JP2000223715A - 薄膜トランジスタの作製方法およびアクティブマトリクス基板の作製方法 - Google Patents
薄膜トランジスタの作製方法およびアクティブマトリクス基板の作製方法Info
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Abstract
物領域を精度良く形成する。 【解決手段】 導電膜でなるパターン107をマスクに
して半導体層にリンを添加してN型の不純物領域を自己
整合的に形成する。パターン107覆って、ポジ型のフ
ォトレジストを塗布し、基板裏面から光を照射すること
によりフォトレジストを露光し後現像することにより、
フォトレジストパターン110を形成する。フォトレジ
ストパターン110をエッチングマスク用いて、導電膜
でなるパターン107をエッチングし、ゲート電極11
1を形成する。ゲート電極111をドーピングマスクに
用いることにより、半導体層にチャネル形成領域11
9、ソース領域115、ドレイン領域116、低濃度不
純物領域117、118が自己整合的に形成される。
Description
の作製方法、及び薄膜トランジスタを画素マトリクス回
路のスイッチング素子に用いたアクティブマトリクス基
板の作製方法に関する。
or、以下、TFTと略記する)はアクティブマトリクス
型液晶表示装置の画素電極のスイッチング素子に利用さ
れている。液晶表示装置の高精細化の要求から、TFT
の半導体層を非晶質シリコンにかわって、多結晶シリコ
ンで形成することが求められている。
で、高移動度、大きなオン電流のTFTが作製できるた
めに、同一基板上に画素マトリクス回路だけでなくドラ
イバ回路も一体化することが可能になった。しかしなが
ら、多結晶シリコンを用いたTFTは、オフ状態でドレ
インからリークする電流(いわゆるオフ電流)が大きい
ため、マトリクス回路のスイッチング素子に用いた場合
には、画素電極の電位を保つことができなくなってしま
う。このため、TFTのオフ電流を小さくすることが大
きな課題となっている。
をオフセット構造またはLDD(Light Doped Drain)
構造とすることによって、ドレインに集中する電圧を緩
和して、オフ電流を小さくすることが試みられている。
図15を用いて、LDD構造のTFTの作製方法を簡単
に説明する。
地膜11を形成する。下地膜11上に非晶質シリコン膜
を成膜し、エキシマレーザを照射して多結晶化させる。
結晶化したシリコン膜を島状にパターニングして、半導
体層12を形成する。半導体層12を覆って酸化シリコ
ンでなるゲート絶縁膜13を形成する。ゲート絶縁膜1
3上にアルミニウムやタンタル等の金属膜を成膜する。
フォトレジストパターン14を形成し、これを用いて金
属膜を所定の形状にパターニングして、ゲート電極15
を形成する。(図15(A))
後、イオンドーピングまたはイオン注入法により、ゲー
ト電極15をドーピングマスクにして、ドナー又はアク
セプタとなる不純物を添加する。この結果半導体層12
に自己整合的に不純物領域16、17が形成される。
(図15(B))
が広いフォトレジストパターン18を形成する。フォト
レジストパターン18の形状により、低濃度不純物領域
の長さが決定される。(図15(C))
り、フォトレジストパターン18をドーピングマスクに
して、ドナー又はアクセプタとなる不純物を半導体層1
2に添加する。半導体層12にはソース領域21、ドレ
イン領域22、低濃度不純物領域24、25が形成され
る。(図15(D))
後、レーザ光の照射または加熱により半導体層12に添
加した不純物を活性化する。酸化シリコン膜でなる層間
絶縁膜27を形成する。層間絶縁膜27に、ソース領域
21、ドレイン領域22及びゲート電極15の端子部
(図示せず)に達するコンタクトホールを形成する。T
i等の金属膜を成膜しパターニングして、ソース電極2
8、ドレイン電極29及び図示しないゲート電極15の
取出し配線を形成する。(図15(E))
製方法では、LDD構造を作製するために、フォトレジ
ストパターン18をドーピングマスクしている。よって
低濃度不純物領域を高精度に形成するには、フォトリソ
マスクを高精度にアライメントすることが要求される
が、素子の微細化や、液晶パネルの大面積化に伴い、ア
ライメント精度が低下してしまうという問題がある。
く、特許第2759415号公報においてLDD構造の
TFTを自己整合的に製造する技術を開示している。上
記特許掲載公報では、ゲート電極材料にアルミニウムを
用い、蓚酸による陽極酸化物(アルミナ)と酒石酸によ
る陽極酸化物(アルミナ)をドーピングマスクに用いる
ことによって、LDDを自己整合的に形成している。
グマスクに用いないため、低濃度不純物領域の長さを高
精度に制御できるが、ゲート電極材料がアルミニウムに
限定されるという欠点がある。アルミニウム配線を形成
した以降はプロセス温度が400℃程度に制限されてし
まう。更にアルミニウム原子がゲート絶縁膜に拡散する
ことによりゲート配線とチャネルがショートしやすく、
信頼性に問題がある。
線は電圧供給線によってショートされているが、陽極酸
化後は電圧供給線や、電圧供給線とゲート配線との接続
部をエッチングによって除去して、全てのゲート配線・
電極を電気的に分断する必要がある。このため、エッチ
ングのプロセスマージンを考慮して回路配置を設計しな
ければならず、高集積化が妨げられている。
し、LDD構造又はオフセット構造を有するコプラナ型
(トップゲート型)のTFTを精度良く作製する方法を
提供することにある。またゲート配線(ゲート電極)が
アルミニウムに制限されることのない薄膜トランジスタ
の作製工程を提供することにある。
ために、本発明では、ゲート電極をマスクにして半導体
層に自己整合的にドナーまたはアクセプタが添加された
低濃度不純物領域を形成する。そのため、導電膜を2段
階の工程にパターニングしてゲート電極を形成する。な
お、ゲート電極とは、ゲート配線において、ゲート絶縁
膜を介して半導体層と交差している部分をいう。
ル長よりも幅の広いパターンを形成する。この導電膜で
なるパターンをマスクにして、ドナーまたはアクセプタ
となる不純物を半導体層に添加する。導電膜でなるパタ
ーンをパターニングして、チャネル長方向に細らせるこ
とにより、ゲート電極を形成する。
クは、ポジ型のフォトレジストを透光性基板の裏面から
照射した光により露光し、現像することにより形成す
る。基板裏面からの露光により導電膜でなるパターンが
フォトリソマスクとして機能して、導電膜でなるパター
ン上にフォトレジストパターンが自己整合的に形成でき
る。かつ露光時間、現像時間を制御することにより、導
電膜でなるパターンよりも幅の狭いフォトレジストパタ
ーンを精度良く形成することができる。
層が形成される面を指し、裏面はその反対側の面を指
す。
ト電極をマスクにして、不純物を添加することにより自
己整合的に低濃度不純物領域が形成される。
来と同様フォトレジストパターンで決定されるが、本発
明のフォトレジストパターンは裏面からの露光により自
己整合的に形成され、かつフォトレジストパターンの幅
は露光時間、現像時間によって高精度に制御することが
可能である。よって、薄膜トランジスタが微細化した
り、基板が大面積化しても、低濃度不純物領域の長さを
高精度に、再現性良く調節することが可能になる。また
フォトリソマスクが1枚省略できるため、低コスト化が
図れ、マスクアライメント工程が少なくなることでスル
ープットの向上が期待できる。
施形態を説明する。
のTFTの作製方法に関する。図1、図2は作製工程を
説明するための断面図であり、TFTのチャネル長方向
の断面図である。
成し、下地膜101上に、島状の半導体層103を形成
する。半導体層103を覆って基板100全面に、ゲー
ト絶縁膜となる絶縁膜104を形成する。(図1
(A))
る光(波長が400nm以下のコヒーレント光)に対し
て80%以上、好ましくは90%以上の透過率を有する
透光性基板を用いる。例えば、ガラス基板、石英基板、
結晶性ガラス基板、ポリエチレンテレフタレート(PE
T)等の樹脂基板を用いることができる。
00からナトリウムイオンなどの不純物が拡散するのを
防いだり、基板100上に形成される膜の密着性を高め
るためのものである。下地膜101には、酸化シリコン
膜や、窒化シリコン膜、窒化酸化シリコン膜等の無機絶
縁膜の単層又は多層膜が使用できる。
タ法などで成膜した膜だけでなく、石英基板のような耐
熱性基板を用いた場合には、非晶質シリコン膜を成膜し
熱酸化して、酸化シリコン膜を形成することが可能であ
る。
る特性に合わせて選択すればよい。非晶質シリコン、非
晶質シリコンゲルマニウム、非晶質ゲルマニウム、又は
これら非晶質半導体膜をレーザ照射や加熱処理によって
結晶化させた結晶性シリコン、結晶性ゲルマニウムや結
晶性シリコンゲルマニウムを用いることができる。半導
体層103の厚さは10〜150nmとする。
ッタ法で成膜される酸化シリコン、窒化シリコン、窒化
酸化シリコンの無機絶縁膜の単層膜、多層膜が用いられ
る。多層膜としては、例えば、窒化酸化シリコン膜と酸
化シリコンの2層膜や、窒化シリコン膜を酸化シリコン
で挟んだ3層膜を用いればよい。
する導電膜105を成膜する。導電膜105としては、
Ta、Mo、Ti、Al、Cuを主成分とする金属や、
これら金属の合金(例えば、Ta―Mo合金、Ta−A
l合金や、Ta等の窒化物)や、リンやヒ素を含有する
導電性を有するシリコン(Si)や、シリサイドが用い
られる。
塗布し、フォトリソマスクを介して基板表面から露光
し、現像し、フォトレジストパターン106を形成す
る。フォトレジストパターン106をエッチングマスク
にして、導電膜105をエッチングして、導電膜でなる
パターン107を形成する。(図1(C))
後、半導体層103にドナーとなる不純物(具体的には
リン、ヒ素)又はアクセプタとなる不純物(具体的に
は、ボロン)を加速電圧10〜80kV、ドーズ量1×
1014〜1×1017/cm2 で添加する。ここでは、イ
オンドーピング法によりリンイオンを添加する。パター
ン107がドーピングマスクとして機能し、半導体層1
03にはN型の不純物領域108、109が自己整合的
に形成される。不純物を添加するにはイオンドーピング
法の他イオン注入法、拡散法等の方法を用いることがで
きる。(図1(D))
板表面全体にポジ型のフォトレジストを塗布する。この
状態で、基板裏面から光を照射することによりフォトレ
ジストを露光し、しかる後現像し、フォトレジストパタ
ーン110を形成する。(図2(A))
ターン107が基板裏面からの光を遮光するマスクとし
て機能するため、光の当たらないパターン107上にパ
ターン110が形成される。本発明では、露光時間を長
くする(オーバー露光する)ことにより、パターン10
7よりも細いフォトレジストパターン110が形成され
る。ここで、フォトレジストパターン110がパターン
107よりもチャネル長方向に細らされた長さ△L1、△
L2は、露光時間、現像時間で制御される。また、長さ△
L1、△L2によって低濃度不純物領域の長さが決定され
る。
ッチングマスク用いて、導電膜でなるパターン107を
エッチングし、パターン107よりもチャネル長方向の
幅の狭いゲート電極111を形成する。(図2(B))
後、ゲート電極111をエッチングマスクにして絶縁膜
104をエッチングして、ゲート絶縁膜112を自己整
合的に形成する。これにより、ゲート絶縁膜112側面
とゲート電極111の側面は一致し、同一平面をなす。
なお、このエッチング工程で、半導体層103のエッチ
ング選択比を大きくできない場合は、絶縁膜104のエ
ッチングを省略するのが望ましい。(図2(C))
いて、加速電圧10〜80kV、ドーズ量1×1012〜
1×1015/cm2 で、不純物領域108、109に添
加された不純物と同じ不純物(ここでは、リン)を半導
体層103に添加する。半導体層103には、N+ 型の
ソース領域115、ドレイン領域116と、N- 型の低
濃度不純物領域117、118と、チャネル形成領域1
19が自己整合的に形成される。ソース領域115、ド
レイン領域116のリン濃度は1×1019〜1×1021
atoms/cm3 となるように、低濃度不純物領域1
17、118のリン濃度は1×1016〜1×1019at
oms/cm3 となるようにすればよい。(図2
(D))
0の形成に裏面露光を用いるため、露光時間、現像時間
によって、フォトレジストパターン110の幅を決定で
きるので、アライメントよりも高精度にその幅を制御す
ることができる。この結果、低濃度不純物領域117、
118の長さ及びその位置を高精度に制御することがで
きる。またフォトリソマスクが1枚不要になり、低コス
ト化、スループットの向上が図れる。
より、半導体層103に添加した不純物を活性化する。
次に水素雰囲気中で加熱処理し、半導体層103中のダ
ングリングボンドを水素で終端する。水素化処理工程後
に、酸化シリコンなどを層間絶縁膜120として成膜す
る。層間絶縁膜120をパターニングして、ソース領域
115、ドレイン領域116、ゲート配線に対するコン
タクトホールを開口する。チタンやアルミニウム等の導
電膜を成膜し、パターニングしてソース電極121、ド
レイン電極122(図2)、図示しないゲート配線の取
り出し電極を形成する。
構造のTFTを製造する方法を説明したが、本実施形態
ではオフセット構造のTFTを製造する方法を説明す
る。図1、2を用いて本実施形態を説明する。
不純物の添加工程を省略し、かつ図1(D)に示す不純
物の添加工程において、ドーズ量が1×1015〜1×1
017/cm2 となる高濃度のドーピングを行い、領域1
08、109のリン濃度が1×1019〜1×1021at
oms/cm3 になるようにし、シート抵抗を十分小さ
くする。この結果、領域117、118がオフセット領
域となったTFTを作製できる。
施例を詳細に説明する。
S回路に適用したものである。図3、図4を用いて、本
実施例のCMOS回路の作製工程を説明する。図3、図
4はTFTのチャネル長方向に沿った断面図である。
はコーニングス社製1737ガラス基板を用いる。ガラ
ス基板200表面に接して、下地膜201を形成する。
プラズマCVD法で、TEOS(Tetra Ethoxy Silane)
ガスを原料に厚さ200nmの酸化シリコン膜を成膜す
る。そして、400℃で、4時間下地膜201を加熱す
る。
nced CVD)法によりH2 ガスで希釈したSiH4 を用い
て、厚さ500nmの非晶質シリコン膜を成膜する。P
ECVD法の代わりに減圧CVD法を用いることもでき
る。非晶質シリコン膜を450℃、1時間加熱して水素
出し処理をする。非晶質シリコン膜内の水素原子は5原
子%以下、好ましくは1%以下とする。水素出し処理後
の非晶質シリコン膜にエキシマレーザ光を照射して結晶
性(多結晶)シリコン膜203を形成する。
XeClエキシマレーザを用い、光学系によりレーザ光
を線状に整形し、パルス周波数を30Hz、オーバーラ
ップ率を96%、レーザエネルギー密度を359mJ/
cm2 とする。(図3(A))
法の他に、減圧CVD法やスパッタ法を用いることがで
きる。また、非晶質シリコンを結晶化させるレーザには
エキシマレーザのようなパルス発振型の他、Arレーザ
のような連続発振型のレーザを用いても良い。また、レ
ーザ結晶化の代わりにハロゲンランプや水銀ランプを用
いるランプアニール、あるいは600℃以上の加熱処理
を行うこともできる。
ォトレジストパターンを形成し、このフォトレジストパ
ターンを用いて結晶性シリコン膜203を島状にパター
ニングして、活性層205、206を形成する。活性層
205、206を覆って、ゲート絶縁膜となる絶縁膜2
07を形成する。ここでは、原料ガスにSiH4とNO2
を用い、PECVD法で厚さ120nmの窒化酸化シリ
コン膜を成膜する。次にリンを含有するN型のシリコン
膜208、タンタル膜209の積層膜でなる導電膜を形
成する。各膜はスパッタ法により成膜し、シリコン膜2
08の厚さは200nmとし、タンタル膜の厚さは15
0nmとする。(図3(B))
を露光し、現像してフォトレジストパターン210を形
成する。フォトレジストパターン210をエッチングマ
スクに用いて、タンタル膜209とシリコン膜208を
パターニングして、ゲート配線の原型となるパターン2
11を形成する。エッチングには、O2ガスとCF4ガス
を用いたドライエッチ処理を用いる。211aがN型の
シリコン層であり、211bがタンタル層である。本実
施例ではNチャネル型TFTとPチャネル型TFTのゲ
ート配線は一体である。
後、Pチャネル型TFTの活性層205を覆うフォトレ
ジストパターン213を形成する。イオンドーピング法
でリンイオンを半導体層206に添加する。ドーピング
条件は、水素で希釈したホスフィンをドーピングガスに
用い、加速電圧80kV、ドーズ量1×1015/cm 2
とする。パターン211がドーピングマスクとして機能
し、半導体層206に自己整合的にN型の不純物領域2
15、216が形成される。
後、新たにフォトレジストパターン217を形成する。
この場合には、パターン211を覆ってポジ型のフォト
レジストを塗布し、基板裏面から露光し、現像し、パタ
ーン211上にフォトレジストパターン217を形成す
る。本実施例では、露光時間を調節することにより、パ
ターン211より幅の狭いフォトレジストパターン21
7を形成する。(図4(A))
グマスクに用いて、パターン211をエッチングして、
ゲート配線218を形成する。ゲート配線218におい
て、半導体層205、206と交差している部分がゲー
ト電極である。ゲート配線218において、218aは
N型シリコン層であり、218bはタンタル層である。
(図4(B))
ゲート配線218をエッチングマスクにして絶縁膜20
7をパターニングして、ゲート絶縁膜219を形成す
る。Nチャネル型TFTの活性層206を覆うフォトレ
ジストパターン220を形成する。パターン220の形
成にはフォトリソマスクを介した基板表面からの露光を
用いる。
層206に添加する。ドーピング条件は、水素で希釈し
たホスフィンをドーピングガスに用い、加速電圧10k
V、ドーズ量3×1013/cm2とする。ゲート配線
(ゲート電極)218がドーピングマスクとして機能し
て、半導体層206に自己整合的にN+ 型のソース領域
221及びドレイン領域222、N- 型の低濃度不純物
領域223、224、チャネル形成領域225が自己整
合的に形成される。
パターン230を形成する。イオンドーピング法により
ボロンを活性層205に添加する。ドーピングガスには
水素で希釈したジボランを用い、加速電圧10kV、ド
ーズ量2×1015/cm2とする。ゲート配線(ゲート
電極)218がドーピングマスクとして機能し、P+型
のソース領域231及びドレイン領域232、チャネル
形成領域233が自己整合的に形成される。(図4
(D))
体層206にリンが添加されないように、3つのフォト
レジストパターン213、220、230を形成した
が、リンのドーピングに使用する2つのフォトレジスト
パターン213、220を省略することも可能であり、
工程の簡単化、スループットの向上につながる。なお、
本実施例のようにフォトレジストパターン213、22
0を形成することで、半導体層に形成されるN型及びP
型の不純物領域のシート抵抗をより精度良く制御するこ
とができる。
省略する場合には、Pチャネル型TFTの半導体層20
5にリンが添加されN型の不純物領域が形成されるの
で、図4(D)に示すボロンの添加工程において、この
N型の不純物領域の導電型がP型に反転するように、ド
ーズ量を決定する必要がある。
後、レーザ光を活性層205、206に照射し、更に熱
処理して、添加したリン及びボロンを活性化する。レー
ザ照射条件はパルス周波数50Hz、レーザエネルギー
密度179mJ/cm2 、基板温度150℃とし、熱処
理条件は窒素雰囲気、温度450℃、処理時間2時間と
する。次に、100%水素雰囲気で、350℃、1時間
加熱して、半導体層のダングリングボンドを水素で終端
する。
D法で厚さ20nmの窒化シリコン膜、厚さ900nm
の酸化シリコン膜でなる積層膜を形成する。層間絶縁膜
240にソース領域221、231、ドレイン領域22
2、232に達するコンタクトホール、及びゲート配線
218の端子部に達するコンタクトホールを形成する。
層間絶縁膜240上にチタン(150nm)/アルミニ
ウム(500nm)/チタン(100nm)の積層膜を
スパッタ法で成膜し、パターニングして、ソース配線2
41、242、ドレイン配線243、及び図示しないゲ
ート配線218の取り出し配線を形成する。以上によ
り、CMOS回路がガラス基板上に作製される。
をLDD構造としたが、上述したようにオフセット構造
にすることも容易である。
したCMOS回路作製工程を液晶パネルのアクティブマ
トリクス基板の作製工程に応用したものである。
の概略の構成図である。液晶パネルは、アクティブマト
リクス基板と対向基板との間に液晶が挟まれた構造を有
している。アクティブマトリクス基板は、ガラス基板5
00上にTFTを画素電極のスイッチング素子に用いた
画素マトリクス回路501が形成されているものであ
る。
いてTFTを作製したため、画素マトリクス回路501
を駆動するためのゲート配線駆動回路502、ソース配
線駆動回路503も同じガラス基板500上に形成され
ている。更に、ガラス基板500上には駆動回路50
2、503へ電力や制御信号を入力するための外部端子
が形成され、この外部端子にFPC505が接続されて
いる。
動回路503はCMOS回路で主に構成され、ゲート配
線430、ソース配線440によって画素マトリクス回
路501に接続されている。
とにゲート配線430が形成され、列ごとにソース配線
440が形成されている。ゲート配線430、ソース配
線440の交差部近傍には、画素TFT400が形成さ
れている。画素TFT400のゲート電極はゲート配線
430に接続され、ソースはソース配線440に接続さ
れている。更に、ドレインには画素電極460、保持容
量470が接続されている。
O膜等の透明導電膜が形成されている。透明導電膜は画
素マトリクス回路501の画素電極460に対する対向
電極であり、画素電極、対向電極間に形成された電界に
よって液晶材料が駆動される。更に、対向基板510に
は必要であれば配向膜や、カラーフィルタが形成されて
いる。
成するCMOS回路の上面図である。図6(B)は画素
マトリクス回路501の上面図であり、ほぼ1画素の上
面図である。図7はアクティブマトリクス基板の断面図
であり、画素マトリクス回路501、CMOS回路の断
面図である。CMOS回路の断面図は図6(A)の鎖線
X−X’に沿った断面に対応し、画素マトリクス回路5
01の断面図は図6(B)の鎖線Y−Y’に沿った断面
に対応する。
ガラス基板500上に同時に作製される。CMOS回路
においては、下地膜510上に、活性層300、31
0、ゲート絶縁膜320、第1層目の配線であるゲート
配線330が積層されている。ゲート配線330はN型
のシリコン層331とタンタル層332の積層膜で構成
されている。
チャネル形成領域301と、N+ 型の高濃度不純物領域
であるソース領域302、ドレイン領域303が形成さ
れている。チャネル形成領域301とソース領域30
2、ドレイン領域303の間にはそれぞれの領域に接し
て、一対のN-型の低濃度不純物領域304、305が
形成されている。N- 型の低濃度不純物領域304、3
05のドナー(リン又はヒ素)濃度はソース領域30
2、ドレイン領域303よりも低い。
チャネル形成領域311と、チャネル形成領域311に
接するP+ 型の高濃度不純物領域312、313が形成
されている。領域312がソース領域であり、領域31
3がドレイン領域である。
膜510上には、活性層410、ゲート絶縁膜420、
第1層目の配線であるゲート配線430が順次積層され
ている。ゲート配線430と画素TFT400のゲート
電極430Eは一体的に形成され、ゲート配線430は
N型のシリコン層431、タンタル層432の積層膜で
形成されている。
域411、412が形成されている。チャネル形成領域
411、412を挟んで、N+ 型の高濃度不純物領域4
13〜415が形成されている。領域413、414
(図7)はそれぞれソース領域、ドレイン領域である。
更に活性層には、チャネル形成領域411、412を挟
んで1対のN- 型の低濃度不純物領域416と417、
418と419が形成されている。低濃度不純物領域4
16〜419のドナー(リン又はヒ素)の濃度は高濃度
不純物領域413〜415より低くなっている。
基板500全面に層間絶縁膜511が形成されている。
層間絶縁膜511上には第2層目の配線・電極として、
ソース電極341、342、ドレイン電極343、ソー
ス配線440、ドレイン電極441が形成されている。
図6(A)に示すようにドレイン電極343は他のCM
OS回路のゲート配線335と接続されている。
の作製工程は、実施例1の作製工程に従って行えばよ
い。TFTを作製した後は、図7に示すように、基板5
00全面に、第1の平坦化膜512を形成する。ここで
は、アクリルをスピンコート法で塗布し、焼成して厚さ
1μmのアクリル膜を形成する。
を開口する。次に、スパッタ法で厚さ200nmのチタ
ン膜を成膜し、パターニングして、ソース配線351、
352、ブラックマスク450を形成する。
て、厚さ0.5μmのアクリルを第2の平坦化膜513
として形成する。平坦化膜512、513にドレイン電
極441に対するコンタクトホールを形成する。スパッ
タ法でITO膜を成膜し、パターニングして、ドレイン
電極441に接続された画素電極460を形成する。画
素電極460がブラックマスク450と重なっている部
分で、平坦化膜513を誘電体に、画素電極460とブ
ラックマスク450を電極対とする保持容量470が形
成される。
のように可視光域のスペクトルを反射する材料で形成す
ることにより反射型の液晶パネルを製造できる。
ス基板を液晶パネルに適用したが、有機EL等他のアク
ティブマトリクス型表示装置に適用することも可能であ
る。また、本実施例のアクティブマトリクス基板に、画
素TFTにPIN接合を有する光電変換層を接続するこ
とでCMOS型のイメージセンサを作製することは当業
者であれば容易である。
いてEL(エレクトロルミネッセンス)パネルを作製し
た例について説明する。
の上面図である。図8(A)において、4010は基
板、4011は画素部、4012はソース側駆動回路、
4013はゲート側駆動回路であり、それぞれの駆動回
路は配線4014〜4016によってFPC4017に
接続され、さらにFPC4017は外部回路、外部機器
に接続される。
駆動回路及び画素部を囲むようにしてカバー材600
0、シーリング材(ハウジング材ともいう)7000、
密封材(第2のシーリング材)7001が設けられてい
る。
面構造であり、基板4010、下地膜4021の上に駆
動回路用TFT(但し、ここではnチャネル型TFTと
pチャネル型TFTを組み合わせたCMOS回路を図示
している。)4022及び画素部用TFT4023(但
し、ここではEL素子への電流を制御するTFTだけ図
示している。)が形成されている。これらのTFTは公
知の構造(トップゲート構造またはボトムゲート構造)
を用いれば良い。
画素部のスイッチング用TFT4023に際して用いる
ことができる。
2、画素部用TFT4023が完成したら、樹脂材料で
なる層間絶縁膜(平坦化膜)4026の上に画素部用T
FT4023のドレインと電気的に接続する透明導電膜
でなる画素電極4027を形成する。透明導電膜として
は、酸化インジウムと酸化スズとの化合物(ITOと呼
ばれる)または酸化インジウムと酸化亜鉛との化合物を
用いることができる。そして、画素電極4027を形成
したら、絶縁膜4028を形成し、画素電極4027上
に開口部を形成する。
4029は公知のEL材料(正孔注入層、正孔輸送層、
発光層、電子輸送層または電子注入層)を自由に組み合
わせて積層構造または単層構造とすれば良い。どのよう
な構造とするかは公知の技術を用いれば良い。また、E
L材料には低分子系材料と高分子系(ポリマー系)材料
がある。低分子系材料を用いる場合は蒸着法を用いる
が、高分子系材料を用いる場合には、スピンコート法、
印刷法またはインクジェット法等の簡易な方法を用いる
ことが可能である。
着法によりEL層を形成する。シャドーマスクを用いて
画素毎に波長の異なる発光が可能な発光層(赤色発光
層、緑色発光層及び青色発光層)を形成することで、カ
ラー表示が可能となる。その他にも、色変換層(CC
M)とカラーフィルターを組み合わせた方式、白色発光
層とカラーフィルターを組み合わせた方式があるがいず
れの方法を用いても良い。勿論、単色発光のEL表示装
置とすることもできる。
極4030を形成する。陰極4030とEL層4029
の界面に存在する水分や酸素は極力排除しておくことが
望ましい。従って、真空中でEL層4029と陰極40
30を連続成膜するか、EL層4029を不活性雰囲気
で形成し、大気解放しないで陰極4030を形成すると
いった工夫が必要である。本実施例ではマルチチャンバ
ー方式(クラスターツール方式)の成膜装置を用いるこ
とで上述のような成膜を可能とする。
LiF(フッ化リチウム)膜とAl(アルミニウム)膜
の積層構造を用いる。具体的にはEL層4029上に蒸
着法で1nm厚のLiF(フッ化リチウム)膜を形成
し、その上に300nm厚のアルミニウム膜を形成す
る。勿論、公知の陰極材料であるMgAg電極を用いて
も良い。そして陰極4030は4031で示される領域
において配線4016に接続される。配線4016は陰
極4030に所定の電圧を与えるための電源供給線であ
り、導電性ペースト材料4032を介してFPC401
7に接続される。
30と配線4016とを電気的に接続するために、層間
絶縁膜4026及び絶縁膜4028にコンタクトホール
を形成する必要がある。これらは層間絶縁膜4026の
エッチング時(画素電極用コンタクトホールの形成時)
や絶縁膜4028のエッチング時(EL層形成前の開口
部の形成時)に形成しておけば良い。また、絶縁膜40
28をエッチングする際に、層間絶縁膜4026まで一
括でエッチングしても良い。この場合、層間絶縁膜40
26と絶縁膜4028が同じ樹脂材料であれば、コンタ
クトホールの形状を良好なものとすることができる。
を覆って、パッシベーション膜6003、充填材600
4、カバー材6000が形成される。
バー材6000と基板4010の内側にシーリング材が
設けられ、さらにシーリング材7000の外側には密封
材(第2のシーリング材)7001が形成される。
材6000を接着するための接着剤としても機能する。
充填材6004としては、PVC(ポリビニルクロライ
ド)、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂、PVB(ポリビ
ニルブチラル)またはEVA(エチレンビニルアセテー
ト)を用いることができる。この充填材6004の内部
に乾燥剤を設けておくと、吸湿効果を保持できるので好
ましい。
含有させてもよい。このとき、スペーサーをBaOなど
からなる粒状物質とし、スペーサー自体に吸湿性をもた
せてもよい。
ン膜6003はスペーサー圧を緩和することができる。
また、パッシベーション膜とは別に、スペーサー圧を緩
和する樹脂膜などを設けてもよい。
板、アルミニウム板、ステンレス板、FRP(Fibe
rglass−Reinforced Plastic
s)板、PVF(ポリビニルフルオライド)フィルム、
マイラーフィルム、ポリエステルフィルムまたはアクリ
ルフィルムを用いることができる。なお、充填材600
4としてPVBやEVAを用いる場合、数十μmのアル
ミニウムホイルをPVFフィルムやマイラーフィルムで
挟んだ構造のシートを用いることが好ましい。
方向)によっては、カバー材6000が透光性を有する
必要がある。
0および密封材7001と基板4010との隙間を通っ
てFPC4017に電気的に接続される。なお、ここで
は配線4016について説明したが、他の配線401
4、4015も同様にしてシーリング材7000および
密封材7001の下を通ってFPC4017に電気的に
接続される。
いて実施例3とは異なる形態のELパネルを作製した例
について、図9(A)、(B)を用いて説明する。図8
(A)、(B)と同じ番号のものは同じ部分を指してい
るので説明は省略する。
図であり、図9(A)をA-A'で切断した断面図を図9
(B)に示す。
てパッシベーション膜6003までを形成する。
004を設ける。この充填材6004は、カバー材60
00を接着するための接着剤としても機能する。充填材
6004としては、PVC(ポリビニルクロライド)、
エポキシ樹脂、シリコーン樹脂、PVB(ポリビニルブ
チラル)またはEVA(エチレンビニルアセテート)を
用いることができる。この充填材6004の内部に乾燥
剤を設けておくと、吸湿効果を保持できるので好まし
い。
含有させてもよい。このとき、スペーサーをBaOなど
からなる粒状物質とし、スペーサー自体に吸湿性をもた
せてもよい。
ン膜6003はスペーサー圧を緩和することができる。
また、パッシベーション膜とは別に、スペーサー圧を緩
和する樹脂膜などを設けてもよい。
板、アルミニウム板、ステンレス板、FRP(Fibe
rglass−Reinforced Plastic
s)板、PVF(ポリビニルフルオライド)フィルム、
マイラーフィルム、ポリエステルフィルムまたはアクリ
ルフィルムを用いることができる。なお、充填材600
4としてPVBやEVAを用いる場合、数十μmのアル
ミニウムホイルをPVFフィルムやマイラーフィルムで
挟んだ構造のシートを用いることが好ましい。
方向)によっては、カバー材6000が透光性を有する
必要がある。
000を接着した後、充填材6004の側面(露呈面)
を覆うようにフレーム材6001を取り付ける。フレー
ム材6001はシーリング材(接着剤として機能する)
6002によって接着される。このとき、シーリング材
6002としては、光硬化性樹脂を用いるのが好ましい
が、EL層の耐熱性が許せば熱硬化性樹脂を用いても良
い。なお、シーリング材6002はできるだけ水分や酸
素を透過しない材料であることが望ましい。また、シー
リング材6002の内部に乾燥剤を添加してあっても良
い。
2と基板4010との隙間を通ってFPC4017に電
気的に接続される。なお、ここでは配線4016につい
て説明したが、他の配線4014、4015も同様にし
てシーリング材6002の下を通ってFPC4017に
電気的に接続される。
おける画素部の断面構造を図10に、上面構造を図11
(A)に、回路図を図11(B)に示す。図10、図1
1(A)及び図11(B)では共通の符号を用いるので
互いに参照すれば良い。
れたスイッチング用TFT3502は本願発明のNTF
Tを用いて形成される(実施例1、2参照)。本実施例
ではダブルゲート構造としているが、構造及び作製プロ
セスに大きな違いはないので説明は省略する。但し、ダ
ブルゲート構造とすることで実質的に二つのTFTが直
列された構造となり、オフ電流値を低減することができ
るという利点がある。なお、本実施例ではダブルゲート
構造としているが、シングルゲート構造でも構わない
し、トリプルゲート構造やそれ以上のゲート本数を持つ
マルチゲート構造でも構わない。また、本願発明のPT
FTを用いて形成しても構わない。
明のNTFTを用いて形成される。このとき、スイッチ
ング用TFT3502のドレイン配線3535は配線3
536によって電流制御用TFTのゲート電極3537
に電気的に接続されている。また、3538で示される
配線は、スイッチング用TFT3502のゲート電極3
539a、3539bを電気的に接続するゲート配線であ
る。
03をシングルゲート構造で図示しているが、複数のT
FTを直列につなげたマルチゲート構造としても良い。
さらに、複数のTFTを並列につなげて実質的にチャネ
ル形成領域を複数に分割し、熱の放射を高い効率で行え
るようにした構造としても良い。このような構造は熱に
よる劣化対策として有効である。
御用TFT3503のゲート電極3537となる配線は
3504で示される領域で、電流制御用TFT3503
のドレイン配線3540と絶縁膜を介して重なる。この
とき、3504で示される領域ではコンデンサが形成さ
れる。このコンデンサ3504は電流制御用TFT35
03のゲートにかかる電圧を保持するためのコンデンサ
として機能する。なお、ドレイン配線3540は電流供
給線(電源線)3506に接続され、常に一定の電圧が
加えられている。
御用TFT3503の上には第1パッシベーション膜3
541が設けられ、その上に樹脂絶縁膜でなる平坦化膜
3542が形成される。平坦化膜3542を用いてTF
Tによる段差を平坦化することは非常に重要である。後
に形成されるEL層は非常に薄いため、段差が存在する
ことによって発光不良を起こす場合がある。従って、E
L層をできるだけ平坦面に形成しうるように画素電極を
形成する前に平坦化しておくことが望ましい。
る画素電極(EL素子の陰極)であり、電流制御用TF
T3503のドレインに電気的に接続される。画素電極
3543としてはアルミニウム合金膜、銅合金膜または
銀合金膜など低抵抗な導電膜またはそれらの積層膜を用
いることが好ましい。勿論、他の導電膜との積層構造と
しても良い。
れたバンク3544a、3544bにより形成された溝
(画素に相当する)の中に発光層3545が形成され
る。なお、ここでは一画素しか図示していないが、R
(赤)、G(緑)、B(青)の各色に対応した発光層を
作り分けても良い。発光層とする有機EL材料としては
π共役ポリマー系材料を用いる。代表的なポリマー系材
料としては、ポリパラフェニレンビニレン(PPV)
系、ポリビニルカルバゾール(PVK)系、ポリフルオ
レン系などが挙げられる。
な型のものがあるが、例えば「H. Shenk,H.Becker,O.Ge
lsen,E.Kluge,W.Kreuder,and H.Spreitzer,“Polymers
forLight Emitting Diodes”,Euro Display,Proceeding
s,1999,p.33-37」や特開平10−92576号公報に記
載されたような材料を用いれば良い。
発光層にはシアノポリフェニレンビニレン、緑色に発光
する発光層にはポリフェニレンビニレン、青色に発光す
る発光層にはポリフェニレンビニレン若しくはポリアル
キルフェニレンを用いれば良い。膜厚は30〜150n
m(好ましくは40〜100nm)とすれば良い。
のできる有機EL材料の一例であって、これに限定する
必要はまったくない。発光層、電荷輸送層または電荷注
入層を自由に組み合わせてEL層(発光及びそのための
キャリアの移動を行わせるための層)を形成すれば良
い。
光層として用いる例を示したが、低分子系有機EL材料
を用いても良い。また、電荷輸送層や電荷注入層として
炭化珪素等の無機材料を用いることも可能である。これ
らの有機EL材料や無機材料は公知の材料を用いること
ができる。
OT(ポリチオフェン)またはPAni(ポリアニリ
ン)でなる正孔注入層3546を設けた積層構造のEL
層としている。そして、正孔注入層3546の上には透
明導電膜でなる陽極3547が設けられる。本実施例の
場合、発光層3545で生成された光は上面側に向かっ
て(TFTの上方に向かって)放射されるため、陽極は
透光性でなければならない。透明導電膜としては酸化イ
ンジウムと酸化スズとの化合物や酸化インジウムと酸化
亜鉛との化合物を用いることができるが、耐熱性の低い
発光層や正孔注入層を形成した後で形成するため、可能
な限り低温で成膜できるものが好ましい。
子3505が完成する。なお、ここでいうEL素子35
05は、画素電極(陰極)3543、発光層3545、
正孔注入層3546及び陽極3547で形成されたコン
デンサを指す。図11(A)に示すように画素電極35
43は画素の面積にほぼ一致するため、画素全体がEL
素子として機能する。従って、発光の利用効率が非常に
高く、明るい画像表示が可能となる。
上にさらに第2パッシベーション膜3548を設けてい
る。第2パッシベーション膜3548としては窒化珪素
膜または窒化酸化珪素膜が好ましい。窒化酸化珪素膜を
用いる目的は、外部とEL素子とを遮断することであ
り、有機EL材料の酸化による劣化を防ぐことと、有機
EL材料からの脱ガスを抑えることとの両方を同時に行
えるためである。これによりEL表示装置の信頼性が高
められる。
図10のような構造の画素からなる画素部を有し、オフ
電流値の十分に低いスイッチング用TFTと、ホットキ
ャリア注入に強い電流制御用TFTとを有する。従っ
て、高い信頼性を有し、且つ、良好な画像表示が可能な
EL表示パネルが得られる。
1及び2と自由に組み合わせて実施することが可能であ
る。
した画素部において、EL素子3505の構造を反転さ
せた構造について説明する。説明には図12を用いる。
なお、図10の構造と異なる点はEL素子の部分と電流
制御用TFTだけであるので、その他の説明は省略する
こととする。
3はPTFTを用いて形成される。作製プロセスは実施
例1、2を参照すれば良い。
として透明導電膜を用いる。具体的には酸化インジウム
と酸化亜鉛との化合物でなる導電膜を用いる。勿論、酸
化インジウムと酸化スズとの化合物でなる導電膜を用い
ても良い。
3551bが形成された後、溶液塗布によりポリビニル
カルバゾールでなる発光層3552が形成される。その
上にはカリウムアセチルアセトネート(acacKと表
記される)でなる電子注入層3553、アルミニウム合
金でなる陰極3554が形成される。この場合、陰極3
554がパッシベーション膜としても機能する。こうし
てEL素子3701が形成される。
た光は、矢印で示されるようにTFTが形成された基板
の方に向かって放射される。
の構成を自由に組み合わせて実施することが可能であ
る。
に示した回路図とは異なる構造の画素とした場合の例に
ついて図13(A)〜(C)に示す。なお、本実施例に
おいて、3801はスイッチング用TFT3802のソ
ース配線、3803はスイッチング用TFT3802の
ゲート配線、3804は電流制御用TFT、3805は
コンデンサ、3806、3808は電流供給線、380
7はEL素子とする。
線3806を共通とした場合の例である。即ち、二つの
画素が電流供給線3806を中心に線対称となるように
形成されている点に特徴がある。この場合、電源供給線
の本数を減らすことができるため、画素部をさらに高精
細化することができる。
8をゲート配線3803と平行に設けた場合の例であ
る。なお、図13(B)では電流供給線3808とゲー
ト配線3803とが重ならないように設けた構造となっ
ているが、両者が異なる層に形成される配線であれば、
絶縁膜を介して重なるように設けることもできる。この
場合、電源供給線3808とゲート配線3803とで専
有面積を共有させることができるため、画素部をさらに
高精細化することができる。
造と同様に電流供給線3808をゲート配線3803と
平行に設け、さらに、二つの画素を電流供給線3808
を中心に線対称となるように形成する点に特徴がある。
また、電流供給線3808をゲート配線3803のいず
れか一方と重なるように設けることも有効である。この
場合、電源供給線の本数を減らすことができるため、画
素部をさらに高精細化することができる。
構成と自由に組み合わせて実施することが可能である。
(A)、(B)では電流制御用TFT3503のゲート
にかかる電圧を保持するためにコンデンサ3504を設
ける構造としているが、コンデンサ3504を省略する
ことも可能である。実施例5の場合、電流制御用TFT
3503として実施例1、2に示すような本願発明のN
TFTを用いているため、ゲート絶縁膜を介してゲート
電極に重なるように設けられたLDD領域を有してい
る。この重なり合った領域には一般的にゲート容量と呼
ばれる寄生容量が形成されるが、本実施例ではこの寄生
容量をコンデンサ3504の代わりとして積極的に用い
る点に特徴がある。
ート電極とLDD領域とが重なり合った面積によって変
化するため、その重なり合った領域に含まれるLDD領
域の長さによって決まる。
(C)の構造においても同様に、コンデンサ3805を
省略することは可能である。
構成と自由に組み合わせて実施することが可能である。
リクス型液晶パネルやアクティブマトリクス型ELパネ
ルは様々な電子機器の表示部(表示装置)に用いること
ができる。本実施例に挙げる電子機器とは、アクティブ
マトリクス型の表示装置を搭載した製品と定義する。
ュータ用の表示装置、プロジェクター、プロジェクショ
ン型TV、ヘッドマウントディスプレイ、ビデオカメ
ラ、デジタルスチルカメラ、カーナビゲーションシステ
ム、ノート型パーソナルコンピュータ、携帯電話、電子
手帳等が挙げられる。それらの一例を図14に示す。
01、音声出力部2002、音声入力部2003、表示
装置2004、操作スイッチ2005、アンテナ200
6で構成される。本発明はアクティブマトリクス基板を
備えた表示装置2004等に適用できる。
2101、表示装置2102、音声入力部2103、操
作スイッチ2104、バッテリー2105、受像部21
06で構成される。本発明はアクティブマトリクス基板
を有する表示装置2102や、受像部2106、に適用
することができる。
ービルコンピュータ)であり、本体2201、カメラ部
2202、受像部2203、操作スイッチ2204、表
示装置2205で構成される。本発明は受像部220
3、表示装置2205等に適用できる。
イであり、本体2301、表示装置2302、頭部に装
着するためのアーム部2303で構成される。本発明は
表示装置2302に適用することができる。更に、この
ヘッドマウントディスプレイに音声入出力装置としてマ
イクやイヤホーンを設けてもよい。
り、本体2401、光源2402、表示装置2403、
偏光ビームスプリッタ2404、リフレクター240
5、2406、スクリーン2407で構成される。本発
明は表示装置2403に適用することができる。
01、表示装置2503、記憶媒体2504、走査スイ
ッチ2505で構成されており、ミニディスク(MD)
やDVDに記憶されたデータや、アンテナで受信したデ
ータを表示するものである。本発明は表示装置2503
に適用することができる。
く、あらゆる分野の電子機器に適用することが可能であ
る。また、他にも電光掲示盤、宣伝公告用ディスプレイ
などにも活用することができる。
決定するフォトレジストパターンを基板の裏面からの露
光により自己整合的に形成できるため、低濃度不純物領
域の長さを図15に示す従来例よりも高精度に制御する
ことができる。また、陽極酸化工程を用いずに済むた
め、回路の集積化が促進でき、またゲート配線の材料も
アルミニウムに限定されることがない。
図。(実施形態1)
図。(実施形態1)
断面図。(実施例1)
断面図。(実施例1)
の概略斜視図。(実施例2)
上面図。(実施例2)
(実施例2)
の構成を示す図。(実施例3)
の構成を示す図。(実施例4)
ルの断面図。(実施例5)
ルの上面図及び回路図。(実施例5)
ルの断面図。(実施例6)
ルの断面図。(実施例7)
を搭載した電子機器の概略の構成図。(実施例9)
工程を示す断面図。(従来例)
Claims (11)
- 【請求項1】 透光性基板上に半導体層、ゲート絶縁
膜、ゲート電極の順に積層された薄膜トランジスタの作
製方法において、 前記透光性基板上に半導体層を形成する工程と、 前記半導体層に接して絶縁膜を形成する工程と、 前記絶縁膜上に導電膜を形成する工程と、 前記導電膜をパターニングして前記導電膜でなるパター
ンを形成する工程と、 前記導電膜でなるパターンをマスクにしてドナー又はア
クセプタとなる不純物を前記半導体層に添加する工程
と、 前記導電膜でなるパターンを覆ってフォトレジストを塗
布する工程と、 前記透光性基板の裏面から照射した光によって前記フォ
トレジストを露光し、現像し、前記導電膜でなるパター
ンよりも幅の狭いフォトレジストパターンを形成する工
程と、 前記フォトレジストパターンをマスクにして前記導電膜
でなるパターンをパターニングし、前記ゲート電極を形
成する工程と、 を有することを特徴とする薄膜トランジスタの作製方
法。 - 【請求項2】 請求項1において、 前記ゲート電極を形成する工程以降に、前記ゲート電極
をマスクにしてドナー又はアクセプタとなる不純物を前
記半導体層に添加する工程を有することを特徴とする薄
膜トランジスタの作製方法。 - 【請求項3】 透光性基板上に半導体層、ゲート絶縁
膜、ゲート電極の順に積層された薄膜トランジスタの作
製方法において、 前記透光性基板上に半導体層を形成する工程と、 前記半導体層に接して絶縁膜を形成する工程と、 前記絶縁膜上に導電膜を形成する工程と、 前記導電膜をパターニングして、前記導電膜でなるパタ
ーンを形成する工程と、 前記導電膜でなるパターンをマスクにして、前記半導体
層にドナー又はアクセプタとなる不純物を添加する工程
と、 前記導電膜でなるパターンを覆ってフォトレジストを塗
布する工程と、 前記透光性基板の裏面から照射した光によって前記フォ
トレジストを露光し、現像し、前記導電膜でなるパター
ンよりも幅の狭いフォトレジストパターンを形成する工
程と、 前記フォトレジストパターンをマスクにして前記導電膜
でなるパターンをパターニングし、前記ゲート電極を形
成する工程と、 前記ゲート電極をマスクにして前記絶縁膜をパターニン
グする工程と、 前記ゲート電極をマスクにしてドナー又はアクセプタと
なる不純物を前記半導体層に添加する工程と、 を有することを特徴とする薄膜トランジスタの作製方
法。 - 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1項に記載の方
法で作製された薄膜トランジスタを画素マトリクス回路
のスイッチング素子に用いたことを特徴とするアクティ
ブマトリクス基板。 - 【請求項5】 請求項4に記載のアクティブマトリクス
基板を用いた液晶パネル。 - 【請求項6】 請求項4に記載のアクティブマトリクス
基板を用いたエレクトロルミネッセンスパネル。 - 【請求項7】 請求項5に記載の液晶パネルを表示部に
用いた電子機器。 - 【請求項8】 請求項6に記載のエレクトロルミネッセ
ンスパネルを表示部に用いた電子機器。 - 【請求項9】 透光性基板表面上に半導体層、ゲート絶
縁膜、ゲート電極の順に積層された薄膜トランジスタを
有するアクティブマトリクス基板の作製方法において、 前記透光性基板表面上に半導体層を形成する工程と、 前記半導体層に接して絶縁膜を形成する工程と、 前記絶縁膜上に導電膜を形成する工程と、 前記導電膜をパターニングして前記導電膜でなるパター
ンを形成する工程と、 前記導電膜でなるパターンをマスクにしてドナー又はア
クセプタとなる不純物を前記半導体層に添加する工程
と、 前記導電膜でなるパターンを覆ってフォトレジストを塗
布する工程と、 前記透光性基板の裏面から照射した光によって前記フォ
トレジストを露光し、現像し、前記導電膜でなるパター
ンよりも幅の狭いフォトレジストパターンを形成する工
程と、 前記フォトレジストパターンをマスクにして前記導電膜
でなるパターンをパターニングし、前記ゲート電極を形
成する工程と、 を有することを特徴とするアクティブマトリクス基板の
作製方法。 - 【請求項10】 請求項9において、 前記ゲート電極を形成する工程以降に、前記ゲート電極
をマスクにしてドナー又はアクセプタとなる不純物を前
記半導体層に添加する工程を有することを特徴とするア
クティブマトリクス基板の作製方法。 - 【請求項11】 透光性基板上に半導体層、ゲート絶縁
膜、ゲート電極の順に積層された薄膜トランジスタを有
するアクティブマトリクス基板の作製方法において、 前記透光性基板上に半導体層を形成する工程と、 前記半導体層に接して絶縁膜を形成する工程と、 前記絶縁膜上に導電膜を形成する工程と、 前記導電膜をパターニングして前記導電膜でなるパター
ンを形成する工程と、 前記導電膜でなるパターンを覆ってフォトレジストを塗
布する工程と、 前記透光性基板の裏面から照射した光によって前記フォ
トレジストを露光し、現像し、前記導電膜でなるパター
ンよりも幅の狭いフォトレジストパターンを形成する工
程と、 前記フォトレジストパターンをマスクにして前記半導体
層にドナー又はアクセプタとなる不純物を添加する工程
と、 前記フォトレジストパターンをマスクにして前記パター
ンをパターニングし、前記ゲート電極を形成する工程
と、 前記ゲート電極をマスクにして前記絶縁膜をパターニン
グする工程と、 前記ゲート電極をマスクにして前記半導体層にドナー又
はアクセプタとなる不純物を添加する工程と、 を有することを特徴とするアクティブマトリクス基板の
作製方法。
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