JP2003333408A - デジタルカメラ - Google Patents

デジタルカメラ

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JP2003333408A
JP2003333408A JP2002141541A JP2002141541A JP2003333408A JP 2003333408 A JP2003333408 A JP 2003333408A JP 2002141541 A JP2002141541 A JP 2002141541A JP 2002141541 A JP2002141541 A JP 2002141541A JP 2003333408 A JP2003333408 A JP 2003333408A
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zoom
zoom magnification
magnification
optical
digital camera
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Masakatsu Itsukaichi
正勝 五日市
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Fujifilm Holdings Corp
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Fuji Photo Film Co Ltd
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/60Control of cameras or camera modules
    • H04N23/63Control of cameras or camera modules by using electronic viewfinders
    • HELECTRICITY
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    • H04N23/60Control of cameras or camera modules
    • H04N23/69Control of means for changing angle of the field of view, e.g. optical zoom objectives or electronic zooming
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/60Control of cameras or camera modules
    • H04N23/67Focus control based on electronic image sensor signals
    • H04N23/673Focus control based on electronic image sensor signals based on contrast or high frequency components of image signals, e.g. hill climbing method

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ズーミング時の消費電力を削減しつつ、撮影
指示のタイミングと実際の撮影のタイミングとの間の時
間差を短くすることのできるデジタルカメラを得る。 【解決手段】 光学ズーム機能によるズーム倍率の設定
可能範囲を複数の区分領域に区分すると共に各区分領域
毎に当該区分領域に含まれる1つのズーム倍率を固定光
学ズーム倍率として予め定め、光学ズーム機能によるズ
ーム倍率が、ズームボタン68に対する操作に応じたズ
ーム倍率が含まれる区分領域の固定光学ズーム倍率とな
るように制御し、かつ当該固定光学ズーム倍率との組み
合わせで被写体像のズーム倍率がズームボタン68に対
する操作に応じたズーム倍率となるように電子ズーム機
能によるズーム倍率を設定すると共に、レリーズボタン
60が操作されたときに光学ズーム機能によるズーム倍
率がズームボタン68に対する操作に応じたズーム倍率
となるように制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタルカメラに
係り、特に、光学ズーム機能及び電子ズーム機能を備え
たデジタルカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、光学ズーム機能及び電子ズーム機
能の双方を備えたデジタルスチルカメラ、デジタルビデ
オカメラ等のデジタルカメラが普及している。
【0003】従来、この種のデジタルカメラでは、撮影
により得られる画像(被写体像)の品質維持の観点か
ら、光学ズーム機能で対応しているズーム倍率の範囲内
でのズーミングは光学ズーム機能により行い、当該範囲
を超えたズーミングを行う場合のみ電子ズーム機能によ
るズーミングを行っていた。なお、上記電子ズーム機能
は、デジタルズーム機能とも呼ばれるものであるが、本
明細書では「電子ズーム機能」と統一して記載する。
【0004】一方、光学ズーム機能によりズーミングを
行う際には、当該デジタルカメラに設けられたレンズを
光軸方向に移動させて当該レンズによる焦点距離を変更
する必要があり、このための移動手段としてステッピン
グ・モータ等のモータ(以下、「ズームモータ」とい
う。)が一般に用いられている(特開2000−224
455、特開2001−211373等参照)。
【0005】従って、この種のデジタルカメラにおいて
光学ズーム機能で対応しているズーム倍率の範囲内での
ズーミングを行うときにはズームモータが駆動されるた
め、消費電力が大きい、という問題点があった。
【0006】このようにズーミング時の消費電力が大き
い場合、モバイル環境での使用が前提とされ、電力源と
して電池を使用するデジタルカメラでは、ズームモータ
で消費される電力の影響により撮影枚数が減少してしま
う、という問題や、撮影速度の高速化を目的として各種
内部処理をマルチタスクで実行することのできるデジタ
ルカメラでは、ズームモータで消費される電力の影響に
より、並行して実行することのできる内部処理に制限を
設けざるを得ない場合がある、という問題等が生じる。
【0007】そこで、ズーミング時の消費電力が大きい
という上記問題点を解消するために、特開2000−1
11785には、撮影の前の時点ではレンズのズーム機
構を動作させることなく、ズームボタンで設定される焦
点距離に応じて電子ズーム処理が施された被写体像をモ
ニタ表示し、撮影時には設定された焦点距離にレンズを
ズーム機構により設定することによって、ズーミング時
におけるズーム機構での消費電力を削減する技術が提案
されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
開2000−111785に記載の技術では、ズーミン
グ時の消費電力を削減することはできるものの、撮影時
のみにズーム機構を作動させているので、撮影前に電子
ズーム処理により設定されたズーム倍率と、撮影の時点
で設定されている光学ズームのズーム倍率との差が小さ
い場合には問題ないが、当該差が大きい場合、例えば、
電子ズーム処理により設定されたズーム倍率が最小ズー
ム倍率であり、かつ撮影時に設定されている光学ズーム
のズーム倍率が最大ズーム倍率である場合等には、レリ
ーズボタン(所謂、シャッター。)の押圧操作による撮
影指示のタイミングと実際の撮影のタイミングとの間の
時間差が大きくなってしまう、という問題点があった。
当該時間差が大きい場合、撮影時における操作感が撮影
者にとって違和感のあるものとなってしまうばかりでな
く、貴重なシャッター・チャンスを逃してしまうことも
あり、この問題点は深刻である。
【0009】本発明は上記問題点を解消するためになさ
れたものであり、ズーミング時の消費電力を削減しつ
つ、撮影指示のタイミングと実際の撮影のタイミングと
の間の時間差を短くすることのできるデジタルカメラを
提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載のデジタルカメラは、光学ズーム機能
及び電子ズーム機能を備えたデジタルカメラであって、
被写体像を結像させるためのレンズと、前記被写体像を
モニタ表示する表示手段と、前記光学ズーム機能による
ズーム倍率を変更するために前記レンズの位置を当該レ
ンズの光軸方向に移動させる移動手段と、被写体像のズ
ーム倍率を変更するときに操作されるズーム操作手段
と、撮影を実行するときに操作される撮影操作手段と、
前記光学ズーム機能によるズーム倍率の設定可能範囲を
複数の区分領域に区分すると共に各区分領域毎に当該区
分領域に含まれる1つのズーム倍率を固定光学ズーム倍
率として予め定め、前記光学ズーム機能によるズーム倍
率が、前記ズーム操作手段に対する操作に応じたズーム
倍率が含まれる区分領域の前記固定光学ズーム倍率とな
るように前記移動手段を制御すると共に、当該固定光学
ズーム倍率との組み合わせで前記被写体像のズーム倍率
が前記ズーム操作手段に対する操作に応じたズーム倍率
となるように前記電子ズーム機能によるズーム倍率を設
定する設定手段と、前記撮影操作手段が操作されたとき
に前記光学ズーム機能によるズーム倍率が前記ズーム操
作手段に対する操作に応じたズーム倍率となるように前
記移動手段を制御する制御手段と、を備えている。
【0011】請求項1に記載のデジタルカメラによれ
ば、レンズによって被写体像が結像されると共に、当該
被写体像が表示手段によってモニタ表示され、更に、光
学ズーム機能によるズーム倍率を変更するために上記レ
ンズの位置が移動手段によって当該レンズの光軸方向に
移動される。
【0012】なお、上記表示手段としては、液晶ディス
プレイ、有機EL(Electro-Luminescence)ディスプレ
イ、プラズマディスプレイ、CRTディスプレイ等の各
種ディスプレイを適用することができる。また、上記移
動手段は、前述のズームモータに相当するものであり、
ステッピング・モータ等のモータやソレノイド等の、本
発明のレンズを電気的に光軸方向に移動できるものであ
れば、如何なるものも適用することができる。更に、上
記レンズは、1枚のレンズのみで構成してもよいし、複
数枚のレンズで構成してもよい。上記レンズを複数枚の
レンズで構成する場合、上記移動手段は、当該複数のレ
ンズの少なくとも1枚を光軸方向に移動させるものとし
て作用する。
【0013】また、請求項1に記載のデジタルカメラで
は、被写体像のズーム倍率を変更するときにズーム操作
手段が操作され、撮影を実行するときに撮影操作手段が
操作される。すなわち、本発明のズーム操作手段及び撮
影操作手段は、ズーム機能が搭載されたデジタルカメラ
に一般に設けられているズームボタン及びレリーズボタ
ンに、各々相当する。
【0014】ここで、請求項1に記載のデジタルカメラ
では、設定手段により、光学ズーム機能によるズーム倍
率の設定可能範囲が複数の区分領域に区分されると共に
各区分領域毎に当該区分領域に含まれる1つのズーム倍
率が固定光学ズーム倍率として予め定められ、光学ズー
ム機能によるズーム倍率が、ズーム操作手段に対する操
作に応じたズーム倍率が含まれる区分領域の上記固定光
学ズーム倍率となるように移動手段が制御されると共
に、当該固定光学ズーム倍率との組み合わせで被写体像
のズーム倍率がズーム操作手段に対する操作に応じたズ
ーム倍率となるように電子ズーム機能によるズーム倍率
が設定され、制御手段により、撮影操作手段が操作され
たときに光学ズーム機能によるズーム倍率がズーム操作
手段に対する操作に応じたズーム倍率となるように移動
手段が制御される。
【0015】すなわち、本発明の設定手段により、ズー
ム操作手段に対する操作によってズーミングが行なわれ
ているとき、当該操作により示されるズーム倍率が含ま
れる区分領域内での操作が行なわれている間は光学ズー
ム機能によるズーム倍率が当該区分領域に予め定められ
た固定光学ズーム倍率に固定的に設定されると共に、表
示手段にモニタ表示される被写体像のズーム倍率をズー
ム操作手段に対する操作に応じたズーム倍率とするため
の処理が電子ズーム機能によって行なわれる。そして、
ズーム操作手段に対する操作により示されるズーム倍率
が当該区分領域の外に移行した場合には、移行先が含ま
れる区分領域に定められた固定光学ズーム倍率となるよ
うに光学ズームのズーム倍率が変更され、当該区分領域
内におけるズーム倍率の設定が電子ズーム機能によって
行なわれることになる。
【0016】このように、本発明に係るデジタルカメラ
では、各区分領域内におけるズーミングは電子ズーム処
理のみによって行ない、区分領域を外れた場合のみに光
学ズーム機能によるズーム倍率を隣接する区分領域の固
定光学ズーム倍率に移行させるようにしているので、常
時光学ズーム機能によってズーミングを行なう場合に比
較して、移動手段によるレンズの移動回数を大幅に削減
することができ、この結果としてズーミング時の消費電
力を大幅に削減することができる。
【0017】そして、本発明に係るデジタルカメラで
は、撮影操作手段が操作されたときに光学ズーム機能に
よるズーム倍率がズーム操作手段に対する操作に応じた
ズーム倍率となるように移動手段を制御しており、この
とき、光学ズーム機能によるズーム倍率は、ズーム操作
手段に対する操作に応じたズーム倍率が含まれる区分領
域内に予め設けられた固定光学ズーム倍率とされている
ので、光学ズーム機能によるズーム倍率が他の区分領域
内のズーム倍率とされている場合に比較して、短時間に
光学ズーム機能のズーム倍率を所望のズーム倍率とする
ことができ、撮影操作手段の押圧操作による撮影指示の
タイミングと実際の撮影のタイミングとの間の時間差を
短くすることができる。
【0018】このように、請求項1に記載のデジタルカ
メラによれば、光学ズーム機能によるズーム倍率の設定
可能範囲を複数の区分領域に区分すると共に各区分領域
毎に当該区分領域に含まれる1つのズーム倍率を固定光
学ズーム倍率として予め定め、前記光学ズーム機能によ
るズーム倍率が、ズーム操作手段に対する操作に応じた
ズーム倍率が含まれる区分領域の固定光学ズーム倍率と
なるように制御し、かつ当該固定光学ズーム倍率との組
み合わせで被写体像のズーム倍率がズーム操作手段に対
する操作に応じたズーム倍率となるように電子ズーム機
能によるズーム倍率を設定すると共に、撮影操作手段が
操作されたときに光学ズーム機能によるズーム倍率がズ
ーム操作手段に対する操作に応じたズーム倍率となるよ
うに制御しているので、ズーミング時の消費電力を削減
しつつ、撮影指示のタイミングと実際の撮影のタイミン
グとの間の時間差を短くすることができる。
【0019】なお、請求項2記載の発明のように、本発
明に係るデジタルカメラは、前記複数の区分領域を、隣
接する区分領域の一部が互いに重なるものとすることが
好ましい。
【0020】これによって、ズーム操作手段に対する操
作に応じたズーミング動作が各区分領域間の境界を頻繁
に跨ぐように行なわれた際の光学ズーム機能による固定
光学ズーム倍率の変更が頻繁に行なわれるハンチングの
発生を防止することができる。
【0021】一方、請求項3記載のデジタルカメラは、
請求項1又は請求項2記載の発明において、前記撮影操
作手段を、第1段階まで操作されたときに撮影の準備を
指示し、第2段階まで操作されたときに撮影の実行を指
示する2段階操作のものとし、前記制御手段は、前記撮
影操作手段が前記第1段階まで操作されたときに前記光
学ズーム機能によるズーム倍率が前記ズーム操作手段に
対する操作に応じたズーム倍率となるように前記移動手
段を制御するものである。
【0022】請求項3に記載のデジタルカメラによれ
ば、本発明の撮影操作手段が、第1段階まで操作された
ときに撮影の準備を指示し、第2段階まで操作されたと
きに撮影の実行を指示する2段階操作のものとされ、制
御手段により、撮影操作手段が上記第1段階まで操作さ
れたときに光学ズーム機能によるズーム倍率がズーム操
作手段に対する操作に応じたズーム倍率となるように移
動手段が制御される。
【0023】このように、請求項3に記載のデジタルカ
メラによれば、請求項1又は請求項2記載の発明と同様
の効果を奏することができると共に、本発明の撮影操作
手段を、第1段階まで操作されたときに撮影の準備を指
示し、第2段階まで操作されたときに撮影の実行を指示
する2段階操作のものとし、当該撮影操作手段が第1段
階まで操作されたときに光学ズーム機能によるズーム倍
率がズーム操作手段に対する操作に応じたズーム倍率と
なるように制御しているので、撮影を実行する直前の準
備段階で光学ズーム機能によるズーム倍率を最終的な倍
率に設定することができ、この結果として、撮影指示の
タイミングと実際の撮影のタイミングとの間の時間差を
確実に短くすることができる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施の形態について詳細に説明する。なお、本実施の形
態では、本発明のデジタルカメラを、デジタルスチルカ
メラ(以下、単に「デジタルカメラ」という。)に適用
した場合の形態について説明する。まず、図1を参照し
て、本実施の形態に係るデジタルカメラ10の外観上の
構成を説明する。
【0025】同図に示すように、デジタルカメラ10の
正面には、被写体像を結像させるためのレンズ12と、
撮影する被写体の構図を決定するために用いられるファ
インダ70と、が備えられている。また、デジタルカメ
ラ10の上面には、撮影を実行する際に撮影者によって
押圧操作されるレリーズボタン(所謂シャッター)60
と、電源スイッチ66と、が備えられている。
【0026】なお、本実施の形態に係るレリーズボタン
60は、中間位置まで押下される状態(以下、「半押し
状態」という。)と、当該中間位置を超えた最終押下位
置まで押下される状態(以下、「全押し状態」とい
う。)と、の2段階の押圧操作が検出可能に構成されて
いる。
【0027】また、本実施の形態に係るデジタルカメラ
10は、レリーズボタン60を半押し状態にすることに
よりAE(Automatic Exposure、自動露出)機能により
露出状態(シャッタースピード、絞りの状態)が設定さ
れた後、AF(Auto Focus、自動合焦)機能により合焦
制御され、その後、引き続き全押し状態にすると露光
(撮影)が行われる。
【0028】一方、デジタルカメラ10の背面には、前
述のファインダ70の接眼部と、撮影によって得られた
デジタル画像データにより示される被写体像や各種メニ
ュー画面、メッセージ等を表示するための液晶ディスプ
レイ(以下、「LCD」という。)30と、撮影を行う
モードである撮影モード及び撮影によって得られたデジ
タル画像データにより示される被写体像をLCD30に
表示(再生)するモードである再生モードの何れかのモ
ードに設定するために操作されるモード切替スイッチ6
2と、LCD30の表示領域における上下左右の4方向
の移動方向を示す4つの矢印キー及び当該4つの矢印キ
ーの中央部に位置された決定キーの合計5つのキーを含
んで構成された十字カーソルボタン64と、撮影時に被
写体像のズーミング(拡大及び縮小)を行うときに操作
されるズームボタン68と、が備えられている。
【0029】なお、ズームボタン68は、同図の‘T’
の位置に対応し、かつ被写体像を拡大(ズーム・イン)
するときに操作されるテレ・ボタンと、同図の‘W’の
位置に対応し、かつ被写体像を縮小(ズーム・アウト)
するときに操作されるワイド・ボタンと、を含んで構成
されている。
【0030】一方、デジタルカメラ10の底面には、外
部装置と所定のインタフェース規格(本実施の形態で
は、USB(Universal Serial Bus))により電気的に
接続するために用いられるレセプタクル72が設けられ
ている。
【0031】次に、図2を参照して、本実施の形態に係
るデジタルカメラ10の電気系の構成を説明する。
【0032】同図に示すように、デジタルカメラ10
は、前述のレンズ12を含んで構成された光学ユニット
13と、レンズ12の光軸後方に配設されたCCD(Ch
arge Coupled Device)14と、相関二重サンプリング
回路(以下、「CDS」という。)16と、入力された
アナログ信号をデジタルデータに変換するアナログ/デ
ジタル変換器(以下、「ADC」という。)18と、を
含んで構成されており、CCD14の出力端はCDS1
6の入力端に、CDS16の出力端はADC18の入力
端に、各々接続されている。
【0033】ここで、CDS16による相関二重サンプ
リング処理は、固体撮像素子の出力信号に含まれるノイ
ズ(特に熱雑音)等を軽減することを目的として、固体
撮像素子の1画素毎の出力信号に含まれるフィードスル
ー成分レベルと画素信号成分レベルとの差をとることに
より正確な画素データを得る処理である。
【0034】一方、デジタルカメラ10は、所定容量の
ラインバッファを内蔵すると共に入力されたデジタル画
像データを後述する第2メモリ40の所定領域に直接記
憶させる制御を行う画像入力コントローラ20と、デジ
タル画像データに対して各種画像処理を施す画像信号処
理回路22と、所定の圧縮形式でデジタル画像データに
対して圧縮処理を施す一方、圧縮処理されたデジタル画
像データに対して圧縮形式に応じた伸張処理を施す圧縮
・伸張処理回路24と、デジタル画像データにより示さ
れる画像やメニュー画面等をLCD30に表示させるた
めの信号を生成してLCD30に供給する一方、LCD
30に表示させる画像を示す映像信号(本実施の形態で
は、NTSC信号。)を生成してビデオ出力端子OUT
に出力するビデオ/LCDエンコーダ28と、を含んで
構成されている。なお、画像入力コントローラ20の入
力端はADC18の出力端に接続されている。
【0035】また、デジタルカメラ10は、デジタルカ
メラ10全体の動作を司るCPU(中央処理装置)32
と、AF機能を働かせるために必要とされる物理量(本
実施の形態では、CCD14による撮像によって得られ
た画像のコントラスト値。)を検出するAF検出回路3
4と、AE機能及びAWB(Automatic White Balanc
e)機能を働かせるために必要とされる物理量(本実施
の形態では、CCD14による撮像によって得られた画
像の明るさを示す量。)を検出するAE・AWB検出回
路36と、CPU32による各種処理の実行時のワーク
エリア等として用いられるSDRAM(Synchronous Dy
namic Random Access Memory)により構成された第1メ
モリ38と、主として撮影により得られたデジタル画像
データを記憶するVRAM(Video RAM)により構成さ
れた第2メモリ40と、を含んで構成されている。
【0036】更に、デジタルカメラ10は、スマートメ
ディア(Smart Media(R))により構成された記録メ
ディア42A及びマイクロドライブにおける記録メディ
ア42Bをデジタルカメラ10でアクセス可能とするた
めのメディアコントローラ42と、前述のレセプタクル
72に接続されると共にUSB規格による外部との間の
通信を司るUSBインタフェース46と、を含んで構成
されている。
【0037】以上の画像入力コントローラ20、画像信
号処理回路22、圧縮・伸張処理回路24、ビデオ/L
CDエンコーダ28、CPU32、AF検出回路34、
AE・AWB検出回路36、第1メモリ38、第2メモ
リ40、メディアコントローラ42、及びUSBインタ
フェース46は、各々、システムバスBUSを介して相
互に接続されている。
【0038】従って、CPU32は、画像入力コントロ
ーラ20、画像信号処理回路22、圧縮・伸張処理回路
24、及びビデオ/LCDエンコーダ28の各々の作動
の制御と、AF検出回路34及びAE・AWB検出回路
36により検出された物理量の取得と、第1メモリ3
8、第2メモリ40、記録メディア42A、及び記録メ
ディア42Bへのアクセスと、レセプタクル72に接続
された外部装置との相互通信と、を各々行うことができ
る。
【0039】一方、デジタルカメラ10には、主として
CCD14を駆動させるためのタイミング信号を生成し
てCCD14に供給するタイミングジェネレータ48が
設けられており、当該タイミングジェネレータ48の入
力端はCPU32に、出力端はCCD14に、各々接続
されており、CCD14の駆動は、CPU32によりタ
イミングジェネレータ48を介して制御される。
【0040】更に、CPU32はモータ駆動部50の入
力端に接続され、モータ駆動部50の出力端は光学ユニ
ット13に備えられたズームモータ13A及び焦点調整
モータ13Bに接続されている。
【0041】本実施の形態に係る光学ユニット13に含
まれるレンズ12は複数枚のレンズを有し、焦点距離の
変更(変倍)が可能なズームレンズとして構成されてお
り、図示しないレンズ駆動機構を備えている。このレン
ズ駆動機構にズームモータ13A及び焦点調整モータ1
3Bは含まれるものであり、ズームモータ13A及び焦
点調整モータ13Bは各々CPU32の制御下でモータ
駆動部50から供給された駆動信号によって駆動され
る。
【0042】CPU32は、光学ズーム倍率を変更する
際にはズームモータ13Aを駆動制御して光学ユニット
13に含まれるレンズの焦点距離を変化させる。
【0043】また、CPU32は、CCD14による撮
像によって得られた画像のコントラスト値が最大となる
ように焦点調整モータ13Bを駆動制御することによっ
て合焦制御を行う。すなわち、本実施の形態に係るデジ
タルカメラ10では、合焦制御として、読み取られた画
像のコントラストが最大となるようにレンズの位置を設
定する、所謂TTL(Through The Lens)方式を採用し
ている。
【0044】更に、前述のレリーズボタン60、モード
切替スイッチ62、十字カーソルボタン64、電源スイ
ッチ66、及びズームボタン68の各種ボタン類及びス
イッチ類(同図では、「操作部52」と総称。)はCP
U32に接続されており、CPU32は、これらのボタ
ン類及びスイッチ類に対する操作状態を常時把握でき
る。
【0045】レンズ12が本発明のレンズに、LCD3
0が本発明の表示手段に、ズームモータ13Aが本発明
の移動手段に、ズームボタン68が本発明のズーム操作
手段に、レリーズボタン60が本発明の撮影操作手段
に、CPU32が本発明の設定手段及び制御手段に、各
々相当する。
【0046】次に、本実施の形態に係るデジタルカメラ
10の作用を説明する。まず、撮影時におけるデジタル
カメラ10の全体的な動作について簡単に説明する。
【0047】光学ユニット13を介した撮像によって
CCD14から出力された被写体像を示す信号は順次C
DS16に入力されて相関二重サンプリング処理が施さ
れた後にADC18に入力され、ADC18は、CDS
16から入力されたR(赤)、G(緑)、B(青)の信
号を各々12ビットのR、G、B信号(デジタル画像デ
ータ)に変換して画像入力コントローラ20に出力す
る。
【0048】画像入力コントローラ20は内蔵してい
るラインバッファにADC18から順次入力されるデジ
タル画像データを蓄積して一旦第2メモリ40の所定領
域に格納する。
【0049】第2メモリ40の所定領域に格納された
デジタル画像データは、CPU32による制御下で画像
信号処理回路22によって読み出され、これらにAE・
AWB検出回路36により検出された物理量に応じたデ
ジタルゲインをかけることでホワイトバランス調整を行
なうと共に、ガンマ処理及びシャープネス処理を行なっ
て8ビットのデジタル画像データを生成し、更にYC信
号処理を施して輝度信号Yとクロマ信号Cr、Cb(以
下、「YC信号」という。)を生成し、YC信号を第2
メモリ40の上記所定領域とは異なる領域に格納する。
【0050】レリーズボタン60が撮影者によって全
押し状態とされた場合、その時点で第2メモリ40に格
納されているYC信号を、圧縮・伸張処理回路24によ
って所定の圧縮形式(本実施の形態では、JPEG形
式)で圧縮した後にメディアコントローラ42を介して
記録メディア42Aに記録する。
【0051】ところで、本実施の形態に係るLCD30
は、CCD14による連続的な撮像によって得られた動
画像(スルー画像)を表示してファインダとして使用す
ることができるものとして構成されているが、このよう
にLCD30をファインダとして使用する場合には、上
記において第2メモリ40に格納するデジタル画像デ
ータに対し簡易的なYC信号処理を施してYC信号を生
成した後に第2メモリ40の所定領域に格納し、当該第
2メモリ40上のYC信号をビデオ/LCDエンコーダ
28を介して順次LCD30に出力する。これによって
LCD30にスルー画像が表示されることになる。な
お、この処理を’とする。
【0052】ここで、本実施の形態に係るCPU32
は、マルチタスク処理が可能に構成されており、上記
、の処理の実行中に、’の処理を並行して実行
する。ユーザは、この動作によってLCD30に表示さ
れるスルー画像を参照しつつ、次の撮影における構図の
決定や、ズームボタン68の操作によるズーミング等の
準備作業を行う。
【0053】次に、図3〜図5を参照して、撮影時にデ
ジタルカメラ10において実行される処理のうち、本発
明に特に関係する部分の処理について詳細に説明する。
なお、図3は、モード切替スイッチ62により撮影モー
ドが設定されている場合に、デジタルカメラ10のCP
U32で実行される撮影処理の、本発明に特に関係する
部分の流れを示すフローチャートである。また、図4及
び図5は、当該撮影処理の説明に供する説明図である。
更に、ここでは、錯綜を回避するために、先に説明した
デジタルカメラ10の全体的な動作については、できる
だけ説明を省略する。
【0054】図3のステップ100では、ズームボタン
68が押圧操作されているか否かを判定し、肯定判定の
場合はステップ102に移行して、ズームボタン68に
対する操作に応じた被写体像のズーム倍率SZを導出す
る。なお、ここでは、当該ズーム倍率SZとして、ズー
ムボタン68のテレ・ボタンが押圧操作されている場合
は、この時点でのズーム倍率SZに所定値(本実施の形
態では、0.1)を加算することによりズーム倍率SZ
を導出し、ズームボタン68のワイド・ボタンが押圧操
作されている場合には、この時点でのズーム倍率SZか
ら所定値(本実施の形態では、0.1)を減算すること
によりズーム倍率SZを導出する。
【0055】次のステップ104では、ズーム倍率SZ
から、この時点の光学ズームのズーム倍率OZを減算し
た値がΔX(本実施の形態では、0.5)を超えている
か否かを判定し、肯定判定の場合はステップ106に移
行してズーム倍率OZをΔXだけ増加させた後、ステッ
プ108で光学ズームのズーム倍率が上記ステップ10
6の処理により得られたズーム倍率OZとなるようにモ
ータ駆動部50を介してズームモータ13Aを制御した
後にステップ116に移行する。
【0056】一方、上記ステップ104において否定判
定となった場合、すなわち(ズーム倍率SZ−ズーム倍
率OZ)がΔX以下である場合にはステップ110に移
行し、(ズーム倍率SZ−ズーム倍率OZ)が−ΔX未
満であるか否かを判定し、肯定判定の場合はステップ1
12に移行してズーム倍率OZをΔXだけ低減させた
後、ステップ114で光学ズームのズーム倍率が上記ス
テップ112の処理により得られたズーム倍率OZとな
るようにモータ駆動部50を介してズームモータ13A
を制御した後にステップ116に移行する。なお、上記
ステップ110において否定判定となった場合には、上
記ステップ112、114の処理を実行することなくス
テップ116に移行する。
【0057】ステップ116では、電子ズームのズーム
倍率DZを次の(1)式により導出する。
【0058】
【数1】
【0059】次のステップ118では、電子ズームのズ
ーム倍率が上記ステップ116で導出した電子ズームの
ズーム倍率DZとなるように、LCD30に表示すべき
被写体像に対応するデジタル画像データに対する電子ズ
ーム処理を行ない、その後に上記ステップ100に戻
る。
【0060】なお、本実施の形態に係る上記電子ズーム
処理は、電子ズームのズーム倍率DZが1を超えている
場合には、CCD14による撮像では得られていない画
素データ(画素単位のデジタル画像データ)を補間処理
によりズーム倍率DZの大きさに応じて新たに生成する
ことにより行ない、電子ズームのズーム倍率DZが1未
満である場合には、CCD14による撮像で得られてい
るデジタル画像データに対するズーム倍率DZの大きさ
に応じた画素単位の間引き処理によって行なう。
【0061】一方、上記ステップ100において否定判
定となった場合、すなわち、ズームボタン68が押圧操
作されていない場合にはステップ120に移行し、レリ
ーズボタン60が半押し状態とされたか否かを判定し、
否定判定の場合は上記ステップ100に戻り、肯定判定
の場合にはステップ122に移行する。
【0062】ステップ122では、光学ズームのズーム
倍率がズーム倍率SZとなるようにモータ駆動部50を
介してズームモータ13Aを制御し、次のステップ12
4では、レリーズボタン60が全押し状態とされたか否
かを判定し、否定判定の場合はステップ126に移行し
てレリーズボタン60が未押下位置まで復帰されたか否
かを判定し、否定判定の場合は上記ステップ124へ戻
り、肯定判定の場合には上記ステップ100に戻る。一
方、上記ステップ124において肯定判定となった場合
にはステップ128に移行する。
【0063】上記ステップ100〜ステップ126の繰
り返し処理により、ユーザによってズームボタン68が
操作されている間はステップ100〜ステップ118の
処理によってズームボタン68に対する操作に応じたズ
ーム倍率での被写体像の表示がLCD30に行なわれ、
ユーザによってレリーズボタン60が半押し状態とされ
た時点で、この時点でズームボタン68による操作に応
じて設定されたズーム倍率となるように光学ズームのズ
ーム倍率OZが設定される。
【0064】そして、当該半押し状態から引き続きレリ
ーズボタン60が全押し状態とされずに未押下位置まで
復帰された場合には、この状態での撮影は行なわれない
ものと見なして上記ステップ100に戻り、再びズーム
ボタン68又はレリーズボタン60の押圧操作待ちを行
ない、レリーズボタン60に対する半押し状態から引き
続き全押し状態に移行した場合には、撮影を行なうもの
と見なしてステップ128に移行している。
【0065】ステップ128では、この時点で第2メモ
リ40に記憶されているYC信号を圧縮・伸張処理回路
24によって所定の圧縮形式(本実施の形態では、JP
EG形式)で圧縮した後にメディアコントローラ42を
介して記録メディア42Aに記録し、次のステップ13
0では、モード切替スイッチ62による設定が再生モー
ドに移行したか否かを判定することによって撮影処理を
終了するか否かを判定し、否定判定の場合は上記ステッ
プ100に戻り、肯定判定となった時点で本撮影処理を
終了する。
【0066】本撮影処理のステップ100〜ステップ1
18の繰り返し処理により、図4に示すように、光学ズ
ーム機能でのズーム倍率OZの設定可能範囲(本実施の
形態では、1.0倍から3.0倍までの範囲。)を複数
の区分領域(本実施の形態では、ΔXの2倍のズーム範
囲とされた区分領域A1〜A3の3つの区分領域。)に
区分すると共に各区分領域毎に当該区分領域に含まれる
1つのズーム倍率(本実施の形態では、各区分領域の中
心のズーム倍率である1.5倍、2.0倍、2.5倍の
各ズーム倍率。)を固定光学ズーム倍率として予め定
め、ズームボタン68に対する操作に応じたズーム倍率
SZが含まれる区分領域の固定光学ズーム倍率となるよ
うに光学ズーム機能によるズーム倍率を設定するように
ズームモータ13Aを制御すると共に、当該固定光学ズ
ーム倍率との組み合わせでLCD30に表示する被写体
像のズーム倍率がズームボタン68に対する操作に応じ
たズーム倍率SZとなるように電子ズーム機能によるズ
ーム倍率DZが設定される。
【0067】従って、一例として図5に示すように、ユ
ーザによってズームボタン68に対する操作によりズー
ミングを行なっているとき、当該操作により示されるズ
ーム倍率SZが含まれる区分領域(同図では、区分領域
A3)内での操作を行なっている間は、光学ズームのズ
ーム倍率OZが当該区分領域に定められた固定光学ズー
ム倍率に固定的に設定され、LCD30にモニタ表示さ
れている被写体像のズーム倍率をズーム倍率SZとする
ための処理が電子ズーム処理のみによって行なわれる。
そして、ズームボタン68に対する操作により示される
ズーム倍率SZが当該区分領域の外に移行した場合に
は、移行先が含まれる区分領域に定められた固定光学ズ
ーム倍率となるように光学ズームのズーム倍率OZが変
更され、当該区分領域内におけるズーム倍率の設定が電
子ズーム処理によって行なわれることになる。
【0068】このように、本実施の形態に係るデジタル
カメラ10では、各区分領域内におけるズーミングは電
子ズーム処理のみによって行ない、区分領域を外れた場
合のみに光学ズームのズーム倍率OZを隣接する区分領
域の固定光学ズーム倍率に移行させるようにしているの
で、常時光学ズーム機能によってズーミングを行なう場
合に比較して、ズームモータ13Aの駆動回数を大幅に
削減することができる。従って、本実施の形態に係るデ
ジタルカメラ10では、ズーミング時の消費電力を大幅
に削減することができる。
【0069】この結果、不図示の電池の許容範囲による
マルチタスク処理の制限を緩和することができ、前述の
、の処理を中断することなくズーミングの処理を行
なうことができるようになり、連続撮影枚数を大幅に増
加させることが可能となる。
【0070】そして、本実施の形態に係るデジタルカメ
ラ10では、ユーザによってレリーズボタン60が半押
し状態とされたとき、本撮影処理のステップ120及び
ステップ122の処理により、上記ステップ100〜ス
テップ118の繰り返し処理によって設定されたズーム
倍率SZとなるように光学ズームのズーム倍率OZを一
気に移行させている。このとき、光学ズームのズーム倍
率OZは、ズーム倍率SZが含まれる区分領域内に予め
設けられた固定光学ズーム倍率とされているので、光学
ズームのズーム倍率OZが他の区分領域内のズーム倍率
とされている場合に比較して、短時間に光学ズームのズ
ーム倍率OZを所望のズーム倍率とすることができ、レ
リーズボタン60の押圧操作による撮影指示のタイミン
グと実際の撮影のタイミングとの間の時間差を短くする
ことができる。
【0071】以上詳細に説明したように、本実施の形態
に係るデジタルカメラ10では、光学ズーム機能による
ズーム倍率の設定可能範囲を複数の区分領域に区分する
と共に各区分領域毎に当該区分領域に含まれる1つのズ
ーム倍率を固定光学ズーム倍率として予め定め、光学ズ
ーム機能によるズーム倍率が、ズームボタン68に対す
る操作に応じたズーム倍率SZが含まれる区分領域の固
定光学ズーム倍率となるように制御し、かつ当該固定光
学ズーム倍率との組み合わせで被写体像のズーム倍率が
ズームボタン68に対する操作に応じたズーム倍率SZ
となるように電子ズーム機能によるズーム倍率DZを設
定すると共に、レリーズボタン60が操作されたときに
光学ズーム機能によるズーム倍率OZがズームボタン6
8に対する操作に応じたズーム倍率SZとなるように制
御しているので、ズーミング時の消費電力を削減しつ
つ、撮影指示のタイミングと実際の撮影のタイミングと
の間の時間差を短くすることができる。
【0072】また、本実施の形態に係るデジタルカメラ
10では、上記複数の区分領域を、隣接する区分領域の
一部が互いに重なるものとしているので、ズームボタン
68に対する操作に応じたズーミング動作が各区分領域
間の境界を頻繁に跨ぐように行なわれた際の光学ズーム
機能による固定光学ズーム倍率の変更が頻繁に行なわれ
るハンチングの発生を防止することができる。
【0073】更に、本実施の形態に係るデジタルカメラ
10では、本発明の撮影操作手段として、第1段階(半
押し状態)まで操作されたときに撮影の準備を指示し、
第2段階(全押し状態)まで操作されたときに撮影の実
行を指示する2段階操作のもの(レリーズボタン60)
とし、当該撮影操作手段が第1段階まで操作されたとき
に光学ズーム機能によるズーム倍率がズームボタン68
に対する操作に応じたズーム倍率SZとなるように制御
しているので、撮影を実行する直前の準備段階で光学ズ
ーム機能によるズーム倍率を最終的な倍率に設定するこ
とができ、この結果として、撮影指示のタイミングと実
際の撮影のタイミングとの間の時間差を確実に短くする
ことができる。
【0074】なお、本実施の形態では、固定光学ズーム
倍率を各区分領域の中心のズーム倍率とした場合につい
て説明したが、本発明はこれに限定されるものではな
く、固定光学ズーム倍率をユーザの好みや制御上の制約
等に応じて各区分領域の高倍率側や低倍率側に偏ったズ
ーム倍率としてもよい。この場合も、本実施の形態と同
様の効果を奏することができる。また、このとき、固定
光学ズーム倍率を各区分領域の最低ズーム倍率とした場
合には、間引き処理を行なうことなく、補間処理のみに
よって電子ズーム処理を行なうことができるので、本実
施の形態に比較して、簡易に電子ズーム処理を行なうこ
とができる。
【0075】また、本実施の形態では、固定光学ズーム
倍率を各区分領域の中心のズーム倍率とすると共に、隣
接する固定光学ズーム倍率間の差分を各区分領域におけ
るズーム範囲の2分の1に等しくした場合について説明
したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例え
ば、固定光学ズーム倍率を各区分領域の中心のズーム倍
率とすると共に、隣接する固定光学ズーム倍率間の差分
を各区分領域におけるズーム範囲の2分の1より小さく
する形態や、固定光学ズーム倍率を各区分領域の中心の
ズーム倍率とすると共に、隣接する固定光学ズーム倍率
間の差分を各区分領域におけるズーム範囲の2分の1よ
り大きく、かつ当該ズーム範囲より小さくする形態とす
ることもできる。前者の場合は、隣接する区分領域の重
なり部分が本実施の形態に比較して大きくなり、後者の
場合は、隣接する区分領域の重なり部分が本実施の形態
に比較して小さくなる。従って、前者の場合は、上記ハ
ンチングの発生を本実施の形態より防止することがで
き、後者の場合には、ズーミング時における光学ズーム
のズーム倍率の変更頻度を低減でき、ズーミング時にお
ける消費電力を低減できる。
【0076】また、本実施の形態では、光学ズーム機能
によるズーム倍率の設定可能範囲を3つの区分領域に区
分した場合について説明したが、本発明はこれに限定さ
れるものではなく、2つ、又は3つ以上の区分領域に区
分する形態とすることもできることは言うまでもない。
ここで、区分領域の数を多くするほど、撮影時における
光学ズームの変更量が少なくなるので、レリーズボタン
60の押圧操作による撮影指示のタイミングと実際の撮
影のタイミングとの間の時間差を短くすることができる
が、ズーミング時における光学ズームのズーム倍率の変
更頻度が増加するので、ズーミング時における消費電力
が増加することになる。
【0077】このように、撮影指示のタイミングと実際
の撮影のタイミングとの間の時間差と、ズーミング時の
消費電力とはトレードオフの関係にあるので、区分領域
の数は設定可能とすることが好ましい。
【0078】また、本実施の形態では、各区分領域のズ
ーム範囲幅を同一とする場合について説明したが、本発
明はこれに限定されるものではなく、例えば、ユーザの
要望等に応じて、ズーム倍率の微調整を行ないたい区分
領域のズーム範囲幅については他の区分領域より広くす
る形態とすることもできる。この場合は、ユーザの要望
等に応えることのできる、極めて優通性の高いズーム機
能を実現できる。
【0079】また、本実施の形態では、各区分領域を、
隣接する区分領域の一部が互いに重なるものとした場合
について説明したが、本発明はこれに限定されるもので
はなく、隣接する区分領域が重ならずに接する形態とす
ることもできる。この場合、ユーザによるズーミング動
作が各区分領域の境界を頻繁に跨ぐように行なわれた際
のハンチングの発生を防止することはできないものの、
本実施の形態に係るデジタルカメラ10の他の効果は奏
することができる。
【0080】更に、本実施の形態において説明した撮影
処理(図3参照)の流れは一例であり、本発明の主旨を
逸脱しない範囲内において適宜変更可能であることは言
うまでもない。
【0081】
【発明の効果】請求項1に記載のデジタルカメラによれ
ば、光学ズーム機能によるズーム倍率の設定可能範囲を
複数の区分領域に区分すると共に各区分領域毎に当該区
分領域に含まれる1つのズーム倍率を固定光学ズーム倍
率として予め定め、光学ズーム機能によるズーム倍率
が、ズーム操作手段に対する操作に応じたズーム倍率が
含まれる区分領域の固定光学ズーム倍率となるように制
御し、かつ当該固定光学ズーム倍率との組み合わせで被
写体像のズーム倍率がズーム操作手段に対する操作に応
じたズーム倍率となるように電子ズーム機能によるズー
ム倍率を設定すると共に、撮影操作手段が操作されたと
きに光学ズーム機能によるズーム倍率がズーム操作手段
に対する操作に応じたズーム倍率となるように制御して
いるので、ズーミング時の消費電力を削減しつつ、撮影
指示のタイミングと実際の撮影のタイミングとの間の時
間差を短くすることができる、という効果が得られる。
【0082】また、請求項2に記載のデジタルカメラに
よれば、請求項1記載の発明と同様の効果を奏すること
ができると共に、本発明の複数の区分領域を、隣接する
区分領域の一部が互いに重なるものとしているので、ズ
ーム操作手段に対する操作に応じたズーミング動作が各
区分領域間の境界を頻繁に跨ぐように行なわれた際の光
学ズーム機能による固定光学ズーム倍率の変更が頻繁に
行なわれるハンチングの発生を防止することができる、
という効果が得られる。
【0083】更に、請求項3に記載のデジタルカメラに
よれば、請求項1又は請求項2記載の発明と同様の効果
を奏することができると共に、本発明の撮影操作手段
を、第1段階まで操作されたときに撮影の準備を指示
し、第2段階まで操作されたときに撮影の実行を指示す
る2段階操作のものとし、当該撮影操作手段が第1段階
まで操作されたときに光学ズーム機能によるズーム倍率
がズーム操作手段に対する操作に応じたズーム倍率とな
るように制御しているので、撮影を実行する直前の準備
段階で光学ズーム機能によるズーム倍率を最終的な倍率
に設定することができ、この結果として、撮影指示のタ
イミングと実際の撮影のタイミングとの間の時間差を確
実に短くすることができる、という効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態に係るデジタルカメラ10の外観を
示す外観図である。
【図2】実施の形態に係るデジタルカメラ10の電気系
の構成を示すブロック図である。
【図3】実施の形態に係るデジタルカメラ10において
実行される撮影処理の流れを示すフローチャートであ
る。
【図4】実施の形態に係る撮影処理の説明に供する説明
図である。
【図5】実施の形態に係る撮影処理の説明に供する他の
説明図である。
【符号の説明】
10 デジタルカメラ 12 レンズ 13A ズームモータ(移動手段) 14 CCD 30 LCD(表示手段) 32 CPU(設定手段、制御手段) 60 レリーズボタン(撮影操作手段) 68 ズームボタン(ズーム操作手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/228 H04N 5/228 Z // H04N 101:00 101:00

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光学ズーム機能及び電子ズーム機能を備
    えたデジタルカメラであって、 被写体像を結像させるためのレンズと、 前記被写体像をモニタ表示する表示手段と、 前記光学ズーム機能によるズーム倍率を変更するために
    前記レンズの位置を当該レンズの光軸方向に移動させる
    移動手段と、 被写体像のズーム倍率を変更するときに操作されるズー
    ム操作手段と、 撮影を実行するときに操作される撮影操作手段と、 前記光学ズーム機能によるズーム倍率の設定可能範囲を
    複数の区分領域に区分すると共に各区分領域毎に当該区
    分領域に含まれる1つのズーム倍率を固定光学ズーム倍
    率として予め定め、前記光学ズーム機能によるズーム倍
    率が、前記ズーム操作手段に対する操作に応じたズーム
    倍率が含まれる区分領域の前記固定光学ズーム倍率とな
    るように前記移動手段を制御すると共に、当該固定光学
    ズーム倍率との組み合わせで前記被写体像のズーム倍率
    が前記ズーム操作手段に対する操作に応じたズーム倍率
    となるように前記電子ズーム機能によるズーム倍率を設
    定する設定手段と、 前記撮影操作手段が操作されたときに前記光学ズーム機
    能によるズーム倍率が前記ズーム操作手段に対する操作
    に応じたズーム倍率となるように前記移動手段を制御す
    る制御手段と、を備えたデジタルカメラ。
  2. 【請求項2】 前記複数の区分領域を、隣接する区分領
    域の一部が互いに重なるものとした請求項1記載のデジ
    タルカメラ。
  3. 【請求項3】 前記撮影操作手段を、第1段階まで操作
    されたときに撮影の準備を指示し、第2段階まで操作さ
    れたときに撮影の実行を指示する2段階操作のものと
    し、 前記制御手段は、前記撮影操作手段が前記第1段階まで
    操作されたときに前記光学ズーム機能によるズーム倍率
    が前記ズーム操作手段に対する操作に応じたズーム倍率
    となるように前記移動手段を制御する請求項1又は請求
    項2記載のデジタルカメラ。
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