JP2000221801A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2000221801A
JP2000221801A JP2759699A JP2759699A JP2000221801A JP 2000221801 A JP2000221801 A JP 2000221801A JP 2759699 A JP2759699 A JP 2759699A JP 2759699 A JP2759699 A JP 2759699A JP 2000221801 A JP2000221801 A JP 2000221801A
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toner
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JP2759699A
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English (en)
Inventor
Eiji Koba
英治 木場
Yuji Iwasaki
裕次 岩▲崎▼
Koji Umeno
幸司 梅野
Kokichi Kawamichi
幸吉 川路
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 転写効率を低下させず、転写材の搬送時にお
ける転写材搬送ベルトや転写材の貼り付きを防止し、搬
送精度の低下、印字ずれや印字の重なり、紙詰まり等の
発生を防止することの可能な画像形成装置を提供するこ
とを目的とする。 【解決手段】 トナー像9cを担持するトナー像担持体
3と、トナー像担持体3にトナー像9cを形成するトナ
ー像形成手段と、トナー像担持体3に対向して配設され
トナー像担持体3と対向する面に複数の開口部又は溝部
若しくはヘアラインが形設された転写板1’と、転写材
を転写板1’とトナー像担持体3との間に搬入搬出する
転写材搬送手段と、転写板1’上の転写材にトナー像担
持体3を押圧する押圧手段とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トナー像を転写材
の搬送方向と直交、又は平行する方向に転写材へ転写す
る転写方式の画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、レーザプリンタに代表されるよう
に、解像度に優れ画像を形成できるトナー方式の画像形
成装置が普及してきている。
【0003】このようなトナー方式の画像形成装置の中
でも、特願平7−328600に開示されたように、転
写材の搬送方向と直交する方向へトナー像担持体を移動
させ、1行程ずつ小刻みにトナー像の転写を行う直交転
写方式の画像形成装置は、その構成上、製品の小型化及
び低コスト化を推進するのに適している。
【0004】以下、このような直交転写方式の従来の画
像形成装置について説明する。
【0005】図3は従来の画像形成装置の要部断面図で
あり、図4は従来の画像形成装置の転写の工程を示す斜
視図であり、図5は従来の画像形成装置のトナー担持体
の変位の状態を示す模式図である。
【0006】図3乃至図5において、1は上面に転写材
を載置する転写板、2は転写板1上に載置され転写板1
上を搬送される転写材、3は転写板1の上方に配設され
表面が有機光導電性材料の層でコーティングされた絶縁
体(誘電体)の輪環状の感光体ベルトからなるトナー像
担持体、4は転写板1の一側部に転写材搬送方向Aに平
行に回転自在に軸支された支持ローラ、5は支持ローラ
4と反対側の転写板1の側部上方に支持ローラ4と平行
に回転自在に軸支され支軸位置が変位可能に配設された
変位ローラ、6は支持ローラ4及び変位ローラ5に平行
に両者の間に軸設された転写対向ローラである。トナー
像担持体3は支持ローラ4と変位ローラ5とに掛架され
ており、支持ローラ4及び変位ローラ5は、トナー像担
持体3の転写板1と対向する側のベルトが支持ローラ4
から変位ローラ5に移動する方向(以下、トナー像移動
方向Dと呼ぶ。)に回転される。また、転写対向ローラ
6は、転写板1の上面を輪転しながら転写板1の転写材
搬送方向Aに垂直な方向に移動可能に配設されている。
【0007】7はトナー像担持体3の上方に配設されト
ナー像担持体3の表面を帯電させる帯電手段、8は入力
される画像信号に基づきトナー像担持体3の表面にレー
ザー、LED、LCD等により照射される照射光8aを
照射しトナー像担持体3の表面に静電潜像を形成する露
光手段、9は支持ローラ4に隣接して配設されておりト
ナー像担持体3の輪外表面に形成された静電潜像にトナ
ーを付着させトナー像を形成する現像手段、9aは現像
手段9内に貯蓄されたトナー、9bはトナー像担持体3
上の静電潜像にトナーを押しつけることによりトナー9
aを付着させトナー像を形成する現像ローラ、9cは転
写板1の表面に形成されたトナー像である。
【0008】トナー像担持体3の表面に形成されたトナ
ー像9cは、支持ローラ4及び変位ローラ5の回転によ
るトナー像担持体3の循環とともに、トナー像移動方向
Dに搬送される。
【0009】トナー像担持体3は、少なくとも3つのロ
ーラ(支持ローラ4、変位ローラ5、転写対向ローラ
6)により支持されている。トナー像担持体3の転写材
2に対向する表面にトナー像9cが形成されると、転写
対向ローラ6は転写板1上を輪転し、転写材2にトナー
像9cを押しつけることにより現像手段9を転写材2に
転写する。このとき、変位ローラ5は、転写対向ローラ
6の動きに追従して変位し、転写対向ローラ6の移動に
よるトナー像担持体3の弛みをなくすように一直線上を
変位する。
【0010】例えば、図5に示すように、転写対向ロー
ラ6が左端Fから右端Gまで矢印Eで示すような方向
(以下、転写方向Eと呼ぶ。)に移動すると、変位ロー
ラ5は右端位置Hから左端位置Iまで移動する。トナー
像担持体3上へのトナー像9c形成時には、転写対向ロ
ーラ6の位置は左端Fの位置に固定されており、トナー
像担持体3は、実線で示したように、転写材2から離れ
宙に浮いた状態で保持され、支持ローラ4及び変位ロー
ラ5の回転により、トナー像9cがトナー像移動方向D
に搬送される。
【0011】10はトナー像担持体3の上方の変位ロー
ラ5付近に配設され変位ローラ5の表面の残留トナーを
クリーニングブレードやクリーニングブラシにより除去
し廃トナーとして回収することによりトナー像担持体3
の表面を物理的に清浄化するクリーニング手段、11は
トナー像担持体3の上方のクリーニング手段10の支持
ローラ4側に隣接して配設されクリーニング手段10に
より残留トナーを除去した後のトナー像担持体3の表面
に残留する負の電荷を中和することによりトナー像担持
体3の表面を電気的に清浄化する除電手段である。な
お、除電手段11は必ずしも必要なものではない。
【0012】12は上面に転写材2を載置し転写板1の
上部を摺動し転写材2を搬送する輪環状のベルトからな
る転写搬送ベルト、13は転写板1の給紙側に回転自在
に軸支された転写ベルト駆動ローラ、14は転写板1の
排紙側に回転自在に軸支された転写ベルト従動ローラで
ある。転写搬送ベルト12は、転写ベルト駆動ローラ1
3と転写ベルト従動ローラ14との間に掛架されてお
り、転写ベルト駆動ローラ13及び転写ベルト従動ロー
ラ14の回転により回転される。また、転写ベルト駆動
ローラ13と転写ベルト従動ローラ14との中間の転写
搬送ベルト12の輪環内に、上下に掛架された転写搬送
ベルト12の上側のベルトの内側に当接するように転写
板1が配設されており、転写搬送ベルト12は転写板1
の上面を摺動する。転写搬送ベルト12は、絶縁性の樹
脂、ゴム、布等が使用される。
【0013】以上のように構成された従来の画像形成装
置において、以下その動作について説明する。
【0014】まず、転写板1の上面に載置された転写材
2はトナー像担持体3の下方に搬送される。このとき、
支持ローラ4及び変位ローラ5が回転し、トナー像担持
体3がトナー像移動方向Dに回転する。帯電手段7の下
方を通過したトナー像担持体3の表面は帯電される。露
光手段8は、帯電されたトナー像担持体3の表面に、入
力される画像信号に基づき照射光8aを照射し、トナー
像担持体3の表面に静電潜像を形成する。現像手段9
は、静電潜像が形成されたトナー像担持体3の表面に、
トナー9aを現像ローラ9bにより押しつけ、トナー像
担持体3上にトナー像9cを形成する。トナー像担持体
3上に形成されたトナー像9cは、トナー像担持体3の
回転によりトナー像移動方向Dに搬送される。このよう
にして、トナー像担持体3の転写材2に対向する表面に
は、転写材2の幅だけトナー像9cが形成される。
【0015】トナー像担持体3の転写材2に対向する表
面に転写材2の幅だけトナー像9cが形成されると、支
持ローラ4及び変位ローラ5は回転を停止しトナー像担
持体3は静止する。その後、転写対向ローラ6によりト
ナー像9cが転写材2上へ転写される。
【0016】このとき、図5に示すように、転写材2の
搬送は一時的に中断され静止させる。そして、転写対向
ローラ6は、左端Fから右端Gまで輪転しながら移動
し、トナー像担持体3のトナー像9cが形成された部分
を、裏側から押圧することで転写材2上に擦りつけ転写
を行う。それと同時に、転写板1に正の電荷を印加し、
負に帯電したトナー像9cをトナー像担持体3の表面か
ら引き寄せ剥離させ、転写材2に転写させる。右端Gに
移動した転写対向ローラ6は、右端Gから左端Fの方向
へ、再度輪転しながら移動する。このとき、転写を終え
たトナー像担持体3の表面は、転写対向ローラ6の通過
と共に転写材2から逐次剥離していく。
【0017】以上の工程が終了すると、転写材2は転写
材搬送方向Aにトナー像担持体3の有効転写幅(トナー
像担持体3により転写材2に転写されるトナー像の幅)
だけ搬送される。また、転写が終了すると、支持ローラ
4及び変位ローラ5は再び回転し、上記工程による動作
を再び繰り返す。また、転写が終了したトナー像担持体
3の表面は、支持ローラ4及び変位ローラ5により清浄
化される。
【0018】以上の工程が繰り返された後、転写材2は
有効転写幅分ずつ断続的に定着手段(図示せず)側に送
られ、非接触定着が行われる。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の画像形成装置では、絶縁体(誘電体)で構成される
トナー担持体3と導電体又は半導電体で構成される転写
板1を用いてトナー担持体3に形成されたトナー像9c
を転写板1上の転写材2に転写した場合、転写搬送ベル
ト12が転写板9に貼り付き、転写ベルト駆動ローラ1
3により駆動されず転写材2が転写板1上を搬送されな
い場合や、搬送されても滑りが生じ制御どおりの位置に
搬送されない場合が生じ、搬送精度の低下、印字ずれや
印字の重なり、紙詰まり等が発生するという課題を有し
ていた。
【0020】また、転写搬送ベルト12と転写板1とを
少し離した状態とし、転写搬送ベルト12の転写板1へ
の吸着を防止するように構成すると、今度は転写効率が
低下するという課題を有していた。
【0021】本発明は上記従来の課題を解決するもの
で、転写効率を低下させず、転写材の搬送時における転
写材搬送ベルトや転写材の貼り付きを防止し、搬送精度
の低下、印字ずれや印字の重なり、紙詰まり等の発生を
防止することの可能な画像形成装置を提供することを目
的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の画像形成装置は、トナー像を担持するトナー
像担持体と、トナー像担持体にトナー像を形成するトナ
ー像形成手段と、トナー像担持体に対向して配設されト
ナー像担持体と対向する面に複数の開口部又は溝部若し
くはヘアライン等からなる張付防止手段を有する転写板
と、転写材を転写板とトナー像担持体との間に搬入搬出
する転写材搬送手段と、転写板上の転写材にトナー像担
持体を押圧する押圧手段と、を備えた構成より成る。
【0023】この構成により、転写効率を低下させず、
転写材の搬送時における転写材搬送ベルトや転写材の貼
り付きを防止し、搬送精度の低下、印字ずれや印字の重
なり、紙詰まり等の発生を防止することの可能な画像形
成装置を提供することができる。
【0024】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の画像形
成装置は、トナー像を担持するトナー像担持体と、トナ
ー像担持体にトナー像を形成するトナー像形成手段と、
トナー像担持体に対向して配設されトナー像担持体と対
向する面にトナー像担持体の貼り付きを防止する張付防
止手段を有する転写板と、転写材を転写板とトナー像担
持体との間に搬入搬出する転写材搬送手段と、転写板上
の転写材にトナー像担持体を押圧する押圧手段と、を備
えた構成としたものであり、この構成により、転写材又
は転写材搬送手段の転写板への静電気による吸着力が弱
められ、転写材搬送手段は弱い力で容易に転写材を搬送
することが可能となり、転写効率を低下させず、転写材
の搬送時における転写材搬送ベルトや転写材の貼り付き
を防止し、搬送精度の低下、印字ずれや印字の重なり、
紙詰まり等の発生を防止できるという作用が得られる。
【0025】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の画像形成装置であって、張付防止手段が、転写板上に
形成又は転写板に積層されるシート上に一定の間隔で形
設された複数の孔状開口部又は溝部若しくはヘアライン
からなることを特徴とする構成としたものであり、この
構成により、開口部又は溝部若しくはヘアラインは一定
の間隔で配列されているため、転写時に転写板に電圧を
印加した場合、転写板の上方には略均一の電界が形成さ
れ、これにより、トナー像を転写材上に転写させる際の
転写むらを防止することができ、上記転写時の転写効率
の低下も抑止することができるという作用が得られる。
【0026】ここで、張付防止手段は、転写板に直接形
成してもよく、又は、別途シートに形成し、該シートを
転写板に積層してもよい。この場合、該シートは交換自
在なので、転写板の汚損を防止できる。
【0027】請求項3に記載の発明は、請求項1又は2
に記載の画像形成装置であって、転写材搬送手段は、転
写板上を摺動する転写材搬送ベルトであることを特徴と
する構成としたものであり、この構成により、転写材搬
送ベルトの転写板への静電気による吸着力が弱められ、
転写材搬送手段は弱い力で容易に転写材を搬送すること
が可能となり、転写材を転写板上をスムーズに搬送する
ことができるという作用が得られる。
【0028】以下に本発明の一実施の形態について、図
面を参照しながら説明する。
【0029】(実施の形態1)図1(a)は本発明の実
施の形態1における画像形成装置の要部正面断面図であ
り、図1(b)は実施の形態1における画像形成装置の
要部側面断面図である。
【0030】図1(a)及び(b)において、2は転写
材、3はトナー像担持体、4は支持ローラ、5は変位ロ
ーラ、6は転写対向ローラ、7は帯電手段、8は露光手
段、8aは照射光、9は現像手段、9aはトナー、9b
は現像ローラ、9cはトナー像、10はクリーニング手
段、11は除電手段であり、これらは従来のものと同様
であるので同一の符号を付して説明を省略する。
【0031】1’は上面に複数の開口又は凹部を有して
おり上面に転写材を載置する転写板、21は上面に転写
材2を載置し転写板1’の上部を摺動し転写材2を搬送
する輪環状のベルトからなる転写搬送ベルト、22は転
写板1の給紙側に回転自在に軸支された転写ベルト駆動
ローラ、23は転写板1の排紙側に回転自在に軸支され
た転写ベルト従動ローラである。転写板1’は導電体又
は半導体により構成される。転写搬送ベルト21は、転
写ベルト駆動ローラ22と転写ベルト従動ローラ23と
の間に掛架されており、転写ベルト駆動ローラ22及び
転写ベルト従動ローラ23の回転により回転される。ま
た、転写ベルト駆動ローラ22と転写ベルト従動ローラ
23との中間の転写搬送ベルト21の輪環内に、上下に
掛架された転写搬送ベルト21の上側のベルトの内側に
当接するように転写板1’が配設されており、転写搬送
ベルト21は転写板1’の上面を摺動する。転写搬送ベ
ルト21は、絶縁性の樹脂、ゴム、布等が使用される。
また、転写板1’にはトナー像9cとは逆の極性の電圧
が印加されている。
【0032】図2(a)は図1の転写板の一例を示す斜
視図である。
【0033】図2(a)において、1’は転写板であ
り、図1と同様のものである。
【0034】31は転写板1’の上面(図1において転
写搬送ベルト21と接触する側の面)に互いの一定の間
隔で二次元的に配列された穴状の開口部である。開口部
31は一定の間隔で配列されているため、転写時に転写
板1’に電圧を印加した場合、転写板1’の上方には略
均一の電界が形成される。これにより、トナー像9cを
転写材2上に転写させる際の転写むらを防止することが
できる。また、上記転写時の転写効率の低下も抑止する
ことができる。尚、開口部31は必ずしも転写板1’を
貫通する穴である必要はなく、凹部であってもよい。
【0035】以上のように構成された本実施の形態の画
像形成装置について、以下その動作について説明する。
【0036】まず、転写材2は転写ベルト駆動ローラ2
2と帯電ローラ24との間を通り、転写搬送ベルト21
上に載置された状態で転写板1’の上まで搬送される。
転写ベルト駆動ローラ22は回転し、転写搬送ベルト2
1上の転写材2はトナー像担持体3の下方に搬送され
る。
【0037】この転写材2の搬送動作が終了した後、転
写動作に入る。このとき、転写板1’には、トナー像担
持体3上に担持されたトナー像9cを転写材2に転写す
るために、トナー像9cとは逆極性の電圧を印加する。
この状態で、図1(a)に示したように、転写対向ロー
ラ6を位置Lから位置Jを通り位置Kへ移動させ、折り
返し位置Kから位置Jを通り位置Lへ移動させる。この
とき、トナー像担持体3は転写材2の上面に押しつけら
れ、その際、トナー像は転写板1’の作る電場により転
写材2の上面に吸着され、転写材2の上面にトナー像9
cが転写される。
【0038】次いで、転写ベルト駆動ローラ22がモー
タ(図示せず)により回転され、それに伴い転写搬送ベ
ルト21が回転され、転写搬送ベルト21上に載置され
た転写材2は転写材搬送方向Aへ搬送される。このと
き、転写の際に転写板1’に印加された電圧により、転
写搬送ベルト21は転写板1’に静電吸着する。その吸
着力は、転写搬送ベルト21と転写板1’との接触面積
に略比例する。しかしながら、転写板1’の上面には多
数の開口部31が形設されており、転写搬送ベルト21
と転写板1’との接触面積も小さいため、上記静電吸着
の吸着力は弱く、転写搬送ベルト21をスムーズに回転
させることができる。
【0039】以下の動作については、従来のものと同様
のため、説明は省略する。
【0040】尚、本実施の形態において、トナー像担持
体3は表面が有機光導電性材料の層でコーティングされ
た輪環状の感光体ベルトとしたが、トナー像担持体3は
感光体ベルトに限られたものではなく、また、トナー像
の形成手段も露光によるものに限られるものではない。
【0041】例えば、熱源によりトナー像担持体3上に
静電潜像を形成し現像することによりトナー像を形成す
るようにしてもよく、更に、トナー像担持体3にトナー
をベタ塗りにして、画像信号に従ってトナー像担持体3
上のトナーをエアジェットで吹き飛ばし、あたかも版画
を彫るようにしてトナー像を形成するようにしてもよ
い。
【0042】図2(b)は図1の転写板の他の一例を示
す斜視図である。
【0043】図2(b)において、1’は転写板であ
り、図1と同様のものである。
【0044】32は転写板1’の上面(図1において転
写搬送ベルト21と接触する側の面)に格子状に形設さ
れた溝部である。各溝部32は、一定の間隔で整列して
形設されており、これにより、転写板1’に電圧を印加
した場合、転写板1’の上方に作られる電界は略均一と
なる。また、溝部32を形設したことにより、転写搬送
ベルト21と転写板1’との接触面積を小さくすること
ができる。従って、転写板1’を上記図2(a)のよう
に構成した場合と同様の作用効果を得ることができる。
【0045】尚、溝部32の代わりにヘアラインを形成
しても同様の効果を得ることができる。
【0046】
【発明の効果】以上のように、本発明の画像形成装置に
よれば、以下のような有利な効果が得られる。
【0047】請求項1に記載の発明によれば、転写材搬
送手段は弱い力で容易に転写材を搬送することが可能と
なり、転写効率を低下させず、転写材の搬送時における
転写材搬送ベルトや転写材の貼り付きを防止し、搬送精
度の低下、印字ずれや印字の重なり、紙詰まり等の発生
を防止することの可能な画像形成装置を提供することが
できる。
【0048】請求項2に記載の発明によれば、トナー像
を転写材上に転写させる際の転写むらを防止することが
でき、上記転写時の転写効率の低下も抑止することが可
能な画像形成装置を提供することができる。
【0049】請求項3に記載の発明によれば、転写材搬
送ベルトの転写板への静電気による吸着力が弱められ、
転写材搬送手段は弱い力で容易に転写材を搬送すること
が可能となり、転写材を転写板上をスムーズに搬送する
ことが可能な画像形成装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)本発明の実施の形態1における画像形成
装置の要部正面断面図 (b)実施の形態1における画像形成装置の要部側面断
面図
【図2】(a)図1の転写板の一例を示す斜視図 (b)図1の転写板の他の一例を示す斜視図
【図3】従来の画像形成装置の要部断面図
【図4】従来の画像形成装置の転写の工程を示す斜視図
【図5】従来の画像形成装置のトナー担持体の変位の状
態を示す模式図
【符号の説明】
1、1’ 転写板 2 転写材 3 トナー像担持体 4 支持ローラ 5 変位ローラ 6 転写対向ローラ 7 帯電手段 8 露光手段 8a 照射光 9 現像手段 9a トナー 9b 現像ローラ 9c トナー像 10 クリーニング手段 11 除電手段 12、21 転写搬送ベルト 13、22 転写ベルト駆動ローラ 14、23 転写ベルト従動ローラ 31 開口部 32 溝部
フロントページの続き (72)発明者 梅野 幸司 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 川路 幸吉 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 2H032 AA05 AA14 BA01 BA18 BA23 CA12

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】トナー像を担持するトナー像担持体と、前
    記トナー像担持体に前記トナー像を形成するトナー像形
    成手段と、前記トナー像担持体に対向して配設され前記
    トナー像担持体と対向する面に前記トナー像担持体の貼
    り付きを防止する張付防止手段を有する転写板と、転写
    材を前記転写板と前記トナー像担持体との間に搬入搬出
    する転写材搬送手段と、前記転写板上の前記転写材に前
    記トナー像担持体を押圧する押圧手段と、を備えたこと
    を特徴とした画像形成装置。
  2. 【請求項2】前記張付防止手段が、前記転写板上に形成
    又は前記転写板に積層されるシート上に一定の間隔で形
    設された複数の孔状開口部又は溝部若しくはヘアライン
    からなることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装
    置。
  3. 【請求項3】前記転写材搬送手段は、前記転写板上を摺
    動する転写材搬送ベルトであることを特徴とする請求項
    1又は2に記載の画像形成装置。
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