JP2000225677A - 平版印刷版の製造方法及び印刷方法 - Google Patents
平版印刷版の製造方法及び印刷方法Info
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- JP2000225677A JP2000225677A JP2990599A JP2990599A JP2000225677A JP 2000225677 A JP2000225677 A JP 2000225677A JP 2990599 A JP2990599 A JP 2990599A JP 2990599 A JP2990599 A JP 2990599A JP 2000225677 A JP2000225677 A JP 2000225677A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 感度、耐刷力及び印刷の汚れ性能に優れる新
規な平版印刷版の製造方法及び該平版印刷版を使用した
印刷機上で現像できる印刷方法を提供する。 【解決手段】 支持体上にジアゾ化合物(又はジアゾ
スルホネート化合物)を含有する画像記録層を有する平
版印刷版材料の該画像記録層に還元剤(又はカップリン
グ剤)を供給することにより平版印刷版を製造する方
法。上記平版印刷版材料に光又は熱を画像状に与え、
該画像記録層の表面にジアゾ化合物の還元剤(又はカッ
プリング剤)を供給し、印刷機の印刷シリンダー上に設
置し、湿し水及び/又はインキを供給し、インキを該画
像記録層から受容要素に移す。ジアゾ化合物を含有す
る画像記録層の表面にジアゾ化合物の還元剤を画像様に
インクジェット方式により供給し、光又は熱を画像記録
層に与え、印刷機の印刷シリンダー上に設置し、湿し水
及び/又はインキを供給し、インキを受容要素に移す。
規な平版印刷版の製造方法及び該平版印刷版を使用した
印刷機上で現像できる印刷方法を提供する。 【解決手段】 支持体上にジアゾ化合物(又はジアゾ
スルホネート化合物)を含有する画像記録層を有する平
版印刷版材料の該画像記録層に還元剤(又はカップリン
グ剤)を供給することにより平版印刷版を製造する方
法。上記平版印刷版材料に光又は熱を画像状に与え、
該画像記録層の表面にジアゾ化合物の還元剤(又はカッ
プリング剤)を供給し、印刷機の印刷シリンダー上に設
置し、湿し水及び/又はインキを供給し、インキを該画
像記録層から受容要素に移す。ジアゾ化合物を含有す
る画像記録層の表面にジアゾ化合物の還元剤を画像様に
インクジェット方式により供給し、光又は熱を画像記録
層に与え、印刷機の印刷シリンダー上に設置し、湿し水
及び/又はインキを供給し、インキを受容要素に移す。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は平版印刷版の製造方
法に関し、詳しくは、印刷機上で現像される平版印刷版
材料の製造方法及び該平版印刷版材料を使用した印刷物
の製造方法に関する。
法に関し、詳しくは、印刷機上で現像される平版印刷版
材料の製造方法及び該平版印刷版材料を使用した印刷物
の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】特開平9−179311号公報には、加
水分解テトラアルキルオルトシリケートにより架橋され
た親水性結合剤を含むインキ忌避層、及びジアゾニウム
塩又はジアゾ樹脂を含む感光層を有する画像形成要素を
画像様に露光し、印刷シリンダーに取り付け水性湿し液
及び/又はインキを供給することにより現像する段階を
含む平版印刷版の作製方法が開示されている。
水分解テトラアルキルオルトシリケートにより架橋され
た親水性結合剤を含むインキ忌避層、及びジアゾニウム
塩又はジアゾ樹脂を含む感光層を有する画像形成要素を
画像様に露光し、印刷シリンダーに取り付け水性湿し液
及び/又はインキを供給することにより現像する段階を
含む平版印刷版の作製方法が開示されている。
【0003】また、特開平9−211852号公報に
は、プラスチック支持体に橋かけ結合された親水性結合
剤を含んでなるインキ反撥層及びジアゾニウム塩又はジ
アゾ樹脂を含む感光層を有する像形成要素を画像様に露
光し、印刷シリンダーに取り付け水性湿し液及び/又は
インキを供給することにより現像する段階を含む平版印
刷版の作製方法が開示されている。
は、プラスチック支持体に橋かけ結合された親水性結合
剤を含んでなるインキ反撥層及びジアゾニウム塩又はジ
アゾ樹脂を含む感光層を有する像形成要素を画像様に露
光し、印刷シリンダーに取り付け水性湿し液及び/又は
インキを供給することにより現像する段階を含む平版印
刷版の作製方法が開示されている。
【0004】しかしながら、これらの技術は、感度、耐
刷力及び印刷汚れにおいてかならずしも十分とはいえな
い。
刷力及び印刷汚れにおいてかならずしも十分とはいえな
い。
【0005】特開平9−136395号公報には、平版
ベースの親水性表面上のアリールジザオスルホネート単
位を含む感光性ポリマーを含む感光層を有する画像形成
要素を画像様に露光し、印刷シリンダーに取り付け水性
湿し液及び/又はインキを供給することにより現像する
段階を含む平版印刷版の作製方法が開示されている。
ベースの親水性表面上のアリールジザオスルホネート単
位を含む感光性ポリマーを含む感光層を有する画像形成
要素を画像様に露光し、印刷シリンダーに取り付け水性
湿し液及び/又はインキを供給することにより現像する
段階を含む平版印刷版の作製方法が開示されている。
【0006】しかし、この技術にも、感度、耐刷力及び
印刷汚れに改善の余地がある。
印刷汚れに改善の余地がある。
【0007】
【本発明が解決しようとする課題】本発明は上記従来の
技術の課題を改善することを目的とするもので、本発明
の目的は、感度、耐刷力及び印刷の汚れ性能に優れる新
規な平版印刷版の製造方法及び該平版印刷版を使用した
印刷方法を提供することである。また、本発明の目的
は、印刷機上で現像できるという意味において環境適性
及び作業性に優れる平版印刷版の製造方法及び該平版印
刷版を使用した印刷方法を提供することである。
技術の課題を改善することを目的とするもので、本発明
の目的は、感度、耐刷力及び印刷の汚れ性能に優れる新
規な平版印刷版の製造方法及び該平版印刷版を使用した
印刷方法を提供することである。また、本発明の目的
は、印刷機上で現像できるという意味において環境適性
及び作業性に優れる平版印刷版の製造方法及び該平版印
刷版を使用した印刷方法を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的を達成
する本発明の構成は下記1〜5である。
する本発明の構成は下記1〜5である。
【0009】1.支持体上にジアゾ化合物を含有する画
像記録層を有する平版印刷版材料の該画像記録層に還元
剤を供給することにより平版印刷版を製造する方法。
像記録層を有する平版印刷版材料の該画像記録層に還元
剤を供給することにより平版印刷版を製造する方法。
【0010】2.支持体上にジアゾ化合物を含有する画
像記録層を有する平版印刷版材料を用いて下記(1)〜
(3)のいずれかの手順で印刷物を製造する方法。
像記録層を有する平版印刷版材料を用いて下記(1)〜
(3)のいずれかの手順で印刷物を製造する方法。
【0011】(1)上記画像記録層に光及び熱の少な
くとも一方のエネルギーを画像状に与え、該画像記録
層の表面にジアゾ化合物の還元剤を供給し、印刷機の
印刷シリンダー上に設置し、湿し水及び/又はインキ
を該画像記録層に供給し、インキを該画像記録層から
受容要素に移す。
くとも一方のエネルギーを画像状に与え、該画像記録
層の表面にジアゾ化合物の還元剤を供給し、印刷機の
印刷シリンダー上に設置し、湿し水及び/又はインキ
を該画像記録層に供給し、インキを該画像記録層から
受容要素に移す。
【0012】(2)上記画像記録層に光及び熱の少な
くとも一方のエネルギーを画像状に与え、印刷機の印
刷シリンダー上に設置し、該画像記録層の表面にジア
ゾ化合物の還元剤を供給し、湿し水及び/又はインキ
を該画像記録層に供給し、インキを該画像記録層から
受容要素に移す。
くとも一方のエネルギーを画像状に与え、印刷機の印
刷シリンダー上に設置し、該画像記録層の表面にジア
ゾ化合物の還元剤を供給し、湿し水及び/又はインキ
を該画像記録層に供給し、インキを該画像記録層から
受容要素に移す。
【0013】(3)上記平版印刷版材料を印刷機の印
刷シリンダー上に設置し、その画像記録層に光及び熱
の少なくとも一方のエネルギーを画像状に与え、該画
像記録層の表面にジアゾ化合物の還元剤を供給し、湿
し水及び/又はインキを該画像記録層に供給し、イン
キを該画像記録層から受容要素に移す。
刷シリンダー上に設置し、その画像記録層に光及び熱
の少なくとも一方のエネルギーを画像状に与え、該画
像記録層の表面にジアゾ化合物の還元剤を供給し、湿
し水及び/又はインキを該画像記録層に供給し、イン
キを該画像記録層から受容要素に移す。
【0014】3.支持体上にジアゾ化合物を含有する画
像記録層を有する平版印刷版材料を用いて下記(1)〜
(2)のいずれかの手順で印刷物を製造する方法。
像記録層を有する平版印刷版材料を用いて下記(1)〜
(2)のいずれかの手順で印刷物を製造する方法。
【0015】(1)上記画像記録層の表面にジアゾ化
合物の還元剤を画像様にインクジェット方式により供給
し、光及び熱の少なくとも一方のエネルギーを画像記
録層に与え、該画像記録層を有する平版印刷版を印刷
機の印刷シリンダー上に設置し、湿し水及び/又はイ
ンキを該画像記録層に供給し、インキを該画像記録層
から受容要素に移す。
合物の還元剤を画像様にインクジェット方式により供給
し、光及び熱の少なくとも一方のエネルギーを画像記
録層に与え、該画像記録層を有する平版印刷版を印刷
機の印刷シリンダー上に設置し、湿し水及び/又はイ
ンキを該画像記録層に供給し、インキを該画像記録層
から受容要素に移す。
【0016】(2)上記平版印刷版材料を印刷機の印
刷シリンダー上に設置し、その画像記録層の表面にジ
アゾ化合物の還元剤を画像様にインクジェット方式によ
り供給し、光及び熱の少なくとも一方のエネルギーを
該画像記録層に与え、湿し水及び/又はインキを該画
像記録層に供給し、インキを該画像記録層から受容要
素に移す。
刷シリンダー上に設置し、その画像記録層の表面にジ
アゾ化合物の還元剤を画像様にインクジェット方式によ
り供給し、光及び熱の少なくとも一方のエネルギーを
該画像記録層に与え、湿し水及び/又はインキを該画
像記録層に供給し、インキを該画像記録層から受容要
素に移す。
【0017】4.支持体上にジアゾスルホネート化合物
を含有する画像記録層を有する平版印刷版材料の該画像
記録層にカップリング剤を含有するアルカリ水を供給す
ることにより平版印刷版を製造する方法。
を含有する画像記録層を有する平版印刷版材料の該画像
記録層にカップリング剤を含有するアルカリ水を供給す
ることにより平版印刷版を製造する方法。
【0018】5.支持体上にジアゾスルホネート化合物
を含有する画像記録層を有する平版印刷版材料を用いて
下記(1)又は(2)のいずれかの手順で印刷物を製造
する方法。
を含有する画像記録層を有する平版印刷版材料を用いて
下記(1)又は(2)のいずれかの手順で印刷物を製造
する方法。
【0019】(1)上記平版印刷版材料の画像記録層
に光及び熱の少なくとも一方のエネルギーを画像状に与
え、印刷機の印刷シリンダー上に設置し、カップリ
ング剤を含有するアルカリ湿し水及び/又はインキを該
画像記録層に供給し、インキを該画像記録層から受容
要素に移す。
に光及び熱の少なくとも一方のエネルギーを画像状に与
え、印刷機の印刷シリンダー上に設置し、カップリ
ング剤を含有するアルカリ湿し水及び/又はインキを該
画像記録層に供給し、インキを該画像記録層から受容
要素に移す。
【0020】(2)上記平版印刷版材料を印刷機の印
刷シリンダー上に設置し、光及び熱の少なくとも一方
のエネルギーを画像状に与え、カップリング剤を含有
するアルカリ湿し水及び/又はインキを該画像記録層に
供給し、インキを該画像記録層から受容要素に移す。
刷シリンダー上に設置し、光及び熱の少なくとも一方
のエネルギーを画像状に与え、カップリング剤を含有
するアルカリ湿し水及び/又はインキを該画像記録層に
供給し、インキを該画像記録層から受容要素に移す。
【0021】請求項1〜3に係る発明によれば、画像記
録層は、露光により親水性から親油性に変化し、非露光
部は還元剤により光や熱に安定で親水性のジアゾスルホ
ネート化合物に変化し、感度、耐刷力及び印刷の汚れ性
能が向上する。
録層は、露光により親水性から親油性に変化し、非露光
部は還元剤により光や熱に安定で親水性のジアゾスルホ
ネート化合物に変化し、感度、耐刷力及び印刷の汚れ性
能が向上する。
【0022】請求項4又は5に係る発明によれば、ジア
ゾスルホネート化合物と、露光及びカップリング剤含有
アルカリ性湿し水により親水性から親油性に変化する。
これにより、従来に比し、感度、耐刷力及び印刷汚れ性
能が向上する。
ゾスルホネート化合物と、露光及びカップリング剤含有
アルカリ性湿し水により親水性から親油性に変化する。
これにより、従来に比し、感度、耐刷力及び印刷汚れ性
能が向上する。
【0023】以下、本発明について詳述する。
【0024】請求項1〜5に係る発明の平版印刷版材料
の支持体は陽極酸化アルミニウムであってよい。特に好
適な支持体は電気化学的に粒状化され、そして陽極酸化
されたアルミニウム支持体である。本発明において、陽
極酸化アルミニウム支持体を処理してその表面の親水性
質を改良してもよい。例えば、アルミニウム支持体の表
面を珪酸ナトリウム溶液で例えば95℃の如き高められ
た温度において処理することにより該支持体を珪酸塩処
理してもよい。或いは、酸化アルミニウム表面をさらに
無機弗化物を含有していてもよい燐酸塩溶液で処理する
ことを含む燐酸塩処理を適用してもよい。さらに、酸化
アルミニウム表面をクエン酸またはクエン酸塩溶液です
すいでもよい。この処理は室温で行ってもよくまたは約
30〜50℃のわずかに高められた温度において行うこ
ともできる。さらに興味ある処理は炭酸水素塩溶液を用
いる酸化アルミニウム表面のすすぎを含む、1つもしく
はそれ以上のこれらの後処理を単独でまたは組み合わせ
て行うこともできる。
の支持体は陽極酸化アルミニウムであってよい。特に好
適な支持体は電気化学的に粒状化され、そして陽極酸化
されたアルミニウム支持体である。本発明において、陽
極酸化アルミニウム支持体を処理してその表面の親水性
質を改良してもよい。例えば、アルミニウム支持体の表
面を珪酸ナトリウム溶液で例えば95℃の如き高められ
た温度において処理することにより該支持体を珪酸塩処
理してもよい。或いは、酸化アルミニウム表面をさらに
無機弗化物を含有していてもよい燐酸塩溶液で処理する
ことを含む燐酸塩処理を適用してもよい。さらに、酸化
アルミニウム表面をクエン酸またはクエン酸塩溶液です
すいでもよい。この処理は室温で行ってもよくまたは約
30〜50℃のわずかに高められた温度において行うこ
ともできる。さらに興味ある処理は炭酸水素塩溶液を用
いる酸化アルミニウム表面のすすぎを含む、1つもしく
はそれ以上のこれらの後処理を単独でまたは組み合わせ
て行うこともできる。
【0025】本発明に関する他の態様によると、支持体
は橋かけ結合された親水性層が付与された柔軟な支持
体、例えば紙またはプラスチックフィルムを含む。特に
適する橋かけ結合された親水性層は例えばホルムアルデ
ヒド、グリオキサル、ポリイソシアナートまたは加水分
解されたオルト珪酸テトラ−アルキルの如き橋かけ結合
剤で橋かけ結合された親水性結合剤から得られる。後者
が特に好ましい。
は橋かけ結合された親水性層が付与された柔軟な支持
体、例えば紙またはプラスチックフィルムを含む。特に
適する橋かけ結合された親水性層は例えばホルムアルデ
ヒド、グリオキサル、ポリイソシアナートまたは加水分
解されたオルト珪酸テトラ−アルキルの如き橋かけ結合
剤で橋かけ結合された親水性結合剤から得られる。後者
が特に好ましい。
【0026】親水性結合剤として、親水性(共)重合
体、例えば、ビニルアルコール、アクリルアミド、メチ
ロールアクリルアミド、メチロールメタクリルアミド、
アクリル酸、メタクリル酸、アクリル酸ヒドロキシエチ
ル、メタクリル酸ヒドロキシエチルのホモ重合体および
共重合体または無水マレイン酸/ビニルメチルエーテル
共重合体を使用できる。好適には使用される(共)重合
体または(共)重合体混合物の親水性は少なくとも60
重量%の、好適には80重量%の程度まで加水分解され
たポリ酢酸ビニルの親水性と同じであるかまたはそれよ
り高い。
体、例えば、ビニルアルコール、アクリルアミド、メチ
ロールアクリルアミド、メチロールメタクリルアミド、
アクリル酸、メタクリル酸、アクリル酸ヒドロキシエチ
ル、メタクリル酸ヒドロキシエチルのホモ重合体および
共重合体または無水マレイン酸/ビニルメチルエーテル
共重合体を使用できる。好適には使用される(共)重合
体または(共)重合体混合物の親水性は少なくとも60
重量%の、好適には80重量%の程度まで加水分解され
たポリ酢酸ビニルの親水性と同じであるかまたはそれよ
り高い。
【0027】橋かけ結合剤、特にオルト珪酸テトラアル
キルの量は1重量部の親水性結合剤当たり少なくとも
0.2重量部、好適には0.5〜5重量部の間、より好
適には1.0重量部〜3重量部の間である。
キルの量は1重量部の親水性結合剤当たり少なくとも
0.2重量部、好適には0.5〜5重量部の間、より好
適には1.0重量部〜3重量部の間である。
【0028】支持体中の橋かけ結合された親水性層は好
適には、層の機械的強度および多孔性を高める物質も含
有する。この目的のためには、コロイド状シリカを使用
できる。使用されるコロイド状シリカは例えば40nm
までの、例えば20nmの平均粒子寸法を有するコロイ
ド状シリカの市販の入手可能な水−分散液の形態であっ
てよい。さらに、コロイド状シリカより大きい寸法の不
活性粒子、例えばJ.Colloid and Int
erface Sci.,Vol.26,1968,p
ages 62−69に記載されたStoeberによ
り製造されたシリカまたは二酸化チタンもしくは他の重
金属酸化物の粒子である少なくとも100nmの平均直
径を有する粒子を加えることもできる。これらの粒子を
加えることにより、橋かけ結合された親水性層の表面に
顕微鏡的な凹凸からなる均一なざらざらしたきめが与え
られ、それらが背景部分における水のための貯蔵場所と
して作用する。
適には、層の機械的強度および多孔性を高める物質も含
有する。この目的のためには、コロイド状シリカを使用
できる。使用されるコロイド状シリカは例えば40nm
までの、例えば20nmの平均粒子寸法を有するコロイ
ド状シリカの市販の入手可能な水−分散液の形態であっ
てよい。さらに、コロイド状シリカより大きい寸法の不
活性粒子、例えばJ.Colloid and Int
erface Sci.,Vol.26,1968,p
ages 62−69に記載されたStoeberによ
り製造されたシリカまたは二酸化チタンもしくは他の重
金属酸化物の粒子である少なくとも100nmの平均直
径を有する粒子を加えることもできる。これらの粒子を
加えることにより、橋かけ結合された親水性層の表面に
顕微鏡的な凹凸からなる均一なざらざらしたきめが与え
られ、それらが背景部分における水のための貯蔵場所と
して作用する。
【0029】この態様に従う支持体中の橋かけ結合され
た親水性層の厚さは0.2〜25μmの範囲で変動でき
そして好適には1〜10μmである。
た親水性層の厚さは0.2〜25μmの範囲で変動でき
そして好適には1〜10μmである。
【0030】使用に適する橋かけ結合された親水性層の
特別な例はEP−A 601240、英国特許第1,4
19,512号、フランス特許第2,300,354
号、米国特許第3,971,660号、米国特許第4,
284,705号およびEP−A 514490に開示
されている。
特別な例はEP−A 601240、英国特許第1,4
19,512号、フランス特許第2,300,354
号、米国特許第3,971,660号、米国特許第4,
284,705号およびEP−A 514490に開示
されている。
【0031】この態様に関する支持体の柔軟な支持体と
して、プラスチックフィルム、例えば基質にされるポリ
エチレンテレフタレートフィルム、酢酸セルロースフィ
ルム、ポリスチレンフィルム、ポリカーボネートフィル
ムなどを使用することが特に好ましい。プラスチックフ
ィルム支持体は不透明であってもまたは透明であっても
よい。
して、プラスチックフィルム、例えば基質にされるポリ
エチレンテレフタレートフィルム、酢酸セルロースフィ
ルム、ポリスチレンフィルム、ポリカーボネートフィル
ムなどを使用することが特に好ましい。プラスチックフ
ィルム支持体は不透明であってもまたは透明であっても
よい。
【0032】接着性改良層が付与されたポリエステルフ
ィルム支持体を使用することが特に好ましい。使用に特
に適する接着性改良層はEP−A 619524、EP
−A620502およびEP−A 619525に開示
されている親水性結合剤およびコロイド状シリカであ
る。好適には、接着性改良層中のシリカの量は1m2当
たり200mgないし1m2当たり750mgの間であ
る。さらに、シリカ対親水性結合剤の比は好適には1よ
り大きくそしてコロイド状シリカの表面積は好適には1
グラム当たり少なくとも300m2、より好適には1グ
ラム当たり500m2の表面積である。
ィルム支持体を使用することが特に好ましい。使用に特
に適する接着性改良層はEP−A 619524、EP
−A620502およびEP−A 619525に開示
されている親水性結合剤およびコロイド状シリカであ
る。好適には、接着性改良層中のシリカの量は1m2当
たり200mgないし1m2当たり750mgの間であ
る。さらに、シリカ対親水性結合剤の比は好適には1よ
り大きくそしてコロイド状シリカの表面積は好適には1
グラム当たり少なくとも300m2、より好適には1グ
ラム当たり500m2の表面積である。
【0033】請求項1〜3に係る発明において画像記録
層が含有するジアゾ化合物として、低分子ジアゾニウム
塩及びジアゾ樹脂が挙げられる。低分子量ジアゾニウム
塩の例は:ベンジジンテトラゾニウムクロリド、3,
3′−ジメチルベンジジンテトラゾニウムクロリド、
3,3′−ジメトキシベンジジンテトラゾニウムクロリ
ド、4,4′−ジアミノジフェニルアミンテトラゾニウ
ムクロリド、3,3′−ジエチルベンジジンテトラゾニ
ウムサルフェート、4−アミノジフェニルアミンジアゾ
ニウムサルフェート、4−アミノジフェニルアミンジア
ゾニウムクロリド、4−ピペリジノアニリンジアゾニウ
ムサルフェート、4−ジエチルアミノアニリンジアゾニ
ウムサルフェート、ならびにジアゾジフェニルアミン及
びホルムアルデヒドのオリゴマー縮合生成物を含む。
層が含有するジアゾ化合物として、低分子ジアゾニウム
塩及びジアゾ樹脂が挙げられる。低分子量ジアゾニウム
塩の例は:ベンジジンテトラゾニウムクロリド、3,
3′−ジメチルベンジジンテトラゾニウムクロリド、
3,3′−ジメトキシベンジジンテトラゾニウムクロリ
ド、4,4′−ジアミノジフェニルアミンテトラゾニウ
ムクロリド、3,3′−ジエチルベンジジンテトラゾニ
ウムサルフェート、4−アミノジフェニルアミンジアゾ
ニウムサルフェート、4−アミノジフェニルアミンジア
ゾニウムクロリド、4−ピペリジノアニリンジアゾニウ
ムサルフェート、4−ジエチルアミノアニリンジアゾニ
ウムサルフェート、ならびにジアゾジフェニルアミン及
びホルムアルデヒドのオリゴマー縮合生成物を含む。
【0034】本発明で有用なジアゾ樹脂の例は感光性物
質としての芳香族ジアゾニウム塩の縮合生成物を含む。
そのような縮合生成物は既知であり、例えばドイツ特許
第1214086号に記載されている。それらは一般に
強酸媒体中における多核芳香族ジアゾニウム化合物、好
ましくは置換もしくは非置換ジフェニルアミン−4−ジ
アゾニウム塩の、活性カルボニル化合物、好ましくはホ
ルムアルデヒドとの縮合により製造される。
質としての芳香族ジアゾニウム塩の縮合生成物を含む。
そのような縮合生成物は既知であり、例えばドイツ特許
第1214086号に記載されている。それらは一般に
強酸媒体中における多核芳香族ジアゾニウム化合物、好
ましくは置換もしくは非置換ジフェニルアミン−4−ジ
アゾニウム塩の、活性カルボニル化合物、好ましくはホ
ルムアルデヒドとの縮合により製造される。
【0035】また、ジアゾ化合物として、KOSAR
著、Light−SensitiveSystems
(John Wiley & Sons,Inc.,1
965)を参照できる。
著、Light−SensitiveSystems
(John Wiley & Sons,Inc.,1
965)を参照できる。
【0036】請求項1〜3に係る発明における画像記録
層としては、親水性バインダー及びジアゾ化合物が基本
成分である。
層としては、親水性バインダー及びジアゾ化合物が基本
成分である。
【0037】親水性バインダーとしては、親水性(コ)
ポリマー、例えばビニルアルコール、アクリルアミド、
メチロールアクリルアミドメチロールアクリルアミド、
メチロールメタクリルアミド、アクリル酸、メタクリル
酸、ヒドロキシエチルアクリレート、ヒドロキシエチル
メタクリレートのホモポリマー及びコポリマーを用いる
ことができる。用いられる(コ)ポリマー又は(コ)ポ
リマー混合物の親水度は、少なくとも60重量%、好ま
しくは80重量%の程度まで加水分解さえたポリ酢酸ビ
ニルの親水度と同じか、又はそれより高いのが好まし
い。親水性支持体の親水性層が兼ねることもできる。
ポリマー、例えばビニルアルコール、アクリルアミド、
メチロールアクリルアミドメチロールアクリルアミド、
メチロールメタクリルアミド、アクリル酸、メタクリル
酸、ヒドロキシエチルアクリレート、ヒドロキシエチル
メタクリレートのホモポリマー及びコポリマーを用いる
ことができる。用いられる(コ)ポリマー又は(コ)ポ
リマー混合物の親水度は、少なくとも60重量%、好ま
しくは80重量%の程度まで加水分解さえたポリ酢酸ビ
ニルの親水度と同じか、又はそれより高いのが好まし
い。親水性支持体の親水性層が兼ねることもできる。
【0038】画像記録層には上記成分の他に赤外吸収剤
等を含有させることができる。赤外吸収剤はジアゾ化合
物と別の層(隣接層)に含有させてもよい。その他画像
記録層には、上記のような素材の他、必要に応じて更に
染料、顔料等の色材、増感剤、可塑剤、界面活性剤など
を添加することができる。
等を含有させることができる。赤外吸収剤はジアゾ化合
物と別の層(隣接層)に含有させてもよい。その他画像
記録層には、上記のような素材の他、必要に応じて更に
染料、顔料等の色材、増感剤、可塑剤、界面活性剤など
を添加することができる。
【0039】前記各成分を下記の溶媒に溶解させ、更に
これを支持体の表面に塗布・乾燥させることにより画像
記録層を設けて平版印刷版材料が作製される。
これを支持体の表面に塗布・乾燥させることにより画像
記録層を設けて平版印刷版材料が作製される。
【0040】画像記録層の各成分を溶解する際に使用し
得る溶媒としては、水、メチルセロソルブ、メチルセロ
ソルブアセテート、エチルセロソルブ、エチルセロソル
ブアセテート等のセロソルブ類、ジメチルホルムアミ
ド、ジメチルスルホキシド、ジオキサン、アセトン、シ
クロヘキサノン、トリクロロエチレン、メチルエチルケ
トン等が挙げられる。これら溶媒は、単独で或いは2種
以上混合して使用することができる。
得る溶媒としては、水、メチルセロソルブ、メチルセロ
ソルブアセテート、エチルセロソルブ、エチルセロソル
ブアセテート等のセロソルブ類、ジメチルホルムアミ
ド、ジメチルスルホキシド、ジオキサン、アセトン、シ
クロヘキサノン、トリクロロエチレン、メチルエチルケ
トン等が挙げられる。これら溶媒は、単独で或いは2種
以上混合して使用することができる。
【0041】塗布方法としては、従来公知の方法、例え
ば回転塗布、ワイヤーバー塗布、ディップ塗布、エアー
ナイフ塗布、ロール塗布、ブレード塗布及びカーテン塗
布等が可能である。塗布量は用途により異なるが、画像
記録層の固形分としては0.15〜10g/m2の範囲
が好ましい。
ば回転塗布、ワイヤーバー塗布、ディップ塗布、エアー
ナイフ塗布、ロール塗布、ブレード塗布及びカーテン塗
布等が可能である。塗布量は用途により異なるが、画像
記録層の固形分としては0.15〜10g/m2の範囲
が好ましい。
【0042】支持体上にジアゾ化合物を含有する画像記
録層を有する平版印刷版材料を用い、該画像記録層にジ
アゾ化合物の還元剤を供給して平版印刷版を製造する方
法に用いる還元剤としては、従来公知のものが用いられ
るが、亜硫酸塩が好ましく用いられ、亜硫酸ナトリウ
ム、亜硫酸カリウム、亜硫酸リチウム等のアルカリ金属
塩や亜硫酸マグネシウム等のアルカリ土類金属塩が水溶
液で供給される。一般に、該水溶液の亜硫酸塩濃度は5
〜20重量%、供給量は0.01〜1ピコl/滴の範囲
が適当である。
録層を有する平版印刷版材料を用い、該画像記録層にジ
アゾ化合物の還元剤を供給して平版印刷版を製造する方
法に用いる還元剤としては、従来公知のものが用いられ
るが、亜硫酸塩が好ましく用いられ、亜硫酸ナトリウ
ム、亜硫酸カリウム、亜硫酸リチウム等のアルカリ金属
塩や亜硫酸マグネシウム等のアルカリ土類金属塩が水溶
液で供給される。一般に、該水溶液の亜硫酸塩濃度は5
〜20重量%、供給量は0.01〜1ピコl/滴の範囲
が適当である。
【0043】請求項2に係る発明においては、下記
(1)〜(3)のいずれかの手順で印刷物を製造する。
(1)〜(3)のいずれかの手順で印刷物を製造する。
【0044】(1)上記画像記録層に光及び熱の少な
くとも一方のエネルギーを画像状に与え、該画像記録
層の表面にジアゾ化合物の還元剤を供給し、印刷機の
印刷シリンダー上に設置し、湿し水及び/又はインキ
を該画像記録層に供給し、インキを該画像記録層から
受容要素に移す。
くとも一方のエネルギーを画像状に与え、該画像記録
層の表面にジアゾ化合物の還元剤を供給し、印刷機の
印刷シリンダー上に設置し、湿し水及び/又はインキ
を該画像記録層に供給し、インキを該画像記録層から
受容要素に移す。
【0045】(2)上記画像記録層に光及び熱の少な
くとも一方のエネルギーを画像状に与え、印刷機の印
刷シリンダー上に設置し、該画像記録層の表面にジア
ゾ化合物の還元剤を供給し、湿し水及び/又はインキ
を該画像記録層に供給し、インキを該画像記録層から
受容要素に移す。
くとも一方のエネルギーを画像状に与え、印刷機の印
刷シリンダー上に設置し、該画像記録層の表面にジア
ゾ化合物の還元剤を供給し、湿し水及び/又はインキ
を該画像記録層に供給し、インキを該画像記録層から
受容要素に移す。
【0046】(3)上記平版印刷版材料を印刷機の印
刷シリンダー上に設置し、その画像記録層に光及び熱
の少なくとも一方のエネルギーを画像状に与え、該画
像記録層の表面にジアゾ化合物の還元剤を供給し、湿
し水及び/又はインキを該画像記録層に供給し、イン
キを該画像記録層から受容要素に移す。
刷シリンダー上に設置し、その画像記録層に光及び熱
の少なくとも一方のエネルギーを画像状に与え、該画
像記録層の表面にジアゾ化合物の還元剤を供給し、湿
し水及び/又はインキを該画像記録層に供給し、イン
キを該画像記録層から受容要素に移す。
【0047】上記において、ジアゾ化合物の還元剤の供
給方法としては、還元剤の水溶液をロール、スプレー、
インクジェット等で供給することができる。該ロール、
スプレーは印刷機に内蔵することが好ましい。
給方法としては、還元剤の水溶液をロール、スプレー、
インクジェット等で供給することができる。該ロール、
スプレーは印刷機に内蔵することが好ましい。
【0048】請求項3に係る発明においては、下記
(1)〜(2)のいずれかの手順で印刷物を製造する。
(1)〜(2)のいずれかの手順で印刷物を製造する。
【0049】(1)上記画像記録層の表面にジアゾ化
合物の還元剤を画像様にインクジェット方式により供給
し、光及び熱の少なくとも一方のエネルギーを画像記
録層に与え、該画像記録層を有する平版印刷版を印刷
機の印刷シリンダー上に設置し、湿し水及び/又はイ
ンキを該画像記録層に供給し、インキを該画像記録層
から受容要素に移す。
合物の還元剤を画像様にインクジェット方式により供給
し、光及び熱の少なくとも一方のエネルギーを画像記
録層に与え、該画像記録層を有する平版印刷版を印刷
機の印刷シリンダー上に設置し、湿し水及び/又はイ
ンキを該画像記録層に供給し、インキを該画像記録層
から受容要素に移す。
【0050】(2)上記平版印刷版材料を印刷機の印
刷シリンダー上に設置し、その画像記録層の表面にジ
アゾ化合物の還元剤を画像様にインクジェット方式によ
り供給し、光及び熱の少なくとも一方のエネルギーを
該画像記録層に与え、湿し水及び/又はインキを該画
像記録層に供給し、インキを該画像記録層から受容要
素に移す。
刷シリンダー上に設置し、その画像記録層の表面にジ
アゾ化合物の還元剤を画像様にインクジェット方式によ
り供給し、光及び熱の少なくとも一方のエネルギーを
該画像記録層に与え、湿し水及び/又はインキを該画
像記録層に供給し、インキを該画像記録層から受容要
素に移す。
【0051】インクジェット方式としては、公知の方
法、例えば、電子写真学会誌第34巻第3号、p.21
3(1995)、インクジェットプリンター技術と材料
(甘利武司監修、シーエムシー、1998)等の文献に
記載した方法が用いられる。
法、例えば、電子写真学会誌第34巻第3号、p.21
3(1995)、インクジェットプリンター技術と材料
(甘利武司監修、シーエムシー、1998)等の文献に
記載した方法が用いられる。
【0052】請求項4又は5に係る発明において画像記
録層に用いるジアゾスルホネート化合物として、J.K
OSAR著、Light−Sensitive Sys
tems(John Wiley & Sons,In
c.,1965)に記載された化合物を使用することで
きる。、また、該ジアゾスルホネート化合物として、ア
リールジアゾスルホネート単位を含む感光性ポリマーを
好ましく使用できる。該感光性ポリマーは次の一般式
(1)で表されるアリールジアゾスルホネート単位を有
するポリマーであるのが好ましい。
録層に用いるジアゾスルホネート化合物として、J.K
OSAR著、Light−Sensitive Sys
tems(John Wiley & Sons,In
c.,1965)に記載された化合物を使用することで
きる。、また、該ジアゾスルホネート化合物として、ア
リールジアゾスルホネート単位を含む感光性ポリマーを
好ましく使用できる。該感光性ポリマーは次の一般式
(1)で表されるアリールジアゾスルホネート単位を有
するポリマーであるのが好ましい。
【0053】
【化1】
【0054】一般式(1)において、R0、R1及びR2
は各々水素原子、アルキル基、ニトリル基又はハロゲン
原子例えばClを示し、Lは2価の連結基を表し、nは
0又は1を示し、Aはアリール基を示し、Mはカチオン
を表す。
は各々水素原子、アルキル基、ニトリル基又はハロゲン
原子例えばClを示し、Lは2価の連結基を表し、nは
0又は1を示し、Aはアリール基を示し、Mはカチオン
を表す。
【0055】Lは:−(X)t−CONR3−、−(X)
t−COO−、−X−及び−(X)t−CO−[式中、t
は0又は1を示し、R3は水素、アルキル基又はアリー
ル基を示し、Xはアルキレン基、アリーレン基、アルキ
レンオキシ基、アリーレンオキシ基、アルキレンチオ
基、アリーレンチオ基、アルキレンアミノ基、アリーレ
ンアミノ基、酸素、硫黄又はアミノ基を示す]から成る
群より選ばれる2価の連結基を示すのが好ましい。
t−COO−、−X−及び−(X)t−CO−[式中、t
は0又は1を示し、R3は水素、アルキル基又はアリー
ル基を示し、Xはアルキレン基、アリーレン基、アルキ
レンオキシ基、アリーレンオキシ基、アルキレンチオ
基、アリーレンチオ基、アルキレンアミノ基、アリーレ
ンアミノ基、酸素、硫黄又はアミノ基を示す]から成る
群より選ばれる2価の連結基を示すのが好ましい。
【0056】Aは非置換アリール基、例えば非置換フェ
ニル基、あるいは1つ又はそれ以上のアルキル基、アリ
ール基、アルコキシ基、アリールオキシ基又はアミノ基
により置換されたアリール基、例えばフェニルを示すの
が好ましい。
ニル基、あるいは1つ又はそれ以上のアルキル基、アリ
ール基、アルコキシ基、アリールオキシ基又はアミノ基
により置換されたアリール基、例えばフェニルを示すの
が好ましい。
【0057】MはNH4 +などのカチオン、あるいは金属
イオン、例えばAl、Cu、Zn、アルカリ土類金属又
はアルカリ金属のカチオンを示すのが好ましい。
イオン、例えばAl、Cu、Zn、アルカリ土類金属又
はアルカリ金属のカチオンを示すのが好ましい。
【0058】アリールジアゾスルホネート単位を有する
ポリマーは、対応するモノマーのラジカル重合により得
るのが好ましい。適したモノマーはEP−A 3393
93及びEP−A 507008に開示されている。特
定の例は次のとおりである:
ポリマーは、対応するモノマーのラジカル重合により得
るのが好ましい。適したモノマーはEP−A 3393
93及びEP−A 507008に開示されている。特
定の例は次のとおりである:
【0059】
【化2】
【0060】
【化3】
【0061】
【化4】
【0062】
【化5】
【0063】例えば上記に開示されているようなアリー
ルジアゾスルホネートモノマーは単独重合させることが
でき、あるいは他のアリールジアゾスルホネートモノマ
ーと、及び/又はビニルモノマー、例えば(メタ)アク
リル酸もしくはそれらのエステル類、(メタ)アクリル
アミド、アクリロニトリル、酢酸ビニル、塩化ビニル、
塩化ビニリデン、スチレン、アルファ−メチルスチレン
などと共重合させることができる。しかしコポリマーの
場合、ポリマーの水溶性を損なわないように注意しなけ
ればならない。本発明に関連するポリマーにおけるアリ
ールジアゾスルホネート基の量は10モル%〜60モル
%であるのが好ましい。
ルジアゾスルホネートモノマーは単独重合させることが
でき、あるいは他のアリールジアゾスルホネートモノマ
ーと、及び/又はビニルモノマー、例えば(メタ)アク
リル酸もしくはそれらのエステル類、(メタ)アクリル
アミド、アクリロニトリル、酢酸ビニル、塩化ビニル、
塩化ビニリデン、スチレン、アルファ−メチルスチレン
などと共重合させることができる。しかしコポリマーの
場合、ポリマーの水溶性を損なわないように注意しなけ
ればならない。本発明に関連するポリマーにおけるアリ
ールジアゾスルホネート基の量は10モル%〜60モル
%であるのが好ましい。
【0064】本発明に関連する他の実施態様に従うと、
アリールジアゾスルホネート含有ポリマーは、例えば酸
基もしくは酸ハライド基を有するポリマーをアミノもし
くはヒドロキシ置換アリールジアゾスルホネートと反応
させることにより製造することができる。この方法に関
するさらなる詳細はEP−A 507008に見いだす
ことができる。
アリールジアゾスルホネート含有ポリマーは、例えば酸
基もしくは酸ハライド基を有するポリマーをアミノもし
くはヒドロキシ置換アリールジアゾスルホネートと反応
させることにより製造することができる。この方法に関
するさらなる詳細はEP−A 507008に見いだす
ことができる。
【0065】請求項4又は5に係る発明における画像記
録層及びその塗設方法は、感光性成分がジアゾスルホネ
ートに変わっただけで他は請求項1〜3に係る発明と同
じでよい。即ち、親水性バインダー及びジアゾ化合物が
基本成分であり、感光性成分以外については、請求項1
〜3に係る発明と同様でよい。
録層及びその塗設方法は、感光性成分がジアゾスルホネ
ートに変わっただけで他は請求項1〜3に係る発明と同
じでよい。即ち、親水性バインダー及びジアゾ化合物が
基本成分であり、感光性成分以外については、請求項1
〜3に係る発明と同様でよい。
【0066】請求項4又は5に係る発明にアルカリ水又
はアルカリ湿し水に含有させるカップリング剤は、o−
キノンジアジド化合物とアルカリ性下でカップリング反
応を起こすことができる化合物である。このようなカッ
プリング剤として、特開昭64−72152号公報、岩
岡武彦著「有機系 非銀塩感光材料」学会出版センター
(1992)第14頁〜第18頁、岸本論著「アゾカッ
プリング反応」科学と工業58(9)第343頁〜第3
58頁(1984)、60(8)第307頁〜第314
頁(1986)に記載されたカップリング剤を使用する
ことができる。
はアルカリ湿し水に含有させるカップリング剤は、o−
キノンジアジド化合物とアルカリ性下でカップリング反
応を起こすことができる化合物である。このようなカッ
プリング剤として、特開昭64−72152号公報、岩
岡武彦著「有機系 非銀塩感光材料」学会出版センター
(1992)第14頁〜第18頁、岸本論著「アゾカッ
プリング反応」科学と工業58(9)第343頁〜第3
58頁(1984)、60(8)第307頁〜第314
頁(1986)に記載されたカップリング剤を使用する
ことができる。
【0067】請求項4又は5に係る発明に使用されるカ
ップリング剤として使用することができる特開昭64−
72152号公報に記載のカップリング剤について次に
説明する。該カップリング剤は、環上に親電子性置換を
促進する少なくとも1個の置換分を有するメチレン活性
化合物及び/又は芳香族及びヘテロ芳香族化合物であ
る。ヒドロキシル基が環上の親電子性置換を促進する置
換分として有利である。しかしカップリング剤中で有利
にはメチレン活性化合物を使用する。該カップリング剤
は、有利には中程度から高度のカップリング速度を有す
る。
ップリング剤として使用することができる特開昭64−
72152号公報に記載のカップリング剤について次に
説明する。該カップリング剤は、環上に親電子性置換を
促進する少なくとも1個の置換分を有するメチレン活性
化合物及び/又は芳香族及びヘテロ芳香族化合物であ
る。ヒドロキシル基が環上の親電子性置換を促進する置
換分として有利である。しかしカップリング剤中で有利
にはメチレン活性化合物を使用する。該カップリング剤
は、有利には中程度から高度のカップリング速度を有す
る。
【0068】好適なカップリング剤の一覧は、M.B.
ダイナブルク(Dinaburg)、フォトセンシティ
ブ・ジアゾ・コンパウンズ(Photosensiti
veDiazo Compounds)、ザ・フォーカ
ル・プレス(The Focal Press)、ロン
ドン及びニューヨーク、96頁以降(1967年)に記
載されている。
ダイナブルク(Dinaburg)、フォトセンシティ
ブ・ジアゾ・コンパウンズ(Photosensiti
veDiazo Compounds)、ザ・フォーカ
ル・プレス(The Focal Press)、ロン
ドン及びニューヨーク、96頁以降(1967年)に記
載されている。
【0069】好適なメチレン活性化合物は、式(2): (R1)n−Q−CH2−CO−R2 (2) 〔式中、nは0又は1である。nが1のとき、Qはカル
ボニル基であり、nが0のときQはシアノ基であり、R
1及びR2は同一又は異なるもので、アルキル基、シクロ
アルキル基、アルコキシ基、アルキルアミノ基、アリー
ルアミノ基、アシルアミノ基、アルコキシカルボニルア
ミノ基、ヘテロアリール基又はヘテロアリールイミノ基
である〕の化合物である。(C1〜C3)アルキル基、
(C1〜C4)アルコキシ基及び(C1〜C4)アルキルア
ミノ基及び(C6〜C12)アリールアミノ基が有利であ
る。
ボニル基であり、nが0のときQはシアノ基であり、R
1及びR2は同一又は異なるもので、アルキル基、シクロ
アルキル基、アルコキシ基、アルキルアミノ基、アリー
ルアミノ基、アシルアミノ基、アルコキシカルボニルア
ミノ基、ヘテロアリール基又はヘテロアリールイミノ基
である〕の化合物である。(C1〜C3)アルキル基、
(C1〜C4)アルコキシ基及び(C1〜C4)アルキルア
ミノ基及び(C6〜C12)アリールアミノ基が有利であ
る。
【0070】特に、nが1及びQがカルボニル基であ
り、R1がメチル基であり、R2が有利には(C2〜C4)
アルキルアミノ基又は(C6〜C12)アリールアミ基、
特にC6−アリールアミノ基〔これはアリール基が(C1
〜C3)アルキル基又は(C1〜C3)アルコキシ基、ヒ
ドロキシル基、ハロゲン原子又はアミノカルボニル基、
特にN−ヒドロキシアルキルアミノカルボニル基又はア
ミノスルホニル基により置換されていてもよい〕である
のが有利である。
り、R1がメチル基であり、R2が有利には(C2〜C4)
アルキルアミノ基又は(C6〜C12)アリールアミ基、
特にC6−アリールアミノ基〔これはアリール基が(C1
〜C3)アルキル基又は(C1〜C3)アルコキシ基、ヒ
ドロキシル基、ハロゲン原子又はアミノカルボニル基、
特にN−ヒドロキシアルキルアミノカルボニル基又はア
ミノスルホニル基により置換されていてもよい〕である
のが有利である。
【0071】しかしR2は式:(R1)n−Q−CH2−
CO−〔式中nが1及びQがカルボニル基の場合には、
R1は有利にはメチル基である〕の2個の基の間の結合
鎖であってもよく、R2は特に(C1〜C4)アルキル基
又は(C2〜C6)シクロアルキル基を含有する脂肪族、
脂環式又は芳香族ジアミンを表し、その際環員として窒
素原子2個及び環の炭素原子として付加的に炭素原子4
個を有する環が有利である。芳香族ジアミンの場合には
アミノ基に関してメタ位が有利である。
CO−〔式中nが1及びQがカルボニル基の場合には、
R1は有利にはメチル基である〕の2個の基の間の結合
鎖であってもよく、R2は特に(C1〜C4)アルキル基
又は(C2〜C6)シクロアルキル基を含有する脂肪族、
脂環式又は芳香族ジアミンを表し、その際環員として窒
素原子2個及び環の炭素原子として付加的に炭素原子4
個を有する環が有利である。芳香族ジアミンの場合には
アミノ基に関してメタ位が有利である。
【0072】特にR1及びR2が相互に結合し、5又は6
個特に6個の環員から成り、場合によりアルキル基、特
に(C1〜C3)アルキル基により置換されている脂環式
基を形成するか又は場合によりヘテロ原子、例えば窒
素、硫黄及び酸素又はカルボニル基も含有してよく、特
にアミノカルボニルアミノ基を形成する場合が有利であ
る。
個特に6個の環員から成り、場合によりアルキル基、特
に(C1〜C3)アルキル基により置換されている脂環式
基を形成するか又は場合によりヘテロ原子、例えば窒
素、硫黄及び酸素又はカルボニル基も含有してよく、特
にアミノカルボニルアミノ基を形成する場合が有利であ
る。
【0073】nが0及びQがシアノである場合は、あま
り有利ではなく、この場合にはR2は有利にはアリール
基、ヘテロアリール基又はヘテロアリールイミノ基、ア
ルコキシカルボニルアミド基又はアルキルアミノ基であ
る。特に炭素原子6〜10個を有するアリール基及び
5、6、9又は10員環の、単環から複環のヘテロアリ
ール基、例えばベンゾフラニル基又はベンゾチオフラニ
ル基、特にチオインドキシル基又はナフチル基(これら
は場合によりアルキル基、アルコキシ基又はハロゲン原
子により置換されている)及びヘテロアリールイミノ
基、特にイミノジヒドロキノリニル基又はイミノヒドロ
ベンゾチアゾリル基(場合によりアルキル基、アルコキ
シ基又はハロゲン原子により置換されている)も有利で
ある。
り有利ではなく、この場合にはR2は有利にはアリール
基、ヘテロアリール基又はヘテロアリールイミノ基、ア
ルコキシカルボニルアミド基又はアルキルアミノ基であ
る。特に炭素原子6〜10個を有するアリール基及び
5、6、9又は10員環の、単環から複環のヘテロアリ
ール基、例えばベンゾフラニル基又はベンゾチオフラニ
ル基、特にチオインドキシル基又はナフチル基(これら
は場合によりアルキル基、アルコキシ基又はハロゲン原
子により置換されている)及びヘテロアリールイミノ
基、特にイミノジヒドロキノリニル基又はイミノヒドロ
ベンゾチアゾリル基(場合によりアルキル基、アルコキ
シ基又はハロゲン原子により置換されている)も有利で
ある。
【0074】メチレン活性化合物としては、アセト酢酸
の芳香族及び脂環式アミド、例えばアニリド、特にm−
ヒドロキシアニリド及びo−クロロアニリド、ベンジル
アニリド、p−アミノスルホニルアニリド、p−アミノ
カルボニルアニリド、更にシクロヘキシルアミドが挙げ
られるが、ジアミノ化合物のアミド、例えば1,2−ジ
アミノエタンのアミド、例えばピペラジンのような脂環
式ジアミノ化合物を包含するものと高分子のアルキル化
合物のジアミノ化合物のアミドも挙げられる。これらに
は又ジアミノフェニル化合物、特にm−ジアミノ−ベン
ゼンも包含される。特に有利なメチレン活性化合物は、
アセチルアセトアニリド、m−ヒドロキシアセトアニリ
ド、4−アセチルアセトアミノ−N−ヒドロキシエチル
ベンズアミド及びm−ビスアセチルアセトアミノベンゼ
ンである。
の芳香族及び脂環式アミド、例えばアニリド、特にm−
ヒドロキシアニリド及びo−クロロアニリド、ベンジル
アニリド、p−アミノスルホニルアニリド、p−アミノ
カルボニルアニリド、更にシクロヘキシルアミドが挙げ
られるが、ジアミノ化合物のアミド、例えば1,2−ジ
アミノエタンのアミド、例えばピペラジンのような脂環
式ジアミノ化合物を包含するものと高分子のアルキル化
合物のジアミノ化合物のアミドも挙げられる。これらに
は又ジアミノフェニル化合物、特にm−ジアミノ−ベン
ゼンも包含される。特に有利なメチレン活性化合物は、
アセチルアセトアニリド、m−ヒドロキシアセトアニリ
ド、4−アセチルアセトアミノ−N−ヒドロキシエチル
ベンズアミド及びm−ビスアセチルアセトアミノベンゼ
ンである。
【0075】アセト酢酸の誘導体の他に、閉環して5員
又は6員環を形成する環状エステル及びアミドも含め
て、マロン酸の誘導体、例えばそのエステル及びアミド
も使用する。これらの中でバルビツール酸が特に有利で
ある。
又は6員環を形成する環状エステル及びアミドも含め
て、マロン酸の誘導体、例えばそのエステル及びアミド
も使用する。これらの中でバルビツール酸が特に有利で
ある。
【0076】1,3−ジカルボニル化合物の代表は、炭
酸原子合計1〜8個を有する開鎖化合物であるが、環状
化合物、特に環炭素合計6個を有するようなものも挙げ
られる。これに関してジメドンが有利である。
酸原子合計1〜8個を有する開鎖化合物であるが、環状
化合物、特に環炭素合計6個を有するようなものも挙げ
られる。これに関してジメドンが有利である。
【0077】式(2)に包含されるその他の化合物群と
しては、シアノ酢酸の誘導体が挙げられ、特にシアノア
セトアミド、例えばシアノアセトアニリド、シアノアセ
トウレタン、シアノアセト尿素が挙げられるが、複素環
のアミド、例えば2−(ω−シアノアセチルイミノ)−
1−メチルジヒドロキノリン、1−(ω−シアノアセチ
ルイミノ)−2−メチル−6−エトキシジヒドロベンゾ
チアゾールも挙げられる。シアノ酢酸の誘導体にはその
エステル及びチオエステル、例えば2−シアノアセトベ
ンゾフラン、2−シアノアセト−3−ヒドロキシチオナ
フテンが包含されるが、シアノメチルフェニルケトンも
包含される。
しては、シアノ酢酸の誘導体が挙げられ、特にシアノア
セトアミド、例えばシアノアセトアニリド、シアノアセ
トウレタン、シアノアセト尿素が挙げられるが、複素環
のアミド、例えば2−(ω−シアノアセチルイミノ)−
1−メチルジヒドロキノリン、1−(ω−シアノアセチ
ルイミノ)−2−メチル−6−エトキシジヒドロベンゾ
チアゾールも挙げられる。シアノ酢酸の誘導体にはその
エステル及びチオエステル、例えば2−シアノアセトベ
ンゾフラン、2−シアノアセト−3−ヒドロキシチオナ
フテンが包含されるが、シアノメチルフェニルケトンも
包含される。
【0078】環上に親電子性置換を促進する少なくとも
1個の置換分を有する芳香族化合物には、式(3):
1個の置換分を有する芳香族化合物には、式(3):
【0079】
【化6】
【0080】〔式中、R3及びR4は同一又は異なるもの
で、水素原子、アルキル基、シクロアルキル基、場合に
よりアリール基、ヘテロアリール基、アルコキシ基、ヒ
ドロキシル基、ω−ヒドロキシアルコキシ基、アリール
基、アシル基、アミノ基、アミノアルキル基又はアミド
アシル基を表す〕の化合物が包含される。
で、水素原子、アルキル基、シクロアルキル基、場合に
よりアリール基、ヘテロアリール基、アルコキシ基、ヒ
ドロキシル基、ω−ヒドロキシアルコキシ基、アリール
基、アシル基、アミノ基、アミノアルキル基又はアミド
アシル基を表す〕の化合物が包含される。
【0081】特に、(C1〜C3)アルキル基、有利には
メチル基、(C1〜C3)アルコキシ基、ヒドロキシル
基、ω−ヒドロキシ−(C1〜C3)アルコキシ基、アリ
ール基、有利にはフェニル基であり、これは直接結合し
ていてよいが、又(C1〜C4)アルキレン基、O、N
H、S、SO又はSO2を介して結合していてもよく、
場合によりアルキル基、アルコキシ基、ハロゲン原子又
は有利にはヒドロキシル基により置換されていてよく、
R3だけが特にアリール基を表し、一方R4は有利にはメ
タ位のヒドロキシル基である。
メチル基、(C1〜C3)アルコキシ基、ヒドロキシル
基、ω−ヒドロキシ−(C1〜C3)アルコキシ基、アリ
ール基、有利にはフェニル基であり、これは直接結合し
ていてよいが、又(C1〜C4)アルキレン基、O、N
H、S、SO又はSO2を介して結合していてもよく、
場合によりアルキル基、アルコキシ基、ハロゲン原子又
は有利にはヒドロキシル基により置換されていてよく、
R3だけが特にアリール基を表し、一方R4は有利にはメ
タ位のヒドロキシル基である。
【0082】酸基、例えばカルボキシル基又はスルホニ
ル基及びその誘導体、例えばカルボキシルアミド基及び
スルホニルアミド基(場合により窒素でアルキル基、ア
リール基、ヒドロキシアリール基又はヒドロキシル基に
より置換されている)、有利にはN−ヒドロキシアルキ
ルアミド基、アミノ、例えば−NH2、−NHR5及び−
NR5R6〔式中、R5及びR6は同一又は異なるもので、
アルキル基、特に(C1〜C3)アルキル基、アリール
基、特にフェニル基、カルボキシル基、アミドカルボキ
シル基、カルボニル基、オキソカルボキシルエステル
基、カルボキシアルキル基及びスルホニルアルキル基で
ある〕。
ル基及びその誘導体、例えばカルボキシルアミド基及び
スルホニルアミド基(場合により窒素でアルキル基、ア
リール基、ヒドロキシアリール基又はヒドロキシル基に
より置換されている)、有利にはN−ヒドロキシアルキ
ルアミド基、アミノ、例えば−NH2、−NHR5及び−
NR5R6〔式中、R5及びR6は同一又は異なるもので、
アルキル基、特に(C1〜C3)アルキル基、アリール
基、特にフェニル基、カルボキシル基、アミドカルボキ
シル基、カルボニル基、オキソカルボキシルエステル
基、カルボキシアルキル基及びスルホニルアルキル基で
ある〕。
【0083】特に、R3がヒドロキシル基であり、この
基が最初のヒドロキシル基に対してメタ位にあり、R4
が水素原子であるか又は窒素原子でヒドロキシアルキル
基により置換されており、有利にはヒドロキシル基に対
してオルト又はメタ位にあるアミドカルボキシル基を表
し、R3及びR4が一緒に、各場合に6員環、特にフェニ
ル基{これは場合により有利にはその5位及び/又は8
位でアルキル基、特に(C1〜C3)−アルキル基、アシ
ル基、特にスルホニル基、スルホニルアミド基、特に式
−NH−CO−R7(R7はアルキル基、特に(C1〜C
12)アルキル基又はアリール基特にフェニル基であり、
これは場合により有利にはメタ位でアルキル基、ハロゲ
ン原子、ニトロ基又はスルホニルアミド基により置換さ
れている)によるアシルアミノ基により置換されてい
る}から成る芳香族炭素環式系少なくとも1個を形成す
るのが有利である。
基が最初のヒドロキシル基に対してメタ位にあり、R4
が水素原子であるか又は窒素原子でヒドロキシアルキル
基により置換されており、有利にはヒドロキシル基に対
してオルト又はメタ位にあるアミドカルボキシル基を表
し、R3及びR4が一緒に、各場合に6員環、特にフェニ
ル基{これは場合により有利にはその5位及び/又は8
位でアルキル基、特に(C1〜C3)−アルキル基、アシ
ル基、特にスルホニル基、スルホニルアミド基、特に式
−NH−CO−R7(R7はアルキル基、特に(C1〜C
12)アルキル基又はアリール基特にフェニル基であり、
これは場合により有利にはメタ位でアルキル基、ハロゲ
ン原子、ニトロ基又はスルホニルアミド基により置換さ
れている)によるアシルアミノ基により置換されてい
る}から成る芳香族炭素環式系少なくとも1個を形成す
るのが有利である。
【0084】化合物又は化合物群としては特に次のもの
が挙げられる:オルト−及びメタ−クレゾールを包含す
るアルキルフェノール、2,5,6−トリメチルフェノ
ール、2−ヒドロキシメチルフェノール、β−(2−ヒ
ドロキシフェニル)プロピオン酸、2−(ω−フェニル
アミノメチル)フェノール、β−(4−メチル−2−ヒ
ドロキシフェニル)グルタル酸、2,5−ジメチル−6
−(N−ジメチルアミノメチル)フェノール、ジアルコ
キシフェノール、例えばピロガロールの1,3−ジメチ
ルエーテル。
が挙げられる:オルト−及びメタ−クレゾールを包含す
るアルキルフェノール、2,5,6−トリメチルフェノ
ール、2−ヒドロキシメチルフェノール、β−(2−ヒ
ドロキシフェニル)プロピオン酸、2−(ω−フェニル
アミノメチル)フェノール、β−(4−メチル−2−ヒ
ドロキシフェニル)グルタル酸、2,5−ジメチル−6
−(N−ジメチルアミノメチル)フェノール、ジアルコ
キシフェノール、例えばピロガロールの1,3−ジメチ
ルエーテル。
【0085】更にN−ラウリル−p−アミノフェノール
及びN−アシル−m−アミノフェノール、例えばm−ヒ
ドロキシアセトアニリド、N−ヒドロキシフェニルチオ
尿素及びその類似物が挙げられる。
及びN−アシル−m−アミノフェノール、例えばm−ヒ
ドロキシアセトアニリド、N−ヒドロキシフェニルチオ
尿素及びその類似物が挙げられる。
【0086】若干のアルキルフェノールの錯体の誘導体
は、例えば、2,5−ジメチル−4−モルホリノメチル
フェノール、2−メチル−5−イソプロピル−4−モル
ホリノエチルフェノール及び2,5−ジメチル−4−ジ
メチルアミノメチルフェノール及びアルキル基で置換さ
れた誘導体である。
は、例えば、2,5−ジメチル−4−モルホリノメチル
フェノール、2−メチル−5−イソプロピル−4−モル
ホリノエチルフェノール及び2,5−ジメチル−4−ジ
メチルアミノメチルフェノール及びアルキル基で置換さ
れた誘導体である。
【0087】同様にオキシ安息香酸の誘導体、有利に
は、2,5−ジメチル−6−オキシ安息香酸、2−イソ
プロピル−5−メチル−6−オキシ安息香酸、2−ヒド
ロキシ−4−メチル安息香酸及びサリチル酸のβ−ヒド
ロキシエチルアミドを包含するアミドが好適である。
は、2,5−ジメチル−6−オキシ安息香酸、2−イソ
プロピル−5−メチル−6−オキシ安息香酸、2−ヒド
ロキシ−4−メチル安息香酸及びサリチル酸のβ−ヒド
ロキシエチルアミドを包含するアミドが好適である。
【0088】レゾルシン及びその誘導体が有利に使用さ
れる。これらにはそのアルキルエーテル、例えばエチ
ル、メチル、β−ヒドロキシエチル−β−スルホエチ
ル、4−スルホフェニル及びβ−ブロムエチルエーテル
が包含されるが、又4−モルホリノメチルレゾルシン、
N,N−ジエチルアミノエチルレゾルシン、3−ヒドロ
キシフェノキシ酢酸のモノエチルエーテル及びレゾルシ
ンのモノエステル、例えばモノアセテート及びモノアミ
ノエチルカルボネートも包含される。
れる。これらにはそのアルキルエーテル、例えばエチ
ル、メチル、β−ヒドロキシエチル−β−スルホエチ
ル、4−スルホフェニル及びβ−ブロムエチルエーテル
が包含されるが、又4−モルホリノメチルレゾルシン、
N,N−ジエチルアミノエチルレゾルシン、3−ヒドロ
キシフェノキシ酢酸のモノエチルエーテル及びレゾルシ
ンのモノエステル、例えばモノアセテート及びモノアミ
ノエチルカルボネートも包含される。
【0089】レゾルシンの誘導体、例えば2,4−ジヒ
ドロキシベンゼンスルホン酸、特に2,4−ジヒドロキ
シベンゼン、カルボン酸及びその誘導体、特にそのアミ
ド及びN−ヒドロキシアルキルアミドが有利である。更
に3,5−ジヒドロキシ安息香酸、2,4,6−トリブ
ロム−3,5−ジヒドロキシ安息香酸、2,4−ジヒド
ロキシ安息香酸、3,5−ジヒドロキシ安息香酸及び4
−メトキシ−2−オキシ安息香酸のN−ヒドロキシルア
ルキルアミドを使用することもできる。
ドロキシベンゼンスルホン酸、特に2,4−ジヒドロキ
シベンゼン、カルボン酸及びその誘導体、特にそのアミ
ド及びN−ヒドロキシアルキルアミドが有利である。更
に3,5−ジヒドロキシ安息香酸、2,4,6−トリブ
ロム−3,5−ジヒドロキシ安息香酸、2,4−ジヒド
ロキシ安息香酸、3,5−ジヒドロキシ安息香酸及び4
−メトキシ−2−オキシ安息香酸のN−ヒドロキシルア
ルキルアミドを使用することもできる。
【0090】特に、レゾルシン、2,4−ジヒドロキシ
−N−ヒドロキシエチルベンズアミド、3,5−ジヒド
ロキシ−N−ヒドロキシエチルアミド及びレゾルシンモ
ノヒドロキシエチルエーテルが有利である。
−N−ヒドロキシエチルベンズアミド、3,5−ジヒド
ロキシ−N−ヒドロキシエチルアミド及びレゾルシンモ
ノヒドロキシエチルエーテルが有利である。
【0091】基R5及びR6を介して芳香族環系を形成す
ることによって生成される化合物は有利にはβ−ナフト
ールから誘導される。スルホン酸の例として有利には、
1−ナフトール−3−スルホン酸、1,8−ジヒドロキ
シナフタリン−4−スルホン酸、1,8−アミノナフタ
ール−5−スルホン酸、1,8−ベンゾイルアミノナフ
トール−2−スルホン酸及び1,8−ジヒドロキシナフ
タリン−6−スルホン酸、そのアミド、アニリド及びエ
ーテルが有利である。
ることによって生成される化合物は有利にはβ−ナフト
ールから誘導される。スルホン酸の例として有利には、
1−ナフトール−3−スルホン酸、1,8−ジヒドロキ
シナフタリン−4−スルホン酸、1,8−アミノナフタ
ール−5−スルホン酸、1,8−ベンゾイルアミノナフ
トール−2−スルホン酸及び1,8−ジヒドロキシナフ
タリン−6−スルホン酸、そのアミド、アニリド及びエ
ーテルが有利である。
【0092】好適なアミドは例えばN−β−ヒドロキシ
エチルアミド、N,N−ビス−β−ヒドロキシエチルア
ミド、N−o−メトキシフェニルアミド、N−2,3′
−ジヒドロキシプロピルアミド、アミノアルキルアミド
又はジヒドロキシアリールアミドである。
エチルアミド、N,N−ビス−β−ヒドロキシエチルア
ミド、N−o−メトキシフェニルアミド、N−2,3′
−ジヒドロキシプロピルアミド、アミノアルキルアミド
又はジヒドロキシアリールアミドである。
【0093】本発明によれば、同様にアルキルアミノ−
及びアシルアミノナフトールが使用されるが、その中、
例えば次のものが挙げられる:1−(N−カルボエトキ
シメチルアミノ)−8−ナフトール−4−スルホン酸、
5−(p−ニトロ)ベンズアミド−1−ナフトール及び
3′−アミノベンゾイルナフチルアミン。
及びアシルアミノナフトールが使用されるが、その中、
例えば次のものが挙げられる:1−(N−カルボエトキ
シメチルアミノ)−8−ナフトール−4−スルホン酸、
5−(p−ニトロ)ベンズアミド−1−ナフトール及び
3′−アミノベンゾイルナフチルアミン。
【0094】環上に親電子性置換を促進する少なくとも
1個の置換分を有するヘテロ芳香族化合物としては、式
(4):
1個の置換分を有するヘテロ芳香族化合物としては、式
(4):
【0095】
【化7】
【0096】〔式中、U、V及びWは同一又は異なるも
のであるが、有利には異なるものであり、各場合に次の
異なる基の1つを表す。場合によりアルキル基、アリー
ル基、特にフェニル基、カルボキシル基、カルボキシル
アミド基により置換されたメチレン基;場合によりアル
キル基又はアリール基により置換されたカルボニル基、
カルボニルイミノ基、硫黄原子、セレニウム原子、酸素
原子、アミノ基、イミノ基;U及びW及び場合によって
はVもアミノ基又はイミノ基を表すか又はUが有利には
酸素原子、硫黄原子又はセレニウム原子を表し、Vが硫
黄原子又は窒素原子を表し及びWがカルボニル基、カル
ボニルイミノ基又はメチレン基を表すか又はUがメチレ
ン基を表し、Vが場合により置換されたメチレン基を表
し、かつWが硫黄原子を表すか又はU及びWが特に有利
にはアミノ基又はイミノ基を表し及びVがカルボニルを
表し;R8及びR9は同一又は異なるもので、水素原子、
アルキル基、特に(C1〜C11)アルキル基、有利には
(C1〜C3)アルキル基、ヒドロキシル基又はオキソ基
を表し、R8及びR9は、場合によりアルキル基及び/又
はヒドロキシル基により置換された、環の原子6〜10
個から成る炭素環式の有利には芳香族の環系、特にフェ
ニル基を形成する〕の化合物を使用することができ、特
に有利には、R8は水素原子であり、R9は(C1〜C3)
アルキル基であり、V及びWはアミノ基又はイミノ基で
あり、Uはカルボニル基である。
のであるが、有利には異なるものであり、各場合に次の
異なる基の1つを表す。場合によりアルキル基、アリー
ル基、特にフェニル基、カルボキシル基、カルボキシル
アミド基により置換されたメチレン基;場合によりアル
キル基又はアリール基により置換されたカルボニル基、
カルボニルイミノ基、硫黄原子、セレニウム原子、酸素
原子、アミノ基、イミノ基;U及びW及び場合によって
はVもアミノ基又はイミノ基を表すか又はUが有利には
酸素原子、硫黄原子又はセレニウム原子を表し、Vが硫
黄原子又は窒素原子を表し及びWがカルボニル基、カル
ボニルイミノ基又はメチレン基を表すか又はUがメチレ
ン基を表し、Vが場合により置換されたメチレン基を表
し、かつWが硫黄原子を表すか又はU及びWが特に有利
にはアミノ基又はイミノ基を表し及びVがカルボニルを
表し;R8及びR9は同一又は異なるもので、水素原子、
アルキル基、特に(C1〜C11)アルキル基、有利には
(C1〜C3)アルキル基、ヒドロキシル基又はオキソ基
を表し、R8及びR9は、場合によりアルキル基及び/又
はヒドロキシル基により置換された、環の原子6〜10
個から成る炭素環式の有利には芳香族の環系、特にフェ
ニル基を形成する〕の化合物を使用することができ、特
に有利には、R8は水素原子であり、R9は(C1〜C3)
アルキル基であり、V及びWはアミノ基又はイミノ基で
あり、Uはカルボニル基である。
【0097】次の化合物又は化合物群が有利である:イ
ミダゾール、チアゾール及びセレナゾールの誘導体、例
えばヒドロキシナフトイミダゾール、4−ヒドロキシベ
ンズイミダゾール及びその2−アルキル−置換された誘
導体、特に2−メチル−又は2−プロピル−4−ヒドロ
キシベンズイミダゾール及び6−ヒドロキシ−1,3−
ベンゾキサチオール−2−オン及び6−ヒドロキシ−5
−ジメチルアミノ−1,3−ベンゾキサチオロン。
ミダゾール、チアゾール及びセレナゾールの誘導体、例
えばヒドロキシナフトイミダゾール、4−ヒドロキシベ
ンズイミダゾール及びその2−アルキル−置換された誘
導体、特に2−メチル−又は2−プロピル−4−ヒドロ
キシベンズイミダゾール及び6−ヒドロキシ−1,3−
ベンゾキサチオール−2−オン及び6−ヒドロキシ−5
−ジメチルアミノ−1,3−ベンゾキサチオロン。
【0098】更にヒドロキシベンゾトリアゾール、例え
ば7−メチル−4−ヒドロキシベンゾトリアゾール、
1,7−ジメチル−4−ヒドロキシベンゾトリアゾー
ル、5,7−ジヒドロキシ−N−メチル−ベンゾチアゾ
ール、5,6−ジヒドロキシベンゾトリアゾールを使用
することができる。
ば7−メチル−4−ヒドロキシベンゾトリアゾール、
1,7−ジメチル−4−ヒドロキシベンゾトリアゾー
ル、5,7−ジヒドロキシ−N−メチル−ベンゾチアゾ
ール、5,6−ジヒドロキシベンゾトリアゾールを使用
することができる。
【0099】その他の群は、チオフェン類、例えば3−
ヒドロキシチオフェン−5−カルボン酸、2−ヒドロキ
シ−5−メチルチオフェン−4−カルボン酸及びその誘
導体、有利にはメチルエステル又はジメチルアミドによ
って形成される。
ヒドロキシチオフェン−5−カルボン酸、2−ヒドロキ
シ−5−メチルチオフェン−4−カルボン酸及びその誘
導体、有利にはメチルエステル又はジメチルアミドによ
って形成される。
【0100】特にピラゾロンが有利である。誘導体には
1及び/又は3位でアルキル、アリール又はアシルで置
換された化合物、例えば1−フェニル−3−メチル−5
−ピラゾロン、1−(3′−スルホンアミド)フェニル
−3−メチル−5−ピラゾロン、1−〔3′−(γ−ヒ
ドロキシプロピル)スルホンアミド〕フェニル−3−メ
チル−5−ピラゾロン及び1−アリール−3−カルボキ
シピラゾロンが包含される。有利には、1位に置換分を
有さず、3位にアルキル基、特に(C1〜C3)アルキル
を有するような誘導体、例えば3−メチル−5−ピラゾ
ロンを使用する。
1及び/又は3位でアルキル、アリール又はアシルで置
換された化合物、例えば1−フェニル−3−メチル−5
−ピラゾロン、1−(3′−スルホンアミド)フェニル
−3−メチル−5−ピラゾロン、1−〔3′−(γ−ヒ
ドロキシプロピル)スルホンアミド〕フェニル−3−メ
チル−5−ピラゾロン及び1−アリール−3−カルボキ
シピラゾロンが包含される。有利には、1位に置換分を
有さず、3位にアルキル基、特に(C1〜C3)アルキル
を有するような誘導体、例えば3−メチル−5−ピラゾ
ロンを使用する。
【0101】前記カップリング剤は、感光性組成物中
に、相互の混合物として含有されてもよいが、有利には
別々に含有される。
に、相互の混合物として含有されてもよいが、有利には
別々に含有される。
【0102】ジアゾスルホネート化合物に対するカップ
リング剤当量比は0.5〜3、有利には0.8〜2であ
る。
リング剤当量比は0.5〜3、有利には0.8〜2であ
る。
【0103】請求項4に係る発明に用いるアルカリ水及
び請求項5に係る発明に用いるアルカリ湿し水として
は、リン酸ソーダ、ケイ酸ソーダ、炭酸ソーダ等のアル
カリ性化合物の数種を組み合わせ、その他界面活性剤、
グリコール類、水溶性高分子が配合されている市販の湿
し水溶液を数十〜数百倍に希釈したものを使用できる。
pHは10〜12の範囲が適当である。
び請求項5に係る発明に用いるアルカリ湿し水として
は、リン酸ソーダ、ケイ酸ソーダ、炭酸ソーダ等のアル
カリ性化合物の数種を組み合わせ、その他界面活性剤、
グリコール類、水溶性高分子が配合されている市販の湿
し水溶液を数十〜数百倍に希釈したものを使用できる。
pHは10〜12の範囲が適当である。
【0104】請求項5に係る印刷物の製造方法は、支持
体上にジアゾスルホネート化合物を含有する画像記録層
を有する平版印刷版材料を用いて下記(1)又は(2)
のいずれかの手順で印刷物を製造する。
体上にジアゾスルホネート化合物を含有する画像記録層
を有する平版印刷版材料を用いて下記(1)又は(2)
のいずれかの手順で印刷物を製造する。
【0105】(1)上記平版印刷版材料の画像記録層
に光及び熱の少なくとも一方のエネルギーを画像状に与
え、印刷機の印刷シリンダー上に設置し、カップリ
ング剤を含有するアルカリ湿し水及び/又はインキを該
画像記録層に供給し、インキを該画像記録層から受容
要素に移す。
に光及び熱の少なくとも一方のエネルギーを画像状に与
え、印刷機の印刷シリンダー上に設置し、カップリ
ング剤を含有するアルカリ湿し水及び/又はインキを該
画像記録層に供給し、インキを該画像記録層から受容
要素に移す。
【0106】(2)上記平版印刷版材料を印刷機の印刷
シリンダー上に設置し、光及び熱の少なくとも一方の
エネルギーを画像状に与え、カップリング剤を含有す
るアルカリ湿し水及び/又はインキを該画像記録層に供
給し、インキを該画像記録層から受容要素に移す。
シリンダー上に設置し、光及び熱の少なくとも一方の
エネルギーを画像状に与え、カップリング剤を含有す
るアルカリ湿し水及び/又はインキを該画像記録層に供
給し、インキを該画像記録層から受容要素に移す。
【0107】上記カップリング剤を含有するアルカリ湿
し水及び/又はインキを該画像記録層に供給するには、
湿し水又はインキとして、その後の印刷工程で使用する
ものを用い、その湿し水又はインキにカップリング剤を
溶解させて使用すればよい。カップリング剤の量は、湿
し水又はインキ1lに対して0.1〜10重量%程度が
適当である。
し水及び/又はインキを該画像記録層に供給するには、
湿し水又はインキとして、その後の印刷工程で使用する
ものを用い、その湿し水又はインキにカップリング剤を
溶解させて使用すればよい。カップリング剤の量は、湿
し水又はインキ1lに対して0.1〜10重量%程度が
適当である。
【0108】
【実施例】実施例1 厚さが0.24mmのアルミニウム板を50℃において
5g/lの水酸化ナトリウムを含有する水溶液に沈め、
脱イオン水で濯ぐことにより脱脂した。次いで35℃の
温度及び1200A/m2の電流密度において交流を用
い、4g/lの塩酸、4g/lの硼酸及び5g/lのア
ルミニウムイオンを含有する水溶液中でアルミニウム板
を電気化学的に研磨し、0.5μmの平均中心線粗さを
有する表面トポロジーを形成した。脱イオン水で濯いだ
後、次いで300g/lの硫酸を含有する水溶液を用
い、60℃において180秒間アルミニウム板をエッチ
ングし、25℃において30秒間脱イオン水で濯いだ。
続いてアルミニウム板を200g/lの硫酸を含有する
水溶液中で、45℃の温度、約10Vの電圧及び150
A/m2の電流密度において約300秒間陽極酸化に供
し、3.00g/m2のAl2O3の陽極酸化層を形成
し、次いで脱イオン水で濯ぎ、20g/lの重炭酸ナト
リウムを含有する溶液を用い、40℃で30秒間後処理
し、続いて脱イオン水を用い、20℃で120秒間濯
ぎ、乾燥した。このようにして研磨され、陽極酸化され
たアルミニウム板(平版ベース)を次いで5重量%のク
エン酸を含有する水溶液に60秒間沈め、2Nの水酸化
ナトリウムの水溶液を用いて60秒間、pH7とし、脱
イオン水で濯ぎ、25℃で乾燥し、平版印刷版用の親水
性支持体を得た。この親水性支持体上に下記組成の画像
記録層塗布液をワイヤーバーを用いて、乾燥膜厚が2.
0g/m2になるように塗布し、90℃で3分間乾燥し
画像記録層を塗設し、平版印刷版材料を得た。
5g/lの水酸化ナトリウムを含有する水溶液に沈め、
脱イオン水で濯ぐことにより脱脂した。次いで35℃の
温度及び1200A/m2の電流密度において交流を用
い、4g/lの塩酸、4g/lの硼酸及び5g/lのア
ルミニウムイオンを含有する水溶液中でアルミニウム板
を電気化学的に研磨し、0.5μmの平均中心線粗さを
有する表面トポロジーを形成した。脱イオン水で濯いだ
後、次いで300g/lの硫酸を含有する水溶液を用
い、60℃において180秒間アルミニウム板をエッチ
ングし、25℃において30秒間脱イオン水で濯いだ。
続いてアルミニウム板を200g/lの硫酸を含有する
水溶液中で、45℃の温度、約10Vの電圧及び150
A/m2の電流密度において約300秒間陽極酸化に供
し、3.00g/m2のAl2O3の陽極酸化層を形成
し、次いで脱イオン水で濯ぎ、20g/lの重炭酸ナト
リウムを含有する溶液を用い、40℃で30秒間後処理
し、続いて脱イオン水を用い、20℃で120秒間濯
ぎ、乾燥した。このようにして研磨され、陽極酸化され
たアルミニウム板(平版ベース)を次いで5重量%のク
エン酸を含有する水溶液に60秒間沈め、2Nの水酸化
ナトリウムの水溶液を用いて60秒間、pH7とし、脱
イオン水で濯ぎ、25℃で乾燥し、平版印刷版用の親水
性支持体を得た。この親水性支持体上に下記組成の画像
記録層塗布液をワイヤーバーを用いて、乾燥膜厚が2.
0g/m2になるように塗布し、90℃で3分間乾燥し
画像記録層を塗設し、平版印刷版材料を得た。
【0109】 画像記録層塗布液 赤外光吸収色素(CY10、日本化薬社製) 0.9重量部 コロイダルシリカ(スノーテックスOL、20%水分散液、 日産化学工業(株)製) 5重量部 ポリビニルアルコール(KL05、日本合成化学(株)製) 1重量部 ジアゾ樹脂(#4、フェアーマウント社製) 0.9重量部 純水 90.0重量部 この平版印刷版材料を、クレオプロダクツ社製の露光機
(トレンドセッター3244;半導体レーザー出力10
W、240チャンネル機)で画像露光(170〜200
mj/cm)を行った後、亜硫酸ナトリウムの10%水
溶液をゴムロールで版面に塗布した。この印刷版を印刷
機のシリンダーに取り付け、湿し水と印刷インキを供給
して印刷を行ったところ、汚れのない良好な印刷物が5
万枚得られた。
(トレンドセッター3244;半導体レーザー出力10
W、240チャンネル機)で画像露光(170〜200
mj/cm)を行った後、亜硫酸ナトリウムの10%水
溶液をゴムロールで版面に塗布した。この印刷版を印刷
機のシリンダーに取り付け、湿し水と印刷インキを供給
して印刷を行ったところ、汚れのない良好な印刷物が5
万枚得られた。
【0110】実施例2 印刷版用の親水性支持体を以下の方法で作製した。
【0111】親水性支持体の作製 コロナ処理を行った厚さ175μmのポリエチレンテレ
フタレートフィルムに以下の親水層塗布液を乾燥後の膜
厚が2μmになるよう塗設し、110℃で10分間乾燥
した。
フタレートフィルムに以下の親水層塗布液を乾燥後の膜
厚が2μmになるよう塗設し、110℃で10分間乾燥
した。
【0112】 親水層塗布液 コロイダルシリカ (スノーテックスOL;20%水分散液;日産化学工業社製) 25重量部 多孔質シリカ(サイロイド435;グレースジャパン社製) 4重量部 ポリビニルアルコール(KL05;日本合成化学社製) 1重量部 純水 70重量部 この親水性上に下記組成の画像記録層塗布液をワイヤー
バーを用いて乾燥膜厚が2.0g/m2になるように塗
布し、90℃で3分間乾燥し画像記録層を塗設し、平版
印刷版材料を得た。
バーを用いて乾燥膜厚が2.0g/m2になるように塗
布し、90℃で3分間乾燥し画像記録層を塗設し、平版
印刷版材料を得た。
【0113】 画像記録層塗布液 SD9020(カーボンブラック水分散液、大日本インキ化学工業製) 0.9重量部 コロイダルシリカ (スノーテックスOL;20%水分散液;日産化学工業社製)5重量部 ポリビニルアルコール(KL05;日本合成化学社製) 1重量部 ジアゾ樹脂(#4、フェアーマウント社製) 0.9重量部 純水 90重量部 上記平版印刷版材料を用い、還元剤水溶液をスプレーで
塗布した以外は実施例1と同様の実験を行った結果、汚
れのない良好な印刷物を2万枚得た。
塗布した以外は実施例1と同様の実験を行った結果、汚
れのない良好な印刷物を2万枚得た。
【0114】実施例3 厚さが0.24mmのポリエチレンテレフタレートフィ
ルム上に下記組成の赤外吸収剤を含む親水層塗布液をワ
イヤーバーを用いて、乾燥膜厚が1.0g/m2になる
ように塗布し、90℃で3分間乾燥し平版印刷版支持体
を得た。
ルム上に下記組成の赤外吸収剤を含む親水層塗布液をワ
イヤーバーを用いて、乾燥膜厚が1.0g/m2になる
ように塗布し、90℃で3分間乾燥し平版印刷版支持体
を得た。
【0115】 親水層塗布液 下記の変成ポリエステルの水分散物 45.0重量部 カーボンブラックの水分散物(SD9020;大日本インキ製、 固型分30%) 3.3重量部 純水 40.5重量部 変性ポリエステル樹脂の合成 4つ口フラスコに下記、、、を仕込み、撹拌し
ながら下記、を少量ずつ混合した後、この系に窒素
ガスを吹き込み、脱酸素を行う。次に65℃〜85℃で
5時間反応行った後、液温が室温になるまで撹拌を行
い、固型分が10%になるようにイオン交換水を添加し
て変性ポリエステルの水分散物を得た。
ながら下記、を少量ずつ混合した後、この系に窒素
ガスを吹き込み、脱酸素を行う。次に65℃〜85℃で
5時間反応行った後、液温が室温になるまで撹拌を行
い、固型分が10%になるようにイオン交換水を添加し
て変性ポリエステルの水分散物を得た。
【0116】 テレフタル酸(45)イソフタル酸(45) 5−ナトリウムスルホイソフタル酸(10)エチレングリコール(40) ネオペンチレングリコール(60)の脱水縮合により得られた ポリエステル樹脂の水分散物(括弧内はモル%、固型分25%) 520.0重量部 界面活性剤 2.0重量部 メタクリル酸メチル 20.0重量部 アクリルアミド 50.0重量部 過酸化ベンゾイル 2.0重量部 イオン交換水 406.0重量部 このように作製した親水性支持体上に下記組成よりなる
画像記録層塗布液をワイヤーバーを用いて、乾燥膜厚が
2.0g/m2になるように塗布し、90℃で3分間乾
燥し画像記録層を塗設し、平版印刷版材料を得た。
画像記録層塗布液をワイヤーバーを用いて、乾燥膜厚が
2.0g/m2になるように塗布し、90℃で3分間乾
燥し画像記録層を塗設し、平版印刷版材料を得た。
【0117】 画像記録層塗布液 ポリビニルアルコール(KL05;日本合成化学社製) 1重量部 ジアゾ樹脂(ジアゾジフェニルアミンのホルマリン縮合樹脂PF6塩) 0.9重量部 エチレングリコールモノメチルエーテル 90.0重量部 以下実施例1と同様の実験を行い、汚れのない良好な印
刷物を2万枚得た。
刷物を2万枚得た。
【0118】実施例4 実施例1と同様にして平版印刷版材料を作成した。還元
剤水溶液をインクジェット用インクカートリッジに入
れ、インクジェット法により画像情報にもとづいて、版
面に還元剤水溶液の画像を記録した。次いで、3kW超
高圧水銀灯を用いて、200mJ/cm2の全面露光を
行った。以下実施例1と同様の実験を行い、汚れのない
良好な印刷物を5万枚得た。また、インクジェット装置
を装備した印刷機に平版印刷版材料を取り付けてジアゾ
化合物の還元剤の供給を行い、同様の結果を得た。
剤水溶液をインクジェット用インクカートリッジに入
れ、インクジェット法により画像情報にもとづいて、版
面に還元剤水溶液の画像を記録した。次いで、3kW超
高圧水銀灯を用いて、200mJ/cm2の全面露光を
行った。以下実施例1と同様の実験を行い、汚れのない
良好な印刷物を5万枚得た。また、インクジェット装置
を装備した印刷機に平版印刷版材料を取り付けてジアゾ
化合物の還元剤の供給を行い、同様の結果を得た。
【0119】実施例5 実施例1で作製した親水性支持体上に下記の画像記録層
塗布液を乾燥膜厚が2.0g/m2になるように塗布
し、90℃で3分間乾燥し画像記録層を塗設し、平版印
刷版材料を得た。
塗布液を乾燥膜厚が2.0g/m2になるように塗布
し、90℃で3分間乾燥し画像記録層を塗設し、平版印
刷版材料を得た。
【0120】 画像記録層塗布液 赤外光吸収色素(CY10;日本化薬社製) 0.9重量部 コロイダルシリカ(スノーテックスOL、20%水分散液、 日産化学工業(株)製) 5重量部 ポリビニルアルコール(KL05、日本合成化学(株)製) 1重量部 ジアゾスルホネート(例示化合物のM1) 0.9重量部 純水 90.0重量部 この平版印刷版材料に実施例1と同様に画像露光を行
い、下記処方の湿し水供給装置を装備した印刷機に取り
付け、湿し水とインキを供給して印刷を行ったところ、
刷り出しから10枚目で汚れの無い良好な印刷物が2万
枚得られた。
い、下記処方の湿し水供給装置を装備した印刷機に取り
付け、湿し水とインキを供給して印刷を行ったところ、
刷り出しから10枚目で汚れの無い良好な印刷物が2万
枚得られた。
【0121】 湿し水 リン酸ナトリウム 0.2g 炭酸ナトリウム 0.1g エチレングリコール 0.1g 2−ヒドロキシ−3−ナフトイックアシドアニリド 2g 水 100g 実施例6 実施例3の平版印刷版材料作製において、画像記録層塗
布液中のジアゾ樹脂(ジアゾジフェニルアミンノホルマ
リン縮合物PF6塩)に代えて、ジアゾスルホネート化
合物(例示化合物のM12)を用いた以外は実施例1と
同様にして平版印刷版材料を得た。この平版印刷版材料
を用いて実施例5と同様の実験を行ったところ、刷り出
しから10枚目で汚れのない良好な印刷物が2万枚得ら
れた。
布液中のジアゾ樹脂(ジアゾジフェニルアミンノホルマ
リン縮合物PF6塩)に代えて、ジアゾスルホネート化
合物(例示化合物のM12)を用いた以外は実施例1と
同様にして平版印刷版材料を得た。この平版印刷版材料
を用いて実施例5と同様の実験を行ったところ、刷り出
しから10枚目で汚れのない良好な印刷物が2万枚得ら
れた。
【0122】
【発明の効果】本発明によれば、感度、耐刷力及び印刷
の汚れ性能に優れる新規な平版印刷版の製造方法及び該
平版印刷版を使用した印刷方法が提供される。また、本
発明によれば、印刷機上で現像できるという意味におい
て環境適性及び作業性に優れる平版印刷版の製造方法及
び該平版印刷版を使用した印刷方法が提供される。
の汚れ性能に優れる新規な平版印刷版の製造方法及び該
平版印刷版を使用した印刷方法が提供される。また、本
発明によれば、印刷機上で現像できるという意味におい
て環境適性及び作業性に優れる平版印刷版の製造方法及
び該平版印刷版を使用した印刷方法が提供される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H025 AA00 AA01 AA12 AB03 AC01 AC08 AD01 AD03 BA01 FA01 FA03 FA05 FA12 FA17 2H084 AA30 AE05 BB02 BB04 BB13 CC05 2H096 AA00 AA07 AA08 BA03 BA20 CA05 DA02 DA10 EA02 EA04 FA05 GA08 GA10 JA02 JA03 2H114 AA04 AA14 AA22 AA23 BA02 DA15 DA25 DA34 DA56 DA73 DA78 EA01 EA03 EA04 GA09 GA34
Claims (5)
- 【請求項1】 支持体上にジアゾ化合物を含有する画像
記録層を有する平版印刷版材料の該画像記録層に還元剤
を供給することにより平版印刷版を製造する方法。 - 【請求項2】 支持体上にジアゾ化合物を含有する画像
記録層を有する平版印刷版材料を用いて下記(1)〜
(3)のいずれかの手順で印刷物を製造する方法。 (1)上記画像記録層に光及び熱の少なくとも一方の
エネルギーを画像状に与え、該画像記録層の表面にジ
アゾ化合物の還元剤を供給し、印刷機の印刷シリンダ
ー上に設置し、湿し水及び/又はインキを該画像記録
層に供給し、インキを該画像記録層から受容要素に移
す。 (2)上記画像記録層に光及び熱の少なくとも一方の
エネルギーを画像状に与え、印刷機の印刷シリンダー
上に設置し、該画像記録層の表面にジアゾ化合物の還
元剤を供給し、湿し水及び/又はインキを該画像記録
層に供給し、インキを該画像記録層から受容要素に移
す。 (3)上記平版印刷版材料を印刷機の印刷シリンダー
上に設置し、その画像記録層に光及び熱の少なくとも
一方のエネルギーを画像状に与え、該画像記録層の表
面にジアゾ化合物の還元剤を供給し、湿し水及び/又
はインキを該画像記録層に供給し、インキを該画像記
録層から受容要素に移す。 - 【請求項3】 支持体上にジアゾ化合物を含有する画像
記録層を有する平版印刷版材料を用いて下記(1)〜
(2)のいずれかの手順で印刷物を製造する方法。 (1)上記画像記録層の表面にジアゾ化合物の還元剤
を画像様にインクジェット方式により供給し、光及び
熱の少なくとも一方のエネルギーを画像記録層に与え、
該画像記録層を有する平版印刷版を印刷機の印刷シリ
ンダー上に設置し、湿し水及び/又はインキを該画像
記録層に供給し、インキを該画像記録層から受容要素
に移す。 (2)上記平版印刷版材料を印刷機の印刷シリンダー
上に設置し、その画像記録層の表面にジアゾ化合物の
還元剤を画像様にインクジェット方式により供給し、
光及び熱の少なくとも一方のエネルギーを該画像記録層
に与え、湿し水及び/又はインキを該画像記録層に供
給し、インキを該画像記録層から受容要素に移す。 - 【請求項4】 支持体上にジアゾスルホネート化合物を
含有する画像記録層を有する平版印刷版材料の該画像記
録層にカップリング剤を含有するアルカリ水を供給する
ことにより平版印刷版を製造する方法。 - 【請求項5】 支持体上にジアゾスルホネート化合物を
含有する画像記録層を有する平版印刷版材料を用いて下
記(1)又は(2)のいずれかの手順で印刷物を製造す
る方法。 (1)上記平版印刷版材料の画像記録層に光及び熱の
少なくとも一方のエネルギーを画像状に与え、印刷機
の印刷シリンダー上に設置し、カップリング剤を含有
するアルカリ湿し水及び/又はインキを該画像記録層に
供給し、インキを該画像記録層から受容要素に移す。 (2)上記平版印刷版材料を印刷機の印刷シリンダー上
に設置し、光及び熱の少なくとも一方のエネルギーを
画像状に与え、カップリング剤を含有するアルカリ湿
し水及び/又はインキを該画像記録層に供給し、イン
キを該画像記録層から受容要素に移す。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2990599A JP2000225677A (ja) | 1999-02-08 | 1999-02-08 | 平版印刷版の製造方法及び印刷方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2990599A JP2000225677A (ja) | 1999-02-08 | 1999-02-08 | 平版印刷版の製造方法及び印刷方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000225677A true JP2000225677A (ja) | 2000-08-15 |
Family
ID=12289011
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2990599A Pending JP2000225677A (ja) | 1999-02-08 | 1999-02-08 | 平版印刷版の製造方法及び印刷方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000225677A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6523471B2 (en) * | 2000-05-08 | 2003-02-25 | Pisces-Print Imaging Sciences, Inc. | Chemical imaging of a lithographic printing plate |
US6691618B2 (en) * | 2000-05-08 | 2004-02-17 | Pisces-Print Imaging Sciences, Inc. | Chemical imaging of a lithographic printing plate |
CN103317827A (zh) * | 2012-03-21 | 2013-09-25 | 施乐公司 | 数字平版印刷系统中通过冷凝的润湿液沉积 |
-
1999
- 1999-02-08 JP JP2990599A patent/JP2000225677A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6523471B2 (en) * | 2000-05-08 | 2003-02-25 | Pisces-Print Imaging Sciences, Inc. | Chemical imaging of a lithographic printing plate |
US6691618B2 (en) * | 2000-05-08 | 2004-02-17 | Pisces-Print Imaging Sciences, Inc. | Chemical imaging of a lithographic printing plate |
US6796235B2 (en) * | 2000-05-08 | 2004-09-28 | Maxryan Enterprises, Inc. | Chemical imaging of a lithographic printing plate |
CN103317827A (zh) * | 2012-03-21 | 2013-09-25 | 施乐公司 | 数字平版印刷系统中通过冷凝的润湿液沉积 |
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