JP2000225572A - ワークバイス - Google Patents
ワークバイスInfo
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- JP2000225572A JP2000225572A JP11031192A JP3119299A JP2000225572A JP 2000225572 A JP2000225572 A JP 2000225572A JP 11031192 A JP11031192 A JP 11031192A JP 3119299 A JP3119299 A JP 3119299A JP 2000225572 A JP2000225572 A JP 2000225572A
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Abstract
回動操作で行う。 【解決手段】 可動爪を備えた移動台4を固定するノッ
クピン28のピン孔27が基台1側の半円断面溝21と
移動台4側の半円断面溝26とで形成されるワークバイ
スにおいて、移動台4側の半円断面溝26はピン孔27
の半径Rより深い溝深さSを備え、ノックピン28は移
動台側の半円断面溝26の深さSに対応する厚さUを備
えた半円断面ピンである。基台側の半円断面溝21の1
個と移動台側の半円断面溝26とを対向させてノックピ
ン28を基台側に回動させると、基台側に嵌合したノッ
クピンの半円断面部30の断面の一部が移動台側の半円
断面溝26側に残った状態となるため、移動台4は基台
1に固定される。
Description
ブルや取付治具にワークを固定するのに用いるワークバ
イスに関するもので、特に固定爪に対向して螺進退する
可動爪が基台に摺動自在に設けられた移動台に装着さ
れ、この移動台を基台に固定するノックピンを備えた平
面視で細長い矩形形状のワークバイスにおける移動台と
基台との固定構造に関するものである。
ために用いられるワークバイスは、工作機械のテーブル
に固定される基台と、基台に固定された固定爪と、固定
爪に対向して進退する可動爪とを備えている。汎用的な
ワークバイスは、可動爪をネジ機構により進出させて強
い力でワークを固定するようになっている。ネジ機構を
用いたワークバイスは、ワークの大きさに合わせて可動
爪を大きく移動させるとき、ネジを何回も回してやらな
ければならない。この面倒を避けるために、可動爪を基
台上に摺動自在に設けた移動台に装着し、ワークの寸法
に合わせた位置で移動台をノックピンにより基台に固定
する構造のワークバイスが用いられる。
最大寸法は、テーブルと工具軸の間隔によって規制され
る。ワークバイスは、テーブル上に固定されてワークを
把持するため、ワークの最大加工寸法を低減させないよ
うに、できるだけ小型のものが要求される。またワーク
の形状や寸法によっては複数のワークバイスを並べて使
用することもあるので、幅が狭くかつ可動爪の移動スト
ロークの大きなことが要求される。さらにワークの着脱
が迅速にできるように、操作性に優れていることや、垂
直なテーブルにワークバイスを水平に取り付けたときな
どに移動台を固定するノックピンが抜け落ちない構造の
ものが要求される。
して、この出願の出願人は、移動台と基台とを固定する
ノックピンのピン孔を移動台に設けた1個の半円断面溝
と、基台に所定間隔で設けた複数個の半円断面溝の1個
とを対向させることで形成するようにしたワークバイス
を提唱している(特開平7−171769号公報参
照)。この構造のワークバイスは、ノックピンの長さを
短くすることができ、かつノックピンを移動台の両側に
設けることにより、ワークの把持反力がノックピンに偏
荷重となって作用することを避けることができる。
基台とを固定するノックピンのピン孔を半円断面溝で形
成するワークバイスにおいて、移動台の固定と固定解除
とをノックピンの回動操作により行うことを可能にし、
かつノックピンの抜差し等に要するスペースを含めたワ
ークバイスの幅をより狭くすることが可能な、従って複
数のワークバイスを近接して配置したときのワークバイ
ス相互の間隔をより狭くすることが可能で、かつワーク
の固定及び固定解除を行うときの操作性にも優れたワー
クバイスを得ることを課題としている。
の長手方向に設けたスライドガイド5に沿って移動する
移動台4を備え、この移動台4に可動爪19を螺進させ
るネジ杆7が前記スライドガイドと平行に設けられてい
る。移動台4を基台1に固定するノックピン28のピン
孔27は、移動台4の移動方向に所定間隔で設けた基台
1側の半円断面溝21 ・・・の1個と移動台4に設け
た半円断面溝26とを対向させることによって形成され
る。移動台4側の半円断面溝26はピン孔27の半径R
より深い溝深さSを備えており、従って基台側の半円断
面溝21は移動側を深くした分だけ浅い溝深さTの半円
断面溝となっている。ノックピン28は全体又は一部が
半円断面の半円断面ピンであり、その半円断面部は基台
側の半円断面溝21の溝深さTより厚くかつ移動台側の
半円断面溝26の溝深さSを越えない厚さUを備えてい
る。
ークバイスにおいて、ノックピン28はその根元部分に
円周方向溝29を備え、移動台4はこの円周方向溝に嵌
合してノックピンの軸方向移動に抵抗する突出端31を
備えていることを特徴とするものである。
略180度回動させることにより移動台4と基台1との
固定と固定解除とを行う。ノックピンの半円断面部30
を移動台側の半円断面溝26側に回動したときは、基台
側の半円断面溝21にピンが残らないため、移動台4は
自由に移動させることができる。一方、基台側の半円断
面溝21の1個と移動台側の半円断面溝26とを対向さ
せてノックピン28を略180度回動させると、図4
(b)に示すように、基台側の半円断面溝21に嵌合し
たノックピンの半円断面部30の断面の一部が移動台側
の半円断面溝26側に残った状態となるため、移動台4
はノックピン28の軸直角方向の移動が阻止された状態
で基台1に固定されることとなる。移動台に作用するワ
ークの把持反力は、移動台の半円断面溝26側に残った
周面からノックピン28に伝達され、基台側の半円断面
溝21に嵌合しているピンの周面で基台1に伝達され
る。
実施例を示した図で、図1は断面図、図2は要部の構造
を分解して示す斜視図、図3は側面図、図4はノックピ
ンの収容状態の断面図である。図3において、基台1は
平面視が細長い矩形でその長手一端に固定爪2がキー3
で位置決めされて固定されている。移動台4は基台1の
長手方向のスライドガイド5に沿って移動自在で、上部
中央にスライドガイドと平行な貫通孔6を有し、この貫
通孔にネジ杆7の円筒部8が挿通されている。
は、中間鍔11が一体に形成されており、円筒部の先端
12は六角断面となっている。ネジ杆7は円筒部8を移
動台の貫通孔6に挿通した後、先端側に摘み13を止め
ネジ14で固定することにより、移動台4に回動自在か
つ軸方向移動不能に装着される。
5が移動台と同じスライドガイド5に摺動自在に装着さ
れており、この可動爪ガイドに設けたネジ孔16にネジ
杆のネジ部9が螺合されている。移動台4は側面視でL
形、可動爪ホルダ15は側面視で逆L形をしており、可
動爪ホルダ15の背面(移動台側)に庇状に延びた部分
の下面17が移動台4の前面に受台状に延びた部分の上
面18に摺接している。この構造は可動爪19にかかる
ワークの把持反力によって可動爪ホルダ15が傾くのを
防止するのに有効である。可動爪ホルダ15の固定爪2
側に向く面に可動爪19がボルトで固定されている。基
台1にはその両側面の長手方向にスライドガイド5と直
交する水平方向の半円断面溝21が配置されている。
を有するハット形であり、移動台4の断面は、内側面上
端に基台の外向き鍔22と嵌合する内向き溝23を有す
る下向きコ字形である。基台の半円断面溝21は基台の
下端の鍔24の上面に形成されている。移動台4の下端
の下向きの面25には基台の半円断面溝21と対向する
1個の半円断面溝26が設けられている。移動台側の半
円断面溝26は両半円断面溝21、26によって形成さ
れる円孔の半径Rより深い深さSを有しており、従って
基台側の半円断面溝21の溝深さTは、その円孔の半径
Rよりも浅い。
断面溝21・・・の1個とで形成されるピン孔27に
は、移動台側の半円断面溝26の溝深さSと同一の厚さ
(実際には嵌め合い公差に相当する遊隙分だけ薄い)U
の半円断面のノックピン28が挿通される。
面溝26側に回動したとき、図4(a)に示すように、
その半円断面部30のすべてが半円断面溝26内に収納
された状態となる。従ってノックピン28と基台側の半
円断面溝21とは係合せず、移動台4は自由に移動でき
る。一方図4(b)に示すように、移動台の半円断面溝
26と基台の半円断面溝21の1個とを対向させた状態
でノックピン28を略180度回動させると、ノックピ
ン28は基台側の半円断面溝21に収容された状態とな
るが、その半径方向の厚さUが基台側の半円断面溝21
の溝深さTより厚いために、その断面の一部が移動台側
の半円断面溝26内に残った状態となる。従ってこの状
態で移動台4と基台1とは移動不能に固定され、移動台
4に作用するワークの把持反力は移動台側の半円断面溝
26内に残った部分のピンの周面から基台1側に伝達さ
れることとなる。
80度の円周方向溝29を設け、移動台側の半円断面溝
26の周面の一箇所(移動台の下端面に近い位置)にコ
イルバネで付勢されたボール31を突出させて、当該ボ
ールを円周方向溝29に嵌合させる構造とすれば、ノッ
クピン28の軸方向移動を防止できるとともに、ノック
ピン28の移動台側への回動端と基台側への回動端を規
制することができる。
第2実施例を示したものである。この第2実施例のもの
では、基台の上端の外向き鍔22の下向きの面32に半
円断面溝21が配置されており、移動台の内向き鍔33
の上面に移動台側の半円断面溝26が設けられている。
そして移動台側の半円断面溝26に連接して、移動台の
下方の壁面34に円孔35が貫通している。ノックピン
28は基端側に短い円筒部36を有しており、先端側が
第1実施例と同様な断面形状の半円断面部となってい
る。この第2実施例の構造は、基台側の半円断面溝21
が下向きとなるため、ワークを加工する際の切粉などが
半円断面溝21に落ち込むのを防止できるという長所が
ある。
Claims (2)
- 【請求項1】 基台(1)に設けたスライドガイド(5)に沿
って移動する移動台(4)を基台(1)に固定するノックピン
(28)の円断面のピン孔(27)が移動台(4)の移動方向に所
定間隔で設けた基台(1)側の半円断面溝(21) ・・・の1
個と移動台(4)に設けた半円断面溝(26)とを対向させる
ことによって形成されるワークバイスにおいて、移動台
(4)側の半円断面溝(26)はピン孔(27)の半径(R)より深い
溝深さ(S)を備え、ノックピン(28)は当該溝深さ(S)を越
えずかつピン孔(27)の直径から前記溝深さ(S)を差し引
いた寸法より厚い厚さ(U)を有する半円断面部を備えて
いることを特徴とする、ワークバイス。 - 【請求項2】 ノックピン(28)はその根元部分に円周方
向溝(29)を備え、移動台(4)はこの円周方向溝に嵌合し
てノックピンの軸方向移動に抵抗する突出端(31)を備え
ていることを特徴とする、請求項1記載のワークバイ
ス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03119299A JP4388156B2 (ja) | 1999-02-09 | 1999-02-09 | ワークバイス |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Publications (2)
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JP2000225572A true JP2000225572A (ja) | 2000-08-15 |
JP4388156B2 JP4388156B2 (ja) | 2009-12-24 |
Family
ID=12324576
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP03119299A Expired - Lifetime JP4388156B2 (ja) | 1999-02-09 | 1999-02-09 | ワークバイス |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4388156B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109986116A (zh) * | 2017-12-31 | 2019-07-09 | 天津市越创科技有限责任公司 | 一种用于活塞芯槽口加工的装置 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7313032B2 (ja) * | 2018-12-28 | 2023-07-24 | 株式会社テック・ヤスダ | ワークバイス |
-
1999
- 1999-02-09 JP JP03119299A patent/JP4388156B2/ja not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN109986116A (zh) * | 2017-12-31 | 2019-07-09 | 天津市越创科技有限责任公司 | 一种用于活塞芯槽口加工的装置 |
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---|---|
JP4388156B2 (ja) | 2009-12-24 |
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