JP2000230458A - 内燃機関用ピストン - Google Patents

内燃機関用ピストン

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JP2000230458A
JP2000230458A JP3035899A JP3035899A JP2000230458A JP 2000230458 A JP2000230458 A JP 2000230458A JP 3035899 A JP3035899 A JP 3035899A JP 3035899 A JP3035899 A JP 3035899A JP 2000230458 A JP2000230458 A JP 2000230458A
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JP
Japan
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piston
cooling cavity
internal combustion
combustion engine
formed body
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Pending
Application number
JP3035899A
Other languages
English (en)
Inventor
Juichi Muta
壽一 牟田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Unisia Automotive Ltd
Original Assignee
Unisia Jecs Corp
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Publication date
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Publication of JP2000230458A publication Critical patent/JP2000230458A/ja
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Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02FCYLINDERS, PISTONS OR CASINGS, FOR COMBUSTION ENGINES; ARRANGEMENTS OF SEALINGS IN COMBUSTION ENGINES
    • F02F3/00Pistons 
    • F02F3/0015Multi-part pistons
    • F02F3/003Multi-part pistons the parts being connected by casting, brazing, welding or clamping
    • F02F2003/0061Multi-part pistons the parts being connected by casting, brazing, welding or clamping by welding

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  • Pistons, Piston Rings, And Cylinders (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 冷却効果が減じられることがなく、また、機
械的強度の低下を有利に回避することが可能な内燃機関
用ピストンを提供する。 【解決手段】 ピストン1を上部形成体2と下部形成体
3とから形成する。前記上部形成体2と下部形成体3と
の間に冷却用空洞10を形成する。前記上部形成体2と
下部形成体3との合わせ目14を溶接する。前記冷却用
空洞10の内面に位置する合わせ目14の端部が、冷却
用空洞10の内部に向かって開先状に広がっている構成
にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関用ピスト
ンに関し、とりわけ、冷却用空洞が形成された内燃機関
用ピストンに関する。
【0002】
【従来の技術】内燃機関用ピストンのうち、熱負荷が大
きいディーゼルエンジン用ピストン等には、ピストンの
内部に冷却用空洞を形成し、この冷却用空洞内に冷却用
オイルを導入して冷却するものがある。
【0003】この種のピストンとして、例えば実開昭6
3−57344号公報には、ピストンが上部形成体と下
部形成体とからなり、このピストンの上部形成体と下部
形成体との間に冷却用空洞が形成され、これら上部形成
体と下部形成体との合わせ目が溶接されてなるピストン
が開示してある。
【0004】前記ピストンの上部形成体と下部形成体と
の合わせ目は、エネルギービームによって溶接されてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来例にあっては、前記冷却用空洞の内部に位置する合わ
せ目の端部が、密着した状態になっている。
【0006】このため、前記ピストンの上部形成体と下
部形成体との合わせ目をエネルギービームによって溶接
した場合に、溶接金属の一部が、突起状になって冷却用
空洞の内部に突出する虞がある。
【0007】前記溶接金属の一部が突起となって冷却用
空洞の内部に突出すると、冷却用空洞の容積が減じられ
て冷却効果が減じられると共に、突起状の溶接金属の付
け根部分に応力集中が生じ、ピストンの機械的強度が低
下する虞がある。
【0008】本発明は前記従来の実情に鑑みて案出され
たもので、冷却効果が減じられることがなく、また、機
械的強度の低下を有利に回避することが可能な内燃機関
用ピストンを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】そこで、請求項1記載の
発明は、上部形成体と下部形成体とからなり、これら上
部形成体と下部形成体との間に冷却用空洞が形成される
と共に、これら上部形成体と下部形成体との合わせ目が
溶接されてなる内燃機関用ピストンにおいて、前記冷却
用空洞の内面に位置する合わせ目の端部が、冷却用空洞
の内部に向かって開先状に広がっている構成にしてあ
る。
【0010】斯かる構成によれば、前記ピストンは内燃
機関のシリンダ内に組込まれ、このシリンダ内を往復摺
動する。また、前記冷却用空洞内には冷却用のオイルが
導入され、ピストンが冷却される。
【0011】ここで、前記ピストンは上部形成体と下部
形成体とからなり、これら上部形成体と下部形成体との
間に冷却用空洞が形成され、これら上部形成体と下部形
成体との合わせ目が溶接される。
【0012】前記冷却用空洞は、上部形成体に冷却用空
洞の上側に相当する部分を窪み状に形成する一方、下部
形成体に冷却用空洞の下側に相当する部分を窪み状に形
成して、これら上部形成体と下部形成体とを重ね合わせ
ることによって形成される。また、前記上部形成体と下
部形成体との合わせ目は、電子ビーム等のエネルギービ
ームによって溶接される。
【0013】前記ピストンの上部形成体と下部形成体と
の合わせ目が溶接されるとき、本発明にあっては、冷却
用空洞の内面に位置する合わせ目の端部が、冷却用空洞
の内部に向かって開先状に広がっており、これによっ
て、冷却空洞の内面に窪みが形成されていることにな
る。このため、前記ピストンの上部形成体と下部形成体
との合わせ目を溶接した場合の溶接金属の一部は、窪み
内に捕獲され、冷却用空洞の内部に突出することがな
い。
【0014】これによって、前記溶接金属の一部が冷却
用空洞の内部に突出することがないから、冷却用空洞の
容積が減じられることがなく、冷却効果が減じられるこ
とがないと共に、機械的強度が低下する虞がない。
【0015】したがって、冷却効果が減じられることが
なく、また、機械的強度の低下を有利に回避することが
可能な内燃機関用ピストンが得られる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面に基づいて詳述する。
【0017】図1は本発明の実施の形態を示す内燃機関
用ピストンを、一部断面して示す正面図、図2は図1の
要部を拡大して示す断面図、図3は図1に示す上部形成
体と下部形成体とを溶接する前の状態を示す断面図であ
る。
【0018】図において符番1で示す内燃機関用ピスト
ンは、アルミニウム合金材料から形成され、上部形成体
2と下部形成体3とからなり、図1において最上端の冠
面部4と、この冠面部4に続くリングランド部5と、こ
のリングランド部5に続くスカート部6とを備えてい
る。
【0019】前記リングランド部5には、この実施の形
態において3本のピストンリング溝7,8,9が形成し
てあり、これらピストンリング溝7,8,9のうち、冠
面部4側近くに位置する2本のピストンリング溝7,8
がコンプレッションリング溝で、スカート部6側に隣接
して形成されたピストンリング溝9がオイルリング溝と
なっている。
【0020】また、前記リングランド部5には、その肉
厚部分に冷却用空洞10が環状に形成してあり、この冷
却用空洞10は上部形成体2と下部形成体3との間に形
成してある。
【0021】即ち、前記冷却用空洞10は、上部形成体
2に冷却用空洞10の上側に相当する部分10aを窪み
状に形成する一方、下部形成体3に冷却用空洞10の下
側に相当する部分10bを窪み状に形成して、上部形成
体2に形成した接合面12を下部形成体3に形成した接
合面13に接触させ、上部形成体2と下部形成体3とを
重ね合わせることによって形成される(図3参照)。
【0022】また、前記上部形成体2と下部形成体3と
の合わせ目14、即ち上部形成体2に形成した接合面1
2と下部形成体3に形成した接合面13との重ね合わせ
目14は、電子ビーム等のエネルギビームによって溶接
される。なお、図1及び図2において付番15は溶接部
分を示している。
【0023】前記上部形成体2の接合面12と下部形成
体3の接合面13とのそれぞれの、冷却用空洞10側の
端部には、面取り16,17が形成してある。前記面取
り16,17はこの実施の形態において平面状に形成し
てある(図3参照)。このため、前記上部形成体2と下
部形成体3との合わせ目14のうち、冷却用空洞10の
内面に位置する合わせ目14の端部は、冷却用空洞10
の内部に向かって開先状に広がっており、これによっ
て、冷却空洞10の内面に窪み18が形成されているこ
とになる(図2参照)。
【0024】21は前記リングランド部5の下側に形成
されたピンボス部で、このピンボス部21はスカート部
6に形成したエプロン部22からスカート部6の内周側
に突出するように形成されている。これらピンボス部2
1及びエプロン部22はピストン1の軸心線の両側に対
峙して形成してある。
【0025】前記ピンボス部21にはピストンピン孔2
3が貫通して形成してある。前記ピストンピン孔23は
その軸心線がピストン1の軸心線に対して略直角となる
ように形成してある。
【0026】前記ピストンピン孔23内には図外のピス
トンピンが挿入され、このピストンピンに同じく図外の
コネクティングロッドが連結される。
【0027】斯かる構成によれば、前記ピストン1は図
外の内燃機関のシリンダ内に組込まれ、このシリンダ内
を往復摺動する。また、前記冷却用空洞10内には冷却
用のオイルが導入され、ピストン1が冷却される。
【0028】ここで、前記ピストン1は上部形成体2と
下部形成体3とからなり、これら上部形成体2と下部形
成体3との間に冷却用空洞10が形成され、これら上部
形成体2と下部形成体3との合わせ目14が溶接され
る。
【0029】前記ピストン1の上部形成体2と下部形成
体3との合わせ目14が溶接されるとき、本発明にあっ
ては、冷却用空洞10の内面に位置する合わせ目14の
端部が、冷却用空洞10の内部に向かって開先状に広が
っており、これによって、冷却空洞10の内面に窪み1
8が形成されていることになる。このため、前記ピスト
ン1の上部形成体2と下部形成体3との合わせ目14を
溶接した場合に、溶接金属25の一部は、窪み18内に
捕獲され、冷却用空洞10の内部に突出することがな
い。
【0030】これによって、前記溶接金属25の一部が
冷却用空洞10の内部に突出することがないから、冷却
用空洞10の容積が減じられることがなく、冷却効果が
減じられることがないと共に、機械的強度が低下する虞
がない。
【0031】したがって、冷却効果が減じられることが
なく、また、機械的強度の低下を有利に回避することが
可能な内燃機関用ピストン1が得られる。
【0032】以上、実施の形態を図面に基づいて説明し
たが、具体的構成はこの実施の形態に限られるものでは
なく、発明の要旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
例えば、前記接合面12,13の端部に平面状の面取り
16,17を施すことによって、冷却用空洞10の内面
に位置する合わせ目14の端部が冷却用空洞10の内部
に向かって開先状に広がっている実施の形態について述
べたが、面取り16,17の形状は平面状に限らず、各
種の形状が採用可能である。
【0033】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よれば、冷却効果が減じられることがなく、また、機械
的強度の低下を有利に回避することが可能な内燃機関用
ピストンが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す内燃機関用ピストン
を、一部断面して示す正面図である。
【図2】図1の要部を拡大して示す断面図である。
【図3】図1に示す上部形成体と下部形成体とを溶接す
る前の状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 ピストン 2 上部形成体 3 下部形成体 10 冷却用空洞 14 合わせ目 15 溶接部分

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部形成体と下部形成体とからなり、こ
    れら上部形成体と下部形成体との間に冷却用空洞が形成
    されると共に、これら上部形成体と下部形成体との合わ
    せ目が溶接されてなる内燃機関用ピストンにおいて、前
    記冷却用空洞の内面に位置する合わせ目の端部が、冷却
    用空洞の内部に向かって開先状に広がっていることを特
    徴とする、内燃機関用ピストン。
JP3035899A 1999-02-08 1999-02-08 内燃機関用ピストン Pending JP2000230458A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013075701A1 (de) * 2011-11-26 2013-05-30 Mahle International Gmbh Kolben für einen verbrennungsmotor und verfahren zu seiner herstellung
CN103732352A (zh) * 2011-07-12 2014-04-16 马勒国际公司 内燃机活塞及其制造方法

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CN103732352A (zh) * 2011-07-12 2014-04-16 马勒国际公司 内燃机活塞及其制造方法
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20041217