JP2000229763A - プリンタ装置および記憶媒体 - Google Patents

プリンタ装置および記憶媒体

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JP2000229763A
JP2000229763A JP3246999A JP3246999A JP2000229763A JP 2000229763 A JP2000229763 A JP 2000229763A JP 3246999 A JP3246999 A JP 3246999A JP 3246999 A JP3246999 A JP 3246999A JP 2000229763 A JP2000229763 A JP 2000229763A
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JP
Japan
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blade
paper
punching
sheet
paper feed
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JP3246999A
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English (en)
Inventor
Masaaki Sano
雅明 佐野
英則 ▲高▼木
Hidenori Takagi
Osamu Tokumasu
理 徳増
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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  • Folding Of Thin Sheet-Like Materials, Special Discharging Devices, And Others (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 1台のプリンタ装置でファイリング穴を有し
かつ適切な長さに切断された用紙を発行でき、低価格の
用紙を用いながら、確実なファイリングを可能とし、伝
票や明細書の紛失、それに伴う金銭面での問題を防止
し、かつ作業性の改善を図ることができる低価格プリン
タ装置を得る。 【解決手段】 用紙送り装置12と、印字装置13と、
用紙切断装置14と、ファイリング用の穿孔装置15と
を備え、穿孔装置15は、用紙に穴を空けるための穿孔
凸刃と、穿孔凸刃が通り抜け可能な大きさの穴と用紙が
穿孔凸刃の動作方向に移動しないように用紙の移動を妨
げる面とを有した穿孔凹刃と、穿孔凸刃を動作させるた
めの穿孔刃駆動装置とからなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CAT等の保管す
る必要のある用紙に対して印字を行い、また所定の長さ
に切断する機構を有したプリンタ装置および記憶媒体に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来からあるプリンタ装置で、用紙を保
管しなくてはならない場合とは、通常売り上げ伝票等に
よく見られるケースで、一方の印字済み用紙をレシート
として製品の購入者に手渡し、他方の印字済み用紙を店
舗側で保管する場合などを指す。
【0003】この場合、従来のプリンタ装置は、印字後
の用紙を保管する必要がある場合、プリンタ装置を2台
用意し、一方のプリンタ装置で印字した用紙を切断し、
この用紙をレシートとして発行し、他方の用紙は切断す
ることなく、巻き取り装置によってプリンタ装置内に保
管される。
【0004】図23,図24は、従来のプリンタ装置の
構成を示すブロック図である。
【0005】このような構成を取る場合の用紙は、通常
ロール紙であることが多い。図23に示すように、第1
の用紙送り装置91によって第1の用紙90のロールか
ら引き出された用紙は、第1の印字装置92に送り込ま
れ印字された後、巻き取り装置93に巻き取られプリン
タ装置内に保管される。また、図24に示すように、第
2の用紙送り装置95によって第2の用紙94のロール
から引き出された用紙は、第2の印字装置96に送り込
まれ印字された後、切断装置97に送り込まれ切断され
る。切断された用紙98は、顧客等に手渡される。
【0006】クレジットカードの伝票等のように3ヶ所
以上に発行しなくてはならない伝票の場合は、複写紙を
使用しドットインパクトプリンタを用いて印字すること
が多いが、用紙自体は既に穴が空けられているものを使
用する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このような従来のプリ
ンタ装置では、2台のプリンタ装置が必要となり高価に
なる。また、3ヶ所以上に発行する場合は、任意の個所
で切断することのできない通常予備印刷が行われている
用紙が使用されるが、前加工がされている分、一般的に
ロール紙を用いる場合より高価である。ロール紙を用い
て切断後の用紙を保管する際、箱等にまとめて保管する
ことが多いが、紛失してしまう可能性があり、クレジッ
トカードの取り引き時の伝票でクレジット会社への発送
用や加盟店控え等の場合は、金銭面での問題に発展する
という課題が生じる。また、このような問題を避けるた
め、ファイリングを行なおうとした場合、単に挟み込む
だけのファイリングでは上記と同様、紛失してしまう可
能性があり、そのため穿孔し確実にファイリングを行な
う必要があるが、いちいちパンチ等で穴を空けなくては
ならず、作業性が悪いという課題が生じる。
【0008】本発明のプリンタ装置および記憶媒体は、
1台のプリンタ装置でファイリング穴を有しかつ適切な
長さに切断された用紙を発行でき、低価格の用紙を用い
ながら、確実なファイリングを可能とし、伝票や明細書
の紛失、それに伴う金銭面での問題を防止し、かつ作業
性の改善を図ることができる低価格プリンタ装置を供給
することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のプリンタ
装置は、用紙送り装置と、印字装置と、用紙切断装置
と、ファイリング用の穿孔装置とを備えたものである。
【0010】請求項1記載のプリンタ装置によると、用
紙送り装置で用紙を送りながら印字装置にて印字し、用
紙切断装置にて用紙を適切な長さに切断し、かつ穿孔装
置にてファイリング穴を空けることができ、1台のプリ
ンタ装置にて、安価なロール紙を用いて、ファイリング
穴を有しかつ適切な長さに切断された用紙を発行でき
る。
【0011】請求項2記載のプリンタ装置は、請求項1
において、穿孔装置が、用紙に穴を空けるための穿孔凸
刃と、穿孔凸刃が通り抜け可能な大きさの穴と用紙が穿
孔凸刃の動作方向に移動しないように用紙の移動を妨げ
る面とを有した穿孔凹刃と、穿孔凸刃を動作させるため
の穿孔刃駆動装置とからなることを特徴とするものであ
る。
【0012】なお、穿孔刃駆動装置は、請求項3または
請求項4に記載のように、穿孔凸刃を駆動する穿孔刃駆
動モータと、穿孔刃駆動モータの回転動作を穿孔凸刃に
伝達し穿孔凸刃を穿孔動作させる第1の穿孔刃駆動機構
と、穿孔刃駆動モータの回転動作を制御する穿孔刃駆動
モータ制御装置とからなるものや、穿孔凸刃を駆動する
穿孔刃駆動ソレノイドと、穿孔刃駆動ソレノイドの動作
を穿孔凸刃に伝達し穿孔凸刃を穿孔動作させる第2の穿
孔刃駆動機構と、穿孔刃駆動ソレノイドの動作を制御す
る穿孔刃駆動ソレノイド制御装置とからなるものがあ
る。
【0013】請求項2ないし請求項4記載のプリンタ装
置によると、穿孔凸刃を動作させて穿孔凹刃の穴を通り
抜けることにより、穿孔凸刃と穿孔凹刃にて用紙を穿孔
することができる。
【0014】請求項5記載のプリンタ装置は、請求項2
において、穿孔凹刃が、穿孔凸刃が通り抜ける穴以外に
少なくとも一面が開放されている箱型構造であり、開放
されている面を覆う蓋を有したものである。
【0015】請求項5記載のプリンタ装置によると、穿
孔凹刃が箱型構造であり、穿孔時に発生する紙屑を穿孔
凹刃内に保管し周囲に離散しないようにすることがで
き、かつ蓋を外して、穿孔凹刃の内部を清掃することが
できる。
【0016】請求項6記載のプリンタ装置は、請求項2
において、穿孔凸刃と穿孔凹刃を、用紙の送り方向と直
交する方向に移動させるための穿孔刃移動装置を備えた
ことを特徴とするものである。
【0017】請求項6記載のプリンタ装置によると、穿
孔凸刃と穿孔凹刃の位置を、用紙の送り方向と直交する
方向に移動させることにより、用紙側端縁からの穿孔位
置をファイリングに適した位置に容易に変更することが
できる。
【0018】請求項7記載のプリンタ装置は、請求項3
において、用紙切断装置は、用紙を切断するための用紙
切断刃と、用紙切断刃を動作させる用紙切断刃駆動モー
タと、用紙切断刃駆動モータの動作を用紙切断刃に伝達
し動作させる用紙切断刃駆動機構と、用紙切断刃駆動モ
ータの動作を制御する用紙切断駆動モータ制御装置から
なり、穿孔凸刃が用紙切断刃に取付けられ、用紙切断刃
駆動モータが穿孔刃駆動モータを兼用し、用紙切断刃駆
動機構が第1の穿孔刃駆動機構を兼用し、用紙切断駆動
モータ制御装置が穿孔刃駆動モータ制御装置を兼用する
ことを特徴とするものである。
【0019】請求項7記載のプリンタ装置によると、用
紙切断刃駆動モータが穿孔刃駆動モータを兼用し、用紙
切断刃駆動機構が第1の穿孔刃駆動機構を兼用し、用紙
切断駆動モータ制御装置が穿孔刃駆動モータ制御装置を
兼用するので、装置の低価格化を図ることができ、かつ
用紙切断と穿孔が同時に行なえ、印字速度を損なわずに
穿孔することができる。
【0020】請求項8記載のプリンタ装置は、請求項1
において、用紙送り装置が、用紙を送るための用紙送り
機構と、用紙送り機構を動作させるための用紙送りモー
タと、用紙送りモータの動作を制御する用紙送りモータ
制御装置とからなり、用紙送りモータ制御装置によって
用紙送りモータを停止させることによって用紙の送りを
停止させてから穿孔装置によって用紙に穴を空ける第1
の穿孔手段を備えたことを特徴とするものである。
【0021】請求項8記載のプリンタ装置によると、用
紙の送りを停止させてから穿孔装置によって用紙に穴を
空けるので、穿孔時に用紙が送られ続けるために穿孔し
た穴の周囲にしわがよったり、破れたりするのを防ぐこ
とができる。
【0022】請求項9記載のプリンタ装置は、請求項1
において、用紙送り装置が、用紙を送るための用紙送り
機構と、用紙送り機構を動作させるための用紙送りモー
タと、用紙送りモータの動作を制御する用紙送りモータ
制御装置と、用紙が送られた長さを演算する用紙送り長
演算装置と、穿孔する間隔を記憶する穿孔間隔記憶装置
と、穿孔間隔記憶装置に記憶された穿孔間隔と用紙送り
長演算装置の出力する用紙送り長を比較する比較装置と
からなり、穿孔間隔記憶装置による穿孔間隔と用紙送り
長演算装置による用紙送り長が略一致した位置で穿孔装
置を動作させ用紙に穴を空ける第2の穿孔手段を備えた
ことを特徴とするものである。
【0023】なお、用紙送り長演算装置は、請求項10
および請求項11に記載のように、用紙送りモータが所
定の時間で送ることのできる用紙の長さを記憶する第1
の用紙送り情報記憶装置と、用紙の切断または穿孔した
時点からの時間を計測するためのタイマ装置と、タイマ
装置の出力する時間と第1の用紙送り情報記憶装置の記
憶する用紙送りモータが所定の時間で送ることのできる
用紙の長さを乗じて用紙送り長を演算する第1の演算手
段とからなるものや、用紙送りモータが所定の角度動作
する毎にパルスを発生させるパルス発生装置と、用紙の
切断または穿孔した時点からのパルスを計数するパルス
計数装置と、1パルス毎に送られる用紙の長さを記憶す
る第2の用紙送り情報記憶装置と、パルス計数装置の出
力するパルス数と第2の用紙送り情報記憶装置の記憶す
る1パルス毎に送られる用紙の長さを乗じて用紙送り長
を演算する第2の演算手段とからなるものがある。
【0024】請求項9ないし請求項11記載のプリンタ
装置によると、穿孔間隔記憶装置による穿孔間隔と用紙
送り長演算装置による用紙送り長が略一致した位置で穿
孔装置を動作させ用紙に穴を空けるので、ファイリング
穴の間隔を容易に変更でき、ファイリングに適した間隔
で用紙に穴を空けることができる。
【0025】請求項12記載の記憶媒体は、用紙送りモ
ータ制御装置によって用紙送りモータを制御して用紙送
り機構を停止させてから穿孔装置によって用紙に穴を空
けるようにした第1のプログラムを記憶したものであ
る。
【0026】請求項12記載の記憶媒体によると、第1
のプログラムにより、用紙の送りを停止させてから穿孔
装置によって用紙に穴を空けるので、穿孔時に用紙が送
られ続けるために穿孔した穴の周囲にしわがよったり、
破れたりするのを防ぐことができる。また、持ち運びや
流通性を向上させることができる。
【0027】請求項13記載の記憶媒体は、穿孔間隔記
憶装置に記憶された穿孔間隔と用紙送り長演算装置の出
力する用紙送り長を比較する比較装置の出力から、穿孔
間隔と用紙送り長が略一致した位置で穿孔装置を動作さ
せ用紙に穴を空けるようにした第2のプログラムを記憶
したものである。
【0028】請求項13記載の記憶媒体によると、第2
のプログラムにより、穿孔間隔記憶装置による穿孔間隔
と用紙送り長演算装置による用紙送り長が略一致した位
置で穿孔装置を動作させ用紙に穴を空けるので、ファイ
リング穴の間隔を容易に変更でき、ファイリングに適し
た間隔で用紙に穴を空けることができる。また、持ち運
びや流通性を向上させることができる。
【0029】
【発明の実施の形態】第1の実施の形態 この発明の第1の実施のプリンタ装置および記憶媒体
を、図1ないし図17を用いて説明する。
【0030】図1は、プリンタ装置のブロック図を示し
ている。図1において、用紙11は低価格化のため、通
常ロール紙が用いられる。用紙11は用紙送り装置12
によって印字装置13に送り込まれる。印字装置13が
サーマルプリンタ用ヘッドで構成されるとサーマルプリ
ンタ装置となり、インパクトドット装置とインパクトド
ット装置送り装置とインクリボン等で構成されるとイン
パクトドットプリンタ装置になるが、本実施の形態にお
いては、印字装置はどのような形式のものであってもか
まわない。印字装置13で印字された用紙11は用紙切
断装置14に送り込まれ、ここで用紙11は切断され
る。その後、用紙11は穿孔装置15に送り込まれ、こ
こで用紙11に穴が空けられる。
【0031】図2,図3は穿孔装置15を示しており、
図2はその断面図であり、図3はその斜視図である。1
6は穿孔凸刃であり、穿孔刃駆動装置19によって矢印
方向に動作し、用紙11を穿孔凸刃16の端部と穿孔凹
刃17に空いている穴18の端部とで切断する。
【0032】図4,図5は穿孔刃駆動装置19を示して
おり、図4はその断面図であり、図5はその平面図であ
る。20は第1の穿孔刃駆動機構であり、棒状の穿孔凸
刃16の用紙11を切断する刃となる端部とは逆の端に
ギヤを構成し、一方の歯21を穿孔凸刃16に設け、他
方の歯22を穿孔刃駆動モータ23の回転軸に取付けた
ものである。これにより、穿孔刃駆動モータ23を回転
動作させることによって穿孔凸歯16が直動動作し用紙
に穴を空けることができる。
【0033】24は穿孔刃駆動モータ制御装置であり、
穿孔凸刃16の停止,穿孔,元の位置への復帰を制御す
るため、穿孔刃駆動モータ23への順方向への通電,逆
方向への通電,電力供給の停止を制御する。穿孔刃駆動
モータ23への給電を停止すると停止し、+側の給電線
に+の電圧を印加すると穿孔方向に回転し、+側の給電
線に−の電圧を印加すると元の位置への復帰方向に回転
するものとすると、接点25a〜25dの全てが開いて
いる時、穿孔刃駆動モータ23は停止し、接点25aと
接点25dが閉じて、接点25bと接点25cが開いて
いる時、穿孔刃駆動モータ23は穿孔方向に回転し、接
点25bと接点25cが閉じて、接点25aと接点25
dが開いている時、穿孔刃駆動モータ23は元の位置へ
の復帰方向に回転する。接点25はトランジスタ等の半
導体を使用しても実現できる。
【0034】図6,図7は穿孔凹刃17を示しており、
図6はその断面図であり、図7はその斜視図である。穿
孔凹刃17は、穿孔凸刃16が通り抜ける穴18以外に
一面が開放されている箱型構造をとる。開放された面は
蓋26で覆われ、穿孔時に発生する用紙11の切り屑2
7が、この空間に蓄積される。蓋26は透明または半透
明のプラスチック等の材質で作られ、穿孔凹刃17の内
部が蓋26を外すことなく観察可能となっている。これ
によって、蓋26を外すことなく切り屑27の溜まり具
合を観察でき、蓋26を外して切り屑27を掃除するこ
とができる。
【0035】図8,図9は穿孔刃移動装置28を示して
おり、図8はその断面図であり、図9はその側面図であ
る。穿孔刃移動装置28には、穿孔凸刃16と穿孔刃駆
動装置19と穿孔凹刃17がそれぞれ固定されている。
また、用紙11の端部が穿孔刃駆動装置19等に接触し
ないようコの字型の断面構造を取るようになっている。
30は穿孔装置保持装置であり、プリンタ装置本体(図
示せず)に固定されている。穿孔装置保持装置30には
ガイド溝32が設けられており、穿孔刃駆動装置19と
穿孔凹刃17に固定されたガイド33がガイド溝32に
スライド自在に嵌合しており、用紙11の送り方向に直
交する方向に穿孔凸刃16と穿孔凹刃17が移動するた
めのガイドを行なう。
【0036】29は穿孔部送りネジであり、用紙11の
送り方向に直交する方向に、一体となっている穿孔凸刃
16と穿孔刃駆動装置19と穿孔凹刃17を移動させ
る。穿孔部送りネジ29は、穿孔部送りネジ29の先端
が空回りするようにしたネジ先端保持部31を介して、
一体となった穿孔凸刃16と穿孔刃駆動装置19と穿孔
凹刃17に取付けられると共に、穿孔装置保持装置30
に空けられたネジ穴にねじ込まれている。そして、穿孔
部送りネジ29を回転させることで、穿孔凸刃16と穿
孔凹刃17を移動させることができる。なお、本実施例
は手動によるものであるが、モータによって穿孔部送り
ネジ29相当部を回転させることで、自動的に位置調整
を行なうようにしてもよい。
【0037】図10は用紙切断装置14の断面図を示し
ている。
【0038】用紙11は、固定されている第2の用紙切
断刃35と移動する第1の用紙切断刃34によって切断
される。第1の用紙切断刃34は用紙切断刃駆動機構3
6によって伝達された用紙切断刃駆動モータ39の回転
動作によって矢印の方向に移動し用紙11を切断する。
用紙切断刃駆動機構36は、用紙切断刃駆動モータ39
の動作軸に取付けられた歯車38と、歯車38とかみ合
うように用紙切断刃34に設けられた歯37によって構
成される。40は用紙切断刃駆動モータ制御装置であ
り、第1の用紙切断刃34の停止,穿孔,元の位置への
復帰を制御するため、用紙切断刃駆動モータ39への順
方向への通電,逆方向への通電,電力供給の停止を制御
する。基本的には穿孔刃駆動モータ制御装置24(図4
参照)と同一の構成で実現できる。なお、用紙切断装置
14の機構は他にも様々なものが考えられ、本実施例の
機構に限るものではない。
【0039】図11は用紙送り装置12の平面図を示し
ている。
【0040】ここでは例としてサーマルプリンタでの用
紙送り装置の構成を示す。本実施例では第1の穿孔手段
の説明のために例示するのであり、この機構そのものは
どのようなものであっても構わない。用紙送り機構は、
ローラ41と、用紙送りモータ43の回転動作をローラ
41に伝えて回転動作させるためのギヤやベルトで構成
される伝達機構42で構成される。サーマルプリンタで
は、用紙送りモータ43はステッピングモータを使用す
ることが多いため、駆動パルスを発生させるための用紙
送りモータ制御装置44が必要である。用紙送りモータ
制御装置44は、トランジスタ等によるスイッチングで
駆動パルスを発生させる。用紙11はローラ41とサー
マルヘッド45に挟まれながら送られ、同時に印字され
る。
【0041】図12は第1の穿孔手段のフローチャート
を示している。
【0042】ステップS1 では用紙を送る処理を実施す
る。ステップS2 で用紙を穿孔するか否かを判定する。
用紙を穿孔する場合はステップS3 を実行する。ステッ
プS 3 では用紙送りモータ制御装置44を制御して、用
紙送りモータ43の回転を停止させる。これによって、
ローラ41を停止させ用紙11の送りを停止する。ステ
ップS4 では、穿孔装置15を制御して用紙11に穴を
空ける。用紙11に穴を空けない場合はステップS5
実行し、用紙送りを停止するか否かを判定し、停止しな
い場合はステップS1 に戻り用紙送りを継続する。用紙
送りを停止する場合はステップS6 を実行し用紙送りを
停止する。
【0043】本発明のプログラムによって実現されるも
のは、これをフロッピーディスク等の記録媒体に記録し
て移送することにより、独立した他のコンピュータ・シ
ステムで容易に実施することができる。図13ないし図
15は、これをフロッピーディスクで実施する場合を説
明する図である。
【0044】図13は、記録媒体本体であるフロッピー
(登録商標)ディスク46の物理フォーマットの例を示
す図である。同心円状に外周から内周に向かってトラッ
クを作成し、角度方向に16のセクタに分割している。
このように割り当てられた領域に従って、プログラムを
記録する。
【0045】図14は、このフロッピーディスク46を
収納するケースを説明する図である。左からフロッピー
ディスクケース47の正面図、およびその断面図、そし
てフロッピーディスク46をそれぞれ示す。このように
フロッピーディスク46をケースに収納することによ
り、ディスクを埃や外部からの衝撃から守り、安全に移
送することができる。
【0046】図15は、フロッピーディスク46にプロ
グラムの記録再生を行うことを説明する図である。図示
のようにコンピュータ・システム49にフロッピーディ
スクドライブ50を接続することにより、フロッピーデ
ィスク46に対してプログラムを記録再生することが可
能となる。フロッピーディスク46はフロッピーディス
クドライブ50に、フロッピーディスク挿入口48を介
して組み込み、および取り出しがなされる。記録する場
合は、コンピュータシステム49からプログラムをフロ
ッピーディスクドライブ50によってフロッピーディス
ク46に記録する。再生する場合は、フロッピーディス
クドライブ50がプログラムをフロッピーディスク46
から読み出し、コンピュータ・システム49に転送す
る。
【0047】このように構成されたプリンタ装置および
記憶媒体によると、用紙送り装置12で用紙11を送り
ながら印字装置13にて印字し、用紙切断装置14にて
用紙11を適切な長さに切断し、かつ穿孔装置15にて
ファイリング穴を空けることができ、1台のプリンタ装
置にて、安価なロール紙を用いて、ファイリング穴を有
しかつ適切な長さに切断された用紙を発行でき、ランニ
ングコストを削減しながら、しかも作業性を損なわず、
確実なファイリングが可能となる。
【0048】また、ファイリングが確実になるため、伝
票や明細書等の印字済用紙の紛失がなくなり、クレジッ
トカードの取り引き時の伝票でクレジット会社への発送
用や加盟店控え等の重要な伝票を紛失することもなくな
り、金銭面での問題が発生するのを容易に防止できる。
【0049】また、1台のプリンタ装置で顧客等に手渡
される伝票と、店舗側控え用の伝票等を容易に作成でき
るので、装置の低価格化ならびに小型化が図れる。
【0050】また、穿孔凹刃17が箱型構造であり、穿
孔時に発生する切り屑27を穿孔凹刃内に保管し周囲に
離散しないようにすることができ、かつ蓋26を外し
て、穿孔凹刃17の内部を清掃することができる。
【0051】また、穿孔凸刃16と穿孔凹刃17の位置
を、穿孔刃移動装置28にて用紙11の送り方向と直交
する方向に移動させることにより、用紙側端縁からの穿
孔位置をファイリングに適した位置に容易に変更するこ
とができ、各種ホルダーに対応できる。
【0052】また、用紙11の送りを停止させてから穿
孔装置15によって用紙11に穴を空けるので、穿孔時
に用紙11が送られ続けるために穿孔した穴の周囲にし
わがよったり、破れたりするのを防ぐことができる。
【0053】さらに、第1のプログラムをフロッピーデ
ィスク46に記録させることで、持ち運びや流通性を向
上させることができる。
【0054】なお、穿孔装置15が用紙切断装置14の
後に位置するように本実施の形態では記述しているが、
穿孔装置15が用紙切断装置14の前に位置するように
しても構わない。この場合、穿孔装置15は、印字され
た用紙11が用紙切断装置14によって切り取られる前
に用紙11に穴を空ける。
【0055】また、図16は穿孔刃駆動装置19′の変
形例の断面図を示している。図16において、52は第
2の穿孔刃駆動機構であり、穿孔凸刃16を穿孔刃駆動
ソレノイド55の動作軸に固定するための剛体53と、
穿孔凸刃16を元の位置へ復帰させるためのバネ54か
らなる。これによって、穿孔刃駆動ソレノイド55を動
作させることにより穿孔凸歯16が直動動作し用紙11
に穴を空けることができる。56は穿孔刃駆動ソレノイ
ド制御装置であり、穿孔凸刃16の停止,穿孔,元の位
置への復帰を制御するため、穿孔刃駆動ソレノイド55
への給電を制御する。穿孔刃駆動ソレノイド55への給
電行なうと穿孔方向に穿孔凸刃16が動作し、給電を停
止するとバネ54によって穿孔凸刃16は元の位置へ復
帰する。給電の制御は接点57の開閉によって制御す
る。接点57はトランジスタ等の半導体を使用しても実
現できる。
【0056】また、前記実施の形態の穿孔刃移動装置2
8(図8,図9)は、一体となった穿孔凸刃16と穿孔
刃駆動装置19と穿孔凹刃17が容易に移動しない構成
になっているが、穿孔部送りネジ29とネジ先端保持部
31を削除し、ガイド33を板バネ等で簡易にガイド溝
32に固定する方法もある。図17にその簡易な固定方
法の一例を示す。図17はガイド33の断面図を示して
おり、ガイド33に板バネ58が嵌め込まれておりガイ
ド溝32の壁面に押し当てられている。これによって、
ある程度の力で一体となった穿孔凸刃16と穿孔刃駆動
装置19と穿孔凹刃17を押さない限り移動しないよう
になる。
【0057】さらに、記録媒体としてフロッピーディス
ク46を用いて説明を行ったが、光ディスクを用いても
同様に行うことができる。また、記録媒体はこれらに限
られず、ICカード,ROMカセット等、プログラムを
記録できるものであれば、同様に実施することができ
る。
【0058】第2の実施の形態 この発明の第2の実施の形態のプリンタ装置および記憶
媒体を、図18を用いて説明する。この実施の形態は、
穿孔装置に特徴があり、その他の構成は第1の実施の形
態と同様である。
【0059】図18は、印字された用紙11が用紙切断
装置によって切り取られるのと同時に穴を空ける穿孔装
置15′の断面図を示している。図18において、用紙
11は、固定されている第2の用紙切断刃62と移動す
る第1の用紙切断刃61によって切断される。第1の用
紙切断刃61は用紙切断刃駆動機構63によって伝達さ
れた用紙切断刃駆動モータ66の回転動作によって矢印
の方向に移動し用紙11を切断する。用紙切断刃駆動機
構63は、用紙切断刃駆動モータ66の動作軸に取付け
られた歯車65と、歯車65とかみ合うように用紙切断
刃61に設けられた歯64によって構成される。67は
用紙切断刃駆動モータ制御装置であり、第1の用紙切断
刃61の停止,穿孔,元の位置への復帰を制御するた
め、用紙切断刃駆動モータ66への順方向への通電,逆
方向への通電,電力供給の停止を制御する。
【0060】さらに、穿孔凸刃16を移動する第1の用
紙切断刃61に取付け、対向する位置に穿孔凹刃17を
設けることで、切断と同時に用紙11に穴を空ける。こ
れによって、用紙切断刃駆動モータ66と穿孔刃駆動モ
ータ23(図4)を兼用し、用紙切断刃駆動機構63と
第1の穿孔刃駆動機構20(図4)を兼用し、用紙切断
駆動モータ制御装置67と穿孔刃駆動モータ制御装置2
4(図4)を兼用する。
【0061】このように構成されたプリンタ装置および
記憶媒体においても第1の実施の形態と同様の効果が得
られる。
【0062】さらに、用紙切断刃駆動モータ66が穿孔
刃駆動モータ23を兼用し、用紙切断刃駆動機構63が
第1の穿孔刃駆動機構20を兼用し、用紙切断駆動モー
タ制御装置67が穿孔刃駆動モータ制御装置24を兼用
することで、装置の低価格化を図ることができ、かつ用
紙切断と穿孔が同時に行なえ、印字速度を損なわずに穿
孔することができる。
【0063】第3の実施の形態 この発明の第3の実施の形態のプリンタ装置および記憶
媒体を、図19ないし図22に基づいて説明する。この
実施の形態は、用紙送り装置に特徴があり、その他の構
成は第1の実施の形態と同様である。
【0064】図19は、用紙送り装置12′の構成例で
あり、サーマルプリンタでの用紙送り装置の構成を示
す。本実施の形態は第2の穿孔手段の説明のため例示す
るのであり、この機構そのものはどのような形であって
も構わない。なお、その他の構成は第1の実施の形態と
同様である。
【0065】用紙送り機構は、ローラ71と、用紙送り
モータ33の回転動作をローラ71に伝えて回転動作さ
せるためのギヤやベルトで構成される伝達機構72で構
成される。サーマルプリンタでは用紙送りモータ73は
ステッピングモータを使用することが多いため、駆動パ
ルスを発生させるための用紙送りモータ制御装置74が
必要である。用紙送りモータ制御装置74は、トランジ
スタ等によるスイッチングで駆動パルスを発生させる。
用紙11はローラ71とサーマルヘッド75に挟まれな
がら送られ、同時に印字される。
【0066】この機構に加えて、第2の穿孔手段を実施
するため以下の装置が追加される。76は用紙送り長演
算装置であり、用紙送りモータ73の回転時間や回転角
度から用紙11の送られる長さを演算する。また、用紙
送り長演算装置76は、用紙11の切断または穿孔した
時点から送られた用紙11の長さを演算する。すなわ
ち、切断または穿孔によって演算結果はリセットされ
る。
【0067】77は穿孔間隔記憶装置であり、用紙11
の切断部から最初に穿孔する位置までの間隔と、穿孔し
た位置から次に穿孔する位置までの間隔が記憶されてい
る。78は比較装置であり、用紙11が切断された後用
紙送り長演算装置76の出力する用紙送り長と、穿孔間
隔記憶装置77の記憶している切断部から最初に穿孔す
る位置までの間隔を比較して、ほぼ一致した時点で穿孔
装置15を制御して用紙11に穴を空ける。次に、用紙
送り長演算装置76の出力する用紙送り長と、穿孔間隔
記憶装置77の記憶している最初に穿孔した位置から次
に穿孔する位置までの間隔を比較して、ほぼ一致した時
点で穿孔装置15を制御して用紙11に穴を空ける。
【0068】穿孔間隔は、ファイルの綴じ穴の間隔の公
差の範囲内であればよく、厳密な寸法の一致を求める必
要はない。用紙を穿孔する際、穴の周囲にしわがよった
り、穿孔凸刃16に引っかかって破れたりするのを防ぐ
ためには第1の穿孔手段と組み合わせたほうがよいが、
穿孔凸刃16の動作が用紙送り速度に対して十分に早け
れば第2の穿孔手段のみでも実用になる。
【0069】図20は第2の穿孔手段のフローチャート
を示している。
【0070】ステップS7 は用紙の送りまたはは停止な
どの処理に係る制御を行なうステップである。用紙の送
りまたはは停止に関わらず次にステップS8 を実行す
る。ステップS8 では、用紙11が切断された後で穿孔
が行われる前であることを判定する。切断後で穿孔が行
われる前である場合はステップS9 を実行する。ステッ
プS9 では、穿孔間隔記憶装置77の記憶する用紙11
の切断部から最初に穿孔する位置までの間隔と、用紙送
り長演算装置76の出力を比較して、用紙送り長が最初
に穿孔する位置までの間隔以上になる条件で判定を行な
う。用紙送り長が最初に穿孔する位置までの間隔以上に
なる条件が成立しない場合は、ステップS 7 へ戻り用紙
送りを継続する。条件が成立したらステップS10を実行
する。ステップS10では穿孔装置15を制御して用紙1
1に穴を空ける。ステップS8 の判定で用紙11が切断
された後で最初の穿孔が行われた後である場合はステッ
プS 11を実行する。ステップS11では最初の穿孔が行わ
れた後かどうかを判定し、最初の穿孔が行われた後であ
ると判定された場合はステップS12を実行する。最初の
穿孔が行われた後でない場合は2番目の穿孔が行われた
後ということになるので、ステップS7 に戻り用紙1を
送る等の制御を行なう。穿孔を3個所以上行なう場合は
ステップS11のような判定を必要回数行なうことで必要
な数の穴を空けることができる。ステップS12では穿孔
間隔記憶装置77の記憶する穿孔した位置から次に穿孔
する位置までの間隔と、用紙送り長演算装置76の出力
を比較して、用紙送り長が穿孔する位置までの間隔以上
になる条件で判定を行なう。用紙送り長が穿孔する位置
までの間隔以上になる条件が成立しない場合は、ステッ
プS7 へ戻り用紙送りを継続する。条件が成立したらス
テップS10を実行する。
【0071】図21は用紙送り長演算装置76のブロッ
ク図である。
【0072】79はタイマであり、用紙切断装置14と
穿孔装置15の出力から用紙11の切断または穿孔が行
われたことを検知しタイマの値をリセットする。また、
用紙送りモータ制御装置74の出力から用紙送りモータ
73が動作していることを検知しタイマの値を進める。
80は第1の用紙送り情報記憶装置であり、用紙送りモ
ータ73が所定の時間で送ることのできる用紙11の長
さが記憶されている。例えば、1秒で送ることのできる
用紙11の長さが記憶されているということである。8
1は第1の演算手段であり、タイマ79の出力する時間
に第1の用紙送り情報記憶装置80に記憶されている所
定の時間で送ることのできる用紙11の長さを乗じて、
切断または穿孔後に送られた用紙11の長さを出力す
る。これが用紙送り長演算装置76の出力となる。
【0073】図22は、用紙送り長演算装置76′の変
形例のブロック図である。
【0074】82はパルス発生装置であり、用紙送りモ
ータ73に取付けられたロータリーエンコーダーで構成
される。パルス発生装置82の発生するパルスをパルス
計数装置83で計数する。パルス計数装置83はカウン
タで構成される。またパルス計数装置83は、用紙切断
装置14と穿孔装置15の出力から用紙11の切断また
は穿孔が行われたことを検知しカウント値をリセットす
る。84は第2の用紙送り情報記憶装置であり、1パル
ス毎に送られる用紙の長さが記憶されている。85は第
2の演算手段であり、パルス計数装置83の出力するパ
ルス計数値に、第2の用紙送り情報記憶装置84に記憶
されている1パルス毎に送られる用紙の長さを乗じて、
切断または穿孔後に送られた用紙11の長さを出力す
る。これが用紙送り長演算装置76′の出力となる。
【0075】このように構成されたプリンタ装置および
記憶媒体においても、第1の実施の形態と同様の効果が
得られる。
【0076】さらに、穿孔間隔記憶装置77による穿孔
間隔と用紙送り長演算装置76による用紙送り長が略一
致した位置で穿孔装置15を動作させ用紙11に穴を空
けるので、ファイリング穴の間隔を容易に変更でき、フ
ァイリングに適した間隔で用紙11に穴を空けることが
でき、各種ホルダーに対応できる。しかも、穿孔凸刃1
6の動作が用紙送り速度に対して十分に早く、第1の穿
孔手段と組み合わせず、第2の穿孔手段のみとした場
合、用紙11の送りを止めずに穿孔するので印字に要す
る時間が長くならずに済む。
【0077】
【発明の効果】請求項1記載のプリンタ装置によると、
用紙送り装置で用紙を送りながら印字装置にて印字し、
用紙切断装置にて用紙を適切な長さに切断し、かつ穿孔
装置にてファイリング穴を空けることができ、1台のプ
リンタ装置にて、安価なロール紙を用いて、ファイリン
グ穴を有しかつ適切な長さに切断された用紙を発行で
き、ランニングコストを削減しながら、しかも作業性を
損なわず容易にファイリングすることができる。また、
ファイリングが確実になるため、印字済用紙の紛失がな
くなり、クレジットカードの取り引き時の伝票でクレジ
ット会社への発送用や加盟店控え等の重要な伝票を紛失
することがなくなり、金銭面での問題が発生するのを容
易に防止できる。さらに、1台のプリンタ装置で顧客等
に手渡される伝票と、店舗側控え用の伝票等を容易に作
成できるので、装置の低価格化ならびに小型化が図れ
る。
【0078】請求項2ないし請求項4記載のプリンタ装
置によると、穿孔凸刃を動作させて穿孔凹刃の穴を通り
抜けることにより、穿孔凸刃と穿孔凹刃にて用紙を穿孔
することができる。
【0079】請求項5記載のプリンタ装置によると、穿
孔凹刃が箱型構造であり、穿孔時に発生する紙屑を穿孔
凹刃内に保管し周囲に離散しないようにすることがで
き、かつ蓋を外して、穿孔凹刃の内部を清掃することが
できる。
【0080】請求項6記載のプリンタ装置によると、穿
孔凸刃と穿孔凹刃の位置を、用紙の送り方向と直交する
方向に移動させることにより、用紙側端縁からの穿孔位
置をファイリングに適した位置に容易に変更することが
でき、各種ホルダーに対応できる。
【0081】請求項7記載のプリンタ装置によると、用
紙切断刃駆動モータが穿孔刃駆動モータを兼用し、用紙
切断刃駆動機構が第1の穿孔刃駆動機構を兼用し、用紙
切断駆動モータ制御装置が穿孔刃駆動モータ制御装置を
兼用することで、装置の低価格化を図ることができ、か
つ用紙切断と穿孔が同時に行なえ、印字速度を損なわず
に穿孔することができる。
【0082】請求項8記載のプリンタ装置によると、用
紙の送りを停止させてから穿孔装置によって用紙に穴を
空けるので、穿孔時に用紙が送られ続けるために穿孔し
た穴の周囲にしわがよったり、破れたりするのを防ぐこ
とができる。
【0083】請求項9ないし請求項11記載のプリンタ
装置によると、穿孔間隔記憶装置による穿孔間隔と用紙
送り長演算装置による用紙送り長が略一致した位置で穿
孔装置を動作させ用紙に穴を空けるので、ファイリング
穴の間隔を容易に変更でき、ファイリングに適した間隔
で用紙に穴を空けることができ、各種ホルダーに対応で
きる。
【0084】請求項12記載の記憶媒体によると、第1
のプログラムにより、用紙の送りを停止させてから穿孔
装置によって用紙に穴を空けるので、穿孔時に用紙が送
られ続けるために穿孔した穴の周囲にしわがよったり、
破れたりするのを防ぐことができる。また、持ち運びや
流通性を向上させることができる。
【0085】請求項13記載の記憶媒体によると、第2
のプログラムにより、穿孔間隔記憶装置による穿孔間隔
と用紙送り長演算装置による用紙送り長が略一致した位
置で穿孔装置を動作させ用紙に穴を空けるので、ファイ
リング穴の間隔を容易に変更でき、ファイリングに適し
た間隔で用紙に穴を空けることができる。また、持ち運
びや流通性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態におけるプリンタ
装置のブロック図である。
【図2】この発明の第1の実施の形態のプリンタ装置に
おける穿孔装置の断面図である。
【図3】この発明の第1の実施の形態のプリンタ装置に
おける穿孔装置の斜視図である。
【図4】この発明の第1の実施の形態のプリンタ装置に
おける穿孔刃駆動装置の断面図である。
【図5】この発明の第1の実施の形態のプリンタ装置に
おける穿孔刃駆動装置の平面図である。
【図6】この発明の第1の実施の形態のプリンタ装置に
おける穿孔凹刃の断面図である。
【図7】この発明の第1の実施の形態のプリンタ装置に
おける穿孔凹刃の斜視図である。
【図8】この発明の第1の実施の形態のプリンタ装置に
おける穿孔刃移動装置の断面図である。
【図9】この発明の第1の実施の形態のプリンタ装置に
おける穿孔刃移動装置の側面図である。
【図10】この発明の第1の実施の形態のプリンタ装置
における用紙切断装置の断面図である。
【図11】この発明の第1の実施の形態のプリンタ装置
における用紙送り装置の平面図である。
【図12】この発明の第1の実施の形態のプリンタ装置
における第1の穿孔手段のフローチャートである。
【図13】この発明の第1の実施の形態のプリンタ装置
における記録媒体本体であるフロッピーディスクの物理
フォーマットの例を示す説明図である。
【図14】この発明の第1の実施の形態のプリンタ装置
における記録媒体本体であるフロッピーディスクを収納
するケースの説明図である。
【図15】この発明の第1の実施の形態のプリンタ装置
における記録媒体本体であるフロッピーディスクにプロ
グラムの記録再生を行う説明図である。
【図16】この発明の第1の実施の形態のプリンタ装置
における穿孔刃駆動装置の変形例の断面図である。
【図17】この発明の第1の実施の形態のプリンタ装置
における穿孔刃移動装置の変形例の部分断面図である。
【図18】この発明の第2の実施の形態のプリンタ装置
における穿孔装置の断面図である。
【図19】この発明の第3の実施の形態のプリンタ装置
における用紙送り装置の平面図である。
【図20】この発明の第3の実施の形態のプリンタ装置
における第2の穿孔手段のフローチャートである。
【図21】この発明の第3の実施の形態のプリンタ装置
における用紙送り長演算装置のブロック図である。
【図22】この発明の第3の実施の形態のプリンタ装置
における用紙送り長演算装置の変形例のブロック図であ
る。
【図23】従来例のプリンタ装置の構成を示すブロック
図である。
【図24】従来例のプリンタ装置の構成を示すブロック
図である。
【符号の説明】
11 用紙 12,12′用紙送り装置 13 印字装置 14 用紙切断装置 15,15′穿孔装置 16 穿孔凸刃 17 穿孔凹刃 18 穴 19,19′穿孔刃駆動装置 20 第1の穿孔刃駆動機構 23 穿孔刃駆動モータ 24 穿孔刃駆動モータ制御装置 26 蓋 28 穿孔刃移動装置 34,61 第1の用紙切断刃 35,62 第2の用紙切断刃 36,63 用紙切断刃駆動機構 39,66 用紙切断刃駆動モータ 40,67 用紙切断刃駆動モータ制御装置 41,71 ローラ(用紙送り機構) 42,72 伝達機構(用紙送り機構) 43,73 用紙送りモータ 44,74 用紙送りモータ制御装置 46 記憶媒体本体(フロッピーディスク) 52 第2の穿孔刃駆動機構 55 穿孔刃駆動ソレノイド 56 穿孔刃駆動ソレノイド制御装置 76 用紙送り長演算装置 77 穿孔間隔記憶装置 78 比較装置 79 タイマ 80 第1の用紙送り情報記憶装置 81 第1の演算手段 82 パルス発生装置 83 パルス計数装置 84 第2の用紙送り情報記憶装置 85 第2の演算手段
フロントページの続き (72)発明者 徳増 理 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 2C058 AE02 AE04 AF61 3F108 GA04 GB07

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 用紙送り装置と、印字装置と、用紙切断
    装置と、ファイリング用の穿孔装置とを備えたプリンタ
    装置。
  2. 【請求項2】 穿孔装置が、用紙に穴を空けるための穿
    孔凸刃と、前記穿孔凸刃が通り抜け可能な大きさの穴と
    用紙が前記穿孔凸刃の動作方向に移動しないように前記
    用紙の移動を妨げる面とを有した穿孔凹刃と、穿孔凸刃
    を動作させるための穿孔刃駆動装置とからなることを特
    徴とする請求項1記載のプリンタ装置。
  3. 【請求項3】 穿孔刃駆動装置が、穿孔凸刃を駆動する
    穿孔刃駆動モータと、前記穿孔刃駆動モータの回転動作
    を前記穿孔凸刃に伝達し前記穿孔凸刃を穿孔動作させる
    第1の穿孔刃駆動機構と、前記穿孔刃駆動モータの回転
    動作を制御する穿孔刃駆動モータ制御装置とからなるこ
    とを特徴とする請求項2記載のプリンタ装置。
  4. 【請求項4】 穿孔刃駆動装置が、穿孔凸刃を駆動する
    穿孔刃駆動ソレノイドと、前記穿孔刃駆動ソレノイドの
    動作を前記穿孔凸刃に伝達し前記穿孔凸刃を穿孔動作さ
    せる第2の穿孔刃駆動機構と、前記穿孔刃駆動ソレノイ
    ドの動作を制御する穿孔刃駆動ソレノイド制御装置とか
    らなることを特徴とする請求項2記載のプリンタ装置。
  5. 【請求項5】 穿孔凹刃が、穿孔凸刃が通り抜ける穴以
    外に少なくとも一面が開放されている箱型構造であり、
    開放されている面を覆う蓋を有したこと特徴とする請求
    項2記載のプリンタ装置。
  6. 【請求項6】 穿孔凸刃と穿孔凹刃を、用紙の送り方向
    と直交する方向に移動させるための穿孔刃移動装置を備
    えたことを特徴とする請求項2記載のプリンタ装置。
  7. 【請求項7】 用紙切断装置は、用紙を切断するための
    用紙切断刃と、前記用紙切断刃を動作させる用紙切断刃
    駆動モータと、前記用紙切断刃駆動モータの動作を前記
    用紙切断刃に伝達し動作させる用紙切断刃駆動機構と、
    前記用紙切断刃駆動モータの動作を制御する用紙切断駆
    動モータ制御装置からなり、穿孔凸刃が前記用紙切断刃
    に取付けられ、前記用紙切断刃駆動モータが穿孔刃駆動
    モータを兼用し、前記用紙切断刃駆動機構が第1の穿孔
    刃駆動機構を兼用し、前記用紙切断駆動モータ制御装置
    が穿孔刃駆動モータ制御装置を兼用することを特徴とす
    る請求項3記載のプリンタ装置。
  8. 【請求項8】 用紙送り装置は、用紙を送るための用紙
    送り機構と、前記用紙送り機構を動作させるための用紙
    送りモータと、前記用紙送りモータの動作を制御する用
    紙送りモータ制御装置とからなり、前記用紙送りモータ
    制御装置によって前記用紙送りモータを停止させること
    によって用紙の送りを停止させてから穿孔装置によって
    用紙に穴を空ける第1の穿孔手段を備えたことを特徴と
    する請求項1記載のプリンタ装置。
  9. 【請求項9】 用紙送り装置は、用紙を送るための用紙
    送り機構と、前記用紙送り機構を動作させるための用紙
    送りモータと、前記用紙送りモータの動作を制御する用
    紙送りモータ制御装置と、用紙が送られた長さを演算す
    る用紙送り長演算装置と、穿孔する間隔を記憶する穿孔
    間隔記憶装置と、前記穿孔間隔記憶装置に記憶された穿
    孔間隔と前記用紙送り長演算装置の出力する用紙送り長
    を比較する比較装置とからなり、前記穿孔間隔記憶装置
    による穿孔間隔と前記用紙送り長演算装置による用紙送
    り長が略一致した位置で穿孔装置を動作させ用紙に穴を
    空ける第2の穿孔手段を備えたことを特徴とする請求項
    1記載のプリンタ装置。
  10. 【請求項10】 用紙送り長演算装置が、用紙送りモー
    タが所定の時間で送ることのできる用紙の長さを記憶す
    る第1の用紙送り情報記憶装置と、用紙の切断または穿
    孔した時点からの時間を計測するためのタイマ装置と、
    前記タイマ装置の出力する時間と前記第1の用紙送り情
    報記憶装置の記憶する用紙送りモータが所定の時間で送
    ることのできる用紙の長さを乗じて用紙送り長を演算す
    る第1の演算手段とからなることを特徴とする請求項9
    記載のプリンタ装置。
  11. 【請求項11】 用紙送り長演算装置が、用紙送りモー
    タが所定の角度動作する毎にパルスを発生させるパルス
    発生装置と、用紙の切断または穿孔した時点からのパル
    スを計数するパルス計数装置と、1パルス毎に送られる
    用紙の長さを記憶する第2の用紙送り情報記憶装置と、
    前記パルス計数装置の出力するパルス数と前記第2の用
    紙送り情報記憶装置の記憶する1パルス毎に送られる用
    紙の長さを乗じて用紙送り長を演算する第2の演算手段
    とからなることを特徴とする請求項9記載のプリンタ装
    置。
  12. 【請求項12】 用紙送りモータ制御装置によって用紙
    送りモータを制御して用紙送り機構を停止させてから穿
    孔装置によって用紙に穴を空けるようにした第1のプロ
    グラムを記憶した記憶媒体。
  13. 【請求項13】 穿孔間隔記憶装置に記憶された穿孔間
    隔と用紙送り長演算装置の出力する用紙送り長を比較す
    る比較装置の出力から、前記穿孔間隔と前記用紙送り長
    が略一致した位置で穿孔装置を動作させ用紙に穴を空け
    るようにした第2のプログラムを記憶した記憶媒体。
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JP3246999A Pending JP2000229763A (ja) 1999-02-10 1999-02-10 プリンタ装置および記憶媒体

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010044568A (ja) * 2008-08-12 2010-02-25 Toshiba Tec Corp レシートプリンタおよび商品販売システム

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