JP2000227693A - カラー画像形成装置 - Google Patents

カラー画像形成装置

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JP2000227693A
JP2000227693A JP11029454A JP2945499A JP2000227693A JP 2000227693 A JP2000227693 A JP 2000227693A JP 11029454 A JP11029454 A JP 11029454A JP 2945499 A JP2945499 A JP 2945499A JP 2000227693 A JP2000227693 A JP 2000227693A
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Shigeru Tsukada
茂 塚田
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Fuji Xerox Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、電子写真方式のカラー複写機やカラ
ープリンタ等、電子写真方式を適用してカラーの画像を
形成するカラー画像形成装置に関し、一度に2枚の用紙
上にカラー画像を形成していく2画像形成モード(2丁
掛けモード)においても十分な広さの基準パッチを作成
する。 【解決手段】2画像形成モードにおいて、感光体ドラム
上の、同一色のトナーで現像される2つの静電潜像23
Y1,23Y2に挟まれた領域に、これら2つの静電潜
像に対応する色と同じ色に対応する静電パッチ71Yを
形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式のカ
ラー複写機やカラープリンタ等、電子写真方式を適用し
てカラーの画像を形成するカラー画像形成装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より電子写真方式の複写機やプリン
タが広範に使用されており、近年ではそれをさらに発展
させカラーの画像を得ることのできるカラー複写機やカ
ラープリンタが登場してきている。
【0003】このようなカラー画像形成装置においてカ
ラー画像を形成するには、一例として、静電潜像が形成
される感光体上に静電潜像を形成し、それをトナーで現
像して現像像を得、その現像像を用紙上に転写する過程
を、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、
黒(K)に関し順次に行なうことにより用紙上に、各色
トナーによる現像像が重畳したカラー現像像を形成し、
そのカラー現像像を加熱して用紙上に定着することによ
りその用紙上へのカラー画像の形成が行なわれる。
【0004】また、上記のような、現像像を用紙に直接
転写する方式のほか、現像像を中間転写体に転写して中
間転写体上にカラー現像像を形成し、そのカラー現像像
を用紙に転写する方式も知られている。
【0005】このようなカラー画像形成装置に関し、特
開平2−6984号公報、特開平4−337752号公
報に、用紙サイズが小さい時、例えば現像像を用紙に直
接転写する方式においては所定の用紙支持体上に用紙を
2枚配置しておいて、感光体上に、順次例えばY,Y,
M,M,C,C,K,Kのように、各色トナーによる現
像像を2つ形成しては次の色の現像像の形成に切り替
え、用紙支持体上に配置された2枚の用紙上にY,M,
C,Kの現像像を1つずつ重ねていくことにより、それ
ら2枚の用紙上に同時にカラー現像像を形成する、いわ
ゆる2丁掛けモードが提案されている。中間転写体を採
用する場合も同様にして、その中間転写体上にカラー現
像像が2つ同時に形成される。中間転写体を採用した場
合は、用紙支持体上に用紙が2枚配置される(用紙が2
丁掛けされる)訳ではないので、上記の、用紙が2丁掛
けされる2丁掛けモードと、この中間転写体を採用した
ときの同様のモードとの双方を総称して、ここでは「2
画像形成モード」と称する。これに対し、画像を1枚ず
つ形成していくモードを「1画像形成モード」と称す
る。
【0006】2画像形成モードを採用すると、用紙サイ
ズが小さい場合という制限はあるものの、その制限を満
たすときはカラー画像の生産性の向上が図られる。
【0007】また、画像形成装置において広く採用され
ている技術として、基準パッチと呼ばれる、静電潜像の
電位や現像像の濃度をモニタするための像を作成してそ
の電位あるいは濃度を測定し、その測定結果に応じて画
像形成条件を調整することが行なわれている。この基準
パッチは、カラー画像形成装置の場合、例えば5〜10
枚の画像を形成するごとに作成されてその電位あるいは
濃度が測定される。
【0008】この基準バッチを作成するにあたっては、
画像形成を中断して基準パッチを作成するサイクルを挿
入するという考え方もあるが、その場合は画像の生産性
を大きく下げることになるため、画像形成サイクルを継
続しながら、感光体上の、最終的に用紙上に形成する画
像を形成する2つの画像領域に挟まれた非画像領域に基
準パッチを作成する技術が考えられている。この場合も
画像の生産性向上や装置の小型化のために、感光体や用
紙支持体(あるいは中間転写体)の寸法はできるだけ削
られており、基準パッチは、かなりぎりぎりの狭い領域
に作成されている。
【0009】特にカラー画像を形成する際は画像領域と
画像領域との間では、異なる色のトナーでの現像に切り
換えるための現像機の設定や、色に応じて例えば静電潜
像の電位などの画像形成条件を変更する機種においては
その画像形成条件の設定を行なう必要があり、それらの
設定を行なった後、次の画像形成開始前に基準パッチを
作成する必要があり、基準パッチを作成する領域が一層
狭い領域に制限される。
【0010】一方、基準パッチの電位や濃度を安定的に
測定するには、できるだけ広い基準パッチを作成する必
要がある。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】以上のような条件下
で、2画像形成モードを採用した場合における、基準パ
ッチを作成することのできる領域の広さについて考察す
る。
【0012】このカラー画像形成装置を構成する各部
(例えば感光体や用紙支持体(あるいは中間転写体)
は、例えばA3サイズの用紙を縦送りしてその用紙上に
カラー画像を形成することができるだけの寸法を持って
いるものとする。このカラー画像形成装置の場合、A4
サイズの用紙を横向きに送ると2画像形成モードを実現
することができる。
【0013】A3サイズの用紙を縦送りしたとき、その
A3サイズ縦送りの用紙に見合う寸法の画像領域を必要
とし、その画像領域と次の画像領域との間に現像機を異
なる色のトナーで現像するように設定するモードや、機
種によっては、それらの画像領域の間に各部の電位を設
定するモードが挿入され、それらの設定が終ってから次
の画像領域の先頭に達するまでの間に基準パッチが作成
される。
【0014】ここで、A4サイズ横送りの2画像形成モ
ードを考える。ここで、A4サイズ横送りの用紙2枚を
接触させて並べることができたと仮定する。2枚の用紙
の間には画像形成上は理論的には間隔は不要である。こ
の場合は、A3サイズ縦送りと同一の条件で現像機等の
設定を行ない、同一広さの基準パッチを作成することが
できる。しかしながら、A4サイズの2枚の用紙を接触
させて搬送し、あるいはうまく接触させて配置すること
は不可能に近く、それら2枚の用紙どうしの間にどうし
てもある程度の間隔が生じることになる。その場合、現
像機の設定と基準パッチの作成を行なうことのできる領
域が圧迫され、現像機等の設定には一定の時間がかかる
ため基準パッチの作成にしわ寄せが来て、極く小さな基
準パッチしか作成できないか、あるいは基準パッチの作
成自体が不可能になってしまうおそれがある。
【0015】本発明は、上記事情に鑑み、2画像形成モ
ードにおいても十分な広さの基準パッチを作成すること
のできるカラー画像形成装置を提供することを目的とす
る。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明のカラー画像形成装置は、各色の現像像を順次に用紙
等の転写材上に直接転写していく方式の第1のカラー画
像形成装置と、各色の現像像を中間転写体上に順次転写
して中間転写体上に複数色の現像像が重なったカラー現
像像を形成し、そのカラー現像像を中間転写体から転写
材上に一括して転写する方式の第2のカラー画像形成装
置とからなる。
【0017】本発明の第1のカラー画像形成装置は、所
定の方向に循環移動しながら表面に静電潜像が形成され
る感光体と、上記感光体上に、所定の複数色に対応する
複数の画像信号それぞれに基づく静電潜像を形成し、お
よびそれら複数色に対応する複数のパッチ生成用信号そ
れぞれに基づいて画像形成条件調整用の静電パッチを形
成する潜像形成手段と、複数色のトナーのうちのいずれ
の色のトナーによる現像も可能であって、感光体上に形
成された静電潜像を、その静電潜像に対応する色のトナ
ーで現像して現像像を形成する現像手段と、表面に転写
材を担持して循環移動し、担持した転写材上に現像像の
転写を受ける転写材担持体と、上記感光体上に順次に形
成された各色のトナーによる現像像を上記転写材担持体
に担持された転写材上に順次に転写することにより、そ
の転写材上に複数色のトナーによる現像像からなるカラ
ー現像像を形成する転写手段と、カラー現像像を担持し
た転写材上の、そのカラー現像像を、その転写材に定着
することにより、その転写材上にカラー画像を形成する
定着手段とを備えたカラー画像形成装置において、この
カラー画像形成装置が、上記転写材担持体上に2枚の転
写材を担持するとともに感光体上に同一色のトナーによ
る現像像を2つ形成しては異なる色のトナーによる現像
像の形成に切り替えて、担持された2枚の転写材上に同
時にカラー現像像を形成していく2画像形成モードと、
上記転写材担持体上に転写材を1枚だけ担持してその1
枚の転写材上にカラー現像像を形成する1画像形成モー
ドとの双方のモードを有し、上記潜像形成手段が、2画
像形成モードにおいて、感光体上の、同一色のトナーで
現像される2つの静電潜像に挟まれた領域に、これら2
つの静電潜像に対応する色と同じ色に対応する静電パッ
チを形成するものであることを特徴とする。
【0018】また、本発明の第2のカラー画像形成装置
は、所定の方向に循環移動しながら表面に静電潜像が形
成される感光体と、上記感光体上に、所定の複数色に対
応する複数の画像信号それぞれに基づく静電潜像を形成
し、およびそれら複数色に対応する複数のパッチ生成用
信号それぞれに基づいて画像形成条件調整用の静電パッ
チを形成する潜像形成手段と、複数色のトナーのうちの
いずれの色のトナーによる現像も可能であって、感光体
上に形成された静電潜像を、その静電潜像に対応する色
のトナーで現像して現像像を形成する現像手段と、循環
移動して表面に現像像の転写を受ける中間転写体と、上
記感光体上に順次に形成された各色のトナーによる現像
像を上記中間転写体上に順次に転写することにより、そ
の中間転写体上に複数色のトナーによる現像像からなる
カラー現像像を形成する一次転写手段と、上記中間転写
体上に形成されたカラー現像像を所定の転写材上に転写
する二次転写手段と、カラー現像像を担持した転写材上
の、そのカラー現像像を、その転写材に定着することに
より、その転写材上にカラー画像を形成する定着手段と
を備えたカラー画像形成装置において、このカラー画像
形成装置が、感光体上に同一色のトナーによる現像像を
2つ形成しては異なる色のトナーによる現像像の形成に
切り替えて、中間転写体上に同時に2つのカラー現像像
を形成していく2画像形成モードと、中間転写体上に一
時には1つだけカラー現像像を形成する1画像形成モー
ドとの双方のモードを有し、上記潜像形成手段が、2画
像形成モードにおいて、感光体上の、同一色のトナーで
現像される2つの静電潜像に挟まれた領域に、これら2
つの静電潜像に対応する色と同じ色に対応する静電パッ
チを形成するものであることを特徴とする。
【0019】ここで、上記第1および第2のカラー画像
形成装置のいずれにおいても、上記潜像形成手段が、1
画像形成モードと2画像形成モードとの双方で、感光体
上の同一の領域に潜像パッチを形成するものであること
が好ましい。
【0020】尚、上記第1および第2のカラー画像形成
装置のいずれにおいても、感光体上に形成された静電パ
ッチは、その静電パッチの状態でその電位を測定しても
よく、あるいは、その静電パッチを現像した後、感光体
上で、あるいは転写材担持体(あるいは中間転写体)上
でその色濃度を測定してもよい。
【0021】
【発明の実施の形態】以下にこの発明を図示の実施の形
態に基づいて説明する。
【0022】実施の形態1 図1はこの発明の一実施の形態に係る多重転写方式のデ
ジタルカラー複写装置を示すものである。
【0023】図1において、1はデジタルカラー複写装
置の本体を示すものであり、このデジタルカラー複写装
置本体1内の上端部には、原稿2の画像を読み取るスキ
ャナ部3が配置されている。このスキャナ部3は、プラ
テンガラス4上に載置された原稿2をプラテンカバー5
によって押圧した状態で、このプラテンガラス4上に載
置された原稿2の画像を光源6によって照明するととも
に、原稿2の反射光像を第1、第2の走査ミラー7、8
及び結像レンズ9を介してCCDセンサ10に走査露光
して、このCCDセンサ10によって原稿2の色材反射
光像を所定のドット密度(例えば、16ビット/mm)
で読み取るようになっている。
【0024】上記スキャナ部3によって読み取られた原
稿2の色材反射光像は、例えば、赤(R)、緑(G)、
青(B)(各8bit)の3色の原稿反射率データとし
て画像処理装置12(Image Processin
g System)に送られ、この画像処理装置12で
は、原稿2の反射率データに対して、シェーディング補
正、位置ズレ補正、明度/色空間変換、ガンマ補正、枠
消し、色/移動編集等の所定の画像処理が施される。
【0025】そして、上記の如く画像処理装置12で所
定の画像処理が施された画像データは、黒(K)、イエ
ロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)(各8bi
t)の3色の原稿色材階調データに変換されてROS1
5(Raster Output Scanner)に
送られ、このROS15では、原稿色材階調データに応
じてレーザ光による画像露光が行われる。
【0026】上記ROS15は、図1に示すように、半
導体レーザ16を原稿色材階調データに応じて変調し
て、この半導体レーザ16からレーザ光LBを階調デー
タに応じて出射する。この半導体レーザ16から出射さ
れたレーザ光LBは、回転多面鏡17によって偏向走査
され、反射ミラー18を介して感光体ドラム20上に走
査露光される。
【0027】上記ROS15によってレーザ光LBが走
査露光される感光体ドラム20は、図示しない駆動手段
によって矢印方向に沿って所定の速度で回転駆動される
ようになっている。この感光体ドラム20の表面は、予
め帯電用のスコロトロン21によって所定の電位に帯電
された後、原稿色材階調データに応じてレーザ光LBが
走査露光されることによって静電潜像が形成される。上
記感光体ドラム20上に形成された静電潜像は、黒
(K)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン
(C)の4色の現像器22K、22Y、22M、22C
を備えたロータリー方式の現像装置22によって順次現
像され、所定の色の現像像となる。
【0028】上記感光体ドラム20上に形成された現像
像は、当該感光体ドラム20に隣接して配置された転写
ドラム23上に保持された転写用紙等からなる転写材2
4上に、転写コロトロン25の帯電によって順次転写さ
れる。上記転写材24は、図1に示すように、複写装置
本体1内の下部に収納された複数の給紙カセット28、
29、30の何れかから給紙ロール31によって給紙さ
れるか、又は複写装置本体1外の側面に配置された手差
しトレイ38からも給紙可能となっており、給紙された
転写材24は、搬送ローラ32及びレジストローラ33
によって転写ドラム23の表面に所定のタイミングでそ
れぞれ搬送される。この実施の形態では、最大、A3サ
イズの寸法の転写材を縦送りしてそのA3サイズ縦送り
の転写材上にカラー画像を形成することができるように
構成されている。
【0029】転写ドラム23の表面に搬送された転写材
24は、静電吸着用の帯電器も兼ねる転写コトロトン2
5の帯電によって転写ドラム23の表面に静電的に吸着
された状態で、当該転写ドラム23の表面に保持され
る。なお、上記手差しトレイ38からは、ハガキ等の定
形外の転写用紙以外にオーバーへッドプロジェクター用
の透明なOHPシート等も給紙可能であり、OHPシー
ト等にも画像を形成することができるようになってい
る。また、上記手差しトレイ38からは、片面に画像が
形成された転写材24を裏返しにして給紙することによ
り、両面コピーが可能となっている。
【0030】また、上記感光体ドラム20上から所定の
色数の現像像が転写された転写材24は、剥離用のコロ
トロン34の除電によって転写ドラム23の表面から剥
離された後、定着装置35へ搬送され、この定着装置3
5によって熱及び圧力によって現像像が転写材24上に
定着され、排紙トレイ36上に排出されてカラー画像の
形成工程が終了する。
【0031】なお、図1中、37は転写ドラム23の除
電を行うための除電コロトロン対を示している。
【0032】図2は上記多量転写方式のデジタルカラー
複写装置の画像形成部を示す構成図である。
【0033】図2において、20は上記感光体ドラムで
あり、この感光体ドラム20の表面に接触又は微小な間
隙を介して対向するように転写材担持体としての転写ド
ラム23が配設されている。上記転写ドラム23は、図
示しない駆動機構によって感光体ドラム20の周速と同
一の速度で回転駆動されるようになっている。また、こ
の実施の形態では、転写ドラム23の周長は感光体ドラ
ム20の周長のちょうど2倍の長さに構成されている。
この転写ドラム23は中空円筒状の転写フイルム42
と、その転写フイルムの両縁を支える、図示しない一対
の円環状のリング部材とから構成されている。
【0034】この転写ドラム23には、上述したよう
に、複数の給紙カセット28、29、30の何れかから
転写材24が供給され、この転写材24は、転写ドラム
23の裏面側から吸着用の帯電器を兼ねる転写コロトロ
ン25によって帯電を受け、転写ドラム23の転写フイ
ルム42上に静電的に吸着される。この転写ドラム23
上に吸着された転写材24には、感光体ドラム20上に
順次形成される黒(K)、イエロー(Y)、マゼンタ
(M)、シアン(C)の現像像が、転写コロトロン25
の帯電によって転写される。
【0035】そして、上記感光体ドラム20から所定の
色数の現像像が転写された転写材24は、剥離コロトロ
ン34によって除電されるとともに、剥離装置44によ
って転写ドラム23の表面から剥離された後、搬送ガイ
ド45を介して定着装置35に搬送されて、この定着装
置35の定着ローラ35a及び圧力ローラ35bによっ
て現像像が熱及び圧力により転写材24上に定着され、
フューザ出口ロール46a及び出口ロール46bによっ
て装置外部の排紙トレイ36上に排出される。
【0036】なお、図2中、47は感光体ドラム20の
表面電位を測定する電位センサ、48は感光体ドラム2
0の表面に残留したトナーや紙粉等を除去するクリー
ナ、49は転写ドラム23の表面に付着したトナーや紙
粉等を除去するクリーナをそれぞれ示すものである。
【0037】図3は上記の如く構成されるカラー複写装
置の制御回路を示すブロック図である。
【0038】図3において、3は前記スキャナ部を示す
ものであり、このスキャナ部3は、原稿2の画像を読み
取るCCDセンサ10と、このCCDセンサ10からの
出力を増幅する増幅器50と、この増幅器50で増幅さ
れたCCDセンサ10の出力をデジタル信号に変換する
A/D変換器51と、このA/D変換器51でデジタル
信号に変換されたCCDセンサ10の出力に対して、所
定の濃度変換処理を施す濃度変換部52とから構成され
ている。
【0039】また、12は前記画像処理部を示すもので
あり、この画像処理部12は、スキャナ部3から出力さ
れる濃度変換処理された画像データに対して、所定の色
変換処理を施す色変換部53と、この色変換部53で所
定の色変換処理された画像データに対して第1ガンマ補
正を施す第1ガンマ補正部54と、この第1ガンマ補正
部54によって第1ガンマ補正が施された画像データ
を、アナログデータに変換するD/A変換器55と、画
像濃度を調整する際に画像濃度制御用の基準現像像(以
下、「基準パッチ」という。)信号を発生するパッチ信
号発生手段56と、前記D/A変換器55でアナログデ
ータに変換された画像データとパッチ信号発生手段56
の出力とを選択する第2セレクタ57と、この第2セレ
クタ57によって選択されたアナログデータに変換され
た画像データあるいはパッチ信号と三角波発生器58で
発生された三角波とを比較するコンパレータ59とを備
えている。
【0040】さらに、ROS光学部60は、画像処理部
12のコンパレータ59から出力されるアナログ画像デ
ータ等と三角波との比較出力に基づいて、図4に示すよ
うに、ROS15の半導体レーザ16をON/OFF駆
動するレーザドライバ61と、このレーザドライバ61
に対して半導体レーザ16のレーザ光量を制御する信号
を出力するレーザ光量制御部62とを備えている。
【0041】また更に、画像形成部63は、電位計47
や後述する光センサ、湿度計等の検出信号に基づいて、
感光体ドラム20上に形成される画像の濃度を調整する
制御手段としてのコントローラ64と、このコントロー
ラ64からの信号に基づいて、帯電用スコロトロン21
の帯電電位を制御する帯電器制御部65と、このコント
ローラ64からの信号に基づいて、各色の現像器22
K、22Y、22M、22Cの現像バイアスを制御する
現像バイアス制御部66と、このコントローラ64から
の信号に基づいて、各色の現像器にトナーを供給するト
ナー供給装置67とを備えている。
【0042】ところで、この実施の形態では、図2に示
すように、感光体ドラム20の現像位置と転写位置との
間に、当該感光体ドラム20上に形成された基準パッチ
の濃度を測定する光センサ70が配設されている。この
光センサ70は、図5に示すように、感光体ドラム20
上に形成された基準パッチ71に光を照射する発光ダイ
オード(LED)等からなる1つの発光素子72と、感
光体ドラム20及び基準パッチ71から反射する異なっ
た種類の反射光をそれぞれ受光するフォトトランジスタ
等からなる2つの受光素子73、74から構成されてい
る。第1の受光素子73は、発光素子72から照射され
る光が、感光体ドラム20及び基準パッチ71で鏡面反
射された光が入射する位置に配置されている。また、第
2の受光素子74は、発光素子72から照射される光
が、感光体ドラム20及び基準パッチ71で拡散反射さ
れた光が入射する位置に配置されている。これらの発光
素子及び受光素子は、例えば、合成樹脂製のハウジング
75内に所定の位置に位置決めされた状態で取り付けら
れ、光センサ70を構成している。
【0043】上記第1及び第2の受光素子73、74の
出力は、図6に示すように、それぞれ増幅率(ゲイン)
が可変である可変増幅器76、77に入力されており、
これらの可変増幅器76、77によって所定のゲインで
増幅されるようになっている。上記可変増幅器76、7
7でそれぞれ増幅された第1及び第2の受光素子73、
74の出力は、各A/D変換器78、79によってデジ
タル信号に変換された後、コントローラ64を構成する
CPUに入力される。このコントローラ64は、上記2
つの受光素子73、74のうち、一方の受光素子73の
感光体ドラム20からの反射光出力に応じて、両方の受
光素子73、74の出力を増幅する際のゲインを決定す
るゲイン調整手段を兼ねており、当該コントローラ64
は、決定されたゲインに応じて、ゲイン調整器80を介
して2つの受光素子に接続された可変増幅器76、77
のゲインを調整するように構成されている。また、上記
コントローラ64は、第1及び第2の受光素子73、7
4の出力の差分に基づいて、感光体ドラム20上に形成
された基準パッチの濃度を検出する濃度検出手段をも兼
ねている。
【0044】以上の構成において、この実施の形態に係
るデジタルカラー複写装置では、次のようにして、基準
パッチが形成される像担持体からの反射光が変動した場
合でも、当該像担持体からの反射光の変動を補正して、
基準パッチの濃度を精度よく検出することが可能となっ
ている。
【0045】すなわち、この実施の形態に係るデジタル
カラー複写装置では、図7に示すように、装置の電源が
ONされた直後や、装置の電源がONされてから所定時
間(例えば、30分)が経過する度に、コントローラが
作像条件設定モードを実行する。コントローラ64は、
まず、自動濃度制御(ADC)を行なう基準パッチ71
が形成される位置において、下地部である感光体ドラム
20からの鏡面及び拡散の反射光を光センサ70によっ
て測定する(ステップ101)。このときの光センサ7
0の出力のうち、下地部である感光体ドラム20からの
鏡面反射光(P波)を測定する第1の受光素子73から
の出力が、Vclean_Pであり、下地部である感光
体ドラム20からの拡散反射光を測定する第2の受光素
子74からの出力が、Vclean_Sである。
【0046】次に、コントローラ64は、下地部である
感光体ドラム20からの鏡面反射光を測定する第1の受
光素子73からの出力Vclean_Pが、下限値Vc
lean_P_min以上であって、しかも上限値Vc
lean_P_max以下であるか否かを判別し(ステ
ップ102)、感光体ドラム20からの鏡面反射光を測
定する第1の受光素子73からの出力Vclean_P
が、下限値Vclean_P_min以上であって、し
かも上限値Vclean_P_max以下である場合に
は、図6に示すように、そのときの第1の受光素子73
に接続された可変増幅器76のゲイン値AGCS_P
を、拡散/鏡面両者共通のゲインとする(ステップ10
3)。そのため、上記コントローラ64は、下地部であ
る感光体ドラム20からの鏡面反射光を測定する第1の
受光素子73からの出力Vclean_Pが、下限値V
clean_P_min以上であって、しかも上限値V
clean_P_max以下であると判断した場合に
は、そのときの第1の受光素子73に接続された可変増
幅器76のゲイン値AGCS_Pを、拡散/鏡面両者共
通のゲインとするため、図6に示すように、ゲイン調整
器80を介して第1及び第2の受光素子73、74に接
続された可変増幅器76、77に、それぞれゲイン値A
GCS_Pを出力する。
【0047】また、上記コントローラ64は、下地部で
ある感光体ドラム20からの鏡面反射光を測定する第1
の受光素子73からの出力Vclean_Pが、下限値
Vclean_P_min未満である場合には、ADC
のゲイン値AGCS_Pを、所定値AGC_STEP_
Pだけ増加させ(ステップ104)、このときのAGC
S_P+AGC_STEP_Pを、拡散/鏡面両者共通
のゲインとする(ステップ103)。
【0048】一方、上記コントローラ64は、下地部で
ある感光体ドラム20からの鏡面反射光を測定する第1
の受光素子73からの出力Vclean_Pが、上限値
Vclean_P_maxを越えている場合には、AD
Cのゲイン値AGCS_Pを、所定値AGC_STEP
_Pだけ減少させ(ステップ105)、このときのAG
CS_P−AGC_STEP_Pを、拡散/鏡面両者共
通のゲインとする(ステップ103)。
【0049】その後、コントローラ64は、上記の如く
して決定されたゲイン値を、拡散/鏡面の両受光素子7
3、74に接続された可変増幅器76、77の共通のゲ
イン値として、再度、下地部である感光体ドラム20か
らの鏡面及び拡散の反射光を光センサ70によって測定
する(ステップ106)。そして、このときの第1の受
光素子73からの出力Vclean_Pが、正常下限値
Vclean_P_Llimit以上であって、しかも
正常上限値Vclean_P_Hlimit以下であ
り、且つ、第2の受光素子74からの出力Vclean
_Sが、正常下限値Vclean_S_Llimit以
上であって、しかも正常上限値Vclean_S_Hl
imit以下であるか否かを判別する(ステップ10
7)。その結果、コントローラ64は、第1の受光素子
73からの出力Vclean_P及び第2の受光素子7
4からの出力Vclean_Sが、正常範囲内であると
判別すると、ADC非現像部出力の判定結果であるVc
lean_jdの値をlとして(ステップ108)、当
該下地部である感光体ドラム20からの鏡面及び拡散反
射光の測定動作を終了する。
【0050】一方、コントローラ64は、第1の受光素
子73からの出力Vclean_P及び第2の受光素子
74からの出力Vclean_Sが、正常範囲内でない
と判別すると、ADC非現像部出力の判定結果であるV
clean_jdの値を0として(ステップ109)、
ADCFAILカウンターのカウント値ADC_FAI
Lに1を加算して、当該下地部である感光体ドラム20
からの鏡面及び拡散反射光の測定動作を終了する。な
お、コントローラ64は、第1の受光素子73からの出
力Vclean_P及び第2の受光素子74からの出力
Vclean_Sが、正常範囲内でないと判別すると、
光センサ70等の故障と判断して、その旨のメッセージ
を図示しないコントロールパネルに表示し、サービスエ
ンジニアによる補修等を要請する。
【0051】次に、コントローラ64は、上述した下地
部である感光体ドラム20からの鏡面及び拡散反射光の
測定動作を終了すると、次のような作像条件設定モード
を継続する。つまり、コントローラ64は、図8に示す
ように、感光体ドラム20の表面を一様に帯電する帯電
スコロトロン21のグリッド電極に、帯電器制御部65
を介して、グリッド電圧VG1、VG2をそれぞれ印加
し、そのときの感光体ドラム20の帯電電位である暗電
位HV1、VH2を、電位計47によってそれぞれ測定
する(ステップ201)。そして、コントローラ64
は、感光体ドラム20の目標とする暗電位VHSを得る
ための帯電スコロトロン21のグリッド電圧VGSを、
次式に基づいて計算する(ステップ202)。
【0052】VGS=(VG2−VG1)×(VHS−
VH1)/(VH2−VH1)+VG1 その後、コントローラ64は、上記の如く決定されたグ
リッド電圧VGSが印加された帯電スコロトロン21に
よって帯電された感光体ドラム20の表面に、レーザ光
量制御部62を介してROS光学部60でレーザ光量L
D1、LD2で作成した基準パッチ71の露光部電位V
L1、VL2を、電位計47によってそれぞれ測定する
(ステップ203)。次に、コントローラ64は、感光
体ドラム20の目標とする露光部電位VLSを得るレー
ザ光量LDSを、次式に基づいて計算する(ステップ2
04)。
【0053】LDS=LD2−(LD2−LD1)×
(VLS−VL1)/(VL2−VL1) さらに、コントローラ64は、感光体ドラム20の暗電
位であるVHSと現像バイアスVBとの電位差であるク
リーニング電位差VCから現像装置22の現像バイアス
電位VBを、次式で計算する(ステップ205)。
【0054】VB=VHS+VC そして、コントローラ64は、上記の如く求められたV
GS、LDS、VBの各値で、感光体ドラム20上の所
定位置に基準パッチ71の現像像を作成し(ステップ2
06〜207)、この基準パッチ71の現像像の濃度を
光センサ70で測定し、当該基準パッチ71の現像像の
濃度が所定の値となるように、トナー供給装置67によ
ってトナーの補給量を制御する(ステップ208)。
【0055】この実施の形態では、帯電スコロトロン2
1のグリッド電圧値および各色の現像バイアス値は、各
色ごとに調整され、基準パッチの作成及び濃度測定動作
も、図9に示すように、イエロー(Y)、マゼンタ
(M)、シアン(C)、クロ(K)の各色毎に実施され
る。すなわち、コントローラ64は、帯電スコロトロン
21の各色のグリッド電圧値VG(Y)、VG(M)、
VG(C)、VG(K)、及び各色の現像バイアス値B
IAS(Y)、BIAS(M)、BIAS(C)、BI
AS(K)と、コピー中のレーザ光量LDにより、Kの
とき所定濃度Cin=ADC_CIN_Kで、Y、M、
CのときCin=ADC_CIN_Color(例え
ば、KはCin=60%、ColorはCin80%)
のADC基準パッチ71を作成する(ステップ30
1)。次に、コントローラ64は、上記の如く感光体ド
ラム20上の所定位置に作成された基準パッチ71の濃
度ADC_Vpatch_P及びADC_Vpatch
_Sを、光センサ70によって測定する(ステップ30
2)。その際、上記光センサ70の第1及び第2の受光
素子73、74に接続された可変増幅器76、77に
は、図6に示すように、前述したようにして決定された
共通のゲイン値が適用される。
【0056】次に、コントローラ64は、イエロー
(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の各
色のADC基準パッチ71の拡散及び鏡面の測定値AD
C_VPatch_S(Y)(M)(C)(K)、及び
ADC_Vpatch_P(Y)(M)(C)(K)に
基づいて、基準パッチ71における鏡面反射光と拡散反
射光との差分ΔVpatch=ADC_Vpatch_
P−ADC_Vpatch_Sと、下地部である感光体
ドラムにおける拡散反射光と鏡面反射光との差分ΔVc
lean=ADC_Vclean_P−ADC_Vcl
ean_Sを演算する(ステップ303)。
【0057】次に、コントローラ64は、基準パッチ7
1における鏡面反射光と拡散反射光との差分ΔVpat
chと、下地部である感光体ドラム20における鏡面反
射光と拡散反射光との差分ΔVcleanに基づいて、
両者の比ΔVpatch/ΔVcleanであるRad
c_patchを、次の式に基づいて演算する(ステッ
プ304)。
【0058】Radc_patch=|2*(ΔVpa
tch*1023)+Δclean|/|2*ΔVcl
ean| ただし、Radc_patchが1023を越える場合
には、Radc_patchの値を1023とする。こ
こで、両者の比ΔVpatch/ΔVcleanである
Radc_patchを、上式に基づいて演算してるの
は、四捨五入を施すためである。
【0059】さらに、コントローラ64は、各色のトナ
ーの補給量DISP_adcを、次の式に基づいて演算
する(ステップ305)。
【0060】DISP_adc=(Radc_patc
h−Radc_SET_adj)*Kadc_posi
/nega*Vclean_jd ここで、Radc_SET_adjは、各色の補正AD
Cパッチ目標濃度、Kadc_posi/negaは、
ADC補給量算出係数であり、(Radc_patch
−Radc_SET_adj)の正負によってposi
とnegaの値がある。また、Vclean_jdは、
非現像部出力の判定結果であり、ADC_Vclean
が正常範囲にない場合は0になり、見掛け上ADC機能
をOFFにするものである。
【0061】次に、コントローラ64は、上記の如く求
めた各色のトナーの補給量DISP_adcが、ADC
補給量下限値MIN_adc(Y)(M)(C)(K)
以上であって、しかもADC補給量上限値MAX_ad
c(Y)(M)(C)(K)以下であるか否かを判別し
(ステップ306)、各色のトナーの補給量DISP_
adcが、ADC補給量下限値MIN_adc(Y)
(M)(C)(K)以上であって、しかもADC補給量
上限値MAX_adc(Y)(M)(C)(K)以下で
ある場合には、各色のトナー補給量DISP_adcの
データを、現像装置のトナーディスペンスアルゴリズム
へ転送し(ステップ307)、当該制御動作を終了す
る。
【0062】また、コントローラ64は、各色のトナー
の補給量DISP_adcが、ADC補給量下限値MI
N_adc(Y)(M)(C)(K)未満である場合
は、ADC補給量下限値MIN_adc(Y)(M)
(C)(K)を、各色のトナーの補給量DISP_ad
cとし(ステップ308)、各色のトナーの補給量DI
SP_adcが、ADC補給量上限値MAX_adc
(Y)(M)(C)(K)を越えている場合は、ADC
補給量上限値MAX_adc(Y)(M)(C)(K)
を、各色のトナーの補給量DISP_adcとして(ス
テップ309)、各色のトナー補給量DISP_adc
のデータを、現像装置のトナーディスペンスアルゴリズ
ムへ転送し(ステップ307)、当該制御動作を終了す
る。
【0063】カラー複写装置は、上記のような制御動作
を終えた後、ユーザによってコピーボタンが押されるの
を待つ状態となり、ユーザによってコピーボタンが押さ
れるとコピー動作が行なわれるが、ここでは、そのコピ
ー動作の説明に先立ち、この実施の形態で実施されてい
る1丁掛けモードと2丁掛けモードについて説明する。
【0064】図10は、この実施の形態における1丁掛
けモードと2丁掛けモードの説明図である。
【0065】図10(A)は1丁掛けモード、図10
(B)は2丁掛けモードを示しており、(a)は感光体
ドラム20の回転、(b)は転写ドラム23の回転、
(c)は現像像形成領域を示している。
【0066】1丁掛けモードは、転写ドラム23に転写
材24を一時には1枚だけ担持して、その担持した1枚
の転写材24上に各色のトナーによる現像像を順次に転
写していくモードであり、本発明にいう1画像形成モー
ドの一形態に相当する。また2丁掛けモードは、転写ド
ラム23に転写材24を同時に2枚担持してそれら担持
した2枚の転写材24に各色トナーによる現像像を転写
していくモードであり、本発明にいう2画像形成モード
の一形態に相当する。
【0067】図10(A)には、A3サイズ縦送りの転
写材24が転写ドラム23に担持されている場合が示さ
れており、感光体ドラム20の1回転目の最初のタイミ
ングでイエロー(Y)に対応した基準パッチ71Yが形
成され、その感光体ドラム20の1回転目の途中から2
回転目の途中までの間でYトナーによる現像像23Yが
作成されて転写ドラム23上の転写材24に転写さ
れ、、感光体ドラム20の2回転目の終わりの領域99
Mに相当するタイミングで、マゼンタ(M)の現像像形
成のための電位調整(帯電スコロトロン21のグリッド
電圧値および現像バイアス値の調整)やマゼンタ(M)
のトナーにより現像を行なう現像器22Mへの切り換え
が行なわれる。感光体ドラム20の3回転目および4回
転目では、マゼンタ(M)に関し同様の処理が行なわれ
る。すなわち、3回転目の初めでマゼンタ(M)に関す
る基準パッチ71Mが作成され、それに引き続いてMト
ナーによる現像像24が作成されて転写ドラム23上の
転写材に転写され、4回転目の終わりの領域99Cに相
当するタイミングで、シアン(C)の現像像形成のため
の電位調整やCのトナーにより現像を行なう現像器22
Cへの切り換えが行なわれる。以下同様にして、転写ド
ラム23上に担持した転写材24上へのCの現像像の転
写、Kの現像像の転写が行なわれ、その転写材上に、
Y,M,C,Kの4色のトナーの現像像からなるカラー
現像像が形成される。このカラー現像像を担持した転写
材は、前述したように、この転写ドラム23から剥離さ
れ定着装置25へ搬送されて定着される。
【0068】図10(B)には、A4サイズ横送りの転
写材が2枚同時に転写ドラム23に担持されている場合
が示されており、感光体ドラム20の1回転目、2回転
目では、それぞれ、転写ドラム23に担持された2枚の
転写材のうちの1枚目、2枚目の転写材に転写される現
像像24Y1,24Y2が形成され、それらの現像像2
4Y1,24Y2がそれぞれ1枚目、2枚目の転写材に
転写される。
【0069】このとき、Yに関する基準パッチ71Yは
感光体ドラム20の2回転目の最初の領域、すなわち2
つのYの現像像の間に挟まれた領域に形成される。この
Yの基準パッチ71Yは、感光体ドラム20の2回転目
で形成されるが、感光体ドラム20上の基準パッチ71
Yの形成位置は、図10(A)に示す1丁掛けモードに
おける感光体ドラム20の1回転目に形成されるYの基
準パッチ71Yの形成位置と同一の位置である。この他
にも、Y,M,C,Kの各基準パッチ71Y,71M,
71C,71Kの、感光体ドラム20上の形成位置は、
図10(A)の1丁掛けモード、図10(B)の2丁掛
けモードを問わず全て同じ位置である。こうすることに
より、感光体ドラム20の部分的な感度ムラ等の影響を
受けることなく濃度測定を行なうことができる。また感
光体ドラムから見たときの基準パッチ形成のタイミング
を常に同一とすることにより、シーケンスも簡素化され
る。
【0070】図10(B)に戻って説明を続行する。感
光体ドラム20の3回転目の先頭領域99Mに対応する
タイミングでは、マゼンタ(M)の現像像形成のための
電位調整やマゼンタ(M)のトナーにより現像を行なう
現像器22Mへの切り換え等、Mの現像像作成のための
準備が行なわれる。以下、マゼンタ(M)、シアン
(C)、黒(K)のいずれの色に関しても同様に、同一
色の2つの現像像の中間に、その色と同じ色に関する基
準パッチが形成され、同一色の2つの現像像の形成が終
了した後、次の現像像作成開始前に、次の色のトナーに
よる現像像作成のための準備が行なわれる。
【0071】このように、2丁掛けモードのときは、同
一色の2つの現像像の中間にその色と同じ色に対応する
基準パッチを作成するようにしたため、2丁掛けモード
であっても1丁掛けモードの場合と比べ遜色のない広い
基準パッチを作成することができる。
【0072】次に、コピー動作について説明する。ユー
ザーによってコピーボタンが押されると、コントローラ
64は、図11に示すように、先ず、コピージョブがス
タートしたか否かを判別し(ステップ401)、コント
ローラ64は、コピージョブがスタートしたと判別した
場合には、累積コピー枚数をカウントするコピー枚数C
NTをカウントアップする(ステップ402)。そし
て、コントローラ64は、コピー枚数CNTが所定値N
に達したか否かを判別し(ステップ403)、コピー枚
数CNTが所定値Nに達していない場合には、全てのジ
ョブが終了したか否かを判別して、ステップ404に戻
る。
【0073】一方、コントローラ64は、コピー枚数C
NTが所定値Nに達したと判別した場合には、ステップ
S405に進み、現在のコピー動作が1丁掛けモードで
行なわれているかそれとも2丁掛けモードであるかが判
定され、1丁掛けモードであると判定されると、図10
(A)に示す基準パッチ作成位置、すなわち各色画像部
手前の非画像部に基準パッチを作成するよう指示が出さ
れ(ステップ406)、一方、2丁掛けモードであると
判定されると、図10(B)に示す基準パッチ作成位
置、すなわち同じ色の2丁画像の間の非画像部に基準パ
ッチを作成するよう指示が出される(ステップ40
7)。その後は1丁掛けモード、2丁掛けモードのいず
れの場合もステップ408に進み、コピー用の現像像の
作成と並行して、例えば、KはCinが60%、Y、
M、CはCinが80%であって、これらのパッチは前
述のトナーディスペンス制御に使用するというように基
準パッチを作成し、画像濃度を補正する動作を実施す
る。その後、コピー枚数CNTを0にリセットし(ステ
ップ409)、通常のフローに戻る(ステップ40
4)。
【0074】上記基準パッチの作成及び画像濃度の補正
動作は、前述した図9に示すフローチャートに従って行
われる。
【0075】尚、上記の実施の形態では2つの受光素子
73,74を用いて基準パッチの濃度測定を行なってい
るが、濃度測定用のセンサはこのタイプのものに限られ
るものではなく、受光素子を1つだけ用いたセンサであ
ってもよい。
【0076】また、上記の実施の形態では、基準パッチ
を現像した後その現像像の濃度測定を行なっているが、
感光体ドラム20上に静電潜像として形成された状態の
基準パッチの電位を測定してその電位を画像形成条件の
制御に用いてもよく、静電潜像の状態の基準パッチの電
位測定とその基準パッチを現像した後の現像像の状態の
基準パッチの濃度測定との双方を行ない、それら双方の
測定結果を画像形成条件の制御に用いてもよい。
【0077】実施の形態2 図12はこの発明の実施の形態2を示すものであり、前
記実施の形態1と同一の部分には同一の符号を付して説
明すると、この実施の形態2では、基準現像像の濃度を
感光体ドラム上で測定するのではなく、当該感光体ドラ
ム上に形成された基準現像像を、中間転写体上に一次転
写し、この中間転写体上で基準現像像の濃度を測定する
ように構成されている。
【0078】この発明の実施の形態2に係るデジタルカ
ラー複写装置は、図12に示すように、感光体ドラム2
0の下方に、当該感光体ドラム20上に形成された現像
像を転写する無端ベルト状の中間転写体としての中間転
写体ベルト93を備えている。そして、上記感光体ドラ
ム20上に順次形成される所定の色の現像像は、当該感
光体ドラム20の下方に配置された中間転写体ベルト2
3上に、1次転写ロール24の接触帯電によって順次多
重に1次転写されるように構成されている。またこの実
施の形態2において中間転写体ベルト93の周長は、感
光体ドラム20の周長のちょうど2倍の長さに構成され
ている。この中間転写体ベルト93上に転写された複数
色の現像像は、2次転写位置において、2次転写ロール
25の接触帯電によって転写用紙等からなる転写材26
上に一括して2次転写される。上記転写材26は、図1
2に示すように、複写装置本体1内の下部に収納された
複数の給紙カセット28、29、30の何れかから給紙
ロール31によって給紙されるか、又は複写装置本体1
外の側面に配置された手差しトレイ38からも給紙可能
となっており、給紙された転写材26は、搬送ローラ3
2及びレジストローラ33によって、中間転写体ベルト
23の2次転写位置に所定のタイミングでそれぞれ搬送
される。そして、上記転写材26には、2次転写ロール
25の接触帯電によって中間転写体ベルト93上から所
定の色数の現像像が一括して転写される。なお、この実
施の形態2においても、最大、A3サイズの寸法の転写
材を縦送りしてそのA3サイズ縦送りの転写材上にカラ
ー画像を形成することができるように構成されている。
また、上記手差しトレイ38からは、ハガキ等の定形外
の転写用紙以外にオーバーヘッドプロジェクター用の透
明なOHPシート等も給紙可能であり、OHPシート等
にも画像を形成することができるようになっている。こ
れらの特殊な転写材26も、給紙カセットから給紙する
ように構成しても勿論よい。また、上記手差しトレイ3
8からは、片面に画像が形成された転写材26を裏返し
て給紙することにより、両面コピーも可能となってい
る。
【0079】また、上記中間転写体ベルト93上から所
定の色数の現像像が転写された転写材26は、搬送ベル
ト34によって吸着された状態で定着装置35へと搬送
され、この定着装置35によって熱及び圧力によって現
像像が転写材26上に定着され、排出トレイ36上に排
出されてカラー画像の形成工程が終了する。
【0080】なお、図12中、37は中間転写体ベルト
93の清掃を行うための中間転写体ベルト用クリーナ
を、39は、2次転写ロール25の清掃を行うための2
次転写ロール用クリーナを、41は感光体ドラム20の
表面電位を検知する表面電位センサを、それぞれ示して
いる。
【0081】さらに、現像像の転写工程が終了した感光
体ドラム20の表面は、プリクリーニングコロトロン4
2によって除電された後、ブラシやプレードを備えたク
リーナ43によって残留トナーや紙粉等が除去され、次
の画像形成工程に備えるようになっている。
【0082】図13は上記多重転写方式のデジタルカラ
ー複写装置の画像形成部を示す構成図である。
【0083】図13において、20は上記感光体ドラム
であり、この感光体ドラム20は、図示しない駆動手段
によって矢印の方向に所定の回転速度で駆動されるが、
当該感光体ドラム20の回転変動を防止して画質を向上
させるため、その回転軸には図示しないフライホイール
が取り付けられている。また、上記感光体ドラム20の
表面には、無端ベルト状の中間転写体としての中間転写
体ベルト93が、1次転写ロール24によって圧接され
るように配置されている。
【0084】この中間転写体ベルト93は、図13に示
すように、感光体ドラム20よりも上流側に配置される
ドライブロール45と、感光体ドラム20と当該中間転
写体ベルト93を介して対向する一次転写ロール24
と、感光体ドラム20の下流側に配設されるテンション
ロール46と、2次転写ロール25と当該中間転写体ベ
ルト23を介して圧接されるバックアップロール47
と、2次転写位置の近傍において当該中間転写体ベルト
93を略平坦に保持するためのアイドラーロール48と
によって、感光体ドラム20の周速と同一の移動速度で
循環移動可能に支持されている。この中間転写体ベルト
93は、ポリイミド等の合成樹脂に必要に応じて導電化
剤を添加して抵抗値に調整したフイルム状の部材によっ
て、無端ベルト状に形成されており、所定の張力でドラ
イブロール45やテンションロール46等に掛け回され
ている。
【0085】上記中間転写体ベルト93には、上述した
ように、2次転写位置において複数の給紙カセット2
8、29、30の何れかから転写材26が供給され、こ
の転写材26は、中間転写体ベルト93の表面側から2
次転写用の転写ロール25によって接触帯電を受け、所
定の色数の現像像が一括して転写される。
【0086】そして、上記中間転写体ベルト93から所
定の色数の現像像が転写された転写材26は、搬送ベル
ト34によって定着装置35へと搬送されて、この定着
装置35の定着ローラ35a及び圧力ローラ35bによ
って現像像が熱及び圧力により転写材26上に定着さ
れ、フューザ出口ロール49によって装置外部の排出ト
レイ36上に排出される。
【0087】ところで、上記の如く構成されるデジタル
カラー複写装置では、中間転写体ベルト93上に転写さ
れる基準現像像の濃度を測定する光センサ70が、当該
中間転写体ベルト93を回転自在に支持するロールのう
ち、感光体ドラム20の転写位置の下流側に配設される
テンションロール46の表面と対向するように配置され
ている。
【0088】この光センサ70は、図14に示すよう
に、中間転写体ベルト93上に転写された基準パッチ7
1に光を照射する発光ダイオード(LED)等からなる
1つの発光素子72と、中間転写体ベルト93及び基準
パッチ71から反射する異なった種類の反射光をそれぞ
れ受光するフォトトランジスタ等からなる2つの受光素
子73、74から構成されている。第1の受光素子73
は、発光素子72から照射される光が、中間転写体ベル
ト93及び基準パッチ71で鏡面反射された光が入射す
る位置に配置されている。また、第2の受光素子74
は、発光素子72から照射される光が、中間転写体ベル
ト93及び基準パッチ71で拡散反射された光が入射す
る位置に配置されている。これらの発光素子72及び受
光素子73、74は、例えば、合成樹脂製のハウジング
75内に所定の位置に位置決めされた状態で取り付けら
れ、光センサ70を構成している。
【0089】この実施の形態2では、基準パッチ71が
形成される基材として、感光体ドラムではなく、ポリイ
ミド等の合成樹脂に必要に応じて導電化剤を添加して抵
抗値に調整したフイルム状の部材によって、無端ベルト
状に形成された中間転写体ベルト93が用いられてい
る。
【0090】そして、上記中間転写体ベルト93上に転
写される基準パッチ71の濃度を、光センサ70によっ
て測定するように構成されている。そのため、基準パッ
チ71が形成される感光体ドラムと中間転写体ベルト9
3とでは、その材質や形状等の違いによって、鏡面反射
光及び拡散反射光の強度等が若干異なるが、基本的に
は、トナーのない感光体ドラムと中間転写体ベルト93
の表面から反射され、受光素子73、74で検出される
光は、鏡面反射光が最大であり、拡散反射光がゼロであ
り、同じである。したがって、受光素子73、74の出
力に対して、前記実施の形態1と同様の処理を施すこと
によって、中間転写体ベルト93の固体差や傷等の発生
によって、中間転写体ベルト93からの反射光が変動し
た場合でも、当該中間転写体ベルト93からの反射光の
変動を補正して、基準パッチ71の濃度を精度よく検出
することが可能であり、画像濃度の制御を精度良く行う
ことができる。
【0091】また、この実施の形態2においても前述の
実施の形態1における1丁掛けモードおよび2丁掛けモ
ードに相当する1画像形成モードおよび2画像形成モー
ドが存在する。この実施の形態2における1画像形成モ
ード、2画像形成モードは、中間転写体ベルト23上に
転写材を担持せず、感光体ドラム20上に形成された各
色の現像像がその中間転写体ベルト23に直接転写され
るものであることを除き、前述の実施の形態1における
1丁掛けモード、2丁掛けモードと同様である。また、
この実施の形態2における基準パッチの作成位置は、1
画像形成モード、2画像形成モードとも、それぞれ図1
0(A),図10(B)の転写ドラムを中間転写ベルト
と読み替えたものがそのまま当てはまり、したがってこ
こでは重複説明は省略する。2画像形成モードでは中間
転写体ベルト93上に2つのカラー現像像が形成され転
写材が2枚続けて搬送されてきて各転写材上に2つのカ
ラー現像像が1つずつ転写される。
【0092】尚、この実施の形態2においても前述の実
施の形態1と同様、現像後の基準パッチの濃度測定が行
なわれているが、現像前の基準パッチの電位測定を行な
って画像形成条件に反映させてもよく、電位測定と濃度
測定との双方の測定結果を画像形成条件に反映させても
よく、この点も、前述の実施の形態1の場合と同じであ
る。
【0093】その他の構成及び作用は、前記実施の形態
1と同様であるので、その説明を省略する。
【0094】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明によれば、
2画像形成モードにおいても十分な広さの基準パッチを
形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はこの発明の実施の形態1に係るデジタル
カラー複写装置を示す構成図である。
【図2】図2はデジタルカラー複写装置の画像形成部を
示す構成図である。
【図3】図3は制御回路を示すブロック図である。
【図4】図4は画像データを示すタイミングチャートで
ある。
【図5】図5は光センサを示す構成図である。
【図6】図6はこの発明の実施の形態1に係る画像濃度
制御装置を示すブロック図である。
【図7】図7は画像濃度の制御動作を示すフローチャー
トである。
【図8】図8は画像濃度の制御動作を示すフローチャー
トである。
【図9】図9は画像濃度の制御動作を示すフローチャー
トである。
【図10】図10は、この実施の形態1における1丁掛
けモードと2丁掛けモードの説明図である。
【図11】図11は画像濃度の制御動作を示すフローチ
ャートである。
【図12】図12はこの発明の実施の形態2に係るデジ
タルカラー複写装置を示す構成図である。
【図13】図13はデジタルカラー複写装置の画像形成
部を示す構成図である。
【図14】図14は光センサを示す構成図である。
【符号の説明】
21 感光体ドラム(基材) 23 転写ドラム 23Y,23M,23C,23K 現像像 64 コントローラ(濃度検出手段及びゲイン調整手
段) 70 光センサ 71,71Y,71M,71C,71K 基準パッチ 72 発光素子 73 第1の受光素子 74 第2の受光素子 76、77 可変増幅器 78、79 A/D変換器 80 ゲイン調整 93 中間転写体ベルト 99Y,99M,99C,99K 次の色への切り換え
のための領域

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の方向に循環移動しながら表面に静
    電潜像が形成される感光体と、 前記感光体上に、所定の複数色に対応する複数の画像信
    号それぞれに基づく静電潜像を形成し、および該複数色
    に対応する複数のパッチ生成用信号それぞれに基づいて
    画像形成条件調整用の静電パッチを形成する潜像形成手
    段と、 複数色のトナーのうちのいずれの色のトナーによる現像
    も可能であって、前記感光体上に形成された静電潜像
    を、該静電潜像に対応する色のトナーで現像して現像像
    を形成する現像手段と、 表面に転写材を担持して循環移動し、担持した転写材上
    に現像像の転写を受ける転写材担持体と、 前記感光体上に順次に形成された各色のトナーによる現
    像像を前記転写材担持体に担持された転写材上に順次に
    転写することにより、該転写材上に複数色のトナーによ
    る現像像からなるカラー現像像を形成する転写手段と、 カラー現像像を担持した転写材上の該カラー現像像を該
    転写材に定着することにより、該転写材上にカラー画像
    を形成する定着手段とを備えたカラー画像形成装置にお
    いて、 このカラー画像形成装置が、前記転写材担持体上に2枚
    の転写材を担持するとともに前記感光体上に同一色のト
    ナーによる現像像を2つ形成しては異なる色のトナーに
    よる現像像の形成に切り替えて、担持された2枚の転写
    材上に同時にカラー現像像を形成していく2画像形成モ
    ードと、前記転写材担持体上に転写材を1枚だけ担持し
    て該1枚の転写材上にカラー現像像を形成する1画像形
    成モードとの双方のモードを有し、 前記潜像形成手段が、前記2画像形成モードにおいて、
    前記感光体上の、同一色のトナーで現像される2つの静
    電潜像に挟まれた領域に、これら2つの静電潜像に対応
    する色と同じ色に対応する静電パッチを形成するもので
    あることを特徴とするカラー画像形成装置。
  2. 【請求項2】 所定の方向に循環移動しながら表面に静
    電潜像が形成される感光体と、 前記感光体上に、所定の複数色に対応する複数の画像信
    号それぞれに基づく静電潜像を形成し、および該複数色
    に対応する複数のパッチ生成用信号それぞれに基づいて
    画像形成条件調整用の静電パッチを形成する潜像形成手
    段と、 複数色のトナーのうちのいずれの色のトナーによる現像
    も可能であって、前記感光体上に形成された静電潜像
    を、該静電潜像に対応する色のトナーで現像して現像像
    を形成する現像手段と、 循環移動して表面に現像像の転写を受ける中間転写体
    と、 前記感光体上に順次に形成された各色のトナーによる現
    像像を前記中間転写体上に順次転写することにより、該
    中間転写体上に複数色のトナーによる現像像からなるカ
    ラー現像像を形成する一次転写手段と、 前記中間転写体上に形成されたカラー現像像を所定の転
    写材上に転写する二次転写手段と、 カラー現像像を担持した転写材上の該カラー現像像を該
    転写材に定着することにより、該転写材上にカラー画像
    を形成する定着手段とを備えたカラー画像形成装置にお
    いて、 このカラー画像形成装置が、前記感光体上に同一色のト
    ナーによる現像像を2つ形成しては異なる色のトナーに
    よる現像像の形成に切り替えて、前記中間転写体上に同
    時に2つのカラー現像像を形成していく2画像形成モー
    ドと、前記中間転写体上に一時には1つだけカラー現像
    像を形成する1画像形成モードとの双方のモードを有
    し、 前記潜像形成手段が、前記2画像形成モードにおいて、
    前記感光体上の、同一色のトナーで現像される2つの静
    電潜像に挟まれた領域に、これら2つの静電潜像に対応
    する色と同じ色に対応する静電パッチを形成するもので
    あることを特徴とするカラー画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記潜像形成手段が、前記1画像形成モ
    ードと前記2画像形成モードとの双方で、前記感光体上
    の同一の領域に潜像パッチを形成するものであることを
    特徴とする請求項1又は2記載のカラー画像形成装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009048190A (ja) * 2007-08-14 2009-03-05 Xerox Corp カラー電子写真におけるような表面上のマーキング材料を測定するためのシステム
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