JP2000219862A - チップ結合剤、チップ成形物の製造方法、チップ成形材料及びチップ成形物 - Google Patents
チップ結合剤、チップ成形物の製造方法、チップ成形材料及びチップ成形物Info
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- JP2000219862A JP2000219862A JP11332712A JP33271299A JP2000219862A JP 2000219862 A JP2000219862 A JP 2000219862A JP 11332712 A JP11332712 A JP 11332712A JP 33271299 A JP33271299 A JP 33271299A JP 2000219862 A JP2000219862 A JP 2000219862A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 安全性及び作業性を高めたチップ結合剤、チ
ップ成形物の製造方法、チップ成形材料及びチップ成形
物を提供する。 【解決手段】 イソシアネート末端プレポリマー100
重量部に対して、アルキレンカーボネートを10〜20
0重量部含有し、実質的に沸点150℃以下の溶剤を含
まない湿気硬化型ウレタン系組成物をチップ結合剤とす
る。
ップ成形物の製造方法、チップ成形材料及びチップ成形
物を提供する。 【解決手段】 イソシアネート末端プレポリマー100
重量部に対して、アルキレンカーボネートを10〜20
0重量部含有し、実質的に沸点150℃以下の溶剤を含
まない湿気硬化型ウレタン系組成物をチップ結合剤とす
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、湿気硬化型ウレタン系
組成物を利用したチップ結合剤、チップ成形物の製造方
法、チップ成形材料及びチップ成形物に関する。
組成物を利用したチップ結合剤、チップ成形物の製造方
法、チップ成形材料及びチップ成形物に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、都市の環境整備手法として緑化が
盛んに行われているが、その維持管理の際に排出される
伐採された樹木は、単なるゴミとして焼却又は埋め立て
られていた。しかし、埋立場所の不足やゴミ焼却問題等
から伐採樹木をチップ化し、公園等に散布したり、完全
発酵させて堆肥として土壌改良に用いられるようになっ
てきた。また、公園内の歩道等の舗装材の一つとしても
樹木チップが利用され始めている。そして、特公平3−
60961号公報には、樹皮材料及び可撓性繊維からな
る運動場、或いは遊び場用舗装面が開示されており、ま
た、特公平3−70041号公報には、樹皮材料及び合
成結合剤からなる競技フィールド用堆積層面、及びその
製造方法が開示されている。
盛んに行われているが、その維持管理の際に排出される
伐採された樹木は、単なるゴミとして焼却又は埋め立て
られていた。しかし、埋立場所の不足やゴミ焼却問題等
から伐採樹木をチップ化し、公園等に散布したり、完全
発酵させて堆肥として土壌改良に用いられるようになっ
てきた。また、公園内の歩道等の舗装材の一つとしても
樹木チップが利用され始めている。そして、特公平3−
60961号公報には、樹皮材料及び可撓性繊維からな
る運動場、或いは遊び場用舗装面が開示されており、ま
た、特公平3−70041号公報には、樹皮材料及び合
成結合剤からなる競技フィールド用堆積層面、及びその
製造方法が開示されている。
【0003】そして、上記2つの公報には、上記樹皮材
料及び可撓性繊維又は合成結合剤を混合してから施工場
所に均一に撒き敷き、均し車ローラーで圧縮し、その
後、水を繰り返し含浸させながら均しローラー車で圧縮
を繰り返すことにより、樹皮材料からなる透水性に優
れ、かつ踏まれ強い舗装面又は堆積層面が得られること
が記載されている。
料及び可撓性繊維又は合成結合剤を混合してから施工場
所に均一に撒き敷き、均し車ローラーで圧縮し、その
後、水を繰り返し含浸させながら均しローラー車で圧縮
を繰り返すことにより、樹皮材料からなる透水性に優
れ、かつ踏まれ強い舗装面又は堆積層面が得られること
が記載されている。
【0004】しかしながら、上記舗装面又は堆積層面
は、透水性を確保するために結合剤を含んでおらず、或
いは含んでいてもごく僅かであるため耐久性に欠け、使
用前など定期的に水を含浸させて均しローラー車で圧縮
を繰り返して整備しなければならず、歩道等に施工した
場合には維持管理に手間が掛かるという問題があった。
は、透水性を確保するために結合剤を含んでおらず、或
いは含んでいてもごく僅かであるため耐久性に欠け、使
用前など定期的に水を含浸させて均しローラー車で圧縮
を繰り返して整備しなければならず、歩道等に施工した
場合には維持管理に手間が掛かるという問題があった。
【0005】一方、ゴムチップ等を樹脂結合剤で固める
ことにより耐久性を付与した舗装材もあり、このような
樹脂舗装は、上記舗装面に比べ耐久性に優れ、維持管理
に殆ど手間が掛からないという利点がある。
ことにより耐久性を付与した舗装材もあり、このような
樹脂舗装は、上記舗装面に比べ耐久性に優れ、維持管理
に殆ど手間が掛からないという利点がある。
【0006】上記のようなチップを結合するための結合
剤としては、ゴムラッテクスのほか種々のものが使用さ
れており、例えば分子末端にイソシアネート基を有する
ウレタンプレポリマーを利用した湿気硬化型ウレタン系
組成物はその一つである。この湿気硬化型ウレタン系組
成物は、湿気により硬化し、それ自体弾性体となると同
時に、チップ等を結合させるための接着層を形成する。
剤としては、ゴムラッテクスのほか種々のものが使用さ
れており、例えば分子末端にイソシアネート基を有する
ウレタンプレポリマーを利用した湿気硬化型ウレタン系
組成物はその一つである。この湿気硬化型ウレタン系組
成物は、湿気により硬化し、それ自体弾性体となると同
時に、チップ等を結合させるための接着層を形成する。
【0007】また、チップをチップ結合剤で結合させて
成形する方法としては、(イ)工場内で型枠を使用して
インターロッキング材等をつくり、これを施工場所で敷
施するプレハブ法と、(ロ)施工場所において直接チッ
プとチップ結合剤を混ぜて結合させる現場施工法があ
る。
成形する方法としては、(イ)工場内で型枠を使用して
インターロッキング材等をつくり、これを施工場所で敷
施するプレハブ法と、(ロ)施工場所において直接チッ
プとチップ結合剤を混ぜて結合させる現場施工法があ
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、湿気硬
化型ウレタン系組成物からなるチップ結合剤は、比較的
粘度が高いため、特に気温の低い冬場は、チップ等との
混練り性や作業性が悪くなるという問題があった。その
ためウレタン系組成物からなるチップ結合剤の粘度を下
げるために、キシレン、トルエン等の芳香族炭化水素系
溶剤やアジピン酸ジオクチル(DOA)、フタル酸ジオ
クチル(DOP)等のカルボン酸エステル系可塑剤が用
いられていたが、キシレン、トルエン等の芳香族炭化水
素系溶剤は、臭気が強いため作業環境上大きな問題があ
った。特に(ロ)の現場施工の場合は、施工現場周辺へ
の安全性の問題もあり、その使用が難しかった。
化型ウレタン系組成物からなるチップ結合剤は、比較的
粘度が高いため、特に気温の低い冬場は、チップ等との
混練り性や作業性が悪くなるという問題があった。その
ためウレタン系組成物からなるチップ結合剤の粘度を下
げるために、キシレン、トルエン等の芳香族炭化水素系
溶剤やアジピン酸ジオクチル(DOA)、フタル酸ジオ
クチル(DOP)等のカルボン酸エステル系可塑剤が用
いられていたが、キシレン、トルエン等の芳香族炭化水
素系溶剤は、臭気が強いため作業環境上大きな問題があ
った。特に(ロ)の現場施工の場合は、施工現場周辺へ
の安全性の問題もあり、その使用が難しかった。
【0009】一方、従来から一般的に用いられているD
OAやDOP等のカルボン酸エステル系可塑剤は、硬化
物の物性と十分な粘度低減効果が望めず、また多用した
場合には、硬化物の物性の変化、特に強度低下を引き起
こすという問題があった。
OAやDOP等のカルボン酸エステル系可塑剤は、硬化
物の物性と十分な粘度低減効果が望めず、また多用した
場合には、硬化物の物性の変化、特に強度低下を引き起
こすという問題があった。
【0010】したがって、本発明の目的は、チップと、
湿気硬化型ウレタン系組成物からなる結合剤とを混合す
る際に、安全性の高い特定の化合物を用いることによ
り、ウレタン系組成物の粘度を低下させて作業性を高め
ると共に、作業環境の安全性を高めたチップ結合剤、チ
ップ成形物の製造方法、チップ成形材料及びチップ成形
物を提供することにある。
湿気硬化型ウレタン系組成物からなる結合剤とを混合す
る際に、安全性の高い特定の化合物を用いることによ
り、ウレタン系組成物の粘度を低下させて作業性を高め
ると共に、作業環境の安全性を高めたチップ結合剤、チ
ップ成形物の製造方法、チップ成形材料及びチップ成形
物を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のチップ結合剤は、ポリオールとポリイソシ
アネートとを反応させてなるイソシアネート末端プレポ
リマーを含む湿気硬化型ウレタン系組成物からなるチッ
プ結合剤であって、前記イソシアネート末端プレポリマ
ー100重量部に対して、アルキレンカーボネートを1
0〜200重量部含有し、かつ沸点150℃以下の溶剤
を実質的に含まないことを特徴としている。
め、本発明のチップ結合剤は、ポリオールとポリイソシ
アネートとを反応させてなるイソシアネート末端プレポ
リマーを含む湿気硬化型ウレタン系組成物からなるチッ
プ結合剤であって、前記イソシアネート末端プレポリマ
ー100重量部に対して、アルキレンカーボネートを1
0〜200重量部含有し、かつ沸点150℃以下の溶剤
を実質的に含まないことを特徴としている。
【0012】また、本発明のチップ成形物の製造方法
は、チップ100重量部に対して、前記チップ結合剤を
5〜200重量部配合させて成形硬化することを特徴と
している。
は、チップ100重量部に対して、前記チップ結合剤を
5〜200重量部配合させて成形硬化することを特徴と
している。
【0013】更に、本発明のチップ成形材料は、前記チ
ップ結合剤と、チップとを含むことを特徴としている。
ップ結合剤と、チップとを含むことを特徴としている。
【0014】更にまた、本発明のチップ成形物は、前記
チップ結合剤を用いてチップを成形してなることを特徴
としている。
チップ結合剤を用いてチップを成形してなることを特徴
としている。
【0015】本発明によれば、アルキレンカーボネート
を用いることにより、湿気硬化型ウレタン系組成物から
なるチップ結合剤の粘度を下げて、チップ成形時の作業
性を高めることができる。更に、揮発性が高く、臭気の
強い芳香族炭化水素系溶剤を用いる場合に比べて作業環
境の安全性を高めることができる。
を用いることにより、湿気硬化型ウレタン系組成物から
なるチップ結合剤の粘度を下げて、チップ成形時の作業
性を高めることができる。更に、揮発性が高く、臭気の
強い芳香族炭化水素系溶剤を用いる場合に比べて作業環
境の安全性を高めることができる。
【0016】なお、本発明のチップ結合剤においては、
前記アルキレンカーボネートが、プロピレンカーボネー
トであることが好ましく、それによって、上記効果を更
に高めることができる。
前記アルキレンカーボネートが、プロピレンカーボネー
トであることが好ましく、それによって、上記効果を更
に高めることができる。
【0017】また、本発明のチップ成形物の製造方法、
チップ成形材料、及びチップ成形物においては、前記チ
ップが、樹木チップ、特には発酵処理した樹木チップで
あることが好ましく、それによって、例えば歩道等に用
いた場合、弾力性のある良好な歩行感が得られ、透水性
を有していて、老朽化したときには発酵して土に戻るた
め、焼却等の必要のない材料を提供することができる。
チップ成形材料、及びチップ成形物においては、前記チ
ップが、樹木チップ、特には発酵処理した樹木チップで
あることが好ましく、それによって、例えば歩道等に用
いた場合、弾力性のある良好な歩行感が得られ、透水性
を有していて、老朽化したときには発酵して土に戻るた
め、焼却等の必要のない材料を提供することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明において、ポリイソシアネ
ートとしては、イソシアネート基を平均2個以上有する
芳香族系、脂肪族系、脂環族系、変性ポリイソシアネー
ト等が好ましく用いられる。具体的には、2,4−トリ
レンジイソシアネート(2,4−TDI)、2,6−ト
リレンジイソシアネート(2,6−TDI)、ジフェニ
ルメタン−4,4’−ジイソシアネート(MDI)、ジ
フェニルメタン−2,4’−ジイソシアネート(2,
4’−MDI)、ナフタレン−1,5−ジイソシアネー
ト(NDI)、3,3’−ジメチル−4,4’−ビフェ
ニレンジイソシアネート(TODI)、ポリメチレンポ
リフェニルポリイソシアネート(クルードMDI)等の
黄変性ポリイソシアネート、キシリレンジイソシアネー
ト(XDI)、ヘキサメチレンジイソシアネート(HD
I)、イソホロンジイソシアネート(IPDI)、ビス
(イソシアネートメチル)シクロヘキサン(H6 XD
I)、ジシクロヘキシルメタン−4,4’−ジイソシア
ネート(H12MDI)、テトラメチルキシリレンジイソ
シアネート(TMXDI)等の無黄変性ポリイソシアネ
ート等が挙げられ、これらは単独又は二種以上の混合物
として用いられる。得られるプレポリマーの粘度、硬化
度、硬化塗膜の機械的強度の面から2,4−TDI、
2,6−TDI、XDI、MDI及びそのカルボジイミ
ド変性物から選ばれることが好ましい。
ートとしては、イソシアネート基を平均2個以上有する
芳香族系、脂肪族系、脂環族系、変性ポリイソシアネー
ト等が好ましく用いられる。具体的には、2,4−トリ
レンジイソシアネート(2,4−TDI)、2,6−ト
リレンジイソシアネート(2,6−TDI)、ジフェニ
ルメタン−4,4’−ジイソシアネート(MDI)、ジ
フェニルメタン−2,4’−ジイソシアネート(2,
4’−MDI)、ナフタレン−1,5−ジイソシアネー
ト(NDI)、3,3’−ジメチル−4,4’−ビフェ
ニレンジイソシアネート(TODI)、ポリメチレンポ
リフェニルポリイソシアネート(クルードMDI)等の
黄変性ポリイソシアネート、キシリレンジイソシアネー
ト(XDI)、ヘキサメチレンジイソシアネート(HD
I)、イソホロンジイソシアネート(IPDI)、ビス
(イソシアネートメチル)シクロヘキサン(H6 XD
I)、ジシクロヘキシルメタン−4,4’−ジイソシア
ネート(H12MDI)、テトラメチルキシリレンジイソ
シアネート(TMXDI)等の無黄変性ポリイソシアネ
ート等が挙げられ、これらは単独又は二種以上の混合物
として用いられる。得られるプレポリマーの粘度、硬化
度、硬化塗膜の機械的強度の面から2,4−TDI、
2,6−TDI、XDI、MDI及びそのカルボジイミ
ド変性物から選ばれることが好ましい。
【0019】本発明において使用されるポリオールは、
分子中に水酸基を平均して1.5個以上有する化合物で
あればよく、平均水酸基数が1.7〜4個であることが
好ましい。平均水酸基数が1.5個未満では、硬化塗膜
の高分子量化が困難となるため硬化物の機械的強度が不
充分となり、4個を超えると架橋密度が高くなり過ぎて
硬化が速くなり、作業性が悪くなったり、成形品の弾力
性が低下したりする。具体的には、ポリオキシアルキレ
ンポリオール、ひまし油のような水酸基を含む高級脂肪
酸エステル類、ポリエステルポリオール類、ポリエーテ
ル類又はポリエステルポリオールにビニルモノマーをグ
ラフトして得られるポリマーポリオール類が挙げられ
る。中でも特にポリオキシアルキレンポリオールが好ま
しい。
分子中に水酸基を平均して1.5個以上有する化合物で
あればよく、平均水酸基数が1.7〜4個であることが
好ましい。平均水酸基数が1.5個未満では、硬化塗膜
の高分子量化が困難となるため硬化物の機械的強度が不
充分となり、4個を超えると架橋密度が高くなり過ぎて
硬化が速くなり、作業性が悪くなったり、成形品の弾力
性が低下したりする。具体的には、ポリオキシアルキレ
ンポリオール、ひまし油のような水酸基を含む高級脂肪
酸エステル類、ポリエステルポリオール類、ポリエーテ
ル類又はポリエステルポリオールにビニルモノマーをグ
ラフトして得られるポリマーポリオール類が挙げられ
る。中でも特にポリオキシアルキレンポリオールが好ま
しい。
【0020】また、上記ポリオキシアルキレンポリオー
ルは、通常、多官能の開始剤にアルキレンオキシドを反
応させて製造される。ここでいう開始剤とは、平均官能
基数2個以上の活性水素化化合物であり、具体的にはエ
チレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレ
ングリコール、ブタンジオール、グリセリン、トリメチ
ロールプロパン、ペンタエリスリトール等の多価アルコ
ール、ビスフェノールA等の多価フェノール、多価アミ
ン、及びこれらにアルキレンオキシドを付加した化合
物、並びに、ひまし油のような水酸基を含む高級脂肪族
エステル類等の分子中に水酸基を平均して1.5個以上
有する化合物等が挙げられる。
ルは、通常、多官能の開始剤にアルキレンオキシドを反
応させて製造される。ここでいう開始剤とは、平均官能
基数2個以上の活性水素化化合物であり、具体的にはエ
チレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレ
ングリコール、ブタンジオール、グリセリン、トリメチ
ロールプロパン、ペンタエリスリトール等の多価アルコ
ール、ビスフェノールA等の多価フェノール、多価アミ
ン、及びこれらにアルキレンオキシドを付加した化合
物、並びに、ひまし油のような水酸基を含む高級脂肪族
エステル類等の分子中に水酸基を平均して1.5個以上
有する化合物等が挙げられる。
【0021】また、上記アルキレンオキシドとしては、
エチレンオキシド、プロピレンオキシド、1,2−ブチ
レンオキシド、2,3−ブチレンオキシド、スチレンオ
キシド等があり、特にプロピレンオキシド、又はプロピ
レンオキシドとエチレンオキシドの併用が好ましい。
エチレンオキシド、プロピレンオキシド、1,2−ブチ
レンオキシド、2,3−ブチレンオキシド、スチレンオ
キシド等があり、特にプロピレンオキシド、又はプロピ
レンオキシドとエチレンオキシドの併用が好ましい。
【0022】そして、上記ポリオキシアルキレンポリオ
ールの分子量は、その水酸基あたりの分子量が100〜
7000であることが好ましく、より好ましくは150
〜4000である。また、更に好ましくは200〜20
00であり、特に好ましくは250〜1500である。
上記ポリオキシアルキレンポリオールの分子量が小さす
ぎると硬化物が脆くなり、分子量が大きすぎると得られ
るポリウレタンプレポリマーの粘度が高くなり、硬化物
の機械的強度が不充分になる。
ールの分子量は、その水酸基あたりの分子量が100〜
7000であることが好ましく、より好ましくは150
〜4000である。また、更に好ましくは200〜20
00であり、特に好ましくは250〜1500である。
上記ポリオキシアルキレンポリオールの分子量が小さす
ぎると硬化物が脆くなり、分子量が大きすぎると得られ
るポリウレタンプレポリマーの粘度が高くなり、硬化物
の機械的強度が不充分になる。
【0023】本発明において、イソシアネート基末端ポ
リウレタンプレポリマーは、一般にはポリイシシアネー
トとポリオールとを窒素雰囲気中、80〜100℃で数
時間反応させて製造される。
リウレタンプレポリマーは、一般にはポリイシシアネー
トとポリオールとを窒素雰囲気中、80〜100℃で数
時間反応させて製造される。
【0024】本発明において、ポリウレタンプレポリマ
ーのイソシアネート基含有量は、1〜15重量%である
ことが好ましく、より好ましくは4〜12重量%であ
る。また、更に好ましくは、6〜10重量%である。イ
ソシアネート基含有量が15重量%以上では硬化が速く
なり過ぎて、得られる塗膜が硬くなって成形品は脆くな
り、1重量%未満では粘度が高くなって作業性が悪くな
ることがある。
ーのイソシアネート基含有量は、1〜15重量%である
ことが好ましく、より好ましくは4〜12重量%であ
る。また、更に好ましくは、6〜10重量%である。イ
ソシアネート基含有量が15重量%以上では硬化が速く
なり過ぎて、得られる塗膜が硬くなって成形品は脆くな
り、1重量%未満では粘度が高くなって作業性が悪くな
ることがある。
【0025】本発明においては、沸点150℃以下の溶
剤は実質的に含まないことを特徴とする。沸点150℃
以下の溶剤としては、キシレンやトルエン等の芳香族炭
化水素系溶剤などがあるが、これらは臭気が強く、堆肥
菌を短時間に殺す作用を有すると考えられるからであ
る。
剤は実質的に含まないことを特徴とする。沸点150℃
以下の溶剤としては、キシレンやトルエン等の芳香族炭
化水素系溶剤などがあるが、これらは臭気が強く、堆肥
菌を短時間に殺す作用を有すると考えられるからであ
る。
【0026】本発明に使用されるアルキレンカーボネー
トは、特に限定されない。エチレンカーボネート、プロ
ピレンカーボネート、ブチレンカーボネート等が挙げら
れるが、特に好ましくは、プロピレンカーボネート(P
C)が用いられる。プロピレンカーボネートは、プロピ
レングリコールとホスゲンの反応、又はプロピレンオキ
シドと炭酸ガスの反応で得られる化合物で、腐食性、吸
湿性が少なく、かつ安定な無色無臭の液体であり、上記
芳香族炭化水素系溶剤などのように堆肥菌を短時間に殺
す作用もない。
トは、特に限定されない。エチレンカーボネート、プロ
ピレンカーボネート、ブチレンカーボネート等が挙げら
れるが、特に好ましくは、プロピレンカーボネート(P
C)が用いられる。プロピレンカーボネートは、プロピ
レングリコールとホスゲンの反応、又はプロピレンオキ
シドと炭酸ガスの反応で得られる化合物で、腐食性、吸
湿性が少なく、かつ安定な無色無臭の液体であり、上記
芳香族炭化水素系溶剤などのように堆肥菌を短時間に殺
す作用もない。
【0027】また、本発明においては、上記アルキレン
カーボネートとDOAやDOPのようなカルボン酸エス
テル系可塑剤を併用しても良い。この場合、上記カルボ
ン酸エステル系可塑剤の使用量は、アルキレンカーボネ
ートに対して100重量%以下であることが好ましく、
更に好ましくは50重量%以下である。上記カルボン酸
エステル系可塑剤の使用量が、アルキレンカーボネート
に対して100重量%以上になると、硬化物の強度が低
下するおそれがあるため好ましくない。
カーボネートとDOAやDOPのようなカルボン酸エス
テル系可塑剤を併用しても良い。この場合、上記カルボ
ン酸エステル系可塑剤の使用量は、アルキレンカーボネ
ートに対して100重量%以下であることが好ましく、
更に好ましくは50重量%以下である。上記カルボン酸
エステル系可塑剤の使用量が、アルキレンカーボネート
に対して100重量%以上になると、硬化物の強度が低
下するおそれがあるため好ましくない。
【0028】本発明においては、前記イソシアネート末
端プレポリマー100重量部に対して、アルキレンカー
ボネートを10〜200重量部、好ましくは20〜10
0重量部用いる。
端プレポリマー100重量部に対して、アルキレンカー
ボネートを10〜200重量部、好ましくは20〜10
0重量部用いる。
【0029】本発明において用いられるチップ材料とし
ては、木、ゴム、砂利、砂、硝子等特に限定されない
が、好ましくは竹、籾殻、藁、樹木等が用いられ、特に
好ましくは樹木が用いられる。そして、上記樹木として
は、公的な機関が管理する公園や街路樹、その他企業や
家庭一般から出る伐採樹木等を使用することもできる。
ては、木、ゴム、砂利、砂、硝子等特に限定されない
が、好ましくは竹、籾殻、藁、樹木等が用いられ、特に
好ましくは樹木が用いられる。そして、上記樹木として
は、公的な機関が管理する公園や街路樹、その他企業や
家庭一般から出る伐採樹木等を使用することもできる。
【0030】また、チップの大きさは、使用条件等に応
じて決められるが、50mm以下、特には30mm以
下、更には20mm以下が好ましい。上記チップは、上
記チップ材料を切断、粉砕等することにより得ることが
できる。特に、樹木チップは、チョッパー型粉砕機で処
理したものが好ましく用いられる。
じて決められるが、50mm以下、特には30mm以
下、更には20mm以下が好ましい。上記チップは、上
記チップ材料を切断、粉砕等することにより得ることが
できる。特に、樹木チップは、チョッパー型粉砕機で処
理したものが好ましく用いられる。
【0031】本発明において用いられるチップとして
は、上記樹木チップ及び/又は上記樹木チップを発酵処
理してなる発酵処理した樹木チップが好ましく用いられ
る。
は、上記樹木チップ及び/又は上記樹木チップを発酵処
理してなる発酵処理した樹木チップが好ましく用いられ
る。
【0032】該発酵処理した樹木チップとは、上記樹木
チップを発酵菌の存在下、一定の温度下に放置すること
(以下「発酵処理工程」とする)により一定期間発酵さ
せたものをいう(以下「発酵樹木チップ」とする)。
チップを発酵菌の存在下、一定の温度下に放置すること
(以下「発酵処理工程」とする)により一定期間発酵さ
せたものをいう(以下「発酵樹木チップ」とする)。
【0033】発酵条件は、樹木の種類及び樹木チップの
大きさにより決められる。一般的には樹木チップに発酵
菌を混ぜ込み、一定温度で一定期間放置することにより
発酵させることが好ましい。
大きさにより決められる。一般的には樹木チップに発酵
菌を混ぜ込み、一定温度で一定期間放置することにより
発酵させることが好ましい。
【0034】発酵菌は、通常1種類に特定されるわけで
はなく、複数の細菌、酵母、カビ菌が複雑に作用して発
酵を進めるとされる。本発明で使用される発酵菌として
は、バチルス、シュードモナス、セロビブリオ、ミクロ
コセウス、エシュリキア、アエロバクター、ストレプト
ミセス、モニリア、ロドトルラ、ツアロプシス、トリコ
デルマ、ムコリゾプス、クラドスポリウム、ペニシリウ
ム、アスペルギルス、カエトミウム等が挙げられる。
はなく、複数の細菌、酵母、カビ菌が複雑に作用して発
酵を進めるとされる。本発明で使用される発酵菌として
は、バチルス、シュードモナス、セロビブリオ、ミクロ
コセウス、エシュリキア、アエロバクター、ストレプト
ミセス、モニリア、ロドトルラ、ツアロプシス、トリコ
デルマ、ムコリゾプス、クラドスポリウム、ペニシリウ
ム、アスペルギルス、カエトミウム等が挙げられる。
【0035】また、発酵に際して、発酵菌を加えずに雰
囲気下にある、或いはもともと樹木に付着している発酵
菌を利用することもできる。この場合、人為的に発酵菌
を加えた場合よりも発酵速度が遅くなることが多いた
め、米糠や糖質材料等を加えて発酵を促進することも可
能である。上記糖質材料としては、ブドウ糖やショ糖、
廃糖蜜等を使用することができる。
囲気下にある、或いはもともと樹木に付着している発酵
菌を利用することもできる。この場合、人為的に発酵菌
を加えた場合よりも発酵速度が遅くなることが多いた
め、米糠や糖質材料等を加えて発酵を促進することも可
能である。上記糖質材料としては、ブドウ糖やショ糖、
廃糖蜜等を使用することができる。
【0036】そして、人為的に発酵菌を加える場合に
は、別途作成した堆肥や、更には別途培養した発酵菌の
集合物或いは高密度培養物を無機粉等に吸着又は吸収さ
せたもの等を用いる。
は、別途作成した堆肥や、更には別途培養した発酵菌の
集合物或いは高密度培養物を無機粉等に吸着又は吸収さ
せたもの等を用いる。
【0037】発酵は、通常は生木を粉砕、場合によって
は更に膨潤化した樹木材料をそのまま用いるが、樹木材
料中の水分が少ない場合には、必要に応じて水を添加し
てもよい。発酵菌は好気性のものが多いため、発酵中
は、通常は樹木チップ堆積物中の内部を極端な嫌気性条
件にしないように、1週間に1回以上の頻度で切り返し
を行うか、或いは連続的又は間欠的に堆積物の内部に送
気を行う。
は更に膨潤化した樹木材料をそのまま用いるが、樹木材
料中の水分が少ない場合には、必要に応じて水を添加し
てもよい。発酵菌は好気性のものが多いため、発酵中
は、通常は樹木チップ堆積物中の内部を極端な嫌気性条
件にしないように、1週間に1回以上の頻度で切り返し
を行うか、或いは連続的又は間欠的に堆積物の内部に送
気を行う。
【0038】発酵中の樹木チップ堆積物中の内部の温度
は、通常40〜75℃、好ましくは50〜65℃で推移
するようにする。
は、通常40〜75℃、好ましくは50〜65℃で推移
するようにする。
【0039】発酵の進捗により、樹木チップは茶色く変
色し、いわゆる堆肥臭を持つようになる。通常、葉や小
枝は1カ月程度で土状になり、枝や幹の部分は完全に発
酵するまでに半年程度を必要とする。なお、発酵中に樹
木チップ堆積物内部が長期間にわたり嫌気性におかれて
しまった場合には、発酵は殆ど進行せず、悪玉菌といわ
れる嫌気性菌が繁殖し、樹木チップは腐敗臭を放つよう
になり、場合によっては黄色く汚物状に変質する。
色し、いわゆる堆肥臭を持つようになる。通常、葉や小
枝は1カ月程度で土状になり、枝や幹の部分は完全に発
酵するまでに半年程度を必要とする。なお、発酵中に樹
木チップ堆積物内部が長期間にわたり嫌気性におかれて
しまった場合には、発酵は殆ど進行せず、悪玉菌といわ
れる嫌気性菌が繁殖し、樹木チップは腐敗臭を放つよう
になり、場合によっては黄色く汚物状に変質する。
【0040】上述したように生樹木を完全発酵させるま
でには相当の日数が必要になるが、本発明では、その前
に発酵処理工程を終了させる。すなわち、完全発酵して
いない樹木チップを含む状態で発酵処理工程を終了させ
ることが好ましい。特に、葉や小枝などの発酵しやすい
部分が完全発酵し、分解して粉末化し、なおかつ枝や幹
等の硬質部分が残っている状態で発酵処理工程を終了す
ることが好ましい。
でには相当の日数が必要になるが、本発明では、その前
に発酵処理工程を終了させる。すなわち、完全発酵して
いない樹木チップを含む状態で発酵処理工程を終了させ
ることが好ましい。特に、葉や小枝などの発酵しやすい
部分が完全発酵し、分解して粉末化し、なおかつ枝や幹
等の硬質部分が残っている状態で発酵処理工程を終了す
ることが好ましい。
【0041】本発明における発酵期間は、例えば、約3
カ月で完全発酵する条件で5日〜1.5カ月発酵させる
ことが好ましい。発酵処理工程の時間が長いと、樹木の
幹や枝の芯まで分解されてしまいチップとして利用する
ことができなくなるため、樹木チップの表面が、発酵に
より茶色に変色した段階で発酵処理工程を終了すること
が好ましい。
カ月で完全発酵する条件で5日〜1.5カ月発酵させる
ことが好ましい。発酵処理工程の時間が長いと、樹木の
幹や枝の芯まで分解されてしまいチップとして利用する
ことができなくなるため、樹木チップの表面が、発酵に
より茶色に変色した段階で発酵処理工程を終了すること
が好ましい。
【0042】本発明では、上記発酵樹木チップは、その
まま成形物の材料として使用できるが、上記発酵樹木チ
ップから、粉末化した柔軟部分を除いた残りの材料を用
いて成形物を製造することもできる。
まま成形物の材料として使用できるが、上記発酵樹木チ
ップから、粉末化した柔軟部分を除いた残りの材料を用
いて成形物を製造することもできる。
【0043】柔軟部分を除く場合には、篩いにかける方
法等によって行うことが好ましい。除去した柔軟部分は
そのまま、或いは別途更に発酵を完了させて堆肥として
利用できる。上記柔軟部分は、完全発酵して得られる分
解物やその他葉、小枝部分等からなる粉末状のものであ
る。
法等によって行うことが好ましい。除去した柔軟部分は
そのまま、或いは別途更に発酵を完了させて堆肥として
利用できる。上記柔軟部分は、完全発酵して得られる分
解物やその他葉、小枝部分等からなる粉末状のものであ
る。
【0044】すなわち、本発明における上記発酵樹木チ
ップは、表面部分は発酵菌が付着して一部分解されてい
るが、芯部分は生樹木のまま残っているものを含有して
いる。これを結合剤で固めて成形物として使用した場合
には、成形物中でも発酵が徐々に進行し、特に、地面と
接している部分では適度な水分もあり分解が促進され、
最終的には土に戻りうる。また成形物が破壊されて、上
記発酵樹木チップが、剥離飛散しても土中で完全発酵し
分解してしまう。
ップは、表面部分は発酵菌が付着して一部分解されてい
るが、芯部分は生樹木のまま残っているものを含有して
いる。これを結合剤で固めて成形物として使用した場合
には、成形物中でも発酵が徐々に進行し、特に、地面と
接している部分では適度な水分もあり分解が促進され、
最終的には土に戻りうる。また成形物が破壊されて、上
記発酵樹木チップが、剥離飛散しても土中で完全発酵し
分解してしまう。
【0045】本発明においては、上記チップ結合剤と上
記のようなチップとを混合した後、成形型枠に入れて加
圧成形したり、施工現場に撒き広げコテ等で押さえる等
の加工プロセスを経て成形物に仕上げられる。
記のようなチップとを混合した後、成形型枠に入れて加
圧成形したり、施工現場に撒き広げコテ等で押さえる等
の加工プロセスを経て成形物に仕上げられる。
【0046】本発明の成形物は、常温で成形させて得ら
れるものが好ましい。これは、チップとして樹木チップ
及び/又は発酵処理した樹木チップを用いた場合、特に
樹木の風合いを殺したり、堆肥菌を殺したりすることが
ないからである。
れるものが好ましい。これは、チップとして樹木チップ
及び/又は発酵処理した樹木チップを用いた場合、特に
樹木の風合いを殺したり、堆肥菌を殺したりすることが
ないからである。
【0047】本発明において、チップ結合剤の添加量
は、チップ100重量部に対して、好ましくは5〜20
0重量部、より好ましくは10〜100重量部、更に好
ましくは15〜50重量部とされる。
は、チップ100重量部に対して、好ましくは5〜20
0重量部、より好ましくは10〜100重量部、更に好
ましくは15〜50重量部とされる。
【0048】本発明における成形物は、具体的には、
(a)歩道用舗装平板、(b)植木鉢、(c)植栽ベッ
ド、(d)植栽桝改良資材などの用途に利用できる。
(a)歩道用舗装平板、(b)植木鉢、(c)植栽ベッ
ド、(d)植栽桝改良資材などの用途に利用できる。
【0049】その際に、発酵樹木チップを用いれば土中
及び該発酵樹木チップに付着している微生物により該発
酵樹木チップが徐々に分解されて土に戻り易いため、成
形物自身がゴミとなることがない。
及び該発酵樹木チップに付着している微生物により該発
酵樹木チップが徐々に分解されて土に戻り易いため、成
形物自身がゴミとなることがない。
【0050】上記(a)の歩道用舗装平板は、任意の寸
法や厚さの板状に成形することにより製造できる。材料
自体が軽量なので、通常歩道に用いられている30cm
×30cmのコンクリート平板より大きな寸法にも製造
でき、公園の園地といった車が走らない場所など歩行者
のための快適な舗装材が求められる分野において利用可
能である。上記歩道用舗装平板を用いた場合には、弾力
性及び透水性が有り、歩行感の良い歩道が得られる。
法や厚さの板状に成形することにより製造できる。材料
自体が軽量なので、通常歩道に用いられている30cm
×30cmのコンクリート平板より大きな寸法にも製造
でき、公園の園地といった車が走らない場所など歩行者
のための快適な舗装材が求められる分野において利用可
能である。上記歩道用舗装平板を用いた場合には、弾力
性及び透水性が有り、歩行感の良い歩道が得られる。
【0051】また、上述したように、現場の形状に合わ
せて現場で成形及び施工を同時に行うこともでき、混合
した成形材料を均一に敷き均し、軽く押圧することで継
ぎ目のない舗装ができる。この場合も上述したように、
弾力性及び透水性が有り、歩行感の良い舗装ができる。
せて現場で成形及び施工を同時に行うこともでき、混合
した成形材料を均一に敷き均し、軽く押圧することで継
ぎ目のない舗装ができる。この場合も上述したように、
弾力性及び透水性が有り、歩行感の良い舗装ができる。
【0052】また、雑草が繁茂する場所では、上記平板
を敷くことにより雑草の生育を抑制することができる。
を敷くことにより雑草の生育を抑制することができる。
【0053】更に、平地のみならず高速道路の法面のよ
うな傾斜面への施工も可能であり、この上に種子を撒く
ことにより、雑草の生育を抑えつつ所望の植物を繁殖さ
せることもできる。
うな傾斜面への施工も可能であり、この上に種子を撒く
ことにより、雑草の生育を抑えつつ所望の植物を繁殖さ
せることもできる。
【0054】上記(b)の植木鉢に利用する場合、上記
発酵樹木チップからなる成形物を用いることにより、例
えば、後に大きめの植木鉢等に植え替えることが必要な
小さな苗木など場合、植木鉢から樹木を取り出さずに、
植木鉢ごと移植でき、根茎を切断することがない。
発酵樹木チップからなる成形物を用いることにより、例
えば、後に大きめの植木鉢等に植え替えることが必要な
小さな苗木など場合、植木鉢から樹木を取り出さずに、
植木鉢ごと移植でき、根茎を切断することがない。
【0055】上記(c)の植栽ベッドに利用する場合、
上記発酵樹木チップをブロック状に成形した成形物を製
造し、その後、ドリル等で穴を開け、該穴の中に種子と
培養土を入れることにより、植栽ベッドが得られる。該
植栽ベッドはバラバラにして植えるときは、鋸などで簡
単に切断でき、劣化により分解が始めるまで使用でき
る。また、そのまま土に植えることもできる。上記植栽
ベッドは、排水性、通気性が良好なことから接ぎ木など
の苗床に特に適する。
上記発酵樹木チップをブロック状に成形した成形物を製
造し、その後、ドリル等で穴を開け、該穴の中に種子と
培養土を入れることにより、植栽ベッドが得られる。該
植栽ベッドはバラバラにして植えるときは、鋸などで簡
単に切断でき、劣化により分解が始めるまで使用でき
る。また、そのまま土に植えることもできる。上記植栽
ベッドは、排水性、通気性が良好なことから接ぎ木など
の苗床に特に適する。
【0056】上記(d)の歩道の植栽桝改良資材として
使用する場合、歩道の街路樹を植えるための植栽桝の中
に上記発酵樹木チップからなる板状の成形物を設置する
ことにより、街路樹の枯損する原因の1つである排水不
良による植栽桝の中の過湿を防止できる。また、これと
合わせて、棒状又は板状の上記成形物を垂直方向に入れ
て施工することにより、舗装道に凹凸を生じさせる原因
となる根上がりの現象も防止できる。
使用する場合、歩道の街路樹を植えるための植栽桝の中
に上記発酵樹木チップからなる板状の成形物を設置する
ことにより、街路樹の枯損する原因の1つである排水不
良による植栽桝の中の過湿を防止できる。また、これと
合わせて、棒状又は板状の上記成形物を垂直方向に入れ
て施工することにより、舗装道に凹凸を生じさせる原因
となる根上がりの現象も防止できる。
【0057】
【実施例】例1 ジプロピレングリコールにプロピレンオキシドを重合さ
せることにより得られた分子量2000のポリオキシプ
ロピレングリコールと4,4’−ジフェニルメタンジイ
ソシアネートを窒素雰囲気下85℃で反応させて、イソ
シアネート基含有量9.0重量%のウレタンポリマーを
得た。これをチップ結合剤とした。
せることにより得られた分子量2000のポリオキシプ
ロピレングリコールと4,4’−ジフェニルメタンジイ
ソシアネートを窒素雰囲気下85℃で反応させて、イソ
シアネート基含有量9.0重量%のウレタンポリマーを
得た。これをチップ結合剤とした。
【0058】また、伐採した樹木をチョッパー型粉砕
機、続いてミル型粉砕機で処理して3〜15mmの寸法
の樹木チップを製造した。この樹木チップ700kgに
発酵菌14kgを加えて均一に撹拌した後、堆肥プラン
トに入れて30日発酵させて硬質部分と軟質部分を含む
発酵樹木チップを製造した。
機、続いてミル型粉砕機で処理して3〜15mmの寸法
の樹木チップを製造した。この樹木チップ700kgに
発酵菌14kgを加えて均一に撹拌した後、堆肥プラン
トに入れて30日発酵させて硬質部分と軟質部分を含む
発酵樹木チップを製造した。
【0059】この発酵樹木チップ2.6kgに、上記チ
ップ結合剤0.5kgと、プロピレンカーボネート0.
2kgとを加え、撹拌機により均一に撹拌した。この撹
拌物を縦横各300mm、厚さ50mmの型に入れ、2
0℃で1時間放置後、脱型して板状の成形物を得た。
ップ結合剤0.5kgと、プロピレンカーボネート0.
2kgとを加え、撹拌機により均一に撹拌した。この撹
拌物を縦横各300mm、厚さ50mmの型に入れ、2
0℃で1時間放置後、脱型して板状の成形物を得た。
【0060】プロピレンカーボネートを加えたことによ
り、上記チップ結合剤の粘度が低下し作業性が上がった
と共に、成形時に全く溶剤臭がしなかった。得られた成
形物を突き固めた土の上に敷き並べたところ、弾力性の
あるよい歩行感の歩道が得られた。
り、上記チップ結合剤の粘度が低下し作業性が上がった
と共に、成形時に全く溶剤臭がしなかった。得られた成
形物を突き固めた土の上に敷き並べたところ、弾力性の
あるよい歩行感の歩道が得られた。
【0061】例2 例1で得た発酵樹木チップを篩にかけ、粒子の細かい成
分を除いたもの2.2kgに、例1と同様のチップ結合
剤0.5kgと、プロピレンカーボネート0.2kgと
を加え、撹拌機により均一に撹拌した。この撹拌物を縦
横各300mm、厚さ50mmの型に入れ、25℃で3
0分間放置後、脱型して板状の成形物を得た。
分を除いたもの2.2kgに、例1と同様のチップ結合
剤0.5kgと、プロピレンカーボネート0.2kgと
を加え、撹拌機により均一に撹拌した。この撹拌物を縦
横各300mm、厚さ50mmの型に入れ、25℃で3
0分間放置後、脱型して板状の成形物を得た。
【0062】プロピレンカーボネートを加えたことによ
り、上記チップ結合剤の粘度が低下し作業性が上がった
と共に、成形時に全く溶剤臭がしなかった。得られた成
形物を突き固めた土の上に敷き並べたところ、弾力性の
あるよい歩行感の歩道が得られた。
り、上記チップ結合剤の粘度が低下し作業性が上がった
と共に、成形時に全く溶剤臭がしなかった。得られた成
形物を突き固めた土の上に敷き並べたところ、弾力性の
あるよい歩行感の歩道が得られた。
【0063】例3 例1で得られた発酵樹木チップを篩にかけ、粒子の細か
い成分を除いたもの30kgに、例1と同様のチップ結
合剤6.0kgと、プロピレンカーボネート2.5kg
とを加え、撹拌機により均一に撹拌した。この撹拌物を
突き固めた土面に幅2mに撒き拡げ、厚さ2cmになる
ようにレーキ、コテで施工した後、1日放置して固化さ
せて歩径路を得た。
い成分を除いたもの30kgに、例1と同様のチップ結
合剤6.0kgと、プロピレンカーボネート2.5kg
とを加え、撹拌機により均一に撹拌した。この撹拌物を
突き固めた土面に幅2mに撒き拡げ、厚さ2cmになる
ようにレーキ、コテで施工した後、1日放置して固化さ
せて歩径路を得た。
【0064】プロピレンカーボネートを加えたことによ
り、上記チップ結合剤の粘度が低下し作業性が上がった
と共に、施工時に全く溶剤臭がしなかった。また、この
歩径路は、弾力性のあるよい歩行感を持っていた。
り、上記チップ結合剤の粘度が低下し作業性が上がった
と共に、施工時に全く溶剤臭がしなかった。また、この
歩径路は、弾力性のあるよい歩行感を持っていた。
【0065】例4 例1で得られた発酵樹木チップを篩にかけ、粒子の細か
い成分を除いたもの200cm3 を500cm3 容ビー
カーに入れ、例1と同様のチップ結合剤16gを加え、
スパチュラにより十分に撹拌した。この撹拌物を130
mm×80mm×10mmのポリプロピレン製の型に入
れてスパチュラで均し、2時間後に脱型し、板状のサン
プルブロックを得た。
い成分を除いたもの200cm3 を500cm3 容ビー
カーに入れ、例1と同様のチップ結合剤16gを加え、
スパチュラにより十分に撹拌した。この撹拌物を130
mm×80mm×10mmのポリプロピレン製の型に入
れてスパチュラで均し、2時間後に脱型し、板状のサン
プルブロックを得た。
【0066】例5 例1で得られた発酵樹木チップを篩にかけ、粒子の細か
い成分を除いたもの200cm3 を500cm3 容ビー
カーに入れ、例1と同様のチップ結合剤16gとプロピ
レンカーボネート3.2gの混合物を加え、スパチュラ
により十分に撹拌した。この撹拌物を130mm×80
mm×10mmのポリプロピレン製の型に入れてスパチ
ュラで均し、2時間後に脱型し、板状のサンプルブロッ
クを得た。
い成分を除いたもの200cm3 を500cm3 容ビー
カーに入れ、例1と同様のチップ結合剤16gとプロピ
レンカーボネート3.2gの混合物を加え、スパチュラ
により十分に撹拌した。この撹拌物を130mm×80
mm×10mmのポリプロピレン製の型に入れてスパチ
ュラで均し、2時間後に脱型し、板状のサンプルブロッ
クを得た。
【0067】例6 例1で得られた発酵樹木チップを篩にかけ、粒子の細か
い成分を除いたもの200cm3 を500cm3 容ビー
カーに入れ、例1と同様のチップ結合剤16gとプロピ
レンカーボネート8gの混合物を加え、スパチュラによ
り十分に撹拌した。この撹拌物を130mm×80mm
×10mmのポリプロピレン製の型に入れてスパチュラ
で均し、2時間後に脱型し、板状のサンプルブロックを
得た。
い成分を除いたもの200cm3 を500cm3 容ビー
カーに入れ、例1と同様のチップ結合剤16gとプロピ
レンカーボネート8gの混合物を加え、スパチュラによ
り十分に撹拌した。この撹拌物を130mm×80mm
×10mmのポリプロピレン製の型に入れてスパチュラ
で均し、2時間後に脱型し、板状のサンプルブロックを
得た。
【0068】例7 例1で得られた発酵樹木チップを篩にかけ、粒子の細か
い成分を除いたもの200cm3 を500cm3 容ビー
カーに入れ、例1と同様のチップ結合剤16gとプロピ
レンカーボネート16gの混合物を加え、スパチュラに
より十分に撹拌した。この撹拌物を130mm×80m
m×10mmのポリプロピレン製の型に入れてスパチュ
ラで均し、2時間後に脱型し、板状のサンプルブロック
を得た。
い成分を除いたもの200cm3 を500cm3 容ビー
カーに入れ、例1と同様のチップ結合剤16gとプロピ
レンカーボネート16gの混合物を加え、スパチュラに
より十分に撹拌した。この撹拌物を130mm×80m
m×10mmのポリプロピレン製の型に入れてスパチュ
ラで均し、2時間後に脱型し、板状のサンプルブロック
を得た。
【0069】例8 例1で得られた発酵樹木チップを篩にかけ、粒子の細か
い成分を除いたもの200cm3 を500cm3 容ビー
カーに入れ、例1と同様のチップ結合剤16gとDOP
8gの混合物を加え、スパチュラにより十分に撹拌し
た。この撹拌物を130mm×80mm×10mmのポ
リプロピレン製の型に入れてスパチュラで均し、2時間
後に脱型し、板状のサンプルブロックを得た。
い成分を除いたもの200cm3 を500cm3 容ビー
カーに入れ、例1と同様のチップ結合剤16gとDOP
8gの混合物を加え、スパチュラにより十分に撹拌し
た。この撹拌物を130mm×80mm×10mmのポ
リプロピレン製の型に入れてスパチュラで均し、2時間
後に脱型し、板状のサンプルブロックを得た。
【0070】例9 例1で得られた発酵樹木チップを篩にかけ、粒子の細か
い成分を除いたもの200cm3 を500cm3 容ビー
カーに入れ、例1と同様のチップ結合剤16gとキシレ
ン8gの混合物を加え、スパチュラにより十分に撹拌し
た。この撹拌物を130mm×80mm×10mmのポ
リプロピレン製の型に入れてスパチュラで均し、2時間
後に脱型し、板状のサンプルブロックを得た。
い成分を除いたもの200cm3 を500cm3 容ビー
カーに入れ、例1と同様のチップ結合剤16gとキシレ
ン8gの混合物を加え、スパチュラにより十分に撹拌し
た。この撹拌物を130mm×80mm×10mmのポ
リプロピレン製の型に入れてスパチュラで均し、2時間
後に脱型し、板状のサンプルブロックを得た。
【0071】評価試験 例4〜9の成形材料及び成形物について、臭気、粘度、
混練り作業性、硬化性を、20℃にて、下記の方法で評
価・測定した。添加剤とは、プロピレンカーボネート、
DOP、又はキシレンである。 臭気:チップ結合剤と各添加剤との混合作業中に、臭
覚により評価した。 粘度:チップ結合剤と各添加剤とを混合し、10分後
に回転粘度測定器にて測定した。 混練り作業性:チップ結合剤と各添加剤との混合物
を、チップと混合・撹拌して成形する際の作業性を手感
触により評価した。 硬化性:板状のサンプルブロックを成形した後、2時
間経過後に、硬化状態を観察し、評価した。 これらの結果を表1に示す。
混練り作業性、硬化性を、20℃にて、下記の方法で評
価・測定した。添加剤とは、プロピレンカーボネート、
DOP、又はキシレンである。 臭気:チップ結合剤と各添加剤との混合作業中に、臭
覚により評価した。 粘度:チップ結合剤と各添加剤とを混合し、10分後
に回転粘度測定器にて測定した。 混練り作業性:チップ結合剤と各添加剤との混合物
を、チップと混合・撹拌して成形する際の作業性を手感
触により評価した。 硬化性:板状のサンプルブロックを成形した後、2時
間経過後に、硬化状態を観察し、評価した。 これらの結果を表1に示す。
【0072】
【表1】
【0073】表1の結果から、プロピレンカーボネート
を用いた例5、6、7は、添加剤を用いない例4に比べ
て、粘度が低く、作業性が良好であること、また、DO
Pを用いた例8に比べて、混練り作業性及び硬化性に優
れていること、更に、キシレンを用いた例9に比べて、
臭気が少ないことがわかる。
を用いた例5、6、7は、添加剤を用いない例4に比べ
て、粘度が低く、作業性が良好であること、また、DO
Pを用いた例8に比べて、混練り作業性及び硬化性に優
れていること、更に、キシレンを用いた例9に比べて、
臭気が少ないことがわかる。
【0074】例10 例1で得られた発酵樹木チップを篩にかけ、粒子の細か
い成分を除いたもの8.0kgに、例1と同様のチップ
結合剤2.0kgと、プロピレンカーボネート0.8k
gとを加え、撹拌機により均一に撹拌した。この混合物
の一部を内面にプロピレンカーボネートを薄く塗布した
縦横各300mm、厚さ50mmの型に入れてコテで均
し、30分後に脱型して板状の成形物を得た。得られた
板状の成形物をポリエチレン製の袋に入れ、1週間放置
後、5枚に重ねて60℃、相対湿度60%に調節した恒
温恒湿槽に入れた。1週間後に肉眼で観察すると、成形
物の表面に白い糸状菌がみられ、2週間後には、糸状菌
は、更に成長し、広がっていた。この結果、プロピレン
カーボネートを用いることにより、発酵樹木チップに付
着している発酵菌がほとんど死滅していないことが分か
った。
い成分を除いたもの8.0kgに、例1と同様のチップ
結合剤2.0kgと、プロピレンカーボネート0.8k
gとを加え、撹拌機により均一に撹拌した。この混合物
の一部を内面にプロピレンカーボネートを薄く塗布した
縦横各300mm、厚さ50mmの型に入れてコテで均
し、30分後に脱型して板状の成形物を得た。得られた
板状の成形物をポリエチレン製の袋に入れ、1週間放置
後、5枚に重ねて60℃、相対湿度60%に調節した恒
温恒湿槽に入れた。1週間後に肉眼で観察すると、成形
物の表面に白い糸状菌がみられ、2週間後には、糸状菌
は、更に成長し、広がっていた。この結果、プロピレン
カーボネートを用いることにより、発酵樹木チップに付
着している発酵菌がほとんど死滅していないことが分か
った。
【0075】例11 例1で得られた発酵樹木チップを篩にかけ、粒子の細か
い成分を除いたもの8.0kgに、例1と同様のチップ
結合剤2.0kgと、キシレン0.8kgとを加え、撹
拌機により均一に撹拌した。この混合物の一部を内面に
プロピレンカーボネートを薄く塗布した縦横各300m
m、厚さ50mmの型に入れてコテで均し、30分後に
脱型して板状の成形物を得た。得られた板状の成形物を
ポリエチレン製の袋に入れ、1週間放置後、5枚に重ね
て60℃、相対湿度60%に調節した恒温恒湿槽に入れ
た。1週間後、2週間後に肉眼で観察したが、成形物の
表面には糸状菌がみられなかった。この結果、キシレン
を用いることにより、発酵樹木チップに付着している発
酵菌の少なくとも大半が死滅したと考えられる。
い成分を除いたもの8.0kgに、例1と同様のチップ
結合剤2.0kgと、キシレン0.8kgとを加え、撹
拌機により均一に撹拌した。この混合物の一部を内面に
プロピレンカーボネートを薄く塗布した縦横各300m
m、厚さ50mmの型に入れてコテで均し、30分後に
脱型して板状の成形物を得た。得られた板状の成形物を
ポリエチレン製の袋に入れ、1週間放置後、5枚に重ね
て60℃、相対湿度60%に調節した恒温恒湿槽に入れ
た。1週間後、2週間後に肉眼で観察したが、成形物の
表面には糸状菌がみられなかった。この結果、キシレン
を用いることにより、発酵樹木チップに付着している発
酵菌の少なくとも大半が死滅したと考えられる。
【0076】例12 例1で得られた発酵樹木チップを篩いにかけ、粒子の細
かい成分を除いたもの8.0kgに、例1と同様のチッ
プ結合材2.0kgと、プロピレンカーボネート0.8
kgとを加え、攪拌機により均一に攪拌した。この混合
物の一部上面が開放された縦60mm、横135mm、
厚さ8mmのポリプロピレン製の型に入れ、スパチュラ
で均一に押し固め、30分後に脱型して板状の成形物を
得た。得られた板状の成形物をポリエチレン製の袋に入
れ、1週間放置後取り出し、その4枚を水平に重ねて、
横浜市神奈川区羽沢町松原の旭硝子株式会社中央研究所
敷地内の土壌に、上面が地面と同じ高さで接するように
埋めた。2週間後に肉眼で観察すると、上から3枚目の
裏面と4枚目の表裏両面に糸状菌が見られ、4週間後に
は糸状菌は更に成長し、広がっていた。この結果、下記
例13と比較することにより、プロピレンカーボネート
を用いると、発酵樹木チップに付着している発酵菌が多
く生きていると考えられる。なお、1枚目、2枚目に糸
状菌が見られなかったのは、表面に近く、乾燥条件下に
置かれていたため発酵菌が下層の3、4枚目ほどは成長
出来なかったものと考えられる。
かい成分を除いたもの8.0kgに、例1と同様のチッ
プ結合材2.0kgと、プロピレンカーボネート0.8
kgとを加え、攪拌機により均一に攪拌した。この混合
物の一部上面が開放された縦60mm、横135mm、
厚さ8mmのポリプロピレン製の型に入れ、スパチュラ
で均一に押し固め、30分後に脱型して板状の成形物を
得た。得られた板状の成形物をポリエチレン製の袋に入
れ、1週間放置後取り出し、その4枚を水平に重ねて、
横浜市神奈川区羽沢町松原の旭硝子株式会社中央研究所
敷地内の土壌に、上面が地面と同じ高さで接するように
埋めた。2週間後に肉眼で観察すると、上から3枚目の
裏面と4枚目の表裏両面に糸状菌が見られ、4週間後に
は糸状菌は更に成長し、広がっていた。この結果、下記
例13と比較することにより、プロピレンカーボネート
を用いると、発酵樹木チップに付着している発酵菌が多
く生きていると考えられる。なお、1枚目、2枚目に糸
状菌が見られなかったのは、表面に近く、乾燥条件下に
置かれていたため発酵菌が下層の3、4枚目ほどは成長
出来なかったものと考えられる。
【0077】例13 例1で得られた発酵樹木チップを篩いにかけ、粒子の細
かい成分を除いたもの8.0kgに、例1と同様のチッ
プ結合材2.0kgと、キシレン0.8kgとを加え、
攪拌機により均一に攪拌した。この混合物の一部上面が
開放された縦60mm、横135mm、厚さ8mmのポ
リプロピレン製の型に入れ、スパチュラで均一に押し固
め、30分後に脱型して板状の成形物を得た。得られた
板状の成形物をポリエチレン製の袋に入れ、1週間放置
後取り出し、その4枚を水平に重ねて、横浜市神奈川区
羽沢町松原の旭硝子株式会社中央研究所敷地内の例12
のサンプルと30cm離れた土壌に、上面が地面と同じ
高さで接するように埋めた。2週間後、4週間後に肉眼
で観察したが、成形物には4枚とも糸状菌が見られなか
った。この結果を例12と比較すると、キシレンを用い
ることにより、発酵樹木チップに付着している発酵菌の
少なくとも大半が死滅したと考えられる。
かい成分を除いたもの8.0kgに、例1と同様のチッ
プ結合材2.0kgと、キシレン0.8kgとを加え、
攪拌機により均一に攪拌した。この混合物の一部上面が
開放された縦60mm、横135mm、厚さ8mmのポ
リプロピレン製の型に入れ、スパチュラで均一に押し固
め、30分後に脱型して板状の成形物を得た。得られた
板状の成形物をポリエチレン製の袋に入れ、1週間放置
後取り出し、その4枚を水平に重ねて、横浜市神奈川区
羽沢町松原の旭硝子株式会社中央研究所敷地内の例12
のサンプルと30cm離れた土壌に、上面が地面と同じ
高さで接するように埋めた。2週間後、4週間後に肉眼
で観察したが、成形物には4枚とも糸状菌が見られなか
った。この結果を例12と比較すると、キシレンを用い
ることにより、発酵樹木チップに付着している発酵菌の
少なくとも大半が死滅したと考えられる。
【0078】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
アルキレンカーボネートを用いることにより、湿気硬化
型ウレタン系組成物からなるチップ結合剤の粘度を下げ
て、チップ成形時の作業性を高めると共に、臭気がな
く、作業環境の安全性を高めることができる。
アルキレンカーボネートを用いることにより、湿気硬化
型ウレタン系組成物からなるチップ結合剤の粘度を下げ
て、チップ成形時の作業性を高めると共に、臭気がな
く、作業環境の安全性を高めることができる。
【0079】また、チップとして、樹木チップ、特には
発酵処理した樹木チップを用いた場合には、例えば歩道
等に用いた場合、弾力性のある良好な歩行感が得られ、
透水性を有していて、老朽化したときには発酵して土に
戻るため、焼却等の必要のない材料を提供することがで
きる。
発酵処理した樹木チップを用いた場合には、例えば歩道
等に用いた場合、弾力性のある良好な歩行感が得られ、
透水性を有していて、老朽化したときには発酵して土に
戻るため、焼却等の必要のない材料を提供することがで
きる。
Claims (7)
- 【請求項1】 ポリオールとポリイソシアネートとを反
応させて得られるイソシアネート末端プレポリマーを含
む湿気硬化型ウレタン系組成物からなるチップ結合剤で
あって、前記イソシアネート末端プレポリマー100重
量部に対して、アルキレンカーボネートを10〜200
重量部含有し、かつ沸点150℃以下の溶剤を実質的に
含まないことを特徴とするチップ結合剤。 - 【請求項2】 チップ100重量部に対して、請求項1
記載のチップ結合剤を5〜200重量部配合させて成形
硬化することを特徴とするチップ成形物の製造方法。 - 【請求項3】 前記チップが、樹木チップ及び/又は発
酵処理した樹木チップである請求項2記載のチップ成形
物の製造方法。 - 【請求項4】 請求項1記載のチップ結合剤と、チップ
とを含むことを特徴とするチップ成形材料。 - 【請求項5】 前記チップが、樹木チップ及び/又は発
酵処理した樹木チップである請求項4記載のチップ成形
材料。 - 【請求項6】 請求項1記載のチップ結合剤を用いてチ
ップを成形してなることを特徴とするチップ成形物。 - 【請求項7】 前記チップが、樹木チップ及び/又は発
酵処理した樹木チップである請求項6記載のチップ成形
物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11332712A JP2000219862A (ja) | 1998-11-27 | 1999-11-24 | チップ結合剤、チップ成形物の製造方法、チップ成形材料及びチップ成形物 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33792698 | 1998-11-27 | ||
| JP10-337926 | 1998-11-27 | ||
| JP11332712A JP2000219862A (ja) | 1998-11-27 | 1999-11-24 | チップ結合剤、チップ成形物の製造方法、チップ成形材料及びチップ成形物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000219862A true JP2000219862A (ja) | 2000-08-08 |
Family
ID=26574271
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11332712A Withdrawn JP2000219862A (ja) | 1998-11-27 | 1999-11-24 | チップ結合剤、チップ成形物の製造方法、チップ成形材料及びチップ成形物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000219862A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006007741A (ja) * | 2004-06-21 | 2006-01-12 | Nippon Polyurethane Ind Co Ltd | 植物繊維質ボード用バインダー組成物及びこれを用いた植物繊維質ボードの製造方法 |
| JP2007106993A (ja) * | 2005-09-16 | 2007-04-26 | Hodogaya Chem Co Ltd | ウレタン組成物 |
| JP2007514819A (ja) * | 2003-12-19 | 2007-06-07 | バイエル・マテリアルサイエンス・リミテッド・ライアビリティ・カンパニー | シランを末端基とするポリウレタン |
Citations (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS557846A (en) * | 1978-06-30 | 1980-01-21 | Matsushita Electric Works Ltd | Urethane adhesive |
| JPS5578077A (en) * | 1978-12-08 | 1980-06-12 | Matsushita Electric Works Ltd | Plywood adhesive |
| JPS62115076A (ja) * | 1985-11-14 | 1987-05-26 | Nippon Urethane Service:Kk | 接着剤組成物 |
| JPH0286404A (ja) * | 1988-07-26 | 1990-03-27 | Bayer Ag | 圧縮成形された材料の製造方法 |
| JPH0396503A (ja) * | 1989-09-08 | 1991-04-22 | Nippon Taiiku Shisetsu Kk | 木質舗装 |
| JPH04347202A (ja) * | 1991-05-23 | 1992-12-02 | Taisei Rotetsuku Kk | ウッドチップまたはウッドファイバーを用いた舗装材 |
| JPH05269262A (ja) * | 1991-12-27 | 1993-10-19 | Takeda Engei Kk | 走行及び歩行設備の敷設緩衝材用添加物並びに敷設緩衝材 |
| JPH11107205A (ja) * | 1997-09-30 | 1999-04-20 | Taisei Rotec Corp | 木質系舗装材組成物、これを用いた木質系舗装の構築方法及びこの木質系舗装構造体 |
| JPH11198109A (ja) * | 1997-10-27 | 1999-07-27 | Tsuneo Maki | 樹木材料成形物、その成形材料及びその製造方法 |
-
1999
- 1999-11-24 JP JP11332712A patent/JP2000219862A/ja not_active Withdrawn
Patent Citations (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| JPS557846A (en) * | 1978-06-30 | 1980-01-21 | Matsushita Electric Works Ltd | Urethane adhesive |
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| JPH11198109A (ja) * | 1997-10-27 | 1999-07-27 | Tsuneo Maki | 樹木材料成形物、その成形材料及びその製造方法 |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007514819A (ja) * | 2003-12-19 | 2007-06-07 | バイエル・マテリアルサイエンス・リミテッド・ライアビリティ・カンパニー | シランを末端基とするポリウレタン |
| JP4757202B2 (ja) * | 2003-12-19 | 2011-08-24 | バイエル・マテリアルサイエンス・リミテッド・ライアビリティ・カンパニー | シランを末端基とするポリウレタン |
| JP2006007741A (ja) * | 2004-06-21 | 2006-01-12 | Nippon Polyurethane Ind Co Ltd | 植物繊維質ボード用バインダー組成物及びこれを用いた植物繊維質ボードの製造方法 |
| JP2007106993A (ja) * | 2005-09-16 | 2007-04-26 | Hodogaya Chem Co Ltd | ウレタン組成物 |
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|
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|
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