JP2000218607A - ボードの搬出装置 - Google Patents

ボードの搬出装置

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JP2000218607A
JP2000218607A JP11024262A JP2426299A JP2000218607A JP 2000218607 A JP2000218607 A JP 2000218607A JP 11024262 A JP11024262 A JP 11024262A JP 2426299 A JP2426299 A JP 2426299A JP 2000218607 A JP2000218607 A JP 2000218607A
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Sadahiro Sakai
禎浩 酒井
Nobuaki Oshima
宣昭 大嶋
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Tokuyama Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ボードBを効率的に搬出できるようにするこ
と。 【解決手段】 ボードBを受ける受け位置とボードBの
自由落下を許容する退避位置との間を移動自在な片側及
び他側受けローラ40及び60と、受けローラ40及び
60上に搬入されたボードBの前端を当接させて搬入位
置に受け止める長手一端規制板22と、片側及び他側受
けローラ40及び60の下方であって自由落下したボー
ドBを受けて支持する受け位置とボードBの下降を許容
する退避位置との間を移動自在でありかつ自由落下した
ボードBの受け基準位置とボード満載位置との間を昇降
自在な片側及び他側仮受け板90及び100とを備えた
ボードの搬出装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、単板、合板、基層
と混練物(例えば漆喰)と保護シートとの積層体からな
る建築用ボード、基層と化粧シートとの積層体からなる
建築用ボード、等の矩形板状部材であるボードの搬出装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】建築物の内装あるいは外装の様式として
は、近時、表面に化粧層が施された建築用ボードを下地
の表面に装着することが提案されている。このような建
築用ボードは、一般に、矩形板状である基層と、この基
層の表面に施された化粧層と、化粧層の表面を覆うよう
配設された保護シートとを備えている。そして、建築用
ボードの各々の側縁を隣接せしめて下地に沿って並列に
配置することにより、表面が化粧層に覆われた壁が従来
の左官工事に較べて著しく容易に形成される。保護シー
トは、施工時、及び施工後であってもユーザの手に渡さ
れるまでの間、化粧層の表面から除去されることなく、
それを覆うよう積層された状態にせしめられ、化粧層の
表面が損傷から保護される。上述した如き形態の建築用
ボードは、一例として、基層の表面に化粧層を施した
後、保護シートの片面に糊を塗布し、上記化粧層の表面
に保護シートを離脱自在に貼着することにより完成され
る。化粧層は、基層の表面に付着せしめられた硬化性組
成物の混練物を適宜の方法、例えば所要環境に所定時間
放置することによって固化せしめることにより形成され
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の如き建築用ボー
ドの製造形態においては、基層の表面に混練物が付着せ
しめられてから化粧層が形成されるまでに比較的長時間
を要し、そしてその後に保護シートが貼着されるため、
生産効率が悪く、製造コストが高くなる。このような課
題を解決するため、搬送経路に沿って相互に隣接して搬
送される複数の基層の表面にスラリー状の硬化性組成物
の混練物(例えば漆喰)と保護シートとを積層域におい
て順次に積層することにより、基層と、基層の表面に付
着された混練物と、混練物の表面を覆うように密着せし
められた保護シートとの積層体からなる建築用ボードの
製造装置が、本出願人である株式会社トクヤマから、特
願平10−247063号(出願日:平成10年9月1
日、発明の名称:建築用ボードの製造装置)として出願
されている。この製造装置によれば、上記形態の建築用
ボードを効率的に生産することができ、上記課題を解決
することができる。
【0004】上記製造装置において積層域で連続して形
成された積層体は、積層域の下流側の切断域においてカ
ッタにより保護シートを基層と基層との境界において切
断することにより、最終的に矩形板状の積層体からなる
建築用ボードに次々と形成することが望まれる。すなわ
ち積層域で連続して形成された積層体の切断域における
切断は、上記積層域における積層体の生産効率を損なう
ことなく、効率的に遂行されることが望まれる。この課
題を解決するため、相互に隣接して搬送される上記積層
体の前端を移動体に配設された受止部材により受け止め
た後、移動体を積層体と共に下流方向に移動させると共
に、移動体に配設されたカッタを搬送経路の幅方向に移
動させることにより、保護シートを先頭の基層の後端と
後続の基層の前端との境界に沿って切断する切断装置
が、本出願人である株式会社トクヤマから、平成10年
12月9日に、整理番号:98−P−103(発明の名
称:建築用ボードの保護シートの切断装置)として出願
されている。この切断装置によれば、上記切断を効率的
に遂行することができる。そして上記切断装置により切
断域において保護シートが切断された建築用ボードは、
下流側の搬出域において順次にスタックされた(積み重
ねられた)後、外部に搬出されるが、この搬出域におけ
る建築用ボードのスタックを含む搬出は、上記積層域及
び切断域における生産効率を損なうことなく、効率的に
遂行されることが望まれる。なお搬出域における建築用
ボードの搬出を効率的に遂行するとの課題は、上記した
とおりの建築用ボードに限らず、基層と化粧シートとの
積層体からなる建築用ボード、単板、合板、等の矩形板
状部材(本明細書においては単に「ボード」と略称す
る)の搬出において、共通して存在するものである。
【0005】本発明は上記事実に基づいてなされたもの
であり、その目的は、ボードを効率的に搬出することが
できる、新規なボードの搬出装置を提供することであ
る。
【0006】本発明の他の目的は、作動を停止すること
なくボードを連続して搬出することができる、新規なボ
ードの搬出装置を提供することである。
【0007】本発明の更に他の目的は、ボードの積み重
ねを整然と安定して遂行することができる、新規なボー
ドの搬出装置を提供することである。
【0008】本発明のその他の目的及び特徴は、本発明
に従って構成されたボードの搬出装置の実施形態につい
て添付図面を参照して詳細に説明する後の記載から明ら
かになるであろう。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、ボード
の搬送経路の搬出域における幅方向片側及び他側に沿っ
て配設されかつ該搬出域に搬入される該ボードを受ける
受け位置と該ボードの自由落下を許容する退避位置との
間を移動自在なそれぞれ複数の片側受けローラ及び他側
受けローラと、該片側及び他側受けローラ上に搬入され
た該ボードの前端を当接させて搬入位置に受け止める規
制位置に鉛直に延在する長手一端規制部材と、該搬出域
における片側及び他側に沿って配設され該片側及び他側
受けローラの各々に対応した下方であって自由落下した
該ボードを受けて支持する受け位置と該ボードの下降を
許容する退避位置との間を移動自在でありかつ自由落下
した該ボードの受け基準位置と該受け基準位置よりも下
方のボード満載位置との間を昇降自在なそれぞれ複数の
片側仮受け部材及び他側仮受け部材とを備え、該片側及
び他側仮受け部材の各々は、自由落下した該ボードを受
ける毎に実質上該ボードの板厚分だけ下降させられる、
ことを特徴とするボードの搬出装置、が提供される。
【0010】該搬入位置への該ボードの搬入を許容する
退避位置と該搬入位置に受け止められた該ボードの後端
に近接して鉛直に延在する規制位置との間を移動自在な
長手他端規制部材と、該搬出域における該幅方向に間隔
をおいて対向するよう配設されかつ該搬入位置に受け止
められた該ボードの片側及び他側に近接して鉛直に延在
する規制位置と該規制位置よりも該幅方向の外方の退避
位置との間を移動自在な幅片側規制部材及び幅他側規制
部材とを備えている、ことが好ましい。それぞれ該規制
位置に位置付けられた、該長手一端規制部材、該長手他
端規制部材、該幅片側規制部材及び該幅他側規制部材の
各々は、該搬入位置に搬入される該ボードの高さ位置か
ら、少なくとも該ボードの該受け基準位置まで鉛直に延
在する、ことが好ましい。該搬入位置に搬入された該ボ
ードに対応した下方位置には上昇限位置と該上昇限位置
よりも下方の下降限位置との間を昇降自在なボード受取
り装置が配設され、該ボード受取り装置は、該ボードを
支持するための水平な上端支持面と、該上端支持面より
も上方に所定の高さだけ突出したボード受取り位置と該
上端支持面よりも下方の退避位置との間を昇降自在であ
る水平な上端受取り面を含むボード受渡し手段とを備
え、該ボード受取り装置が該上昇限位置に位置付けられ
かつ該ボード受渡し手段が該ボード受取り位置に位置付
けられた状態で、該片側及び他側仮受け部材の各々が所
定量の該ボードを積み重ねて該ボード満載位置まで下降
させられると、該片側及び他側仮受け部材の各々は、各
々の上面が該ボード受渡し手段の該上端受取り面よりも
低くかつ各々の下面が該ボード受取り装置の該上端支持
面以上の高さとなるように位置付けられて該片側及び他
側仮受け部材の各々上に積み重ねられた該ボードの各々
は該ボード受渡し手段の該上端受取り面上に仮支持され
る、ことが好ましい。該片側及び他側仮受け部材の各々
が該受け位置から該退避位置に移動させられかつ該ボー
ド受渡し手段の該上端受取り面が該ボード受取り位置か
ら該退避位置に下降させられることにより、該ボード受
渡し手段の該上端受取り面上に仮支持された該ボードの
各々は、該ボード受取り装置の該上端支持面上に受け渡
されて支持される、ことが好ましい。該片側及び他側仮
受け部材の各々が該退避位置に位置付けられた状態で、
自由落下する該ボードは該ボード受取り装置の該上端支
持面上に支持された該ボードのうちの最上位にある該ボ
ード上に順次に積み重ねられ、最上位にある該ボードが
該受け基準位置に達すると、該ボード受取り装置は最上
位にある該ボードが該受け基準位置を通過する瞬間まで
下降させられ、該ボード受取り装置はそれ以降に自由落
下した該ボードを受ける毎に実質上該ボードの板厚分だ
け下降させられる、ことが好ましい。該片側及び他側仮
受け部材の各々は、少なくとも該受け位置から該退避位
置に移動させられた後に該ボード満載位置から該受け基
準位置まで上昇させられ、該ボード受取り装置が所定量
の該ボードを満載すると、次の該ボードが自由落下させ
られる前に該退避位置から該受け位置まで移動させられ
る、ことが好ましい。該ボード受取り装置が所定量の該
ボードを満載すると該下降限位置まで下降させられ、満
載された該ボードが該ボード受取り装置から外部に搬出
された後、該ボード受取り装置は該上昇限位置に上昇さ
れると共に、該ボード受渡し手段の該上端受取り面が該
退避位置から該ボード受取り位置に上昇させられる、こ
とが好ましい。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明の好適実施形態について更に詳細に説明する。なお、
図1〜図20において、実質上同一部分は同一符号で示
す。また後の記載から容易に理解されるように、図1及
び図2において、矢印Fで示される水平方向はボードB
(図5及び図6参照)の搬入方向(搬送方向)を示し、
符号P(図2)は、ボードBの搬送径路の搬出域の部分
を示している。ボードBの搬送径路Pは図1及び図2に
おける右方からの延長上に存在しており、以下に詳細に
説明するボードBの搬送装置2は、全体を図示していな
い搬送径路Pの搬出域に配設されている。本明細書にお
いてボードBの搬送径路の搬出域における幅方向とは、
ボードBの搬入方向Fに水平に直行する方向(図1にお
いて上下方向、図2において表裏方向、図3において左
右方向)を示すものである。先ず図1〜図3を参照し
て、全体を番号2で示すボードの搬出装置は主静止枠体
4を備えている。実質上直方体の空間を形成するよう構
成されている主静止枠体4は、フロアF上に直立して配
設された4本の支柱6と、支柱6における上記幅方向の
片側の2本の上端間及び他側の2本の上端間に平行にか
つ水平に配設された2本の主縦フレーム8a及び8b
と、主縦フレーム8a及び8bの一端部間及び他端部間
にそれぞれ平行にかつ水平に配設された主横フレーム1
0a及び10bとを備えている。主縦フレーム8a及び
8bの長さは主横フレーム10a及び10bよりも長
く、主縦フレーム8a及び8bと主横フレーム10a及
び10bとは、図1に示す如く平面から見て矩形状をな
している。主横フレーム10a及び10bにおける長手
方向の中央部間には中央主縦フレーム12が配設されて
いる。支柱6の各々、主縦フレーム8a及び8b、主横
フレーム10a及び10b、中央主縦フレーム12はそ
れぞれ断面が正方形の中空角材から構成され、主縦フレ
ーム8a及び8b、主横フレーム10a及び10b、中
央主縦フレーム12の上面は同一水平面上に位置付けら
れている。
【0012】図5〜図7をも参照して、主横フレーム1
0a及び10bにおける長手方向の中央部の上面及び中
央主縦フレーム12の上面には複数の軸受14が間隔を
おいて配設され、軸受14の各々を通して軸16が回転
自在に支持されている。軸16はボードBの搬入方向F
に沿って水平に延在する。主横フレーム10aには、回
転駆動源である正転及び逆転可能な電動モータM1が配
設され、軸16の一端は電動モータM1の図示しない駆
動軸に連結されている。軸16には、その一端部及び他
端部から所定の軸方向範囲にわたって雄ねじ部16a及
び16bが形成され、雄ねじ部16a及び16bにはそ
れぞれ枠体18及び20が係合・支持されている。雄ね
じ部16a及び16bのねじの巻き方向は相互に異なる
よう形成されている。枠体18及び20の各々は下方が
開放されたチャンネル形状をなし(図5の枠体20参
照)、各々の上端部が対応する雄ねじ部16a及び16
bにねじ係合され、各々の開放側は中央主縦フレーム1
2の両側に対し間隔をおいて跨ぐように位置付けられて
いる。中央主縦フレーム12の両側面には、その一端部
及び他端部から所定の長手方向範囲にわたってガイドレ
ール12aが配設され、枠体18及び20の各々の開放
側の内側に配設された被ガイド部18a及び20aが対
応するガイドレール12aに移動自在に係合されてい
る。枠体18には後述する長手一端規制板22が配設さ
れ、枠体20には後述する長手他端規制板24が配設さ
れている。
【0013】理解を容易にするために、先に枠体20に
ついて説明する。図5に明確に示されているように、枠
体20の開放側端部には軸20bが回動自在に配設さ
れ、軸20bの一端は同開側放端部の片側に配設された
旋回駆動源であるアクチュエータ26の図示しない駆動
軸に連結されている。軸20bは上記幅方向に水平に延
在する。軸20bには長手他端規制部材である長手他端
規制板24の上端部が一体に連結されている。軸20b
に連結された上端部を除く長手他端規制板24の大部分
は略矩形状をなす平板から構成されている。アクチュエ
ータ26は、それ自体周知の構成である90°用ベーン
形空気圧揺動アクチュエータから構成されている。アク
チュエータ26は、例えば、チェック弁と可変絞り弁を
並列に組み合わせた速度制御弁、5ポート2位置切換電
磁弁、減圧弁等を介して圧力空気供給源であるエアポン
プに接続される(図示せず)。ばねにより位置付けられ
る電磁弁の一方の切換位置では、アクチュエータ26の
ベーンによって仕切られる一方の室に圧力エアが供給さ
れかつ他方の室は大気に開放され、長手他端規制板24
は鉛直に延在する規制位置から水平に延在する退避位置
に90°旋回させられる。給電により電磁弁が他方の切
換位置にシフトされると、アクチュエータ26の他方の
室に圧力エアが供給されかつ一方の室は大気に開放さ
れ、長手他端規制板24は退避位置から規制位置に90
°旋回させられる。長手他端規制板24が退避位置に位
置付けられるとその両面は水平面に平行に位置付けら
れ、規制位置に位置付けられるとその両面は上記幅方向
に延在する鉛直面に平行に位置付けられる(規制位置及
び退避位置については後に更に説明する)。
【0014】図7を参照して、枠体20と同様に、枠体
18の開放側端部には軸18bが回動自在に配設され、
軸18bの一端は同開側放端部の片側に配設された旋回
駆動源であるアクチュエータ28の図示しない駆動軸に
連結されている。軸18bには長手一端規制部材である
長手一端規制板22の上端部が一体に連結されている。
軸18bに連結された上端部を除く長手他端規制板22
の大部分は略矩形状をなす平板から構成されている。ア
クチュエータ28は、それ自体周知の構成である90°
用ベーン形空気圧揺動アクチュエータから構成されてい
る。アクチュエータ28は、先に述べたアクチュエータ
26におけると同様の構成を有する圧縮空気供給手段に
よって、長手一端規制板22を90°の範囲で旋回させ
ることにより、鉛直に延在する規制位置と水平に延在す
る退避位置とに選択的に位置付けることができる。長手
一端規制板22が退避位置に位置付けられるとその両面
は水平面に平行に位置付けられ、規制位置に位置付けら
れるとその両面は上記幅方向に延在する鉛直面に平行に
位置付けられる(規制位置及び退避位置については後に
更に説明する)。
【0015】上記電動モータM1を正転駆動して上記軸
16を一方に回転させると、枠体18及び20は軸16
及び中央主縦フレーム12に沿って相互に接近する方向
に移動させられる。他方、電動モータM1を逆転駆動し
て軸16を他方に回転させると、枠体18及び20は軸
16及び中央主縦フレーム12に沿って相互に離れる方
向に移動させられる。この作動により、長手一端規制板
22と長手他端規制板24との間隔(それぞれ規制位置
に位置付けられたときの間隔)を、ボードBの長さに略
整合する間隔(ボードBの長さよりも若干大きめの間
隔)に設定することができる。すなわち上記作動によっ
て、長さの異なる複数の種類のボードBに対応する間隔
を自由に設定することができる。
【0016】図1〜図6(主として図5)を参照して、
上記幅方向の片側に存在する主縦フレーム8aの下面に
は、主縦フレーム8aの長手方向に間隔をおいて2個の
主可動フレーム30が、それぞれ支持ガイド手段32を
介して主縦フレーム8aの長手方向に対して直交する方
向(先に述べた幅方向)に水平に移動できるよう支持さ
れている。主可動フレーム30の各々は上記幅方向に水
平に延在する細長い略矩形状をなしかつ相互に実質上同
一の形状を有する板部材から構成されている。それ自体
周知の構成でよい支持ガイド手段32の各々は、主縦フ
レーム8aの下面に配設された支持ガイド手段と、主可
動フレーム30の各々の上面に配設されかつ対応する支
持ガイド手段に移動自在に係合・支持されている被支持
ガイドレール手段とから構成されている。主可動フレー
ム30の各々の、主縦フレーム8aに対して外側の一端
部の上面間は、断面が正方形の中空角材からなるフレー
ム33によって一体に連結されている。したがって主可
動フレーム30の各々は一体に移動することができる。
主縦フレーム8aの長手方向の中間部とフレーム33の
長手方向の中間部との間にはアクチュエータであるエア
シリンダ34が配設されている。実施形態では、エアシ
リンダ34のシリンダヘッドが主縦フレーム8aの外側
の側面に固着され、エアシリンダ34の出力ロッドの先
端が連結プレート35を介してフレーム33に固着され
ている。
【0017】主可動フレーム30の各々の他端部側の下
面には、可動フレーム36がそれぞれ支持ガイド手段3
8を介して可動フレーム36の各々の長手方向に沿って
水平に移動できるよう支持されている。可動フレーム3
6の各々は細長い略矩形状をなしかつ実質上同一の形状
を有する板部材から構成されている。可動フレーム36
の各々の長さは主可動フレーム30の各々よりも短く形
成されている。それ自体周知の構成でよい支持ガイド手
段38の各々は、主可動フレーム30の各々の下面に配
設された支持ガイドレール手段と、可動フレーム36の
各々の上面に配設されかつ対応する支持ガイドレール手
段に移動自在に係合・支持されている被支持ガイド手段
とから構成されている。可動フレーム36の各々の下面
には、支持フレーム39が固着されている。断面が矩形
状の中空角材からなる支持フレーム39は、平面から見
て略主横フレーム10aの近傍から主横フレーム10b
の近傍にわたって水平に延在しかつ主縦フレーム8aに
平行に延在するよう配設されている。
【0018】支持フレーム39には、支持フレーム39
の一端から他端にわたって等間隔をおいて複数個の片側
受けローラ40が回転自在に配設されている。共通の部
材からなる片側受けローラ40の各々は、支持フレーム
39の長手方向に直交しかつ支持フレーム39を貫通し
て水平に延在するよう支持フレーム39に回転自在に支
持された対応する軸42(図4参照)の、支持フレーム
39の内側に延び出た部分に固着されている。片側受け
ローラ40の各々の軸42の、支持フレーム39の外側
に延び出た部分には、一対のスプロケット44(図4参
照)が一体に固着され、それぞれ図示しないチェーンに
よって同期して同方向に回転しうるよう連結されてい
る。一対のスプロケット44の各々及びチェーンの各々
は、片側受けローラ40の各々を同期して回転させるた
めの駆動連結手段を構成する。軸42のうちの1個、実
施形態では主横フレーム10b側から2個目の片側受け
ローラ40における軸42の外側に延び出た端部は回転
駆動源である電動モータM2(図4参照)の図示しない
駆動軸に連結されている。電動モータM2は図4に示す
ように、支持フレーム39にブラケット46を介して支
持されている。したがって、電動モータM2を回転駆動
することによって片側受けローラ40の各々は、同期し
て同方向(図1において下方から見て反時計方向)に回
転駆動させられる。
【0019】主可動フレーム30の各々の、主縦フレー
ム8aに対して外側の一端部の下面にはアクチュエータ
であるエアシリンダ48が装着されている。エアシリン
ダ48の各々の出力ロッドの先端は対応する可動フレー
ム36の外側端に連結されている。主可動フレーム30
の各々の他端部の上面には、幅片側規制部材である幅片
側規制板50のアクチュエータであるエアシリンダ52
が装着されている。エアシリンダ52の各々はそれ自体
周知のガイド付き薄形エアシリンダから構成されてい
る。エアシリンダ52の各々の出力ロッドの先端には、
鉛直に延在する幅片側規制板50の上端部が固着されて
いる。幅片側規制板50の各々は略逆U形状をなし、対
応する出力ロッドの先端から、その下方に存在する上記
片側受けローラ40の各々に干渉しないように各々の間
を通過し、更に上記片側受けローラ40の各々よりも下
方に存在する片側受け板90(後述する)に干渉しない
ように、後述する受け基準位置(上昇限位置)にある片
側受け板90を下方に若干越えた位置まで鉛直に延びて
いる。幅片側規制板50の各々の両面は上記搬入方向に
沿った鉛直面に平行に延在する。
【0020】上記エアシリンダ34は、例えば、チェッ
ク弁と可変絞り弁を並列に組み合わせた速度制御弁、5
ポート2位置切換電磁弁、減圧弁等を介して圧力空気供
給源であるエアポンプに接続される(図示せず)。ばね
により位置付けられる電磁弁の一方の切換位置では、エ
アシリンダ34のピストンによって仕切られる一方の室
に圧力エアが供給されかつ他方の室は大気に開放され、
主可動フレーム30は、主静止枠体4の幅方向中央に向
かって図示しない所定の第1基準位置まで水平に移動さ
せられる。給電により電磁弁が他方の切換位置にシフト
されると、エアシリンダ34の他方の室に圧力エアが供
給されかつ一方の室は大気に開放され、主可動フレーム
30は第1基準位置から反対方向に向かって所定の第2
基準位置(図5に示す位置)まで水平に移動させられ
る。主可動フレーム30の各々は上記したとおりにして
エアシリンダ34によって第1基準位置と第2基準位置
との間を選択的に移動させられるが、実質上主可動フレ
ーム30に装着されている片側受けローラ40の各々及
び幅片側規制板50の各々も、それぞれ主可動フレーム
30の位置に応じた第1基準位置及び第2基準位置に位
置付けられる。換言すれば、片側受けローラ40の各々
と幅片側規制板50の各々とは、ボードBの異なる幅に
応じてそれらの幅方向の基準位置を予め規定できるよ
う、幅方向に移動自在な主可動フレーム30に支持され
ている。
【0021】上記エアシリンダ48の各々は、先に述べ
たエアシリンダ34におけると同様の構成を有する圧縮
空気供給手段によって、片側受けローラ40の各々を上
記幅方向に水平に往復移動させることにより、受け位置
と退避位置とに選択的に位置付けることができる(受け
位置及び退避位置については後に更に説明する)。また
上記エアシリンダ52の各々は、先に述べたエアシリン
ダ34におけると同様の構成を有する圧縮空気供給手段
によって、幅片側規制板50の各々を上記幅方向に水平
に往復移動させることにより、規制位置と退避位置とに
選択的に位置付けることができる(規制位置及び退避位
置については後に更に説明する)。
【0022】上記幅方向の他側に存在する主縦フレーム
8bの下面であって、先に述べた2個の主可動フレーム
30に対向する同一高さ位置には、主可動フレーム30
の各々と共通の部材からなる静止フレーム54が支持部
材55を介して固着されている。静止フレーム54の各
々は上記幅方向に水平に延在する細長い略矩形状をなし
ている。静止フレーム54の各々における、主静止枠体
4の幅方向中央側の一端部の下面には、2個の可動フレ
ーム56がそれぞれ支持ガイド手段58を介して対応す
る静止フレーム54の長手方向に沿って水平に移動でき
るよう支持されている。可動フレーム56の各々は、先
に述べた可動フレーム36の各々に対向する同一高さ位
置に配設されかつ可動フレーム36の各々と共通の部材
から構成されている。可動フレーム56の各々は細長い
略矩形状をなしている。可動フレーム56の各々の長さ
は静止フレーム54の各々よりも短く形成されている。
それ自体周知の構成でよい支持ガイド手段58の各々
は、静止フレーム54の各々の下面に配設された支持ガ
イドレール手段と、可動フレーム56の各々の上面に配
設されかつ対応する支持ガイドレール手段に移動自在に
係合・支持されている被支持ガイド手段とから構成され
ている。支持ガイド手段58の各々は先に述べた支持ガ
イド手段38の各々と実質上同一の構成を有している。
可動フレーム56の各々の下面には、支持フレーム59
が固着されている。支持フレーム59は、上記支持フレ
ーム39に対向する同一高さ位置に配設されかつ支持フ
レーム39と共通の部材から構成されている。支持フレ
ーム59は、平面から見て略主横フレーム10aの近傍
から主横フレーム10bの近傍にわたって水平に延在し
かつ主縦フレーム8bに平行に延在するよう配設されて
いる。
【0023】支持フレーム59には、支持フレーム59
の一端から他端にわたって等間隔をおいて複数個の他側
受けローラ60が回転自在に配設されている。他側受け
ローラ60の各々は、上記片側受けローラ40の各々に
対向する同一高さ位置に配設されかつ片側受けローラ4
0の各々と共通の部材から構成されている。他側受けロ
ーラ60の各々は、支持フレーム59の長手方向に直交
しかつ支持フレーム59を貫通して水平に延在するよう
支持フレーム59に回転自在に支持された対応する軸6
2の、支持フレーム59の内側に延び出た部分に固着さ
れている。他側受けローラ60の各々の軸62の、支持
フレーム59の外側に延び出た部分には、一対のスプロ
ケット64が一体に固着され、それぞれ図示しないチェ
ーンによって同期して同方向に回転しうるよう連結され
ている。一対のスプロケット64の各々及びチェーンの
各々は、他側受けローラ60の各々を同期して回転させ
るための駆動連結手段を構成する。軸62のうちの1
個、実施形態では主横フレーム10b側から2個目の他
側受けローラ60における軸62の外側に延び出た端部
は回転駆動源である電動モータM3(図1参照)の図示
しない駆動軸に連結されている。電動モータM3は図4
に示すと同様に、支持フレーム59に、上記ブラケット
46と同様な図示しないブラケットを介して支持されて
いる。したがって、電動モータM3を回転駆動すること
によって他側受けローラ60の各々は、同期して同方向
(図1において下方から見て反時計方向)に回転駆動さ
せられる。他側受けローラ60の各々及びそれらに関連
する各部材(軸62の各々、スプロケット64の各々、
チェーンの各々、電動モータM3等)は、先に述べた片
側受けローラ40の各々及びそれらに関連する各部材
(軸42の各々、スプロケット44の各々、チェーンの
各々、電動モータM2等)にそれぞれ対向する同じ高さ
位置に配置されかつそれぞれ共通の部材から構成されて
いる。
【0024】静止フレーム54の各々の、主縦フレーム
8bに対して外側の一端部の下面にはアクチュエータで
あるエアシリンダ68が装着されている。エアシリンダ
68の各々の出力ロッドの先端は対応する可動フレーム
56の外側端に連結されている。エアシリンダ68は、
先に述べたエアシリンダ48に対向する同一高さ位置に
配置されかつエアシリンダ48と共通の部材から構成さ
れている。静止フレーム54の各々の他端部の上面に
は、幅他側規制部材である幅他側規制板70のアクチュ
エータであるエアシリンダ72が装着されている。エア
シリンダ72の各々の出力ロッドの先端には、鉛直に延
在する幅他側規制板70の上端部が固着されている。幅
他側規制板70の各々は略逆U形状をなし、対応する出
力ロッドの先端から、その下方に存在する上記他側受け
ローラ60の各々に干渉しないように各々の間を通過
し、更に上記他側受けローラ60の各々よりも下方に存
在する他側受け板100(後述する)に干渉しないよう
に、後述する受け基準位置(上昇限位置)にある他側受
け板100を下方に若干越えた位置まで鉛直に延びてい
る。幅他側規制板70の各々の両面は上記搬入方向に沿
った鉛直面に平行に延在する。幅他側規制板70及びエ
アシリンダ72は、先に述べた幅片側規制板50及びエ
アシリンダ52に対向する同一高さ位置に配置されかつ
それらと共通の部材から構成されている。
【0025】上記エアシリンダ68は、例えば、先に述
べたエアシリンダ34におけると同様の構成を有する圧
縮空気供給手段によって、他側受けローラ60の各々を
上記幅方向に水平に往復移動させることにより、受け位
置と退避位置とに選択的に位置付けることができる(受
け位置及び退避位置については後に更に説明する)。ま
た上記エアシリンダ72の各々は、先に述べたエアシリ
ンダ34におけると同様の構成を有する圧縮空気供給手
段によって、幅他側規制板70の各々を上記幅方向に水
平に往復移動させることにより、規制位置と退避位置と
に選択的に位置付けることができる(規制位置及び退避
位置については後に更に説明する)。
【0026】主横フレーム10a及び10bにおける主
縦フレーム8b近傍の上面にはハウジング74及び76
が配設され、ハウジング74及び76間には軸78が回
転自在に支持されている。軸78はボードBの搬入方向
Fに沿って水平に延在する。主横フレーム10aにおけ
る主縦フレーム8b近傍であって、搬入方向Fに対向す
る側の面には、適宜のブラケットを介して回転駆動源で
ある正転及び逆転可能な電動モータM4が配設されてい
る。軸78の一端部はハウジング74を貫通して延び出
しており、軸78の延び出した端部は電動モータM4の
図示しない駆動軸に連結されている。軸78の延び出し
た一端部における、ハウジング74と電動モータM4と
の間にはスプロケット79が固着されている。主横フレ
ーム10a及び10b内の、ハウジング74及び76に
対応する位置には、それぞれ鉛直に延びる支持軸80の
上端部が図示しない支持手段によって回転自在に支持さ
れている。支持軸80の一方の上端はハウジング74内
に突出し、また支持軸80の他方の上端はハウジング7
6内に突出し、それぞれ図示しない回転駆動力伝達機構
を介して軸78に駆動結合されている。回転駆動力伝達
機構の各々は、ハウジング74及び76内の軸78に固
着された図示しないかさ歯車と、支持軸80の各々の上
端に固着された図示しないかさ歯車とから構成されてい
る。支持軸80の各々の下端から上方に向かう所定の長
さ範囲には雄ねじ部80aが形成されている。
【0027】主横フレーム10a及び10bにおける主
縦フレーム8a近傍の上面にはハウジング82及び84
が配設され、ハウジング82及び84間には軸86が回
転自在に支持されている。軸86はボードBの搬入方向
Fに沿って水平に延在する。軸86の一端部はハウジン
グ82を貫通して延び出しており、軸86の延び出した
端部にはスプロケット87が固着されている。主横フレ
ーム10a及び10b内の、ハウジング82及び84に
対応する位置には、それぞれ鉛直に延びる支持軸88の
上端部が図示しない支持手段によって回転自在に支持さ
れている。支持軸88の一方の上端はハウジング82内
に突出し、また支持軸88の他方の上端はハウジング8
4内に突出し、それぞれ図示しない回転駆動力伝達機構
を介して軸86に駆動結合されている。回転駆動力伝達
機構の各々は、ハウジング82及び84内の軸86に固
着された図示しないかさ歯車と、支持軸88の各々の上
端に固着された図示しないかさ歯車とから構成されてい
る。支持軸88の各々の下端から上方に向かう所定の長
さ範囲には雄ねじ部88aが形成されている。上記軸7
8のスプロケット79と軸86のスプロケット87との
間にはチェーン89が巻き掛けられている。上記ハウジ
ング82、84、軸86及び支持軸88の各々及びスプ
ロケット87は、それぞれ先に述べたハウジング74、
76、軸78、支持軸80の各々及びスプロケット79
にそれぞれ対向する同一高さ位置に配設され、それぞれ
に対応した共通の部材から構成されている。
【0028】支持軸88の各々の雄ねじ部88a間に
は、複数の片側受け板90(後述する)を支持するため
の支持フレーム91が支持されている。支持フレーム9
1は、上記搬送方向Fに平行に水平に延在し、その両端
部が対応する支持軸88の雄ねじ部88aに係合される
ことにより、支持軸88の各々に支持されている。具体
的には、支持フレーム91の両端部内には雌ねじ部が形
成されたブロック部材91a(図6参照)が配設され、
ブロック部材91aの各々の雌ねじ部が対応する支持軸
88の雄ねじ部88aに係合される。支持フレーム91
の両端部は、搬送方向Fの片側における支柱6の各々に
対向する位置まで延在し、支持フレーム91の両端部に
おける上記幅方向の外側面は、ガイド手段92を介し
て、それぞれ対向する支柱6における上記幅方向の内側
面に連結されている。それ自体周知の構成でよいガイド
手段92の各々は、支柱6の各々の内側面に沿って鉛直
に延在するよう配設されたガイドレール手段と、支持フ
レーム91の両端部の外側面に配設されかつ対応するガ
イドレール手段に移動自在に係合されている被ガイド手
段とから構成されている。したがって、支持フレーム9
1は、支持軸88の各々の正転・逆転により支柱6の各
々に沿って、水平な状態を保持しながら鉛直方向に昇降
させられる。
【0029】支持フレーム91の上面には、その長手方
向に間隔をおいて5個の静止フレーム93がそれぞれ固
着されている。静止フレーム93の各々は、支持フレー
ム91の上面から上記幅方向の外側に向かって所定の長
さだけ水平に延在する矩形状をなしかつ相互に実質上同
一の形状を有する板部材から構成されている。静止フレ
ーム93の各々の上面には可動フレーム94が支持ガイ
ド手段94aを介して対応する静止フレーム93の長手
方向に水平に移動できるよう支持されている。可動フレ
ーム94の各々は、上記幅方向に水平に延在する細長い
略矩形状をなしかつ後述する長さを除き相互に実質上同
一の形状を有する板部材から構成されている。可動フレ
ーム94の各々の長さは対応する静止フレーム93より
も長く形成されており、可動フレーム94の各々のうち
支持フレーム91の長手方向中央に配置された可動フレ
ーム94(A)のみは、同一の長さである他の4個の可
動フレーム94よりも更に長く形成されている。それ自
体周知の構成でよい支持ガイド手段94aの各々は、静
止フレーム93の各々の上面に配設された支持ガイド手
段と、対応する可動フレーム94の下面に配設された被
支持ガイドレール手段とから構成されている。可動フレ
ーム94の各々の下面間は、断面が矩形状の中空角材か
らなるフレーム95によって一体に連結されている。し
たがって可動フレーム94の各々は一体に移動すること
ができる。
【0030】支持フレーム91の長手方向の中央に位置
する静止フレーム93の下面には、それに沿って延在す
るよう、アクチュエータであるエアシリンダ96が配設
されている。エアシリンダ96の出力ロッドの先端はフ
レーム95に適宜の連結部材を介して連結されている。
可動フレーム94の各々の上面には、片側受け部材であ
る片側受け板90が支持ガイド手段97を介して対応す
る可動フレーム94の長手方向に水平に移動できるよう
支持されている。片側受け板90の各々は、上記幅方向
に水平に延在する細長い略矩形状をなしかつ相互に実質
上同一の形状を有する板部材から構成されている。それ
自体周知の構成でよい支持ガイド手段97の各々は、可
動フレーム94の各々の上面に配設された支持ガイド手
段と、対応する片側受け板90の下面に配設された被支
持ガイドレール手段とから構成されている。片側受け板
90の各々の上面間は、断面が矩形状の中空角材からな
るフレーム98によって一体に連結されている。したが
って片側受け板90の各々は一体に移動することができ
る。支持フレーム91の長手方向中央に配置された上記
可動フレーム94(A)の上面にはアクチュエータであ
るエアシリンダ99が配設されている。エアシリンダ9
9の出力ロッドの先端は、可動フレーム94(A)の上
面に配設された片側受け板90の外側端部に連結されて
いる。
【0031】上記エアシリンダ96は、先に述べたエア
シリンダ34におけると同様の構成を有する圧縮空気供
給手段によって、可動フレーム94の各々を主静止枠体
4の幅方向中央に向かって上記幅方向に図示しない所定
の第1基準位置まで水平に移動させることができ、また
可動フレーム94の各々を第1基準位置から反対方向に
向かって所定の第2基準位置(図5に示す位置)まで水
平に移動させることができる。可動フレーム94の各々
は上記したとおりにしてエアシリンダ96によって第1
基準位置と第2基準位置との間を選択的に移動させられ
るが、実質上主可動フレーム94に装着されている片側
受け板90の各々も、可動フレーム94の位置に応じた
第1基準位置及び第2基準位置に位置付けられる。換言
すれば、片側仮受け板90の各々は、ボードBの異なる
幅に応じて各々の幅方向の基準位置を予め規定できるよ
う、幅方向に移動自在な可動フレーム94に支持されて
いる。また上記エアシリンダ99は、先に述べたエアシ
リンダ34におけると同様の構成を有する圧縮空気供給
手段によって、片側受け板90の各々を上記幅方向に水
平に往復移動させることにより、受け位置と退避位置と
に選択的に位置付けることができる(受け位置及び退避
位置については後に更に説明する)。
【0032】先に述べた支持軸80の各々の雄ねじ部8
0a間には、複数の他側受け板100(後述する)を支
持するための支持フレーム101が支持されている。支
持フレーム101は、上記搬送方向Fに平行に水平に延
在し、その両端部が対応する支持軸80の雄ねじ部80
aに係合されることにより、支持軸80の各々に支持さ
れている。この支持構成は先に述べた支持フレーム91
の両端部と対応する支持軸88の雄ねじ部88aとの間
の支持構成(図6参照)と実質上同一である。支持フレ
ーム101は、先に述べた支持フレーム91に対向する
同一高さ位置に位置付けられかつ支持フレーム91と共
通の部材から構成されている。支持フレーム101の両
端部は、搬送方向Fの他側における支柱6の各々に対向
する位置まで延在し、支持フレーム101の両端部にお
ける上記幅方向の外側面は、ガイド手段102を介し
て、それぞれ対向する支柱6における上記幅方向の内側
面に連結されている。それ自体周知の構成でよいガイド
手段102の各々は、支柱6の各々の内側面に沿って鉛
直に延在するよう配設されたガイドレール手段と、支持
フレーム101の両端部の外側面に配設されかつ対応す
るガイドレール手段に移動自在に係合されている被ガイ
ド手段とから構成されている。したがって、支持フレー
ム101は、支持軸80の各々の正転・逆転により支柱
6の各々に沿って、水平な状態を保持しながら鉛直方向
に昇降させられる。
【0033】支持フレーム101の上面であって、先に
述べた可動フレーム94の各々に対向する同一高さ位置
には、その長手方向に間隔をおいて5個の静止フレーム
104がそれぞれ支持部材を介して固着されている。静
止フレーム104の各々は、上記幅方向に水平に延在す
る細長い略矩形状をなしかつ後述する長さを除き相互に
実質上同一の形状を有する板部材から構成されている。
静止フレーム104の各々のうち支持フレーム101の
長手方向中央に配置された静止フレーム104(A)の
みは、同一の長さである他の4個の静止フレーム104
よりも更に長く形成されている。静止フレーム104の
各々は対応する可動フレーム94と共通の部材から構成
されている。
【0034】静止フレーム104の各々の上面には、他
側受け部材である他側受け板100が支持ガイド手段1
07を介して対応する静止フレーム104の長手方向に
水平に移動できるよう支持されている。他側受け板10
0の各々は、上記幅方向に水平に延在する細長い略矩形
状をなしかつ相互に実質上同一の形状を有する板部材か
ら構成されている。他側受け板100の各々は、先に述
べた片側受け板90の各々に対向する同一高さ位置に配
設されかつ片側受け板90の各々と共通の部材から構成
されている。それ自体周知の構成でよい支持ガイド手段
107の各々は、静止フレーム104の各々の上面に配
設された支持ガイド手段と、対応する他側受け板100
の下面に配設された被支持ガイドレール手段とから構成
されている。支持ガイド手段107の各々は、先に述べ
た支持ガイド手段97の各々と実質上同一の構成を有し
ている。他側受け板100の各々の上面間は、断面が矩
形状の中空角材からなるフレーム108によって一体に
連結されている。フレーム108は先に述べたフレーム
98に対向する同一高さ位置に配設されかつフレーム9
8と共通の部材から構成されている。したがって他側受
け板100の各々は一体に移動することができる。支持
フレーム101の長手方向中央に配置された上記静止フ
レーム104(A)の上面にはアクチュエータであるエ
アシリンダ109が配設されている。エアシリンダ10
9の出力ロッドの先端は、他側受け板100の端部に連
結されている。エアシリンダ109は、先に述べたエア
シリンダ34におけると同様の構成を有する圧縮空気供
給手段によって、他側受け板100の各々を上記幅方向
に水平に往復移動させることにより、受け位置と退避位
置とに選択的に位置付けることができる(受け位置及び
退避位置については後に更に説明する)。
【0035】上記電動モータM4を正転駆動して上記軸
78を一方に回転させると、スプロケット79、87及
びチェーン89を介して軸86が同期して同方向に回転
させられる。軸78及び86の回転は、回転駆動力伝達
機構の各々を介して支持軸80の各々及び支持軸88の
各々に伝達され、支持軸80の各々及び支持軸88の各
々が同期して同方向に回転させられる。その結果、相互
に同じ高さに支持された支持フレーム91及び101が
同期して鉛直上方に上昇させられる。支持フレーム91
及び101の上昇により、それらに支持されている、片
側受け板90の各々及び他側受け板100の各々を含む
全ての部材が共に上昇させられる。逆に電動モータM4
を逆転駆動して上記軸78を他方に回転させると、支持
軸80の各々及び支持軸88の各々が同期して逆方向に
回転させられ、支持フレーム91及び101がそれらに
支持されている、片側受け板90の各々及び他側受け板
100の各々を含む全ての部材と共に同期して鉛直下方
に下降させられる。
【0036】図3、図8及び図9を参照して、主静止枠
体4により形成される直方体の空間内のフロアF上に
は、ボード受取り装置110が設置される。ボード受取
り装置110は、フロアF上に載置されたリフタ112
と、リフタ112の上面に離脱自在に配設されたコンベ
ヤ手段を構成するチェーンコンベヤ114及びボード受
渡し手段を構成する複数のエアシリンダ116と、チェ
ーンコンベヤ114上に搬出自在に載置されたパレット
118とを備えている。
【0037】それ自体周知の構成でよいリフタ112
は、平面から見て(図9において上方から見て)矩形状
をなしフロアF上に設置されるベースフレーム112a
と、ベースフレーム112aの両側部の内側上面に配設
された支持機構113と、ベースフレーム112aに対
し支持機構113の各々を介して支持された支持フレー
ム112bとを備えている。支持フレーム112bは略
ベースフレーム112aと同じ矩形状をなしかつ平坦な
上面を有し、ボードBと略同じ大きさ(幅×長さ)を有
している。支持機構113の各々は、軸113aを介し
てX形に連結された細長い板からなる支持部材113b
及び113cからなる。支持機構113の各々におい
て、支持部材113bの各々の下端はベースフレーム1
12aに回動自在に連結され、各々の上端には図示しな
いローラが配設されている。支持部材113bの各々の
上端は、上記ローラの各々を介して支持フレーム112
bの下面を相対移動自在に支持している。また支持部材
113cの各々の上端は支持フレーム112bに回動自
在に連結され、各々の下端には図示しないローラが配設
されている。支持部材113cの各々の下端は、上記ロ
ーラの各々によってベースフレーム112aの上面に相
対移動自在に支持されている。支持部材113bの各々
間及び支持部材113cの各々間はそれぞれ横フレーム
によって一体に連結され、横フレームの各々間には、リ
フタ112の昇降駆動源である一対の油圧シリンダ11
5(図3参照)がピン結合されている。
【0038】ラム型でよい油圧シリンダ115の各々
は、図示しない油圧供給手段によって作動させられる。
以下、この油圧供給手段の実施形態について簡単に説明
する。油圧ポンプと油圧シリンダ115の各々の油室と
はチェック弁を含む主油路により接続されている。主油
路におけるチェック弁の上流側には第1のリターン油路
及び第2のリターン油路が接続されている。第1のリタ
ーン油路は第1の電磁開閉弁を介してオイルタンクに接
続されている。第2のリターン油路は減圧弁を介してオ
イルタンクに接続されている。主油路におけるチェック
弁の下流側には第3のリターン油路が接続されている。
第3のリターン油路は可変絞り弁及び第2の電磁開閉弁
を介してオイルタンクに接続されている。ばねにより位
置付けられる第1の電磁開閉弁の一方の切換位置では、
第1のリターン油路は開かれて主油路と第1のリターン
油路とはオイルタンクに連通され、給電により第1の電
磁開閉弁が他方の切換位置にシフトされると、第1のリ
ターン油路は閉じられて主油路とオイルタンクとの連通
が遮断される。ばねにより位置付けられる第2の電磁開
閉弁の一方の切換位置では、第3のリターン油路は閉じ
られて主油路とオイルタンクとの連通が遮断され、給電
により第2の電磁開閉弁が他方の切換位置にシフトされ
ると、第3のリターン油路は開かれて主油路と第3のリ
ターン油路とはオイルタンクに連通される。
【0039】したがって、油圧ポンプの駆動が停止され
かつ第1の電磁開閉弁及び第2の電磁開閉弁に給電され
ていない場合には、主油路はチェック弁及び第2の電磁
開閉弁により遮断されるので、リフタ112の昇降は停
止され、リフタ112は所定の高さ位置にロックされ
る。油圧ポンプが駆動されかつ第1の電磁開閉弁のみに
給電された場合には、第1のリターン油路及び第3のリ
ターン油路が遮断されるので、油圧ポンプからの圧油は
主油路を介して油圧シリンダ115の各々の油室に供給
され、リフタ112は上昇させられる。油圧ポンプの駆
動が停止されかつ第2の電磁開閉弁のみに給電された場
合には、第3のリターン油路が開かれるので、油圧シリ
ンダ115の各々の油室がオイルタンクに連通されてリ
フタ112は下降させられる。以上のようにしてリフタ
112は予め規定された上昇限位置と下降限位置との間
を昇降自在である(上昇限位置と下降限位置とについて
は後述する)。
【0040】リフタ112の上面に配設されたチェーン
コンベヤ114は、相互に平行に配列された4本のチェ
ーン114aと、リフタ112の上面における両端部に
配設された回転がフリーの複数のローラ114bとから
構成されている。チェーン114aの各々は図示しない
駆動スプロケット及び従動スプロケットに巻き掛けら
れ、駆動スプロケットの各々は電動モータM5により回
転駆動させられるよう電動モータM5に駆動連結されて
いる。チェーン114aの各々の平坦な搬送上面及びロ
ーラ114bの各々の頂部は実質上同一水平面上に位置
付けられている。チェーンコンベヤ114の大きさ(幅
×長さ)はリフタ112の支持フレーム112bの大き
さと略同じである。
【0041】ボード受渡し手段を構成する6個のエアシ
リンダ116は、それぞれ鉛直に延在しかつ出力ロッド
116aが上方に配置されるよう、シリンダヘッド側が
リフタ112における支持フレーム112bの上面に装
着されている。エアシリンダ116の各々はチェーンコ
ンベヤ114におけるチェーン114aの各々の間の空
間にそれらと干渉することなく配置されている。エアシ
リンダ116の各々の出力ロッド116aの上端には出
力ロッド116aの断面積よりも大きな面積を有する頭
部が形成されている。頭部の各々には水平な上端受取り
面116bが形成されている。エアシリンダ116の各
々は、図示しない圧力エア供給手段によって駆動され、
上端受取り面116bの各々がボード受取り位置と退避
位置との間を昇降自在である(ボード受取り位置と退避
位置とについては後述する)。
【0042】パレット118は、その大きさ(幅×長
さ)がボードBよりも若干大きく規定された矩形状をな
し、複数の細長い矩形状をなす木製の板部材から形成さ
れている。パレット118は、各々の板厚を規定する両
側面を上下にしかつ相互に対向する面の各々が平行とな
るよう一定の間隔をおいて配列された複数の横板部材1
18aと、横板部材118aの各々の上下両側面に、横
板部材118aの各々に直交しかつ相互に対向する側面
の各々が平行となるよう一定の間隔をおいて各々の片面
が固着された複数の縦板部材118bとから構成されて
いる。縦板部材118bの各々の上面及び下面により規
定されるパレット118の上面及び下面は水平面に平行
に規定されている。
【0043】チェーンコンベヤ114上にパレット11
8が載置された状態で、エアシリンダ116の各々は、
上記したチェーン114aの各々の間の空間及びパレッ
ト118の横板部材118aの各々及び縦板部材118
bの各々の間の空間にそれらと干渉することなく配置さ
れている。換言すれば、チェーンコンベヤ114及びパ
レット118には、エアシリンダ116の各々の配設を
許容する空間が設けられている。パレット118の上面
はボードBを支持するための水平な上端支持面を規定す
る。エアシリンダ116の各々における上端受取り面1
16bは、パレット118の上端支持面よりも上方に所
定の高さだけ突出したボード受取り位置(図9参照)と
上端支持面よりも下方の退避位置(実施形態では図13
に示されているように、チェーン114aの各々の上面
よりも下方に規定されている)との間を昇降自在であ
る。上端受取り面116bの各々がボード受取り位置に
位置付けられた状態で、上端受取り面116bの各々は
実質上同一水平面上に位置付けられる。
【0044】上記説明から容易に理解されるように、上
記ボードの搬出装置2において、ボードBの搬送経路P
の搬出域における幅方向片側及び他側に沿って配設され
た片側受けローラ40の各々及び他側受けローラ60の
各々は、エアシリンダ48及び68の各々によって、搬
出域に搬入されるボードBを受ける受け位置(図15に
示される位置)とボードBの自由落下を許容する退避位
置(図14に示される位置)との間を移動自在である。
長手一端規制板22は、アクチュエータ28によって、
片側及び他側受けローラ40及び60の各々上に搬入さ
れたボードBの前端を当接させて搬入位置に受け止め
る、鉛直に延在する規制位置(図7において実線で示さ
れる位置)と、搬入されたボードBの更に下流方向への
移動を許容する退避位置(図7において2点鎖線で示さ
れる位置)との間を移動自在である。なお上記搬入位置
に存在するボードBを検出するためのボード搬入検出器
S1が主静止枠体4の適宜部位、例えば長手一端規制板
22が配設されている位置近傍の上方位置に配設されて
いる。反射型光学的検出器でよいボード搬入検出器S1
は、ボードBの前端の上部角部を検出しうるよう傾斜し
て配設されることが誤検出を防ぐ上で好ましい。長手他
端規制板24は、アクチュエータ28によって、搬入位
置へのボードBの搬入を許容する退避位置(図示せず)
と、搬入位置に受け止められたボードBの後端に近接し
て鉛直に延在する規制位置(図5において実線で示され
る位置)との間を移動自在である。搬出域における片側
及び他側に沿って配設された片側仮受け板90の各々及
び他側仮受け板100の各々は、エアシリンダ99及び
109によって、片側及び他側受けローラ40及び60
の各々に対応した下方であって自由落下したボードBを
受けて支持する受け位置(図10に示される位置)と、
ボードBの下降を許容する退避位置(図5に示される位
置)との間を移動自在である。
【0045】片側及び他側仮受け板90及び100の各
々はまた、電動モータM4によって、自由落下したボー
ドBの受け基準位置(図5及び図10に示される位置)
と、受け基準位置よりも下方のボード満載位置との間を
昇降自在である。電動モータM4を正逆転駆動すること
により片側の支持フレーム91及び他側の支持フレーム
101は、上昇限位置と所定の下降位置との間を実質上
同一のレベルでかつ同期して昇降自在である。片側の支
持フレーム91の昇降軌跡に対応して、主静止枠体4に
は、鉛直方向に所定の間隔をおいて、支持フレーム91
の上昇限位置、したがって片側片側及び他側仮受け板9
0及び100の各々の受け基準位置を検出する上昇限位
置検出器であるリミットスイッチSW1と、支持フレー
ム91の所定の下降位置、したがって片側及び他側仮受
け板90及び100の各々のボード満載位置を検出する
ボード満載位置検出器であるリミットスイッチSW2と
が配設されている。片側及び他側仮受け板90及び10
0の各々の上記受け基準位置は、支持フレーム91が上
昇限位置に位置付けられた状態における片側及び他側仮
受け板90及び100の各々の上面(実質上同一水平面
上にある)に一致する高さ位置によって規定される。上
記受け基準位置に存在するボードBを検出するための反
射型光学的検出器でよい受け基準位置検出器S2が主静
止枠体4の対応する高さ位置に配設されている。
【0046】搬出域における幅方向に間隔をおいて対向
するよう配設された幅片側規制板50及び幅他側規制板
70は、エアシリンダ52及び72の各々によって、搬
入位置に受け止められたボードBの幅方向の片側及び他
側に近接して鉛直に延在する規制位置(図11に示され
る位置)と、規制位置よりも幅方向の外方の退避位置
(図5及び図10に示される位置)との間を移動自在で
ある。上記リフタ112は、油圧シリンダ115の各々
によって、所定の上昇限位置と下降限位置との間を昇降
自在である。リフタ112の支持フレーム112bの昇
降軌跡に対応して、主静止枠体4には、鉛直方向に所定
の間隔をおいて、リフタ112の上昇限位置、したがっ
て支持フレーム112bの上昇限位置を検出する上昇限
位置検出器である近接スイッチSW3と、リフタ112
の下降限位置、したがって支持フレーム112bの下降
限位置を検出する下降限位置検出器である近接スイッチ
SW4とが配設されている。近接スイッチSW4よりも
若干上方位置には、リフタ112のボード満載位置検出
器である近接スイッチSW5が、支持フレーム112b
の昇降軌跡に対応して、主静止枠体4に配設されてい
る。ボード受渡し手段であるエアシリンダ116の各々
における出力ロッド116aの頭部上端面により規定さ
れる上端受取面116bは、ボードBを支持するための
水平な上端支持面を規定するパレット118の上面より
も上方に所定の高さだけ突出したボード受取り位置(図
9及び図10参照)と、チェーンコンベヤ114の上面
よりも下方の退避位置(図13参照)との間を昇降自在
である。
【0047】本発明に従って構成されたボードの搬出装
置2には制御手段が備えられている。制御手段はマイク
ロコンピュータから構成され、制御プログラムに従って
演算処理する中央処理手段(CPU)、制御プログラム
を格納するROMと操作部によって入力される各種デー
タを格納するRAMとを有する記憶手段、入出力インタ
ーフェース、タイマ等を備えている。制御手段は、操作
部からの入力信号、検出器(センサ)S1及びS2、リ
ミットスイッチSW1及びSW2、近接スイッチSW3
〜SW5等から送られた検出信号等に基づき、制御プロ
グラムに従って所定の演算処理を実行し、駆動源である
電動モータM1〜M4、アクチュエータ26及び28、
エアシリンダ34、48、52、68、72、96、9
9、109及び116の各々、油圧シリンダ115の各
々等に、圧力エア又は圧油を供給する図示しない各電磁
弁に制御信号を出力して、それらを所定のタイミングで
作動制御するよう構成されている。すなわちボードの搬
出装置2は、後述する一部の作動を除き、上記制御手段
によって作動制御される。
【0048】次に上述したとおりのボードの搬出装置2
の作動開始前の準備作動について説明する。主として図
5、図6及び図10を参照して、電動モータM1を正転
又は逆転駆動して、長手一端規制板22と長手他端規制
板24との間隔(それぞれ規制位置に位置付けられたと
きの間隔)を、搬入されるボードBの長さに略整合する
間隔に設定する。予めその間隔に設定されている場合に
はこの作動は不要である。エアシリンダ34を駆動して
主可動フレーム30の各々を移動させ、片側受けローラ
40の各々及び幅片側規制板50の各々を、予め規定さ
れている2種類のボードBの幅の一方に対応すべく第1
基準位置又は第2基準位置のうちの一方(実施形態では
図5に示されている幅の広い第2基準位置)に位置付け
る。またエアシリンダ96を駆動して可動フレーム94
の各々を移動させ、片側受け板90の各々を第1基準位
置又は第2基準位置のうちの一方(実施形態では図5に
示されている幅の広い第2基準位置)に位置付ける。も
ちろん、それらが装置2の作動開始前に所望する基準位
置、実施形態では第2基準位置に位置付けられている場
合にはエアシリンダ34及び96の駆動は不要である。
【0049】片側及び他側受けローラ40及び60の各
々は、受け位置(図5、図6及び図10に示されている
位置)に予め位置付けられている。片側及び他側受けロ
ーラ40及び60の各々は、受け位置において、搬送経
路Pの上流側から搬入されるボードBの幅方向の両側端
部の下面を水平に支持しうるようその長さ及び配列等が
規定されている。長手一端規制板22は規制位置に予め
位置付けられている。長手他端規制板24は退避位置に
予め位置付けられている。幅片側規制板50の各々及び
幅他側規制板70の各々は退避位置に予め位置付けられ
ている。片側及び他側仮受け板90及び100の各々は
予め上昇限位置であるボードBの受け基準位置に位置付
けられている。エアシリンダ99及び109を駆動し
て、片側及び他側受け板90及び100の各々を退避位
置から受け位置に移動させる。リフタ112の油圧シリ
ンダ115の各々(図3参照)を駆動して、チェーンコ
ンベヤ114、エアシリンダ116の各々及びパレット
118と共にリフタ112を上昇させる。近接スイッチ
SW3がONとなると、油圧シリンダ115の各々の駆
動が停止され、リフタ112は上昇限位置に位置付けら
れる。ボード受渡し手段であるエアシリンダ116の各
々を駆動して、上端受取り面116bの各々をボード受
取り位置(図10参照)に上昇させる。共通の水平面上
にある上端受取り面116bの各々は、ボードBの上端
支持面であるパレット118の上面から所定の高さだけ
突出して位置付けられる。パレット118の上面と片側
及び他側仮受け板90及び100の各々の下面との間に
は所定の間隔が設けられる。
【0050】次に上記ボードの搬出装置2の作動手順
を、主として図10及び図16と共に図17〜図20に
示すフローチャートを参照して説明する。ステップS1
において制御手段は、電動モータM2及びM3を回転駆
動して、片側受けローラ40の各々及び他側受けローラ
60の各々を回転駆動する。この作動により、上流側の
搬送経路Pを規定する図示しない搬送手段により搬送さ
れてくるボードBを搬送域に円滑に搬入させることがで
きる。なお、ボードBは図示しない搬送ローラ、ベルト
コンベヤ等からなる搬送手段により、所定のタイミング
をもって間欠的に連続して搬入される。
【0051】次に制御手段はステップS2に進み、ボー
ドB搬入・落下処理を遂行する。ボード搬入・落下処理
は、図20に示されているように、ステップN1〜ステ
ップN7までの処理が遂行される。ステップN1におい
て、ボードBが片側及び他側受けローラ40及び60の
各々上の搬入位置に搬入されたか否か、すなわちボード
Bの前端が規制位置に位置付けられている長手一端規制
板22に当接したか否かを判断する。上記ボード搬入検
出器S1がボードBの前端を検出しない場合(S1がO
FFの場合)には、ボードBの前端が長手一端規制板2
2に当接していないと判断して待ち、ボード搬入検出器
S1がボードBの前端を検出した場合(S1がONの場
合)には、ボードBの前端が長手一端規制板22に当接
したと判断して制御手段はステップN2に進む。なお片
側及び他側受けローラ40及び60の各々は、ボードB
の下面に対しスリップしながら回転を続けているので、
ボードBの前端は長手一端規制板22に押圧され続け、
搬入位置における所定の長手方向位置にしっかりと位置
付けられる。ステップN2において制御手段は、エアシ
リンダ52及び72を駆動して幅片側規制板50の各々
及び幅他側規制板70の各々を図10に示す退避位置か
らそれよりも若干内側の規制位置(図11参照)に移動
させる。幅片側及び幅他側規制板50及び70の各々が
退避位置に位置付けられている状態における各々の間隔
は、上流側から搬入されてくるボードBに、その幅方向
に許容される範囲の誤差(ズレ)があったとしても、受
け入れることができるような広さに規定されている。ま
た各々が規制位置に位置付けられた場合には、各々の間
隔は、対向するボードBの片側及び他側に若干の隙間を
おいて近接するような大きさ(退避位置におけるよりも
狭い間隔)に規定されている。各々が規制位置に位置付
けられることにより、ボードBは、搬入位置における所
定の幅方向位置にしっかりと位置付けられる。
【0052】ステップN3において制御手段は、アクチ
ュエータ26を駆動して、長手他端規制板24を退避位
置から規制位置に旋回させる。長手他端規制板24は、
搬入位置に位置付けられているボードBの後端に近接し
て鉛直に位置付けられる。これにより長手一端及び長手
他端規制板22及び24、幅片側及び幅他側規制板50
及び70の各々は全て規制位置に位置付けられるが、こ
の状態で、搬入位置に搬入されたボードBの高さ位置か
ら、少なくともボードBの受け基準位置(ボードBの下
面と一致する上昇限位置にある片側及び他側受け板90
及び100の各々の上面)まで鉛直に延在するよう各々
の長さが規定されている。実施形態では、各々は上昇限
位置にある片側及び他側受け板90及び100の各々の
下面を越えた若干下方位置まで延在している。
【0053】制御手段は次にステップN4に進み、エア
シリンダ48及び68の各々を駆動して、片側及び他側
受けローラ40及び60の各々を図10に示す受け位置
から図示しない退避位置に移動させる。片側及び他側受
けローラ40及び60の各々上の搬入位置に位置付けら
れていたボードBはその支えを失い、受け位置にある片
側及び他側仮受け板90及び100の各々上に自由落下
させられる。ボードBの自由落下に際し、ボードBの長
手方向の前端及び後端は長手一端及び長手他端規制板2
2及び24にガイドされ、またボードBの幅方向の両側
面は対応する幅片側及び幅他側規制板50及び70の各
々にガイドされるので、ボードBは片側及び他側仮受け
板90及び100の各々上の所定位置に正確にかつ円滑
に自由落下して支持される(図10において2点鎖線で
示されている)。したがってボードBの積み重ねは整然
と安定して遂行される。長手一端及び長手他端規制板2
2及び24間の間隔、幅片側及び幅他側規制板50及び
70間の間隔は、それぞれボードBの上記自由落下を正
確にガイドしながら円滑に遂行すべく、過剰に大きくな
くまた過剰に小さくないように、適宜に設定される。ボ
ードBはまた、その下面が上昇限位置に位置付けられた
片側及び他側仮受け板90及び100の各々の上面に一
致する高さ位置によって規定される受け基準位置に位置
付けられる。制御手段はステップN5において、所定時
間遅延後、エアシリンダ48及び68の各々を駆動し
て、片側及び他側受けローラ40及び60の各々を退避
位置から再び受け位置に戻し、次のボードBの搬入に備
える。制御手段はステップN6において、アクチュエー
タ26を駆動して長手他端規制板24を規制位置から退
避位置へ旋回させ、次のボードBの搬入に備える。以上
により、ボード搬入・落下処理が完了する。
【0054】制御手段はステップS2において、ボード
搬入・落下処理を上記の如く遂行した後、ステップS3
に進む(図17参照)。ステップS3において制御手段
は、電動モータM4を正転駆動して片側及び他側仮受け
板90及び100の各々を下降させる。制御手段はステ
ップS4において、ボードBが受け基準位置を通過した
か否か、すなわち、片側及び他側仮受け板90及び10
0の各々がボードBの厚さ分(実質上ボードBの厚さに
等しい鉛直方向の距離)だけ下降したか否かをチェック
する。この制御は、先に述べたボードBの受け基準位置
検出器S2がボードBの一側面を検出しているときはO
N、ボードBの一側面の上端が受け基準位置を通過した
瞬間にOFFの信号を出力するよう、受け基準位置検出
器S2を配設することにより遂行される。受け基準位置
検出器S2がONの間は、片側及び他側仮受け板90及
び100の各々がボードBの厚さ分だけ下降していない
と判断して上記下降を継続し、受け基準位置検出器S2
がOFFとなった瞬間に片側及び他側仮受け板90及び
100の各々がボードBの厚さ分だけ下降したと判断し
て、電動モータM4の正転駆動を停止させ、片側及び他
側仮受け板90及び100の各々の下降を停止させる
(ステップS5)。
【0055】次に制御手段はステップS6に進み、片側
及び他側仮受け板90及び100の各々上に所定量のボ
ードBが満載されたか否かをチェックする。上記ボード
B満載位置検出器であるリミットスイッチSW2がOF
Fの場合には、片側及び他側仮受け板90及び100の
各々上に所定量のボードBが満載されていないと判断し
て制御手段はステップS2に戻り、ステップS2〜ステ
ップS5までの上記したとおりの処理を繰り返し遂行す
る。この間、搬出域に間欠的に搬入されてくるボードB
は順次に片側及び他側仮受け板90及び100の各々上
に積み重ねられる。2枚目以降のボードBは既に片側及
び他側仮受け板90及び100の各々上に支持されてい
る最上位のボードBの上に積み重ねられる。ボードBの
このような積み重ねは、片側及び他側受けローラ40及
び60の各々からの自由落下に際し、先に述べたよう
に、ボードBの4つの周縁が、長手一端及び長手他端規
制板22及び24と幅片側及び幅他側規制板50及び7
0の各々によりガイドされるので、正確にかつ整然と遂
行される。以上のとおりにして片側及び他側仮受け板9
0及び100の各々は、自由落下したボードBを受け取
る毎に実質上ボードBの厚さ分だけ下降させられる。す
なわち所定のタイミングで間欠的にかつ連続して搬出域
に搬入されるボードBは効率的に搬出されてゆく。
【0056】片側受けローラ40の支持フレーム91が
所定の下降位置(ボードBの満載位置)まで下降する
と、リミットスイッチSW2がONとなり、制御手段は
片側及び他側仮受け板90及び100の各々上に所定量
のボードBが満載されたと判断してステップS7に進
む。図11に明確に示されているように、ボード満載位
置検出器であるリミットスイッチSW2がONとなった
とき、片側及び他側仮受け板90及び100の各々上に
積み重ねられたボードBのうち最下部のボードBの下面
が、上端支持面であるパレット118の上面よりも上方
に所定の高さだけ突出した、エアシリンダ116の各々
の出力ロッド116aにおける上端受取り面116bに
よって直接支持されると共に、片側及び他側仮受け板9
0及び100の各々の上面は、上端受取り面116bよ
りも低く位置付けられるので最下部のボードBの下面か
ら下方に離れ、かつ片側及び他側仮受け板90及び10
0の各々の下面は、パレット118の上面に近接した上
方位置に位置付けられる(片側及び他側仮受け板90及
び100の各々の下面は少なくともパレット118の上
面以上の高さに位置付けられる)。このようにボード受
取り装置110、片側及び他側仮受け板90及び100
の各々の支持フレーム91及びリミットスイッチSW2
の各々間の位置関係が予め設定されている。以上のとお
りにして、片側及び他側仮受け板90及び100の各々
上に積み重ねられたボードBの各々は上端受取り面11
6b上に仮支持される。
【0057】制御手段はステップS7において、エアシ
リンダ99及び109の各々を駆動して、片側及び他側
仮受け板90及び100の各々を図10及び図11に示
す受け位置から図12に示す退避位置に移動させる。制
御手段はステップS8において、エアシリンダ116の
各々を駆動して、出力ロッド116aの各々における上
端受取り面116bを下降させ、チェーンコンベヤ11
4におけるチェーン114aの上面よりも下方の位置に
位置付ける(図13参照)。出力ロッド116aの各々
における上端受取り面116bに仮支持されていた積み
重ねボードBは、ボード受取り装置110の上端支持面
であるパレット118の上面に受け渡されて支持され
る。以上の処理によって、片側及び他側仮受け板90及
び100の各々上に1枚づつ積み重ねられた所定量のボ
ードBは、片側及び他側仮受け板90及び100の各々
からボード受取り装置110に円滑かつ確実に受け渡さ
れる。次に制御手段はステップS9に進み、電動モータ
M4を逆転駆動して、片側及び他側仮受け板90及び1
00の各々を図12に示す所定の満載位置(下降位置)
から受け基準位置(上昇限位置)に上昇させる。上記リ
ミットスイッチSW1がONとなると、電動モータM4
の逆転駆動が停止され、片側及び他側仮受け板90及び
100の各々は受け基準位置に位置付けられる(図13
参照)。上記した如く、片側及び他側仮受け板90及び
100の各々は、少なくとも受け位置から退避位置に移
動させられた後に、ボード満載位置から受け基準位置ま
で上昇させられる。
【0058】次に制御手段はステップS10に進み、パ
レット118の上面に受け渡された積み重ねボードBの
うちの最上位にあるボードBが上記受け基準位置に存在
するか否かをチェックする。受け基準位置検出器S2が
OFFの間は、ボードBが上記受け基準位置に存在しな
いと判断して制御手段はステップS11に進み、先に図
20に示すフローチャートを参照して説明したボード搬
入・落下処理(ステップ2における処理と同じ処理)を
繰り返す。この繰り返し回数は、ボードBが片側及び他
側仮受け板90及び100の各々からパレット118の
上面に受け渡された後、最上位にあるボードBの上面と
受け基準位置との間の空間に、後続のボードBが積み重
ねられる間に繰り返される回数であり、きわめて少ない
回数である。なおこの処理において、片側及び他側受け
ローラ40及び60の各々上に支持されたボードBは、
パレット118の上面に積み重ねられたボードBのうち
の最上位にあるボードB上に自由落下して順次に積み重
ねられる(片側及び他側仮受け板90及び100の各々
が退避位置に位置付けられているので)。最上位にある
ボードBが受け基準位置に達して受け基準位置検出器S
2がONとなった場合には、ボードBが上記受け基準位
置に存在すると判断してステップS12に進む。ステッ
プS12において制御手段は、油圧シリンダ115(図
3参照)を駆動して、リフタ112を下降させる。制御
手段は次のステップS13において、ボードBが受け基
準位置を通過したか否か、すなわち、リフタ112がボ
ードBの厚さ分(実質上ボードBの厚さに等しい鉛直方
向の距離)だけ下降したか否かをチェックする。先に述
べた片側及び他側仮受け板90及び100の各々におけ
る制御と同様にして、受け基準位置検出器S2がONの
間は、リフタ112がボードBの厚さ分だけ下降してい
ないと判断して上記下降を継続し、受け基準位置検出器
S2がOFFとなった瞬間(受け基準位置にあるボード
Bが受け基準位置を下方に通過した瞬間)にリフタ11
2がボードBの厚さ分だけ下降したと判断して、油圧シ
リンダ115の駆動を停止させ、リフタ112の下降を
停止させる(ステップS14)。
【0059】なお、先に述べたステップS8において、
片側及び他側仮受け板90及び100の各々からパレッ
ト118の上面に受け渡されたときの積み重ねられたボ
ードBのうち最上部のボードBと上記受け基準位置の下
面と一致する高さ位置との間の間隔が、ボードBの厚さ
の整数倍となるように予め設定しておくことにより、リ
フタ112の最初の下降は実質上ボードBの厚さ分とな
るが、上記間隔がボードBの厚さの整数倍となっていな
い場合には、リフタ112の最初の下降だけはボードB
の厚さよりも少ない距離だけ下降し、それ以降の下降は
1回毎に(自由落下したボードBを受ける毎に)実質上
ボードBの厚さ分となり、何ら問題はない。
【0060】制御手段はステップS15に進み、リフタ
112、したがってパレット118上に所定量の(所定
枚数の)ボードBが満載されたか否かをチェックする。
実施形態ではリフタ112が所定のボード満載位置まで
下降したか否かは、ボード満載位置検出器である近接ス
イッチSW5により検出することによって判断する。し
たがって実施形態では、ボードBの所定枚数はこれをボ
ードBの積み重ねの高さに換算して判断している。近接
スイッチSW5がOFFの場合には、パレット118上
に積み重ねられたボードBが搬出すべき所定の枚数に達
していない(満載されていない)と判断して、制御手段
はステップS16に進み、先に図20に示すフローチャ
ートを参照して説明したボード搬入・落下処理(ステッ
プ2における処理と同じ処理)を繰り返し遂行する。近
接スイッチSW5がONとなった場合には(図14参
照)、パレット118上に積み重ねられたボードBが搬
出すべき所定の枚数に達したと判断して、制御手段はス
テップS17に進み、油圧シリンダ115を駆動してリ
フタ112を下降させる。制御手段は次のステップS1
8において、エアシリンダ99及び109を駆動して、
片側及び他側仮受け板90及び100の各々を図13及
び図14に示す退避位置から受け位置に移動させる(図
15参照)。このように片側及び他側仮受け板90及び
100の各々は、ボード受取り装置110が所定量のボ
ードBを満載すると、次のボードBが自由落下させられ
る前に退避位置から受け位置まで移動させられる。
【0061】なおパレット118上に所定量のボードB
が満載されたか否かのチェックは、図示しないカウンタ
によって上記受け基準位置を通過するボードBの枚数を
カウントする別の実施形態によっても容易に可能であ
る。この実施形態の一例としては、ボード受け基準位置
検出器S2と同じ高さ位置に、図示しない反射形光学的
検出器でよいボード通過枚数検出器を配設し、ボード通
過枚数検出器のON−OFF回数をカウントすることに
より(ON−OFF1回でボード1枚通過としてカウン
トすることにより)遂行する。
【0062】制御手段はステップS19に進み、先に図
20に示すフローチャートを参照して説明したボード搬
入・落下処理(ステップ2における処理と同じ処理)を
遂行する。なお、フローチャートには示されていない
が、ステップS17において下降させられたリフタ11
2は、リフタ112の下降限位置検出器である近接スイ
ッチSW4のON作動(図15参照)により油圧シリン
ダ115の駆動が停止させられ、その下降が停止される
よう制御される。制御手段はステップS19においてボ
ード搬入・落下処理を遂行した後、次のステップS20
〜ステップS23において、先に述べたステップS3か
らステップS6までの処理と同じ処理を遂行する。すな
わち、ステップS20において制御手段は、電動モータ
M4を正転駆動して片側及び他側仮受け板90及び10
0の各々を下降させる。制御手段はステップS21にお
いて、ボードBが受け基準位置を通過したか否か、すな
わち、片側及び他側仮受け板90及び100の各々がボ
ードBの厚さ分だけ下降したか否かをチェックする。受
け基準位置検出器S2がONの間は、片側及び他側仮受
け板90及び100の各々がボードBの厚さ分だけ下降
していないと判断して上記下降を継続し、受け基準位置
検出器S2がOFFとなった瞬間に片側及び他側仮受け
板90及び100の各々がボードBの厚さ分だけ下降し
たと判断して、電動モータM4の正転駆動を停止させ、
片側及び他側仮受け板90及び100の各々の下降を停
止させる(ステップS22)。
【0063】次に制御手段はステップS23に進み、片
側及び他側仮受け板90及び100の各々上に所定量の
ボードBが満載されたか否かをチェックする。上記ボー
ド満載位置検出器であるリミットスイッチSW2がOF
Fの場合には、片側及び他側仮受け板90及び100の
各々上に所定量のボードBが満載されていないと判断し
て制御手段はステップS19に戻り、ステップS19〜
ステップS22までの上記したとおりの処理を繰り返し
遂行する。この間、搬出域に所定のタイミングで間欠的
にかつ連続して搬入されてくるボードBは、順次に片側
及び他側仮受け板90及び100の各々上に積み重ねら
れる。2枚目以降のボードBは既に片側及び他側仮受け
板90及び100の各々上に支持されているボードBの
上に積み重ねられる。
【0064】片側受けローラ40の支持フレーム91が
所定の下降位置まで下降すると、リミットスイッチSW
2がONとなり、制御手段は片側及び他側仮受け板90
及び100の各々上に所定量のボードBが満載されたと
判断してステップS24に進む。制御手段はステップS
24において、リフタ112が上昇限位置にあるか否か
を判断する。
【0065】なお、上記ステップS17において下降さ
せられたリフタ112が下降限位置まで下降させられ、
停止させられた後、電動モータM5(図8参照)を回転
駆動してリフタ112上のチェーンコンベヤ114を回
転駆動する。この作動により、所定枚数のボードBを積
み重ねたパレット118を、リフタ112の側方に予め
設置されかつチェーンコンベヤ114と同期して同方向
に回転駆動させた他のチェーンコンベヤ120上に搬出
した後(図15参照)、両コンベヤ114及び120の
回転駆動を停止させる。そしてリフタ112上のチェー
ンコンベヤ114上に別に用意したパレット118を載
置した後、リフタ112を再び上昇限位置まで上昇さ
せ、リフタ112上のエアシリンダ116(図9参照)
における出力ロッド116aの各々の上端受取り面11
6bをボード受取り位置まで上昇させる。上記した、リ
フタ112からボードBを搬出する作業及びリフタ11
2を上昇させる作業は、この実施形態においては手動操
作により遂行される。そして上記の如きボードBの搬出
作業及びリフタ112の上昇作業は、制御手段がステッ
プS19〜ステップS23の処理を遂行している間に完
了されなければならないが、比較的簡単で短時間で遂行
することができる作業であるため、時間的余裕は充分に
確保される。しかしながら上記ボードBの搬出作業を、
上記制御手段によって自動的に遂行することは容易であ
る。なお、他のチェーンコンベヤ120上に搬出された
パレット118は、その上に積み重ねられた上記ボード
Bと共に、例えばフォークリフトにより搬出する。
【0066】上記した如く、制御手段はステップS24
において、リフタ112が上昇限位置にあるか否かを判
断するが、リフタ112の上昇限位置検出器である近接
スイッチSW3がOFFの場合には、上記した如きリフ
タ112からのボードBの搬出作業が完了していない
(異常が発生した)と判断してステップS25に進み、
図示しない警報ブザーでよい異常発生警報手段を作動さ
せ、制御手段は作動を停止する。近接スイッチSW3が
ONである場合には、リフタ112からのボードBの搬
出作業が完了してリフタ112が上昇限位置に位置付け
られていると判断し、制御手段はステップS7に戻り、
先に述べた処理が繰り返される。本発明に係る装置によ
れば、異常の発生がない限り、装置の作動を停止するこ
となくボードBを連続して搬出することができるのであ
る。
【0067】以上、本発明を実施形態に基づいて添付図
面を参照しながら詳細に説明したが、本発明は上記実施
形態に限定されるものではなく、本発明の範囲を逸脱す
ることなく、更に他の種々の変形あるいは修正が可能で
ある。例えば、上記ボードの搬出装置2の更に下流側に
不良品のみを搬出させる不良品搬出域を配設する実施形
態もある。この不良品搬出域には、上記片側及び他側受
けローラ40及び60と同じ如き片側及び他側受けロー
ラの各々を配設し、そしてそれらよりも下方位置にはリ
フタ112と同じ如きリフタ及びリフタ上に離脱自在に
載置されたパレット118と同じ如きパレットからなる
不良品受取り装置を設置する。不良品搬出域の下流端に
は、片側及び他側受けローラの各々上に搬入された不良
品であるボードの前端を当接させて不良品搬入位置に受
け止めるストッパ板を鉛直に延在するよう配設する。先
に述べた実施形態におけるボードの搬出域に搬入された
ボードBが不良品である場合には、アクチュエータ28
を駆動して、長手一端規制板22を、規制位置から退避
位置に位置付ける。不良品であるボードBは片側及び他
側受けローラ40及び60によって不良品搬出域に搬送
される。長手一端規制板22は、不良品であるボードB
が通過した後、直ちに退避位置から規制位置に戻され、
次のボードBの搬入に備えられる。片側及び他側受けロ
ーラの各々により不良品搬出域に搬入されたボードBは
ストッパ板によって不良品搬入位置に受け止められる。
次いで片側及び他側受けローラの各々をエアシリンダに
よって受け位置から退避位置に移動させる。片側及び他
側受けローラの各々上の不良品であるボードBはその下
方に位置付けられたパレット上に自由落下させられる。
パレット上の不良品であるボードBはリフタを適宜に下
降させ、パレットと共に搬出することができる。不良品
は本来きわめて少ないものであり、したがって不良品搬
出域における作動は手動により充分対応可能であるが、
もちろん自動化は容易に可能である。
【0068】また上記実施形態において、リフタ112
上に設置されるコンベヤ手段としてチェーンコンベヤ1
14が使用されているが、ベルトコンベヤ等の他のコン
ベヤ手段を使用してもよい。更にはまた、ボード受渡し
手段としてエアシリンダ114が使用されているが、支
持する重量によっては油圧シリンダが適宜に使用される
実施形態もあり、要するに流体圧シリンダであればよ
い。
【0069】本発明に従って構成されたボードの搬出装
置は、各種の単板、合板、基層と混練物(例えば漆喰)
と保護シートとの積層体からなる建築用ボード、基層と
化粧シートとの積層体からなる建築用ボード等、所定の
タイミングで間欠的にかつ連続して搬送される矩形板状
部材であるボードの搬出装置として広く適用することが
できるものである。
【0070】
【発明の効果】本発明に係るボードの搬出装置によれ
ば、所定のタイミングで間欠的にかつ連続して搬出域に
搬入されるボードを効率的に搬出することができる。ま
た作動を停止することなくボードを連続して搬出するこ
とができる。更にはまた、ボードの積み重ねを整然と安
定して遂行することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従って構成されたボードの搬出装置の
実施形態を示す平面概略図。
【図2】図1に示すボードの搬出装置を図1において下
方から見た側面図。
【図3】図1に示すボードの搬出装置を図1において右
方から見た正面図。
【図4】図1のA−A矢視断面図であって、受けローラ
の駆動部分のみを示す断面図。
【図5】図1に示すボードの搬出装置における要部の一
部を破断して図1において左方から見た後面図。
【図6】図1に示すボードの搬出装置における一部を破
断して示す平面図。
【図7】図1のB−B矢視断面図。
【図8】リフタ上に設置されるベルトコンベヤの実施形
態を示す平面図。
【図9】リフタ上にベルトコンベヤを設置しかつベルト
コンベヤ上にパレットを載置した状態を示す正面概略
図。
【図10】図1に示すボードの搬出装置の作動を説明す
るために構成を簡略化して示す図であって図1において
左方から見た図。
【図11】図10に示すボードの搬出装置の他の作動態
様を示す図。
【図12】図10に示すボードの搬出装置の更に他の作
動態様を示す図。
【図13】図10に示すボードの搬出装置の更に他の作
動態様を示す図。
【図14】図10に示すボードの搬出装置の更に他の作
動態様を示す図。
【図15】図10に示すボードの搬出装置の更に他の作
動態様を示す図。
【図16】図1に示すボードの搬出装置に配設されてい
る制御関連構成を示す簡略図。
【図17】図1に示すボードの搬出装置の作動手順の一
部を示すフローチャート。
【図18】図1に示すボードの搬出装置の作動手順の一
部を示すフローチャート。
【図19】図1に示すボードの搬出装置の作動手順の一
部を示すフローチャート。
【図20】図1に示すボードの搬出装置の作動手順の一
部を示すフローチャート。
【符号の説明】
2 ボードの搬出装置 4 主静止枠体 22 長手一端規制板 24 長手他端規制板 40 片側受けローラ 50 幅片側規制板 60 他側受けローラ 70 幅他側規制板 90 片側仮受け板 100 他側仮受け板 110 ボード受取り装置 112 リフタ 114 ベルトコンベヤ 118 パレット B ボード S1 ボード搬入検出器 S2 受け基準位置検出器 SW1 上昇限位置検出器(リミットスイッチ) SW2 ボード満載位置検出器(リミットスイッチ) SW3 上昇限位置検出器(近接スイッチ) SW4 下降限位置検出器(近接スイッチ) SW5 ボード満載位置検出器(近接スイッチ)

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボードの搬送経路の搬出域における幅方
    向片側及び他側に沿って配設されかつ該搬出域に搬入さ
    れる該ボードを受ける受け位置と該ボードの自由落下を
    許容する退避位置との間を移動自在なそれぞれ複数の片
    側受けローラ及び他側受けローラと、該片側及び他側受
    けローラ上に搬入された該ボードの前端を当接させて搬
    入位置に受け止める規制位置に鉛直に延在する長手一端
    規制部材と、該搬出域における片側及び他側に沿って配
    設され該片側及び他側受けローラの各々に対応した下方
    であって自由落下した該ボードを受けて支持する受け位
    置と該ボードの下降を許容する退避位置との間を移動自
    在でありかつ自由落下した該ボードの受け基準位置と該
    受け基準位置よりも下方のボード満載位置との間を昇降
    自在なそれぞれ複数の片側仮受け部材及び他側仮受け部
    材とを備え、該片側及び他側仮受け部材の各々は、自由
    落下した該ボードを受ける毎に実質上該ボードの板厚分
    だけ下降させられる、ことを特徴とするボードの搬出装
    置。
  2. 【請求項2】 該搬入位置への該ボードの搬入を許容す
    る退避位置と該搬入位置に受け止められた該ボードの後
    端に近接して鉛直に延在する規制位置との間を移動自在
    な長手他端規制部材と、該搬出域における該幅方向に間
    隔をおいて対向するよう配設されかつ該搬入位置に受け
    止められた該ボードの片側及び他側に近接して鉛直に延
    在する規制位置と該規制位置よりも該幅方向の外方の退
    避位置との間を移動自在な幅片側規制部材及び幅他側規
    制部材とを備えている、請求項1記載のボードの搬出装
    置。
  3. 【請求項3】 それぞれ該規制位置に位置付けられた、
    該長手一端規制部材、該長手他端規制部材、該幅片側規
    制部材及び該幅他側規制部材の各々は、該搬入位置に搬
    入される該ボードの高さ位置から、少なくとも該ボード
    の該受け基準位置まで鉛直に延在する、請求項2記載の
    ボードの搬出装置。
  4. 【請求項4】 該搬入位置に搬入された該ボードに対応
    した下方位置には上昇限位置と該上昇限位置よりも下方
    の下降限位置との間を昇降自在なボード受取り装置が配
    設され、該ボード受取り装置は、該ボードを支持するた
    めの水平な上端支持面と、該上端支持面よりも上方に所
    定の高さだけ突出したボード受取り位置と該上端支持面
    よりも下方の退避位置との間を昇降自在である水平な上
    端受取り面を含むボード受渡し手段とを備え、該ボード
    受取り装置が該上昇限位置に位置付けられかつ該ボード
    受渡し手段が該ボード受取り位置に位置付けられた状態
    で、該片側及び他側仮受け部材の各々が所定量の該ボー
    ドを積み重ねて該ボード満載位置まで下降させられる
    と、該片側及び他側仮受け部材の各々は、各々の上面が
    該ボード受渡し手段の該上端受取り面よりも低くかつ各
    々の下面が該ボード受取り装置の該上端支持面以上の高
    さとなるように位置付けられて該片側及び他側仮受け部
    材の各々上に積み重ねられた該ボードの各々は該ボード
    受渡し手段の該上端受取り面上に仮支持される、請求項
    1〜3のいずれか1項に記載のボードの搬出装置。
  5. 【請求項5】 該片側及び他側仮受け部材の各々が該受
    け位置から該退避位置に移動させられかつ該ボード受渡
    し手段の該上端受取り面が該ボード受取り位置から該退
    避位置に下降させられることにより、該ボード受渡し手
    段の該上端受取り面上に仮支持された該ボードの各々
    は、該ボード受取り装置の該上端支持面上に受け渡され
    て支持される、請求項4記載のボードの搬出装置。
  6. 【請求項6】 該片側及び他側仮受け部材の各々が該退
    避位置に位置付けられた状態で、自由落下する該ボード
    は該ボード受取り装置の該上端支持面上に支持された該
    ボードのうちの最上位にある該ボード上に順次に積み重
    ねられ、最上位にある該ボードが該受け基準位置に達す
    ると、該ボード受取り装置は最上位にある該ボードが該
    受け基準位置を通過する瞬間まで下降させられ、該ボー
    ド受取り装置はそれ以降に自由落下した該ボードを受け
    る毎に実質上該ボードの板厚分だけ下降させられる、請
    求項5記載のボードの搬出装置。
  7. 【請求項7】 該片側及び他側仮受け部材の各々は、少
    なくとも該受け位置から該退避位置に移動させられた後
    に該ボード満載位置から該受け基準位置まで上昇させら
    れ、該ボード受取り装置が所定量の該ボードを満載する
    と、次の該ボードが自由落下させられる前に該退避位置
    から該受け位置まで移動させられる、請求項6記載のボ
    ードの搬出装置。
  8. 【請求項8】 該ボード受取り装置が所定量の該ボード
    を満載すると該下降限位置まで下降させられ、満載され
    た該ボードが該ボード受取り装置から外部に搬出された
    後、該ボード受取り装置は該上昇限位置に上昇されると
    共に、該ボード受渡し手段の該上端受取り面が該退避位
    置から該ボード受取り位置に上昇させられる、請求項6
    記載のボードの搬出装置。
  9. 【請求項9】 該ボード受取り装置は、該上昇限位置と
    該下降限位置との間を昇降自在なリフタと、該リフタの
    上面に配設されたコンベヤ手段及び該ボード受渡し手段
    と、該コンベヤ手段上に搬出自在に載置されたパレット
    とを備え、該ボード受渡し手段はそれぞれ鉛直に延在し
    かつ出力ロッドが上方に配置された複数の流体圧シリン
    ダからなり、該コンベヤ手段及び該パレットには、該流
    体圧シリンダの各々の配設を許容する空間が設けられ、
    該流体圧シリンダの各々の該出力ロッドの上端には該出
    力ロッドの断面積よりも大きな面積を有しかつ水平な上
    端面を有する頭部が形成され、該ボード受渡し手段の該
    上端受取り面は、該出力ロッドの各々の該頭部の該上端
    面によって規定され、該ボード受取り装置の該上端支持
    面は該パレットの上面によって規定され、該出力ロッド
    の各々における該頭部の該上端面の該退避位置は、該コ
    ンベヤ手段の上面よりも下方に規定されている、請求項
    4〜8のいずれか1項に記載のボードの搬出装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103386708A (zh) * 2013-08-02 2013-11-13 唐山贺祥机电股份有限公司 高压成型机气动取坯机械手

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