JP2000221791A - 湿式電子写真装置 - Google Patents

湿式電子写真装置

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JP2000221791A JP11026960A JP2696099A JP2000221791A JP 2000221791 A JP2000221791 A JP 2000221791A JP 11026960 A JP11026960 A JP 11026960A JP 2696099 A JP2696099 A JP 2696099A JP 2000221791 A JP2000221791 A JP 2000221791A
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茂紀 上杉
Satoru Moto
悟 本
Masanao Takahata
昌尚 高畠
Motoharu Ichida
元治 市田
Shigeji Okano
茂治 岡野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、中間転写体の加熱が感光体に影響
せず、それ故、感光特性の劣化を生じることがなく、ま
た、キャリア除去によって、或いは中間転写体上でのト
ナー画像の重ね合わせ時、トナー画像を乱し画質劣化を
生じることのない新たな湿式電子写真装置を提供するこ
とを目的とする。 【解決手段】 本発明の中間転写体は、中間転写ベルト
24から構成される。中間転写ベルト24は、感光体1
0に当接した後の位置において過剰のキャリア及びプリ
ウエット液を除去するためのキャリア除去ローラ18
と、印刷媒体に溶融転写を行う前の位置で該中間転写ベ
ルト24上のトナー画像を加熱溶融するための加熱ロー
ラ25と、感光体に当接する前の位置でトナー画像を冷
却するための冷却ローラ23とを備えている。このよう
にして、中間転写ベルト24の一回転の中で加熱しかつ
冷却するサイクルが成り立っている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、不揮発性を示す高
粘度で高濃度の液体トナーを用いる湿式電子写真装置に
関し、特に、中間転写体上においてトナー画像を乱すこ
となく、キャリアを除去し、かつ複数色のトナー画像を
重ね合わせることのできる湿式電子写真装置に関する。
【0002】
【従来の技術】感光体(ドラム)に静電潜像を生成し、
それにトナー粒子を付着させて、紙などに転写して定着
する電子写真装置では、粉体トナーを用いる乾式のもの
が広く用いられている。しかし、粉体トナーは、トナー
が飛散するという問題点があるとともに、トナー粒子が
7〜10μmと大きいことから解像度が悪いという問題
点がある。
【0003】そこで、高い解像度が必要となる場合に
は、液体トナーを用いる湿式のものが用いられる。液体
トナーは、トナー粒子が1μm程度と小さいとともに、
帯電量が大きいことでトナー画像の乱れが起きにくく、
高い解像度を実現できるからである。
【0004】従来の湿式の電子写真装置では、現像液と
して、有機溶剤にトナー粒子を1〜2%の割合で混ぜた
低粘度の液体トナーを用いていた。しかしながら、この
ような現像液は、人体に危害を与える有機溶剤を用いる
とともに、トナー粒子濃度が低いことでそれを大量に用
いることから、環境問題を引き起こすという大きな問題
点をかかえていた。
【0005】このようなことを背景にして、国際公開番
号「WO95/08792」で、シリコーンオイルなど
に高濃度のトナー粒子を分散させることで構成される高
粘度で高濃度の現像液を用いる湿式の電子写真装置の発
明が開示された。この液体トナーを用いると、人体に危
害を与えるという問題点が発生しないとともに、トナー
粒子濃度が高いことから、大量の現像液を使用しないで
済むという利点がある。
【0006】一方、感光体の静電潜像に付着されるトナ
ー粒子を印刷媒体に定着させる方法として、中間転写体
を用いずに、感光体に付着されるトナー粒子を直接印刷
媒体に転写させるという方法もあるが、中間転写体を使
って、感光体に付着されるトナー粒子を中間転写体に静
電転写させ、その中間転写体を加熱することでそのトナ
ー粒子を溶融させて印刷媒体に粘着転写し、定着させる
ことが行われている。この方法は、印刷媒体を1回だけ
中間転写体の所を通過させればよいという長所があり、
カラー画像を扱うときに広く用いられている。
【0007】従来、一般的電子写真装置において中間転
写体を用いて印刷媒体へ転写及び定着するには、 1.中間転写体から印刷媒体へのトナー画像の静電転写 2.定着ユニットによる熱圧力定着 の2ステップで行うのが一般的であった。しかし、高品
質な画像を得るために画像に対する接触回数を減らした
い、シンプルな構造にしたいなどの要望から、転写と同
時に定着してしまう溶融転写方式という考えがあった。
これは、中間転写体から印刷媒体へ溶融したトナー画像
を転写して定着させることで、転写と定着を一度に行う
ものである。
【0008】図14は、高粘度で高濃度の現像液を用い
る湿式の電子写真装置の従来の構成を示している。この
ような湿式の電子写真装置に、この溶融転写方式を適用
する場合、そのプロセスは以下の流れになる。
【0009】1.一次転写:感光体10から中間転写体1
5へのトナー画像の静電転写 2.キャリア除去:キャリア除去ローラ18によるキャリ
アオイル及びプリウエットオイルの除去 3.加熱溶融:中間転写体内部の熱源によるトナーの加熱
溶融 4.溶融転写:溶融状態のトナーの中間転写体15から印
刷媒体への粘着力による転写 5.クリーニング:中間転写体上の残留トナーのクリーニ
ング カラー印刷、例えば、イエロー、マゼンタ、シアン、ブ
ラックトナーの印刷の場合は、上記1から3を、4回繰
り返し、トナー画像の重ね合わせをした後に、上記4,
5のプロセスを行う。
【0010】このような構成では、以下のことが問題と
なっている。
【0011】・中間転写体15が常時加熱されているた
め、感光体10が加熱され、感光特性劣化が生じる。
【0012】・キャリア除去時において、トナー画像は
加熱溶融状態になっているため、キャリア除去ローラ1
8への粘着力により、トナー画像が乱れ、画質劣化が生
じる。
【0013】・トナー画像の重ね合わせ時、既に静電転
写されたトナー画像は加熱溶融状態にあり、感光体との
接触の際、画像が乱れ画質劣化が生じる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、かかる事情
に鑑みてなされたものであって、不揮発性を示す高粘度
で高濃度の液体トナーを用いる構成を採るときにあっ
て、中間転写体の加熱が感光体に影響せず、それ故、感
光特性の劣化を生じることのない新たな湿式電子写真装
置を提供することを目的とする。
【0015】また、本発明は、キャリア除去によって、
トナー画像を乱し画質劣化を生じることのない新たな湿
式電子写真装置を提供することを目的とする。
【0016】また、本発明は、中間転写体上でのトナー
画像の重ね合わせ時、既に静電転写されているトナー画
質を乱し画質劣化を生じることのない新たな湿式電子写
真装置を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明の画像支持体、即
ち、感光体10は、帯電装置11により帯電させられた
後、露光装置12によって露光されて、静電潜像が形成
される。プリウエット装置13は、シリコーンオイル等
から成るプリウエットオイルを感光体10の表面に塗布
する。
【0018】現像装置14は、イエロー/マゼンタ/シ
アン/ブラックに対応付けて設けられ、不揮発性を示す
高粘度で高濃度の液体トナーを液体現像液として用い
る。この現像液の供給は、正に帯電しているそのトナー
を感光体10との間の電界に従って、感光体10に供給
することで、帯電されている感光体10の露光又は非露
光部分にトナー粒子を付着させる。
【0019】中間転写ベルト24は、バイアスされて、
感光体10との間の電界に従って、感光体10に付着さ
れたトナーを、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック
の順に転写する。この中間転写ベルト24に当接しつつ
回転して、印刷媒体を加熱ローラ25と共に中間転写ベ
ルト24に加圧しながら搬送するバックアップローラ2
0とが備えられる。このように、本発明の中間転写体
は、中間転写ベルト24から構成される。
【0020】この中間転写ベルト24は、感光体10に
当接した後の位置において過剰のキャリア及びプリウエ
ット液を除去するためのキャリア除去ローラ18と、印
刷媒体に溶融転写を行う前の位置で該中間転写ベルト2
4上のトナー画像を加熱溶融するための加熱手段(加熱
ローラ25)と、感光体に当接する前の位置でトナー画
像を冷却するための冷却手段(冷却ローラ23)とを備
えている。このようにして、中間転写ベルト24の一回
転の中で加熱しかつ冷却するサイクルが成り立ってい
る。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、実施の形態に従って本発明
を詳細に説明する。なお、本発明は、不揮発性を示す高
粘度で高濃度の液体トナーを液体現像液として用いるも
のであるが、液体トナーは、液体キャリア(オイル)中
に熱可塑性樹脂と顔料などのトナー粒子を分散させたも
のである。
【0022】図1に、本発明を具備する湿式電子写真装
置の全体構成を図示する。この図に示すように、本発明
の湿式電子写真装置は、感光体10と、帯電装置11
と、露光装置12と、プリウエット装置13と、現像装
置14と、中間転写体(中間転写ベルト24)及びその
駆動機構と、ブレード16と、除電装置17と、バック
アップローラ20とを備える。帯電装置11は、感光体
10を約700Vに帯電させる。露光装置12は、78
0nmの波長を持つレーザ光を使って感光体10を露光
することで、露光部分の電位が約100Vとなる静電潜
像を感光体10に形成する。
【0023】プリウエット装置13は、2.5 cSt〜2
0cSt程度の粘度を持つシリコーンオイルを4〜5μ
mの厚さで感光体10の表面に塗布する。ここで、プリ
ウエット装置13は、露光装置12により実行される露
光処理の前でプリウエット処理を実行することもある
が、露光処理の後でプリウエット処理を実行することも
ある。
【0024】現像装置14は、イエロー/マゼンタ/シ
アン/ブラックに対応付けて設けられ、約400Vにバ
イアスされて、トナー粘度が400〜4000mPa・
Sで、キャリア粘度が20cStを持つ液体トナーを、
複数のアプリケータローラを使ってトナー溜まりから薄
く延ばしながら搬送していくことで現像ローラに2〜3
μmの厚さのトナー層を形成する。現像ローラは、感光
体10との間の電界に従って、正に帯電しているそのト
ナー粒子を感光体10に供給することで、約100Vに
帯電される感光体10の露光部分あるいは未露光部分に
トナー粒子を付着させる。その際、プリウエット装置1
3の塗布するプリウエット層に従って、感光体10の非
露光部分に、トナー粒子が付着されることが防止できる
ようになる。
【0025】ブレード16は、感光体10に残存するト
ナーやプリウエット液を取り除く。除電装置17は、感
光体10を除電する。
【0026】中間転写ベルト24は、約−500Vにバ
イアスされて、感光体10との間の電界に従って、感光
体10に付着されたトナー粒子を転写する。4つの色の
トナー粒子がそれぞれ、感光体10から、中間転写ベル
ト24に、全部で4回の転写をする。例えば、先ず最初
に、感光体10に付着されるイエローのトナー粒子を転
写し、続いて、感光体10に付着されるマゼンタのトナ
ー粒子を転写し、続いて、感光体10に付着されるシア
ンのトナー粒子を転写し、続いて、感光体10に付着さ
れるブラックのトナー粒子を転写することになる。その
後、中間転写ベルト24に転写されたトナー粒子は加熱
され、かつ、紙などの印刷媒体に1回で溶融転写され
る。このとき、バックアップローラ20は、溶融された
トナー粒子を印刷用紙等の媒体に定着させるように加熱
ローラ25に当接して加圧する。
【0027】本発明の中間転写ベルト24は、複数のテ
ンションローラ26,27,加熱機構を有する加熱ロー
ラ25,及び冷却ローラ23の上に巻き掛けられてい
る。中間転写ベルト24の駆動は、いずれのローラによ
っても可能であるが、例えば、加熱ローラ25に駆動機
構を備えることができる。この加熱ローラ25は、内部
に有するハロゲンランプ等の熱源により加熱することの
できるアルミローラによって構成することができる。中
間転写ベルト24の感光体10との当接位置と、加熱ロ
ーラ25との間において、中間転写ベルト24の表面に
当接するキャリア除去ローラ18が設けられている。キ
ャリア除去ローラ18は、例えば、+3KVにバイアス
されて、過剰なキャリアだけでなく、プリウエット液も
除去する。
【0028】中間転写ベルト24の内側からキャリア除
去ローラ18に対抗して当接する導電ローラ19を設け
ることができる。この導電ローラ19を接地すること
で、キャリア除去ローラ18とこの導電ローラ19の中
間転写ベルト24を介した接触面にのみキャリア除去ロ
ーラ18による電界が形成されるため、静電転写、溶融
転写といった他のプロセスに対して電気的な影響を与え
ることなくキャリア除去ローラ18にバイアスを印加す
ることができる。また、このキャリア除去ローラ18と
導電ローラ19は、図13に示すように、それぞれロー
ラの両端にローラ径にほぼ等しいスペーサを有すること
ができ、このスペーサ同士で両ローラは位置決めされ
る。そして、両ローラは、ギアにより契合され、プロセ
ス速度に等しい速さで駆動される。これによって、キャ
リア除去ローラ18は中間転写ベルト24に対して安定
した接触が得られ、画像を乱すことがないキャリア除去
が可能となる。
【0029】本発明の中間転写ベルト24は、例えば、
その加熱機構(加熱ローラ25)により中間転写ベルト
表面を150℃に加熱する一方、冷却装置(例えば冷却
ローラ)の有する冷却機能により中間転写ベルト24
は、40℃にまで冷却するようなサイクルが繰り返され
る。
【0030】図2は、本発明の中間転写ベルト24の中
間転写プロセスを例示する図である。
【0031】ステップST1 :感光体10から中間転写ベ
ルト24上にトナー画像が静電転写される。
【0032】ステップST2 :トナーと同極性に帯電した
キャリア除去ローラ18によってキャリアやプリウエッ
トが除去され、同時にトナー画像は電気的に凝集させら
れる。
【0033】ステップST3 :加熱ローラ25へのベルト
巻き掛け部分で、ベルトを介してトナー画像は加熱溶融
される。ベルトが加熱ローラ25に接してから印刷媒体
と接触するまでにトナーが溶融状態になっている。
【0034】ステップST4 :2色以上のカラー印刷の場
合、全ての色について、完了したか否かが判断され、全
て完了の時は、ステップST6 に進み、さもなければ、ス
テップST5 に進む。
【0035】ステップST5 :中間転写ベルト24はトナ
ー画像ごと冷却装置によって冷却される。溶融したトナ
ーは一体化した状態で凝固し、残存キャリア分はトナー
画像の上に浮き出た状態になっている。
【0036】この冷却された状態で、次のトナー画像の
静電転写のために、ステップST1 に戻り、重ね合わせが
行われる。このとき、先のトナー画像は凝固しているた
め、画像の乱れは生じない。
【0037】そして、同様に、ステップST2 で、先のト
ナーの浮き上がったキャリアと、次のトナーのキャリア
がキャリア除去ローラ18によって除去される。
【0038】ステップST6 :以上のステップを全色につ
いて繰り返した後、バックアップローラ20が接触し、
溶融転写が行われる。
【0039】図1に示すように、冷却装置として用いら
れる冷却ローラ23は、例えばアルミ等の熱伝導性の高
い材料をパイプ状に構成したものを用いることができ
る。また、図3に示すように、パイプ内の空気を吐き出
すための空冷ファン31を備えて、冷却効果を高めるこ
とができる。或いは、パイプ状構成内部に冷却水を循環
させることにより冷却効果を高めることができる。
【0040】また、図4に示すように、パイプ状構成の
内面に冷却フィン32を備えて、冷却ローラの放熱効果
を高めることができる。さらに、この冷却フィン32を
らせん状にすることにより、冷却ローラが回転すること
で空気の流れをつくり、空気冷却能力を高めることがで
きる。
【0041】さらに、冷却ファンを用いて、冷却ローラ
23の外面のベルトの巻き掛けしていない部分を冷却す
ることができる。或いは、図5に示すように、冷却ファ
ン33により、直接中間転写ベルト24を冷却すること
ができる。
【0042】図6は、本発明において用いられる中間転
写ベルト24の構成を例示している。
【0043】中間転写ベルトには、 ・ベルトの熱膨張や軟化による画像の変形を防ぐ、耐熱
性、低熱膨張率 ・ベルト駆動負荷に耐え得る強度 ・電気特性やトナーの剥離特性 といった特性が要求される。これらの特性を満たした中
間転写ベルトとして、導電性の樹脂ベルトにフッ素系の
導電性の表面コートをしたもの、例えば、図6に示すよ
うに、50μm の厚さの導電性ポリイミドに、20μm
の厚さの導電性のPTFEをコートしたものを用いるこ
とができる。このように薄いベルトを用いるのは、中間
転写ベルトの熱容量を小さくして、加熱〜冷却サイクル
を効率良く行うためである。
【0044】図7は、加熱ローラ25に対するベルト接
触時間と、ベルト表面温度との関係を示す図である。加
熱ローラ25による中間転写ベルト24の加熱は、加熱
ローラの発熱量を抑え効率的に加熱を行う必要があり、
また、安定した加熱温度を得る必要がある。これは、中
間転写ベルトと加熱ローラとの巻き掛け量を、ベルト表
面温度が飽和するまで、十分にとることによって達成で
きる。
【0045】例えば、ベルト温度を120℃に設定した
い場合、ヒータ温度を十分に高くし(例えば200
℃)、ベルトと加熱ローラの接触時間を制御することで
も得られるが、ヒータの発熱量は非効率的であり、また
加熱温度も初期温度や環境温度に左右され、不安定とな
る。図7に示すように、40μm のベルトの場合であれ
ば、加熱ローラとの巻き掛け時間を60ms以上にする
ことで、或いは75μm のベルトの場合であれば、12
0ms以上にすることで、ベルト温度は飽和状態とな
り、効率的かつ安定なベルト温度を得られる。
【0046】図8は、加熱後に冷却をしてからキャリア
除去をする通常のシーケンスを示す図である。c、m、
y、kは、それぞれ、シアン、マゼンタ、イエロー、ブ
ラックを示している。これら4つの色のトナーが、順
次、感光体から中間転写ベルトに一次転写され、加熱溶
融され、冷却される。キャリア除去は、図1から理解で
きるように、一次転写後、加熱溶融される前に行われ
る。最初のキャリア除去は、シアントナーが一次転写し
た後に行われる。このシアントナーは、続いて、加熱溶
融され、そして冷却される。そして、この上に、マゼン
タトナーが重ね合わされる。第2回目のキャリア除去
は、この状態で行われ、以下、同様に処理される。最後
の色であるブラックトナーが加熱溶融された後、再度、
冷却し、かつキャリア除去するために、中間転写ベルト
はさらに一周する。そして、最後のキャリア除去した
後、5回目の加熱溶融をすると同時に、印刷媒体に転写
される。このように、4色のトナーに対して、中間転写
ベルトは5周することになる。
【0047】図9は、図8と同様な図であるが、最終ト
ナー像に対する冷却及びキャリア除去を省略したもので
ある。最後の色であるブラックトナーが重ね合わせら
れ、その状態でキャリア除去され、加熱溶融された後、
通常行われる冷却及びキャリア除去を省略して、直ちに
印刷媒体に転写するものである。この最後の加熱溶融及
びキャリア除去の省略は、印刷媒体の種類に応じて行う
ことができる。印刷媒体が、キャリア吸収性の良いもの
であれば、例えばユーザ選択によって省略することがで
きる。或いは、特に吸収性の悪いOHP用のポリエステ
ル等の印刷媒体に対しては、さらに、もう一周或いはそ
れ以上サイクルさせて、冷却し、キャリア除去をさせる
ことができる。
【0048】また、この最後の加熱溶融及びキャリア除
去の省略は、印字内容の種類に応じて行うことができ
る。印字デューティの大小に応じて、或いは画像データ
とテキストデータのいずれであるのか応じて、決定する
ことができ、例えば、印字デューティが大きいか、写真
又は画像の場合は、省略しないようにすることができ
る。
【0049】例えば、中間転写ベルト24の周長が50
0mmで250mm/secのプロセス速度を有してい
る場合、4色共に加熱冷却後キャリア除去を行った場
合、連続印字シーケンスでは10sec/paper、
即ち、6ppmとなる。4色目のキャリア除去を省略し
た場合は8sec/paper、即ち7.5ppmの印
字速度で制御することができる。
【0050】最後の色であるブラックトナーが重ね合わ
せられ、加熱溶融された後に、さらにサイクルさせる場
合、これは、冷却し、かつキャリア除去のために行うも
のであって、感光体からの一次転写は行われない。この
間、中間転写ベルト24と感光体10の接触を退避させ
る機構を備えることができる。これは、例えば、図1の
テンションローラ27を、図中下方に移動させることに
より行うことができる。これによって、感光体の熱劣化
と画像への感光体の接触による乱れを防ぐことができ
る。
【0051】上記のように、感光体からの一次転写を行
うことなく、サイクルさせている間、感光体10をコロ
ナ帯電等により帯電状態にして、キャリア除去ローラ1
8と同様に機能させることにより感光体10によっても
中間転写ベルト24上の過剰なキャリアを除去すること
ができると共に、感光体10との接触による画像の劣化
を最小限にすることができる。
【0052】加熱温度或いは冷却温度が安定していない
と、溶融転写の品質を維持することができない。このた
め、最初の印刷をする前の印字前動作として、中間転写
ベルト24は加熱冷却サイクルで駆動される。例えば、
サーミスタを用いて中間転写ベルト24の温度を測定す
ることにより、加熱後温度、又は冷却後温度、或いはそ
の両方を管理して、所定の温度になった後に、最初の一
枚目を印刷することにより、毎回の印刷の溶融転写の品
質を安定に維持することができる。
【0053】前述のように、本発明の装置は、中間転写
ベルト24の回転毎に冷却サイクルを持つため、モノク
ロ印刷でも感光体10への熱負荷は通常のフルカラー印
刷と同じである。それ故、中間転写ベルト24の一回転
のサイクル中で、前半と後半を分けて現像器を切り替え
ることが可能なプロセスを持つことで、感光体10への
熱劣化を最小限に抑えながら、中間転写ベルト24のサ
イズの半分の大きさの媒体への印刷時に、中間転写ベル
ト24の前半、後半の片方をモノクロ印刷として、そち
ら側だけは一回の現像で印刷媒体までの転写を行い、も
う片側でフルカラー印刷を行いながら、モノクロの印刷
を4枚作成することができる。
【0054】図10は、フルサイズの印刷媒体に対する
通常のフルカラー印刷のシーケンスを例示する図であ
る。シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの順に、感
光体が露光され、現像され、中間転写ベルト24に一次
転写され、そして、全ての色が重ね合わせられた後、印
刷媒体に転写されることを示している。
【0055】図11は、中間転写ベルト24のサイズの
半分の大きさの媒体に対して、前半にフルカラーの印刷
を行う一方、その後半部分で、4枚のモノクロ印刷を混
在して行うシーケンスを示している。これによって、フ
ルカラーの印刷物が7.5ppm、モノクロが30pp
mで印刷可能となる。
【0056】本発明の装置は、このように混在印刷が可
能であるので、カラーページとモノクロページが混在す
る印刷命令を受けた場合、最速な印刷を行うように印刷
の順序を入れ替えることができる。例えば、モノクロの
印刷物とカラーの印刷物を分けて、どちらかからまとめ
て印刷することができるし、或いは、モノクロ4ページ
とカラー1ページにまとめて印刷することができる。
【0057】半分のサイズの印刷媒体に対する印刷要求
が奇数枚の場合、端数となる1枚のみの印字シーケンス
では、現像領域のみでなくプリウエットの塗布領域も印
字画像領域のみとすることにより、プリウエットの消費
を抑制することができる。
【0058】中間転写ベルト24上の重ね合わせ基準位
置を、前半と後半の2つの領域に対してそれぞれ持ち、
重ね合わせの精度をそれぞれの画像において別々に管理
することができる。この基準位置は、中間転写ベルト2
4に切り欠き、光反射性のマーキング、凸部等を備えて
センサーで検出することができる。
【0059】図12は、フルカラーとワンポイントカラ
ーの混在印刷のシーケンスを例示する図である。中間転
写ベルト24のサイズの半分の大きさの媒体に対して、
前半と後半の片方が、シアン、マゼンタ、イエローのい
ずれかのトナーでのワンポイントカラー印刷物であった
場合、フルカラー画像をもう一方の領域で印刷しながら
中間転写ベルト24を2回転で1枚ずつ、ワンポイント
カラー印刷物を印字することができる。図示の例では、
その前半部分で、c、m、y、kのフルカラー印刷を行
う一方、その後半部分で、c、kと、c、kの2枚のワ
ンポイントカラー印刷が行われている。
【0060】
【発明の効果】本発明は、不揮発性を示す高粘度で高濃
度の液体トナーを液体現像液として用いる湿式電子写真
装置において、中間転写ベルトに、キャリア除去手段
と、中間転写ベルト上のトナー画像を加熱溶融するため
の加熱手段と、トナー画像を冷却するための冷却手段と
を備え、中間転写ベルト一回転の中で加熱しかつ冷却す
るサイクルが成り立つように構成したことにより、中間
転写体(ベルト)の加熱が感光体に影響せず、それ故、
感光特性の劣化を生じることがない。
【0061】また、本発明は、キャリア除去によって、
トナー画像を乱し画質劣化を生じることがない。
【0062】さらに、本発明は、中間転写体上でのトナ
ー画像の重ね合わせ時、既に静電転写されているトナー
画質を乱し画質劣化を生じることがないという効果を生
じる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の湿式電子写真装置の全体構成図であ
る。
【図2】本発明の中間転写ベルトの中間転写プロセスを
例示する図である。
【図3】中間転写ベルトの冷却構成を例示する図であ
る。
【図4】中間転写ベルトの冷却構成を例示する別の図で
ある。
【図5】中間転写ベルトの冷却構成を例示するさらに別
の図である。
【図6】本発明において用いられる中間転写ベルトの構
成を例示する図である。
【図7】加熱ローラに対するベルト接触時間と、ベルト
表面温度との関係を示す図である。
【図8】加熱後に冷却をしてからキャリア除去をする通
常のシーケンスを示す図である。
【図9】図8と同様な図であるが、最終トナー像に対す
る冷却及びキャリア除去を省略したものである。
【図10】フルサイズの印刷媒体に対する通常のフルカ
ラー印刷のシーケンスを例示する図である。
【図11】中間転写ベルトのサイズの半分の大きさの媒
体に対して、フルカラーの印刷と4枚のモノクロ印刷を
混在して行うシーケンスを例示する図である。
【図12】フルカラーとワンポイントカラーの混在印刷
のシーケンスを例示する図である。
【図13】キャリア除去ローラに対抗して当接する導電
ローラの配置を例示する図である。
【図14】高粘度で高濃度の現像液を用いる湿式の電子
写真装置の従来の構成を示す図である。
【符号の説明】
10 感光体(ドラム) 11 帯電装置 12 露光装置 13 プリウエット装置 14 現像装置 15 中間転写体(ローラ) 16 ブレード 17 除電装置 18 キャリア除去ローラ 19 導電ローラ 20 バックアップローラ 23 冷却ローラ 24 中間転写ベルト 25 加熱ローラ 26 テンションローラ 27 テンションローラ 31 空冷ファン 32 冷却フィン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 上杉 茂紀 石川県河北郡宇ノ気町字宇野気ヌ98番地の 2 株式会社ピーエフユー内 (72)発明者 本 悟 石川県河北郡宇ノ気町字宇野気ヌ98番地の 2 株式会社ピーエフユー内 (72)発明者 高畠 昌尚 石川県河北郡宇ノ気町字宇野気ヌ98番地の 2 株式会社ピーエフユー内 (72)発明者 市田 元治 石川県河北郡宇ノ気町字宇野気ヌ98番地の 2 株式会社ピーエフユー内 (72)発明者 岡野 茂治 石川県河北郡宇ノ気町字宇野気ヌ98番地の 2 株式会社ピーエフユー内 (72)発明者 竹田 靖一 石川県河北郡宇ノ気町字宇野気ヌ98番地の 2 株式会社ピーエフユー内 Fターム(参考) 2H030 AD17 BB02 BB24 BB42 BB61 2H032 AA05 AA14 AA15 BA04 BA09 BA21 BA23 BA30 CA02 CA13 2H033 AA20 AA41 AA48 BA25 BA29 BA49 BB01 BB18 BB28 BE09 2H074 AA03 AA41 BB50 EE07

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】不揮発性を示す高粘度で高濃度の液体トナ
    ーを液体現像液として用い、かつ、 静電潜像の形成される画像支持体と、該画像支持体に接
    触して画像支持体にトナー粒子を付着する現像手段と、
    前記画像支持体に付着するトナー粒子を、該画像支持体
    との間に生成される電界に応じて転写する中間転写体
    と、該中間転写体に当接しつつ回転して、印刷媒体を該
    中間転写体に加圧しながら搬送するバックアップローラ
    とを備える湿式電子写真装置において、 前記中間転写体は、中間転写ベルトから成り、 該中間転写ベルトは、感光体に当接した後の位置におい
    てキャリア或いはプリウエット液を除去するためのキャ
    リア除去手段と、印刷媒体に溶融転写を行う前の位置で
    該中間転写ベルト上のトナー画像を加熱溶融するための
    加熱手段と、感光体に当接する前の位置でトナー画像を
    冷却するための冷却手段とを備え、 中間転写ベルト一回転の中で加熱しかつ冷却するサイク
    ルが成り立っている、 ことを特徴とする湿式電子写真装置。
  2. 【請求項2】前記冷却手段が、前記中間転写ベルトを巻
    き掛けるローラの内の感光体に当接する前の位置のロー
    ラを冷却ローラとすることから成る請求項1に記載の湿
    式電子写真装置。
  3. 【請求項3】前記冷却ローラは、パイプ形状の熱伝導性
    の高い材料によって構成され、かつパイプ内の空気を吐
    き出すためのファンを備えた請求項2に記載の湿式電子
    写真装置。
  4. 【請求項4】前記冷却ローラは、パイプ形状の熱伝導性
    の高い材料によって構成され、かつパイプ内に冷却水を
    循環させる手段を備えた請求項2に記載の湿式電子写真
    装置。
  5. 【請求項5】前記冷却ローラの内面にらせん状の冷却フ
    ィンを備えた請求項2に記載の湿式電子写真装置。
  6. 【請求項6】前記冷却フィンをらせん状に構成した請求
    項5に記載の湿式電子写真装置。
  7. 【請求項7】前記冷却ローラ外面のベルトの巻き掛けし
    ていない部分を冷却するファンを備えた請求項2に記載
    の湿式電子写真装置。
  8. 【請求項8】ベルト表面を冷却するファンを備えた請求
    項1に記載の湿式電子写真装置。
  9. 【請求項9】前記中間転写ベルトが、導電性の樹脂ベル
    トにフッ素系の表面コートをしたものから構成される請
    求項1に記載の湿式電子写真装置。
  10. 【請求項10】前記加熱手段は、内部に熱源を有する加
    熱ローラから成り、かつベルト表面温度が飽和するに十
    分なだけ中間転写ベルトを巻き掛けた請求項1に記載の
    湿式電子写真装置。
  11. 【請求項11】前記感光体より中間転写ベルトに一次転
    写されたトナー像について順次加熱前のキャリア除去、
    加熱溶融、冷却、そして加熱冷却後のキャリア除去する
    一方、印刷媒体の種類に応じて、印字の最後のトナー像
    に対する冷却及び加熱冷却後のキャリア除去を省略し
    て、印刷サイクルを短縮した請求項1に記載の湿式電子
    写真装置。
  12. 【請求項12】前記感光体より中間転写体に一次転写さ
    れたトナー像について順次加熱前のキャリア除去、加熱
    溶融、冷却、そして加熱冷却後のキャリア除去する一
    方、印字内容の種類に応じて、印字の最後のトナー像に
    対する冷却及び加熱冷却後のキャリア除去を省略して、
    印刷サイクルを短縮した請求項1に記載の湿式電子写真
    装置。
  13. 【請求項13】吸湿性の悪い印刷媒体に対して、加熱冷
    却サイクルをさらに多くした請求項11に記載の湿式電
    子写真装置。
  14. 【請求項14】印字前動作として中間転写ベルトを加熱
    冷却サイクルで駆動し、加熱後温度、冷却後温度を管理
    して、所定の温度になった後に最初の印刷媒体を印刷す
    る請求項11に記載の湿式電子写真装置。
  15. 【請求項15】印字の最後のトナー像を加熱冷却後にキ
    ャリア除去するための一次転写を伴わない中間転写ベル
    トの回転中、中間転写ベルトと感光体の接触を退避させ
    る手段を備えた請求項11に記載の湿式電子写真装置。
  16. 【請求項16】印字の最後のトナー像を加熱冷却後にキ
    ャリア除去するための一次転写を伴わない中間転写ベル
    トの回転中、感光体を帯電状態にしておくことで感光体
    でもキャリア除去する請求項11に記載の湿式電子写真
    装置。
  17. 【請求項17】中間転写ベルトのサイズの半分の大きさ
    の印刷媒体に印刷する際に、モノクロ印刷とフルカラー
    印刷をそれぞれ中間転写ベルトの前半或いは後半を用い
    て混在して行う請求項11に記載の湿式電子写真装置。
  18. 【請求項18】モノクロ印刷とフルカラー印刷を混在し
    て行う場合、最速な印刷が行われるように印刷の順序を
    入れ替える請求項17に記載の湿式電子写真装置。
  19. 【請求項19】モノクロ印刷とフルカラー印刷を分け
    て、いずれかからまとめて印刷する請求項18に記載の
    湿式電子写真装置。
  20. 【請求項20】モノクロ印刷4ページとカラー印刷1ペ
    ージ毎にまとめて印字する請求項18に記載の湿式電子
    写真装置。
  21. 【請求項21】半分の媒体サイズの印刷要求が奇数枚の
    場合、端数となる1枚のみの印字シーケンスでは現像領
    域のみでなくプリウエット液の塗布領域も印字画領域の
    みとした請求項17に記載の湿式電子写真装置。
  22. 【請求項22】中間転写ベルト上の重ね合わせ基準位置
    を前半後半の2つの領域に対してそれぞれ有して、重ね
    合わせの精度をそれぞれの画像において別々に管理する
    請求項17に記載の湿式電子写真装置。
  23. 【請求項23】中間転写ベルトのサイズの半分の大きさ
    の印刷媒体に印刷する際に、ワンポイントカラー印刷2
    ページとフルカラー印刷1ページ毎にそれぞれ中間転写
    ベルトの前半或いは後半を用いて混在して行う請求項1
    1に記載の湿式電子写真装置。
  24. 【請求項24】前記キャリア除去手段をキャリア除去ロ
    ーラによって構成し、該キャリア除去ローラに対抗する
    ように中間転写ベルトの裏面に導電ローラを設けた請求
    項1に記載の湿式電子写真装置。
  25. 【請求項25】前記キャリア除去ローラ及び前記導電ロ
    ーラは、それぞれローラの両端にローラ径にほぼ等しい
    位置決め用のスペーサを有し、かつ両ローラはギアによ
    って契合されて、プロセス速度に等しい速さで駆動され
    る請求項24に記載の湿式電子写真装置。
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WO2018190438A1 (ja) * 2017-04-14 2018-10-18 キヤノン株式会社 画像形成装置

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