JP2000229313A - 陶磁器製食器類の糸底溝成形方法及びその成形装置 - Google Patents
陶磁器製食器類の糸底溝成形方法及びその成形装置Info
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- JP2000229313A JP2000229313A JP11034892A JP3489299A JP2000229313A JP 2000229313 A JP2000229313 A JP 2000229313A JP 11034892 A JP11034892 A JP 11034892A JP 3489299 A JP3489299 A JP 3489299A JP 2000229313 A JP2000229313 A JP 2000229313A
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- Japan
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- molding
- mold
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- circumference
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B28—WORKING CEMENT, CLAY, OR STONE
- B28B—SHAPING CLAY OR OTHER CERAMIC COMPOSITIONS; SHAPING SLAG; SHAPING MIXTURES CONTAINING CEMENTITIOUS MATERIAL, e.g. PLASTER
- B28B1/00—Producing shaped prefabricated articles from the material
- B28B1/02—Producing shaped prefabricated articles from the material by turning or jiggering in moulds or moulding surfaces on rotatable supports
- B28B1/025—Potters wheels
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Ceramic Engineering (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Table Devices Or Equipment (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 外ゴテロクロ成形による皿等の薄手の食器類
に糸底溝を形成する。 【解決手段】 外ゴテロクロ成形で内型上に載置された
糸底を有する成形体に対して、該成形体の糸底円周を等
分した部位に凸型を対向配置し、各凸型で糸底をその形
成基端まで同時に均等荷重で垂直押圧して糸底溝を形成
することにより、焼成後、歪み等を生じることのない製
品を得る。
に糸底溝を形成する。 【解決手段】 外ゴテロクロ成形で内型上に載置された
糸底を有する成形体に対して、該成形体の糸底円周を等
分した部位に凸型を対向配置し、各凸型で糸底をその形
成基端まで同時に均等荷重で垂直押圧して糸底溝を形成
することにより、焼成後、歪み等を生じることのない製
品を得る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、陶磁器製食器類の
糸底(器底に外方突出した環状凸部)内から洗浄水等を
自然流下させる糸底溝の成形方法及びその成形装置に関
する。
糸底(器底に外方突出した環状凸部)内から洗浄水等を
自然流下させる糸底溝の成形方法及びその成形装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、家庭はもちろん特に大量の食器類
を使用する食堂等では、食器類の汚れを迅速に落とす為
に、食器洗浄乾燥機が使われている。ところで、近時、
環境ホルモン等の溶出の疑いが極めて低く、雑菌等が付
着、繁殖し難いこと等衛生面への配慮から、合成樹脂製
食器類から清潔感の高い陶磁器製食器類への使用を望む
傾向にある。しかしながら、例え陶磁器製の食器類を使
用しても、洗浄乾燥機内に投入された食器類は逆さ向き
や内面を下向きにして斜めに立てかけられた状態で洗浄
されている為、上向きになっている糸底内に洗浄水が溜
まってしまい、そのまま乾燥するとその洗浄水が汚れと
して付着し完全にきれいにならない。そこで、糸底内に
溜まる洗浄水を流出させるべく陶磁器製食器類の糸底に
その根元(形成基端)まで達する糸底溝を形成すること
が考えられた。ところで、陶磁器製食器類の代表的な成
形方法として、機械ロクロによる、内ゴテロクロ成形
と、外ゴテロクロ成形が挙げられる。前者の成形方法
は、食器類の外面を形成する凹状外型内に、練土を投入
して、これを回転させると共に、食器類の内面を形成す
る内ゴテを外型内の練土に押し当てることにより、碗類
や袋物類等の比較的厚手の食器類を成形するものであ
り、この成形方法で上記糸底溝を形成するには、かかる
対応形状を外型の成形面に形成することにより容易に達
成出来る。これに対し、後者の成形方法は、食器類の内
面を形成する凸面状の内型上に練土を配し、これを回転
させると共に、食器類の外面を形成する外ゴテを内型上
の練土に押し当てることにより、皿等の比較的薄手の食
器類を成形するものである。しかしながら、後者の成形
方法では、内型を回転させながら、糸底を含む外面形状
を外ゴテで成形する為、前者の成形方法の様に、この成
形時点で上記糸底溝を形成することは出来なかった。よ
って、皿等薄手の食器類を成形する外ゴテロクロ成形で
は、かかる成形による食器類の造形後、糸底の適所を凹
状に切欠して糸底溝を形成する2次加工を必要としてい
た。
を使用する食堂等では、食器類の汚れを迅速に落とす為
に、食器洗浄乾燥機が使われている。ところで、近時、
環境ホルモン等の溶出の疑いが極めて低く、雑菌等が付
着、繁殖し難いこと等衛生面への配慮から、合成樹脂製
食器類から清潔感の高い陶磁器製食器類への使用を望む
傾向にある。しかしながら、例え陶磁器製の食器類を使
用しても、洗浄乾燥機内に投入された食器類は逆さ向き
や内面を下向きにして斜めに立てかけられた状態で洗浄
されている為、上向きになっている糸底内に洗浄水が溜
まってしまい、そのまま乾燥するとその洗浄水が汚れと
して付着し完全にきれいにならない。そこで、糸底内に
溜まる洗浄水を流出させるべく陶磁器製食器類の糸底に
その根元(形成基端)まで達する糸底溝を形成すること
が考えられた。ところで、陶磁器製食器類の代表的な成
形方法として、機械ロクロによる、内ゴテロクロ成形
と、外ゴテロクロ成形が挙げられる。前者の成形方法
は、食器類の外面を形成する凹状外型内に、練土を投入
して、これを回転させると共に、食器類の内面を形成す
る内ゴテを外型内の練土に押し当てることにより、碗類
や袋物類等の比較的厚手の食器類を成形するものであ
り、この成形方法で上記糸底溝を形成するには、かかる
対応形状を外型の成形面に形成することにより容易に達
成出来る。これに対し、後者の成形方法は、食器類の内
面を形成する凸面状の内型上に練土を配し、これを回転
させると共に、食器類の外面を形成する外ゴテを内型上
の練土に押し当てることにより、皿等の比較的薄手の食
器類を成形するものである。しかしながら、後者の成形
方法では、内型を回転させながら、糸底を含む外面形状
を外ゴテで成形する為、前者の成形方法の様に、この成
形時点で上記糸底溝を形成することは出来なかった。よ
って、皿等薄手の食器類を成形する外ゴテロクロ成形で
は、かかる成形による食器類の造形後、糸底の適所を凹
状に切欠して糸底溝を形成する2次加工を必要としてい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記の2次
加工では、糸底溝形成時に、削りくずが成形体に付着し
たり、糸底溝形成部周辺が余分に切欠されること等その
他の諸条件によって、焼成後製品に歪み、亀裂等を生じ
る課題を有していた。
加工では、糸底溝形成時に、削りくずが成形体に付着し
たり、糸底溝形成部周辺が余分に切欠されること等その
他の諸条件によって、焼成後製品に歪み、亀裂等を生じ
る課題を有していた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記従来技術
に基づく、外ゴテロクロ成形による皿等の薄手の食器類
に糸底溝を形成することが困難な課題に鑑み、外ゴテロ
クロ成形で内型上に載置された糸底を有する成形体に対
して、該成形体の糸底円周を等分した部位に凸型を対向
配置し、各凸型で糸底をその形成基端まで同時に均等荷
重で垂直押圧して糸底溝を形成することにより、焼成
後、歪み等を生じることのない製品を得られる様にして
上記課題を解決する。
に基づく、外ゴテロクロ成形による皿等の薄手の食器類
に糸底溝を形成することが困難な課題に鑑み、外ゴテロ
クロ成形で内型上に載置された糸底を有する成形体に対
して、該成形体の糸底円周を等分した部位に凸型を対向
配置し、各凸型で糸底をその形成基端まで同時に均等荷
重で垂直押圧して糸底溝を形成することにより、焼成
後、歪み等を生じることのない製品を得られる様にして
上記課題を解決する。
【0005】
【発明の実施の形態】以下本発明の一実例を図面に基づ
いて説明する。1は本発明に係る糸底溝成形装置の本体
であり、該本体1は外ゴテロクロ成形機(図示せず)を
装備した食器製造システムにおいて、前記成形機の下流
に設けた糸底成形位置Xに配置している。上記製造シス
テムの搬送ラインL上には、多数のパレットPが縦列搬
送され、外ゴテロクロ成形機より下流では、図1に示す
様に、内型2上に反転成形された成形体WがパレットP
上に位置決め載置された状態で次工程の糸底成形位置X
へ順次連続搬送され、パレットPは糸底成形位置Xで一
旦停止する様に設定されている。
いて説明する。1は本発明に係る糸底溝成形装置の本体
であり、該本体1は外ゴテロクロ成形機(図示せず)を
装備した食器製造システムにおいて、前記成形機の下流
に設けた糸底成形位置Xに配置している。上記製造シス
テムの搬送ラインL上には、多数のパレットPが縦列搬
送され、外ゴテロクロ成形機より下流では、図1に示す
様に、内型2上に反転成形された成形体WがパレットP
上に位置決め載置された状態で次工程の糸底成形位置X
へ順次連続搬送され、パレットPは糸底成形位置Xで一
旦停止する様に設定されている。
【0006】本体1は糸底成形位置Xにおいて、搬送ラ
インLを跨設した略門型フレーム3に糸底成形手段4を
設けている。フレーム3は搬送ラインLの左右に立設し
た支柱5、5a上端部と略中央部の夫々に梁部6、6aを架
設している。
インLを跨設した略門型フレーム3に糸底成形手段4を
設けている。フレーム3は搬送ラインLの左右に立設し
た支柱5、5a上端部と略中央部の夫々に梁部6、6aを架
設している。
【0007】糸底成形手段4は、フレーム3に直接取り
付けられた高さ調節手段7と、該高さ調節手段7に押圧
手段8を介して設けた押型9から成る。高さ調節手段7
は、梁部6、6aの前面中央部間にハンドル10付きの送り
ねじ(図示せず)を垂直に架設し、該送りねじに移動基
盤11を上下動自在に装着すると共に、該移動基盤11の左
右端部を梁部6、6a間に架設したリニアレール12に上下
摺動自在に装着している。そして、ハンドル10の操作で
上記送りねじを回転することにより、移動基盤11をリニ
アレール12に沿って上下動させる様に成している。
付けられた高さ調節手段7と、該高さ調節手段7に押圧
手段8を介して設けた押型9から成る。高さ調節手段7
は、梁部6、6aの前面中央部間にハンドル10付きの送り
ねじ(図示せず)を垂直に架設し、該送りねじに移動基
盤11を上下動自在に装着すると共に、該移動基盤11の左
右端部を梁部6、6a間に架設したリニアレール12に上下
摺動自在に装着している。そして、ハンドル10の操作で
上記送りねじを回転することにより、移動基盤11をリニ
アレール12に沿って上下動させる様に成している。
【0008】押圧手段8は油圧又は空気圧式のシリンダ
から成り、該シリンダ8のロッド8aを垂直下向きにし
て、移動基盤11の前面にシリンダ8を固定している。
又、上記シリンダ8は、その軸芯の下方延長線上に、糸
底成形位置Xで一旦停止するパレットP上の成形体Wの
中心が合致する様に位置設定している。又、シリンダ8
は、パレットPが糸底成形位置Xに一旦停止すると同時
に押型9が昇降動作する様に設定している。尚、押圧手
段8は、上記の様にシリンダに限定すれることなく、例
えばサーボモータを駆動源とする適宜伝動手段にて押型
9を上下動自在に設けたものでも良い。
から成り、該シリンダ8のロッド8aを垂直下向きにし
て、移動基盤11の前面にシリンダ8を固定している。
又、上記シリンダ8は、その軸芯の下方延長線上に、糸
底成形位置Xで一旦停止するパレットP上の成形体Wの
中心が合致する様に位置設定している。又、シリンダ8
は、パレットPが糸底成形位置Xに一旦停止すると同時
に押型9が昇降動作する様に設定している。尚、押圧手
段8は、上記の様にシリンダに限定すれることなく、例
えばサーボモータを駆動源とする適宜伝動手段にて押型
9を上下動自在に設けたものでも良い。
【0009】押型9は成形体Wに形成された糸底W1の円
周より大径な円形基盤13の中心を上記ロッド8aの先端に
水平固定して成る。円形基盤13の成形面(下面)13a は
糸底成形位置Xで一旦停止している成形体Wに対し平行
に対向しており、かかる成形面13a において、糸底W1の
円周を等分した部位に断面略U字状の凸型14、14a …を
対向配置している。そして、凸型14は各種成形体Wの大
きさ、形状等種類によって異なる糸底W1の径に対応する
様に放射状に形成したものがより望ましい。かかる構成
を図3に基づき詳述する。即ち、成形面13a は上記の通
り、その中心部が内型2又は成形体Wの中心部に合致す
る様に設定されており、凸型14はかかる中心部mと、こ
れを中心とする仮想円周(異径な糸底W1の円周)Cを等
分した部位Y、Y1…を通る直線状に形成している。尚、
凸型14、14a …は、同一形状のものを3個形成したもの
を示したが、糸底W1の円周を等分する構成であれば2
個、又はそれ以上設けても良い。
周より大径な円形基盤13の中心を上記ロッド8aの先端に
水平固定して成る。円形基盤13の成形面(下面)13a は
糸底成形位置Xで一旦停止している成形体Wに対し平行
に対向しており、かかる成形面13a において、糸底W1の
円周を等分した部位に断面略U字状の凸型14、14a …を
対向配置している。そして、凸型14は各種成形体Wの大
きさ、形状等種類によって異なる糸底W1の径に対応する
様に放射状に形成したものがより望ましい。かかる構成
を図3に基づき詳述する。即ち、成形面13a は上記の通
り、その中心部が内型2又は成形体Wの中心部に合致す
る様に設定されており、凸型14はかかる中心部mと、こ
れを中心とする仮想円周(異径な糸底W1の円周)Cを等
分した部位Y、Y1…を通る直線状に形成している。尚、
凸型14、14a …は、同一形状のものを3個形成したもの
を示したが、糸底W1の円周を等分する構成であれば2
個、又はそれ以上設けても良い。
【0010】次に上記装置を用いた糸底溝成形方法につ
いて説明する。予め、パレットPに載置された内型2上
の成形体Wにおける糸底W1の高さ位置と、シリンダ8の
ロッド8aのストローク等を考慮し、高さ調節手段7のハ
ンドル10を操作することにより、押型9の停止(起動
前)位置を設定する。即ち、押型9の最下動位置におい
て、その成形面13a における凸型14の下端が糸底W1の形
成基端まで達する様に設定している。そして、前工程の
外ゴテロクロ成形を経てパレットPが糸底成形位置Xで
一旦停止すると同時にシリンダ8が作動し、押型9を垂
直降下させる。
いて説明する。予め、パレットPに載置された内型2上
の成形体Wにおける糸底W1の高さ位置と、シリンダ8の
ロッド8aのストローク等を考慮し、高さ調節手段7のハ
ンドル10を操作することにより、押型9の停止(起動
前)位置を設定する。即ち、押型9の最下動位置におい
て、その成形面13a における凸型14の下端が糸底W1の形
成基端まで達する様に設定している。そして、前工程の
外ゴテロクロ成形を経てパレットPが糸底成形位置Xで
一旦停止すると同時にシリンダ8が作動し、押型9を垂
直降下させる。
【0011】かかる状態において、押型9の成形面13a
における凸型14は、糸底W1の円周を等分した部位(成形
面13a における等分部位Y、Y1…に相当)に対向してお
り、各凸型14が均等な荷重で以て同時に、糸底W1の形成
基端まで達する様に、垂直押圧することにより、前記凸
型14との対応位置、即ち糸底W1の円周の等分位置に糸底
W1の形成基端まで達する糸底溝Zが形成される。
における凸型14は、糸底W1の円周を等分した部位(成形
面13a における等分部位Y、Y1…に相当)に対向してお
り、各凸型14が均等な荷重で以て同時に、糸底W1の形成
基端まで達する様に、垂直押圧することにより、前記凸
型14との対応位置、即ち糸底W1の円周の等分位置に糸底
W1の形成基端まで達する糸底溝Zが形成される。
【0012】
【発明の効果】要するに本発明は、外ゴテ式ロクロ成形
で内型2上に載置された糸底W1を有する成形体Wに対し
て、該成形体Wの糸底W1円周を等分した部位に凸型14、
14a …を対向配置し、各凸型1414a …で糸底をその形成
基端まで同時に均等荷重で垂直押圧することにより、糸
底W1の円周を等分した部位を、凸型14、14a …がその形
成基端まで圧潰し、糸底W1を等間隔で分離する糸底溝Z
を形成出来る。この時、糸底W1を圧潰することにより、
成形密度が周囲と異なる部分が生じるが、糸底W1円周の
等分位置において、成形部材を糸底W1の形成基端へ垂直
に圧縮している為、成形密度差により生じる焼成時の収
縮差の影響が相殺され、焼成後において、製品の形状が
歪まず、所望の形状に整った良品を得ることが出来、切
削加工で糸底溝を形成した場合に生じる不具合を完全に
解消出来る。従って、外ゴテ式ロクロ成形による比較的
薄肉な皿等の食器類においても、糸底溝Zが形成可能と
なり、かかる食器類の機械洗浄後において、糸底W1内に
洗浄水が溜まることなく、これを糸底溝Zより流水で
き、汚れの付着を未然に防止出来る。
で内型2上に載置された糸底W1を有する成形体Wに対し
て、該成形体Wの糸底W1円周を等分した部位に凸型14、
14a …を対向配置し、各凸型1414a …で糸底をその形成
基端まで同時に均等荷重で垂直押圧することにより、糸
底W1の円周を等分した部位を、凸型14、14a …がその形
成基端まで圧潰し、糸底W1を等間隔で分離する糸底溝Z
を形成出来る。この時、糸底W1を圧潰することにより、
成形密度が周囲と異なる部分が生じるが、糸底W1円周の
等分位置において、成形部材を糸底W1の形成基端へ垂直
に圧縮している為、成形密度差により生じる焼成時の収
縮差の影響が相殺され、焼成後において、製品の形状が
歪まず、所望の形状に整った良品を得ることが出来、切
削加工で糸底溝を形成した場合に生じる不具合を完全に
解消出来る。従って、外ゴテ式ロクロ成形による比較的
薄肉な皿等の食器類においても、糸底溝Zが形成可能と
なり、かかる食器類の機械洗浄後において、糸底W1内に
洗浄水が溜まることなく、これを糸底溝Zより流水で
き、汚れの付着を未然に防止出来る。
【0013】又、糸底溝成形装置における押型9の成形
面13a に設けた凸型14、14a …を、内型2の中心部m
と、これを中心とする仮想円周Cを等分した部位Y、Y1
…を通る直線状と成したので、成形体Wの種類によって
糸底W1の径が異なっても、夫々の糸底W1の円周に対応し
た等分位置に糸底溝Zを形成することが出来る等その実
用的効果甚だ大である。
面13a に設けた凸型14、14a …を、内型2の中心部m
と、これを中心とする仮想円周Cを等分した部位Y、Y1
…を通る直線状と成したので、成形体Wの種類によって
糸底W1の径が異なっても、夫々の糸底W1の円周に対応し
た等分位置に糸底溝Zを形成することが出来る等その実
用的効果甚だ大である。
【図1】糸底溝成形装置の側面図である。
【図2】糸底溝成形装置の正面図である。
【図3】押型の成形面を示す図である。
【図4】内型上における糸底溝が成形された成形体を示
す斜視図である。
す斜視図である。
2 内型 8 押圧手段 14、14a … 凸型 C 仮想円周 m 中心部 Y、Y1… 等分した部位 W 成形体 W1 糸底
Claims (3)
- 【請求項1】 外ゴテ式ロクロ成形で内型上に載置され
た糸底を有する成形体に対して、該成形体の糸底円周を
等分した部位に凸型を対向配置し、各凸型で糸底をその
形成基端まで同時に均等荷重で垂直押圧したことを特徴
とする陶磁器製食器類の糸底溝成形方法。 - 【請求項2】 外ゴテ式ロクロ成形された糸底を有する
成形体を載置した内型と、該内型上の成形体の糸底円周
を等分した部位に対向配置した凸型と、各凸型で糸底を
その形成基端まで同時に均等荷重で垂直押圧する押圧手
段と、を備えたことを特徴とする陶磁器製食器類の糸底
溝成形装置。 - 【請求項3】 凸型は内型の中心部と、これを中心とす
る仮想円周を等分した部位を通る直線状から成ることを
特徴とする請求項2記載の陶磁器製食器類の糸底溝成形
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11034892A JP2000229313A (ja) | 1999-02-12 | 1999-02-12 | 陶磁器製食器類の糸底溝成形方法及びその成形装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11034892A JP2000229313A (ja) | 1999-02-12 | 1999-02-12 | 陶磁器製食器類の糸底溝成形方法及びその成形装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000229313A true JP2000229313A (ja) | 2000-08-22 |
Family
ID=12426825
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11034892A Pending JP2000229313A (ja) | 1999-02-12 | 1999-02-12 | 陶磁器製食器類の糸底溝成形方法及びその成形装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000229313A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100386187C (zh) * | 2005-08-18 | 2008-05-07 | 周泰山 | 稻壳类一次性餐饮具坯体成型的方法 |
KR101455513B1 (ko) * | 2013-02-18 | 2014-11-04 | 정진욱 | 수지판을 보강한 황토불판압착금형 |
CN107838937A (zh) * | 2017-12-04 | 2018-03-27 | 钦州学院 | 陶瓷外部自动拉坯机械手 |
-
1999
- 1999-02-12 JP JP11034892A patent/JP2000229313A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100386187C (zh) * | 2005-08-18 | 2008-05-07 | 周泰山 | 稻壳类一次性餐饮具坯体成型的方法 |
KR101455513B1 (ko) * | 2013-02-18 | 2014-11-04 | 정진욱 | 수지판을 보강한 황토불판압착금형 |
CN107838937A (zh) * | 2017-12-04 | 2018-03-27 | 钦州学院 | 陶瓷外部自动拉坯机械手 |
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---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
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