JP2000224065A - 受信装置および受信監視システム - Google Patents

受信装置および受信監視システム

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JP2000224065A
JP2000224065A JP11025329A JP2532999A JP2000224065A JP 2000224065 A JP2000224065 A JP 2000224065A JP 11025329 A JP11025329 A JP 11025329A JP 2532999 A JP2532999 A JP 2532999A JP 2000224065 A JP2000224065 A JP 2000224065A
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JP11025329A
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Hiromichi Ueno
弘道 上野
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Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 受信装置の受信状態を分かりやすく提示す
る。 【解決手段】 ビットストリーム状態検出部20bは、
受信対象となるビットストリームが正常であるか否かを
判定し、CPU20aに通知する。カード状態検出部2
0gは、カード20fの契約に関するデータを正常に読
み取ることができない場合や、受信対象のチャンネルが
未契約である場合にはその旨をCPU20aに通知す
る。CPU20aは、これらの通知を受け、受信状態が
正常でない場合には、特殊信号発生部20hに対してそ
の状態に対応した特殊信号を発生させるとともに、スイ
ッチ20iを特殊信号発生部20h側に接続し、特殊信
号を出力させる。また、それ以外の場合にはスイッチ2
0iをデコーダ20e側に切り換えて通常の信号を出力
させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、受信装置に関し、
特に、放送局側から送信されてきた放送信号を受信して
情報を再生する受信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図6は、従来における放送システムの概
要を示す図である。この図において、エンコーダ1a〜
1nは、図示せぬベースバンドシステムから出力される
映像や音声等の信号(ストリーム)を、ITU−T勧告
H.262|ISO/IEC13818−2およびIS
O/IEC13818−3で記述されている方法で符号
化し、ITU−T勧告H.222|ISO/IEC13
818−1で規定される方式に従ってトランスポートス
トリームに変換して出力する。
【0003】マルチプレクサ2は、エンコーダ1a〜1
nから出力された複数のトランスポートストリームを多
重化して1つのストリームにする。変調部3は、電波と
してトランスポートストリームを送信する際に必要な変
調処理を行う。
【0004】アンテナ4は、変調部3から出力される電
波を放送衛星5に向けて送信する。放送衛星5は、アン
テナ4から送信された電波を増幅してアンテナ6に向け
て送信する。
【0005】アンテナ6は、放送衛星5から送信された
電波を受信し、受信装置7a〜7nに供給する。受信装
置7a〜7nは、アンテナ6によって受信された電波に
含まれているトランスポートストリームから所定のチャ
ンネルのストリームを抽出し、デコードすることにより
もとの映像や音声信号を再生して出力する。
【0006】なお、この例では、複数の受信装置を例示
したが、受信装置側のユーザが個人ユーザである場合に
は、受信装置が1つの場合もあり得る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、衛星放送等
では、多チャンネル化が進められているため、数多くの
チャンネルのうちの1つに異常が発生してもそのことに
ユーザが気づかない場合が多い。そのため、復旧が遅れ
る等の問題点があった。
【0008】また、ユーザが放送局側と契約を行うこと
によりスクランブルを解除して視聴を許可する放送形態
も存在しているが、このような放送形態では、スクラン
ブルが解除されない理由が未契約にあるのか、または、
契約はなされているもののデスクランブルが正常に動作
しないことにあるのかが容易に判断できないという問題
点もあった。
【0009】なお、全ての放送内容が正常であるか否か
のチェックは、放送局側においてもなされている場合が
多い。従来においては、図7に示すように、全放送チャ
ンネル数に対応する数の受信装置7a〜7nとモニタ8
a〜8nとを準備して全てのチャンネルの放送状態を監
視者がモニタ8a〜8nによりチェックしていた。
【0010】このような従来のシステムにおいては、受
信装置の受信状態が正常でなくなると、モニタ画面がフ
リーズしたり、黒一色になっていた。従って、どのよう
な原因で受信状態が正常でなくなったかを即時に判断す
ることが困難であるという問題点があった。
【0011】また、特に、デジタル衛星放送のような多
チャンネル放送においては、多数のチャンネルの中から
異常が発生しているチャンネルと、その原因とを即時に
特定することが非常に困難であるという問題点もあっ
た。
【0012】更に、受信状態が正常でなくなった原因が
受信装置に起因する場合も存在し、そのような場合には
受信装置の不具合も含めた即座の原因究明が求められる
が、従来のシステムにおいては、原因が放送局側にある
のか受信装置側にあるのかを即座に判定することが困難
であるという問題点もあった。
【0013】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、受信装置の受信状態が正常でない場合には、
その旨を的確にしかも迅速にユーザまたは監視者に通知
することを可能とする受信装置を提供することを目的と
する。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明では上記課題を解
決するために、放送局側から送信されてきた放送信号を
受信して情報を再生する受信装置において、前記放送信
号に含まれている所定のチャンネルの信号を再生する再
生手段と、前記再生手段の再生状態を検出する再生状態
検出手段と、所定の信号を発生する信号発生手段と、前
記再生状態検出手段が通常の再生状態であることを検出
した場合には前記再生手段からの信号を選択し、通常の
状態とは異なることを検出した場合には前記信号発生手
段からの信号を選択して出力する選択出力手段と、を有
することを特徴とする受信装置が提供される。
【0015】ここで、再生手段は、放送信号に含まれて
いる所定のチャンネルの信号を再生する。再生状態検出
手段は、再生手段の再生状態を検出する。信号発生手段
は、所定の信号を発生する。選択出力手段は、再生状態
検出手段が通常の再生状態であることを検出した場合に
は再生手段からの信号を選択し、通常の状態とは異なる
ことを検出した場合には信号発生手段からの信号を選択
して出力する。
【0016】また、放送局側から送信されてきた放送信
号の受信状態を監視する受信監視システムであって、複
数の受信装置とエラー検出装置とを有する受信監視シス
テムにおいて、前記受信装置は、前記放送信号に含まれ
ている所定のチャンネルの信号を再生する再生手段と、
前記再生手段の再生状態を検出する再生状態検出手段
と、所定の画像信号と音声信号とを発生する信号発生手
段と、前記再生状態検出手段が通常の再生状態であるこ
とを検出した場合には前記再生手段からの信号を選択
し、通常の状態とは異なることを検出した場合には前記
信号発生手段からの信号を選択して出力する選択出力手
段と、を有し、前記エラー検出装置は、前記受信装置か
ら出力された前記所定の音声信号を抽出する抽出手段
と、前記抽出手段によって抽出された前記所定の音声信
号を音声として出力する出力手段と、を有することを特
徴とする受信監視システムが提供される。
【0017】ここで、受信装置において、再生手段は、
放送信号に含まれている所定のチャンネルの信号を再生
する。再生状態検出手段は、再生手段の再生状態を検出
する。信号発生手段は、所定の画像信号と音声信号とを
発生する。選択出力手段は、再生状態検出手段が通常の
再生状態であることを検出した場合には再生手段からの
信号を選択し、通常の状態とは異なることを検出した場
合には信号発生手段からの信号を選択して出力する。ま
た、エラー検出装置において、抽出手段は、受信装置か
ら出力された所定の音声信号を抽出する。出力手段は、
抽出手段によって抽出された所定の音声信号を音声とし
て出力する。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は、本発明の実施の形態の構
成例を示すブロック図である。この図に示すように、本
発明に係る受信装置20は、CPU20a、ビットスト
リーム状態検出部20b、デマルチプレクサ20c、デ
スクランブラ20d、デコーダ20e、カード20f、
カード状態検出部20g、特殊信号発生部20h、およ
び、スイッチ20iによって構成されている。
【0019】ビットストリーム状態検出部20bは、ア
ンテナ6から供給されたビットストリームを監視し、C
PU20aによって指定された所定のPID(Packet I
dentification)を持つストリームのレートを測定し、
その結果からストリームの異常を判定してCPU20a
に通知する。即ち、レートが0であれば指示されたPI
Dのストリームが存在しないための異常とみなす。ここ
でPIDとはストリーム識別情報で、これにより映像や
音声のストリームを識別することができる。
【0020】デマルチプレクサ20cは、多重化されて
いるストリームからCPU20aにより指示されたPI
Dを持つストリームを抽出してデスクランブラ20dに
供給する。また多重化されているストリームからPSI
(Program Specific Information)を抽出してCPU2
0aに供給する。ここでPSIとはプログラム仕様情報
で、ストリーム中に含まれる映像や音声のストリームの
PID情報などを有している。
【0021】デスクランブラ20dは、デマルチプレク
サ20cから供給されるスクランブルが施されたストリ
ームに対して、CPU20aを介してカード20fより
渡される鍵データを用いてスクランブルを解除し、デコ
ーダ20eに供給する。なお、スクランブルが施されて
いないストリームに対しては、そのままデコーダ20e
に供給する。
【0022】ここでスクランブルとは、視聴契約を行っ
た特定視聴者にのみプログラムの視聴を許可するために
ストリームを暗号化する技術であり、鍵データとはこの
スクランブルを解除するために必要となるデータであ
る。
【0023】デコーダ20eはMPEGデコーダで、入
力されたストリームを復号して元の映像または音声を再
生する。スイッチ20iは、CPU20aからの指示に
よりデコーダ20eからの出力、または、特殊信号発生
部20hからの出力の何れか一方を選択する。
【0024】カード20fは、例えば、ICカード等で
あり、鍵データや契約チャンネル情報などの契約情報を
格納しており、CPU20aから発行されるコマンドに
応じて鍵データや契約の有無などを示すデータをカード
状態検出部20gを介してCPU20aに供給する。
【0025】カード状態検出部20gは、カード20f
の応答を受け取りその内容に応じて異常を判定してCP
U20aに通知する。即ち、応答がまったく返ってこな
い、期待される応答が返ってこない、または、未契約を
示す応答が返ってきた場合等に異常と判定し、その旨を
CPU20aに通知する。
【0026】特殊信号発生部20hは、CPU20aに
よる指示に応じた特殊な映像・音声等を出力する。図2
は、受信状態と特殊信号発生部20hが発生する信号と
の関係を示す図である。この図に示すように、受信対象
となるビットストリームが存在しない場合には、「砂嵐
画面」が出力される。また、受信しているチャンネルが
音声のみのチャンネルである場合には「青色画面」が出
力される。更に、受信対象のチャンネルが未契約であ
り、デスクランブルが不能である場合には「黄色・灰色
の点滅画面」(8フレームに1回、色を切り換える画
面)が表示される。更にまた、カード20fから契約の
有無を示すデータが読み取れない場合(カード20fが
異常である場合等)には、「赤色・灰色点滅画面」が表
示される。
【0027】CPU20aは、装置の各部を制御すると
ともに、必要に応じて種々の演算処理を実行する。即
ち、CPU20aは、デマルチプレクサ20cより渡さ
れたPSIからストリームに含まれているべきPIDを
抽出し、ビットストリーム状態検出部20bにそのPI
Dを指示するとともに、指示したPIDのレートから判
定された入力ストリーム異常の検出結果をビットストリ
ーム状態検出部20bから受け取る。
【0028】また、カード20fに対してコマンドを発
行し、カード状態検出部20gを介してその応答を受け
取る。その際、カード状態検出部20gにおける異常の
検出結果も受け取る。更に、CPU20aは、カード2
0fから受け取った鍵データをデスクランブラ20dに
渡す。ビットストリーム状態検出部20bあるいはカー
ド状態検出部20gにおいて異常が検出された場合に
は、その異常の種類に応じた特殊信号(映像・音声等)
を出力するように特殊信号発生部20hに対してコマン
ドを発行するとともに、スイッチ20iに対して特殊信
号発生部20hからの特殊信号を選択するように指示す
る。異常が検出されなかった場合には、スイッチ20i
に対してデコーダ20eからのデコード信号を選択する
ように指示する。
【0029】次に、図3を参照して、図1に示す実施の
形態の動作について説明する。このフローチャートは、
図1に示す実施の形態において、例えば、所定の周期で
実行される。このフローチャートが開始されると、以下
の処理が実行されることになる。 [S1]CPU20aは、デマルチプレクサ20cより
渡されたPSIからストリームに含まれているべきPI
Dを抽出し、ビットストリーム状態検出部20bにその
PIDを指示し、ビットストリームの検出状態をチェッ
クさせる。 [S2]CPU20aは、ビットストリーム状態検出部
20bから、対象となるビットストリームが存在しない
旨が通知された場合にはステップS3に進み、それ以外
の場合にはステップS4に進む。 [S3]CPU20aは、特殊信号発生部20hに対し
て所定のコマンドを発行し、砂嵐画面を出力させるとと
もに、スイッチ20iを特殊信号発生部20h側に切り
換える。 [S4]CPU20aは、ビットストリーム状態検出部
20bから、対象となるビットストリームが音声のみで
ある(音声のみの放送である)旨が通知された場合には
ステップS5に進み、それ以外の場合にはステップS6
に進む。 [S5]CPU20aは、特殊信号発生部20hに対し
て所定のコマンドを発行し、青色画面を出力させるとと
もに、スイッチ20iを特殊信号発生部20h側に切り
換える。 [S6]CPU20aは、カード20fに対して所定の
コマンドを発行し、受信対象となっているチャンネルの
契約状況に関するデータを出力するように要請する。 [S7]CPU20aは、カード状態検出部20gに対
して問い合わせを行い、その結果、受信対象となってい
るチャンネルが未契約であることが明らかになった場合
にはステップS8に進み、それ以外の場合にはステップ
S9に進む。 [S8]CPU20aは、特殊信号発生部20hに対し
てコマンドを発行し、黄色・灰色点滅画面を出力させる
とともに、スイッチ20iを特殊信号発生部20h側に
切り換える。 [S9]CPU20aは、カード状態検出部20gに対
して問い合わせを行い、その結果、カード20fからの
応答が異常であることが明らかになった場合にはステッ
プS10に進み、それ以外の場合にはステップS11に
進む。 [S10]CPU20aは、特殊信号発生部20hに対
してコマンドを発行し、赤色・灰色点滅画面を出力させ
るとともに、スイッチ20iを特殊信号発生部20h側
に切り換える。 [S11]CPU20aは、スイッチ20iをデコーダ
20e側に切り換え、ノーマル画面を出力させる。
【0030】以上の実施の形態によれば、受信状態が通
常状態ではなくなった場合には、モニタに表示されてい
る画面を参照することにより、その原因をいち早く特定
することが可能となるので、異常事態の発生を見逃して
しまう可能性が大幅に減少するとともに迅速な対処が可
能になる。その結果、システム全体の信頼性を向上させ
ることが可能となる。
【0031】図4は、本発明の他の実施の形態の構成例
を示すブロック図である。この図においては、受信装置
7a〜7nからの出力信号のうち、音声信号のみがエラ
ー検出回路30に供給されている。なお、この実施の形
態においては、特殊信号発生部20hは、図2に示す画
像信号とともに周波数がf1(>20KHz)の信号を
発生して出力する。
【0032】図5はエラー検出回路30の詳細な構成例
を示す図である。この図に示すように、エラー検出回路
30は、加算回路30a、バンドパスフィルタ30b、
発信回路30c、加算回路30d、および、ローパスフ
ィルタ30eによって構成されている。
【0033】加算回路30aは、受信装置7a〜7nか
ら出力される音声信号を加算して出力する。バンドパス
フィルタ30bは、周波数f1を通過帯域とするバンド
パスフィルタである。なお、バンドパスフィルタの代わ
りに周波数f1を通過帯域に含むハイパスフィルタを使
用することも可能である。
【0034】発信回路30cは、周波数f2を発信周波
数とする発信回路である。なお、この発信周波数は、周
波数f1とf2の差が可聴帯域に収まるように設定す
る。例えば、f1とf2との差が、1〜2KHz程度に
なるように設定する。
【0035】加算回路30dは、バンドパスフィルタ3
0bおよび発信回路30cの出力を加算して出力する。
ローパスフィルタ30eは、周波数f1とf2の差の周
波数が通過帯域となるように設定されており、周波数f
1とf2のうなり成分を抽出する。
【0036】次に、以上の実施の形態の動作について説
明する。例えば、いま、何らかの不具合により、受信装
置7a〜7nのうち、受信装置7aが受信の対象として
いるチャンネルのビットストリームが存在しない状態と
なったとすると、受信装置7aは、前述したような処理
により、特殊信号発生部20hから「砂嵐画面」を表示
させる画像信号を出力するとともに、所定の周波数f1
の音声信号を発生して出力する。
【0037】このとき、他の受信装置7b〜7nは正常
であり、それぞれ対象とするチャンネルを通常通りに受
信しているものとする。すると、エラー検出回路30に
は、正常な音声信号(放送に含まれている音声信号)
と、周波数f1の信号とが供給されることになる。
【0038】エラー検出回路30では、供給された信号
を加算回路30aによって加算し、バンドパスフィルタ
30bに対して出力する。バンドパスフィルタ30b
は、周波数f1を通過帯域としているので、加算回路3
0aから出力される信号から周波数f1の信号のみを抽
出して出力する。
【0039】加算回路30dは、発信回路30cから出
力される周波数f2の信号と、バンドパスフィルタ30
bから出力される信号(周波数f1の信号)とを加算す
る。その結果、これらの信号の間には、うなりが発生す
る。
【0040】前述のように、このうなりの周波数は可聴
帯域となるように設定されているので、このうなり成分
は、ローパスフィルタ30eを通過し、スピーカ40に
供給される。
【0041】その結果、受信装置7a〜7nの何れか1
つの受信状態が通常の状態ではなくなった場合には、ス
ピーカ40から所定の周波数の音が出力されることにな
るので、監視者は異常の発生にいち早く気づき、モニタ
8a〜8nの表示内容を参照することで、異常が発生し
た受信装置とその内容を特定することが可能となる。
【0042】以上の実施の形態によれば、受信装置の受
信状態が通常の状態ではなくなった場合には、音声によ
ってその旨が通知されることから、監視者はいち早くそ
のことに気づくことが可能となる。
【0043】なお、受信装置の受信状態が通常の状態で
はなくなった場合にモニタに表示される画面の色を、例
えば、青は安全、黄色は注意、赤は危険といった人の慣
習に従った色とし、異常内容に応じて色を変えることに
より、同時期に複数のチャンネルあるいは複数の受信装
置に起きた異常に対して、対処の優先順位を決定するこ
とが可能となる。
【0044】また、特殊信号発生部20hが発生する信
号としては、画像信号および音声信号以外にも、例え
ば、異常事態の内容を示す文字情報等を出力するように
してもよい。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、放送局
側から送信されてきた放送信号を受信して情報を再生す
る受信装置において、放送信号に含まれている所定のチ
ャンネルの信号を再生する再生手段と、再生手段の再生
状態を検出する再生状態検出手段と、所定の信号を発生
する信号発生手段と、再生状態検出手段が通常の再生状
態であることを検出した場合には再生手段からの信号を
選択し、通常の状態とは異なることを検出した場合には
信号発生手段からの信号を選択して出力する選択出力手
段とを有するようにしたので、受信状態を簡単に知るこ
とが可能となる。
【0046】また、放送局側から送信されてきた放送信
号の受信状態を監視する受信監視システムであって、複
数の受信装置とエラー検出装置とを有する受信監視シス
テムにおいて、受信装置は、放送信号に含まれている所
定のチャンネルの信号を再生する再生手段と、再生手段
の再生状態を検出する再生状態検出手段と、所定の画像
信号と音声信号とを発生する信号発生手段と、再生状態
検出手段が通常の再生状態であることを検出した場合に
は再生手段からの信号を選択し、通常の状態とは異なる
ことを検出した場合には信号発生手段からの信号を選択
して出力する選択出力手段とを有し、エラー検出装置
は、受信装置から出力された所定の音声信号を抽出する
抽出手段と、抽出手段によって抽出された所定の音声信
号を音声として出力する出力手段とを有するようにした
ので、システムの不具合をいち早く察知することが可能
となり、その対策を迅速に施すことが可能となるので、
システムの信頼性を向上させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の構成例を示すブロック図
である。
【図2】図1に示す受信装置の受信状態と出力画面との
関係を示す図である。
【図3】図1に示す実施の形態において実行される処理
の一例を説明するフローチャートである。
【図4】本発明の他の実施の形態の構成例を示すブロッ
ク図である。
【図5】図4に示すエラー検出回路の詳細な構成例を示
すブロック図である。
【図6】従来における衛星放送システムの概要を示す図
である。
【図7】従来の受信監視システムの構成例を示す図であ
る。
【符号の説明】
20……受信装置,20a……CPU,20b……ビッ
トストリーム状態検出部,20c……デマルチプレク
サ,20d……デスクランブラ,20e……デコーダ,
20f……カード,20g……カード状態検出部,20
h……特殊信号発生部,20i……スイッチ,30……
エラー検出回路,30a……加算回路,30b……バン
ドパスフィルタ,30c……発信回路,30d……加算
回路,30e……ローパスフィルタ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放送局側から送信されてきた放送信号を
    受信して情報を再生する受信装置において、 前記放送信号に含まれている所定のチャンネルの信号を
    再生する再生手段と、 前記再生手段の再生状態を検出する再生状態検出手段
    と、 所定の信号を発生する信号発生手段と、 前記再生状態検出手段が通常の再生状態であることを検
    出した場合には前記再生手段からの信号を選択し、通常
    の状態とは異なることを検出した場合には前記信号発生
    手段からの信号を選択して出力する選択出力手段と、 を有することを特徴とする受信装置。
  2. 【請求項2】 前記再生手段が再生の対象としているチ
    ャンネルが音声のみの放送であることを前記再生状態検
    出手段が検出した場合には、前記信号発生手段はその旨
    を示す画像信号を発生して出力することを特徴とする請
    求項1記載の受信装置。
  3. 【請求項3】 前記再生手段が再生の対象としているチ
    ャンネルの信号が異常であり、正常に再生できないこと
    を前記再生状態検出手段が検出した場合には、前記信号
    発生手段はその旨を示す画像信号または音声信号を発生
    して出力することを特徴とする請求項1記載の受信装
    置。
  4. 【請求項4】 前記放送局側との契約に係る情報を記憶
    する記憶手段を更に有し、 前記記憶手段に記憶されている契約に係る情報が正常に
    読み出せないために前記再生手段が正常に再生できない
    ことを前記再生状態検出手段が検出した場合には、前記
    信号発生手段はその旨を示す画像信号または音声信号を
    発生して出力することを特徴とする請求項1記載の受信
    装置。
  5. 【請求項5】 前記再生手段が再生の対象としているチ
    ャンネルが未契約であるために前記再生手段が正常に再
    生を実行できないことを前記再生状態検出手段が前記記
    憶手段に記憶されている契約に係る情報を参照して検出
    した場合には、前記信号発生手段はその旨を示す画像信
    号または音声信号を発生して出力することを特徴とする
    請求項4記載の受信装置。
  6. 【請求項6】 放送局側から送信されてきた放送信号の
    受信状態を監視する受信監視システムであって、複数の
    受信装置とエラー検出装置とを有する受信監視システム
    において、 前記受信装置は、 前記放送信号に含まれている所定のチャンネルの信号を
    再生する再生手段と、 前記再生手段の再生状態を検出する再生状態検出手段
    と、 所定の画像信号と音声信号とを発生する信号発生手段
    と、 前記再生状態検出手段が通常の再生状態であることを検
    出した場合には前記再生手段からの信号を選択し、通常
    の状態とは異なることを検出した場合には前記信号発生
    手段からの信号を選択して出力する選択出力手段と、を
    有し、 前記エラー検出装置は、 前記受信装置から出力された前記所定の音声信号を抽出
    する抽出手段と、 前記抽出手段によって抽出された前記所定の音声信号を
    音声として出力する出力手段と、を有することを特徴と
    する受信監視システム。
JP11025329A 1999-02-02 1999-02-02 受信装置および受信監視システム Pending JP2000224065A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007074227A (ja) * 2005-09-06 2007-03-22 Mitsubishi Electric Corp テレビ受信装置

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