JP2000219104A - 車両用盗難防止装置 - Google Patents
車両用盗難防止装置Info
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- JP2000219104A JP2000219104A JP2184099A JP2184099A JP2000219104A JP 2000219104 A JP2000219104 A JP 2000219104A JP 2184099 A JP2184099 A JP 2184099A JP 2184099 A JP2184099 A JP 2184099A JP 2000219104 A JP2000219104 A JP 2000219104A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 接続部材を断線させても車両或いは車両室内
の物品の盗難の防止できる車両用盗難防止装置を得る。 【解決手段】 車両用盗難防止装置10では、制御装置
22とホーン48を作動させるホーンリレー28とを繋
ぐコード46にワイヤ50が取り付けられている。コー
ド46を断線させてホーン48の作動を阻止するため
に、コード46を引っ張るとワイヤ50が共に引っ張ら
れてプレート52がスイッチ54のスリット孔56から
抜け出し、スイッチ54がON状態となり、ホーン48
と補助警報装置86とが鳴りだす。これにより、車両の
盗難及び車両室内の物品の盗難を防止できる。
の物品の盗難の防止できる車両用盗難防止装置を得る。 【解決手段】 車両用盗難防止装置10では、制御装置
22とホーン48を作動させるホーンリレー28とを繋
ぐコード46にワイヤ50が取り付けられている。コー
ド46を断線させてホーン48の作動を阻止するため
に、コード46を引っ張るとワイヤ50が共に引っ張ら
れてプレート52がスイッチ54のスリット孔56から
抜け出し、スイッチ54がON状態となり、ホーン48
と補助警報装置86とが鳴りだす。これにより、車両の
盗難及び車両室内の物品の盗難を防止できる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、駐車時の車両に対
して無理にドア等を開き、又は、車両を移動させようと
した場合に音等の警報を発する車両用盗難防止装置に関
する。
して無理にドア等を開き、又は、車両を移動させようと
した場合に音等の警報を発する車両用盗難防止装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】駐車時等における車両の盗難或いは車両
室内の物品(すなわち、オーディオ等の備品や積載され
た荷物等)の盗難を防止するための車両用盗難防止装置
としては、閉状態のドアパネルや窓ガラスを不当に開放
させた場合にホーンを作動させ、ホーンから発せられた
警報音で車両から離れた乗員や車両の周囲の人へ当該車
両のドアパネルや窓ガラスを不当に開放させられて、車
両若しくは車両室内の物品が盗難に遭いそうになってい
ることを知らせるタイプの車両用盗難防止装置が考案さ
れている。
室内の物品(すなわち、オーディオ等の備品や積載され
た荷物等)の盗難を防止するための車両用盗難防止装置
としては、閉状態のドアパネルや窓ガラスを不当に開放
させた場合にホーンを作動させ、ホーンから発せられた
警報音で車両から離れた乗員や車両の周囲の人へ当該車
両のドアパネルや窓ガラスを不当に開放させられて、車
両若しくは車両室内の物品が盗難に遭いそうになってい
ることを知らせるタイプの車両用盗難防止装置が考案さ
れている。
【0003】このような車両用盗難防止装置はセンサを
備えている。このセンサについてはセンサが設けられる
位置によりその態様は異なるが、ドアパネルの開閉を検
出するのであればその態様は、例えば、ドアパネルが開
放状態で電気的にON状態となり、ドアパネルが閉じら
れると電気的にOFF状態となるスイッチがある。
備えている。このセンサについてはセンサが設けられる
位置によりその態様は異なるが、ドアパネルの開閉を検
出するのであればその態様は、例えば、ドアパネルが開
放状態で電気的にON状態となり、ドアパネルが閉じら
れると電気的にOFF状態となるスイッチがある。
【0004】このセンサは、車両の適宜位置に設置され
ている制御装置へ電気的に接続されている。この制御装
置は、通常、操作スイッチや乗員が持ち運びできるコン
トローラ等を操作することにより起動し又は停止するよ
うになっており、起動することで上述したセンサからの
信号の受信待機状態となる。
ている制御装置へ電気的に接続されている。この制御装
置は、通常、操作スイッチや乗員が持ち運びできるコン
トローラ等を操作することにより起動し又は停止するよ
うになっており、起動することで上述したセンサからの
信号の受信待機状態となる。
【0005】また、制御装置はエンジンルーム内を這う
コードやケーブル等の紐状の接続部材及びホーンリレー
を介して車両のフロントグリルの内側に設けられている
ホーンへ電気的に接続されている。
コードやケーブル等の紐状の接続部材及びホーンリレー
を介して車両のフロントグリルの内側に設けられている
ホーンへ電気的に接続されている。
【0006】車両の乗員が車両を離れる際に制御装置を
起動させ、制御装置を受信待機状態にすると共にドアパ
ネルを閉じる。この状態でドアパネルが開放されたこと
をセンサが検知するとセンサから制御装置へ信号が送信
され、更に、この信号を受信した制御装置は接続部材を
介してホーンリレーを操作し、強制的にホーンを作動さ
せて警報音を鳴らす。
起動させ、制御装置を受信待機状態にすると共にドアパ
ネルを閉じる。この状態でドアパネルが開放されたこと
をセンサが検知するとセンサから制御装置へ信号が送信
され、更に、この信号を受信した制御装置は接続部材を
介してホーンリレーを操作し、強制的にホーンを作動さ
せて警報音を鳴らす。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した車
両用盗難防止装置の場合には、接続部材を引っ張って断
線させると、制御装置がホーンリレーを作動させること
ができなくなり、この状態でドアパネルが開放されても
ホーンが作動しない。
両用盗難防止装置の場合には、接続部材を引っ張って断
線させると、制御装置がホーンリレーを作動させること
ができなくなり、この状態でドアパネルが開放されても
ホーンが作動しない。
【0008】本発明は、上記事実を考慮して、接続部材
を断線させても車両或いは車両室内の物品の盗難の防止
できる車両用盗難防止装置を得ることが目的である。
を断線させても車両或いは車両室内の物品の盗難の防止
できる車両用盗難防止装置を得ることが目的である。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の車両用盗
難防止装置は、車両の適宜位置に設けられ、前記車両の
所定部位の状態の変化を検知するセンサと、前記センサ
へ電気的に接続され、前記所定部位の状態の変化を検知
した前記センサからの信号を受信する制御手段と、前記
制御手段へ電気的に接続され、前記制御手段からの作動
信号を受信して警報を発する警報手段と、前記センサ、
制御手段、及び警報手段の各々を電気的に接続する接続
部材の電気的な断線状態及び断線する方向への前記接続
部材の変位の少なくとも何れか一方を検知する検知手段
と、前記何れか一方を前記検知手段が検知した場合に補
助警報を発する補助警報手段と、を備えている。
難防止装置は、車両の適宜位置に設けられ、前記車両の
所定部位の状態の変化を検知するセンサと、前記センサ
へ電気的に接続され、前記所定部位の状態の変化を検知
した前記センサからの信号を受信する制御手段と、前記
制御手段へ電気的に接続され、前記制御手段からの作動
信号を受信して警報を発する警報手段と、前記センサ、
制御手段、及び警報手段の各々を電気的に接続する接続
部材の電気的な断線状態及び断線する方向への前記接続
部材の変位の少なくとも何れか一方を検知する検知手段
と、前記何れか一方を前記検知手段が検知した場合に補
助警報を発する補助警報手段と、を備えている。
【0010】上記構成の車両用盗難防止装置によれば、
例えば、車両の乗員が降車して車両を離れる際に、起動
操作(例えば、操作スイッチやコントローラ等による起
動操作や車両のドアパネルのロック等の諸条件を満たす
こと)により制御手段を起動させると、この制御手段は
車両の適宜位置に設けられたセンサからの信号を受信で
きる状態となる。この状態で車両の所定部位が変化し、
この変化がセンサによって検知されると、このときにセ
ンサから発せられた信号が制御手段により受信され、制
御手段は警報手段を作動させる。これにより、当該車両
から離れた乗員を含めて車両の周囲の人に対して認識可
能な警報が警報手段から発せられ、当該車両の乗員に無
断で車両の所定部位が変化させられていること、すなわ
ち、車両の盗難やラッゲージルームやエンジルームを含
む車両室内の物品の盗難の準備行為として車両の所定の
部位が変化させられていることを車両の周囲の人へ知ら
せることができ、車両及び車両室内の物品の盗難を防止
できる。
例えば、車両の乗員が降車して車両を離れる際に、起動
操作(例えば、操作スイッチやコントローラ等による起
動操作や車両のドアパネルのロック等の諸条件を満たす
こと)により制御手段を起動させると、この制御手段は
車両の適宜位置に設けられたセンサからの信号を受信で
きる状態となる。この状態で車両の所定部位が変化し、
この変化がセンサによって検知されると、このときにセ
ンサから発せられた信号が制御手段により受信され、制
御手段は警報手段を作動させる。これにより、当該車両
から離れた乗員を含めて車両の周囲の人に対して認識可
能な警報が警報手段から発せられ、当該車両の乗員に無
断で車両の所定部位が変化させられていること、すなわ
ち、車両の盗難やラッゲージルームやエンジルームを含
む車両室内の物品の盗難の準備行為として車両の所定の
部位が変化させられていることを車両の周囲の人へ知ら
せることができ、車両及び車両室内の物品の盗難を防止
できる。
【0011】また、仮に、センサから制御手段への信号
や制御手段から警報手段への作動信号を遮断して警報手
段からの警報の発生を阻止するために、これらを接続す
る接続部材を断線させたり、断線させるために接続部材
を変位させると(例えば、接続部材を引っ張ると)、接
続部材の断線及び変位の少なくとも何れか一方が検知手
段によって検知され、更に、当該車両から離れた乗員を
含めて車両の周囲の人に対して認識可能な補助警報が補
助警報手段から発せられる。これにより、車両の所定部
位を変化させるための準備行為として接続部材が断線さ
せられ、或いは、断線する方向へ向けて接続部材が変位
させられていることを車両の周囲の人に知らせることが
でき、車両及び車両室内の物品の盗難を防止できる。
や制御手段から警報手段への作動信号を遮断して警報手
段からの警報の発生を阻止するために、これらを接続す
る接続部材を断線させたり、断線させるために接続部材
を変位させると(例えば、接続部材を引っ張ると)、接
続部材の断線及び変位の少なくとも何れか一方が検知手
段によって検知され、更に、当該車両から離れた乗員を
含めて車両の周囲の人に対して認識可能な補助警報が補
助警報手段から発せられる。これにより、車両の所定部
位を変化させるための準備行為として接続部材が断線さ
せられ、或いは、断線する方向へ向けて接続部材が変位
させられていることを車両の周囲の人に知らせることが
でき、車両及び車両室内の物品の盗難を防止できる。
【0012】なお、上述した車両の所定部位の状態の変
化とは、車両の盗難及び車両室内の物品の盗難のための
準備行為による車両のドアパネル、窓ガラス、ラッゲー
ジドア、エンジンフード等の開放、変形、破壊、及びこ
れらがロック状態にある場合には、正規のロック解除操
作以外の解除操作によるロック機構の変位、変形、破
壊、或いは、車両の持ち上げ等に伴う車両の姿勢の変
化、若しくは、車両運搬に伴う車輪の回転等が含まれ
る。
化とは、車両の盗難及び車両室内の物品の盗難のための
準備行為による車両のドアパネル、窓ガラス、ラッゲー
ジドア、エンジンフード等の開放、変形、破壊、及びこ
れらがロック状態にある場合には、正規のロック解除操
作以外の解除操作によるロック機構の変位、変形、破
壊、或いは、車両の持ち上げ等に伴う車両の姿勢の変
化、若しくは、車両運搬に伴う車輪の回転等が含まれ
る。
【0013】また、本発明において、センサは、上述し
たような車両の所定部位の状態の変化の各態様の何れか
を検知する構成であればよい。その一例としては、ドア
パネル等、開閉操作によって車両の所定部位を開閉する
開閉体の開状態及び閉状態の何れか一方でON状態とさ
れ、何れか他方でOFF状態されるスイッチ手段を以て
センサとしてもよいし、車両室内に巡らされた音波や光
の伝搬状態の変化により、開閉体が開放されたり或いは
車両の一部が破壊されたことを検知する構成のセンサで
もよい。さらには、窓ガラス等の車両の一部を破壊する
際に生じる打撃音等の音を検知するセンサでもよい。
たような車両の所定部位の状態の変化の各態様の何れか
を検知する構成であればよい。その一例としては、ドア
パネル等、開閉操作によって車両の所定部位を開閉する
開閉体の開状態及び閉状態の何れか一方でON状態とさ
れ、何れか他方でOFF状態されるスイッチ手段を以て
センサとしてもよいし、車両室内に巡らされた音波や光
の伝搬状態の変化により、開閉体が開放されたり或いは
車両の一部が破壊されたことを検知する構成のセンサで
もよい。さらには、窓ガラス等の車両の一部を破壊する
際に生じる打撃音等の音を検知するセンサでもよい。
【0014】さらに、本発明において、警報手段と補助
警報手段とを別体で構成してよいのは当然であるが、実
質的に警報手段に補助警報手段を兼ねさせてもよい。
警報手段とを別体で構成してよいのは当然であるが、実
質的に警報手段に補助警報手段を兼ねさせてもよい。
【0015】また、本発明では、接続部材の断線、及
び、断線させる方向への接続部材の変位の何れか一方の
状態でを検知手段が検知した場合に補助警報手段を作動
させる構成であるが、補助警報手段を警報手段とは別体
で構成する場合には、補助警報手段と共に警報手段を作
動させる構成としてもよい。
び、断線させる方向への接続部材の変位の何れか一方の
状態でを検知手段が検知した場合に補助警報手段を作動
させる構成であるが、補助警報手段を警報手段とは別体
で構成する場合には、補助警報手段と共に警報手段を作
動させる構成としてもよい。
【0016】さらに、本発明において、警報手段から発
せられる警報及び補助警報手段から発せられる補助警報
は、それまで車両に乗ってた乗員を含めて車両の外部で
認識できる構成の信号であればよく、その態様として
は、例えば、警音器等から発せられる音、ヘッドランプ
やテールランプ等、車両の外部へ向けて照射される光、
或いは、乗員等が所持する受信手段へ送信される電波等
が上げられる。
せられる警報及び補助警報手段から発せられる補助警報
は、それまで車両に乗ってた乗員を含めて車両の外部で
認識できる構成の信号であればよく、その態様として
は、例えば、警音器等から発せられる音、ヘッドランプ
やテールランプ等、車両の外部へ向けて照射される光、
或いは、乗員等が所持する受信手段へ送信される電波等
が上げられる。
【0017】請求項2記載の車両用盗難防止装置は、請
求項1記載の車両用盗難防止装置において、前記センサ
は、前記車両の室内と車外とを遮断する遮断部の変位を
検知することを特徴としている。
求項1記載の車両用盗難防止装置において、前記センサ
は、前記車両の室内と車外とを遮断する遮断部の変位を
検知することを特徴としている。
【0018】上記構成の車両用盗難防止装置によれば、
車両の室内の侵入に伴う車両の所定部位の変位、例え
ば、車両の盗難或いは車両室内の物品の盗難のための準
備行為により車両のドアパネルや窓ガラス等の遮断部が
開放されたことをセンサが検知すると、このときにセン
サから発せられた信号が制御手段により受信され、制御
手段は警報手段を作動させる。これにより、当該車両か
ら離れた乗員を含めて車両の周囲の人に対して認識可能
な警報が警報手段から発せられ、車両の室内に無断で遮
断部を開放しようとしていることを車両の周囲の人に知
らせることができ、車両及び車両室内の物品の盗難が防
止される。
車両の室内の侵入に伴う車両の所定部位の変位、例え
ば、車両の盗難或いは車両室内の物品の盗難のための準
備行為により車両のドアパネルや窓ガラス等の遮断部が
開放されたことをセンサが検知すると、このときにセン
サから発せられた信号が制御手段により受信され、制御
手段は警報手段を作動させる。これにより、当該車両か
ら離れた乗員を含めて車両の周囲の人に対して認識可能
な警報が警報手段から発せられ、車両の室内に無断で遮
断部を開放しようとしていることを車両の周囲の人に知
らせることができ、車両及び車両室内の物品の盗難が防
止される。
【0019】また、仮に、センサから制御手段への信号
や制御手段から警報手段への作動信号を遮断して警報手
段からの警報の発生を阻止するために、これらを接続す
る接続部材を断線させ、或いは、断線する方向へ向けて
接続部材を変位させると(例えば、接続部材を引っ張る
と)、断線及び変位の少なくとも何れか一方の状態が検
知手段によって検知され、更に、当該車両から離れた乗
員を含めて車両の周囲の人に対して認識可能な補助警報
が補助警報手段から発せられる。これにより、遮断部を
開放するための準備行為として接続部材が断線させら
れ、或いは、断線する方向へ向けて接続部材が変位させ
られていることを車両の周囲の人に知らせることがで
き、車両及び車両室内の物品の盗難を防止できる。
や制御手段から警報手段への作動信号を遮断して警報手
段からの警報の発生を阻止するために、これらを接続す
る接続部材を断線させ、或いは、断線する方向へ向けて
接続部材を変位させると(例えば、接続部材を引っ張る
と)、断線及び変位の少なくとも何れか一方の状態が検
知手段によって検知され、更に、当該車両から離れた乗
員を含めて車両の周囲の人に対して認識可能な補助警報
が補助警報手段から発せられる。これにより、遮断部を
開放するための準備行為として接続部材が断線させら
れ、或いは、断線する方向へ向けて接続部材が変位させ
られていることを車両の周囲の人に知らせることがで
き、車両及び車両室内の物品の盗難を防止できる。
【0020】なお、本発明において、車両の室内とは、
乗員のための居住空間のみならず、積荷を収容するラッ
ゲージルームやエンジン等を収容するエンジンルーム等
を含む。
乗員のための居住空間のみならず、積荷を収容するラッ
ゲージルームやエンジン等を収容するエンジンルーム等
を含む。
【0021】請求項3記載の車両用盗難防止装置は、請
求項1又は請求項2記載の車両用盗難防止装置におい
て、前記検知手段は、前記接続部材に設けられ、断線す
る方向への前記接続部材の変位に伴い移動する移動体
と、前記移動体の移動を検出する移動体検出手段と、を
備えることを特徴としている。
求項1又は請求項2記載の車両用盗難防止装置におい
て、前記検知手段は、前記接続部材に設けられ、断線す
る方向への前記接続部材の変位に伴い移動する移動体
と、前記移動体の移動を検出する移動体検出手段と、を
備えることを特徴としている。
【0022】上記構成の車両用盗難防止装置によれば、
接続部材には直接或いは間接的に移動体が設けられてお
り、接続部材が断線する方向へ変位させられると、この
接続部材の変位に伴い移動体が移動させられる。この移
動体の移動は移動体検出手段により検出され、当該車両
の乗員を含めて車両の周囲に対して認識可能な補助警報
が補助警報手段から発せられる。これにより、断線する
方向へ向けて接続部材が変位させられていることを車両
の周囲の人に知らせることができ、車両及び車両室内の
物品の盗難を防止できる。
接続部材には直接或いは間接的に移動体が設けられてお
り、接続部材が断線する方向へ変位させられると、この
接続部材の変位に伴い移動体が移動させられる。この移
動体の移動は移動体検出手段により検出され、当該車両
の乗員を含めて車両の周囲に対して認識可能な補助警報
が補助警報手段から発せられる。これにより、断線する
方向へ向けて接続部材が変位させられていることを車両
の周囲の人に知らせることができ、車両及び車両室内の
物品の盗難を防止できる。
【0023】なお、本発明において、移動体検出手段
は、例えば、複数の電気接点を有し、移動体の移動によ
りこれらの電気接点が互いに導通する構成の機械的なス
イッチ手段でもよいし、また、移動体の移動に伴う磁気
や静電容量、或いは、渦電流等の物理量の変化を検出す
ることで移動体の変位を検出する所謂近接スイッチであ
ってもよい。
は、例えば、複数の電気接点を有し、移動体の移動によ
りこれらの電気接点が互いに導通する構成の機械的なス
イッチ手段でもよいし、また、移動体の移動に伴う磁気
や静電容量、或いは、渦電流等の物理量の変化を検出す
ることで移動体の変位を検出する所謂近接スイッチであ
ってもよい。
【0024】請求項4記載の車両用盗難防止装置は、請
求項1又は請求項2記載の車両用盗難防止装置におい
て、前記検知手段は、前記警報手段の非作動状態或いは
前記センサの非検知状態において前記接続部材に流れる
暗電流を検出し、前記暗電流の遮断状態を検知すること
で前記接続部材の断線状態を検知することを特徴として
いる。
求項1又は請求項2記載の車両用盗難防止装置におい
て、前記検知手段は、前記警報手段の非作動状態或いは
前記センサの非検知状態において前記接続部材に流れる
暗電流を検出し、前記暗電流の遮断状態を検知すること
で前記接続部材の断線状態を検知することを特徴として
いる。
【0025】上記構成の車両用盗難防止装置では、警報
手段の非作動状態或いはセンサの非検知状態において接
続部材に連続的或いは断続的に暗電流が流され、検知手
段はこの暗電流を検出している。
手段の非作動状態或いはセンサの非検知状態において接
続部材に連続的或いは断続的に暗電流が流され、検知手
段はこの暗電流を検出している。
【0026】ここで、接続部材が断線させられると、接
続部材を流れる暗電流が遮断されるため検知手段は暗電
流を検出できなくなる。したがって、暗電流非検出状態
となることで接続部材が断線させられたことを検知手段
が検知し、当該車両の乗員を含めて車両の周囲に対して
認識可能な補助警報が補助警報手段から発せられる。こ
れにより、接続部材が断線させられたことを車両の周囲
の人に知らせることができ、車両及び車両室内の物品の
盗難を防止できる。
続部材を流れる暗電流が遮断されるため検知手段は暗電
流を検出できなくなる。したがって、暗電流非検出状態
となることで接続部材が断線させられたことを検知手段
が検知し、当該車両の乗員を含めて車両の周囲に対して
認識可能な補助警報が補助警報手段から発せられる。こ
れにより、接続部材が断線させられたことを車両の周囲
の人に知らせることができ、車両及び車両室内の物品の
盗難を防止できる。
【0027】
【発明の実施の形態】<車両用盗難防止装置10の構成
>図1には本発明の第1の実施の形態に係る車両用盗難
防止装置10の構成の概略が示されている。また、図2
には、車両用盗難防止装置10の回路図が示されてい
る。
>図1には本発明の第1の実施の形態に係る車両用盗難
防止装置10の構成の概略が示されている。また、図2
には、車両用盗難防止装置10の回路図が示されてい
る。
【0028】図1に示されるように、本車両用盗難防止
装置10は複数のセンサ12を備えている。これらのセ
ンサ12は、広い意味での所謂カーテシスイッチで図6
に示されるように車両14の遮断部としてのドアパネル
16の近傍に設けられている。これらのセンサ12は車
両14の適宜位置に設けられた照明制御用のコンピュー
タ18を介して車両14の天井部に設けられているルー
ムランプ、車両14の助手席の足元照明用ランプ、及び
車両14のインストルメントパネルに設けられてる半ド
ア警告用ランプ(符号の無きものは何れも図示省略)へ
電気的に接続されており、ドアパネル16が開放された
ことをセンサ12が検知した場合には、コンピュータ1
8がこれらのルームランプ、足元照明用ランプ、及び半
ドア警告用ランプ等を点灯させる。
装置10は複数のセンサ12を備えている。これらのセ
ンサ12は、広い意味での所謂カーテシスイッチで図6
に示されるように車両14の遮断部としてのドアパネル
16の近傍に設けられている。これらのセンサ12は車
両14の適宜位置に設けられた照明制御用のコンピュー
タ18を介して車両14の天井部に設けられているルー
ムランプ、車両14の助手席の足元照明用ランプ、及び
車両14のインストルメントパネルに設けられてる半ド
ア警告用ランプ(符号の無きものは何れも図示省略)へ
電気的に接続されており、ドアパネル16が開放された
ことをセンサ12が検知した場合には、コンピュータ1
8がこれらのルームランプ、足元照明用ランプ、及び半
ドア警告用ランプ等を点灯させる。
【0029】また、図1に示されるように、これらのセ
ンサ12からは接続部材としてのコード20が引き出さ
れており、車両14内の適宜位置に設けられている制御
手段としての制御装置22へ電気的に接続されている。
この制御装置22は車両14の適宜位置に設けられた操
作スイッチへ電気的に接続され、或いは、乗員が所持し
て持ち歩くことのできるコントローラ(何れも図示省
略)から発信された電波を受信できるようになってお
り、操作スイッチからの作動開始信号若しくはコントロ
ーラから発信された作動開始の電波を受信することでO
N状態となり、センサ12からの信号の待機状態とな
る。
ンサ12からは接続部材としてのコード20が引き出さ
れており、車両14内の適宜位置に設けられている制御
手段としての制御装置22へ電気的に接続されている。
この制御装置22は車両14の適宜位置に設けられた操
作スイッチへ電気的に接続され、或いは、乗員が所持し
て持ち歩くことのできるコントローラ(何れも図示省
略)から発信された電波を受信できるようになってお
り、操作スイッチからの作動開始信号若しくはコントロ
ーラから発信された作動開始の電波を受信することでO
N状態となり、センサ12からの信号の待機状態とな
る。
【0030】また、図1に示されるように、この制御装
置22からはコード24が引き出されており、その端部
は制御装置22と共に制御手段を構成するホーンリレー
28へ接続されている。図2に示されるように、このホ
ーンリレー28は所謂誘導形継電器でコイル30を備え
ており、このコイル30の一端へ上述したコード24が
接続され、さらに、ホーンリレー28のコイル30の他
端はアースされている。
置22からはコード24が引き出されており、その端部
は制御装置22と共に制御手段を構成するホーンリレー
28へ接続されている。図2に示されるように、このホ
ーンリレー28は所謂誘導形継電器でコイル30を備え
ており、このコイル30の一端へ上述したコード24が
接続され、さらに、ホーンリレー28のコイル30の他
端はアースされている。
【0031】また、ホーンリレー28のコイル30の一
端は上述したコード24へ接続されていると共に、車両
14の運転席近傍に設置されたステアリングホイール3
4に設けられたホーンスイッチ36(図6参照)の一端
へ電気的に接続されている。このホーンスイッチ36の
他端はバッテリー38へ接続されており、ホーンスイッ
チ36がON(導通)状態となると、ホーンリレー28
のコイル30が通電され、常時開放状態とされるホーン
リレー28の一対の接点40、42が閉じられる。
端は上述したコード24へ接続されていると共に、車両
14の運転席近傍に設置されたステアリングホイール3
4に設けられたホーンスイッチ36(図6参照)の一端
へ電気的に接続されている。このホーンスイッチ36の
他端はバッテリー38へ接続されており、ホーンスイッ
チ36がON(導通)状態となると、ホーンリレー28
のコイル30が通電され、常時開放状態とされるホーン
リレー28の一対の接点40、42が閉じられる。
【0032】接点40はコード44を介してバッテリー
38へ接続されている。一方、接点42は、車両14の
エンジンルームを這わされた警報手段接続部材としての
コード46を介して車両14の前端部近傍に設置された
警報手段としてのホーン48へ接続され、さらに、この
ホーン48を介してアースされている。ホーン48は、
接点40、42が閉じられて通電されると車両14の外
部へ向けて警報としての音(警報音)を発するようにな
っている。
38へ接続されている。一方、接点42は、車両14の
エンジンルームを這わされた警報手段接続部材としての
コード46を介して車両14の前端部近傍に設置された
警報手段としてのホーン48へ接続され、さらに、この
ホーン48を介してアースされている。ホーン48は、
接点40、42が閉じられて通電されると車両14の外
部へ向けて警報としての音(警報音)を発するようにな
っている。
【0033】また、図1に示されるように、コード46
には複数のワイヤ50の一端が巻き付けられて略一体と
されている。なお、本実施の形態では、コード46にワ
イヤ50を巻き付けた構成であるが、ワイヤ50の一端
とコード46とは略一体とされていればよく(すなわ
ち、完全に一体であてもよしい完全に一体でなくてもよ
く)、ワイヤ50の一端をコード46へ縛ったり、或い
は、接着剤や粘着テープ等の固着手段を用いて固定して
もよいし、また、逆にワイヤ50をコード46に沿わせ
る(絡める)だけでも構わない。
には複数のワイヤ50の一端が巻き付けられて略一体と
されている。なお、本実施の形態では、コード46にワ
イヤ50を巻き付けた構成であるが、ワイヤ50の一端
とコード46とは略一体とされていればよく(すなわ
ち、完全に一体であてもよしい完全に一体でなくてもよ
く)、ワイヤ50の一端をコード46へ縛ったり、或い
は、接着剤や粘着テープ等の固着手段を用いて固定して
もよいし、また、逆にワイヤ50をコード46に沿わせ
る(絡める)だけでも構わない。
【0034】これらのワイヤ50の他端は、各々が移動
体として検知手段を構成するプレート52へ係止されて
いる。これらのプレート52は絶縁材料により矩形の板
状に形成されており、移動体検出手段として検知手段を
構成するスイッチ54に取り付けられている。
体として検知手段を構成するプレート52へ係止されて
いる。これらのプレート52は絶縁材料により矩形の板
状に形成されており、移動体検出手段として検知手段を
構成するスイッチ54に取り付けられている。
【0035】ここで、図3に示されるように、スイッチ
54は全体的に略直方体形状に形成されており、長手方
向一方の端部には幅方向に沿って長手とされた細幅で且
つ有底のスリット孔56がスイッチ54の長手方向他端
へ向けて形成されている。このスリット孔56は幅寸法
がプレート52の肉厚寸法よりも長く、また、長手寸法
がプレート52の幅寸法よりも長く形成されており、通
常は、このスリット孔56の内部へスリット孔56に沿
ってプレート52がスライド可能に収容されている。
54は全体的に略直方体形状に形成されており、長手方
向一方の端部には幅方向に沿って長手とされた細幅で且
つ有底のスリット孔56がスイッチ54の長手方向他端
へ向けて形成されている。このスリット孔56は幅寸法
がプレート52の肉厚寸法よりも長く、また、長手寸法
がプレート52の幅寸法よりも長く形成されており、通
常は、このスリット孔56の内部へスリット孔56に沿
ってプレート52がスライド可能に収容されている。
【0036】また、図4に示されるように、スリット孔
56の幅方向一方の内壁58には金属等の導電性材料に
よって形成された一対の固定接点60、62が形成され
ている。図5に示されるように、固定接点60、62は
内壁58を貫通してコード64、66へ接続されてい
る。さらに、図2に示されるように、固定接点60はコ
ード64を介してバッテリー38へ接続されており、固
定接点62はコード66及びコード24に設けられたダ
イオード68を介してホーンリレー28のコイル30の
一端へ接続されている。
56の幅方向一方の内壁58には金属等の導電性材料に
よって形成された一対の固定接点60、62が形成され
ている。図5に示されるように、固定接点60、62は
内壁58を貫通してコード64、66へ接続されてい
る。さらに、図2に示されるように、固定接点60はコ
ード64を介してバッテリー38へ接続されており、固
定接点62はコード66及びコード24に設けられたダ
イオード68を介してホーンリレー28のコイル30の
一端へ接続されている。
【0037】さらに、スリット孔56の幅方向に沿って
内壁58と対向する内壁70にはスイッチ54の幅方向
に沿って長手とされた有底の溝部72が形成されてい
る。この溝部72の長手方向両端側に一対の薄肉円盤状
のプレート74が収容されている。このプレート74の
内壁58と対向する側の面にはプレート74の長手方向
に沿って長手とされ且つその断面が内壁58側へ向けて
張り出した半円形状の移動接点76が接着剤等の固着手
段によって固着されている。この移動接点76は、固定
接点60、62と同様に金属等の導電性部材により形成
されており、その長手方向一端側は溝部72の深さ方向
(すなわち、スリット孔56の幅方向)に沿って固定接
点60と対向し、また、移動接点76の長手方向他端側
は溝部72の深さ方向に沿って固定接点62と対向して
いる。したがって、各プレート74が内壁58へ向けて
溝部72の深さ方向に沿って所定距離移動した場合に
は、移動接点76の長手方向両端側が固定接点60、6
2へ接触し、これにより、固定接点60と固定接点62
とが導通する(すなわち、図2で一般的な電気記号のス
イッチで示されるスイッチ54が閉塞された状態とな
る)。
内壁58と対向する内壁70にはスイッチ54の幅方向
に沿って長手とされた有底の溝部72が形成されてい
る。この溝部72の長手方向両端側に一対の薄肉円盤状
のプレート74が収容されている。このプレート74の
内壁58と対向する側の面にはプレート74の長手方向
に沿って長手とされ且つその断面が内壁58側へ向けて
張り出した半円形状の移動接点76が接着剤等の固着手
段によって固着されている。この移動接点76は、固定
接点60、62と同様に金属等の導電性部材により形成
されており、その長手方向一端側は溝部72の深さ方向
(すなわち、スリット孔56の幅方向)に沿って固定接
点60と対向し、また、移動接点76の長手方向他端側
は溝部72の深さ方向に沿って固定接点62と対向して
いる。したがって、各プレート74が内壁58へ向けて
溝部72の深さ方向に沿って所定距離移動した場合に
は、移動接点76の長手方向両端側が固定接点60、6
2へ接触し、これにより、固定接点60と固定接点62
とが導通する(すなわち、図2で一般的な電気記号のス
イッチで示されるスイッチ54が閉塞された状態とな
る)。
【0038】但し、通常はスリット孔56内にプレート
52が挿入されており、移動接点76と固定接点60、
62との間にプレート52が介在しているため、固定接
点60と固定接点62は非導通状態とされる。
52が挿入されており、移動接点76と固定接点60、
62との間にプレート52が介在しているため、固定接
点60と固定接点62は非導通状態とされる。
【0039】また、溝部72の底部と各プレート74と
の間には一対の圧縮コイルスプリング78が配置されて
おり、各プレート74を常に内壁58側(すなわち、固
定接点60、62側)へ向けて付勢している。
の間には一対の圧縮コイルスプリング78が配置されて
おり、各プレート74を常に内壁58側(すなわち、固
定接点60、62側)へ向けて付勢している。
【0040】さらに、内壁70の溝部72よりもスリッ
ト孔56の底部側には、複数の有底の孔80が形成され
ている。この孔80内には圧縮コイルスプリング82が
収容されている。この圧縮コイルスプリング82は基本
的に圧縮コイルスプリング78と同様の構成であるが、
内壁58側の端部には鉄もしくは鉄を含んだ合金により
略球形状に形成されたスチールボール84が固着されて
いる。スリット孔56内にプレート52が差し込まれた
際には、圧縮コイルスプリング78、82の付勢力で内
壁58側へ付勢された移動接点76及びスチールボール
84でプレート52の肉厚方向一方の端面(すなわち、
内壁70と対向する側の端面)を内壁58側へ向けて押
圧し、内壁58と移動接点76及びスチールボール84
とでプレート52を挟持する。
ト孔56の底部側には、複数の有底の孔80が形成され
ている。この孔80内には圧縮コイルスプリング82が
収容されている。この圧縮コイルスプリング82は基本
的に圧縮コイルスプリング78と同様の構成であるが、
内壁58側の端部には鉄もしくは鉄を含んだ合金により
略球形状に形成されたスチールボール84が固着されて
いる。スリット孔56内にプレート52が差し込まれた
際には、圧縮コイルスプリング78、82の付勢力で内
壁58側へ付勢された移動接点76及びスチールボール
84でプレート52の肉厚方向一方の端面(すなわち、
内壁70と対向する側の端面)を内壁58側へ向けて押
圧し、内壁58と移動接点76及びスチールボール84
とでプレート52を挟持する。
【0041】また、図1に示されるように、本車両用盗
難防止装置10は補助警報手段としての補助警報装置8
6を備えている。この補助警報装置86は通電により補
助警報としての電子音(音)を発する構成であり、互い
に独立した複数本の導線を有するコード88を介して制
御装置22へ接続されている。但し、図2に示されるよ
うに、補助警報装置86を回路的にみると、補助警報装
置86の一方の端子は制御装置22或いは各スイッチ5
4の固定接点60、62を介してバッテリー38へ電気
的に接続されており、他方の端子はアースされている
(すなわち、コード88の複数の導線のうちの何れかは
制御装置22内を通過してダイオード68へ接続されて
いる)。したがって、制御装置22がバッテリー38か
ら流れてきた電流をコード88を介して補助警報装置8
6へ流すか、或いは、固定接点60と固定接点62とが
導通しない限りは補助警報装置86が作動することはな
い。
難防止装置10は補助警報手段としての補助警報装置8
6を備えている。この補助警報装置86は通電により補
助警報としての電子音(音)を発する構成であり、互い
に独立した複数本の導線を有するコード88を介して制
御装置22へ接続されている。但し、図2に示されるよ
うに、補助警報装置86を回路的にみると、補助警報装
置86の一方の端子は制御装置22或いは各スイッチ5
4の固定接点60、62を介してバッテリー38へ電気
的に接続されており、他方の端子はアースされている
(すなわち、コード88の複数の導線のうちの何れかは
制御装置22内を通過してダイオード68へ接続されて
いる)。したがって、制御装置22がバッテリー38か
ら流れてきた電流をコード88を介して補助警報装置8
6へ流すか、或いは、固定接点60と固定接点62とが
導通しない限りは補助警報装置86が作動することはな
い。
【0042】<第1の実施の形態の作用、効果>次に、
本実施の形態の作用並びに効果について説明する。
本実施の形態の作用並びに効果について説明する。
【0043】本車両用盗難防止装置10では、車両14
に乗車していた乗員が降車する際に、操作スイッチ或い
はコントローラ(何れも図示省略)を操作して操作スイ
ッチからの起動信号若しくはコントローラから発信され
た起動のための電波等を制御装置22が受信すると制御
装置22が起動して、制御装置22はセンサ12からの
信号待機状態となる。この状態で、ドアパネル16が開
放されると、ドアパネル16の近傍に設けられたセンサ
12(カーテシスイッチ)が制御装置22へ電気信号を
送信する。
に乗車していた乗員が降車する際に、操作スイッチ或い
はコントローラ(何れも図示省略)を操作して操作スイ
ッチからの起動信号若しくはコントローラから発信され
た起動のための電波等を制御装置22が受信すると制御
装置22が起動して、制御装置22はセンサ12からの
信号待機状態となる。この状態で、ドアパネル16が開
放されると、ドアパネル16の近傍に設けられたセンサ
12(カーテシスイッチ)が制御装置22へ電気信号を
送信する。
【0044】センサ12からの信号を受信した制御装置
22はバッテリー38から流された電流をホーンリレー
28へ流して接点40、42を閉じさせ、バッテリー3
8からホーン48へ電流を流しホーン48を作動させ
る。これにより、ホーン48から警報が発せられる。ま
た、このとき、制御装置22から流された電流は補助警
報装置86へも流れ、これにより、補助警報装置86か
らも補助警報が発せられる。このため、車両14の盗難
や車両14の室内の備品や荷物(すなわち、物品)等の
盗難を目的として車両14から離れた乗員に無断でドア
パネル16が開放されたことを車両14から離れた乗員
や車両14の周囲の人に知らせることができ、車両14
の盗難や車両14室内の備品や荷物等の盗難を防止でき
る。
22はバッテリー38から流された電流をホーンリレー
28へ流して接点40、42を閉じさせ、バッテリー3
8からホーン48へ電流を流しホーン48を作動させ
る。これにより、ホーン48から警報が発せられる。ま
た、このとき、制御装置22から流された電流は補助警
報装置86へも流れ、これにより、補助警報装置86か
らも補助警報が発せられる。このため、車両14の盗難
や車両14の室内の備品や荷物(すなわち、物品)等の
盗難を目的として車両14から離れた乗員に無断でドア
パネル16が開放されたことを車両14から離れた乗員
や車両14の周囲の人に知らせることができ、車両14
の盗難や車両14室内の備品や荷物等の盗難を防止でき
る。
【0045】ところで、仮に、ホーンリレー28のコイ
ル30が通電された場合でもホーン48が作動しないよ
うに図1及び図2に示されるコード46を引き千切り、
コード46を断線させようとすると、すなわち、車両1
4或いは車両14内の備品や荷物を盗難するにあたり、
ホーン48による警報を阻止しようとすると、コード4
6の引っ張りに伴い少なくとも何れかのプレート52が
コード46と共に引っ張られて移動し、スイッチ54の
スリット孔56内からプレート52が抜き取られる。
ル30が通電された場合でもホーン48が作動しないよ
うに図1及び図2に示されるコード46を引き千切り、
コード46を断線させようとすると、すなわち、車両1
4或いは車両14内の備品や荷物を盗難するにあたり、
ホーン48による警報を阻止しようとすると、コード4
6の引っ張りに伴い少なくとも何れかのプレート52が
コード46と共に引っ張られて移動し、スイッチ54の
スリット孔56内からプレート52が抜き取られる。
【0046】プレート52がスリット孔56内から抜き
取られると、圧縮コイルスプリング78の付勢力により
内壁58側へ付勢されているプレート74が内壁58側
へ向けて移動し、移動接点76を内壁58の固定接点6
0、62へ押し付ける。これにより、固定接点60と固
定接点62とが移動接点76を介して導通し、図2に示
されるように、回路的には制御装置22を介さずに(す
なわち、制御装置22がセンサ12からの信号を受信し
なくても)ホーンリレー28及び補助警報装置86へ電
流が流れ、ホーン48や補助警報装置86から警報や補
助警報が発せられる。このため、意図的なコード46の
断線が防止され、結果的に車両14或いは車両14内の
備品や荷物等が盗難に遭っていることを車両14の外部
に知らせることができ、これにより、車両14の盗難や
車両14内の備品や荷物等の盗難を防止できる。
取られると、圧縮コイルスプリング78の付勢力により
内壁58側へ付勢されているプレート74が内壁58側
へ向けて移動し、移動接点76を内壁58の固定接点6
0、62へ押し付ける。これにより、固定接点60と固
定接点62とが移動接点76を介して導通し、図2に示
されるように、回路的には制御装置22を介さずに(す
なわち、制御装置22がセンサ12からの信号を受信し
なくても)ホーンリレー28及び補助警報装置86へ電
流が流れ、ホーン48や補助警報装置86から警報や補
助警報が発せられる。このため、意図的なコード46の
断線が防止され、結果的に車両14或いは車両14内の
備品や荷物等が盗難に遭っていることを車両14の外部
に知らせることができ、これにより、車両14の盗難や
車両14内の備品や荷物等の盗難を防止できる。
【0047】さらに、この状態からコード46を引っ張
ってコード46を断線させると、ホーン48へ電流が流
れなくなるためホーン48は停止(沈黙)するが、図2
に示されるように、補助警報装置86へは電流が流れる
ため補助警報装置86は鳴り続ける。したがって、意図
的にコード46を断線させても補助警報装置86から補
助警報で車両14或いは車両14内の備品や荷物等が盗
難に遭いそうになっていることを車両14の外部に知ら
せることができ、これにより、車両14の盗難や車両1
4内の備品や荷物等の盗難を防止できる。
ってコード46を断線させると、ホーン48へ電流が流
れなくなるためホーン48は停止(沈黙)するが、図2
に示されるように、補助警報装置86へは電流が流れる
ため補助警報装置86は鳴り続ける。したがって、意図
的にコード46を断線させても補助警報装置86から補
助警報で車両14或いは車両14内の備品や荷物等が盗
難に遭いそうになっていることを車両14の外部に知ら
せることができ、これにより、車両14の盗難や車両1
4内の備品や荷物等の盗難を防止できる。
【0048】なお、本実施の形態では、ワイヤ50を介
してコード46と共に検知手段を構成する移動体として
のプレート52のワイヤ50が引っ張られた際の移動
を、検知手段を構成する移動体検出手段としてのスリッ
ト孔56で検出する構成であったが、例えば、コード4
6とホーンリレー28のコイル30或いはホーン48と
の接続部分に設けられるコネクタ等の接続手段にプレー
ト52及びスイッチ54の如き検知手段、若しくはそれ
以外の構成の検知手段を設けてコード46の引っ張りを
直接検出する構成であってもよい。
してコード46と共に検知手段を構成する移動体として
のプレート52のワイヤ50が引っ張られた際の移動
を、検知手段を構成する移動体検出手段としてのスリッ
ト孔56で検出する構成であったが、例えば、コード4
6とホーンリレー28のコイル30或いはホーン48と
の接続部分に設けられるコネクタ等の接続手段にプレー
ト52及びスイッチ54の如き検知手段、若しくはそれ
以外の構成の検知手段を設けてコード46の引っ張りを
直接検出する構成であってもよい。
【0049】また、本実施の形態では、移動接点76が
固定接点60、62へ接近移動して接触し、導通するこ
とで移動体検出手段としてのスイッチ54が移動体とし
てのプレート52の移動を検出する構成、すなわち、機
械的なスイッチ54を移動体検出手段とした構成であっ
た、移動体検出手段の構成はこれに限るものではない。
すなわち、スイッチ54の如き機械的なスイッチを移動
体検出手段として適用する場合であっても、例えば、ス
リット孔56からプレート52が所定ストローク引き出
された場合にそれ以上のプレート52の引き出しを制限
するストッパをプレート52及びスイッチ54の少なく
とも何れか一方に設けると共に、プレート52がスリッ
ト孔56内へ最も挿入された状態では固定接点60、6
2に対してスリット孔56の深さ方向へ離間し、プレー
ト52が前記ストッパにより制限されるまでスリット孔
56から引き出された状態で固定接点60、62へ接触
する移動接点76の如き移動接点をプレート52に設け
る構成(すなわち、移動体検出手段に固定接点を設け、
移動体に移動接点を設ける構成)としてもよい。
固定接点60、62へ接近移動して接触し、導通するこ
とで移動体検出手段としてのスイッチ54が移動体とし
てのプレート52の移動を検出する構成、すなわち、機
械的なスイッチ54を移動体検出手段とした構成であっ
た、移動体検出手段の構成はこれに限るものではない。
すなわち、スイッチ54の如き機械的なスイッチを移動
体検出手段として適用する場合であっても、例えば、ス
リット孔56からプレート52が所定ストローク引き出
された場合にそれ以上のプレート52の引き出しを制限
するストッパをプレート52及びスイッチ54の少なく
とも何れか一方に設けると共に、プレート52がスリッ
ト孔56内へ最も挿入された状態では固定接点60、6
2に対してスリット孔56の深さ方向へ離間し、プレー
ト52が前記ストッパにより制限されるまでスリット孔
56から引き出された状態で固定接点60、62へ接触
する移動接点76の如き移動接点をプレート52に設け
る構成(すなわち、移動体検出手段に固定接点を設け、
移動体に移動接点を設ける構成)としてもよい。
【0050】さらに言えば、移動体検出手段は機械的な
スイッチでなくともよく、広く、移動体の移動を検知で
きる構成であればよい。例えば、移動体の移動に伴う渦
電流、静電容量、磁気等の物理量の変化を検出すること
で間接的に移動体の移動を検出する所謂近接スイッチを
移動体検出手段として適用してもよい。
スイッチでなくともよく、広く、移動体の移動を検知で
きる構成であればよい。例えば、移動体の移動に伴う渦
電流、静電容量、磁気等の物理量の変化を検出すること
で間接的に移動体の移動を検出する所謂近接スイッチを
移動体検出手段として適用してもよい。
【0051】<第2の実施の形態>次に、本発明の第2
の実施の形態について説明する。なお、前記第1の実施
の形態と基本的に同一の部位については同一の符号を付
与してその説明を省略する。
の実施の形態について説明する。なお、前記第1の実施
の形態と基本的に同一の部位については同一の符号を付
与してその説明を省略する。
【0052】図7には本発明の第2の実施の形態に係る
車両用盗難防止装置110の構成が回路図によって示さ
れている。
車両用盗難防止装置110の構成が回路図によって示さ
れている。
【0053】図7に示されるように、本車両用盗難防止
装置110は前記第1の実施の形態に係る車両用盗難防
止装置10の制御装置22に相当する制御手段としての
制御装置112を備えている。この制御装置112は、
コード20を介してセンサ12へ電気的に接続されてい
る。また、制御装置112は、エミッタの端子がバッテ
リー38へ電気的に接続されたPNP形のトランジスタ
114を備えている。このトランジスタ114は、コレ
クタの端子が抵抗116を介してアースされていると共
に、ベースの端子がコード46へ電気的に接続されてい
る。さらに、制御装置112は、エミッタの端子がバッ
テリー38とトランジスタ114とを繋ぐコードへ電気
的に接続されたPNP形のトランジスタ118を備えて
いる。このトランジスタ118は、コレクタの端子が前
記第1の実施の形態に係る車両用盗難防止装置10の補
助警報装置86に相当する補助警報装置120へ接続さ
れており、また、ベースの端子がトランジスタ114と
抵抗116とを繋ぐコードへ電気的に接続されている。
装置110は前記第1の実施の形態に係る車両用盗難防
止装置10の制御装置22に相当する制御手段としての
制御装置112を備えている。この制御装置112は、
コード20を介してセンサ12へ電気的に接続されてい
る。また、制御装置112は、エミッタの端子がバッテ
リー38へ電気的に接続されたPNP形のトランジスタ
114を備えている。このトランジスタ114は、コレ
クタの端子が抵抗116を介してアースされていると共
に、ベースの端子がコード46へ電気的に接続されてい
る。さらに、制御装置112は、エミッタの端子がバッ
テリー38とトランジスタ114とを繋ぐコードへ電気
的に接続されたPNP形のトランジスタ118を備えて
いる。このトランジスタ118は、コレクタの端子が前
記第1の実施の形態に係る車両用盗難防止装置10の補
助警報装置86に相当する補助警報装置120へ接続さ
れており、また、ベースの端子がトランジスタ114と
抵抗116とを繋ぐコードへ電気的に接続されている。
【0054】図7に示されるように、本車両用盗難防止
装置110では、スイッチ36がON状態になると、ホ
ーンリレー28のコイル30に電流が流れて接点40と
接点42とが導通し、ホーン48が通電されるが、スイ
ッチ36がOFF状態であっても、トランジスタ11
4、コード46、及びホーン48を介してアースされる
電流、トランジスタ114、及び抵抗116を介してア
ースされる電流、トランジスタ118から抵抗116を
介してアースされる電流、及び、トランジスタ118か
ら補助警報装置120を介してアースされる電流が流れ
る。
装置110では、スイッチ36がON状態になると、ホ
ーンリレー28のコイル30に電流が流れて接点40と
接点42とが導通し、ホーン48が通電されるが、スイ
ッチ36がOFF状態であっても、トランジスタ11
4、コード46、及びホーン48を介してアースされる
電流、トランジスタ114、及び抵抗116を介してア
ースされる電流、トランジスタ118から抵抗116を
介してアースされる電流、及び、トランジスタ118か
ら補助警報装置120を介してアースされる電流が流れ
る。
【0055】以上の電流は、トランジスタ114側とト
ランジスタ118側へと分岐され、更に、各トランジス
タ114、118によりそれぞれの方向へ分岐されるこ
とで微弱になるため、通常のスイッチ36のOFF状態
ではホーン48及び補助警報装置120はならない(す
なわち、スイッチ36がOFF状態であっても、コード
46及びホーン48にホーン48を鳴らさない程度に微
弱な暗電流が流れる)。
ランジスタ118側へと分岐され、更に、各トランジス
タ114、118によりそれぞれの方向へ分岐されるこ
とで微弱になるため、通常のスイッチ36のOFF状態
ではホーン48及び補助警報装置120はならない(す
なわち、スイッチ36がOFF状態であっても、コード
46及びホーン48にホーン48を鳴らさない程度に微
弱な暗電流が流れる)。
【0056】ここで、コード46が断線させられると、
トランジスタ114、コード46、ホーン48を介して
アースされる電流(暗電流)が流れなくなる。この状態
では、トランジスタ114のスイッチング機能によりト
ランジスタ114及び抵抗116を介してアースされる
電流も流れなくなる。したがって、バッテリー38から
の電流は全てトランジスタ118側へ流れ、トランジス
タ118を介して補助警報装置120へ流れる電流が大
電流となる。これにより、補助警報装置120が作動し
て補助警報が発せられる。
トランジスタ114、コード46、ホーン48を介して
アースされる電流(暗電流)が流れなくなる。この状態
では、トランジスタ114のスイッチング機能によりト
ランジスタ114及び抵抗116を介してアースされる
電流も流れなくなる。したがって、バッテリー38から
の電流は全てトランジスタ118側へ流れ、トランジス
タ118を介して補助警報装置120へ流れる電流が大
電流となる。これにより、補助警報装置120が作動し
て補助警報が発せられる。
【0057】すなわち、コード46が断線させられた際
には補助警報装置120から補助警報により、車両14
或いは車両14内の備品や荷物等が盗難に遭いそうな状
態であることを車両14の周囲の人へ知らせることがで
き、車両14や車両14の室内の備品や荷物等の盗難を
防止できる。
には補助警報装置120から補助警報により、車両14
或いは車両14内の備品や荷物等が盗難に遭いそうな状
態であることを車両14の周囲の人へ知らせることがで
き、車両14や車両14の室内の備品や荷物等の盗難を
防止できる。
【0058】なお、本実施の形態では、暗電流を連続し
て流す構成であったが、所定時間毎に断続的に暗電流を
流し、暗電流が流れるの間隔以上の時間の暗電流の遮断
を電流検知手段が検知した場合に補助警報装置120を
作動させる構成であってもよい。
て流す構成であったが、所定時間毎に断続的に暗電流を
流し、暗電流が流れるの間隔以上の時間の暗電流の遮断
を電流検知手段が検知した場合に補助警報装置120を
作動させる構成であってもよい。
【0059】また、図7に示されるように、本実施の形
態ではバッテリー38を制御装置112の内部にある構
成であるが、バッテリー38を制御装置112の外部に
設置しても構わない。
態ではバッテリー38を制御装置112の内部にある構
成であるが、バッテリー38を制御装置112の外部に
設置しても構わない。
【0060】<センサのバリエーション>なお、上記各
実施の形態では、ドアパネル16に対応して取り付けら
れたカテーシスイッチをセンサ12に適用したが、セン
サの構成はこれに限定されるものではない。以下、セン
サのバリエーションについて簡単に説明する。
実施の形態では、ドアパネル16に対応して取り付けら
れたカテーシスイッチをセンサ12に適用したが、セン
サの構成はこれに限定されるものではない。以下、セン
サのバリエーションについて簡単に説明する。
【0061】車両14が盗難に遭う場合には、車両14
の各部位のうちドアパネル16や窓ガラス122(図6
参照)を含む車両14の室内と外部とを遮断する遮断部
が破壊、変形、或いは変位させられ、この部位から車両
14の室内へ侵入されて、例えば、エンジン等が作動さ
せられ盗難されるケースが考えられる。したがって、こ
のケースを想定したセンサとしては、遮断部の破壊、変
形、或いは変位を検知できる構成であればよい。
の各部位のうちドアパネル16や窓ガラス122(図6
参照)を含む車両14の室内と外部とを遮断する遮断部
が破壊、変形、或いは変位させられ、この部位から車両
14の室内へ侵入されて、例えば、エンジン等が作動さ
せられ盗難されるケースが考えられる。したがって、こ
のケースを想定したセンサとしては、遮断部の破壊、変
形、或いは変位を検知できる構成であればよい。
【0062】具体的には、車両14の室内の適宜位置に
スピーカや発光素子等の信号を発信する発信手段を設け
ると共に、発信手段から発信されて車両14の室内に張
りめぐらされた信号を受信するマイクや受光素子等の受
信手段をセンサとし、遮断部の破壊、変形、或いは変
位、さらには、この部位からの車両14の室内への侵入
による受信手段の受信状態の変化を検出することで、車
両14の室内への侵入を検知する構成が考えられる。ま
た、車両14の適宜位置に設けられたマイクをセンサと
し、遮断部が破壊、変形、或いは変位させられる際の打
撃音等の異常音を検出することで遮断部が破壊、変形、
或いは変位させられていることを検知する構成も考えら
れる。
スピーカや発光素子等の信号を発信する発信手段を設け
ると共に、発信手段から発信されて車両14の室内に張
りめぐらされた信号を受信するマイクや受光素子等の受
信手段をセンサとし、遮断部の破壊、変形、或いは変
位、さらには、この部位からの車両14の室内への侵入
による受信手段の受信状態の変化を検出することで、車
両14の室内への侵入を検知する構成が考えられる。ま
た、車両14の適宜位置に設けられたマイクをセンサと
し、遮断部が破壊、変形、或いは変位させられる際の打
撃音等の異常音を検出することで遮断部が破壊、変形、
或いは変位させられていることを検知する構成も考えら
れる。
【0063】また、車両14が盗難に遭う場合には、ド
アパネル16や窓ガラス122等、開閉操作により車両
14の内部と外部を連通若しくは遮断する開閉体が閉状
態、若しくは閉状態でロックされている場合に、開操作
若しくはロック解除操作させられたうえで開操作されて
車両14の室内へ侵入され、例えば、エンジン等が作動
させられ盗難されるケースが考えられる。このケースに
適用可能なセンサの一例が前記第1及び第2の実施の形
態に係る車両用盗難防止装置10、110のセンサ12
であるが、他の態様としては、センサ12がON状態と
なった場合の電流もしくは電圧を検出する電流検出素
子、電圧検出素子を以てセンサとし、電流検出素子、電
圧検出素子がセンサがON状態となった際の電流若しく
は電圧を検出した場合にドアパネル16が開放されて人
が侵入しようとしていることを検知する構成が考えられ
る。また、車両14の室内に設けられ、所定の操作によ
りドアパネル16を閉状態でロックし、或いはロックを
解除するドアロックスイッチをセンサとして、制御装置
が作動状態となっている場合に車両14の室内のドアロ
ックスイッチが解除された場合に車両14内へ無断で人
が侵入しようとしていることを検知する構成が考えられ
る。
アパネル16や窓ガラス122等、開閉操作により車両
14の内部と外部を連通若しくは遮断する開閉体が閉状
態、若しくは閉状態でロックされている場合に、開操作
若しくはロック解除操作させられたうえで開操作されて
車両14の室内へ侵入され、例えば、エンジン等が作動
させられ盗難されるケースが考えられる。このケースに
適用可能なセンサの一例が前記第1及び第2の実施の形
態に係る車両用盗難防止装置10、110のセンサ12
であるが、他の態様としては、センサ12がON状態と
なった場合の電流もしくは電圧を検出する電流検出素
子、電圧検出素子を以てセンサとし、電流検出素子、電
圧検出素子がセンサがON状態となった際の電流若しく
は電圧を検出した場合にドアパネル16が開放されて人
が侵入しようとしていることを検知する構成が考えられ
る。また、車両14の室内に設けられ、所定の操作によ
りドアパネル16を閉状態でロックし、或いはロックを
解除するドアロックスイッチをセンサとして、制御装置
が作動状態となっている場合に車両14の室内のドアロ
ックスイッチが解除された場合に車両14内へ無断で人
が侵入しようとしていることを検知する構成が考えられ
る。
【0064】一方、窓ガラス122については、例え
ば、モータ等の駆動手段の回転力で窓ガラス122を昇
降させるウインドレギュレータの駆動手段の回転位置を
検出する位置検出装置を以てセンサとし、閉状態の窓ガ
ラス122が強制的に下方変位させられることによる駆
動手段の駆動軸等の反転を位置検出装置が検出した場合
に、不当に窓ガラス122が開放させられて人が侵入し
ようとしていることを検知する構成も考えられる。
ば、モータ等の駆動手段の回転力で窓ガラス122を昇
降させるウインドレギュレータの駆動手段の回転位置を
検出する位置検出装置を以てセンサとし、閉状態の窓ガ
ラス122が強制的に下方変位させられることによる駆
動手段の駆動軸等の反転を位置検出装置が検出した場合
に、不当に窓ガラス122が開放させられて人が侵入し
ようとしていることを検知する構成も考えられる。
【0065】さらに、車両14自体を運搬して盗難する
ケースが考えられる。このケースを想定した場合に適用
可能なセンサは、車両14が運搬される際の車輪124
(図6参照)の回転(車輪124のうち、駆動輪がロッ
クされている場合には、走行時に駆動力が伝達されない
自由輪)の回転を検知する構成や、車両14を持ち上げ
る際に車両14の姿勢が変化したことを検知できる構成
であればよい。
ケースが考えられる。このケースを想定した場合に適用
可能なセンサは、車両14が運搬される際の車輪124
(図6参照)の回転(車輪124のうち、駆動輪がロッ
クされている場合には、走行時に駆動力が伝達されない
自由輪)の回転を検知する構成や、車両14を持ち上げ
る際に車両14の姿勢が変化したことを検知できる構成
であればよい。
【0066】具体的には、車輪124の回転量を検出す
る回転位置検出素子をセンサとして適用し、前記第1の
実施の形態における制御装置22や前記第2の実施の形
態における制御装置112に相当する制御手段としての
制御装置を起動させた状態で車輪124の回転を回転位
置検出素子が検出した場合に、車両14が運搬されてい
る(すなわち、車両14が盗難されている)ことを検知
する構成が考えられる。また、ジャイロセンサの如く車
両14の傾斜状態を検出する傾き検出素子をセンサとし
て適用し、制御手段としての制御装置を作動させた状態
で例えば、車両14の駆動輪を接地面から離間させるた
めに車両14を持ち上げた際の車両14の傾きを傾き検
出素子が検出した場合に、車両14が運搬されそうにな
っている(すなわち、車両14が盗難されそうになって
いる)ことを検知する構成が考えられる。さらに、車両
14を持ち上げると、当然、車輪124に作用する荷重
が変化する。したがって、車輪124に作用する荷重を
検出する荷重検出素子を以てセンサとし、制御手段とし
ての制御装置が作動した状態で車輪124に作用する荷
重が変化したことを荷重検出素子が検出した場合に、車
両14が運搬されそうになっている(すなわち、車両1
4が盗難されそうになっている)ことを検知する構成も
考えられる。
る回転位置検出素子をセンサとして適用し、前記第1の
実施の形態における制御装置22や前記第2の実施の形
態における制御装置112に相当する制御手段としての
制御装置を起動させた状態で車輪124の回転を回転位
置検出素子が検出した場合に、車両14が運搬されてい
る(すなわち、車両14が盗難されている)ことを検知
する構成が考えられる。また、ジャイロセンサの如く車
両14の傾斜状態を検出する傾き検出素子をセンサとし
て適用し、制御手段としての制御装置を作動させた状態
で例えば、車両14の駆動輪を接地面から離間させるた
めに車両14を持ち上げた際の車両14の傾きを傾き検
出素子が検出した場合に、車両14が運搬されそうにな
っている(すなわち、車両14が盗難されそうになって
いる)ことを検知する構成が考えられる。さらに、車両
14を持ち上げると、当然、車輪124に作用する荷重
が変化する。したがって、車輪124に作用する荷重を
検出する荷重検出素子を以てセンサとし、制御手段とし
ての制御装置が作動した状態で車輪124に作用する荷
重が変化したことを荷重検出素子が検出した場合に、車
両14が運搬されそうになっている(すなわち、車両1
4が盗難されそうになっている)ことを検知する構成も
考えられる。
【0067】一方、車両14内の備品や荷物が盗難され
る場合には、遮断部が破壊、変形、或いは変位させら
れ、この部分から車両14の室内へ侵入されて備品や荷
物が盗難されるケースと、開閉体が、正規の開操作、或
いは、このような開閉体がロック状態にある場合には正
規のロック解除操作なしで強制的に開操作若しくはロッ
ク解除操作させられたうえで開操作されて車両14の室
内へ侵入され、車両14内の備品や荷物が盗難されるケ
ースと、が考えられる。これらの場合については、基本
的に上述した各センサのバリエーションで対応できる。
る場合には、遮断部が破壊、変形、或いは変位させら
れ、この部分から車両14の室内へ侵入されて備品や荷
物が盗難されるケースと、開閉体が、正規の開操作、或
いは、このような開閉体がロック状態にある場合には正
規のロック解除操作なしで強制的に開操作若しくはロッ
ク解除操作させられたうえで開操作されて車両14の室
内へ侵入され、車両14内の備品や荷物が盗難されるケ
ースと、が考えられる。これらの場合については、基本
的に上述した各センサのバリエーションで対応できる。
【0068】また、車両14のラッゲージルーム内の備
品や荷物、又は、エンジンルーム内の部品等が盗難され
る場合には、ラッゲージルームやエンジンルームの内部
と外部とを遮断するラッゲージドア126やエンジンフ
ード128(図6参照)等が破壊、変形、或いは変位さ
せられ、破壊、変形、或いは変位させられてラッゲージ
ルームやエンジンルームが開けられるケースと、閉じら
れたラッゲージドア126やエンジンフード128が正
規の開操作、或いは、ラッゲージドア126やエンジン
フード128がロック状態にある場合には正規のロック
解除操作なしで強制的に開操作若しくはロック解除操作
させられたうえで開操作されて車両14の室内へ侵入さ
れるケースが考えられる。これらのケースにおいては、
『車両14の室内』という概念をラッゲージルームやエ
ンジンルームにまで拡大解釈する(特に、後者のケース
については、上述した『遮断部』や『開閉体』の概念を
ラッゲージドア18やエンジンフードにまで拡大解釈す
る)ことで、基本的に上述した各センサのバリエーショ
ンで対応できることは言うまでもない。
品や荷物、又は、エンジンルーム内の部品等が盗難され
る場合には、ラッゲージルームやエンジンルームの内部
と外部とを遮断するラッゲージドア126やエンジンフ
ード128(図6参照)等が破壊、変形、或いは変位さ
せられ、破壊、変形、或いは変位させられてラッゲージ
ルームやエンジンルームが開けられるケースと、閉じら
れたラッゲージドア126やエンジンフード128が正
規の開操作、或いは、ラッゲージドア126やエンジン
フード128がロック状態にある場合には正規のロック
解除操作なしで強制的に開操作若しくはロック解除操作
させられたうえで開操作されて車両14の室内へ侵入さ
れるケースが考えられる。これらのケースにおいては、
『車両14の室内』という概念をラッゲージルームやエ
ンジンルームにまで拡大解釈する(特に、後者のケース
については、上述した『遮断部』や『開閉体』の概念を
ラッゲージドア18やエンジンフードにまで拡大解釈す
る)ことで、基本的に上述した各センサのバリエーショ
ンで対応できることは言うまでもない。
【0069】<警報手段及び補助警報手段のバリエーシ
ョン>また、上記各実施の形態では、警報手段に音を警
報とするホーン48を適用し、補助警報手段にやはり音
を警報とする補助警報装置86、120を適用した構成
であるが、警報手段の警報及び補助警報手段の補助警報
は音に限定されるものではなく、車両14から離れた乗
員を含めて広く周囲の人へ知らせることができる信号で
あればよい。したがって、例えば、ヘッドランプやテー
ルランプ等の照明を警報手段或いは補助警報手段として
適用し、通常照明時以外の照明状態(例えば、点滅)に
より外部の人に知らせる構成でもよい。また、警報手段
及び補助警報手段の少なくとも何れか一方に、電波を発
する発信器を適用して、乗員が所持する受信器等に電波
を送ることで警報或いは補助警報を乗員へ送る構成でも
よい。
ョン>また、上記各実施の形態では、警報手段に音を警
報とするホーン48を適用し、補助警報手段にやはり音
を警報とする補助警報装置86、120を適用した構成
であるが、警報手段の警報及び補助警報手段の補助警報
は音に限定されるものではなく、車両14から離れた乗
員を含めて広く周囲の人へ知らせることができる信号で
あればよい。したがって、例えば、ヘッドランプやテー
ルランプ等の照明を警報手段或いは補助警報手段として
適用し、通常照明時以外の照明状態(例えば、点滅)に
より外部の人に知らせる構成でもよい。また、警報手段
及び補助警報手段の少なくとも何れか一方に、電波を発
する発信器を適用して、乗員が所持する受信器等に電波
を送ることで警報或いは補助警報を乗員へ送る構成でも
よい。
【0070】<その他のバリエーション>さらに、上記
各実施の形態では、コード46を断線させるために引っ
張るか、又は、コード46を断線させたことをスイッチ
54や暗電流検出回路114が検知する構成であった
が、コード46以外の接続部材(すなわち、コード2
0)が引っ張られ或いは断線させれた際に、上述した作
用を奏する構成としても構わない。
各実施の形態では、コード46を断線させるために引っ
張るか、又は、コード46を断線させたことをスイッチ
54や暗電流検出回路114が検知する構成であった
が、コード46以外の接続部材(すなわち、コード2
0)が引っ張られ或いは断線させれた際に、上述した作
用を奏する構成としても構わない。
【0071】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る車両
用盗難防止装置では、接続部材が断線させ、或いは、断
線させるために引っ張られると、検知手段がこの断線或
いは前引っ張りを検知して、補助警報手段を作動させて
補助警報を発するため、接続部材を断線させて警報手段
からの警報の発信を阻止した状態での車両の盗難や車両
室内の物品の盗難を防止できる。
用盗難防止装置では、接続部材が断線させ、或いは、断
線させるために引っ張られると、検知手段がこの断線或
いは前引っ張りを検知して、補助警報手段を作動させて
補助警報を発するため、接続部材を断線させて警報手段
からの警報の発信を阻止した状態での車両の盗難や車両
室内の物品の盗難を防止できる。
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る車両用盗難防
止装置の構成の概略を示す斜視図である。
止装置の構成の概略を示す斜視図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る車両用盗難防
止装置の構成の概略を示す回路図である。
止装置の構成の概略を示す回路図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係る車両用盗難防
止装置の検知手段を構成する移動体検出手段の構成を示
す斜視図である。
止装置の検知手段を構成する移動体検出手段の構成を示
す斜視図である。
【図4】図3の4−4線に沿った断面図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態に係る車両用盗難防
止装置の検知手段を構成する移動体検出手段の底面図で
ある。
止装置の検知手段を構成する移動体検出手段の底面図で
ある。
【図6】本発明の第1の実施の形態に係る車両用盗難防
止装置のセンサの配置位置を示す車両の斜視図である。
止装置のセンサの配置位置を示す車両の斜視図である。
【図7】本発明の第2の実施の形態に係る車両用盗難防
止装置の構成の概略を示す回路図である。
止装置の構成の概略を示す回路図である。
【符号の説明】 10 車両用盗難防止装置 12 センサ 14 車両 16 ドアパネル(開閉体) 18 ラッゲージドア(開閉体) 20 コード(センサ接続部材) 22 制御装置(制御手段) 24 ホーンリレー(制御手段) 46 コード(警報手段接続部材) 52 プレート(移動体、検知手段) 54 スイッチ(移動体検出手段、検知手段) 86 補助警報装置(補助警報手段) 110 車両用盗難防止装置 112 制御装置(制御手段、検知手段) 120 補助警報装置(補助警報手段)
Claims (4)
- 【請求項1】 車両の適宜位置に設けられ、前記車両の
所定部位の状態の変化を検知するセンサと、 前記センサへ電気的に接続され、前記所定部位の状態の
変化を検知した前記センサからの信号を受信する制御手
段と、 前記制御手段へ電気的に接続され、前記制御手段からの
作動信号を受信して警報を発する警報手段と、 前記センサ、制御手段、及び警報手段の各々を電気的に
接続する接続部材の電気的な断線状態及び断線する方向
への前記接続部材の変位の少なくとも何れか一方を検知
する検知手段と、 前記何れか一方を前記検知手段が検知した場合に補助警
報を発する補助警報手段と、 を備える車両用盗難防止装置。 - 【請求項2】 前記センサは、前記車両の室内と車外と
を遮断する遮断部の変位を検知することを特徴とする請
求項1記載の車両用盗難防止装置。 - 【請求項3】 前記検知手段は、 前記接続部材に設けられ、断線する方向への前記接続部
材の変位に伴い移動する移動体と、 前記移動体の移動を検出する移動体検出手段と、 を備えることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の
車両用盗難防止装置。 - 【請求項4】 前記検知手段は、前記警報手段の非作動
状態或いは前記センサの非検知状態において前記接続部
材に流れる暗電流を検出し、前記暗電流の遮断状態を検
知することで前記接続部材の断線状態を検知することを
特徴とする請求項1又は請求項2記載の車両用盗難防止
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2184099A JP2000219104A (ja) | 1999-01-29 | 1999-01-29 | 車両用盗難防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2184099A JP2000219104A (ja) | 1999-01-29 | 1999-01-29 | 車両用盗難防止装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000219104A true JP2000219104A (ja) | 2000-08-08 |
Family
ID=12066291
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2184099A Withdrawn JP2000219104A (ja) | 1999-01-29 | 1999-01-29 | 車両用盗難防止装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000219104A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003048512A (ja) * | 2001-08-07 | 2003-02-18 | Nippon Soken Inc | 車載電子機器の盗難防止システム |
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