JP2000219435A - ケーブルドラムブレーキ装置 - Google Patents
ケーブルドラムブレーキ装置Info
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Abstract
ルドラムの回転を制動できる小型、かつ、安価なケーブ
ルドラムブレーキ装置を得る。 【解決手段】 ドラム受用軸3がケーブルドラム1に供
回り可能に固定され、その両端をジャッキ4に回転自在
に支持されている。一対のブレーキアーム23がジャッ
キ4に装着された第1および第2のプレート20、34
にブレーキアーム取付軸24周りに回動可能に取り付け
られ、その先端部間にケーブルガイド軸35が架設され
ている。ブレーキディスク32がドラム受用軸3の端部
に固定され、その外周部がディスクブレーキ22の一対
のシュー22a間に位置している。ディスクブレーキ2
2を駆動する油圧タンク25の操作レバー26とブレー
キアーム23とがロープ27を介して連結されている。
Description
されたケーブルドラムからケーブルを繰り出して延線経
路に沿って布設するケーブル延線作業において、延線作
業速度が低下し、あるいは停止した際のケーブルドラム
の過回転を防止するケーブルドラムブレーキ装置に関す
るものである。
する斜視図である。図において、1はケーブル2が巻回
される円筒部の両端にフランジ1aを設けた木製のケー
ブルドラム、3はケーブルドラム1の中心穴1bに挿通
されるドラム受用軸である。4はジャッキであり、この
ジャッキ4は、ベース4a、ベース4aに垂直に立設さ
れ、雌ねじが中心穴に刻設された円筒状の支柱4b、支
柱4bの中心穴に螺合された長尺の雄ねじ棒4c、雄ね
じ棒4cの頭部に固着され円筒状の受部4d、雄ねじ棒
4cに螺合され雄ねじ棒4cを支柱4bに対して固定す
る環状の止め具4e、支柱4bとベース4aとに連結さ
れて支柱4bの倒れを防止する補強梁4fとを備えてい
る。
説明する。まず、ケーブル延線経路に沿ってケーブルト
レイ(図示せず)を布設する。そして、ケーブルドラム
1をケーブル延線経路の始点側に搬送し、ドラム受用軸
3をケーブルドラム1の中心穴1bに挿通させる。ま
た、雄ねじ棒4cを回転させて受部4dが所定の高さと
なるように調節する。ついで、止め具4eを回転させて
支柱4bに緊締させることにより、雄ねじ棒4cが支柱
4bに対して固定される。このようにして受部4dの高
さが調整されたジャッキ4をケーブルドラム1の両端に
それぞれ配置し、ケーブルドラム1の中心穴1bに挿通
されたドラム受用軸3を受部4dに通す。これにより、
ケーブルドラム1は、浮いた状態で、一対のジャッキ4
に回転自在に支持される。そこで、作業者は、ケーブル
ドラム1に巻回されているケーブル2の先端を持って、
ケーブル延線経路に沿って移動する。この作業者の牽引
によりケーブルドラム1が回転し、ケーブル2がケーブ
ルドラム1から送り出される。そして、作業者がケーブ
ル延線経路の終点側まで移動した後、ケーブル2のケー
ブルドラム1側を切断する。ついで、作業者がケーブル
延線経路に沿って移動しつつ、切断されたケーブル2を
整線しつつケーブルトレイに移し替える。この作業を所
定本数分繰り返し行い、ケーブル布設作業が終了する。
ブル延線作業においては、ケーブルドラム1が単にジャ
ッキ4に回転可能に支持されているに過ぎないので、作
業者のケーブル2を持っての移動速度が低下したり、作
業者が停止すると、ケーブルドラム1の慣性により、ケ
ーブルドラム1が過回転してしまうことになる。このケ
ーブルドラム1の過回転により、ケーブル2がケーブル
ドラム1から繰り出され、ケーブル2の巻回状態が緩む
とともに、始点側でのケーブル2の弛みが生じてしま
い、次にケーブル2の牽引時に、ケーブル2の絡みやケ
ーブルドラム1へのケーブル2の緊締を引き起こし、う
まく牽引できなくなるという課題があった。これを解決
するためには、ケーブル2の弛みを見ながら、ケーブル
ドラム1の回転を制御する作業者をケーブルドラム1の
直近に配備する必要があり、省人化が図れないという課
題があった。また、傾斜スクリュウジャッキによりケー
ブルドラム1の心軸をすくい上げ、ケーブルドラム1の
一対のフランジ1aの外周面を駆動用ローラで支持し、
さらに該駆動用ローラにブレーキを取り付けて、ケーブ
ルドラム1の回転制御を行う方法が例えば特開昭62−
255368号公報に提案されている。しかしながら、
このような方法は大がかりな装置が必要となり、小型化
および低価格化が図れないという課題があった。
ためになされたもので、ケーブルドラムを回転支持する
汎用のジャッキに簡易に装着できる構成を採り、省人化
を図るとともにケーブルの弛みに応じてケーブルドラム
の回転を制動できる小型、かつ、安価なケーブルドラム
ブレーキ装置を提供することを目的とする。
ドラムブレーキ装置は、ケーブルが巻回されたケーブル
ドラムの中心穴に挿通されたドラム受用軸と、上記ドラ
ム受用軸を上記ケーブルドラムに固定するドラム受用軸
固定手段と、上記ドラム受用軸の両端を回転自在に支持
する一対のジャッキと、上記一対のジャッキに着脱可能
に装着され、上記ケーブルドラムから送り出される上記
ケーブルの弛み具合を検知するケーブル弛み検知手段
と、上記ケーブル弛み検知手段による上記ケーブルの弛
み具合に応じて上記ドラム受用軸の回転を制動する制動
手段とを備えたものである。
一対のジャッキのそれぞれに着脱可能に装着された一対
の支持体と、上記一対の支持体のそれぞれに上記ドラム
受用軸の軸方向と平行な軸周りに回動自在に支持された
一対のブレーキアームと、上記一対のブレーキアームの
先端部間に架設された検知棒とから構成され、上記検知
棒を上記ケーブルドラムから送り出される上記ケーブル
に載せ、該ケーブルの弛み具合に応じた該検知棒の昇降
を上記ブレーキアームの上記軸を支点とする回動として
検知するようにしたものである。
整可能に構成されているものである。
れているものである。
に供周り可能に、かつ、同軸に取り付けられるブレーキ
ディスクと、上記支持体に取り付けられ、上記ブレーキ
ディスクを挟み込むように配置された一対のシューを有
するディスクブレーキと、上記ブレーキアームの上記軸
周りの回動量に応じて上記ディスクブレーキに油を圧送
して上記一対のシューを作動させるディスクブレーキ駆
動手段とから構成されているものである。
穴が中心に穿設された中空切頭円錐状をなし、小径側を
上記ドラム受用軸の他側に向けて該ドラム受用軸の一側
から該ドラム受用軸に挿着され、該ドラム受用軸の所定
位置に固定される固定側軸受と、貫通穴が中心に穿設さ
れた中空切頭円錐状をなし、小径側を上記ドラム受用軸
の一側に向けて該ドラム受用軸の他側から該ドラム受用
軸に挿着される可動側軸受と、上記ドラム受用軸の上記
可動側軸受の外側に固定される固定コマと、上記固定コ
マに装着され、上記可動側軸受を上記固定側軸受方向に
加圧移動させて、上記固定側軸受および上記可動側軸受
のそれぞれの小径側を上記ケーブルドラムの中心穴に圧
入させる軸受ロック装置とから構成されているものであ
る。
び上記可動側軸受の外周面に設けられ、上記固定側軸受
および上記可動側軸受のそれぞれの小径側が上記ケーブ
ルドラムの中心穴に圧入された際に空転防止用爪が上記
ケーブルドラムに食い込むように構成されているもので
ある。
ムのフランジの外周部に装着される固定具と、一端側が
上記固定側軸受および上記ドラム受用軸に挿通され、他
端側が上記固定具の貫通穴に挿通されるアンクルとを備
えたものである。
について説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1に係るケ
ーブルドラムブレーキ装置をケーブルドラムに装着した
状態を示す正面図であり、図において図13に示した従
来装置と同一または相当部分には同一符号を付し、その
説明を省略する。
ドラム1の中心穴1bに挿通され、その両端がケーブル
ドラム1の両側に配設された一対のジャッキ4の受部4
dにそれぞれ挿通されて、ケーブルドラム1が一対のジ
ャッキ4により回転自在に支持されている。このドラム
受用軸3は、固定側軸受10、可動側軸受11、軸受ロ
ック装置12および固定コマ13からなるドラム受用軸
固定手段によりケーブルドラム1に供回り可能に固定さ
れている。一対のジャッキ4の受部4dには、それぞれ
プレート取付部15、16が取付ねじ17により締着固
定されている。
20がその主面をドラム受用軸3の軸心に対して直交す
るように取付ねじ21により締着固定されている。ディ
スクブレーキ22が第1のプレート20の下部側に取り
付けられている。ブレーキアーム23が第1のプレート
20の下部側にブレーキアーム取付軸24周りに回動可
能に取り付けられている。このブレーキアーム取付軸2
4の軸方向はドラム受用軸3の軸方向と平行となってい
る。L字状の取付板45が第1のプレート20の上部側
に取り付けられている。油圧タンク25が取付板45に
取り付けられ、油圧タンク25の操作レバー26とブレ
ーキアーム23とがロープ27により連結されている。
パイプ28は油圧タンク25で昇圧された油をディスク
ブレーキ22に供給するためのものであり、滑車29は
ブレーキアーム23の回動トルクを操作レバー26に円
滑に伝達させるためのものである。ディスク取付軸30
はドラム受用軸3の端部に装着され、固定ピン31によ
りドラム受用軸3に供回り可能に固定されている。ブレ
ーキディスク32は円盤状をなし、ディスク取付軸30
に取付ねじ33により締着固定されている。これによ
り、ブレーキディスク32はドラム受用軸3と同軸に、
供回り可能に装着される。このブレーキディスク32は
その外周部がディスクブレーキ22の一対のシュー22
a間に挿入されている。
34がその主面をドラム受用軸3の軸心に対して直交す
るように取付ねじ21により締着固定されている。ブレ
ーキアーム23が第2のプレート34の下部側にブレー
キアーム取付軸24周りに回動可能に取り付けられてい
る。また、固定コマ13がドラム受用軸3の端部に装着
され、ドラム受用軸3の抜けを防止している。ケーブル
ガイド棒35が第1および第2のプレート20、34の
下部側にブレーキアーム取付軸24周りに回動可能に取
り付けられた一対のブレーキアーム23の先端部間に架
設され、ケーブルガイドローラ36がケーブルガイド軸
35に回転自在に装着されている。
ク25、操作レバー26、ロープ27、パイプ28およ
びブレーキディスク32から制動手段が構成され、油圧
タンク25、操作レバー26、ロープ27およびパイプ
28からディスクブレーキ駆動手段が構成されている。
また、プレート取付部15、16、第1および第2のプ
レート20、34、ブレーキアーム23、ケーブルガイ
ド軸35およびケーブルガイドローラ36からケーブル
弛み検知手段が構成され、プレート取付部15、16お
よび第1および第2のプレート20、34から支持体が
構成され、ケーブルガイド軸35およびケーブルガイド
ローラ36から検知棒が構成されている。
る。図2はこの発明の実施の形態1に係るケーブルドラ
ムブレーキ装置におけるケーブルドラムとドラム受用軸
との固定構造を示す斜視図、図3は図2のIII−II
I矢視断面図、図4は固定コマを示す斜視図である。固
定側軸受10は、貫通穴10aが中心に穿設された中空
切頭円錐形状に形成され、複数の空転防止爪10bが円
錐外周面に突設されている。可動側軸受11は、貫通穴
11aが中心に穿設された中空切頭円錐形状に形成さ
れ、複数の空転防止爪11bが円錐外周面に突設され、
さらに貫通穴11aの端部側(切頭円錐形状の大径側)
が径大に形成され、その径大部に雌ねじ部11cが刻設
されている。軸受ロック装置12は、貫通穴12aが中
心に穿設された段付き円筒状に形成され、その径小部の
外周に雄ねじ部12bが刻設されている。固定コマ13
は、中心に貫通穴13aを有する断面C状態の円筒状に
形成され、その空隙部13bを挟む一方の端面にねじ穴
13cが刻設され、外周から空隙部13bを挟む他方の
端面に至るように穴13dが穿設され、さらに外周面に
固定ねじ41を装着用の切欠部13eが形成されてい
る。なお、貫通穴10a、11a、12a、13aの内
径はドラム受用軸3の外径より僅かに大径に形成されて
いる。
受用軸3を通し、ドラム受用軸3の所定の位置にスライ
ド移動し、固定ねじ40によりドラム受用軸3に締着固
定される。また、雄ねじ部12bを雌ねじ部11cに螺
着して可動側軸受11と軸受ロック装置12とを一体と
し、ドラム受用軸3の他端側からドラム受用軸3に挿入
される。さらに、固定コマ13がドラム受用軸3の他端
側からドラム受用軸3に挿入され、固定ねじ41を穴1
3dに挿入しねじ穴13cに締着することにより、空隙
部13bの間隙が狭まり、固定コマ13がドラム受用軸
3に固定される。そして、軸受ロック装置12を回すこ
とにより、軸受ロック装置12は可動側軸受11から伸
長する。この時、軸受ロック装置12は固定コマ13に
よりドラム受用軸3の長さ方向の移動が阻止されている
ので、結果的に可動側軸受11が固定コマ13から離反
する方向、即ち固定側軸受10に接近する方向に移動す
ることになる。なお、固定側軸受10と可動側軸受11
とは、切頭円錐形の切頭側が相対するようにドラム受用
軸3に装着される。
ブルドラムブレーキ装置の主要部を示す分解斜視図、図
6はこの発明の実施の形態1に係るケーブルドラムブレ
ーキ装置の主要部を示す断面図である。プレート取付部
15は、ジャッキ4の受部4dに装着される円筒状の装
着部15aと、装着部15aに連なって設けられ、ディ
スク取付軸30が挿入される円筒状の受部15bと、受
部15bの内周面に嵌着されたベアリング15cと、装
着部15aの外周に周方向に突設された環状のフランジ
15dと、フランジ15dに周方向に刻設された複数の
ねじ穴15eとから構成されている。なお、装着部15
aには、受部4dの下方延出部に嵌合する切欠15fが
設けられ、受部4dに装着した際の周方向の回りを阻止
するようになっている。第1のプレート20は、平板状
をなし、受部15bに挿入される貫通穴20aが中央部
に穿設され、穴20bが各ねじ穴15eと相対するよう
に貫通穴20aの周りに穿設され、油圧タンク25を取
り付けるための穴20cが上部側に穿設され、ディスク
ブレーキ22を取り付けるための穴20dが下部側に穿
設され、さらにブレーキアーム取付軸24が下部側に立
設されている。ディスク取付軸30は、円筒状の本体3
0aと、本体30aの外周に周方向に突設された環状の
フランジ30bとから構成されている。そして、本体3
0aの端部側には、穴中心が本体30aの軸心を通り、
かつ、本体30aの軸心と直交する穴が形成され、一方
の穴はねじが切られねじ穴30cとされ、他方の穴は貫
通する穴30dとされている。さらに、ブレーキディス
ク32を取り付けるためのねじ穴30eがフランジ30
bに周方向に複数刻設されている。ブレーキディスク3
2は、円盤状をなし、本体30aに挿入される貫通穴3
2aが中央部に穿設され、穴32bが各ねじ穴30eと
相対するように貫通穴32aの周りに穿設されている。
部15と同等に構成されている。また、第2のプレート
34は、平板状をなし、プレート取付部の受部に挿入さ
れる貫通穴が中央部に穿設され、ブレーキアーム取付軸
24が下部側に立設されている。さらに、ドラム受用軸
3の一端側には、図示していないが、固定ピン31が挿
通される穴が設けられている。
ブルドラムブレーキ装置におけるブレーキアーム周りを
示す分解斜視図である。ブレーキアーム23は、矩形断
面に形成され、ブレーキアーム取付軸24周りに回動可
能に取り付けられる回動アーム23aと、回動アーム2
3aに伸縮自在に装着される延出アーム23bと、延出
アーム23bの先端に装着されるケーブルガイド軸受2
3cとから構成されている。回動アーム23aには、ア
ーム長さ調整用の穴23dが複数設けられ、延出アーム
23bの両端には、それぞれ固定用の穴23e、23f
が設けられ、さらにケーブルガイド軸受23cには、固
定用の穴23gが設けられている。そして、ロックピン
50を外側から穴23d、23eに差し込んで回動アー
ム23aと延出アーム23bとが固定され、ロックピン
51を外側から穴23f、23gに差し込んで延出アー
ム23bとケーブルガイド軸受23cとが固定される。
このブレーキアーム23は、第1のプレート20および
第2のプレート34のそれぞれにブレーキアーム取付軸
24周りに回動自在に取り付けられ、ケーブルガイド軸
35が両ケーブルガイド軸受23c間に架設され、ケー
ブルガイドローラ36がケーブルガイド軸35に回転自
在に装着されている。
ーキ装置を組み立てるには、まず固定側軸受10をドラ
ム受用軸3の一端側からドラム受用軸3に挿入し、ドラ
ム受用軸3の所定の位置までスライド移動し、固定ねじ
40によりドラム受用軸3に締着固定する。ついで、こ
のドラム受用軸3をケーブルドラム1の中心穴1bに挿
入する。また、雄ねじ部12bを雌ねじ部11cに螺着
して可動側軸受11と軸受ロック装置12とを一体と
し、ドラム受用軸3の他端側からドラム受用軸3に挿入
する。さらに、固定コマ13をドラム受用軸3の他端側
からドラム受用軸3に挿入し、固定ねじ41により、ド
ラム受用軸3に固定する。この時、固定側軸受10およ
び可動側軸受11は切頭円筒形状の切頭側がケーブルド
ラム1の中心穴1b内に挿入されている。そこで、軸受
ロック装置12を回すことにより、可動側軸受11が固
定側軸受10に接近する方向に移動する。これにより、
固定側軸受10および可動側軸受11が中心穴1bに圧
入され、ケーブルドラム1とドラム受用軸3とが一体化
されるとともに、空転防止爪10b、11bがケーブル
ドラム1に食い込んで、ケーブルドラム1の空転が阻止
される。
dが所定の高さとなるように調節する。そして、止め具
4eを回転させて支柱4bに緊締させることにより、雄
ねじ棒4cが支柱4bに対して固定される。この受部4
dの高さが調整されたジャッキ4をケーブルドラム1の
両端にそれぞれ配置し、ドラム受用軸3の両端をそれぞ
れ受部4dに通す。これにより、ケーブルドラム1は一
対のジャッキ4に浮いた状態で回転自在に支持される。
て、装着部15aをジャッキ4の受部4dに装着し、取
付ねじ17によりプレート取付部15をジャッキ4の受
部4dに固定する。この時、装着部15aの切欠15f
が受部4dの下部延出部に嵌合し、プレート取付部15
の周方向の回転が阻止される。そして、受部15bが貫
通穴20a内に入るように第1のプレート15をプレー
ト取付部15に装着し、取付ねじ21を穴20bに入れ
てねじ穴15eに締着して、第1のプレート15をプレ
ート取付部15に固定する。この時、ブレーキアーム取
付軸24が下部側に位置している。つぎに、本体30a
の一端側が貫通穴32a内に入るようにブレーキディス
ク32をディスク取付軸30に装着し、取付ねじ33を
穴32bに入れてねじ穴30eに締着して、ブレーキデ
ィスク32をディスク取付軸30に固定する。そして、
本体30aの他端側を受部15b内に挿入し、ねじ穴3
0cおよび穴30dとドラム受用軸3の穴3aとを合わ
せて固定ピン31を外側からねじ穴30cにねじ込む。
この固定ピン31は穴3aを貫通し、その先端を穴30
dから突出させる。これにより、ディスク取付軸30は
ドラム受用軸3と一体化される。
ディスクブレーキ22を第1のプレート20の下部側に
締着固定する。これにより、ブレーキディスク32の外
周部は一対のシュー22a間に位置する。また、固定ね
じ43を穴20cに入れて取付板45を第1のプレート
20の上部側に締着固定する。そして、油圧タンク25
および滑車29をL字状の取付板45に取り付け、油圧
タンク25とディスクブレーキ22とをパイプ28で連
結する。さらに、ブレーキアーム23の回動アーム23
aを第1のプレート20の下部側にブレーキアーム取付
軸24周りに回動可能に取り付ける。
装着部をジャッキ4の受部4dに装着し、取付ねじ17
によりプレート取付部16をジャッキ4の受部4dに固
定する。この時、装着部の切欠が受部4dの下部延出部
に嵌合し、プレート取付部16の周方向の回転が阻止さ
れる。そして、受部が貫通穴内に入るように第2のプレ
ート34をプレート取付部16に装着し、取付ねじ21
により第2のプレート34をプレート取付部16に締着
固定する。この時、ブレーキアーム取付軸24が下部側
に位置している。そして、ブレーキアーム23の回動ア
ーム23aを第2のプレート34の下部側にブレーキア
ーム取付軸24周りに回動可能に取り付ける。さらに、
固定コマ13をドラム受用軸3の他端側からドラム受用
軸3に挿入し、固定ねじ41により、ドラム受用軸3に
固定する。これにより、ドラム受用軸3の抜けが防止さ
れる。
されたケーブルガイド軸35の両端にケーブルガイド軸
受23cをそれぞれ取り付ける。さらに、両ケーブルガ
イド軸受23cを延出アーム23bに嵌め込み、ロック
ピン51を穴23f、23gに差し込んで両者を固定す
る。そして、両延出アーム23bをそれぞれ回動アーム
23aに差し込み、所定の延出長さに調整した後、ロッ
クピン50を穴23d、23eに差し込んで両者を固定
する。つぎに、長さ調節されて滑車29に掛け渡された
ロープ27の一端をドラム受用軸3の一端側に配設され
た回動アーム23aに固定し、他端を油圧タンク25の
操作レバー26に固定して、図1に示されるケーブルド
ラムブレーキ装置の組立が完了する。
ーキ装置では、ブレーキアーム23、ケーブルガイド軸
35およびケーブルガイドローラ36の自重により、ケ
ーブルガイドローラ36が地面に接するまで、ブレーキ
アーム23がブレーキアーム取付軸24を支点として下
向きに回動している。そして、このブレーキアーム23
の下向きの回動トルクがロープ27を介して操作レバー
26に作用し、油圧タンク25から昇圧された油がパイ
プ28を介してディスクブレーキ22に供給される。そ
こで、一対のシュー22aが突出されてブレーキディス
ク32を挟み込み、ブレーキディスク32の回転が制動
される。この状態から、ブレーキアーム23がブレーキ
アーム取付軸24を支点として上向きに回動すると、ロ
ープ27が滑車29を介して操作レバー26側に送り込
まれ、操作レバー26が初期状態に復帰する。この操作
レバー26の復帰動作に応じて油圧タンク25内の油の
昇圧が徐々に解除され、一対のシュー22aが没し、ブ
レーキディスク32の制動が解除される。そして、ブレ
ーキアーム23がブレーキアーム取付軸24を支点とし
て上向きに所定角度回動すると、ブレーキディスク32
に対する制動が完全に解除される。このように、ブレー
キアーム23の回動量によって、ブレーキディスク3
2、即ちケーブルドラム1の回転が制御される。
レーキアーム23、ケーブルガイド軸35およびケーブ
ルガイドローラ36がケーブルドラム1のケーブル送り
出し側に位置し、ケーブルガイド軸35およびケーブル
ガイドローラ36がケーブルドラム1から送り出される
ケーブル2上に載せられる。そこで、ケーブル延線作業
において、作業者が、ケーブルドラム1に巻回されてい
るケーブル2の先端を持って、ケーブル延線経路に沿っ
て移動すると、この作業者の牽引によりケーブルドラム
1が回転し、ケーブル2がケーブルドラム1から送り出
される。この時、牽引されたケーブル2からケーブルガ
イドローラ36を上方に押し上げる力が働き、ブレーキ
アーム23がブレーキアーム取付軸24を支点として上
側に回動する。このブレーキアーム23の上側への回動
に伴って、ブレーキディスク32に対する制動が解除さ
れ、ケーブルドラム1がスムーズに回転し、ケーブル2
が送り出される。ここで、作業者のケーブル2を持って
の移動速度が低下したり、作業者が停止すると、ケーブ
ル2の牽引力が低下し、ケーブル2に弛みが発生する。
このケーブル2の弛みにより、ケーブルガイドローラ3
6を上方に押し上げる力が低下し、ケーブルガイドロー
ラ36が地面側に下降し、ブレーキアーム23がブレー
キアーム取付軸24を支点として下側に回動する。この
ブレーキアーム23の下側への回動に伴って、ブレーキ
ディスク32に対する制動が大きくなり、ケーブルドラ
ム1の回転が停止される。従って、作業者のケーブル2
を持っての移動速度が低下したり、作業者が停止した場
合におけるケーブルドラム1の慣性に起因するケーブル
ドラム1の過回転が未然に防止される。
ケーブル延線作業時のケーブル2の弛みをブレーキアー
ム23のブレーキアーム取付軸24周りの回動として検
知し、ブレーキアーム23が下側に回動するとブレーキ
ディスク32の回転を制動し、ブレーキアーム23が上
側に回動するとブレーキディスク32の回転の制動を解
除するようにしているので、作業者のケーブル2を持っ
ての移動速度が低下したり、作業者が停止すると、ブレ
ーキディスク32の回転が速やかに制動され、ケーブル
ドラム1が停止される。そこで、ケーブルドラム1の過
回転に起因するケーブル2の巻回状態の緩みや始点側で
のケーブル2の弛みが未然に阻止され、次にケーブル2
の牽引時に、ケーブル2の絡みやケーブルドラム1への
ケーブル2の緊締を引き起こすことなく、うまく牽引で
きる。また、ケーブル2の弛みを見ながら、ケーブルド
ラム1の回転を制御する作業者をケーブルドラム1の直
近に配備する必要がなくなり、省人化を図ることができ
る。また、既存のジャッキ4に装着することができるの
で、ケーブルドラム1の回転制御を行う大がかりな装置
は必要なく、小型化、軽量化および低価格化を図ること
ができる。また、ケーブルドラム1の回転制御に外部動
力を要しないので、その点においても、小型化、軽量化
および低価格化を図ることができる。
さねるにつれフランジ1aに割れや欠けが生じてしま
う。そして、フランジ1aに割れや欠けが生じている
と、フランジ1aを押さえ込んで制動する方法では、う
まくケーブルドラム1を制動できなくなる。この実施の
形態1によれば、ドラム受用軸3をケーブルドラム1に
供回り可能に固定し、ドラム受用軸3の回転を制動する
ようにしているので、フランジ1aの割れや欠けの影響
がなく、どのようなケーブルドラム1に対しても安定し
て回転を制御することができる。
3bを回動アーム23aに伸縮自在に取り付けて構成さ
れているので、ケーブルドラム1のフランジ1aの外径
に応じてブレーキアーム23の長さを調整でき、優れた
汎用性が得られる。また、第1および第2のプレート2
0、34にブレーキアーム取付軸24周りに回動可能に
取り付けられた一対のブレーキアーム23と、一対のブ
レーキアーム23の先端部に架設されたケーブルガイド
軸35およびケーブルガイドローラ36とによりケーブ
ル2の弛みをブレーキアーム2の回動量として検知する
ようにしているので、ケーブル弛み検知手段を簡易な構
成で実現でき、軽量化および低価格化が図られる。さら
に、作業者のケーブル2を持っての移動速度が低下した
り、作業者が停止することで生じるケーブル2の弛みを
速やかに検知でき、ケーブルドラム1の過回転を確実に
防止できる。また、ケーブルガイドローラ36がケーブ
ルガイド軸35に回転自在に装着されているので、ケー
ブルガイドローラ35がケーブル2の走行に合わせて回
転し、ケーブル2の牽引抵抗を上昇させることがなく、
作業者の負荷の増大を抑えることができるとともに、ケ
ーブル2の絶縁被覆の損傷を抑えることができる。
ロープ27を介して操作レバー26に伝達し、油圧タン
ク25から油をディスクブレーキ22に圧送し、一対の
シュー22aを作動させてブレーキディスク32を制動
するようにしているので、制動手段を簡易な構成で実現
でき、軽量化および低価格化が図られる。
0aが中心に穿設された中空切頭円錐状をなし、小径側
をドラム受用軸3の他側に向けて該ドラム受用軸3の一
側から該ドラム受用軸3に挿着され、該ドラム受用軸3
の所定位置に固定される固定側軸受10と、貫通穴11
aが中心に穿設された中空切頭円錐状をなし、小径側を
ドラム受用軸3の一側に向けて該ドラム受用軸3の他側
から該ドラム受用軸3に挿着される可動側軸受11と、
ドラム受用軸3の可動側軸受11の外側に固定される固
定コマ13と、固定コマ13に装着され、可動側軸受1
1を固定側軸受10方向に加圧移動させて、固定側軸受
10および可動側軸受11のそれぞれの小径側をケーブ
ルドラム1の中心穴1bに圧入させる軸受ロック装置1
2とから構成されているので、ドラム受用軸3がケーブ
ルドラム1に同軸的に一体化され、ケーブルドラム1が
偏心することなく回転し、ケーブル2の安定した繰り出
しができる。また、空転防止用爪10b、11bが固定
側軸受10および可動側軸受11の外周面に設けられ、
固定側軸受10および可動側軸受11のそれぞれの小径
側がケーブルドラム1の中心穴1bに圧入された際に空
転防止用爪10b、11bがケーブルドラム1に食い込
むように構成されているので、ケーブルドラム1の空転
が確実に防止される。
イド軸35の長さが一定のものを用いるものとしている
が、ケーブルガイド軸35の長さを調整可能に構成して
もよい。この場合、ケーブルガイド軸35の長さをケー
ブルドラム1の軸方向長さに合わせることができ、優れ
た汎用性が得られる。また、上記実施の形態1では、プ
レート取付部15、16、第1および第2のプレート2
0、34、一対のブレーキアーム23、ケーブルガイド
軸35およびケーブルガイロドーラ36からケーブル弛
み検知手段を構成するものとしているが、ケーブル弛み
検知手段はこの構成に限定されるものではなく、ケーブ
ル2の弛みを検知できるものであればよい。また、上記
実施の形態1では、ディスクブレーキ駆動手段として油
圧タンク25を用いた油圧システムで構成するものとし
ているが、ディスクブレーキ駆動手段はこれに限定され
るものではない。
態2に係るケーブルドラムブレーキ装置における固定側
軸受周りを示す斜視図、図9はこの発明の実施の形態2
に係るケーブルドラムブレーキ装置を適用するケーブル
ドラムの要部を示す断面図である。図8および図9にお
いて、ケーブルドラム1は、木製のフランジ1aを木製
の円筒部1cの両側に宛い、通しボルト58を一側から
フランジ1aおよび円筒部1cに通し、通しボルト58
の延出部にナット59を締着して、組み立てられてい
る。固定具としてのアイナット60は通しボルト58の
延出部に締着される。クランク61は一端側がアイナッ
ト60に挿通され、他端側が固定側軸受10およびドラ
ム受用軸3に挿通される。固定側軸受10にはクランク
61の他端側を挿通するための貫通穴10cが軸心と直
交し、かつ、軸心を通るように穿設されている。また、
図示していないが、ドラム受用軸3にも、クランク61
の他端側を挿通するための貫通穴が軸心と直交し、か
つ、軸心を通るように穿設されている。さらに、抜け止
めピン62がクランク61の他端側に穿設された貫通穴
61aに装着され、クランク61の抜けが防止されてい
る。なお、他の構成は、上記実施の形態1と同様に構成
されている。
について説明する。まず、アイボルト60を通しボルト
58のフランジ1aからの延出部に締着する。そして、
上記実施の形態1と同様に、固定側軸受10と可動側軸
受11とが、切頭円錐形の切頭側(小径側)をケーブル
ドラム1の中心穴1b内に圧入した状態で、ドラム受用
軸3に装着される。この時、固定側軸受10は、その貫
通穴10cがドラム受用軸3の貫通穴と一致するように
位置決めされる。ついで、クランク61の一端側をアイ
ボルト60の穴60aに挿通させ、その後クランク61
の他端側を固定側軸受10の貫通穴10cおよびドラム
受用軸3の貫通穴に挿通させる。そして、抜け止めピン
62をクランク61の他端側に穿設された貫通穴61a
に装着する。
ブルドラム1とドラム受用軸3とがアンクル61および
アイボルト60によりドラム受用軸3周りの回転方向に
おいて強制的に連結され、ケーブルドラム1の欠けなど
により空転防止用爪10b、11bとケーブルドラム1
との食い込みが不十分となっても、ケーブルドラム1の
空回りが確実に防止される。また、アンクル61を用い
ているので、ケーブルドラム1の外径が変わり、固定側
軸受10のケーブルドラム1の中心穴1bへの差し込み
量が変化しても、アイボルト60と固定側軸受10との
連結が可能となる。ここで、固定側軸受10にはクラン
ク61の他端側を挿通するための貫通穴10cが軸心と
直交し、かつ、軸心を通るように穿設され、ドラム受用
軸3にも、クランク61の他端側を挿通するための貫通
穴が軸心と直交し、かつ、軸心を通るように穿設されて
いるものとしているが、両貫通穴は必ずしも軸心と直交
し、かつ、軸心を通るように穿設される必要はなく、固
定側軸受10およびドラム受用軸3を位置合わせしたと
きに、両貫通穴の穴中心を一致できればよい。
しボルト58のねじ部が固定側軸受10側に位置してい
る場合に適用されるものであるが、この実施の形態3で
は、通しボルト58の頭部が固定側軸受10側に位置し
ている場合に適用されるものである。この実施の形態3
では、アイボルト60に代えて、図10に示されるL型
金具63が固定具として用いられる。このL型金具63
は、図10に示されるように、第1のL型金具64と第
2のL型金具65とがそれぞれ切り欠き64b、65b
を有する穴64a、64a周りに回動可能に連結され、
さらに第1のL型金具64と第2のL型金具65には、
アンクル61を挿通するための穴64c、65cが設け
られている。そして、第1のL型金具64と第2のL型
金具65とは、穴64c、65cの穴位置を一致させる
状態では、切り欠き64b、65bが塞がれる。また、
第2のL型金具65を穴64a、64a周りに180度
回動させると、図11に示されるように、切り欠き64
b、65bが一致するようになる。
ルト58を緩め、切り欠き64b、65bが一致するよ
うにしたL型金具63を通しボルト58の軸部に通し、
第2のL型金具65を穴64a、64a周りに180度
回動させて切り欠き64b、65bを塞いだ状態とす
る。そして、通しボルト58を締着して、L型金具63
をケーブルドラム1に装着する。その後、上記実施の形
態2と同様に、アンクル61の一端側をL型金具63の
穴64c、65cに挿通させることになる。従って、こ
の実施の形態3においても、上記実施の形態2と同様に
効果が得られる。
るので、以下に記載されるような効果を奏する。
ケーブルドラムの中心穴に挿通されたドラム受用軸と、
上記ドラム受用軸を上記ケーブルドラムに固定するドラ
ム受用軸固定手段と、上記ドラム受用軸の両端を回転自
在に支持する一対のジャッキと、上記一対のジャッキに
着脱可能に装着され、上記ケーブルドラムから送り出さ
れる上記ケーブルの弛み具合を検知するケーブル弛み検
知手段と、上記ケーブル弛み検知手段による上記ケーブ
ルの弛み具合に応じて上記ドラム受用軸の回転を制動す
る制動手段とを備えているので、ケーブルドラムを回転
支持する汎用のジャッキに簡易に装着でき、かつ、ケー
ブルの弛みに応じてケーブルドラムの回転を制動でき、
ケーブルの弛みを監視する作業者の省人化が図れるとと
もに、小型、かつ、安価なケーブルドラムブレーキ装置
が得られる。
一対のジャッキのそれぞれに着脱可能に装着された一対
の支持体と、上記一対の支持体のそれぞれに上記ドラム
受用軸の軸方向と平行な軸周りに回動自在に支持された
一対のブレーキアームと、上記一対のブレーキアームの
先端部間に架設された検知棒とから構成され、上記検知
棒を上記ケーブルドラムから送り出される上記ケーブル
に載せ、該ケーブルの弛み具合に応じた該検知棒の昇降
を上記ブレーキアームの上記軸を支点とする回動として
検知するようにしたので、ケーブル弛み検知手段を簡易
な構成で実現でき、小型軽量化および低価格化が図られ
る。
整可能に構成されているので、ブレーキアームの長さを
ケーブルドラムの外径に合わせて調整でき、優れた汎用
性が得られる。
れているので、検知棒の長さをケーブルドラムの軸方向
長さに合わせて調整でき、優れた汎用性が得られる。
に供周り可能に、かつ、同軸に取り付けられるブレーキ
ディスクと、上記支持体に取り付けられ、上記ブレーキ
ディスクを挟み込むように配置された一対のシューを有
するディスクブレーキと、上記ブレーキアームの上記軸
周りの回動量に応じて上記ディスクブレーキに油を圧送
して上記一対のシューを作動させるディスクブレーキ駆
動手段とから構成されているので、制動手段を簡易な構
成で実現でき、小型軽量化および低価格化が図られる。
穴が中心に穿設された中空切頭円錐状をなし、小径側を
上記ドラム受用軸の他側に向けて該ドラム受用軸の一側
から該ドラム受用軸に挿着され、該ドラム受用軸の所定
位置に固定される固定側軸受と、貫通穴が中心に穿設さ
れた中空切頭円錐状をなし、小径側を上記ドラム受用軸
の一側に向けて該ドラム受用軸の他側から該ドラム受用
軸に挿着される可動側軸受と、上記ドラム受用軸の上記
可動側軸受の外側に固定される固定コマと、上記固定コ
マに装着され、上記可動側軸受を上記固定側軸受方向に
加圧移動させて、上記固定側軸受および上記可動側軸受
のそれぞれの小径側を上記ケーブルドラムの中心穴に圧
入させる軸受ロック装置とから構成されているので、ド
ラム受用軸がケーブルドラムに同軸的に一体化され、ケ
ーブルドラムが偏心することなく回転し、ケーブルの安
定した繰り出しができる。
び上記可動側軸受の外周面に設けられ、上記固定側軸受
および上記可動側軸受のそれぞれの小径側が上記ケーブ
ルドラムの中心穴に圧入された際に空転防止用爪が上記
ケーブルドラムに食い込むように構成されているので、
ケーブルドラムの空回りが確実に防止される。
ムのフランジの外周部に装着される固定具と、一端側が
上記固定側軸受および上記ドラム受用軸に挿通され、他
端側が上記固定具の貫通穴に挿通されるアンクルとを備
えたので、ドラム受用軸とケーブルドラムとがドラム受
用軸周りの回転方向において強制的に連結され、ケーブ
ルドラムの空回りが確実に防止される。
ムブレーキ装置をケーブルドラムに装着した状態を示す
正面図である。
ムブレーキ装置におけるケーブルドラムとドラム受用軸
との固定構造を示す斜視図である。
ムブレーキ装置における固定コマを示す斜視図である。
ムブレーキ装置の主要部を示す分解斜視図である。
ムブレーキ装置の主要部を示す断面図である。
ムブレーキ装置におけるブレーキアーム周りを示す分解
斜視図である。
ムブレーキ装置における固定側軸受周りを示す斜視図で
ある。
ムブレーキ装置を適用するケーブルドラムの要部を示す
断面図である。
ラムブレーキ装置における固定具を示す斜視図である。
ラムブレーキ装置における固定具の動作を示す斜視図で
ある。
ラムブレーキ装置を適用するケーブルドラムの要部を示
す断面図である。
である。 1 ケーブルドラム、1b 中心穴、2 ケーブル、3
ドラム受用軸、4ジャッキ、10 固定側軸受(ドラ
ム受用軸固定手段)、11 可動側軸受(ドラム受用軸
固定手段)、12 軸受ロック装置(ドラム受用軸固定
手段)、13固定コマ(ドラム受用軸固定手段)、1
5、16 プレート取付部(ケーブル弛み検知手段、支
持体)、20 第1のプレート(ケーブル弛み検知手
段、支持体)、22 ディスクブレーキ(制動手段)、
23 ブレーキアーム(ケーブル弛み検知手段)、24
ブレーキアーム取付軸、25 油圧タンク(制動手
段、ディスクブレーキ駆動手段)、26 操作レバー
(制動手段、ディスクブレーキ駆動手段)、27 ロー
プ(制動手段、ディスクブレーキ駆動手段)、28 パ
イプ(制動手段、ディスクブレーキ駆動手段)、32
ブレーキディスク(制動手段)、34 第2のプレート
(ケーブル弛み検知手段、支持体)、35 ケーブルガ
イド軸(ケーブル弛み検知手段、検知棒)、36 ケー
ブルガイドローラ36(ケーブル弛み検知手段、検知
棒)、60 アイボルト(ドラム受用軸固定手段、固定
具)、61 アンクル(ドラム受用軸固定手段)、63
L型金具(ドラム受用軸固定手段、固定具)。
Claims (8)
- 【請求項1】 ケーブルが巻回されたケーブルドラムの
中心穴に挿通されたドラム受用軸と、 上記ドラム受用軸を上記ケーブルドラムに固定するドラ
ム受用軸固定手段と、 上記ドラム受用軸の両端を回転自在に支持する一対のジ
ャッキと、 上記一対のジャッキに着脱可能に装着され、上記ケーブ
ルドラムから送り出される上記ケーブルの弛み具合を検
知するケーブル弛み検知手段と、 上記ケーブル弛み検知手段による上記ケーブルの弛み具
合に応じて上記ドラム受用軸の回転を制動する制動手段
とを備えたことを特徴とするケーブルドラムブレーキ装
置。 - 【請求項2】 上記ケーブル弛み検知手段は、上記一対
のジャッキのそれぞれに着脱可能に装着された一対の支
持体と、上記一対の支持体のそれぞれに上記ドラム受用
軸の軸方向と平行な軸周りに回動自在に支持された一対
のブレーキアームと、上記一対のブレーキアームの先端
部間に架設された検知棒とから構成され、上記検知棒を
上記ケーブルドラムから送り出される上記ケーブルに載
せ、該ケーブルの弛み具合に応じた該検知棒の昇降を上
記ブレーキアームの上記軸を支点とする回動として検知
するようにしたことを特徴とする請求項1記載のケーブ
ルドラムブレーキ装置。 - 【請求項3】 上記一対のブレーキアームが長さ調整可
能に構成されていることを特徴とする請求項2記載のケ
ーブルドラムブレーキ装置。 - 【請求項4】 上記検知棒が長さ調整可能に構成されて
いることを特徴とする請求項3記載のケーブルドラムブ
レーキ装置。 - 【請求項5】 上記制動手段は、上記ドラム受用軸に供
周り可能に、かつ、同軸に取り付けられるブレーキディ
スクと、上記支持体に取り付けられ、上記ブレーキディ
スクを挟み込むように配置された一対のシューを有する
ディスクブレーキと、上記ブレーキアームの上記軸周り
の回動量に応じて上記ディスクブレーキに油を圧送して
上記一対のシューを作動させるディスクブレーキ駆動手
段とから構成されていることを特徴とする請求項2記載
のケーブルドラムブレーキ装置。 - 【請求項6】 上記ドラム受用軸固定手段は、貫通穴が
中心に穿設された中空切頭円錐状をなし、小径側を上記
ドラム受用軸の他側に向けて該ドラム受用軸の一側から
該ドラム受用軸に挿着され、該ドラム受用軸の所定位置
に固定される固定側軸受と、貫通穴が中心に穿設された
中空切頭円錐状をなし、小径側を上記ドラム受用軸の一
側に向けて該ドラム受用軸の他側から該ドラム受用軸に
挿着される可動側軸受と、上記ドラム受用軸の上記可動
側軸受の外側に固定される固定コマと、上記固定コマに
装着され、上記可動側軸受を上記固定側軸受方向に加圧
移動させて、上記固定側軸受および上記可動側軸受のそ
れぞれの小径側を上記ケーブルドラムの中心穴に圧入さ
せる軸受ロック装置とから構成されていることを特徴と
する請求項1記載のケーブルドラムブレーキ装置。 - 【請求項7】 空転防止用爪が上記固定側軸受および上
記可動側軸受の外周面に設けられ、上記固定側軸受およ
び上記可動側軸受のそれぞれの小径側が上記ケーブルド
ラムの中心穴に圧入された際に空転防止用爪が上記ケー
ブルドラムに食い込むように構成されていることを特徴
とする請求項6記載のケーブルドラムブレーキ装置。 - 【請求項8】 貫通穴を有し、上記ケーブルドラムのフ
ランジの外周部に装着される固定具と、一端側が上記固
定側軸受および上記ドラム受用軸に挿通され、他端側が
上記固定具の貫通穴に挿通されるアンクルとを備えたこ
とを特徴とする請求項6記載のケーブルドラムブレーキ
装置。
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JP4158166B2 JP4158166B2 (ja) | 2008-10-01 |
Family
ID=12024991
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JP02036299A Expired - Lifetime JP4158166B2 (ja) | 1999-01-28 | 1999-01-28 | ケーブルドラムブレーキ装置 |
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