JP2000224706A - 直動式パンタグラフ装置 - Google Patents

直動式パンタグラフ装置

Info

Publication number
JP2000224706A
JP2000224706A JP11025072A JP2507299A JP2000224706A JP 2000224706 A JP2000224706 A JP 2000224706A JP 11025072 A JP11025072 A JP 11025072A JP 2507299 A JP2507299 A JP 2507299A JP 2000224706 A JP2000224706 A JP 2000224706A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mast
base
direct
pantograph device
air
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11025072A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadashi Hasegawa
正 長谷川
Tsutomu Naito
力 内藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Showa Corp
Original Assignee
Showa Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Showa Corp filed Critical Showa Corp
Priority to JP11025072A priority Critical patent/JP2000224706A/ja
Publication of JP2000224706A publication Critical patent/JP2000224706A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 直動式パンタグラフ装置のマストを起倒する
機構を簡略化する。 【解決手段】 台枠2上にはエアモータ12が固定さ
れ、このエアモータ12の駆動軸にはウォームギア13
が取り付けられ、また前記水平軸3にはウォームギア1
3と噛合するウォームホイール14が取り付けられ、エ
アモータ12の駆動力が直接ベース4に伝達され、ベー
ス4が水平軸3廻り、つまり上下方向に回動すること
で、マスト5が起立位置または収納位置になるようにし
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は集電舟体を設けたマ
ストをリフトシリンダにて垂直方向に昇降動せしめる直
動式パンタグラフ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】菱形枠体をスプリングにて上下動させ、
菱形枠体の頂部に取り付けた集電舟体を架線に接触せし
める構造の一般的なパンタグラフ装置に代えて、空力騒
音を低減し得る直動式パンタグラフ装置を、本出願人は
特開平9−93706号公報、特開平9−93708号
公報、特開平9−117005号公報等に提案してい
る。
【0003】上記の直動式パンタグラフ装置の構造を図
7に基づいて説明すると、電気車両の屋根の上に碍子1
01を介して台枠102を取り付け、この台枠102に
水平軸103を介してベース104を回動自在に支持
し、このベース104にマスト105を設け、このマス
ト105内にリフトシリンダ106を配置し、このリフ
トシリンダ106の作動によって集電舟体107を昇降
動せしめるようにしている。
【0004】また、上記の直動式パンタグラフ装置は、
実線で示す起立した状態から、ベース104を回動して
横倒しの収納状態とするために、マスト起倒シリンダ1
07と、マストの起倒速度をコントロールするためのダ
ンパー108とを左右にそれぞれ2本づつ配置し、更に
起立状態にあるマスト104が走行中に風圧等によって
倒れることがないように起立状態を維持するロック機構
109を設けている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の直動式
パンタグラフ装置にあっては、マストを起倒させるため
にマスト起倒シリンダ107とダンパー108を合計4
本必要とし、直動式パンタグラフ装置全体の重量とコス
トが増加している。
【0006】また、リフトシリンダ106のみでなくマ
スト起倒シリンダ107及びロック機構109も圧気源
からのエアにて動作せしめるため、エア配管が複雑にな
り、特にロック機構109については、マスト104が
起立状態から収納状態に移る際にはマストの回動前に確
実にロック解除がなされている必要があり、また収納状
態から起立状態に移る際にはマストが完全に起立してか
らロックを行わなければならず、検知弁を配管の途中に
設けるなどエア制御回路が極めて複雑になる。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すべく本
発明は、集電舟体を設けたマストをベースに対し昇降自
在とし、このベースを軸を中心として回動せしめること
で、起立位置または収納位置となるようにした直動式パ
ンタグラフ装置において、モータの駆動力を例えばウォ
ームギアとウォームホイールとから構成される減速機構
を介してベースに伝達することで回動せしめるようにし
た。このように、モータの駆動力を減速機構を介して直
接伝達することで、エア配管としてはリフトシリンダを
作動させる配管のみで済むことになる。
【0008】また、モータを作動せしめる駆動源として
は、パンタグラフ装置は大電流を車両に供給するもので
あるので、万一大電流がモータに流れるとモータが壊れ
てしまうので、アッキュムレータ等の圧気源からのエア
にて作動するエアモータが好ましい。更に、ウォームギ
ヤ機構を使用しているため、ロック機構が不要になる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。図1は本発明に係る直動式パ
ンタグラフ装置の側面図、図2は同直動式パンタグラフ
装置の平面図、図3は減速機構の部分の拡大側面図、図
4は減速機構の部分の拡大平面図である。
【0010】直動式パンタグラフ装置は車両の屋根に碍
子1を介して台枠2を電気的に絶縁して取り付け、この
台枠2に水平軸3を回動自在に支持し、この水平軸3に
ベース4を固定し、このベース4にマスト5を設けてい
る。
【0011】マスト5は風圧を軽減するための摺動自在
な二重筒構造のカバー6内にリフトシリンダ7を配置し
ている。このリフトシリンダ7の下端は前記ベース4に
固着され、上端にはスライダ8が連結され、このスライ
ダ8の上端にはハウジング9を介して集電舟体10が取
り付けられている。
【0012】而して、リフトシリンダ7を伸縮動するこ
とで集電舟体10が昇降動し、架線と集電舟体10との
接離が行われる。また、集電舟体10と車体側のスイッ
チとを電気的に接続するシャントリード線11も前記カ
バー6内に収納している。
【0013】一方、前記台枠2上にはエアモータ12が
固定され、このエアモータ12の駆動軸にはウォームギ
ア13が取り付けられ、また前記水平軸3にはウォーム
ギア13と噛合するウォームホイール14が取り付けら
れ、エアモータ12の駆動力が直接ベース4に伝達さ
れ、ベース4が水平軸3廻り、つまり上下方向に回動す
ることで、マスト5が起立位置または収納位置になるよ
うにしている。
【0014】尚、ウォームホイール14の形状は円弧状
のものを示したが円形でもよく、またウォームギア13
とウォームホイール14との組み合わせに限らず、例え
ばヘリカルギヤ等を用いた減速機構でもよい。
【0015】図5及び図6はそれぞれマストの起立状態
と収納状態を示すエア制御回路図であり、図6の状態か
らエアモータ12の起立動作の回転方向のポート側にエ
アが供給され起立をはじめ、マストが起立状態になり集
電舟体は下方位置にあるのが図5の状態であり、この状
態のようにマストが起立位置に来ると、切替弁15がマ
ストによって切換えられ、エアモータ12へのエアの供
給が遮断されリフトシリンダの上昇管路へエアが送ら
れ、リフトシリンダが伸張して集電舟体が上昇し、架線
に下から接触する。これにより架線からの給電態勢が整
う。
【0016】一方、収納時はレギュレータから切替弁1
5を介してリフトシリンダの下降管路へエアが送られ、
リフトシリンダが圧縮して集電舟体が下降し、架線から
離れる。
【0017】そして、この後、エアモータ12の収納動
作の回転方向のポート側にエアが送られ、ベース4が回
動し、マスト5が収納位置へ倒れる。
【0018】マストが収納位置まで倒れると、検知弁が
マストにより切換えられて、エアモータの管路から収納
検知管路に切換えられ、圧力センサにより収納したこと
を検知する。
【0019】尚、実施例では減速機構としてウォームギ
ヤ機構を示したが、これに限定されるものではなく、遊
星ギヤ機構や平歯車の減速機構を単独で或いは組み合わ
せて使用してもよい。
【0020】
【発明の効果】以上に説明したように本発明によれば、
集電舟体を設けたマストをベースに対し昇降自在とし、
このベースを軸を中心として回動せしめることで、起立
位置または収納位置となるようにした直動式パンタグラ
フ装置において、モータの駆動力を例えばウォームギア
とウォームホイールとから構成される減速機構を介して
ベースに伝達して回動せしめるようにしたので、マスト
起倒シリンダとマストの起倒速度をコントロールするた
めのダンパーが不要になり、従来に比べてエア配管が極
めてシンプルなものとなる。
【0021】また、マスト起倒シリンダとダンパーが不
要になるので、パンタグラフ装置の計量化が図れ、前後
方向の寸法も短くできる。
【0022】更に、ウォームギヤ機構を使用したため従
来のマストロック機構が不要になり、エア配管は更にシ
ンプルなものになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る直動式パンタグラフ装置の側面図
【図2】同直動式パンタグラフ装置の平面図
【図3】減速機構の部分の拡大側面図
【図4】減速機構の部分の拡大平面図
【図5】マストの起立状態を示すエア制御回路図
【図6】マストの収納状態を示すエア制御回路図
【図7】従来の直動式パンタグラフ装置の側面図
【符号の説明】
1…碍子、2…台枠、3…水平軸、4…ベース、5…マ
スト、6…カバー、7…リフトシリンダ、8…スライ
ダ、9…ハウジング、10…集電舟体、11…シャント
リード線、12…エアモータ、13…ウォームギア、1
4…ウォームホイール、15…切替弁。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5H105 AA17 BA02 BB01 CC02 CC12 DD04 EE01 EE04 EE08 EE13 EE19 EE21 GG01 GG02 GG17 GG18

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 集電舟体を設けたマストをベースに対し
    昇降自在とし、このベースを軸を中心として回動せしめ
    ることで、起立位置または収納位置となるようにした直
    動式パンタグラフ装置において、前記ベースの軸を中心
    とした回動は、モータの駆動力を減速機構を介して伝達
    することで行うようにしたことを特徴とする直動式パン
    タグラフ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の直動式パンタグラフ装
    置において、前記減速機構はウォームギアとウォームホ
    イールとから構成されることを特徴とする直動式パンタ
    グラフ装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の直動式
    パンタグラフ装置において、前記モータは圧縮空気にて
    動作するエアモータであることを特徴とする直動式パン
    タグラフ装置。
JP11025072A 1999-02-02 1999-02-02 直動式パンタグラフ装置 Pending JP2000224706A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11025072A JP2000224706A (ja) 1999-02-02 1999-02-02 直動式パンタグラフ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11025072A JP2000224706A (ja) 1999-02-02 1999-02-02 直動式パンタグラフ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000224706A true JP2000224706A (ja) 2000-08-11

Family

ID=12155734

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11025072A Pending JP2000224706A (ja) 1999-02-02 1999-02-02 直動式パンタグラフ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000224706A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101543906B1 (ko) 2013-12-25 2015-08-11 주식회사 포스코 전원공급용 연결장치

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101543906B1 (ko) 2013-12-25 2015-08-11 주식회사 포스코 전원공급용 연결장치

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5932995B2 (ja) トロリー式トラックのパンタグラフ装置
CA2318465A1 (en) Modular power step
US4311205A (en) Industrial trucks and battery covers for them
CN108571200A (zh) 一种立体泊车装置及泊车方法
CN107856584A (zh) 剪叉吊挂式电控升降座椅系统
CN109094678A (zh) 一种通用型无人驾驶机器人
CN204077550U (zh) 一种车载航架式摄像移动平台
JP2000224706A (ja) 直動式パンタグラフ装置
KR101423323B1 (ko) 차량용 휠체어 이동 장치
JP4475653B2 (ja) 集電舟の駆動装置
JP2011167444A (ja) 車椅子のリフト装置
CN214450494U (zh) 一种汽车扶手支架
CN212980019U (zh) 一种带伸缩功能的雨棚
CN211442038U (zh) 可躺平式汽车舒适座椅
JP3549235B2 (ja) 電気車両のパンタグラフ装置
JP2005065350A (ja) パンタグラフ装置
CN210289279U (zh) 一种车棚
CN217198691U (zh) 一种无人机平台
CN218367517U (zh) 多功能座椅扶手装置
CN210286514U (zh) 一种集装箱跨运车驾驶室座椅辅助旋转系统
SU770869A1 (ru) Токоприемник
CN216546155U (zh) Apm车辆可升降司机驾驶台
CN216861348U (zh) 一种车载驾驶辅助装置
CN219687133U (zh) 用于车辆的座椅腿托机构及具有其的车辆
CN116691884A (zh) 两轮车辆的辅助支撑装置及控制方法