィルムロールの形態
にして製品出荷されている。このようなフィルムの製造
工程において、厚み斑の管理は品質を保証するため非常
に重要とされている。
【0003】従来、このフィルムの厚み斑の管理方法
は、フィルムロール外周面の片面にリニアゲージを接触
させ、それをロール軸方向に移動させてフィルムロール
径の変化を計測することにより、そのロール径の変化か
ら厚み斑を検出するようにしていた。しかし、この方法
では、フィルムロール外周の片面からリニアゲージを当
てて測定するため、フィルムロール表面に接触痕が残
り、測定に使用されたフィルムロールは製品として使用
できないという問題があった。
【0004】このような問題の解決策として、特開平1
0−274511号公報には、フィルムロールの外周接
線方向に光を通過させるように投光部と受光部を配置し
た測定器を使用し、この測定器をフィルムロールのロー
ル軸方向に移動させて、そのフィルムロールの外径寸法
の変化を測定するようにしたものが提案されている。し
かし、この提案の方法では、フィルムロールのロール軸
と測定器の移動軸との平行度が測定精度に影響を及ぼ
し、正確な測定ができないという問題がある。
【0005】すなわち、平行が保たれていないと、フィ
ルムロールの外径変化だけでなく、フィルムロールのロ
ール軸と測定器の移動軸の変化が測定値に大きな誤差を
及ぼすからである。また、フィルムロールの外径変化は
数百から数十μm程度であるので、この範囲内の外径変
化を測定するため測定器をフィルムロールのロール軸と
平行に移動させるためには、極めて高精度の移動機構を
使用する必要があり、装置が非常に高価にならざるを得
なくなる欠点があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、フィ
ルムロールに接触痕を残さないようにしながら、高精度
の移動機構を使用することなく高精度の形状測定を可能
にするフィルムロールの形状測定方法を提供することに
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のフィルムロールの形状測定方法は、フィル
ムロールの両側にロール軸を挟む位置に左右一対の光学
式変位センサを一定間隔を維持するように配置し、該光
学式変位センサとフィルムロールとをロール軸方向に沿
って相対移動させながら前記光学式変位センサにより前
記フィルムロール表面までの距離を測定し、該距離と一
対の光学式変位センサの配置間隔とからフィルムロール
外径を算出することを特徴とするものである。
【0008】好ましくは、上記光学式変位センサを固定
し、前記フィルムロールの方をロール軸方向に一定速度
で移動させるようにし、また、光学式変位センサは、投
光器から前記フィルムロールの表面にレーザを照射し、
その反射した拡散光の角度をCCDで測定して、フィル
ムロール表面までの変位(距離)を測定するようにした
投受光器一体構造のレーザ式変位センサを使用すること
が好ましい。
【0009】本発明の測定方法により、フィルムロール
のロール軸に沿った方向のフィルムロールの外形寸法の
変化(すなわち、フィルムロール外径の変化)を非接触
で測定することができ、さらに移動機構の精度に左右さ
れない正確な測定を可能にする。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は、本発明のフィルムロール
形状測定方法を実施するための装置の一例を示す。図1
において、1は本発明において外径測定の対象となるフ
ィルムロールであり、樹脂から成形されたフィルムFが
ボビンBに巻き上げ積層されて形成されている。また、
2はレーザを照射する投光器とその反射光の受光器(い
ずれも図示せず)とが一体構造になったレーザ式変位セ
ンサであり、フィルムロール1を間に挟んで左右両側に
一対配置されている。
【0011】上記フィルムロール1は台車3の上に固定
され、ロール軸方向に移動するようになっている。すな
わち、台車3は水平かつ直線状に設置された走行軌道4
を走行するようにしてあり、フィルムロール1はそのロ
ール軸が走行軌道4と平行になるように台車3上に固定
されている。
【0012】また、左右一対のレーザ式変位センサ2,
2は、それぞれフィルムロール1のロール軸の高さに位
置するように、走行軌道4の左右両側に固定されたフレ
ーム5,5の上に固定され、しかも、その投受光器のレ
ーザ光軸が水平方向にロール軸方向と直交し、かつ一定
間隔Lを維持するように取り付けられている。
【0013】レーザ式変位センサ2は、投光器からレー
ザをフィルムロール1の表面に向けて照射し、その反射
光(拡散光)を受光器で受光すると共に拡散光の角度を
CCDで測定してレーザ式変位センサ2からフィルムロ
ール1表面までの変位(距離)を測定するものである。
【0014】図2に示すように、左右一対のレーザ式変
位センサ2,2が測定したフィルムロール表面までの距
離は、それぞれ増幅器6を介して演算装置(CPU)7
に入力され、その和が演算される。CPU7には予めレ
ーザ式変位センサ2,2間の一定の離間距離Lが記憶さ
せてあるので、上記レーザ式変位センサ2,2の測定値
の和と離間距離Lとからフィルムロール1の外径が演算
される。
【0015】さて、上述した測定装置を使用してフィル
ムロール形状を測定するときは、フィルムロール1を載
せた台車3を一定速度で走行軌道4に沿って(すなわ
ち、ロール軸方向に)走行させ、左右一対のレーザ式変
位センサ2,2の間を通過させるようにする。フィルム
ロール1が軸方向前端が一対のレーザ式変位センサ2,
2間の位置に到達すると、各レーザ式変位センサ2がフ
ィルムロール1の表面までの距離を測定し、CPU7に
読み込ませて外径を演算して保存する。
【0016】この測定と保存操作は、フィルムロール1
がロール軸方向に移動する間中、すなわち軸方向前端が
レーザ式変位センサ2,2間に到達してから軸方向後端
が通過完了するまで連続して実施される。このようにロ
ール軸方向の各点で測定された距離に変動があると、そ
の変化はフィルムロール1の軸方向の外径変化となり、
図3に示すチャートのようにフィルムロール形状のプロ
ファイルの変化として表される。図3に示すプロファイ
ルは、フィルムロールの軸方向前端部を0とした相対値
を示している。
【0017】上述のように、上記測定装置によれば、フ
ィルムロールのロール軸に沿った方向のフィルムロール
の外形寸法の変化を非接触で測定することができるた
め、従来の測定方法のようにフィルムロールの表面に接
触痕を与えることがない。さらに、センサを左右両側に
一対配置しているので、ロール軸が移動軸に対して水平
方向にずれた場合であっても保障することができ、また
垂直方向にずれた場合においても、ロールの曲率が大き
いために誤差が軽微になる。したがって、フィルムロー
ルの軸方向と測定器の移動方向との平行度が若干悪くて
も、移動機構の精度に左右されない正確な測定を可能に
することができる。
【0018】
【発明の効果】上述したように本発明によれば、非接触
でフィルムロールの表面に損傷を与えることなく、かつ
移動機構の精度に影響されることなく高精度にフィルム
ロールの形状を測定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のフィルムロール形状測定方法を実施す
る装置の一例を示し、(A)はその正面図、(B)は
(A)におけるA−A矢視図である。
【図2】本発明を実施する際のデータ処理に関する説明
図である。
【図3】本発明による測定結果の一例を示すグラフであ
る。
【符号の説明】
1 フィルムロール 2 レーザ式変位センサ(光学式変位センサ) 3 台車 4 走行軌道 7 演算装置(CPU)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2F065 AA06 AA26 AA45 BB06 CC00 FF44 GG04 HH04 JJ02 JJ25 KK01 MM03 PP01 PP12 PP22 QQ27

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィルムロールの両側にロール軸を挟む
    位置に左右一対の光学式変位センサを一定間隔を維持す
    るように配置し、該光学式変位センサとフィルムロール
    とをロール軸方向に沿って相対移動させながら前記光学
    式変位センサにより前記フィルムロール表面までの距離
    を測定し、該距離と一対の光学式変位センサの配置間隔
    とからフィルムロール外径を算出するフィルムロールの
    形状測定方法。
  2. 【請求項2】 前記光学式変位センサを固定し、前記フ
    ィルムロールの方をロール軸方向に一定速度で移動させ
    る請求項1に記載のフィルムロールの形状測定方法。
  3. 【請求項3】 前記光学式変位センサがレーザ式変位セ
    ンサである請求項1または2に記載のフィルムロールの
    形状測定方法。
  4. 【請求項4】 請求項1、2または3に記載の方法を実
    施するフィルムロールの形状測定装置。
JP11030240A 1999-02-08 1999-02-08 フィルムロールの形状測定方法 Pending JP2000230811A (ja)

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