JP2000229705A - スタッカークレーン - Google Patents

スタッカークレーン

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JP2000229705A
JP2000229705A JP11033988A JP3398899A JP2000229705A JP 2000229705 A JP2000229705 A JP 2000229705A JP 11033988 A JP11033988 A JP 11033988A JP 3398899 A JP3398899 A JP 3398899A JP 2000229705 A JP2000229705 A JP 2000229705A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 巻取ドラムを非常停止させたときにキャリッ
ジを吊り下げる索体に過大な張力が衝撃的にかからない
ようにすること。 【解決手段】 台車17に設けた巻取ドラム3から引き
出した索体1,2の先端が各マスト20,21の上下端
に設けたシーブ12,13を介してキャリッジ6に連結
され、索体1,2の上下両シーブ12,13間にキャリ
ッジ6の重量を相殺するためのカウンターウェイト9が
連結されており、巻取ドラム3を正逆回転させることに
より、索体1,2を介してキャリッジ6を昇降させるよ
うにしたスタッカークレーンにおいて、台車17に回動
可能に支持されたローラ18a付き回動レバー18b
と、該回動レバー18bを介してローラ18aを索体
1,2に押し付ける押付手段18cとを有するテンショ
ン装置18が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、立体倉庫の格納棚
と入出庫装置との間でワークの授受を行なうためのスタ
ッカークレーンに関し、特にキャリッジを高速上昇させ
ている途中で巻取ドラムを非常停止させたときに該キャ
リッジを吊り下げている索体に過大な張力が衝撃的にか
からないようにするものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のスタッカークレーンの一
例として図6に示すものがある。これは、一対の索体
1,2が巻取ドラム3に巻回されると共に、該各索体
1,2の一端部が下側シーブ4及び上側シーブ5を介し
てキャリッジ6に連結され、且つ各索体1,2の他端部
が下側シーブ7及び上側シーブ8を介してカウンターウ
ェイト9に連結されており、巻取ドラム3を正逆回転さ
せることにより、各索体1,2を介してキャリッジ6を
昇降させるようになっている。なお、10はキャリッジ
6上に配置したスライドフォークであって、その上にワ
ークWを載置するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の構成では、
キャリッジ6の全重量が巻取ドラム3にかかっているの
で、該巻取ドラム3を回転駆動してキャリッジ6を高速
上昇させている途中でその巻取ドラム3を非常停止させ
ても、キャリッジ6が慣性で浮き上がることがほとんど
なく、各索体1,2に過大な張力がかかる虞れがないと
いう利点があるが、各索体1,2が長くなるため、コス
トアップになるという欠点がある。
【0004】上記欠点を解消するため、図7に示すよう
に、巻取ドラム3に巻き付けた各索体1,2の先端部を
上下一対のシーブ12,13を介してキャリッジ6に連
結すると共に、各索体1,2の上下両シーブ12,13
間にキャリッジ6の重量を相殺するためのカウンターウ
ェイト9を連結し、巻取ドラム3を正逆回転させること
により、各索体1,2を介してキャリッジ6を昇降させ
ることが考えられている。
【0005】上記構成によれば、各索体1,2を短くし
てコストダウンを図ることができるという利点がある
が、キャリッジ6の重量がカウンターウェイト9により
軽減されて巻取ドラム3にかかっているため、キャリッ
ジ6を高速上昇させている途中で巻取ドラム3を非常停
止させると、キャリッジ6が慣性で一旦浮き上がった後
に落下する。
【0006】ここで、キャリッジ6の重量を600k
g、カウンターウェイト9の重量を300kg、各索体
1,2の巻取速度を80m/mmとすると、概略計算
で、キャリッジ6が0.26m程度浮き上がった後に落
下して、各索体1,2に過大な張力が衝撃的にかかり、
その各索体1,2が破断される虞れがある。
【0007】本発明は、上記問題点に鑑み、キャリッジ
を高速上昇させている途中で巻取ドラムを非常停止させ
たときに該キャリッジを吊り下げる索体に過大な張力が
衝撃的にかからないようにしたスタッカークレーンを提
供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、台車上に前後一対のマスト
が立設され、該両マスト間にワーク搬入出用キャリッジ
が昇降可能に配置され、前記台車に設けた巻取ドラムか
ら引き出した索体の先端が各マストの上下端に設けたシ
ーブを介して前記キャリッジに連結され、前記索体の上
下両シーブ間にキャリッジの重量を相殺するためのカウ
ンターウェイトが連結されており、前記巻取ドラムを正
逆回転させることにより、前記索体を介して前記キャリ
ッジを昇降させるようにしたスタッカークレーンにおい
て、前記台車に回動可能に支持されたローラ付き回動レ
バーと、該回動レバーを介して前記ローラを前記索体に
押し付ける押付手段とを有するテンション装置が設けら
れていることを特徴としている。
【0009】上記構成によれば、テンション装置の押付
手段により回動レバーを介してローラがキャリッジを吊
り下げている索体に押し付けられているので、キャリッ
ジを高速上昇させている途中で巻取ドラムを非常停止さ
せることにより、キャリッジが慣性で浮き上がって索体
が弛むと、その弛んだ分だけ前記ローラが移動して索体
に押し付けられ、その索体の弛みが吸収される。従っ
て、一旦慣性で浮き上がったキャリッジは前記押付手段
により支持されて落下することがなく、従来のように索
体に過大な張力がかかってその索体が破断されるという
事故を未然に防ぐことができる。
【0010】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記回動レバーが、長尺なレバー本体と、
該レバー本体の基端部からそのレバー本体の長手方向と
は直交する方向にほぼ沿って延びる短尺の補助腕とによ
り略L字状に形成され、前記レバー本体の基端部が支軸
を介して前記台車に回動可能に支持されると共に、該レ
バー本体の先端部に前記ローラが回転可能に取り付けら
れ、前記補助腕の先端部に前記押付手段が連結されてい
ることを特徴としている。
【0011】上記構成によれば、レバー本体の長さに較
べて補助腕の長さが短く、その補助腕の回動ストローク
をレバー本体で拡大して該レバー本体の先端部に取り付
けたローラに伝達するようになっているので、前記補助
腕を回動させる押付手段として小型のものを用いること
ができ、製作費が安くつくと共に、その小型化した押付
手段を台車上の狭い空間内に容易に組み込むことができ
る。
【0012】請求項3記載の発明は、請求項2記載の発
明において、前記押付手段が、両端を前記補助腕の先端
部と台車とに連結した油圧シリンダと、該油圧シリンダ
のピストンを伸長方向に付勢するばねとを有し、前記油
圧シリンダのシリンダ本体内に設けた伸長側室と縮小側
室とを連通させる油圧回路に逆止弁と絞り弁とが並列に
介在されており、縮小側室から逆止弁を通って伸長側室
に圧油が供給されると共に、伸長側室から絞り弁を通っ
て縮小側室に圧油が供給されるように構成したことを特
徴としている。
【0013】上記構成によれば、押付手段が油圧シリン
ダと該油圧シリンダのピストンを伸長方向に付勢するば
ねとを有しており、キャリッジを高速上昇させている途
中で巻取ドラムを非常停止させることにより、キャリッ
ジが慣性で浮き上がって索体が弛むと、前記ばねにより
ピストンが伸長方向に急速移動されると共に、シリンダ
本体の縮小側室から伸長側室に圧油が供給されて、その
弛んだ分だけローラが移動して索体に押し付けられ、そ
の索体の弛みが吸収される。次に、一旦慣性で浮き上が
ったキャリッジが下がりはじめると、ピストンにより前
記ばねが圧縮されると共に、シリンダ本体の伸長側室内
の圧油が絞り弁を介して縮小側室に供給され、ローラが
元の位置に徐々に戻されるため、キャリッジが従来のよ
うに落下して索体が破断されるという事故を未然に防ぐ
ことができる。
【0014】請求項4記載の発明は、請求項1から3の
いずれかに記載の発明において、前記回動レバーに、前
記ローラとほぼ同幅のガイド枠が取り付けられており、
そのガイド枠内に索体を挿通させていることを特徴とし
ている。
【0015】上記構成によれば、ガイド枠により索体が
ローラから外れないようにすることができる。
【0016】請求項5記載の発明は、請求項1から4の
いずれかに記載の発明において、前記索体の弛みを検知
する弛み検知装置が設けられていることを特徴としてい
る。
【0017】上記構成によれば、キャリッジを高速上昇
させている途中で巻取ドラムを非常停止させることによ
り、キャリッジが慣性で浮き上がって索体が弛んだ場合
だけでなく、キャリッジが格納棚の受棚に引っ掛かった
り、該キャリッジが下方に格納されているワークに当接
した状態で、そのキャリッジの下降動作が続くことによ
り、索体が弛んだ場合に、その弛みを弛み検知装置で検
知することにより、キャリッジの下降異常を直ちに検知
することができる。
【0018】請求項6記載の発明は、請求項5記載の発
明において、前記弛み検知装置が、回動レバーを間に挟
んで対向する投光器と受光器とからなることを特徴とし
ている。
【0019】上記構成によれば、索体の弛みを回動レバ
ーを利用して投光器と受光器とにより確実に検知するこ
とができる。
【0020】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施の一形態であ
るスタッカークレーンを示すものであって、その基本構
造は図7に示すものと同一であり、立体倉庫の格納棚
(図示せず)に沿って配置した上下一対のガイドレール
15,16にガイドされて移動可能な台車17が設けら
れ、該台車17に回動可能に支持された一対のローラ1
8a付き回動レバー18bと、該各回動レバー18bを
介して各ローラ18aを各索体1,2に押し付ける一対
の押付手段18cとを有するテンション装置18が設け
られ、各索体1,2の弛みを検知する弛み検知装置19
が設けられている。なお、台車17上に前後一対の角筒
状マスト20,21が立設され、その一方のマスト20
の側面に駆動モータ22により回転駆動される巻取ドラ
ム3が設けられ、両マスト20,21間にキャリッジ6
が昇降可能に配置され、各マスト20,21の上下端部
にシーブ12,13が回転可能に設けられ、各マスト2
0,21内にカウンターウェイト9が昇降可能に挿入さ
れている。
【0021】上記構成において、ワークWを格納棚に搬
入する場合には、台車17を所定位置まで移動させた
後、駆動モータ22により巻取ドラム3を回転させるこ
とにより、各索体1,2を介してキャリッジ6を所定の
高さまで上昇させ(図1仮想線参照)、該キャリッジ6
上のスライドフォーク10を水平移動させて、該スライ
ドフォーク10上のワークWを格納棚の所定区画内に搬
入すればよい。また、ワークWを格納棚から搬出する場
合には、上記とは逆の手順で行えばよい。
【0022】前記各回動レバー18bは、図2〜図4に
示すように、巻取ドラム3側マスト20の下端部に横桁
23aを介して固着した垂直板23bの両側面に配置さ
れた長尺なレバー本体24aと、該レバー本体24aの
基端部からそのレバー本体24aの長手方向とは直交す
る方向にほぼ沿って延びる短尺の補助腕24bとにより
略L字状に形成され、前記レバー本体24aの基端部が
支軸25を介して垂直板23bに矢印a,b方向に回動
可能に支持されると共に、該レバー本体24aの先端部
に前記ローラ18aが回転可能に取り付けられ、補助腕
24bの先端部に前記押付手段18cが連結されてい
る。
【0023】上記構成によれば、レバー本体24aの長
さHに較べて補助腕24bの長さhが短く、その補助腕
24bの回動ストロークLをレバー本体24aで拡大し
てローラ18aに伝達するようになっているので、補助
腕24bを回動させる押付手段18cとして小型のもの
を用いることができ、製作費が安くつくと共に、その小
型化した押付手段18cを台車17上の狭い空間内に容
易に組み込むことができる。
【0024】前記押付手段18cは、図2、図3及び図
5に示すように、油圧シリンダ27を有し、該油圧シリ
ンダ27のシリンダ本体27aが連結ピン28を介して
垂直板23bに連結されると共に、その油圧シリンダ2
7のピストンロッド27bが連結ピン29を介して補助
腕24bの先端部に連結され、シリンダ本体27a内の
伸長側室31にピストン27cを伸長方向に付勢するば
ね30が配置され、シリンダ本体27a内の伸長側室3
1と縮小側室32とを連通させる油圧回路33に逆止弁
34と絞り弁35とが並列に介在されており、縮小側室
32から逆止弁34を通って伸長側室31に圧油が供給
されると共に、伸長側室31から絞り弁35を通って縮
小側室32に圧油が供給されるように構成した。
【0025】上記構成において、ワークWの搬入出作業
を行っている状態では、テンション装置18の各ローラ
18aが各索体1,2に押し付けられており、キャリッ
ジ6を高速上昇させている途中で巻取ドラム3を非常停
止させることにより、キャリッジ6が慣性で浮き上がっ
て各索体1,2が弛むと、ばね30によりピストン27
bが伸長方向に急速移動されると共に、シリンダ本体2
7aの縮小側室32から伸長側室31に圧油が供給さ
れ、これによって、ピストンロッド27bを急速に伸長
移動させて(図5仮想線参照)、回動レバー18bが支
軸25を中心に矢印a方向に回動され、各索体1,2の
弛んだ分だけローラ18aが移動して該各索体1,2に
押し付けられ、その各索体1,2の弛みが吸収される
(図2仮想線参照)。
【0026】次に、一旦慣性で浮き上がったキャリッジ
6が下がりはじめると、ピストン27cによりばね30
が圧縮されると共に、シリンダ本体27aの伸長側室3
1内の圧油が絞り弁35を介して縮小側室32に少量ず
つ供給され、これによって、ピストンロッド27bを低
速で縮小移動させて、回動レバー18bが支軸25を中
心に矢印b方向に回動され、ローラ18aが元の位置に
徐々に戻される。従って、キャリッジ6が従来のように
落下して各索体1,2が破断されるという事故を未然に
防ぐことができる。
【0027】図3及び図4に示すように、前記各回動レ
バー18bに、前記ローラ18aとほぼ同幅の略コ字状
ガイド枠37が取り付けられており、そのガイド枠37
内に各索体1,2を挿通させることにより、その各索体
1,2がローラ18aから外れないようにしている。
【0028】前記弛み検知装置19は、図2及び図4に
示すように、上側横桁23aに固着した略L字状支持枠
39に取り付けられて垂直板23bの貫通孔40を通っ
て互いに対向する投光器19aと受光器19bとからな
っている。
【0029】上記構成において、前述したように、キャ
リッジ6を高速上昇させている途中で巻取ドラム3を非
常停止させることにより、キャリッジ6が慣性で浮き上
がって各索体1,2が弛んだ場合だけでなく、キャリッ
ジ6が格納棚の受棚に引っ掛かったり、該キャリッジ6
が下方に格納されているワークWに当接した状態で、そ
のキャリッジ6の下降動作が続くことにより、各索体
1,2が弛んだ場合に、回動レバー18bが矢印a方向
に回動され、該回動レバー18bの補助腕24bにより
投光器19aから受光器19bへの投射光が遮断され
(図2仮想線参照)、これによって、各索体1,2の弛
みが検知されて、キャリッジ6の下降異常を直ちに検知
することができる。
【0030】上記の実施の形態では、押付手段18cと
して、ばね30を内蔵した油圧シリンダ27を用いた
が、これに限定されるわけではなく、前記ばね30をシ
リンダ本体27aの外側に設けてもよい。また、油圧シ
リンダ27を省略してばね30だけで回動レバー18b
を矢印a方向に付勢するようにしてもよい。
【0031】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、テンショ
ン装置の押付手段により回動レバーを介してローラがキ
ャリッジを吊り下げている索体に押し付けられているの
で、キャリッジを高速上昇させている途中で巻取ドラム
を非常停止させることにより、キャリッジが慣性で浮き
上がって索体が弛むと、その弛んだ分だけ前記ローラが
移動して索体に押し付けられ、その索体の弛みが吸収さ
れる。従って、一旦慣性で浮き上がったキャリッジは前
記押付手段により支持されて落下することがなく、従来
のように索体に過大な張力がかかってその索体が破断さ
れるという事故を未然に防ぐことができる。
【0032】請求項2記載の発明によれば、レバー本体
の長さに較べて補助腕の長さが短く、その補助腕の回動
ストロークをレバー本体で拡大して該レバー本体の先端
部に取り付けたローラに伝達するようになっているの
で、前記補助腕を回動させる押付手段として小型のもの
を用いることができ、製作費が安くつくと共に、その小
型化した押付手段を台車上の狭い空間内に容易に組み込
むことができる。
【0033】請求項3記載の発明によれば、押付手段が
油圧シリンダと該油圧シリンダのピストンを伸長方向に
付勢するばねとを有しており、キャリッジを高速上昇さ
せている途中で巻取ドラムを非常停止させることによ
り、キャリッジが慣性で浮き上がって索体が弛むと、前
記ばねによりピストンが伸長方向に急速移動されると共
に、シリンダ本体の縮小側室から伸長側室に圧油が供給
されて、その弛んだ分だけローラが移動して索体に押し
付けられ、その索体の弛みが吸収される。次に、一旦慣
性で浮き上がったキャリッジが下がりはじめると、ピス
トンにより前記ばねが圧縮されると共に、シリンダ本体
の伸長側室内の圧油が絞り弁を介して縮小側室に供給さ
れ、ローラが元の位置に徐々に戻されるため、キャリッ
ジが従来のように落下して索体が破断されるという事故
を未然に防ぐことができる。
【0034】請求項4記載の発明によれば、ガイド枠に
より索体がローラから外れないようにすることができ
る。
【0035】請求項5記載の発明によれば、キャリッジ
を高速上昇させている途中で巻取ドラムを非常停止させ
ることにより、キャリッジが慣性で浮き上がって索体が
弛んだ場合だけでなく、キャリッジが格納棚の受棚に引
っ掛かったり、該キャリッジが下方に格納されているワ
ークに当接した状態で、そのキャリッジの下降動作が続
くことにより、索体が弛んだ場合に、その弛みを弛み検
知装置で検知することにより、キャリッジの下降異常を
直ちに検知することができる。
【0036】請求項6記載の発明によれば、索体の弛み
を回動レバーを利用して投光器と受光器とにより確実に
検知することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の一形態であるスタッカークレ
ーンの側面図である。
【図2】 同要部の縦断面図である。
【図3】 同要部の正面図である。
【図4】 同要部の水平断面図である。
【図5】 同押付手段の概略縦断面図である。
【図6】 従来の一例を示す概略図である。
【図7】 従来の他の例を示す概略図である。
【符号の説明】
1,2 索体 3 巻取ドラム 6 キャリッジ 12,13 シーブ 17 台車 18 テンション装置 18a ローラ 18b 回動レバー 18c 押付手段 19 弛み検知装置 19a 投光器 19b 受光器 20,21 マスト 24a レバー本体 24b 補助腕 27 油圧シリンダ 27a シリンダ本体 27c ピストン 30 ばね 31 伸長側室 32 縮小側室 33 油圧回路 34 逆止弁 35 絞り弁

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 台車上に前後一対のマストが立設され、
    該両マスト間にワーク搬入出用キャリッジが昇降可能に
    配置され、前記台車に設けた巻取ドラムから引き出した
    索体の先端が各マストの上下端に設けたシーブを介して
    前記キャリッジに連結され、前記索体の上下両シーブ間
    にキャリッジの重量を相殺するためのカウンターウェイ
    トが連結されており、前記巻取ドラムを正逆回転させる
    ことにより、前記索体を介して前記キャリッジを昇降さ
    せるようにしたスタッカークレーンにおいて、前記台車
    に回動可能に支持されたローラ付き回動レバーと、該回
    動レバーを介して前記ローラを前記索体に押し付ける押
    付手段とを有するテンション装置が設けられていること
    を特徴とするスタッカークレーン。
  2. 【請求項2】 前記回動レバーが、長尺なレバー本体
    と、該レバー本体の基端部からそのレバー本体の長手方
    向とは直交する方向にほぼ沿って延びる短尺の補助腕と
    により略L字状に形成され、前記レバー本体の基端部が
    支軸を介して前記台車に回動可能に支持されると共に、
    該レバー本体の先端部に前記ローラが回転可能に取り付
    けられ、前記補助腕の先端部に前記押付手段が連結され
    ていることを特徴とする請求項1記載のスタッカークレ
    ーン。
  3. 【請求項3】 前記押付手段が、両端を前記補助腕の先
    端部と台車とに連結した油圧シリンダと、該油圧シリン
    ダのピストンを伸長方向に付勢するばねとを有し、前記
    油圧シリンダのシリンダ本体内に設けた伸長側室と縮小
    側室とを連通させる油圧回路に逆止弁と絞り弁とが並列
    に介在されており、縮小側室から逆止弁を通って伸長側
    室に圧油が供給されると共に、伸長側室から絞り弁を通
    って縮小側室に圧油が供給されるように構成したことを
    特徴とする請求項2記載のスタッカークレーン。
  4. 【請求項4】 前記回動レバーに、前記ローラとほぼ同
    幅のガイド枠が取り付けられており、そのガイド枠内に
    索体を挿通させていることを特徴とする請求項1から3
    のいずれかに記載のスタッカークレーン。
  5. 【請求項5】 前記索体の弛みを検知する弛み検知装置
    が設けられていることを特徴とする請求項1から4のい
    ずれかに記載のスタッカークレーン。
  6. 【請求項6】 前記弛み検知装置が、回動レバーを間に
    挟んで対向する投光器と受光器とからなることを特徴と
    する請求項5記載のスタッカークレーン。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR20150052214A (ko) * 2012-09-05 2015-05-13 무라다기카이가부시끼가이샤 승강 장치

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