JP2000224455A - 改良ズ―ミング機能を有するディジタルカメラ及びその方法 - Google Patents

改良ズ―ミング機能を有するディジタルカメラ及びその方法

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JP2000224455A
JP2000224455A JP2000021254A JP2000021254A JP2000224455A JP 2000224455 A JP2000224455 A JP 2000224455A JP 2000021254 A JP2000021254 A JP 2000021254A JP 2000021254 A JP2000021254 A JP 2000021254A JP 2000224455 A JP2000224455 A JP 2000224455A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光学ズームとディジタルズームの特性を有す
るディジタルカメラにおいて、ズーミングを行いながら
撮影画像をモニターするとき、ビューファインダあるい
はLCD画面を用いる。LCD画面を使用することはカ
メラのバッテリ系に高い電流消費を強いることになる。 【解決手段】 本願発明では、モータ駆動による第1の
レンズ系と第2のレンズ系が、カメラの光学ズームレン
ジに亘って連動して動作する。ユーザは、撮像されるシ
ーンをビューファインダを通して光学ズームの効果を見
る。第1のレンズによるズームレンジのが最大になる
と、モータが引き続き第2のレンズ系を駆動して、ズー
ミングを行いディジタルズームと同等の効果をビューフ
ァインダを通してユーザに与える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カメラ一般に関
し、特に、組み合わされた光学ズームとディジタルズー
ムの特性を有するディジタルカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ディジタルカメラおよびアナロ
グカメラはともに、撮影時に撮像されるシーンのどの領
域を取り込むかについてのフィードバックをユーザに提
供しなければならない。従来、これは、光学ビューファ
インダと呼ばれる内蔵デバイスを使用することで達成さ
れ、この光学ビューファインダは、ユーザがシーンを視
覚可能であるとともに、カメラレンズ系により取り込ま
れるシーンの領域を正確に知ることができる光学ウィン
ドウである。
【0003】カメラレンズ系により取り込まれる領域を
切り替えるために、多くのディジタルおよびアナログカ
メラは、一般にズーム機能と呼ばれるものも含む。ズー
ム機能は、アナログカメラでは光学ズーミングに限定さ
れるが、ディジタルカメラでは光学ズーミングとディジ
タルズーミングの両方を含んでいてもよい。
【0004】光学およびディジタルズーミングの長所の
説明に先立ち、当該技術水準においてTTL(Through
The Lens)カメラとして知られるものとPAS(Point
AndShoot)カメラとして知られるものの相違を概説する
ことがおそらく有益である。
【0005】TTLカメラでは、ユーザは、撮像される
シーンを見るときにカメラビューファインダを利用す
る。より詳細には、ユーザは、カメラのレンズ系を通し
てシーンを見ている。すなわち、TTLカメラにおいて
内部設置されたミラーの助けにより、該レンズ系を通っ
た光が内部ミラーにより反射され、光学ビューファイン
ダに送られ、ユーザによって検討される。取り込まれる
シーンにユーザが満足すると、カメラの感光面に対して
光路を直行するべくミラーが転位され、これにより光学
ビューファインダを通して見えるシーンを取り込むこと
ができる。
【0006】PASカメラは、これに比べてはるかに割
安であり、ユーザは、主要レンズ系を通してシーンを見
ることができない。代わりに光学ビューファインダには
第2のレンズ系が設けられ、主要レンズ系と連動して移
動できるようになっている。すなわち端的に言えば、P
ASカメラには2つの光路が別個に確立されており、1
つは主要レンズ系用の光路であってカメラの感光面に向
かい、もう一つは、第2のレンズ系を介して、ユーザが
シーンをプレビューできるビューファインダに向かう。
【0007】ここで2種類のズーミング、すなわち光学
ズーミングとディジタルズーミングの長所を検討する
と、光学ズーミングは、見た対象物を拡大または縮小す
るといった第1のレンズ系の動きに影響を及ぼす機械的
動作であることが当業者には理解されよう。したがっ
て、たとえば、第1のレンズ系を動かすことによって、
ユーザは、機械的な移行をスムーズに行いながら一群で
構成された花からその群の中の1本の花を見た後、再び
全体構成に戻すことができる。この移行を、一般的にシ
ーンの「ズームイン」「ズームアウト」という。
【0008】ディジタルカメラおよび写真撮影の出現に
より、液晶ディスプレイ(LCD)機器として知られる
画像視覚表示モジュールとディジタルズーミングの2つ
の新たな開発が出現した。LCD機器により、ユーザ
は、PREVIEW動作モードにおいて画像を取り込む
前と、POST−VIEWまたはREVIEW動作モー
ドにおいて画像を取り込み格納した後の両方でシーンを
自由に見ることが可能である。すなわち端的に言えば、
PREVIEW動作モードは、TTLタイプのカメラに
おいて見られる、LCDに表示される画像を電荷結合素
子(CCD)とも呼ばれるディジタルカメラの感光面か
ら直接取り出す場合の動作モードと本質的に同一動作モ
ードである。
【0009】ディジタルズーミングは、CCDによって
変換された画像の一部を選択し、この選択した部分がL
CDの視覚領域全体から見たときに拡大されて見えるよ
うにする電気操作である。以上のことから、光学ズーミ
ングは、移動式の第1のレンズ系を設けるという高い費
用をかける必要なく同一効果が達成され、LCD上で見
られることが当業者により理解されるであろう。しかし
ながら、このような利点と引き替えに、CCDはより少
数の画素配置を使用するためLCDで見られる画像品質
が劣化する。
【0010】ハイエンドディジタルカメラの中には、デ
ィジタルズーミングによって引き起こされる画像品質の
劣化を、従来の光学ズーミング機能を設けることによっ
て克服するものがある。この種のカメラでは、ビューフ
ァインダがカメラレンズを追跡することで、ユーザは、
光学ズーミングの効果を視覚的に見ることが可能にな
る。あるいは、ユーザは、対象物画像をCCDにより変
換する前に第1のレンズ系によって拡大が実現されるた
め、PREVIEW動作モードにおいてLCD上で光学
ズーミングの効果を見ることもできる。しかしながら、
ほとんどの状況において、ユーザは、LCDを使用する
ことでカメラのバッテリ系に高い電流消費を生ずること
になるため、光学ズーミングを観察する目的ではLCD
を使用しない。
【0011】近年、ディジタルカメラの中には、光学ズ
ーミングとディジタルズーミングの両方を兼ね備えたも
のも売られてきた。かかるカメラにおいて、ユーザは、
所望の拡大を達成するためにこれらの効果のいずれか一
方を選択することが可能である。したがって、たとえ
ば、4Xの倍率係数にするために、ユーザは、2Xの光
学効果および2Xのディジタル効果を選択することがで
きる。
【0012】このような組み合わせ効果はPREVIE
W動作モードでは望ましいが、カメラバッテリ系の電流
消費が大きいことから、組み合わせズーミング効果は期
待を下回るものであった。すなわち、LCD画像を見る
ことによってのみ画像データの「見たものが即得られ
る」視野をユーザが獲得するので、組み合わせズーム効
果が作用しているときにはパワー消費が一定である。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】以上のことから、LC
Dの電源がオフであるとき、ユーザがビューファインダ
を通しても光学的ズーミング効果しか見られないよう制
限されることが理解されるはずである。この場合、ズー
ム機能を組み合わせた従来技術のディジタルカメラにお
いて、光学ズームは常に作動可能であるが、ディジタル
ズームは、LCDが動作パワーオン状態のときにのみ作
動可能となる。このように、ユーザは、取り込まれるシ
ーンに厳密に含まれるものを推測できる状態にはない。
【0014】上述したカメラおよび動作方法では、光学
ならびにディジタルズーミングの両方を組み合わせた効
果を提供するが、ディジタルズーミングの効果により、
利用可能なバッテリ電源に対するカメラの有用な動作時
間が大幅に短縮される。換言すれば、組み合わされた光
学とディジタルズーミング機能のカメラでは、カメラの
動作コストは、高価なバッテリをかなり頻繁に交換しな
ければならないため、より一層高くなる。
【0015】したがって、光学とディジタルの両方のズ
ーミング機能を備えつつ、同時にバッテリ消費を少なく
させる新たな改良ディジタルカメラが大いに望まれる。
また、かかる新たな改良ディジタルカメラは、使用が容
易でありながら、どのシーンを取り込むかを常にユーザ
に正確に知らせ、光学ズームモードとディジタルズーム
モードのいずれの動作モードであっても画像再生できる
ようにすることも必要である。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明に係るディジタル
カメラは、液晶ディスプレイ(LCD)機器を使用する
必要なく、光学ズーミングとディジタルズーミングを組
み合わせたズーム機能を備えているため、バッテリ消費
は少なくて済む。この新たな改良ディジタルカメラは、
モータ駆動による第1のレンズ系と第2のレンズ系が、
カメラの光学ズームレンジに亘って連動して動作する。
ユーザは、撮像されるシーンを第2のレンズ系を通して
見るビューファインダを通して光学ズームの効果を見
る。光学ズームレンジの端部では、モータが引き続き第
2のレンズ系を駆動して、ディジタルズーム効果の光学
的シミュレーションをユーザに与える。すなわち端的に
言えば、ユーザは、光学およびディジタルの様々なズー
ム係数の積を示すズーム係数を、LCD機器を作動せず
に視覚することが可能である。代替例において、LCD
機器を作動させることで、LCD機器を使用して光学と
ディジタルズーミングの組み合わせ効果をユーザがPR
EVIEW動作モードで見られるようにしてもよい。Z
OOM動作モードにおいて、ズーム制御アルゴリズムに
より、マイクロプロセッサが電気信号を生成し、ディジ
タルカメラを使用する新規方法にしたがって光学ズーム
レンジとディジタルズームレンジの両方を完全に提供す
るようモータ動作を制御するプロセスが容易になる。
【0017】添付図面とともに以下の発明の好ましい実
施形態の説明を参照することによって、本発明の上述の
特徴およびこれらを達成する方法が明らかとなり、かつ
本発明自体が最もよく理解されるであろう。
【0018】
【発明の実施の形態】ここで、図面、特に図1〜図2を
参照すると、本発明にしたがって構成したディジタルカ
メラ系8が図示されている。ディジタルカメラ系8によ
って取り込まれ、処理されたディジタル画像を、ユーザ
は永久的または一時的に見ることができる。
【0019】次に、図1〜図2を参照してディジタルカ
メラ系8をさらに詳細に検討していくと、ディジタルカ
メラ系8は、一般に、画像データを受信して処理するデ
ータ処理プリントシステム9と、該システム9が処理す
る画像データを取り込み、格納するディジタルカメラ1
0と、を含む。データ処理プリントシステム9は、ディ
ジタル画像処理を容易に行う各種のハードウェアおよび
ソフトウェア構成で構成されてもよく、たとえば、プロ
セッサまたはコンピュータ、モニタ、ディジタルカード
リーダおよびプリンタを有するパーソナルコンピュータ
システム、IRポート、ディジタルカードリーダおよび
内蔵マイクロプロセッサを有するスタンドアロン型フォ
トプリンタ等があり、画像データを記憶カードモジュー
ル54において受信するか、または全般的に75で示し
た(図2)IRチャネル等のIR通信チャネルを介して
赤外線波長で伝送することができる。
【0020】動作中、ユーザは、ディジタルカメラ10
を使用して、撮像するシーンを選択し、フレーム調整を
行って、さらに詳細を後述する各種のカメラ制御を用い
て画像に焦点を合わせ、カメラ10を作動させると対象
シーンを取り込み、格納できるようにする。カメラ10
により画像を一旦取り込み、格納してしまうと、ユーザ
は、画像を単独で、または先に取り込み格納されている
他の画像とともに選択して、IRチャネル75を介して
処理システム9に送信するか、あるいは各画像のプリン
トを何枚用意すべきか、クロッピング命令、回転命令、
サムネイル命令等各種の命令コマンドを備えた記憶カー
ドモジュール54に複写することができる。そして記憶
カードモジュール54をカメラ10から取り外し、デー
タ処理プリントシステムのディジタルカードリーダに挿
し込んで処理することができる。より詳細には、画像情
報および命令が、処理システム9に受信されたときに実
行されることで、カメラ10を介して入力されたユーザ
の命令にしたがって画像プリントが用意される。
【0021】次に図面、特に図1を参照すると、本発明
にしたがって構成したディジタルカメラ10が模式的に
示されている。カメラ10は、画像処理システム9と併
用して高品質のディジタル写真の再検討、フォーマット
およびプリントを容易に行うよう構成されている。本発
明の好ましい実施形態において、カメラ10は、光学と
ディジタルの両方のズーミング機能とともに固定焦点機
能および自動焦点機能とを備え、それぞれについて、カ
メラ10の動作を説明するときにさらに詳細を後述す
る。
【0022】組み合わされた光学とディジタルのズーム
機能は、カメラ10のバッテリパワー消費を大幅に減少
して実施されるが、これについては詳細を後述する。固
定焦点動作モードは、絞りの影響を受けやすいのでカメ
ラ10のデフォルトを固定焦点動作モードにする。固定
焦点動作モードにおいて、カメラ10は、カメラ10が
受け取る周辺光の光量に対して、その焦点および絞り設
定を自動調節する。
【0023】カメラ10をさらに詳細に検討していく
と、カメラ10は、一般に筐体16を備え、筐体16に
は、ズーミング機能、光を調整する絞り設定および画像
再生を目的とするフォーカス機能を容易に行う絞り/レ
ンズ系ないし構成13が内蔵されている。この場合、絞
り/レンズ構成13は、全般的に14で示した、取り込
まれるシーンの結像および光学的ズームイン/ズームア
ウトを行う第1のレンズ系と、取り込むべき対象物を示
す光をカメラの感光面に入射させるシャッタ19と、適
正な画像形成を確実に行うために適正な光量を受け取る
よう自動調節される絞り18と、を一般に含む。
【0024】また、取り込まれるシーンをユーザがプレ
ビューできるように、カメラ10は、マイクロプロセッ
サ25および液晶ディスプレイ(LCD)機器38を、
電荷結合素子すなわちCCD15と電気的に結合するよ
うにも構成される。LCD機器38により、ユーザは、
カメラ制御に対する各種メッセージの表示を視覚するこ
とができるとともに、画像を取り込む前に光学とディジ
タル両方のズーミング効果をプレビューすることができ
る。CCD15は、第1の光路中に設置されて、光を電
気信号に変換し、これが最終的にマイクロプロセッサ2
5によって処理される。これについては、さらに詳細を
後述する。図1において最もよくわかるように、第1の
光路は、第1のレンズ系14およびシャッタ19を介し
て絞り18から電荷結合素子15まで伸長している。
【0025】マイクロプロセッサ25およびLCD機器
38は、TTL(through the lens)ディジタルカメラ
において見られるものとほぼ同一の動作モードである1
つのPREVIEW動作モードを提供するように動作す
る。すなわち、ユーザは、LCD機器38がパワーオン
状態にある場合、LCD機器38を介して光学ズーミン
グとディジタルズーミングの両方の効果を見ることがで
きる。しかしながら、このLCDのPREVIEW動作
モードでは、LCD機器38がカメラ10の電気系に多
大なバッテリ消費をもたらすことが当業者であれば理解
されよう。
【0026】また、カメラ10は、第2のレンズ系44
とビューファインダ45を有するズーム効果ビューファ
インダ構成43も含む。ビューファインダ構成43は、
ズーミングアルゴリズム300と協働し、別のPREV
IEW動作モードにおいて、取り込まれる対象物シーン
の視覚化をユーザにもたらす。この動作モードにおい
て、ユーザは、カメラの動作時間を著しく引き延ばすよ
うに電源をLCD機器38に一切供給せずに、対象物シ
ーンを視覚することが可能である。すなわち端的に言え
ば、このビューファインダのPREVIEW動作モード
において、LCD機器38がパワーオン状態ではないた
め、LCD機器38はカメラ10の電気系にパワー消費
をもたらすことはない。選択スイッチ33により、ユー
ザは、ビューファインダ専用動作モードか、あるいはビ
ューファインダとLCD機器動作モードか、所望の動作
モードを選択できる。ビューファインダ専用動作モード
では、スイッチ33とともにスイッチ構成の一部を形成
するスイッチ30が、アクティブ状態に設定される。組
み合わせ動作モードでは、同様にスイッチ33とともに
スイッチ構成の一部を形成するLCDアクティブスイッ
チ32がアクティブ状態に設定される。そして選択スイ
ッチ33は、ズームインおよびズームアウトスイッチま
たはモード選択スイッチとして機能する。
【0027】マイクロプロセッサ25と第1のおよび第
2の各レンズ系14および44の間には、ステッパモー
タ29がそれぞれ結合され、それぞれのレンズ系14お
よび44を移動してフォーカスおよびズームさせる。ス
テッパモータ29は、マイクロプロセッサ25および固
定焦点制御アルゴリズム100の制御下(図5)で、カ
メラ10が固定焦点動作モードで動作している場合に第
1のレンズ系14の焦点を段階的に調節する。同様に、
ステッパモータ29は、マイクロプロセッサ25および
ズーム制御アルゴリズム300の制御下で、1X倍率か
ら2X倍率の光学ズームレンジに亘って第1のレンズ系
14および第2のレンズ系44をズームさせる。光学ズ
ームレンジの端部において、第1のレンズ系14がこれ
以上大きなズーミング効果を奏することができない場
合、マイクロプロセッサ25により、ステッパモータ2
9は、LCD機器38を作動せずにユーザが直接見るこ
とのできるディジタルズーミング効果をシミュレートす
るように第2のレンズ系44を移動し続ける。すなわ
ち、第2のレンズ系44は、第1のレンズ系14がもは
や移動していなくとも、ビューファインダ43において
見えた対象物シーンを拡大し続ける。すなわち端的に言
えば、光学ビューファインダ43が示す倍率の大きさ
は、表Aに示すような光学ズーム係数とディジタルズー
ム係数の積である。
【0028】たとえば、光学ズーム機能には、一連の有
限段においてZ1、Z2、Z3…Znと表される約Z1〜約
nの動作範囲がある。したがって、光学ズーム動作で
は、ユーザがズームインして対象物画像を望遠にする場
合、第1のレンズ系14と第2のレンズ系44は、それ
ぞれの第1および第2の光路に沿って前後一列にZ1
nの一連の連続する有限段で動く。逆に、ユーザがズ
ームアウトして対象物画像を広角にする場合、レンズ系
14、44は、Zn〜Z1の連続する一連の有限段で反対
方向に動く。
【0029】一旦第1のレンズ系14をその最大光学ズ
ーム位置Znまで動かすと、これ以上の光学ズームは不
可能である。このとき、ユーザが対象物画像を引き続き
ズームインしたい場合には、カメラ10は自動的にディ
ジタルズームモードに切り替わる。
【0030】ディジタルズームモードでは、約D1〜Dn
までの連続範囲を提供する別の一連の有限倍率係数
1、D2、D3…Dnがある。この動作モードでは、マイ
クロプロセッサ25は、CCD15にその出力信号を操
作させてディジタルズーミングの効果を与え、該効果
は、カメラがLCDアクティブモードで動作している場
合にLCD機器38において観察できる。LCD機器3
8において見られるものの実際の効果は、現行の光学ズ
ーム係数(たとえばZn)と現行のディジタルズーム係
数(たとえばDn)の積であり、全体としての有効ズー
ム係数はZnnになる。
【0031】ユーザがこのビューファインダ45におけ
るズーミング効果を視覚できるようにするために、マイ
クロプロセッサ25は、ズーム制御プログラム300の
制御下で、第2の光路に沿って最大光学ズーム位置のZ
nから最大有効ズーム位置のZnnまで第2のレンズ系
44を移動し続ける。すなわち端的に言えば、第2のレ
ンズ系44が第2の光路に沿って移動していくと、レン
ズは、最小有効ズーム積のZ11から最大有効ズーム積
nnの範囲である光学ディジタルズーム係数積をシミ
ュレートする一連の有限段で移動する。
【0032】好ましい動作モードでは、マイクロプロセ
ッサ25は、ズームスイッチ33により生成される信号
におけるズームに応じて、現行の光学ズーム係数と現行
のディジタルズーム係数の積を算出し、ステッパモータ
29が第1のレンズ14と第2のレンズ44をそれぞれ
移動する必要のある位置を求める。したがって、たとえ
ば現行の光学ズーム係数位置がZ4であり、現行のディ
ジタルズーム係数位置がD2であるとすると、マイクロ
プロセッサ25は、第2のレンズ系44を有効光学ディ
ジタルズーム積のZ42をシミュレートする位置まで移
動させる。前述したように、表Aは有効ズーム係数を示
している。
【0033】 光学ズーム係数 ディジタルズーム係数 有効ズーム係数 Z111121213131 : Zn1n1n2n2 : : Znnnn 表A
【0034】表Bは、現行の光学ズーム倍率係数と現行
のディジタルズーム係数に基づく一連の様々な有効ズー
ム倍率係数を示している。
【0035】 光学ズーム係数 ディジタルズーム係数 有効ズーム係数 1X 1X 1X 1.5X 1X 1.5X 2X 1X 2X 2X 1.5X 3X 2X 2X 4X 表B
【0036】以上のことから、この方策は、ビューファ
インダ43を通して、あるいは代替例においてユーザが
その作動を選択していればLCD機器38において、光
学ズームとディジタルズーミングの効果を見ることがで
きるように、ユーザにとってより使い易くしたものであ
ることが当業者であれば理解されるはずである。さらな
る利点として、ビューファインダ43および第2のレン
ズ系44を使用することで、平均的なユーザにとってそ
の概念を理解することが困難な光学ズーミングとディジ
タルズーミングをいつ行っているかを知ることが必要で
なくなる。
【0037】好ましい動作モードでは、カメラ10がレ
ンズを移動させるステッパモータ29を含むとして説明
してきたが、ACおよびDCモータ等他の形態の原動手
段を用いてかかる移動を行ってもよいことを当業者であ
れば理解するであろう。したがって、本発明の範囲を単
なるステッパモータに限定しようとするものではない。
【0038】また、異なるスイッチ構成を使用できるこ
とも当業者には理解されよう。たとえば、4ないし6か
らなるスイッチ構成では、光学ズームイン、光学ズーム
アウト、ディジタルズームイン、ディジタルズームアウ
ト、ビューファインダモード、LCDモード機能のスイ
ッチを別個に与えることが可能である。別の例として、
単一のズームインズームアウトスイッチを3つからなる
スイッチ構成と結合して、光学ズームモード、ディジタ
ルズームモードおよびLCDモードを選択するようにし
てもよく、この場合、ビューファインダモードがデフォ
ルトモードになる。したがって、異なるタイプおよび種
類のスイッチならびにメニュー選択機能が本発明の真の
範囲内で多数想定されるように、本発明を図示および説
明したようなスイッチ構成に限定しようとするものでは
ない。
【0039】次に、図3にはズーミングアルゴリズム3
00が示されている。 ステップ302:スタートステップ。 ステップ304:ビューファインダズームスイッチ32
をアクティブ状態に設定する。 ステップ306:光学ズーム係数を1X倍率、ディジタ
ルズーム係数を1X倍率に設定する。 ステップ308:ステッパモータ29を駆動させ、両レ
ンズ系を1X倍率係数にする。 ステップ309:調節済みであることを確認する。 ステップ310:ビューファインダモードからLCDモ
ードに動作モードが変更済みであるかを判断する。 ステップ312:ユーザがカメラ10の電源切断を望ん
でいるかを検知する。 ステップ314:カメラ10の電源を切る。 ステップ316:ユーザがズーム倍率係数を上げようと
しているのか、下げようとしているのかを判断する。 ステップ318:ズーム増加サブルーチン340を呼び
出す。 ステップ320:ズーム低下サブルーチン360を呼び
出す。 ステップ322:終了。 さらに、図3を参照してズーミングアルゴリズム300
を詳細に検討する。カメラ10に電源が投入されると、
ズーミングアルゴリズム300が開始コマンド302に
おいて開始する。プログラムは直ちにコマンドステップ
304に進み、そこでビューファインダズームスイッチ
32をアクティブ状態に設定し、LCDズームスイッチ
30を非アクティブ状態に設定する。そしてプログラム
はコマンドステップ306に進み、そこで内部メモリ8
4の設定を1にして光学ズーム係数を1X倍率で、ディ
ジタルズーム係数を1X倍率でそれぞれ確立し、全体と
して1Xの結合倍率にする。
【0040】光学およびディジタルズーム係数を設定し
た後、プログラムはコマンドステップ308に進み、そ
こでモータ制御アルゴリズム500によりステッパモー
タ29を駆動させ、第1のレンズ系14と第2のレンズ
系44の両方を前後一列に動かして1X倍率係数にす
る。モータドライバは従来品であり、当業者にとって周
知であるため、モータ制御アルゴリズム500について
はさらに詳細を後述しない。
【0041】倍率係数を設定した後、プログラムは決定
ステップ309に進み、上記のレンズが調節済みである
かを確認する。レンズ14および44を各適正位置にな
るようステッパモータ29が調節するまで、プログラム
はステップ309においてループする。次に、プログラ
ムは決定ステップ310に進み、ユーザがズームスイッ
チ33を作動してビューファインダモードからLCDモ
ードに動作モードが変更済みであるかを判断する。ユー
ザがモードを切り替えるべくモードスイッチ33を作動
していないと、プログラムは決定ステップ312に進
み、ユーザがカメラ10の電源切断を望んでいるかを検
知する。ユーザがカメラ10の電源切断を望むと、プロ
グラムは終了ステップ314に進み、カメラ10の電源
を切る。ユーザが電源スイッチを作動していないと、プ
ログラムは決定ステップ316まで飛び越して進むが、
これについては後述する。そうでなければ、カメラ10
は、ユーザがズームスイッチ33を作動してズーム設定
を上げるか下げるかのいずれかを行うまで待つ待機状態
になる。
【0042】決定ステップ312において、ユーザがカ
メラの電源切断シーケンスを開始していないという判断
がなされると、プログラムは別の決定ステップ316に
進み、ユーザがズーム倍率係数を上げようとしているの
か、下げようとしているのかを判断する。ユーザがズー
ミングを上げようとしている場合、プログラムは、ズー
ム増加サブルーチン340を呼び出す呼び出しステップ
318に分岐する。ズーム増加サブルーチン340によ
り、ユーザがズームスイッチ33を増加ズーミング状態
で保持し続ける限りズーム倍率係数は増大する。一方、
ユーザがズーミングを下げようとしている場合、プログ
ラムはズーム低下サブルーチン360を呼び出すもう一
つの呼び出しステップ320に分岐する。ズーム低下サ
ブルーチン360により、ユーザがズームスイッチ33
を低下ズーミング状態で保持し続ける限りズーム倍率係
数は低下する。
【0043】図3にはズーム増加サブルーチン340が
示されている。 ステップ342:開始ステップ。 ステップ344:現行の光学ズームとディジタルズーム
の設定を決定する。 ステップ346:現行設定が最大設定Nに設定されてい
るかを判断する。 ステップ350:現行設定を1つだけインクリメントす
る。 ステップ352:第2のレンズ系44をその適正位置ま
で移動させる。 ステップ354:第2のレンズ44が移動済みであるか
を確認する。 ステップ356:全体有効倍率を提供するために第1の
レンズ14を調節する必要があるかを判断する。 ステップ358:第1のレンズ14の位置を調節するま
で待つ。 次に、さらに図3を参照してズーム増加サブルーチン3
40を詳細に検討する。ズーム増加サブルーチン340
は、呼び出しステップ318から入る開始ステップ34
2において開始する。そしてサブルーチンは、コマンド
ステップ344に進み、そこで現行の光学ズームとディ
ジタルズームの設定を決定する。次いでサブルーチンは
決定ステップ346に進み、現行設定が最大設定Nに設
定されているかを判断する。現行設定がNに設定されて
いると、カメラ10は、その最大ズーム係数に設定され
て、最大の光学ズームとディジタルズームの組み合わせ
である4Xの倍率係数になる。この場合、これ以上の拡
大は不可能であり、gotoステップ359を経てサブ
ルーチンを終了し、ステップ310のメインプログラム
に向かい、前述したように続行される。
【0044】現行設定が最大(N)に設定されていない
と、プログラムはコマンドステップ350に進み、現行
設定を1つだけインクリメントする。サブルーチンは次
にコマンドステップ352に進み、ステッパモータ29
により第2のレンズ系44をその適正位置まで移動さ
せ、設定により確立された所望の拡大倍率を達成する。
そしてサブルーチンは決定ステップ354に進み、第2
のレンズ44が移動済みであるかを確認する。そしてサ
ブルーチンは決定ステップ356に進み、現行設定によ
り決定したような全体有効倍率を提供するために第1の
レンズ14を調節する必要があるかを判断する。調節が
必要であれば、サブルーチンは、ステッパモータ29を
作動し、ステップ358に進んでステッパモータ29が
第1のレンズ14の位置を調節するまで待つ。第1のレ
ンズ14が適正位置に位置決めされると、プログラムは
go toステップ359に進み、前述したように進ん
でいく。
【0045】ステップ356において、設定された全体
の倍率係数を与えるべく第1のレンズ14を調節する必
要がないと決定されると、サブルーチンは、go to
ステップ359を介してステップ310のメインプログ
ラムに戻り、前述したように続行される。
【0046】次に、図3には低下ズームサブルーチン3
60が示されている。 ステップ362:開始ステップ。 ステップ364:現行設定を検索する。 ステップ366:ズーム係数の現行設定を1X倍率係数
の最小設定に設定するかどうかを判断する。 ステップ370:現行の設定を1つ減少させる。 ステップ372:第2のレンズ系44をその適正位置ま
で移動させる。 ステップ374:レンズ44が調節されるまで待つ。 ステップ376:現行の設定により決定された倍率係数
を与えるべく第1のレンズ14を調節する必要があるか
を判断する。 ステップ378:第1のレンズ14を位置決めし直した
ことを確認する。 次に、図3を参照して低下ズームサブルーチン360を
さらに詳細に検討する。低下ズームサブルーチン360
は、呼び出しコマンド320から入る開始ステップ36
2において開始する。そしてサブルーチンは、コマンド
ステップ364に進み、そこで現行設定を検索する。次
いでプログラムは決定ステップ366に進み、ズーム係
数の現行設定を1X倍率係数の最小設定に設定するかど
うかを判断する。当該系が1の最小値に設定されている
と、カメラは、その最小倍率に設定され、最小である1
X結合倍率係数をもたらす。この場合、これ以上の倍率
低下は不可能であり、go toステップ379を介し
てサブルーチンを終了し、ステップ310のメインプロ
グラムに向かい、前述したように続行される。
【0047】現行の設定を1に設定しないと、サブルー
チンはコマンド370に進み、現行の設定を1つ減少さ
せる。次にサブルーチンはコマンドステップ372に進
み、ステッパモータ29により第2のレンズ系44をそ
の適正位置まで移動させ、新たな設定により確立された
所望の倍率係数を達成する。サブルーチンは、決定ステ
ップ374において、レンズ44が調節されるまで待
つ。第2のレンズ44が調節されると、サブルーチンは
決定ステップ376に進んで、現行の設定により決定さ
れた倍率係数を与えるべく第1のレンズ14を調節する
必要があるかを判断する。調節が必要ないと、サブルー
チンは、go toステップ379を介してステップ3
10のメインプログラムに進み、前述したように続行さ
れる。
【0048】ステップ376において、第1のレンズ1
4を位置決めし直す必要があると判断されると、ステッ
パモータ29を作動し、プログラムを決定ステップ37
8に進めて第1のレンズ14を位置決めし直したことを
確認する。サブルーチンは、第1のレンズが調節される
までステップ378において待つ。そしてサブルーチン
はgo toステップ379に進み、前述したように進
む。
【0049】以上のことから、ユーザは、ズームインま
たはズームアウトを行うことで、どちらの動作モードを
ユーザが選択したかに応じてビューファインダ45また
はLCD38のいずれかを用いて、光学とディジタルの
両方のズーミング効果を視覚することができることが理
解されるはずである。
【0050】次に、図1を参照してカメラ10のフォー
カシングをさらに詳細に検討する。カメラ10は、固定
焦点動作モードと自動焦点動作モードをともに有する。
固定焦点モードにおいて、カメラ10は、さらに詳細を
後述するように、その焦点および絞り設定を、カメラ1
0の第1のレンズ系14を通して受光した周辺光の光量
に対して自動調節する。
【0051】固定焦点動作モードおよび自動焦点動作モ
ードを容易に行うために、カメラ10は、調節可能な絞
り18を第1のレンズ構成14およびシャッタ19と協
働させることで、光を所定の時間電荷結合素子15に入
射させるようにする。電荷結合素子15は、受光した光
を、撮像する対象物を示すとともにこの対象物を取り巻
く周辺光状態を示す電気信号に変換する。
【0052】アナログ/ディジタルコンバータ56は、
電荷結合素子15により生成された電気信号をディジタ
ル信号に変換してマイクロプロセッサ25に結合する。
マイクロプロセッサ25は、その内部で具体化される各
種のアルゴリズム(さらに詳細を後述する)を介して、
カメラ10を作動させると、該カメラ10を自動的に固
定動作モードにする。また、マイクロプロセッサ25
は、カメラ10の絞り18も最適な設定に調節し、次い
でカメラ10の焦点を自動調節してカメラ利用者が使い
易いようにする。具体的には、これらの自動調節および
設定は、固定焦点モードアルゴリズム100(図5)、
自動焦点モードアルゴリズム200(図8)および絞り
制御アルゴリズム400(図4)を通して実現され、そ
れぞれについてはさらに詳細を後述する。
【0053】次に、図5を参照して固定焦点モードアル
ゴリズム100についてさらに詳細を検討する。固定焦
点モードアルゴリズム100は、絞り制御アルゴリズム
400によって決定されるような絞り18の最適設定に
応じて、第1のレンズ系14を所定の焦点に自動的に移
動させる。固定焦点動作モードでは、以下の動作ステッ
プを達成する。 1.アルゴリズム100により、シャッタ19が開口さ
れ、これにより周辺光照射状態を示すディジタル信号を
マイクロプロセッサ25が受信する。 2.アルゴリズム100は、決定された周辺光照射状態
に基づいて適正シャッタスピードおよび絞りの大きさを
決定し、適切に露光した画像対象物の取り込みを容易に
する。 3.アルゴリズム100は、決定された絞りの大きさに
基づいて第1のレンズ14を所定の焦点に移動させ、取
り込む画像対象物を適切に結像させる。それぞれの絞り
の大きさには、対応した焦点がある。したがって、絞り
の大きさの設定が3通りあるので、固定焦点動作モード
では対応する焦点設定が3通りある。内部メモリ記憶装
置84に格納されるルックアップテーブルにマイクロプ
ロセッサ25がアクセスすることで、アルゴリズム40
0により決定された絞りの大きさに基づいて正確な焦点
設定を検索する。カメラ10は、絞りの大きさを用いて
対象物が置かれている範囲を最大にし、なおかつ焦点を
合わせることができるので、カメラ10は「絞り優先」
と呼ばれる。これは、固定焦点動作モードがデフォルト
モードである限り、カメラ10の重要な特性である。か
かるデフォルトモードにより、第1のレンズの移動が1
回で済むため、自動焦点モードで電源投入する従来のカ
メラと比較して実質的に時間を節約している。
【0054】次に、図5には固定焦点モードアルゴリズ
ム100が示されている ステップ102:開始ステップ。 ステップ104:カメラ10を固定焦点動作モードにす
る。 ステップ105:ユーザがシャッタボタン36を中間位
置に入れるまで待つ。 ステップ106:シャッタ19が開口される。 ステップ108:適正な絞り設定およびシャッタスピー
ドを算出するアルゴリズム400を呼び出す。 ステップ110:固定焦点モードアルゴリズムに戻る。 ステップ112:絞り18が適正設定に設定済みである
ことを確認する。 ステップ116:ルックアップテーブルから焦点設定を
検索する。 ステップ118:第1のレンズ系14を検索された焦点
設定まで移動させる。 ステップ120:レンズ14が調節済みであるかを判断
する。 ステップ122:終了ステップ。 次に、図5を参照して固定焦点モードアルゴリズム10
0をさらに詳細に検討する。固定焦点モードアルゴリズ
ム100は、カメラ10に電源が投入されると開始コマ
ンド102において開始する。そしてプログラムはコマ
ンド命令104に進み、カメラ10を固定焦点動作モー
ドにして焦点スイッチ31を通常のニュートラル位置か
ら26で表される固定焦点モード設定に切り替える。
【0055】コマンド命令104から、プログラムは決
定ステップ105に進み、ユーザがシャッタボタン36
を中間位置に入れて調節を開始するまで待つ。シャッタ
ボタン36が調節位置まで押下されると、プログラムは
ステップ105からコマンドステップ106に進む。ス
テップ106により、シャッタ19が完全に開口され、
第1のレンズ系14を介してCCD15が周辺光照射状
態にさらされる。周辺光照射状態を示すディジタル信号
をマイクロプロセッサ25が受信すると、プログラムは
呼び出しコマンドステップ108に進み、マイクロプロ
セッサ25が受信した周辺光信号の強度に基づいて適正
な絞り設定およびシャッタスピードを算出するアルゴリ
ズム400を呼び出す。絞りシャッタスピード制御アル
ゴリズム400については、さらに詳細を後述する。
【0056】簡易ルックアップテーブルを参照し、アル
ゴリズム400を介して絞り設定およびシャッタスピー
ドを決定した後、プログラムはコマンドステップ110
において固定焦点モードアルゴリズムに戻り、そこでス
テッパモータ29により、20、21および22でそれ
ぞれ示した3つの第1の絞り設定から1つを決定して絞
りの大きさをこの設定に調節する。そしてプログラムは
決定ステップ112に進み、絞り18がその適正設定に
設定済みであることを確認する。
【0057】絞り18を一旦調節すると、プログラムは
コマンド116に進み、内部メモリ84のルックアップ
テーブルから焦点設定を検索する。プログラムはコマン
ドステップ116からコマンドステップ118に進み、
ステッパモータ29により、第1のレンズ系14を検索
された焦点設定まで移動させる。プログラムは決定ステ
ップ120に進み、レンズ14が調節済みであるかを判
断する。レンズ焦点が設定されると、プログラムは終了
コマンド122に進む。
【0058】次に、図8を参照して自動焦点モードアル
ゴリズム200をさらに詳細に検討する。カメラ10を
自動焦点動作モードにするために、ユーザは、通常の固
定焦点位置26から28で表される自動焦点モード設定
に切り替える。カメラ10が自動焦点モードになると、
ユーザは、シャッタリリースボタンまたはスイッチ34
を初期の中間停止位置まで自由に押下することで電気信
号を生成し、マイクロプロセッサ25において自動焦点
モードアルゴリズム200が実行される。自動焦点動作
モードでは、シャッタリリースボタンをその初期の中間
停止位置にした状態で以下の動作ステップを達成する。 1.アルゴリズム200により、シャッタ19が開口さ
れ、これにより周辺光照射状態を示すディジタル信号を
マイクロプロセッサ25が受信する。 2.アルゴリズム200により、LCD38は、第1の
レンズ系14が適正焦点に調節済みであることを示す点
滅表示等の新たな表示をユーザに与える。この新たな表
示をユーザが確認すると、シャッタリリースボタン34
を完全に押下して、適正な焦点でのディジタル画像を取
り込み、格納することができる。
【0059】上述の手順において決定された設定は、ユ
ーザが使い易いように引き続きシャッタ作動中も維持さ
れる。
【0060】次に、図8には自動焦点モードアルゴリズ
ム200が示されている。 ステップ202:開始ステップ。 ステップ204:ユーザが焦点スイッチ31を作動して
いるかを検出する。 ステップ206:ユーザがシャッタボタン34を中間位
置に押下するまで待つ。 ステップ208:シャッタ19が完全に開口される。 ステップ210:シャッタスピードおよび適正な絞り設
定を求めるアルゴリズム400を呼び出す。 ステップ212:絞りの大きさの調整。 ステップ214:絞り18が適正設定に設定済みである
ことを確認する。 ステップ216:適正なシャッタスピードを算出する。 ステップ218:第1のレンズ14の焦点位置を算出す
る。 ステップ220:レンズ系14を決定した位置まで進め
る。 ステップ222:レンズ系14がその適正位置に移動す
るまで待つ。 ステップ224:カメラが撮影準備を完了状態であるこ
とをユーザに知らせる。 ステップ226:ユーザがシャッタボタン34を完全に
押下するまで待つ。 ステップ228:シャッタ19を作動してCCD15を
露光させる。 ステップ230:カメラを固定焦点動作モードに戻すか
否かを確認する。 ステップ234:ユーザがカメラの電源切断を望んでい
るか否かを判断する。 ステップ236:終了ステップ。 次に、図8を参照して自動焦点モードアルゴリズム20
0をさらに詳細に検討する。自動焦点モードアルゴリズ
ム200は、カメラ10に電源が投入されると開始コマ
ンド202において開始する。そしてプログラムは決定
ステップ204に進み、カメラが自動焦点動作モードに
なるようにユーザが焦点スイッチ31を作動しているか
を検出する。この場合、プログラムは、カメラを自動焦
点モードになるようにユーザがトグルスイッチ31を作
動するまで決定ステップ204においてループする。
【0061】決定ステップ204から、プログラムは決
定ステップ206に進み、ユーザがシャッタボタン34
をその中間位置に押下するまで待つ。ユーザがシャッタ
ボタン34を中間位置まで押下すると、プログラムはコ
マンドステップ208に進み、そこでシャッタ19が完
全に開口され、第1のレンズ系14を介してCCD15
が周辺光照射状態にさらされる。周辺光照射状態を示す
ディジタル信号をマイクロプロセッサ25が受信する
と、プログラムは呼び出しコマンドステップ210に進
み、マイクロプロセッサ25が受信した周辺光信号の強
度に基づいてシャッタスピードおよび適正な絞り設定を
求めるアルゴリズム400を呼び出す。
【0062】アルゴリズム400において絞り設定およ
びシャッタスピードを決定した後、プログラムはコマン
ドステップ212において自動焦点モードアルゴリズム
200に戻り、そこでステッパモータ29により、シャ
ッタ19を閉じて、図6において、20、21および2
2でそれぞれ示した3つの第1の絞り設定から1つを決
定して絞りの大きさをこの設定に調節する。そしてプロ
グラムは決定ステップ214に進み、絞り18がその適
正設定に設定済みであることを確認する。
【0063】絞り18を一旦調節すると、プログラムは
コマンドステップ216に進み、決定した絞り設定と合
うように適正なシャッタスピードを算出する。シャッタ
スピードは、マイクロプロセッサの内部メモリ84に格
納される。プログラムは呼び出しステップ218に進
み、CCD15が受信した周辺光の光量に基づいて第1
のレンズ14の焦点位置を算出する。これは、CCD1
5が現行の周辺光状態に基づいて可能な限り最大の光量
を受信するように決定される。焦点位置を算出するアル
ゴリズムは、当業者にとって周知であるため、詳細は後
述しない。プログラムはコマンドステップ220に進
み、そこでステッパモータ29により、レンズ系14を
決定した位置まで進める。
【0064】次いでプログラムは決定ステップ222に
進み、レンズ系14がその適正位置に移動するまで待
つ。レンズ系14が調節されると、プログラムはコマン
ドステップ224に進み、そこでLCD機器38によ
り、所望の点滅頻度で点滅し、レンズ系14が調節済み
であって、カメラが撮影準備を完了した状態であること
を示す表示をユーザに与える。
【0065】次にプログラムは決定ステップ226に進
み、ユーザがシャッタボタン34を完全に押下するまで
待つ。この場合、ユーザがシャッタボタン34を完全に
押下すると、プログラムは、決定ステップ226から作
動コマンドステップ228に進み、決定されたシャッタ
スピードでシャッタ19を作動してCCD15を露光さ
せる。
【0066】次にプログラムは決定ステップ230に進
み、カメラを固定焦点動作モードに戻すようにユーザが
焦点スイッチ31を作動しているかを確認する。ユーザ
が動作モードを切り替え済みであると判断されると、プ
ログラムは、コマンドステップ105において固定焦点
モードアルゴリズム100に進み、プログラムが前述し
たように進んでいく。
【0067】ステップ230において、ユーザが引き続
き自動焦点動作モードでの動作を望んでいると判断され
ると、プログラムは決定ステップ234に進み、ユーザ
がカメラ10の電源切断を望んでいるか否かを判断す
る。ユーザがカメラ10の電源切断を望むと、プログラ
ムは終了ステップ236に進み自動焦点アルゴリズム2
00を終了する。ユーザがカメラ10の電源切断を望ま
ないと、プログラムはgo toステップ238に進
み、決定ステップ206に戻ってユーザがシャッタボタ
ン34を再び押下するまで待つ。このように、カメラ
は、ユーザが自動焦点モードから固定焦点モードに切り
替えるか、あるいはカメラの電源を切って電源オフ状態
にするまで、追加画像を連続撮影できるように調節され
る。
【0068】次に、図4には絞り制御アルゴリズム40
0が示されている。 ステップ402:開始ステップ。 ステップ404:適正な絞り設定を決定する。 ステップ405:決定した絞り設定に基づいてシャッタ
スピードを決定する。 ステップ406:絞りの設定。 ステップ408:戻りステップ さらに、絞り制御アルゴリズム400を詳細に検討す
る。絞り制御アルゴリズムは、アナログ/ディジタルコ
ンバータ56を通して与えられたディジタル信号に応じ
て、撮像される対象物を取り巻く周辺光状態の光量に対
して最適な設定になるよう絞り18を自動調節する。こ
の場合、アルゴリズム400は、固定焦点モードアルゴ
リズム100における呼び出しコマンド108と自動焦
点モードアルゴリズム200における呼び出しコマンド
216のいずれか一方から開始コマンド402(図4)
に入る。そしてプログラムはコマンド404に進み、所
与の、あるいは測定された周辺光状態に合うよう適正絞
り設定を決定する。
【0069】ステップ404において適正な絞り設定を
決定すると、プログラムは別の決定ステップ405に進
み、決定した絞り設定に基づいてシャッタスピードを決
定する。次にプログラムはステップ406の移動コマン
ドに進み、そこでステッパモータ29により、絞り18
は、図6において最もよくわかるその3つの主要位置の
1つに移動される。絞り設定は、2.8、5.6および
11の従来のカメラ設定であり、その設定が、全般的に
20、21および22でそれぞれ示してある。次にプロ
グラムは戻りステップ408に進み、カメラ10が動作
設定された焦点モードに応じて、プログラムをアクティ
ブ焦点制御100または200に戻す。カメラ10が固
定焦点モードで動作している場合には、プログラムは、
固定焦点モードアルゴリズム100のステップ110に
進み、そうでなければ自動焦点アルゴリズム200のス
テップ212に進む。
【0070】以上、本発明の実施例について詳述した
が、以下、本発明の各実施態様の例を示す。
【0071】(実施態様1)対象物画像を見るために、
ビューファインダ(43)を有するディジタルカメラ
(10)であって、(a) 光学的視覚化した前記対象
物画像をユーザがズームインおよびズームアウトできる
ようにするズーム制御スイッチ構成(30、32、3
3)と、(b) 前記ズーム制御スイッチ構成(30、
32、33)に応答して、前記ビューファインダ(4
3)において前記対象物画像のズーミングを行うズーム
制御(13、25、29、44)と、を備え、前記ビュ
ーファインダ(43)における前記対象物画像の前記ズ
ーミングが、光学ズームとディジタルズームの効果を示
す有効ズームである、ことを特徴とするディジタルカメ
ラ(10)。
【0072】(実施態様2)前記ズーム制御スイッチ構
成(30、32、33)は、ズームイン制御信号を生成
するズームインスイッチ(33)と、ズームアウト制御
信号を生成するズームアウトスイッチ(33)と、を有
する、ことを特徴とする実施態様1記載のディジタルカ
メラ(10)。
【0073】(実施態様3)前記ズーム制御(13、2
5、29、44)は、(a) 第1の光路中に設置さ
れ、光学ズーム効果により前記対象物画像の取り込みを
容易に行う第1のレンズ構成(13)と、(b) 前記
ビューファインダ(45)との共通光路中に設置され、
光学ズームならびにディジタルズーム効果により前記対
象物画像の視覚化を容易に行う第2のレンズ構成(4
4)と、(c) 前記共通光路の少なくとも一部に沿っ
て前記第2のレンズ構成(44)を移動して、前記光学
ズーム効果の視覚化を助けるモータ構成(29)であっ
て、前記モータ構成(29)は、前記共通光路の少なく
とも別の一部に沿って前記第2のレンズ構成(44)を
移動して、前記光学ズームおよびディジタルズーム効果
の視覚化を助けるとともに、前記第1の光路の少なくと
も一部に沿って前記第1のレンズ構成(13)を移動し
て、光学ズーム効果により前記対象物画像の取り込みを
助け、(d) 前記モータ構成(29)と結合し、かつ
前記ズームイン制御信号および前記ズームアウト制御信
号に応答して、前記第2のレンズ構成(44)の移動を
制御して、前記ビューファインダにおいて前記光学ズー
ムならびにディジタルズーム効果の視覚化を行うマイク
ロプロセッサ(25)と、を有する、ことを特徴とする
実施態様2記載のディジタルカメラ(10)。
【0074】(実施態様4)前記ズームイン制御信号お
よび前記ズームアウト制御信号に応答して、前記マイク
ロプロセッサ(25)を予め定められたように動作させ
る制御プログラム(300)をさらに備えることを特徴
とする実施態様3記載のディジタルカメラ(10)であ
って、前記制御プログラム(300)は、(a) 前記
第1の光路の前記少なくとも一部に沿って前記第1のレ
ンズ構成(13)を移動させることを助けつつ、光学ズ
ーム効果により前記対象物画像の取り込みを助け、かつ
前記共通光路の前記少なくとも一部に沿って前記第2の
レンズ構成(44)を移動させることを助けつつ、前記
ビューファインダにおける光学ズーム効果により前記対
象物画像の視覚化を助け、(b) さらに、前記共通光
路の前記少なくとも別の一部に沿って前記第2のレンズ
構成(44)を移動させることを助けつつ、前記ビュー
ファインダ(45)において光学ズーム効果およびディ
ジタルズーム効果により前記対象物画像の視覚化を助け
る。
【0075】(実施態様5)前記制御プログラム(30
0)は、第一の光学ズーム係数に第一のディジタルズー
ム係数を乗じて第一の有効ズーム係数を求め、第二の光
学ズーム係数に第二のディジタルズーム係数を乗じて第
二の有効ズーム係数を求め、前記第一の有効ズーム係数
から前記第二の有効ズーム係数までの連続した有限段の
所定ズームにおいて、組み合わせた光学ズームとディジ
タルズームの効果を容易に行うことを助けることを特徴
とする、実施態様4記載のディジタルカメラ(10)。
【0076】(実施態様6)ビューファインダレンズ
(44)を含むビューファインダ(43)を有するディ
ジタルカメラ(10)であって、(a) ズームインお
よびズームアウト制御信号を生成するズームスイッチ手
段(30、32、33)と、(b) 前記ズームインお
よびズームアウト制御信号に応じて、動き制御信号を生
成し、最小有効光学ディジタルズーム係数Z11から最
大有効光学ディジタルズーム係数Znnの一連の有限段
で、視覚経路に沿って前記ビューファインダレンズ(4
4)を移動するズーム制御手段(25、29)と、を備
えることを特徴とするディジタルカメラ(10)。
【0077】(実施態様7)対象物画像を見るために、
ビューファインダ(43)とディスプレイ(38)とを
有するディジタルカメラ(10)であって、(a) ズ
ーム動作のビューファインダモードか、ズーム動作のデ
ィスプレイモードのいずれかをユーザが選択できるよう
にする選択スイッチ構成(30、32、33)と、
(b) ズーム制御(25、29)と、を備え、前記ズ
ーム制御(25、29)は、前記ビューファインダモー
ドでの作動時に前記選択スイッチ構成(30、32、3
3)に応答して、有効な光学ならびにディジタルズーム
動作が、前記ビューファインダ(43)のみを介して見
ることができるとともに、前記ディスプレイモードでの
作動時に前記選択スイッチ構成(30、32、33)に
応答して、有効な光学ならびにディジタルズーム動作
が、前記ビューファインダ(43)および前記ディスプ
レイ(38)を介して見ることができる、ことを特徴と
するディジタルカメラ(10)。
【0078】(実施態様8)前記選択スイッチ構成(3
0、32、33)は、さらに、(a) 単一の作動スイ
ッチ(33)と、(b) 一対のディジタルスイッチ
(30、32)と、を含み、前記単一の作動スイッチ
(33)は、前記一対のディジタルスイッチ(30、3
2)を前記ビューファインダモードと前記ディスプレイ
モードにそれぞれ設定するとともに、前記カメラ(1
0)によって取り込まれる前に、前記対象物画像をズー
ムインおよびズームアウトしてプレビューするというユ
ーザ要求を示す信号を前記ズーム制御(25、29)に
与える、ことを特徴とする実施態様7記載のディジタル
カメラ(10)。
【0079】(実施態様9)以下(a)から(c)を有
するディジタルカメラ系(8)、(a)対象物画像を見
るために、ビューファインダ(43)とディスプレイ
(38)とを有するディジタルカメラ(10)であっ
て、前記ディジタルカメラ(10)は、さらに、(aー
1) ズーム動作のビューファインダモードか、ズーム
動作のディスプレイモードのいずれかをユーザが選択で
きるようにする選択スイッチ構成(30、32、33)
と、(aー2) ズーム制御(25、29)と、を備
え、前記ズーム制御(25、29)は、前記ビューファ
インダモードでの作動時に前記選択スイッチ構成(3
0、32、33)に応答して、有効な光学ならびにディ
ジタルズーム動作が、前記ビューファインダ(43)の
みを介して見ることができるとともに、前記ディスプレ
イモードでの作動時に前記選択スイッチ構成(30、3
2、33)に応答して、有効な光学ならびにディジタル
ズーム動作が、前記ビューファインダ(43)および前
記ディスプレイ(38)を介して見ることができ、
(b) 取り込んだ対象物画像を一時的に格納するリム
ーバブル記憶媒体手段(52、54)と、(c) 前記
リムーバブル記憶媒体手段(54)を受けて前記取り込
んだ対象物画像のハードコピーをプリントする読み取り
装置を有するプリント処理システム(9)。
【0080】(実施態様10)以下の(a)から(f)
を備えるディジタルカメラ(10)、(a) 第1の光
路中に設置され、約1X光学倍率係数から2X光学倍率
係数まで移動可能な第1のレンズ(14)と、(b)
第2の光路中に設置され、別の約1X光学倍率係数から
別の約2X光学倍率係数まで、前記第1のレンズ(1
4)と連動して移動可能な第2のレンズ(44)と、
(c) 前記第2の光路中に設置され、約1X倍率係数
から約4X倍率係数の範囲の組み合わせ光学ディジタル
倍率係数に亘って拡大された、ディジタル再生される対
象物の倍率を観察するビューファインダ(45)と、
(d) 前記第1のレンズ(14)と前記第2のレンズ
(44)と結合され、前記さらに別の約1X光学倍率係
数から前記さらに別の約2X光学倍率係数で、前記第1
のレンズ(14)と前後一列に前記第2のレンズ(4
4)を移動させるステッパモータ(29)と、(e)
前記ステッパモータ(29)と結合され、該ステッパモ
ータ(29)により、前記第2の光路に沿って移動する
前記第2のレンズ(44)と前後一列に前記第1のレン
ズ(14)を前記第1の光路に沿って移動させること
で、前記第1のレンズ(14)により光学的に拡大する
前記対象物の視覚化を容易に行うマイクロプロセッサ
(25)と、(f) 前記マイクロプロセッサ(25)
に作用して、前記第2のレンズ(44)を前記第2の光
路の別の一部に沿って移動させることで、前記対象物の
光学的倍率の視覚化を容易に行う制御プログラム(30
0)であって、前記第2のレンズ(44)が前記約2X
光学倍率係数から前記約4X光学倍率係数で、前記第2
の光路の前記別の一部に沿って移動可能である、制御プ
ログラム(300)。
【0081】(実施態様11)前記マイクロプロセッサ
(25)に応じ、約1Xディジタル倍率係数から約2X
ディジタル倍率係数で拡大された前記対象物を示す電気
信号を生成することで、前記対象物のディジタル拡大を
容易に行う電荷結合素子(15)をさらに備える、こと
を特徴とする実施態様10記載のディジタルカメラ(1
0)。
【0082】(実施態様12)ディジタルで取り込まれ
る対象物を視覚化するディジタルカメラ方法であって、
(a) 第1の光路の少なくとも一部に沿って第1のレ
ンズ(14)を移動することで、約1X光学倍率係数か
ら2X光学倍率係数で、前記取り込まれる対象物の光学
的拡大を容易に行うステップ、(b) 電気信号を操作
して約1Xディジタル倍率係数から2Xディジタル倍率
係数で、前記取り込まれる対象物のディジタル拡大を容
易に行うステップ、及び、(c) 第2の光路の少なく
とも一部に沿って第2のレンズ(44)を移動すること
により、組み合わされた光学ズームとディジタルズーム
の効果と同等の、約1X倍率係数から約4X倍率係数
で、前記対象物画像の視覚化を容易に行うステップ、を
含むことを特徴とする方法。
【0083】(実施態様13)前記第2の光路中に設置
されたビューファインダ(43)において、前記組み合
わされた光学ズームとディジタルズームの効果を観察す
ることをさらに含む、実施態様12記載の対象物を視覚
化するディジタルカメラ方法。
【0084】(実施態様14)対象物画像を見るため
に、ビューファインダ(43)とディスプレイ(38)
とを有するディジタルカメラ(10)を有するディジタ
ルカメラ系(8)であって、前記ディジタルカメラ(1
0)は、さらに、(a) 前記対象物画像の光学的視覚
化したものをユーザがズームインおよびズームアウトで
きるようにするズーム制御スイッチ構成(30、32、
33)と、(b) 前記ズーム制御スイッチ構成(3
0、32、33)に応答して、前記ビューファインダ
(43)において前記対象物画像の光学ならびにディジ
タルズーミングを行うズーム制御(25、29)と、を
有する、ことを特徴とするディジタルカメラ系(8)。
【0085】(実施態様15)前記ズーム制御スイッチ
構成(30、32、33)は、ズームイン制御信号を生
成するズームインスイッチ(33)と、ズームアウト制
御信号を生成するズームアウトスイッチ(33)と、を
有する、ことを特徴とする実施態様14記載のディジタ
ルカメラ系(8)。
【0086】(実施態様16)前記ズーム制御(25、
29)は、(a) 第1の光路中に設置され、光学ズー
ムならびにディジタルズーム効果により前記対象物画像
の取り込みを容易に行う第1のレンズ構成(14)と、
(b) 前記ビューファインダ(45)との共通光路中
に設置され、光学ズームならびにディジタルズーム効果
により前記対象物画像の視覚化を容易に行う第2のレン
ズ構成(44)と、(c) 前記共通光路の少なくとも
一部に沿って前記第2のレンズ構成(44)を移動し
て、前記光学ズーム効果の視覚化を助けるモータ構成
(29、500)であって、前記モータ構成(29、5
00)は、前記共通光路の少なくとも別の一部に沿って
前記第2のレンズ構成(44)を移動して、前記光学ズ
ームならびにディジタルズーム効果の視覚化を助けると
ともに、前記第1の光路の少なくとも一部に沿って前記
第1のレンズ構成(14)を移動して、光学ズーム効果
により前記対象物画像の取り込みを助け、(d) 前記
モータ構成(29、500)と結合し、かつ前記ズーム
イン制御信号および前記ズームアウト制御信号に応答し
て、前記第2のレンズ構成(44)の移動を制御し、前
記ビューファインダ(45)において前記光学ズームな
らびにディジタルズーム効果の視覚化を行うマイクロプ
ロセッサ(25)と、を有する、ことを特徴とする実施
態様15記載のディジタルカメラ系(8)。
【0087】(実施態様17)前記ズームイン制御信号
および前記ズームアウト制御信号に応じて、前記マイク
ロプロセッサ(25)を予め定めたように動作させる制
御プログラム(300)であって、前記第1の光路の前
記少なくとも一部に沿って前記第1のレンズ構成(1
4)を移動させることを助けつつ、光学ズーム効果によ
り前記対象物画像の取り込みを助け、かつ前記共通光路
の前記少なくとも一部に沿って前記第2のレンズ構成
(44)を移動させること助けつつ、前記ビューファイ
ンダ(45)における光学ズーム効果により前記対象物
画像の視覚化を助けるとともに、さらに、前記共通光路
の前記少なくとも別の一部に沿って前記第2のレンズ構
成(44)を移動させることを助けつつ、前記ビューフ
ァインダ(45)における光学ズーム効果およびディジ
タルズーム効果により前記対象物画像の視覚化を助ける
制御プログラム(300)をさらに備える、実施態様1
6記載のディジタルカメラ系(8)。
【0088】(実施態様18)前記制御プログラム(3
00)は、1X光学ズーム係数に1Xディジタルズーム
係数を乗じて1X有効ズーム係数を求め、この有効ズー
ム係数から、2X光学ズーム係数に2Xディジタルズー
ム係数を乗じて4X有効ズーム係数を求め、この有効ズ
ーム係数まで所定ズームにおいて、組み合わされた光学
ズームとディジタルズームの効果を容易に行う助けとな
る、実施態様17記載のディジタルカメラ系(8)。
【0089】(実施態様19)前記ズームスイッチ構成
(30、32、33)は、ズーム動作のビューファイン
ダモードか、ズーム動作のディスプレイモードのいずれ
かをユーザが選択できるようにする選択スイッチ(3
3)をさらに含み、前記ズーム制御は、前記ビューファ
インダモードでの作動時に前記選択スイッチ(33)に
応答して、有効な光学ならびにディジタルズーム動作
が、前記ビューファインダ(43)のみを介して見るこ
とができるとともに前記ズーム制御(25、29)は、
前記ディスプレイモードでの作動時に前記選択スイッチ
(33)に応答して、有効な光学ならびにディジタルズ
ーム動作が、前記ビューファインダ(43)および前記
ディスプレイ(38)を介して見ることができる、こと
を特徴とする実施態様17記載のディジタルカメラ系
(8)。
【0090】(実施態様20) (a) 組み合わせ光学ディジタルズーム効果により対
象物画像をユーザが視覚可能であるレンズ(44)を含
むビューファインダ構成(43)と、(b) ズームイ
ンおよびズームアウト制御信号を生成するズームスイッ
チ手段(30、32、33)と、(c) 動き制御信号
を生成し、最小有効光学ディジタルズーム係数から最大
有効光学ディジタルズーム係数の一連の有限段で、視覚
経路に沿って前記ビューファインダレンズ(44)を移
動させるズーム制御手段(25、29)と、を備えるデ
ィジタルカメラ(10)。
【0091】本発明の具体的な実施形態を開示してきた
が、各種の異なる変形例が可能であり、添付の特許請求
の範囲およびその真の精神において想到されることが理
解されるはずである。したがって、本明細書中に提示し
た要約または開示そのものに限定する意図はない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の好ましい実施形態にしたがって構成
されたディジタルカメラを模式的に示した図である。
【図2】 図1のディジタルカメラと、そのデータ処理
システムとの併用を示したブロック図である。
【図3】 図1のディジタルカメラの動作ステップを示
す、ズーム制御のハイレベル・フローチャートである。
【図4】 図1のディジタルカメラの動作ステップを示
す、絞り設定のハイレベル・フローチャートである。
【図5】 図1のディジタルカメラの動作ステップを示
す、固定焦点モードのハイレベル・フローチャートであ
る。
【図6】 図1のディジタルカメラにおける開口レンズ
配列の正面図を模式的に示したものである。
【図7】 図1のディジタルカメラにおける許容光強度
に対するレンズの動きをグラフで示したものである。
【図8】 図1のディジタルカメラの動作ステップを示
す、自動焦点モードのハイレベル・フローチャートであ
る。
【符号の説明】
8:ディジタルカメラ系 9:データ処理プリントシステム 10:ディジタルカメラ 13:絞り/レンズ構成 14:第1のレンズ系 15:CCD(電荷結合素子) 16:筐体 18:絞り 19:シャッタ 25:マイクロプロセッサ 29:ステッパモータ 30、32、33:スイッチ 38:液晶ディスプレイ(LCD) 43:ビューファインダ構成 44:第2のレンズ系 45:ビューファインダ 52、54:リムーバブル記憶媒体手段 75:通信チャネル 84:内部メモリ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】対象物画像を見るために、ビューファイン
    ダを有するディジタルカメラであって、(a) 光学的
    視覚化した前記対象物画像をユーザがズームインおよび
    ズームアウトできるようにするズーム制御スイッチ構成
    と、(b) 前記ズーム制御スイッチ構成に応答して、
    前記ビューファインダにおいて前記対象物画像のズーミ
    ングを行うズーム制御と、を備え、前記ビューファイン
    ダにおける前記対象物画像の前記ズーミングが、光学ズ
    ームとディジタルズームの効果を示す有効ズームであ
    る、ことを特徴とするディジタルカメラ。
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