JP3337731B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP3337731B2
JP3337731B2 JP36127092A JP36127092A JP3337731B2 JP 3337731 B2 JP3337731 B2 JP 3337731B2 JP 36127092 A JP36127092 A JP 36127092A JP 36127092 A JP36127092 A JP 36127092A JP 3337731 B2 JP3337731 B2 JP 3337731B2
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貴康 弓納持
耕一 谷川
竹内  昭彦
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  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Color Electrophotography (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真方式の複写機
やプリンタ等の画像形成装置に関し、詳しくは、感光体
上に形成したトナー像を一旦中間転写体に転写し、その
後、転写材に転写する画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、中間転写体を用いる画像形成装置
として、図2に示すようなカラー画像形成装置が知られ
ている。この画像形成装置においては、第1の画像担持
体としての感光ドラム1は矢印R1方向に回転し、1次
帯電器2により一様に帯電され、露光装置4から発せら
れる露光光3により露光され、静電潜像が形成される。
その後、第1現像器5により第1色(ブラック)のトナ
ーが静電潜像に応じて感光ドラム1に付与される。この
際、第2、第3、第4現像器6、7、8は作動オフされ
ており、第1色のトナー像(顕像)はこれらの現像器
6、7、8の影響を受けることなく中間転写体であるベ
ルト23と感光ドラム1とによって形成される転写ニッ
プ域N1に到達する。第1色のトナー像は、ここで、ベ
ルト23の背面に接する導電ローラ24に印加された電
界であって第1色のトナーと逆極性の電圧27により転
写ニップ域N1に形成された電界によって、ベルト23
上に中間転写される。第1色のトナー像の転写を終えた
感光ドラム1の表面はクリーニング装置9により表面を
清掃された後、第2色(イエロー)の画像形成プロセス
に入る。第2色のプロセスにおいては、第2現像器6の
みが作動し、他の現像器5、7、8は動作しておらず、
以下、上述した動作と同様の動作によって第2色のトナ
ー像がベルト23上に転写される。以下、第3色(シア
ン)、第4色(マゼンタ)とベルト23上に順次中間転
写され、ベルト23上に4色のトナー像が重ね合わせら
れてカラー画像が形成される。なお、この間、ベルト2
3のクリーニング装置29は、解除されており、ベルト
R>23上のトナー像を乱さないようにしている。
【0003】次に、給紙カセット19より、紙等の転写
材(第2の画像担持体)Pが1枚給紙ローラ18により
取り出され、転写ガイド20を経て転写ニップ域N1に
供給される。このとき、導電ローラ24にはトナーと同
極性の電圧28が印加され、第1色〜第4色のトナー像
はベルト23上から転写材P上に転写される。
【0004】このとき転写材P上のトナーは層になって
重なっており、下層から順に、マゼンタ、シアン、イエ
ロー、ブラックの順になっている。
【0005】次に、この未定着トナー像を載せた転写材
Pは、搬送ガイド21を経て定着器22に搬送され、こ
こで、加熱されて永久定着像が得られる。
【0006】このとき転写材P上の4色のトナーは溶融
し混り合って様々な色調の色を再現する。
【0007】従来、カラー複写機のように定着器22で
トナーを溶融混合して色再現を行う画像形成装置に使用
されるトナーは、溶融混合しやすくするため、低軟化点
のトナー(通常トナーが170℃であるのに対しカラー
トナーは120℃前後)を使用する。このため、定着時
にトナーの粘度が非常に低くなるので、高温オフセット
(トナーが定着ローラに付着するための画像汚れ)が発
生しやすく、これを防止するために例えば定着器22は
オイル塗布装置38を備えた構成とすることが多い。
【0008】第1色〜第4色のトナー像を転写材Pに転
写し終えたベルト23の表面はクリーニング装置29が
動作して清掃される。
【0009】中間転写体としてのベルト23には、ポリ
エステル、ポリエチレン等の誘電体フィルムまたは背面
に導電体を裏討ちした2層フィルムを用いるものが知ら
れている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来の技術によると、多種類の色を再現するときに数色
のトナーを重ね合わせ、転写材P上で定着時に溶融して
混ぜ合わせているため、次のような問題があった。 (1)定着時にトナーが溶けても層構成が不要に保たれ
て、4色のトナーが混じらず、転写材上の最上層のトナ
ーの色濃度のみが上昇してしまい、色再現性が低下す
る。 (2)最下層のトナーが溶融時に転写材に吸収されてし
まい、最下層の色の濃度が低下する。または、溶融トナ
ーの吸収率の良い転写材と悪い転写材(例えばOHPに
使用するPETフィルム等)では、同様の色調再現がで
きなくなってしまう。 (3)表面が平滑でない転写材(例えば、ボンド紙、ミ
ューズコットン等)にカラー印字を行なうと、転写材表
面凹部に付着したトナーが定着時に定着ローラに付着
(オフセット)してしまい、転写材画像上の欠陥となる
ことがあった。このとき定着ローラに付着するトナー、
あるいは、欠陥となる色は転写材上最上層のトナー(の
色)である。 (4)定着時の溶融混合を行うため低軟化点トナーを使
用している。したがって、前述のごとく高温オフセット
が発生しやすい。
【0011】ところが、この高温オフセットを防止する
ために定着ローラに多量(0.02g/枚(白黒複写機
では、0.001g以下))のオイルを塗布すること
は、以下のような問題点がある。 (a)定着器構成が単色の画像形成装置に較べ複雑かつ
高価になる。 (b)転写材が紙の場合、多量のオイルが塗布されるた
め、鉛筆などでの書き込みに支障がある。
【0012】そこで、本発明は、第1の像担持体と中間
転写体との間、または中間転写体と転写部材との間に交
番電界を形成することによって、中間転写体または第2
の像担持体上で、トナーを攪拌し、画像の色再現性を向
上させるようにした画像形成装置を提供するものであ
る。
【0013】
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項に係る発明は、
第1の画像担持体と、該第1の画像担持体上に画像を形
成する複数の現像部と、前記第1の画像担持体上の画像
が転写される中間転写体と、を有し、前記複数の現像部
における各々の現像部により前記第1の画像担持体上に
形成された画像を、各現像部による画像毎に前記中間転
写体上に順次重ねて転写した後、該中間転写体上から第
2の画像担持体上に転写する画像形成装置において、前
記複数の現像部のうち最後に画像形成を行う現像部によ
る形成画像が、前記中間転写体に転写されるときにの
み、前記第1の画像担持体と前記中間転写体との間に直
流成分を含む交番電界を形成する、ことを特徴とする。
請求項に係る発明は、第1の画像担持体と、該第1の
画像担持体上に画像を形成する複数の現像部と、前記第
1の画像担持体上の画像が転写される中間転写体と、を
有し、前記複数の現像部における各々の現像部により前
記第1の画像担持体上に形成された画像を、各現像部に
よる画像毎に前記中間転写体上に順次重ねて転写した
後、該中間転写体上から第2の画像担持体上に転写する
画像形成装置において、前記第1の画像担持体から前記
中間転写体への画像転写動作中において、前記第1の画
像担持体と前記中間転写体との間に直流成分を含む交番
電界を形成するようにし、前記交番電界の強度が、前記
各現像部による画像に応じて異なる、ことを特徴とす
る。
【0015】
【作用】以上構成に基づき、本発明によれば、転写時に
中間転写体または中間転写体との間に第2の像担持体
(例えば転写材)を挟持する転写部材に、交番電界を形
成することによって、中間転写体上または第2の画像担
持体上のトナーを振動させてよく攪拌することができ
る。
【0016】
【実施例1】以下、図面に沿って、本発明の実施例につ
いて説明する。 〈実施例1〉図1に、本発明に係る画像形成装置の実施
例1として、4色カラー複写機の縦断面を示す。なお、
以下の説明において、図2を参照して説明した従来例の
ものと同様の構成、作用の部材等については、同様の符
号を付してその説明を省略する。さらに、以下の各実施
例を説明するのに参照する各図面間において、同じ符号
を付した部材は、同部材を示すものとする。
【0017】図1のほぼ中央に図示する中間転写体とし
ての中間転写ローラ10は、円筒状の芯金33の上に、
シリコンゴム、クロロプレンゴム、ウレタンゴム、EP
DM等からなる弾性体32をソリッド状あるいは発泡状
に形成したものである。この弾性体32中にはカーボン
または酸化亜鉛等の金属酸化物が分散されており、弾性
体32は、その電気抵抗が105 〜1010Ω・cmの中抵
抗となるように構成されている。中間転写ローラ10の
周長は、転写材Pの進行方向長さより若干長く設定され
ており、本実施例においてはA4サイズの転写材Pを縦
送りにして用いることから、中間転写ローラ10は外径
100mm、周長314mmとなっている。弾性体32
は、肉厚が8mmで、硬度がアスカC硬度計で20〜4
0度の範囲に入るように設定した。最終転写ローラ(転
写部材)14は、芯金30上に薄層の離型層31を積層
し全体としてローラ状に形成したもので、離型層として
はPFA、PTFE等のフッ素系の樹脂を100〜20
0μmの厚さとしたものを用いた。
【0018】なお、中間転写ローラ10は、感光ドラム
1に当接された状態となっているが、最終転写ローラ1
4は、中間転写ローラ10に対して接離可能となってい
る。この最終転写ローラ10を中間転写ローラに当接さ
せるか否かは、不図示の制御装置によって選択可能とな
っている。
【0019】次に、転写材P上への作像(画像形成)プ
ロセスを示す。
【0020】感光ドラム1上への作像プロセスは従来例
と同様でありここでは説明を省略する。なお、本実施例
では、第1色をブラック、第2色をイエロー、第3色を
シアン、第4色をマゼンタとして説明を進める。
【0021】中間転写ローラ10へのトナー像転写プロ
セスにおいては、中間転写ローラ10は感光ドラム1と
当接しており、最終転写ローラ14とは当接していな
い。転写プロセスについて示すとまず中間転写ローラ1
0上への転写であるが、第1色から第3色までの転写は
従来例で示した方法と同様に、直流転写バイアス11で
行う。直流転写バイアス11の値は+2〜+5kVであ
る。この値は、直流転写バイアス11を印加したときに
非画像部を流れる単位面積当たりの電流が、画像部を流
れる単位面積当たりの電流の2倍を超えないような電圧
を本体構成時、あるいは本体制御(不図示)によって決
定することにより良好な転写を行なえるようにしてい
る。このとき転写ローラ10上のトナー像は、図3に示
すように、層構成をなしており、下層側からブラック、
イエロー、シアンの順になっている。第4色目(マゼン
タ)の転写を行う際は、交流転写バイアス12(図1参
照)を中間転写ローラ10に印加する。印加するバイア
スは交流バイアスに直流バイアスを重畳したバイアス
で、直流成分は定電圧1〜5kV、交流成分は定電圧
(1〜2kVPP程度)でも良いが、定電流(100〜2
00μA)制御の方が環境が変わった場合にも安定して
転写ニップ部域N1でトナーを撹拌することができる。
このときの転写ニップ域N1近傍のトナーの動きを図4
に示す。同図中のMはマゼンタのトナー層、Cはシア
ン、Yはイエロー、BKはブラックのトナー層である。
これらのトナー層は、転写ニップ域N1の前ではそれぞ
れ独立に存在しているが、転写ニップ域N1の中または
近傍では電界の力を受けてそれぞれのトナーが感光ドラ
ム1、中間転写ローラ10の間を往復運動する。このと
き、層に分かれていたトナーが混ざり合い、混合トナー
の層が形成される。図4に示すところのGは緑、Rは
赤、Bは青、BKは黒となったトナー層を示すものであ
る。
【0022】中間転写ローラ10上へトナー像を転写す
る際は、最終転写ローラ14は中間転写ローラ10から
離間することによって、中間転写ローラ10上のトナー
像を乱さないようになっている。
【0023】次に、中間転写ローラ10から転写材P上
に画像を転写する場合について述べる。
【0024】この場合、転写ニップ域N1で第4色目の
転写が始まると、中間転写ローラ10は、最終転写ロー
ラ14に圧接されニップN2(図1参照)が形成され
る。このニップN2には中間転写ローラ10上のトナー
像とタイミングを取られて、転写材Pが搬送されてく
る。最終転写ローラ14には転写材サイズまたは印字領
域に合わせて転写バイアス15が印加され、中間転写ロ
ーラ10上のトナーは転写材P上に転写される。このと
き、転写ローラ14に印加されるバイアス15は、中間
転写ローラ10の芯金33と最終転写ローラ14の芯金
30との間の電位差が2〜5kV(感光ドラム1から中
間転写ローラ10へトナー像を転写するために決定した
バイアスの値)となるようにすればよい。つまり、中間
転写ローラ10の芯金33が接地ならばバイアス15は
2〜5kV、芯金33に転写バイアス15とは極性の異
なるバイアス13等が印加されるのであれば、バイアス
15はこれを差し引いた値とすればよい。
【0025】転写材Pへのトナー像の転写が終了する
と、最終転写ローラ14には最終転写ローラ14の表面
に付着したトナーを中間転写ローラ10へ押し戻すため
の、トナーの極性とは逆の極性のクリーニングバイアス
16(1kV程度)が印加され、転写ローラ14のクリ
ーニングが終了した後、最終転写ローラ14は中間転写
ローラ10から離される。次に、中間転写ローラ10に
は中間転写ローラ10をクリーニングするためのバイア
ス13(中間転写ローラ10上のトナーを感光ドラム1
へ押し戻すためのトナーの帯電と同極性のバイアス)−
1kVが印加され、残留トナーがクリーニングされる。
これによって感光ドラム1に付着したトナーは、感光ド
ラム1の回転によってクリーニング装置9に回収され
る。
【0026】同時に、トナー像を転写された転写材Pは
定着器22に搬送されて永久固定画像を得る。
【0027】定着工程においては、転写材P上のトナー
は既に混ぜ合わされているので、転写材上に固定された
トナー像の色再現性は現像または転写の順番の影響を受
けない良好な画像が得られる。
【0028】また、定着器22においても従来のように
大量にオイルを塗布してトナーのオフセットを防止する
ような構成としなくても単純にトナーを溶かし紙面に固
定するような構成とすればよいので構成が簡単になる。
【0029】同時に、トナーも定着時に溶融混合するの
ではないので従来のように軟化点を過剰に低くする必要
もなく、この点でもオフセット(高温オフセット)の防
止に対し有効である。
【0030】なお、交流バイアスは第1色目〜第3色目
の転写の場合にも印加してもよいが、ここでは第4色目
だけとした。この理由は、交流バイアスを印加するとい
うことはトナーを往復運動させるということであり、こ
のためトナーが従来よりも若干広い範囲に広がって画像
の先鋭さが若干損なわれる。交流バイアス印加が4回で
は画像の飛び散りが認められたが、1回では画像上ほと
んど問題ない程度であり、よって、交流バイアス印加は
第4色目の転写時のみとした。
【0031】もちろん、各色で異なる値に交流バイアス
値を設定し、例えば、第1色〜第4色と次第に交流バイ
アス値を大きくするなどの方法を用いて、画像飛び散り
の生じない範囲内でトナーをより効率よく混合させるこ
とも可能である。 〈実施例2〉図5は、本発明の実施例2の画像形成装置
の縦断面図を示すもので、34は最終転写ローラ14の
転写用の交流転写バイアスであり、その他の前出と同符
号は、同部材を示す。
【0032】実施例1においては、感光ドラム1上のト
ナー像を中間転写ローラ10に転写する際に交流バイア
スによりトナー層を撹拌する方法について述べたが、こ
こでは、中間転写ローラ10から転写材P上に転写する
際にトナー層を撹拌する方法について述べる。
【0033】一般に転写材Pとして使用される紙は環境
によりその抵抗値が変化しやすく、また厚さや種類も多
いので、紙の抵抗値の変化幅は106 〜1016Ω・cmに
なる。通常環境においては紙の抵抗値は108 Ω・cm以
上であり、画像形成装置は一般にこの値を考慮して設計
されている。しかし、高湿環境下においては紙の抵抗値
はこの値を大きく下回り転写工程において不都合が発生
する。
【0034】転写材Pの抵抗値が低くなると、転写時に
最終転写ローラ14へ直流バイアスを印加した場合は、
非画像部にはトナーという絶縁物がないため、見かけ
上、抵抗値が低くなり、非画像部にのみ電流が集中して
しまい、この結果、感光ドラム1上にメモリを形成して
ゴースト画像ができることがある。逆に、転写材Pの抵
抗値が高くなると感光ドラム1上の明部と暗部との電位
差により、転写電界に乱れが生じ、画像に飛び散りが発
生しやすくなる。
【0035】これに対し、本実施例に示すように最終転
写ローラ14に直流バイアスを重畳した交流転写バイア
ス34を印加してやると、直流バイアスのみの場合に比
べて直流成分を減少させても良好な転写性が得られるた
め明・暗部に対する直流バイアスの影響を相対的に減少
させることができ良好な転写を実現できる。
【0036】本実施例では紙への転写時に交流バイアス
を印加するので、中間転写ローラ10上へ転写を行う際
のバイアスは全て直流バイアスとした。このため中間転
写ローラ10上には最大4層のトナー層が形成されてい
る。
【0037】これらのトナー層を紙に転写する際に、前
述のように最終転写ローラ14に交流転写バイアス34
を印加すれば、この電界によりトナー層は転写されなが
ら撹拌されて色再現を行い、実施例1と同様の効果を得
ることができ、かつ良好な転写が実現できる。
【0038】さらに本実施例の構成の場合、最終転写ロ
ーラ14の外形を小さくすることができるので、交流バ
イアスで転写を行う有効転写領域(ニップ及びニップ近
傍の電界が作用する範囲)が狭くなり転写画像のエッジ
周辺の飛び散りを小さくし、画像の先鋭さを向上させる
ことができる。 〈実施例3〉図6は、本発明の実施例3の画像形成装置
の縦断面図を示すもので、前出と同符号は、同部材を示
す。
【0039】実施例1及び実施例に2では中間転写ロー
ラ10から転写材Pへの転写は、中間転写ローラ10と
最終転写ローラ14とのニップN2で行われたが、本実
施例では、感光ドラム1と中間転写ローラ10との転写
ニップ域N1でこれを行う場合について述べる。
【0040】まず、感光ドラム上のトナー像は直流バイ
アス36により中間転写ローラ10上に第1色目〜第4
色目まで転写され、中間転写ローラ10上には最大4層
構成のトナー像が形成される。第4色目の転写終了後、
中間転写ローラ10上の画像とタイミングを取られてカ
セット19中の転写材Pが給紙ローラ18、搬送ガイド
20を経て転写ニップ域N1へと搬送される。中間転写
ローラ10上のトナー像を転写材Pへ転写する際は、ト
ナーの帯電とは逆極性の直流バイアスを重畳した交流転
写バイアス35が中間転写ローラ10に印加される。こ
のバイアス35により中間転写ローラ10上のトナーは
転写材Pに転写されながら撹拌され転写工程で色再現を
行う。
【0041】転写工程後、転写材Pは定着器22を通過
してトナーを定着する。
【0042】本実施例の構成においては、中間転写ロー
ラ10から転写材Pへトナー層の転写を行う際に、中間
転写ローラ10と感光ドラム1との間に交流バイアスを
印加することにより、トナー層を撹拌して色再現を行
い、実施例1及び実施例2と同等の効果を発揮しながら
実施例1及び実施例2中で示した最終転写ローラ14及
びそれに付随する電源を省略することができる。
【0043】もちろん、ここでは、転写材P上に転写す
る際に交流バイアスを印加する例を述べたが、この代わ
りに、トナー像を中間転写ローラ10上に転写する場合
に交流バイアスを印加し転写材Pへの転写時のバイアス
を直流バイアスとしてもよい。
【0044】また、単色コピーの場合にはトナー像を中
間転写ローラ10に転写せずに、直接、転写材Pにバイ
アス36により転写することで工程を短縮し印字スピー
ドを向上させることができる。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
中抵抗の中間転写体として用い、この中間転写体もしく
はこれに当接する転写手段に交流バイアスを印加するこ
とにより、転写部で交番電界を形成してトナーに振動を
与えることができるので、転写部でカラートナーの混合
をよく行って色再現性を向上させ、かつ、定着器構成を
簡略化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の画像形成装置の概略を示す縦断面
図。
【図2】従来の画像形成装置の概略を示す縦断面図。
【図3】実施例1の転写ニップ域付近の動作を示す拡大
断面図。
【図4】同じく転写ニップ域付近の動作を示す拡大断面
図。
【図5】実施例2の画像形成装置の概略を示す縦断面
図。
【図6】実施例3の画像形成装置の概略を示す縦断面
図。
【符号の説明】
1 第1の像担持体(感光ドラム) 10 中間転写体(中間転写ローラ) 12、34、35 交流転写バイアス 14 転写部材(最終転写ローラ) P 第2の画像担持体(転写材)
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−287070(JP,A) 特開 昭55−28073(JP,A) 特開 平3−132684(JP,A) 特開 昭57−4078(JP,A) 特開 平4−214576(JP,A) 特開 平4−215679(JP,A) 特開 昭58−44472(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/01 - 15/01 117 G03G 15/16

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の画像担持体と、 該第1の画像担持体上に画像を形成する複数の現像部
    と、 前記第1の画像担持体上の画像が転写される中間転写体
    と、を有し、 前記複数の現像部における各々の現像部により前記第1
    の画像担持体上に形成された画像を、各現像部による画
    像毎に前記中間転写体上に順次重ねて転写した後、該中
    間転写体上から第2の画像担持体上に転写する画像形成
    装置において、 前記複数の現像部のうち最後に画像形成を行う現像部に
    よる形成画像が、前記中間転写体に転写されるときにの
    み、前記第1の画像担持体と前記中間転写体との間に直
    流成分を含む交番電界を形成する、 ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 第1の画像担持体と、 該第1の画像担持体上に画像を形成する複数の現像部
    と、 前記第1の画像担持体上の画像が転写される中間転写体
    と、を有し、 前記複数の現像部における各々の現像部により前記第1
    の画像担持体上に形成された画像を、各現像部による画
    像毎に前記中間転写体上に順次重ねて転写した後、該中
    間転写体上から第2の画像担持体上に転写する画像形成
    装置において、 前記第1の画像担持体から前記中間転写体への画像転写
    動作中において、前記第1の画像担持体と前記中間転写
    体との間に直流成分を含む交番電界を形成するように
    し、 前記交番電界の強度が、前記各現像部による画像に応じ
    て異なる、 ことを特徴とする画像形成装置。
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