JP2000224058A - 市町村防災無線緊急システム - Google Patents

市町村防災無線緊急システム

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JP2000224058A
JP2000224058A JP11019168A JP1916899A JP2000224058A JP 2000224058 A JP2000224058 A JP 2000224058A JP 11019168 A JP11019168 A JP 11019168A JP 1916899 A JP1916899 A JP 1916899A JP 2000224058 A JP2000224058 A JP 2000224058A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 緊急時に自ら緊急サイレンを出力して助けを
呼ぶことを可能とし、さらに、土石流や土砂災害等で家
屋が流された等の場合に、外部装置によって流された場
所を確定することができる市町村防災無線緊急システム
を提供する。 【解決手段】 土石流や土砂災害等の災害時に家屋が流
された場所を特定するために、戸別受信装置11から緊
急サイレンを手動で吹鳴し、また、簡易探知機12また
は操作卓13からのセレコール信号17を受信すること
により、簡易探知機12、操作卓13または屋外拡声装
置15を介してアンサーバック18を行い、簡易探知機
12または操作卓側13にて災害場所の確定を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯用の簡易探知
機、または設置される操作卓から送出されるセレコール
信号を受信し、受信したセレコール信号に対応して、緊
急サイレン音を発生する戸別受信装置を有する市町村防
災無線緊急システムに関する。
【0002】
【従来の技術】土石流や土砂災害等の災害時に家屋が流
された場所を特定するための従来技術の一例として、特
開平8−70254号公報に開示されたものがある。こ
の従来技術について図5を参照しながら説明する。
【0003】図5は、従来技術における家屋毎に設置さ
れる戸別受信装置のブロック図を示している。図5によ
れば、外部から送出されたセレコール信号をアンテナ部
51を介して受信する受信部52と、受信したセレコー
ル信号について制御項目の検出を行うセルコール検出部
56と、アンプ部54に接続され音声を出力するスピー
カ部55と、受信部52、セレコール検出部56、及び
アンプ部54とに接続され、これらを制御する制御部5
3とを有して構成される。
【0004】続いて、この従来技術の動作について説明
する。この従来技術における戸別受信装置は、例えば操
作卓にて送出されたセレコール信号をアンテナ部51を
介して受信部52で受信し、制御部53によってセレコ
ール検出部56に信号が与えられ、セレコール検出部5
6は、与えられた信号に基づいて制御項目の検出を行
う。
【0005】このような動作によって、上記の従来技術
は、自局が操作卓等から呼び出されたことを判断する
と、アンプ部54を介してスピーカ部55より音声を出
力することにより、自局の場所を知らせることができる
ものであった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来技術を含む従来の戸別受信装置においては、以下の
ような問題点があった。
【0007】第1に、従来の戸別受信装置は、操作卓等
の外部装置からの呼び出しにのみ対応してスピーカ部か
ら音声を出力するものであって、緊急時に自局側におけ
る操作によって自ら緊急サイレン信号音を吹鳴し、助け
を呼ぶことはできなかった。
【0008】第2に、従来の戸別受信装置は、操作卓等
の外部装置からの呼び出しに対しては受信機能のみを有
し、返信機能は有していなかった。そのため、操作卓等
の外部装置において戸別受信装置の場所を確定すること
ができず、戸別受信装置が設置された家屋が土石流や土
砂災害等で流された場合に、流された場所を外部で確定
することができないといった問題点があった。
【0009】本発明は、上記の問題点に鑑みてなされた
ものであり、自ら緊急サイレン信号音を出力する手段を
戸別受信装置に備えることにより、緊急時に緊急サイレ
ンを出力して助けを呼ぶことを可能とし、さらに、外部
装置から送出される呼出セレコールに対してアンサーバ
ック信号を送出する手段を戸別受信装置に備えることに
より、土石流や土砂災害等で家屋が流された等の場合
に、外部装置によって流された場所を確定することを可
能とする市町村防災無線緊急システムを提供することを
目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、請求項1記載の発明は、携帯用の簡易探知機、ま
たは設置される操作卓から送出されるセレコール信号を
受信し、この受信したセレコール信号に対応して、緊急
サイレン音を発生する戸別受信装置を有する市町村防災
無線緊急システムにおいて、戸別受信装置における自ら
の手動操作によって緊急サイレン音を発生することを特
徴としている。
【0011】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、戸別受信装置は、受信したセレコール信号
に対応して、アンサーバック信号を送出することを特徴
としている。
【0012】請求項3記載の発明は、請求項2記載の発
明において、簡易探知機は、アンサーバック信号を受信
することにより、戸別受信装置の場所を確定することを
特徴としている。
【0013】請求項4記載の発明は、請求項2または3
記載の発明において、操作卓は、アンサーバック信号を
受信することにより、戸別受信装置の場所を確定するこ
とを特徴としている。
【0014】請求項5記載の発明は、請求項2から4の
いずれか1項に記載の発明において、操作卓が受信する
アンサーバック信号を中継する屋外拡声装置を有するこ
とを特徴としている。
【0015】請求項6記載の発明は、請求項1から5の
いずれか1項に記載の発明において、戸別受信装置は、
セレコール信号に付加される緊急サイレン出力ビットに
応じて緊急サイレン音を出力することを特徴としてい
る。
【0016】請求項7記載の発明は、請求項2から6の
いずれか1項に記載の発明において、戸別受信装置は、
セレコール信号に付加される特定小電力出力ビットに応
じてアンサーバック信号を送出することを特徴としてい
る。
【0017】請求項8記載の発明は、請求項2から7の
いずれか1項に記載の発明において、簡易探知機は、ア
ンサービット信号に付加される自局IDによって、アン
サービット信号を送出した戸別受信装置を特定すること
を特徴としている。
【0018】請求項9記載の発明は、請求項2から8の
いずれか1項に記載の発明において、操作卓側は、アン
サーバック信号に付加される自局IDによって、アンサ
ーバック信号を送出した戸別受信装置を特定することを
特徴としている。
【0019】請求項10記載の発明は、請求項3から9
のいずれか1項に記載の発明において、簡易探知機は、
戸別受信装置からアンサーバック信号を受信したときの
受信電界から、戸別受信装置からの距離を確定すること
を特徴としている。
【0020】請求項11記載の発明は、請求項4から1
0のいずれか1項に記載の発明において、操作卓に接続
され、操作卓が受信したアンサーバック信号を検出し、
緊急表示または警報音を出力する地図表示盤を有するこ
とを特徴としている。
【0021】請求項12記載の発明は、請求項8から1
1のいずれか1項に記載の発明において、戸別受信装置
は、緊急サイレン音を発生する際に押下される緊急スイ
ッチ手段と、緊急サイレン出力ビットまたは特定小電力
出力ビットが付加された、あるいは緊急サイレン出力ビ
ットおよび特定小電力出力ビットが付加されたセルコー
ル信号を受信する第1の受信手段と、自局IDが付加さ
れたアンサーバック信号を構成するアンサーバック信号
構成手段と、緊急スイッチ手段における押下によって、
あるいは緊急サイレン出力ビットに応じて緊急サイレン
音を出力させる緊急サイレン出力手段と、特定小電力出
力ビットに応じて、アンサーバック信号構成手段で構成
されたアンサーバック信号を送出させるアンサーバック
信号送出手段とを有することを特徴としている。
【0022】請求項13記載の発明は、請求項10から
12のいずれか1項に記載の発明において、簡易探知機
は、アンサーバック信号を受信する第2の受信手段と、
第2の受信手段で受信したアンサーバック信号の受信電
界を検出する電界検出手段と、この検出した受信電界を
メモリ表示する表示手段とを有することを特徴としてい
る。
【0023】上記の構成を本発明が有することにより、
本発明は、市町村防災無線システムにおいて、土石流や
土砂災害等の災害時に家屋が流された場所を特定するた
めに、戸別受信装置から緊急サイレンを手動で吹鳴する
ことを特徴としている。
【0024】さらに、本発明は、簡易探知機から送出さ
れるセレコール信号を戸別受信装置で受信することによ
り、緊急サイレンの自動吹鳴を可能とすることを特徴と
している。
【0025】また、本発明は、簡易探知機または操作卓
からのセレコール信号を受信することにより、簡易探知
機、操作卓または屋外拡声装置を介してアンサーバック
を行い、簡易探知機または操作卓側にて災害場所の確定
を行うことを特徴としている。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明による市町村防災無
線緊急システムの実施の形態を添付図面を参照しながら
説明する。
【0027】図1を参照すると、本発明の実施の形態に
おける市町村防災無線緊急システムの一構成例が示され
ている。
【0028】図1によれば、本発明による市町村防災無
線緊急システムは、戸別受信装置11と、簡易探知機1
2と、操作卓13と、操作卓13に接続される地図表示
盤14と、屋外拡声装置15とを有して構成させる。
【0029】ここで、戸別受信装置11は、緊急スイッ
チ部と緊急サイレン出力部とを有しており、緊急スイッ
チ部を押下することにより、戸別受信装置11は緊急サ
イレン出力部より、戸別受信装置11が備えるスピーカ
部から緊急サイレン音を出力することができる。
【0030】また、簡易探知機12は、戸別受信装置1
1へセレコール信号16を送出するが、このセレコール
信号には緊急サイレン出力ビットが付加されており、こ
の緊急サイレン出力ビットによって、セレコール信号1
6を受信した戸別受信装置11は、緊急サイレン出力部
より緊急サイレン音の自動出力制御を可能としている。
【0031】また、戸別受信装置11は特定小電力送信
部、セレコール部、及びアンテナ切替部を有しており、
そして、簡易探知機12が戸別受信装置11へ送出する
セレコール信号17には、さらに特定小電力出力ビット
が付加されている。この特定小電力出力ビットによっ
て、セレコール信号17を受信した戸別受信装置11
は、特定小電力送信部により、セレコール部で構成され
たアンサーバック信号18をアンテナ切替部を介して送
出することができる。
【0032】これにより、本発明による戸別受信装置1
1は、簡易探知機12から送出されたセレコール信号1
7に対応して、簡易探知機12にアンサーバック信号1
8を送出することができ、この戸別受信装置11から送
出されたアンサーバック信号18を簡易探知機12が受
信することにより、現場に居ながら戸別受信装置11の
場所を確定することができる。
【0033】また、戸別受信装置11のセレコール部で
構成されたアンサーバック信号18は、簡易探知機12
以外に操作卓13にも送出される。この送出されたアン
サーバック信号18を操作卓13が受信することによ
り、操作卓13に接続される地図表示盤14において緊
急表示または警報等を出力させることができる。
【0034】さらに、戸別受信装置11のセレコール部
で構成されたアンサーバック信号18を近くの屋外拡声
装置15へ送出することもでき、この送出されたアンサ
ーバック信号18を屋外拡声装置15を介して操作卓1
3が受信することにより、操作卓13に接続される地図
表示盤14において緊急表示または警報等を出力させる
ことができる。
【0035】次に、図1に示した市町村防災無線緊急シ
ステムの動作を図2を参照しながら説明する。図2は、
本発明の実施の形態における戸別受信装置11の構成例
を示すブロック図である。
【0036】図2によれば、戸別受信装置11は、緊急
スイッチ部21と、緊急サイレン出力部22と、アンプ
部23と、スプーカ部24と、特定小電力送信部25
と、アンテナ切替部26と、制御部27と、受信部28
と、セレコール部29とを有して構成される。
【0037】先ず、本発明の第1の実施例として、戸別
受信装置11における緊急スイッチ部21を押下するこ
とにより、制御部27から緊急サイレン出力部22に信
号が与えられ、信号を受け取った緊急サイレン出力部2
2はアンプ部23を介してスピーカ部24から緊急サイ
レンを出力する。
【0038】次に、本発明の第2の実施例として、簡易
探知機12は戸別受信装置11へセレコール信号を送出
するが、このセレコール信号16には緊急サイレン出力
ビットが付加されており、戸別受信装置11は、この緊
急サイレン出力ビットが付加されたセレコール信号16
を、アンテナ切替部26を介して受信部28で受信する
と、制御部27から緊急サイレン出力部22に信号が与
えられ、この信号を受け取った緊急サイレン出力部22
はアンプ部23を介してスピーカ部24から緊急サイレ
ンを出力させる。
【0039】このように、簡易探知機12から緊急サイ
レン出力ビットが付加されたセレコール信号16を受信
することにより、戸別受信装置11は緊急サイレン音の
自動出力制御を可能としている。
【0040】また、本発明の第3の実施例として、簡易
探知機12が戸別受信装置11へ送出するセレコール信
号17には、さらに特定小電力出力ビットが付加されて
おり、戸別受信装置11は、この特定小電力出力ビット
が付加されたセレコール信号17を、アンテナ切替部2
6を介して受信部28で受信すると、セレコール部29
でアンサーバック信号18を構成し、構成されたアンサ
ーバック信号18を特定小電力送信部25によりアンテ
ナ切替部26を介して簡易探知機12へ送出する。
【0041】このように、簡易探知機12から特定小電
力出力ビットが付加されたセレコール信号17を受信す
ることにより、戸別受信装置11は簡易探知機12に対
してアンサーバック信号18を送出することを可能とし
ている。
【0042】ここで、本発明の実施の形態における簡易
探知機12の動作を簡易探知機の構成例を示す図3のブ
ロック図を用いて説明する。
【0043】図3によれば、簡易探知機12は、受信部
31と電界検出部32と表示部33とを有して構成され
る。簡易探知機12は、戸別受信装置11から送出され
たアンサーバック信号18を、アンテナ切替部を介して
受信部31で受信し、このとき受信した電波から、電界
検出部32で入力電界を検出し、検出した受信電界を表
示部33で表示する。
【0044】これにより、簡易探知機12の表示部33
に表示された受信電界から、簡易探知機12と戸別受信
装置11との距離を想定し、戸別受信装置11の場所を
特定することができる。
【0045】このように、図4のセレコール信号1に示
される緊急サイレン出力ビット41を簡易探知機12か
ら送出されるセレコール信号に付加することにより、戸
別受信装置11において、緊急サイレン出力部22によ
るサイレンの自動出力の制御を可能としている。
【0046】また、図4のセレコール信号2に示される
特定小電力出力ビット42を簡易探知機12から送出さ
れるセレコール信号に付加することにより、戸別受信装
置11の特定小電力送信部25によってアンサーバック
信号を簡易探知機12へ送出するといった戸別受信装置
11の場所を特定するための緊急信号の送出における制
御を可能としている。
【0047】続いて、本発明の第4の実施例として、簡
易探知機12あるいは操作卓13が戸別受信装置11へ
送出するセレコール信号17を、戸別受信装置11がア
ンテナ切替部26を介して受信することにより、セレコ
ール部29でアンサーバック信号18を構成し、特定小
電力送信部25により、セレコール部29で構成したア
ンサーバック信号18をアンテナ切替部26を介して直
接、操作卓13へ送出する。
【0048】戸別受信装置11から送出されたアンサー
バック信号18を操作卓13が受信することにより、操
作卓13に接続される地図表示盤14において緊急表示
または警報等を出力させることができる。
【0049】また、本発明の第5の実施例として、簡易
探知機12あるいは操作卓13が戸別受信装置11へ送
出するセレコール信号17を、戸別受信装置11がアン
テナ切替部26を介して受信することにより、セレコー
ル部29でアンサーバック信号18を構成し、特定小電
力送信部25により、セレコール部29で構成したアン
サーバック信号18をアンテナ切替部26を介して近く
の屋外拡声装置15へ送出する。そして、操作卓13は
屋外拡声装置15を介してアンサーバック信号18を受
信する。
【0050】これにより、上記の第4の実施例と同様
に、操作卓13に接続される地図表示盤14において緊
急表示または警報等を出力させることができる。
【0051】また、図4のセレコール信号3を参照する
と、戸別受信装置11のセレコール部29で構成された
アンサーバック信号には、さらに自局ID43が付加さ
れており、この自局ID43が付加されたアンサーバッ
ク信号を簡易探知機12あるいは操作卓13が受信する
ことにより、自局ID43の制御によりどこの家屋の戸
別受信装置11かの判別が可能となる。
【0052】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
によれば、緊急時において、簡易探知機からの呼び出し
に対応して緊急サイレン音を出力することができるとと
もに、戸別受信装置側における操作によって緊急サイレ
ン信号音を出力し、自ら助けを呼ぶことができる。
【0053】その理由は、本発明によれば、簡易探知機
から送出される呼出セレコールの制御により、戸別受信
装置を無線制御し、戸別受信装置から緊急サイレン信号
音を吹鳴することができるとともに、本発明による戸別
受信装置は緊急サイレン出力機能を有しているため、緊
急時に手動操作にて緊急サイレン信号音を吹鳴すること
ができるからである。
【0054】また、本発明によれば、簡易探知機あるい
は操作卓において戸別受信装置の場所を確定することが
でき、戸別受信装置が設置された家屋が土石流や土砂災
害等で流された場合に、流された場所を外部で確認する
ことができる。
【0055】その理由は、本発明は、戸別受信装置から
セレコール信号を送出しているとき送信する電波を簡易
探知機で検出し、この受信電界を簡易探知機にてメモリ
表示することが可能であるため、簡易探知機から戸別受
信装置までの距離を想定することができ、さらに、屋外
拡声装置を介して、あるいは直接、戸別受信装置からア
ンサーバック信号を操作卓に送出し、操作卓に接続され
る地図表示盤に警報表示、または警報音等で知らせ、場
所の確定を操作卓側にて確認することができるためであ
る。
【0056】さらに、本発明によれば、戸別受信装置か
らのアンサーバック信号送出時に自局IDを付加するこ
とにより、簡易探知機12または操作卓13側におい
て、どの家屋の戸別受信装置かを確認することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による市町村防災無線緊急システムの実
施の形態における一構成例を示す図である。
【図2】本発明の実施の形態における戸別受信装置の構
成例を示すブロック図である。
【図3】本発明の実施の形態における簡易探知機の構成
例を示すブロック図である。
【図4】本発明の実施の形態におけるセレコール信号の
フォーマット例を示す図である。
【図5】従来技術における戸別受信装置の構成例を示す
ブロック図である。
【符号の説明】
11 戸別受信装置 12 簡易探知機 13 操作卓 14 地図表示盤 15 屋外拡声装置 16、17 セレコール信号 18 アンサーバック信号 21 緊急スイッチ部 22 緊急サイレン出力部 23 アンプ部 24 スピーカ部 25 特定小電力送信部 26 アンテナ切替部 27 制御部 28 受信部 29 セレコール部 31 受信部 32 電界検出部 33 表示部 41 緊急サイレン出力ビット 42 特定小電力出力ビット 43 自局ID
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年12月20日(1999.12.
20)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 市町村防災無線緊急システム
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯用の簡易探知
機、または設置される操作卓から送出されるセレコール
信号を受信し、受信したセレコール信号に対応して、緊
急サイレン音を発生する戸別受信装置を有する市町村防
災無線緊急システムに関する。
【0002】
【従来の技術】土石流や土砂災害等の災害時に家屋が流
された場所を特定するための従来技術の一例として、特
開平8−70254号公報に開示されたものがある。こ
の従来技術について図5を参照しながら説明する。
【0003】図5は、従来技術における家屋毎に設置さ
れる戸別受信装置のブロック図を示している。図5によ
れば、外部から送出されたセレコール信号をアンテナ部
51を介して受信する受信部52と、受信したセレコー
ル信号について制御項目の検出を行うセルコール検出部
56と、アンプ部54に接続され音声を出力するスピー
カ部55と、受信部52、セレコール検出部56、及び
アンプ部54とに接続され、これらを制御する制御部5
3とを有して構成される。
【0004】続いて、この従来技術の動作について説明
する。この従来技術における戸別受信装置は、例えば操
作卓にて送出されたセレコール信号をアンテナ部51を
介して受信部52で受信し、制御部53によってセレコ
ール検出部56に信号が与えられ、セレコール検出部5
6は、与えられた信号に基づいて制御項目の検出を行
う。
【0005】このような動作によって、上記の従来技術
は、自局が操作卓等から呼び出されたことを判断する
と、アンプ部54を介してスピーカ部55より音声を出
力することにより、自局の場所を知らせることができる
ものであった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来技術を含む従来の戸別受信装置においては、以下の
ような問題点があった。
【0007】第1に、従来の戸別受信装置は、操作卓等
の外部装置からの呼び出しにのみ対応してスピーカ部か
ら音声を出力するものであって、緊急時に自局側におけ
る操作によって自ら緊急サイレン信号音を吹鳴し、助け
を呼ぶことはできなかった。
【0008】第2に、従来の戸別受信装置は、操作卓等
の外部装置からの呼び出しに対しては受信機能のみを有
し、返信機能は有していなかった。そのため、操作卓等
の外部装置において戸別受信装置の場所を確定すること
ができず、戸別受信装置が設置された家屋が土石流や土
砂災害等で流された場合に、流された場所を外部で確定
することができないといった問題点があった。
【0009】本発明は、上記の問題点に鑑みてなされた
ものであり、自ら緊急サイレン信号音を出力する手段を
戸別受信装置に備えることにより、緊急時に緊急サイレ
ンを出力して助けを呼ぶことを可能とし、さらに、外部
装置から送出される呼出セレコールに対してアンサーバ
ック信号を送出する手段を戸別受信装置に備えることに
より、土石流や土砂災害等で家屋が流された等の場合
に、外部装置によって流された場所を確定することを可
能とする市町村防災無線緊急システムを提供することを
目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、請求項1記載の発明は、携帯用の簡易探知機、ま
たは設置される操作卓から送出されるセレコール信号を
受信し、受信したセレコール信号に対応して、緊急サイ
レン音を発生する戸別受信装置を有する市町村防災無線
緊急システムにおいて、戸別受信装置によりセレコール
信号に対応して送出されるアンサーバック信号を中継す
る屋外拡声装置を有し、屋外拡声装置からアンサーバッ
ク信号を受信し、操作卓は、受信したアンサーバック信
号の入力電界を検出することにより、アンサーバック信
号を送出した戸別受信装置との距離を想定し、戸別受信
装置の場所を特定することを特徴とする。
【0011】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、戸別受信装置における自らの手動操作によ
って緊急サイレン音を発生することを特徴とする。
【0012】請求項3記載の発明は、請求項1又は2記
載の発明において、簡易探知機は、アンサーバック信号
を受信し、受信したアンサーバック信号の入力電界を検
出することにより、アンサーバック信号を送出した戸別
受信装置との距離を想定し戸別受信装置の場所を確定す
ることを特徴とする。
【0013】請求項4記載の発明は、請求項1から3の
いずれかに記載の発明において、戸別受信装置は、セレ
コール信号に付加される緊急サイレン出力ビットに応じ
て緊急サイレン音を出力することを特徴とする。
【0014】請求項5記載の発明は、請求項1から4の
いずれかに記載の発明において、戸別受信装置は、セレ
コール信号に付加される特定小電力出力ビットに応じて
アンサーバック信号を送出することを特徴とする。
【0015】請求項7記載の発明は、請求項1から6の
いずれかに記載の発明において、簡易探知機は、アンサ
バック信号に付加される自局IDによって、アンサー
バック信号を送出した戸別受信装置を特定することを特
徴とする。
【0016】請求項8記載の発明は、請求項1から7の
いずれかに記載の発明において、操作卓側は、アンサー
バック信号に付加される自局IDによって、アンサーバ
ック信号を送出した戸別受信装置を特定することを特徴
とする。
【0017】請求項9記載の発明は、請求項1から8の
いずれかに記載の発明において、操作卓に接続され、操
作卓が受信したアンサーバック信号を検出し、緊急表示
または警報音を出力する地図表示盤を有することを特徴
とする。
【0018】請求項10記載の発明は、請求項4から9
のいずれかに記載の発明において、戸別受信装置は、緊
急サイレン音を発生する際に押下される緊急スイッチ手
段と、緊急サイレン出力ビットまたは特定小電力出力ビ
ットが付加された、あるいは緊急サイレン出力ビットお
よび特定小電力出力ビットが付加されたセルコール信号
を受信する第1の受信手段と、自局IDが付加されたア
ンサーバック信号を構成するアンサーバック信号構成手
段と、緊急スイッチ手段における押下によって、あるい
は緊急サイレン出力ビットに応じて緊急サイレン音を出
力させる緊急サイレン出力手段と、特定小電力出力ビッ
トに応じて、アンサーバック信号構成手段で構成された
アンサーバック信号を送出させるアンサーバック信号送
出手段とを有することを特徴とする。
【0019】請求項11記載の発明は、請求項9から1
0のいずれかに記載の発明において、簡易探知機は、ア
ンサーバック信号を受信する第2の受信手段と、第2の
受信手段で受信したアンサーバック信号の受信電界を検
出する電界検出手段と、電界検出手段にて検出された受
信電界を表示する表示手段とを有し、表示手段で表示さ
れた受信電界から戸別受信装置との距離を想定し、戸別
受信装置の場所を特定することを特徴とする。
【0020】上記の構成を本発明が有することにより、
本発明は、市町村防災無線システムにおいて、土石流や
土砂災害等の災害時に家屋が流された場所を特定するた
めに、戸別受信装置から緊急サイレンを手動で吹鳴する
ことを特徴としている。
【0021】さらに、本発明は、簡易探知機から送出さ
れるセレコール信号を戸別受信装置で受信することによ
り、緊急サイレンの自動吹鳴を可能とすることを特徴と
している。
【0022】また、本発明は、簡易探知機または操作卓
からのセレコール信号を受信することにより、簡易探知
機、操作卓または屋外拡声装置を介してアンサーバック
を行い、簡易探知機または操作卓側にて災害場所の確定
を行うことを特徴としている。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明による市町村防災無
線緊急システムの実施の形態を添付図面を参照しながら
説明する。
【0024】図1を参照すると、本発明の実施の形態に
おける市町村防災無線緊急システムの一構成例が示され
ている。
【0025】図1によれば、本発明による市町村防災無
線緊急システムは、戸別受信装置11と、簡易探知機1
2と、操作卓13と、操作卓13に接続される地図表示
盤14と、屋外拡声装置15とを有して構成させる。
【0026】ここで、戸別受信装置11は、緊急スイッ
チ部と緊急サイレン出力部とを有しており、緊急スイッ
チ部を押下することにより、戸別受信装置11は緊急サ
イレン出力部より、戸別受信装置11が備えるスピーカ
部から緊急サイレン音を出力することができる。
【0027】また、簡易探知機12は、戸別受信装置1
1へセレコール信号16を送出するが、このセレコール
信号には緊急サイレン出力ビットが付加されており、こ
の緊急サイレン出力ビットによって、セレコール信号1
6を受信した戸別受信装置11は、緊急サイレン出力部
より緊急サイレン音の自動出力制御を可能としている。
【0028】また、戸別受信装置11は特定小電力送信
部、セレコール部、及びアンテナ切替部を有しており、
そして、簡易探知機12が戸別受信装置11へ送出する
セレコール信号17には、さらに特定小電力出力ビット
が付加されている。この特定小電力出力ビットによっ
て、セレコール信号17を受信した戸別受信装置11
は、特定小電力送信部により、セレコール部で構成され
たアンサーバック信号18をアンテナ切替部を介して送
出することができる。
【0029】これにより、本発明による戸別受信装置1
1は、簡易探知機12から送出されたセレコール信号1
7に対応して、簡易探知機12にアンサーバック信号1
8を送出することができ、この戸別受信装置11から送
出されたアンサーバック信号18を簡易探知機12が受
信することにより、現場に居ながら戸別受信装置11の
場所を確定することができる。
【0030】また、戸別受信装置11のセレコール部で
構成されたアンサーバック信号18は、簡易探知機12
以外に操作卓13にも送出される。この送出されたアン
サーバック信号18を操作卓13が受信することによ
り、操作卓13に接続される地図表示盤14において緊
急表示または警報等を出力させることができる。
【0031】さらに、戸別受信装置11のセレコール部
で構成されたアンサーバック信号18を近くの屋外拡声
装置15へ送出することもでき、この送出されたアンサ
ーバック信号18を屋外拡声装置15を介して操作卓1
3が受信することにより、操作卓13に接続される地図
表示盤14において緊急表示または警報等を出力させる
ことができる。
【0032】次に、図1に示した市町村防災無線緊急シ
ステムの動作を図2を参照しながら説明する。図2は、
本発明の実施の形態における戸別受信装置11の構成例
を示すブロック図である。
【0033】図2によれば、戸別受信装置11は、緊急
スイッチ部21と、緊急サイレン出力部22と、アンプ
部23と、スプーカ部24と、特定小電力送信部25
と、アンテナ切替部26と、制御部27と、受信部28
と、セレコール部29とを有して構成される。
【0034】先ず、本発明の第1の実施例として、戸別
受信装置11における緊急スイッチ部21を押下するこ
とにより、制御部27から緊急サイレン出力部22に信
号が与えられ、信号を受け取った緊急サイレン出力部2
2はアンプ部23を介してスピーカ部24から緊急サイ
レンを出力する。
【0035】次に、本発明の第2の実施例として、簡易
探知機12は戸別受信装置11へセレコール信号を送出
するが、このセレコール信号16には緊急サイレン出力
ビットが付加されており、戸別受信装置11は、この緊
急サイレン出力ビットが付加されたセレコール信号16
を、アンテナ切替部26を介して受信部28で受信する
と、制御部27から緊急サイレン出力部22に信号が与
えられ、この信号を受け取った緊急サイレン出力部22
はアンプ部23を介してスピーカ部24から緊急サイレ
ンを出力させる。
【0036】このように、簡易探知機12から緊急サイ
レン出力ビットが付加されたセレコール信号16を受信
することにより、戸別受信装置11は緊急サイレン音の
自動出力制御を可能としている。
【0037】また、本発明の第3の実施例として、簡易
探知機12が戸別受信装置11へ送出するセレコール信
号17には、さらに特定小電力出力ビットが付加されて
おり、戸別受信装置11は、この特定小電力出力ビット
が付加されたセレコール信号17を、アンテナ切替部2
6を介して受信部28で受信すると、セレコール部29
でアンサーバック信号18を構成し、構成されたアンサ
ーバック信号18を特定小電力送信部25によりアンテ
ナ切替部26を介して簡易探知機12へ送出する。
【0038】このように、簡易探知機12から特定小電
力出力ビットが付加されたセレコール信号17を受信す
ることにより、戸別受信装置11は簡易探知機12に対
してアンサーバック信号18を送出することを可能とし
ている。
【0039】ここで、本発明の実施の形態における簡易
探知機12の動作を簡易探知機の構成例を示す図3のブ
ロック図を用いて説明する。
【0040】図3によれば、簡易探知機12は、受信部
31と電界検出部32と表示部33とを有して構成され
る。簡易探知機12は、戸別受信装置11から送出され
たアンサーバック信号18を、アンテナ切替部を介して
受信部31で受信し、このとき受信した電波から、電界
検出部32で入力電界を検出し、検出した受信電界を表
示部33で表示する。
【0041】これにより、簡易探知機12の表示部33
に表示された受信電界から、簡易探知機12と戸別受信
装置11との距離を想定し、戸別受信装置11の場所を
特定することができる。
【0042】このように、図4のセレコール信号1に示
される緊急サイレン出力ビット41を簡易探知機12か
ら送出されるセレコール信号に付加することにより、戸
別受信装置11において、緊急サイレン出力部22によ
るサイレンの自動出力の制御を可能としている。
【0043】また、図4のセレコール信号2に示される
特定小電力出力ビット42を簡易探知機12から送出さ
れるセレコール信号に付加することにより、戸別受信装
置11の特定小電力送信部25によってアンサーバック
信号を簡易探知機12へ送出するといった戸別受信装置
11の場所を特定するための緊急信号の送出における制
御を可能としている。
【0044】続いて、本発明の第4の実施例として、簡
易探知機12あるいは操作卓13が戸別受信装置11へ
送出するセレコール信号17を、戸別受信装置11がア
ンテナ切替部26を介して受信することにより、セレコ
ール部29でアンサーバック信号18を構成し、特定小
電力送信部25により、セレコール部29で構成したア
ンサーバック信号18をアンテナ切替部26を介して直
接、操作卓13へ送出する。
【0045】戸別受信装置11から送出されたアンサー
バック信号18を操作卓13が受信することにより、操
作卓13に接続される地図表示盤14において緊急表示
または警報等を出力させることができる。
【0046】また、本発明の第5の実施例として、簡易
探知機12あるいは操作卓13が戸別受信装置11へ送
出するセレコール信号17を、戸別受信装置11がアン
テナ切替部26を介して受信することにより、セレコー
ル部29でアンサーバック信号18を構成し、特定小電
力送信部25により、セレコール部29で構成したアン
サーバック信号18をアンテナ切替部26を介して近く
の屋外拡声装置15へ送出する。そして、操作卓13は
屋外拡声装置15を介してアンサーバック信号18を受
信する。
【0047】これにより、上記の第4の実施例と同様
に、操作卓13に接続される地図表示盤14において緊
急表示または警報等を出力させることができる。
【0048】また、図4のセレコール信号3を参照する
と、戸別受信装置11のセレコール部29で構成された
アンサーバック信号には、さらに自局ID43が付加さ
れており、この自局ID43が付加されたアンサーバッ
ク信号を簡易探知機12あるいは操作卓13が受信する
ことにより、自局ID43の制御によりどこの家屋の戸
別受信装置11かの判別が可能となる。
【0049】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
によれば、緊急時において、簡易探知機からの呼び出し
に対応して緊急サイレン音を出力することができるとと
もに、戸別受信装置側における操作によって緊急サイレ
ン信号音を出力し、自ら助けを呼ぶことができる。
【0050】その理由は、本発明によれば、簡易探知機
から送出される呼出セレコールの制御により、戸別受信
装置を無線制御し、戸別受信装置から緊急サイレン信号
音を吹鳴することができるとともに、本発明による戸別
受信装置は緊急サイレン出力機能を有しているため、緊
急時に手動操作にて緊急サイレン信号音を吹鳴すること
ができるからである。
【0051】また、本発明によれば、簡易探知機あるい
は操作卓において戸別受信装置の場所を確定することが
でき、戸別受信装置が設置された家屋が土石流や土砂災
害等で流された場合に、流された場所を外部で確認する
ことができる。
【0052】その理由は、本発明は、戸別受信装置から
セレコール信号を送出しているとき送信する電波を簡易
探知機で検出し、この受信電界を簡易探知機にてメモリ
表示することが可能であるため、簡易探知機から戸別受
信装置までの距離を想定することができ、さらに、屋外
拡声装置を介して、あるいは直接、戸別受信装置からア
ンサーバック信号を操作卓に送出し、操作卓に接続され
る地図表示盤に警報表示、または警報音等で知らせ、場
所の確定を操作卓側にて確認することができるためであ
る。
【0053】さらに、本発明によれば、戸別受信装置か
らのアンサーバック信号送出時に自局IDを付加するこ
とにより、簡易探知機12または操作卓13側におい
て、どの家屋の戸別受信装置かを確認することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による市町村防災無線緊急システムの実
施の形態における一構成例を示す図である。
【図2】本発明の実施の形態における戸別受信装置の構
成例を示すブロック図である。
【図3】本発明の実施の形態における簡易探知機の構成
例を示すブロック図である。
【図4】本発明の実施の形態におけるセレコール信号の
フォーマット例を示す図である。
【図5】従来技術における戸別受信装置の構成例を示す
ブロック図である。
【符号の説明】 11 戸別受信装置 12 簡易探知機 13 操作卓 14 地図表示盤 15 屋外拡声装置 16、17 セレコール信号 18 アンサーバック信号 21 緊急スイッチ部 22 緊急サイレン出力部 23 アンプ部 24 スピーカ部 25 特定小電力送信部 26 アンテナ切替部 27 制御部 28 受信部 29 セレコール部 31 受信部 32 電界検出部 33 表示部 41 緊急サイレン出力ビット 42 特定小電力出力ビット 43 自局ID
フロントページの続き Fターム(参考) 5K061 AA03 AA09 AA15 BB11 CC46 EF06 FF03 5K067 AA34 BB15 CC12 DD13 DD17 DD19 DD20 DD23 DD24 DD28 EE10 EE32 FF03 FF25 KK01 LL05 LL13

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 携帯用の簡易探知機、または設置される
    操作卓から送出されるセレコール信号を受信し、該受信
    したセレコール信号に対応して、緊急サイレン音を発生
    する戸別受信装置を有する市町村防災無線緊急システム
    において、 前記戸別受信装置における自らの手動操作によって緊急
    サイレン音を発生することを特徴とする市町村防災無線
    緊急システム。
  2. 【請求項2】 前記戸別受信装置は、 前記受信したセレコール信号に対応して、アンサーバッ
    ク信号を送出することを特徴とする請求項1記載の市町
    村防災無線緊急システム。
  3. 【請求項3】 前記簡易探知機は、 前記アンサーバック信号を受信することにより、前記戸
    別受信装置の場所を確定することを特徴とする請求項2
    記載の市町村防災無線緊急システム。
  4. 【請求項4】 前記操作卓は、 前記アンサーバック信号を受信することにより、前記戸
    別受信装置の場所を確定することを特徴とする請求項2
    または3記載の市町村防災無線緊急システム。
  5. 【請求項5】 前記操作卓が受信するアンサーバック信
    号を中継する屋外拡声装置を有することを特徴とする請
    求項2から4のいずれか1項に記載の市町村防災無線緊
    急システム。
  6. 【請求項6】 前記戸別受信装置は、 前記セレコール信号に付加される緊急サイレン出力ビッ
    トに応じて緊急サイレン音を出力することを特徴とする
    請求項1から5のいずれか1項に記載の市町村防災無線
    緊急システム。
  7. 【請求項7】 前記戸別受信装置は、 前記セレコール信号に付加される特定小電力出力ビット
    に応じて前記アンサーバック信号を送出することを特徴
    とする請求項2から6のいずれか1項に記載の市町村防
    災無線緊急システム。
  8. 【請求項8】 前記簡易探知機は、 前記アンサービット信号に付加される自局IDによっ
    て、前記アンサービット信号を送出した戸別受信装置を
    特定することを特徴とする請求項2から7のいずれか1
    項に記載の市町村防災無線緊急システム。
  9. 【請求項9】 前記操作卓側は、 前記アンサーバック信号に付加される自局IDによっ
    て、前記アンサーバック信号を送出した戸別受信装置を
    特定することを特徴とする請求項2から8のいずれか1
    項に記載の市町村防災無線緊急システム。
  10. 【請求項10】 前記簡易探知機は、 前記戸別受信装置からアンサーバック信号を受信したと
    きの受信電界から、前記戸別受信装置からの距離を確定
    することを特徴とする請求項3から9のいずれか1項に
    記載の市町村防災無線緊急システム。
  11. 【請求項11】 前記操作卓に接続され、前記操作卓が
    受信したアンサーバック信号を検出し、緊急表示または
    警報音を出力する地図表示盤を有することを特徴とする
    請求項4から10のいずれか1項に記載の市町村防災無
    線緊急システム。
  12. 【請求項12】 前記戸別受信装置は、 緊急サイレン音を発生する際に押下される緊急スイッチ
    手段と、 前記緊急サイレン出力ビットまたは前記特定小電力出力
    ビットが付加された、あるいは前記緊急サイレン出力ビ
    ットおよび前記特定小電力出力ビットが付加されたセル
    コール信号を受信する第1の受信手段と、 前記自局IDが付加されたアンサーバック信号を構成す
    るアンサーバック信号構成手段と、 前記緊急スイッチ手段における押下によって、あるいは
    前記緊急サイレン出力ビットに応じて緊急サイレン音を
    出力させる緊急サイレン出力手段と、 前記特定小電力出力ビットに応じて、前記アンサーバッ
    ク信号構成手段で構成されたアンサーバック信号を送出
    させるアンサーバック信号送出手段とを有することを特
    徴とする請求項8から11のいずれか1項に記載の市町
    村防災無線緊急システム。
  13. 【請求項13】 前記簡易探知機は、 前記アンサーバック信号を受信する第2の受信手段と、 前記第2の受信手段で受信した前記アンサーバック信号
    の受信電界を検出する電界検出手段と、 該検出した受信電界をメモリ表示する表示手段とを有す
    ることを特徴とする請求項10から12のいずれか1項
    に記載の市町村防災無線緊急システム。
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