JP2000220272A - 外壁ａｌｃパネルの補修方法 - Google Patents
外壁ａｌｃパネルの補修方法Info
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- JP2000220272A JP2000220272A JP11022461A JP2246199A JP2000220272A JP 2000220272 A JP2000220272 A JP 2000220272A JP 11022461 A JP11022461 A JP 11022461A JP 2246199 A JP2246199 A JP 2246199A JP 2000220272 A JP2000220272 A JP 2000220272A
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- alc panel
- wall
- screw hole
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 予め外面に塗装が施されているＡＬＣパネル
を躯体にビス止めして外壁を構成するに際して、該ＡＬ
Ｃパネル外面のビス穴が目立たず、優れた外観が得られ
る外壁ＡＬＣパネルの補修方法を提供する。 【解決手段】 建築物の躯体にビス止めした外壁用塗装
ＡＬＣパネルのビス穴にシーリング材を充填し、その後
該ビス穴とほぼ同径でかつ前記外壁ＡＬＣパネルの塗装
と同様な模様を有するパッチを嵌合して前記シーリング
材に接着させて仕上げることを特徴とする。
を躯体にビス止めして外壁を構成するに際して、該ＡＬ
Ｃパネル外面のビス穴が目立たず、優れた外観が得られ
る外壁ＡＬＣパネルの補修方法を提供する。 【解決手段】 建築物の躯体にビス止めした外壁用塗装
ＡＬＣパネルのビス穴にシーリング材を充填し、その後
該ビス穴とほぼ同径でかつ前記外壁ＡＬＣパネルの塗装
と同様な模様を有するパッチを嵌合して前記シーリング
材に接着させて仕上げることを特徴とする。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は予め外面に塗装が施
されている軽量気泡コンクリート（以下「ＡＬＣ」とい
う）パネルを躯体にビス止めして外壁を構成する場合
に、該ＡＬＣパネル外面のビス穴の補修方法に関するも
のである。
されている軽量気泡コンクリート（以下「ＡＬＣ」とい
う）パネルを躯体にビス止めして外壁を構成する場合
に、該ＡＬＣパネル外面のビス穴の補修方法に関するも
のである。
【０００２】
【従来の技術】従来、例えば３７〜５０ｍｍのＡＬＣパ
ネルを建築物の躯体に取り付けて外壁を構成する場合に
は、前記ＡＬＣパネルを躯体の柱や胴縁などにステンレ
ス製の木ねじでビス止めしている。その際この外壁面に
は直径約１３ｍｍ、深さ７〜８ｍｍ程度のビス穴ができ
るので、先ずこのビス穴に前記ＡＬＣの組成に近似した
補修用モルタルをＡＬＣパネル壁面から盛り上がるよう
に充填する。そしてのモルタルが乾燥固化した後に、そ
の表面がパネル面と同一面になるように前記盛り上がり
部分を切削して、外壁面の全面を吹付けなどにより塗装
仕上げしている。
ネルを建築物の躯体に取り付けて外壁を構成する場合に
は、前記ＡＬＣパネルを躯体の柱や胴縁などにステンレ
ス製の木ねじでビス止めしている。その際この外壁面に
は直径約１３ｍｍ、深さ７〜８ｍｍ程度のビス穴ができ
るので、先ずこのビス穴に前記ＡＬＣの組成に近似した
補修用モルタルをＡＬＣパネル壁面から盛り上がるよう
に充填する。そしてのモルタルが乾燥固化した後に、そ
の表面がパネル面と同一面になるように前記盛り上がり
部分を切削して、外壁面の全面を吹付けなどにより塗装
仕上げしている。
【０００３】また予め吹付けなどにより外面に塗装が施
されているＡＬＣパネルを使用して外壁を構成する場合
には、前記ビス穴に補修用モルタルを充填した後、壁面
塗装色に近似した色調の塗料をハケ等で塗装仕上げして
いる。
されているＡＬＣパネルを使用して外壁を構成する場合
には、前記ビス穴に補修用モルタルを充填した後、壁面
塗装色に近似した色調の塗料をハケ等で塗装仕上げして
いる。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら前者の場
合には前記モルタルなどの補修材の材質や色はＡＬＣパ
ネルと近似しており、かつ外壁面全体を後に吹付けなど
により均一に塗装するので問題ないが、後者ではＡＬＣ
パネルの塗装面と塗料の色調が一致しないので、建築物
の外壁の外観を損なうという問題があった。特にＡＬＣ
パネルの塗装が御影石調など多彩色の場合には、その影
響が一層大きくなる問題があった。
合には前記モルタルなどの補修材の材質や色はＡＬＣパ
ネルと近似しており、かつ外壁面全体を後に吹付けなど
により均一に塗装するので問題ないが、後者ではＡＬＣ
パネルの塗装面と塗料の色調が一致しないので、建築物
の外壁の外観を損なうという問題があった。特にＡＬＣ
パネルの塗装が御影石調など多彩色の場合には、その影
響が一層大きくなる問題があった。
【０００５】本発明は，予め外面に塗装が施されている
ＡＬＣパネルを躯体にビス止めして外壁を構成するに際
して、該ＡＬＣパネル外面のビス穴が目立たず、優れた
外観が得られる外壁ＡＬＣパネルの補修方法を提供する
ことを目的とするものである。
ＡＬＣパネルを躯体にビス止めして外壁を構成するに際
して、該ＡＬＣパネル外面のビス穴が目立たず、優れた
外観が得られる外壁ＡＬＣパネルの補修方法を提供する
ことを目的とするものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明に係る外壁ＡＬＣパネルの補修方法は、建築物の
躯体にビス止めした外壁用塗装ＡＬＣパネルのビス穴に
シーリング材を充填し、その後該ビス穴とほぼ同径でか
つ前記外壁ＡＬＣパネルの塗装と同様な模様を有するパ
ッチを嵌合して前記シーリング材に接着させて仕上げる
ことを特徴とするものである。
本発明に係る外壁ＡＬＣパネルの補修方法は、建築物の
躯体にビス止めした外壁用塗装ＡＬＣパネルのビス穴に
シーリング材を充填し、その後該ビス穴とほぼ同径でか
つ前記外壁ＡＬＣパネルの塗装と同様な模様を有するパ
ッチを嵌合して前記シーリング材に接着させて仕上げる
ことを特徴とするものである。
【０００７】
【発明の実施の形態】本発明では建築物の躯体に木ねじ
でビス止めした外壁用塗装ＡＬＣパネルのビス穴に接着
性シーリング材を充填する。一方前記外壁ＡＬＣパネル
の塗装と同様な模様を有する合成樹脂製のシートを前記
ビス穴とほぼ同径に打ち抜いてほぼ円板状のパッチを形
成し、このパッチを前記ビス穴に嵌合して充填されてい
る前記接着性シーリング材に接着させることによって外
壁面全体が同一の模様を有する外壁に仕上げることがで
きる。したがって外壁面のビス穴が目立たず、優れた外
観を得ることができる。
でビス止めした外壁用塗装ＡＬＣパネルのビス穴に接着
性シーリング材を充填する。一方前記外壁ＡＬＣパネル
の塗装と同様な模様を有する合成樹脂製のシートを前記
ビス穴とほぼ同径に打ち抜いてほぼ円板状のパッチを形
成し、このパッチを前記ビス穴に嵌合して充填されてい
る前記接着性シーリング材に接着させることによって外
壁面全体が同一の模様を有する外壁に仕上げることがで
きる。したがって外壁面のビス穴が目立たず、優れた外
観を得ることができる。
【０００８】なお前記パッチは前記した通り予め所望の
模様を有するシートのみならず、無地のシートの表面に
所望の模様を施したもの、例えばＡＬＣパネルの外面に
実施するのと同様な吹付け塗装などによって施したもの
も使用でき、打ち抜きなどにより所定の径を有するほぼ
円板状に形成されているものである。そして前記パッチ
の材質は耐候性に優れ、その熱膨張率がＡＬＣパネルの
熱膨張率に近いものが好ましく、アクリル樹脂やポリエ
ステル樹脂のシートなどを用いることができるが、短繊
維が混入されているものが強度に優れているために一層
好ましい。また前記シーリング材は硬化後も接着性を有
し、かつ弾性があり、防水性を保持できる材質であれば
よく、変性シリコーン樹脂などが好ましい。
模様を有するシートのみならず、無地のシートの表面に
所望の模様を施したもの、例えばＡＬＣパネルの外面に
実施するのと同様な吹付け塗装などによって施したもの
も使用でき、打ち抜きなどにより所定の径を有するほぼ
円板状に形成されているものである。そして前記パッチ
の材質は耐候性に優れ、その熱膨張率がＡＬＣパネルの
熱膨張率に近いものが好ましく、アクリル樹脂やポリエ
ステル樹脂のシートなどを用いることができるが、短繊
維が混入されているものが強度に優れているために一層
好ましい。また前記シーリング材は硬化後も接着性を有
し、かつ弾性があり、防水性を保持できる材質であれば
よく、変性シリコーン樹脂などが好ましい。
【０００９】以下本発明の一実施例を図面によって説明
する。図１は本発明の方法を説明する外壁面の平面断面
図であり、１０５ｍｍ角の木柱１に、隣接して並列した
幅６００ｍｍ、厚さ３７ｍｍのＡＬＣパネル２を、長さ
６０ｍｍ、頭径１３ｍｍのステンレス製の木ねじ３でビ
ス止めし、ビス穴２ａをパッチ４で補修した例である。
そして前記ＡＬＣパネル２の表面には予め御影石調の多
彩色に吹付け塗装されており、また前記パッチ４は厚さ
２ｍｍの短繊維入りアクリル樹脂製のシートを、前記木
ねじ３の頭部３ａの外径とほぼ等しくなるよう打ち抜い
て円板状に形成されたものであり、前記ＡＬＣパネル２
の表面に施された塗装と同様な多彩色の御影石調の模様
を有するものである。
する。図１は本発明の方法を説明する外壁面の平面断面
図であり、１０５ｍｍ角の木柱１に、隣接して並列した
幅６００ｍｍ、厚さ３７ｍｍのＡＬＣパネル２を、長さ
６０ｍｍ、頭径１３ｍｍのステンレス製の木ねじ３でビ
ス止めし、ビス穴２ａをパッチ４で補修した例である。
そして前記ＡＬＣパネル２の表面には予め御影石調の多
彩色に吹付け塗装されており、また前記パッチ４は厚さ
２ｍｍの短繊維入りアクリル樹脂製のシートを、前記木
ねじ３の頭部３ａの外径とほぼ等しくなるよう打ち抜い
て円板状に形成されたものであり、前記ＡＬＣパネル２
の表面に施された塗装と同様な多彩色の御影石調の模様
を有するものである。
【００１０】このような外壁面を構成する場合には、前
記ＡＬＣパネル２の表面に施した御影石調の多彩色の塗
装とパッチ４の多彩色の御影石調の模様を合わせてお
く。そして従来と同様にＡＬＣパネル２を木柱１に木ね
じ３でビス止めするが、このとき外壁面のビス穴２ａの
深さは３〜５ｍｍ程度とする。つぎにＡＬＣパネル２の
取付け作業が終了したら、このビス穴２ａにシーリング
材５を充填してからＡＬＣパネル２表面からパッチ４を
嵌め込んで充填されたシーリング材５に接着させ、その
表面をＡＬＣパネル面と同一面に仕上げるが、このとき
余剰のシーリング材５がパッチ４の外周から溢れ出たら
ば拭き取っておく。また隣接するＡＬＣパネル２の目地
部にもシーリング材５を充填すれば建築物の外壁は完成
する。
記ＡＬＣパネル２の表面に施した御影石調の多彩色の塗
装とパッチ４の多彩色の御影石調の模様を合わせてお
く。そして従来と同様にＡＬＣパネル２を木柱１に木ね
じ３でビス止めするが、このとき外壁面のビス穴２ａの
深さは３〜５ｍｍ程度とする。つぎにＡＬＣパネル２の
取付け作業が終了したら、このビス穴２ａにシーリング
材５を充填してからＡＬＣパネル２表面からパッチ４を
嵌め込んで充填されたシーリング材５に接着させ、その
表面をＡＬＣパネル面と同一面に仕上げるが、このとき
余剰のシーリング材５がパッチ４の外周から溢れ出たら
ば拭き取っておく。また隣接するＡＬＣパネル２の目地
部にもシーリング材５を充填すれば建築物の外壁は完成
する。
【００１１】なおＡＬＣパネルの塗装やパッチの模様
を、工場などで予め同じ色調に合わせておけば、外壁の
取付け工事期間を短縮することができ、また複雑な多彩
色の模様を選択することもでき、さらにビス穴も目立た
ず意匠性の優れた外壁を構成することができる。また前
記ＡＬＣパネルや木ねじ、パッチなどの寸法は必要に応
じ適宜選定することができる。
を、工場などで予め同じ色調に合わせておけば、外壁の
取付け工事期間を短縮することができ、また複雑な多彩
色の模様を選択することもでき、さらにビス穴も目立た
ず意匠性の優れた外壁を構成することができる。また前
記ＡＬＣパネルや木ねじ、パッチなどの寸法は必要に応
じ適宜選定することができる。
【００１２】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明によれ
ば、建築物の躯体にビス止めした塗装ＡＬＣパネルのビ
ス穴にシーリング材を充填し、その後このビス穴とほぼ
同径でかつ前記外壁ＡＬＣパネルの塗装と同様な模様を
有するパッチを嵌合して前記シーリング材に接着させれ
ば、同一の模様の外壁面に仕上げることができ、外壁面
のビス穴が目立たず、優れた外観を得ることができる。
さらにＡＬＣパネルの塗装やパッチの模様を、工場など
で予め同じ色調に合わせておけば、外壁の取付け工事期
間が短縮され、複雑な多彩色の模様を選択することもで
き、さらにビス穴も目立たず意匠性の優れた外壁を構成
することが可能となる。
ば、建築物の躯体にビス止めした塗装ＡＬＣパネルのビ
ス穴にシーリング材を充填し、その後このビス穴とほぼ
同径でかつ前記外壁ＡＬＣパネルの塗装と同様な模様を
有するパッチを嵌合して前記シーリング材に接着させれ
ば、同一の模様の外壁面に仕上げることができ、外壁面
のビス穴が目立たず、優れた外観を得ることができる。
さらにＡＬＣパネルの塗装やパッチの模様を、工場など
で予め同じ色調に合わせておけば、外壁の取付け工事期
間が短縮され、複雑な多彩色の模様を選択することもで
き、さらにビス穴も目立たず意匠性の優れた外壁を構成
することが可能となる。
【図１】本発明の一実施例に係る補修方法を説明する外
壁面の平面断面図である。
壁面の平面断面図である。
１ 柱 ２ パネル ２ａ ビス穴 ３ 木ねじ ３ａ 頭部 ４ パッチ ５ シーリング材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Ｆターム(参考） 2E110 AA57 AA70 AB04 AB22 BA12 BB04 BD03 CA07 DA03 DC12 DD03 EA01 GA23Z GA24Z GA28Z GB23Z GB42W
Claims (1)
- 【請求項１】 建築物の躯体にビス止めした外壁用塗装
ＡＬＣパネルのビス穴にシーリング材を充填し、その後
該ビス穴とほぼ同径でかつ前記外壁ＡＬＣパネルの塗装
と同様な模様を有するパッチを嵌合して前記シーリング
材に接着させて仕上げることを特徴とする外壁ＡＬＣパ
ネルの補修方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11022461A JP2000220272A (ja) | 1999-01-29 | 1999-01-29 | 外壁ａｌｃパネルの補修方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11022461A JP2000220272A (ja) | 1999-01-29 | 1999-01-29 | 外壁ａｌｃパネルの補修方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000220272A true JP2000220272A (ja) | 2000-08-08 |
Family
ID=12083357
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11022461A Pending JP2000220272A (ja) | 1999-01-29 | 1999-01-29 | 外壁ａｌｃパネルの補修方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000220272A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012001901A (ja) * | 2010-06-14 | 2012-01-05 | Asahi Kasei Homes Co | 建物の外周壁構造 |
-
1999
- 1999-01-29 JP JP11022461A patent/JP2000220272A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012001901A (ja) * | 2010-06-14 | 2012-01-05 | Asahi Kasei Homes Co | 建物の外周壁構造 |
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